JP2015103412A - マイクロ波漏洩防止フィルター - Google Patents

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Abstract

【課題】厳格な寸法精度を要せずに構成することができる他、大形となるマイクロ波漏洩防止フィルターであっても簡単に構成することができるマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターを提供すること。
【解決手段】 マイクロ波電力を供給する筐体11の開口部11aに設けた開閉扉12と、この開閉扉12の凸状側部12cと筐体11の内壁部11cとの間に生じるマイクロ波漏洩通路に備えるマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターであって、断面L字形のフィルター素子32で形成し複数のフィルター構成部品31a〜31dを設け、これら複数のフィルター構成部品31a〜31dを前記内壁部11cに分割位置33を設けて平面状に配設して構成したマイクロ波漏洩防止フィルター31となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、製造と組み付けを簡単にし、生産コストを低廉化したマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターに関する。
一般に、周波数が300MHzから300GHzの電波がマイクロ波と定められ、このマイクロ波の中で、工業用、科学用、医療用の機器に割り当てられるマイクロ波の周波数をISM周波数と呼び、ISM周波数のマイクロ波を使用した機器がISM機器と呼ばれている。
このISM機器の一つが、2.45GHz帶のマイクロ波を使用した家庭用の電子レンジである。
上記したISM機器は、使用するISM周波数に対して他の電気・電子機器への影響(妨害)を防ぐための電波法の厳格な規制を受けない反面、マイクロ波電力の漏洩による人体への影響を考慮した安全上の限度値の規制を受ける。
したがって、ISM機器に属するマイクロ波応用装置は、人体を防護するための規制限度値を満足させるために、マイクロ波漏洩防止フィルターを備えている。
図24はマイクロ波応用装置の第1従来例である電子レンジの概略構成を示した縦断面図、図25は図24上のA−A線断面図、図26は同電子レンジに備えられたマイクロ波漏洩防止フィルターの正面図である。
図示するように、電子レンジ10は、ステンレス鋼などのマイクロ波反射材料からなる筐体11が加熱室を形成しており、また、筐体11の一方側には開口部11aが設けられ、さらに、その開口部11aの外周方向に延設されたフランジ11bが設けられている。
また、上記の電子レンジ10には開口部11aを開閉する開閉扉12が設けられている。
この開閉扉12は、筐体11内に張り出させた凸状部12aを設け、この凸状部12aの周囲延長部を筐体11のフランジ11bに対面する対面部12bとした四辺形状のマイクロ波反射板となっている。
一方、マイクロ波発振手段13で発生したマイクロ波電力は、導波管14を伝搬して加熱室である筐体11内に送られる。
すなわち、導波管14は筐体11に連結されており、マイクロ波電力が導波管14を介して筐体11内に照射される。
また、上記の電子レンジ10は、開閉扉12に設けた凸状部12aの凸状側部12cが対面する筐体11の内壁部11cにマイクロ波漏洩防止フィルター16が設けられている。
すなわち、筐体11の内壁部11cと開閉扉12の凸状側部12cとの間、筐11のフランジ11bと開閉扉12の対面部12bとの間がマイクロ波漏洩通路となるため、このマイクロ波漏洩通路にマイクロ波漏洩防止フィルター16を設けて、電子レンジ10外に漏洩するマイクロ波電力を安全規格内に抑制している。
なお、導波管14は筐体11に一体的に接続されており、それらの接続部からはマイクロ波電力が漏洩しない。
上記したマイクロ波漏洩防止フィルター16は、上記の各図より分かる通り、断面L字形のフィルター素子17を所定ピッチで連続的に接続して四辺形のフィルター枠として形成し、この従来例では同形のフィルター枠をマイクロ波電力の漏洩方向に向かって3段に配置したマイクロ波漏洩防止フィルター16となっている。
その他、図24に示した参照符号18は、マイクロ波電力を照射して加熱処理する被処理物を示す。
図27は第2従来例として示したマイクロ波乾燥装置の部分斜視図である。
すなわち、このマイクロ波乾燥装置では、乾燥室本体21の開口部21aを開閉する開閉扉22と、開口部21aのフランジ枠24との間にマイクロ波漏洩通路が生じるため、このマイクロ波漏洩通路にマイクロ波漏洩防止機構23が配置されている。
なお、マイクロ波漏洩防止機構23は、開口部21aを開閉する開閉扉22の内面にチョークを矩形状に配置したものとなっている。
すなわち、上記のマイクロ波漏洩防止機構23は、図27及び図28より分かるように、断面L字形の第1チョーク25と第2チョーク26を向かい合わせて一体にしたダブルチョークとし、このダブルチョークを開閉扉22の周方向に所定ピッチで連続的に配置してダブルチョーク枠として形成されている。
したがって、このマイクロ波乾燥装置では、マイクロ波漏洩通路を通って装置外に漏洩するマイクロ波電力がマイクロ波漏洩防止機構23によって減衰されて安全規格が保たれる一方、上記乾燥室本体21内を機密状態に保つシール部材27が漏洩するマイクロ波電力により加熱劣化しないようになっている。
特開2012―172875号公報
上記した第1従来例の電子レンジ10が備えるマイクロ波漏洩防止フィルター16は、図25及び図26から分かるように、矩形のフィルター枠体として形成し、このフィルター枠体を筐体11の内壁部11cに取り付ける構造となっているために、フィルター枠体は内壁部11cに合わせた正確な寸法精度が必要となり、その製造と組み付けに手間取ると言う問題がある。
一方、マイクロ波漏洩防止フィルター16は、開口部11aの全周に合わせた矩形のフィルター枠体となっているため、例えば、図26に示す通り、上下辺となるフィルター枠片16U、16Dの両端に左右辺となるフィルター枠片16R、16Lを溶接などによって固着した構造のものとなっている。
したがって、上下辺のフィルター枠片16U、16Dが3m、左右辺のフィルター枠片16R、16Lが2m程度となるフィルター枠体からなる大形のマイクロ波漏洩防止フィルター16を必要とするマイクロ波応用装置のような場合には、正確な寸法や高い精度の平面性のあるマイクロ波漏洩防止フィルター16を作成することが困難となる。
このことから、予め短いフィルター枠片構成部品を複数作成した上で、複数のフィルター枠片構成部品を溶接などによって一体的に連結して上記した3mの上下辺のフィルター枠片16U、16Dと、2mの左右辺のフィルター枠片16R、16Lとを予め形成した後に、これらのフィルター枠片を使って一体構造のフィルター枠体を組み立て、そのフィルター枠体を筐体11の内壁部11cに取り付けなければならない。
このため、マイクロ波漏洩防止フィルター16が、多くの工数を必要とするものとなる他に、高価なものとなる。
第2従来例として示したマイクロ波乾燥装置についても同様に、大形のマイクロ波漏洩防止機構23となる場合には、第1従来例のマイクロ波漏洩防止フィルター16と同様の問題が生じる。
そこで、本発明では、厳格な寸法精度を要せずに構成することができる他、大形となるマイクロ波漏洩防止フィルターであっても構成簡単にしてローコスト化に適するマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、マイクロ波電力が供給される加熱室の一部分と、他の構成部分との間に生じるマイクロ波漏洩通路に備えられ、このマイクロ波漏洩通路から漏洩するマイクロ波電力を防止するマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、フィルター素子で形成した複数のフィルター構成部品を設け、前記複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設して構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、前記複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設してフィルター枠状体を形成し、前記加熱室の一部分又は他の構成部分の一方に、前記フィルター枠状体を複数並列に配置すると共に、これらフィルター枠状体の各フィルター素子片の先端側を前記加熱室の一部分又は他の構成部分の他方に対向させた配置構成としたことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
第3の発明としては、上記した第1又は第2の発明のマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、前記加熱室の一部分が開口部を形成し、前記複数のフィルター構成部品を前記開口部の周囲に沿って個別に配設してリング状のフィルター枠状体として形成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
第4の発明としては、上記した第1乃至第3の発明のいずれかのマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、前記フィルター構成部品の個数を変えてフィルター枠状体を構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
第5の発明としては、上記した第1乃至第4の発明のいずれかのマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、前記フィルター構成部品の配設間隔を変えてフィルター枠状体を構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
第6の発明としては、上記した第1乃至第5の発明のいずれかのマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、前記フィルター構成部品は、断面L字形又は断面I字形のフィルター素子で形成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
第7の発明としては、マイクロ波電力を供給する加熱室の開口部の外周側に延設したフランジと、前記開口部に設けた開閉扉との間に生じるマイクロ波漏洩通路に備えられ、このマイクロ波漏洩通路から漏洩するマイクロ波電力を防止するマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、断面L字形又は断面I字形のフィルター素子で形成した複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設して構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルターを提案する。
本発明のマイクロ波漏洩防止フィルターは、フィルター素子で形成した複数のフィルター構成部品を設け、その複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設して構成されるので、装備する位置に合わせた寸法精度が問題とならない。
例えば、マイクロ波漏洩通路となる加熱室の内壁部にマイクロ波漏洩防止フィルターを取り付ける場合であっても、その内壁部に沿って複数のフィルター構成部品を順次取り付けてフィルター枠状体を形成することにより構成することができる。
このことから、加熱室の開口部寸法や内壁部寸法に正確に合わせたマイクロ波漏洩防止フィルターを生産する必要がなく、取り付けも簡単となる。
また、本発明のマイクロ波漏洩防止フィルターは、配置場所の大小に関係なく、簡単に設置することができるので、多くの製造工数を必要とせず、また、低廉化に適するフィルターとなる。
例えば、大きな場所に設置するマイクロ波漏洩防止フィルターの場合は、フィルター構成部品の取り付け個数を多くし、或いは、長寸のフィルター構成部品を形成してフィルター枠状体を形成すればよいから、一体化した大形のマイクロ波漏洩防止フィルターを用意する必要がなく製造が簡単で安価なフィルターの提供が可能になる。
さらに、本発明のマイクロ波漏洩防止フィルターは、設置場所に合わせてフィルター構成部品の配列個数や配列間隔を変えて構成することができ、また、フィルター構成部品は、L字形フィルター素子の他に、I字形フィルター素子を使って形成することができる。
本発明の第1実施形態である電子レンジの簡略構成を示した縦断面図である。 図1上のB−B線断面図である。 図2上のC−C線に沿って切断した部分的な断面図である。 上記した電子レンジに備えたマイクロ波漏洩防止フィルターの分解図である。 上記したマイクロ波漏洩防止フィルターの分割位置数と減衰率の関係を示した特性図である。 図2の一部を拡大して示した部分図である。 図3の一部を拡大して示した部分図である。 第1実施形態の変形例である電子レンジの簡略構成を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態である電子レンジの簡略構成を示した縦断面図である。 図9上のD−D線断面図である。 図10上のE−E線に沿って切断した部分的な断面図である。 第2実施形態の電子レンジに備えたマイクロ波漏洩防止フィルターの分解図である。 I字形フィルター素子自体の枚数と減衰率との関係を示す特性図である。 I字形フィルター素子の具体例を説明するための説明図である。 第2実施形態におけるマイクロ波漏洩防止フィルターの分割位置数と減衰率の関係を示した特性図である。 図10の一部を拡大して示した部分図である。 図11の一部を拡大して示した部分図である。 第2実施形態におけるマイクロ波漏洩防止フィルターの分割位置幅、分割位置数、減衰率の関係を示す特性図である。 第2実施形態の変形例である電子レンジの簡略構成を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態である電子レンジの簡略構成を示した縦断面図である。 図20上のF−F線断面図である。 第3実施形態の電子レンジに備えたマイクロ波漏洩防止フィルターの分解図である。 第3実施形態の電子レンジに備えたマイクロ波漏洩防止フィルターの変形例を示す分解図である。 第1従来例として示した電子レンジの簡略構成を示す縦断面図である。 図24上のA−A線断面図である。 第1従来例の電子レンジに備えられたマイクロ波漏洩防止フィルターの正面図である。 第2従来例として示したマイクロ波乾燥装置の部分的な斜視図である。 第2従来例のマイクロ波乾燥装置の一部分を拡大して示した断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は本発明の第1実施形態である電子レンジ30の簡略構成を示した縦断面図、図2は図1上のB−B線断面図、図3は図2上のC−C線に沿って切断した部分的な断面図、図4はマイクロ波漏洩防止フィルターの分解図である。
この実施形態の電子レンジ30は、マイクロ波漏洩防止フィルター31を分割フィルターとして構成したことが特徴となっており、その他は第1従来例として示した図24の電子レンジ10と同じ構成であるから、同部材、同部品については同符号を付してそれらの説明は省略する。
なお、電波は、比誘電率がεの物質で充満された媒質中では、その波長はεの平方根分の1になる。
すなわち、比誘電率がεの物質で充填されるフィルターにおいては、マイクロ波の波長の比誘電率εの平方根分の1に短縮されることに注意して設計しなければならない。
例えば、比誘電率ε=4の媒質中では、空気中の波長に対し半分の波長になる。
この明細書では、空気(比誘電率ε=1の物質)に充満されていることを前提に説明をする。
そして、自由空間波長とは、空気中に伝搬する波長のTEMモードの波長(いわゆる平面波の波長)で、空気中を伝搬する光のスピードを電波の周波数で除したものである。
フィルターが空気とは異なる比誘電率の媒質中にある場合には、上記した補正が必要になる。
本実施形態の電子レンジ30は、図2及び図4に示す如く、筐体11の内壁部11cに設けたマイクロ波漏洩防止フィルター31が、4つのフィルター構成部品31a、31b、31c、31dから構成してある。
そして、これらのフィルター構成部品31a〜31dの各々については、図2、図4から分かるように、断面L字形の複数のフィルター素子(以下、単に「L字形フィルター素子」と言う)32を一定間隔で平面状に一体に連続形成した板状物となっている。
なお、L字形フィルター素子32は、従来から広く使用され周知であり、垂直部と先端水平面とから形成され、一般には、マイクロ波発振手段13が発振するマイクロ波電力(例えば、2.45GHzの電力)の概略4分の1波長のフィルター高さに設定してある。
しかし、筐体11の内壁部11cと開閉扉12の凸状側部12cの間から漏洩するマイクロ波電力は、内壁部11cの長辺の概略2分の1波長より長くなると、TEMモード(基本モード)だけに限らず、これら内壁部11cと凸状側部12cの寸法(矩形断面の寸法)に応じて、その寸法により変化する波長を持つ高次モードのマイクロ波電力としても漏洩する。
すなわち、上記したように、フィルター高さをマイクロ波電力の概略4分の1波長に合わせるだけでは、TEMモードのマイクロ波電力の漏洩は防げても高次モードのマイクロ波電力の漏洩を防ぐことが困難になる。
したがって、本実施形態では、マイクロ波電力の周波数に対して大きな抵抗体(インピーダンス)となるように形成したスリットを持つL字形フィルター素子32となっている。
したがって、L字形フィルター素子32は以下のように形成することが好ましい。
すなわち、スリットの長さを、TEMモードのマイクロ波電力の波長、つまり、自由空間波長の概略4分の1に設定すると、そのマイクロ波の周波数でスリットが並列共振するので、スリットの入り口は高いインピーダンスを持つようになる。
例えば、2.45GHzのマイクロ波電力の場合、2.45GHzの自由空間波長は122.4mmであるが、スリットの長さを122.4mmの概略4分の1である27〜32mmにして、スリットが2.45GHzに対して高いインピーダンスを持つようにしている。
例えば、2.45GHzマイクロ波電力の場合は、スリットの長さをTEMモードのマイクロ波電力の波長である自由空間波長の概略4分の1に設定し、そのマイクロ波電力がスリットで並列共振し、スリットが高いインピーダンス作用を持つようにする。
また、スリットピッチについては、マイクロ波電力波長の概略3分の1波長である44mm以下のピッチで配置する。
ただし、フィルター構成部品31a、31b、31c、31dは同じスリットピッチとする必要がなく、また、一個のフィルター構成部品であっても同じスリットピッチとする必要がない。
フィルター構成部品31a〜31dは、それらを別々に筐体11の内壁部11cに取り付けるが、各フィルター構成部品の間には分割位置33として所定の幅CWを設け、また、フィルター構成部品が平面状となるように取り付けて矩形のフィルター枠状体34を形成するようになっている。
また、本実施形態では、筐体11の内壁部11cと開閉扉12の凸状側部12cとの間のマイクロ波漏洩通路にフィルター枠状体34を3段(3枚)に配設させたマイクロ波漏洩防止フィルター31として構成してあるが、マイクロ波漏洩防止フィルター31の枚数については必要に応じ増減することができる。
なお、フィルター構成部品31a〜31dは、取り付けネジ、溶接、導電性接着材などの取付手段によって内壁部11cに取り付けることができる。
図5は、上記したマイクロ波漏洩防止フィルター31の分割位置33(各フィルター構成部品の間)の数とマイクロ波電力の減衰率を示す特性図であり、図6及び図7に示すフィルター構成部品の寸法条件に基づいて電磁波解析シミュレータを用いて求めた減衰率特性を示す。
なお、図6は、図2の一部を拡大して示した部分拡大図、図7は図3の一部を拡大して示した部分拡大図である。
これらの図に示すように、L字形フィルター素子32の高さFH=28mm、先端平面長さFW=10.5mm、フィルターピッチFP=20mm、L字形フィルター素子32の厚さFT=3mm、マイクロ波漏洩防止フィルター31と開閉扉12の凸状側部12cとの間隔G=5mm、長辺側のスリットピッチSP1=34.5mm、短辺側のスリットピッチSP2=35mm、スリット長さSL(SL1+SL2)=30mm、スリット幅SW=6mm、分割位置33の幅CW=4mm、分割位置33の数=4、開閉扉12の凸状側部12cの長辺H=350mm、同凸状側部12cの短辺V=100mmに設定してある。
この特性図から分かる通り、本実施形態のように4箇所に分割位置33を設けた場合でも68dBとなり、分割しないマイクロ波漏洩防止フィルターと同様に安全規格である55dB以上の減衰率が得られることが確認された。
なお、工業用電子レンジの安全規格については、電子レンジ外に漏れるマイクロ波電力の限界値が規定されており、電子レンジから5cm離れた場所で1平方cm当たり5mW以下となっており、減衰率55dBは、規格限度値である5mW/cmに相当する。
さらに、本実施形態では、マイクロ波漏洩防止フィルター31について、0、2、4、6、8、10、22の分割位置33を設けた場合についても上記同様にして電磁波解析シミュレータを用いて解析し減衰率特性を求めたところ、図5に示すように、分割位置33がない減衰率、つまり、分割位置CWの数がゼロである従来例のマイクロ波漏洩防止フィルター16に対し概略±1dB以下となることが確認できた。
以上、第1実施形態の電子レンジ30について説明したが、マイクロ波漏洩防止フィルター31は、図8に示したように、開閉扉12の内面に配設しても上記実施形態同様にマイクロ波電力の漏洩を安全規格内に設定することができる。
なお、このように構成する場合には、L字形フィルター素子32の先端水平面と筐体11のフランジ11bとの間に間隔Gを設け、その水平面をフランジ11bに対向させるようにする。
その他に、マイクロ波漏洩防止フィルター31は筐体11のフランジ11bに取り付けるように構成することもできる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図9は第2実施形態である電子レンジ40の簡略構成を示した縦断面図、図10は図9上のD−D線断面図、図11は図10上のE−E線に沿って切断した部分的な断面図、図12はマイクロ波漏洩防止フィルターの分解図である。
この実施形態の電子レンジ40は、マイクロ波漏洩防止フィルター41を分割フィルターとして構成したことに特徴があり、その他は従来例として示した図24の電子レンジ10と同じ構成であるから、同部材、同部品については同符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態の電子レンジ40は、図10及び図12に示す如く、筐体11の内壁部11cに設けたマイクロ波漏洩防止フィルター41が、第1実施形態同様に、4つのフィルター構成部品41a、41b、41c、41dから構成してある。
そして、これらのフィルター構成部品41a〜41dの各々については、図9〜図12に示したように、断面I字形の複数のフィルター素子(以下、単に「I字形フィルター素子」と言う)42を所定間隔で平面状に一体に連続形成した板状物となっている。
なお、I字形フィルター素子42は、L字形フィルター素子32と同様に、以下のように形成することが好ましい。
2.45GHzのマイクロ波電力の場合は、スリットの長さを自由空間波長の4分の1である27〜32mmに設定し、さらに、スリットピッチについては、自由空間波長の概略3分の1波長である45mm以下のピッチで配置する。
ただし、フィルター構成部品41a、41b、41c、41dは同じスリットピッチとする必要がなく、また、一個のフィルター構成部品であっても同じスリットピッチとする必要がない。
フィルター構成部品41a〜41dは、それらを別々に筐体11の内壁部11cに取り付けるが、各フィルター構成部品の間には分割位置43として所定幅CWを設け、また、フィルター構成部品が平面状となるように取り付けて矩形のフィルター枠状体44を形成するようになっている。
また、本実施形態では、筐体11の内壁部11cと開閉扉12の凸状側部12cとの間のマイクロ波漏洩通路にフィルター枠状体44を3段(3枚)に配設させたマイクロ波漏洩防止フィルター41として構成してあるが、マイクロ波漏洩防止フィルター41の枚数については必要に応じて増減することができる。
なお、フィルター構成部品41a〜41dは、取り付けネジ、溶接、導電性接着材などの取付け手段によって内壁部11cに取り付けることができる。
一方、図13はI字形フィルター素子自体の減衰率を検証した特性図である。
すなわち、図13はI字形フィルター素子42からなる分割のない一体物のフィルター枠状体の枚数と減衰率との関係を示す特性図で、図14に示すI字形フィルター素子42の寸法条件と開閉扉12の凸状側部12cとの間隔Gの条件に基づいて電磁波解析シミュレータを用いて求めた減衰率特性である。
なお、図14はI字形フィルター素子42の一例で、I字形フィルター素子42の垂直部42aの厚さdは3mm、高さHは35mm、スリット長Sは29mm、先端部41bと凸状側部12cとの間隔Gは10mm、内壁部11cと凸状側部12cとの距離Lは45mmに定めてある。
この特性図から分かる如く、3枚以上のI字形フィルター素子42を備えることによって安全規格に相当する減衰率である55dB以上の減衰率が得られることが確認された。
図15は、上記したマイクロ波漏洩防止フィルター41の分割位置43(各フィルター構成部品の間)の数とマイクロ波電力の減衰率を示す特性図であり、図16及び図17に示すフィルター構成部品の寸法条件に基づいて電磁波解析シミュレータを用いて求めた減衰率特性を示す。
なお、図16は図10の一部を拡大して示した部分拡大図、図17は図11の一部を拡大して示した部分拡大図である。
これらの図に示すように、I字形フィルター素子42の高さFH=35mm、フィルターピッチFP=31mm、I字形フィルター素子42の厚さFT=3mm、マイクロ波漏洩防止フィルター41と開閉扉12の凸状側部12cとの間隔G=9mm、長辺側のスリットピッチSP1=34.5mm、短辺側のスリットピッチSP2=35mm、スリット長さSL=29.5mm、スリット幅SW=6mm、分割位置43の幅CW=4mm、分割位置43の数=4、開閉扉12の凸状側部12cの長辺H=350mm、同凸状側部12cの短辺V=100mmに設定してある。
この特性図から分かる通り、本実施形態のように4箇所に分割位置43を設けた場合でも65dBとなり、分割しないマイクロ波漏洩防止フィルターと同様に安全規格である55dB以上の減衰率が得られることが確認された。
さらに、本実施形態では、マイクロ波漏洩防止フィルターについて、0、2、4、6、8、10、22の分割位置43を設けた場合についても上記同様にして電磁波解析シミュレータを用いて解析し減衰率特性を求めたところ、図15に示すように、分割位置43がない減衰率、つまり、分割位置43の数がゼロである従来例のマイクロ波漏洩防止フィルター16に対し概略±1dB以下となり、L字形フィルター32を用いたマイクロ波漏洩防止フィルター31に比べて、間隔Gが大きくなっても充分なフィルター性能が得られる点が優れている。
また、図18は上記の電磁波解析シミュレータを用いた解析において、分割位置43の幅CWを4、6、10mm,分割位置43の数=0、2、4、6、8,10、22個に変化させて求めた減衰率特性である。
図示するように、分割位置43の幅CWが4mmと6mmでは概略同一の減衰特性となり、概略0.5dBの減衰率の変化内となっている。
また、分割位置43の幅CWが10mmにおいても、減衰率の変化が概略0.5dB以下となることが分かった。
このことから、マイクロ波漏洩防止フィルター41は分割位置43の幅CWが10mmを多少超えても漏洩機能を充分に有することが確認された。
以上、第2実施形態の電子レンジ40について説明したが、マイクロ波漏洩防止フィルター41は、図19に示したように、開閉扉12の内面に配設しても上記実施形態同様にマイクロ波電力の漏洩を安全規格内に設定することができる。
なお、このように構成する場合には、I字形フィルター素子42の先端部と筐体11のフランジ11bとの間に間隔Gを設け、その先端部をフランジ11bに対向させるようにする。
その他に、マイクロ波漏洩防止フィルター41は筐体11のフランジ11bに取り付ける構成とすることもできる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図20は第3実施形態である電子レンジ50の簡略構成を示した縦断面図、図21は図20上のF−F線断面図、図22はマイクロ波漏洩防止フィルターの分解図である。
この実施形態の電子レンジ50は、図9に示す第2実施形態の電子レンジ40に比べ、マイクロ波漏洩防止フィルター51の分割位置と分割位置数を変えたことが特徴となっており、その他は図9の電子レンジ40と同じ構成であるから、同部材、同部品については同符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態の電子レンジ50が備えるマイクロ波漏洩防止フィルター51は、図21および図22に示したように、直角形状の4つのフィルター構成部品51a〜51dと、直線形状の4つのフィルター構成部品51e〜51hとを組み合わせて配設したフィルター枠状体52によって構成している。
すなわち、このマイクロ波漏洩防止フィルター51は、8個の分割位置53の幅CWを設けてフィルター構成部品51a〜51hを別々に配設した構成としてある。
このマイクロ波漏洩防止フィルター51は、直角形状のフィルター構成部品51a〜51dと、直線形状のフィルター構成部品51e〜51hとを生産すればよいので、量産に適する他、例えば、図21において設計時の分割幅CWが6mmであったとき、上辺51eが右方に2mmずれて配設された結果、右方の分割幅CWが4mmに、左方の分割幅CWが8mmになっても減衰率が±1dB(図示せず)であったことから、配設が容易となる。
また、図23に一例として示すように、横長のマイクロ波漏洩防止フィルター51を構成する場合であっても、上下辺となるフィルター構成部品51e、51gの長さを変えるだけで構成することができるなどのメリットがある。
なお、第3実施形態については、L字形フィルター素子を用いてフィルター構成部品51a〜51hを形成しても同様のマイクロ波漏洩防止フィルターを構成することができる。
上記した各実施形態より、電子レンジ30、40、50の開閉扉12、筐体11の開口部11aの近辺又はフランジ11bなどにフィルター構成部品31a〜31d又は41a〜41d或いは51a〜51hを配設することによって、マイクロ波漏洩防止フィルター31、41、51が構成できるので、3m×2m程度の大形のマイクロ波漏洩防止フィルターを備えるマイクロ波応用装置においても、厳格な寸法精度を必要とせずに安価に製造できる他、容易に取り付けることができるマイクロ波漏洩防止フィルターの提供が可能になる。
なお、本発明は矩形のマイクロ波漏洩防止フィルターに限らず、マイクロ波応用装置の開口部が円形である場合には、その円形に合わせて、例えば、4分割、8分割、10分割などとした円形状のマイクロ波漏洩防止フィルターとしても実施することもできる。
加熱装置、乾燥装置、化学反応装置などのマイクロ波応用装置に備えるマイクロ波漏洩防止フィルターに適する。
30 電子レンジ
31 マイクロ波漏洩防止フィルター
31a〜31d フィルター構成部品
32 L字形フィルター素子
33 分割位置
34 フィルター枠状体
40 電子レンジ
41 マイクロ波漏洩防止フィルター
41a〜41d フィルター構成部品
42 I字形フィルター素子
43 分割位置
44 フィルター枠状体
50 電子レンジ
51 マイクロ波漏洩防止フィルター
51a〜51h フィルター構成部品
52 フィルター枠状体
53 分割位置




















Claims (7)

  1. マイクロ波電力が供給される加熱室の一部分と、他の構成部分との間に生じるマイクロ波漏洩通路に備えられ、このマイクロ波漏洩通路から漏洩するマイクロ波電力を防止するマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    フィルター素子で形成した複数のフィルター構成部品を設け、
    前記複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設して構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。
  2. 請求項1に記載したマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    前記複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設してフィルター枠状体を形成し、
    前記加熱室の一部分又は他の構成部分の一方に、前記フィルター枠状体を複数並列に配置すると共に、これらフィルター枠状体の各フィルター素子の先端側を前記加熱室の一部分又は他の構成部分の他方に対向させた配置構成としたことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。
  3. 請求項1又は2に記載したマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    前記加熱室の一部分が開口部を形成し、前記複数のフィルター構成部品を前記開口部の周囲に沿って個別に配設してリング状のフィルター枠状体として形成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載したマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    前記フィルター構成部品の個数を変えてフィルター枠状体を構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載したマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    前記フィルター構成部品の配設間隔を変えてフィルター枠状体を構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載したマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    前記フィルター構成部品は、断面L字形又は断面I字形のフィルター素子で形成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。
  7. マイクロ波電力を供給する加熱室の開口部の外周側に延設したフランジと、前記開口部に設けた開閉扉との間に生じるマイクロ波漏洩通路に備えられ、このマイクロ波漏洩通路から漏洩するマイクロ波電力を防止するマイクロ波応用装置のマイクロ波漏洩防止フィルターにおいて、
    断面L字形又は断面I字形のフィルター素子で形成した複数のフィルター構成部品を個別に平面状に配設して構成したことを特徴とするマイクロ波漏洩防止フィルター。














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