JP2015088705A - 付属部品一体型筐体および電子機器 - Google Patents

付属部品一体型筐体および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】付属部品が外れにくく、かつ、部品点数および組立工数を少なくする。【解決手段】第1筐体部材(2)および第2筐体部材(3)を備える筐体に、付属部品(4,5)が一体化された電子機器(1)の付属部品一体型筐体であって、第1筐体部材(2)および第2筐体部材(3)は、筐体接続部(11,21,31)によって互いに接続されており、付属部品(4,5)は、第1筐体部材(2)と第2筐体部材(3)とに挟まれて固定され、筐体接続部(11,21,31)は、付属部品(4,5)を貫通している。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の筐体、特に、付属部品と一体化された付属部品一体型筐体およびそれを備えた電子機器に関するものである。
近年、スマートフォン、タブレットPC、電子辞書、電子ノート等の携帯端末が高機能化されており、特に、タッチパネルを搭載した携帯端末が広く普及している。
このような携帯端末には、携帯端末本体(またはタッチパネル)を保護する、またはタッチパネルの誤動作を防止するために、携帯端末(またはタッチパネル)を覆うカバーが使用されることがある。例えば、特許文献1には、落下時の携帯端末の破損を防ぐカバーであって、携帯端末に着脱可能に装着されるカバーが記載されている。
また、カバーが装着された携帯端末の操作性および携帯性を向上させるために、カバーと一体化された携帯端末の筐体が開発されている。例えば、特許文献2には、伸縮するカバー部の一端が携帯情報機器にネジで固定されており、カバー部の他端に取り付けられたバンドでカバー部の開閉を行うことが記載されている。
特開2010−16799号公報(2010年1月21日公開) 特開2003−178035号公報(2003年6月27日公開)
しかしながら、従来のカバー等の付属部品が一体化された付属部品一体型筐体は、付属部品が筐体から外れやすいという問題がある。また、従来の付属部品一体型筐体は、付属部品を筐体に取り付けるための部品があるため、部品点数および組立工数が多くなるという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、付属部品が外れにくく、かつ、部品点数および組立工数が少ない付属部品一体型筐体およびそれを備えた電子機器を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る付属部品一体型筐体は、第1筐体部材および第2筐体部材を備える電子機器の筐体に、電子機器の付属部品が一体化された電子機器の付属部品一体型筐体であって、第1筐体部材および第2筐体部材は、筐体固定部によって互いに結合し、上記付属部品は、上記第1筐体部材と上記第2筐体部材とに挟まれて固定され、上記筐体固定部は、上記付属部品を貫通している。
本発明の一態様によれば、付属部品を外れにくくすると共に、付属部品一体型筐体の部品点数および組立工数を少なくすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態を示すものであり、電子ノートの分解組立図である。 カバーを開いた状態の電子ノートの正面側からの外観図である。 カバーを閉じた状態の電子ノートの側面側からの外観図である。 カバーを背面側に折り曲げた状態の電子ノートの側面側からの外観図である。 第1ビス隠しカバーのZ軸の負方向側からの外観図である。 第1ビス隠しカバーのZ軸の正方向側からの外観図である。 第1ビス隠しカバーのX軸の正方向側からの外観図である。 第1ビス隠しカバーの挿入部と、第2筐体部材およびカバーによって形成される収容部とのYZ断面(挿入面および収容口)の大きさの関係を示す図である。 挿入時に両端が折り曲げられた第1ビス隠しカバーのZ軸の負方向側からの外観図である。 挿入時に傾けた第1ビス隠しカバーの挿入部と、第2筐体部材およびカバーによって形成される収容部とのYZ断面(挿入面および収容口)の大きさの関係を示す図である。
本発明の一実施形態について図1から図10に基づいて説明すると以下の通りである。なお、各図面に記載した構成の形状、並びに、長さ、大きさおよび幅などの寸法は、実際の形状や寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
本実施形態では、一例として、電子ノートの筐体について説明する。電子ノートとは、タッチパネルを搭載し、スタイラス等を用いて入力された手書き文字等を保存するものである。すなわち、電子ノートとは、電子的なノートの機能を有するものである。ただし、本発明の適用対象は、電子ノートに限るものではなく、スマートフォン、携帯電話機、タブレットPC、電子辞書、携帯音楽プレイヤー、携帯ゲーム機等の任意の電子機器に適用可能である。
〔電子ノートの構成〕
図1は、電子ノート1の分解組立図である。図2は、カバー4を開いた状態の電子ノート1の正面側からの外観を示す図である。電子ノート1は、第1筐体部材2、第2筐体部材3、カバー(保護カバー)4、ペンホルダー5、第1ビス隠しカバー6、第2ビス隠しカバー7、表示部(タッチパネル)8および基板9を備える。
図1および図2に示すように、第2筐体部材3から、表示部8が外部に露出するように配置された第1筐体部材2に向かう方向をZ軸の正方向とする。換言すると、表示部8は操作面であるため、電子ノート1の操作面と反対に位置する背面側から操作面側に向かう方向をZ軸の正方向とする。また、表示部8の表面(操作面)をZ軸と直交するXY平面とする。
第1筐体部材2および第2筐体部材3は、電子ノート1の表示部8、基板9等を保護するものである。第1筐体部材2および第2筐体部材3は、互いに嵌合し、その内部に配置された表示部8、基板9等を密閉する。第1筐体部材2および第2筐体部材3の構成材料は、合成樹脂等である。以下では、互いに嵌め合わせた第1筐体部材2および第2筐体部材3を筐体と称する。筐体は箱型であり、筐体の側壁部分で第1筐体部材2および第2筐体部材3が結合する。
第1筐体部材2は、第1筐体部材2と第2筐体部材3とを固定するビス11を収容するボス21と、第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7を固定するためのフック22とを備える。ボス21は、Z軸の負方向に延伸する中空の円筒形状であり、第1筐体部材2の本体と同じ構成材料(合成樹脂等)で成形される。フック22は、Z軸の負方向に延伸する板形状の部材であり、先端がL字型に折り曲げられている。フック22の構成材料は金属である。
第2筐体部材3は、第1筐体部材2と第2筐体部材3とを固定するビス11を通し、ビス11の頭部の捻じ込み位置を規定する開口部31と、後述する第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7の挿入部64、74を収容する収容部(第2収容部)34とを備える。
[第1の実施の形態]
カバー4は、電子ノート1および電子ノート1のタッチパネルを保護するものである。カバー4は、第1筐体部材2および第2筐体部材3より柔らかい材質で構成されており、例えば、PU(ポリウレタン)等である。
カバー4は、本体部43および接続部(軟性部)44からなる。本体部43は、板状の形状であり、筐体を覆う大きさである。接続部44は、板状の形状であり、カバー4と筐体(第1筐体部材2および第2筐体部材3)とを接続するためのものである。接続部44は、第1開口部41、第2開口部42および凹部45を有する。第1開口部41は、円形の孔であり、ボス21が挿入されるものである。すなわち、第1開口部41の内径は、ボス21の外径とほぼ同じである。第2開口部42は、線状の切れ目であり、フック22が挿入されるものである。すなわち、第2開口部42の切れ目の大きさは、フック22のY軸方向の長さと略同じである。凹部45は、接続部44のY軸方向に沿って溝状に形成されたものである。図2に示すように、本実施形態では、接続部44のZ軸の正方向側の表面上に、2つの凹部45が形成されている。
[第2の実施の形態]
ペンホルダー5は、電子ノート1に文字等を入力するためのスタイラス等を保持するものである。ペンホルダー5は、カバー4と同様に、第1筐体部材2および第2筐体部材3より柔らかい材質で構成されており、例えば、PU(ポリウレタン)等である。ペンホルダー5がPU等の柔らかい材質で構成されているため、スタイラス等をペンホルダー5に容易に挿入することができる。また、ペンホルダー5が適度な柔らかさを有するため、スタイラス等のクリップ部にペンホルダー5を容易に挟み込むことができる。
ペンホルダー5は、ペン保持部53および接続部54からなる。ペン保持部53は、筒形状であり、スタイラス等を保持するものである。接続部54は、板状の形状であり、ペンホルダー5と筐体(第1筐体部材2および第2筐体部材3)とを接続するためのものである。接続部54は、第1開口部51および第2開口部52を有する。第1開口部51および第2開口部52は、カバー4の接続部44の第1開口部41および第2開口部42と、それぞれ同じ機能を有する。なお、図1では、ペンホルダー5の第1開口部51を通り、第1筐体部材2と第2筐体部材3とを固定するビス11を省略しており、図示していない。
図1に示すように、カバー4およびペンホルダー5は、第1筐体部材2および第2筐体部材3に挟まれて固定されている。また、カバー4およびペンホルダー5は、第1開口部41および第1開口部51がそれぞれ、第1筐体部材2のボス21に挿入されて、第1筐体部材2と固定されている。また、カバー4およびペンホルダー5は、第1筐体部材2および第2筐体部材3を固定するビス11によって、筐体(第1筐体部材2および第2筐体部材3)に固定されている。つまり、カバー4およびペンホルダー5は、それら単体を筐体に固定するための追加部品を用いることなく、筐体に固定されている。なお、カバー4およびペンホルダー5は、第2開口部42および第2開口部52がそれぞれ、第1筐体部材2のフック22に挿入されて、第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7を固定するためのフック22によっても固定されている。
なお、図1では図示していないが、ビス11以外に、第1筐体部材2と第2筐体部材3とは、四隅においてビス等で固定されている。
ここで、カバー4およびペンホルダー5は筐体に一体化された付属部品とも言える。筐体(第1筐体部材2および第2筐体部材3)に少なくとも1つの付属部品が一体化されたものを付属部品一体型筐体と称する。なお、本実施形態では、付属部品はカバー4およびペンホルダー5であるが、これに限るものではない。電子ノート1等の電子機器に付属させる任意の部品を筐体に一体化してもよい。
第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7は、第1筐体部材2および第2筐体部材3並びにカバー4およびペンホルダー5を固定するビス11を外部に露出しないように隠すものである。第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7は、電子ノート1の外観(デザイン)の自由度を向上させるために、および、電子ノート1の分解防止するために付属部品一体型筐体に取り付けられる。第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7の構成材料は、第1筐体部材2および第2筐体部材3と同じであり、合成樹脂等である。
以下では、第1ビス隠しカバー6および第2ビス隠しカバー7を、ビス隠しカバー(固定部隠しカバー)と総称する。付属部品一体型筐体は、さらに、1または複数のビス隠しカバーを備えていてもよい。ビス隠しカバーの構成について、詳細は後述する。
なお、第1筐体部材2および第2筐体部材3とカバー4およびペンホルダー5とを固定する手段は、ボス21、開口部31およびビス11に限るものではない。例えば、第1筐体部材2に凸部(または凹部)を設け、第2筐体部材に該凸部と係合する凹部(または該凹部と係合する凸部)を設けてもよい。
換言すると、ボス21、開口部31およびビス11は、第1筐体部材2および第2筐体部材3を互いに結合する筐体固定部と言える。また、筐体固定部が付属部品を貫通することにより、付属部品が筐体に固定される。この場合、筐体固定部の形状(外径)に基づいて、第1開口部41、51の大きさ(内径)を設計すればよい。また、ボス21、開口部31およびビス11、すなわち筐体固定部の数は1つの付属部品に対して1以上あればよい。
次に、図3および図4に基づいて、カバー4を閉じた状態と、カバー4を電子ノート1の背面側に折り曲げた状態について説明する。図3は、カバー4を閉じた状態の電子ノート1の側面側からの外観図であり、図4は、カバー4を背面側に折り曲げた状態の電子ノート1の側面側からの外観図である。
図3に示すように、カバー4を閉じた状態、すなわち、カバー4を電子ノート1の操作面側に折り曲げた状態では、第1筐体部材2(表示部8)にカバー4の本体部43が接している。本実施形態では、カバー4の接続部44に凹部45が形成されているため、凹部45が形成されている方向(Y軸方向)に対して垂直な方向に折り曲げることが容易である。すなわち、カバー4を電子ノート1の操作面側に折り曲げることが容易である。また、凹部45により、カバー4を操作面側に折り曲げたときに、接続部44に余計なたわみが生じることが無く、接続部44が第1筐体部材2の側壁に接している。これにより、カバー4を操作面側に折り曲げたときに、第1筐体部材2(表示部8)にカバー4の本体部43が接している状態を安定して維持することができる。
図2に示すように、本実施形態では、接続部44に2つの凹部45が形成されているが、これに限るものではなく、少なくとも1つの凹部45が形成されていればよい。また、本実施形態では、Z軸の正方向側の接続部44の表面上に凹部45が形成されているが、反対側であるZ軸の負方向側の接続部44の表面上に凹部45が形成されていてもよい。また、接続部44の両面に凹部45が形成されていてもよい。
また、カバー4は、電子ノート1の背面側に折り曲げた時にも、本体部43が第2筐体部材3と接する。本実施形態では、カバー4は、第1筐体部材2と第2筐体部材3とに挟まれているため、筐体の側壁のZ軸方向の略中央部と接続している。これにより、カバー4を操作面側に折り曲げた時に本体部43が第1筐体部材2(表示部8)に接するように、接続部44のX軸方向の長さを調整しても、本体部43が第2筐体部材3と接するように、カバー4を電子ノート1の背面側に折り曲げることができる。
一般的に、電子ノート1では、ユーザが電子ノート1を机等の平面上に置いて、スタイラスで入力することが想定される。そのため、電子ノート1等の平面上に置いて使用される電子機器では、手に持って使用されるスマートフォン、携帯電話機等と異なり、使用時に、平面上に安定して静止できることが重要である。本実施形態では、図4に示すように、カバー4を背面側に折り曲げた状態では、第2筐体部材3とカバー4の本体部43が接しており、筐体とカバー4の本体部43が平行になる。そのため、カバー4を背面側に折り曲げた状態の電子ノート1を机等の平面上に安定して置くことができ、ユーザがスタイラス等で入力する際に、電子ノート1が揺れ動くことを防ぐことができる。
すなわち、軟性部である接続部44が筐体の側壁の厚み方向の略中央部に固定されているため、カバー4を側壁の略中央部を軸として回動させることができる。また、凹部45は、筐体の側壁の長手方向に延伸する溝であると言える。
なお、本実施形態では、第2筐体部材3のZ軸の負方向の稜角が面取りされているため、カバー4を電子ノート1の背面側に折り曲げたときの接続部44のたわみを収容する空間がある。そのため、カバー4を電子ノート1の背面側に折り曲げたときに、接続部44に余計なたわみが生じたとしても、カバー4を第2筐体部材3に密接させることができる。
また、図3および図4に示すように、ペンホルダー5も、カバー4と同様に、第1筐体部材2と第2筐体部材3とに挟まれているため、筐体の側壁のZ軸方向(厚み方向)の略中央部と接続している。ペンホルダー5が筐体の厚み方向の略中央部で固定されているため、ペンホルダー5のZ軸方向の大きさ(膨らみ)を筐体の厚み(Z軸方向の長さ)の範囲内に収めることができる。ペンホルダー5が筐体の厚みの範囲外に飛び出していないため、ペンホルダー5が邪魔にならず電子ノート1の持ち運びが容易であり、また、本やパソコン等の他のものと電子ノート1とを安定して積み重ねることができる。
[第3の実施の形態]
〔ビス隠しカバーの構成〕
次に、ビス隠しカバーの構成について、図5〜図7に基づいて説明する。第1ビス隠しカバー6と第2ビス隠しカバー7とは、大きさや部材の個数等が異なるだけであり、同じ機能を有するものである。ここでは、第1ビス隠しカバー6を例示して説明する。図5は、第1ビス隠しカバー6のZ軸の負方向側からの外観図であり、図6は、第1ビス隠しカバー6のZ軸の正方向側からの外観図であり、図7は、第1ビス隠しカバー6のX軸の正方向側からの外観図である。
図5〜図7に示すように、第1ビス隠しカバー6は、1つの本体部63および4つの挿入部64からなる。本体部63は、Y軸方向に延伸する細長い略板状の形状である。本体部63には、フック22と係合する4つの収容部(第1収容部)62が設けられている。収容部62は、凹形状であり、フック22のL字型に折り曲げられた先端部を収容する。4つの挿入部64は、本体部63に沿ってY軸方向に並べて配列されており、各挿入部64は、主部65および爪部66からなる。主部65は、櫛形の形状である。爪部66は、主部65の挿入方向(X軸の正方向)に対して直交する方向であって、カバー4の表面と平行な方向(Y軸方向)に主部65から延伸する凸形状のものである。また、爪部66は、主部65のY軸方向の両端部のどちらか近い方に向かって延伸している。換言すると、4つの挿入部64のうち、第1ビス隠しカバー6の中央よりY軸の正方向側に配置された挿入部64の爪部66は、主部65からY軸の正方向側に延伸し、第1ビス隠しカバー6の中央よりY軸の負方向側に配置された挿入部64の爪部66は、主部65からY軸の負方向側に延伸する。さらに、爪部66は、図7に示すように、主部65から延伸する延伸方向の稜角であって、カバー4側(Z軸の正方向側)の稜角が面取りされている。
挿入部64が上記爪部66を有することにより、第1ビス隠しカバー6を付属部品一体型筐体から自然に外れることを防止することができると共に、第1ビス隠しカバー6の収容部34への挿入性が向上する。この理由について図8〜図10に基づいて以下に説明する。
図8は、挿入部64と収容部34とのYZ断面(挿入面および収容口)の大きさの関係を示す図である。ここで、収容部34は、第2筐体部材3とカバー4とによって形成されるものである。また、挿入部64の主部65の挿入面の断面積は、収容部34の収容口の断面積と略同一である。ただし、挿入部64の主部65の挿入面の断面積は、収容部34の収容口の断面積より小さい。
主部65の挿入面の断面積と、収容部34の収容口の断面積とが略同一であるため、図8に示すように、挿入部64(主部65+爪部66)のY軸方向の長さが収容部34のY軸方向の長さより大きくなる。それゆえ、挿入部64をX軸の正方向に真っ直ぐ挿入しても、挿入部64を収容部34に容易に挿入することができない。
そこで、図9に示すように、第1ビス隠しカバー6のY軸方向の両端を、X軸の正方向およびZ軸の負方向に曲げて、挿入部64を収容部34に挿入する。この場合、図10に示すように、挿入部64がXY平面に対して傾くことにより、挿入部64のY軸方向の長さが収容部34の収容口の対角線内に収まる。また、カバー4は、第2筐体部材3および第1ビス隠しカバー6より柔らかい材質であるため、挿入部64がカバー4を押して空間を作ることができる。よって、第1ビス隠しカバー6のY軸方向の両端を曲げることにより、挿入部64を収容部34に挿入することができる。
挿入部64が収容部34に挿入されると、爪部66があるため、第1ビス隠しカバー6が付属品一体型筐体から外れることを防ぐことができる。
ここで、挿入時とは逆に、第1ビス隠しカバー6が取り付けられた付属品一体型筐体から、第1ビス隠しカバー6の中央部をX軸の負方向に引っ張ることにより、容易に取り外すことができる。通常の使用態様において、付属品一体型筐体に取り付けられた第1ビス隠しカバー6に対して、その端部に力が加わることがあるが、中央部に力が掛かることはまれである。そのため、通常の使用態様において、付属品一体型筐体に取り付けられた第1ビス隠しカバー6が自然に外れることを防止することができる。
なお、本実施形態では、主部65を櫛形の形状とすることにより、主部65(挿入部64)の可撓性を向上させている。ただし、主部65の形状はこれに限るものではなく、主部65の挿入面の断面積が収容部34の断面積と略同一であり、かつ挿入面の断面積が収容部34の断面積より小さいものであれば、主部65はどのような形状でもよい。
また、本実施形態では、第1ビス隠しカバー6が4つの挿入部64を有し、第2ビス隠しカバー7が2つの挿入部74を有しているが、挿入部64、74の数は、1以上であればよい。
また、フック22および収容部62は、ビス隠しカバーを位置決めするための第1カバー固定部であると言える。ビス隠しカバーを第1筐体部材2に固定する第1カバー固定部は、フック22および収容部62に限るものではなく任意のものでよい。この場合、第1カバー固定部の形状に基づいて、第2開口部41,51の大きさを設計すればよい。また、フック22および収容部62、すなわち第1カバー固定部は1つのビス隠しカバーに対して1以上あればよい。
また、挿入部64および収容部34は、ビス隠しカバーを第2筐体部材3に取り付けるための第2カバー固定部であると言える。挿入部64および収容部34、すなわち第2カバー固定部は1つのビス隠しカバーに対して1以上あればよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る付属部品一体型筐体は、第1筐体部材(2)および第2筐体部材(3)を備える電子機器(電子ノート1)の筐体に、電子機器の付属部品(カバー4、ペンホルダー5)が一体化された電子機器の付属部品一体型筐体であって、第1筐体部材および第2筐体部材は、筐体固定部(ビス11、ボス21)によって互いに結合し、上記付属部品は、上記第1筐体部材と上記第2筐体部材とに挟まれて固定され、上記筐体固定部は、上記付属部品を貫通していることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記付属部品は、上記第1筐体部材および上記第2筐体部材によって挟まれて固定されていると共に、上記付属部品を貫通する上記筐体固定部によって固定されている。また、この上記筐体固定部は、上記第1筐体部材と上記第2筐体部材とを結合するためのものであって、上記付属部品を上記筐体に固定する役割を兼ねたものである。
よって、上記付属部品を外れにくくすると共に、付属部品一体型筐体の部品点数および組立工数を少なくすることができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る付属部品一体型筐体は、上記態様1において、上記付属部品は、上記電子機器の操作面を保護する保護カバーであり、上記電子機器の上記操作面の反対に位置する背面側から上記操作面側に向かう方向をZ軸方向とすると、上記保護カバーは、回動可能な軟性部を備え、上記軟性部は、上記筐体の側壁の上記Z軸方向の略中央で固定されていてもよい。
上記の構成によれば、上記保護カバーの回動可能な軟性部が上記筐体の側壁の上記Z軸方向の略中央(言い換えると、筐体の厚みの略中央)で固定されている。これにより、上記保護カバーは、上記側壁の略中央を軸として回動する。そのため、保護カバーを操作面側に折り曲げた時に保護カバーが電子機器の操作面および側壁に接するように保護カバーの大きさを調整しても、保護カバーが電子機器の背面側に接するように、保護カバーを電子機器の背面側に折り曲げることができる。
さらに、保護カバーが電子機器の背面側に接するため、電子機器と保護カバーを平行にすることができる。そのため、保護カバーを背面側に折り曲げた状態の電子機器を机等の平面上に安定して置くことができ、ユーザがスタイラス等で入力する際に、電子機器が揺れ動くことを防ぐことができる。
本発明の態様3に係る付属部品一体型筐体は、上記態様2において、上記軟性部は、上記筐体の側壁の長手方向に延伸する凹状の溝を有していてもよい。
上記の構成によれば、上記軟性部に上記筐体の側壁の長手方向に延伸する溝が形成されているため、保護カバーを溝が形成されている側に容易に折り曲げることができる。よって、保護カバーが電子機器に接している状態を安定して維持することができる。
本発明の態様4に係る付属部品一体型筐体は、上記態様1〜3の何れかにおいて、上記筐体固定部を覆う固定部隠しカバー(ビス隠しカバー6,7)をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、上記固定部隠しカバーにより上記筐体固定部が覆われるため、上記筐体の分解を防止することができると共に、上記筐体の外観の設計の自由度を向上させることができる。
本発明の態様5に係る付属部品一体型筐体は、上記態様4において、上記固定部隠しカバーは、第1カバー固定部(フック22)によって位置決めされ、上記第1カバー固定部は、上記付属部品を貫通していてもよい。
上記の構成によれば、上記付属部品は、さらに、上記第1カバー固定部によって固定される。よって、上記付属部品が上記筐体からより外れにくくなる。さらに、上記第1カバー固定部は、上記固定部隠しカバーを位置決めするためのものであって、上記付属部品を固定する役割を兼ねたものである。よって、部品点数および組立工数を増加させることが無い。
本発明の態様6に係る付属部品一体型筐体は、上記態様5において、上記第1カバー固定部は、上記第1筐体部材に配置された金属製のフック(22)、および、上記固定部隠しカバーに設けられた上記フックを収容する第1収容部(収容部62)からなるものであってもよい。
上記の構成によれば、金属製のフックにより、上記固定部隠しカバーおよび上記付属部品をより確実に固定することができる。
本発明の態様7に係る付属部品一体型筐体は、上記態様4〜6の何れかにおいて、上記固定部隠しカバーは、第2カバー固定部(挿入部64および収容部34)によって上記第2筐体部材に取り付けられており、上記第2カバー固定部は、上記第2筐体部材および上記付属部品によって形成される凹状の第2収容部(収容部34)と、上記固定部隠しカバーに設けられた上記第2収容部に挿入される挿入部(64)からなり、上記挿入部は、主部(65)および該主部から延伸する凸状の爪部(66)からなり、上記主部の挿入面の断面積は、上記第2収容部の収容口の断面積より小さく、かつ、上記第2収容部の収容口の断面積と略同一であり、上記爪部は、上記爪部の延伸方向側であって、上記付属部品側の稜角が面取りされており、上記付属部品は、上記第2筐体部材より柔らかい材質であってもよい。
上記の構成によれば、上記挿入部は、上記第2収容部の収容口の断面積と略同一の挿入面の断面積を有する主部と、主部から延伸する爪部とからなる。そのため、爪部が延伸する方向における上記挿入部の長さは、上記第2収容部の同方向の長さより大きくなる。そのため、そのため、上記挿入部を真っ直ぐ挿入しても上記第2収容部に挿入することができない。
しかしながら、上記爪部は面取りされているため、上記挿入部を傾けることにより、上記挿入部の長さが、上記第2収容部の対角線内に収めることができる。また、上記付属部品は、上記第2筐体部材より柔らかい材質であるため、上記挿入部は上記付属部品を押して挿入するための空間を作ることができる。よって、上記挿入部を傾けることにより、容易に上記第2収容部に挿入することができる。
さらに、上述のように、上記第2収容部に収容されている上記挿入部を真っ直ぐ引き抜いても、上記爪部がストッパーとなるため、引き抜くことができない。したがって、上記固定部隠しカバーの上記付属部品一体型筐体への挿入性を向上させると共に、上記固定部隠しカバーが上記付属部品一体型筐体から外れにくくすることができる。
本発明の態様8に係る付属部品一体型筐体は、上記態様7において、上記固定部隠しカバーは上記挿入部を複数有し、上記複数の挿入部は、所定の方向に沿って配列されており、上記爪部は、上記固定部隠しカバーにおける上記挿入部の配列方向の両端部の何れか近い方に向けて上記主部から延伸していてもよい。
上記の構成によれば、上記固定部隠しカバーの両端部に向かって、上記爪部が延伸しているため、上記固定部隠しカバーの両端部に力が掛かったとしても、上記付属部品一体型筐体から上記固定部隠しカバーがより外れにくくなっている。
本発明の態様9に係る電子機器は、上記態様1〜8の何れかの付属部品一体型筐体を備えている。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、電子ノート等の電子機器の筐体であって、電子機器の付属部品が一体化された筐体に利用することができる。
1 電子ノート(電子機器)
2 第1筐体部材
3 第2筐体部材
4 カバー(保護カバー、付属部品)
5 ペンホルダー(付属部品)
6 第1ビス隠しカバー(固定部隠しカバー)
7 第2ビス隠しカバー(固定部隠しカバー)
11 ビス(筐体固定部)
21 ボス(筐体固定部)
22 フック(第1カバー固定部)
31 開口部(筐体固定部)
34 収容部(第2収容部、第2カバー固定部)
62 収容部(第1収容部、第1カバー固定部)
64 挿入部(第2カバー固定部)
65 主部
66 爪部

Claims (5)

  1. 第1筐体部材および第2筐体部材を備える電子機器の筐体に、電子機器の付属部品が一体化された電子機器の付属部品一体型筐体であって、
    第1筐体部材および第2筐体部材は、筐体固定部によって互いに結合し、
    上記付属部品は、上記第1筐体部材と上記第2筐体部材とに挟まれて固定され、
    上記筐体固定部は、上記付属部品を貫通していることを特徴とする付属部品一体型筐体。
  2. 上記付属部品は、上記電子機器の操作面を保護する保護カバーであり、
    上記電子機器の上記操作面の反対に位置する背面側から上記操作面側に向かう方向をZ軸方向とすると、
    上記保護カバーは、回動可能な軟性部を備え、
    上記軟性部は、上記筐体の側壁の上記Z軸方向の略中央で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の付属部品一体型筐体。
  3. 上記筐体固定部を覆う固定部隠しカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の付属部品一体型筐体。
  4. 上記固定部隠しカバーは、第1カバー固定部によって位置決めされ、
    上記第1カバー固定部は、上記付属部品を貫通していることを特徴とする請求項3に記載の付属部品一体型筐体。
  5. 上記固定部隠しカバーは、第2カバー固定部によって上記第2筐体部材に取り付けられており、
    上記第2カバー固定部は、上記第2筐体部材および上記付属部品によって形成される凹状の第2収容部と、上記固定部隠しカバーに設けられた上記第2収容部に挿入される挿入部からなり、
    上記挿入部は、主部および該主部から延伸する凸状の爪部からなり、
    上記主部の挿入面の断面積は、上記第2収容部の収容口の断面積より小さく、かつ、上記第2収容部の収容口の断面積と略同一であり、
    上記爪部は、上記爪部の延伸方向側であって、上記付属部品側の稜角が面取りされており、
    上記付属部品は、上記第2筐体部材より柔らかい材質であることを特徴とする請求項3または4に記載の付属部品一体型筐体。
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