JP2015105943A - センサ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム開発の労力とリスクを低減でき、多種のトランスデューサに対応できるトランスデューサの電源と後段の回路を含めたセンサ回路を提供する。【解決手段】電流モードと電圧モードを切り換えるためのモード切替信号に従って、電流モードのときは、ドライブ信号に従って接続端子211(一方端を接地したトランスデューサの他方端)にパルスの電気信号を与えるとともに電気信号を与えたときにトランスデューサに流れる電気信号を検出し、電圧モードのときは、接続端子211から発生する信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部22と、トランスデューサの他方端とドライブ・信号キャプチャ部22とを接続する接続部21と、ドライブ信号とモード切替信号を出力する測定制御部23とを設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、システム開発の労力とリスクを低減でき、多種のトランスデューサに対応できるトランスデューサの電源と後段の回路を含めたセンサ回路に関するものである。
様々な資源の効率的な利用の観点から、遠隔で観測した電力、交通、農業、環境等のデータを収集するシステムが重要視されている。図26にシステムの概略的な構成例を示す。本システムでは、センサと端末制御・通信部で構成されるセンサ端末においてセンサでセンシングする対象を電気信号に変換した後に端末制御・通信部でデジタル化してデータを生成し、ネットワークを通してサーバーに生成したデータを収集する。センシング対象の電気信号への変換に用いるセンサに関しては、センシングする対象が多岐にわたるため、種々のセンサが必要となる。トランスデューサとセンサ回路で構成されるセンサは、従来では種々のトランスデューサに対してセンサ回路をカスタマイズして端末に組み込んでいた。すなわち、図27に示すようにトランスデューサがトランスデューサA、B、C、Dと異なると後段に接続するアンプはトランスデューサに合わせた回路構成をとるアンプA、B、C、Dを使用する必要がある。
例えばトランスデューサが温度を測定するために用いる測温抵抗体である場合では、温度変化による抵抗変化を電圧変化にするために電流を測温抵抗体に流す。この電圧変化を後段のアンプ(図28(a))で増幅した後、ADコンバータでデジタル化する(非特許文献1参照)。振動センサ等の容量のトランスデューサでは、容量変化を電荷の変化に変えて後段のアンプ(図28(b))で増幅し、ADコンバータでデジタル化する(非特許文献2参照)。このように抵抗と容量を測定する時では電気信号の印加法が異なる。
光センサなどの電流を出力するトランスデューサでは、フォトダイオード(PD)で光の強度を電流の大きさに変え、後段の電流を電圧に変換するトランスインピーダンスアンプ(図28(c))で増幅し、ADコンバータでデジタル化する(非特許文献3参照)。焦電素子や圧電素子などの電圧を出力するトランスデューサでは、後段のアンプ(図28(d))で増幅し、ADコンバータでデジタル化する。
上記のようにトランスデューサの電源とトランスデューサ後段の回路を含めたセンサ回路はトランスデューサの種類によって異なるため、システムで使用するセンサが異なる場合では、センサ回路をシステムごとに変える必要があり、システム毎にセンサ端末のハード開発の労力がかかる。
集積回路でセンサ回路を製作する場合では、トランスデューサとセンサ回路を2個の端子で接続するよりも、トランスデューサの一方の端子とセンサ回路を1個の端子で接続してトランスデューサの他方の端子をセンサ回路と共通のグランドに接続した方がセンサ回路の端子数が少なくなる。特にトランスデューサとセンサ回路をアレイにしてセンサ回路を同一集積回路チップに搭載する場合では、トランスデューサとセンサ回路の接続に2個の端子を要するよりも1個の端子で接続した方が、アレイの個数が多いほど端子数の削減効果は大きい。これによりセンサ回路の集積回路を小型化できる。
センサの活用、「PICマイコンの基礎とセンサ活用入門」(ISBN_478983445X)、pp.97−104、CQ出版2004年12月 Design Wave Magazine 2008 May、pp.97−100、CQ出版 トランジスタ技術、「光パワー測定のテクニック(後編)」、CQ出版、pp、2004年11月
本発明は、システム開発の労力とリスクを低減でき、多種のトランスデューサに対応できるトランスデューサの電源と後段の回路を含めたセンサ回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、一方端を接地したトランスデューサの出力を検出するためのセンサ回路であって、電流モードと電圧モードを切り換えるためのモード切替信号に従って、前記電流モードのときは、ドライブ信号に従って前記トランスデューサの他方端にパルスの電気信号を与えるとともに前記電気信号を与えたときに前記トランスデューサに流れる電気信号を検出し、前記電圧モードのときは、前記他方端から発生する信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部と、前記他方端と前記ドライブ・信号キャプチャ部とを接続する接続部と、前記ドライブ信号と前記モード切替信号を出力する測定制御部とを備えることを特徴とする。
第2の本発明は、一方端を接地したトランスデューサの出力を検出するためのセンサ回路であって、ドライブ信号に従って前記トランスデューサの他方端にパルスの電気信号を与えるとともに前記電気信号を与えたときに前記トランスデューサに流れる電気信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部と、前記他方端と前記ドライブ・信号キャプチャ部を容量で接続する接続部と、前記ドライブ信号を出力する測定制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、システム開発の労力とリスクを低減でき、多種のトランスデューサに対応できるトランスデューサの電源と後段の回路を含めたセンサ回路を提供できる。
本発明の基本コンセプトに係るセンサ端末のブロック図を示す。 センサ回路部の第1の実施形態を示す。 抵抗のトランスデューサを使用した場合のセンサ回路部のブロック図を示す。 図3のブロック図での各部の波形を示す。 容量のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 フォトダイオードのトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 焦電素子または圧電素子のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 電流検出回路の具体例を示す。 第1の実施形態の変化形を示す。 3状態電圧ドライブ回路の変化形を示す。 3状態電圧ドライブ回路の第2の変化形を示す。 3状態電圧ドライブ回路の第2の変化形での電流検出回路の具体例を示す。 3状態電圧ドライブ回路の第2の変化形での電流検出回路の第2の具体例を示す。 センサ回路部の第2の実施形態を示す。 抵抗のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 容量のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 フォトダイオードのトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 焦電素子または圧電素子のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 センサ回路部の第3の実施形態を示す。 抵抗のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 容量のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 フォトダイオードのトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。 焦電素子または圧電素子のトランスデューサを使用した場合のセンサ回路部のブロック図を示す。 図23のブロック図での各部の波形を示す。 トランスデューサを含めたダイオードの電流電圧特性を示す。 データ収集システムの模式図を示す。 従来のセンサ回路構成のコンセプトを示す。 従来のセンサ回路構成を示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明の基本コンセプトとなるセンサ端末のブロック図を示す。センサ回路部2には2端子を有するトランスデューサ1の一方の端子が接続される。トランスデューサ1の他方の端子はセンサ回路部2と共通のグランドに接続される。トランスデューサ1には抵抗、容量、フォトダイオード、焦電素子または圧電素子のトランスデューサ1を考慮している。接続部21はトランスデューサ1とドライブ・信号キャプチャ部22を接続する。ドライブ・信号キャプチャ部22では、トランスデューサ1の種類や接続部21の構成に応じてトランスデューサ1にパルスの電圧信号または一定の電圧信号を与える。また、ドライブ・信号キャプチャ部22では、パルスの電圧信号を与えた時にトランスデューサ1に流れる電流信号またはトランスデューサ1から発生する信号を検出し保持する。ドライブ・信号キャプチャ部22では、状態制御信号により、トランスデューサ1の種類や接続部21の構成に応じてドライブ・信号キャプチャ部22における信号を検出する動作を変更する。測定制御部23から出力されるドライブ信号と状態制御信号はトランスデューサデータとデータ取得トリガデータに基づいて出力される。
容量のトランスデューサ1でもドライブ信号となる電圧の印加によりトランスデューサ1に電流を流すためには、直流成分だけでなく交流成分も含むパルスの電圧信号を使用する。トランスデューサ1が抵抗や容量の場合では、ドライブ・信号キャプチャ部22からのパルスの電圧信号に対する電流信号の大きさは、トランスデューサ1のインピーダンスに依存して変わる。したがって、トランスデューサ1にパルスの電圧を印加した時の電流信号を検出し保持することにより、トランスデューサ1の抵抗値または容量値を知ることができる。
ADコンバータ3ではドライブ・信号キャプチャ部22の出力をデジタル化し、データを記憶するデータ蓄積部4に出力する。制御部5では、測定制御部23においてドライブ信号、状態制御信号の制御に使用されるトランスデューサデータと、ドライブ・信号キャプチャ部22を信号キャプチャ状態にするタイミングを示すデータ取得トリガデータを出力する。制御部5は、データ蓄積部4に記憶されているデータを基に通信に使用するデータ列を形成し通信部6に出力する。また、通信部6で受信した情報に含まれるセンサの制御に関する情報を抽出する。
センサ回路部の具体例となる第1の実施形態を図2に示す。本実施形態では接続端子211が接続部21、電流源221、電流検出回路222、3状態電圧ドライブ回路223およびピークホールド回路224がドライブ・信号キャプチャ部22となる。また、モード切替信号とリセット信号が状態制御信号となる。なお、ピークホールド回路224や後述の積分器225を信号キャプチャ回路という。
接続端子211にはトランスデューサ1の一方の端子が接続される。3状態電圧ドライブ回路223のスイッチSW1とSW2はモード切替信号により制御され、スイッチSW3とSW4はモード切替信号およびドライブ信号により制御される。また、電流検出回路222はSW3がオンの時に流れる電流を検出し電圧として出力する。
モード切替信号が高電圧の時、すなわち、電流モードの時、スイッチSW1がオンでスイッチSW2がオフとなる。高電圧と低電圧の2値を交互にとるドライブ信号により、スイッチSW3とSW4は相補的にオンオフする。電流検出回路222は、オンとなったSW3流れる電流を電圧に変換してピークホールド回路224に出力する。
モード切替信号が低電圧の時、すなわち、電圧モードの時、スイッチSW1がオフでスイッチSW2がオンとなる。ドライブ信号によらずスイッチSW3とSW4はオフのままとなる。接続端子211に生じる電圧がピークホールド回路224に入力される。
ピークホールド回路224においては、リセット信号が入力されていない時に入力信号のピークを保持して出力し、リセット信号が入力されている時には内部状態を初期化して初期信号を出力する。
各種トランスデューサを接続した時の動作を以下で説明する。
図3に抵抗のトランスデューサを接続した場合のブロック図を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の抵抗が変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。
図4に各部の波形を示す。同図ではトランスデューサ1の抵抗値を一定としている(図4(A))。トランスデューサ1の抵抗値を測定する時にはピークホールド回路224を初期状態にするリセット信号を停止して(図4(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図4(B))。ドライブ信号が出力されると3状態電圧ドライブ回路223からパルスの電圧信号が出力される。3状態電圧ドライブ回路223は電圧信号がトランスデューサ1である抵抗に印加された時に流れる電流を十分流せる能力を持つ。このときトランスデューサ1の抵抗に基づいた電流Is(図4(C))が流れ電流検出回路222で検出される。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、ピークホールド回路224においてピーク値が保持され出力される(図4(E))。ドライブ信号が停止されると図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図4(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の抵抗値で決まる電流Isに基づいて決定されるため、データからトランスデューサ1の抵抗値を求めることは可能である。
図5に容量のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の容量が変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図5ではトランスデューサ1の容量値を一定としている(図5(A))。トランスデューサ1の容量値を測定する時にはピークホールド回路224を初期状態にするリセット信号を停止して(図5(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図5(B))。ドライブ信号が出力されると3状態電圧ドライブ回路223からパルスの電圧信号が出力される。3状態電圧ドライブ回路223は電圧信号がトランスデューサ1である容量に印加された時に流れる電流を十分流せる能力を持つ。このときドライブ信号から出力されるパルスの立上りではトランスデューサ1の容量に過渡的に電流Isが流れる(図5(C))。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、ピークホールド回路224においてピーク値が保持され出力される(図5(E))。ドライブ信号が停止されると図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図5(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の容量値に依存する電流Isに基づいて決定されるため、データからトランスデューサ1の容量値を求めることは可能である。
図6にフォトダイオード(PD)のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象である光強度の変化によりトランスデューサ1であるPDから生成される電流Isが変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図6ではトランスデューサ1に入力される光強度を一定としている(図6(A))。トランスデューサ1に入力される光強度を測定する時にはピークホールド回路224を初期状態にするリセット信号を停止して(図6(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図6(B))。スイッチSW3はドライブ信号によりオンとなり、オンの時に電流Isが流れる(図6(C))。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、ピークホールド回路224においてはピーク値が保持され出力される(図6(E))。この後、図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図6(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1に入力される光強度に依存する電流Isに基づいて決定されるため、データから光強度を求めることは可能である。
図7に焦電素子または圧電素子のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオフとしSW2をオンとする(電圧モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の出力電圧Vsは変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図7ではトランスデューサ1から出力される電圧Vsを一定としている(図7(A))。ピークホールド回路224に入力される電圧も一定である(図7(C))。トランスデューサ1から出力される電圧を測定する時にはピークホールド回路224を初期状態にするリセット信号を停止する(図7(D)。ピークホールド回路224においては入力される一定の電圧が保持され出力される(図7(E))。この後、図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図7(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の出力電圧Vsに依存するため、データからセンシング対象の強度を求めることは可能である。 上記の説明のように、本実施の形態では、抵抗、容量、フォトダイオード(PD)、焦電素子および圧電素子のトランスデューサに対応したトランスデューサと1つの接続端子で接続できるセンサ回路(2)を提供できる。
図8に電流検出回路の具体例を示す。本具体例では、抵抗ならびに反転入力と非反転入力を有するオペアンプで構成されるトランスインピーダンスアンプを電流検出回路222としている。トランスインピーダンスアンプでは、オペアンプの反転入力と非反転入力が同電位となる。すなわちSW3の接続端子に接続されていない端子は電源電圧となる。また、SW3に流れる電流に依存してトランスインピーダンスアンプの出力が変化するため、SW3に流れる電流を検出できる。
図8では電流源221からスイッチSW3の間に電流検出回路222を挿入し電流源221からSW3に流れる電流を検出したが、図9に示すようにスイッチSW4とグランドの間に電流検出回路222を挿入しSW4からグランドに流れる電流を検出してもよい。
図10に3状態電圧ドライブ回路の変化形を示す。スイッチSW1とSW5がオンでスイッチSW2がオフの時(電流モード)では、SW3がオンの時に流れる電流を電流検出回路222により電圧に変換してピークホールド回路224に出力する。高電圧と低電圧の2値を交互にとるドライブ信号により、スイッチSW3とSW4は相補的にオンオフする。
スイッチSW1とSW5がオフでスイッチSW2がオンの時(電圧モード)では、接続端子211に生じる電圧がピークホールド回路224に入力される。この時、ドライブ信号によらずスイッチSW3がオフとSW4はオンのままとなる。
図2の構成では、SW3がオンの時に流れる電流を電流検出回路222で検出する際において、スイッチSW2とグランド間の寄生容量に流れる電流がオフセットとしてトランスデューサ1に流れる電流と合わせて電流検出回路で検出される。このため検出したい信号の精度が低下する。
図10の構成では、電流モードの時、スイッチSW4がオフとなるので、接続端子211にはスイッチSW2が接続されず、よって、スイッチSW2とグランド間の寄生容量によるオフセット電流の影響はない。
すなわち、3状態電圧ドライブ回路223は、電圧モードのときに接続部21と信号キャプチャ回路(224)を接続するスイッチSW2と、電流モードにおいてパルスの電気信号に対応するドライブ信号のパルスが生じている期間に当該スイッチSW2を接続部21(接続端子211)から切り離す回路(SW4)とを備えるので、スイッチSW2とグランド間の寄生容量によるオフセット電流の影響を防止できる。
図11に3状態電圧ドライブ回路の第2の変化形を示す。本変化形では波形生成回路2211とオペアンプ2212でその出力電圧を制御された電流源221(可変電流源)により、トランスデューサ1にドライブ電圧の立上りを与え、電流源221から流れる電流を電流検出回路222により検出する。電流源221の出力は接続端子211に接続されている。図11では電流源221に与える制御電圧に基づいてから電流源221流れる電流を検出している。また、図11では制御電圧が大きくなると出力される電流が大きくなる電流源221を使用している。波形生成回路2211では、モード切替信号により、ドライブ信号に基づいた信号をオペアンプ2212に出力するか、電流源221から出力される電流をゼロにする信号をオペアンプ2212に出力するか、が制御される。
スイッチSW1とSW5がオンでスイッチSW2がオフの時(電流モード)では、波形生成回路2211はドライブ信号に基づいた信号をオペアンプ2212に出力する。ドライブ信号の立上りのとき、オペアンプ2212で出力電圧を制御された電流源221は、接続端子211の電圧と波形生成回路2211からオペアンプ2212に出力される電圧とが等しくなるように電流を出力する。ドライブ信号の立下りの時では電流源221から流れる電流をゼロにしスイッチSW4をオンにする。
スイッチSW1とSW5がオフでスイッチSW2がオンの時(電圧モード)では、接続端子211に生じる電圧がピークホールド回路224に入力される。この時、電流源221から出力される電流をゼロにする信号を波形生成回路2211からオペアンプ2212に出力しスイッチSW4をオンにする。
図12に3状態電圧ドライブ回路の第2の変化形での電流源と電流検出回路の具体例を示す。本具体例では、定電流源とPMOSトランジスタにより電流源221(可変電流源)を構成し、PMOSトランジスタとトランスインピーダンスアンプと反転増幅回路で電流検出回路222を構成している。PMOSトランジスタではグランドを基準としたゲート端子の電圧が小さいほど電流が流れるため、PMOSトランジスタのゲート端子の電圧を制御するオペアンプ2212の非反転入力に接続端子211を接続し、反転入力に波形生成回路2211の出力を接続する。
電流検出回路222では、電流源221のPMOSトランジスタのゲート端子に入力される電圧を電流検出回路222のPMOSトランジスタのゲート端子に入力し、電流源221の出力電流Isを複製してトランスインピーダンスアンプに入力する。トランスインピーダンスアンプにおいてIsは電圧に変換されるがIsの変化の極性が反転しているため、反転増幅回路においてさらに反転させてIsの変化の極性と同じ変化の極性の電圧信号を生成する。この処理により電流源221の出力電流Isの検出が可能となる。
図13に3状態電圧ドライブ回路の第2の変化形での電流源と電流検出回路の第2の具体例を示す。本具体例では、接続端子211に接続されたPMOSトランジスタのソース−ドレイン間に流れる電流をPMOSトランジスタのカレントミラーにより複製し、トランスインピーダンスアンプと反転増幅回路により電流を電圧に変換している。
図14に本発明にかかる第2の実施形態のセンサ回路部を示す。本実施形態では、3状態電圧ドライブ回路223と電流検出回路222と積分器225がドライブ・信号キャプチャ部22となる。
接続端子211にはトランスデューサ1の一方の端子が接続される。3状態電圧ドライブ回路223のスイッチSW1とSW2はモード切替信号により制御され、スイッチSW3とSW4はモード切替信号およびドライブ信号により制御される。また、電流検出回路222はSW3がオンの時に流れる電流を検出し電圧として出力する。
スイッチSW1がオンでスイッチSW2がオフの時(電流モード)では、SW3がオンの時に流れる電流を電流検出回路222により電圧に変換して積分器225に出力する。高電圧と低電圧の2値を交互にとるドライブ信号により、スイッチSW3とSW4は相補的にオンオフする。
スイッチSW1がオフでスイッチSW2がオンの時(電圧モード)では、接続端子211に生じる電圧が積分器225に入力される。この時、ドライブ信号によらずスイッチSW3はオフとなり、SW4はドライブ信号を反転した信号に基づいてオン・オフする。
積分器225においては、リセット信号が入力されていない時に入力信号を積分して出力し、リセット信号が入力されている時には内部状態を初期化して初期信号を出力する。 各種トランスデューサを接続した時の動作を以下で説明する。
図15に抵抗のトランスデューサを接続した場合のブロック図を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の抵抗が変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図15ではトランスデューサ1の抵抗値を一定としている(図15(A))。トランスデューサ1の抵抗値を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図15(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図15(B))。ドライブ信号が出力されると3状態電圧ドライブ回路223からパルスの電圧信号が出力される。3状態電圧ドライブ回路223は電圧信号がトランスデューサ1である抵抗に印加された時に流れる電流を十分流せる能力を持つ。このときトランスデューサ1の抵抗に基づいた電流Is(図15(C))が流れ電流検出回路222で検出される。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、積分器225においてパルス波形が積分され出力される(図15(E))。ドライブ信号が停止されると図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図15(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の抵抗値で決まる電流Isに基づいて決定されるため、データからトランスデューサ1の抵抗値を求めることは可能である。
図16に容量のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の容量が変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図16ではトランスデューサ1の容量値を一定としている(図16(A))。トランスデューサ1の容量値を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図16(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図16(B))。ドライブ信号が出力されると3状態電圧ドライブ回路223からパルスの電圧信号が出力される。
3状態電圧ドライブ回路223は、電圧信号がトランスデューサ1である容量に印加された時に流れる電流を十分流せる能力を持つ。このときドライブ信号から出力されるパルスの立上りではトランスデューサ1の容量に過渡的に電流Isが流れる(図15(C))。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、積分器225においてパルス波形が積分され出力される(図15(E))。ドライブ信号が停止されると図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図15(F))、図1でのデータ蓄積部24にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサの容量値に依存する電流Isに基づいて決定されるため、データからトランスデューサの容量値を求めることは可能である。
図17にフォトダイオード(PD)のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象である光強度の変化によりトランスデューサ1であるPDから生成される電流Isが変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図17ではトランスデューサ1に入力される光強度を一定としている(図17(A))。トランスデューサ1に入力される光強度を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図17(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図17(B))。スイッチSW3はドライブ信号によりオンとなり、オンの時に電流Isが流れる(図17(C))。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され積分器225においてはパルス波形が積分され出力される(図17(E))。この後、図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図17(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1に入力される光強度に依存する電流Isに基づいて決定されるため、データから光強度を求めることは可能である。
図18に焦電素子または圧電素子のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオフとしSW2をオンとする(電圧モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1に何も接続されていない時の出力電圧Vsは変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図18ではトランスデューサ1から出力される電圧Vsを一定としている。トランスデューサ1から出力される電圧を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図18(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図18(B))。ドライブ信号が高電位状態のときスイッチSW4はオフとなり、ドライブ信号が低電位状態のときSW4はオンとなるため積分器225には図18(C)のようなパルス信号が入力される。積分器225においてはパルス波形が積分され出力される(図18(E))。この後、図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図18(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の出力電圧Vsに依存するため、データからセンシング対象の強度を求めることは可能である。
上記の説明のように本発明により抵抗、容量、フォトダイオード(PD)、焦電素子および圧電素子のトランスデューサに対応したトランスデューサと1つの接続端子で接続できるセンサ回路(2)を提供できる。
図19に本発明にかかる第3の実施形態のセンサ回路部を示す。接続部21が接続端子211と容量Cで構成されることが第2の実施形態と異なる。SW1、SW2、SW3、SW4と電流検出回路、積分器225のドライブ信号とモード切替信号に対する動作は第2の実施形態と同じであるため割愛する。例えば、積分器225はピークホールド回路224に代えてもよい。
各種トランスデューサを接続した時の動作を以下で説明する。
図20に抵抗のトランスデューサを使用した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の抵抗が変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図20ではトランスデューサ1の抵抗値を一定としている(図20(A))。トランスデューサ1の抵抗値を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図20(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図20(B))。ドライブ信号が出力されると3状態電圧ドライブ回路223からパルスの電圧信号が出力される。3状態電圧ドライブ回路223は電圧信号がトランスデューサ1である抵抗に印加された時に流れる電流を十分流せる能力を持つ。このときドライブ信号から出力されるパルスの立上りでは接続部21の容量Cとトランスデューサ1の抵抗により過渡的に電流Isが流れる(図20(C))。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、積分器225においてパルス波形が積分され出力される(図20(E))。ドライブ信号が停止されると図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図20(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の抵抗値で決まる電流Isに基づいて決定されるため、データからトランスデューサ1の抵抗値を求めることは可能である。
図21に容量のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象の変化によりトランスデューサ1の容量が変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図21ではトランスデューサ1の容量値を一定としている(図21(A))。トランスデューサ1の容量値を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図21(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図21(B))。ドライブ信号が出力されると3状態電圧ドライブ回路223からパルスの電圧信号が出力される。3状態電圧ドライブ回路223は電圧信号がトランスデューサ1である容量に印加された時に流れる電流を十分流せる能力を持つ。このときドライブ信号から出力されるパルスの立上りではトランスデューサの容量に過渡的に電流Isが流れる(図21(C))。電流検出回路222において電流Isが電圧に変換され、積分器225においてパルス波形が積分され出力される(図21(E))。ドライブ信号が停止されると図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図21(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の容量値に依存する電流Isに基づいて決定されるため、データからトランスデューサ1の容量値を求めることは可能である。
図22にフォトダイオード(PD)のトランスデューサを接続した場合の各部の波形を示す。この場合ではモード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。センシング対象である光強度の変化によりトランスデューサ1であるPDから生成される電流Isが変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図22ではトランスデューサ1に入力される光強度を一定としている(図22(A))。トランスデューサ1に入力される光強度を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図22(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図22(B))。スイッチSW3はドライブ信号によりオンとなり、オンの時に電流Isが流れる(図22(C))。電流検出回路において電流Isが電圧に変換され積分器225においてはパルス波形が積分され出力される(図22(E))。この後、図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図22(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1に入力される光強度に依存する電流Isに基づいて決定されるため、データから光強度を求めることは可能である。
図23に焦電素子または圧電素子のトランスデューサを接続した場合のブロック図を示す。この場合ではトランスデューサ1と並列にダイオードDを接続する。モード切替信号によりSW1をオンとしSW2をオフとする(電流モード)。
図24にこの場合の各部の波形を示す。センシング対象の変化によりトランスデューサ1に何も接続されていない時の出力電圧Vsは変化するが、本説明ではその変化はセンサ回路部2の動作に対し緩慢であるとする。図24ではトランスデューサ1から出力される電圧Vsを一定としている(図24(A))。トランスデューサ1から出力される電圧を測定する時には積分器225を初期状態にするリセット信号を停止し(図24(D))、パルスのドライブ信号が出力される(図24(B))。ドライブ信号が高電位状態のときスイッチSW4はオフとなり、ドライブ信号が低電位状態の時SW4はオンとなるため積分器225には図24(C)のようなパルス信号が入力される。
トランスデューサ1を含めたダイオードDの電流電圧特性は、図25に示すように印加されていない時の初期値Aがトランスデューサ1の出力電圧Vtに依存する。パルスの電圧信号の立上りでは、立上りの交流成分に対して容量Cのインピーダンスが低いためダイオードDのアノードの電位が大きくなり、ダイオードDの電流と電圧は点Aから点Bに向かって遷移する。このとき生じる電流は電流検出回路222に流れる電流Isとなる。点BはVtに依存して変化するため、パルスの電圧信号の立上りで生じる電流Isのピーク値もVtに依存する。
パルスの電圧信号の立上り後の一定の状態では、容量Cとの過渡現象によりダイオードDの電流と電圧は再び点Aに戻り、これに伴い電流もゼロとなる。パルスの電圧信号の立下りでは、立下りの交流成分に対して容量Cのインピーダンスが低いためダイオードDのアノードの電位が小さくなり、ダイオードDの電流と電圧は点Aから点Cに向かって遷移する。パルスの電圧信号の立下り後の一定の状態では、容量Cとの過渡現象によりダイオードDの電流と電圧は再び点Aに戻る。パルスの立下り以後の電流はスイッチSW4を介してグランドに流れる。
以上の動作により電流検出回路222を流れる電流Isは図24(C)のようになる。積分器225においてはパルス波形が積分され出力される(図24(E))。この後、図1でのADコンバータ3でデジタル化処理が行われ(図24(F))、図1でのデータ蓄積部4にデータが蓄積される。このデータはトランスデューサ1の出力電圧Vsに依存するため、データからセンシング対象の強度を求めることは可能である。
上記の説明のように本発明により抵抗、容量、フォトダイオード(PD)、焦電素子および圧電素子のトランスデューサ1に対応し、トランスデューサ1と1つの接続端子211で接続できるセンサ回路部2を提供できる。
上記の説明では計測の時に積分を1回行っていたがリセットを行わずに複数回積分を行ってもよい。リセットを行わずに複数回積分行うことにより信号が積算され積分器225の出力信号は大きくなる。
以上のように、センサ回路部2は、一方端を接地したトランスデューサ1の出力を検出するためのセンサ回路を構成する。
特に第1、第2の実施形態のセンサ回路(2)は、抵抗、容量、フォトダイオードなどのトランスデューサを使用する時の電流モードと焦電素子や圧電素子のトランスデューサを使用するときの電圧モードを切り換えるためのモード切替信号に従って、電流モードのときは、ドライブ信号に従ってトランスデューサ1の他方端にパルスの電気信号を与えるとともに電気信号を与えたときにトランスデューサ1に流れる電気信号を検出し、電圧モードのときは、他方端から発生する信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部22と、他方端とドライブ・信号キャプチャ部22とを接続する接続部21と、ドライブ信号とモード切替信号を出力する測定制御部23とを備える。
したがって、センサ回路(2)は、1つの接続端子211に多種のトランスデューサを切り替えながら接続でき、多種のトランスデューサの出力を検出できる。また、センサ回路(2)をアレイ化した場合に接続端子211の数を少なくできる。
具体的には、ドライブ・信号キャプチャ部22、電流源221から出力される電流に応じた電圧を出力する電流検出回路222と、電流モードのときは、電流源221から出力される電流をパルスの電流に変換し接続部21に与えるとともに、電流検出回路222の電圧をピークホールド回路224などに出力する一方、電圧モードのときは、接続部21の電圧をピークホールド回路224などに出力する3状態電圧ドライブ回路223と、3状態電圧ドライブ回路223から出力された電圧を検出する信号キャプチャ回路(ピークホールド回路224や積分器225)とを備える。
一方、第3の実施形態のセンサ回路(2)は、ドライブ信号に従ってトランスデューサ1の他方端にパルスの電気信号を与えるとともに電気信号を与えたときにトランスデューサ1に流れる電気信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部22と、他方端とドライブ・信号キャプチャ部22を容量Cで接続する接続部21と、ドライブ信号を出力する測定制御部23とを備える。
したがって、センサ回路(2)は、1つの接続端子211に多種のトランスデューサを切り替えながら接続でき、多種のトランスデューサの出力を検出できる。また、センサ回路(2)をアレイ化した場合に接続端子211の数を少なくできる。
具体的には、ドライブ・信号キャプチャ部22は、電流源221から出力される電流に応じた電圧を出力する電流検出回路222と、電流源221から出力される電流をパルスの電流に変換し容量Cのドライブ・信号キャプチャ部22側の端子に与えるとともに、電流検出回路222で変換された電圧を出力する3状態電圧ドライブ回路223と、3状態電圧ドライブ回路223から出力された電圧を検出する信号キャプチャ回路(ピークホールド回路224や積分器225)とを備える。
また、図11などに示すように、電流源221は、ドライブ信号に基づく電圧を出力する波形生成回路2211と、波形生成回路2211の出力電圧と接続部21の電圧とを入力するオペアンプ2212とともに用いられ、電流源221は、オペアンプ2212の出力電圧に応じた電流を出力し、かつ、波形生成回路2211の出力電圧と電流源221の出力電圧が等しくなるように動作するものであり、電流検出回路222は、オペアンプ2212の出力電圧に応じた電圧を出力するように構成される。
また、図13に示すように、電流検出回路222は、電流源221から出力される電流を複製するカレントミラーと、カレントミラーで複製された電流に応じた電圧を出力する回路(トランスインピーダンスアンプと反転増幅回路)とを備えるように構成される。
1…トランスデューサ
2…センサ回路部
3…ADコンバータ
4…データ蓄積部
5…制御部
6…通信部
21…接続部
22…ドライブ・信号キャプチャ部
23…測定制御部
24…データ蓄積部
211…接続端子
221…電流源
222…電流検出回路
223…3状態電圧ドライブ回路
224…ピークホールド回路(信号キャプチャ回路)
225…積分器(信号キャプチャ回路)
2211…波形生成回路
2212…オペアンプ

Claims (8)

  1. 一方端を接地したトランスデューサの出力を検出するためのセンサ回路であって、
    電流モードと電圧モードを切り換えるためのモード切替信号に従って、前記電流モードのときは、ドライブ信号に従って前記トランスデューサの他方端にパルスの電気信号を与えるとともに前記電気信号を与えたときに前記トランスデューサに流れる電気信号を検出し、前記電圧モードのときは、前記他方端から発生する信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部と、
    前記他方端と前記ドライブ・信号キャプチャ部とを接続する接続部と、
    前記ドライブ信号と前記モード切替信号を出力する測定制御部と
    を備えることを特徴とするセンサ回路。
  2. 請求項1記載のセンサ回路において、
    前記ドライブ・信号キャプチャ部は、
    電流源から出力される電流に応じた電圧を出力する電流検出回路と、
    前記電流モードのときは、前記電流源から出力される電流をパルスの電流に変換し前記接続部に与えるとともに、前記電流検出回路の電圧を出力する一方、前記電圧モードのときは、前記接続部の電圧を出力する3状態電圧ドライブ回路と、
    前記3状態電圧ドライブ回路から出力された電圧を検出する信号キャプチャ回路と
    を備えることを特徴とするセンサ回路。
  3. 請求項2記載のセンサ回路において、
    前記3状態電圧ドライブ回路は、
    前記電圧モードのときに前記接続部と前記信号キャプチャ回路を接続するスイッチと、前記電流モードにおいて前記パルスの電気信号に対応する前記ドライブ信号のパルスが生じている期間に当該スイッチを前記接続部から切り離す回路とを備えることを特徴とするセンサ回路。
  4. 一方端を接地したトランスデューサの出力を検出するためのセンサ回路であって、
    ドライブ信号に従って前記トランスデューサの他方端にパルスの電気信号を与えるとともに前記電気信号を与えたときに前記トランスデューサに流れる電気信号を検出するドライブ・信号キャプチャ部と、
    前記他方端と前記ドライブ・信号キャプチャ部を容量で接続する接続部と、
    前記ドライブ信号を出力する測定制御部と
    を備えることを特徴とするセンサ回路。
  5. 請求項4記載のセンサ回路において、
    前記ドライブ・信号キャプチャ部は、
    電流源から出力される電流に応じた電圧を出力する電流検出回路と、
    前記電流源から出力される電流をパルスの電流に変換し前記容量の前記ドライブ・信号キャプチャ部側の端子に与えるとともに、前記電流検出回路で変換された電圧を出力する3状態電圧ドライブ回路と、
    前記3状態電圧ドライブ回路から出力された電圧を検出する信号キャプチャ回路と
    を備えることを特徴とするセンサ回路。
  6. 請求項2または請求項5記載のセンサ回路において、
    前記電流源は、前記ドライブ信号に基づく電圧を出力する波形生成回路と、前記波形生成回路の出力電圧と前記接続部の電圧とを入力するオペアンプとともに用いられ、前記電流源は、前記オペアンプの出力電圧に応じた電流を出力し、かつ、前記波形生成回路の出力電圧と前記電流源の出力電圧が等しくなるように動作するものであり、
    前記電流検出回路は、前記オペアンプの出力電圧に応じた電圧を出力することを特徴とするセンサ回路。
  7. 請求項2または請求項5記載のセンサ回路において、
    前記電流検出回路は、
    前記電流源から出力される電流を複製するカレントミラーと、前記カレントミラーで複製された電流に応じた電圧を出力する回路とを備えることを特徴とするセンサ回路。
  8. 請求項2または請求項5記載のセンサ回路において、
    前記信号キャプチャ回路は、ピークホールド回路または積分器であることを特徴とするセンサ回路。
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