JP2015090151A - ガスタービン入口空気を冷却するためのガスタービン入口システムおよび関連の方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスタービン用の入口空気調整システムを提供すること。【解決手段】ガスタービン用の入口空気調整システムは、ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を備える入口ダクトと、空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、ウォーターチラーと、ウォーターチラーおよび蒸発媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプとを含む。チラーは、水が蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に水を冷やすように構成されている。発電プラントは、圧縮機、燃焼システム、およびタービンセクションを含むガスタービンと、負荷と、入口空気調整システムとを含む。【選択図】図1

Description

本明細書で開示されている主題は、一般に、ガスタービン用の入口空気調整システムに関し、詳細には、入口空気の冷却が改善された入口空気調整システムおよび方法に関する。
ガスタービンは、一般に、入口システムと、圧縮機セクションと、燃焼セクションと、タービンセクションと、排気セクションとを含む。ガスタービンは、以下のように動作することが可能である。入口システムは、ガスタービンの大気環境から空気を受け入れ、圧縮機セクションは、入口空気を圧縮する。次いで、圧縮空気流は、燃焼セクションへ流れ、燃焼セクションにおいて、燃焼の前に、燃料混合が起こることが可能である。燃焼プロセスは、タービンセクションを駆動するガス状混合物を発生させ、タービンセクションは、ガス状混合物のエネルギーをトルクの形態の機械的なエネルギーに変換する。トルクは、通常、発電機、機械的駆動装置などを駆動するために使用される。
ガスタービン性能は、一般に、出力、熱効率、および/または熱消費率によって決定される。流入する空気流の温度および湿度は、ガスタービン性能に重要な影響を与える。一般的に、ガスタービンは、空気流の温度が上昇するにつれて、効率的でなくなる。
様々なシステムが、特により高い空気流温度および/または湿度を有する大気条件中に、入口空気流温度を低減させるために利用されている。これらのシステムは、圧縮機セクションに進入する前に空気流を調整することによって、この目標を実現しようとする。調整することは、空気流の少なくとも1つの物理的特性を調節するプロセスであると考えることが可能である。物理的特性は、湿球温度、乾球温度、湿度、および密度を含むことが可能であるが、それに限定されない。空気流の1つまたは複数の物理的特性を調節することによって、ガスタービンの性能を改善させることが可能である。
これらのシステムのいくつかの公知の例は、媒体タイプ蒸発冷却器、噴霧蒸発冷却器、機械式のウォーターチラー(chiller)を備えるチラーコイル、または、熱エネルギーシステムを有する、または有していない吸収式ウォーターチラーなどを含む。しかし、ガスタービンに進入する空気流を調整するための公知のシステムに対する関心はほとんどない。
タービンエンジンのための関連の入口空気冷却システムでは、センシティブ(sensitive)冷却および蒸発冷却システムの両方が使用されている。センシティブ冷却システムは、典型的には、入口空気流内に配設されているウォーターチラーおよび冷却コイルを用いる。これらのシステムは、非常に機能的であるが、作製および設置するために数百万ドルの費用がかかる可能性がある冷却コイルおよびウォーターチラープラントの高い費用に少なくとも部分的に起因して、しばしば実施するには高価過ぎると考えられる。蒸発冷却システムは、典型的には、作製および設置するのにそれほど高価でないが、高温乾燥環境において最適に働く。なぜなら、高温乾燥空気は、相対的に湿度の高い環境よりも大きい冷却能力を提供するからである。実際、蒸発冷却器は、高温乾燥環境でそれらを使用することに比べて性能が相対的に不十分であることにより、高湿環境で使用することについて完全に度外視されていた可能性がある。関連の蒸発冷却システムは、近くの水供給部(水供給部の温度は大気条件と関係している)からの水など、容易に利用可能な水に依拠していた。
米国特許第8,365,530号(‘530特許)は、センシティブ冷却および蒸発冷却の両方を含むシステムを開示している。‘530特許は、水が媒体表面の上にスプレーされるシステムを開示しており、水が冷却され得るか、または、水が大気条件で供給され得る。このアプローチは、媒体が異なり、水が送達される方式が異なる(従来の蒸発冷却はスプレーを用いていない)という点において、蒸発冷却とは部分的に異なる。
本開示に至る研究の前には、少なくとも効率に関して、また、蒸発冷却器とともに使用するために水をチリング(chilling)することに対して、利益はないと当技術分野では認められていた。したがって、以下に論じる結果、すなわち蒸発冷却器の効率の改善がチルド(chilled)水を蒸発冷却媒体に供給することによって実現されたことは、驚くべきものであり、相当なブレークスルーであった。実際、本開示によるデバイスは、関連の蒸発冷却器に関するこれまでの考え方とは対照的に、比較的高い大気湿度であっても、効果的な冷却を提供する。
本明細書で説明されている入口冷却システムの態様は、先行技術に関連する1つまたは複数の課題または不利益に対する解決策を提供する。
米国特許第8,365,530号公報
例示的であるが非限定的な1つの態様では、本開示は、ガスタービン用の入口空気調整システムに関する。システムは、ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を含む、ガスタービン用の入口ダクトと、空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、ウォーターチラーと、ウォーターチラーおよび蒸発媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプとを含む。チラーは、水が蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に水を冷やす(chill)ように構成されている。
例示的であるが非限定的な別の態様では、本開示は、発電プラントに関する。発電プラントは、圧縮機、燃焼システム、およびタービンセクションを含むガスタービンと、機械的な負荷または電気的な負荷と、ガスタービン用の入口システムとを含む。入口システムは、ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を含む、ガスタービン用の入口ダクトと、空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、ウォーターチラーと、ウォーターチラーおよび蒸発媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプとを含む。チラーは、水が蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に水を冷やすように構成されている。蒸発冷却媒体は、蒸発冷却およびセンシティブ冷却の組み合わせを提供するように最適化されている。
例示的であるが非限定的な別の態様では、本開示は、発電プラントに関する。発電プラントは、圧縮機、燃焼システム、およびタービンセクションを含むガスタービンと、機械的な負荷または電気的な負荷と、ガスタービン用の入口システムとを含む。入口システムは、ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を含む、ガスタービン用の入口ダクトと、空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、ウォーターチラーと、ウォーターチラーおよび蒸発媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプとを含む。チラーは、水が蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に水を冷やすように構成されている。入口空気を調整するために蒸発冷却媒体に送達されるすべての水が冷やされる。
本開示の例示的であるが非限定的な態様による、概略的に示されている入口システムおよびガスタービンエンジンの簡単化された側面図である。 本開示の例示的であるが非限定的な態様による、入口空気冷却システムの概略図である。 本開示の蒸発冷却モジュールおよび関連の構造体の簡単化された表示である。 蒸発媒体、および、蒸発媒体の垂直方向にわたる冷却有効性の表示である。 例示的であるが非限定的な例を伴う簡単化された湿り空気線図である。
本開示の1つまたは複数の具体的な実施形態が、以下に説明されることになる。これらの実施形態の簡潔な説明を提供する目的で、実際の実施のすべての特徴が、明細書内に説明されてはいない可能性がある。エンジニアリングまたは設計プロジェクトなど任意の実際の実施の開発において、システム関連の制約および/またはビジネス関連の制約(それは、実施ごとに変化する可能性がある)を順守するなど、特定の目標を実現するために、多数の実施時固有の決断がなされることが認識されるべきである。そのうえ、そのような努力は、複雑であり、時間がかかるが、それにもかかわらず、この開示の利益を有する当業者にとって、設計、作製、製造の日常的業務であるいうことが認識されるべきである。
詳細な例示的な実施形態が、本明細書で開示されている。しかし、本明細書で開示されている特定の構造的なおよび機能的な詳細は、単に、例示的な実施形態を説明する目的のための代表的なものである。しかし、本開示の実施形態は、多くの代替的な形態で具現化することが可能であり、本明細書で述べられている実施形態だけに限定されるものとして解釈されるべきではない。
したがって、例示的な実施形態は、様々な修正例および代替的な形態とすることが可能であるが、その実施形態は、図内で例として図示されており、本明細書で詳細に説明されることになる。しかし、例示的な実施形態を開示されている特定の形態に限定する意図は存在しておらず、それとは対照的に、例示的な実施形態は、本開示の範囲内にあるすべての修正例、均等物、および代替例をカバーすることになることを理解されたい。
本明細書で使用されている専門用語は、特定の実施形態を説明するためだけのためのものであり、例示的な実施形態を限定することは意図していない。本明細書で使用されているように、単数形の「a」、「an」、および「the」は、別段文脈で明確に示されていない限り、複数形も含むことを意図している。「comprises(備える、含む)」、「comprising(備える、含む)」、「includes(含む)」、および/または「including(含む)」の用語は、本明細書で使用されているときには、述べられている特徴、整数、ステップ、運転、要素、および/またはコンポーネントの存在を特定するが、1つもしくは複数の他の特徴、整数、ステップ、運転、要素、コンポーネント、および/または、それらのグループの存在または付加を排除しない。
第1の、第2の、一次的な、二次的な、などの用語が、様々な要素を説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、単に、1つの要素を別の要素から区別するために使用されているだけである。例えば、それに限定されないが、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素は、第2の要素と呼ぶことが可能であり、同様に、第2の要素は、第1の要素と呼ぶことが可能である。本明細書で使用されているように、「および/または」の用語は、関連のリストアップされた項目のうちの1つまたは複数のいずれかおよびすべての組み合わせを含む。
特定の専門用語は、読者の利便性のためだけに本明細書で使用される可能性があり、本発明の範囲の限定として捉えられるべきではない。例えば、「上側」、「下側」、「左」、「右」、「前」、「後」、「上部」、「下部」、「水平方向」、「垂直方向」、「上流」、「下流」、「前方」、「後方」などの語句は、単に、図に示されている構成を説明しているだけである。実際、本開示の実施形態の1つまたは複数の要素は、任意の方向に配向される可能性があり、したがって、専門用語は、そうでないと特定されていなければ、そのような変形例を包含するものとして理解されるべきである。
明細書および特許請求の範囲を通して使用されているように、「実質的に」および「約」は、製造公差、運転公差、および/または検査公差内にある理想値または公称値からの偏差を少なくとも含む。
本開示は、それに限定されないが、高負荷ガスタービンまたは航空機転用形ガスタービンなど、取り込まれた空気を圧縮する様々なガスタービンエンジンに適用することが可能である。本開示の実施形態は、単一のガスタービンエンジン、または、複数のガスタービンエンジンのいずれかに適用することが可能である。本開示の実施形態は、単純サイクルまたはコンバインドサイクルで動作するガスタービンエンジンに適用することが可能である。
図1は、入口システム12を備えるガスタービンエンジン10を図示している。ガスタービンエンジン10は、一般的に、圧縮機14、燃焼室16を有する少なくとも1つの燃焼器、およびタービンセクション18を含む。陸用ガスタービンでは、タービンセクション18が、典型的には、発電機20を駆動する。圧縮機14には、入口部が設けられており、入口部は、入口プレナム22の下流に配置されている複数の入口ガイドベーン(図示せず)を含むことが可能である。タービンセクション18は、排気ディフューザ(図示せず)に流体接続されている。
入口システム12は、一般的に、入口部フィルターハウス26の上流端部に装着されているウェザーフード24を含む。ウェザーフード24は、入口空気ダクト28を介して入口プレナム22に流体接続されている。入口空気ダクト28は、中間部分34を通って第2の端部部分32へ延在する第1の端部部分30を含む。
また、入口システム12は、例示的な空気冷却システム36を含む。空気冷却システムの詳細は、図2および図3に関して、以下に詳細に論じる。
図2は、空気冷却システム36を概略的に図示しており、空気冷却システム36は、一般的に、いくつかの並列のフロー分岐を備える再循環ループの形態をしている。冷却システム36は、水の貯蔵のために水タンク38を含む。本開示を通して水が参照されているが、液体冷却媒体が適当な蒸発特性を持っている限り、他の液体冷却媒体も使用することが可能である。水は、純水、または、様々な添加剤入りの水とすることが可能であり、添加剤は、自然に発生するか、または、システムの所望の化学的特性を維持するためにユーザによって加えられ得る。水タンク38は、水供給部に接続されている入口部40を含む。水供給部は、冷却システム36を通って流れる水(それは、蒸発または他の損失に起因して失われる)の補給を可能にする。水タンク38は、冷却システム36を通して水を流すために、第1の出口部42を含む。また、水タンク38は、ブローダウンのための第2の出口部46を含み、それにより、システムが任意の理由ために水を減少させることが可能になる。入口部40および第2の出口部46は、システム内の任意の都合の良い場所に位置付けすることが可能であり、それにより、システムへ水を追加および除去することが可能になる。また、2つの出口部46は、好ましい場合には、単一の接続へ組み合わせることも可能である。
また、冷却システム36は、ポンプモジュール44を含む。図2では、2つのポンプが、モジュール内に概略的に図示されているが、システムの要求によって決められることになるように、任意の数のポンプを使用することが可能である。ポンプモジュール(または、簡単に「ポンプ」)44は、タンク38から水を引き出し、チラー48に水を供給する。ポンプ44は、水タンク38とチラー48との間に図示されているが、ポンプ44は、システムに十分な性能を提供する任意の場所に位置付けすることが可能である。当業者によって認識されることになるように、チラー48の上流にポンプ44を位置付けすることは、チラー48が、ポンプ44によって水に追加される任意の熱を補償することを可能にすることになる。
チラー48は、公知の冷却技法を使用して水を冷やし、機械式チラー、熱ポンプ、地下の水貯蔵タンク、融雪からの冷水流出(runoff)、吸収式チラー、氷貯蔵システム、または、これらの技術または他の適切な技術の任意の組み合わせを含むことが可能であるが、それに限定されない。例示的であるが非限定的な例では、チラー48は、大気湿球温度よりも低く水を冷却するように構成されている。温度は、大気湿球温度よりも低い任意の温度とすることが可能であり、ガスタービンエンジン10から排出される寄生電力(parasitic power)の、ガスタービンエンジン10への入口空気を冷却することによる効率の上昇に対するトレードオフに基づいて最適化することが可能である。例えば、チラー48は、華氏約10〜40度、または華氏15〜20度へ、大気湿球温度よりも低く、水を冷却することが可能である。
チラー48を出た後に、水は、少なくとも1つの蒸発冷却モジュール50(以下に詳細に議論される)へ流れる。冷却システム36は、チラー48を出た後に、複数の機能的に並列の流路52a、52b、52cを含むことが可能である。機能的に並列の流路のうちの1つは、再循環ループ54aとすることが可能である。再循環ループ54aは、すべての蒸発冷却モジュール50をバイパスさせる流路を提供している。そのような再循環ループ54aは、例えば、ピーク冷却要求の間に、余剰能力(流量および/またはチリング)が、蒸発冷却モジュール50をバイパスし、後の使用のために追加的な冷却水を貯蔵することを可能にすることができる。再循環ループ54aは、1つまたは複数の蒸発冷却モジュール50が、ポンプ44が動作したままの状態で水フローを止めさせることを可能にすることができ、それにより、例えば、ポンプ44を停止することなく、メンテナンスが蒸発冷却モジュール50に実施されることが可能になる。再循環ループ54aは、水冷プロセスの最適化ために、チラー48に進入する所望の水温を維持することが可能である。機能的に並列の流路52a、52b、52c、および再循環ループ54aのそれぞれは、例示的であるが非限定的な弁56a、56b、56c、56dとともに図示されている。任意の種類の制御要素または測定要素が含まれるか、または省略され、これらの流路の別々の制御および/または監視を容易にすることが可能である。例えば、弁56a、56b、56c、56dのうちの1つまたはそれぞれは、オリフィスプレート、または、バイパスラインを備えるオリフィスプレートと交換することが可能である。随意的な伝導度センサー57を任意のラインに追加することが可能である。再循環ループ54bは、ライン54bによって図示されているように、チラー48をバイパスする。また、再循環ループ54bは、三方弁56eを含むことが可能であり、三方弁56eは、再循環ループが水タンク38に接続することを可能にし、または、ブローダウンを可能にする。再循環ループ54bは、3方弁56eがブローダウンラインを開放するかしないかにかかわらず、チラー48を通る一定のフロー、および、蒸発冷却器モジュール50a、50bおよび50cへのフローを維持する。
図2は、3つの垂直方向に積み重ねられた蒸発冷却モジュール50(入口空気ダクト28内に位置付けされている上部モジュール50a、中間モジュール50b、および下部モジュール50c)を図示している。3つの蒸発冷却モジュール50が、チラー48に流体接続されており、水が、機能的に並列の様式で、3つの蒸発冷却モジュール50へ流れるようになっている。したがって、図示されているように、冷却水は、3つの蒸発冷却モジュール50に送達される前に、3つの並列分岐に分割され、また、3つの並列分岐は、再循環ループ54aにも機能的に並列である。垂直方向に積み重ねられた配置によって、チルド水は、複数の場所において、空気流に進入し、空気流と接触し、または、空気流と混合し、空気のより大きな部分がチルド水と相互作用し、チルド水の効果を増加させる。
3つの蒸発冷却モジュール50が図示されているが、任意の数の蒸発冷却モジュールを設けることが可能である。3つの蒸発冷却モジュール50は、説明の容易さのためだけに議論されており、限定しているとして考慮されるべきではない。複数の蒸発冷却モジュール50(2つ以上)を含むことは、単一の蒸発冷却モジュール50に勝る利点を提供することが可能である。より詳細に以下に論じられているように、複数の蒸発冷却モジュール50は、蒸発冷却モジュール50によって実現されるセンシティブ冷却の量の、全体システムのコストおよび/または複雑さに対する最適化を可能にする。
図3に移動すると、例示的であるが非限定的な3つの蒸発冷却モジュール50が、入口空気ダクト28内に配設されて図示されている。モジュール50は、垂直方向に整合されるように図示されているが、それらは、空気が入口空気ダクト28を通過するとき実質的にすべての空気がモジュール50のうちの少なくとも1つを通って流れる任意の実質的に垂直方向に積み重ねられた配置とすることが可能である。例えば、モジュール50は、(図示されているように)垂直方向に整合するか、またはわずかにオフセットすることが可能であり、空気フローを許容しないモジュール50の任意の部分が、互いに重ね合わせられ、空気フロー障害を低減させるようになっている。水は、蒸発冷却モジュール50内へ、供給マニホールド58を介して、次いで、分配層60へ流れる。分配層60は、蒸発媒体62への比較的均一な水の分配を確実にする。供給マニホールドおよび/または分配層60は、蒸発媒体への水入口部としての役割を果たしている。水は、重力によって支援されて分配層60に隣接する蒸発媒体62の上部から分配層60の下部に向かって流れ、コレクター64内に収集される。また、空気は、水が流れる方向に対して概して垂直である蒸発媒体62を通って、または横切って流れる。空気および水は、接触および/または混合することを許容され、水の蒸発、および、結果として起こる空気の蒸発冷却を生じさせる。随意的なミストエリミネーター66は、蒸発媒体62の下流に設けられ、空気流内に飛沫同伴されている水滴を除去することが可能である。
水が、大気湿球温度よりも低い温度で分配層60を出ていく場合には、水は、所定の温度分布プロファイルを有することになり、所定の温度分布プロファイルは、蒸発媒体62を下へ流れるにつれて温度が上昇し、蒸発媒体を通って流れる空気の湿球温度に近い点に最終的に到達することになる。たとえ、冷やされていない一部の水が、チルド水とともに蒸発冷却媒体62に送達されたとしても、正味の効果は、蒸発冷却媒体62に送達されるすべての水が混合によって冷やされることになる。蒸発媒体62の上部に向かう比較的冷たい水は、冷却水と空気フローとの間の温度差に起因して、センシティブ冷却を支配的に提供する。蒸発媒体の下部(そこで、水が、空気フローの湿球温度に近い点に到達している)に向かって、センシティブ冷却を引き起こすよりも小さい温度差が存在するので、実質的に蒸発冷却が支配する。これは、蒸発冷却モジュール50が、従来の蒸発冷却器に関する100%よりも大きい蒸発冷却効率を有するという驚くべき効果をもたらすことが可能である。ここで、蒸発冷却器の従来の効率は、効率=[(T1−T2)/(T1−T3)]x100として定義され、ここで、T1=進入する空気の乾球温度、T2=離れていく空気の乾球温度、および、T3=進入する空気の湿球温度である。したがって、冷却が、チルド水なしの蒸発冷却を使用して実現される冷却よりも大きいときに、すなわち、集合的なT2が、チルド水供給を伴うT3より低いときに、本開示による100%よりも大きい効率が実現される。
チルド水を複数の場所に導入することによって、入口空気ダクト28の上部部分に対応する蒸発媒体62の一部分だけに冷却水が導入される場合よりも、冷水を伴う比較的多くの面積を、所与の高さにおいて実現することが可能である。これは、図3に示されているように、入口空気ダクト内で、複数の蒸発冷却モジュール50を互いの上方に積み重ねることによって実現することが可能であり、これは、垂直方向に区別可能な蒸発媒体62のセクションを実現するための、例示的であるが非限定的な方式である。
蒸発冷却器モジュールの高さは、特定の用途の条件に所望の効率に依存する。図4に図示されているように、全体有効性ηは、以下の公式:η=[x1/(x1+x2+x3)]η1+[x2/(x1+x2+x3)]η2+[x3/(x1+x2+x3)]η3、ここで、η3<η2<η1、および、η3<η<η1を使用して決定することが可能である。x1は、蒸発媒体62を通過する空気が主にセンシティブ冷却によって冷却される場所の蒸発媒体62の高さ(すなわち、垂直方向の長さ)のセクションである。x2は、蒸発媒体62を通過する空気が蒸発冷却およびセンシティブ冷却の混合によって冷却される場所の蒸発媒体62の高さのセクションである。x3は、蒸発媒体62を通過する空気が主に蒸発冷却によって冷却される場所の蒸発媒体62の高さのセクションである。x1、x2、およびx3は、蒸発媒体62の全体高さに基づいて決定されることになる。x1、x2、およびx3は、それぞれ、η1、η2およびη3に対応している。例では、x1=x2であり、x3が蒸発媒体62の高さの残りである。
図2および図3に戻ると、中間モジュール50bは、下部モジュール50cの上方に配設されており、上部モジュール50aは、中間モジュール50bの上方に配設されている。この積み重ねられた構成は、入口システム12内に、および/または、入口空気ダクト28内に配設されており、積み重ねられた蒸発冷却モジュール50が、蒸発冷却モジュール50を通る並列の空気フローを有するようになっている。水が蒸発冷却モジュール50のそれぞれを通って流れるときに、次いで、水は、統合され、戻りライン68を介して水タンク38へ戻される。
また、図2は、制御装置70を図示しており、制御装置70は、冷却システム36を制御および操作するために必要な制御ロジックおよび他の制御を含む。制御装置70は、スタンドアロンの制御装置とすることが可能であるか、または、発電プラントなど、より大きな全体システムのための全体制御システム内へ一体化することが可能である。図示されているように、制御装置70は、ポンプ44および弁56a、56b、56c、56dのための制御を含み、蒸発冷却モジュール50および再循環ループ54aを通るフローを制御する。代替的に、弁56a、56b、56c、56dのうちの1つまたは複数は、設置の間に調節し、その後に固定することが可能であるか、または、それぞれの流量のバランスをとるための任意の他の適切なパッシブなまたはアクティブな方法を用いることが可能である。制御装置は、ポンプ44のポンピング流量を制御することによって、および/または、再循環ループ54aと蒸発冷却モジュール50との間の全体フロー分配を制御することによって、水の流量を制御することが可能である。制御装置は、適当なソフトウェア、および/または、専用のアナログ、デジタル、もしくは機械制御コンポーネントを備える汎用コンピューターの形態とすることが可能である。57からの入力を通して、制御装置は、弁56eおよび/または56fを介してシステムからブローダウンする(水を除去する)ことが可能である。
図5(簡単化された湿り空気線図)は、本開示、純粋な蒸発冷却、およびセンシティブ冷却の間の相違を説明するためのものである。線図は、100%蒸発冷却のための第1のライン72を含み、それは、グラフの上の等エンタルピーラインに対応するラインをたどっている。第2のライン74は、センシティブ冷却または100%チリングを使用する冷却に対応しており、それは、所与の露点温度に対応する水平ラインをたどっている。このラインは、入口空気を冷却するために機械式チラーおよびチラーコイルを使用する従来のシステムを表示している。第3のライン76(本開示に対応しており、チルド水蒸発冷却器のラベルを付されている)は、従来の蒸発冷却およびセンシティブ冷却の融合である。第3のライン76は、第1のライン72と第2のライン74との間のどこかに収まっている。ラインのそれぞれがグラフの左上の曲線境界と交差する場所が、それぞれのタイプの冷却によって実現することが可能な乾球温度(グラフの下部縁部)に対応している。
点線によって示されているように、100%蒸発冷却は、最も高い乾球温度を結果として生じさせ、100%チリングは、最も低い乾球温度を結果として生じさせ、105%ECは、その間に存在している。
典型的には、100%蒸発冷却システムは、蒸発媒体62の上部表面の面積(図3において、分配層60に面する面積)の1平方フィート当たり毎分1から2ガロンの間(例えば、毎分約1.5ガロン)の冷却水の流量を有しており、水は、冷却されていなかった(すなわち、水は、容易に利用可能な温度で使用されていた)。典型的な100%センシティブ冷却システムでは、冷却水の流量は、典型的には、媒体の上部表面の面積の1平方フィート当たり毎分約4.5ガロンであり、水は、華氏約45度の温度に冷却されていた。認識されることになるように、100%センシティブ冷却システムは、冷却のために必要なより大きな流量および追加的な電力に起因して、100%蒸発システムよりも相当多くの寄生電力を必要とする。
本開示によって、蒸発媒体62の上部表面の面積の1平方フィート当たり毎分約0.5から10ガロンの間(例えば、毎分1から2ガロン、例えば、毎分約1.5ガロン)が供給される可能性があり、それは、大気湿球温度よりも低く冷やされている。水を冷やしてポンプ送りするための寄生電力は、100%蒸発冷却システムのものに匹敵する。また、流量が低いため、および、水が所定の温度にまで低く冷やされる必要がないため、チリングのための寄生電力は、100%センシティブ冷却システムに対して必要とされるものよりも低い。本開示による水を冷却するための温度は、効率向上−対−寄生電力消費に基づいて最適化することが可能である。例示的な温度は、大気湿球温度より低い華氏約10〜40度の間、例えば、大気湿球温度より低い華氏15〜20度とすることが可能であるが、設計考慮事項に応じて、より大きく、または、より小さくすることが可能である。例えば、冷却水は、大気湿球温度より低い少なくとも華氏15度となるように冷却することが可能であるか、または、冷却水は、大気湿球温度より低い少なくとも華氏20度となるように冷却することが可能である。
従来の蒸発冷却システムでは、大気湿度が上昇するにつれて、システムのタービン空気低下(depression)は減少する。非常に驚くことには、本開示によって、高湿大気環境においても、蒸発冷却媒体およびチルド水を有するシステムは、依然として、効果的な冷却性能を実現することが可能である。これは、チルド水によって提供されるいくらかのセンシティブ冷却に少なくとも部分的に起因して実現されている。
当業者によって認識されることになるように、本開示は、いくつかの利益を提供する。従来の蒸発冷却システムよりも良い冷却効率を実現しながら、蒸発冷却だけを使用するシステムと同様に、比較的費用のかからないシステムを提供することが可能である。別の見方をすると、従来のセンシティブ冷却システム(チラーおよび冷却コイルを備えるシステム)が、比較的高価な冷却コイルを、比較的安価な蒸発冷却媒体と交換させることが可能である。
本発明は、最も実用的で好適な実施形態であると現在考えられるものに関連して説明されてきたが、本発明は、開示されている実施形態に限定されるべきではなく、それとは対照的に、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれる様々な修正例および均等物構成体をカバーすることを意図していることを理解されたい。
10 ガスタービンエンジン
12 入口システム
14 圧縮機
16 燃焼室
18 タービンセクション
20 発電機
22 入口プレナム
24 ウェザーフード
26 入口部フィルターハウス
28 入口空気ダクト
30 第1の端部部分
32 第2の端部部分
34 中間部分
36 冷却システム
38 水タンク
40 入口部
42 第1の出口部
44 ポンプ
46 第2の出口部
48 チラー
50 蒸発冷却モジュール
50a 上部モジュール
50b 中間モジュール
50c 下部モジュール
52a 機能的に平行である流路
52b 機能的に平行である流路
52c 機能的に平行である流路
54 再循環ループ
56a 弁
56b 弁
56c 弁
56d 弁
56e 三方弁
58 供給マニホールド
60 分配層
62 蒸発媒体
64 コレクター
66 ミストエリミネーター
68 戻りライン
70 制御装置
72 第1のライン
74 第2のライン
76 第3のライン

Claims (20)

  1. ガスタービン用の入口空気調整システムであって、
    前記ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を含む、前記ガスタービン用の入口ダクトと、
    前記空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、
    ウォーターチラーと、
    前記ウォーターチラーおよび前記蒸発冷却媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプと
    を含み、
    前記チラーは、前記水が前記蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に前記水を冷やすように構成されている、入口空気調整システム。
  2. 前記蒸発冷却媒体が、複数の垂直方向に区別可能なセクションを含み、前記複数の垂直方向に区別可能なセクションが、前記複数の垂直方向に区別可能なセクションのそれぞれの上部に水入口部をそれぞれ備えており、前記水が、前記チラーから前記複数の垂直方向に区別可能なセクションの前記上部へ別々に供給される、請求項1記載の入口システム。
  3. 前記複数の垂直方向に区別可能なセクションが、互に積み重ね合わされている、請求項2記載の入口システム。
  4. 前記水入口部が、互いに機能的に並列である、請求項3記載の入口システム。
  5. 前記蒸発冷却媒体の高さ、および、前記チラーを通して循環される前記水が、蒸発冷却およびセンシティブ冷却の組み合わせを前記蒸発冷却媒体内に同時に提供するように最適化されている、請求項1記載の入口システム。
  6. 前記チラーが、前記水を冷やし、その結果、前記水が前記大気湿球温度より低い華氏約10〜約40度の間で前記蒸発冷却に送達されるように構成されている、請求項1記載の入口システム。
  7. 前記入口システムが、前記蒸発冷却媒体の前記上部の面積の1平方フィート当たり約0.5から10ガロンの間の水を前記冷却媒体に送達するように構成されている、請求項1記載の入口システム。
  8. 前記入口システムが、前記蒸発冷却媒体の前記上部の面積の1平方フィート当たり約1から2ガロンの間の水を前記冷却媒体に送達するように構成されている、請求項1記載の入口システム。
  9. 前記入口システムが、水タンクおよび再循環ループをさらに含み、前記再循環ループが、前記ウォーターチラー、前記循環ポンプ、および前記水タンクを順番に接続している、請求項1記載の入口システム。
  10. (1)前記蒸発冷却媒体から、および、(2)前記蒸発冷却媒体を通して流すことなく前記チラーから、前記水タンク内へ前記水を流すように構成されている、請求項9記載の入口システム。
  11. 圧縮機、燃焼システム、およびタービンセクションを含むガスタービンと、
    機械的な負荷または電気的な負荷と、
    前記ガスタービン用の入口システムと
    を含む発電プラントであって、
    前記入口システムは、
    前記ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を含む入口ダクトと、
    前記空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、
    ウォーターチラーと、
    前記ウォーターチラーおよび前記蒸発媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプと
    を含み、
    前記チラーは、前記水が前記蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に前記水を冷やすように構成されており、
    前記蒸発冷却媒体は、蒸発冷却およびセンシティブ冷却の組み合わせを提供するように最適化されている、発電プラント。
  12. 前記蒸発冷却媒体が、複数の垂直方向に区別可能なセクションを含み、前記複数の垂直方向に区別可能なセクションが、前記複数の垂直方向に区別可能なセクションのそれぞれの上部に水入口部をそれぞれ備えており、前記水が、前記チラーから前記複数の垂直方向に区別可能なセクションの前記上部へ別々に供給される、請求項11記載の発電プラント。
  13. 前記複数の垂直方向に区別可能なセクションが、互に積み重ね合わされており、前記水入口部が、互いに機能的に並列である、請求項12記載の発電プラント。
  14. 蒸発冷却媒体が、所望の有効性ηに基づいて最適化されており、
    η=[x1/(x1+x2+x3)]η1+[x2/(x1+x2+x3)]η2+[x3/(x1+x2+x3)]η3
    η3<η2<η1、および、η3<η<η1であり、
    1は、前記蒸発冷却媒体を通過する空気が主にセンシティブ冷却によって冷却される場所の前記蒸発冷却媒体の高さのセクションであり、x1は、η1に対応しており、
    2は、前記蒸発冷却媒体を通過する空気が蒸発冷却およびセンシティブ冷却の混合によって冷却される場所の前記蒸発冷却媒体の高さのセクションであり、x2は、η2に対応しており、
    3は、前記蒸発冷却媒体を通過する空気が主に蒸発冷却によって冷却される場所の前記蒸発冷却媒体の高さのセクションであり、x3は、η3に対応している、請求項13記載の発電プラント。
  15. 前記冷却媒体の高さが、蒸発冷却およびセンシティブ冷却の組み合わせを提供するように最適化されている、請求項11記載の発電プラント。
  16. 圧縮機、燃焼システム、およびタービンセクションを含むガスタービンと、
    機械的な負荷または電気的な負荷と、
    前記ガスタービン用の入口システムと
    を含む発電プラントであって、
    前記入口システムは、
    前記ガスタービンに入口空気を提供するために空気流路を含む入口ダクトと、
    前記空気流路内に配設されている蒸発冷却媒体と、
    ウォーターチラーと、
    前記ウォーターチラーおよび前記蒸発媒体を順番に通して水を循環させる循環ポンプと
    を含み、
    前記チラーは、前記水が前記蒸発冷却媒体へ循環される前に、大気湿球温度未満に前記水を冷やすように構成されており、
    前記入口空気を調整するために前記蒸発冷却媒体に送達されるすべての水が冷やされる、発電プラント。
  17. 前記蒸発冷却媒体の高さ、および、前記チラーを通して循環される前記水が、蒸発冷却およびセンシティブ冷却の組み合わせを、前記蒸発冷却媒体内に同時に提供するように最適化されている、請求項16記載の発電プラント。
  18. 前記チラーが、前記水を冷やし、その結果、前記水が前記大気湿球温度より低い華氏約10〜約40度の間で前記蒸発冷却に送達されるように構成されている、請求項16記載の発電プラント。
  19. 前記入口システムが、前記蒸発冷却媒体の前記上部の面積の1平方フィート当たり約0.5から10ガロンの間の水を前記冷却媒体に送達するように構成されている、請求項16記載の発電プラント。
  20. 前記冷却媒体の高さが、蒸発冷却およびセンシティブ冷却の組み合わせを提供するように最適化されている、請求項16記載の発電プラント。
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