JP2015109030A - 通信システム、通信方法及び照明装置 - Google Patents

通信システム、通信方法及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】位置情報を管理するシステムで用いられる照明装置の管理の手間を軽減することを目的とする。【解決手段】照明装置と、無線タグとを有する通信システムであって、前記照明装置と通信する無線端末の端末IDを受信する受信部と、前記照明装置を制御する制御装置に取り付けられた前記無線タグのタグIDを読み取る読取り部と、前記受信部が前記端末IDを受信したことに応じて、前記端末ID及び読み取った前記タグIDを送信する送信部と、を有する、通信システムを提供する。【選択図】図12

Description

本発明は、通信システム、通信方法及び照明装置に関する。
GPSを用いた正確な測位が困難な施設において、人や物品の位置を把握し、管理するための、様々な位置情報管理システムが提案されている。例えば、無線によって読み取りが可能なRFID(Radio-frequency IDentification)タグを、人や物品に付して、その位置を把握するシステムが提案されている。
特許文献1には、無線端末が、照明装置から発信される固有情報を受信し、該固有情報をサーバに送信することで、無線端末の位置を特定するシステムが開示されている。
従来のシステムでは、照明装置に格納された固有情報をキーとして、無線端末の位置を特定する。すなわち、固有情報と位置とが、予め関連付けられていることが前提であり、照明装置の位置は固定されている必要がある。
しかしながら、このような照明装置を導入するにあたって、特定の照明装置を特定の場所へ、1つずつ設置するには、大変手間がかかっていた。さらに、照明装置は、清掃、点検又は交換等のために、作業員により、一斉に取り外し作業が行われることがあるが、取り外した照明装置をすべて元の位置に戻すためには、大変な労力と注意を要していた。特に、照明装置が、何十本又は何百本と取り付けられるような環境において、より顕著であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、位置情報を管理するシステムで用いられる照明装置の管理の手間を軽減することを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明における通信システムは照明装置と、無線タグとを有する通信システムであって、前記照明装置と通信する無線端末の端末IDを受信する受信部と、前記照明装置を制御する制御装置に取り付けられた前記無線タグのタグIDを読み取る読取り部と、前記受信部が前記端末IDを受信したことに応じて、前記端末ID及び読み取った前記タグIDを送信する送信部と、を有する。
本発明によれば、位置情報を管理するシステムで用いられる照明装置の管理の手間を軽減することができる。
本発明の概要を説明する図。 本発明の一実施形態における無線端末の外観図。 本発明の一実施形態における無線ネットワークを説明する図。 本発明の一実施形態における無線ネットワークを説明する図。 本発明の一実施形態における照明器具全体の外観図。 本発明の一実施形態における照明装置の外観図。 本発明の一実施形態における無線タグの外観図。 本発明の一実施形態における照明装置の設置レイアウトの例を表す図。 本発明の一実施形態における照明装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における無線タグのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における無線端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信システムの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における無線タグ情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における通信システムの動作例を表すシーケンス図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.概要
2.ハードウェア構成例
3.機能
4.動作例
<1.概要>
図1は、本発明の概要を説明する図である。図1は、本発明の通信システムを含む、位置管理システム1の概略を示している。図1は、ある空間に設けられた位置管理システム1を表しており、人又は物品に内蔵又は取り付けられた無線端末120a−120g(以下、無線端末120と表す)と、照明器具100と、ゲートウェイ140と、管理装置110とを含む。位置管理システム1は、空間内に設けられた照明器具100を介し、無線端末120に付された端末IDを随時取得して、人や物品の位置を監視する。ここで、照明器具100は、予め位置と関連付けられたタグIDと、無線端末120から取得した端末IDとを組み合わせて、管理装置110に送信する。管理装置110は、タグIDがどの位置と対応するかを把握しているため、端末IDと位置とを対応付けることにより、無線端末の位置を特定することができる。
無線端末120aは、人が所持する社員証やIDカードに内蔵されるか、あるいは、外部に取り付けられてもよい。無線端末120b〜120gは、それぞれ、PC、プロジェクタ、会議用端末、机、複合機、清掃用具に内蔵されるか、あるいは、外部に取り付けられてもよい。無線端末120は、割り当てられた端末IDを含むビーコン信号を、微弱無線、特定小電力無線、又は小電力無線等の、任意の無線通信を用いて送信することができる。
<無線端末の概要>
図2は、無線端末120の外観を表す。図2に例示される無線端末120は、人又は物品に付されるタグ状の無線端末である。図2に例示される無線端末120は、縦27mm×横45mm×奥行き7mm、重さ約8グラムの小型のタグであり、315MHz帯の微弱無線により、照明器具100と通信することができる。
照明器具100は、他の照明器具及びゲートウェイ140と、無線ネットワークを形成し、無線端末120から受信した端末IDを、他の照明器具及びゲートウェイ140を介して、管理装置110に送信する。図3は、照明器具100が、コンテナのような、位置管理の対象となる物品に付された無線端末120から、端末IDを受信する例を表す。照明器具100は、自らのタグIDと受け取った端末IDとを、ゲートウェイ140(及び必要に応じて他の照明器具102)を介して、管理装置110に送信する。無線ネットワークは、例えば、IEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)や、Bluetooth(登録商標)や、無線LAN等の近距離無線通信を用いて、形成されてもよい。なお、図4は、図2に例示された無線端末120と、無線ネットワークを形成する複数の照明器具100−106及びゲートウェイ140とを、抜き出して記載した図である。
ゲートウェイ140は、照明器具100と形成する無線ネットワークと、管理装置110と接続する有線ネットワークとを接続する装置である。ゲートウェイ140は、無線ネットワークにZigBeeが用いられるとき、無線ネットワークを構成して管理する、ZigBeeコーディネータとしての機能を有する。また、管理装置110は、ゲートウェイ140を介して、照明器具100から送信されるIDを受信する装置である。管理装置110は、照明器具100に付されたタグIDと、照明器具100の設置された位置とを、関連付けて格納する。
<照明器具の概要>
ここで、図5−図8を用いて、本発明の一実施形態における照明器具100の構成及び設置例を説明する。図5は、本発明の一実施形態における照明器具100の外観を示す。照明器具100は、光を発する直管型のランプである照明装置150と、照明装置150を固定する制御装置130とを有する。本発明の一実施形態における照明器具100が送信するタグIDは、制御装置130の所定の箇所に付された、無線タグ136に格納される。照明装置150は、無線端末120からビーコン信号を受信して端末IDを取得し、無線タグ136からタグIDを読取り、これらの端末ID及びタグIDを、管理装置110に送信することができる。以下、制御装置130と照明装置150の構成を詳細に説明する。
<制御装置>
制御装置130は、例えば、空間内の天井に設けられる。制御装置130は、天井に取り付けられる本体135と、照明装置150の端部がそれぞれ装着される第1ソケット131及び第2ソケット133を有する。第1ソケット131は、照明装置150に給電する給電端子132を有する。また、第2ソケット133は、照明装置150に給電する給電端子134を有する。制御装置130は、第1ソケット131及び第2ソケット133に両端部が装着される照明装置150に、内部に設けられている電源供給部から給電端子132、134を介して電源を供給する。あるいは、制御装置130は、給電端子132と給電端子134の何れか一方のみを用いて、照明装置150に電源を供給してもよい。
無線タグ136は、例えば、パッシブ型のRFIDタグである。無線タグ136は、シート状であり、片側に塗布された粘着材により、制御装置130に貼り付けられる。貼り付ける位置は、照明装置150を取り付けたとき、RFIDアンテナ160の近傍となる位置とする。無線タグ136は、制御装置130に貼り付けられる前に、タグIDが書き込まれる。
<照明装置>
照明装置150は、透光性カバー151、構造体158、両端部に設けられる口金152、154、接続端子153、155、及び、光源(図示しない)を有する。透光性カバー151は、例えばアクリル樹脂等の樹脂材料で形成され、内部に設けられた光源を覆うように設けられる。口金152、154は、制御装置130の第1ソケット131又は第2ソケット133にそれぞれ装着される。接続端子153、155は、照明装置150が制御装置130に取り付けられたとき、制御装置130の給電端子132、134に接続して、電力の供給を受ける。あるいは、接続端子153、155の何れか一方が、給電端子132、134の何れか一方のみから、電力を供給されてもよい。照明装置150の内部に設けられている光源は、接続端子153,155から供給される電力により発光し、透光性カバー151を介して外部に光を照射する。構造体158は、例えば熱伝導性の良いマグネシウム合金等で形成される。構造体158の中央付近には、RFIDアンテナ160を有し、内部に設けられるRFIDリーダに接続される。
<照明装置の構成例>
図6は、本発明の一実施形態における照明装置150の構成例を説明する図である。照明装置150は、内部に複数のLED素子163が配列された基板164、第一の無線通信器165、第一の無線通信モジュール166、CPUモジュール172、RFIDアンテナ160、RFIDリーダ161、電源制御モジュール167、第二の無線通信器168、第二の無線通信モジュール169を有する。
第一の無線通信モジュール166は、例えば第一の無線通信器165と無線端末120との間の通信を制御する無線通信制御部として機能する回路を有する基板である。例えば、第一の無線通信モジュール166は、微弱無線のビーコン受信機である。第二の無線通信モジュール169は、例えば第二の無線通信器168と管理装置110との間の通信を制御する無線通信制御部として機能する回路を有する基板である。例えば、第二の無線通信モジュール169は、近距離無線通信のルータまたはエンドデバイスである。
RFIDリーダ161は、RFIDアンテナ160を介して、制御装置130に貼り付けられた無線タグ136から固有情報を読み出す機能を有する。CPUモジュール172は、第一の無線通信モジュール166、第二の無線通信モジュール169およびRFIDリーダ161に命令を与え、データの流れを制御する機能を有する基板である。電源制御モジュール167は、接続端子153,155から供給される電力を整流、平滑化する電源制御部およびその電圧を変換する電圧変換部として機能する回路を有する基板である。
<無線タグの構成例>
図7は、本発明の一実施形態における無線タグ136の構成例を説明する図である。無線タグ136は、制御モジュール175とアンテナ176を有する。アンテナ176は、照明装置150のRFIDリーダ161から発せられた電波を受信すると、制御モジュール175を駆動するに十分な電力を誘起する。制御モジュール175は、RFIDリーダ161から読み出しの命令を受け、内部に記憶する固有情報を、アンテナ176を介して送信する。
<照明器具の設置例>
図8は、ある空間内における照明器具100の設置例を示す。図8に例示された全156灯のうち、本発明の一実施形態における照明器具100−104は、黒色の長方形で示されており、通常の照明器具は、白抜きの長方形で示されている。照明器具100−104は、それぞれ無線タグ136を有し、無線端末120と通信が可能である。一方、それ以外の照明器具は、一般的な蛍光灯やLEDランプを有する。図8の例では、本発明の実施形態における照明器具は、概ね、6灯に1灯の割合で設置される。
照明器具100の動作を簡単に説明する。照明器具100の制御装置130に、照明装置150が取り付けられ、電源が投入されると、照明装置150は、制御装置130の無線タグ136から、タグID「C20N001」を読み出す。また、照明装置150は、ゲートウェイ140と通信し、無線ネットワークを形成する。そして、無線端末120から端末IDを受信すると、端末IDとタグID「C20N001」とを、ゲートウェイ140に送信する。
ここで、照明器具100に取り付けられていた照明装置150が、清掃や点検等、保守作業のため、照明器具100から取り外された後に、照明器具102の制御装置に取り付けられたものとする。その後、電源が投入されると、照明装置150は、制御装置に貼り付けられた無線タグから、新たに「C20N002」という固有情報を読み出す。そして、同様に、照明装置150は、ゲートウェイ140と無線ネットワークを形成する。その後、照明装置150は、無線端末120から端末IDを受信すると、新たに読みだした「C20N002」というタグIDとともに、受信した端末IDを、ゲートウェイ140へと送信する。
このように、本発明の一実施形態における照明器具100を用いることにより、作業者は、照明装置を取り付ける位置を意識する必要がなくなる。その結果、位置管理システムの導入や保守管理の手間が軽減される。
<2.ハードウェア構成例>
次に、図9−図11を用いて、本発明の一実施形態における照明装置150、制御装置130に取り付けられる無線タグ136及び無線端末120のハードウェア構成を説明する。
<照明装置のハードウェア構成例>
図9は、本発明の一実施形態における照明装置150のハードウェア構成である。照明装置150は、電源制御部200と、発光部201と、電圧変換部202と、CPU203と、RAM204と、ROM205と、無線通信制御部1 206と、無線通信部1 207と、無線通信制御部2 208と、無線通信部2 209と、RFIDリーダ210と、RFIDアンテナ211と、バス212とを有する。
CPU203は、照明装置150における通信等の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM204は、CPU203のワークエリアを構成する。ROM205は、CPU203が実行するプログラムを記憶する。無線通信制御部1 206は、無線通信部1 207を介して無線端末120が送信する端末IDを受信する。無線通信制御部2 208は、無線通信部2 209を介して無線端末120から受信した端末IDを、ゲートウェイ140を介して管理装置110に送信する。電源制御部200は、例えば整流・平滑回路及び電流監視回路であり、供給される電源を、発光部201を動作させるのに適したものに変換する。電圧変換部202は、電源制御部200の出力電圧をCPU203や無線通信制御部1 206などが動作可能な電圧に変換する。RFIDリーダ210は、RFIDアンテナ211を介して、制御装置130に貼り付けられた無線タグ136から、タグIDを読み出す。このとき、CPU203は、読み出した固有情報をRAM204またはROM205に格納する。バス218は、上記各部を電気的に接続する。
<無線タグのハードウェア構成例>
図10は、本発明の一実施形態における無線タグ136のハードウェア構成例である。無線タグ136は、制御部1751、ROM1752およびアンテナ176を有する。
制御部1751は、アンテナ176を介して読み出し命令を受けると、ROM1752に記憶してある情報をアンテナ176を介して送信する。また、書き込み命令とデータを受けると、ROM1752へデータを保存する。
<無線端末のハードウェア構成例>
図11は、本発明の一実施形態における無線端末120のハードウェア構成である。無線端末120は、制御部230と、ROM231と、無線通信制御部232と、無線通信部233と、バス234とを有する。
制御部230は、無線端末120における通信制御を行う。ROM231は、制御部230が実行するプログラムや、端末IDを記憶する。無線通信制御部232は、無線通信部233を介して、端末IDを含むビーコン信号を送信する。バス234は、上記各部を電気的に接続する。
なお、図示しないが、本発明の一実施形態において用いられる管理装置110及びゲートウェイ140は、汎用のコンピュータ又はサーバ装置によって構成され得る。
<3.機能>
次に、図12−図14を用いて、本発明の一実施形態における無線端末120と、無線タグ136と、照明装置150と、管理装置110の機能を説明する。
<無線端末の機能>
図12に例示されるように、本発明の一実施形態における無線端末120は、端末ID記憶部401と、ビーコン信号送信部402とを有する。
端末ID記憶部401は、図11のROM231により実現され、位置管理システムにおいて無線端末120を識別するための識別子である端末IDを記憶する。端末IDは、任意の文字、数字、記号の組み合わせによって表され得る。例えば、無線端末120が人に付される場合には、端末IDは、人に割当てられた識別番号(例えば、「000535」のような社員番号)であってもよい。
ビーコン信号送信部402は、図11の無線通信制御部232及び無線通信部233により主に実現され、端末ID記憶部401に記憶された端末IDを読み出し、端末IDを含むビーコン信号を、例えば微弱無線により、送信する。ビーコン信号送信部402は、例えば、予め決められた時刻又は間隔により、定期的に、ビーコン信号を送信することができる。また、ビーコン信号送信部402は、人又は外部からの信号に応じて、ビーコン信号を送信してもよい。
<無線タグの機能>
また、本発明の一実施形態における無線タグ136は、タグID記憶部403と、タグID送信部404とを有する。
タグID記憶部403は、図10のROM1752により実現され、位置管理システム1において照明器具100を識別するための識別子である、タグIDを記憶する。タグIDは、任意の文字、数字、記号の組み合わせによって表され得る。例えば、照明器具100が、オフィスの天井に設置される場合には、タグIDは、オフィスの大まかな場所を表す文字列(例えば、C棟20階北エリアの1番目の照明器具を表す「C20N001」)であってもよい。
タグID送信部404は、図10の制御部1751及びアンテナ176により主に実現され、照明装置150からの電波の受信に応じて、タグID記憶部403に記憶されたタグIDを読み出し、タグIDを照明装置150に送信する。
<照明装置の機能>
また、本発明の一実施形態における照明装置150は、ビーコン信号受信部405と、タグID読取り部406と、ID送信部407と、中継部408とを有する。
ビーコン信号受信部405は、図9のCPU203、無線通信制御部1 206及び無線通信部1 207により主に実現され、無線端末120のビーコン信号送信部402から送信されたビーコン信号を受信する。そして、ビーコン信号受信部405は、ビーコン信号に含まれる端末IDを取得し、取得した端末IDを、ID送信部407に渡す。
タグID読取り部406は、図9のCPU203、RFIDリーダ210、RFIDアンテナ211により主に実現され、照明装置150の電源が投入されたとき、無線タグ136を読取り、無線タグ136に付されたタグIDを取得する。あるいは、ID読取り部406は、無線端末120からビーコン信号を受信したとき、無線タグ136を読みとってもよい。タグID読取り部406は、取得したタグIDを、ID送信部407に渡す。なお、タグID読取り部406は、取得したタグIDを、例えば図9のRAM204又はROM205に一時的に記憶してもよい。この場合には、ID送信部407は、RAM204又はROM205に格納されたタグIDを読み出す。
ID送信部407は、図9のCPU203、無線通信制御部2 208及び無線通信部2 209により主に実現される。ID送信部407は、ビーコン信号受信部405から端末IDを受け取ると、端末IDと、タグID読取り部406から受け取った(あるいはRAM204又はROM205から読み出した)タグIDとを、管理装置110に送信する。なお、ID送信部407は、端末IDとタグIDとを、無線ネットワークにより接続されたゲートウェイ140(及び必要に応じて他の照明器具102)を介して、管理装置110に送信することができる。
中継部408は、図9のCPU203、無線通信制御部2 208及び無線通信部2 209により主に実現され、他の照明装置150から送信された端末IDとタグIDとを受信し、さらに他の照明装置又はゲートウェイ140へと転送する。例えば、無線ネットワークがZigBeeにより形成される場合、中継部408は、ZigBeeルータによるネットワークの中継機能を提供することができる。
<管理装置の機能>
また、本発明の一実施形態における管理装置110は、無線タグ情報記憶部409と、無線端末管理部410とを有する。
無線タグ情報記憶部409は、無線タグ136に付されたタグIDと、無線タグ136の付された制御装置150の設置位置とを関連付ける無線タグ情報を、図13に例示されるテーブルを用いて関連付ける。図13に例示されるテーブルは、タグIDと位置の項目を有する。タグIDは、無線タグ136に付される固有のIDであり、位置は、位置管理システムが管理対象とする空間内の位置を表す。位置は、例えば、フロア内の基準点に対する二次元座標(X、Y)によって表され得る。位置は、例えば、緯度及び経度、建物の番号、建物名、フロア、地名、住所、郵便番号、高度等、物理的な場所を特定可能な任意の情報により表され得る。
無線端末管理部410は、照明装置150から、端末IDとタグIDとを受信すると、受信したタグIDをキーとして無線タグ情報を探索し、対応する位置を読み出す。そして、無線端末管理部410は、読み出した位置と、端末IDと、端末IDを受信した時刻を、図14に例示されるテーブルに格納する。無線端末管理部410は、図14の例に限らず、任意の形式で、端末IDを受信してもよい。
管理装置110は、例えば、このようにして格納された無線端末120の位置を用いて、無線端末120を地図上に表示したり、ユーザから指定された位置にある無線端末120の端末IDのリストを出力したりすることができる。
<4.動作例>
図15を用いて、本発明の一実施形態における位置管理システム1の動作例を説明する。本実施例では、位置管理システム1は、オフィス内での人(社員)の位置を管理する。人は、無線端末120の取り付けられた、社員証、携帯電話、又は社用PCのような物品を所持して、オフィス内を移動する。以下の例では、ある社員に取り付けられた無線端末120の端末IDが、「000535」であり、社員の近傍にある制御装置130の無線タグ136のタグIDが「C20N001」であるものとして、説明する。また、管理装置110は、図13に例示されるように、タグIDが「C20N001」である無線タグの設置された位置の情報を含む無線タグ情報を、予め格納しているものとする。
まず、照明器具100のスイッチがオンになると、照明装置150に電力が供給され、照明装置150のタグID読取り部406が、無線タグ136を読み取る(ステップS101)。制御装置130に付された無線タグ136のタグID送信部404は、タグID記憶部403に記憶されたタグID「C20N001」を読み出す(ステップS102)。タグID送信部404は、読み出したタグIDを、タグID読取り部406に送信する(ステップS103)。
次に、社員が、上記の照明装置150の近傍に移動したものとする。無線端末120のビーコン信号送信部402は、端末ID記憶部401から、端末ID「000535」を読みだす(ステップS104)。ビーコン信号送信部402は、読み出した端末IDを含むビーコン信号を、微弱無線により、近傍の照明装置150に向けて送信する(ステップS105)。
照明装置150のビーコン信号受信部405は、受信したビーコン信号に含まれる端末ID「000535」を、ID送信部407に渡す(ステップS106)。ID送信部407は、タグID読取り部406から、無線タグ136から読み取ったタグID「C20N001」を受け取る(ステップS107)。そして、ID送信部407は、端末ID「000535」とタグID「C20N001」とを、IEEE802.15.4及びZigBeeによる無線ネットワークを介して、管理装置110に送信する(ステップS108)。
管理装置110は、照明装置150から端末IDとタグIDとを受信すると、受信したタグIDをキーとして、無線タグ情報記憶部409に記憶された無線タグ情報を検索し、対応する位置を読み出す(ステップS109)。ここでは、図13から、位置「(x1、y1)」が読み出される。そして、無線端末管理部410は、読み出した位置「(x1、y1)」と、端末ID「000535」と、受信日時である「2013/11/21 13:14:00」とを、関連付けて格納する(図14)。
以上の動作により、本発明の一実施形態における位置管理システム1において、照明装置を取り付ける制御装置を意識する必要がなくなり、位置管理システムを構築・管理する上で、手間が軽減される。また、無線端末120は、微弱無線を用いて、照明装置150と通信するため、低消費電力である。さらに、照明装置150とゲートウェイ140とは、照明装置150と無線端末120との間で用いられる方式とは異なる通信方式により通信するため、電波干渉によるネットワークのスループットの低下を回避することができる。
なお、無線端末120は、微弱無線による無線通信の代わりに、照明装置150とゲートウェイ140によって用いられる、IEEE802.15.4及びZigBeeによる無線通信を行ってもよい。この場合には、無線端末120は、ZigBeeエンドデバイスとして機能する。これにより、照明装置150は、無線端末120と通信するための無線通信制御部1 206及び無線通信部1 207(図9)を設ける必要がなくなる。その結果、照明装置150は、より低いコストで製造できるようになる。
1 位置管理システム
100 照明器具
110 管理装置
120 無線端末
130 制御装置
136 無線タグ
140 ゲートウェイ
150 照明装置
401 端末ID記憶部
402 ビーコン信号送信部
403 タグID記憶部
404 タグID送信部
405 ビーコン信号受信部
406 タグID読取り部
407 ID送信部
408 中継部
409 無線タグ情報記憶部
410 無線端末管理部
国際公開第2005/086375号

Claims (10)

  1. 照明装置と、無線タグとを有する通信システムであって、
    前記照明装置と通信する無線端末の端末IDを受信する受信部と、
    前記照明装置を制御する制御装置に取り付けられた前記無線タグのタグIDを読み取る読取り部と、
    前記受信部が前記端末IDを受信したことに応じて、前記端末ID及び読み取った前記タグIDを送信する送信部と、
    を有する、通信システム。
  2. 前記読取り部は、パッシブ型のRFIDタグである前記無線タグから前記タグIDを無線通信によって読取る、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記受信部は、微弱無線により、前記端末IDを受信する、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記受信部は、一定の間隔おきに発信されるビーコン信号に含まれる前記端末IDを受信する、
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記送信部は、前記微弱無線と異なる無線通信方式により、前記端末ID及び前記タグIDを送信する、
    請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 他の照明装置から送信された端末ID及びタグIDを中継する中継部
    をさらに有する、請求項1乃至5何れか一項に記載の通信システム。
  7. 前記無線端末の位置を管理する管理装置をさらに有し、
    前記送信部は、前記管理装置に、前記端末ID及び前記タグIDを送信する、
    請求項1乃至6何れか一項に記載の通信システム。
  8. 前記管理装置は、前記無線タグのタグID及び設置位置を関連付ける無線タグ情報を記憶する、
    請求項7に記載の通信システム。
  9. 照明装置と、無線タグとを有する通信システムが実行する通信方法であって、
    前記照明装置と通信する無線端末の端末IDを受信する受信段階と、
    前記照明装置を制御する制御装置に取り付けられた前記無線タグのタグIDを読み取る読取り段階と、
    前記受信段階において前記端末IDを受信したことに応じて、前記端末ID及び読み取った前記タグIDを送信する送信段階と、
    を有する、通信方法。
  10. 照明装置であって、
    前記照明装置と通信する無線端末の端末IDを受信する受信部と、
    前記照明装置を制御する制御装置に取り付けられた無線タグのタグIDを読み取る読取り部と、
    前記受信部が前記端末IDを受信したことに応じて、前記端末ID及び読み取った前記タグIDを送信する送信部と、
    を有する、照明装置。
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