JP2015088060A - プロジェクタ - Google Patents

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慎太郎 泉川
謙 西岡
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謙 西岡
篤彦 近岡
Atsuhiko Chikaoka
篤彦 近岡
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Abstract

【課題】操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】画像12をスクリーン6に投影し、且つ、操作物14がスクリーン6にタッチしたことを検出するプロジェクタ2であって、レーザ光を出力するレーザ光源22,24,26と、レーザ光源22,24,26からのレーザ光をスクリーン6に向けて走査することにより、画像12をスクリーン6に投影する投影部38と、操作物14により反射されたレーザ光を検出する受光部10と、受光部10により検出されたレーザ光の変化に基づいて、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する制御部16と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を投影面に投影し、且つ、操作物が投影面にタッチしたことを検出するプロジェクタに関する。
レーザ光を投影面に走査することにより、画像を投影面に投影するプロジェクタが知られている。近年では、VUI(Virtual User Interface)機能を備えたプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。VUI機能とは、投影面に投影された画像(例えば、キーボード又は操作パネル等の画像)に対してユーザがタッチペン等の操作物を用いて操作することが可能な、仮想的なユーザインターフェース機能である。
このようなプロジェクタは、レーザ光を出力する光源と、光源からのレーザ光を投影面に向けて走査する走査部と、操作物により反射されたレーザ光を検出する受光部と、受光部によりレーザ光が検出された場合に、操作物が投影面にタッチ(接触)したと判定する制御部と、を備えている。例えば、ユーザは、キーボードの画像が投影された投影面に操作物でタッチすることにより、当該キーボードのタッチ操作を実行することができる。
特開2009−258569号公報
上述した従来のプロジェクタでは、次のような課題が生じる。上述したように、制御部は、受光部によりレーザ光が検出された場合に、操作物が投影面にタッチしたと判定する。そのため、操作物が投影面に近付く方向に移動している途中で、受光部によりレーザ光が検出された場合には、制御部によりタッチしたと判定されてしまうおそれがある。その結果、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができないという課題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができるプロジェクタを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るプロジェクタは、画像を投影面に投影し、且つ、操作物が前記投影面にタッチしたことを検出するプロジェクタであって、レーザ光を出力する光源と、前記光源からの前記レーザ光を前記投影面に向けて走査することにより、前記画像を前記投影面に投影する投影部と、前記操作物により反射された前記レーザ光を検出する受光部と、前記受光部により検出された前記レーザ光の変化に基づいて、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する制御部と、を備える。
操作物が投影面にタッチした際には、受光部により検出されるレーザ光の変化を捉えることができる。本態様によれば、制御部は、このようなレーザ光の変化に基づいて操作物が投影面にタッチしたと判定するので、例えば操作物が投影面に近付く方向に移動している途中で、制御部によりタッチしたと判定されるのを抑制することができる。その結果、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記受光部により検出された前記レーザ光に関する検出量を取得し、取得した前記検出量の変化が第1の期間だけ停止した場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定するように構成してもよい。
操作物が投影面にタッチした際には、制御部により取得される検出量の変化が停止するようになる。本態様によれば、制御部は、取得した検出量の変化が第1の期間だけ停止した場合に、操作物が投影面にタッチしたと判定するので、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く判定することができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、さらに、前記検出量の変化が前記第1の期間よりも短い第2の期間だけ停止した後に、前記検出量が減少し始めた場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定するように構成してもよい。
本態様によれば、制御部は、検出量の変化が第1の期間よりも短い第2の期間だけ停止した後に、検出量が減少し始めた場合に、操作物が投影面にタッチしたと判定する。これにより、例えば操作物が投影面にタッチした直後に投影面から遠ざかる方向に移動し始めた際に、制御部は、操作物が投影面にタッチしたと判定することができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出される検出時間であるように構成してもよい。
本態様によれば、検出量をレーザ光の検出時間とすることができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により検出される前記レーザ光の光量の検出ピーク値であるように構成してもよい。
本態様によれば、検出量をレーザ光の光量の検出ピーク値とすることができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、さらに、前記操作物が前記投影面にタッチした際に、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出されるべき基準検出時間が予め記憶された記憶部を備え、前記制御部は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出される検出時間を取得し、取得した前記検出時間が前記記憶部に記憶された前記基準検出時間と一致した場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定するように構成してもよい。
本態様によれば、制御部は、取得した検出時間が記憶部に記憶された基準検出時間と一致した場合に、操作物が投影面にタッチしたと判定する。例えば、プロジェクタ専用のタッチペン等のように操作物の大きさ(直径)が決まっている場合などに、当該操作物により反射されたレーザ光が検出されるべき基準検出時間を記憶部に予め記憶しておくことにより、上述した操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記受光部により検出された前記レーザ光に関する検出量の変化量を取得し、取得した前記検出量の変化量と所定の閾値との比較に基づいて、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定するように構成してもよい。
本態様によれば、制御部は、取得した検出量の変化量と所定の閾値との比較に基づいて、操作物が投影面にタッチしたと判定するので、例えば検出量の変化量が時間的に急激に変化する場合などに、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出される検出時間であり、前記制御部は、前記検出時間の変化量を取得し、取得した前記検出時間の変化量が前記所定の閾値よりも低下した場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定するように構成してもよい。
検出量がレーザ光の検出時間である場合において、操作物が投影面にタッチした際には、検出時間の変化量は急激に低下する。本態様によれば、制御部は、検出時間の変化量が所定の閾値よりも低下した場合に、操作物が投影面にタッチしたと判定するので、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができる。
例えば、本発明の一態様に係るプロジェクタにおいて、前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により検出される前記レーザ光の光量の検出ピーク値であり、前記制御部は、前記検出ピーク値の変化量を取得し、取得した前記検出ピーク値の変化量が前記所定の閾値を超えた場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定するように構成してもよい。
検出量がレーザ光の光量の検出ピーク値である場合において、操作物が投影面にタッチした際には、検出ピーク値の変化量は急激に上昇する。本態様によれば、制御部は、検出ピーク値の変化量が所定の閾値を超えた場合に、操作物が投影面にタッチしたと判定するので、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な制御部を備えるプロジェクタとして実現することができるだけでなく、プロジェクタに含まれる特徴的な制御部が実行する処理をステップとする制御方法として実現することができる。また、プロジェクタに含まれる特徴的な制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム又は制御方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明の一態様に係るプロジェクタによれば、操作物が投影面にタッチしたことを精度良く検出することができる。
実施の形態1に係るプロジェクタの外観を模式的に示す斜視図である。 プロジェクタ本体部の機能的構成を示すブロック図である。 操作物の移動と検出時間との関係を説明するための図である。 操作物の移動と検出ピーク値との関係を説明するための図である。 実施の形態1に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。 検出時間の変化が第1の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出時間との関係を示すグラフである。 検出時間の変化が第2の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出時間との関係を示すグラフである。 実施の形態2に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。 検出ピーク値の変化が第1の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出ピーク値との関係を示すグラフである。 検出ピーク値の変化が第2の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出ピーク値との関係を示すグラフである。 実施の形態3に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。 実施の形態4に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。 検出時間の変化量の時間的な変化を示すグラフである。 実施の形態5に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。 検出ピーク値の変化量の時間的な変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
[プロジェクタの概略構成]
まず、図1を参照しながら、実施の形態1に係るプロジェクタの概略構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るプロジェクタの外観を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のプロジェクタ2は、ハウジング4、スクリーン6(投影面を構成する)、プロジェクタ本体部8及び受光部10を備えている。なお、本実施の形態のプロジェクタ2は、VUI機能を有するレーザ光走査型のプロジェクタである。さらに、本実施の形態のプロジェクタ2は、スクリーン6の後方からスクリーン6に画像12を投影する、いわゆるリアプロジェクション型のプロジェクタである。
ハウジング4の内部には、プロジェクタ本体部8及び受光部10が収納されている。ハウジング4の前面は、凸面形状に構成されている。ハウジング4は、例えばテーブル上等に設置される。
スクリーン6は、ハウジング4の前面に設けられている。スクリーン6は、プロジェクタ本体部8からのレーザ光をスクリーン6の後方から前方に向けて(すなわち、プロジェクタ本体部8側から操作物14側に向けて)透過及び拡散させるように構成されている。具体的には、スクリーン6は、レーザ光を透過させるために半透明の樹脂(例えば、塩化ビニル等)で形成されている。さらに、スクリーン6は、レーザ光を拡散させるために複数の拡散レンズ(図示せず)を有している。スクリーン6の形状は、例えば、ハウジング4の前面の形状に対応した凸面形状に構成されている。
プロジェクタ本体部8は、スクリーン6の後方に配置されている。プロジェクタ本体部8は、スクリーン6に向けてレーザ光を走査することにより、スクリーン6に画像12(例えば、キーボード又は操作パネル等の画像)を投影する。プロジェクタ本体部8の機能的構成については後述する。
受光部10は、スクリーン6の後方に配置されている。受光部10は、例えばフォトダイオード等で構成されており、操作物14(例えば、タッチペン又はユーザの手指等)により反射されたレーザ光を検出(受光)する。受光部10は、検出したレーザ光に関する検出情報をプロジェクタ本体部8の制御部16(後述する)に送信する。
上述したプロジェクタ2は、例えば次のようにして使用される。プロジェクタ本体部8からのレーザ光がスクリーン6に向けて走査されることにより、スクリーン6に画像12が投影される。例えば、スクリーン6にキーボードの画像12が投影されている場合に、ユーザが画像12に含まれる入力キーの画像12aを操作物14でタッチすることにより、当該入力キーの操作を実行することができる。なお、操作物14は、スクリーン6の前方からスクリーン6にタッチされる。
[プロジェクタ本体部の機能的構成]
次に、図2を参照しながら、上述したプロジェクタ本体部8の機能的構成について説明する。図2は、プロジェクタ本体部の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクタ本体部8は、制御部16、記憶部18、画像処理部20、3つのレーザ光源22,24及び26(3つのレーザ光源22,24及び26の各々は光源を構成する)、2つのダイクロイックミラー28及び30、レンズ32、光源制御部34、LDドライバ36、投影部38、ミラー制御部40並びにミラードライバ42を有している。
制御部16は、プロジェクタ本体部8の各構成要素を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)である。制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、操作物14の画像12に対する位置を取得する。具体的には、制御部16は、受光部10がレーザ光を検出した時間情報及びレーザ光の走査軌跡に基づいて、受光部10により検出されたレーザ光が画像12上のどの位置を走査されていたかを特定することによって、操作物14の画像12に対する位置(座標)を取得する。
さらに、制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出時間(検出量を構成する)を取得する。検出時間とは、画像12が1フレーム投影されている間に、受光部10によりレーザ光が検出される時間である。制御部16は、取得した検出時間の変化に基づいて、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。具体的には、制御部16は、検出時間の変化が第1の期間(例えば、画像12が5フレーム投影されている間の期間)だけ停止した場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。さらに、制御部16は、検出時間の変化が上記第1の期間よりも短い第2の期間(例えば、画像12が2フレーム〜4フレーム投影されている間の期間)だけ停止した後に、検出時間が減少し始めた場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。制御部16によるタッチの判定方法の流れについては後述する。
さらに、制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出ピーク値(検出量を構成する)を取得する。検出ピーク値とは、画像12が1フレーム投影されている間に、受光部10により検出されたレーザ光の光量のピーク値である。
記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、制御部16により取得された検出時間をデータとして記憶する。記憶部18には、複数フレーム分の画像12に対応する検出時間が記憶される。
画像処理部20は、外部から入力された画像信号に基づいて、画像12の投影を制御する。具体的には、画像処理部20は、外部から入力された画像信号に基づいて、光源制御部34を介して3つのレーザ光源22,24及び26の各々によるレーザ光の照射を制御するとともに、ミラー制御部40を介して投影部38によるレーザ光の走査を制御する。
3つのレーザ光源22,24及び26はそれぞれ、特定の波長の単色色成分のレーザ光を出力するレーザダイオード(LD)である。具体的には、レーザ光源22は赤色成分のレーザ光を出力し、レーザ光源24は緑色成分のレーザ光を出力し、レーザ光源26は青色成分のレーザ光を出力する。なお、3つのレーザ光源22,24及び26の各々から出力されるレーザ光は、例えば直線偏光のレーザ光である。
2つのダイクロイックミラー28及び30はそれぞれ、特定の波長のレーザ光のみを反射し、その他の波長のレーザ光を透過する光学的性質を有している。具体的には、ダイクロイックミラー28は、緑色成分のレーザ光のみを反射し、且つ、その他の色成分のレーザ光を透過する。ダイクロイックミラー30は、赤色成分のレーザ光のみを反射し、且つ、その他の色成分のレーザ光を透過する。
ダイクロイックミラー28は、レーザ光の光路の上流側に配置され、ダイクロイックミラー30は、レーザ光の光路の下流側に配置されている。レーザ光源24からの緑色成分のレーザ光は、ダイクロイックミラー28で反射され、レーザ光源26からの青色成分のレーザ光は、ダイクロイックミラー28を透過する。これにより、緑色成分のレーザ光及び青色成分のレーザ光がダイクロイックミラー28において合成される。
さらに、レーザ光源22からの赤色成分のレーザ光は、ダイクロイックミラー30で反射され、上述のように合成された緑色成分のレーザ光及び青色成分のレーザ光は、ダイクロイックミラー30を透過する。これにより、赤色成分のレーザ光、緑色成分のレーザ光及び青色成分のレーザ光がダイクロイックミラー30において合成される。
レンズ32は、上述のようにダイクロイックミラー30において合成されたレーザ光を集光するための集光レンズである。
光源制御部34は、画像処理部20からの制御信号に基づいてLDドライバ36を駆動することにより、3つのレーザ光源22,24及び26の各々によるレーザ光の照射を制御する。具体的には、光源制御部34は、投影部38がレーザ光を走査するタイミングに合わせて、画像12の各画素に対応する色のレーザ光を3つのレーザ光源22,24及び26の各々から照射させるように制御する。
投影部38は、画像12をスクリーン6に投影するためのものであり、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー38aで構成されている。MEMSミラー38aは、水平方向に比較的高速で走査され、且つ、垂直方向に比較的低速で走査される。MEMSミラー38aは、レンズ32からのレーザ光を自己の振れ角に応じた方向に反射する。MEMSミラー38aが水平方向及び垂直方向にそれぞれ走査されることにより、レーザ光がスクリーン6に向けて水平方向及び垂直方向にそれぞれ走査され、スクリーン6に画像12が投影される。
ミラー制御部40は、画像処理部20からの制御信号に基づいてミラードライバ42を駆動することにより、MEMSミラー38aの振れ角を制御する。
[タッチの判定方法]
次に、図3〜図7を参照しながら、本実施の形態のプロジェクタ2の特徴的な機能である、制御部16によるタッチの判定方法について説明する。図3は、操作物の移動と検出時間との関係を説明するための図である。図4は、操作物の移動と検出ピーク値との関係を説明するための図である。図5は、実施の形態1に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。図6は、検出時間の変化が第1の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出時間との関係を示すグラフである。図7は、検出時間の変化が第2の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出時間との関係を示すグラフである。
まず、図3を参照しながら、操作物14の移動と検出時間との関係について説明する。図3の(a)に示すように、操作物14がスクリーン6から離れている場合において、操作物14で反射したレーザ光のうち、受光部10により検出可能なレーザ光の角度範囲はαである。一方、図3の(b)に示すように、操作物14がスクリーン6にタッチしている場合において、操作物14に反射したレーザ光のうち、受光部10により検出可能なレーザ光の角度範囲はβ(>α)である。
上記角度範囲は、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動するに従って大きくなる。このとき、受光部10により検出されるレーザ光の本数が増大するので、検出時間が増大する。一方、上記角度範囲は、操作物14がスクリーン6から遠ざかる方向に移動するに従って小さくなる。このとき、受光部10により検出されるレーザ光の本数が減少するので、検出時間が減少する。さらに、上記角度範囲は、操作物14がスクリーン6にタッチしている際には一定となる。このとき、受光部10により検出されるレーザ光の本数が一定となるので、検出時間の変化が停止する。
次に、図4を参照しながら、操作物14の移動と検出ピーク値との関係について説明する。本実施の形態のようなリアプロジェクション型のプロジェクタ2では、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動するに従って、操作物14と受光部10との間の距離が短くなるので、受光部10により検出されるレーザ光の光量の検出ピーク値が増大する。そのため、図4の(a)に示すように、操作物14がスクリーン6から離れている場合には、受光部10により検出されるレーザ光の光量の検出ピーク値は比較的小さくなる。一方、図4の(b)に示すように、操作物14がスクリーン6にタッチしている場合には、受光部10により検出されるレーザ光の光量の検出ピーク値は最大となる。
これにより、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際には検出ピーク値が増大し、操作物14がスクリーン6から遠ざかる方向に移動している際には検出ピーク値が減少する。また、操作物14がスクリーン6にタッチしている際には、検出ピーク値の変化が停止する。
次に、図5〜図7を参照しながら、制御部16によるタッチの判定方法の流れについて説明する。なお、本実施の形態では、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動してスクリーン6にタッチした後に、スクリーン6から遠ざかる方向に移動する場合について説明する。
操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際に、受光部10は、操作物14により反射されたレーザ光を検出する(S11)。制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出時間を取得する。記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、制御部16により取得された検出時間を記憶する(S12)。図6に示すように、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際には、検出時間が増大するようになる。検出時間が増大している場合には(S13でNO)、上述したステップS11〜S13が繰り返し実行される。
図6に示すように、操作物14がスクリーン6にタッチした場合には、画像12の直前のフレームがスクリーン6に投影されている間における検出時間に対して、検出時間の変化が停止する(S13でYES)。このとき、制御部16は、検出時間の変化が停止している期間が第1の期間(例えば、画像12が5フレーム投影されている間の期間)であるかを判定する(S14)。図6に示すように、検出時間の変化が停止している期間が第1の期間である場合には(S14でYES)、制御部16はスクリーン6にタッチしたと判定する(S15)。
一方、検出時間の変化が停止している期間が第1の期間よりも短い場合には(S14でNO)、上述したステップS11及びS12と同様に、レーザ光の検出及び検出時間の記憶が実行される(S16及びS17)。その後、制御部16は、検出時間の変化が第2の期間(例えば、画像12が2フレーム〜4フレーム投影されている間の期間)だけ停止した後に減少し始めたかを判定する(S18)。図7に示すように、検出時間の変化が第2の期間だけ停止した後に検出時間が減少し始めた場合には(S18でYES)、制御部16はスクリーン6にタッチしたと判定する(S15)。
検出時間が減少し始めていない場合には(S18でNO)、上述したステップS14が再び実行される。すなわち、検出時間の変化が停止している期間が第1の期間となるまでの間、制御部16は、検出時間が減少し始めたかを判定し続ける。
なお、本実施の形態では、第1の期間を、画像12が5フレーム投影されている間の期間としたが、これに限定されず、第1の期間は任意に設定することができる。例えば、第1の期間を、画像12が10フレーム投影されている間の期間とすることもできる。また、本実施の形態では、第2の期間を、画像12が2フレーム〜4フレーム投影されている間の期間としたが、これに限定されず、第2の期間は任意に設定することができる。例えば、第2の期間を、画像12が2フレーム〜9フレーム投影されている間の期間とすることもできる。
[効果]
次に、本実施の形態のプロジェクタ2により得られる効果について説明する。操作物14がスクリーン6にタッチした際には、検出時間の変化が停止するようになる。上述したように、制御部16は、検出時間の変化が第1の期間だけ停止した場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。これにより、例えば操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している途中で、制御部16によりタッチしたと判定されるのを抑制することができる。その結果、操作物14がスクリーン6にタッチしたことを精度良く検出することができる。
さらに、上述したように、制御部16は、検出時間の変化が第2の期間だけ停止した後に検出時間が減少し始めた場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。これにより、例えば操作物14がスクリーン6にタッチした直後にスクリーン6から遠ざかる方向に移動し始めた際に、操作物14がスクリーン6にタッチしたことを検出することができる。
(実施の形態2)
次に、図8〜図10を参照しながら、実施の形態2に係るプロジェクタの構成について説明する。図8は、実施の形態2に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。図9は、検出ピーク値の変化が第1の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出ピーク値との関係を示すグラフである。図10は、検出ピーク値の変化が第2の期間だけ停止した後に減少する場合における、画像のフレームと検出ピーク値との関係を示すグラフである。以下に示す各実施の形態では、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
なお、本実施の形態のプロジェクタ2は、上記実施の形態1のプロジェクタ2と同様の機能的構成を備えているので、プロジェクタ2の機能的構成については図2を参照しながら説明する。
本実施の形態のプロジェクタ2では、記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、制御部16により取得された検出ピーク値をデータとして記憶する。記憶部18には、複数フレーム分の画像12に対応する検出ピーク値が記憶される。
制御部16は、取得した検出ピーク値の変化に基づいて、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。具体的には、制御部16は、検出ピーク値の変化が第1の期間(例えば、画像12が5フレーム投影されている間の期間)だけ停止した場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。さらに、制御部16は、検出ピーク値の変化が上記第1の期間よりも短い第2の期間(例えば、画像12が2フレーム〜4フレーム投影されている間の期間)だけ停止した後に、検出ピーク値が減少し始めた場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。
次に、図8〜図10を参照しながら、制御部16によるタッチの判定方法の流れについて説明する。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1と同様に、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動してスクリーン6にタッチした後に、スクリーン6から遠ざかる方向に移動する場合について説明する。
操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際に、受光部10は、操作物14により反射されたレーザ光を検出する(S31)。制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出ピーク値を取得する。記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、制御部16により取得された検出ピーク値を記憶する(S32)。図7に示すように、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際には、検出ピーク値が増大するようになる。検出ピーク値が増大している場合には(S33でNO)、上述したステップS31〜S33が繰り返し実行される。
図7に示すように、操作物14がスクリーン6にタッチした場合には、画像12の直前のフレームがスクリーン6に投影されている間における検出ピーク値に対して、検出ピーク値の変化が停止する(S33でYES)。このとき、制御部16は、検出ピーク値の変化が停止している期間が第1の期間(例えば、画像12が5フレーム投影されている間の期間)であるかを判定する(S34)。図7に示すように、検出ピーク値の変化が停止している期間が第1の期間である場合には(S34でYES)、制御部16はスクリーン6にタッチしたと判定する(S35)。
一方、検出ピーク値の変化が停止している期間が第1の期間よりも短い場合には(S34でNO)、上述したステップS31及びS32と同様に、レーザ光の検出及び検出ピーク値の記憶が実行される(S36及びS37)。その後、制御部16は、検出ピーク値の変化が第2の期間(例えば、画像12が2フレーム〜4フレーム投影されている間の期間)だけ停止した後に減少し始めたかを判定する(S38)。図7に示すように、検出時間の変化が第2の期間だけ停止した後に検出時間が減少し始めた場合には(S38でYES)、制御部16はスクリーン6にタッチしたと判定する(S35)。
検出ピーク値が減少し始めていない場合には(S38でNO)、上述したステップS34が再び実行される。すなわち、検出ピーク値の変化が停止している期間が第1の期間となるまでの間は、制御部16は、検出ピーク値が減少し始めたかを判定し続ける。
したがって、本実施の形態のプロジェクタ2においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、図11を参照しながら、実施の形態3に係るプロジェクタの構成について説明する。図11は、実施の形態3に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。
なお、本実施の形態のプロジェクタ2は、上記実施の形態1のプロジェクタ2と同様の機能的構成を備えているので、プロジェクタ2の機能的構成については図2を参照しながら説明する。
本実施の形態のプロジェクタ2では、記憶部18には、操作物14(例えば、プロジェクタ2専用のタッチペン等)がスクリーン6にタッチした際に、画像12が1フレーム投影される毎に受光部10によりレーザ光が検出されるべき基準検出時間(例えば、10〜20μsec)が予め記憶されている。
制御部16は、取得した検出時間と記憶部18に記憶された基準検出時間とを比較し、取得した検出時間と基準検出時間とが一致している場合には、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。
次に、図11を参照しながら、制御部16によるタッチの判定方法の流れについて説明する。まず、受光部10は、操作物14により反射したレーザ光を検出する(S51)。制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出時間を取得する。記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、検出時間を記憶する(S52)。
制御部16は、取得した検出時間と基準検出時間とを比較する(S53)。取得した検出時間と基準検出時間とが一致している場合には(S53でYES)、制御部16は、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する(S54)。一方、取得した検出時間と基準検出時間とが一致していない場合には(S53でNO)、制御部16は、操作物14がスクリーン6にタッチしていないと判定し、上述したステップS51が再び実行される。
したがって、本実施の形態のプロジェクタ2においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
次に、図12及び図13を参照しながら、実施の形態4に係るプロジェクタの構成について説明する。図12は、実施の形態4に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。図13は、検出時間の変化量の時間的な変化を示すグラフである。
なお、本実施の形態のプロジェクタ2は、上記実施の形態1のプロジェクタ2と同様の機能的構成を備えているので、プロジェクタ2の機能的構成については図2を参照しながら説明する。
本実施の形態のプロジェクタ2では、制御部16は、画像12が1フレーム投影される毎に、記憶部18に記憶された検出時間に基づいて、検出時間の変化量を算出して取得する。なお、検出時間の変化量とは、画像12の特定のフレームに対応する検出時間と画像12の直前のフレームに対応する検出時間との差分である。制御部16は、取得した検出時間の変化量が第1の閾値(所定の閾値を構成する)よりも低下した場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。
次に、図12及び図13を参照しながら、制御部16によるタッチの判定方法の流れについて説明する。まず、受光部10は、操作物14により反射されたレーザ光を検出する(S71)。制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出時間を取得する。記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、検出時間を記憶する(S72)。
その後、制御部16は、記憶部18に記憶された検出時間に基づいて、検出時間の変化量を算出する(S73)。図13に示すように、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際には、検出時間の変化量の時間的な変化はほぼ横ばいであるが、操作物14がスクリーン6にタッチした際には、検出時間の変化量は0まで急激に低下する。そのため、検出時間の変化量が第1の閾値よりも低下した場合には(S74でYES)、制御部16は、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する(S75)。
一方、検出時間の変化量が第1の閾値よりも低下していない場合には(S74でNO)、制御部16は、操作物14がスクリーン6にタッチしていないと判定し、上述したステップS71が再び実行される。
したがって、本実施の形態のプロジェクタ2においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
次に、図14及び図15を参照しながら、実施の形態5に係るプロジェクタの構成について説明する。図14は、実施の形態4に係るプロジェクタにおける、制御部によるタッチの判定方法の流れを示すフローチャートである。図15は、検出ピーク値の変化量の時間的な変化を示すグラフである。
なお、本実施の形態のプロジェクタ2は、上記実施の形態1のプロジェクタ2と同様の機能的構成を備えているので、プロジェクタ2の機能的構成については図2を参照しながら説明する。
本実施の形態のプロジェクタ2では、制御部16は、画像12が1フレーム投影される毎に、記憶部18に記憶された検出ピーク値に基づいて、検出ピーク値の変化量を算出して取得する。検出ピーク値の変化量とは、画像12の特定のフレームに対応する検出ピーク値と画像12の直前のフレームに対応する検出ピーク値との差分である。制御部16は、取得した検出ピーク値の変化量が第2の閾値(所定の閾値を構成する)を超えた場合に、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する。
次に、図14及び図15を参照しながら、制御部16によるタッチの判定方法の流れについて説明する。まず、受光部10は、操作物14により反射されたレーザ光を検出する(S91)。制御部16は、受光部10からの検出情報に基づいて、画像12が1フレーム投影される毎に、検出ピーク値を取得する。記憶部18は、画像12が1フレーム投影される毎に、検出ピーク値を記憶する(S92)。
その後、制御部16は、記憶部18に記憶された検出ピーク値に基づいて、検出ピーク値の変化量を算出する(S93)。図15に示すように、操作物14がスクリーン6に近付く方向に移動している際には、検出ピーク値の変化量の時間的な変化はほぼ横ばいであるが、操作物14がスクリーン6にタッチした際には、操作物14により反射されたレーザ光が瞬間的に受光部10に多く入射することにより、検出ピーク値の変化量が急激に上昇する。そのため、検出ピーク値の変化量が第2の閾値を超えた場合には(S94でYES)、制御部16は、操作物14がスクリーン6にタッチしたと判定する(S95)。
一方、検出ピーク値の変化量が第2の閾値を超えていない場合には(S94でNO)、制御部16は、操作物14がスクリーン6にタッチしていないと判定し、上述したステップS91が再び実行される。
したがって、本実施の形態のプロジェクタ2においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態1〜5に係るプロジェクタについて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施の形態をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
上記各実施の形態では、プロジェクタをリアプロジェクション型のプロジェクタで構成したが、これに限定されず、例えばプロジェクタ本体部、受光部及び操作物がいずれもスクリーン6の前方に配置される、いわゆるフロントプロジェクション型のプロジェクタで構成することもできる。
また、上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード及びマウス等から構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。RAM又はハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM及びRAM等を含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM及びRAM等から構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラム又は上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ等に記録したものとしてもよい。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラム又は上記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサ及びメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、上記プログラム又は上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、又は、上記プログラム又は上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
本発明は、画像を投影面に投影し、且つ、操作物が投影面にタッチしたことを検出するプロジェクタ等として適用することができる。
2 プロジェクタ
4 ハウジング
6 スクリーン
8 プロジェクタ本体部
10 受光部
12,12a 画像
14 操作物
16 制御部
18 記憶部
20 画像処理部
22,24,26 レーザ光源
28,30 ダイクロイックミラー
32 レンズ
34 光源制御部
36 LDドライバ
38 投影部
38a MEMSミラー
40 ミラー制御部
42 ミラードライバ

Claims (9)

  1. 画像を投影面に投影し、且つ、操作物が前記投影面にタッチしたことを検出するプロジェクタであって、
    レーザ光を出力する光源と、
    前記光源からの前記レーザ光を前記投影面に向けて走査することにより、前記画像を前記投影面に投影する投影部と、
    前記操作物により反射された前記レーザ光を検出する受光部と、
    前記受光部により検出された前記レーザ光の変化に基づいて、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する制御部と、を備える
    プロジェクタ。
  2. 前記制御部は、前記受光部により検出された前記レーザ光に関する検出量を取得し、取得した前記検出量の変化が第1の期間だけ停止した場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する
    請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、さらに、前記検出量の変化が前記第1の期間よりも短い第2の期間だけ停止した後に、前記検出量が減少し始めた場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する
    請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出される検出時間である
    請求項2又は3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により検出される前記レーザ光の光量の検出ピーク値である
    請求項2又は3に記載のプロジェクタ。
  6. さらに、前記操作物が前記投影面にタッチした際に、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出されるべき基準検出時間が予め記憶された記憶部を備え、
    前記制御部は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出される検出時間を取得し、取得した前記検出時間が前記記憶部に記憶された前記基準検出時間と一致した場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する
    請求項1に記載のプロジェクタ。
  7. 前記制御部は、前記受光部により検出された前記レーザ光に関する検出量の変化量を取得し、取得した前記検出量の変化量と所定の閾値との比較に基づいて、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する
    請求項1に記載のプロジェクタ。
  8. 前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により前記レーザ光が検出される検出時間であり、
    前記制御部は、前記検出時間の変化量を取得し、取得した前記検出時間の変化量が前記所定の閾値よりも低下した場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する
    請求項7に記載のプロジェクタ。
  9. 前記検出量は、前記画像1フレーム毎に前記受光部により検出される前記レーザ光の光量の検出ピーク値であり、
    前記制御部は、前記検出ピーク値の変化量を取得し、取得した前記検出ピーク値の変化量が前記所定の閾値を超えた場合に、前記操作物が前記投影面にタッチしたと判定する
    請求項7に記載のプロジェクタ。
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