JP2015095263A - 情報共有システム、車載診断端末、及び表示端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の車載診断端末10、及び、1または複数の表示端末20を備え、端末10,20同士の無線通信により、車載診断端末10が搭載された電動車両EVに関する診断情報を共有する情報共有システム1であって、端末10,20は、他の端末10,20からデータセットDSを取得した記憶時刻C1,C2から所定時間T1,T2を経過しているか否かを判断する第1判断部S7,S8,第2判断部S34,S35を有し、経過している場合には、新しくデータセットDSを取得して他車データ記憶部15B,データ記憶部25Aへの記憶を行い、経過していない場合には、無線通信可能な端末10,20の通信部13,23との無線通信を新たに確立する。
【選択図】図4
Description
このように、基地局やその他の中央集中管理システムへ情報を集約させるシステムの場合には、車両に取り付けられた遠隔装置と基地局その他の管理システムとの間で直接、無線通信できないと、情報を取得できなかった。
しかしながら、端末同士で無線通信を行うシステムにおいては、既に診断情報を得た端末同士が、時間がさほど経たない時点で再び通信を行って診断情報をやりとりしても、新たな情報は得られない一方、他の端末との通信による新たな診断情報の入手が遅れることとなる。
車載診断端末では、自身の他車データ記憶部に記憶されている他車データセットを、無線通信により、他の端末(当該車載診断端末以外の端末)に記憶されている新しいデータセットによって順次更新する。また、表示端末でも、データ記憶部に記憶されているデータセットを、他の端末(当該表示端末以外の端末)に記憶されている新しいデータセットによって順次更新する。このため、直接は無線通信できない端末が有する診断情報を含むデータセットを、他の端末を介して取得し共有することができるなど、各端末は、各車載診断端末が取得した診断情報を含むデータセットを、直接または間接に取得し共有することができる。かくして、電動車両に関する診断情報を各端末で共有する情報共有システムを構成できる。しかも、表示端末では、取得した診断情報を表示器に表示することができる。
また、診断情報としては、例えば、電動車両の電池(バッテリ)の充電状態(SOC)や電池の温度のほか、タイヤの空気圧が挙げられる。
また、このシステムで用いる通信部によるピアツーピアの無線通信としては、例えば、IEEE 802.11無線LAN規格におけるアドホックモードと呼ばれる動作モードや、Wi−Fiアライアンスが策定したWi−Fiダイレクト(商標名)と呼ばれる通信規格に従った無線通信が挙げられる。
また、表示端末としては、タブレット端末や、PC端末が挙げられる。
加えて、この車載診断端末は、同一の端末から、第1所定時間内にデータセットを繰り返し取得することなく、通信可能な端末との無線通信を新たに確立する。これにより、情報共有システムにおいて、この車載診断端末と他の端末との間の無駄な通信を削減し、新たな診断情報の入手を図ることができる。
加えて、この表示端末は、同一の端末から、第2所定時間内にデータセットを繰り返し取得することなく、通信可能な端末との無線通信を新たに確立する。これにより、情報共有システムにおいて、この表示端末と他の端末との間の無駄な通信を削減し、新たな診断情報の入手を図ることができる。
図1は、本実施形態に係る車載診断端末である車載診断ユニット10、及び、これを搭載した電動車両であるカートEVの概略構成を示す。また、図2は、本実施形態に係る表示端末であるタブレット端末20の概略構成を示し、図3は、複数のカートEV(EVA,EVB,EVC,EVD,EVE)にそれぞれ搭載された車載診断ユニット10(10A,10B,10C,10D,10E)と、複数のタブレット端末20(20A,20B)とを有する本実施形態に係る情報共有システム1の概略構成を示す。なお、以下では、車載診断ユニット10とタブレット端末20を総称して、端末10,20とも称する。
また、このカートEV(EVA,・・・)にそれぞれ搭載された車載診断ユニット10は、主回路部11と、SOC測定部12と、無線通信部13とを備えている。このうち、主回路部11は、マイクロプロセッサ16のほか、このマイクロプロセッサ16のバスに接続されたローカル時計14、メモリ15、及びSOC測定部12と接続するためのインターフェース回路17を備えている。なお、無線通信部13も、マイクロプロセッサ16のバスに接続されている。
また、無線通信部13は、所定の通信規格に従って(本実施形態では、具体的には、Wi−Fiダイレクト(商標名)により)、当該車載診断ユニット10以外の端末10,20(他の車載診断ユニット10またはタブレット端末20)との間で、ピアツーピアの無線通信を行う無線通信モジュールである。
また、ローカル時計14は、情報共有システム1内で統一された所定時間間隔(1秒間隔)でカウントアップするカウンタ14Cを含み、このカウンタ14Cは、情報共有システム1内(すべての車載診断ユニット10及びタブレット端末20)で統一された所定タイミングからカウントをスタートしたカウント値を有している。これにより、ローカル時計14は、情報共有システム1内で統一され、かつ、この情報共有システム1内でのみで用いられるローカル時間として、カウンタ14Cのカウント値が刻まれる。
なお、自車データセットDSI及び他車データセットDSOは、メモリ15の自車データ記憶部15A及び他車データ記憶部15Bにデータファイル形式で保存される。
なお、このタブレット端末20は、市販のタブレット端末に、情報共有システム1を構成するための専用のソフトウェアを組み込んだものであり、無線通信部23は、車載診断ユニット10の無線通信部13と同様に、所定の通信規格に従って(本実施形態では、Wi−Fiダイレクト(商標名)により)、当該タブレット端末20以外の端末10,20(車載診断ユニット10または他のタブレット端末20)との間で、ピアツーピアの無線通信を行う。
これにより、図3に示す情報共有システム1内において、カートEV(EVA,EVB,・・・)にそれぞれ搭載された車載診断ユニット10(10A,10B,・・・)、及びタブレット端末20(20A,20B)は、それぞれの無線通信部13,23を通じて、ピアツーピアの無線通信可能な近隣の端末10,20から、自身のメモリ15,25(自車データ記憶部15A,他車データ記憶部15B,データ記憶部25A)に、カートEV(EVA,・・・)に関する診断情報を含むカートEVについてのデータセットDSを取得する。そして、このようなデータセットDSの取得をシステム1内全体の端末10,20が相互に繰り返すことにより、例えば、タブレット端末20Bにおいて、直接無線通信できないカートEVA,EVBのユニット(10A,10B)の診断情報を含むデータセットも、タブレット端末20Bで取得し、共有することができる。このように、システム1内の端末10,20が、それぞれ自身及び他の端末10,20のデータセットを更新しつつ共有することができる。
図4は、車載診断ユニット10のマイクロプロセッサ16におけるデータセット取得に関する動作を示すフローチャートである。
マイクロプロセッサ16が動作を開始すると、まず、ステップS1で、無線通信部13及びSOC測定部12の初期設定を行う。なお、予め情報共有システム1内で統一されたローカル時間を刻むローカル時計14のカウンタ14Cは、図示しないバックアップ電池により、常時カウントアップを行っている。
次いで、ステップS2では、自車データセットDSI及び他車データセットDSOを記憶するための初期データファイルを生成して、メモリ15(自車データ記憶部15A及び他車データ記憶部15B)に保存する。
次いで、ステップS3では、SOC測定のための所定の待ち時間TW1(本実施形態では、3分)が経過したか否かを判断する。待ち時間TW1が経過している場合(Yes)には、ステップS4に進み、待ち時間TW1が経過していない場合(No)には、ステップS6に進む。
次いで、ステップS5では、取得したSOCの測定値(診断情報)、この測定値を取得した時点のローカル時間における取得時刻CA(ローカル時計14のカウンタ14Cのカウント値)、及び、無線通信部13のMACアドレスである固有識別子IDを含むデータセットDSを、メモリ15の自車データ記憶部15Aに記憶する。そして、ステップS5を終了すると、ステップS3に戻る。これにより、一定周期(=3分)でバッテリBTのSOC測定が行われる。
ステップS11では、確立している無線通信を解除し、その後、ステップS3に戻り、再び、ステップS3以下の動作を繰り返す。
すなわち、ステップS3に戻った後、ステップS6に進むと、再び、自身の無線通信部13と無線通信可能な他の端末10,20(他の車載診断ユニット10またはタブレット端末20)の無線通信部13,23の有無を新たに探索し、発見した端末10,20の無線通信部13,23との無線通信を新たに確立する。但し、この無線通信を確立した端末10,20が、第1所定時間T1(=5分)以内にデータセットDSを取得した相手方の端末10,20であった場合には、前回のデータセットDSの取得から時間の経過が少なく、データセットDSに新たな診断情報(SOCの測定値)が含まれている可能性は低い。そこで、既にデータセットDSを取得した端末10,20については、第1所定時間T1が経過するまで、一旦ステップS6で無線通信を確立しても、データセットDSを取得せずに、確立している無線通信を解除する(ステップS11)。
これにより、同一の端末10,20から、第1所定時間T1内にデータセットDSを繰り返し取得することがないので、無駄な通信を削減することができる。また、新たな診断情報の入手を図るべく、早期に再度ステップS6に戻り、無線通信可能な端末10,20の無線通信部13,23を探索して、無線通信を新たに確立することができる。
まず、ステップS101では、図4のステップS9で、他の端末10,20から取得したデータセットDS(DS1,DS2,・・・)のうち、1つのデータセットDSx中の固有識別子IDxを確認する。
そして、続くステップS102では、固有識別子IDxが自身の他車データ記憶部15Bに記憶されているデータセットDSに含まれているか否か、すなわち、固有識別子IDxが他車データ記憶部15Bに記憶されているか否かを判断する。
また、ステップS105で、取得時刻CAxが新しくない場合(CAx≦CA:No)には、ステップS106の他車データセットDSOの更新及びステップS107の第1記憶時刻C1の更新を行わず、ステップS108に進む。
そして、このような処理が各車載診断ユニット10(10A,10B,・・・)で行われることにより、情報共有システム1において、各車載診断ユニット10(10A,10B,・・・)についてのSOCの測定値(診断情報)の共有が行われる。
図7は、タブレット端末20のマイクロプロセッサ26におけるデータセット取得に関する動作を示すフローチャートである。
マイクロプロセッサ26が動作を開始すると、まず、ステップS31で、無線通信部23の初期設定を行う。なお、予め情報共有システム1内で統一されたローカル時間を刻むローカル時計24のカウンタ24Cは、図示しないバックアップ電池により、常時カウントアップを行っている。
次いで、ステップS32では、データセットDSを記憶するための初期データファイルを生成して、メモリ25(データ記憶部25A)に保存する。
なお、このとき無線通信の相手方の端末10,20は、前述したように、図6に示すデータセット送信処理ルーチンを実行している。
続いてステップS37に進み、図8に示すデータセット記憶処理ルーチンを実行する。そして、このデータセット記憶処理ルーチンを実行した後は、ステップS38に進む。
ステップS38では、確立している無線通信を解除し、その後、ステップS33に戻り、再び、ステップS33以下の動作を繰り返す。
すなわち、ステップS33に戻ると、再び、自身の無線通信部23と無線通信可能な他の端末10,20(車載診断ユニット10または他のタブレット端末20)の無線通信部13,23の有無を新たに探索し、発見した端末10,20の無線通信部13,23との無線通信を新たに確立する。但し、この無線通信を確立した端末10,20が、第2所定時間T2(=5分)以内にデータセットDSを取得した相手方の端末10,20であった場合には、前回のデータセットDSの取得から時間の経過が少なく、データセットDSに新たな診断情報(SOCの測定値)が含まれている可能性は低い。そこで、既にデータセットDSを取得した端末10,20については、第2所定時間T2が経過するまで、一旦ステップS33で無線通信を確立しても、データセットDSを取得せずに、確立している無線通信を解除する(ステップS38)。
これにより、同一の端末10,20から、第2所定時間T2内にデータセットDSを繰り返し取得することがないので、無駄な通信を削減することができる。また、新たな診断情報の入手を図るべく、早期に再度ステップS33に戻り、無線通信可能な端末10,20の無線通信部13,23を探索して、無線通信を新たに確立することができる。
まず、ステップS371では、図7のステップS36で、他の端末10,20から取得したデータセットDS(DS1,DS2,・・・)のうち、1つのデータセットDSx中の固有識別子IDxを確認する。
そして、続くステップS372では、固有識別子IDxが自身のデータ記憶部25Aに記憶されているデータセットDSに含まれているか否か、すなわち、固有識別子IDxがデータ記憶部25Aに記憶されているか否かを判断する。
また、ステップS375で、取得時刻CAxが新しくない場合(CAx≦CA:No)には、ステップS376のデータセットDSxの更新及びステップS377の第2記憶時刻C2の更新を行わず、ステップS378に進む。
そして、このような処理が各タブレット端末20(20A,20B)で行われることにより、このタブレット端末20によっても、各車載診断ユニット10のSOCの測定値(診断情報)の共有が行われる。さらに、各タブレット端末20は、取得した各カートEVに関する診断情報を、自身の液晶ディスプレイ28に表示する。これにより、タブレット端末20を用いて、各カートEVのバッテリBTについて、SOCを確認し、カートEVの管理に用いることができる。
また、タブレット端末20が表示端末に相当する。このうち、液晶ディスプレイ28が表示器に相当し、無線通信部23が通信部及び第2通信部に相当する。さらに、カウンタ24Cを含むローカル時計24が第2計時部に相当する。
また、タブレット端末20のうち、ステップS33を実行しているマイクロプロセッサ26が第2探索部を含む第2通信確立部に相当する。さらに、ステップS373を実行しているマイクロプロセッサ26が第2新規記憶部に、ステップS376を実行しているマイクロプロセッサ26が第2更新記憶部に、ステップS377を実行しているマイクロプロセッサ26が第2時刻記憶部に、それぞれ相当する。さらに、ステップS34,S35を実行しているマイクロプロセッサ26が第2判断部に相当する。
車載診断ユニット10では、自身の他車データ記憶部15Bに記憶されている他車データセットDSOを、無線通信により、他の端末(当該車載診断ユニット10以外の端末)10,20に記憶されている新しいデータセットDSによって順次更新する。また、タブレット端末20でも、データ記憶部25Aに記憶されているデータセットDSを、他の端末(当該タブレット端末20以外の端末)10,20に記憶されている新しいデータセットDSによって順次更新する。このため、直接は無線通信できない端末10,20が有する診断情報を含むデータセットDSを、他の端末10,20を介して取得し共有することができるなど、各端末10,20は、各車載診断ユニット10が取得した診断情報を含むデータセットDSを、直接または間接に取得し共有することができる。これにより、端末10,20同士の通信によってカートEVに関する診断情報を共有する情報共有システム1が構成される。
また、タブレット端末20では、車載診断ユニット10の診断情報を液晶ディスプレイ28(表示器)に表示することができる。
これにより、端末10,20同士の無駄な通信を削減し、新たな診断情報の入手を図る情報共有システムとすることができる。
これにより、タブレット端末20は、他のタブレット端末20が記憶しているデータセットDSも取得することができるので、データセットDSの情報を、タブレット端末20を含む各端末10,20から他の端末10,20にさらに容易に拡散させ、共有を進めることができる。
加えて、この車載診断ユニット10は、同一の端末10,20から、第1所定時間T1内にデータセットDSを繰り返し取得することなく、通信可能な端末10,20との無線通信を新たに確立する。これにより、情報共有システム1において、この車載診断ユニット10と他の端末10,20との間の無駄な通信を削減し、新たな診断情報の入手を図ることができる。
加えて、このタブレット端末20も、同一の端末10,20から、第2所定時間T2内にデータセットDSを繰り返し取得することなく、通信可能な端末10,20との無線通信を新たに確立する。これにより、情報共有システム1において、このタブレット端末20と他の端末10,20との間の無駄な通信を削減し、新たな診断情報の入手を図ることができる。
次に、上述の実施形態の第1の変形形態について、図9〜図12のフローチャートを参照して説明する。本変形形態1は、情報共有システム1の全体構成等については、図1〜図3に示した実施形態と同じであるが、車載診断ユニット10のマイクロプロセッサ16及びタブレット端末20のマイクロプロセッサ26の処理動作の一部が、実施形態と異なる。そこで、以下では、実施形態と同様の部分については、説明を省略あるいは簡略化し、本変形形態1に係る情報共有システム1を構成する車載診断ユニット10及びタブレット端末20の動作の詳細について、実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図9,図10は、本変形形態1に係る車載診断ユニット10のマイクロプロセッサ16におけるデータセット取得に関する動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいて、実施形態と同様の処理を行うステップについては、図4のフローチャートと同じステップ番号を付してある。
ステップS2でも、実施形態と同様、初期データファイルを生成して、メモリ15(自車データ記憶部15A及び他車データ記憶部15B)に保存する。
次いで、ステップS3では、SOC測定のための所定の待ち時間TW1(本変形形態1では、3分)が経過したか否かを判断する。待ち時間TW1が経過している場合(Yes)には、実施形態と同様、ステップS4に進んで、バッテリBTのSOCを測定し、ステップS5で、取得したSOCの測定値(診断情報)を含むデータセットDSを、メモリ15の自車データ記憶部15Aに記憶する。そして、ステップS5を終了すると、ステップS3に戻り、一定周期(本例では3分)でバッテリBTのSOC測定を繰り返す。
次いで、ステップS62で、探索により発見した無線通信可能な端末10,20の無線通信部13,23について、そのサービスセット識別子(以下、SSIDともいう)の一覧であるSSIDリストを作成する。
そして、続くステップS8では、現在の時刻が、第1記憶時刻C1から第1所定時間T1(本変形形態1では、T1=5分)以上経過しているか否かを判断する。第1所定時間T1以上経過している場合(Yes)には、ステップS9に進む。一方、第1所定時間T1が経過していない場合(No)には、ステップS9,S10をスキップして、ステップS11に進む。
そして、ステップS10に進み、図5の他車データセット記憶処理ルーチンを実行した後、ステップS11に進む。
ステップS63では、SSIDリスト中の未確立端末10,20(第1未確立端末)の有無を再度判断する。SSIDリスト中に未確立端末10,20が無い場合(No)には、ステップS3に戻り、ステップS61で、再度、無線通信可能な端末10,20を探索し、ステップS62でSSIDリストを新たに作成する。一方、ステップS63で未確立端末10,20が有る場合(Yes)には、ステップS64に進み、未確立端末10,20(第1未確立端末)のうちの1つの端末10,20(第1選択端末)を新たに選択し、ステップS65以降の処理を再度実行する。
図11,図12は、本変形形態1に係るタブレット端末20のマイクロプロセッサ26におけるデータセット取得に関する動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいて、実施形態と同様の処理を行うステップについては、図7のフローチャートと同じステップ番号を付してある。
次いで、ステップS32では、データセットDSを記憶するための初期データファイルを生成して、メモリ25(データ記憶部25A)に保存する。
次いで、ステップS332で、探索により発見した無線通信可能な端末10,20の無線通信部13,23について、そのSSIDの一覧であるSSIDリストを作成する。
そして、続くステップS35では、現在の時刻が、第2記憶時刻C2から第2所定時間T2(本変形形態1では、T2=5分)以上経過しているか否かを判断する。第2所定時間T2以上経過している場合(Yes)には、ステップS36に進む。一方、第2所定時間T2が経過していない場合(No)には、ステップS36,S37をスキップして、ステップS38に進む。
そして、ステップS37に進み、図8のデータセット記憶処理ルーチンを実行した後、ステップS38に進む。
ステップS333では、SSIDリスト中の未確立端末10,20(第2未確立端末)の有無を再度判断する。SSIDリスト中に未確立端末10,20が無い場合(No)には、ステップS331に戻り、再度、無線通信可能な端末10,20を探索し、ステップS332で新たにSSIDリストを作成する。一方、未確立端末10,20が有る場合(Yes)には、ステップS334に進み、既存のSSIDリスト中の未確立端末10,20(第2未確立端末)のうちの1つの端末10,20(第2選択端末)を新たに選択し、ステップS335以降の処理を再度実行する。
また、タブレット端末20のうち、ステップS331,S332を実行しているマイクロプロセッサ26が第2リスト作成部に相当し、ステップS332で作成するSSIDリストが第2通信可能端末リストに相当する。さらに、ステップS333,S334を実行しているマイクロプロセッサ26が第2選択部に相当し、ステップS335を実行しているマイクロプロセッサ26が、第2確立部に相当する。
さらに、この情報共有システム1では、車載診断ユニット10は、無線通信を確立している端末10,20が、第1所定時間T1が経過していない端末10,20であった場合、既に作成されているSSIDリスト中に未確立端末10,20(第1未確立端末)が存在する場合には、この未確立端末10,20の中から新たな1つの端末10,20(第1選択端末)を選択して無線通信を新たに確立する。また、タブレット端末20は、無線通信を確立している端末10,20が、第2所定時間T2を経過していない端末10,20であった場合、既に作成されているSSIDリスト中に未確立端末10,20(第2未確立端末)が存在する場合には、この未確立端末10,20の中から新たな1つの端末10,20(第2選択端末)を選択して無線通信を新たに確立する。このため、新たな無線通信の相手方の端末10,20として、同一の端末10,20に繰り返し無線通信を確立することがないので、無駄な通信を削減できる上、異なる端末10,20との通信が早期に行われるので、データセットDSの情報を早期に拡散させ、共有を図ることができる。
さらに、実施形態の第2の変形形態について、図9,図11,図13,図14のフローチャートを参照して説明する。本変形形態2は、車載診断ユニット10のマイクロプロセッサ16及びタブレット端末20のマイクロプロセッサ26の処理動作の流れを、変形形態1と一部異ならせたものであるが、各ステップにおける処理動作は、変形形態1と同様である。
一方、ステップS8でYesの場合には、ステップS9でデータセットDSの送信要求及び受信を行い、ステップS10で、他車データセット記憶処理ルーチンを実行した後、ステップS11で、確立している無線通信を解除する。そして、ステップS11の後、変形形態1と異なり、ステップS3に戻る(図9参照)。
一方、ステップS35でYesの場合には、車載診断ユニット10と同様、ステップS36からS38まで進んだ後、変形形態1と異なり、ステップS331に戻る(図11参照)。このステップS331では、再度、改めて無線通信可能な端末10,20を探索し、ステップS332でSSIDリストを新たに作成する。
例えば、実施形態等では、表示端末として、複数のタブレット端末20(20A,20B)を示したが、表示端末として、固定のパーソナルコンピュータ端末を含めることもできる。
これに対し、システム内に、タブレット端末20,PC端末などの表示端末を1台のみ有する、従って、表示端末(タブレット端末20)同士の通信が存在しないシステムとしても良い。
また、実施形態等では、共通時間の設定にあたり、情報共有システム1において独自に設定し、端末10,20に設けたローカル時計14,24を用いた。しかし、共通時間の設定にあたっては、GPS衛星などの衛星の有する時計やインターネット上の時刻サイトから取得する時刻を用いて設定しても良い。
また、実施形態等では、端末10,20の無線通信部13,23が、Wi−Fiダイレクトにより、ピアツーピアの無線通信を行ったが、IEEE 802.11無線LAN規格の動作モードであるアドホックモードなど、ピアツーピアの無線通信が可能なその他の通信規格を用いても良い。
EV,EVA,EVB,EVC,EVD,EVE カート(電動車両)
BT バッテリ(電池)
10,10A,10B,10C,10D,10E 車載診断ユニット(車載診断端末,端末)
12 SOC測定部(診断情報取得部,SOC情報取得部)
13 無線通信部(通信部,第1通信部)
14 ローカル時計(第1計時部)
14C カウンタ
15 メモリ
15A 自車データ記憶部
15B 他車データ記憶部
16 マイクロプロセッサ
20,20A,20B タブレット端末(表示端末,端末)
22 液晶ディスプレイ(表示器)
23 無線通信部(通信部,第2通信部)
24 ローカル時計(第2計時部)
24C カウンタ
25 メモリ
25A データ記憶部
26 マイクロプロセッサ
DS データセット
DSI 自車データセット
DSO 他車データセット
ID 固有識別子
CA 取得時刻
C1 第1記憶時刻
T1 第1所定時間
C2 第2記憶時刻
T2 第2所定時間
S6 第1探索部,第1通信確立部
S103 第1新規記憶部
S106 第1更新記憶部
S107 第1時刻記憶部
S7,S8 第1判断部
S33 第2探索部,第2通信確立部
S373 第2新規記憶部
S376 第2更新記憶部
S377 第2時刻記憶部
S34,S35 第2判断部
S61,S62 第1リスト作成部(第1通信確立部)
S63,S64 第1選択部(第1通信確立部)
S65 第1確立部(第1通信確立部)
S331,S332 第2リスト作成部(第2通信確立部)
S333,S334 第2選択部(第2通信確立部)
S335 第2確立部(第2通信確立部)
Claims (10)
- ピアツーピアの無線通信を行う通信部を有する端末である、複数の車載診断端末、及び、1または複数の表示端末、を備え、
上記車載診断端末は、
上記通信部である第1通信部、及び、自身が搭載された電動車両に関する診断情報を取得する診断情報取得部を有し、
上記表示端末は、
上記通信部である第2通信部、及び、上記車載診断端末が搭載された上記電動車両に関する上記診断情報を表示する表示器を有し、
上記通信部を用いた上記端末同士の無線通信により、上記車載診断端末が搭載された上記電動車両に関する上記診断情報を、上記車載診断端末及び上記表示端末で共有する
情報共有システムであって、
上記車載診断端末は、
上記情報共有システム内で統一された、共通の共通時間を刻む第1計時部と、
当該車載診断端末に固有に割り当てられた固有識別子、上記診断情報取得部で取得した上記診断情報、及び、上記診断情報の上記共通時間上での取得時刻を含むデータセットである自車データセットを記憶する自車データ記憶部と、
自身の上記第1通信部を通じて取得した、他の電動車両についての上記データセットである他車データセットを記憶する他車データ記憶部と、を有し、
上記表示端末は、
上記共通時間を刻む第2計時部と、
上記第2通信部を通じて取得した、上記電動車両についての上記データセットを記憶するデータ記憶部と、を有し、
上記車載診断端末は、
自身と無線通信可能な上記端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立する第1通信確立部と、
無線通信が確立されている上記端末である第1端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記他車データ記憶部に記憶されていない固有識別子を含むデータセットを、自身の上記他車データ記憶部に新規に記憶させる第1新規記憶部と、
上記第1端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記他車データ記憶部に記憶されている他車データセットと同じ固有識別子を含み、かつ、上記取得時刻が新しいデータセットを、自身の上記他車データ記憶部に更新して記憶させる第1更新記憶部と、
上記第1端末に記憶されたデータセットを自身の上記他車データ記憶部に記憶させる度に、記憶させたタイミングである上記共通時間上での第1記憶時刻を、上記第1端末別に、更新して記憶する第1時刻記憶部と、を有し、
上記表示端末は、
自身と無線通信可能な上記端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立する第2通信確立部と、
無線通信が確立されている上記端末である第2端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記データ記憶部に記憶されていない固有識別子を含むデータセットを、自身の上記データ記憶部に新規に記憶させる第2新規記憶部と、
上記第2端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記データ記憶部に記憶されているデータセットと同じ固有識別子を含み、かつ、上記取得時刻が新しいデータセットを、自身の上記データ記憶部に更新して記憶させる第2更新記憶部と、
上記第2端末に記憶されたデータセットを自身の上記データ記憶部に記憶させる度に、記憶させたタイミングである上記共通時間上での第2記憶時刻を、上記第2端末別に、更新して記憶する第2時刻記憶部と、を有し、
上記車載診断端末は、
上記第1通信確立部により、ピアツーピアの無線通信が確立した場合に、無線通信が確立されている上記第1端末について記憶していた上記第1記憶時刻から第1所定時間を経過しているか否かを判断する第1判断部を有し、
上記第1所定時間を経過している場合には、上記第1新規記憶部及び上記第1更新記憶部で、上記他車データ記憶部への記憶を行い、
上記第1所定時間を経過していない場合には、上記第1通信確立部で、当該車載診断端末と無線通信可能な上記端末の上記通信部との無線通信を新たに確立し、
上記表示端末は、
上記第2通信確立部により、ピアツーピアの無線通信が確立した場合に、無線通信が確立されている上記第2端末について記憶していた上記第2記憶時刻から第2所定時間を経過しているか否かを判断する第2判断部を有し、
上記第2所定時間を経過している場合には、上記第2新規記憶部及び上記第2更新記憶部で、上記データ記憶部への記憶を行い、
上記第2所定時間を経過していない場合には、上記第2通信確立部で、当該表示端末と無線通信可能な上記端末の上記通信部との無線通信を新たに確立する
情報共有システム。 - 請求項1に記載の情報共有システムであって、
前記車載診断端末の前記第1通信確立部は、
自身と無線通信可能な前記端末の前記通信部を探索する第1探索部を含み、
探索で発見した上記端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立し、
前記表示端末の前記第2通信確立部は、
自身と無線通信可能な上記端末の上記通信部を探索する第2探索部を含み、
探索で発見した上記端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立し、
上記車載診断端末は、
前記第1判断部において、前記第1所定時間を経過していないと判断された場合に、
上記第1探索部で、自身と無線通信可能な上記端末を新たに探索し、
上記表示端末は、
前記第2判断部において、前記第2所定時間を経過していないと判断された場合に、
上記第2探索部で、自身と無線通信可能な上記端末を新たに探索する
情報共有システム。 - 請求項1に記載の情報共有システムであって、
前記車載診断端末の前記第1通信確立部は、
自身と無線通信可能な前記端末の前記通信部を探索し、第1通信可能端末リストを作成する第1リスト作成部と、
上記第1通信可能端末リストに挙げられた第1通信可能端末のうち、上記第1通信可能端末リストの作成後に未だ無線通信の確立を行っていない第1未確立端末から1つの第1選択端末を選択する第1選択部と、
選択した上記第1選択端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立する第1確立部とを含み、
前記表示端末の前記第2通信確立部は、
自身と無線通信可能な上記端末の上記通信部を探索し、第2通信可能端末リストを作成する第2リスト作成部と、
上記第2通信可能端末リストに挙げられた第2通信可能端末のうち、上記第2通信可能端末リストの作成後に未だ無線通信の確立を行っていない第2未確立端末から1つの第2選択端末を選択する第2選択部と、
選択した上記第2選択端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立する第2確立部とを含み、
上記車載診断端末は、
前記第1判断部において、前記第1所定時間を経過していないと判断された場合に、
上記第1選択部で、上記第1未確立端末から新たな1つの上記第1選択端末を選択し、
上記表示端末は、
前記第2判断部において、前記第2所定時間を経過していないと判断された場合に、
上記第2選択部で、上記第2未確立端末から新たな1つの上記第2選択端末を選択する
情報共有システム。 - 請求項3に記載の情報共有システムであって、
前記車載診断端末は、
前記第1判断部において、前記第1所定時間を経過していると判断された場合にも、
前記他車データ記憶部への記憶を行った後に、前記第1選択部で、前記第1未確立端末から新たな1つの前記第1選択端末を選択し、
前記表示端末は、
前記第2判断部において、前記第2所定時間を経過していると判断された場合にも、
前記データ記憶部への記憶を行った後に、上記第2選択部で、上記第2未確立端末から新たな1つの前記第2選択端末を選択する
情報共有システム。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の情報共有システムであって、
前記表示端末を複数備え、
上記表示端末の前記第2通信確立部は、前記車載診断端末の前記第1通信部及び他の上記表示端末の前記第2通信部のいずれかと無線通信を確立する
情報共有システム。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の情報共有システムであって、
前記車載診断端末の前記診断情報取得部は、
前記自身が搭載された電動車両に搭載された電池の充電状態の情報を取得するSOC情報取得部を含む
情報共有システム。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の情報共有システムであって、
前記第1計時部及び前記第2計時部は、
いずれも、前記共通時間として、上記情報共有システム内でのみ用いられるローカル時間を刻む
情報共有システム。 - 請求項7に記載の情報共有システムであって、
前記第1計時部及び前記第2計時部は、それぞれ、
上記情報共有システム内で統一された所定時間間隔でカウントするカウンタを含み、
前記ローカル時間として、上記情報共有システムで統一された所定タイミングからカウントをスタートした上記カウンタのカウント値を用いる
情報共有システム。 - ピアツーピアの無線通信を行う通信部を有する端末である、複数の車載診断端末、及び、1または複数の表示端末、を備え、
上記車載診断端末は、
上記通信部である第1通信部、及び、自身が搭載された電動車両に関する診断情報を取得する診断情報取得部を有し、
上記表示端末は、
上記通信部である第2通信部、及び、上記車載診断端末が搭載された上記電動車両に関する上記診断情報を表示する表示器を有し、
上記通信部を用いた上記端末同士の無線通信により、上記車載診断端末が搭載された上記電動車両に関する上記診断情報を、上記車載診断端末及び上記表示端末で共有する
情報共有システムで用いる上記車載診断端末であって、
上記情報共有システム内で統一された、共通の共通時間を刻む第1計時部と、
当該車載診断端末に固有に割り当てられた固有識別子、上記診断情報取得部で取得した上記診断情報、及び、上記診断情報の上記共通時間上での取得時刻を含むデータセットである自車データセットを記憶する自車データ記憶部と、
自身の上記第1通信部を通じて取得した、他の電動車両についての上記データセットである他車データセットを記憶する他車データ記憶部と、
自身と無線通信可能な上記端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立する第1通信確立部と、
無線通信が確立されている上記端末である第1端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記他車データ記憶部に記憶されていない固有識別子を含むデータセットを、自身の上記他車データ記憶部に新規に記憶させる第1新規記憶部と、
上記第1端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記他車データ記憶部に記憶されている他車データセットと同じ固有識別子を含み、かつ、上記取得時刻が新しいデータセットを、自身の上記他車データ記憶部に更新して記憶させる第1更新記憶部と、
上記第1端末に記憶されたデータセットを自身の上記他車データ記憶部に記憶させる度に、記憶させたタイミングである上記共通時間上での第1記憶時刻を、上記第1端末別に、更新して記憶する第1時刻記憶部と、
上記第1通信確立部により、ピアツーピアの無線通信が確立した場合に、無線通信が確立されている上記第1端末について記憶していた上記第1記憶時刻から第1所定時間を経過しているか否かを判断する第1判断部と、を有し、
上記第1所定時間を経過している場合には、上記第1新規記憶部及び上記第1更新記憶部で、上記他車データ記憶部への記憶を行い、
上記第1所定時間を経過していない場合には、上記第1通信確立部で、当該車載診断端末と無線通信可能な上記端末の上記通信部との無線通信を新たに確立する
車載診断端末。 - ピアツーピアの無線通信を行う通信部を有する端末である、複数の車載診断端末、及び、1または複数の表示端末、を備え、
上記車載診断端末は、
上記通信部である第1通信部と、
自身が搭載された電動車両に関する診断情報を取得する診断情報取得部と、
上記情報共有システム内で統一された、共通の共通時間を刻む第1計時部と、
当該車載診断端末に固有に割り当てられた固有識別子、上記診断情報取得部で取得した上記診断情報、及び、上記診断情報の上記共通時間上での取得時刻を含むデータセットである自車データセットを記憶する自車データ記憶部と、
自身の上記第1通信部を通じて取得した、他の電動車両についての上記データセットである他車データセットを記憶する他車データ記憶部と、を有し、
上記表示端末は、
上記通信部である第2通信部、及び、上記車載診断端末が搭載された上記電動車両に関する上記診断情報を表示する表示器を有し、
上記通信部を用いた上記端末同士の無線通信により、上記車載診断端末が搭載された上記電動車両に関する上記診断情報を、上記車載診断端末及び上記表示端末で共有する
情報共有システムで用いる上記表示端末であって、
上記共通時間を刻む第2計時部と、
上記第2通信部を通じて取得した、上記電動車両についての上記データセットを記憶するデータ記憶部と、
自身と無線通信可能な上記端末の上記通信部とピアツーピアの無線通信を確立する第2通信確立部と、
無線通信が確立されている上記端末である第2端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記データ記憶部に記憶されていない固有識別子を含むデータセットを、自身の上記データ記憶部に新規に記憶させる第2新規記憶部と、
上記第2端末に記憶されたデータセットのうち、自身の上記データ記憶部に記憶されているデータセットと同じ固有識別子を含み、かつ、上記取得時刻が新しいデータセットを、自身の上記データ記憶部に更新して記憶させる第2更新記憶部と、
上記第2端末に記憶されたデータセットを自身の上記データ記憶部に記憶させる度に、記憶させたタイミングである上記共通時間上での第2記憶時刻を、上記第2端末別に、更新して記憶する第2時刻記憶部と、
上記第2通信確立部により、ピアツーピアの無線通信が確立した場合に、無線通信が確立されている上記第2端末について記憶していた上記第2記憶時刻から第2所定時間を経過しているか否かを判断する第2判断部と、を有し、
上記第2所定時間を経過している場合には、上記第2新規記憶部及び上記第2更新記憶部で、上記データ記憶部への記憶を行い、
上記第2所定時間を経過していない場合には、上記第2通信確立部で、当該表示端末と無線通信可能な上記端末の上記通信部との無線通信を新たに確立する
表示端末。
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