JP2015108518A - 検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検出対象物の検出精度を向上させる検出装置する。【解決手段】検出装置1は、基材10に配置され、指9によって操作がなされる操作領域180を照明する照明部16と、操作領域180と照明部16との間に配置され、指9との間で静電結合を行うサブ電極12と、照明部16に基づく切り欠きが非形成であると共に、照明部16による操作領域180の照明を阻害しない位置に配置され、サブ電極12との間で静電結合を行うことにより、指9を検出するメイン電極14と、を備えて概略構成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、検出装置に関する。
従来の技術として、複数の電極が接触されたことを検知して電極毎に検知信号を出力する検知手段と、検知信号に応じてどの電極が接触されているか接触されていないかを判定する判定手段を備えたタッチ式センサが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このタッチ式センサは、検知手段を構成する素子を回路基板上に配置すると共に、電極に回路基板の一部を露出させる開口部を設け、回路基板上に配置された発光素子を電極の開口部内に配置している。
しかし、従来のタッチ式センサは、接触を検出する電極に開口部が設けられているので、開口部が設けられていない場合と比べて、電極の面積が減少し、検出対象物と電極との静電結合が弱まって検知される静電容量の変化が小さくなり、検出精度が低下する問題がある。
従って、本発明の目的は、検出対象物の検出精度を向上させる検出装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作領域に接近又は接触する検出対象物と実質的に静電結合を行う第1の結合領域を有する第1の検出電極と、第1の検出電極の第1の結合領域以外の第2の結合領域と実質的に静電結合を行う第2の検出電極と、を備えた検出装置を提供する。
本発明によれば、検出対象物の検出精度を向上させることができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る検出装置は、操作領域に接近又は接触する検出対象物と実質的に静電結合を行う第1の結合領域を有する第1の検出電極と、第1の検出電極の第1の結合領域以外の第2の結合領域と実質的に静電結合を行う第2の検出電極と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る検出装置は、操作領域に接近又は接触する検出対象物と実質的に静電結合を行う第1の結合領域を有する第1の検出電極と、第1の検出電極の第1の結合領域以外の第2の結合領域と実質的に静電結合を行う第2の検出電極と、を備えて概略構成されている。
この検出装置は、検出対象物と静電結合を行う第1の結合領域以外の第2の結合領域に基づいて、第2の検出電極を配置することができるので、第2の検出電極の配置の自由度、及び第2の検出電極の大きさの自由度が、第1の結合領域に基づいて配置する場合と比べて増加する。従って検出装置は、第1の結合領域の下方に意匠や電子部品を配置する自由度が高まると共に、大きい第2の検出電極を配置することができるので、検出精度を向上させることができる。
[第1の実施の形態]
(検出装置1の構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る検出装置が搭載された車両内部の概略図であり、(b)は、検出装置が配置された周辺の拡大図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る検出装置の分解斜視図であり、(b)は、図1(b)に示すII(b)-II(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図であり、(c)は、タッチ操作がなされた検出装置の等価回路図である。この図2(b)のパネルの断面は、透過領域と非透過領域との区別を明確にするために、仮想的な境界を点線により図示している。同様に、図2(c)のサブ電極の断面は、第1の結合領域と第2の結合領域との区別を明確にするために、仮想的な境界を点線により図示している。同様の理由により、仮想的な境界は、後述する図3(b)及び図4(b)にも図示されている。
(検出装置1の構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る検出装置が搭載された車両内部の概略図であり、(b)は、検出装置が配置された周辺の拡大図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る検出装置の分解斜視図であり、(b)は、図1(b)に示すII(b)-II(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図であり、(c)は、タッチ操作がなされた検出装置の等価回路図である。この図2(b)のパネルの断面は、透過領域と非透過領域との区別を明確にするために、仮想的な境界を点線により図示している。同様に、図2(c)のサブ電極の断面は、第1の結合領域と第2の結合領域との区別を明確にするために、仮想的な境界を点線により図示している。同様の理由により、仮想的な境界は、後述する図3(b)及び図4(b)にも図示されている。
なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また、図2(c)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
検出装置1は、静電容量式のタッチセンサである。この検出装置1は、検出対象物と検出電極との間の静電結合により生じる静電容量の変化に基づいて操作を判定するように構成されている。また検出装置1は、例えば、操作者の体の一部(例えば、指)や専用のペンによるタッチ操作により、電子機器の表示部に表示されたアイコンの決定、機能の選択等の指示を行うことが可能となるように構成されている。本実施の形態では、検出対象物としての指による操作について説明する。
この検出装置1は、一例として、車両5に搭載された空調装置及びカーナビゲーション装置等の電子機器の操作を行うことが可能となるように構成されている。
図1(a)に示す車両5のセンターコンソール50には、表示装置6が配置されている。この表示装置6の表示画面60には、図1(b)に示すように、空調装置の動作状況が確認できる表示画像61が表示されている。操作者は、例えば、複数の検出装置1により構成されたボタン群7の中から操作対象となる検出装置1に対してタッチ操作することにより、所望する機能等を接続された電子機器に実行させることが可能となる。
検出装置1は、図2(a)及び(b)に示すように、操作領域180に接近又は接触する指9と実質的に静電結合を行う第1の結合領域122を有する第1の検出電極としてのサブ電極12と、サブ電極12の第1の結合領域122以外の第2の結合領域123と実質的に静電結合を行う第2の検出電極としてのメイン電極14と、を備えて概略構成されている。また検出装置1は、サブ電極12を介して操作領域180を照明する照明部16を備えている。
言い換えるなら、検出装置1は、基材10に配置され、指9によって操作がなされる操作領域180を照明する照明部16と、操作領域180と照明部16との間に配置され、指9との間で静電結合を行うサブ電極12と、照明部16に基づく切り欠きが非形成であると共に、照明部16による操作領域180の照明を阻害しない位置に配置され、サブ電極12との間で静電結合を行うことにより、指9を検出するメイン電極14と、を備えて概略構成されている。
なお、上述の指9の接近とは、サブ電極12と静電結合を行う程度に操作領域180に接近した状態を示している。以下では、指9の接触について説明する。
さらに検出装置1は、図2(c)に示すように、メイン電極14に駆動信号S1を供給する交流源20と、メイン電極14から検出信号S2を取得すると共に、照明部16を制御する制御信号S3を出力する制御部22と、を備えている。
(サブ電極12の構成)
サブ電極12は、矩形状を有している。このサブ電極12は、例えば、金、銀、銅等の導電材料、又はこれらの合金材料を含んで形成される。またサブ電極12は、例えば、基材としての樹脂フィルムに形成されても良いし、パネル18に形成されても良い。さらにサブ電極12は、電気的に接続されるものがないように、つまり、電気的に独立するように構成されている。
サブ電極12は、矩形状を有している。このサブ電極12は、例えば、金、銀、銅等の導電材料、又はこれらの合金材料を含んで形成される。またサブ電極12は、例えば、基材としての樹脂フィルムに形成されても良いし、パネル18に形成されても良い。さらにサブ電極12は、電気的に接続されるものがないように、つまり、電気的に独立するように構成されている。
なおサブ電極12は、一例として、幅が50mm、奥行きが13mm、厚みが1μmである。
このサブ電極12は、図2(b)に示すように、照明部16の光軸161と交差する位置に開口125を有している。操作領域180は、サブ電極12の開口125を介して照明部16により照明される。
なお開口125は、一例として、直径が4mmの円形である。
この開口125は、操作領域180の照明に必要な光量が確保されると共に、指9との静電結合が許容範囲内となる程度に小さく形成される。
なお、本実施の形態のサブ電極12は、照明部16から出力された光162を透過しない材料で形成されるものとする。
上述のように、サブ電極12は、第1の結合領域122と第2の結合領域123とを有する。この第1の結合領域122と第2の結合領域123との境界124がパネル18の透過領域181と非透過領域182との境界183に実質的に一致するように、非透過領域182とサブ電極12の間、つまりサブ電極12の第2の結合領域123の表面120側には、後述するシールド17が配置されている。なおサブ電極12の境界124は、仮想的な境界であって、例えば、シールド17等の影響により位置が変わる可能性がある。
従って指9が操作領域180に接触した場合、主に、指9と第1の結合領域122との間で静電結合が行われる。
操作領域180は、例えば、パネル18の表面18aの一部、すなわち、表面18aの透過領域181に対応する領域である。サブ電極12の第1の結合領域122の面積は、操作領域180の面積以上であることが望ましく、また上面視において、第1の結合領域122が操作領域180を含む又は重なるような配置である方が望ましい。なお、第1の結合領域122の面積とは、開口125を含めた面積である。
また第2の結合領域123の面積は、メイン電極14の面積以上であることが望ましく、また上面視において、第2の結合領域123がメイン電極14を含む、又は重なるような配置である方が望ましい。
(メイン電極14の構成)
メイン電極14は、例えば、矩形状を有し、基材10の表面100に配置されている。このメイン電極14は、例えば、金、銀、銅等の導電材料、又はこれらの合金材料を含んで形成される。
メイン電極14は、例えば、矩形状を有し、基材10の表面100に配置されている。このメイン電極14は、例えば、金、銀、銅等の導電材料、又はこれらの合金材料を含んで形成される。
なおメイン電極14は、一例として、一辺が10mmの正方形である。
このメイン電極14は、図2(c)に示すように、交流源20と電気的に接続されると共に、制御部22と電気的に接続されている。
このメイン電極14は、サブ電極12の第2の結合領域123と対向するように配置されている。従って、指9が操作領域180に接触した場合、図2(c)に示すように、指9と第1の結合領域122との静電結合に基づいて静電容量C1が生成され、第1の結合領域122と隣接する第2の結合領域123とメイン電極14との静電結合に基づいて静電容量C2が生成される。制御部22は、主に、この静電容量C1及び静電容量C2の生成に伴って変化した駆動信号S1を、検出信号S2として取得するものである。
(照明部16の構成)
照明部16は、図2(a)及び(b)に示すように、基材10の表面100に配置されている。この照明部16は、操作領域180を照明するため、操作領域180の下方に配置されている。
照明部16は、図2(a)及び(b)に示すように、基材10の表面100に配置されている。この照明部16は、操作領域180を照明するため、操作領域180の下方に配置されている。
照明部16は、例えば、光を出力する発光素子等を含んで構成されている。この発光素子は、一例として、LED(Light Emitting Diode)である。なお、発光素子は、複数であっても良い。
照明部16は、図2(c)に示すように、制御部22に電気的に接続されている。照明部16は、制御部22から出力される制御信号S3に基づいて光162を光軸161方向に出力するように構成されている。
照明部16から出力された光162は、サブ電極12の開口125、及びパネル18の透過領域181を通過して外部に出力される。
(パネル18の構成)
パネル18は、例えば、主に、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の光を透過する樹脂により形成されている。このパネル18は、例えば、印刷によって、表面18aに意匠が形成されている。この意匠の一部は、例えば、図2(a)に示すように、非透過領域182を形成する。この非透過領域182は、例えば、センターコンソール50の色に合わせた色を有し、照明部16から出力された光162を透過し難いように構成されている。このパネル18は、一例として、光を拡散する物質を含んで構成されている。
パネル18は、例えば、主に、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の光を透過する樹脂により形成されている。このパネル18は、例えば、印刷によって、表面18aに意匠が形成されている。この意匠の一部は、例えば、図2(a)に示すように、非透過領域182を形成する。この非透過領域182は、例えば、センターコンソール50の色に合わせた色を有し、照明部16から出力された光162を透過し難いように構成されている。このパネル18は、一例として、光を拡散する物質を含んで構成されている。
透過領域181は、照明部16から出力された光162を透過するように構成されている。この透過領域181には、例えば、この検出装置1をタッチ操作することにより実行される機能が意匠として形成されている。なお、パネル18は、例えば、照明部16から出力された光162を拡散する物質が、透過領域181のみに含まれるように構成されても良い。また透過領域181は、照明部16から出力された光162の色を変換するようなフィルタを含んで構成されても良い。
パネル18は、非透過領域182の裏面18b側のサブ電極12との間に、シールド17が配置されている。このシールド17は、例えば、非透過領域182に指9が誤って触れた際、指9と非透過領域182の裏面18b側のサブ電極12、つまり指9と第2の結合領域123との静電結合を阻害するように構成されている。従ってシールド17は、一例として、接地された銅箔等により構成される。
なお、変形例として、パネル18は、例えば、積層構造を有し、サブ電極12の第2の結合領域123に対応する非透過領域182が、シールド17と同等の効果を奏するシールド層を含んで構成されても良い。さらに、非透過領域182は、例えば、指9と第2の結合領域123とが離れて静電結合が行われないように、突起等が形成、配置されても良いし、指9が直接接触しないように、非透過領域182上に物体が配置されても良い。
(交流源20の構成)
交流源20は、例えば、メイン電極14に供給する交流信号である駆動信号S1を生成するように構成されている。
交流源20は、例えば、メイン電極14に供給する交流信号である駆動信号S1を生成するように構成されている。
(制御部22の構成)
制御部22は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部22が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
制御部22は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部22が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
この制御部22は、しきい値220を有している。制御部22は、メイン電極14から取得した検出信号S2としきい値220とを比較する。制御部22は、比較結果に基づいて、操作が検出された場合は、操作がなされたことを示す操作情報S4を生成し、接続されている電子機器に出力すると共に、照明部16を点灯又は消灯する制御信号S3を生成し、照明部16に出力するように構成されている。なおタッチ操作が検出装置1になされた際に、照明部16が点灯するのか、消灯するのかは、検出装置1に割り当てられた機能に依存するものである。
また制御部22は、接続された電子機器から取得する点灯信号S5に基づいて制御信号S3を出力するように構成されている。この点灯信号S5は、例えば、照明部16の点灯、又は消灯を指示する信号である。
以下では、検出装置1の動作について説明する。動作としては、一例として、タッチ操作により、操作領域180を照明する動作について説明する。
(動作)
検出装置1の交流源20は、車両5の電源が投入された後、メイン電極14に駆動信号S1を供給する。
検出装置1の交流源20は、車両5の電源が投入された後、メイン電極14に駆動信号S1を供給する。
制御部22は、駆動信号S1の供給に基づいて、メイン電極14から取得した検出信号S2を監視し、しきい値220と比較する。
制御部22は、比較の結果、操作領域180にタッチ操作がなされたと判定すると、タッチ操作がなされたとする操作情報S4を生成すると共に、操作領域180を照明するための制御信号S3を生成し、照明部16に出力する。
照明部16は、取得した制御信号S3に基づいてサブ電極12の開口125を介して操作領域180を照明する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る検出装置1は、検出対象物の検出精度を向上させることができる。具体的には、検出装置1は、操作領域180に対するタッチ操作に基づいて、指9とメイン電極14とが直接静電結合を行うのではなく、サブ電極12を介して静電結合を行うように構成されている。従って、検出装置1は、メイン電極14の大きさや配置に自由度が生まれ、メイン電極14を操作領域180の下方に配置する必要がないので、操作領域180の下方に、照明部16等の電子部品の配置、及び意匠の形成を行うことができる。また検出装置1は、照明部16等を配置するために、メイン電極14に切り欠き等を形成する必要がないので、切り欠き等が形成された場合と比べて、面積が大きく、静電結合に基づく静電容量の変化が大きくなるので、検出精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る検出装置1は、検出対象物の検出精度を向上させることができる。具体的には、検出装置1は、操作領域180に対するタッチ操作に基づいて、指9とメイン電極14とが直接静電結合を行うのではなく、サブ電極12を介して静電結合を行うように構成されている。従って、検出装置1は、メイン電極14の大きさや配置に自由度が生まれ、メイン電極14を操作領域180の下方に配置する必要がないので、操作領域180の下方に、照明部16等の電子部品の配置、及び意匠の形成を行うことができる。また検出装置1は、照明部16等を配置するために、メイン電極14に切り欠き等を形成する必要がないので、切り欠き等が形成された場合と比べて、面積が大きく、静電結合に基づく静電容量の変化が大きくなるので、検出精度を向上させることができる。
また検出装置1は、サブ電極12に開口125を設け、照明部16が開口125を介して操作領域180を照明することができるので、サブ電極をITO(スズドープ酸化インジウム:Indium Tin Oxide)等の透明電極を用いる場合と比べて、製造コストを低減することができる。
さらに検出装置1は、上述のように、メイン電極14に切り欠き等を形成することなく照明部16を、操作領域180の下方に配置することができる。従って検出装置1は、メイン電極が操作領域の下方に配置され、操作領域の下方以外の場所に位置する照明部からの光を操作領域に導くライトガイド等を設ける場合と比べて、製造コストを低減することができる。
またさらに検出装置1は、開口125の形成により弱くなった静電結合をメイン電極14の大きさで補完することができる。
なお変形例として、検出装置1は、例えば、基材10の表面100に意匠を形成し、その意匠が開口125及び操作領域180を介して操作者に認識される構成であっても良い。
またメイン電極14の配置は、基材10上に限定されず、照明を阻害しない位置であれば、基材10とサブ電極12の間に配置することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の結合領域122と第2の結合領域123とが一列に並んでいない点で第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態は、第1の結合領域122と第2の結合領域123とが一列に並んでいない点で第1の実施の形態と異なっている。
図3(a)は、第2の実施の形態に係る検出装置の上面図である。図3(a)では、操作領域180を一点鎖線、第1の結合領域122を点線、メイン電極14を点線、第2の結合領域123をメイン電極14の点線よりも間隔等が長い点線で示している。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る検出装置1aは、図3(a)に示すように、サブ電極12が、第1の結合領域122を有する第1の結合部150と、メイン電極14と対向し、第2の結合領域123の一部を構成すると共に実質的にメイン電極14と静電結合を行う第2の結合部151と、第1の結合部150と第2の結合部151とを連結する連結部152と、を備えて概略構成されている。
この検出装置1の操作領域180は、例えば、図3(a)に示すように、第1の結合部150と同じ面積を有すると共に、上面視において、第1の結合部150と重なるように配置されている。
またメイン電極14は、第2の結合部151と同じ面積を有すると共に、上面視において、第2の結合部151と重なるように基材10に配置されている。
この連結部152は、実質的に指9と静電結合しない領域であり、メイン電極14とも静電結合しない領域である。
第1の結合部150の下方の基材10には、照明部16が配置されている。また第1の結合部150は、開口125が形成され、この開口125を介して照明部16から出力された光が操作領域180を照明する。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る検出装置1aは、第1の結合領域122と第2の結合領域123とが一列に並ぶのではなく、第1の結合領域122と第2の結合領域123がずれているので、サブ電極が矩形状である場合と比べて、照明部16とメイン電極14の配置の自由度が向上する。
本実施の形態に係る検出装置1aは、第1の結合領域122と第2の結合領域123とが一列に並ぶのではなく、第1の結合領域122と第2の結合領域123がずれているので、サブ電極が矩形状である場合と比べて、照明部16とメイン電極14の配置の自由度が向上する。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、サブ電極を折り曲げている点で他の実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態は、サブ電極を折り曲げている点で他の実施の形態と異なっている。
図3(b)は、第3の実施の形態に係る検出装置の要部断面図である。
この検出装置1bは、図3(b)に示すように、照明部16が、基材10の第1の面としての表面100に配置され、メイン電極14が、基材10の表面100の反対側の第2の面としての裏面101に配置され、サブ電極12が、操作領域180とは反対側の面となる第3の面としての裏面121が照明部16と対向すると共に、メイン電極14と対向するように、折り曲げられて形成された折曲部126を有している。
サブ電極12は、例えば、フレキシブル基板等の柔軟性を有する基材に形成され、折り曲げられている。またサブ電極12は、操作領域180に対応して開口125が形成されている。
この検出装置1bは、例えば、パネル18の非透過領域182とサブ電極12との間には、シールド17が配置され、非透過領域182に触れた指9とサブ電極12の第2の結合領域123との静電結合を阻害している。なお、検出装置1bは、例えば、操作領域180が、端部から折曲部126までのサブ電極12に対応する領域である場合は、シールド17が配置されなくても良い。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る検出装置1bは、サブ電極12が折曲部126により折り曲げられ、上面視において、横方向に小さくなり、コンパクトに形成される。従って検出装置1bは、サブ電極が折り曲げられていない場合と比べて、配置の自由度が向上すると共に、サブ電極12の第2の結合領域123とメイン電極14との距離を近づけることができるので、距離が離れている場合と比べて、静電結合が大きくなり検出精度が向上する。
本実施の形態に係る検出装置1bは、サブ電極12が折曲部126により折り曲げられ、上面視において、横方向に小さくなり、コンパクトに形成される。従って検出装置1bは、サブ電極が折り曲げられていない場合と比べて、配置の自由度が向上すると共に、サブ電極12の第2の結合領域123とメイン電極14との距離を近づけることができるので、距離が離れている場合と比べて、静電結合が大きくなり検出精度が向上する。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、サブ電極とメイン電極とが複数配置されている点で上述の実施の形態と異なっている。
第4の実施の形態は、サブ電極とメイン電極とが複数配置されている点で上述の実施の形態と異なっている。
図3(c)は、第4の実施の形態に係る検出装置の上面図である。
検出装置1cは、図3(c)に示すように、複数のサブ電極、及び複数のメイン電極を有している。この複数のサブ電極は、第1の結合部150が予め定められた間隔となるように並べられ、複数のメイン電極は、複数のサブ電極のそれぞれの第2の結合部151に対向して配置されている。
この複数のサブ電極とは、一例として、サブ電極12a〜サブ電極12cである。また複数のメイン電極とは、一例として、メイン電極14a〜メイン電極14cである。
また本実施の形態における予め定められた間隔とは、一例として、等間隔であるが、これに限定されない。また並べられるサブ電極の数や間隔は、検出装置1の仕様に基づいて自由に決められる。
サブ電極は、上述の第1の結合領域122を有する第1の結合部150と、第1の結合部150よりも大きい面積を有し、第1の結合部150と連結されると共に、メイン電極と静電結合を行う第2の結合部151と、を有している。
この第1の結合部150は、例えば、図3(c)に示すように、細長い線状の形状を有している。この第1の結合部150は、例えば、照明部16の照明を阻害しない程度の幅であることが望ましく、また照明部16の上方からずれて配置されることがより望ましい。
また第1の結合部150は、例えば、メイン電極の面積を大きくするため、図3(c)に示すように、その長さが異なっている。
なお本実施の形態では、第1の結合部150は、線状に形成されるので、開口が形成されないが、これに限定されず、例えば、第1の結合部150の大きさによっては、照明部16の光軸161に開口125を有するサブ電極が配置されても良い。
第1の結合部150は、図3(c)の上面視において、一点鎖線で示す操作領域180で囲まれる部分が、主に操作領域180に接触した指9と静電結合を行う第1の結合領域122となる。図3(c)では、この第1の結合領域122を点線で囲んでいる。
メイン電極14aは、サブ電極12aの第2の結合部151と対向するように配置されている。従って、第2の結合部151が、第2の結合領域123となる。
同様に、メイン電極14bは、サブ電極12bの第2の結合部151と対向するように配置されている。メイン電極14cは、サブ電極12cの第2の結合部151と対向するように配置されている。
このメイン電極14a〜メイン電極14cは、例えば、それぞれに交流源20から駆動信号S1が供給され、それぞれから接続された制御部22に検出信号S2が出力される。
制御部22は、それぞれから取得した検出信号S2としきい値220とを比較することにより、操作の有無を判定すると共に、図3(c)に示す矢印A方向、及び矢印A方向と逆方向となる矢印B方向のいずれの方向になされた操作なのかを判定するように構成されている。
(第4の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る検出装置1cは、複数のサブ電極が配置されると共に、対応する複数のメイン電極が、操作領域180の下方とは異なる場所に配置されるので、操作領域の下方にメイン電極が配置される場合と比べて、配置の自由度が増加する。
本実施の形態に係る検出装置1cは、複数のサブ電極が配置されると共に、対応する複数のメイン電極が、操作領域180の下方とは異なる場所に配置されるので、操作領域の下方にメイン電極が配置される場合と比べて、配置の自由度が増加する。
また検出装置1cは、操作領域180の下方に複数のメイン電極が配置されないので、操作領域180を照明する照明部16を、操作領域180の下方に配置することが容易となる。さらに検出装置1cは、主に、指9と静電結合する第1の結合部150が線形状を有するので、コストがかかる透明電極を用いることなく、照明の阻害を抑制することができる。
またさらに検出装置1cは、複数のサブ電極を操作領域180の下方に配置することができるので、タッチ操作以外にも一次元方向のなぞり操作及びフリック操作等を検出することができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、メイン電極の一部が、第1の結合領域の下方に位置している点で上述の実施の形態と異なっている。
第5の実施の形態は、メイン電極の一部が、第1の結合領域の下方に位置している点で上述の実施の形態と異なっている。
図4(a)は、第5の実施の形態に係る検出装置の上面図であり、(b)は、図4(a)のIV(b)-IV(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図である。
この検出装置1dは、図4(a)及び(b)に示すように、基材10に配置され、指9によって操作がなされる操作領域180を照明する照明部16と、操作領域180と照明部16との間に配置され、指9との間で静電結合を行うサブ電極12と、照明部16に基づく切り欠きが非形成であると共に、照明部16による操作領域180の照明を阻害しない位置に配置され、サブ電極12との間で静電結合を行うことにより、指9を検出するメイン電極14と、を備えて概略構成されている。
このメイン電極14は、図4(a)に示すように、メイン電極14が照明部16と隣接するように配置されているものの、切り欠きや開口が非形成であると共に、照明領域160の外側に配置されている。従ってメイン電極14は、その面積の一部を切り欠き等で失うことなく、また照明を阻害することなく配置されている。
(第5の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る検出装置1dは、メイン電極14の一部が、照明部16の照明を阻害することなく、第1の結合領域122の下方に位置するように、メイン電極14が配置されるので、第1の結合領域122の下方以外の場所にメイン電極を配置する場合と比べて、小型化が可能となる。
本実施の形態に係る検出装置1dは、メイン電極14の一部が、照明部16の照明を阻害することなく、第1の結合領域122の下方に位置するように、メイン電極14が配置されるので、第1の結合領域122の下方以外の場所にメイン電極を配置する場合と比べて、小型化が可能となる。
以上述べた少なくとも1つの実施の形態の検出装置によれば、検出対象物の検出精度を向上させることが可能となる。
なお変形例として、メイン電極の配置は、基材10に限定されず、照明部16の照明を阻害しない位置であれば、自由に設置することが可能である。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1a〜1d…検出装置、5…車両、6…表示装置、7…ボタン群、9…指、10…基材、12,12a〜12c…サブ電極、14,14a〜14c…メイン電極、16…照明部、17…シールド、18…パネル、18a…表面、18b…裏面、20…交流源、22…制御部、50…センターコンソール、60…表示画面、61…表示画像、100…表面、101…裏面、120…表面、121…裏面、122…第1の結合領域、123…第2の結合領域、124…境界、125…開口、126…折曲部、150…第1の結合部、151…第2の結合部、152…連結部、160…照明領域、161…光軸、162…光、180…操作領域、181…透過領域、182…非透過領域、183…境界、220…しきい値
Claims (8)
- 操作領域に接近又は接触する検出対象物と実質的に静電結合を行う第1の結合領域を有する第1の検出電極と、
前記第1の検出電極の前記第1の結合領域以外の第2の結合領域と実質的に静電結合を行う第2の検出電極と、
を備えた検出装置。 - 前記第1の検出電極を介して前記操作領域を照明する照明部を有する、
請求項1に記載の検出装置。 - 前記第1の検出電極は、前記照明部の光軸に対応した開口を有する、
請求項2に記載の検出装置。 - 前記第1の検出電極は、前記第1の結合領域を有する第1の結合部と、前記第2の検出電極と対向し、前記第2の結合領域の一部を構成すると共に実質的に前記第2の検出電極と静電結合を行う第2の結合部と、前記第1の結合部と前記第2の結合部とを連結する連結部と、を備えた、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検出装置。 - 前記照明部は、基材の第1の面に配置され、
前記第2の検出電極は、前記基材の前記第1の面の反対側の第2の面に配置され、
前記第1の検出電極は、前記操作領域とは反対側の面となる第3の面が前記照明部と対向すると共に、前記第2の検出電極と対向するように、折り曲げられて形成された折曲部を有する、
請求項2又は3に記載の検出装置。 - 前記第1の検出電極は、前記第1の結合領域を有する第1の結合部と、前記第1の結合部よりも大きい面積を有し、前記第1の結合部と連結されると共に、前記第2の検出電極と静電結合を行う第2の結合部と、を有する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検出装置。 - さらに、複数の前記第1の検出電極、及び複数の前記第2の検出電極を有し、
複数の前記第1の検出電極は、前記第1の結合部が予め定められた間隔となるように並べられ、
複数の前記第2の検出電極は、複数の前記第1の検出電極のそれぞれの前記第2の結合部に対向して配置された、
請求項6に記載の検出装置。 - 基材に配置され、検出対象物によって操作がなされる操作領域を照明する照明部と、
前記操作領域と前記照明部との間に配置され、前記検出対象物との間で静電結合を行う第1の検出電極と、
前記照明部に基づく切り欠きが非形成であると共に、前記照明部による前記操作領域の照明を阻害しない位置に配置され、前記第1の検出電極との間で静電結合を行うことにより、前記検出対象物を検出する第2の検出電極と、
を備えた検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013250349A JP2015108518A (ja) | 2013-12-03 | 2013-12-03 | 検出装置 |
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Family Applications (1)
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JP2013250349A Pending JP2015108518A (ja) | 2013-12-03 | 2013-12-03 | 検出装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015108518A (ja) |
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2013
- 2013-12-03 JP JP2013250349A patent/JP2015108518A/ja active Pending
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