JP2015089214A - 制御盤のプレクリーナアタッチメント - Google Patents
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Abstract
【課題】 粉塵環境下で稼働する作業車の制御盤内への粉塵の侵入を防止し、メンテナンスのサイクルを延ばせると共に、制御盤内の電気機器の機能を保全する。【解決手段】 粉塵環境下で稼働する作業車に設置され、内部に設けたファン9により吸気口4から空気aを取り入れて内部の電気機器を冷却するようにした制御盤2に取り付けられるプレクリーナアタッチメント1であって、前記プレクリーナアタッチメント1は、制御盤2の吸気口4を囲うように取り付けられ、下面及び吸気口4側の面が開放されたボックス状の上部カバー体5と、上部カバー体5に脱着可能に取り付けられ、制御盤2の吸気口4から離れた上部カバー体5の下面側に空気取り入れ口11を形成すると共に、上部カバー体5の下面側開口を覆う下部カバー体6と、上部カバー体5と下部カバー体6との間に縦向き姿勢で配置され、空気取り入れ口11から吸気口4へ至るジグザグ状の空気通路を形成すると共に、空気a中に含まれる粉塵を衝突させて落下させる複数枚の仕切板7とから成る。【選択図】 図3
Description
本発明は、主に粉塵環境下で稼働し、大型の制御盤を設置している作業車(例えば、ベルトコンベア車や自走台車等)の制御盤に取り付けられ、制御盤内への粉塵の侵入を防止できるようにした制御盤のプレクリーナアタッチメントに関するものである。
一般に、粉塵環境下で稼働する作業車に設置されている大型の制御盤は、内部に収容されている各種電気機器が作動すると、発熱して温度が上昇し、電気機器の寿命が低下するため、制御盤内に外部から空気を取り入れて制御盤内を冷却し、電気機器の温度上昇を抑えている。
図7は作業車に設置されている従前の大型の制御盤20の概略縦断面図を示し、当該制御盤20は、各種電気機器(図示省略)を収納したボックス状本体21の一端部及び他端部にフィルタ22を取り付けた吸気口23及び排気口24をそれぞれ設けると共に、吸気口23の内側位置に吸込みファン25を設けており、前記吸込みファン25により空気aを吸気口23のフィルタ22を通してボックス状本体21内に吸引しながら、ボックス状本体21内の空気aを排気口24のフィルタ22を通して排出し、ボックス状本体21内の電気機器を冷却するように構成されている。
また、ボックス状本体21の一端部及び他端部の外側面には、吸気口23及び排気口24との間に一定の間隔を空けてルーバー26が取り付けられており、ボックス状本体21内へ空気中の粉塵が入らないようにしている。
しかし、前記制御盤20は、ルーバー26が取り付けられているものの、粉塵環境下で使用した場合には、フィルタ22が直ぐに目詰まりを起し、フィルタ22の頻繁な清掃、交換が必要であり、メンテナンスのサイクルが短くなると共に、フィルタ22の交換費用が高く付くと言う問題がある。
もし、フィルタ22の目詰まりを放置したままにすると、制御盤20内の電気機器の発熱によりボックス状本体21内の雰囲気温度が上昇し、電気機器の寿命が極めて短くなることになる。
もし、フィルタ22の目詰まりを放置したままにすると、制御盤20内の電気機器の発熱によりボックス状本体21内の雰囲気温度が上昇し、電気機器の寿命が極めて短くなることになる。
上述した問題を解決するには、フィルタ22の目詰まりを自動的に解消したり、或いは、フィルタ22が目詰まりを起し難いようにすれば良い。
しかし、粉塵環境下で稼働する作業車の大型の制御盤20においては、上述した問題を解決する制御盤は未だ開発されていないのが実情である。
尚、配電盤の分野や工場内で使用する粉塵除去装置においては、フィルタの目詰まりを解消できる配電盤(特許文献1参照)やフィルタが目詰まりを起し難いようにした粉塵除去装置(特許文献2参照)が開発されている。
しかし、前者の配電盤は、図示していないが、フィルタの目詰まりを解消する解消装置を備えているが、この解消装置は、磁極、振動子、交流電源及び磁化指令装置等から成るため、構造が複雑になると共に、コスト高になると言う問題がある。
一方、後者の粉塵除去装置は、図示していないが、フィルタの上流側に、複数枚の邪魔板、ジグザグ状通路及び捕集容器から成る予備集塵部と、仕切板、迂回通路及び捕集容器から成る本集塵部とを設けているため、極めて大型化して広い設置スペースを必要とすると共に、構造も複雑化してコスト高になると言う問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、粉塵環境下で稼働する作業車に設置している制御盤内への粉塵の侵入を防止し、メンテナンスのサイクルを延ばせると共に、制御盤内の電気機器の機能を保全することができるようにした制御盤のプレクリーナアタッチメントを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、粉塵環境下で稼働する作業車に設置され、内部に電気機器が収容されると共に、内部に設けたファンにより吸気口から空気を取り入れて前記電気機器を冷却し、内部の空気を排気口から排出するようにした制御盤に取り付けられる制御盤のプレクリーナアタッチメントであって、前記プレクリーナアタッチメントは、制御盤の吸気口を囲うように取り付けられ、下面及び吸気口側の面が開放されたボックス状の上部カバー体と、上部カバー体に着脱可能に取り付けられ、制御盤の吸気口から離れた上部カバー体の下面側に空気取り入れ口を形成すると共に、上部カバー体の下面側開口を覆う下部カバー体と、上部カバー体と下部カバー体との間に縦向き姿勢で配置され、空気取り入れ口から吸気口へ至るジグザグ状の空気通路を形成すると共に、空気中に含まれる粉塵を衝突させて落下させる複数枚の仕切板とから成ることに特徴がある。
本発明の請求項2の発明は、請求項1の発明において、上部カバー体は、その両側壁の対向する箇所に係止孔が形成され、また、下部カバー体は、弾性を有する合成樹脂材により横コ字状に形成されており、両側壁の外面には、上部カバー体の係止孔に内面側から着脱自在に係止される外方へ突出する係止爪が設けられ、更に、各仕切板は、その両側辺部に下部カバー体の両側壁が挿入される切欠がそれぞれ形成されており、当該切欠の幅は、下部カバー体の両側壁を近づく方向へ弾性変形させたときに係止爪が係止孔から外れるように設定されていることに特徴がある。
本発明の請求項3の発明は、請求項2の発明において、下部カバー体の係止爪は、外側面が下方へ行くに従って下部カバー体の外方へ広がる傾斜面に形成されており、下部カバー体の両側壁上端部で且つ係止爪の両側位置には、上方へ開放されたスリットが形成されていることに特徴がある。
本発明のプレクリーナアタッチメントは、上部カバー体と下部カバー体との間に複数枚の仕切板を縦向き姿勢で配置してジグザグ状の空気通路を形成し、上部カバー体の下面側に形成した空気取り入れ口から取り入れた空気を空気通路へ流し、その途中において仕切板により空気中の粉塵を落として下部カバー体内へ貯めるようにしているため、制御盤の吸気口に取り付けると、制御盤の吸気口から制御盤内に吸引される空気中の粉塵を除去することができる。
その結果、本発明のプレクリーナアタッチメントは、制御盤内への粉塵の侵入を防止できると共に、制御盤の吸気口に取り付けたフィルタも目詰まりし難くなってフィルタのメンテナンスのサイクルを延ばせるうえ、仮にメンテナンス不全でも長く制御盤内の電気機器の機能を保全することができる。
その結果、本発明のプレクリーナアタッチメントは、制御盤内への粉塵の侵入を防止できると共に、制御盤の吸気口に取り付けたフィルタも目詰まりし難くなってフィルタのメンテナンスのサイクルを延ばせるうえ、仮にメンテナンス不全でも長く制御盤内の電気機器の機能を保全することができる。
本発明のプレクリーナアタッチメントは、回収した粉塵を貯める下部カバー体が上部カバー体に着脱可能に取り付けられているため、下部カバー体を上部カバー体から取り外すことによって下部カバー体内に貯まった粉塵を容易に取り除くことができる。
本発明のプレクリーナアタッチメントは、制御盤の吸気口から離れた上部カバー体の下面側に空気取り入れ口を形成しているため、制御盤の運転停止時において空気中の粉塵が空気通路内へ入り難くなる。
本発明のプレクリーナアタッチメントは、下部カバー体を弾性を有する合成樹脂材により横コ字状に形成すると共に、下部カバー体の両側壁外面に上部カバー体の係止孔に内面側から着脱自在に係止される外方へ突出する係止爪を形成し、また、仕切板の両側辺部に下部カバー体の両側壁が挿入される切欠を形成すると共に、当該切欠の幅を下部カバー体の両側壁を近づく方向へ弾性変形させたときに係止爪が係止孔から外れるように設定しているため、下部カバー体の両側壁を弾性変形させることによって下部カバー体の上部カバー体への着脱を簡単且つ容易に行える。
本発明のプレクリーナアタッチメントは、下部カバー体の係止爪の外側面を下方へ行くに従って下部カバー体の外方へ広がる傾斜面に形成し、下部カバー体の両側壁上端部で且つ係止爪の両側位置に上方へ開放されたスリットを形成しているため、下部カバー体を上部カバー体に装着する際に、下部カバー体の両側壁を仕切板の切欠に沿って押し上げれば、係止爪の傾斜面が上部カバー体の両側壁の下端に当接して係止爪が下部カバー体の内方側へ弾性変形し、この状態で下部カバー体の両側壁が上部カバー体の内面と仕切板の切欠との間に挿入され、係止爪が係止孔に対向した時点で係止爪が外方へ弾性変形して係止孔内に挿入されることになり、下部カバー体の両側壁全体を弾性変形させなくても、下部カバー体を上部カバー体に簡単に装着することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の実施の形態に係る制御盤2のプレクリーナアタッチメント1を示し、当該プレクリーナアタッチメント1は、粉塵環境下で稼働する作業車に設置している大型の制御盤2に取り付けられており、制御盤2内への粉塵の侵入を防止し、メンテナンスのサイクルを延ばせると共に、制御盤2内の電気機器の機能を保全することができるようにしたものである。
図1〜図5は本発明の実施の形態に係る制御盤2のプレクリーナアタッチメント1を示し、当該プレクリーナアタッチメント1は、粉塵環境下で稼働する作業車に設置している大型の制御盤2に取り付けられており、制御盤2内への粉塵の侵入を防止し、メンテナンスのサイクルを延ばせると共に、制御盤2内の電気機器の機能を保全することができるようにしたものである。
即ち、前記プレクリーナアタッチメント1は、制御盤2のフィルタ3を設けた吸気口4を囲うように取り付けた上部カバー体5と、上部カバー体5に下面側から着脱可能に取り付けた下部カバー体6と、上部カバー体5と下部カバー体6との間に配置され、ジグザグ状の空気通路を形成すると共に、空気a中に含まれる粉塵を衝突させて落下させる複数枚の仕切板7とから構成されている。
尚、制御盤2は、各種電気機器(図示省略)を収納したボックス状本体8の一端部及び他端部にフィルタ3を取り付けた吸気口4及び排気口(図示省略)をそれぞれ設けると共に、吸気口4の内側位置に吸込みファン9を設けており、吸込みファン9によって空気aを吸気口4のフィルタ3を通してボックス状本体8内に吸引しながら、ボックス状本体8内の空気aを排気口のフィルタ3を通して排出するように構成されている。
前記上部カバー体5は、金属板により下面及び制御盤2の吸気口4に対向する面が開放されたボックス状に形成されており、天井壁5aと、天井壁5aの両側端に下向きに連設された対向する側壁5b,5bと、天井壁5aの一端部及び両側壁5b,5bの一端部に連設された前壁5cと、天井壁5aの他端部に上向きに連設されたフランジ壁5dとを備えている。
また、上部カバー体5の両側壁5b,5bの下端部には、横長の長方形状の係止孔5eが対向状に形成されている。
更に、上部カバー体5の前壁5cの上下方向の長さは、前壁5cの下端が両側壁5b,5bの下端よりも下方へ突出するように設定されている。
そして、前記上部カバー体5は、図3に示す如く、制御盤2の吸気口4を囲うように両側壁5b,5bの他端及びフランジ壁5dをボックス状本体8の外面に押し当て、フランジ壁5dをボルト・ナットやリベット等の緊締具10によりボックス状本体8に固定することにより制御盤2に取り付けられている。
前記下部カバー体6は、弾性を有する合成樹脂材により横コ字状に形成されており、底壁6aと、底壁6aの両側端に上向きに連設された対向する側壁6b,6bと、両側壁6b,6bの上端部外面に形成され、上部カバー体5の係止孔5eに内面側から着脱自在に係止される外方へ突出する係止爪6cとを備えている。
また、下部カバー体6の係止爪6cは、その外側面が下方へ行くに従って下部カバー体6の外方へ広がる傾斜面に形成されており、下部カバー体6の両側壁6b,6b上端部で且つ係止爪6cの両側位置には、上方へ開放されたスリット6dが形成されている。
従って、下部カバー体6の係止爪6cは、下部カバー体6の外方側及び内方側へ弾性変形できるようになっている。
従って、下部カバー体6の係止爪6cは、下部カバー体6の外方側及び内方側へ弾性変形できるようになっている。
更に、下部カバー体6の両側壁6b,6b外面側の幅は、下部カバー体6を上部カバー体5の両側壁5b,5bの間に挿入できると共に、下部カバー体6の係止爪6cが上部カバー体5の係止孔5e内へ内面側から挿入できるように設定され、また、下部カバー体6の前後方向(図3の左右方向)の長さは、下部カバー体6を上部カバー体5内へ挿入できるように設定されている。
そして、前記下部カバー体6は、両側壁6b,6bの上端部を下部カバー体6の下方から下部カバー体6内に挿入し、係止爪6cを上部カバー体5の係止孔5e内へ内面側から挿入係止させることにより上部カバー体5に下面側から取り付けられる。
このとき、下部カバー体6は、制御盤2の吸気口4から離れた上部カバー体5の下面側に空気取り入れ口11を形成すると共に、上部カバー体5の下面側開口をほぼ覆った状態になっている。
このとき、下部カバー体6は、制御盤2の吸気口4から離れた上部カバー体5の下面側に空気取り入れ口11を形成すると共に、上部カバー体5の下面側開口をほぼ覆った状態になっている。
前記仕切板7は、金属板によりほぼ矩形状に形成されており、上部カバー体5と下部カバー体6との間に空気取り入れ口11から制御盤2の吸気口4に亘って所定の間隔で且つ上部カバー体5の前壁5cと平行な縦向き姿勢で配置されている。
この実施の形態においては、仕切板7は、二枚使用されており、上部カバー体5の前壁5c側の仕切板7は、上端が上部カバー体5の天井壁5aの内面に当接し且つ下端と下部カバー体6の底壁6aとの間に隙間ができる状態で上部カバー体5内に固定され、また、制御盤2の吸気口4側の仕切板7は、下端が下部カバー体6の底壁6aの内面に当接し且つ上端と上部カバー体5の天井壁5aの内面との間に隙間ができる状態で上部カバー体5内に固定されている。
従って、上部カバー体5と下部カバー体6との間には、空気取り入れ口11から吸気口4へ至るジグザグ状の空気通路が形成されることになる。
従って、上部カバー体5と下部カバー体6との間には、空気取り入れ口11から吸気口4へ至るジグザグ状の空気通路が形成されることになる。
また、各仕切板7の両側辺部には、下部カバー体6の両側壁6b,6bが挿入可能な切欠7aがそれぞれ形成されている。この切欠7aの幅は、下部カバー体6の両側壁6b,6bが上部カバー体5の両側壁5b,5b内面と仕切板7の両側縁との間で弾性変形できると共に、下部カバー体6の両側壁6b,6bを近づく方向へ弾性変形させたときに係止爪6cが係止孔5eから外れる程度に設定されている。
而して、上述したプレクリーナアタッチメント1においては、粉塵環境下で制御盤2の吸込みファン9を運転すると、空気取り入れ口11から粉塵12を含む空気aが上部カバー体5と下部カバー体6との間に導入され、ジグザグ状の空気通路を経て制御盤2の吸気口4へ至る。その途中におて、空気a中に含まれる粉塵12は、二枚の仕切板7に衝突して運動量を失い、落下して下部カバー体6の底壁6aに集められる。
その結果、制御盤2の吸気口4には、粉塵12を除去された空気aが流入することになる。
その結果、制御盤2の吸気口4には、粉塵12を除去された空気aが流入することになる。
このように、前記プレクリーナアタッチメント1は、制御盤2の吸気口4から制御盤2内に吸引される空気a中の粉塵12を除去することができるため、制御盤2内への粉塵12の侵入を防止できると共に、制御盤2の吸気口4に取り付けたフィルタ3も目詰まりし難くなってフィルタ3のメンテナンスのサイクルを延ばせるうえ、仮にメンテナンス不全でも長く制御盤2内の電気機器の機能を保全することができる。
また、このプレクリーナアタッチメント1は、下部カバー体6が上部カバー体5に着脱可能に取り付けられているため、下部カバー体6を上部カバー体5から取り外すことによって下部カバー体6内に貯まった粉塵を容易に取り除くことができる。
更に、プレクリーナアタッチメント1は、制御盤2の吸気口4から離れた上部カバー体5の下面側に空気取り入れ口11を形成しているため、制御盤2の運転停止時において空気a中の粉塵が空気通路内へ入り難くなる。
そのうえ、このプレクリーナアタッチメント1は、下部カバー体6を弾性を有する合成樹脂材により横コ字状に形成すると共に、下部カバー体6の両側壁6b,6b外面に上部カバー体5の係止孔5eに内面側から着脱自在に係止される外方へ突出する係止爪6cを形成し、また、仕切板7の両側辺部に下部カバー体6の両側壁6b,6bが挿入される切欠7aが形成すると共に、当該切欠7aの幅を下部カバー体6の両側壁6b,6bを近づく方向へ弾性変形させたときに係止爪6cが係止孔5eから外れるように設定しているため、下部カバー体6の両側壁6b,6bを弾性変形させることによって下部カバー体6の上部カバー体5への着脱を簡単且つ容易に行える。
加えて、このプレクリーナアタッチメント1は、下部カバー体6の係止爪6cの外側面を下方へ行くに従って下部カバー体6の外方へ広がる傾斜面に形成し、下部カバー体6の両側壁6b,6b上端部で且つ係止爪6cの両側位置に上方へ開放したスリット6dを形成しているため、下部カバー体6を上部カバー体5に装着する際に、下部カバー体6の両側壁6b,6bを仕切板7の切欠7aに沿って押し上げれば、係止爪6cの傾斜面が上部カバー体5の両側壁5b,5bの下端に当接して係止爪6cが下部カバー体6の内方側へ弾性変形し、この状態で下部カバー体6の両側壁6b,6bが上部カバー体5の内面と仕切板7の切欠7aとの間に挿入され、係止爪6cが係止孔5eに対向した時点で係止爪6cが外方へ弾性変形して係止孔5eに挿入されることになり、下部カバー体6の両側壁6b,6b全体を弾性変形させなくても、下部カバー体6を上部カバー体5に簡単に装着することができる。
図6は本発明の他の実施の形態に係る制御盤2のプレクリーナアタッチメント1を示し、当該プレクリーナアタッチメント1は、制御盤2のフィルタ3を設けた吸気口4を囲うように取り付けた上部カバー体5と、上部カバー体5に前面側(図6の右側)から着脱可能に取り付けた下部カバー体6と、上部カバー体5と下部カバー体6との間に配置され、ジグザグ状の空気通路を形成すると共に、空気a中に含まれる粉塵を衝突させて落下させる複数枚の仕切板7とから構成されており、下部カバー体6を前後方向(図6の左右方向)へスライドさせて上部カバー体5へ着脱自在に取り付けられるようにしたものである。
尚、図1〜図5に示すプレクリーナアタッチメント1と同じ部位・部材には、同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
尚、図1〜図5に示すプレクリーナアタッチメント1と同じ部位・部材には、同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
前記プレクリーナアタッチメント1においては、上部カバー体5の前壁5aの両側辺部に下部カバー体6の両側壁6b,6bが通過可能なスリット状の通過口5fを形成している。
また、下部カバー体6の係止爪6cは、その外側面が後方(図6の右側方向)へ行くに従って下部カバー体6の外方へ広がる傾斜面に形成されている。
また、下部カバー体6の係止爪6cは、その外側面が後方(図6の右側方向)へ行くに従って下部カバー体6の外方へ広がる傾斜面に形成されている。
従って、図6に示すプレクリーナアタッチメント1によれば、下部カバー体6を上部カバー体5に装着する際には、下部カバー体6の両側壁6b,6bを上部カバー体5の前面側からスリット状の通過口5fに挿入すれば、係止爪6cの傾斜面が上部カバー体5の両側壁5b,5bの前端に当接して係止爪6cが下部カバー体6の内方側へ弾性変形し、この状態で下部カバー体6の両側壁6b,6bがスリット状の通過口5fを通過し、係止爪6cが係止孔5eに対向した時点で係止爪6cが外方へ弾性変形して係止孔5eに挿入されることになり、下部カバー体6の両側壁6b,6b全体を弾性変形させなくても、下部カバー体6を上部カバー体5に簡単に装着することができる。
また、下部カバー体6を上部カバー体5から外す際には、下部カバー体6の両側壁6b,6bを近づく方向へ弾性変形させて係止爪6cを上部カバー体5の係止孔5eから外し、この状態で下部カバー体6を後方へスライドさせて両側壁6b,6bを上部カバー体5のスリット状の通過口5fから引き抜く。
また、下部カバー体6を上部カバー体5から外す際には、下部カバー体6の両側壁6b,6bを近づく方向へ弾性変形させて係止爪6cを上部カバー体5の係止孔5eから外し、この状態で下部カバー体6を後方へスライドさせて両側壁6b,6bを上部カバー体5のスリット状の通過口5fから引き抜く。
図6に示すプレクリーナアタッチメント1も、図1〜図5に示すプレクリーナアタッチメント1と同様の作用効果を奏することができる。
尚、上記の実施の形態においては、上部カバー体5及び仕切板7を金属板により形成したが、他の実施の形態においては、上部カバー体5及び仕切板7を合成樹脂材により形成するようにしても良い。
また、上記の実施の形態においては、上部カバー体5と下部カバー体6との間に二枚の仕切板7を配置するようにしたが、他の実施の形態においては、上部カバー体5と下部カバー体6との間に三枚以上の仕切板7を配置してジグザグ状の空気通路を形成するようにして良い。
更に、上記の実施の形態においては、上部カバー体5の前壁5c側の仕切板7の下端と下部カバー体6の底壁6aとの間に隙間を形成すると共に、制御盤2の吸気口4側の仕切板7の上端と上部カバー体5の天井壁5aとの間に隙間を形成するようにしたが、他の実施の形態においては、上部カバー体5の前壁5c側の仕切板7の上端と上部カバー体5の天井壁5aとの間に隙間を形成すると共に、制御盤2の吸気口4側の仕切板7の下端と下部カバー体6の底壁6aとの間に隙間を形成し、上部カバー体5と下部カバー体6との間にジグザグ状の空気通路を形成するようにしても良い。
加えて、上記の実施の形態においては、二枚の仕切板7を上部カバー体5に固定するようにしたが、他の実施の形態においては、二枚の仕切板7を下部カバー体6に固定するようにしても良く、或いは、一方の仕切板7を上部カバー体5に固定し、他方の仕切板7を下部カバー体6に固定するようにしても良い。尚、仕切板7を下部カバー体6に固定した場合、下部カバー体6の両側壁6b,6bを近づく方向へ弾性変形できるようにすることは勿論である。
本考案のプレクリーナアタッチメント1は、粉塵環境下で稼働する作業車に設置している制御盤2に取り付けられ、制御盤2内への粉塵の侵入を防止するようにしたが、本考案のプレクリーナアタッチメント1は、建設車両等のエアコンの吸込み口に取り付け、エアコン内への粉塵の侵入を防止するようにしても良い。
1はプレクリーナアタッチメント、2は制御盤、3はフィルタ、4は吸気口、5は上部カバー体、5aは天井壁、5bは側壁、5cは前壁、5dはフランジ壁、5eは係止孔、5fはスリット状の通過口、6は下部カバー体、6aは底壁、6bは側壁、6cは係止爪、6dはスリット、7は仕切板、7aは切欠、8はボックス状本体、9は吸込みファン、10は緊締具、11は空気取り入れ口、12は粉塵、aは空気。
Claims (3)
- 粉塵環境下で稼働する作業車に設置され、内部に電気機器が収容されると共に、内部に設けたファンにより吸気口から空気を取り入れて前記電気機器を冷却し、内部の空気を排気口から排出するようにした制御盤に取り付けられる制御盤のプレクリーナアタッチメントであって、前記プレクリーナアタッチメントは、制御盤の吸気口を囲うように取り付けられ、下面及び吸気口側の面が開放されたボックス状の上部カバー体と、上部カバー体に着脱可能に取り付けられ、制御盤の吸気口から離れた上部カバー体の下面側に空気取り入れ口を形成すると共に、上部カバー体の下面側開口を覆う下部カバー体と、上部カバー体と下部カバー体との間に縦向き姿勢で配置され、空気取り入れ口から吸気口へ至るジグザグ状の空気通路を形成すると共に、空気中に含まれる粉塵を衝突させて落下させる複数枚の仕切板とから成ることを特徴とする制御盤のプレクリーナアタッチメント。
- 上部カバー体は、その両側壁の対向する箇所に係止孔が形成され、また、下部カバー体は、弾性を有する合成樹脂材により横コ字状に形成されており、両側壁の外面には、上部カバー体の係止孔に内面側から着脱自在に係止される外方へ突出する係止爪が設けられ、更に、各仕切板は、その両側辺部に下部カバー体の両側壁が挿入される切欠がそれぞれ形成されており、当該切欠の幅は、下部カバー体の両側壁を近づく方向へ弾性変形させたときに係止爪が係止孔から外れるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の制御盤のプレクリーナアタッチメント。
- 下部カバー体の係止爪は、外側面が下方へ行くに従って下部カバー体の外方へ広がる傾斜面に形成されており、下部カバー体の両側壁上端部で且つ係止爪の両側位置には、上方へ開放されたスリットが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の制御盤のプレクリーナアタッチメント。
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- 2013-10-30 JP JP2013225285A patent/JP2015089214A/ja active Pending
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