JP2015084572A - 通信方法、移動局、HomeNodeB、HomeNodeBゲートウェイ - Google Patents

通信方法、移動局、HomeNodeB、HomeNodeBゲートウェイ Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバーの失敗確率を低減できる仕組みを提供する。【解決手段】Home Node B (HNB)の通信方法は、前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージに含め、前記PSCを含む前記第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、他のHNBに接続可能に構成されるHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信し、前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信する。【選択図】 図1

Description

本発明は移動通信システムにおけるハンドオーバー方法に関し、特にHNB(Home Node B)に関する移動通信システムにおけるハンドオーバー方法に関する。
現在、利用者宅内、オフィス内などに設置可能な小型基地局の開発が進められている。3GPP (Third Generation Partnership Project)は、このような小型基地局を Home Node B (HNB)と定義して標準化作業を進めている。
3GPPにおいて、PSC (Primary Scrambling Code)と呼ばれる拡散コードが定義されている。PSCは、0から511までの512個のレンジに定義されている。HNBにおいて、一つのセル(当該HNBが通信を行うことができるエリア)は一つのPSCのみを使用することができる。また、一つのセルは必ず一つのPSCを使用する。
以下に、3GPP Release 9において合意されているHNB間のハンドオーバーの手順を説明する(非特許文献1)。以下の記載では、Intra HNB-GW、及びIntra CSGを前提とする。Intra HNB-GWとは、移動局 (UE) が接続しているHNB (以下の記載では、Source HNBと記載する。)と、ハンドオーバー先のHNB (以下の記載では、Target HNBと記載する。)と、が同一のHNB-GW (Home Node B Gateway)に接続されている状態を指す。またIntra CSG (Closed Subscriber Group)とは、Source HNB及びTarget HNBが同一のCSG-IDをブロードキャストしていることをいう。なお、CSGとは、3GPP Release 8にて定義されたHNBへのアクセス規制を実現する手法である。この手法が適用されたHNBは、あるCSG-IDを割当てられ、それを自セル内にブロードキャストしている。UEはそのCSG-IDへの通信を許可されている場合のみ、そのHNBへアクセスを実施する。
図20は、3GPP Release 9において合意されているHNB間のハンドオーバーの手順を示すシーケンス図である。まず、UEがCS (Circuit Switch)またはPS (Packet Switch)との通信を実施している状態である(S101)。
UEは、現在通信中のHNB (Source HNB)から別のHNB(Target HNB)へのハンドオーバーを実行する条件を満たした場合、Target HNBが使用するPSCをSource HNBに対してRRC(Radio Resource Control):MEASUREMENT REPORTメッセージにより通知する(S102)。UEは、PSCによりHNBを識別する。
Source HNBはUEからRRC:MEASUREMENT REPORTメッセージを受信した場合、そのメッセージに含まれるPSCによりTarget HNBを特定する。各HNBは、近隣HNBの情報(PSC、Cell ID、RNC-ID、周波数情報等)を保有している。なお、RNC-ID(Radio Network Controller Identifier)とは、各HNBに割り当てられたIDを指す。各HNBは、各HNBが保有する情報を基に、受信したPSCを使用しているHNBのRNC-IDを特定する(S103)。
Source HNBは、Target HNBのRNC-IDを含むRUA(RANAP User Adaption):DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GWに送信する(S104)。RUA:DIRECT TRANSFERメッセージにはRANAP (Radio Access Network Application Part):RELOCATION REQUIREDメッセージが含まれる。
なお、RANAPとは、従来のマクロネットワーク(Macro Network)において、RNCと、CN(Core Network)と、の間でやりとりされていたシグナリングである。HNBを用いたネットワークにおいては、HNBと、CNとの間で使用されるプロトコルである。また、RUAとは、Iuhインターフェイス上で使用されるプロトコルである。
RANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージを受信したHNB-GWは、該当するRNC-IDを持つTarget HNBを特定する(S105)。HNB-GWは特定したTarget HNBに対してRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージをRUAメッセージ内に含めて送信する(S106)。なお、当該RUAメッセージの名称は現段階では未決定である。以下の記載では、各プロトコル仕様において未決定の名称を持つメッセージを"XXX"(例えば、RUA:XXX)と記載する。
Target HNBはRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを受信すると、ハンドオーバーを実施してくるUEの情報の登録と、当該UEのためのリソースの確保を実施する(S107)。そして、Target HNBは、RANAP:RELOCATION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを含んだRUA:DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GWに送信する(S108)。
RUA:DIRECT TRANSFERメッセージを受信したHNB-GWは、RANAP:RELOCATION COMMANDメッセージをSource HNBへ送信する(S109)。その後、UEとTarget HNBとの間での無線の同期処理(S111)を行う。続いて、Target HNBはHNB-GWにリロケーションが完了したことを通知する(S114)。そして、Source HNBがUEのリソースを解放する(S116)ことにより一連のハンドオーバー処理を終了する。
3GPP TS 25.467 "UTRAN architecture for 3G Home Node B (HNB); Stage 2"、3GPP、[平成21年11月24日検索]、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/25_series/25.467/25467-901.zip>
しかしながら、上述のHNBの手順ではPSC Confusionが生じている場合にハンドオーバーが正常に実行されない場合があるという問題が生じる。以下に当該問題の詳細を説明する。
当該問題は、UEがハンドオーバーを実施する場合に、ハンドオーバー先として所望するHNBのセルのPSCと同じPSCを別のセルが使用している場合に生じる。この状態をPSC Confusionと呼ぶ。PSC Confusionが発生している場合、図20のS103において、Source HNBがTarget HNBを正確に決定することが困難となる。つまり、同一のPSCを複数のHNBが持つ場合、Target HNBのRNC-IDを特定することが困難となる。
ここで、Source HNBが一つのHNBをTarget HNBとしてランダムに選択(RNC-IDを選択)する方式について検討する。この方式であっても、Source HNBが、UEがハンドオーバー先として希望しているHNBとは異なるHNBをTarget HNBとして選択してしまった場合、ハンドオーバーは失敗してしまう。
よって、ハンドオーバーの失敗の発生を防止するために、PSC Confusionが発生した状況であっても、ハンドオーバーの成功率を上昇させることが必要となる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、PSC Confusion発生時であってもハンドオーバーの失敗確率を低減できる移動通信システムを提供することを目的とする。
例示的な実施形態におけるHome Node B (HNB)の通信方法は、前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージに含め、前記PSCを含む前記第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、他のHNBに接続可能に構成されるHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信し、前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信するものである。
例示的な実施形態におけるHome Node Bゲートウェイ(HNB-GW)は、Home Node B (HNB)に接続する手段と、前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を含む、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、受信する手段と、前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを送信する手段と、を有するものである。
例示的な実施形態におけるHome Node B (HNB)は、前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージに含める手段と、前記PSCを含む前記第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、他のHNBに接続可能に構成されるHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信する手段と、前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである、第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信する手段と、を有するものである。
例示的な実施形態における移動局は、Home Node B (HNB)のセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を含む、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージをHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信し、前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信するHNBから、前記PSCに関する情報を受信する手段と、前記PSCを前記セルにおける拡散コードとして使用する手段と、を有するものである。
本発明によれば、PSC Confusion発生時であってもハンドオーバーの失敗確率を低減できる移動通信システムを提供することができる。
実施の形態1にかかる移動通信システムの基本構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる移動通信システムの基本構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるHNB#a100が保持する近接セルのリストの図である。 実施の形態1にかかるHNBAPのHNB Registration Procedureの処理概要を示す図である。 実施の形態1にかかるHNB-GW110内部のデータベースのテーブルの図である。 実施の形態1にかかるHNB REGISTER REQUESTメッセージの図である。 実施の形態1にかかるRUA:DIRECT TRANSFERメッセージの図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバー実行時の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバー結果の履歴を格納したデータベースのテーブルの図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバー実行時の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバー先候補のリストの図である。 実施の形態1にかかるSource HNBのTarget HNB決定時の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるHNB-GW110のTarget HNB決定時の処理の図を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかるRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージに含まれるTarget IDの図である。 実施の形態2にかかるRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージに含まれるTarget IDの図である。 実施の形態3にかかるHNBの構成を示す図である。 実施の形態3にかかるハンドオーバー実行時の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3にかかるハンドオーバー結果の履歴を格納したデータベースのテーブルの図である。 実施の形態3にかかるハンドオーバー実行時の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3にかかるSource HNBのTarget HNB決定時の処理を示すフローチャートである。 従来のハンドオーバー実行時の移動体通信システムの動作を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態1にかかる移動通信システムの基本構成と、その動作の概略について説明する。
基地局a10は、自身が構成するセルと近接するセルを構成する基地局(基地局b20、基地局c30、基地局d40)の情報(PSC等)を保持している。ゲートウェイ装置50は、基地局a10、b20、c30、及びd40と上位ネットワーク(通信事業者のコアネットワーク等)の間に配置され、これらの基地局を上位ネットワークに通信可能に接続する。ゲートウェイ装置50は、これらの基地局と上位ネットワークの間でユーザデータ及び制御データを中継する。また、ゲートウェイ装置50は、基地局a10、b20、c30、及びd40の間で、移動局のハンドオーバーに関するシグナリングを行う。移動通信システムの移動局(UE)60は、基地局a10と接続しており、基地局b20に近づくように移動している。ここで、移動局60が基地局a10から基地局b20に接続切り替えを行う条件を満たした場合、移動局60は基地局b20の識別コードであるPSC=2を基地局a10に送信する。基地局a10またはゲートウェイ装置50は、同一のPSCを持つ基地局(基地局b20、基地局d40)の中から、基地局a10からの接続切り替えの成功の確率が高い基地局を選択する。基地局a10またはゲートウェイ装置50は、選択した基地局への移動局60の接続切り替えを実施する。
続いて、図面を参照して本発明の実施の形態の詳細について説明する。図2は、本実施の形態にかかる移動通信システムの構成を示す図である。図2は、UE120がHNB#a100のセルからHNB#b101のセルへ移動する様子を示す。HNB#a100の近隣のセルとして、HNB#b101のセルと、HNB#c102のセルと、HNB#d103のセルと、が存在している。
HNB#a100のセルにはPSC#1が設定されている。同様に、HNB#b101のセルにはPSC#2が設定されている。HNB#c102のセルにはPSC#3が設定されている。HNB#d103にはPSC#2が設定されている。HNB#a100は、近隣HNBとしてHNB#b101と、HNB#c102と、HNB#d103と、を認識している。すなわち、HNB#a100は、HNB#b101、HNB#c102、及びHNB#d103の情報(PSC、RNC-ID、周波数情報)を保持している。また、HNB-GW110は、HNB#a100、HNB#b101、HNB#c102、及びHNB#d103と相互に通信可能に構成されている。
図3は、HNB#a100が保持する近接セルのリストを示している。言い換えると、HNB#a100が保有する近隣HNBの情報(PSC、RNC-ID、UARFCN(周波数情報))のリストである。たとえば、HNB#a100は、HNB#b101のPSCとして"2"、RNC-IDとして"BB"、使用する周波数として"X"を認識している。
続いて、図4にHNBAP (Home Node B Application Part Signaling)のHNB Registration Procedureの概要が記載されている。各HNBは、運用開示時点において図4に示した手順で当該HNBの情報をHNB-GW110に通知する(S201)。具体的には、HNBは、運用開始時点にHNB REGISTER REQUESTメッセージにより、当該HNBの情報を通知する。なお、HNBAP (Home Node B Application Part Signaling)のHNB Registration Procedureの詳細については、3GPP Release8 TS25.469のSection8.2を参照されたい。
HNB REGISTER REQUESTメッセージを受信したHNB-GW110は、内部に備えるデータベースのテーブルに受信したHNBの情報を格納する。図5は、HNB-GW110内部のデータベースのテーブルを示す図である。HNB-GW110は、当該HNB-GW110と通信可能な各HNBが使用しているPSC及びUARFCNの情報を保持している。
その後、HNB-GW110は、HNB REGISTER ACCEPTメッセージをHNBに送信する(S202)。上述の手順により、HNB-GW110は、必要なサービスをHNBに対して提供することが可能となる。また、上述の手順により、HNB-GW110は、HNBと、Core Networkとの情報のやり取りを可能とすることができる。
なお、HNB Registration Procedureは、3GPP Release 8により定義されたものであるが、3GPP Release 9においても当該箇所は変更がない予定である。
図6は、本実施の形態にかかるHNBが送信するHNB REGISTER REQUESTメッセージを示す図である。本実施の形態にかかるHNBが送信するHNB REGISTER REQUESTメッセージは、既存のHNB REGISTER REQUESTメッセージのパラメータに加えて、新たに"Primary Scrambling Code"及び"UARFCN"というパラメータが定義されている。"Primary Scrambling Code"は、HNB REGISTER REQUESTメッセージを送信するHNBに割り当てられたPSCの値を示すパラメータである。"UARFCN (UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) Absolute Radio Frequency Channel Number)"は、HNB REGISTER REQUESTメッセージを送信するHNBが使用する周波数を示すパラメータである。なお、HNB REGISTER REQUESTメッセージの詳細は、3GPP Release 8 TS25.469のSection9.1.3を参照されたい。
図7は、本実施の形態にかかるHNBがHNB-GW110に対して送信するRUA:DIRECT TRANSFERメッセージの詳細が記載されている。本実施の形態にかかるHNBが送信するRUA:DIRECT TRANSFERは、既存のRUA:DIRECT TRANSFERのパラメータに加えて、新たに"Confusion flag"というパラメータが定義されている。"Confusion flag"は、PSC Confusionが発生している場合に、HNBがその旨を通知するために用いるパラメータである。HNBは、PSC Confusionが生じている場合、"Confusion flag"を"TRUE"に設定してHNB-GW110にRUA:DIRECT TRANSFERメッセージを送信する。なお、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージの詳細は、3GPP Release 8 TS25.468のSection9.1.4を参照されたい。
なお、本実施の形態においては、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージにおいてPSC Confusionが発生しているか否かを定義しているが、これに限られない。たとえば、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ内部に含まれるRANAPメッセージ内に当該内容を記載する等により、PSC Confusionが生じていることを通知してもよい。
続いて、本実施の形態にかかる移動通信システムの各構成要素(HNB、HNB-GW、UE等)の動作について説明する。まず、図4と図5を参照して、HNB Registrationの処理手順について説明する。
HNBは、運用開示時点にHNB REGISTER REQUESTメッセージにより、当該HNBの情報をHNB-GW110に通知する(S201)。この際、HNB REGISTER REQUESTメッセージには、"Primary Scrambling Code"と"UARFCN"を含んでいる。
HNB REGISTER REQUESTメッセージ を受信したHNB-GW110は、各HNBから受信した"Primary Scrambling Code"と"UARFCN"を内部のデータベースに格納する。図5に示したデータベース内のテーブルにおいては、HNB-GW110において4つのHNB(HNB#a、HNB#b、HNB#c、HNB#d)の"Primary Scrambling Code"と"UARFCN"の情報を格納している。なお、図5においては、4つのHNBの全てが同じ周波数("X")を使用している。
HNB-GW110は、データベース内のテーブルに"Primary Scrambling Code"と"UARFCN"の情報を格納した後に、HNB REGISTER REQUESTメッセージを送信したHNBに対して、HNBAP:HNB REGISTRATION ACCEPTメッセージを送信する(S202)。HNBAP:HNB REGISTRATION ACCEPTメッセージの送信により、HNB Registrationの処理を終了する。なお、HNBAP:HNB REGISTRATION ACCEPTメッセージには、既存のメッセージからの変更点はない。
続いて、UE120が移動したことにより、ハンドオーバーを実行する必要が生じた際の移動通信システムの動作について説明する。図8は、ハンドオーバー実行時の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。すなわち図8は、UE120がHNB#a100と通信中の状態でHNB#b101に接近するように移動したことにより、UE120がHNB#b101にハンドオーバーするためにRRC:MEASUREMENT REPORTメッセージを送信した際の処理を示す。また、図8において、HNB-GW110は、図5に示すデータベースのテーブルを保持するものとする。
UE120がCS (Circuit Switch) またはPS (Packet Switch) との通信を実施している状態である(S101)。UE120は、HNB#b101にハンドオーバーするために、HNB#b101のPSCの情報(PSC=2)を含むRRC:MEASUREMENT REPORTメッセージをSource HNBであるHNB#a100に送信する(S302)。UE120は、周波数測定の実施を指示されている場合、UE120は、測定中の周波数と自身の在圏する基地局(HNB#a100)が同じか否かをRRC:MEASUREMENT REPORTメッセージに含めて通知する。
RRC:MEASUREMENT REPORTメッセージを受信したSource HNB(HNB#a100)は、PSC=2を持つセルであって、周波数の条件を満たすセルを、自身の近隣セル情報(図4)の中から選択する。すなわち、RRC:MEASUREMENT REPORTメッセージにおいてUE120が通知してきた基地局の周波数がSource HNBの周波数と同じ場合、Source HNBは当該周波数をもつ基地局を選択する。一方RRC:MEASUREMENT REPORTメッセージにおいてUE120が通知してきた基地局の周波数がSource HNBの周波数と異なる場合、Source HNBはSource HNBが使用する周波数と異なる周波数をもつ基地局を選択する。しかし、ここではHNB#b101のセルと、HNB#d103のセルと、がともにPSC=2を保持する。また、HNB#a、HNB#b、及びHNB#dはともに同周波数("X")を使用している。すなわち、PSC Confusionが生じている。そのため、Source HNB(HNB#a100)は、ランダムにいずれか一つのセル(当該セルと対応したRNC-ID)を選択する。ここでは、RNC-ID=DDを選択するものとする。すなわち、Source HNB(HNB#a100)は、UE120のハンドオーバー先としてHNB#d103を選択する(S303)。
Source HNB(HNB#a100)は、S303で選択したRNC-ID=DDを含むRUA:DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GW110に送信する(S304)。ここでPSC Confusionが生じているため、Source HNB(HNB#a100)は、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ内のConfusion flagを"TRUE"に設定して送信する。
RUA:DIRECT TRANSFERメッセージを受信したHNB-GW110は、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ内のConfusion flagが"TRUE"に設定されているため、Source HNB(HNB#a100)がランダムにTarget HNBを選択したことを認識することができる。ここで、HNB-GW110内には、後述のハンドオーバー履歴を格納するデータベースが存在しない。当該データベースは、HNB-GW110を介したハンドオーバーが実行される前には存在しない。当該データベースが存在しない場合、HNB-GW110はPSC Confusionに対する対処は何も行わない。すなわち、PSC Confusionに対する対応を行うことなく、HNB-GW110はHNB#d103をTarget HNBとして特定する(S305)。HNB-GW110は、送信されたRNC-IDを持つHNB#d103に送信するRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを生成する。
HNB-GW110は、特定したTarget HNBであるHNB#d103に対してRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージをRUAメッセージ内に含めて送信する(S306)。
Target HNBはRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを受信すると、ハンドオーバーを実施してくるUE120の情報の登録と、当該UE120のためのリソースの確保を実施する(S307)。そして、Target HNBは、RANAP:RELOCATION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを含んだRUA:DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GW110に送信する(S308)。
RUA:DIRECT TRANSFERメッセージを受信したHNB-GW110は、RANAP:RELOCATION COMMANDメッセージをSource HNB(HNB#a100)へ送信する(S309)。RANAP:RELOCATION COMMANDメッセージを受信したSource HNB(HNB#a100)は、物理チャンネル再構成を指示するPhysical Channel ReconfigurationをUE120に送信する(S310)。
Physical Channel Reconfigurationを受信したUE120は、所望のハンドオーバー先であるHNB#b101と無線同期を取ることを試みる。しかし、S306において、HNB-GW110は、HNB#d103に対してRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを含むRUAメッセージ(RUA:XXX)を送信している。そのため、HNB#b101は、ハンドオーバーを実施してくるUE120の情報の登録等を実施していない。よって、UE120は、HNB#b101との無線同期を失敗する。UE120は、RRC:PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION FAILUREメッセージをSource HNB(HNB#a100)に送信する(S311)。
RRC:PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION FAILUREメッセージを受信したSource HNB(HNB#a100)は、RANAP:RELOCATION CANCELメッセージを含むRUA:XXXメッセージをHNB-GW110に送信する(S312)。
HNB-GW110は、Target HNBからRANAP:RELOCATION DETECTメッセージを受信せず、かつSource HNB(HNB#a100)からRANAP:RELOCATION CANCELメッセージを受信したことにより、ハンドオーバーが失敗したことを認識する。HNB-GW110は、ハンドオーバー結果の履歴を格納する内部データベースがなければ、新たにデータベースを作成する。そしてHNB-GW110は、ハンドオーバーが失敗したことを当該データベース内のテーブル(図9)に反映する(S313)。なお、HNB-GW110は、当該データベースを運用時に初期化された状態で作成しておいてもよい。
図9は、HNB-GW110内部にあるハンドオーバー結果の履歴を格納したデータベースのテーブルである。図9に示すように、当該テーブルは、各ハンドオーバー元のHNBからハンドオーバー先の対象となるHNBへのハンドオーバーが成功したか否かという情報を格納する。上述のS313において、HNB#a100からHNB#d103へのハンドオーバーが失敗しているため、テーブルには当該失敗の結果が反映されている。
なお、図9に示したテーブルにはハンドオーバーの成功及び失敗の回数を記憶するように構成されているが、これに限られない。たとえば、テーブルには、ハンドオーバーの失敗回数のみ、または成功回数のみを記憶するように構成してもよい。
データベースにハンドオーバーの成否を反映した後に、HNB-GW110は、RANAP:RELOCATION CANCEL ACKNOWLEDGEメッセージを含むRUA:XXXメッセージをSource HNBに送信する(S314)。以上の処理により、本実施の形態にかかる移動通信システムはハンドオーバー処理を終了する。
続いて、図9に示したテーブルの状態において、さらにUE120がHNB#a100からHNB#b101へのハンドオーバーを要求してきた場合の処理について説明する。図10は、当該処理の流れを示すシーケンス図である。
S101、及びS302からS304の処理は図9に示した処理と同様である。RUA:DIRECT TRANSFERメッセージを受信したHNB-GW110は、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ内のConfusion flagが"TRUE"に設定されているため、Source HNB(HNB#a100)がランダムにTarget HNBを選択したことを認識することができる。
ここでHNB-GW110は、ハンドオーバー履歴を示すデータベースのテーブル(図9)を参照し、送信されたPSCを持つHNBの中からハンドオーバー先として適切なHNBを選択する。具体的には、HNB-GW110は、以下のように対象HNB(送信されたPSCを持つHNB)にランク付けを行う。
最初に、ハンドオーバー履歴を示すデータベースのテーブル(図9)からハンドオーバー元のHNBの行を抜き出す。ここでは、HNB#aの行を抜き出す。続いて、図5に示した各HNBのPSC情報を保持するテーブルを参照し、送信されたPSCと同じPSCを持つHNBを特定し、それ以外のHNBを除外する。またHNB-GW110は、図5に示したテーブルを参照して、Target RNC-IDと同じUARFCNを使用していないHNBを候補から除外する。これは、異なる周波数で同じPSCを使用していてもPSC Confusionが生じないためである。
そして、残ったHNBの中からハンドオーバーの失敗確率の低いHNBを高いランクに設定する。ここでは、HNB#bと、HNB#dと、が同一のPSCを有しているが、失敗確率の低いHNB#bが高いランクに設定される。このような一連の処理により図11に示すようにランクがづけられたハンドオーバー先候補のリストが作成される。そして、HNB-GW110は、一番上位のランクに位置するHNB#bをハンドオーバー先(Target HNB)として選択する(S405)。
なお、上述の説明ではハンドオーバーの履歴に基づいて図11に示すようなランク付けされたハンドオーバー先候補のリストを生成したが、これに限られず、他の方法でHNBをランク付けしてもよい。たとえば、HNB-GW110は、各HNBからHNBAP:HNB LOCATION INFORMATIONメッセージにてその位置情報を通知することができる。HNB-GW110は、PSC Confusionが生じた際にこの位置情報を用いて、Source HNBに近いHNBを優先的に選択する。この位置情報を用いたHNBの選択によってもUE120が意図するTarget HNBへのハンドオーバーを実行できる可能性が高くなる。
HNB-GW110は、Target HNBとして選択したHNB#b101に対してRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを含むRUA:XXXメッセージを送信する(S406)。以降の処理(S107からS114)は図20に示した処理と同様である。
Target HNBからRANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージを含むRUA:DIRECT TRANSFERメッセージを受信したことにより、HNB-GW110は、正常にハンドオーバーが終了したことを認識できる。HNB-GW110は、ハンドオーバーが成功したことをハンドオーバーの履歴を格納しているテーブル(図9)に反映する(S415)。その後の処理(S115〜S117)は、図3に示す処理と同様である。
続いて、図12のフローチャートを用いて本実施の形態にかかるSource HNBがTarget HNB決定に至るまでに行う処理について説明する。最初にHNBは、ハンドオーバー要求をUE120から受信する(S501)。Source HNBは、受信したハンドオーバー要求に含まれるPSCを持つセルを近隣リスト(図3)から検索する。ここで、複数のセルが検出された場合(S502:Yes)、すなわちPSC Confusionが生じている場合、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージのConfusion flagを"True"に設定する(S503)。そして、Source HNBは受信したPSCを持つHNBからランダムにハンドオーバー先のRNC-IDを決定する(S504)。
一方、受信したハンドオーバー要求に含まれるPSCを持つセルが近隣リスト(図3)に複数存在しない場合(S502:No)、Source HNB はRUA:DIRECT TRANSFERメッセージのConfusion flagを設定しない(S505)。すなわち、Confusion flagは"False"となる。そののち、Source HNBはUE120からのハンドオーバー要求に基づいてRNC-IDを選択する(S506)。
Source HNBは、選択したRNC-IDを含むRUA(RANAP User Adaption):DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GW110に送信する(S507)。RUA:DIRECT TRANSFERメッセージにはRANAP(Radio Access Network Application Part):RELOCATION REQUIREDメッセージが含まれる。
次に、図13のフローチャートを用いて本実施の形態にかかるHNB-GW110がTarget HNB決定に至るまでに行う処理について説明する。HNB-GW110は、Source HNBからRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージを含むRUA:DIRECT TRANSFERメッセージを受信する(S601)。RANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージのConfusion flagが"FALSE"に設定されている場合(S602:No)、送信されたRNC-IDに基づいて、HNB-GW110はTarget HNBにRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを含むRUA:XXXメッセージを送信する(S609)。
HNB-GW110は、RANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージのConfusion flagが"TRUE"に設定されている場合(S602:Yes)、すなわちPSC Confusionが生じている場合、ハンドオーバー履歴を示すデータベースのテーブル(図9)を参照する。HNB-GW110は、当該テーブルを参照し、受信したPSCを持つ複数のHNBのうち、ハンドオーバーの成功履歴があるか否かを判定する(S603)。成功履歴がある場合(S603:Yes)、HNB-GW110は、成功回数の多い順にHNBをランク付けする(S604)。成功履歴がない場合(S603:Yes)、受信したPSCを持つ複数のHNBのうち、ハンドオーバーの失敗履歴があるか否かを判定する(S605)。失敗履歴がある場合(S605:Yes)、HNB-GW110は、失敗回数の少ない順にHNBをランク付けする(S606)。
HNB-GW110は、受信したPSCと同一のPSCを持つ複数のHNBにランク付けした場合には、一番ランクが上位のセルのRNC-IDをハンドオーバー先として選択する(S607)。一方、Confusion flagが"TRUE"に設定されていても(S602:Yes)、ハンドオーバー履歴を示すデータベースのテーブルに成功履歴及び失敗履歴がない場合(S603:No、S605:No)、ランダムにハンドオーバー先が選択される(S608)。この際、上述したように周波数情報を参照してランダムに選択するハンドオーバー先を限定することも可能である。その後、選択したRNC-IDに基づいて、HNB-GW110はTarget HNBにRANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを含むRUA:XXXメッセージを送信する(S609)。
なお、上述の説明において、HNB-GW110を接続履歴情報に基づいて移動局の接続先を選択する処理装置として説明したが、これに限られず、例えばHNB-GW110と接続する他の装置が当該処理装置として機能してもよい。
続いて、本実施の形態にかかる移動通信システムの効果について説明する。本実施の形態にかかるHNBは、HNB-GW110に対して自らに割り当てられたPSCと、周波数(UARFCN)と、を送信する。これにより、HNB-GW110は各HNBのPSCと、周波数とを認識することができる。
また上述のように、Source HNBがHNB-GW110に送信するRUA:DIRECT TRANSFERメッセージに新たなパラメータであるConfusion flagを追加している。このパラメータを指定することによりSource HNBは、PSC Confusionが生じている場合に、HNB-GW110に対してその旨を通知することができる。
HNB-GW110は、内部にハンドオーバーの実行履歴(ハンドオーバーが成功したか否か)を記憶するデータベースのテーブルを備える。当該テーブルを参照することにより、PSC Confusionが生じている場合であっても、HNB-GW110は、ハンドオーバーが成功する確率の高いHNBをTarget HNBとして選択することができる。
実施の形態2
本発明の実施の形態2は、Source HNBが複数のRNC-IDを指定することを特徴とする。以下に、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図14は、Source HNBからHNB-GW110に送信されるRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージに含まれるTarget IDが記載されている。従来のTarget IDの設定に比べRCN-IDを複数指定できるように構成されている。すなわち、Source HNBは、Target IDに新たな情報要素(Information Element: IE)としてTarget RNC-ID LISTを定義し、当該Target RNC-ID LISTに複数のRNC-IDを指定してHNB-GW110に送信することができる。図14に示した定義では、RNC-IDは16個まで指定可能である。なお、RANAP:RELOCATION REQUIRED及びTarget IDの詳細に関しては3GPP Release 8 TS 25.413を参照されたい。
本実施の形態においては、図10に示したハンドオーバーの処理フローのS304において、PSC Confusionが生じた場合にSource HNBはConfusion flagを指定せず、同じPSCを持つセルのRNC-IDをすべて指定する。Source HNBは複数のRNC-IDを指定したTarget IDを含めたRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージをHNB-GW110に送信する。
RANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージを受信したHNB-GW110は、複数のRNC-IDが指定されていた場合、PSC Confusionが生じていると判断する。その他の処理は実施の形態1と同様である。
続いて、本実施の形態にかかる移動通信システムの効果について説明する。上述のように、Source HNBが複数のRCN-IDを指定したTarget IDを含むRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージをHNB-GW110に送信可能である。これによりHNB-GW110は、HNB-GW110が管理するテーブル(図5)を検索することなく、受信したRCN-IDにかかるセルの中からハンドオーバー先を選択することができる。
また上述の構成により、実施の形態1と比べ、Source HNBはConfusion flagを指定する必要なく、PSC Confusionが生じていることを通知することができる。
実施の形態3
本発明の実施の形態3は、HNB-GW110に代わり、各HNBがハンドオーバーの実行履歴を保持することを特徴とする。以下に、実施の形態1及び実施の形態2と異なる点を中心に説明する。
図15は、本実施の形態にかかるHNBの構成を示す図である。各HNBは図示したようにデータベース130を内部に備え、データベース130内にテーブルを保持する。各HNBは、近隣リストとしてPSC、RNC-ID、UARFCNに加えて、ハンドオーバー成功回数と、ハンドオーバー失敗回数とを記憶する。ハンドオーバー成功回数とは、当該テーブルを保持するHNBからのハンドオーバーが成功した回数を示す。また、ハンドオーバー失敗回数とは、当該テーブルを保持するHNBからのハンドオーバーが失敗した回数を示す。なお、本実施の形態においては、HNB-GW110はハンドオーバーの履歴にかかるデータベース(図9)は保持しない。
各HNBは自身のセルと近隣セルを構成する基地局の情報のみを自身のデータベースに保有する。そのため、実施の形態1及び実施の形態2に比べ、ハンドオーバーの履歴を格納するテーブルのサイズは小さくなる。
図16を用いて、HNB#a100を使用して通信しているUE120が、HNB#b101にハンドオーバー要求を行う場合の本実施の形態にかかる移動通信システムの処理について説明する。なお、図16は、図8と同様にPSC Confusionによりハンドオーバーが失敗する例を示している。
S101及びS302の処理は、図8に示した処理と同様である。Source HNB(HNB#a100)は、受信したRRC:MEASUREMENT REPORTメッセージに含まれるPSCを参照し、ハンドオーバー先のHNBのRNC-IDを判断する(S703)。ここで、受信したPSCの値は"2"であり、HNB#a100内部のベータベースのテーブルにはPSC="2"となる行が複数存在する。また、近接する基地局は全て同じ周波数("X")を使用している。そのため、Source HNBはPSC Confusionが生じていると判断する。
PSC Confusionが発生していると判断した場合、Source HNBはハンドオーバー履歴を格納したデータベースのテーブルを参照する。そして、Source HNBは受信したPSCを持つセルのハンドオーバー成功回数、失敗回数を比較して、ランク付けを行う。ここで、図15に示したSource HNB(HNB#a100)内部のテーブルを参照すると、HNB#b101及びHNB#d103のハンドオーバー成功回数、ハンドオーバー失敗回数はともに0である。そのため、Source HNB(HNB#a100)は、HNB#b101とHNB#d103と、のうちからランダムにハンドオーバー先を選択する。以下の例では、Source HNB(HNB#a100)は、HNB#d103を選択した場合を考察する。
Source HNBは、選択したHNB#d103のRNC-ID("DD")を含むRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージを包含したRUA:DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GW110に送信する(S704)。以降のS305からS309の処理は図8に示した処理と同様である。
HNB-GW110からRANAP:RELOCATION COMMANDメッセージを受信したSource HNBは、UE120にRRC:Physical Channel Reconfigurationを送信する(S710)。Source HNBは、RRC:Physical Channel Reconfigurationを送信後にUE120からRRC: PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION FAILUREメッセージを受信(S711)した場合、ハンドオーバーが失敗したと判断する。
ハンドオーバーが失敗した場合、Source HNBは、当該失敗を自身のデータベース内のテーブルに更新する(S712)。更新後のSource HNBであるHNB#a100のテーブルを図17に示す。
続いて、HNB#a100のテーブルが図17に示す状態になった後に、HNB#a100を使用して通信しているUE120が、HNB#B101にハンドオーバー要求を行う場合の本実施の形態にかかる移動通信システムの処理を、図18を用いて説明する。
S101及びS302の処理は、図16に示した処理と同様である。その後、Source HNB(HNB#a100)は、受信したRRC:MEASUREMENT REPORTメッセージに含まれるPSCを参照し、ハンドオーバー先のHNBのRNC-IDを判断する(S803)。ここで図16と同様に、Source HNB(HNB#a100)はPSC Confusionが生じていると判断する。
PSC Confusionが発生していると判断した場合、Source HNBはハンドオーバー履歴を格納したデータベースのテーブルを参照し、ハンドオーバー先を選択する。ここでは、HNB#b101のハンドオーバー成功回数、ハンドオーバー失敗回数はともに0である。一方、HNB#d103のハンドオーバー失敗回数は1である。そのため、Source HNBはハンドオーバー先としてHNB#b101を選択する。Source HNBは、選択したHNB#b101のRNC-ID("BB")を含むRANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージを包含したRUA:DIRECT TRANSFERメッセージをHNB-GW110に送信する(S804)。以降のS305からS309の処理は図8に示す処理と同様である。また、S110からS117の処理は図20に示す処理と同様である。
Source HNBは、RANAP RELOCATION COMMANDを送信後にRANAP:IU RELEASE COMMANDメッセージ及びHNBAP:UE DE-REGISTERをHNB-GW110から受信した場合、ハンドオーバーが成功したと判断する。ハンドオーバーが成功した場合、Source HNBは、当該成功を自身のデータベース内のテーブルに更新する。
次に、本実施の形態にかかるSource HNBのTarget HNB決定時の処理について図19を示す。図13と同様に、ハンドオーバー履歴に基づいて、ハンドオーバー先を決定している(S603〜S608)。
続いて、本実施の形態にかかる移動通信システムの効果について説明する。上述のように、本実施の形態において、Source HNBが自身の近隣セルを構成するHNBへのハンドオーバーの成功、失敗の履歴を保持する。Source HNBは、当該履歴に基づいてUE120のハンドオーバー先を決定する。Source HNBは近隣セルを構成するHNBに関する履歴のみを保持するため、HNB-GW110が保持する履歴情報よりも情報量が少ない。そのため、Source HNBが保有するHNBの中で同一のPSCが割り当てられる可能性が低くなる。PSC Confusionが生じた場合であっても、ハンドオーバーの候補となる基地局が減り、ハンドオーバーの失敗確率がさらに低くなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。たとえば、実施の形態1及び2に記載の移動通信システムは、Intra CSGかつIntra HNB-GWを用いた例を説明したがこれに限られず、Inter CSG及びIntra HNB-GWを用いた環境においても適用可能である。Inter CSG及びIntra HNB-GWを用いた環境の場合、CNが上述のハンドオーバー処理の一部に相当する処理を実行することとなる。Inter CSG及びIntra HNB-GWを用いた環境にあっても、HNB-GWがRANAP: RELOCATION CANCELメッセージを受信するのか、RANAP: RELOCATION COMPLETEメッセージを受信するのかに応じてハンドオーバーの成否を判断してデータベースを更新する。
また、実施の形態3に記載の移動通信システムは、Intra CSGかつIntra HNB-GWを用いた例を説明したがこれに限られず、Inter CSG及びIntra HNB-GWを用いた環境においても適用可能である。Inter CSG及びIntra HNB-GWを用いた環境の場合、Source HNBがRRC: PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION FAILUREメッセージを受信するのか、RANAP: IU RELEASE COMMANDメッセージを受信するのかに応じてハンドオーバーの成否を判断してデータベースを更新する。
なお、上述のハンドオーバー先を決定する処理をCPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第1の基地局から第2の基地局への移動局の接続切り替えを行う場合に、前記第1の基地局から複数の基地局のうち少なくとも1つに対する過去の接続切り替えの成否を示す接続履歴情報に基づいて、前記複数の基地局の中から前記第2の基地局を選択する、処理装置。
(付記2)
前記複数の基地局のうち、前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局を通知するために送信する当該基地局の拡散コードと同じ拡散コードが割り当てられた基地局の中から、前記接続履歴情報を用いて前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記1に記載の処理装置。
(付記3)
前記接続履歴情報における接続成功の確率が相対的に高い基地局を優先的に前記第2の基地局として選択することを特徴とする付記1または付記2に記載の処理装置。
(付記4)
前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局の周波数の情報を通知した場合に、前記複数の基地局のうち当該周波数と同じ周波数を用いる基地局の中から前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の処理装置。
(付記5)
第1のセルを生成し、移動局と接続可能な第1の基地局と、
前記第1の基地局および複数の基地局を上位ネットワークに通信可能に接続するゲートウェイ装置と、
前記第1の基地局から前記複数の基地局に含まれる第2の基地局への前記移動局の接続切り替えを行う場合に、前記第1の基地局から前記複数の基地局のうち少なくとも1つに対する過去の接続切り替えの成否を示す接続履歴情報に基づいて、前記複数の基地局の中から前記第2の基地局を選択する処理手段と、
を備える移動通信システム。
(付記6)
前記処理手段は、前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局を通知するために送信する当該基地局の拡散コードと同じ拡散コードが割り当てられた基地局の中から、前記接続履歴情報を用いて前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記5に記載の移動通信システム。
(付記7)
前記処理手段は、前記接続履歴情報において、接続成功の確率が相対的に高い基地局を優先的に前記第2の基地局として選択することを特徴とする付記5または付記6に記載の移動通信システム。
(付記8)
前記処理手段は、前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局の周波数の情報を通知した場合に、前記複数の基地局のうち当該周波数と同じ周波数を用いる基地局の中から前記移動局が接続する基地局を選択することを特徴とする付記5乃至付記7のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記9)
前記第1の基地局は、前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局を通知するために送信する当該基地局の拡散コードと同じ拡散コードが割り当てられた基地局が複数存在するか否かを示すフラグを前記処理部に通知し、
前記処理手段は、前記フラグを受信した場合に、前記接続履歴情報に基づいて前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記5乃至付記8のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記10)
前記第1の基地局は、前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局を通知するために送信する当該基地局の拡散コードと同じ拡散コード割り当てられた基地局が複数ある場合に当該複数の基地局候補の全てを前記処理手段に通知し、
前記処理手段は、前記第1の基地局から通知された複数の基地局候補の中から、前記接続履歴情報に基づいて前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記5乃至付記8のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記11)
前記処理手段は、前記ゲートウェイ装置に配置される付記5乃至付記10のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記12)
前記処理手段は、前記第1の基地局に配置され、
前記第1の基地局は、前記移動局が接続切り替え条件を満たした基地局を通知するために送信する当該基地局の拡散コードと同じ拡散コードを持つ基地局が複数存在する場合に、同じ拡散コードを持つ当該複数の基地局の中から、前記接続履歴情報に基づいて前記第2の基地局を選択することを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の移動通信システム。
この出願は、2009年12月17日に出願された日本出願特願2009−286823を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 基地局a
20 基地局b
30 基地局c
40 基地局d
50 ゲートウェイ装置
60 移動局
100 HNB#a
101 HNB#b
102 HNB#c
103 HNB#d
110 HNB-GW
120 UE

Claims (4)

  1. Home Node B (HNB)の通信方法であって、
    前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージに含め、
    前記PSCを含む前記第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、他のHNBに接続可能に構成されるHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信し、
    前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信する、
    Home Node B (HNB)の通信方法。
  2. Home Node Bゲートウェイ(HNB-GW)であって、
    Home Node B (HNB)に接続する手段と、
    前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を含む、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、受信する手段と、
    前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを送信する手段と、
    を有するHome Node Bゲートウェイ。
  3. Home Node B (HNB)であって、
    前記HNBのセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージに含める手段と、
    前記PSCを含む前記第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを、他のHNBに接続可能に構成されるHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信する手段と、
    前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである、第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信する手段と、
    を有するHome Node B (HNB)。
  4. Home Node B (HNB)のセルのPrimary Scrambling Code (PSC)を含む、HNB REGISTER REQUESTメッセージである第1のHNB Application Part (HNBAP)メッセージをHome Node B Gateway (HNB-GW)に送信し、前記HNB REGISTER REQUESTメッセージに応じて、HNB REGISTER ACCEPTメッセージである第2のHNB Application Part (HNBAP)メッセージを受信するHNBから、前記PSCに関する情報を受信する手段と、
    前記PSCを前記セルにおける拡散コードとして使用する手段と、
    を有する移動局。
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