JP2015108786A - 現像装置、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、および現像装置の組み立て方法 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、および現像装置の組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 物流等の振動により、供給ローラの端部が破損することを抑制する。【解決手段】 現像装置は、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために、電子写真感光体に現像剤を供給する現像ローラと、現像剤を前記現像ローラに供給する供給ローラであって、その軸の一端側を一端側支持部に回転可能に支持され、前記軸の他端側を他端側支持部に回転可能に支持される供給ローラと、軸の一端側を前記供給ローラの長手方向において位置決めする一端側位置決め部と、軸の他端側を前記長手方向において位置決めする他端側位置決め部と、他端側位置決め部を長手方向に移動させるように変形する変形部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、現像装置、及び、電子写真画像形成装置(以降、画像形成装置と称する)および、画像形成装置の本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジに関する。
ここで、現像装置とは、電子写真感光体(像担持体)に形成された静電潜像を現像することで現像剤像として可視化するものである。
また、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体、および、現像手段(現像装置)を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置の本体(装置本体)に対して着脱可能とするものである。
電子写真画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。
従来、電子写真画像形成装置に設けられる現像手段(現像装置)は、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像手段により現像することでトナー像として可視化するものである。この現像手段には、現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラ(供給ローラ)を設けたものがある(特許文献1参照)。特許文献1にて用いられる供給ローラは、回転中心となる軸と、その軸の周辺に設けられて、その周面に多数の発泡セルを有するスポンジローラを備えている。
特開2006−39216号公報(図19)
供給ローラを有する現像手段(現像装置)において、物流時やユーザーの取り扱い時の振動等により、供給ローラの軸の周面に取り付けられたスポンジローラの発泡セルにトナーが入り込む場合がある。
これは各部品の公差を吸収するために、供給ローラの回転軸方向端面の位置を規制する規制部材の面と供給ローラの軸方向端面の間に隙間があるためである。つまり、振動により現像容器内で供給ローラも軸方向に振動する。この振動により、前記軸方向におけるスポンジローラの両端面と、前記両端面と向かい合う現像容器の内面との隙間の距離が離れる場合がある。この場合に、その隙間にトナーが入り込む。そして前記隙間の距離が近くなると、この隙間に入り込んだトナーが現像容器の面に押される。これによって、前記端面の近傍に位置する発泡セルにトナーが入り込むことがある。
これにより、スポンジローラの両端部には多くのトナーが入り込み、スポンジローラの両端部以外の部位のトナーの入り込み量に差ができる。トナーが多く入り込んだスポンジローラの両端部は硬度が上昇する。
そのため、スポンジローラ両端部と前記両端部以外の部位とで硬度差が大きくなる。これによって、例えば物流後の初期の回転駆動時に、前記両端部と前記両端部以外では、現像ローラとの当接部で回転に要する負荷に差が生じる。
そこで本発明の目的は、供給ローラが振動を受けた場合であっても、画像形成等に影響を与えることのないように、供給ローラの長手方向への動きを規制することである。これにより供給ローラの端部に対する現像剤の入り込みを低減させる。
本発明に係る現像装置の代表的な構成は、
電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置において、
前記電子写真感光体に形成された前記静電潜像を現像するために、前記電子写真感光体に現像剤を供給する現像ローラと、
前記現像剤を前記現像ローラに供給する供給ローラであって、その軸の一端側を一端側支持部に回転可能に支持され、前記軸の他端側を他端側支持部に回転可能に支持される供給ローラと、
前記軸の一端側を前記供給ローラの長手方向において位置決めする一端側位置決め部と、
前記軸の他端側を前記長手方向において位置決めする他端側位置決め部と、
前記他端側位置決め部を前記長手方向に移動させるように変形する変形部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、供給ローラの長手方向への動きを規制する現像装置、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置を提供することができる。これにより供給ローラの端部に対する現像剤の入り込みを低減させる。
供給ローラ支持構成図 画像形成装置本体の一例を示す断面図 画像形成時の画像形成装置本体の一例を示す断面図 現像カートリッジの外観 現像カートリッジの実施例の構成断面図 現像ローラと供給ローラとそれぞれの支持構成を示す斜視図 供給ローラの突き当て部を示す斜視図 現像容器内のスポンジローラ端部の図 供給ローラ支持構成図 供給ローラの他の実施例の突き当て部を斜視図 プロセスカートリッジの断面図
<実施例1>
(画像形成装置の全体構成)
最初に、画像形成装置の画像形成動作について図2を用いて説明する。本実施例に係る電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」とよぶ)は、電子写真形成プロセスを利用した画像形成装置であり、具体的には4色フルカラーのレーザービームプリンタである。図2は、その構成を示す断面図である。
図2に示すように、画像形成装置11は、感光体ドラム3aを有する。感光体ドラム3aは、ドラム形状(円筒形状)の電子写真感光体である。感光体ドラム3aの周囲には、帯電手段3b、露光手段12、現像手段(現像装置)5(5a、5b、5c、5d)、および、クリーニング手段3cが配置されている。帯電手段(帯電装置、帯電部材)3bは感光体ドラム3aを一様に帯電するものであり、本実施例では帯電ローラを用いている。露光手段12は、感光体ドラム3aに光を照射して潜像を形成するための装置(露光装置)であり、本実施例ではレーザースキャナーユニットを用いている。
現像手段5は感光体ドラム3aに形成された潜像を対応する色のトナー(現像剤)で現像して顕像化するものである。本実施例では、イエロー現像カートリッジ5a、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dを用いている。各現像カートリッジ5はカートリッジ化された現像装置であって、ユーザーによって、画像形成装置11の装置本体から取り外し可能な構成である。
クリーニング手段3cは、感光体ドラム3a上の残留トナーを除去する装置、部材(クリーニング装置、クリーニング部材)であり、本実施例では感光体ドラム3aに接触するクリーニングブレードを用いている。
本実施例では、感光体ドラム3aと帯電手段3bとクリーニング手段3cとが一体化(ユニット化)されて、画像形成装置11に対して着脱可能なプロセスカートリッジ3となる。なお、感光体ドラム3a、帯電手段3b、およびクリーニング手段3cは、各々が独立した構成でも良いし、本実施例のように一体化(ユニット化)された構成でも良い。また、本体に着脱可能な構成であっても良いし、装置に据え付けた構成であっても良い。
本実施例では、各現像カートリッジ5は、画像形成装置11に対して回転自在に取り付けられたロータリ101に保持されている。各現像カートリッジ5は、ロータリ101に対して着脱可能となっている。つまりロータリ101は、各現像カートリッジ5装着部である。本実施例では現像装置に取り外し可能な現像カートリッジの方式を採用したが、現像装置がロータリ101に固定され、取り外しされない構成であっても良い。
ロータリ101が各現像カートリッジ5を保持する構成は全て同様である。よって、本実施例でのロータリ101が各現像カートリッジ5それぞれを保持する構成の説明は、イエロー現像カートリッジ5aを例にして行う。
イエロー現像カートリッジ5aはロータリ101に装着され、図4に示すイエロー現像カートリッジ5aに設けられた被係止部6aが図2に示すロータリ101に設けられた現像カートリッジ係止部材103aと係合する。これにより、イエロー現像カートリッジ5aはロータリ101からの飛び出しが抑制されている。現像カートリッジ係止部材103aは不図示のバネにより矢印E、F方向に移動可能になっている。イエロー現像カートリッジ5aの装着に伴い、矢印E方向へ移動し、装着完了により矢印F方向へバネで付勢される。これにより、イエロー現像カートリッジ5aと係合し図2矢印D方向の移動を規制している。これと同様にマゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dには、それぞれ被係止部6b、6c、6dが設けられる。被係止部6b、6c、6dは、それぞれロータリ101に設けられた現像カートリッジ係止部材103b、103c、103dと係合する。このことにより、これら現像カートリッジ5b、5c、5dのロータリ101からの飛び出しが抑制されている。
画像形成の動作を図2、図3(a)(b)に示す。まず、感光体ドラム3aを図2矢印A方向に回転させる。感光体ドラム3aの回転と同期して、中間転写ベルト13を図2矢印C方向に回転させる。そして、この感光体ドラム3aの表面を帯電手段3bによって均一に帯電するとともに、露光手段12によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム3a上にイエローの静電潜像を形成する。
イエロー現像カートリッジ5a、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dを保持し、かつ回転可能なロータリ101がある。ロータリ101は、静電潜像の形成と同時に、ロータリ回転軸101aを中心にして画像形成装置11に設けた駆動伝達機構により図2矢印B方向に回転する。これによって、ロータリ101は回転して、イエロー現像カートリッジ5aを、図3(a)に示す状態である、感光体ドラム3aと対向する現像位置に配置する。
そして、感光体ドラム3aに形成された潜像にイエロー現像剤が付着するように、感光体ドラム3aと現像ローラ2aに電位差を設ける。これによって、感光体ドラム3aに成形された潜像にイエロー現像剤を付着させて現像する。即ち、感光体ドラム3aにイエロー現像剤像が形成される。
その後、中間転写ベルト13内側に配置された1次転写ローラ14にトナーと逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム3a上のイエローのトナー像を中間転写ベルト13上に1次転写する。
上述のようにしてイエロートナー像の1次転写が終了すると、ロータリ101が画像形成装置11の駆動伝達機構から駆動を受け図3(a)矢印B方向へ回転移動する。そして、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dが順次、感光体ドラム3aに対向する現像位置に位置決めされる。イエローの場合と同様にして、マゼンダ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写が順次行われ、中間転写ベルト13上に4色のトナー像を重ね合わせる。
この間、図3(a)に示すように、2次転写ローラ15は、中間転写ベルト13とは非接触状態にある。また、中間転写ベルト13のクリーニングユニット16も中間転写ベルト13とは非接触状態に位置する。
一方、トナー像の被転写体であるシート110は、画像形成装置下部に設けられた給紙カセット17に積載収納されており、給紙ローラ18によって給紙カセット17から一枚ずつ分離給送され、搬送ローラ19に給紙する。搬送ローラ19は、給紙されたシート110を中間転写ベルト13と2次転写ローラ15の間に送り出す。給紙ローラ18、19等は、シート110を搬送する搬送機構である。
2次転写ローラ15にシート110が搬送される際には、図3(b)に示すように、2次転写ローラ15が中間転写ベルト13に圧接された状態になる。更に、2次転写ローラ15にはトナーと逆極性の電圧が印加されており、前述の中間転写ベルト13上に重ね合わせた4色のトナー像は、搬送されてきたシート110の表面に2次転写されていく。
トナー像が転写されたシート110は、定着器20に送られる。定着器20においては、シート110が熱圧され、トナー像がシート110上に定着される。これにより、シート110上には画像が形成される。その後、シート110は、定着器20から画像形成装置11外部の排紙部21へ排出される。このようにして画像形成装置11はシート110に画像を形成する。シート110はその表面に画像の記録がなされる記録媒体であり、紙やOHPシート等が用いられる。
(現像カートリッジ(現像装置)の説明)
各現像カートリッジ5の構成は全て同様である。よって、本実施例の説明は、、図5、図6を用いて、イエロー現像カートリッジ5aを例に挙げて説明する。なお以下の説明においてイエロー現像カートリッジ5aを単に現像カートリッジ5aと呼ぶ場合がある。
現像ローラ2aは、図6(a)に示すように、ゴムローラ部2a1と軸2a2とから構成されている。軸2a2は、現像ローラ2aの回転軸方向にゴムローラ部2a1を貫通し、両端にはゴムローラ部2a1から突出した突出部2a2L、2a2Rを有している。
トナー供給ローラ(以下、「供給ローラ」と呼ぶ)8aは、図6(b)に示すようにスポンジローラ8a1(発砲体によるローラ)と軸8a2とから構成されている。軸8a2は、供給ローラ8aの回転軸方向(長手方向)にスポンジローラ8a1を貫通し、両端にはスポンジローラ8a1から突出した突出部8a2L、8a2Rを有している。なお回転軸方向とは、供給ローラ8aの回転軸線(rotational axis)の延びる方向である。言い換えると供給ローラの回転軸方向とは供給ローラの長手方向である。
現像カートリッジ5aは、図6(c)に示すように、第1保持部材6L、第2保持部材6Rによって、現像ローラ2aを保持し、現像ローラ2aが回転可能となるようにしている。現像ローラ2aの長手方向一端から突出している突出部(軸)2a2Lを第1保持部材(枠体)6Lによって保持している。また現像ローラ2aの長手方向他端から突出している突出部(軸)2a2Rを第2保持部材(枠体)6Rによって、回転可能に保持している、これによって、現像ローラ2aは2つの保持部材(枠体)6L、6Rに回転可能に保持されている。
また、供給ローラ8aの長手方向の一端側から突出している突出部(軸)8a2Lは第1保持部材6Lに回転可能に保持(支持)されている。同様に、供給ローラ8aの長手方向の他端側に突出している突出部(軸)8a2Rは第2保持部材6Rにより、回転自在に保持されている。これにより、供給ローラ8aは、保持部材(枠体)6L、6Rに回転可能に保持されている。
より詳細に言うと、第1保持部材6Lは、軸8a2の一端側(突出部8a2R)を回転可能に支持する一端側支持部6L3を有する(図1)。第2保持部材6Rは、軸8a2の他端側(突出部8a2L)を回転可能に支持する他端側支持部6R3を有する(図1)。一端側支持部6L3および他端側支持部6R3は、軸8a2の周面と接触する構成である。
ここで、第2保持部材6Rの外側から保護部材31aをネジ等で現像容器7a、または、第2保持部材6Rに取り付け(固定)して、現像ローラ2a、及び、供給ローラ8aの回転軸方向への動きを規制している。保護部材31aは供給ローラ8aの軸8a2の他端側(突出部8a2L)を覆う部材である。
現像容器7a内のトナー10は、供給ローラ8aに供給され、供給ローラ8aは矢印G方向(図5)に回転することによって、現像ローラ2aにトナー10を供給する。現像ローラ2aは、矢印H方向(図5)に回転する。この際に現像ローラ2aに担持されたトナー10は、現像ブレード1aによって一定量に規制される。そしてトナー10は感光体ドラム3aに供給され、感光体ドラム3aに形成された静電潜像を現像する(現像工程)。
現像工程の後に現像ローラ2a上に残されたトナー10は供給ローラ8aによって除去される。その後、再び供給ローラ8aによって現像ローラ2aに新たなトナーが供給される。現像ローラ2aには、感光体ドラム3aと電位差を設けるために、画像形成装置11から電圧が供給されている。供給ローラ8aにも、画像形成装置11から電圧が供給されている。
図5に示すように現像容器7aと現像ローラ2aの供給ローラ8aとの当接面であるゴムローラ部2a1との間から、トナーが漏れ出すのを防ぐために、トナーシール部材として、弾性シート部材30aを設けている。弾性シート部材30aは現像容器7aに固定されており、軸方向において、ゴムローラ部2a1の現像領域全域に当接している。なお現像領域とは、現像ローラ2aのゴムローラ部2a1において、トナー10が担持されている領域のことを指す。
また、現像位置(現像ローラ2aが感光体ドラム3aの静電潜像を現像する位置)では、現像カートリッジ5aが保持されたロータリ101ごと、感光体ドラム3a方向に付勢させている。安定的に現像ローラ2aを感光体ドラム3aに当接させるためである。これによって、現像ローラ2aが感光体ドラム3aに所定の加圧力で当接する状態となる。
(供給ローラの支持構成)
従来、供給ローラは各部品の公差を吸収するため、供給ローラの回転軸方向端面の位置を規制する保持部材の面と供給ローラの回転軸端面との間に隙間を設けている。
供給ローラ8は、各現像カートリッジ5で全て同様である。よって、現像カートリッジ5aを用いて、供給ローラ8aにおける物流時のトナー10の入り込みを図8で説明する。
従来、物流時などに供給ローラ8aが回転軸方向に振動すると、スポンジローラ側面8a4と現像容器7aの間の距離が変動する。このとき、図8(a)に示すようにスポンジローラ側面8a4と現像容器7aの間が離れると距離L1となり、その間にトナー10が入り込む。その後、図8(b)に示すようにスポンジローラ側面8a4と現像容器7aとの間が縮まると距離L2となり、距離L1のときにスポンジローラ側面8a4と容器7aとの間に存在していたトナー10が図8(b)に示す矢印P方向に押しつけられる。そしてスポンジローラの側面8a4から発泡セルにトナーが入り込む。
上記従来例の課題を解決する本実施例での供給ローラ8aの支持構成を、図1に示す供給ローラ支持構成図で説明する。
上述したように、供給ローラ8aは現像容器7aの中に収納され、現像カートリッジ5aを構成する枠体(第1保持部材6L、第2保持部材6R)によって回転可能に保持(支持)されている。供給ローラ8aの軸の一端側(突出部8a2L)は第1保持部材6Lに回転可能に保持される。軸の他端側(突出部8a2R)は第2保持部材6Rに回転可能に保持される。 また、回転軸方向に関しては供給ローラ8aの軸端面(一端側端面)8a3Lを図7(a)に示す第1保持部材6Lの突き当て面(一端側位置決め部)6L1に接触している(突き当たっている)。軸端面(他端側端部)8a3Rを図7(b)に示す保護部材31aの凸部31a1に接触している(突き当たっている)。
このとき凸部31a1は軸端面8a3Rの略回転中心に接触している。このように軸端面8a3L、8a3R両端面の回転軸方向への移動を規制することにより振動等による供給ローラ8aの軸方向への動きを規制することができる。
つまり第1保持部材6Lは、突き当て面(一端側位置決め部)6L1を軸端面(一端側の端面)8a3Lに接触させることで、供給ローラ8aの一端側を位置決めする。保護部材31aは、凸部(他端側位置決め部)31a1を変形させつつ軸端面(他端側端部)8a3Rに接触させることで、供給ローラ8aの他端側を位置決めする。
ここで、現像容器7a、第1保持部材6L、第2保持部材6R、保護部材31a、及び、供給ローラ8aの製造上必要な各公差により、軸端面8a3L、8a3R間の距離や、突き当て面6L1、凸部31a1間の距離が、現像カートリッジ5aごとに多少異なる。そのため、上述したように凸部31a1は、軸端面8a3Lから軸端面8a3Rまでの距離や、突き当て面6L1から凸部31a1の表面までの距離に応じて変形するように構成されている。凸部31a1が変形した結果、突き当て面6L1から凸部31a1の表面までの距離は、軸端面8a3Lから軸端面8a3Rまでの距離と等しくなる。
軸端面8a3L、8a3R間の距離が最も短く、突き当て面6L1、凸部31a1間が最も距離が長いとき、図1(a)に示すように凸部31a1は変形することなく、軸端面8a3Rに凸部31a1の先端が突き当たるように構成される。これにより、軸端面8a3Rは移動が規制され、供給ローラ8aは位置決めされる。
また、軸端面8a3L、8a3R間が最も離れ、突き当て面6L1、凸部31a1間が最も近いとき、保護部材31aは図1(b)に示すように凸部31a1の先端が変形する。これにより軸端面8a3Rに、ほぼ平面となった凸部31a1の表面が突き当たる。この状態で、軸端面8a3Rは移動が規制され、供給ローラ8aは位置決めされる。すなわち、凸部31a1は、軸端面(他端側端面)8a3Rと接触して、軸端面を位置決めする他端側位置決め部であるとともに、軸端面8a3Rの位置ずれを吸収するため変形する変形部でもある。
凸部31a1が変形する(潰れる)ことにより軸端面(他端側端部)8a3Rと接触する凸部31a1の表面(他端側位置決め部)の位置も移動する。軸端面(他端側端部)8a3Rの位置が供給ローラ8aの軸方向に変動したとしても、その変動量と同じだけ、凸部31a1の表面(他端側位置決め部)の位置も軸方向に移動する。
図1(a)と図1(b)を比較すると、図1(b)では、軸端面8a3Rの位置が、図1(a)よりも供給ローラ8aの軸方向においてより外側(右側)に位置する。よって、図1(b)では凸部31a1が潰れることで、凸部31a1の表面の位置を供給ローラ8aの軸方向に沿って図1(a)よりも外側(右側)に移動させている。その結果、凸部31a1の表面は軸端面8a3Rとの接触状態を保ち、保護部材31aは、軸端面8a3Rの位置決めを行うことができる。
なお図1(b)の状態において、凸部31a1の変形により、凸部31a1と軸端面8a3Rとの当接圧が強くなる可能性がある。しかしこの場合でも凸部31a1は軸端面8a3Rの略回転中心に突き当たることから、当接する面積が小さい。また、凸部31a1との接触部(8a2R1)が軸8a3の略回転中心であるため、軸8a3が回転した時に、凸部31a1と軸8a3の相対速度差が大きくない。この2つの理由により軸8a3と凸部31a1の摩擦は小さく画像形成時のカートリッジ5aの駆動トルクに負荷がかかることはほとんどない。
本実施例では保護部材31aと一体的に凸部31a1(他端側位置決め部および変形部)を形成した。そして保護部材31aと、凸部31a1の材料として樹脂(ポリスチレン)を採用している。変形する凸部31a1は径が0.5(mm)程度である。常に軸端面8a3Lが突き当て面6L1に接触し、端面8a3Rが、凸部31a1に接触している。このとき、保持部材31aをネジ等で現像容器7aまたは、第2保持部材6Rに組み付ける際に、凸部31a1を軸8a2の軸端面8a3Rの略回転中心に突き当て固定する。この際に凸部31a1が変形することになる。変形するような押圧で組まれても変形した凸部31a1は略回転中心で当接しているため、上述したように、画像形成への影響はないか、あるいはごく小さい。
各部の公差を積み重ねると、供給ローラ8aの軸端面8a3Rの位置は最大1mm程度変動する(ずれる)可能性がある。これに対して凸部31a1の高さは2mm〜3mmであり、軸端面8a3Rの位置の変動を吸収することが可能である。すなわち凸部31a1は1mm程度潰れることが可能である。
また凸部31a1は、ポリスチレンによって形成されるので、軸端面8a3Rと接触して潰れる際に、塑性変形(永久変形)する。塑性変形すると凸部31a1は、軸端面8a3Rに対して大きな力を加えない。そのため、バネ等の弾性部材で軸8a2を位置決めする場合と比べると、凸部31a1で軸8a2の長手方向を位置決めした方が軸8a2の回転に与える影響を更に小さくできる。ポリスチレンに限らず、POM樹脂のように塑性変形する樹脂で凸部31a1を形成すれば、変形後の凸部31a1が、軸8a2に加える力が小さくなるので好適である。
また、図1に示したように、供給ローラ8aの軸の他端側(図1における右側)には、供給ローラ8aを回転するための駆動力を受けるため、はす歯ギア8a5が設けられている。はす歯ギア8a5は回転する際に、スラスト方向A1に力を受ける。このスラスト方向A1の力は、供給ローラ8aを、凸部31a1から離す方向の力である。つまり供給ローラ8aを図1の突き当て面(一端側位置決め部)6L1に向けて動かす力である。そのため、供給ローラ8aの回転時に、はす歯ギア8a5から生じるスラスト方向A1の力によって、凸部31a1が更に潰れることはない。そのため、凸部31a1は供給ローラ8aの他端側を安定的に位置決め可能である。
(現像カートリッジの(現像装置)の組み立て方法(工程))
現像カートリッジ5の製造の方法(工程)のうち、特に供給ローラ8aの位置決めの工程を、カートリッジ5aを例に挙げて、以下に説明する。なお、以下の各工程(作業)は、作業者、もしくは/および、自動組み立て機(ロボット)によって行われる。
(1)現像カートリッジ(現像装置)5aの枠体を構成する第1保持部材6L、第2保持部材6Rによって、現像ローラ2aを支持させる。また、この枠体(第1保持部材6L、第2保持部材6L)によって、供給ローラ8aを回転可能に支持させる。
(2)枠体の第2保持部材6Lに、保護部材31aを取り付ける。このとき、凸部31a1を軸8a2の他端(軸端面8a3R)に接触させて、軸8a2を図1(b)の左側に押し込み、軸8a2の一端(軸端面8a3L)を、第1保持部材6Lの突き当て面(一端側接触部)6L1に接触させる。
(3)軸8a2の一端(軸端面8a3L)を、突き当て面(一端側位置決め部)6L1に接触させることで、軸8a2の一端を位置決めしつつ、凸部31a1を軸8a2の他端(軸端面8a3R)に押し付けることで変形させる。
(4)変形した凸部31a1と軸8a2の他端を接触させることで軸8a2の他端を位置決めしつつ、保護部材31aを現像容器7aや第2保持部材6Lにネジ等で取り付ける(固定する)。なお取付方法はネジに限らない。保護部材31aを、第2保持部材6Lに組み付ける際に、あらかじめ保護部材31aや第2保持部材6L等に接着材を塗布していてもよいし、保護部材31aに、現像容器7aや第2保持部材6Lと係合するためのスナップフィット等を設けてもよい。
上記の工程(手順)(1)〜(4)により、現像カートリッジ5aにおける供給ローラ8aの位置決め(組み付け)が完了する。
<実施例2>
他の実施例として、図9(a)(b)、図10に示すように、端面8a3Rの突き当て部となる保護部材31aの凸部31a1周辺に可撓部(変形部)31a2を設ける。実施例1では、凸部31a1が、変形部であり、かつ、他端側位置決め部であって、変形部と他端側位置決め部が同じ位置にあった。これに対して本実施例では軸8a2に対する他端側位置決め部(凸部31a1)と、軸8a2から力を受けて変形する変形部(可撓部31a2)が異なる位置に設けられることが特徴である。
なお、凸部31a1と、可撓部31a2が設けられた保護部材31は、実施例1と同様、軸8a2の端部(他端)を覆い、保護するものである。また凸部31a1と可撓部31a2は実施例と同様、樹脂によって一体的に形成される。
図9(a)は可撓部31a2が変形することなく、供給ローラ8aを軸方向に支持し、図9(b)は可撓部31a2が変形し供給ローラ8aを支持している。可撓部31a2(変形部)は曲げ部を2か所以上有し、撓むことで変形し、可撓部31a2を起点として凸部31a1周辺が軸8a2方向(軸方向)に進退可能に変位するようにする。このとき、可撓部31a2は供給ローラ8aの自重で変位することはない。また凸部31a1の変形する負荷より可撓部31a2が変位する負荷の方が小さい。よって、振動等の衝撃によって供給ローラ8aは回転軸方向に移動しない。または移動しても小さな移動量になる。
このときも同様に凸部31a1を軸8a2の端面8a3Rの略回転中心に突き当てることで、摺擦速度が遅く、当接面積が小さいため摩擦は少なく、画像形成への影響はない(あるいはわずかである)。また、軸8a2の略中心を規制する凸部の材質は問わない。
本実施例では、少なくとも感光体ドラム3aと帯電ローラ3bを有するプロセスカートリッジと、少なくとも現像ローラを有する現像カートリッジ5とが、独立した構成(分離型)となっている。しかし、プロセスカートリッジと現像カートリッジ(現像装置)を一体化した構成(一体型)となっていても良い。
図11に実施例1又は実施例2の変形例として、感光体ドラム3aと現像装置(現像手段)5をユニット化(一体化)したプロセスカートリッジP−CRGを示す。
カートリッジP−CRGに、上述した実施例1又は実施例2の構成を適用すれば、供給ローラ8の軸方向の移動を抑えることができ、その結果、供給ローラの内部にトナーが入り込むのを抑制することができる等、前述した効果を得ることができる。
5 現像装置
6L1 突き当て面
7 現像容器
7a〜d 現像容器
8 供給ローラ
8a1 スポンジローラ
8a2 軸
10 トナー
11 画像形成装置
31a1 凸部
31a2 可撓部

Claims (12)

  1. 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置において、
    前記電子写真感光体に形成された前記静電潜像を現像するために、前記電子写真感光体に現像剤を供給する現像ローラと、
    前記現像剤を前記現像ローラに供給する供給ローラであって、その軸の一端側を一端側支持部に回転可能に支持され、前記軸の他端側を他端側支持部に回転可能に支持される供給ローラと、
    前記軸の一端側を前記供給ローラの長手方向において位置決めする一端側位置決め部と、
    前記軸の他端側を前記長手方向において位置決めする他端側位置決め部と、
    前記他端側位置決め部を前記長手方向に移動させるように変形する変形部と、
    を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記他端側位置決め部は、凸部の表面であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記軸の他端側には、前記供給ローラを回転させるためのはす歯ギアが設けられ、
    前記はす歯ギアが回転することで前記供給ローラには、前記一端側位置決め部に向かう力が加わることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記変形部の表面が、前記他端側位置決め部となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記他端側位置決め部は、前記変形部とは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記他端側位置決め部および前記変形部は、樹脂によって一体的に形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記変形部は塑性変形することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 電子写真感光体と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置と、
    を備え、
    画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    電子写真感光体と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置と、
    前記記録媒体を搬送するための搬送機構と、
    を備えることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  10. 前記現像装置は、前記電子写真画像形成装置の装置本体から取り外し可能であることを特徴とする請求項9に記載の電子写真画像形成装置。
  11. 前記現像装置は前記電子写真感光体とともにユニット化され、前記電子写真画像形成装置の装置本体から取り外し可能なプロセスカートリッジを構成することを特徴とする請求項9に記載の電子写真画像形成装置。
  12. 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置の組み立て方法において、
    前記現像装置の枠体に、前記静電潜像を現像するための現像ローラおよび前記現像ローラに現像剤を供給するための供給ローラを回転可能に支持させ、
    前記供給ローラの軸の一端側を前記枠体に設けられた一端側位置決め部に位置決めさせた状態で、前記軸の他端側を覆う保護部材を前記枠体に取り付け、
    前記保護部材に設けられた他端側位置決め部を前記供給ローラの軸の他端側に接触させ、前記保護部材に設けられた変形部を変形させることで、前記他端側位置決め部の位置を前記供給ローラの長手方向に移動させつつ前記軸の他端側を位置決めすることを特徴とする現像装置の組み立て方法。
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