JP2015092124A - シミュレーション装置、及びシミュレーション方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】建物の内部空間の熱環境を精度よくシミュレーションする。
【解決手段】シミュレーション装置10は、建物2の内部空間3の熱環境情報132を取得し、熱環境情報132と内部空間3について設定した熱モデルに基づき、内部空間3の所定期間における発熱量をシミュレーションにより求め、内部空間3を満たす空気の上記所定期間における温度変化を次式「温度変化=補正係数×発熱量/(空気の比熱×空気の質量)」から求め、熱環境情報から取得される、上記空気の所定期間における温度変化、上記空気の比熱と質量、及びシミュレーションにより求めた所定期間における発熱量を次式「補正係数=温度変化×空気の比熱×空気の質量/シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量」に代入することにより上記補正係数を求める。
【選択図】図1
【解決手段】シミュレーション装置10は、建物2の内部空間3の熱環境情報132を取得し、熱環境情報132と内部空間3について設定した熱モデルに基づき、内部空間3の所定期間における発熱量をシミュレーションにより求め、内部空間3を満たす空気の上記所定期間における温度変化を次式「温度変化=補正係数×発熱量/(空気の比熱×空気の質量)」から求め、熱環境情報から取得される、上記空気の所定期間における温度変化、上記空気の比熱と質量、及びシミュレーションにより求めた所定期間における発熱量を次式「補正係数=温度変化×空気の比熱×空気の質量/シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量」に代入することにより上記補正係数を求める。
【選択図】図1
Description
本発明は、シミュレーション装置、及びシミュレーション方法に関する。
特許文献1には、「空調機器を所定の運転条件で作動させ、空調機器のエネルギ使用量と内部空間内外の所定の環境データを測定し、そのエネルギ使用量と環境データに基づいて、内部空間を形成する構造体部位と熱負荷源の各部分熱負荷を与える負荷計算式の不明パラメータを予備的に導出し、その不明パラメータと既知パラメータに基づいて各負荷計算式を予備的に導出し、空調機器の所定の運転条件下における所定の環境データについて実測と予備的に導出された各負荷計算式を用いたシミュレーションの両結果を比較して予備的に導出された不明パラメータの調整を行い、各負荷計算式の予備的導出とシミュレーションと不明パラメータの調整を適宜繰り返すことにより不明パラメータを導出する。」と記載されている。
昨今、電力不足に対する対策強化、温室効果ガスの排出削減などの観点から、省エネルギー化に対する意識が高まっている。このため、スマートメータの導入促進と共に、空調機器(冷房、暖房等)やこれを制御する機器(HEMSサーバ(HEMS:Home Energy Management System)、ホームゲートウェイ等)には、需要家が電力消費量を一時的に削減するデマンドレスポンス(DR(Demand Response))、自動デマンドレスポンス(ADR(Automated Demand Response))等に対応した機能や消費エネルギーの可視化(見える化)機能などの実装が求められるようになってきている。ここでこうした機能は、空調機器が設置される空間の温度変化をシミュレーションにより予測し、その結果を空調機器の制御に反映することで実現することができるが、シミュレーションの精度を高めることで空調機器の更なる効率的な制御が可能となる。
本発明はこうした背景に鑑みてなされたものであり、建物の内部空間の熱環境を精度よくシミュレーションすることが可能な、シミュレーション装置、及びシミュレーション方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のうちの一つは、シミュレーション装置であって、建物の内部空間の熱環境に関する情報である熱環境情報を取得する熱環境情報取得部と、前記熱環境情報及び前記内部空間について設定した熱モデルに基づき、前記内部空間の所定期間における発熱量をシミュレーションにより求めるシミュレーション処理部と、求めた前記発熱量、前記内部空間を満たす空気の比熱と質量、及び記憶している補正係数を次式に代入することにより、前記内部空間を満たす空気の前記所定期間における温度変化を求める温度変化算出部と、
温度変化=補正係数×発熱量/(空気の比熱×空気の質量)
前記内部空間の前記熱環境情報として取得される所定期間の温度変化、前記空気の比熱と質量、及び前記シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量を次式に代入することにより前記補正係数を求める補正係数算出部と
補正係数=温度変化×空気の比熱×空気の質量
/シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量
を備える。
温度変化=補正係数×発熱量/(空気の比熱×空気の質量)
前記内部空間の前記熱環境情報として取得される所定期間の温度変化、前記空気の比熱と質量、及び前記シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量を次式に代入することにより前記補正係数を求める補正係数算出部と
補正係数=温度変化×空気の比熱×空気の質量
/シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量
を備える。
本発明によれば、建物の内部空間の熱環境を精度よくシミュレーションすることができる。
以下、実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、同一又は類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。また符号の添字部分を省略して同一の構成要素を総称することがある(例えば、内部空間3A,3B,・・・を内部空間3と総称する。)。
図1に、実施例1として説明する、建物2の内部空間3の熱環境のシミュレーションを行うシミュレーションシステム1の概略的な構成を示している。このシミュレーションシステム1によるシミュレーションの結果は、例えば、建物2の内部空間3に設けられている空調機器30(エアコン(冷房機器、暖房機器))の自動運転の最適化、屋内環境の快適度の予測、建物2の居住者等への生活アドバイスのための情報などとして利用される。
同図に示すように、シミュレーションシステム1は、シミュレーション装置10、建物2の内部空間3の夫々に設けられた内部温湿度センサ21、消費電力センサ22、及び空調機器30、及び、建物2の外部に設けられた外部温湿度センサ40等を含む。建物2は、例えば、住宅、ビル、店舗等であり、内部空間3は、例えば、リビング、寝室、オフィス空間、売り場空間等である。
建物2には有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、センサネットワーク(Wireless Sensor Networks)等で構成された通信ネットワーク51が設けられている。通信ネットワーク51はインターネット等の外部の通信ネットワーク52と接続している。通信ネットワーク51又は通信ネットワーク52に接続する装置はTCP/IP等の所定のプロトコルに従って通信することができる。通信ネットワーク51又は通信ネットワーク52に接続する個々の装置にはIPアドレス等の固有のネットワークアドレスが付与されている。シミュレーション装置10は、通信ネットワーク51及び通信ネットワーク52を通じて気象情報提供サーバ60と通信することができる。中継装置50は、通信ネットワーク51と通信ネットワーク52を接続する装置であり、ルータ、ゲートウェイ装置等である。中継装置50の機能の全部又は一部をシミュレーション装置10によって実現してもよい。
シミュレーション装置10、内部温湿度センサ21、消費電力センサ22、及び空調機器30は通信ネットワーク51を介して通信する。内部温湿度センサ21は、内部空間3の温度及び湿度を計測し、計測値を自発的にもしくはシミュレーション装置10からの要求に応じてシミュレーション装置10に送信する。消費電力センサ22は、空調機器30の消費電力を計測し、計測値を自発的にもしくはシミュレーション装置10からの要求に応じてシミュレーション装置10に送信する。
シミュレーション装置10は建物2の空調環境について監視や制御を行う。シミュレーション装置10は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)、BEMS(Building Energy Management System)、FEMS(Factory Energy Management System)などにおける、サーバ装置、ゲートウェイ装置などとして機能するものであってもよい。
シミュレーション装置10は情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成されており、中央処理装置11(CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等)、記憶装置12(ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、光学式記憶装置等)、通信装置13(NIC(Network Interface Card)等)、入力装置14(キーボード、マウス、タッチパネル等)、表示装置15(液晶モニタ等)、計時装置16、及びこれらの装置を通信可能に接続するバス(bus)等の通信手段17を備える。計時装置16は、RTC(Real Time Clock)等を用いて構成され、現在時刻等の日時情報や各種時間情報を生成する。通信装置13は、通信ネットワーク51を介して他の装置と通信する。入力装置14及び表示装置15の機能は、シミュレーション装置10と通信ネットワーク51を介して通信可能に接続する情報処理装置(操作入力端末)によって実現してもよい。
記憶装置12は、シミュレーション装置10が備える各種の機能(処理部)を実現するためのプログラム(以下、「PG」と略記することがある。)やデータを記憶する。同図に示すように、記憶装置12は、主なプログラムとして、シミュレーションPG121、補正係数算出PG122、熱環境情報取得PG123、及び機器制御PG124を記憶する。また記憶装置12は、主なデータとして、熱モデル131、熱環境情報132、及び補正係数133を記憶する。
上記プログラムのうち、シミュレーションPG121は、内部空間3の発熱量(発熱量が負値の場合は吸熱量を意味する。)のシミュレーションに関する機能(シミュレーションの実施機能、シミュレーション結果の表示機能等)を実現する。
補正係数算出PG122は、後述する補正係数の算出に関する機能を実現する。例えば、補正係数算出PG122は、熱環境情報132の後述の収集期間の決定、補正係数を求めるための熱環境情報132の収集、補正係数を求めるためのシミュレーション等の機能を実現する。
熱環境情報取得PG123は、建物2の内部空間3の熱環境に関する情報である熱環境情報132(内部空間3を満たす空気の温湿度、建物2の外部の空気の温湿度、空調機器30の消費電力等)を、内部温湿度センサ21、外部温湿度センサ40、消費電力センサ22から取得する機能を実現する。また熱環境情報取得PG123は、気象情報提供サーバ60から熱環境情報132を取得する機能を実現する。
機器制御PG124は、通信ネットワーク51を介して内部空間3に設けられている空調機器30を遠隔制御(稼働停止制御等)する機能を実現する。
気象情報提供サーバ60は、建物2が存在する地域の気象情報(気温、湿度、照度、日照時間、雨量、降雪量、風速、風向等)を熱環境情報132として、通信ネットワーク52を介してシミュレーション装置10に提供する。気象情報提供サーバ60は、過去又は現在の気象情報、予測した未来の気象情報を熱環境情報132として提供する。
図2にシミュレーション装置10が記憶する熱環境情報132の一例を示す。同図に示すように、熱環境情報132は、当該レコードの内容の取得日時211、内部温湿度センサ21Aから取得した内部空間3Aの温度(温度A212)、内部温湿度センサ21Aから取得した内部空間3Aの湿度(湿度A213)、内部温湿度センサ21Bから取得した内部空間3Bの温度(温度B214)、内部温湿度センサ21Bから取得した内部空間3Bの湿度(湿度B215)、外部温湿度センサ40から取得した外部の温度(外部温度216)、外部温湿度センサ40から取得した外部の湿度(外部湿度217)、内部空間3Aの空調機器30Aの消費電力(消費電力A218)、及び内部空間3Bの空調機器30Bの消費電力(消費電力B219)の各項目を有する一つ以上のレコードで構成されている。尚、同図に示す各レコードの内容はシミュレーション装置10が所定の取得日時131に同時に取得したものである。
続いて、シミュレーション装置10が行う内部空間3のシミュレーションについて説明する。シミュレーション装置10は、各内部空間3の熱モデル131を記憶している。熱モデルは、内部空間3の構造物(壁、天井、床等)、内部空間3に存在する機器(電灯、テレビ、パソコン等)や人体、及び空調機器30等の要素についての熱収支をモデル化(例えば、部屋モデル、壁モデル、換気モデル、蓄熱モデル、空調モデル、人体熱源モデル、家電熱源モデル等でモデル化)したものである。シミュレーション装置10は、熱モデルの各要素について単位時間当たりの発熱量を積算することにより内部空間3の単位時間あたりの熱収支を求め、求めた熱収支を発熱量とする。またシミュレーション装置10は、潜熱負荷として発生する水蒸気量(水蒸気量が負値の場合は除湿を意味する。)を求める。シミュレーション装置10は、例えば、各要素について予め設定された条件、温度、湿度に基づき、所定期間における単位時間あたりの発熱量を求める。
ここで内部空間3に発生した熱が全て内部空間3に蓄熱されると仮定すれば、温度変化と全発熱量の関係は次式で表すことができる。
[数1]
シミュレーションで算出した全発熱量(J)
=温度変化(K)×空気の比熱(J/gK)×空気質量(g) … 式1
尚、上式における空気質量(g)は内部空間3に存在する空気の質量である。
[数1]
シミュレーションで算出した全発熱量(J)
=温度変化(K)×空気の比熱(J/gK)×空気質量(g) … 式1
尚、上式における空気質量(g)は内部空間3に存在する空気の質量である。
式1では全発熱量が全て内部空間3に蓄熱されると仮定している。このため、壁等の構造物から外部へ移動する熱や、内部空間3に存在する構造物への蓄熱等の影響によりシミュレーションで算出した全発熱量(J)は必ずしも正確ではなく、式1から求めた温度変化(K)は実際の温度変化(K)と必ずしも一致しない。そこでシミュレーション装置10は、式1に補正係数を導入した次式に基づき、より正確な温度変化を求める。
[数2]
シミュレーションで算出した全発熱量(J) ×補正係数
=温度変化(K)×空気の比熱(J/gK)×空気質量(g) … 式2
[数2]
シミュレーションで算出した全発熱量(J) ×補正係数
=温度変化(K)×空気の比熱(J/gK)×空気質量(g) … 式2
ここで補正係数は、式1の左辺を実測値である右辺に合わせるための係数である。シミュレーション装置10は、補正係数を図1における補正係数133として記憶装置12に記憶する。シミュレーション装置10は式2に基づき求めた単位時間毎の温度変化を結んでいくことにより内部空間3の温度変化をシミュレーションする。
シミュレーション装置10は、湿度(%)について、各熱モデルの計算より得た単位時間あたりの発生水蒸気量を内部空間3の水蒸気量に積算していくことで計算対象空間の水蒸気量の時間変化を求める。そしてシミュレーション装置10は、求めた水蒸気量と温度とに基づき内部空間3の相対湿度を求める。
空調機器30の消費電力について、シミュレーション装置10は、例えば、次式で表される消費電力モデルに基づきシミュレーションを行う。尚、消費電力モデルは、例えば、温度、設定温度、並びにその他の変数を引数とする関数で表現される別態様のモデルであってもよい。
[数3]
消費電力(W)=(温度(℃)-設定温度(℃))×出力比(W/K) … 式3
但し「温度≦設定温度」の場合は「空調機器30の消費電力=0」とし、また「消費電力>空調機器30の定格電力」の場合は「消費電力=定格電力」とする。温度(℃)は、内部空間3の温度であり、また設定温度(℃)はユーザ等が設定した空調機器30の設定温度である。また出力比(W/K)は、温度と設定温度の温度差と空調機器30の出力とが比例すると仮定した場合における温度差と出力との比である。空調機器30の設定温度と出力比を固定すれば、式2から取得される温度(の時間変化)を式3に代入して空調機器30の消費電力を求めることができる。
[数3]
消費電力(W)=(温度(℃)-設定温度(℃))×出力比(W/K) … 式3
但し「温度≦設定温度」の場合は「空調機器30の消費電力=0」とし、また「消費電力>空調機器30の定格電力」の場合は「消費電力=定格電力」とする。温度(℃)は、内部空間3の温度であり、また設定温度(℃)はユーザ等が設定した空調機器30の設定温度である。また出力比(W/K)は、温度と設定温度の温度差と空調機器30の出力とが比例すると仮定した場合における温度差と出力との比である。空調機器30の設定温度と出力比を固定すれば、式2から取得される温度(の時間変化)を式3に代入して空調機器30の消費電力を求めることができる。
<処理説明>
続いて図3に示すフローチャートとともに内部空間3の熱環境のシミュレーションに関してシミュレーション装置10が行う処理(以下、シミュレーション処理S300とも称する。)について説明する。
続いて図3に示すフローチャートとともに内部空間3の熱環境のシミュレーションに関してシミュレーション装置10が行う処理(以下、シミュレーション処理S300とも称する。)について説明する。
同図に示すように、シミュレーション装置10は、まず所定の判断基準に従い補正係数を更新する必要があるか否かを判断する(S311)。上記判断基準は、例えば、補正係数に初期値が設定されているか否か(補正係数に初期値が設定されている場合は補正係数を必ず更新するように設定されている場合)、以前に行ったシミュレーションにより求めた内部空間3の温度変化と実測された温度変化との偏差が予め設定された閾値を超えている(シミュレーションの誤差が大きい)か否か、予め設定された更新時期が到来した(例えば、季節の変わり目や予め設定された周期が到来した)か否かである。補正係数を更新する必要があると判断すると(S311:YES)、シミュレーション装置10は、補正係数の更新に関する処理(S312からの処理)を開始する。補正係数を更新する必要がないと判断した場合(S311:NO)、シミュレーション装置10は、シミュレーションの実施に関する処理(S321からの処理)を開始する。
S312では、シミュレーション装置10は、熱環境情報132の収集期間(以下、単に「収集期間」とも称する。)を決定する。この処理(以下、収集期間決定処理S312と称する)の詳細については後述する。S313では、シミュレーション装置10は、決定した収集期間において熱環境情報132の収集を行う。
S314では、シミュレーション装置10は、熱環境情報132の収集が完了しているか否かを判断する。熱環境情報132の収集が完了している場合(S314:YES)、シミュレーション装置10は、収集した熱環境情報132に基づき補正係数を求め、記憶装置12に記憶している補正係数133を、新たに求めた上記補正係数に更新する(S315)。その後、シミュレーション装置10は、シミュレーションの実施に関する処理(S321からの処理)を開始する。
一方、S314において熱環境情報132の収集が完了していない場合(S314:NO)、シミュレーション装置10は、シミュレーションの実施に関する処理(S321からの処理)を開始する。つまりシミュレーション装置10はシミュレーションの実施を補正係数の更新に優先する。
S321では、シミュレーション装置10は、現在が熱環境情報132の収集期間内であるか否かを判断する。収集期間内であれば(S321:YES)、シミュレーション装置10は、空調機器30の稼働を停止させてから(S322)、シミュレーションを実施する(S323)。このように空調機器30の稼働を停止させるのは空調機器30の影響(外乱)を抑えて補正係数の精度を高めるためである。尚、現在が熱環境情報132の収集期間内か否かに応じて空調機器30を停止させるか否かを判断するのではなく、熱環境情報132の収集期間とは別に、ユーザ等から空調機器30を停止させてもよい期間を受け付け、現在が受け付けた上記期間内であるか否かに応じて空調機器30の稼働を制御するようにしてもよい。
現在が空調機器30の熱環境情報132の収集期間内でなければ(S321:NO)、シミュレーション装置10は空調機器30の稼働停止制御を行わずにシミュレーションを実施する(S323)。シミュレーションの実施に際し、シミュレーション装置10は、熱モデル131、熱環境情報132、及び補正係数133を取得する。また必要な場合は気象情報提供サーバ60から気象情報(建物2が存在する地域に関するもの)を取得する。例えば、内部空間3Aについてシミュレーションを実施する場合、シミュレーション装置10は、シミュレーションの対象期間における、内部温湿度センサ21Aの計測値、消費電力センサ22Aの計測値、及び外部温湿度センサ40の計測値を取得する。
シミュレーションの実施後、シミュレーション装置10はその結果を表示装置15に表示する(S324)。その後、処理はS311に戻る。
図4は、図3に示した収集期間決定処理S312の詳細を説明するフローチャートである。同図に示すように、まずシミュレーション装置10は、熱環境情報132の収集期間の候補を生成して記憶装置12に記憶する(S411)。シミュレーション装置10は、例えば、空調機器30を停止させることによりユーザに与える影響が少ない時間帯(深夜の時間帯等)を熱環境情報6の収集期間の候補として生成する。また例えば、シミュレーション装置10は、ユーザに与える影響が少なく外乱の影響も少ない、消費電力センサ22から取得される空調機器30の消費電力が期間全体にわたって予め設定された閾値以下となる期間を熱環境情報132の収集期間の候補として生成する。また例えば、シミュレーション装置10は、入力装置14や通信ネットワーク51等を介してユーザから受け付けた、ユーザが熱環境情報132の収集を行ってもよいとする期間もしくはユーザが内部空間3に不在となる期間等を熱環境情報132の収集期間の候補として生成する。また例えば、シミュレーション装置10は、任意の期間(現在から24時間後までの期間等)を熱環境情報132の収集期間の候補として生成する。
熱環境情報132の収集期間の候補を生成すると、シミュレーション装置10は、続いてユーザに熱環境情報132の収集期間の候補の一つを提示し(S412)、これを熱環境情報132の収集期間として設定するか否かをユーザに尋ねる(S413)。ユーザは、例えば、空調機器30の稼働を停止させたくない期間を避けて熱環境情報132の収集期間を選択する。
図5は、シミュレーション装置10がユーザに熱環境情報132の収集期間を選択させる際(図4のS412〜S414の処理の際)に表示装置15に表示する画面500の一例である。同図に示すように、この画面500には、空間A(内部空間3Aに相当)についての熱環境情報132の収集期間の候補501と空間B(内部空間3Bに相当)についての熱環境情報132の収集期間の候補503が表示されている。このうち候補501は「2013年7月1日の01:00〜05:00に空調機器30Aを停止する」ことを、候補503は「2013年7月2日の13:00〜17:00に空調機器30Bを停止する」ことを表している。
ユーザは、候補501については選択ボタン502の「はい」又は「いいえ」を選択することでこれを熱環境情報132の収集期間とするか否かを、また候補503については選択ボタン504の「はい」又は「いいえ」を選択することでこれを熱環境情報132の収集期間とするか否かを、シミュレーション装置10に指示することができる。「はい」が選択されるとシミュレーション装置10は該当の候補を熱環境情報132の収集期間として決定し、「いいえ」が選択されるとシミュレーション装置10は他の候補を提示してユーザに熱環境情報132の収集期間の指定を促す。尚、提示可能な全ての候補について「いいえ」が選択された場合、シミュレーション装置10は、例えば、図3のS321の判断の結果を「NO」とし、この場合は空調機器30を停止させずにS322の処理をスキップしてS323からの処理を行う。尚、空調機器30に備えられている操作パネル等をユーザが直接操作することにより空調機器30が運転されてしまう可能性もあるが、その場合もシミュレーション装置10は図3のS322の処理をスキップしてS323の処理を行う。
提示中の収集期間の候補を熱環境情報132の収集期間とする旨をユーザから受け付けると(S414:YES)、シミュレーション装置10は、提示中の熱環境情報132の収集期間の候補を熱環境情報132の収集期間として決定する(S415)。一方、提示中の収集期間の候補を熱環境情報132の収集期間としない旨をユーザから受け付けると(S414:NO)、シミュレーション装置10は未選択の収集期間の候補の一つを提示して以上と同様の処理を繰り返す(S412)。
尚、S412〜S414のようにユーザに収集期間を選択させるのではなく、シミュレーション装置10がS415にて熱環境情報132の収集期間の候補のうちの一つを熱環境情報132の収集期間として自動的に決定するようにしてもよい。その場合、シミュレーション装置10は、例えば、収集期間の候補のうち現在から最も早期に開始されるものを熱環境情報132の収集期間として決定する。
図6は図3のS315の処理(以下、補正係数更新処理S315と称する。)の詳細を説明するフローチャートである。以下、同図とともに補正係数更新処理S315について説明する。
まずシミュレーション装置10は、式2を変形することにより得られる次式に基づき補正係数を求める。
[数4]
補正係数=温度変化(K)×空気の比熱(J/gK)×空気質量(g)
/シミュレーションで算出した全発熱量(J) …式4
具体的には、シミュレーション装置10は、まず補正係数の初期値を「1」として(補正係数の大凡の値が知得されている場合はそのような値を初期値として設定してもよい。)、図3のS321〜S323と同様の手順でシミュレーションを実施することにより、S312で取得した期間中における発熱量の総和、即ち式4の右辺の分母の値を求める(S611)。
[数4]
補正係数=温度変化(K)×空気の比熱(J/gK)×空気質量(g)
/シミュレーションで算出した全発熱量(J) …式4
具体的には、シミュレーション装置10は、まず補正係数の初期値を「1」として(補正係数の大凡の値が知得されている場合はそのような値を初期値として設定してもよい。)、図3のS321〜S323と同様の手順でシミュレーションを実施することにより、S312で取得した期間中における発熱量の総和、即ち式4の右辺の分母の値を求める(S611)。
またシミュレーション装置10は、S312で取得した期間の最初の時点における温度と最後の時点における温度を取得し、その温度差を温度変化(K)として求める(S612)。
そしてシミュレーション装置10は、S611で求めたシミュレーションで算出した全発熱量(J)並びにS612で求めた温度変化(K)と、既知の空気の比熱(J/gK)及び空気質量(g)とを式4に代入して補正係数を求める(S613)。
図7はS324にてシミュレーション装置10がシミュレーション結果として表示装置15に表示する画面の一例である。この画面700は、例えば、シミュレーション装置10が入力装置14を介してユーザから表示要求を受け付けた場合に表示される。
同図に示すように、この画面700には、内部空間3Aを対象として2013年7月1日にシミュレーション装置10が行ったシミュレーションの結果がグラフの形式で表示されている。グラフの横軸は時間であり、縦軸は内部空間3Aを満たしている空気の温度である。図中、符号711で示すグラフは補正係数を更新する前に更新前の補正係数を用いて行ったシミュレーション結果であり、符号712で示すグラフは補正係数の更新後に行ったシミュレーション結果であり、符号713は内部温湿度センサ21Aから取得される、内部空間3Aの空気の温度変化の実測値である。
以上に説明したように、シミュレーション装置10は、実際の熱環境に適合するように補正係数を自動的に調整するので、建物2の内部空間3の熱環境(熱量と温度変化の関係)のシミュレーションの精度を向上することができる。また図6及び図7に示したように、ユーザの許可を得て熱環境情報132の収集期間を決定するので、ユーザに不便をかけずに外乱の少ない熱環境情報132を収集することができる。またシミュレーション装置10は熱環境情報132の収集に際して空調機器30を停止させるので、空調機器30による温度変化の影響がない状態で熱環境情報132を収集することができ、補正係数を正確に求めることができる。
尚、本実施形態のシミュレーション装置10の応用としては様々なものが想定される。例えば、このシミュレーション装置10の機能を空調機器30の自動運転機能(内部空間3の空気の温度を自動的に設定温度に近づける機能)に適用すれば、補正係数自動調整機能付きの空調機器(環境自動適応型の空調機器)を実現することができ、低消費電力かつ高効率で動作する空調機器を実現することができる。またそのような空調機器に、例えば図7に示すグラフを表示する機能を付加することで、上記補正係数自動調整機能の効果を視覚情報として直感的にユーザに知らせることができる。
図8に実施例2として示すシミュレーションシステム1の概略的な構成を示している。実施例2のシミュレーション装置10の構成は実施例1に示したものと同様である。実施例2では、実施例1と異なり、同じシミュレーション装置10が複数の建物2の夫々の内部空間3のシミュレーションを行う。シミュレーション装置10は、例えば、データセンタやシステムセンタ等の建物2の外部に設けられるが、いずれかの建物2内に設けてもよい。
実施例2では、シミュレーション装置10は、通信ネットワーク52、中継装置50、及び通信ネットワーク51を介して、各建物2の内部空間3に設けられている内部温湿度センサ21、消費電力センサ22、及び空調機器30(以下、屋内設置機器と称する。)と通信する。また実施例2では、シミュレーション装置10は、通信ネットワーク52を介することで各建物2の内部空間3に設けられている空調機器30の遠隔制御(稼働停止制御等)を行う。
図9にシミュレーション装置10が記憶装置12に記憶する熱環境情報900を示す。実施例2では、同じシミュレーション装置10が複数の建物2の夫々の熱環境のシミュレーションを行うため、各レコードの内容がいずれの建物2の屋内設置機器から取得したものであるかを区別できるように各レコードに建物2ごとに付与した識別子である建物ID911を対応づけている。尚、同図における他の項目については図2に示した熱環境情報132と同様であるので説明を省略する。
このように実施例2では、同じシミュレーション装置10が、複数の建物2の夫々の熱環境のシミュレーションを担うため、シミュレーション装置10のコスト面や運用面での設置負担を軽減することができる。また複数の建物2の熱環境情報900がシミュレーション装置10に集約されるので、例えば、ある建物2の内部空間3について行ったシミュレーションの結果に基づき他の建物2の内部空間3のシミュレーションにおける補正係数を決定する際の初期値を設定するなど、ある建物2の内部空間3について行ったシミュレーションの結果を他の建物2の内部空間3のシミュレーションに役立てることができる。
ところで、本発明は以上に説明した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。またある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、またある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また上記の各構成、機能等は、中央処理装置(プロセッサ)がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に記憶することができる。
また制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示すものであり、必ずしも本発明が適用される製品の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。
1 シミュレーションシステム、 2 建物、 3 内部空間、 10 シミュレーション装置、 11 中央処理装置、 12 記憶装置、 13 通信装置、 14 入力装置、 15 表示装置、 16 計時装置、 121 シミュレーションPG、 122 補正係数算出PG、 123 熱環境情報取得PG、 124 機器制御PG、 21 内部温湿度センサ、 22 消費電力センサ、 30 空調機器、 40 外部温湿度センサ、 50 中継装置、 51 通信ネットワーク、 52 通信ネットワーク、 60 気象情報提供サーバ
Claims (12)
- 建物の内部空間の熱環境に関する情報である熱環境情報を取得する熱環境情報取得部と、
前記熱環境情報及び前記内部空間について設定した熱モデルに基づき、前記内部空間の所定期間における発熱量をシミュレーションにより求めるシミュレーション処理部と、
求めた前記発熱量、前記内部空間を満たす空気の比熱と質量、及び記憶している補正係数を次式に代入することにより、前記内部空間を満たす空気の前記所定期間における温度変化を求める温度変化算出部と、
温度変化=補正係数×発熱量/(空気の比熱×空気の質量)
前記内部空間の前記熱環境情報として取得される所定期間の温度変化、前記空気の比熱と質量、及び前記シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量を次式に代入することにより前記補正係数を求める補正係数算出部と
補正係数=温度変化×空気の比熱×空気の質量
/シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量
を備えるシミュレーション装置。 - 請求項1に記載のシミュレーション装置であって、
前記内部空間に設けられている空調機器と通信可能に接続する通信装置と、
前記熱環境情報の前記取得に際して前記空調機器の運転を停止させる機器制御部と
を備えるシミュレーション装置。 - 請求項2に記載のシミュレーション装置であって、
前記空調機器の運転を停止させる候補とする期間である候補期間を受け付けるユーザインタフェースを備え、
前記機器制御部は、前記熱環境情報の前記取得に際して受け付けた前記候補期間のうちのいずれかの期間を選択し、選択した期間に前記空調機器の運転を停止させる
シミュレーション装置。 - 請求項1に記載のシミュレーション装置であって、
前記熱環境情報取得部は、前記内部空間の熱環境を制御する空調機器の消費電力を取得し、
前記消費電力が期間全体にわたって予め設定された閾値以下となる期間を前記内部空間の前記熱環境情報を取得する期間とする
シミュレーション装置。 - 請求項1に記載のシミュレーション装置であって、
前記内部空間に設けられたセンサと通信可能に接続する通信装置を備え、
前記センサの計測値を前記熱環境情報として受信する
シミュレーション装置。 - 請求項1に記載のシミュレーション装置であって、
前記熱環境情報には、前記内部空間を満たす空気の温湿度、前記建物の外部の温湿度、及び通信ネットワークを介して接続するサーバ装置から取得した気象情報のうちの少なくともいずれかが含まれる
シミュレーション装置。 - 情報処理装置が、
建物の内部空間の熱環境に関する情報である熱環境情報を取得するステップ、
前記熱環境情報及び前記内部空間について設定した熱モデルに基づき、前記内部空間の所定期間における発熱量をシミュレーションにより求めるステップ、
求めた前記発熱量、前記内部空間を満たす空気の比熱と質量、及び記憶している補正係数を次式に代入することにより、前記内部空間を満たす空気の前記所定期間における温度変化を求めるステップ、
温度変化=補正係数×発熱量/(空気の比熱×空気の質量)
前記内部空間の前記熱環境情報として取得される所定期間の温度変化、前記空気の比熱と質量、及び前記シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量を次式に代入することにより前記補正係数を求めるステップ
補正係数=温度変化×空気の比熱×空気の質量
/シミュレーションにより求めた所定期間における発熱量
を実行するシミュレーション方法。 - 請求項7に記載のシミュレーション方法であって、
前記情報処理装置は、前記内部空間に設けられている空調機器と通信可能に接続し、
前記情報処理装置が、前記熱環境情報の前記取得に際して前記空調機器の運転を停止させるステップを実行する
シミュレーション方法。 - 請求項8に記載のシミュレーション方法であって、
前記情報処理装置は、前記空調機器の運転を停止させる候補とする期間である候補期間を受け付けるユーザインタフェースを備え、
前記情報処理装置が、前記熱環境情報の前記取得に際して受け付けた前記候補期間のうちのいずれかの期間を選択し、選択した期間に前記空調機器の運転を停止させるステップを実行する
シミュレーション方法。 - 請求項7に記載のシミュレーション方法であって、
前記情報処理装置が、
前記内部空間の熱環境を制御する空調機器の消費電力を取得するステップと、
前記消費電力が期間全体にわたって予め設定された閾値以下となる期間を前記内部空間の前記熱環境情報を取得する期間とするステップと
を実行する、シミュレーション方法。 - 請求項7に記載のシミュレーション方法であって、
前記情報処理装置は、前記内部空間に設けられたセンサと通信可能に接続し、
前記情報処理装置が、前記センサの計測値を前記熱環境情報として受信する
シミュレーション方法。 - 請求項7に記載のシミュレーション方法であって、
前記熱環境情報には、前記内部空間を満たす空気の温湿度、前記建物の外部の温湿度、及び通信ネットワークを介して接続するサーバ装置から取得した気象情報のうちの少なくともいずれかが含まれる
シミュレーション方法。
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