JP2015100873A - ロボットシステム及びロボット - Google Patents

ロボットシステム及びロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2015100873A
JP2015100873A JP2013242631A JP2013242631A JP2015100873A JP 2015100873 A JP2015100873 A JP 2015100873A JP 2013242631 A JP2013242631 A JP 2013242631A JP 2013242631 A JP2013242631 A JP 2013242631A JP 2015100873 A JP2015100873 A JP 2015100873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intrusion
robot
imaging unit
light
marker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013242631A
Other languages
English (en)
Inventor
馨 竹内
Kaoru Takeuchi
馨 竹内
達哉 松土
Tatsuya Matsudo
達哉 松土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013242631A priority Critical patent/JP2015100873A/ja
Publication of JP2015100873A publication Critical patent/JP2015100873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】ミューティングした領域への侵入検出を行うことが可能なロボットシステム及びロボット等を提供すること。【解決手段】ロボットシステムは、ロボット30と、撮像部260と、検出部270と、を含む。検出部270は、撮像部260により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、ロボット30の作業領域に第1物体が侵入した場合に、撮像部260により第1物体とは異なる第2物体と第2情報とが撮像されることで、作業領域への第2物体の侵入を検出する。【選択図】 図2

Description

本発明は、ロボットシステム及びロボット等に関する。
ロボットと人間が共存して協調作業を行う場合、人間を危険に曝さないように安全を確保する必要がある。このような危険を回避する手法として、監視領域への物体の侵入を検出する手法があるが、例えばワークの搬入等のように監視領域へ物体を入れたい場合がある。この場合、所定の条件を満たしたときに監視機能をミューティングし、物体の侵入を許容する手法がある。
例えば特許文献1には、ライトカーテンにより監視領域内の物体を認識し、物体の侵入領域・物体のサイズ・物体間の距離について基準を設定し、その基準を満たす場合には監視機能をミューティングし、基準が1つでも満たされない場合には設備を停止する手法が開示されている。
また特許文献2には、ライトカーテンにより監視領域への物体の侵入を監視し、RFIDが付されたワークは監視機能をミューティングする手法が開示されている。この手法では、ワークがライトカーテンにより検出される前にRFIDを読み取り、ライトカーテンの検出機能をミューティングする。
また特許文献3には、ライトカーテンにより監視領域への物体の侵入を監視し、ワークの移動に伴い、そのワークの形状に合わせてライトカーテンを部分的にミューティングする手法が開示されている。この手法では、ライトカーテンの前後にセンサーを設け、そのセンサーによりワークの位置を検出する。
特開2004−5542号公報 特開2010−133503号公報 特開2007−235408号公報
監視機能をミューティングした場合、そのミューティングした領域では、侵入を許容した物体以外の物体も侵入可能となるという課題がある。
本発明の一態様は、ロボットと、撮像部と、検出部と、を含み、前記検出部は、前記撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、前記ロボットの作業領域に前記第1物体が侵入した場合に、前記撮像部により前記第1物体とは異なる第2物体と前記第2情報とが撮像されることで、前記作業領域への前記第2物体の侵入を検出する、ロボットシステムに関係する。
本発明の一態様によれば、撮像部により第1物体とは異なる第2物体と第2情報とが撮像されることで、ロボットの作業領域に第1物体が侵入した場合にロボットの作業領域への第2物体の侵入が検出される。これにより、ミューティングした領域への侵入検出を行うことが可能になる。
また本発明の一態様では、前記第1物体は、前記第2情報に基づいて前記作業領域に侵入することが許可された物体であってもよい。
第1物体の侵入が許可されたことによって、第1物体とは異なる第2物体が作業領域へ侵入する可能性がある。この点、本発明の一態様では、第2情報が撮像されることで第2物体の侵入を検出できるので、安全性を向上できる。
また本発明の一態様では、記第1情報は、前記作業領域への前記第1物体及び前記第2物体を含む物体の侵入を検出する侵入検出領域に対応して設けられる光マークであり、前記検出部は、前記撮像部により前記第1情報と前記第2情報とを撮像した撮像画像に基づいて、前記侵入検出領域への前記第1物体の侵入を検出し、前記侵入検出領域のうち前記第1物体が侵入する領域において、前記第2物体の侵入を検出してもよい。
このようにすれば、光マークを撮像することで侵入検出領域への第1物体の侵入を検出できる。これにより、作業領域への第1物体の侵入を検出できる。また、光マークと第2情報を撮像することで、第1物体が侵入する領域において第2物体の侵入を検出できる。これにより、ミューティングした領域への第2物体の侵入を検出できる。
また本発明の一態様では、前記第2情報は、所定のマーカーであり、前記検出部は、所定のマーカーを前記撮像画像から検出した場合に、前記所定のマーカーに基づいて、前記作業領域への前記第1物体の侵入の許可及び前記作業領域への前記第2物体の侵入の検出を行ってもよい。
このようにすれば、所定のマーカーを付しておくだけで、その所定のマーカーを画像認識により検出することで、第1物体の侵入の許可及び作業領域への第2物体の侵入の検出を行うことができる。また、所定のマーカーが付してあればよいので、例えば形状の異なるトレーやワーク毎に教示を行う必要がなくなり、教示作業を簡素化できる。
また本発明の一態様では、前記所定のマーカーは、前記作業領域への前記第1物体の侵入を許可するための第1のマーカーを含み、前記検出部は、前記撮像画像から第1のマーカーを検出した場合に、検出した前記第1のマーカーに基づいて、前記作業領域への前記第1物体の侵入を許可してもよい。
このようにすれば、所定のマーカーのうち第1のマーカーを画像認識により検出することで、ロボットの作業領域への第1物体の侵入を許可できる。第1物体の侵入を許可するためのマーカーを分けることで、マーカーを確実に検出することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記所定のマーカーは、前記作業領域への前記第2物体の侵入を検出するための第2のマーカーを含み、前記検出部は、前記第2のマーカーを前記撮像画像から検出し、検出した前記第2のマーカーに基づいて、前記作業領域への前記第2物体の侵入を検出してもよい。
このようにすれば、所定のマーカーのうち第2のマーカーを画像認識により検出することで、ロボットの作業領域への第2物体の侵入を検出できる。第2物体の侵入を検出するためのマーカーを分けることで、マーカーを確実に検出することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記所定のマーカーは、前記ロボットに供給される作業対象物に設けられるマーカー又は前記作業対象物を載せるトレーに設けられるマーカーであってもよい。
このようにすれば、例えば小さなワークはトレーでまとめてロボットへ供給し、大きなワークはそのままマーカーを付してロボットへ供給するなど、臨機応変にロボットに対して作業対象物を供給できる。
また本発明の一態様では、前記光マークの発光制御を行う発光制御部を含み、前記検出部は、前記発光制御された前記光マークの発光状態を検出し、検出した前記発光状態に基づいて、前記作業領域への前記物体の侵入を検出してもよい。
このようにすれば、光マークの発光状態を検出することにより侵入検出領域への第1物体の侵入を検出することができる。また、例えば特定の発光パターンで光マークを制御した場合、その発光パターンを検出することで、侵入を検出するための装置が適切であるか否かを判断することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記光マークは導光体であり、前記検出部は、前記撮像画像から検出した前記導光体の画像に基づいて、前記作業領域への前記物体の侵入を検出してもよい。
このようにすれば、導光体と撮像部の位置や角度を厳密に設置しなくても、侵入検出を行うことが可能となる。これにより、使用時においては衝撃等による位置ずれにも強くなる。また、導光体を用いることにより、部品点数が減り、低コスト化できる。また、導光体は切れ目なく発光できるので、小さいサイズの物体を検出できる。
また本発明の一態様では、前記撮像部は、前記作業領域への前記物体の侵入を検出する侵入検出処理の誤検出を判断するための機器認証用のマークを更に撮像し、前記検出部は、前記撮像画像から検出した前記機器認証用のマークに基づいて、前記誤検出を判断する機器認証を行い、前記機器認証の結果、前記誤検出をしていると判断された場合には、前記侵入検出処理を行わなくてもよい。
このように機器認証用のマークにより機器認証を行うことで、適切な機器による確実な侵入検出を行うことが可能となる。例えば、第1情報が光マークである場合、光マーク以外の発光や光の反射が撮像された場合であっても、それらの光による誤動作を抑制できる。
また本発明の一態様では、前記光マークは、第1の光マーク群と第2の光マーク群とを含み、前記撮像部は、第1の撮像部と第2の撮像部とを含み、前記第1の光マーク群と前記第1の撮像部とは、前記侵入検出領域の一方の端部に設けられ、前記第2の光マーク群と前記第2の撮像部とは、前記侵入検出領域の他方の端部に設けられ、前記第1の撮像部は、前記第2の光マーク群を撮像し、前記第2の撮像部は、前記第1の光マーク群を撮像してもよい。
このようにすれば、侵入検出領域を両側から第1の撮像部及び第2の撮像部で監視することができる。これら2つの撮像部の撮影範囲により、侵入検出領域を広くカバーし、死角を減らすことが可能となる。
また本発明の他の態様は、ロボットと、撮像部と、を含み、前記ロボットは、前記撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、前記ロボットの作業領域に前記第1物体が侵入した場合に、前記撮像部により前記第1物体とは異なる第2物体が撮像されることで、前記第2物体の侵入を検出するロボットシステムに関係する。
また本発明の更に他の態様は、撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、作業領域に前記第1物体が侵入した場合に、前記撮像部により前記第1物体とは異なる第2物体が撮像されることで、前記第2物体の侵入を検出するロボットに関係する。
以上のように、本発明の幾つかの態様によれば、ミューティングした領域への侵入検出を行うことが可能なロボットシステム及びロボット等を提供できる。
ロボットシステムの配置構成例。 ロボットシステムの構成例のブロック図。 ロボットシステムの配置構成の変形例。 光マークとトレーを撮像した画像の例。 第1のマーカーと第2のマーカーの配置構成例。 光マークの詳細な構成例。 発光素子を光マークとして用いた場合の侵入検出処理のフローチャート。 発光素子を光マークとして用いた場合の侵入検出処理のフローチャート。 発光素子を光マークとして用いた場合の侵入検出処理のフローチャート。 導光体及び機器認証用のマークの配置構成例。 ロボットシステムの構成例の第2のブロック図。 導光体と機器認証用のマークを光マークとして用いた場合の侵入検出処理のフローチャート。 光マークと撮像部の配置構成例。 ロボットシステムの第1構成例。 ロボットシステムの第2構成例。 ロボット制御システム、ロボットシステムの詳細な構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.本実施形態の概要
まず、本実施形態の概要について説明する。上述したように、ロボットが動作中に人間に危害を及ぼさないように、ロボットの作業領域へ物体が侵入した場合や、逆に作業領域から外部領域へ物体が侵入した場合に、ロボットを停止させる。
しかしながら、ロボットが作業を行うにあたり、例えばロボットが必要とするワークや工具等をロボットの作業領域に供給したり、或はロボットが作業を終了したワーク等を外部領域へ出したりしたい場合がある。このような場合、侵入検出を毎回停止させると非効率であり、また安全も確保できなくなってしまう。
そこで、特定の条件を満たす領域で侵入検出を解除(ミューティング)し、その領域では物体の侵入を許可する手法が考えられる。しかしながら、ミューティングした領域では、侵入を許可した物体以外の物体が通過する可能性があり、危険性が残ることになる。
そこで、本実施形態のロボットシステムは、ロボットと撮像部と検出部とを含む。そして、検出部は、撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、ロボットの作業領域に第1物体が侵入した場合に、撮像部により第1物体とは異なる第2物体と第2情報とが撮像されることで、作業領域への第2物体の侵入を検出する。
図1、図2で後述する実施形態を例にとると、第1情報は光マーク60であり、第1物体はワークや工具等を格納したトレー70であり、第1情報は、その第1物体に付された第1のマーカー81〜84と第2のマーカー85〜88である。第2物体は、第1物体とは別の移動体である。
撮像部260は光マーク60と第1のマーカー81〜84と第2のマーカー85〜88を撮像する。検出部270は、光マーク60により物体の侵入を検出するが、第1のマーカー81〜84により侵入検出をミューティングし、トレー70の侵入を許可する。このとき、撮像部260とトレー70の間を別の移動体が通過したとしても、その領域では侵入検出がミューティングされているので、その移動体は検出されないことになる。この点、本実施形態では、第2のマーカー85〜88を撮像することで、移動体の侵入を検出できる。即ち、例えば移動体によって遮蔽されているか否か等の第2のマーカー85〜88の状態を認識することで、移動体を検出し、ロボット30を停止できる。
2.ロボットシステムの構成
次に、本実施形態の詳細について説明する。なお以下では、第1情報は光マークであり、第2情報はマーカーである場合を例に説明するが、第1情報と第2情報はこれに限定されない。即ち、第1情報と第2情報は、それらを撮像することにより物体の通過を認識できる情報であればよく、光マークのような光源や、予め決められた所定のマーカーである必要はない。例えば、何らかの物体や、線や点やその他の図形であってもよい。例えば、その物体や図形を、作業領域に侵入する物体が遮蔽した場合に侵入を検出することができる。
図1に、ロボットシステムの配置構成例を示し、図2に、ロボットシステムの構成例のブロック図を示す。ロボットシステムは、ロボット30、侵入検出装置200を含む。侵入検出装置200は、光マーク60と、光マーク60を撮像する撮像部260と、撮像部260により撮像した撮像画像に基づいて、侵入検出領域280への移動体の侵入を検出する検出部270と、光マーク60の発光を制御する発光制御部250と、を含む。
なお、本実施形態は図1、図2の構成に限定されず、その構成要素の一部の省略や、他の構成要素の追加が可能である。例えば、発光制御部250と光マーク60をポール(スタンド)等に組み込んで別体として構成し、撮像部260と検出部270とロボット30により構成したロボットシステムに接続してもよい。
侵入検出領域280は、ロボット30の作業領域への物体(第1物体であるトレー70と、第1物体とは別の物体である第2物体と、を含む)の侵入を検出する領域である。侵入検出領域280は、ロボットの作業領域とその外部領域との間の境界に対応する。外部領域は、人間50が作業を行う領域であり、侵入検出により人間50が安全に作業を行うことが可能となる領域である。侵入検出領域280は、例えば作業領域の床面や作業台の平面に交差(例えば直交)する面である。侵入検出領域280は、例えば床面に接して設定してもよいし、或は作業台の上等の所定の高さに設定してもよい。
光マーク60と撮像部260は、この侵入検出領域280に対応して設けられている。即ち、光マーク60と撮像部260は、侵入検出領域280を監視するためのものであり、例えば侵入検出領域280の両側に配置される。本実施形態では、撮像部260で光マーク60を撮像することにより侵入検出領域280を監視し、侵入検出領域280を移動体が通過したと判断した場合にはロボット30に対して安全確保の動作(例えば停止)を指示する。移動体としては、例えば人間50(又はその腕、指等)やロボット30(又はそのアーム等)、未知物体等が想定される。
具体的には、光マーク60は、光を出射する発光部で構成される。図1の例では、発光部は、侵入検出領域280の端部に沿った配置領域210に複数の発光素子(例えばLED)を配列したものであり、侵入検出領域280の両側に1対の発光素子を配置し、その対を侵入検出領域280の端部に沿って配列している。例えば、光マーク60と撮像部260は、それぞれ可動のポールに内蔵され、そのポールを所望の位置へ設置することにより光マーク60と撮像部260を設置する。或は、光マーク60と撮像部260は、ロボット30が作業する部屋の壁等に埋め込まれてもよい。いずれの場合も、設置した光マーク60と撮像部260の間が侵入検出領域280に設定されることになる。
発光制御部250は、光マーク60の対を排他的に発光させる。検出部270は、撮像部260が撮像した画像を受けて、その画像から光マーク60の発光状態を検出する。光マーク60が遮られることなく写っていると判断した場合には、移動体の侵入がないと判断し、ロボット30に対して停止指示は行わない。一方、光マーク60のいずれかが遮られ、その発光を確認できないと判断した場合には、移動体が侵入したと判断し、ロボット30対して停止指示を行う。本実施形態では、以上のような光マーク60により侵入を検出する処理を第1の侵入検出処理と呼ぶ。
本実施形態では、上記の第1の侵入検出処理を以下のようにしてミューティングする。即ち、検出部270は、第2情報である第1のマーカー81〜84に基づいて、第1物体であるトレー70がロボット30の作業領域へ侵入することを許可する。
具体的には、検出部270は、第1の侵入検出処理が無効化される無効化領域を設定する。無効化領域では、ロボット30の作業領域への移動体の侵入が可能である。図1に示すように、例えばトレー70にワークや工具等を格納し、そのトレー70に第1のマーカー81〜84を付しておく。第1のマーカー81〜84は、撮像部260へ向いた面へ付されている。図4に、光マーク60とトレー70を撮像した画像の例を示す。検出部270は、撮像画像において第1のマーカー81〜84で囲まれる矩形の内部を無効化領域90に設定し、その無効化領域90では光マーク60の検出を行わない。即ち、侵入検出領域280のうち無効化領域90が設定されていない部分L1、L2のみ侵入検出を行うことになる。
このとき、無効化領域90によって光マーク60が隠された部分では侵入検出機能が働かないので、無効化領域90の上を通って移動体(例えば人間50の腕やロボット30のアーム)がロボットの作業領域(又は外部領域)へ侵入する危険性がある。即ち、侵入検出機能のミューティングを行ったことによって、人間50を危険に曝す可能性があるという課題がある。
そこで本実施形態では、検出部270は、撮像部260により光マーク60(第1情報)と第2のマーカー85〜88(第2情報)とを撮像した撮像画像に基づいて、侵入検出領域280のうちトレー70(第1物体)が侵入する領域(無効化領域90)において、移動体(第2物体)の侵入を検出する。この検出処理を、第2の侵入検出処理と呼ぶ。
第2の侵入検出処理について、後述する実施形態を例に説明する。図5に示すように、トレー70に第1のマーカー81〜84に加えて第2のマーカー85〜88を付しておく。第2のマーカー85〜88は、無効化領域90を囲むように設けられている。検出部270は、この第2のマーカー85〜88を画像認識し、第2のマーカー85〜88が移動体により遮られていると判断した場合には、無効化領域90へ移動体が侵入したと検出し、ロボット30へ停止指示を行う。
以上のように、本実施形態では、光マーク60による第1の侵入検出処理を行うと共に、第2の侵入検出処理により、第1の侵入検出処理の無効化領域90への移動体の侵入を検出する。これにより、侵入検出領域280のうち光マーク60により侵入検出する部分L1、L2に加えて、以前は無防備だった無効化領域90への侵入を検出できる。これにより、ロボット30の作業に必要なワークや工具の出し入れを可能にすると共に、その出し入れの際にも高い安全性を確保することが可能となる。
なお、以上の実施形態では、光マーク60として2列のLEDを配列する場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されない。光マーク60は発光する部材で構成されていればよく、例えばLEDを2列ではなく1列並べたものであってもよいし、或は、LEDではなく、後述のような導光体を配置したものであってもよい。また、以上の実施形態では侵入検出領域280の左右に撮像部260と光マーク60を配置する場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、図3に示すように侵入検出領域280の上下に撮像部260と光マーク60を配置してもよい。この場合、光マーク60は例えば床や作業台等に設置される。
3.マーカーの配置構成
図5に、ロボット30の作業領域へのトレー70(第1物体)の侵入を許可するための第1のマーカー81〜84と、ロボット30の作業領域への移動体(第2物体)の侵入を検出するための第2のマーカー85〜88の配置構成例を示す。図5は、トレー70が侵入検出領域280を横切る際の撮像画像の例である。
トレー70の撮像された面は、例えば矩形であり、その矩形の4つの角にそれぞれ第1のマーカー81〜84が設けられる。第1のマーカー81〜84は、画像認識できるマーカーであればよく、例えば特定の形状や色を有する。或は、所定の特徴点抽出処理において特徴点として認識できるマーカーであってもよい。
検出部270は、上記の第1のマーカー81〜84を撮像画像から検出した場合に、その検出した第1のマーカー81〜84の画像に基づいて無効化領域90を設定する。具体的には、検出部270は、検出したマーカーに基準点を設定する。図5のような十字のマーカーであれば、例えば十字の中心を基準点とする。そして、4つの基準点を結んだ矩形を無効化領域90に設定する。
第2のマーカー85〜88は、第1のマーカー81〜84の間に設けられる。具体的には、第2のマーカー85〜88は、第1のマーカー81〜84の間を結ぶように設けられ、第1のマーカー81〜84が形成する矩形(基準点を結んだ矩形)の各辺に対応して設けられる。第2のマーカー85〜88は、例えば直線で構成されるが、例えば破線や点列、所定形状のマークを並べたものなど、第1のマーカー81〜84の間を埋めるものであればよい。第1のマーカー81〜84及び第2のマーカー85〜88は、トレー70に予め印刷されてもよいし、或はステッカー等で貼り付け可能に構成してもよい。
検出部270は、上記の第2のマーカー85〜88を撮像画像から検出し、その検出した第2のマーカー85〜88の画像に基づいて第2の侵入検出処理を行う。具体的には、第2のマーカー85〜88の全体を画像認識でき、遮蔽されていないと判断できる場合には、無効化領域90への侵入がないと判断する。一方、第2のマーカー85〜88のいずれかが、その一部でも画像認識できず、移動体により遮蔽されていると判断できる場合には、無効化領域90へ移動体が侵入したと判断し、ロボット30へ停止指示を行う。
以上の実施形態によれば、第1のマーカー81〜84により無効化領域90を設定し、その無効化領域90への侵入検出を第2のマーカー85〜88により行う。このようにすれば、トレー70等にマーカーを付しておくだけで、そのマーカーを画像認識により検出することで無効化領域90の設定及び第2の侵入検出処理を行うことができる。これにより、マーカーを認識するだけで新たな侵入検出が可能となり、光マーク60を用いた第1の侵入検出処理と合わせて、確実な侵入検出が可能となる。
また、比較例として、トレー70やワークの外形線を認識し、その外形線が遮蔽された場合に侵入を検出する手法が考えられる。この場合、トレー70やワークの形状を予め装置に教示しておく必要があり、トレー70やワーク毎に教示が必要となる。この点、本実施形態では、決まったマーカーを教示しておくだけで良いので、トレー70やワーク毎に教示をする必要がない。
なお、上記では第1のマーカー81〜84を頂点とする矩形の無効化領域90を設定する場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、複数の第1のマーカーを頂点とする多角形の無効化領域を設定してもよい。この場合、第2のマーカーは、多角形の辺に対応して設けられる。このようにすれば、矩形に限らず自由な形状の無効化領域90を設定可能となる。例えば後述のようにワーク自体にマーカーを付する場合、ワークの形状に合わせた無効化領域90を設定できる。
また、上記では作業対象物(例えばワークや工具等)を載せるトレー70にマーカーを設ける場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、ロボット30に供給される作業対象物そのものにマーカーを設けてもよい。例えば、第1のマーカー及び第2のマーカーをステッカー等で作成しておき、作業対象物の撮像される側の面にステッカーを貼ればよい。このようにすれば、小さなワークはトレー70でまとめてロボット30へ供給し、大きなワークはそのままマーカーを付してロボット30へ供給するなど、臨機応変にロボット30に対して作業対象物を供給できる。
また、上記では所定のマーカーとして、第1のマーカー81〜84と第2のマーカー85〜88とを別個に設ける場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、所定のマーカーとして、第1のマーカーと第2のマーカーとを一体に形成してもよい。例えば、矩形の枠線等のマーカーを設けてもよい。この場合、例えば矩形の頂点を検出して無効化領域90を設定し、矩形の辺が遮蔽された場合に侵入を検出する。このようにすれば、マーカーの設置作業を簡素化することができ、そのマーカーにより無効化領域90の設定と第2の侵入検出処理が実現できる。
4.光マークの詳細構成
図6に、光マークの詳細な構成例を示す。図6の光マークは、侵入検出領域280を挟んで両側に配置された発光素子61a〜69aと発光素子61b〜69bとを含む。
発光素子61a〜69aと発光素子61b〜69bは、対となって侵入検出領域280の両側に配置されている。例えば、発光素子61a、61bが対である。これらの発光素子61a〜69a、61b〜69bは、発光制御部250により発光制御(点灯・消灯の制御)される。各発光素子は点灯・消灯を繰り返すが、対の発光素子に着目すると、ある瞬間にはその一方のみが発光するように制御される。例えば、発光素子61aが点灯している場合には発光素子61bが消灯しており、逆に発光素子61bが点灯している場合には発光素子61aは消灯している。
発光パターンは、時系列パターンと空間的パターンを含んでいる。時系列パターンは、各対の発光素子に着目した場合に、その発光素子がどのような時系列で点灯・消灯するかを示すパターンである。空間的パターンは、ある瞬間に着目した場合に、発光素子61a〜69a、61b〜69bのうち点灯している発光素子が、どのような配置となっているかを示すパターンである。発光制御部250は、各対の発光素子の時系列パターン、或は、発光素子61a〜69a、61b〜69bの空間的パターンを発生することにより、発光パターンを制御する。
以上のように発光素子列を用いることで、その発光パターンを検出できるか否かにより侵入物の有無を判断することができる。また、発光パターンを検出することで、侵入検出装置が適切(本物)であるか否かを判断することも可能となる。
また、発光素子を2列に配置し、対の発光素子を排他的に点灯・消灯することにより、安全性を向上できる。例えば、比較例として発光素子を1列に並べて点灯・消灯した場合、ある瞬間において消灯している発光素子の部分では侵入検出できないので、例えば人間の指等の侵入を許す恐れがある。この点、本実施形態では、対のうちいずれかが発光しているので、素子列の中で侵入検出できない部分を無くすことができる。
図7〜図9に、上記の発光素子を光マークとして用いた場合の侵入検出処理のフローチャートを示す。
処理を開始すると、初期処理を行う(ステップS21)。例えば、所定の初期処理を終了できず、侵入物が有る可能性や、侵入検出を正しく行えない可能性がある場合等には、ロボット30へ停止指示を行う。
次に、発光制御部250が光マークを点灯し(ステップS22)、撮像部260が画像を取得する(ステップS23)。撮像部260は、例えば動画で光マークを撮影し、その動画の1フレームを1つの画像として取得する。この場合、ステップS22〜S29のループは1又は複数のフレーム毎に実行する。
次に、注目領域(ROI: Region Of Interest)が既に設定されているか否かを判断する(ステップS24)。注目領域が設定されている場合には、その注目領域の画像を検出部270へ転送する(ステップS26)。一方、注目領域が設定されていない場合には、注目領域を設定し、その注目領域の画像を撮像画像から切り出し(ステップS25)、その画像を検出部270へ転送する(ステップS26)。例えば、図6の発光素子61a〜69a、61b〜69bを画像認識し、発光素子61a〜69a、61b〜69bが配置された領域を注目領域に設定する。この注目領域の設定は、例えば電源投入後などの動作開始時に1回行い、以後は、最初に設定した注目領域を用いる。
このように、注目領域以外の画像を侵入検出処理に用いないことで、外乱光の影響を受けにくくなり、検出精度を向上できる。また、不要な画像領域に写ったものやノイズ等に影響されずに侵入検出を行うことができる。
次に、注目領域の画像に対して画像処理を行う(ステップS27)。この画像処理では、マーカーによる無効化領域の設定と無効化領域への侵入検出を行う。詳細については後述する。次に、光マークによる侵入物の有無を判断する(ステップS28)。次に、侵入物が無いと判断した場合には、ステップS22に戻る。一方、侵入物があると判断した場合には、外部出力を行い(ステップS30)、処理を終了する。外部出力は、例えばロボット30への停止指示である。更に、光マークにより侵入検出したか、マーカーにより侵入検出したか等の付加情報をロボット30へ出力してもよい。
図8に、図7のステップS22の詳細なフローチャートを示す。この処理を開始すると、発光素子61a〜69a、61b〜69b(光源列)の符号を生成する。即ち、発光パターンにおいて、今回の点灯制御で点灯させる発光素子を決定する。次に、その符号に従って発光素子61a〜69a、61b〜69bの点灯・消灯を制御する(ステップS42)。
図9に、図7のステップS27の詳細なフローチャートを示す。この処理を開始すると、注目領域の画像から発光素子61a〜69a、61b〜69b(光源列)の各位置における点灯・消灯(発光状態)を検出する(ステップS61)。次に、点灯・消灯を符号化する(ステップS62)。即ち、各発光素子について、例えば点灯には“1”を割り当て、消灯には“0”を割り当てる。或は、点灯には“0”を割り当て、消灯には“1”を割り当ててもよい。
次に、注目領域の画像に第1のマーカー81〜84(ミューティングマーカー)が写っているか否かを判断する(ステップS64)。第1のマーカー81〜84が写っていない場合には、発光制御部250で生成した符号と、ステップS62で得た符号とを比較する(ステップS70)。図7のステップS28に示すように、符号が一致する場合には侵入物が無いと判断し、符号が一致しない場合には侵入物が有ると判断する。
一方、第1のマーカー81〜84が写っている場合には、注目領域の画像から第2のマーカー85〜88(マーカー間の線)の状態を確認する(ステップS66、S67)。第2のマーカー85〜88が遮蔽されている非正常な場合には、侵入物が有ると判断し(ステップS71)、外部出力を行う(ステップS72)。一方、第2のマーカー85〜88が遮蔽されていない正常な場合には、第1のマーカー81〜84に基づいて無効化領域90を計算し、設定する(ステップS68)。次に、無効化領域90内については、光マークの符号を比較対象外とし(ステップS69)、発光制御部250で生成した符号と、ステップS62で得た符号とを比較する(ステップS70)。
5.光マークの第2の詳細構成
図10〜図12を用いて、光マークの第2の詳細な構成例について説明する。この構成例では、光マークを導光体及び機器認証用のマークにより構成する。なお、機器認証用のマークは省略してもよい。
図10に、導光体及び機器認証用のマークの配置構成例を示し、図11に、ロボットシステムの構成例の第2のブロック図を示す。
まず、導光体について説明する。図10に示すように、複数の導光体である第1〜第3の導光体211〜213は、移動体の侵入を検出する侵入検出領域280の端部(例えば図1の右端、或は図3の下端等)に沿って配置される。具体的には、侵入検出領域280の端部に配置領域210が設けられ、配置領域210の長辺は侵入検出領域280の端部に沿っている。導光体211〜213は、その長手方向DBが配置領域210の長辺に沿うように設けられる。
そして、第1〜第3の導光体211〜213のうち第i−1の導光体と第iの導光体(iは2以上3以下の自然数)は、侵入検出領域280に対する平面視においてオーバーラップして配置される。図10では、侵入検出領域280は紙面に垂直な面なので、侵入検出領域280に垂直な平面視の方向は紙面内の方向DAとなる。長手方向DBにおいて隣り合う導光体は、方向DAに見たときに切れ目が生じないように、オーバーラップ部分が設けられている。
導光体211〜213の長手方向DBの端面には光源221〜226が設けられる。例えば導光体211の一方の端面には光源221が設けられ、他方の端面には光源222が設けられ、これらの光源221、222から導光体211の端面に光を入射することで導光体211を発光させる。光源221〜226は、例えばLED等で構成され、発光制御部250により点灯・消灯が制御される。例えば、侵入検出を行う際には光源221〜226は常時点灯される。
検出部270は、撮像画像から検出した導光体211〜213の画像に基づいて、第1の侵入検出処理を行う。即ち、各導光体の発光状態を検出し、各導光体の全体を検出できる場合には侵入が無いと判断し、いずれかの導光体が遮蔽されている場合には、侵入が有ると判断し、ロボット30へ停止指示を行う。
以上のように、複数の導光体211〜213を撮像部260で撮像することで侵入検出を行うことにより、侵入検出装置200の位置や角度を厳密に設置しなくても、侵入検出を行うことが可能となる。これにより、使用時においては衝撃等による位置ずれにも強くなる。また、導光体211〜213を用いることにより、部品点数が減り、低コスト化できる。また、導光体211〜213は切れ目なく発光できるので、小さいサイズの移動体を検出でき、侵入検出能力を向上できる。
また、本実施形態では、導光体211〜213をオーバーラップして配置することで、確実な侵入検出を行うことが可能である。即ち、移動体は侵入検出領域280を横切ってロボット30の作業領域へ侵入するので、その侵入方向において導光体211〜213をオーバーラップさせることで、侵入検出が不可能となる領域を無くすことができ、例えば人間の指や小さな部品・工具等が侵入することを抑制できる。
なお、図10では複数の導光体として第1〜第3の導光体211〜213を配置する場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、第1〜第nの導光体(nは2以上の自然数)を配置できる。この場合、iは2以上n以下の自然数である。また、導光体211〜213の長手方向DBが配置領域210の長辺方向に沿う場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、侵入検出領域280に対する平面視において導光体211〜213がオーバーラップするように配置されていればよい。
次に、検出部270による第1の侵入検出処理の誤検出を判断するための機器認証用のマーク231〜236について説明する。機器認証用のマーク231、232は、複数の導光体211〜213の各導光体の少なくとも一方の端部側に設けられる。図10には、各導光体の両端部に1つずつマークを設ける場合を示している。導光体211〜213は、例えば棒状の直方体であり、導光体211を例にとると、その長手方向DBの一方の端部側にマーク231が設けられ、他方の端部側にマーク232が設けられる。なお、マークを導光体の両端部に設ける場合に限定されず、導光体の一方の端部側にのみマークを設けてもよい。
検出部270は、撮像画像から検出した機器認証用のマーク231〜236に基づいて、誤検出を判断する機器認証を行う。機器認証の結果、誤検出をしていると判断した場合には、第1の検出処理は行わない。具体的には、マーク231〜236は、例えばLED等の光源により構成され、その光源は発光制御部250により点灯・消灯が制御される。発光制御部250は、所定の点滅パターンでマーク231〜236を点滅させ、検出部270は、マーク231〜236の点滅パターンを画像から検出する。検出部270は、発光制御部250からの点滅パターンの制御情報を受けて、その制御情報と画像から検出した発光パターンとを比較する。そして、比較結果が一致した場合には適切な(本物の)機器が使用されていると認識し、侵入検出を行う。一方、比較結果が一致しなかった場合や点滅を検出できなかった場合には、侵入検出を行わない。
このように機器認証用のマーク231〜236により機器認証を行うことで、適切な機器による確実な侵入検出を行うことが可能となる。例えば、侵入検出装置以外にも発光や光の反射が撮像された場合、侵入検出が誤動作する可能性を否定できない。この点、本実施形態では、機器を識別できるので、上記のような誤検出や誤動作を抑制できる。
なお、機器認証用のマーク231〜236はLEDに限定されず、例えばLED以外の光源や、光を反射する部材等の光マークであってもよい。或は、発光しない所定の形状や色のマークであってもよく、そのマークを画像認識することにより機器認証を行ってもよい。この場合、発光制御部250は省略可能である。
また、検出部270は、複数の導光体211〜213のうち、機器認証用のマーク231〜236に基づいて認証した導光体の発光状態に基づいて、侵入検出領域280への移動体の侵入を検出する。例えば、導光体211とマーク231、232を第1のセット、導光体212とマーク233、234を第2のセット、導光体213とマーク235、236を第3のセットとし、撮像画像に第1、第2のセットは全体が写り、第3のセットは一部のみが写っているとする。この場合、撮像画像からマーク231〜234のみを検出できる。検出部270は、この検出結果に基づいて第1、第2のセットを認証し、その導光体211、212を含む注目領域を設定し、その注目領域の画像に基づいて侵入検出を行う。このとき、認証したマークの間の画像を探索することで導光体を検出し、注目領域を設定する。
このようにセットの全体を認識できた導光体を用いて侵入検出を行うことで、侵入検出の確実性をより向上できる。即ち、マークによる認証ができない発光は、侵入検出装置以外の発光である可能性を否定できないが、本実施形態によれば、そのような発光を排除し、確実に侵入検出装置のものであると判断した導光体により侵入検出を行うことができる。また、セットを認識することで、セットの数が変更された場合にも対応することが可能となる。
なお、機器認証用のマーク231〜236、導光体211〜213、光源221〜226、発光制御部250、検出部270は、例えばポールの回路基板上に設けられる。複数のポールを設ける場合、発光制御部250や検出部270は共通化されてもよい。或は、発光制御部250や検出部270は、ポールとは別体の機器(例えばPC等の情報処理装置)として構成してもよいし、或は、図16等に示すロボット制御システム10に内蔵してもよい。図15のようにロボット30がロボット制御システム10を含む場合、発光制御部250や検出部270は、ロボット30に含まれてもよい。
図12に、上記の導光体と機器認証用のマークを光マークとして用いた場合の侵入検出処理のフローチャートを示す。
処理を開始すると、まず侵入検出装置の初期化処理を行う(ステップS101)。次に、各カメラ(各撮像部)で撮像された画像から注目領域(ROI)の画像を切り出す(ステップS102)。次に、注目領域の画像をユーザーに提示し、ユーザーに確認させる(ステップS103)。ユーザーの確認が得られなかった場合(ステップS103;NO)には、再び注目領域を切り出し、ユーザーに提示する(ステップS102)。
一方、ユーザーの確認が得られた場合(ステップS103;YES)には、各スタンド(各ポール)に設けられたLED(機器認証用のマーク)の発光パターンを生成する(ステップS104)。次に、その発光パターンによりLEDを発光させる(ステップS105)。次に、各カメラでスタンドを撮像し、注目領域の画像を取得する(ステップS106)。例えば、動画による撮影を行い、その動画のフレームを画像として取得する。
次に、ステップS106で取得した画像に第1のマーカー81〜84(ミューティングマーカー)が写っているか否かを判断する(ステップS107)。第1のマーカー81〜84が写っていない場合(ステップS107;NO)には、取得した画像からLEDの発光状態を検出する(ステップS109)。即ち、各LEDについて点灯状態であるか消灯状態であるかを検出する。次に、検出した発光状態と、ステップS104で生成した発光パターンとを比較する(ステップS111)。一致しない場合(ステップS111;NO)には、ロボットへの停止指示を出力する(ステップS113)。
一方、一致する場合(ステップS111;YES)には、取得した画像から導光体の発光状態を確認する(ステップS117)。次に、導光体の発光状態に基づいて遮蔽物が有るか否かを判断する(ステップS118)。導光体の発光に欠落がない場合には遮蔽物が無いと判断(ステップS118;NO)し、ステップS104に戻る。一方、導光体の発光に欠落がある場合には遮蔽物が有ると判断(ステップS118;YES)し、ロボットへの停止指示を出力する(ステップS119)。
ステップ107において、第1のマーカー81〜84が写っている場合(ステップS107;YES)には、当該第1のマーカー81〜84に基づいて無効化領域90を計算し、設定する(ステップS108)。次に、設定した無効化領域90内については、LEDと導光体を比較対象外とし(ステップS110)、取得した画像からLEDの発光状態を検出する(ステップS112)。次に、検出した発光状態と、ステップS104で生成した発光パターンとを、無効化領域90を除いて比較する(ステップS114)。一致しない場合(ステップS114;NO)には、ロボットへの停止指示を出力する(ステップS119)。
一方、一致する場合(ステップS114;YES)には、取得した画像から第2のマーカー85〜88(マーカー間の線)の状態を確認する(ステップS115)。第2のマーカー85〜88が遮蔽されている非正常な場合(ステップ116;NO)には、侵入物があると判断し、ロボットへの停止指示を出力する(ステップS119)。一方、第2のマーカー85〜88が遮蔽されていない正常な場合(ステップ116;YES)には、取得した画像から導光体の発光状態を確認する(ステップS117)。次に、導光体の発光状態に基づいて遮蔽物が有るか否かを判断する(ステップS118)。導光体の発光に欠落がない場合には遮蔽物が無いと判断(ステップS118;NO)し、ステップS104に戻る。一方、導光体の発光に欠落がある場合には遮蔽物が有ると判断(ステップS118;YES)し、ロボットへの停止指示を出力する(ステップS119)。
6.光マークと撮像部の配置構成例
図13に、光マークと撮像部の配置構成例を示す。図13に示す侵入検出装置は、第1の光マーク群241、第2の光マーク群242、第1〜第4の撮像部261〜264を含む。また、第1の光マーク群241と第1、第3の撮像部261、263が設けられる第1のポール291(第1のスタンド)と、第2の光マーク群242と第2、第4の撮像部262、264が設けられる第2のポール292(第2のスタンド)と、を含む。なお、光マーク群241、242は、図6の発光素子61a〜69a、61b〜69b又は図10の導光体211〜213に対応する。
この配置構成例では、移動体の侵入を検出する侵入検出領域280の一方の端部に、第1の光マーク群241と第1の撮像部261が設けられ、侵入検出領域280の他方の端部に、第2の光マーク群242と第2の撮像部262とが設けられる。そして、第1の撮像部261は、第2の光マーク群242を撮像し、第2の撮像部262は、第1の光マーク群241を撮像する。即ち、侵入検出領域280を両側から2つの撮像部261、262で監視することになる。これにより、2つの撮像部261、262の撮影範囲(画角、視野)により、侵入検出領域280を広くカバーし、死角を減らすことが可能となる。
具体的には、侵入検出領域280を領域RC〜RFに分割したとする。この場合、第1の撮像部261は、領域(RC+RD)を撮像する位置に配置され、第2の撮像部262は、領域(RE+RF)を撮像する位置に配置される。このとき、領域(RC+RD)と領域(RE+RF)は、侵入検出領域280の全体をカバーしている。例えば、ポール291、292を縦置きにした場合には、第1の撮像部261は第1のポール291の上端側に配置され、第2の撮像部262は第2のポール292の下端側に配置される。
以上のように配置することで、第1の撮像部261の撮影範囲(RC+RD)と第2の撮像部262の撮影範囲(RE+RF)により侵入検出領域280の全体をカバーすることができ、侵入検出の死角を無くすことが可能となる。なお、領域(RC+RD)と領域(RE+RF)は、重複部分を有してもよい。
また、図13の配置構成例では、侵入検出領域280の一方の端部に第3の撮像部263が設けられ、侵入検出領域280の他方の端部に第4の撮像部264が設けられる。そして、第3の撮像部263は、第2の光マーク群242を撮像し、第4の撮像部264は、第1の光マーク群241を撮像する。
具体的には、第3の撮像部263は、領域(RF+RD)を撮像する位置に配置され、第4の撮像部264は、領域(RC+RE)を撮像する位置に配置される。即ち、第1〜第4の撮像部261〜264が撮像する領域は、それぞれオーバーラップ部分を有している。例えば、第1、第4の撮像部261、264の撮影範囲は、領域RCでオーバーラップしている。或は、第1、第3の撮像部261、263の撮影範囲は、領域RDでオーバーラップしている。
このように撮像部261〜264の撮影範囲がオーバーラップすることで、撮像部261〜264の故障を検出することが可能となる。例えば、領域RCを移動体が通った際、撮像部261、264が故障していなければ、両方の撮像部で撮像した画像から侵入を検出できるはずである。一方、どちらかの撮像部が故障していれば、その故障した撮像部で撮像した画像からは侵入が検出されないので、2つの撮像画像による侵入検出の結果が異なる。この検出結果の違いにより、どちらかの撮像部が故障していると判断できる。また、領域RDでオーバーラップする撮像部261、263は同一の光マーク群242を撮影している。そのため、いずれかの撮像部で撮像した画像から発光素子や機器認証用のマークの点滅を検出できない場合には、その撮像部が故障していると判断できる。
なお、光マークの第2の詳細構成では、光マークとして導光体を用いる場合を例に説明したが、光マークは、線状又は面状に発光する発光体であればよい。即ち、発光する線又は面の一部が遮蔽されることで移動体の侵入を検出できる部材であればよい。ここで、発光体とは、例えば光源や蛍光部材等のようにそのものが発光する部材や、例えば導光体や反射部材等のように光源により発光する部材である。例えば、図10等で説明したように、発光体は、導光体とその導光体へ光を入射する光源とにより構成される。図10では1つの導光体に2つの光源が対応するが、1つの導光体に少なくとも1つの光源があればよい。
7.ロボットシステム
図14に、本実施形態の侵入検出装置が適用されるロボットシステムの構成例を示す。ロボットシステムは、ロボット制御システム10(情報処理装置)と、ロボット30とを含む。
ロボット制御システム10は、制御信号を生成し、その制御信号に基づいてロボット30を制御する。ロボット制御システム10の詳細は後述する。ロボット制御システム10の一部又は全部の機能は、例えばPC等の情報処理装置などにより実現される。なお、ロボット制御システム10の一部又は全部の機能を、ロボット30により実現したり、情報処理装置とは異なる電子機器により実現してもよい。また、本実施形態のロボット制御システム10の一部又は全部の機能は、情報処理装置もしくはロボット30と通信により接続されたサーバにより実現されてもよい。
ロボット30は、アーム320及びエンドエフェクター340(例えばハンド)を有し、ロボット制御システム10からの制御信号に従い処理を行う。ロボット30は、ロボット30における加工対象物であるワーク40に対して、例えば把持や加工などの処理を行う。
ここで、アーム320とは、ロボット30の一部の領域であって、一つ以上の関節を含む可動領域のことをいう。また、アーム320のエンドポイントとは、アーム320の先端部分の領域であって、ロボット30のエンドエフェクター340以外の他の領域と接続されていない領域のことをいう。さらに、エンドエフェクター340とは、ワーク40を把持したり、ワーク40に加工を施すためにアーム320のエンドポイントに取り付ける
部品のことをいう。なお、アームのエンドポイントの位置は、エンドエフェクター340の位置としてもよい。
以上の図14はロボット30とロボット制御システム10とが別体として存在するロボットシステムの例であるが、本実施形態では、ロボット制御システム10がロボット30に内蔵されてもよい。
図15に、そのようなロボットの構成例を示す。このロボットは、アーム320、330及びエンドエフェクター340、350を有するロボット本体30と、ロボット本体30を支えるベースユニット部と、を含む。ベースユニット部には、ロボット制御システム10が格納される。図15のロボットシステムでは、ベースユニット部に車輪等が設けられ、ロボット全体が移動可能な構成となっている。なお、図14は単腕型の例であるが、ロボットは図15に示すように双腕型等の多腕型のロボットであってもよい。
8.ロボット制御システム
図16に、ロボット制御システム10及びこれを含むロボットシステムの詳細な構成例を示す。ロボット制御システム10は、処理部110と、ロボット制御部120と、記憶部130と、I/F部140(入力部)と、を含む。
処理部110は、記憶部130からのデータや、I/F部140において受信したロボット30からの情報等に基づいて種々の処理を行う。この処理部110の機能は、各種プロセッサー(例えばCPU、GPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
ロボット制御部120は、処理部110から出力された制御信号に基づいて、ロボット30を制御する。また、ロボット制御部120には、侵入検出装置200からの信号が入力される。侵入検出装置200が移動体の侵入を検出し、停止指示を出力した場合、ロボット制御部120は、その停止指示に基づいてロボット30の動作を停止させる。
記憶部130は、データベースを記憶したり、処理部110等のワーク領域となるもので、その機能はRAM等のメモリーやHDD(ハードディスクドライブ)などにより実現できる。
I/F部140は、ロボット制御システム10に対するユーザーからの入力等を行ったり、ロボット30からの情報を受け付けるためのインターフェースである。ユーザーからの入力等に関しては、スイッチやボタン、キーボード或いはマウス等から構成されてもよい。
ロボット30は、アーム320及びエンドエフェクター340の他に制御部310を含む。制御部310は、ロボット制御システム10からの情報を受け付け、ロボット30の各部(アーム320及びエンドエフェクター340等)の制御を行う。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また侵入検出装置、ロボットシステム、ロボットの構成・動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 ロボット制御システム、30 ロボット(ロボット本体)、40 ワーク、
50 人間、60 光マーク、61a〜69a,61b〜69b 発光素子、
70 トレー、81〜84 第1のマーカー、85〜88 第2のマーカー、
90 無効化領域、110 処理部、120 ロボット制御部、130 記憶部、
140 I/F部、200 侵入検出装置、210 配置領域、
211〜213 導光体、221〜226 光源、
231〜236 機器認証用のマーク、241 第1の光マーク群、
242 第2の光マーク群、250 発光制御部、260 撮像部、
261〜264 第1〜第4の撮像部、270 検出部、280 侵入検出領域、
291,292 ポール、310 制御部、320,330 アーム、
340,350 エンドエフェクター、
DA 方向、RC〜RF 領域

Claims (13)

  1. ロボットと、
    撮像部と、
    検出部と、
    を含み、
    前記検出部は、
    前記撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、前記ロボットの作業領域に前記第1物体が侵入した場合に、前記撮像部により前記第1物体とは異なる第2物体と前記第2情報とが撮像されることで、前記作業領域への前記第2物体の侵入を検出する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  2. 請求項1において、
    前記第1物体は、前記第2情報に基づいて前記作業領域に侵入することが許可された物体である、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  3. 請求項1又は2のいずれかにおいて、
    前記第1情報は、前記作業領域への前記第1物体及び前記第2物体を含む物体の侵入を検出する侵入検出領域に対応して設けられる光マークであり、
    前記検出部は、
    前記撮像部により前記第1情報と前記第2情報とを撮像した撮像画像に基づいて、前記侵入検出領域への前記第1物体の侵入を検出し、
    前記侵入検出領域のうち前記第1物体が侵入する領域において、前記第2物体の侵入を検出する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  4. 請求項2又は3のいずれかにおいて、
    前記第2情報は、所定のマーカーであり、
    前記検出部は、
    所定のマーカーを、前記撮像部により撮像した撮像画像から検出した場合に、前記所定のマーカーに基づいて、前記作業領域への前記第1物体の侵入の許可及び前記作業領域への前記第2物体の侵入の検出を行う、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  5. 請求項4において、
    前記所定のマーカーは、前記作業領域への前記第1物体の侵入を許可するための第1のマーカーを含み、
    前記検出部は、
    前記撮像画像から第1のマーカーを検出した場合に、検出した前記第1のマーカーに基づいて、前記作業領域への前記第1物体の侵入を許可する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  6. 請求項4又は5のいずれかにおいて、
    前記所定のマーカーは、前記作業領域への前記第2物体の侵入を検出するための第2のマーカーを含み、
    前記検出部は、
    前記第2のマーカーを前記撮像画像から検出し、検出した前記第2のマーカーに基づいて、前記作業領域への前記第2物体の侵入を検出する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  7. 請求項4において、
    前記所定のマーカーは、前記ロボットに供給される作業対象物に設けられるマーカー又は前記作業対象物を載せるトレーに設けられるマーカーである、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  8. 請求項3乃至7のいずれかにおいて、
    前記光マークの発光制御を行う発光制御部を含み、
    前記検出部は、
    前記発光制御された前記光マークの発光状態を検出し、検出した前記発光状態に基づいて、前記作業領域への前記物体の侵入を検出する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  9. 請求項3乃至8のいずれかにおいて、
    前記光マークは導光体であり、
    前記検出部は、
    前記撮像画像から検出した前記導光体の画像に基づいて、前記作業領域への前記物体の侵入を検出する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  10. 請求項8において、
    前記撮像部は、前記作業領域への前記物体の侵入を検出する侵入検出処理の誤検出を判断するための機器認証用のマークを更に撮像し、
    前記検出部は、
    前記撮像画像から検出した前記機器認証用のマークに基づいて、前記誤検出を判断する機器認証を行い、
    前記機器認証の結果、前記誤検出をしていると判断された場合には、前記侵入検出処理を行わない、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  11. 請求項3乃至10のいずれかにおいて、
    前記光マークは、第1の光マーク群と第2の光マーク群とを含み、
    前記撮像部は、第1の撮像部と第2の撮像部とを含み、
    前記第1の光マーク群と前記第1の撮像部とは、前記侵入検出領域の一方の端部に設けられ、
    前記第2の光マーク群と前記第2の撮像部とは、前記侵入検出領域の他方の端部に設けられ、
    前記第1の撮像部は、前記第2の光マーク群を撮像し、
    前記第2の撮像部は、前記第1の光マーク群を撮像する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  12. ロボットと、
    撮像部と、
    を含み、
    前記ロボットは、
    前記撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、前記ロボットの作業領域に前記第1物体が侵入した場合に、前記撮像部により前記第1物体とは異なる第2物体が撮像されることで、前記第2物体の侵入を検出することを特徴とするロボットシステム。
  13. 撮像部により第1情報と第1物体が有する第2情報とが撮像されている間に、作業領域に前記第1物体が侵入した場合に、前記撮像部により前記第1物体とは異なる第2物体が撮像されることで、前記第2物体の侵入を検出することを特徴とするロボット。
JP2013242631A 2013-11-25 2013-11-25 ロボットシステム及びロボット Pending JP2015100873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013242631A JP2015100873A (ja) 2013-11-25 2013-11-25 ロボットシステム及びロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013242631A JP2015100873A (ja) 2013-11-25 2013-11-25 ロボットシステム及びロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015100873A true JP2015100873A (ja) 2015-06-04

Family

ID=53377039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013242631A Pending JP2015100873A (ja) 2013-11-25 2013-11-25 ロボットシステム及びロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015100873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016122650A1 (de) 2015-12-29 2017-06-29 Hiwin Technologies Corp. Robotersicherheitssystem
JP2019193974A (ja) * 2019-06-11 2019-11-07 ファナック株式会社 ロボットシステムおよびロボット制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016122650A1 (de) 2015-12-29 2017-06-29 Hiwin Technologies Corp. Robotersicherheitssystem
DE102016122650B4 (de) 2015-12-29 2022-05-25 Hiwin Technologies Corp. Robotersicherheitssystem
JP2019193974A (ja) * 2019-06-11 2019-11-07 ファナック株式会社 ロボットシステムおよびロボット制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3363602B1 (en) Monitoring system, monitoring device, and monitoring method
US8988527B2 (en) Method and apparatus for monitoring a three-dimensional spatial area
JP6360105B2 (ja) ロボットシステム
US9367176B2 (en) Operation detection device, operation detection method and projector
US8810652B2 (en) Method and apparatus for monitoring a region
US9782897B2 (en) Robot system using a vision sensor
US10499039B2 (en) Path detection system and path detection method generating laser pattern by diffractive optical element
JP2015100873A (ja) ロボットシステム及びロボット
KR102645637B1 (ko) 시스템, 비전 센서, 정보 처리 장치, 정보 처리 방법 및 프로그램
US20150212514A1 (en) Entry detection device, robot, and entry detection method
JP2015066664A (ja) 侵入検出装置、ロボットシステム及び侵入検出方法
US7590345B2 (en) Optoelectronic protection device
KR20150066845A (ko) 깊이맵 센서를 이용한 조립공정에서의 조립공정 검사장치, 방법 및 시스템
JP7310297B2 (ja) 作業ロボットおよびその制御方法
US20190227523A1 (en) Safety monitoring system, safety monitoring method and safety monitoring program
JP2003019688A (ja) ロボットの安全装置
US8912482B2 (en) Position determining device and method for objects on a touch device having a stripped L-shaped reflecting mirror and a stripped retroreflector
JP2016184283A (ja) 検出装置、検出方法、及び、プログラム
WO2013015146A1 (ja) 物体検出装置および情報取得装置
JP4796981B2 (ja) 座標位置検出装置、表示装置、座標位置検出方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP6645393B2 (ja) 光学的情報読取装置
CN113905854B (zh) 用于监视机器人设备的方法和系统
Habib Fiber-grating-based vision system for real-time tracking, monitoring, and obstacle detection
JP4698540B2 (ja) 目標物判別システム、目標物判別方法および目標物判別制御プログラム
TWI460636B (zh) 光學觸控系統及其定位方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160614

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624