JP2015102650A - 撮像制御装置および撮像装置 - Google Patents

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正朝 水野
Masatomo Mizuno
正朝 水野
知巳 高階
Tomomi Takashina
知巳 高階
芳之 山陸
Yoshiyuki Yamariku
芳之 山陸
義一 平山
Giichi Hirayama
義一 平山
彰 米沢
Akira Yonezawa
彰 米沢
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Abstract

【課題】しかしながら、上記装置においても、撮像条件は使用者が手で操作しなければならず、不便であるという課題があった。
【解決手段】身体についての特定の動作を想起した場合に生じる脳波の条件である脳波条件を予め格納する条件格納部と、生体からの脳波に関する脳波情報を取得し、取得した前記脳波情報に含まれる脳波が前記条件格納部に格納されている前記脳波条件を満たすか否かを判断する条件判断部と、前記条件判断部により前記条件を満たすと判断された場合に、撮像装置が被写体を撮像する場合の条件である撮像条件を前記撮像装置に出力する条件出力部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像制御装置および撮像装置に関する。
使用者から脳波を含む生理学的状態の情報を受け取り、その情報に基づいてカメラのシャッタ操作を制御する信号を出力すべきかどうかを決定する制御するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2003−177449号公報
しかしながら、上記装置においても、撮像条件は使用者が手で操作しなければならず、不便であるという課題があった。
本発明の第1の態様においては、身体についての特定の動作を想起した場合に生じる脳波の条件である脳波条件を予め格納する条件格納部と、生体からの脳波に関する脳波情報を取得し、取得した前記脳波情報に含まれる脳波が前記条件格納部に格納されている前記脳波条件を満たすか否かを判断する条件判断部と、前記条件判断部により前記条件を満たすと判断された場合に、撮像装置が被写体を撮像する場合の条件である撮像条件を前記撮像装置に出力する条件出力部とを備える撮像制御装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
撮像制御システム10の模式図を示す。 撮像制御装置14の電極配置の一例を示す図である。 撮像制御システム10の機能ブロック図を示す。 脳波条件データベースの一例を示す図である。 撮影条件出力モードにおいて表示部に表示される表示画像の一例を示す。 トレーニングモードにおいて表示部に表示される表示画像の一例を示す。 キャリブレーションモードにおいて表示部に表示される表示画像の一例を示す。 撮像制御装置の撮像条件の変更処理の一例を説明するフローチャートである。 トレーニングモードにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 キャリブレーションモードにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 ガイドモードにおいて表示部に表示されるガイド画像の一例を示す。 ガイドモードを設けた場合における撮像条件の変更処理の一例を説明するフローチャートである。 他の撮像制御システム100の模式図を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、撮像制御システム10の模式図を示す。撮像制御システム10は、撮像装置12と、撮像制御装置14から構成される。撮像制御システム10において、撮像制御装置14は、使用者11が動作を想起した場合に生じる脳波情報、または使用者11の生体反応情報を取得して、脳波情報および生体反応情報が、予め撮像制御装置14に格納された脳波条件または生体反応条件を満たした場合に、撮像制御装置14は、撮像装置12へ撮像条件を出力する。撮像装置12は、取得した撮像条件に変更する。
撮像制御装置14は、帽子型の装置であり、使用者11の頭部に装着される。撮像制御装置14は、帽子15と、固定ベルト16と、複数の脳波計17と、2つの筋電計18と、生体制御部19とを有する。帽子15は、剛性のある布または皮製の帽子である。複数の脳波計17は、帽子15の内側であって、使用者11の頭部に接する側に固定されている。2つの筋電計18は、帽子に接続して設けられている。複数の脳波計17および2つの筋電計18は、配線を介して生体制御部19と接続している。固定ベルト16は、帽子15を使用者11の頭部に密着させて固定させる。これにより、複数の脳波計17は、使用者11の頭部に密着されるとともに、使用者11の頭部に対する位置が固定される。
脳波計17は電極を有し、使用者11の頭皮から脳波を検出する。ここで脳波とは、人体の頭皮から計測できる電位のことである。脳波計17は、検出した脳波を、配線を通じて生体制御部19に出力する。
筋電計18は、筋肉を動かすときに発生する微小電位を測定する。筋電計18は、測定した電位を、配線を通じて生体制御部19に出力する。なお、筋肉を動かすときに発生する微小電位は、脳波とは異なる体に対する反応情報の一例であり、他の生体反応の条件として、カメラにより撮影される身体の動作条件、心拍計により測定される心拍条件、使用者の発汗を湿度計により測定する湿度条件を用いてもよい。
生体制御部19は、脳波計17から脳波を検出すると、取得した電極の位置、および脳波から、撮像装置12の撮像条件を変更するか否かを判断する。生体制御部19は、撮像条件を変更すると判断した場合、撮像装置12の撮像条件を撮像装置12へ出力するが、撮像条件を変更しないと判断した場合は、撮像装置12の撮像条件を撮像装置12へ出力しない。
図2は、撮像制御装置14における脳波計17の配置の一例を示す図である。脳波計17は、一般的に用いられている国際10−20法に従い、定められた場所に21個の脳波計17を配置している。脳波計17には、それぞれ固有のIDが予め割り振られている。それぞれの脳波計17から検出された脳波は、当該固有のIDとともに、生体制御部19へ出力される。なお、脳波計17は、変更する撮像条件に対応した動作を想起した場合に、脳波が変化する位置に選択的に設けてもよい。これにより、脳波計17の数を少なくできる。
図3は、撮像制御システム10の機能ブロック図を示す。上述したように、撮像制御システム10は、撮像装置12と、撮像制御装置14とから構成される。
撮像装置12は、撮影レンズ20と、撮像素子22と、駆動部24と、A/D変換回路28と、メモリ30と、撮像制御部32と、メモリカードIF34と、メモリカード36と、LCD駆動回路38と、表示部40と、AFセンサ42と、操作部44とを有する。撮像素子22は、撮影レンズ20の焦点面近傍に配置されている。撮像素子22は、二次元的に複数の光電変換素子が配された、例えば、CCD、CMOSセンサ等のイメージセンサである。
駆動部24は、操作部44から使用者11より撮像の指示が入力されると、撮像素子22の光電変換素子からの画像信号を読み取るべく撮像素子22を駆動する。撮像装置12は、駆動部24によりタイミング制御されて、受光面上に結像された被写界を画像信号に変換してA/D変換回路28へ出力する。A/D変換回路28は、撮像素子22が出力する画像信号をデジタル画像信号に変換してメモリ30へ出力する。
撮像制御部32は、メモリ30をワークスペースとして種々の画像処理を施して、画像データを生成する。撮像制御部32によって生成された画像データは、LCD駆動回路38により表示信号に変換され、表示部40に表示される。また、メモリカードIF34に装着されているメモリカード36に記録される。
AFセンサ42は、被写体空間に対して複数の測距点が設定された位相差センサであり、それぞれの測距点において被写体像のデフォーカス量を検出する。撮像シーケンスに付随するAF、AE等の各種動作は、撮像制御部32に制御されて実行される。例えば、撮像制御部32は、AFセンサ42の検出信号を解析して、撮影レンズ20の一部を構成するフォーカスレンズを移動させる合焦制御を実行する。なお、撮像素子22をAFセンサ42の代わりに用いてもよく、その場合には別個のAFセンサ42は設けなくてよい。
撮像制御装置14の生体制御部19は、条件格納部50と、条件判断部52と、条件出力部54とを有する。条件格納部50は、使用者11の身体について、特定の動作を想起した場合に生じる脳波の条件である脳波条件を予め格納している。また、条件格納部50は、特定の動作を実行した場合に生じる筋電位の条件である筋電条件も予め格納している。なお、筋電条件は、脳波とは異なる生体反応の条件の一例である。
条件判断部52は、脳波計17から脳波情報を取得する。条件判断部52は、取得した脳波情報に含まれる脳波が条件格納部に格納されている脳波条件を満たすか否かを判断する。条件判断部52は、例えば、使用者が特定の部位の動作を想起する場合に、使用者の頭頂の動作野に生じるμ波(8−14Hz)の振幅の減少(ERD:event−related desynchronization 事象関連脱同期)を脳波条件として、取得された脳波情報が脳波条件を満たすか否かを判断する。以後、使用者が特定の部位の動作を想起する場合に、使用者の頭頂の動作野に生じるμ波の振幅の減少を略してERDということがある。
ERDは、使用者が動作を想起した後に生じるμ波の振幅の減少であり、使用者が身体について特定の動作を想起した場合に、使用者の頭頂部の特定の位置におよそ2秒間生じることが知られている。例えば、使用者が右手の動作を想起すると、図2におけるC3(左頭頂部)に配置した脳波計17にERDが観測され、使用者が左手の動作を想起すると、図2におけるC4(右頭頂部)に配置した脳波計17にERDが観測される。
<非特許文献1>:外山純一・安藤惇・田村健・北崎充晃;脳波で制御するドライビングシュミレータ開発のための運動想起時事象関連脱同期・同期の基礎研究;信学技報 IEICE Tecnical Report NC2008−102(2009−1)
<非特許文献2>:中村翔太郎・吉川大弘・古橋武・名古屋大学;ERDに基づく運動想起判別に関する一検討;24th Fuzzy Symposium(Osaka,September 3−5, 2008)
脳波に含まれるμ波の振幅の減少率は、運動想起によって生じたと判断できる閾値となる。したがって、脳波に含まれるμ波の振幅の減少率が脳波条件の閾値として条件格納部50に格納される。条件判断部52は、予めさだめられた時間、例えば、運動想起によるμ波の振幅の減少が継続する時間に対応した2秒間に、脳波計17から検出された脳波に含まれるμ波成分の振幅の減少率の最大値と、条件格納部50に格納された脳波条件の閾値とを比較する。条件判断部52は、脳波に含まれるμ波成分の振幅の減少率の最大値が脳波条件の閾値を上回った場合に、取得した脳波計の位置に対応した動作を想起したと判断する。なお、脳波に含まれるμ波の振幅の減少率で予め定めた閾値は、脳波条件の一例であり、脳波に含まれるμ波の振幅の減少率の最大値は、脳波情報の一例である。以後、上記例を用いて説明する。
条件判断部52は、脳波条件を満たした脳波情報が測定された脳波計17のIDに基づいて、脳波計の位置を特定する。条件判断部52は、特定した脳波計の位置から使用者11の身体のどの部位の動作を想起したかを判断する。上述したように、ERDは、特定の動作を想起した場合に、使用者11の頭頂部の特定に位置に生じるので、ERDが観測された脳波計17の位置に基づいて、使用者11がどの部位の動作を想起したかが判断できる。条件判断部52は、使用者11が身体のどの部位の動作を想起したかを検出して、当該身体の部位に対応付けて記録された撮像条件を条件格納部50から読み出して、撮像条件出力部54に出力する。
また、条件判断部52は、筋電計18から、生体反応情報を取得する。条件判断部52は、使用者11の瞼の筋電間隔を取得して、使用者11がどのくらいの早さで瞬きをしたかを判断する。条件判断部52は、使用者11の筋電間隔が当該閾値を上回った場合と、上回っていない場合とで異なる撮像条件を条件格納部50から読み出して、条件出力部54に出力する。
また、条件判断部52は、撮像制御装置14のモードを、撮像条件を出力する条件出力モードと、撮像条件を出力しないトレーニングモードと、撮像条件を出力しないキャリブレーションモードとに切り変えることができる。条件判断部52は、使用者11によって撮像装置12の操作部44から入力されたモードの切り替え指示に基づいて、撮像制御装置14のモードを切り替える。なお、当該モード切り替えの指示は、使用者11により撮像制御装置14に、直接入力されてもよい。
また、条件判断部52は、使用者11が初めて撮像制御装置14を使用すると検出された場合に、使用者11から入力されたモードの切り替え指示に関わらず、撮像制御装置14のモードをトレーニングモードまたはキャリブレーションモードに切り替えてもよい。これにより、使用者11が撮像制御装置14に不慣れであっても、使用方法が分からないで困惑させることなく、当該装置を使用させることができる。
また、キャリブレーションモードにおいては、条件判断部52は、使用者11が特定の動作を想起した場合に生じた脳波情報を取得する。条件判断部52は、取得した脳波情報に基づいて、当該特定の動作に対応付けて条件格納部50に予め格納している脳波条件の閾値を変更できる。
条件出力部54は、条件判断部52が条件格納部50に格納された条件を満たすと判断した場合に、撮像装置12が被写体を撮像する場合の条件である撮像条件を撮像装置12に出力する。条件出力部54は、撮像装置12と無線通信を行い、当該撮像条件を示す信号を撮像装置12に出力する。条件出力部54は、例えば、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee(登録商標)、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、3G、および/または、LTE等の無線通信規格に準拠して通信する。
また、条件出力部54は、トレーニングモードにおいて、条件判断部52が、使用者11から取得した脳波情報が、条件格納部50に格納された脳波条件を満たすと判断された場合に、条件出力部54は、変更する撮像条件を撮像装置12の表示部40に表示させる。一方、条件出力部54は、トレーニングモードにおいて、条件判断部52が使用者11から取得した脳波情報が、条件格納部50に格納された脳波条件を満たさないと判断した場合に、条件出力部54は、脳波条件を満たさなかった表示を撮像装置12の表示部40に表示させる。なお、条件出力部54は、脳波条件を満たさなかった表示に加え、又は当該表示とは別に、取得した脳波情報と条件格納部50に格納された脳波条件との差を表示部40に表示させてもよい。
図4は、脳波条件データベースの一例を示す図である。脳波条件データベース60には、撮像条件と、設定と、想起する動作と、脳波計の位置と、脳波に含まれるμ波の振幅の閾値と、筋電間隔とが記録されている。
撮像条件の欄には、変更される撮像条件が記録されている。図4に示した例において、撮像条件の欄には、「絞りを一段大きく」、「絞りを一段小さく」「シャッタスピードを速く」、「シャッタスピードを遅く」、「ISO感度を高く」、「ISO感度を低く」、「BMI制御の切り替え」が記録されている。したがって、脳波条件データベース60に記録された上記撮像条件が、撮像制御装置14によって制御される。動作の欄には、使用者11が動作を想起する身体の部位が記録されている。
脳波計の位置の欄には、動作の欄に記録された身体部位の動作を想起した場合に、大きなERDが検出される脳波計17の位置が記録されている。閾値の欄には、μ波の振幅の減少率が、脳波条件として記録されている。筋電間隔の欄には、筋電間隔の閾値が記録されている。
図5は、撮影条件出力モードにおけて表示部40に表示される表示画像の一例を示す。表示部40は、メイン表示欄61と、サブ表示欄62とから構成される。メイン表示欄61には、被写体63と、状態表示64とが表示される。
状態表示64には、BMI制御表示、およびモード表示が表示される。BMI制御表示には、BMI制御のON・OFFが表示される。すなわち、撮像装置12が撮像制御装置14により制御されている場合には、「BMI制御ON」が表示され、撮像制御装置14に制御されていない場合には「BMI制御OFF」が表示される。モード表示には、条件制御装置のモードが表示される。前述したように、条件判断部52は、撮像制御装置14を、撮影条件出力モードと、トレーニングモードと、キャリブレーションモードとに切り替えることができる。図5に示した例においては、撮像制御装置14は、撮影条件出力モードとなっているので、その場合には、状態表示64には「撮影条件出力モード」が表示される。
サブ表示欄62には、シャッタスピード値66と、絞り値67と、ISO感度値68と、露出インジケータ69とが表示される。そして、それぞれの表示の上には、当該条件を変更する場合に想起する身体の部位が略図で表示されている。これにより、使用者11は、当該表示により、身体のどの部位の動作を想起すればよいのか、容易に知ることができる。
図6は、トレーニングモードにおいて表示部40に表示される表示画像の一例を示す。トレーニングモードにおいて、メイン表示欄61には、動作アニメーション70と、動作テキスト71と、状態表示72が表示される。動作アニメーション70には、人物の身体を模したアニメーションであり、使用者11が入力した撮像条件を変更する場合に想起する動作が表示される。なお、図6は、使用者11が「ISO感度を高める」という撮像条件を入力した例を示しており、当該撮像条件に対応する左足を上げた状態の人物を模したアニメーションが表示される。なお、動作アニメーションは静止画でもよく、動画でもよい。なお、動画の場合は、左足を動かした動画を表示することが好ましい。
動作テキスト71には、使用者11が入力した撮像条件を変更する場合に想起する動作が文字で表示される。図6に示した例において、動作テキスト71は、動作アニメーション70の頭部からの吹き出し表示としているが、これに限らず、メイン表示欄61における図6で示した場所とは異なる位置であってもよく、またはサブ表示欄62に表示してもよい。
状態表示72には、BMI制御表示と、検出値73と、閾値74と、結果75と、モード表示とが表示される。なお、BMI制御表示と、モード表示は、図5と同じであるので説明を省略する。検出値73には、動作アニメーション70および動作テキスト71に対応する動作を想起した場合に生じる脳波情報が表示される。
閾値74には、動作アニメーション70および動作テキスト71に表示された動作を想起したと判断する脳波条件が表示される。結果75には、脳波情報が、脳波条件を満たした場合に、変更する撮像条件が表示される。図6に示した例において、脳波条件が30であるのに対し、脳波情報が70であり、脳波条件の閾値を、脳波情報の値が越えているので、結果75には、「ISO感度を高くします」が表示される。
図7は、キャリブレーションモードにおいて表示部40に表示される表示画像の一例を示す。キャリブレーションモードにおいて、メイン表示欄61には、動作アニメーション80と、動作テキスト81と、状態表示82が表示される。動作アニメーション80には、使用者11が入力した撮像条件を変更する場合に想起する動作が表示される。動作テキスト81には、同じく、使用者11が入力した撮像条件を変更する場合に想起する動作が文字で表示される。
状態表示82には、BMI制御表示と、検出値83と、閾値84と、モード表示とが表示される。なお、BMI制御表示と、モード表示は、図4と同じであるので説明を省略する。検出値83には、動作アニメーション80および動作テキスト81に表示された動作を想起した場合に生じる脳波情報が表示される。また、閾値84には、動作アニメーション80および動作テキスト81に表示された動作を想起したと判断する脳波条件が表示される。これらの表示により、使用者11は、検出値83に表示された値に脳波条件の閾値を変更するか否かを判断する。
図8は、撮像制御装置の撮像条件の変更処理の一例を説明するフローチャートである。図8に示したフローチャートは、撮像制御装置14が起動し、撮像制御装置14と撮像装置12との通信が確立し、撮像制御装置14によって撮像装置12の撮像条件の制御がなされるようになった場合にスタートする。
まず、条件判断部52は、撮像制御装置14がトレーニングモードに設定されているか否かを判断する(S101)。条件判断部52は、撮像制御装置14がトレーニングモードに設定されていると判断すると(S101:Yes)、条件判断部52は、トレーニングモードの処理を実行する(S102)。なお、トレーニングモードの処理については、図9を用いて別途説明する。一方、条件判断部52は、撮像制御装置14がトレーニングモードに設定されていないと判断すると、(S101:No)、次に撮像制御装置14がキャリブレーションモードに設定されているか否かを判断する(S102)。
条件判断部52は、撮像制御装置14がキャリブレーションモードに設定されていると判断すると(S102:Yes)、条件判断部52は、キャリブレーションモードの処理を実行する。キャリブレーションモードの処理については、図10を用いて別途説明する。一方、条件判断部52は、撮像制御装置14がキャリブレーションモードに設定されていないと判断すると、脳波情報を取得したか否かを判断する(S103)。
条件判断部52は、脳波計17が検出した脳波に含まれるμ波が、全ての脳波計17において予め定められた時間、例えば2秒間検出された場合に、脳波情報が取得できたと判断し(S105:Yes)、検出した2秒間の脳波情報を記憶して、処理をステップS107へ進める。一方、脳波計17と頭皮とが密着しておらず、脳波計17が検出した脳波に含まれるμ波の振幅が著しく小さかったり、または2秒間検出されない場合に、条件判断部52は、脳波情報が取得できないと判断し(S105:No)、例えば、「撮像制御装置14を装着しなおしてください」といったエラー表示を、条件出力部54から撮像装置12の表示部40に表示させて(S106)、処理をステップS105へ戻す。
条件判断部52は、条件格納部50から脳波条件を全て読み出す(S107)。条件判断部52は、脳波計17が検出した脳波情報のうち、読み出した脳波条件を満たすものがあるか否かを判断する(S108)。本実施形態において、条件判断部52は、脳波情報が、脳波条件の閾値を上回った場合であって、当該脳波情報を検出した脳波計17の位置が、脳波条件データベース60に格納されている場合に、条件判断部52は、脳波条件を満たしたと判断し(S108:Yes)、記憶した脳波情報を消去する。
条件判断部52は、脳波条件データベース60を参照して、脳波条件を満たした脳波計17の位置と同じ行に記録されている撮像条件を読み出す(S109)。条件判断部52は、読み出した撮像条件を条件出力部54に出力する。条件出力部54は、取得した撮像条件から、撮像条件を示す信号を作成して、撮像装置12へ出力する。撮像装置12の撮像制御部32は、当該信号を取得すると、当該信号に基づいて、撮像条件を変更する。
一方、脳波情報が、脳波条件を満たさない場合、または、脳波情報が脳波条件を満たしたが、当該脳波計17の位置が脳波条件データベース60に格納されていない場合、または、脳波情報が脳波条件を満たした脳波計が2つ以上あった場合に、条件判断部52は、脳波条件を満たさないと判断する(S108:No)。この場合、条件判断部52は、記憶した脳波情報を消去して、ステップS109およびステップS110をスキップさせて、処理をステップS111へ進める。なお、脳波情報が脳波条件を満たした脳波計が2つ以上あった場合、脳波条件を満たさないとしたが、これに代えて、脳波条件を満たすとしてもよく、この場合、複数の撮像条件を示す信号を作成して、撮像装置12へ出力してもよい。
条件判断部52は、使用者11より終了指示があったか否かを判断する(S111)。条件判断部52は、使用者11より終了指示があったと判断して(S111:Yes)、撮像条件の変更処理は終了する。一方、条件判断部52は、使用者11より終了指示がないと判断した場合(S111:No)、処理をステップS101に戻して、再びステップS101より、撮像条件の変更処理を実行する。なお、終了指示の一例は、撮像制御装置14の脱着である。撮像制御装置14に、装着検知手段を設け、当該装着検知手段により撮像制御装置14が脱着されたことが検出された場合に、条件判断部52は、使用者11より終了指示があったと判断する。
なお、条件判断部52は、ステップS108において、脳波条件を満たすか否かを判断する場合において、シャッタスピードについては、筋電計18からの筋電情報を取得して、脳波情報と筋電情報とにより、当該撮像条件を変更するか否かを判断している。脳波条件データベース60に示した例のように、条件判断部52は、脳波情報から、シャッタスピードを変更するか否かを判断し、筋電情報に含まれる筋電と筋電の間隔に基づいて、シャッタスピードを速くするのか、遅くするのかを判断する。具体的には、筋電間隔が0.5秒より短い場合は、条件判断部52は、早く瞬きしたと判断して、シャッタスピードを速くする。一方、0.5秒以上の場合には、遅く瞬きしたと判断して、シャッタスピードを遅くする。このように、脳波情報に筋電情報のような、生体反応情報との組み合わせることで、数多くの撮像条件を変更できる撮像条件制御装置とすることができる。
図9は、トレーニングモードにおける処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS201において、条件判断部52は、使用者11から撮像条件の入力を待つ(S201:No)。撮像条件が使用者11から入力されると(S201:Yes)、条件判断部52は、使用者11から入力された撮像条件に対応した動作を条件格納部50から読み出す(S202)。
条件判断部52は、撮像条件に対応した動作に関する情報を、条件出力部54に出力すると、条件出力部54は、動作に関するアニメーションを表示させる信号を、撮像制御部32に出力する。撮像制御部32は、当該信号を取得すると、メモリ30に格納されているアニメーションを読み出して、図6に示したトレーニング表示画面を作成する。撮像制御部32は、当該表示画面を表示部40に表示させる(S203)。
条件判断部52は、脳波情報を取得したか否かを判断する(S204)。条件判断部52は、脳波計17が検出した脳波に含まれるμ波が全ての脳波計17において、予め定められた時間、例えば2秒間検出された場合に、脳波情報が取得できたと判断し(S204:Yes)、検出した2秒間の脳波情報を記憶して、処理をステップS206へ進める。一方、条件判断部52は、脳波計17と頭皮とが密着しておらず、脳波計17が検出したμ波の振幅が著しく小さかったり、または2秒間観測されなかったりした場合に、条件判断部52は、脳波情報が取得できないと判断し(S204:No)、例えば、「撮像制御装置14を装着しなおしてください」といったエラー表示を、条件出力部54から撮像装置12の表示部40に表示させて(S205)、処理をステップS204へ戻す。
条件判断部52は、条件格納部50から、使用者11によって入力された撮像条件に対応する脳波条件を読み出す(S206)。条件判断部52は、入力された撮像条件に対応する位置に設けられた脳波計17で検出された脳波情報が脳波条件を満たすか否かを判断する(S207)。条件判断部52は、取得した脳波情報が脳波条件の閾値を上回った場合に、脳波情報が脳波条件を満たすと判断して(S207:Yes)、脳波情報を消去して、条件出力部54に条件を満たしたことを示す情報を出力する。条件出力部54は、当該情報を取得すると、入力された撮像条件を示す信号を作成して撮像制御部32に出力する(S208)。
撮像制御部32は、撮像条件を示す信号を取得すると、入力された撮像条件を変更する表示を状態表示64に表示させた表示画像を作成して、表示部40に表示する(S209)。撮像制御部32により表示される表示画像の一例が、図5に示した表示画像である。
一方、条件判断部52は、取得した脳波情報が脳波条件を越えない場合に、条件判断部52は、取得した脳波情報が脳波条件を満たさないと判断して(S207:No)、脳波情報を消去して、脳波情報と脳波条件との差を算出する(S210)。条件判断部52は、脳波情報と脳波条件との差を示す情報を条件出力部54に出力する。条件出力部54は、当該情報を取得すると、脳波情報と脳波条件との差を示す信号を作成して撮像制御部32へ出力する。撮像制御部32は、当該差を示す信号を取得すると、脳波情報と脳波条件との差と、撮像条件が変更されないことを状態表示72に表示させた表示画像を作成して、表示部40に表示させる(S211)。
ステップS209およびステップS211に続いて、条件判断部52は、トレーニングモードを終了する指示が入力されたか否かを判断する。条件判断部52は、機器の設定が、トレーニングモードのままであった場合、トレーニングモードを終了する指示がないと判断して(S212:No)、処理をステップS201へ戻して再び、トレーニングモードの処理を実行する。一方、機器の設定がトレーニングモードでない場合、条件判断部52は、トレーニングモードを終了する指示があったと判断して(S212:Yes)、トレーニングモードを終了して処理を撮像条件変更処理のステップS101へ移動させて、撮像条件変更処理を実行する。
学習することによって、ERDが大きくなることが知られているので、当該トレーニングモードを設けることによって、使用者11は、運動想起によって撮像条件を容易に変更することができる。また、運動想起による脳波の検出値と、脳波条件との差を表示させることで、使用者11は、どのようにすれば、ERDを大きくできるのか、もしくは、今のままの脳波条件では脳波条件を満たすことができないので、脳波条件を変える必要があることを知ることができる。
図10は、キャリブレーションモードにおける処理の一例を説明するフローチャートである。キャリブレーションモードの処理において、ステップS201、ステップS202、ステップS203、ステップS204およびステップS205は、図9に示したトレーニングモードにおける処理と同じであるので説明を省略する。
条件判断部52は、脳波情報が取得できたと判断すると(S204:Yes)、条件判断部52は、条件格納部50から使用者11が指定した動作に対応する脳波条件を読み出す(S301)。条件判断部52は、脳波条件と取得した脳波情報を条件出力部54に出力する。条件出力部54は、脳波条件と脳波情報を示す信号を作成して、撮像制御部32へ出力する(S302)。撮像制御部32は、当該信号を取得すると、当該信号に含まれる脳波情報と脳波条件とから、脳波情報を検出値83に、脳波条件を閾値84に表示させた表示画像を作成して、表示部40に表示させる。この表示画像の一例を示したのが、図7である。
条件判断部52は、脳波条件を変更する指示があるか否かを判断する(S303)。ステップS303の処理において、まず、撮像制御部32が、使用者11からの脳波条件変更の指示を受け付ける。撮像制御部32は、使用者11から脳波条件変更の指示を受け付けると、脳波条件を変更することを示す信号を条件出力部54に出力する。条件出力部54は、当該信号を取得すると、直前に出力した脳波情報に、脳波条件を変更することを示す情報を作成して、条件判断部52に出力する。条件判断部52は、当該情報を取得すると、脳波条件を変更する指示があったと判断して(S303:Yes)、脳波条件格納部50に格納している脳波条件の閾値を、ステップS302にて出力した脳波情報の値に変更する(S304)。
同様にステップS303の処理において、撮像制御部32は、使用者11からの脳波条件変更しない指示を受けた場合、または、予め定められた時間の間に、使用者11から脳波条件を変更する指示がなかった場合に、脳波条件を変更しないことを示す信号を条件出力部54へ出力する。条件出力部54は、当該信号を取得すると、脳波条件を変更しないことを示す情報を、条件判断部52に出力する。条件判断部52は、当該情報を取得すると、脳波条件を変更する指示がなかったと判断して(S303:No)、ステップS304の処理をスキップして、処理をステップS305へ進める。
ステップS305において、条件判断部52は、キャリブレーションモードを終了する指示が入力されたか否かを判断する。条件判断部52は、機器の設定が、キャリブレーションモードのままであった場合、キャリブレーションモードを終了する指示がないと判断して(S305:No)、処理をステップS201へ戻して再び、キャリブレーションモードの処理を実行する。一方、機器の設定がキャリブレーションモードでない場合、条件判断部52は、キャリブレーションモードを終了する指示があったと判断して(S305:Yes)、キャリブレーションモードを終了して処理を撮像条件変更処理のステップS101へ移動させて、撮像条件変更処理を実行する。
ERDは、個人差があることが知られている。したがって、キャリブレーションモードを設け、使用者ごとにキャリブレーションモードを実行することで、使用者11の脳波に最適な脳波条件を設定できる。これにより、使用者11は、容易に脳波制御により、撮像装置12の撮像条件を変更できる。
なお、トレーニングモードおよびキャリブレーションモードは、機器の設定により、トレーニングモードおよびキャリブレーションモードに変更する例で説明したが、撮像制御装置14に使用者11への装着検知部を設け、当該装着検知部が装着を検知した場合に、条件判断部52は、トレーニングモードおよびキャリブレーションモードの処理を実行させてもよい。これにより、使用者11は、使用開始後から、撮像条件を変更する動作を知ることができ、または、最適な脳波条件で、撮像条件を変更できるようになる。
以上説明したおよび撮像制御装置14により、使用者11は、脳波情報、または脳波情報と生体情報を用いて撮像条件を変更することができる。これにより使用者11は、常にレリーズボタンに指をかけてシャッタチャンスを待ちながら、撮像条件を脳波により変更できるので、シャッタチャンスを逃すことがない。さらに、脳波により撮像条件を変更できるので、使用者11は、撮像装置12に触れることなく撮像条件を変更できる。これにより、使用者11は、撮像条件の変更を素早く行うことができ、シャッタチャンスを逃すことなく、最適な撮像条件で被写体を撮影できる。
本実施形態における図8に示したフローチャートにおいて、使用者11から取得した脳波情報が、脳波条件を満たさない場合、条件判断部52は、撮像条件を変更することなく、再び、脳波情報を取得する例を示したが、予め定められた時間の間、脳波条件を満たす脳波情報が取得できない場合に、条件判断部52は、動作がどの撮像条件に対応しているかを示すガイド画像を、撮像装置12の表示部40に表示させてもよい。
図11は、ガイドモードにおいて表示部に表示されるガイド画像の一例を示す。ガイド画像は、メイン表示欄61と、サブ表示欄62とから構成される。メイン表示欄61には、人物アニメーション90と、複数の動作対応表示91と、状態表示92、94とが表示される。
人物アニメーション90は、人物の身体を模したアニメーションが表示される。複数の動作対応表示91は、身体のどの部位の動作が、どの撮像条件に対応しているかをそれぞれ表示する。例えば、図11に示した例においては、右足の動作は、撮像条件「ISO感度を低くする」に対応するので、人物アニメーション90の右足に対応する位置を矢印で示して、「ISO感度(低)」を表示している。同様に、左足に対応する位置には「ISO感度(高)」を、右手に対応する位置には「絞り(大)」を、左手に対応する位置には「絞り(小)」を、首に対応する位置には「BMI制御切り替え」を、目に対応する位置には「シャッタスピード」を表示している。
また、状態表示92には、BMI制御を行っていることを示す表示「BMI制御ON」と、モードを示すモード表示「ガイドモード」を表示している。また、状態表示94には、使用者11の脳波状態を示す表示「脳波が乱れています」を表示している。状態表示94を表示することによって、使用者11に、一定時間以上、脳波情報が脳波条件を満たせない状態であることを知らせることができる。
図12は、ガイドモードを設けた場合における撮像条件の変更処理の一例を説明するフローチャートである。図12に示したフローチャートにおいて、ステップS101からステップS107まで、およびステップS109からステップS111までの処理は、図8に示したフローチャートと同じ処理を実行するので説明は省略する。
条件判断部52は、取得した脳波情報が脳波条件を満たすか否かを判断する(S401)。条件判断部52は、取得した脳波情報が脳波条件を満たさないと判断した場合(S401:No)、条件判断部52は、記憶した脳波情報を消去するとともに、脳波条件を取得している時間をカウントし、当該時間のカウント値が、予め定めた時間を経過したか否かを判断する(S402)。条件判断部52は、時間のカウント値が、予め定めた時間を経過していないと判断した場合(S402:No)、処理をステップS105に戻し、再び、脳波情報を2秒間取得する処理を実行する(S105)。
一方、条件判断部52は、時間のカウント値が予め定めた時間を経過したと判断した場合(S402:Yes)、条件判断部52は、条件出力部54にガイド画像を出力する情報を出力する(S403)。条件判断部52は、処理をステップS101に戻して、機器の設定がトレーニングモードになっているいか否かを判断する処理を実行する(S101)。
なお、ステップS403の処理において、条件出力部54は、条件判断部52が出力した当該情報を取得すると、撮像制御部32にガイド画像を出力する信号を出力する。撮像制御部32は、当該信号を取得すると、ガイド画像を作成して、表示部40にガイド表示を表示する。
一方、条件判断部52は、脳波条件を満たす脳波情報を取得したと判断すると(S401:Yes)、処理をステップS109以降へと進める。ステップS109以降の処理は、図8で示したフローチャートと同じであるので、説明を省略する。
このように、ガイドモードを設けることにより、使用者11がなかなか脳波条件を満たせない場合に、使用者11に、撮像条件を変更する動作が、どのような動作なのかを知ることができる。これにより、使用者11が長時間撮像条件を変更できない状況を早めに解消できる。
また、本実施形態において、表示部40に表示させるトレーニングモードにおける表示画像、キャリブレーションモードのおける表示画像、およびガイド表示画像は撮像制御部32で作成する例で説明したが、撮像制御装置14の条件判断部52で作成してもよい。この場合、条件格納部50には、当該表示画像を作成するためのデータが予め格納される。また、本実施形態において、撮像装置12と撮像制御装置14とを別の装置として設けた例を示したが、撮像装置12が撮像制御装置14を含んでもよい。
図13は、他の撮像制御システム100の模式図を示す。撮像制御システム100は、撮像装置112と撮像制御装置114とから構成される。撮像制御システム100において、撮像制御装置114は、使用者11が動作を想起した場合に生じる脳波情報、または使用者11の生体反応情報を取得して、撮像装置112の撮像条件およびレリーズ操作を制御する。したがって、撮像制御システム100において、使用者11は、撮像装置112に触れることなく遠隔から、脳波情報、または使用者11の生体反応情報を用いて制御できる。
このような撮像制御システム100、および撮像制御装置114を用いることで、使用者11は、遠隔から、脳波または生体反応を用いて撮像装置112の撮像条件およびレリーズ操作できる。これにより、従来のリモートコントロールによる遠隔操作よりも、単純な動作で撮像条件の変更およびレリーズボタンの操作ができるので、シャッタチャンスを逃すことなく、最適な撮像条件で被写体を撮像することができる。
なお、本実施形態においては、脳波として運動想起によって生じるERDに基づいて撮像装置の撮像条件を制御する例を示したが、脳波の周波数を用いて、合焦する被写体を特定してもよい。撮像制御部32は、撮像装置の表示部40に表示される複数の被写体を、それぞれ周波数を変えて点滅させて表示させる。点滅した被写体を見た使用者11は、使用者11の意思に関わらず、脳波には使用者11が見た被写体の点滅周波数に同期する周波数成分が現れることが知られている。条件判断部52は、脳波計17から取得した脳波情報が被写体の点滅周波数に同期した周波数成分を含むか否かを、予め定めた閾値以上の周波数のピークが観測されたこと、および、閾値以上のピークが観測された周波数が被写体の点滅周波数と同じであること、を脳波条件として判断する。周波数成分のピークの検出は、脳波計17からの脳波の入力を高速フーリエ変換することによって検出できる。条件判断部52は、脳波計17から取得した脳波情報が上記脳波条件を満足する周波数成分を含むと判断した場合に、条件判断部52は、当該周波数の情報を条件出力部54に出力する。条件出力部54は、当該検出された周波数を示す信号を、撮像制御部32に出力する。撮像制御部32は、上記複数の被写体のうち取得した周波数と同じ周波数に点滅させた被写体に合焦する。使用者11の撮像指示が操作部44より入力されることにより、撮像装置112は、当該被写体を撮像できる。
また、人物の顔を見た場合に脳波に発生する、事象関連電位N170を用いて被写体を特定してもよい。N170は、人物の顔を見た場合に生じる事象関連電位であり、人物の顔を表示させてから170ms後に左右の後側頭部に陰極電位が生じることが知られている。従って、使用者11に事象関連電位N170が観測された場合、使用者11は、被写体として人物を特定していると判断できる。したがって、条件判断部52は、合焦する被写体として人物以外を候補として除くことができるので、パターンマッチング等で人物と人物でない被写体とを区別することによって、被写体の特定を早めることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10、100 撮像制御システム、11 使用者、12、112 撮像装置、14、114 撮像制御装置、15 帽子、16 固定ベルト、17 脳波計、18 筋電計、19 生体制御部、20 撮影レンズ、22 撮像素子、24 駆動部、28 A/D変換回路、30 メモリ、32 撮像制御部、34 メモリカードIF、36 メモリカード、38 LCD駆動回路、40 表示部、42 AFセンサ、44 操作部、50 条件格納部、52 条件判断部、54 条件出力部、60 脳波条件データベース、61 メイン表示欄、62 サブ表示欄、63 被写体、64 状態表示、66 シャッタスピード値、67 絞り値、68 ISO感度値、69 露出インジケータ、70、80 動作アニメーション、71、81 動作テキスト、72、82 状態表示、73、83 検出値、74、84 閾値、75 結果、90 人物アニメーション、91 動作対応表示、92、94 状態表示

Claims (8)

  1. 身体についての特定の動作を想起した場合に生じる脳波の条件である脳波条件を予め格納する条件格納部と、
    生体からの脳波に関する脳波情報を取得し、取得した前記脳波情報に含まれる脳波が前記条件格納部に格納されている前記脳波条件を満たすか否かを判断する条件判断部と、
    前記条件判断部により前記条件を満たすと判断された場合に、撮像装置が被写体を撮像する場合の条件である撮像条件を前記撮像装置に出力する条件出力部と
    を備える撮像制御装置。
  2. 前記脳波条件には周期が含まれ、前記条件判断部は、前記脳波情報に含まれる周期に基づいて前記脳波条件を満たすか否かを判断する請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記条件判断部は、撮像条件を出力する条件出力モードと、撮像条件を出力しないトレーニングモードとの間を外部からの入力により切り変え可能であり、
    前記トレーニングモードにおいて、前記条件判断部により、前記生体から取得した脳波情報が、前記脳波条件を満たすと判断された場合に、前記条件出力部は、前記撮像条件を表示部に表示させる請求項1又は2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記条件判断部により、前記生体から取得した脳波情報が前記脳波条件を満たさないと判断した場合に、前記条件出力部は、その旨を前記表示部に表示させる請求項3に記載の撮像制御装置。
  5. 前記条件判断部は、撮像条件を出力する条件出力モードと、撮像条件を出力しないキャリブレーションモードとの間を外部からの入力により切り変え可能であり、
    前記キャリブレーションモードにおいて、前記条件判断部は、前記生体が特定の動作を想起した場合に生じた脳波情報を取得して、前記条件格納部に予め格納している脳波条件に含まれる閾値を設定する請求項1から4の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  6. 前記条件判断部により、予め定められた時間に脳波条件を満たす脳波情報を取得できない場合に、前記条件出力部は、動作の想起を促すガイド表示を前記表示部に表示させる請求項3又は4に記載の撮像制御装置。
  7. 前記条件格納部は、前記脳波とは異なる生体反応の条件である生体条件をさらに予め格納し、
    前記条件判断部は、前記脳波情報に加えて、前記生体条件に関する反応情報を生体から取得して、前記脳波条件および前記生体条件を満たすか否かを判断する請求項1から6の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の撮像制御装置を備える撮像装置。
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