JP2015106776A - 撮像装置、制御方法およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 異なる側を撮影する複数の撮像装置のそれぞれに対応させて個々に専用の発光装置を設けることなく、良好な明るさでの撮影を可能にする。【解決手段】 表示手段と、表示手段の側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、表示手段の側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、第1の撮像手段で撮像する被写体輝度と第2の撮像手段で撮像する被写体輝度を測光する測光手段と、第1の撮像手段で撮像する被写体輝度と第2の撮像手段で撮像する被写体輝度の輝度差を算出する算出手段と、前記輝度差に応じて第2の撮像手段で被写体を撮像する際に第2の撮像手段が撮像する被写体を照明する照明画像を表示させるか否かを制御する表示制御手段とを有し、表示制御手段は、輝度差が第1の輝度差よりも小さい場合は照明画像を表示手段に表示させず、輝度差が第1の輝度差以上の場合は照明画像を表示手段に表示させることを特徴とする構成とした。【選択図】 図3
Description
本発明は、撮像手段を複数備えた撮像装置とその制御方法およびにプログラムに関する。
従来、人物や風景などの主たる被写体の撮影をする際に、撮影者側の撮影もしたいという要望がある。
このような要望に対して、特許文献1には、主たる被写体を撮像するメインカメラと撮影者を撮像するサブカメラとを有する処理装置について記載されている。そして、メインカメラで撮像したメイン画像とサブカメラで撮像したサブ画像とを合成した合成画像を、記録媒体に記録する処理装置について提案されている。
しかしながら、特許文献1には、メイン画像とサブ画像の画質の関係については記載されていない。したがって、サブカメラの側が、メインカメラの側よりも大幅に暗い場合は、サブ画像の輝度とメイン画像の輝度が大きく異なる合成画像が生成されてしまう場合がある。
一般的に、撮影の対象となる被写体が暗い場合は、当該被写体を撮像する際にストロボなどの発光装置によって被写体を明るくすることが知られている。
しかし、サブカメラの側を明るくするために、サブカメラ側に専用の発光装置を設けると、撮像装置の構成が複雑化してしまう。この場合、構成の複雑化に伴い、撮像装置が大型化してしまう。
本発明の目的は、複数の撮像手段によってそれぞれ異なる側を撮影する場合であっても、複数の撮像装置のそれぞれに対応させて個々に専用の発光装置を設けることなく、良好な明るさでの撮影を可能にすることである。
上記目的を達成するために本発明にかかる撮像装置は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段が配置された側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、前記表示手段が配置された側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度を測光する測光手段と、前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度の輝度差を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記輝度差に応じて、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際に前記第2の撮像手段が撮像する被写体を照明する照明画像を前記表示手段に表示させるか否かを制御する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記輝度差が第1の輝度差よりも小さい場合は前記照明画像を前記表示手段に表示させず、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合は前記照明画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために他の本発明にかかる撮像装置は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段が配置された側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、前記表示手段が配置された側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度を測光する測光手段と、前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度の輝度差を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記輝度差に応じて、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際の前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記輝度差が第1の輝度差のときよりも前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差のときの方が、前記表示手段を明るく表示させるように前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、複数の撮像手段によってそれぞれ異なる側を撮影する場合であっても、複数の撮像手段のそれぞれに対応させて個々に専用の発光装置を設けることなく、良好な明るさでの撮影を可能にすることができる。
(第1実施形態)
本発明にかかる第1実施形態としてのデジタルカメラ(以下、単にカメラと称す)100について図1〜6を参照して説明する。
本発明にかかる第1実施形態としてのデジタルカメラ(以下、単にカメラと称す)100について図1〜6を参照して説明する。
図1は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100を説明する図であって、カメラ100の背面図を示している。以下、図1に記載された各部を説明する。
カメラ100の正面側には主被写体を撮像するための第1の光学系1Aが配置されている。また、カメラ100の背面側には、撮影者(ユーザ)を撮像するための第2の光学系1Bが配置されている。すなわち、本実施形態において、第1の光学系1Aと第2の光学系1Bはそれぞれ異なる側の被写体を撮像可能に配置されている。
カメラ100の背面側であって前述の第2の光学系1Bが設けられている側には、表示手段である表示部14が配置されている。
カメラ100の上面には、第1の光学系1Aの側を照明するストロボ発光部20が配置されている。なお、図1において、ストロボ発光部20は、カメラ100の内部に収納された状態を示している。そして、ストロボ発光部20は、この収納された状態からポップアップした状態に移動することで、第1の光学系1Aの側を照明することが可能である。
カメラ100の上面には、電源スイッチ101と、レリーズスイッチ102が配置されている。電源スイッチ101をオンすることで、不図示の二次電池からカメラ100の内部に電力が供給される。
電源スイッチ101がオンされている状態でレリーズスイッチ102が押下されると、第1の光学系1Aおよび、第2の光学系1Bを介して主被写体および撮影者の静止画が取得される。
図2は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100の内部構成を説明するブロック図である。以下、図2を参照して、カメラ100の内部構成について説明する。
第1の光学系1Aは、ズームレンズ群2及びフォーカスレンズ群3を備えるとともに絞り4を有している。絞り4はズームレンズ群2およびフォーカスレンズ群3を透過した光量を調整する。なお、第1の光学系1Aは、主被写体側を撮像対象とするものである。
第1の光学系1Aの後段には、CCDやCMOSなどの固体撮像素子からなる第1の撮像素子(第1の撮像手段)5Aが配置されている。第1の光学系1Aを通過することで導かれた被写体の光学像は第1の撮像素子5Aに結像し、第1の撮像素子5Aは光電変換によって光学像に応じた電気信号(以下、第1のアナログ画像信号と称す)を出力する。
第1の撮像素子5Aには第1のA/D変換部6Aが接続されている。第1の撮像素子5Aから受けた第1のアナログ画像信号は、第1のA/D変換部6AによってA/D変換されて第1のデジタル画像信号(第1の画像データ)となる。
第1のA/D変換部6Aには第1の画像処理部7Aが接続されている。第1の画像処理部7Aは、第1のA/D変換部6Aから受けた第1のデジタル画像信号に対して、シェーディングなどの各種センサ補正処理や、色補正、輪郭強調、画素補間などの各種の画像処理を施す。
一方、第2の光学系1Bは、フォーカスレンズ群8を有している。なお、第2の光学系1Bは、撮影者(ユーザ)側を撮像対象とするものである。
第2の光学系1Bの後段には、CCDやCMOSなどの固体撮像素子からなる第2の撮像素子(第2の撮像手段)5Bが配置されている。第2の光学系1Bを通過することで導かれた被写体の光学像は第2の撮像素子5Bに結像して、第2の撮像素子5Bは光電変換によって光学像に応じた電気信号(以下、第2のアナログ画像信号と称す)を出力する。
第2の撮像素子5Bには第2のA/D変換部6Bが接続されている。第2の撮像素子5Bから受けた第2のアナログ画像信号は、第2のA/D変換部6BによってA/D変換されて第2のデジタル画像信号(第2の画像データ)となる。
第2のA/D変換部6Bには第2の画像処理部7Bが接続されている。第2の画像処理部7Bは、第2のA/D変換部6Bから受けた第2の画像データに対して、シェーディングなどの各種センサ補正処理や、色補正、輪郭強調、画素補間などの各種の画像処理を施す。
本実施形態では、第1の光学系1Aから第1の撮像素子5Aまでの第1の撮像ユニットをメインカメラAとする。また、第2の光学系1Bから第2の撮像素子5Bまでの第2の撮像ユニットをサブカメラBと称する。
なお、本実施形態では、カメラ100に対して、図1を用いて前述した表示部14が配置されている側とは反対側の被写体を、第1の撮像ユニットであるメインカメラAで撮像する。また、カメラ100に対して、表示部14が配置されている側の被写体を、第2の撮像ユニットであるサブカメラBで撮像する。
以上説明した構成はその要旨の範囲で種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、カメラ100が大型化することを防ぐために、サブカメラBは、ズームレンズや絞りが設けられていない単純な構成としたが、これらを設けるような構成であっても良い。
また、本実施形態では、デジタル画像信号(画像データ)に対する画像処理について言及したが、アナログ画像信号に種々の画像処理を施すような構成であっても良い。
図2に戻って、第1の画像処理部7Aおよび第2の画像処理部7Bは、バス9を介して合成処理部10に接続されている。第1および第2のデジタル画像データはバス9を介して合成処理部10に与えられる。そして、合成処理部10は、第1および第2の画像データを合成することで合成画像データを生成する。この合成画像データは、所定フォーマットに変換されて一時的にメモリ(VRAM)11に記録される。
なお、前述した第1の画像データおよび第2の画像データも、所定フォーマットに変換されてメモリ11に一時的に記録される。
メモリ11はDRAMなどの記録素子からなる記録部であり、バス9を介してカメラ100内の各部へと接続されている。メモリ11には本実施形態において使用される種々のデータの格納と、カメラ100の撮影処理に応じて出力されるデータの記録が行われる。例えば、カメラ100内の各部の駆動タイミングや種々の露出条件、カメラ100内の処理で使用する算出式が、メモリ11に格納されている。また、図3や図4に示すフローと同様の動作を指示するためのプログラムや、図6に示す照明画像の設定条件などのデータがメモリ11に格納されている。
また、バス9にはD/A変換部13が接続されている。D/A変換部13は、メモリ11に記録された画像データを読み出してアナログ信号に変換した後に、再生出力に適した信号である表示用の画像信号(表示画像)に変換する。そして、この表示画像は図1を用いて前述した表示部14に表示される。
表示部14はD/A変換部13の後段に接続されている。表示部14は、合成画像データ、第1の画像データおよび第2の画像データに応じた表示画像を表示する。また、表示部14は、後述する照明画像も表示させることができる。なお、後述の表示制御部12によって表示部14に画像を表示させる。
バス9には圧縮/伸長部(記録用I/F)15が接続されている。圧縮/伸長部15はメモリ11に記録された画像データを読み出して、当該画像データに対して圧縮処理および符号化処理を施して符号化画像データとする。
圧縮/伸長部15は、カメラ100に対して挿抜可能なSDカードなどの記録媒体16と接続可能である。カメラ100に記録媒体16が挿入された状態で、圧縮/伸長部15で処理を施した符号化画像データが記録媒体16に記録される。
圧縮/伸長部15は記録媒体16に記録された符号化画像データを読み出して、当該符号化画像データに対して復号化処理および伸長処理を施すことで画像データとする。そして、圧縮/伸長部15は、当該画像データをメモリ11に一時的に記録する。
また、バス9には顔検出部17が接続されている。顔検出部17は、第1の画像処理部7Aから第1の画像データ、および第2の画像処理部7Bから第2の画像データをそれぞれ受け、これら第1および第2の画像データにおける主被写体および撮影者の顔位置および顔の大きさなどの顔情報を検出する。検出された顔情報は顔情報信号として、バス9に接続された測光演算部19に送られる。
本実施形態における顔情報としては、目および眉などの顔を特徴付ける部位を画探索して、画像における人物の顔の位置を求める。さらに、顔検出部17は、顔の大きさおよび傾きなどを、顔を特徴付ける部位間隔などの位置関係に応じて求める。これら顔情報は、公知の顔検出方法を用いて取得される。
また、バス9には測光演算部19が接続されている。測光演算部19は、第1の画像データと第2の画像データを受け、メインカメラAで撮像した被写体の輝度値である第1の輝度値X1と、サブカメラBで撮像した被写体の輝度値である第2の輝度値X2を算出する。
なお、本実施形態では測光演算部19は、メインカメラAが撮像する被写体の輝度とサブカメラBが撮像する被写体を測光し、それぞれの被写体の輝度値を算出する測光手段であるが、これに限定されるものではない。例えば、メインカメラAが撮像する被写体の測光をする測光演算部と、サブカメラBが撮像する被写体の測光をする測光演算部とを、それぞれ別に設けるような構成において、これら2つの測光演算部を測光手段とするような構成であっても良い。
輝度値の算出方法の詳細とし、測光演算部19は、メインカメラAとサブカメラBで取得したそれぞれの画像(一画面分)を複数のブロックに分割する。そして、測光演算部19は、これらのブロックごとに平均輝度値を算出する。算出した平均輝度値と基準となるブロック(基準ブロック)との輝度値の差、および、ブロックの位置に応じた重みづけを行った後、輝度値の加算処理を行う。そして、重みづけ加算された輝度値を、後述の撮影処理などに用いる。
なお、本実施形態では、ブロックの位置に応じた重みづけとして、顔検出部17によって検出された顔領域にあたるブロックの重みづけの度合いを、他のブロックよりも強くする。すなわち、第1の輝度値X1と第2の輝度値X2は、第1の画像データおよび第2の画像データの顔領域の輝度値に基づいて算出される。なお、輝度値の算出方法は、公知の手段であればどのようなものを使用しても良い。
測光演算部19は、メインカメラAを介して取得した第1の画像データの第1の輝度値X1と、サブカメラBを介して取得した第2の画像データの第2の輝度値X2との差分(輝度差)を算出し、CPU18およびメモリ11へと送る。
さらに、測光演算部19はCPU18の制御下において、前述した重みづけ加算された各画像データの輝度値に対する露出量を算出する。そして、算出した露出量に応じたメインカメラAの露出量の制御や処理が、CPU18からカメラ100内の各部に対して指示される。
図2に戻り、バス9にはストロボ発光部20が接続されている。CPU18は、前述の測光演算部19で算出された第1の輝度値X1および、輝度値X1に対する露出量に応じて、ストロボ発光部20を発光するか否かを判定する。
また、表示制御部12はバス9に接続され、後段に前述したD/A変換部13および表示部14が接続されている。表示制御部12は、バス9を介してタイミング発生部(不図示)からの信号に応じて、メモリ11に保存された第1の画像データおよび第2の画像データをD/A変換部13においてデジタル画像データから表示画像へと変換させる。
そして、表示制御部12は、変換されたアナログ画像データを表示部14に表示させる。以下、第1の画像データからD/A変換された表示画像を単に第1の画像と称し、第2の画像データからD/A変換された表示画像を単に第2の画像と称する。
なお、表示制御部12がメモリ11(VRAM)を読み出し、上述した処理を実行することで、表示部14に表示画像が更新される。この動作を連続的におこなうことで、表示部14に表示画像を逐次表示(ライブビュー表示)をさせることができる。なお、動画を取得する場合は、取得した動画のデータをメモリ11および記録媒体16に記録する。
また、表示制御部12は、第1の画像の撮影指示(例えば、図1のレリーズスイッチ102の押下)に応じて、メインカメラAを介して第1の画像データの静止画を取得し、当該取得した第1の画像を表示部14にレビュー表示させる。例えば、表示部14に、第1の画像のライブビュー表示をさせている状態で第1の画像の静止画の取得(撮影)が指示されると、当該第1の画像のライブビュー表示が終了する。そして、メインカメラAを介して取得した第1の画像の静止画が表示部14にレビュー表示される。
なお、VIDEO用やHDMI(登録商標)用の出力端子(不図示)とケーブル(不図示)を介して、カメラ100の外部に設けられた外部表示部(不図示)に、上述した種々の表示用の画像を表示させるような構成でも良い。
さらに、表示制御部12は、前述した第1の輝度値X1と第2の輝度値X2との輝度差に応じて、第2の画像を取得する際にサブカメラBの側を照明するための照明画像を表示部14に表示させることも可能である。この詳細については後述する。
また、バス9にはCPU18が接続されている。CPU18は、バス9に接続されたカメラ100内の各部を統括的に制御する。本実施形態では、CPU18は、第1画像処理部7A、第2の画像処理部7B、合成処理部10、表示制御部12、顔検出部17、測光演算部19に対する制御を指示する。なお、上述したような制御部や処理部を設けずに、CPU18がカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であっても良い。また、CPU18を設けずに上述した各部が連動して、カメラ100の制御(処理)をおこなうような構成であってもよい。
なお、本実施形態では、静止画および動画の撮影指示に応じて、前述した被写体像の撮像工程からA/D変換工程、画像処理工程、画像記録工程、画像表示工程などが実行される。
以下、本発明の第1実施形態における撮影処理について図3〜5を参照して説明する。図3は本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100の撮影処理を説明するフローチャートである。
図4は本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100のサブカメラBの側での撮影処理を説明するフローチャートである。
図5は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100における表示画像を説明する図であって、時間の経過における第1の画像、第2の画像、合成画像の様子を説明している。
なお、本実施形態では、メインカメラAの側で撮像する主被写体の明るさの方が、サブカメラBの側で撮像する撮影者の明るさよりも明るい場合について説明する。
図3に図示するように、ユーザによって前述の電源スイッチ101がオン状態にされると、ステップS100でCPU18は撮影処理を開始する。
撮影処理が開始されると、CPU18はカメラ100内の各部に駆動を指示し、メインカメラAとサブカメラBの撮像準備を完了する。
ステップS101で表示制御部12は、メインカメラAを介して取得した第1の画像を表示部14にライブビュー表示させる(図5〈A〉)。なお、第1の撮像素子5Aでの主被写体の撮像から、表示部14に表示画像を表示するまでの工程は前述した通りに行われるものとする。
さらに、ステップS101でCPU18は、サブレンズBを介して第2の画像を取得させる(図5〈B〉)。ここで、図5の〈B〉で表す図は、サブカメラBで撮像した被写体が暗い状態であることを示している。なお、このタイミングでは、表示部14に第2の画像は表示させない。また、第2の撮像素子5Bによる撮影者の撮像から、表示部14に表示画像を表示するまでの工程は前述した通りに行われるものとする。
次に、ステップS102で測光演算部19は、ステップS101で取得された第2の画像データをメモリ11から読み出し、第2の画像データのブロック毎に、平均輝度値を算出する。
次に、ステップS103で顔検出部17は、ステップS101で取得された第2の画像データをメモリ11から読み出し、第2の画像データにおける顔情報を検出する。顔検出部17によって検出された顔情報は測光演算部19に送られる。
次に、ステップS104で測光演算部19は、先に算出された顔情報と、ブロックごとの平均輝度値から、第2の画像データにおける重みづけ加算された輝度値を算出する。すなわち、測光演算部19は、前述したように第2の画像データの第2の輝度値X2を算出する。
次に、ステップS105でCPU18は、ユーザ(撮影者)によって主被写体の(静止画)撮影指示があるか否かを判定する。ここで、静止画の撮影指示とは、前述のレリーズスイッチ102の押下などである。
主被写体の静止画の撮影が指示された場合はステップS105へと進み、撮影指示がない場合はステップS101に戻る。すなわち、図3に図示するステップS101からS104までの工程は、カメラ100の電源がオン状態にされてから主被写体の静止画の撮影が指示されるまでの動作である。そして、カメラ100の電源がオン状態の場合は、この動作が常に行われる。
次に、ステップS106でCPU18は、メインカメラA(第1の撮像素子5A)を介して第1の画像データを取得させ、取得した第1の画像データをメモリ11に格納する(図5〈C〉)。
次に、ステップS107で測光演算部19は、ステップS106で取得された第1の画像データをメモリ11から読み出し、第1の画像データのブロック毎に、平均輝度値を算出する。
次に、ステップS108で顔検出部17は、ステップS106で取得された第1の画像データをメモリ11から読み出す。読み出された第1の画像データにおける顔情報を検出し、測光演算部19に顔情報を送る。
次に、ステップS109で測光演算部19は、先に算出された顔情報と、ブロックごとの平均輝度値から、第1の画像データにおける重みづけ加算された輝度値を算出する。すなわち、測光演算部19は、第1の画像データの第1の輝度値X1を算出する。
次に、ステップS110で測光演算部19は、先に算出した第1の画像データの第1の輝度値X1と第2の画像データの第2の輝度値X2から、第1の輝度値X1と第2の輝度値X2の輝度差Dyを算出する(Dy=X1−X2)。すなわち、主被写体の明るさ(輝度値)と撮影者の明るさ(輝度値)の差を算出する。
次に、ステップS111でCPU18は、サブカメラBを介して第2の撮像素子5Bに第2の画像データを取得させ、取得した第2の画像データをメモリ11に格納する。
以下、図4を参照して、撮影者の撮影処理についての詳細を説明する。図4に図示するように、ステップS200で撮影者の撮影処理を開始する。次に、ステップS201で表示制御部12は、図3で算出した輝度差Dyが、表示部14に照明画像を表示するための閾値となる輝度差(第1の輝度差)Th1以上であるか否かを判定する。
輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも小さい(Dy<Th1)と判定された場合はステップS205に進み、輝度差Dyが第1の輝度差以上である(Dy≧Th1)と判定された場合はステップS202に進む。
輝度差Dy<Th1の場合は、第1の画像と第2の画像の輝度差が小さいため、メインカメラAで撮像する主被写体と、サブカメラBで撮像する撮影者の明るさに大きな差がない状態である。したがって、第1の画像と第2の画像とを合成して生成された合成画像は、違和感が生じない良好なものとなる。
なお、第1の輝度差Th1は、合成画像に違和感が生じない程度の輝度差であれば良い。例えば、第1の画像と第2の画像とを並べて表示した際に、二つの画像の明るさに大きな差がないような輝度差であれば、どの様なものでも良い。
輝度差Dy≧Th1の場合は、第1の画像と第2の画像の輝度差が大きいため、メインカメラAで撮像する主被写体と、サブカメラBで撮像する撮影者の明るさに差がある状態である。したがって、双方の被写体を撮像した画像の明るさの違いにより、第1の画像と第2の画像とを合成して生成された合成画像は、違和感が生じるものとなる可能性がある。すなわち、サブカメラBによって撮影者を撮像した第2の画像の明るさは、メインカメラAによって主被写体を撮像した第1の画像の明るさよりも暗くなってしまう。
そこで、本実施形態では、サブカメラBによって第2の画像を取得する際に、サブカメラBの側に配置された表示部14に照明画像を表示させることで上述の問題を解決する。すなわち、輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも小さい輝度差である場合は表示部14に照明画像を表示させないで第2の画像を取得する。そして、輝度差Dyが第1の輝度差Th1以上の輝度差である場合は表示部14に照明画像を表示させて第2の画像を取得する。
図4に戻り、ステップS202で表示制御部12は、表示部14に表示させる照明画像を設定する。以下、ステップS202で設定される照明画像の詳細について図5、6を参照して説明する。
図5に図示するように、第1の画像のライブビュー表示の終了からレビュー表示の開始までの間で、表示部14に照明画像を表示させる(図5〈D〉)。
上述した図5〈D〉の期間は、静止画の撮影に応じて、ライブビュー表示とレビュー表示とを切り替える期間である。従来、第1の画像を連続的に表示させるライブビュー表示中に静止画の撮影が指示された場合、第1の画像のライブビュー表示の終了後、無表示の期間を挟んで、すぐに第1の画像のレビュー表示を開始していた。すなわち、ライブビュー表示の終了からレビュー表示の開始までの期間において、特定の画像の表示は行っていなかった。
本実施形態では、この期間内において、表示部14に照明画像を表示させるため、照明画像を表示するための期間を新たに設ける必要がない。
表示部14に表示させる照明画像の明るさは、輝度差Dyに応じて白色と黒色の階調のうち、図6のグラフに従って設定された任意の階調レベルの明るさで表現される。
図6は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100で表示させる照明画像を説明した図であって、輝度(信号)を8ビットの256段階で表現した例を示している。図6において、横軸は輝度差Dyを示し、縦軸は輝度差Dyに応じた照明画像の階調レベルを示している。なお、図6に図示するように、第1の輝度差Th1は例示的に、照明画像が32レベルの明るさである場合に、主被写体の明るさと撮影者の明るさとの差が違和感の生じない程度となる輝度差Dyであるとする。
図6に図示するように、輝度差Dyが大きくなるに従って、表示部14に表示させる照明画像の階調レベルを変化させ、照明画像を明るくする。例えば、輝度差Dyが第1の輝度差Th1である場合に表示させる照明画像の明るさよりも、輝度差Dyが図中の地点P1における輝度差(第2の輝度差)Th2である場合に表示させる照明画像の明るさを明るくさせる。なお、第1の輝度差Th1よりも第2の輝度差Th2の方が、第1の画像の輝度と第2の画像の輝度の輝度差は大きい。
すなわち、輝度差Dyが大きくなるに従って、白色の成分を強めた照明画像を表示部14に表示させる。逆に、輝度差Dyが小さくなるに従って、黒色の成分を強めた照明画像を表示部14に表示させる。
なお、図6に図示するように、本実施形態では、輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも更に小さい第3の輝度差Th3(地点P2)である場合、照明画像を0レベルの明るさとする。すなわち、表示部14には何も表示させない。したがって、本実施形態において表示部14に表示させる照明画像の色合いは、実質的に灰色から白色のうちから設定されることになる。
以上の構成に基づいて、照明画像を表示させる期間と、表示部14に表示させる照明画像の明るさをそれぞれ設定する。
図4に戻り、ステップS202で照明画像の設定が終了したら、ステップS203で表示制御部12は、表示部14に先に設定した照明画像を表示させる(図5〈D〉)。
次に、ステップS204でCPU18は、サブカメラBを介して第2の画像データを取得させ、取得した第2の画像データをメモリ11に格納する(図5〈E〉)。そして、ステップS205でCPU18は撮影者の撮影処理を終了する。以上が、本実施形態における撮影者の撮影処理である。
図3に戻り、ステップS112で合成処理部10は、先に取得した第1の画像と第2の画像に合成処理を施して合成画像を生成する。生成した合成画像(合成画像データ)はメモリ11に記録される。
次に、ステップS113で表示制御部12は、先に生成した合成画像データをメモリ11から読み出し、表示用のアナログ信号に変換した合成画像を表示部14に表示させる(図5〈F〉)。この際、表示部14に第1の画像(主被写体)のみをレビュー表示させても良い。(図5〈G〉)。
なお、本実施形態において、表示部14に表示させる合成画像は、図5〈F〉に示すように、第1の画像の被写体(主被写体)と第2の画像の被写体(撮影者)とが略同じ大きさとなるようなものであるが、これに限定されるわけではない。例えば、第1の画像をメイン画像とし、第2の画像をサブ画像とする合成画像(PinP画像)でも良い。
次に、ステップS114でCPU18は、現在の撮影モード(静止画撮影モード)からの切り替え指示(例えば、動画撮影モードなどへの切り替え指示)がされたか否かを判定する。撮影モード切り替えがあるとCPU18が判定した場合は、ステップS115でCPU18は現在の撮影モードを終了し、撮影処理を終了する。撮影モード切り替えがないとCPU18が判定した場合は、ステップS101に戻り、第1の画像のライブビュー表示(図5〈H〉)と、第2の画像の取得(図5〈I〉)を継続する。以上が、本実施形態の撮影処理である。
以上説明したように、本実施形態のカメラ100は、主被写体の明るさに応じて表示部14に照明画像を表示することで、主被写体の明るさに応じた明るさで撮影者を撮像することができる。
この構成によって、例えば、周囲が暗いため、ストロボ発光部20を発光させてメインカメラAで主被写体を撮像したとしても、主被写体と撮影者の明るさに大きな差がない良好な画像を取得することができる。
また、撮影者の背後に光源があり撮影者が逆光状態となるような場合も、主被写体と撮影者の明るさに大きな差がない良好な画像を取得することができる。
したがって、本実施形態のカメラ100は、複数の撮像手段によってそれぞれ異なる側を撮影する場合であっても、サブカメラBに対応した専用の発光装置を設けることなく、良好な明るさでの撮影を可能にすることができる。
なお、本実施形態では、サブカメラBを介して取得した第2の画像はライブビュー表示しないような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、メインカメラAを介して取得した第1の画像と同時に、第2の画像をライブビュー表示するような構成であっても良い。
また、本実施形態では、照明画像を表示部14の表示枠に合わせて表示させるような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、第1の画像のライブビュー表示の終了とレビュー表示の開始までの期間において、表示部14の表示枠内の一部分に照明画像を表示するような構成であっても良い。
また、本実施形態では、輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも小さい場合は、第1の画像のライブビュー表示の終了からレビュー表示の開始まで期間において、表示部14に何も表示させないような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも小さい場合であっても、当該期間に何らかの表示をさせておくような構成であっても良い。また、種々の情報を示すために表示部14に表示させているアイコンなどの表示画像の明るさを、輝度差Dyに応じて変更するような構成であっても良い。
さらに、本実施形態では、輝度差Dyに応じて、表示部14に表示させる照明画像の階調レベルを変化させることで、主被写体と撮影者の明るさに大きな差がない良好な画像を取得するような構成であるが、これに限定されるものではない。
例えば、表示部14が、バックライトを備えた液晶ディスプレイなどである場合は、輝度差Dyに応じて当該バックライトの明るさを変更するような構成であっても良い。この場合、輝度差Dyが大きくなるほど、バックライトの明るさを明るくさせるような構成であれば良い。
なお、本実施形態では、第1の画像のライブビュー表示の終了からレビュー表示の開始までの期間において、表示部14に照明画像を表示させるような構成であるが、これに限定されるものではない。
例えば、第1の画像の撮像と同じタイミングで、表示部14に照明画像を表示させるような構成であっても良い。この場合、撮影者による、第1の画像の撮像(SW2など)が指示された際に表示部14に照明画像を表示させ、第1の画像と第2の画像の両方を撮像するような構成が考えられる。
また、第1の画像を撮像するよりも前のタイミングで、表示部14に照明画像を表示させるような構成であっても良い。この場合、撮影者による、第1の画像の撮像準備(SW1など)が指示された際に表示部14に照明画像を表示させ、第2の画像を撮像する。そして、第1の画像の撮像(SW2など)が指示された際に第1の画像を撮像するような構成が考えられる。更に、撮影者による被写体の撮像(SW2)が指示された後に、第2の画像、第1の画像の順で、それぞれの画像を取得するような構成も考えられる。通常、撮影者による被写体の撮像(SW2)の指示から第1の画像の露光が開始されるまでの間では、絞り4や不図示のシャッタなどを駆動させるための所謂レリーズタイムラグが発生する。上述したような構成であれば、このレリーズタイムラグにおいて第2の画像を取得させることも可能となる。
さらに、本実施形態では、撮影者による主被写体の撮像指示がされた場合に、メインカメラAで撮像した被写体の輝度値である第1の輝度値X1を算出するような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、サブカメラBで撮像した被写体の輝度値である第2の輝度値X2と同様に、電源スイッチ101がオン状態にされたことに応じて、輝度値X1を算出するような構成であっても良い。すなわち、第1の画像のライブビュー表示中に、輝度差Dyを算出するために用いる第1の輝度値X1と第2の輝度値X2とを、常に算出しておく構成であっても良い。この場合、図3のステップS107〜S109の工程を、ステップS102〜S104の工程と並列しておこなうような構成となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態における撮影処理について図7〜10を参照して説明する。図1、図2に図示したようなカメラ100の基本構成は前述の第1実施形態と同様であるので説明は省略する。なお、本実施形態では、図7や図9に示すフローと同様の動作を指示するためのプログラムや、図10に示す照明画像の設定条件などのデータがメモリ11に記憶されている。
本発明の第2実施形態における撮影処理について図7〜10を参照して説明する。図1、図2に図示したようなカメラ100の基本構成は前述の第1実施形態と同様であるので説明は省略する。なお、本実施形態では、図7や図9に示すフローと同様の動作を指示するためのプログラムや、図10に示す照明画像の設定条件などのデータがメモリ11に記憶されている。
図7は本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるカメラ100の撮影処理を説明するフローチャートである。
図8は、本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるカメラ100における表示画像を説明する図であって、時間の経過における第1の画像、第2の画像、合成画像の様子を説明している。
本実施形態では、主被写体および撮影者の動画を取得する場合の処理について説明する。なお、本実施形態でも、メインカメラAの側で撮像する主被写体の明るさの方が、サブカメラBの側で撮像する撮影者の明るさよりも明るい場合について説明する。
図7に図示するように、ユーザによって、前述の電源スイッチ101がオン状態にされると、ステップS300でCPU18は撮影処理を開始する。そして、撮影処理が開始されると、CPU18はカメラ100内の各部に駆動を指示し、メインカメラAとサブカメラBの撮像準備を完了する。
ステップS301で表示制御部12は、メインカメラAを介して取得した第1の画像を表示部14にライブビュー表示させる(図8〈A〉)。また、ステップS101で表示制御部12は、サブカメラBを介して第2の画像を取得させる(図8〈B〉)。なお、このタイミングでは、表示部14に第2の画像を表示させない。
次に、ステップS302で測光演算部19は、ステップS301で取得された第1の画像データと第2の画像データをメモリ11から読み出し、第2の画像データのブロックごとに平均輝度値を算出する。
次に、ステップS303で顔検出部17は、ステップS301で取得された第1の画像データと第2の画像データをメモリ11から読み出し、第1の画像データと第2の画像データにおける顔情報を検出する。検出された顔情報は測光演算部19に送られる。
次に、ステップS304で測光演算部19は、先に算出された顔情報と、ブロックごとの平均輝度値から、第1の画像データと第2の画像データにおける重みづけ加算された輝度値を算出する。すなわち、測光演算部19は、第1の画像データの第1の輝度値X1と第2の画像データの第2の輝度値X2を算出する。
次に、ステップS305で測光演算部19は、算出した第1の画像データの第1の輝度値X1と、第2の画像データの第2の輝度値X2から、第1の輝度値X1と第2の輝度値X2の輝度差Dyを算出する(Dy=X1−X2)。すなわち、主被写体の明るさ(輝度値)と撮影者の明るさ(輝度値)の差を算出する。
次に、ステップS306でCPU18は、サブカメラBの側における照明画像表示処理を実行する。以下、図9を参照して、この照明画像表示処理について説明する。図9は本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるカメラ100における照明画像表示処理を説明するフローチャートである。
図9に図示するように、ステップS400で撮影者の撮影処理を開始した後、ステップS401で表示制御部12は、図7で算出した輝度差Dyが、表示部14に照明画像を表示するための閾値となる輝度差(第1の輝度差)Th1以上であるか否かを判定する。
輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも小さい(Dy<Th1)と判定された場合はステップS404に進み、輝度差Dyが第1の輝度差以上である(Dy≧Th1)と判定された場合はステップS402に進む。
前述した第1実施形態と同様に、輝度差Dy<Th1の場合は、主被写体の明るさと撮影者の明るさに大きな差がない状態なので、第1の画像と第2の画像とを合成して生成された合成画像は、違和感が少ない良好なものとなる。
また、輝度差Dy≧Th1の場合は、主被写体の明るさと撮影者の明るさに差がある状態なので、第1の画像と第2の画像とを合成して生成された合成画像は、違和感が生じるものとなる可能性がある。
そこで、本実施形態では、サブカメラBで被写体を撮像する際に、メインカメラAを介して取得した第1の画像と照明画像とを、表示部14に同時に表示させることで上述の問題を解決する。
すなわち、輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも小さい場合は、前述の第1実施形態と同様に、表示部14に照明画像を表示させないで第2の画像を取得する。そして、輝度差Dyが第1の輝度差Th1以上の場合は、第1の画像と照明画像とを表示部14に表示させた状態で第2の画像を取得する。
図9に戻り、ステップS402で表示制御部12は、表示部14に表示させる照明画像を設定する。以下、ステップS202で設定される照明画像の詳細について図10を参照して説明する。
本実施形態では、メインカメラAを用いて主被写体の動画を取得するので、第1実施形態で説明したようなタイミングで、表示部14に照明画像を表示させることは出来ない。そこで、本実施形態では、メインカメラAを介して取得した第1の画像を表示部14に表示しつつ、当該第1の画像の外縁部分に照明画像を表示させる。なお、本実施形態では、表示部14に表示させる照明画像は白色である。
図10は、本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるカメラ100において表示させる照明画像の大きさの割合を説明した図であって、輝度(信号)を8ビットの256段階で表現した例を示している。図10において、横軸は輝度差Dyを示し、縦軸は輝度差Dyに応じて表示部14に表示させる、第1の画像の大きさ(の割合)を示している。
図10に図示するように、輝度差Dyが大きくなるに従って、表示部14に表示させる照明画像の大きさの割合を大きくさせる。例えば、輝度差Dyが第1の輝度差Th1である場合よりも、輝度差Dyが図中の地点P3における輝度差(第2の輝度差)Th2である場合の方が、表示部14に照明画像を大きく表示させる。ここで、第2の輝度差Th2は、第1の輝度差Th1よりも輝度差が大きいものとする。
なお、本実施形態では、表示部14において、第1の画像の外縁部分の全ての領域に照明画像を表示させる構成である。したがって、輝度差Dyの変化によって照明画像の大きさが変化することに伴い、表示部14に表示させる第1の画像の大きさも変化する。
例えば、輝度差Dyが大きくなると、表示部14の表示枠の中央に表示される第1の画像は小さくなり、当該第1の画像の外縁部分に表示される照明画像は大きくなる。逆に、輝度差Dyが小さくなると、第1の画像は表示部14に大きく表示され、当該第1の画像の外縁部分に表示させる照明画像は小さくなる。
したがって、メインカメラAを介して取得した第1の画像の明るさに応じて、サブカメラB側を照明する照明画像の明るさを変化させて、撮影者を適切な明るさで撮影することができる。
なお、図10に図示するように、本実施形態では、輝度差Dyが第1の輝度差Th1よりも更に小さい第3の輝度差Th3(地点P4)である場合、表示部14の表示枠には照明画像を表示させない。
また、図10に図示するように、ライブビュー表示中の第1の画像の視認性を補償するために、表示部14に表示する照明画像の上限は80%に設定している。すなわち、輝度差Dyが大きい場合であっても、表示部14の表示枠の20%には、常に第1の画像をライブビュー表示させる。なお、表示部14に表示させるおける照明画像の大きさの上限は撮影者が自由に設定できるような構成であっても良い。
以上の構成に基づいて、表示部14に表示させる照明画像の大きさの割合(照明画像の情報)を設定する。
図9に戻り、ステップS402で照明画像の設定が終了したら、ステップS403で表示制御部12は、先に設定した照明画像を表示部14に表示させる(図8〈C〉)。そして、ステップS404でCPU18は照明画像表示処理を終了する。以上が、本実施形態における照明画像表示処理である。
図3に戻り、ステップS307でCPU18は、ユーザ(撮影者)によって、主被写体の動画撮影が指示されたか否かを判定する。ここで、動画の撮影指示はレリーズスイッチ102や、動画撮影スイッチ(不図示)の押下などである。
ステップS307において、動画撮影が指示されていないとCPU18が判定した場合は、ステップS311に進む。
ステップS307において、動画撮影が指示されたとCPU18が判定した場合は、ステップS308に進み、CPU18はメインカメラAとサブカメラBによる動画撮影を開始する。そして、取得された第1の画像データと第2の画像データを随時、メモリ11と記録媒体16に記録させる(図8〈D〉〜〈G〉)。
次に、ステップS309でCPU18は、ユーザ(撮影者)によって動画撮影の終了が指示されたか否か、または、動画の撮影時間が制限時間に達したか否かを判定する。
CPU18が動画撮影を終了させないと判定した場合は、ステップS309に戻り、動画撮影を継続する。CPU18が動画撮影を終了させると判定した場合はステップS310に進む。
次に、ステップS310で合成処理部10は、先に取得した第1の画像データと第2の画像データに合成処理を施して合成画像データを生成する。なお、取得した画像の再生時などにおいて、生成した合成画像データをメモリ11から読み出し、表示用のアナログ信号に変換した合成画像を、表示部14に連続的に表示させることができる(図8〈H〉〜〈I〉)。
次に、ステップS311でCPU18は、現在の撮影モード(動画撮影モード)からの切り替え指示(例えば、静止画撮影モードなどへの切り替え指示)がされたか否かを判定する。CPU18が、撮影モード切り替えがあると判定した場合は、ステップS312でCPU18は現在の撮影モードを終了する。そして、CPU18は撮影処理を終了する。CPU18が、撮影モード切り替えがないと判定した場合は、表示部14における照明画像の表示を終了する。そして、ステップS301に戻り、第1の画像のライブビュー表示(図8〈J〉)と、第2の画像の取得(図8〈K〉)を継続する。以上が、本実施形態の撮影処理である。
以上説明したように、本実施形態のカメラ100は、主被写体の明るさに応じて表示部14に照明画像を表示することで、主被写体の明るさに応じた明るさで撮影者を撮影することができる。この構成によって、主被写体と撮影者の明るさに大きな差がない良好な画像を取得することができる。
また、本実施形態のカメラ100は、メインカメラAとサブカメラBによって、主被写体と撮影者を動画撮影する場合であっても、主被写体と撮影者の明るさに大きな差がない良好な動画を取得することができる。
したがって、本実施形態のカメラ100は、複数の撮像手段によってそれぞれ異なる側を撮影する場合であっても、サブカメラBに対応した専用の発光装置を設けることなく、良好な明るさでの撮影を可能にすることができる。
なお、本実施形態では、表示部14に照明画像を表示させる場合、当該照明画像の明るさは変更しない構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、図9のステップS402の工程において、前述した第1実施形態と同様に、輝度差Dyに応じて照明画像の階調を変化させるような構成であってもよい。この場合、照明画像の大きさの割合を加味した上で照明画像の階調を設定する。
また、本実施形態では、メインカメラAとサブカメラBの両方で動画の撮影をおこなう場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、メインカメラAとサブカメラBのどちらか一方は静止画を撮影させるような構成であっても良い。
さらに、本実施形態の構成を、第1実施形態で前述したような主被写体と撮影者との静止画の撮影時に適用しても良い。この場合、ライブビュー表示の終了からレビュー表示の開始までの間に照明画像を表示する必要がない。したがって、第1の画像(主被写体)を取得するタイミングと略同一のタイミングで、第2の画像(撮影者)を取得することが出来る。
さらに、本実施形態では、照明画像を表示部14に表示させる場合、図8〈C〉などに示すように、第1の画像を表示部14の表示枠の略中央に表示するような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、表示部14の表示枠に沿った一部分に第1の画像を表示させ、当該第1の画像が表示されている以外の部分(例えば、第1の画像の外縁部分の一部)に照明画像を表示させるような構成であっても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
前述した実施形態では、メインカメラAで撮像した主被写体の顔領域と、サブカメラBで撮像した撮影者の顔領域において重みづけの度合いを強めるような構成であった。これは、メインカメラAで撮像する主被写体と、サブカメラBで撮像する撮影者の明るさ(輝度値)の違いを精度良く検出するための構成であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、主被写体および撮影者がそれぞれメインカメラAおよびサブカメラBの画角の略中心に位置すると仮定すれば、各画像データにおいて、画角の中心に近いブロックの重みづけの度合いを強めるような構成であっても良い。この構成でも、メインカメラAで撮像する主被写体の明るさと、サブカメラBで撮像する撮影者の明るさとの違いを検出することが可能である。
さらに、本発明における重みづけの方法はこれらに限らず、メインカメラAの側の主被写体の輝度値とサブカメラBの側の撮影者の輝度値を検出できるような方法であれば、どの様なもの用いても良い。
また、前述した実施形態では、メインカメラAとサブカメラBとは、カメラ100の筐体において、それぞれの撮像可能な被写体の方向が反対方向となるように構成されているがこれに限定されるものではない。例えば、カメラ100の筐体において、撮像可能な被写体の方向がそれぞれ略90度となるように、メインカメラAとサブカメラBが配置されるような構成であっても良い。
この場合、サブカメラBは、表示部14が配置されている側の被写体を撮像し、メインカメラAはそれ以外の方向の被写体を撮像する。すなわち、カメラ100の筐体において、表示部14が配置された側の被写体をサブカメラBで撮像し、サブカメラBで撮像する被写体とは異なる側の被写体をメインカメラAで撮像するような構成であれば、2つの撮像ユニットはどのように配置しても良い。
さらに、カメラ100の筐体に対して移動可能に表示部14を配置し、サブカメラBを、この表示部14が画像を表示する方向の被写体を撮像するような位置に配置する構成であっても良い。すなわち、バリアングルが可能な表示部14の表示面の側にサブカメラBを配置するような構成であってもよい。
この場合、表示制御部12は、表示部14の移動方向に応じて照明画像を表示部14に表示させないように表示制御を行うようにすればよい。例えば、メインカメラAが撮像する主被写体の向きに表示部14が可動された場合は、サブカメラBで被写体を撮像する必要性は低い。たとえ、サブカメラBで被写体を撮像する場合であっても、メインカメラAとサブカメラBは同一の方向の被写体を撮像するので、各カメラによって取得される画像の明るさが異なることはない。したがって、このような場合には、表示制御部12は、前述した表示制御を行わないような構成とすることが望ましい。
また、前述した実施形態では、サブカメラBの側を照明するための照明画像を、表示部14に新たに表示させるような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、表示部14に予め表示させているアイコンなどの大きさや明るさを変更することで、サブカメラBの側を照明する明るさを変更するような構成であっても良い。
また、前述した実施形態では、メインカメラAの側の被写体よりも、サブカメラBの側の被写体の明るさの方が暗い場合について説明した。ここで、サブカメラBの側の被写体よりも、メインカメラAの側の被写体の明るさの方が暗い場合は、メインカメラAでの露出量の制御やストロボ発光部20を発光させることで対応する。
さらに、本発明においてカメラ100内の各部の駆動は、CPU18は、第1画の像処理部7A、第2の画像処理部7B、合成処理部10、表示制御部12、顔検出部17、測光演算部19などによって制御されるがこれに限定されるものではない。例えば、前述した図3、図4、図7、および図9のフローに従ったプログラムをメモリ11に記憶させておき、CPU18が該プログラムを実行することでカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であってもよい。
なお、前述した実施形態では、デジタルカメラ100を、本発明を実施する撮像装置の一例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、デジタルビデオカメラやスマートフォンなどの可搬型デバイスなど、本発明はその要旨の範囲内で種々の撮像装置に適用することが可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1A 第1の光学系
1B 第2の光学系
5A 第1の撮像素子
5B 第2の撮像素子
12 表示制御部(表示制御手段)
14 表示部(表示手段)
19 測光演算部(測光手段、算出手段)
1B 第2の光学系
5A 第1の撮像素子
5B 第2の撮像素子
12 表示制御部(表示制御手段)
14 表示部(表示手段)
19 測光演算部(測光手段、算出手段)
Claims (16)
- 画像を表示する表示手段と、
前記表示手段が配置された側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、
前記表示手段が配置された側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度を測光する測光手段と、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度の輝度差を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された前記輝度差に応じて、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際に前記第2の撮像手段が撮像する被写体を照明する照明画像を前記表示手段に表示させるか否かを制御する表示制御手段と、
を有し、
前記表示制御手段は、前記輝度差が第1の輝度差よりも小さい場合は前記照明画像を前記表示手段に表示させず、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合は前記照明画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置。 - 前記表示制御手段は、前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像を前記表示手段の一部分に表示させることが可能であって、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合に、前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像を前記表示手段の一部分に表示させ、前記表示手段の、前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像が表示されている以外の部分に前記照明画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記照明画像の大きさの変更が可能であって、前記輝度差が前記第1の輝度差である場合の前記照明画像の大きさよりも、前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差である場合の前記照明画像の大きさを大きくさせることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記表示手段は、前記第1の撮像手段で連続して撮像した被写体の画像を逐次表示するライブビュー表示と、前記第1の撮像手段での被写体の撮像が指示されたことに応じて前記第1の撮像手段で撮像した被写体の静止画を表示するレビュー表示とが可能であって、
前記表示制御手段は、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合に、前記第1の撮像手段での被写体の撮像が指示されたことに応じて、前記表示手段によるライブビュー表示の終了からレビュー表示の開始までの間に前記照明画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記表示手段は、前記第1の撮像手段で連続して撮像した被写体の画像を逐次表示するライブビュー表示が可能であって、
前記表示制御手段は、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合に、前記第1の画像のライブビュー表示中に前記照明画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合に、前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像を前記表示手段の中央に表示させ、前記照明画像を前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像の外縁部分に表示させることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記輝度差に応じて前記照明画像の明るさの変更が可能であって、前記輝度差が前記第1の輝度差の場合の前記照明画像の明るさよりも、前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差である場合の前記照明画像の明るさを明るくさせることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像と前記第2の撮像手段で撮像した被写体の画像の中から顔領域を検出する顔検出手段を有し、
前記算出手段は、前記顔検出手段で検出した前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像の顔領域の輝度と前記第2の撮像手段で撮像した被写体の画像の顔領域の輝度に基づいて前記輝度差を算出することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の撮像装置。 - 画像を表示する表示手段と、
前記表示手段が配置された側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、
前記表示手段が配置された側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度を測光する測光手段と、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度の輝度差を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された前記輝度差に応じて、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際の前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、
を有し、
前記表示制御手段は、前記輝度差が第1の輝度差のときよりも前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差のときの方が、前記表示手段を明るく表示させるように前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記表示制御部は、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際に前記第2の撮像手段で撮像する被写体を照明する照明画像を表示させることが可能であって、前記輝度差が第1の輝度差のときよりも前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差のときの方が、前記表示手段に表示させる前記照明画像の明るさを明るくさせるように前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記表示制御部は、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際に前記第2の撮像手段で撮像する被写体を照明する照明画像を表示させることが可能であって、前記輝度差が第1の輝度差のときよりも前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差のときの方が、前記表示手段に表示させる前記照明画像の大きさを大きくさせるように前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
- 前記表示制御部は、前記表示手段のバックライトの明るさを変更することが可能であって、前記輝度差が第1の輝度差のときよりも前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差のときの方が、前記表示手段のバックライトを明るくさせるように前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記第1の撮像手段で撮像した被写体の画像と前記第2の撮像手段で撮像した被写体の画像とを合成した合成画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の撮像装置。
- 画像を表示する表示手段と、前記表示手段が配置された側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、前記表示手段が配置された側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、を備えた撮像装置の制御方法であって、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度を測光する測光工程と、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度の輝度差を算出する算出工程と、
前記算出工程によって算出された前記輝度差に応じて、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際に前記第2の撮像手段が撮像する被写体を照明する照明画像を前記表示手段に表示させるか否かを制御する表示制御工程と、
を有し、
前記表示制御工程は、前記輝度差が第1の輝度差よりも小さい場合は前記照明画像を前記表示手段に表示させず、前記輝度差が前記第1の輝度差以上の場合は前記照明画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 画像を表示する表示手段と、前記表示手段が配置された側とは異なる側の被写体を撮像する第1の撮像手段と、前記表示手段が配置された側の被写体を撮像する第2の撮像手段と、を備えた撮像装置の制御方法であって、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度を測光する測光工程と、
前記第1の撮像手段で撮像する被写体の輝度と前記第2の撮像手段で撮像する被写体の輝度の輝度差を算出する算出工程と、
前記算出工程によって算出された前記輝度差に応じて、前記第2の撮像手段で被写体を撮像する際の前記表示手段の表示制御を行う表示制御工程と、
を有し、
前記表示制御工程は、前記輝度差が第1の輝度差のときよりも前記輝度差が前記第1の輝度差よりも大きい第2の輝度差のときの方が、前記表示手段による照明を明るくさせるように前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 請求項14または15に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2013247131A JP2015106776A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 撮像装置、制御方法およびそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2015106776A (ja) |
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2013
- 2013-11-29 JP JP2013247131A patent/JP2015106776A/ja active Pending
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