JP2015095669A - 端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末間通信のブロードキャストでは、通信開始後にも端末間通信の受信端末が増加することが考えられ、基地局装置もしくは制御局装置は通信に用いるリソース割当てを複数のタイミングで通知する必要がある。そのため、この方法はリソース割当てを複数送信する必要があり、制御情報量の増加に起因するオーバヘッドが増加する問題があった。【解決手段】端末間通信のデータを伝送する端末装置であって、前記端末装置は基地局装置より割り当てられた端末間通信用の識別子を端末検知用信号と一緒に送信する端末検知信号送信部と、端末間通信のデータ伝送を行う端末間通信送信部を有し、前記端末間通信送信部は前記端末検知用信号と一緒に送信した前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いる周波数リソースを算出し、前記周波数リソースにデータ信号を割り当てて送信する。【選択図】図3
Description
本発明は、端末間通信を行う端末装置のブロードキャスト、グループキャストに関する。
第3.9世代の携帯電話の無線通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システム(Rel.8およびRel.9)の標準化が完了し、現在は第4世代の無線通信システムの1つとして、LTEシステムをより発展させたLTE−A(LTE-Advancedなどとも称する。)システム(Rel.10以降)の標準化が行われている。
LTEシステム(LTE Rel-8)のダウンリンクでは、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)が仕様化されている。MBMSでは基地局装置から複数の端末装置に対して情報を送信する。Rel.8では、基地局装置はMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)サブフレームをリソースとしてブロードキャスト送信することができ、このMBSFNサブフレームは上位層より通知される。さらに、基地局装置はMBSFNサブフレームのすべての周波数リソースをブロードキャストに使用できる。
一方、LTE−AシステムのRel.12では、端末間通信(Device to Device Communication、D2D Communication、Proximity Service、ProSeとも呼称される)技術の導入も検討されている。端末間通信には、主に2つのシナリオが存在し、1つは基地局装置のカバレッジ内(Within Coverage)で端末間通信を行うシナリオと他方は基地局装置のカバレッジ外(Out of Coverage)で端末間通信を行うシナリオである。カバレッジ内のシナリオでは、端末間通信でデータを送信する端末装置は、通信に用いるリソースを基地局装置より通知されることが検討されている。カバレッジ外のシナリオでは、制御局装置(Controlling node/device、Cluster Headとも呼称される)が端末間通信のデータ送信する端末装置にリソースを割り当てることが検討されている(非特許文献1参照)。
また、端末間通信には、1対1通信であるユニキャスト(Unicast)と1対多の通信であるグループキャスト(Groupcast)、ブロードキャスト(Broadcast、マルチキャストとも呼称される)などが存在する。グループキャストやブロードキャストは、同一セル内に複数のセッションが存在することも要求されている。その複数のセッションが存在するシステムでは、使用するリソースが衝突しないように、FDM(Frequency Division Multiplexing)の適用が検討されている(非特許文献2参照)。
Ericsson,"On resource allocation for D2D broadcast communication", R1-134705,October 7-11, 2013
Qualcomm Incorporated,"D2D broadcast resource allocation and interference management algorithms", R1-134626,October 7-11, 2013
端末間通信ではグループキャストやブロードキャストなどの1対多の通信においても、基地局装置もしくは制御局装置が、FDMで複数のセッションを同時に可能とするために通信に用いるリソースを割り当てることが検討されている(非特許文献1参照)。しかしながら、グループキャストやブロードキャストでは、通信開始後にも端末間通信の受信端末が増加することが考えられ、基地局装置もしくは制御局装置は通信に用いるリソース割当てを複数のタイミングで通知する必要がある。そのため、この方法はリソース割当てを複数送信する必要があり、制御情報量の増加に起因するオーバヘッドが増加する問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、端末間通信における1対多の通信に用いる周波数リソースの効率的な通知を行う端末装置を提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、端末間通信のデータを伝送する端末装置であって、基地局装置より割り当てられた端末間通信用の識別子を含む端末検知用信号の送信と、端末間通信のデータ伝送を行う端末間通信送信部を有し、前記端末間通信送信部は前記端末検知用信号に含まれる前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いる周波数リソースを算出し、前記周波数リソースにデータ信号を割り当てて送信する。
(2)また、本発明の一態様は、前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子とOFDMシンボル番号またはサブフレーム番号に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いる周波数リソースを算出し、前記周波数リソースにデータ信号を割り当てて送信する。
(3)また、本発明の一態様は、前記端末間通信送信部は、端末間通信に使用可能な帯域幅に応じて、DMRSを送信するOFDMシンボル番号または1サブフレーム内に送信するDMRSの数を変える。
(4)また、本発明の一態様は、前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送をするOFDMシンボル番号もしくはサブフレーム番号を算出し、前記サブフレーム番号でのみ端末間通信のデータを送信する。
(5)また、本発明の一態様は、前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いるサブキャリアを算出し、Distributed DFT−S−OFDMで端末間通信のデータを送信する。
本発明によれば、グループキャストやブロードキャストの端末間通信でデータ伝送をする端末装置が通信に用いるリソースを効率的に通知することができ、制御情報量の
増加を抑制し、周波数利用効率の向上、システムスループットの増加を実現できる。
増加を抑制し、周波数利用効率の向上、システムスループットの増加を実現できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の各実施形態では、カバレッジ内(Within Coverage)の端末間通信(Device to Device Communication、D2D Communicationとも呼称される)のシナリオで説明するがカバレッジ外(Out of Coverage)にも適用可能である。また、カバレッジ内のシナリオでは基地局装置(eNB;evolved Node B)のカバレッジ内でも良いし、小基地局(small eNB、もしくはpico eNB)のカバレッジ内でも良い。また、ブロードキャスト(Broadcast、マルチキャストとも呼称される)やグループキャスト(Groupcast)などの1対多の通信を前提に説明するが、1対1の端末間通信であるユニキャスト(Unicast)に適用しても良い。また、本発明は、LTEシステムを前提に説明するが、無線LANやモバイルWiMAX(IEEE802.16e)等、他のシステムに適用しても良い。
(第1の実施形態)
図1に、本発明に係るシステムの概略図を示す。同図のシステムでは、セルを構成する基地局装置eNBと、カバレッジ内に端末装置UE1〜3から構成される。端末装置UE1は、基地局装置eNBよりダウンリンクの制御信号を受信可能であり、端末間通信に用いるパラメータなどを受信することができる。さらに、端末装置UE1は、端末間通信の端末検知用信号(Discovery Signal)の送信と端末間通信のブロードキャストもしくはグループキャストのデータ送信を行う。端末装置UE2、3は、端末装置UE1が送信しているブロードキャストもしくはグループキャストのデータ受信を行う。
図1に、本発明に係るシステムの概略図を示す。同図のシステムでは、セルを構成する基地局装置eNBと、カバレッジ内に端末装置UE1〜3から構成される。端末装置UE1は、基地局装置eNBよりダウンリンクの制御信号を受信可能であり、端末間通信に用いるパラメータなどを受信することができる。さらに、端末装置UE1は、端末間通信の端末検知用信号(Discovery Signal)の送信と端末間通信のブロードキャストもしくはグループキャストのデータ送信を行う。端末装置UE2、3は、端末装置UE1が送信しているブロードキャストもしくはグループキャストのデータ受信を行う。
図2に、本実施形態に係る基地局装置eNBの構成の一例を示す概略ブロック図を示す。基地局装置eNBは、端末装置からPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)で送信された制御情報を受信アンテナ107で受信する。UL制御情報受信部108は受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートし、A/D(Analog/Digital;アナログ/ディジタル)変換し、ディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)を除去した信号する。その後、UL制御情報受信部108はCP除去後の制御情報から、端末間通信に関する制御情報を抽出する。ここで、端末間通信に関する制御情報の例としては、端末装置が端末間通信用リソース使用に対するSR(Scheduling Request)などが挙げられる。このSRとは、端末装置が基地局装置に対して端末間通信の送信許可を得るための信号を意味する。ここで、UL制御情報受信部108は端末間通信の送信許可要求をDL制御情報生成部109に出力する。DL制御情報生成部109は、端末間通信の送信許可要求がきた場合、端末間通信用のIDであるD−RNTI(Device to Device Radio Network Temporary Identifier)と端末間通信の送信許可の情報をダウンリンクの制御情報のフォーマットに変換する。DL制御情報生成部109は、端末装置に対してD−RNTIを送信完了している場合は制御情報として送信しなくても良い。また、D−RNTIはRRC(Radio Resource Control)で送信しても良い。
DL信号生成部101は、ダウンリンクでデータ伝送するデータビット列が入力され、誤り訂正符号化、変調、周波数リソースへの割当て後の信号列を制御情報多重部102に出力する。制御情報多重部102は、DL制御情報生成部109よりPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)やEPDCCH(Enhanced PDCCH)で送信する制御情報が入力され、データ信号と制御情報を多重する。参照信号多重部103は、参照信号生成部110よりCRS(Cell-specific Reference Signal)やCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)、DMRS(De-Modulation Reference Signal)の信号列が入力され、データ信号と制御情報を多重する。IFFT部104は、入力された信号列を逆高速フーリエ変換することで、周波数領域信号列から時間領域信号列に変換する。時間領域信号列は、送信処理部105に入力される。送信処理部105は、時間領域信号列にCPを挿入し、D/A(Digital/Analog;ディジタル/アナログ)変換でアナログの信号に変換し、変換後の信号を伝送に使用する無線周波数にアップコンバートする。送信処理部105は、アップコンバートした信号を、PA(Power Amplifier)で増幅し、増幅後の信号を、送信アンテナ106を介して送信する。
本発明に係る端末装置UE1の構成の一例を示す概略ブロック図を図3に示す。端末装置UE1は、セルラ送受信部200と端末間通信送信部210から構成される。セルラ送受信部200では、端末間通信を開始する場合、UL制御信号生成部201は端末間通信の送信許可要求信号を生成し、PUCCHに信号列を配置後に送信処理部202に出力する。送信処理部202は、図2の送信処理部105と同様の処理を施し、送信アンテナ203を介して送信する。
セルラ送受信部200は受信アンテナ204でダウンリンクのデータと制御情報を受信する。DL信号受信部205は、受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートし、A/D変換し、ディジタル信号からCPを除去した信号する。その後、DL信号受信部205はCP除去後の制御情報から、データと制御情報に分離する。DL信号受信部205は、データ信号をDLデータ検出部207に出力し、制御情報を制御情報検出部206に出力する。DLデータ検出部207はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号の検出を行う。制御情報検出部206は、ユーザ固有のIDであるC−RNTI(Cell RNTI)により決定される複数の候補であるSS(Search Space)よりPDCCHもしくはEPDCCHをブラインドデコーディングで検出する。ここで、SSを特定するのはC−RNTIに限定されるものではなく、既にD−RNTIが通知されていれば、D−RNTIよりSSを特定しても良いし、Temporary C−RNTIなどのIDを使用しても良い。制御情報検出部206は、基地局装置より端末間通信の送信許可を受信した場合は端末間通信信号生成部211に出力する。また、制御情報検出部206は、D−RNTIを受信した場合は端末間通信信号生成部211と端末検知用信号生成部214に出力する。また、制御情報検出部206は、端末間通信用の送信パラメータを受信した場合は端末間通信信号生成部211に出力する。
端末間通信送信部210では、端末間通信用のデータビット列、端末間通信の送信許可、D−RNTIが端末間通信信号生成部211に入力され、D−RNTIは端末検知用信号生成部214に入力される。端末検知用信号生成部214は送受信端末も既知である系列が使用され、例えばZadoff−Chu系列やM系列などにより端末検知用信号を生成する。ここで、端末検知用信号の系列の生成に用いられるルートインデックスはD−RNTIより決定される。例えば、送受信機で既知のD−RNTIとルートインデックスの関連付けられているテーブルが用意されており、このテーブルを用いて決定するなどである。端末検知用信号生成部214は生成した端末検知用信号を予め指定されているリソースエレメント(Resource Element)に配置する。送信処理部215は、信号列にCPを挿入し、D/A変換でアナログの信号に変換し、変換後の信号を伝送に使用する無線周波数にアップコンバートする。送信処理部215は、アップコンバートした信号を、PAで増幅し、増幅後の信号を、送信アンテナ216を介して送信する。
一方、端末間通信信号生成部211は、端末間通信用データビット列が入力され、制御情報検出部206より受信したD−RNTIが入力され、これらの情報を記憶する。端末間通信信号生成部211は、制御情報検出部206より端末間通信の送信許可が入力された場合、データビット列からDFTS−OFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM、SC-FDMAとも称される)信号を生成する。
本発明に係る端末間通信信号生成部211の構成の一例を示す概略ブロック図を図4に示す。端末間通信信号生成部211は、制御情報検出部206より入力されるD−RNTIと端末間通信の送信許可が制御情報抽出部310に入力される。制御情報抽出部310は、D−RNTIを記憶し、端末間通信の送信許可が入力された場合にはD−RNTIを信号割当部306−1〜306−Mに入力する。制御情報抽出部310は、端末間通信の送信許可の情報をS/P部301に入力する。制御情報抽出部310は、制御情報検出部206より入力される送信パラメータにMCS(Modulation and Coding Scheme)が含まれる。ただし、MCSが固定の送信を行う場合は、制御情報抽出部310はMCS情報を入力されるのではなく、保持している。制御情報抽出部310は、符号化率など誤り訂正符号化に関する情報を符号化部302−1〜302−Mに入力する。さらに、制御情報抽出部310は、変調方式に関する情報を変調部303−1〜303−Mに入力する。
以下、端末間通信の送信信号を複数の送信ストリームとして、複数の送信アンテナから伝送する一例を説明するが、送信ストリームは1であっても良い。また、送信アンテナ(アンテナポート)も1つであっても良い。アンテナポートとは複数のアンテナを物理的に同一にみなせる構成であれば、アンテナポート数を1とするものである。
S/P部301は、入力されたデータビット列を記憶しており、端末間通信の送信許可の情報が入力された場合、データビット列を送信ストリーム数に分割し、符号化部302−1〜302−Mに入力する。符号化部302−1〜302−Mは、入力されたデータビット列に対し、誤り訂正符号の符号化を施す。誤り訂正符号には、例えば、ターボ符号やLDPC(Low Density Parity Check)符号、畳み込み符号などが用いられる。符号化部302−1〜302−Mで施す誤り訂正符号の種類は、送受信装置で予め決められていても良いし、送受信機会毎に制御情報として通知されても良い。符号化部302−1〜302−Mは、MCSに含まれる符号化率に基づいて、符号化ビット列に対してパンクチャを行う。符号化部302−1〜302−Mは、パンクチャした符号化ビット列を変調部303−1〜303−Mへ出力する。
変調部303−1〜303−Mは、変調方式の情報が入力され、符号化部302−1〜302−Mから入力された符号化ビット列に対して変調を施すことで、変調シンボル列を生成する。変調方式には、例えば、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying;四相位相偏移変調)、16QAM(16−ary Quadrature Amplitude Modulation;16直交振幅変調)や64QAMなどがある。変調部303−1〜303−Mは、生成した変調シンボル列をDFT部304−1〜304−Mに出力する。DFT部304−1〜304−Mは、入力された変調シンボルを離散フーリエ変換することで、時間領域信号から周波数領域信号に変換し、得られた周波数領域信号をプリコーディング部305へ出力する。プリコーディング部305は、入力された変調シンボル列に対してプリコーディング行列を乗算し、アンテナポート毎の信号を生成し、信号割当部306−1〜306−Mに出力する。
変調部303−1〜303−Mは、変調方式の情報が入力され、符号化部302−1〜302−Mから入力された符号化ビット列に対して変調を施すことで、変調シンボル列を生成する。変調方式には、例えば、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying;四相位相偏移変調)、16QAM(16−ary Quadrature Amplitude Modulation;16直交振幅変調)や64QAMなどがある。変調部303−1〜303−Mは、生成した変調シンボル列をDFT部304−1〜304−Mに出力する。DFT部304−1〜304−Mは、入力された変調シンボルを離散フーリエ変換することで、時間領域信号から周波数領域信号に変換し、得られた周波数領域信号をプリコーディング部305へ出力する。プリコーディング部305は、入力された変調シンボル列に対してプリコーディング行列を乗算し、アンテナポート毎の信号を生成し、信号割当部306−1〜306−Mに出力する。
信号割当部306−1〜306−Mは、制御情報抽出部310よりD−RNTIが入力され、プリコーディング部305より信号列入力される。信号割当部306−1〜306−Mは、端末間通信に用いることができる複数のリソースの中からD−RNTIに基づいて、使用するリソースを決定する。まず、本発明に係るサブフレーム構成を図5に示す。横軸は時間であり、1サブフレームのフレーム構成を示している。1サブフレームは2スロットから構成され、1スロットは7OFDMシンボルから構成される。縦軸は周波数であり、システム帯域をNrb個のRBG(Resource Block Group)で構成される。ただし、1RBGは1以上のRB(Resource Block)から構成される。1RBは12サブキャリア、14OFDMシンボルから構成されるリソースを意味する。
本発明に係る端末間通信用のリソースを示す一例を図6に示す。図6の例では、RBGインデックスNd2d_stからNd2d_edまでが端末間通信に用いることが可能なリソースとする。ここで、端末装置は端末間通信に用いることが可能なリソースを予め通知されている、もしくは予め決められているものとする。また、端末間通信に用いることが可能なリソースはPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)の一部である。端末装置は、端末間通信のデータ送信にRBG#Nd2d_st〜RBG#Nd2d_edのいずれか1つのRBGを使用する場合、D−RNTIにより次式で決定する。
…式(1)
ただし、J=D−RNTI mod (Nd2d_ed−Nd2d_st+1)であり、A mod Xは、AをXで除算した余りを意味する。例えば、Nd2d_st=3、Nd2d_ed=6であり、D−RNTI mod 4=2の場合、式(1)ではRBG#5の1番目から14番目のOFDMシンボル(D2D3−#1〜D2D3−#14)を端末間通信に用いることになる。また、別の端末間通信のデータ伝送を行う端末装置には異なるD−RNTIを割り当てることで、基地局装置は端末間通信に用いるRBGが衝突しようようにリソースを管理できる。式(1)はD−RNTIからリソースを決定する一例であり、異なる方法であってもよい。
ただし、J=D−RNTI mod (Nd2d_ed−Nd2d_st+1)であり、A mod Xは、AをXで除算した余りを意味する。例えば、Nd2d_st=3、Nd2d_ed=6であり、D−RNTI mod 4=2の場合、式(1)ではRBG#5の1番目から14番目のOFDMシンボル(D2D3−#1〜D2D3−#14)を端末間通信に用いることになる。また、別の端末間通信のデータ伝送を行う端末装置には異なるD−RNTIを割り当てることで、基地局装置は端末間通信に用いるRBGが衝突しようようにリソースを管理できる。式(1)はD−RNTIからリソースを決定する一例であり、異なる方法であってもよい。
信号割当部306−1〜306−Mは、D−RNTIに基づいて算出されたリソース(周波数帯域)に信号列を配置し、参照信号多重部307−1〜307−Mに出力する。参照信号多重部307−1〜307−Mは、信号割当部306−1〜306−Mより周波数領域のデータ信号列が入力され、参照信号生成部309より参照信号列が入力され、これらの信号列を多重することで、送信信号のフレームを生成する。IFFT部308−1〜308−Mは、周波数領域の送信信号のフレームが入力され、各OFDMシンボル単位で逆高速フーリエ変換することで、周波数領域信号列から時間領域信号列に変換する。時間領域信号列は、図3の送信処理部212−1〜212−Mに出力される。送信処理部212−1〜212−Mは、信号列にCPを挿入し、D/A変換でアナログの信号に変換し、変換後の信号を伝送に使用する無線周波数にアップコンバートする。送信処理部212−1〜212−Mは、アップコンバートした信号を、PAで増幅し、増幅後の信号を、送信アンテナ213−1〜213−Mを介して送信する。
本発明に係る端末装置UE2、UE3の構成の一例を示す概略ブロック図を図7に示す。端末装置UE2、UE3は、端末間通信のデータを受信する場合はセルラのダウンリンクと異なり、アップリンクリソースであるPUSCHの信号を受信する。端末装置UE2、UE3は、端末間通信のデータを受信アンテナ401−1〜401−Nで受信する。Nは1以上の整数とする。受信処理部402−1〜402−Nは受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートし、ダウンコンバートした信号に対してA/D変換を行うことでディジタル信号を生成する。さらに、受信処理部402−1〜402−Nはディジタル信号からCPを除去した信号をFFT部403−1〜403−Nに入力する。FFT部403−1〜403−Nは、入力された受信信号列を高速フーリエ変換により時間領域信号列から周波数領域信号列に変換し、周波数領域信号列を端末検知用信号分離部404−1〜404−Nに入力する。端末検知用信号分離部404−1〜404−Nは、端末検知用信号と他の信号に分離し、それぞれ識別子検出部409と参照信号分離部405−1〜405−Nに入力する。
識別子検出部409は、端末検知用信号が入力され、端末検知用信号から端末間通信の送信端末のD−RNTIを検出する。ここで、端末検知用信号からD−RNTIの検出は、端末検知用信号に用いられるルートインデックスより生成される信号列の候補に対して相関を算出し、相関値が最も高くなる系列が送信されたものとしてルートインデックスを特定し、ルートインデックスとD−RNTIの変換テーブルによりD−RNTIを得る。識別子検出部409は、検出したD−RNTIを記憶し、データ受信時にはD−RNTIを割当信号抽出部406−1〜406−Nに入力する。
一方、参照信号分離部405−1〜405−Nは入力された信号を参照信号とデータ信号に分離し、それぞれ伝搬路推定部408と割当信号抽出部406−1〜406−Nに入力する。伝搬路推定部408は、端末間通信のデータ信号と多重されて送信された参照信号であるDMRS(De-Modulation Reference Signal)が入力され、復調用の推定した周波数応答は受信信号分離部407に入力する。割当信号抽出部406−1〜406−Nは、D−RNTIより端末間通信に用いられたリソースを算出し、端末間通信のデータ信号を抽出する。割当信号抽出部406−1〜406−Nは、抽出したデータ信号を受信信号分離部407に入力する。
本発明に係る受信信号分離部407の構成の一例を示す概略ブロック図を図8に示す。受信信号分離部407では、伝搬路推定部408で推定された周波数応答と、リソースから抽出されたデータ信号がMIMO分離部4071に入力される。MIMO分離部4071は、入力された伝搬路の周波数応答よりMMSE(Minimum Mean Square Error)規範に基づく等化重みを生成し、入力された周波数領域のデータ信号列に対して重みを乗算することでMIMO多重された信号を分離する。MIMO分離部4071は、分離した信号列をIDFT部4072−1〜4072−Mに入力する。ただし、Mは1以上の整数とする。MIMO分離部4071での信号処理は、ZF(Zero Forcing)基準等の他の基準の空間フィルタリングや、MLD(Maximum Likelihood Detection)等の他の検出法を適用してもよい。
IDFT部4072−1〜4072−Mは、周波数領域の等化後の受信信号を時間領域信号に変換する。復調部4073−1〜4073−Mは、図示していないが予め通知されている変調方式の情報が入力され、時間領域の受信信号列に対して復調処理を施し、ビット系列のLLR(Log Likelihood Ratio)、つまりLLR列を得る。復号部4074−1〜4074−Mは、図示していないが予め通知されている符号化率の情報に入力され、LLR列に対して復号処理を行う。復号部4074−1〜4074−Mは、復号後のLLR列を硬判定し、誤りが無かった場合にはビット列を送信データとして、P/S部4075に入力する。P/S部4075は、複数の送信データを結合し、出力する。なお、本実施形態では、空間多重数Mと復号部の数が一致する場合について説明を行ったが、LTEと同様、空間多重数Mと復号部の数(つまり、コードワード数)が異なってもよい。
図9に本実施形態のシーケンス図を示す。まず、S101、S102において、基地局装置eNBは、端末間通信に使用できるリソースを端末装置UE1、UE2、UE3に通知する。具体例としては、RRCシグナリグでRBG#Nd2d_stとRBG#Nd2d_edを通知するもしくは、RBG#Nd2d_stから連続するY個のRBGを使用可能として通知するなどである。ただし、本実施形態では、端末間通信に使用できるリソースは連続として説明しているが、非連続であっても良く、端末間通信用の仮想RBGインデックスを連続となるように割り当てても良い。S103において、端末装置UE1が端末間通信の送信許可要求を基地局装置eNBに送信する。この信号は、PUCCHのSRのように送信しても良いし、別の送信方法でも良い。S104において、基地局装置eNBは端末間通信の送信許可と端末間通信用のIDであるD−RNTIを端末装置UE1に通知する。ただし、D−RNTIは別のタイミングで通知されても良く、例えば、S101で送信するや、また別のタイミングとしても良い。S105において、端末装置UE1はD−RNTIに基づいて端末検知用信号を生成し、データ信号をD−RNTIに基づくリソースに割り当て、端末装置UE2、3に送信する。
以上により、本実施形態では端末間通信のデータ送信を行う端末装置が端末間通信用のIDに基づいて端末検知用信号を生成して送信し、さらに端末装置が端末間通信用のIDに基づいてリソースを決定し、データをリソースに配置して送信する。その結果、端末間通信のデータ送信を行う端末装置もしくは基地局装置は、端末間通信に用いるリソースをデータ受信する端末装置に通知する必要がなくなる。そのため、リソースの通知に要するオーバヘッドがなくなり、伝送効率が向上する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、端末間通信のデータ送信を行う端末装置UE1が用いるリソースの異なる決定方法を説明する。基地局装置eNBと端末装置UE1と端末装置UE2、3は前実施形態と同様であり、それぞれ図2、図3、図7と同一の構成となるため、説明は省略する。ただし、信号割当部306−1〜306−Mのリソース決定方法が異なる。
本発明の第2の実施形態では、端末間通信のデータ送信を行う端末装置UE1が用いるリソースの異なる決定方法を説明する。基地局装置eNBと端末装置UE1と端末装置UE2、3は前実施形態と同様であり、それぞれ図2、図3、図7と同一の構成となるため、説明は省略する。ただし、信号割当部306−1〜306−Mのリソース決定方法が異なる。
本発明に係る端末間通信用のリソースを示す一例を図10に示す。前実施形態では、1RBGの14OFDMシンボルを1つの端末間通信のデータ送信を行う端末装置UE1が使用した。本実施形態では、OFDMシンボルの番号毎に異なるRBGを使用する場合である。まず、端末装置UE1は先頭のOFDMシンボル(D2D1−#1〜D2D4−#1)でどのRBGを使用するかをD−RNTIに基づいて決定する。例えば、式(1)の様に決定するなどである。端末装置UE1は先頭のOFDMシンボルでZ番目の端末間通信用のリソース(D2DZ−#1)を使用する場合は、次式でOFDMシンボル番号kとD2DZ−#1に基づいて次式で使用するリソースNRBG_D2D_TX(k)を決定する。
…式(2)
ただし、L=Z+3(k−1)である。このように割り当てを決定すると、図10の例となる。例えば、Z=2、Nd2d_st=3、Nd2d_ed=6の場合、D2D2−#1=RBG#4、D2D2−#2=RBG#3、D2D2−#3=RBG#6、D2D2−#4=RBG#5、D2D2−5=RBG#4、・・・となる。このリソース決定方法は一例であり、G個のOFDMシンボルを同一のリソースとなるように、L=Z+3(floor((k−1)/G))としても良い。ただし、floor(A)は床関数であり、Aを超えない最大の整数を意味する。G=7の場合はスロット単位で使用するリソースが異なることを意味し、G=14の場合は複数のサブフレームで伝送時にサブフレーム単位で使用するリソースが異なることを意味する。
ただし、L=Z+3(k−1)である。このように割り当てを決定すると、図10の例となる。例えば、Z=2、Nd2d_st=3、Nd2d_ed=6の場合、D2D2−#1=RBG#4、D2D2−#2=RBG#3、D2D2−#3=RBG#6、D2D2−#4=RBG#5、D2D2−5=RBG#4、・・・となる。このリソース決定方法は一例であり、G個のOFDMシンボルを同一のリソースとなるように、L=Z+3(floor((k−1)/G))としても良い。ただし、floor(A)は床関数であり、Aを超えない最大の整数を意味する。G=7の場合はスロット単位で使用するリソースが異なることを意味し、G=14の場合は複数のサブフレームで伝送時にサブフレーム単位で使用するリソースが異なることを意味する。
本実施形態では、式(2)の説明において、一例としてL=Z+3(k−1)を示したが、L=Z+P(k−1)としても良く、Pは端末間通信に使用可能なRBGの数によって決まっても良い。例えば、P=floor((Nd2d_ed−Nd2d_st+1)/2)としても良い。さらに、複数のOFDMシンボルで同一リソースを使用する場合は式(2)にL=Z+P(floor((k−1)/G))を適用しても良い。
次に、本実施形態における参照信号多重部307−1〜307−Mについて説明する。まず、G=1〜3の場合の参照信号の多重方法の一例は、短い時間で端末間通信に使用するリソースが切り替わるため、特定のOFDMシンボル番号ではDMRSを送信する。例えば、3番目、6番目、9番目、12番目のOFDMシンボルではDMRSを送信するなどである。ただし、端末間通信に用いられるRBGの数(帯域幅)によって、チャネル推定精度を補償するために必要となるDMRSの数が異なる。そのため、端末間通信に用いられるRBGの数が2個の場合は、4番目、11番目のOFDMシンボルではDMRSを送信し、端末間通信に用いられるRBGの数が4個の場合は、3番目、6番目、9番目、12番目のOFDMシンボルでDMRSを送信するとしても良い。このように端末間通信に用いられるRBGの数に応じて、1サブフレームなどの一定の送信間隔に含まれるDMRSの数を変えることで、チャネル推定精度の劣化を抑制できる。
次に、G=4〜6の場合の参照信号の多重方法の一例は、ceil(G/2)番目のOFDMシンボルにDMRSを送信する。ただし、Ceil(A)は、天井関数であり、A以上の最小の整数を意味する。例えば、G=4の場合は、2番目、6番目、10番目、14番目のOFDMシンボルでDMRSを送信する。G=5の場合は、3番目、8番目、13番目のOFDMシンボルでDMRSを送信する。最後に、G=7もしくはそれ以上の場合は1スロット以上で同一のリソースを使用するため、1スロットに対して1つのDMRSを送信する。例えば、4番目と11番目のOFDMシンボルでDMRSを送信する。このように、同一リソースで端末間通信のデータを送信するOFDMシンボル数に応じて、DMRSの配置を変えることで、チャネル推定精度の劣化を抑制できる。ただし、上記のDMRSの配置は一例である。
以上により、本実施形態では端末間通信のデータ送信を行う端末装置が端末間通信用のIDに基づいて端末検知用信号を生成して送信し、さらに端末装置が端末間通信用のIDに基づいてリソースを決定し、データをリソースに配置して送信する。その結果、端末間通信のデータ送信を行う端末装置もしくは基地局装置は、端末間通信に用いるリソースをデータ受信する端末装置に通知する必要がなくなる。そのため、リソースの通知に要するオーバヘッドがなくなり、伝送効率が向上する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、端末間通信のデータ送信を行う端末装置UE1が用いるリソースの第1、2実施形態と異なる決定方法を説明する。基地局装置eNBと端末装置UE1と端末装置UE2、3は前実施形態と同様であり、それぞれ図2、図3、図7と同一の構成となるため、説明は省略する。ただし、信号割当部306−1〜306−Mのリソース決定方法が異なる。
本発明の第3の実施形態では、端末間通信のデータ送信を行う端末装置UE1が用いるリソースの第1、2実施形態と異なる決定方法を説明する。基地局装置eNBと端末装置UE1と端末装置UE2、3は前実施形態と同様であり、それぞれ図2、図3、図7と同一の構成となるため、説明は省略する。ただし、信号割当部306−1〜306−Mのリソース決定方法が異なる。
本発明に係る端末間通信用のリソースを示す一例を図11に示す。本実施形態の例では、複数の端末間通信のデータがFDMではなく、TDM(Time Division Multiplexing)で多重される場合である。端末間通信用の周波数リソースがNd2d_st=3、Nd2d_ed=6とし、図11の例では、1番目から3番目のOFDMシンボルが1番目の端末間通信用のリソースであり、4番目から6番目のOFDMシンボルが2番目のリソース、7番目から9番目のOFDMシンボルが3番目のリソース、10〜12番目のOFDMシンボルが4番目のリソースとしている。この場合、13、14番目のOFDMシンボルが余るため、図11の例ではこれらのOFDMシンボルだけFDM多重としているが、QoS(Quality of Service)や伝送の優先度に応じて割り当てるリソース量を可変とできる様に特定の端末間通信用に使用しても良い。この場合は、基地局装置が優先度などを考慮して、リソースの多くなるD−RNTIを割り当てる端末装置を決定する。
本実施形態では、OFDMシンボル単位でリソースを割り当てたが、サブフレーム単位としても良く、D−RNTIより端末間通信をするリソースを決定しても良い。
以上により、本実施形態では端末間通信のデータ送信を行う端末装置が端末間通信用のIDに基づいて端末検知用信号を生成して送信し、さらに端末装置が端末間通信用のIDに基づいてリソースを決定し、データをリソースに配置して送信する。その結果、端末間通信のデータ送信を行う端末装置もしくは基地局装置は、端末間通信に用いるリソースをデータ受信する端末装置に通知する必要がなくなる。そのため、リソースの通知に要するオーバヘッドがなくなり、伝送効率が向上する。
(第4の実施形態)
第1〜3の実施形態では、端末間通信に用いるリソースはRBG単位で割当てが決まっていたが、本実施形態ではサブキャリア単位で決定する。基地局装置eNBと端末装置UE1と端末装置UE2、3は前実施形態と同様であり、それぞれ図2、図3、図7と同一の構成となるため、説明は省略する。ただし、信号割当部306−1〜306−Mのリソース決定方法が異なる。
第1〜3の実施形態では、端末間通信に用いるリソースはRBG単位で割当てが決まっていたが、本実施形態ではサブキャリア単位で決定する。基地局装置eNBと端末装置UE1と端末装置UE2、3は前実施形態と同様であり、それぞれ図2、図3、図7と同一の構成となるため、説明は省略する。ただし、信号割当部306−1〜306−Mのリソース決定方法が異なる。
本実施形態では、図6のようにRBGインデックスNd2d_stからNd2d_edまでが端末間通信に用いることが可能なリソースとする。本実施形態の一例では、RBG#Nd2d_st〜Nd2d_edに含まれるサブキャリア数をNSCとする。図12は、本発明に係る端末間通信用のリソースを示す一例である。同図では、横軸は時間であり、OFDMシンボルインデックスを示している。縦軸は周波数であり、前実施形態とはサブキャリアインデックスを示している。ここで、同図は簡単のため、端末間通信用に使用可能なサブキャリアのみを図示している。
本実施形態では、端末間通信を行う端末装置は、くしの歯状に信号を配置するDistributed DFT−S−OFDMによるデータ伝送を行う。そのため、端末装置はD−RNTIに基づいて、データを配置するサブキャリアを決定する。端末装置がD−RNTIよりデータを配置するサブキャリアの決定方法一例は、Nsub=Q+1+nFである。ただし、nは正の整数であり、FはDistributed DFT−S−OFDMの使用するサブキャリアの間隔であり、Q=D−RNTI mod Fであり、Nsub<NSCを満たす。この様に配置することで、PAPR(Peak to Average Power Ratio)特性を劣化させることなく、周波数ダイバーシチを獲得でき、伝送特性が向上する。
本実施形態における参照信号多重部307−1〜307−Mでは、すべてのOFDMシンボルで同一のサブキャリアを使用するため、特定のOFDMシンボルにDMRSを配置すれば良い。例えば、4番目と11番目のOFDMシンボルではDMRSを送信するなどである。
以上により、本実施形態では端末間通信のデータ送信を行う端末装置が端末間通信用のIDに基づいて端末検知用信号を生成して送信し、さらに端末装置が端末間通信用のIDに基づいてリソースを決定し、データをリソースに配置して送信する。その結果、端末間通信のデータ送信を行う端末装置もしくは基地局装置は、端末間通信に用いるリソースをデータ受信する端末装置に通知する必要がなくなる。そのため、リソースの通知に要するオーバヘッドがなくなり、伝送効率が向上する。
なお、上述した実施形態に係る端末装置、基地局装置の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置又は基地局装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態に係る端末装置又は基地局装置の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。端末装置又は基地局装置の各機能ブロックは個別にプロセッサ化しても良いし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
101…DL信号生成部
102…制御情報多重部
103…参照信号多重部
104…IFFT部
105…送信処理部
106…送信アンテナ
107…受信アンテナ
108…UL制御情報受信部
109…DL制御情報生成部
110…参照信号生成部
200…セルラ送受信部
201…UL制御信号生成部
202…送信処理部
203…送信アンテナ
204…受信アンテナ
205…DL信号受信部
206…制御情報検出部
207…DLデータ検出部
210…端末間通信送信部
211…端末間通信信号生成部
212−1〜212−M…送信処理部
213−1〜213−M…送信アンテナ
214…端末検知用信号生成部
215…送信処理部
216…送信アンテナ
301…S/P部
302−1〜302−M…符号化部
303−1〜303−M…変調部
304−1〜304−M…DFT部
305…プリコーディング部
306−1〜306−M…信号割当部
307−1〜307−M…参照信号多重部
308−1〜308−M…IFFT部
309…参照信号生成部
310…制御情報抽出部
401−1〜401−N…受信アンテナ
402−1〜402−N…受信処理部
403−1〜403−N…FFT部
404−1〜404−N……端末検知用信号分離部
405−1〜405−N……参照信号分離部
406−1〜406−N……割当信号抽出部
407…受信信号分離部
408…伝搬路推定部
409…識別子検出部
4071…MIMO分離部
4072−1〜4072−M…IDFT部
4073−1〜4073−M…復調部
4074−1〜4074−M…復号部
4075…P/S部
102…制御情報多重部
103…参照信号多重部
104…IFFT部
105…送信処理部
106…送信アンテナ
107…受信アンテナ
108…UL制御情報受信部
109…DL制御情報生成部
110…参照信号生成部
200…セルラ送受信部
201…UL制御信号生成部
202…送信処理部
203…送信アンテナ
204…受信アンテナ
205…DL信号受信部
206…制御情報検出部
207…DLデータ検出部
210…端末間通信送信部
211…端末間通信信号生成部
212−1〜212−M…送信処理部
213−1〜213−M…送信アンテナ
214…端末検知用信号生成部
215…送信処理部
216…送信アンテナ
301…S/P部
302−1〜302−M…符号化部
303−1〜303−M…変調部
304−1〜304−M…DFT部
305…プリコーディング部
306−1〜306−M…信号割当部
307−1〜307−M…参照信号多重部
308−1〜308−M…IFFT部
309…参照信号生成部
310…制御情報抽出部
401−1〜401−N…受信アンテナ
402−1〜402−N…受信処理部
403−1〜403−N…FFT部
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405−1〜405−N……参照信号分離部
406−1〜406−N……割当信号抽出部
407…受信信号分離部
408…伝搬路推定部
409…識別子検出部
4071…MIMO分離部
4072−1〜4072−M…IDFT部
4073−1〜4073−M…復調部
4074−1〜4074−M…復号部
4075…P/S部
Claims (5)
- 端末間通信のデータを伝送する端末装置であって、
基地局装置より割り当てられた端末間通信用の識別子を含む端末検知用信号の送信と、端末間通信のデータ伝送を行う端末間通信送信部を有し、
前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いる周波数リソースを算出し、前記周波数リソースにデータ信号を割り当てて送信することを特徴とする端末装置。 - 前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子とOFDMシンボル番号またはサブフレーム番号に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いる周波数リソースを算出し、前記周波数リソースにデータ信号を割り当てて送信することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
- 前記端末間通信送信部は、端末間通信に使用可能な帯域幅に応じて、DMRSを送信するOFDMシンボル番号または1サブフレーム内に送信するDMRSの数を変えることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
- 前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送をするOFDMシンボル番号もしくはサブフレーム番号を算出し、前記サブフレーム番号でのみ端末間通信のデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
- 前記端末間通信送信部は、前記端末検知用信号に含まれる前記識別子に基づいて端末間通信のデータ伝送に用いるサブキャリアを算出し、Distributed DFT−S−OFDMで端末間通信のデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013232036A JP2015095669A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013232036A JP2015095669A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 端末装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=53197831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013232036A Pending JP2015095669A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113891288A (zh) * | 2016-04-11 | 2022-01-04 | 株式会社Ntt都科摩 | 终端以及终端的通信方法 |
JP2022511253A (ja) * | 2018-08-10 | 2022-01-31 | オッポ広東移動通信有限公司 | サイドリンクチャネルの構成方法、端末デバイス及びネットワークデバイス |
-
2013
- 2013-11-08 JP JP2013232036A patent/JP2015095669A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113891288A (zh) * | 2016-04-11 | 2022-01-04 | 株式会社Ntt都科摩 | 终端以及终端的通信方法 |
CN113891288B (zh) * | 2016-04-11 | 2023-07-21 | 株式会社Ntt都科摩 | 终端以及终端的通信方法 |
JP2022511253A (ja) * | 2018-08-10 | 2022-01-31 | オッポ広東移動通信有限公司 | サイドリンクチャネルの構成方法、端末デバイス及びネットワークデバイス |
JP7335949B2 (ja) | 2018-08-10 | 2023-08-30 | オッポ広東移動通信有限公司 | サイドリンクチャネルの構成方法、端末デバイス及びネットワークデバイス |
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