JP2015094150A - Method of manufacturing plate-like building material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、表面に化粧シートを貼着して板状建材を製造する方法に関する。 The present invention relates to a method of manufacturing a plate-shaped building material by sticking a decorative sheet on the surface.
従来より、床材や天井材、壁材等として用いられる板状建材の表面には、表面保護や意匠性等の観点から化粧シートが貼着されている。このような化粧シートの貼着方法としては、化粧シートを基材の表面から幅方向の両側端面に巻き込むように貼着して基材の表面及び幅方向の両側端面に化粧シートを一連状に貼着した後に、規定の長さ寸法に切断する方法が知られている。このような方法とすれば、切断された長手方向の両側端面には、一連状に化粧シートが貼着し難くなるという問題があった。
例えば、下記特許文献1では、各側面に雄実及び雌実が設けられた床材用基材に化粧シートを貼り合わせる床材の製造方法が提案されている。この製造方法は、床材用基材の長手方向の側面の雄実及び雌実に、上面にマスキングテープを貼った雄実用ジグ及び雌実用ジグをそれぞれ嵌合した状態で、床材用基材の表面及び狭巾方向の側面の上側へ化粧シートを巻き込み貼り付けを行う構成とされている。また、同製造方法は、各ジグの嵌合上面に設けた切断用凹部で化粧シートを切断し、各ジグを床材用基材から分離し、化粧シートを床材用基材の長手方向の上下側面の上側へ巻き込み貼り付けを行う構成とされている。
Conventionally, a decorative sheet has been attached to the surface of a plate-shaped building material used as a flooring material, a ceiling material, a wall material or the like from the viewpoint of surface protection, design properties, and the like. As a method for attaching such a decorative sheet, the decorative sheet is attached so as to be wound on both side end faces in the width direction from the surface of the base material, and the decorative sheets are formed in a series on the surface of the base material and on both side end faces in the width direction. A method of cutting to a specified length dimension after pasting is known. If it was such a method, there existed a problem that it became difficult to stick a decorative sheet in a series on the both ends of the cut longitudinal direction.
For example,
しかしながら、上記特許文献1に記載された貼着方法では、床材用基材とは別部材とされた雄実用ジグ及び雌実用ジグを床材用基材の雄実及び雌実にそれぞれ嵌合させる必要があり、更なる改善が望まれる。また、これら雄実用ジグ及び雌実用ジグを繰り返し使用すべく、マスキングテープの貼着及び剥離も行う必要があり、更なる改善が望まれる。
However, in the sticking method described in
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、表面及び四周側端面の少なくとも表面側部位に一連状に化粧シートを貼着可能でありながらも、製造効率を向上し得る板状建材の製造方法を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and is a plate-shaped building material that can improve manufacturing efficiency while being able to stick a decorative sheet in a series on at least the surface side portion of the surface and the four-circumferential side end surfaces. The object is to provide a manufacturing method.
上記目的を達成するために、本発明に係る板状建材の製造方法は、表面に化粧シートを貼着して板状建材を製造する方法であって、前記板状建材の一方向に沿う寸法よりも該一方向に大とされた基材の表面側に、該一方向に直交する他方向の全体に亘って該他方向に延びるように一方向の両側端面の表面側部位を構成する凹溝部を設ける凹溝部形成工程と、前記凹溝部を覆うように前記基材の表面及び他方向の両側端面の少なくとも表面側部位に一連状に前記化粧シートを貼着する第1貼着工程と、前記化粧シートの前記凹溝部を覆う部位を残すように、かつ前記一方向の両側端面の裏面側部位を形成するように加工を施す端面加工工程と、前記化粧シートの前記凹溝部を覆う部位を、前記一方向の両側端面の少なくとも表面側部位に貼着する第2貼着工程と、を備えていることを特徴する。 In order to achieve the above object, a manufacturing method of a plate-shaped building material according to the present invention is a method of manufacturing a plate-shaped building material by sticking a decorative sheet on the surface thereof, and a dimension along one direction of the plate-shaped building material. The concave portion constituting the surface side portion of both side end faces in one direction so as to extend in the other direction over the entire other direction orthogonal to the one direction on the surface side of the base material made larger in the one direction than A groove forming step for providing a groove, a first attaching step for attaching the decorative sheet in a series to at least the surface side portions of the surface of the substrate and both side end surfaces in the other direction so as to cover the groove, An end face processing step of processing so as to leave a portion covering the groove portion of the decorative sheet and forming a back surface portion of both end surfaces in the one direction, and a portion covering the groove portion of the decorative sheet. Affix to at least the surface side part of the both end faces in the one direction To characterized in that it comprises a second attaching step, the.
本発明においては、前記端面加工工程において、一方向の両側端部のうちの一方に雄実部を突出させるように設け、他方に雌実部を凹ませるように設け、前記凹溝部形成工程において、前記雄実部の表面の少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に前記化粧シートの貼着が可能となるように前記凹溝部を設け、前記第2貼着工程において、前記雄実部の表面の少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に前記化粧シートを貼着してもよい。
また、本発明においては、前記凹溝部形成工程において、前記板状建材の一方向の両側端部の表面側縁部に面取り部が形成されるように前記凹溝部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記凹溝部が設けられる前記基材は、前記一方向に沿う寸法が複数枚の前記板状建材に応じた寸法とされていてもよい。
In the present invention, in the end face processing step, the male real part is provided so as to protrude from one of both side end parts in one direction, and the female real part is provided in the other side so as to be recessed, In addition, in the second sticking step, the male part is provided in the second sticking step by providing the concave groove part so that the decorative sheet can be stuck in a series on at least the projecting direction proximal end part of the surface of the male part. The decorative sheet may be attached in a series to at least the base end side portion in the protruding direction of the surface of the surface.
Moreover, in this invention, you may provide the said ditch | groove part so that a chamfer may be formed in the surface side edge part of the both-sides edge part of the said plate-shaped building material in the said ditch | groove part formation process.
Moreover, in this invention, the said base material in which the said ditch | groove part is provided may be made into the dimension according to the said plate-shaped building materials in the dimension along the said one direction.
本発明に係る板状建材の製造方法は、上述のような構成としたことで、表面及び四周側端面の少なくとも表面側部位に一連状に化粧シートを貼着可能でありながらも、製造効率を向上させることができる。 The manufacturing method of the plate-shaped building material according to the present invention has the above-described configuration, so that the decorative sheet can be stuck in a series on at least the surface side portion of the surface and the four-side end surface, but the manufacturing efficiency is improved. Can be improved.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る板状建材の製造方法の一例及び同製造方法を用いて製造された板状建材の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1-3 is a figure which shows typically an example of the manufacturing method of the plate-shaped building material which concerns on this embodiment, and an example of the plate-shaped building material manufactured using the manufacturing method.
In some of the drawings, some of the detailed reference numerals attached to other drawings are omitted.
本実施形態に係る板状建材の製造方法は、図1〜図3に示すように、表面11に化粧シート2(2A)を貼着して板状建材1を製造する構成とされている。また、同製造方法は、板状建材1の一方向に沿う寸法よりも該一方向に大とされた基材10の表面11側に、該一方向に直交する他方向の全体に亘って該他方向に延びるように一方向の両側端面の表面側部位15,18を構成する凹溝部14,17を設ける凹溝部形成工程を備えている(図1(b)参照)。また、同製造方法は、凹溝部14,17を覆うように基材10Aの表面11及び他方向の両側端面の少なくとも表面側部位12,13に一連状に化粧シート2を貼着する第1貼着工程を備えている(図1(c)及び図2参照)。また、同製造方法は、化粧シート2の凹溝部14,17を覆う部位3,6を残すように、かつ一方向の両側端面の裏面側部位を形成するように加工を施す端面加工工程を備えている(図3(a)参照)。また、同製造方法は、化粧シート2Aの凹溝部14,17を覆う部位3,6を、一方向の両側端面の少なくとも表面側部位15,18に貼着する第2貼着工程を備えている(図3(b)参照)。
The manufacturing method of the plate-shaped building material which concerns on this embodiment is set as the structure which sticks the decorative sheet 2 (2A) to the
本実施形態に係る板状建材の製造方法を用いて製造された板状建材1は、本実施形態では、一方向に長尺な略矩形平板状とされている。つまり、本実施形態では、上記一方向を、長手方向とし、この一方向に直交する他方向を、短手(幅)方向としている。
この板状建材1は、例えば、住居等の建物の床材や天井材、壁材等に用いられるものとしてもよい。この板状建材1の長さ寸法や幅寸法、厚さ寸法等は、当該板状建材1が用いられる対象等に応じて適宜、設定するようにしてもよい。例えば、板状建材1を、本実施形態のように、床材とした場合には、1尺(303mm)×6尺(1818mm)程度の長尺板状体としてもよい。
In this embodiment, the plate-
This plate-
この板状建材1は、基材10Bと、この基材10Bの表面(厚さ方向一方面)11及び四周側端面の少なくとも表面側部位12,13,15,18に、後記するようにして貼着された化粧シート2Aと、を備えた構成とされている(図1(c)及び図3(b)参照)。
また、図3(b)に示すように、この板状建材1(基材10B)の長手方向両側端部のうちの一方の側端部には、突出するように雄実部16が設けられ、他方の側端部には、凹むように雌実部19が設けられている。また、この板状建材1(基材10B)の幅方向両側端部のうちの一方の側端部には、突出するように雄実部12aが設けられ、他方の側端部には、凹むように雌実部13aが設けられている(図1(b)参照)。
つまり、板状建材1は、四周側端部に実部12a,13a,16,19を設けた構成とされている。この板状建材1は、複数枚を長手方向及び幅方向に並べるようにして施工される。また、隣り合う板状建材1の雄実部12a,16と雌実部13a,19とが嵌め合わされるようにして実接合されて施工される。
This plate-
Moreover, as shown in FIG.3 (b), the
That is, the plate-
この板状建材1(基材10B)の幅方向一方の側端部に設けられた雄実部12aは、幅方向外方側に向けて突出するように設けられ、かつ長手方向の全体に亘って設けられている。また、この板状建材1(基材10B)の長手方向一方の側端部に設けられた雄実部16は、長手方向外方側に向けて突出するように設けられ、かつ幅方向の全体に亘って設けられている。これら板状建材1の幅方向一方の側端部の雄実部12a及び長手方向一方の側端部の雄実部16は、互いに同様の構成とされており、当該板状建材1を構成する基材10Bの厚さ方向略中央部に凸条状に設けられている。
また、この板状建材1(基材10B)の幅方向他方の側端部に設けられた雌実部13aは、幅方向内方側に向けて凹むように設けられ、かつ長手方向の全体に亘って設けられている。また、この板状建材1(基材10B)の長手方向他方の側端部に設けられた雌実部19は、長手方向内方側に向けて凹むように設けられ、かつ幅方向の全体に亘って設けられている。これら板状建材1の幅方向他方の側端部の雌実部13a及び長手方向他方の側端部の雌実部19は、互いに同様の構成とされており、当該板状建材1を構成する基材10Bの厚さ方向略中央部に凹溝状に設けられている。
The
Moreover, the female
つまり、本実施形態では、これら実部12a,13a,16,19を、いわゆる本実構造としている。図例では、これら実部12a,13a,16,19を、基材10Bの厚さ方向中央よりも僅かに裏面(厚さ方向他方面)側に位置するように設けた構成としている。
また、これら実部12a,13a,16,19は、隣り合う板状建材1の雄実部12a,16と雌実部13a,19とが実接合された状態で、対面される四周側端面の表面側部位同士が当接または近接対面するように形成されている。
図例では、雄実部16(12a)の表面16aを、基材10Bの表面11と略平行面状とし、雄実部16(12a)の先端面(突出方向先端面)を、表面16aに対して略直交面状とした例を示している。また、雄実部16(12a)の裏面を、先端面から基端側に向かうに従い表面11から離反するように傾斜する略傾斜面状とした例を示している。
また、図例では、雌実部19(13a)の溝幅方向(基材厚さ方向に沿う方向)両側及び溝底側を区画する両溝内側面及び溝底面を、それぞれが当接または近接対面される雄実部16(12a)の各面と略平行面状とした例を示している。
また、本実施形態では、雌実部19(13a)の両溝内側面のうちの表面側に位置する表面側溝内側面の開口縁側部位を、開口を拡開させるような面取り部とした例を示している。このような構成とすれば、雄実部16(12a)の嵌め入れ性を向上させることができる。なお、図例では、面取り部を、C面取り形状とした例を示しているが、R面取り形状としてもよい。
That is, in this embodiment, these
Moreover, these
In the illustrated example, the
Further, in the illustrated example, both the groove inner surface and the groove bottom surface defining the groove width direction (the direction along the base material thickness direction) both sides and the groove bottom side of the female real part 19 (13a) are in contact with or close to each other. An example in which each surface of the facing male part 16 (12a) is substantially parallel to each other is shown.
Moreover, in this embodiment, the example which made the opening edge side site | part of the surface side groove | channel inner side surface located in the surface side among both groove | channel inner side surfaces of the female real part 19 (13a) the chamfering part which expands opening is carried out. Show. If it is set as such a structure, the fitting property of the male part 16 (12a) can be improved. In the example shown in the figure, the chamfered portion has a C chamfered shape, but may have an R chamfered shape.
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、板状建材1の長手方向両側端部の表面側縁部に、面取り部を設けた構成としている。この面取り部は、板状建材1の幅方向の全体に亘って設けられている。また、図示を省略しているが、板状建材1の幅方向両側端部の表面側縁部にも、同様の面取り部が長手方向の全体に亘って設けられている。なお、図例では、これら面取り部を、C面取り形状とした例を示しているが、R面取り形状としてもよい。
この板状建材1を構成する基材10Bの四周の表面側縁部には、当該板状建材1の四周表面側縁部の面取り部を構成する面取り部15a,18a(雄実側面取り部15a及び雌実側面取り部18a)が設けられている。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG.3 (b), it is set as the structure which provided the chamfering part in the surface side edge part of the longitudinal direction both ends of the plate-shaped
The
また、本実施形態では、板状建材1は、図3(b)に示すように、化粧シート2Aを、基材10Bの四周側端面の裏面側部位には貼着していない構成とされている。なお、幅方向両側端面の図示は省略しているが、長手方向両側端面と概ね同様に貼着するようにしてもよい。
本実施形態では、板状建材1は、基材10Bの四周表面側縁部の面取り部15a,18aを含む四周側端面の表面側部位12,13,15,18に、表面11から一連状に化粧シート2Aを貼着した構成とされている。
この四周側端面の表面側部位12,13,15,18を化粧シート2Aによって覆う度合は、当該板状建材1の施工態様や施工後の見栄え等に応じて適宜、設定するようにしてもよい。本実施形態では、基材10Bの表面11から四周の実部12a,13a,16,19に至るように四周側端面の表面側部位12,13,15,18に一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としている。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG.3 (b), the plate-shaped
In the present embodiment, the plate-shaped
The degree to which the
また、本実施形態では、長手方向一方の雄実部16の表面16aの少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としている。つまり、化粧シート2Aを、基材10Bの表面11から長手方向一方の側端面の雄実側面取り部15aを含む表面側部位15及び雄実部16の表面16aの少なくとも突出方向基端側部位に一連状に貼着した構成としている。図例では、長手方向一方の雄実部16の表面16aの略全面に亘って一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としているが、このような態様に限られない。例えば、雄実部16の突出方向略半部や略四半部等の基端側部位の表面に一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としてもよい。また、幅方向一方の雄実部12aの表面の少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としてもよい。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which stuck the
また、本実施形態では、長手方向他方の雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位(開口側部位)にも一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としている。つまり、化粧シート2Aを、基材10Bの表面11から長手方向他方の側端面の雌実側面取り部18aを含む表面側部位18及び雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位に一連状に貼着した構成としている。図例では、長手方向他方の雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の略全面に亘って一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としているが、このような態様に限られない。例えば、雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の表面側の略半部や略四半部等に一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としてもよい。また、幅方向他方の雌実部13aの表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位にも一連状に化粧シート2Aを貼着した構成としてもよい。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which stuck the
次に、本実施形態に係る板状建材の製造方法の一例について説明する。
まず、板状建材1を構成する基材10Bとなる元の基材10を準備する元基材準備工程を実行するようにしてもよい。この基材10は、図1(a)に示すように、略矩形平板状とされている。
本実施形態では、一方向を長手方向としているので、板状建材1の長さ寸法よりも長尺とされた基材10を準備するようにしている。
また、本実施形態では、後の凹溝部形成工程において凹溝部14,17が設けられることとなるこの基材10の長さ寸法(一方向に沿う寸法)を、複数枚の板状建材1に応じた寸法としている(図2参照)。
Next, an example of the manufacturing method of the plate-shaped building material which concerns on this embodiment is demonstrated.
First, you may make it perform the original base material preparation process which prepares the
In this embodiment, since one direction is the longitudinal direction, the
Moreover, in this embodiment, the length dimension (dimension in alignment with one direction) of this
つまり、複数枚の板状建材1,1をそれぞれに構成する基材10B,10Bの長さ寸法を足し合わせた寸法よりも長尺とされた基材10を準備するようにしている。この基材10の長さ寸法は、後記する凹溝部形成工程において形成される凹溝部14,17の形成が可能で、これら凹溝部14,17を覆うように化粧シート2の貼着が可能なように、適宜、設定するようにしてもよい。また、この基材10の長さ寸法は、少なくとも2枚の板状建材1,1をそれぞれに構成する基材10B,10Bの長さ寸法に応じた寸法としてもよい。
また、基材10の厚さ寸法は、板状建材1を構成する基材10Bの厚さ寸法と同寸法とされている。また、基材10の幅寸法は、板状建材1を構成する基材10Bの幅寸法に応じた寸法とされている。この基材10の幅寸法は、本実施形態のように、幅方向両側端部に実部12a,13aが設けられる場合には、これらの形成が可能なように、適宜、設定するようにしてもよい。
That is, the
Further, the thickness dimension of the
なお、この基材10としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系材料から形成されたものとしてもよい。また、基材10は、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよい。また、基材10は、これら種々の材料からなる板材を積層した複層構造とされたものとしてもよく、単層構造とされたものとしてもよい。
The
次いで、図1(b)に示すように、基材10Bの幅方向両側端面(側端部)を形成する幅方向端面(側端部)加工工程を実行するようにしてもよい。つまり、本実施形態では、上記したように板状建材1を構成する基材10Bの表面側縁部に面取り部を設け、幅方向両側端部に実部12a,13aを設けた構成としており、これらを形成する幅方向側端部加工工程を実行するようにしてもよい。つまり、基材10の幅方向両側の表面側縁部に、上記した面取り部を長手方向の全体に亘って設けるようにしている。また、基材10の幅方向両側端部のうちの一方に上記した雄実部12aを突出させるように長手方向の全体に亘って設け、他方に上記した雌実部13aを凹ませるように長手方向の全体に亘って設けるようにしている。これら面取り部及び実部12a,13aは、ルーター等の適宜の切削具を有した切削機等によって切削して設けるようにしてもよい。
Next, as shown in FIG. 1B, a width direction end face (side end part) forming step for forming both side end faces (side end parts) in the width direction of the
また、図1(b)に示すように、凹溝部を設ける凹溝部形成工程を実行する。
本実施形態では、一方向を長手方向としているので、基材10の表面11側に、長手方向に直交する方向となる幅方向の全体に亘って幅方向に延びるように、基材10Bの長手方向の両側端面の表面側部位15,18を構成する凹溝部14,17を設けるようにしている。また、本実施形態では、基材10を、複数枚の基材10B,10Bを構成するものとしているので、それぞれの基材10B,10Bの長手方向の両側端面の表面側部位15,18を構成する凹溝部14,17を設けるようにしている(図2参照)。
また、本実施形態では、この凹溝部形成工程において、板状建材1の長手方向両側端部の表面側縁部に上記した面取り部が形成されるように凹溝部14,17を設ける構成としている。
Moreover, as shown in FIG.1 (b), the ditch | groove part formation process which provides a ditch | groove part is performed.
In this embodiment, since one direction is the longitudinal direction, the longitudinal direction of the
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which provides the ditch | groove
これら凹溝部14,17は、図1(b)及び図2(a)に示すように、基材10の表面11において開口するように基材10の厚さ方向に沿って形成されている。
これら凹溝部14,17は、これらを覆うように貼着される化粧シート2におけるこれら凹溝部14,17を覆う部位3,6(雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6)によって、基材10Bの長手方向両側端面の少なくとも表面側部位15,18を覆い得るように形成される。
また、本実施形態では、これら凹溝部14,17を、これらの溝底面が基材10の表面11と略平行面状となるように設けている。また、これら凹溝部14,17を、これらそれぞれの互いに対向する両溝内側面が基材10の表面11と略直交面状となるように設けている。つまり、これら凹溝部14,17を、略矩形溝形状とした例を示している。
These
These
In the present embodiment, the
これら凹溝部14,17のうちの基材10Bの長手方向一方の側端面の表面側部位15を構成する雄実側凹溝部14は、その両溝内側面のうちの一方側(基材10Bの長手方向中央側となる側)の溝内側面が表面側部位15を構成する。
この雄実側凹溝部14は、図2(a)に示すように、一方側の溝内側面の開口側に、開口を拡開させるように雄実側面取り部15aを設けた構成とされている。また、雄実側凹溝部14は、他方側の溝内側面の開口側縁部が略直角状となるように形成されている。つまり、雄実側凹溝部14を、他方側の溝内側面の全面に亘って、基材10の表面11に対して略直交面状となるように設けている。
また、本実施形態では、この雄実側凹溝部14を、その溝底面が雄実部16の表面16aを構成するように形成するようにしている(図2(b)参照)。つまり、この雄実側凹溝部14を、基材厚さ方向に沿う溝深さ寸法が、基材10の表面11から雄実部16の表面16aまでの基材厚さ方向に沿う寸法と略同寸法となるように設けるようにしている。
Of these
As shown in FIG. 2 (a), the male side
In the present embodiment, the male-side
また、本実施形態では、この雄実側凹溝部14を、雄実部16の表面16aの少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に化粧シート2(2A)の貼着が可能となるように設けるようにしている。本実施形態では、この雄実側凹溝部14を、基材長手方向に沿う溝幅寸法が、雄実側面取り部15aを含む表面側部位15の基材厚さ方向に概ね沿う寸法と雄実部16の突出寸法とを足し合わせた寸法に概ね応じた寸法となるように設けるようにしている。
つまり、この雄実側凹溝部14の溝幅寸法は、雄実側面取り部15aを含む表面側部位15及び雄実部16の表面16aの略全面に貼着される化粧シート2Aの雄実側覆い部3の非貼着状態(図3(a)に示す状態)における基材長手方向に沿う寸法と略同寸法とされる。
Moreover, in this embodiment, this male side
That is, the groove width dimension of the male side
また、これら凹溝部14,17のうちの基材10Bの長手方向他方の側端面の表面側部位18を構成する雌実側凹溝部17は、その両溝内側面のうちの一方側(基材10Bの長手方向中央側となる側)の溝内側面が表面側部位18を構成する。
この雌実側凹溝部17は、雄実側凹溝部14と概ね同様、図2(a)に示すように、一方側の溝内側面の開口側に、開口を拡開させるように雌実側面取り部18aを設けた構成とされている。また、雌実側凹溝部17は、他方側の溝内側面の開口側縁部が略直角状となるように形成されている。つまり、雌実側凹溝部17を、他方側の溝内側面の全面に亘って、基材10の表面11に対して略直交面状となるように設けている。
また、本実施形態では、この雌実側凹溝部17を、その溝底面が雌実部19の表面側溝内側面と略同一平面状となるように形成するようにしている(図2(b)参照)。つまり、この雌実側凹溝部17を、基材厚さ方向に沿う溝深さ寸法が、基材10の表面11から雌実部19の表面側溝内側面までの基材厚さ方向に沿う寸法と略同寸法となるように設けるようにしている。
Of these
As shown in FIG. 2 (a), the female
Further, in this embodiment, the female-side
また、本実施形態では、この雌実側凹溝部17を、雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位にも一連状に化粧シート2(2A)の貼着が可能となるように設けるようにしている。本実施形態では、この雌実側凹溝部17を、基材長手方向に沿う溝幅寸法が、雌実側面取り部18aを含む表面側部位18の基材厚さ方向に概ね沿う寸法と雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の雌実部開口方向に概ね沿う寸法とを足し合わせた寸法に概ね応じた寸法となるように設けるようにしている。
つまり、この雌実側凹溝部17の溝幅寸法は、雌実側面取り部18aを含む表面側部位18及び雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の略全面に貼着される化粧シート2Aの雌実側覆い部6の非貼着状態(図3(a)に示す状態)における基材長手方向に沿う寸法と略同寸法とされる。
Further, in this embodiment, the female sheet side
That is, the groove width dimension of the female real side recessed
なお、これら凹溝部14,17は、ルーター等の適宜の切削具を有した切削機等によって切削して設けるようにしてもよい。また、面取り部15a,18aは、凹溝部14,17とともに形成するようにしてもよく、または、凹溝部14,17を構成する矩形溝を形成した後に形成するようにしてもよい。
また、この凹溝部形成工程及び上記した幅方向側端部加工工程は、いずれか一方を実行した後に他方を実行するようにしてもよく、または、同一工程内において実行するようにしてもよい。
In addition, you may make it provide these concave-
Moreover, after performing any one of this recessed groove part formation process and the above-mentioned width direction side edge part process process, you may make it perform the other, or may be performed in the same process.
次いで、図1(c)及び図2に示すように、凹溝部形成工程及び幅方向側端部加工工程が施された基材10Aの凹溝部14,17を覆うように表面11及び幅方向の両側端面の少なくとも表面側部位12,13に一連状に化粧シート2を貼着する第1貼着工程を実行する。また、本実施形態では、基材10Aを、複数枚の基材10B,10Bを構成するものとしているので、それぞれの基材10B,10Bの表面11及び幅方向の両側端面の少なくとも表面側部位12,13に一連状に化粧シート2を貼着するようにしている。
この化粧シート2は、化粧シート2の裏面に適宜の接着剤を塗布し、基材10Aの凹溝部14,17上を含む表面11に貼着する。また、化粧シート2の幅方向両側端部を折り曲げるようにして基材10Aの幅方向の両側端面の少なくとも表面側部位12,13に巻き込むように貼着するようにしてもよい。基材10Aの幅方向の両側端面への化粧シート2の貼着は、上述のように、表面側部位12,13を含み、幅方向一方の雄実部12aの表面の少なくとも突出方向基端側部位及び幅方向他方の雌実部13aの表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位にも一連状に化粧シート2を貼着するようにしてもよい。
Next, as shown in FIG. 1C and FIG. 2, the
The
また、この第1貼着工程は、基材10Aを長手方向に沿ってコンベア等によって搬送しながら、その表面11に対してロール状に巻かれた化粧シート2を繰り出し、適宜の表面押圧ローラー等によって化粧シート2を表面11に押し当てて貼着するようにしてもよい。また、基材10Aを搬送しながら、その下流側において幅方向両側に配された複数の端面押圧ローラー等によって化粧シート2を徐々に折り曲げながら巻き込むようにして基材10Aの幅方向の両側端面の表面側部位12,13に貼着するようにしてもよい。また、この際、雄実部12aの表面にも化粧シート2を一連状に貼着する場合には、表面側部位12と雄実部12aとの入隅部に化粧シート2を適宜の入隅押圧ローラー等によって押し付けるようにして貼着するようにしてもよい。
Moreover, this 1st sticking process pay | feeds out the
なお、このような第1貼着工程は、適宜、公知のラッピングマシン等を用いて実行するようにしてもよい。
また、化粧シート2の裏面に塗布する接着剤としては、硬化した後に再活性化させて接着可能な接着剤を採用するようにしてもよい。このような再活性接着可能な接着剤としては、ポリウレタン系(PUR系)ホットメルト型接着剤等のホットメルト型接着剤を採用するようにしてもよく、その他、種々の接着剤の採用が可能である。
また、化粧シート2は、その幅寸法が上記のように貼着が可能なように予め調整されたものとしてもよく、または、貼着後に適宜、はみ出し部(余剰部)が切断等によって除去されるものとしてもよい。
また、化粧シート2としては、薄シート状(フィルム状)とされたもので、例えば、合成樹脂製の合成樹脂シートや、天然銘木を薄くスライスした突板等としてもよい。
In addition, you may make it perform such a 1st sticking process using a well-known lapping machine etc. suitably.
Moreover, as an adhesive applied to the back surface of the
Further, the
The
次いで、図2(b)及び図3(a)に示すように、化粧シート2の凹溝部14,17を覆う部位3,6(雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6)を残すように、かつ基材10Bの長手方向両側端面の裏面側部位を形成するように加工を施す端面加工工程を実行する。つまり、長手方向端面(側端部)加工工程を実行する。また、本実施形態では、基材10Aを、複数枚の基材10B,10Bを構成するものとしているので、それぞれの基材10B,10Bの長手方向両側に雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6を残すように、かつそれぞれの基材10B,10Bの長手方向両側端面の裏面側部位を形成するようにしている。つまり、この長手方向端面(側端部)加工工程の実行により、一枚の基材10Aから板状建材1,1をそれぞれに構成する複数枚の基材10B,10Bが作成されることとなる。
Next, as shown in FIGS. 2 (b) and 3 (a), the
また、本実施形態では、化粧シート2を、各凹溝部14,17の他方側(基材10Bの長手方向外方側となる側)の溝内側面に概ね一致する位置において切断し、基材10B側に、雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6を残すようにしている。これにより、複数枚の基材10B,10Bを覆う一枚の化粧シート2が基材10B,10Bをそれぞれに覆う化粧シート2A,2Aに分断される。
また、本実施形態では、この長手方向端面(側端部)加工工程において、各基材10B,10Bの長手方向両側端部のうちの一方に上記した雄実部16を突出させるように設け、他方に上記した雌実部19を凹ませるように設けるようにしている。本実施形態では、図2(b)に示すように、各基材10B,10Bの雄実部16,16の先端面及び裏面並びに長手方向一方の側端面の雄実部16,16よりも裏面側部位を形成するようにしている。また、各基材10B,10Bの雌実部19,19の表面側溝内側面の面取り部を含む両溝内側面及び溝底面並びに長手方向他方の側端面の雌実部19,19よりも裏面側部位を形成するようにしている。なお、図例では、各基材10B,10Bの長手方向他方の側端面の裏面側縁部にも面取り部を設けた例を示している。
Further, in the present embodiment, the
In the present embodiment, in the longitudinal end face (side end) processing step, the above-described
なお、この長手方向端面(側端部)加工工程は、カッター等の適宜の切断具を有した切断機や、ルーター等の適宜の切削具を有した切削機等を用いて実行するようにしてもよい。
また、化粧シート2の凹溝部14,17を覆う部位3,6を残すように化粧シート2を切断する工程と、基材10Bの長手方向両側端面の裏面側部位を形成する工程と、を同一工程内において実行するようにしてもよい。または、化粧シート2を長手方向に分断するように切断し、次いで、基材10Bの長手方向両側端面の裏面側部位を、適宜切削等によって形成するようにしてもよい。
The longitudinal end face (side end) processing step is performed using a cutting machine having an appropriate cutting tool such as a cutter or a cutting machine having an appropriate cutting tool such as a router. Also good.
Also, the step of cutting the
次いで、図3に示すように、化粧シート2Aの凹溝部14,17を覆う部位3,6(雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6)を、基材10Bの長手方向両側端面の少なくとも表面側部位15,18に表面11から一連状に貼着する第2貼着工程を実行する。本実施形態では、この第2貼着工程において、基材10Bの長手方向一方の雄実部16の表面16aの少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に化粧シート2Aを貼着するようにしている。つまり、上記のように残された雄実側覆い部3は、基材10Bの長手方向一方の側端面の雄実側面取り部15aを覆う面取り覆い部4aと、表面側部位15を覆う端面覆い部4と、雄実部16の表面16aを覆う雄実表面覆い部5と、を一連状に有している。
また、本実施形態では、この第2貼着工程において、基材10Bの長手方向他方の雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位にも一連状に化粧シート2Aを貼着するようにしている。つまり、上記のように残された雌実側覆い部6は、基材10Bの長手方向他方の側端面の雌実側面取り部18aを覆う面取り覆い部7aと、表面側部位18を覆う端面覆い部7と、雌実部19の面取り部を覆う雌実面取り覆い部8と、を一連状に有している。
Next, as shown in FIG. 3, the
Moreover, in this embodiment, in this 2nd sticking process, the
これら雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6は、上記と概ね同様、基材10Bを幅方向に搬送しながら、長手方向両側に配された複数の端面押圧ローラー等によって雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6を徐々に折り曲げながら巻き込むようにして貼着するようにしてもよい。また、この際、雄実部16の表面16aにも雄実側覆い部3を一連状に貼着する場合には、表面側部位15と雄実部16との入隅部に雄実側覆い部3を適宜の入隅押圧ローラー等によって押し付けるようにして貼着するようにしてもよい。
また、これら雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6は、上記したように再活性接着可能な接着剤を採用した場合には、これらの裏面に塗布された接着剤を再活性化させて貼着するようにしてもよい。このような構成とすれば、再塗布する必要がなく、貼着効率を向上させることができる。なお、このような態様に代えて、これら雄実側覆い部3及び雌実側覆い部6の裏面に接着剤を塗布してこれらを貼着するようにしてもよい。また、このように、化粧シート2(2A)の裏面に接着剤を塗布して貼着する態様に代えて、または加えて、基材10(10B)の被貼着部位に接着剤を塗布して貼着する態様としてもよい。
These male-
Further, when the
上記のような構成により、基材10Bの表面11及び四周側端面の少なくとも表面側部位12,13,15,18に一連状に化粧シート2Aが貼着された板状建材1が製造される。
本実施形態に係る板状建材の製造方法は、上述のような構成としたことで、表面11及び四周側端面の少なくとも表面側部位12,13,15,18に一連状に化粧シート2Aを貼着可能でありながらも、製造効率を向上させることができる。
つまり、板状建材の製造方法は、基材10の表面11及び他方向(幅方向)の両側端面の少なくとも表面側部位12,13に一連状に化粧シート2を貼着する第1貼着工程と、一方向(長手方向)の両側端面の少なくとも表面側部位15,18に化粧シート2Aを貼着する第2貼着工程と、を備えている。従って、板状建材1を構成する基材10Bの表面11及び四周側端面の少なくとも表面側部位12,13,15,18に一連状に化粧シート2Aを貼着することができる。これにより、複数枚の板状建材1を縦横に並べて施工するような場合にこれらの継目部位において隙間が生じたような場合にも四周側端面の少なくとも表面側部位12,13,15,18には化粧シート2Aが貼着されているため基材10Bを目立ち難くすることができる。また、基材10Bの吸湿等を抑制することができる。
With the above-described configuration, the plate-shaped
Since the manufacturing method of the plate-shaped building material according to the present embodiment is configured as described above, the
That is, the manufacturing method of a plate-shaped building material is the 1st sticking process which sticks the
また、上記第1貼着工程では、一方向に直交する他方向の全体に亘って他方向に延びるように一方向の両側端面の表面側部位15,18を構成するように形成された凹溝部14,17を覆うように基材10Aの表面11に化粧シート2を貼着する構成としている。また、端面加工工程(長手方向端面加工工程)において、この化粧シート2の凹溝部14,17を覆う部位3,6を残すように、かつ一方向の両側端面の裏面側部位を形成するように加工を施す構成としている。つまり、基材10A自体に一方向の両側端面の少なくとも表面側部位15,18に貼着される化粧シート2Aを確保するための凹溝部14,17を設けた構成としている。従って、例えば、床材用基材とは別部材とされた雄実用ジグ及び雌実用ジグを、床材用基材の雄実及び雌実にそれぞれ嵌合させたり、分離させたりする必要があるものと比べて、製造効率を向上させることができる。また、一方向の両側端面にも一連状に化粧シート2Aを貼着するには、例えば、表面11側に化粧シート2Aを貼着した状態で、一方向の両側端面の表面側部位15,18を覆う化粧シート2Aを残すように一方向の両側端部の裏面側部位を切削等によって除去するような態様も考えられる。このような態様では、裏面側部位を除去する際に化粧シートが損傷したりすることや、一方向の両側端面の加工がし難くなることが考えられるが、本実施形態によれば、化粧シート2Aが損傷し難く、また、一方向の両側端面の加工性を向上させることができる。
Moreover, in the said 1st sticking process, the ditch | groove part formed so that the surface side site |
また、本実施形態では、端面加工工程(長手方向端面加工工程)において、一方向の両側端部のうちの一方に雄実部16を突出させるように設け、他方に雌実部19を凹ませるように設ける構成としている。従って、一方向に隣り合う板状建材1,1同士の雄実部16と雌実部19とを嵌め合わせて実接合することができる。
また、本実施形態では、一方向の両側端部のうちの一方に設けられた雄実部16の表面16aの少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に化粧シート2Aを貼着する構成としている。従って、一方向に隣り合う板状建材1,1同士の雄実部16と雌実部19とを嵌め合わせて実接合した状態で、これらの間に隙間が形成された場合にも、該隙間の底側に、表面16aに化粧シート2Aが貼着された雄実部16が位置することとなる。これにより、施工後に目隙等が生じたような場合にも接合部において基材10Bが露出し難くなり、見栄えを向上させることができる。なお、このような態様に代えて、雄実部16の表面16aには化粧シート2Aを貼着しないようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, in the end face processing step (longitudinal end face processing step), the
Moreover, in this embodiment, as a structure which sticks the
また、本実施形態では、一方向の両側端部のうちの他方に設けられた雌実部19の表面側溝内側面の面取り部の少なくとも表面側部位(開口側部位)にも一連状に化粧シート2Aを貼着する構成としている。従って、例えば、一方向の両側端面の他方の側端面の表面側部位18のみに化粧シート2Aを貼着する態様と比べて、雌実側の側端面における化粧シート2Aの剥離等を抑制することができる。なお、このような態様に代えて、雌実部19の表面側溝内側面の面取り部には化粧シート2Aを貼着しないようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, the decorative sheet is also formed in series on at least the surface side portion (opening side portion) of the chamfered portion of the inner surface of the surface side groove of the female
また、本実施形態では、他方向の両側端部にも実部12a,13aを設ける構成としている。従って、上記同様、他方向に隣り合う板状建材1,1同士の雄実部12aと雌実部13aとを嵌め合わせて実接合することができる。
なお、本実施形態では、実部12a,13a,16,19を本実構造とした例を示しているが、これらを相じゃくり状の実部としてもよい。つまり、表面側に切欠状の凹所を設けて裏面側部位を突出させた雄実部12a,16とし、裏面側に雌実部13a,19となる切欠状の凹所を設けた構成としてもよい。さらには、このような実部12a,13a,16,19を設けない構成としてもよい。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which provides the
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、凹溝部形成工程において、板状建材1の一方向の両側端部の表面側縁部に面取り部が形成されるように凹溝部14,17を設ける構成としている。従って、例えば、端面加工工程(長手方向端面加工工程)において面取り部15a,18aを形成するようなものと比べて、化粧シート2Aが損傷し難く、また、加工性を向上させることができる。なお、このような態様に代えて、端面加工工程(長手方向端面加工工程)において面取り部15a,18aを形成するようにしてもよく、さらには、このような面取り部を設けないようにしてもよい。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which provides the ditch | groove
また、本実施形態では、凹溝部14,17が設けられる基材10の一方向に沿う寸法を、複数枚の板状建材1に応じた寸法としている。従って、一方向に複数枚の板状建材1に応じた寸法とされた基材10に対して、凹溝部形成工程及び第1貼着工程を施すことができ、製造効率を極めて向上させることができる。また、本実施形態では、一方向を長手方向とし、この一方向に直交する他方向を幅方向としている。従って、凹溝部14,17が設けられる基材10の長さ寸法が、複数枚の板状建材1の長さ寸法に応じた寸法となり、凹溝部形成工程及び第1貼着工程を極めて効率的に実行することができる。
Moreover, in this embodiment, the dimension along one direction of the
なお、これらの態様に代えて、基材10の一方向に沿う寸法を、単一の板状建材1に応じた寸法としたり、一方向を幅方向とし、この一方向に直交する他方向を長手方向としたりしてもよい。つまり、板状建材の幅方向に沿う寸法よりも幅広の基材の表面側に、長手方向の全体に亘って長手方向に延びるように幅方向の両側端面の表面側部位を構成する凹溝部を設けるような態様としてもよい。また、厚さ方向に見て略長方形状とされた板状建材1を製造する態様に限られず、厚さ方向に見て略正方形状とされた板状建材1を製造する態様としてもよい。
また、本実施形態では、基材10Bの四周側端面の裏面側部位には化粧シート2Aを貼着しない態様とした例を示しているが、基材10Bの四周側端面の略全面に亘って化粧シート2Aを貼着する態様としてもよい。また、本実施形態に係る板状建材の製造方法は、上述した種々の態様に代えて、または加えて、種々の変形が可能である。
In addition, it replaces with these aspects, makes the dimension along one direction of the
Moreover, in this embodiment, although the example which set the aspect which does not stick the
1 板状建材
2,2A 化粧シート
3 雄実側覆い部(凹溝部を覆う部位)
6 雌実側覆い部(凹溝部を覆う部位)
10,10A,10B 基材
11 表面
12 表面側部位(他方向の側端面の表面側部位)
13 表面側部位(他方向の側端面の表面側部位)
14 雄実側凹溝部
15 表面側部位(一方向の側端面の表面側部位)
16 雄実部
16a 雄実部の表面
17 雌実側凹溝部
18 表面側部位(一方向の側端面の表面側部位)
19 雌実部
DESCRIPTION OF
6 Female side cover (part covering the groove)
10, 10A,
13 Surface side part (surface side part of the side end face in the other direction)
14 male side
16 Male
19 Female real part
Claims (4)
前記板状建材の一方向に沿う寸法よりも該一方向に大とされた基材の表面側に、該一方向に直交する他方向の全体に亘って該他方向に延びるように一方向の両側端面の表面側部位を構成する凹溝部を設ける凹溝部形成工程と、
前記凹溝部を覆うように前記基材の表面及び他方向の両側端面の少なくとも表面側部位に一連状に前記化粧シートを貼着する第1貼着工程と、
前記化粧シートの前記凹溝部を覆う部位を残すように、かつ前記一方向の両側端面の裏面側部位を形成するように加工を施す端面加工工程と、
前記化粧シートの前記凹溝部を覆う部位を、前記一方向の両側端面の少なくとも表面側部位に貼着する第2貼着工程と、
を備えていることを特徴する板状建材の製造方法。 A method of manufacturing a plate-shaped building material by sticking a decorative sheet on the surface,
In one direction so as to extend in the other direction over the whole of the other direction orthogonal to the one direction on the surface side of the base material made larger in the one direction than the dimension along the one direction of the plate-shaped building material A groove forming step of providing a groove forming the surface side portion of both side end faces;
A first adhering step of adhering the decorative sheet in a series to at least the surface side portions of the surface of the base material and both side end surfaces in the other direction so as to cover the concave groove portion;
An end face processing step of processing so as to leave a part covering the concave groove part of the decorative sheet and forming a back side part of both end faces in the one direction;
A second sticking step of sticking a portion covering the concave groove portion of the decorative sheet to at least a surface side portion of both side end faces in the one direction;
The manufacturing method of the plate-shaped building material characterized by comprising.
前記端面加工工程において、一方向の両側端部のうちの一方に雄実部を突出させるように設け、他方に雌実部を凹ませるように設け、
前記凹溝部形成工程において、前記雄実部の表面の少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に前記化粧シートの貼着が可能となるように前記凹溝部を設け、
前記第2貼着工程において、前記雄実部の表面の少なくとも突出方向基端側部位にも一連状に前記化粧シートを貼着することを特徴とする板状建材の製造方法。 In claim 1,
In the end face processing step, provided so as to project the male part on one of both side end parts in one direction, provided to dent the female part on the other side,
In the concave groove portion forming step, the concave groove portion is provided so that the decorative sheet can be attached in a series to at least the projecting direction proximal end portion of the surface of the male part,
In the second sticking step, the decorative sheet is stuck in a series on at least the projecting direction proximal end portion of the surface of the male part.
前記凹溝部形成工程において、前記板状建材の一方向の両側端部の表面側縁部に面取り部が形成されるように前記凹溝部を設けることを特徴とする板状建材の製造方法。 In claim 1 or 2,
In the concave groove forming step, the concave groove is provided so that a chamfered portion is formed at a surface side edge of one side end portion of the plate-shaped building material in one direction.
前記凹溝部が設けられる前記基材は、前記一方向に沿う寸法が複数枚の前記板状建材に応じた寸法とされていることを特徴とする板状建材の製造方法。 In any one of Claims 1 thru | or 3,
The said base material provided with the said groove part is a dimension according to the said one direction made into the dimension according to the said several plate-shaped building materials, The manufacturing method of the plate-shaped building materials characterized by the above-mentioned.
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JP2018109312A (en) * | 2017-01-05 | 2018-07-12 | 丸玉木材株式会社 | Soundproof floor material and soundproof floor structure using therewith |
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