JP2015093384A - 木質繊維板の製造方法 - Google Patents

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章彦 田中
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Abstract

【課題】粉末樹脂の飛散を抑えることができ、しかも樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性を向上させることができる木質繊維板の製造方法を提供する。【解決手段】木質繊維1の上に粉末樹脂2を供給して積層体3を形成する積層工程、積層体3の木質繊維1と粉末樹脂2を一次混合して混合物4を得る混合工程、一次混合した混合物4を解繊することにより木質繊維1と粉末樹脂2を二次混合する解繊工程、二次混合した混合物5で樹脂混合繊維マット7を形成する樹脂混合繊維マット形成工程、及び、樹脂混合繊維マット7を熱圧成形して木質繊維板を製造する成形工程を含む木質繊維板の製造方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、木質繊維板の製造方法に関する。
従来より、住宅などの室内の壁材として、透湿性を有する木質繊維板が用いられている。
木質繊維板の製造方法としては、例えば、搬送コンベア上の木質繊維に粉末樹脂を供給し、回転する解繊シリンダー(針付きロール)で解繊して樹脂混合繊維マットを得、これを熱圧成形して木質繊維板を製造する方法が知られている(特許文献1、2)。
特開平5−51466号公報 特開平5−220878号公報
上記した方法において、樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性を向上させるために解繊強度を高めると、粉末樹脂が周囲に飛散して粉末樹脂の歩留まりが低下する場合がある。一方、粉末樹脂の周囲への飛散を抑えるために解繊強度を緩やかにすると、樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性が低下して木質繊維板の品質がばらつく場合がある。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、粉末樹脂の飛散を抑えることができ、しかも樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性を向上させることができる木質繊維板の製造方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の木質繊維板の製造方法は、木質繊維の上に粉末樹脂を供給して積層体を形成する積層工程、前記積層体の前記木質繊維と前記粉末樹脂を一次混合して混合物を得る混合工程、一次混合した混合物を解繊することにより前記木質繊維と前記粉末樹脂を二次混合する解繊工程、二次混合した混合物で樹脂混合繊維マットを形成する樹脂混合繊維マット形成工程、及び、前記樹脂混合繊維マットを熱圧成形して木質繊維板を製造する成形工程を含むことを特徴とする。
この木質繊維板の製造方法においては、前記積層工程、前記混合工程、及び前記解繊工程を2系統有し、前記樹脂混合繊維マット形成工程では、一方の系統からの二次混合した混合物と他方の系統からの二次混合した混合物をその供給方向が対称になるように供給して各系統からの混合物を集合させ、その集合体で樹脂混合繊維マットを形成することが好ましい。
本発明によれば、粉末樹脂の飛散を抑えることができ、しかも樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性を向上させることができる。
本発明の一実施形態である木質繊維板の製造方法が適用された木質繊維板の製造装置の概要図である。
図1は、本発明の一実施形態である木質繊維板の製造方法が適用された木質繊維板の製造装置の概要図である。以下、図1を参照して本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態の木質繊維板の製造方法は、以下の工程を含んでいる。
木質繊維1の上に粉末樹脂2を供給して積層体3を形成する積層工程。
積層体3の木質繊維1と粉末樹脂2を一次混合して混合物4を得る混合工程。
一次混合した混合物4を解繊することにより木質繊維1と粉末樹脂2を二次混合する解繊工程。
二次混合した混合物5で樹脂混合繊維マット7を形成する樹脂混合繊維マット形成工程。
樹脂混合繊維マット7を熱圧成形して木質繊維板を製造する成形工程。
図1の木質繊維板の製造装置10は、積層工程、混合工程、及び解繊工程を2系統有している。すなわち、積層工程、混合工程、及び解繊工程を経て二次混合した混合物5を得ることができる機構を2つ備えている。この2つの機構は互いに対向するように配設される。
まず、積層工程について説明する。
積層工程で用いられる木質繊維1は、繊維供給部11から搬送コンベア13上に連続的に供給される。供給された木質繊維1は、繊維束が搬送方向と同方向となるように配向していてもよい。
繊維供給部11から供給される木質繊維1としては、例えば、ケナフ、ジュートなどの麻類の靭皮繊維などを例示することができる。なかでも、麻類の靭皮繊維は、結晶性で強度の高いセルロースを多く含有し、繊維としての強度が高いため好ましい。麻類の靭皮繊維は、例えば、レッティングと呼ばれる浸水処理および物理的な解繊処理により、麻類の植物から長繊維を得ることができる。
木質繊維1は、例えば、長さ10〜200mm、直径100μm以下の長繊維であることが好ましく、長繊維を使用することで、長繊維同士を良く絡み合わせることにより樹脂混合繊維マット7の形状保持性を高めることができる。また、木質繊維1は、水中に浸漬して接着成分を除去する前処理が行われたものであってもよい。
粉末樹脂2は、繊維供給部11の下流に配置された樹脂供給部12から供給される。こうして木質繊維1の上に粉末樹脂2が均一に供給されて木質繊維1と粉末樹脂2とが積層した積層体3が形成される。
粉末樹脂2は、熱硬化性を有するものであり、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂などを粉末化したものを例示することができる。
積層工程で形成した積層体3は、搬送コンベア13で収納部16に搬送される。
次に混合工程について説明する。
混合工程では、積層体3の木質繊維1と粉末樹脂2を一次混合して混合物4を得る。ここで、一次混合とは、予備混合を意味するものであり、粉末樹脂2が均一に分散することを必ずしも要せず、不均一になっていてもよい。一次混合においては粉末樹脂2の周囲への飛散を抑えて混合することが考慮される。
収納部16は、鉛直方向に延びる縦長の中空体で構成され、一次混合した混合物4を内部に収納可能に形成されている。収納部16は、上部に、回転自在なシリンダー17が設けられている。シリンダー17は、表面に針(突起)が形成されている。シリンダー17の上流側には、押さえロール18が配設されている。
搬送コンベア13で搬送された積層体3は、押さえロール18によって押さえられながら回転するシリンダー17によって回転方向に引き離される。少しずつ引き離された木質繊維1と粉末樹脂2は、収納部16の内部に、上部から落下して貯留されることで一次混合される。収納部16の内部に貯留された木質繊維1と粉末樹脂2の混合物4は、収納部16の下部から順次取り出され、搬送コンベア14で混合部20に搬送される。
次に解繊工程について説明する。
解繊工程では、一次混合した混合物4を解繊シリンダー21で解繊することにより木質繊維1と粉末樹脂2を二次混合する。ここで、二次混合とは、一次混合後に行う混合を意味するものであり、粉末樹脂2が均一に分散するように混合する。二次混合においても一次混合と同様に粉末樹脂2の周囲への飛散を抑えて混合することが考慮される。
混合部20は、解繊シリンダー21を有する。解繊シリンダー21は回転自在とされ、木質繊維1を解繊するための針(突起)が表面に形成されている。解繊シリンダー21の上流側には、押さえロール22が配設されている。搬送コンベア14で搬送された混合物4は、押さえロール22によって押さえられながら高速回転する解繊シリンダー21によって引き離されて解繊される。引き離された木質繊維1と粉末樹脂2は、混合され、二次混合した混合物5が得られる。
次に樹脂混合繊維マット形成工程について説明する。
樹脂混合繊維マット形成工程では、解繊工程で得られた二次混合した混合物5を用いて樹脂混合繊維マット7を形成する。例えば、二次混合した混合物5をマットフォーマー23に供給してマット状に形成し、樹脂混合繊維マット7を得る。
本実施形態では、上述したように、積層工程、混合工程、及び解繊工程を2系統有している。そして、積層工程、混合工程、及び解繊工程を経て二次混合した混合物を得ることができる機構が対向して配設されている。このような機構は、一方の系統からの二次混合した混合物5と他方の系統からの二次混合した混合物5のマットフォーマー23への供給方向が対称になるように配設されている。すなわち、一方の系統からの二次混合した混合物5のマットフォーマー23への供給方向と他方の系統からの二次混合した混合物5のマットフォーマー23への供給方向が下流において交差するように配設されている。また、その供給方向下流の交差によって各系統からの混合物5が集合可能に配設されてもいる。したがって、各系統からの混合物5を集合させた集合体6がマットフォーマー23に供給され、その集合体6で樹脂混合繊維マット7が形成される。
集合体6は、各系統からの混合物5が対称方向から供給されて形成されるので、木質繊維1と粉末樹脂2の混合ムラが少なく、粉末樹脂2がより均一に分散している。このような集合体6で形成されてなる樹脂混合繊維マット7は粉末樹脂2の分布が表裏対称となって得られる。したがって、この樹脂混合繊維マット7を用いて製造された木質繊維板は品質の表裏差がより小さくなる。また反りの発生もより少なくなる。
マットフォーマー23で形成された樹脂混合繊維マット7は、下流の搬送コンベア15で搬送され、後段の工程の処理に供される。
次に成形工程について説明する。
成形工程では、樹脂混合繊維マット形成工程で製造された樹脂混合繊維マット7を熱圧成形して、板状の木質繊維板を製造する。成形工程における、樹脂混合繊維マット7のプレス方法としては、バッチ式の平板プレスや連続プレスなどを採用することができるが、特に限定はされない。また、熱圧成形の際の温度や時間や圧力は、粉末樹脂2の種類や木質繊維板の厚みや密度などによって適宜に設定することができる。
また、成形工程では、樹脂混合繊維マット7を熱圧成形する前に、必要に応じて、樹脂混合繊維マット7を予備圧締(プリプレス)することができる。また、樹脂混合繊維マット7を熱圧成形する前に、乾燥炉などにより樹脂混合繊維マット7を乾燥させることで樹脂混合繊維マット7の含水率を調整することもできる。
本実施形態の木質繊維板の製造方法によれば、一次混合及び二次混合の二度の混合によって樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性が向上するので、得られる木質繊維板の品質ばらつきを低減することができる。また、一次混合を実施しない場合に比べて、二次混合時の解繊強度を緩やかにしてもより均一に混合できるため、粉末樹脂の周囲への飛散を抑えることができる。このように、本実施形態の木質繊維板の製造方法では、粉末樹脂の飛散を抑えることができ、しかも樹脂混合繊維マットにおける粉末樹脂の分散性を向上させることができる。また、粉末樹脂の歩留まり性の向上、粉末樹脂の散布量の管理のし易さ、工程の作業環境の改善も期待できる。
本発明の木質繊維板の製造方法は、以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、積層工程、混合工程、及び解繊工程は1系統であってもよいし、3系統以上であってもよい。また、積層工程では、珪藻土、シリカゲル、活性炭、ゼオライト、活性白土などの調湿材料を供給して、調湿材料を含有する積層体を形成することもできる。さらに、本発明の木質繊維板の製造方法には、木質繊維板の表面に、必要に応じて、所望の着色、模様などを施した化粧シートや突き板を貼着する工程や、木質繊維板の表面に所望の塗料を塗装する工程なども含まれる。
1 木質繊維
2 粉末樹脂
3 積層体
4,5 混合物
7 樹脂混合繊維マット

Claims (2)

  1. 木質繊維の上に粉末樹脂を供給して積層体を形成する積層工程、前記積層体の前記木質繊維と前記粉末樹脂を一次混合して混合物を得る混合工程、一次混合した混合物を解繊することにより前記木質繊維と前記粉末樹脂を二次混合する解繊工程、二次混合した混合物で樹脂混合繊維マットを形成する樹脂混合繊維マット形成工程、及び、前記樹脂混合繊維マットを熱圧成形して木質繊維板を製造する成形工程を含むことを特徴とする木質繊維板の製造方法。
  2. 前記積層工程、前記混合工程、及び前記解繊工程を2系統有し、前記樹脂混合繊維マット形成工程では、一方の系統からの二次混合した混合物と他方の系統からの二次混合した混合物をその供給方向が対称になるように供給して各系統からの混合物を集合させ、その集合体で樹脂混合繊維マットを形成することを特徴とする請求項1に記載の木質繊維板の製造方法。
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