JP2015083959A - 光線分析による光学計測 - Google Patents

光線分析による光学計測 Download PDF

Info

Publication number
JP2015083959A
JP2015083959A JP2014051998A JP2014051998A JP2015083959A JP 2015083959 A JP2015083959 A JP 2015083959A JP 2014051998 A JP2014051998 A JP 2014051998A JP 2014051998 A JP2014051998 A JP 2014051998A JP 2015083959 A JP2015083959 A JP 2015083959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light beam
ray
light source
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014051998A
Other languages
English (en)
Inventor
エー. プロフィット、ジェイムズ
A Profitt James
エー. プロフィット、ジェイムズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany
Siemens Healthcare Diagnostics Inc
Original Assignee
Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany
Siemens Healthcare Diagnostics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany, Siemens Healthcare Diagnostics Inc filed Critical Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany
Publication of JP2015083959A publication Critical patent/JP2015083959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/022Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by means of tv-camera scanning
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/026Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring distance between sensor and object
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
    • G01B11/0608Height gauges
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/25Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】光学計測を使用して物体の高さを測定できる測定システムを提供する。【解決手段】検出領域に第1の光線120を提供する第1の光源110及び第2の光線150を提供する第2の光源140と、第1及び第2の光線を離れて検知し、第1及び第2の光線により物体の上部に生成される1以上のパターンを示す1以上の出力信号を発生するように構成された1以上の光検出器162を備え、1以上のプロセッサ164がコンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記出力信号を受信し、1以上のパターンにおいて第2の光線に対する第1の光線の位置を分析して物体の高さを判定する少なくとも1つの画像処理システム160と、を含む方法及びシステム100を提供する。第1の光線120は検査ベース180上の予め決められた距離で第2の光線150と交錯する。【選択図】図1A

Description

物体の高さを測定する光学計測システム及び方法に関し開示する。具体的には、検出領域に複数の光線を提供し、この光線を画像処理システムにより検出して、その光線の位置及び様相(現れ方)のいずれか又は両方に基づいて検出領域内にある物体の高さを判定することに関し、開示する。
副尺視力は、例えば副尺を読むときなど、分かれた2つの線の整列又は不整列を検出する能力を必要とする視力の一面である。副尺は、均等に割り振られた直線の又は円形の測定目盛を直接読み取るよりも精密に距離又は角度を読み取れるようにする補助目盛である。副尺を用いている一例が、計測に使用されるノギスである。
人は比較的良い副尺視力をもち、したがって、副尺を読むときなどの分かれた2つの線の整列を読み取ることができる。さらに、マシンビジョンシステムやその他の計測システムが、パターンを検出して該検出パターンを予定パターンと比較する能力に加えて、分かれた線の整列又は不整列を検出する副尺視力型能力をもち得る。マシンビジョンシステムの一例がコネックスビジョンシステムやキーエンスビジョンシステムである。しかしながら、マシンビジョンシステムは、二次元的に幅及び長さを測定するが、高さを測定できない。
また、現在では物体の測定に光を利用するシステムが存在する。しかし、現存するシステムは、測定すべき距離について読むのが難しく且つ不確かである。さらに、このシステムは、小さな変位に対し感度がよくない。当該システムは、一般に、測定が一方向に限られ、測定の精度が落ちるというような、利用可能な測定の範囲に制限を有する。光学測定システムは、物体が最適な厚さ又は高さを上回るか下回るかどうかを視覚的に現すのに必要とされ、物体の精密測定を可能にする。
一つの方法とシステムが開示される。光学計測を使用して物体の高さ及び厚さのいずれか又は両方を測定するときの課題に対しては、複数の光線を検出領域に提供し、この光線を画像処理システムで検出して、検出領域内にある物体の高さ/厚さを、その光線及び光線パターンのいずれか又は両方の少なくとも位置又は様相に基づいて判定することを通して、解決が図られる。
本明細書に組み入れられて一部をなす図面は、本明細書に記載される1以上の実施形態を図示し、明細書の記載と共に実施形態を説明する。図面は、必ずしも正確な縮尺ではない。明確性の観点から、例えば空気を通し投射される光線の描写など、通常は裸眼では見えない発明の側面がいくつか、図面に描かれている。
本発明に係る例示測定システムの一部の前面を示し、光線を可視化して描写してある概略図。 図1Aの例示測定システムの側面を示す概略図。 図1A及び図1Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さをもつ物体の画像を示す概略図。 図1A及び図1Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さを越えている物体の画像を示す概略図。 図1A及び図1Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さに達していない物体の画像を示す概略図。 図1A及び図1Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さをもつ物体の別の画像を示す概略図。 図1A及び図1Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さを越えている物体の別の画像を示す概略図。 図1A及び図1Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さに達していない物体の別の画像を示す概略図。 扇形パターンにした第2の光線群をもつ光カーテンを使用する例示測定システムの側面を示し、光線を可視化して描写してある概略図。 図4Aのシステムの前面を示し、光線を可視化して描写してある図。 図4A及び図4Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さをもつ物体の画像を示す概略図。 図4A及び図4Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さをもつ物体の別の画像を示す概略図であり、第1の光線群が部分的に物体上に投射されている。 図4A及び図4Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さを越えている物体の画像を示す概略図。 図4A及び図4Bの例示測定システムによって取得された、予定の高さに達していない物体の画像を示す概略図。 互いに平行な第2の光線群と光カーテンを使用する例示測定システムの側面を示し、光線を可視化して描写してある概略図。 図6Aの例示測定システムの側面を示し、光線を可視化して描写してある概略図であり、第2の光線群が図6Aと異なるより大きな角度をもっている。 図6Aの例示測定システムによって取得された、予定の高さをもつ物体の画像を示す概略図。 図6Aの例示測定システムによって取得された、予定の高さを越えている物体の画像を示す概略図。 図6Aの例示測定システムによって取得された、予定の高さに達していない物体の画像を示す概略図。 交差するように配向した光線を使用する、本発明に係る例示測定システムの斜視概略図であり、光線を可視化して描写してあり、物体は予定の高さをもっている。 図8Aのシステムの上面を示し、光線を可視化して描写してある。 図8Aの例示測定システムの斜視概略図であり、物体は予定の高さを超えており、光線を可視化して描写してある。 図9Aのシステムの上面を示し、光線を可視化して描写してある。 図8Aの例示測定システムの斜視概略図であり、物体は予定の高さに達しておらず、光線を可視化して描写してある。 図10Aのシステムの上面を示し、光線を可視化して描写してある。 <課題を解決するための手段>
図面を参照して以下に詳述する。図中の同じ参照符号は同じか又は類似の要素を示す。
ここに提案するメカニズムは、前述の問題を回避する。光分析を通した光学計測用のシステムが記載される。一態様によれば、検出領域において個別に識別可能である複数の光線が提供される。該光線は、画像処理システムによって検出され、この画像処理システムが、光線及び光線パターンのいずれか又は両方の少なくとも位置又は様相に基づいて、検出領域内にある物体の高さ(厚さ)を判定する。自動化システムにおいては、ターゲットを正しい高さへ移動させるか、又は、ターゲットの厚さを補正するべくシステムがアジャストされる、あるいはこれら両方の、自動補正が可能になる。検査システムであれば、厚すぎる物体、薄すぎる物体、正しい物体の選別が可能になる。
一態様において、システムは、検査ベースと、検出領域へ第1の光線を提供する第1の光源と、第1の光源とは別に設けられ、検出領域へ第2の光線を提供する第2の光源とを含む。第1の光線は、検査ベース上の予め決められた距離のところで第2の光線と交錯する。第1の光線は第2の光線と区別することが可能である。本システムは、少なくとも1つの画像処理システムに加え、第1の光源及び第2の光源を制御する少なくとも1つの光源コントローラも含む。画像処理システムは、第1の光線及び第2の光線を離れて検知し、第1の光線及び第2の光線により物体の上部に生成される1以上のパターンを示す出力信号を発生するのに適した1以上の光検出器、例えば1以上のカメラ等を含む。画像処理システムは、コンピュータ実行可能な命令を実行する1以上のプロセッサも含み、この命令を実行する1以上のプロセッサは、前記出力信号を受信し、1以上のパターンにおいて第2の光線に対する第1の光線の位置を分析し、物体上部の高さを判定する。
一態様において、システムは、検出領域へ第1の光カーテンを提供する第1の光源と、第1の光源とは別に設けられ、検出領域へ第2の光カーテンを提供する第2の光源とを含む。第1の光カーテンは、間隔をあけた複数の第1の光線群からなり、第2の光カーテンは、間隔をあけた複数の第2の光線群からなる。少なくとも1つの第1の光線は、第1の光源及び第2の光源から予め決められた距離のところで少なくとも1つの第2の光線と整列する。第1の光線は第2の光線と区別することが可能である。本システムは、第1の光源及び第2の光源を制御する少なくとも1つの光源コントローラと、少なくとも1つの画像処理システムも含む。画像処理システムは、少なくとも1つの第1の光線及び少なくとも1つの第2の光線を離れて検知し、少なくとも1つの第1の光線及び少なくとも1つの第2の光線により生成される1以上のパターンを示す出力信号を発生する1以上の光検出器、例えば1以上のカメラ等を含み、少なくとも1つの光線は少なくとも部分的に物体の上部に配向されている。画像処理システムは、コンピュータ実行可能命令を実行する1以上のプロセッサも含み、この命令を実行する1以上のプロセッサは、前記出力信号を受信し、1以上のパターンにおいて少なくとも1つの第2の光線に対する少なくとも1つの第1の光線の位置を分析して、物体上部の高さを判定する。
ここに使用する表現「備える」「備えている」「含む」「含んでいる」「有する」「有している」又はこれらの言葉のその他のバリエーションは、非排他的包括を担うように意図されている。例えば、列挙した要素を備える工程(プロセス)、方法、物品、又は装置は、必ずしもそれら要素だけに限定されるわけではなく、敢えて列挙はしていないか、あるいは当該工程(プロセス)、方法、物品、又は装置に本来備わっている、他の要素を含み得る。さらに、敢えて反対の意に言及しない限り、「又は」は、排他的論理和ではなくて、包括的論理和を表す。例えば、条件A又はBは、次のいずれか一つを満足する:Aが真(存在)且つBが偽(不在);Aが偽(不在)且つBが真(存在);AとBの両方が真(存在)。
また、不定冠詞が、実施形態の要素及び部品(成分)を記述するために使用される。これは、単なる便宜上と、単に発明思想の一般的観念を提供するためである。この記述は、他の意味であることが明白でない限り、1以上及び単数を含み、複数もまた含む、と読み取られるべきである。
さらに、「複数」との表現の使用は、特に反対の意に言及しない限り、「1よりも多い」ことを伝える意味である。
最後に、「一実施形態」又は「(ある)実施形態」とした場合、当該実施形態との関連で述べられる具体的な要素、特徴、構造、又は属性は、少なくとも1つの実施形態に含まれるという意味である。本明細書の随所に出てくる「一実施形態において」は、必ずしも全てが同じ実施形態に言及しているわけではない。
ソフトウエアは、1以上のコンピュータ実行可能命令を含み、1以上のコンピュータで実行されることにより、構成要素に特定の機能を実行させる。ここに記載するアルゴリズムは1以上の非一時的メモリに記憶されると理解すべきである。非一時的メモリは、例示すると、ランダムアクセスメモリ、リードオンリメモリ、フラッシュメモリ、又は同様のものを含む。このような非一時的メモリは、電気的又は光学的なものとし得る。
光の説明に関連する単語「色」の使用は、人の目に可視又は不可視の光波長のスペクトルの部分を表す。可視光の非排他的例に、赤、青、及び緑の光が含まれる。人の目に不可視の光の非排他的例には、紫外光(UV)及び赤外光(IR)が含まれる。
前述したように、物体の測定に光を使用する現存のシステムは、読み取りにくく、不確かで、精密ではなく、小さい変位に鈍感である。本発明は、これらの欠点に対し、光線及び光線パターンのいずれか又は両方の少なくとも位置又は様相を分析して物体の高さ/厚さを測定する方法論とシステムで、対応する。一実施形態において、このシステムは、二次元(x軸及びy軸)カメラ検査光学測定システム(別名「マシンビジョン」システム)を用いて、物体の厚さ/高さ(z軸)の測定を可能にする。一実施形態において、測定システムは、検出領域にある物体の高さを、少なくとも部分的に、1以上の光線の位置又は光線中の1以上の特定点に基づいて、判定することができる。
光線の角度及び姿勢は、1以上の光線が、予定の高さにある物体の表面に単線や1点などの原パターン(原型)として現れるように、決定することができる。個々に識別可能とした複数の光線が物体上及び場合によって物体近傍にも投射され、例えば、物体が予定の高さ又は予定の距離にある場合に上から見たときに、原パターンとして現れる。しかしながら、物体の高さが、当該物体の予定の高さと違っていると、このときのパターンは、変位部位やオフセット部位とも称する、異形部位をもって現れる。同様に、線形光線が、異なる高さのある1つの表面又は表面群を横切るように投射される場合、この光線は、その表面の上のビューポイントから観察すると、表面の高さが変化するところで光の線にオフセットを伴い「不連続」で現れる。
予定の高さに対する物体の高さの違いが大きくなると、光の認識部位又はオフセットも大きくなる。異形部位又はオフセット部位を伴ったパターンの認識は、予定の高さに対する物体の高さの差を判定するために使用できる。
物体の高さ/厚さの判定は、高さ/厚さに関する自動補正を可能にし、又は、予定の高さ/厚さの物体と予定の高さ/厚さを下回る/上回る物体とを選別する検査システムにおける使用を可能にし、あるいはこれらを同時に可能とする。方向を含んだ光線の位置取りの評価により、物体の高さを補正することが可能になる。例えば、本測定システムを通過する物体に関し、該物体の厚さを制御する工程は、方向を含んだ光線の位置取りに基づいて厚さを変更するように、修正することができる。物体の厚さを制御可能な工程の例として、加圧ローラ、フライス盤、平削り盤、又は押出成形機のスリットなどが含まれる。
図1Aを参照すると、本発明に係る例示測定システム100の一部前面の概略図が示されている。図1Bは、図1Aの例示測定システム100の側面の概略図を示す。例示測定システム100は、検出領域130中に第1の光線120を提供する第1の光源110と、検出領域130中に第2の光線150を提供する第2の光源140と、少なくとも1つの光源コントローラ155と、少なくとも1つの画像処理システム160と、を備える。画像処理システム160は、測定システム100内において、第1の光線120及び第2の光線150を検出可能である場所に配置される。画像処理システム160は、以下に詳述するけれども、概して言うと、画像カメラ等の1以上の光検出器162a〜162nと、1以上のプロセッサ164とを備える。
第1の光源110及び第2の光源140は、画像処理システム160により区別可能な光のビーム(光線と称する)を発生可能な適切な光源である。第2の光源140は、第1の光源110から距離をおいて配置される。光源110,140の例として、レーザー、発光ダイオード(LED)、LEDパターンプロジェクターが含まれる。LEDパターンプロジェクターは、明滅効果がなく、細い光線を発生することができる。レーザー、LED、LEDパターンプロジェクターは、異なる色の光りを発生し、又は、特有の光のパターンを構成可能であり、あるいはこれらを同時に実施することが可能である。1以上の光源を一筋の光線を発生するために使用できることも当然理解される。
第1の光線120は、第1の光源110からの光の投射によって形成される。第2の光線150は、第2の光源140からの光の投射によって形成される。第1及び第2の光線120,150は、線又は点などの断面形状を有する。これに加えて、あるいはこれに代えて、パターンメーカー又はマスク(図示せず)を、光源110,140と検出領域130との間に適用し、線や点などの予定の断面形状に光線120,150を形成することもできる。2個より多い光線を利用可能であることは当然理解される。
第1の光線120を第2の光線150から区別できるように、第1の光線120は、第2の光線150に対し曖昧さを残さずに識別可能である。第1の光線120及び第2の光線150は、視覚的に明らかな差異をもつ。視覚的に明らかな差異の例として、色/波長の差、光のサブパターンの差、及び光線120,150が現れる時系列の差のうちのいずれか1つ以上があげられる。第1及び第2の光線120,150は、画像処理システム160によって高さを判定する物体170上で、画像処理システム160により第1及び第2の光線120,150を識別可能である限り、どのような色/波長でもよい。第1及び第2の光線120,150は、1以上の識別可能な光サブパターン、例えば、連続した光のダッシュ、他の領域よりも光線120,150が明るい領域、又は光線120,150が暗いか欠落している領域、を有する。第1の光線120を第1の時間で提供し、第2の光線150を第2の時間で提供することにより、第1の光線120と第2の光線150とを識別可能な差異を生成することもできる。第1の光線120と第2の光線150とは、同じサイズであるか、又は、予め決められた距離において異なるサイズである。
検出領域130は、概して言うと、例えば測定のために、物体170が置かれるか又は通過する領域である。検出領域130はいかなるサイズにもでき得る。測定システム100は、検査のために物体170を置くか又は通過させるブロック等の検査ベース180を検出領域130内に含む。検出領域130として、例えばコンベヤや製造ステーションの一部など、製造ラインの一部が含まれる。本実施形態の場合、検査ベース180は、コンベヤ又は製造ステーションの一部である。
第1の光源110及び第2の光源140は、第1の光線120と第2の光線150とが、検査ベース180より上の予め決められた距離において予め決められた量、同一線上に(共線的に)重なるか又は整列するように、第1の光線120及び第2の光線150を提供する。予め決められた距離は、検出領域130における物体170の検査ベース180からの予定の高さHであり、第1及び第2の光源110,140からの予め決められた距離Cとして測定されるか又は表される。予定の高さHと予め決められた距離Cとを合わせると、第1及び第2の光源110,140から検査ベース180までの距離になる。
図1A及び図1Bにおいて、検出領域130にある物体170は、光源110,140から投射される光線120,150の範囲内にある。物体170は、予め決められた距離C、予め決められた距離Cに達しない距離D、あるいは、予め決められた距離Cを越える距離Eにおいて、第1及び第2の光源110,140が提供する光と交差する。測定システム100は、これら物体170に関する高さの変動を測定可能である。
光源110,140は、物体170が光源110,140から予め決められた距離C、つまり予定の高さHである場合に、その提供する第1及び第2の光線120,150が物体170の上部186と交差すると、光線120,150の交点に関して既知の位置で予め決められた光パターンが生成されるように、位置合わせされる。物体170が予定の高さHにない場合は、物体170の上部186及び光線120,150の交差領域が変化し、光パターンが予め決められたパターンから変化、すなわち、物体170の上部186において光線120,150が部分的又は全体的に変位するか、あるいは異なるサイズ又は形状になり、もしくはこれら両方によって、違ったパターンを形成する。分かりやすいように、物体の170の上部186について、物体170の上部186が予定の高さHである場合、予定の高さHを越える場合、予定の高さに達しない場合でそれぞれ上部186d、上部186a、上部186bとし、物体170の高さに応じて区別する。
第1の光線120と第2の光線150とは区別可能なので、光線120,150の変化は容易に現れる。第1及び第2の光線120,150のパターンの視覚的に識別可能な変化は、検出領域130にある物体170が予定の高さHであるか、これを下回るか、あるいは上回るか、について視覚判定を可能にする。例えば、第1の光線120及び第2の光線150のパターンの量及び方向の変化は、物体170の高さが予定の高さHを上回っている場合又は下回っている場合を判定するために使用可能である。第1及び第2の光線120,150のパターンに基づく物体170の高さの視覚的判定は作業者又は装置により実行され得ることが当然理解される。
一例として、図2A〜図2Cに、検出領域130にある物体170の上部186における光線120,150の上からの画像300を示す。図2A〜図2Bにおいて、光線120,150は、物体170の上部186との交差で、画像300中の円形点のように現れる断面形状を有する。図1Aに示すように、光線120は、第1側部182aと第2側部182bとを有する。第1の光線120は、x軸に沿って、第1の光源110から離れるにつれて第1側部182aから第2側部182bまでの距離を変化させる分岐角度182cも含む。同様に、光線150は、第1側部184aと第2側部184bとを有する。第2の光線150は、x軸に沿って、第2の光源140から離れるにつれて第1側部184aから第2側部184bまでの距離を変化させる分岐角度184cも含む。
図1Aに示す例において、第1側部182a,184aは、検査ベース180の上面188と同時に物体170の上部186に対して垂直に配向される。一方、第2側部182b,184bは、上面188及び物体170の上部186に対する垂直から、分岐角度182c,184cで分岐する。
図2A〜図2Cに示す例示システムにおいて、光線120,150は、物体170の上部186と交差したときに画像300において2以上の点(ドット)として現れる断面形状を有する。図2Aは、物体170が予定の高さH(すなわち、予め決められた距離C)であるときの画像300を示す。この場合、第1及び第2の光源110,140は、物体170の上部186dが予定の高さH(予め決められた距離C)のときに第1の光線120の第1側部182aと第2の光線150の第2側部184bとが重なって光の第1の交点190を生じるように、且つ、物体170の上部186dが予定の高さH(予め決められた距離C)のときに第1の光線120の第2側部182bと第2の光線150の第1側部184aとが重なって光の第2の交点192を生じるように、位置合わせされる。第1の光線120が第1の色で第2の光線150が第2の色である場合、光線120,150が互いに重畳するパターンの部分は、その第1及び第2の色が混ざり合った第3の色になって現れる。同様に、第1の光線120が第1の光サブパターンをもち且つ第2の光線150が第2の光サブパターンをもつ場合、光線120,150が互いに重なるパターンの部分は、その第1及び第2の光サブパターンの組み合わせとなる第3の光サブパターンをもって現れる。図2Aに示す例では、第1の光源110が、第1及び第2側部182a,182bに沿った交点のパターンを生成するように設計され、第2の光源140が、第1及び第2側部184a,184bに沿った交点のパターンを生成するように設計される。したがって、第1及び第2の光線120,150の重なりで、第1及び第2の交点190,192が生成されている。
予め決められた距離Cではない場合(すなわち、物体170が予定の高さHではない場合)、第1及び第2の光線120,150の少なくともいずれか一方のパターンが、物体170が予定の高さH(予め決められた距離C)であるときとは違う現れ方をする。
例えば、図2Bは、物体170が予定の高さHを越えた高さをもっている場合、一例として、上部186aが図1A中に点線で示すように距離Dに位置する場合の画像300を示している。この場合、第1の光線120及び第2の光線150は、重ならないか、又は部分的にしか重ならない。もっと言えば、第1の光線120の第1及び第2側部182a,182bが光の2つの交点の画像を生成しており、少なくともそのうちの1つが、物体170が予定の高さH(予め決められた距離C)である場合の光の交点192の位置に比べて、x軸に沿って左へ横方向に変位している。第2の光線150の第1及び第2側部184a,184bも光の2つの交点の画像を生成しており、少なくともそのうちの1つが、物体170が予定の高さH(予め決められた距離C)である場合の光の交点190の位置に比べて、x軸に沿って右へ変位している。図示の例において、第1及び第2の光線120,150の第2側部182b,184bにより生成される交点は、物体170の上部186に対する垂直から分岐する第2側部182b,184bの角度182c,184cに従って変位する。当該光の交点の画像のサイズ及び形状の少なくとも一方も、物体170が予定の高さHではない高さである場合に、異なる現れ方をしていてよい。
図2Cは、物体170が予定の高さHに達していない高さをもつ場合、一例として、上部186bが図1A中の点線で示すように距離Eにある場合の画像300を示している。この場合もまた、第1の光線120と第2の光線150とは重ならない。さらに言えば、第1の光線120の第1及び第2側部182a,182bは、光の2つの交点の画像を生成し、そのうちの少なくとも1つが、物体170が予定の高さH(予め決められた距離C)である場合の光の交点192の位置に比べて、x軸に沿って右へ変位している。第2の光線150の第1及び第2側部184a,184bも、光の2つの交点の画像を生成し、そのうちの少なくとも1つが、物体170が予定の高さH(予め決められた距離C)である場合の光の交点190の位置に比べて、x軸に沿って左へ変位している。画像300中の光の交点は、光源110,140の位置決めと光線120,150の第1及び第2側部182a,182b,184a,184bの角度(図1A参照)に基づいて別の位置及び変位となり得ることが当然理解される。
図3A〜図3Cは、検出領域130にある物体170の上部186における光線120,150の別の例の上から撮った画像300aを示す。図3A〜図3Cにおいて、光線120,150は、物体170の上部186と第1及び第2光線120,150が交差することよって画像300a中に線状で現れる断面形状を有する。例えば、図3Aの画像300aを見ると、第1の光源110は、物体170の予定の高さH(予め決められた距離C)でA点からB点まで延伸する第1の光線120を提供する。第2の光源140も、予め決められた距離CでA点からB点まで延伸する第2の光線150を提供する。予め決められた距離Cにおいて、第1の光線120の中央点M1は、第2の光線150の中央点M2と同じ位置にある。第1の光線120及び第2の光線150は、予め決められた距離Cにおいて同じ長さであり、全体が重なり合う。第1及び第2の光線120,150の中央点M1,M2は、A点及びB点の間の中央点M3と一致する。
この例において、図3Aに示す画像300aを見てみると、上部186dが予定の高さH(第1及び第2光源110,140から予め決められた距離C)である場合、第1の光線120と第2の光線150とは、同一線上に全体が重畳し且つちょうどA点からB点までに延伸して、第1及び第2の光線120,150がA点及びB点を超えて延伸することはなく、A点とB点との間に単一線194のパターンの様相(現れ方)を現す。第1の光線120が第1の色で第2の光線150が第2の色であれば、光線120,150が互いに重畳するパターンの所には、その第1及び第2の色が混じり合った第3の色が現れる。同様に、第1の光線120が第1の光サブパターンをもち、第2の光線150が第2の光サブパターンをもつ場合は、光線120,150が互いに重畳するパターンの所には、その第1及び第2の光サブパターンの組み合わせとなる第3の光サブパターンが現れる。
予定の高さH(予め決められた距離C)以外の距離では、第1及び第2の光線120,150は違うパターンで現れる。例えば、第1及び第2の光線120,150は、物体170の高さが予定の高さH(光源110,140から予め決められた距離C)であるときの位置に対し、x軸に沿って変位して現れ、そして、ちょうどA点からB点までに延伸するのではなくて、違う長さで現れる。予定の高さH(予め決められた距離C)以外の距離において、第1の光線120の中央点M1は、第2の光線150の中央点M2と同じ位置にならない。さらに、この例の場合、第1の光線120の中央点M1及び第2の光線150の中央点M2は、A点及びB点の間の中央点M3と一致しない。
一例として図3Bに、物体170の上部186aが距離Dにある場合、すなわち、物体170が予定の高さHよりも高い場合の画像300aを概略的に示す。図3Bにおいて、第1及び第2の光線120,150は、図示の通りA点からB点まで延伸していない。第1及び第2の光線120,150は、一部分が同一線上に重畳して線194aのパターンの様相を現す。その第1の光線120の中央点M1は、第2の光線150の中央点M2とは異なる位置にある。この例の場合、第1の光線120の中央点M1はA点及びB点の間の中央点M3の左にあり、第2の光線150の中央点M2はA点及びB点の間の中央点M3の右にある。第1の光源110及び第2の光源140からの距離Dで同一線上に重畳する第1及び第2の光線120,150の一部分は、物体170の上部186dが予め決められた距離Cにあるときに重畳する第1及び第2の光線120,150の部分に比べて短くなる。この場合も、第1の光線120が第1の色で第2の光線150が第2の色であれば、重畳部分は、その第1及び第2の色が混ざり合った第3の色で現れる。
別の例として図3Cに、物体の上部186bが第1の光源110及び第2の光源140から距離Eにある、すなわち、物体170が予定の高さHよりも低い場合の画像300aを概略的に示す。図3Cの場合、第1及び第2の光線120,150は、A点からB点までの距離を超えて延伸し、線194bのパターンの様相を現す。第1及び第2の光線120,150は、A点及びB点の間で重畳し且つA点及びB点を超えて延伸している。第1の光線120の中央点M1と第2の光線150の中央点M2とA点及びB点の間の中央点M3とは、互いに異なる位置にある。この例において、第1の光線120の中央点M1はA点及びB点の間の中央点M3の右にあり、第2の光線150の中央点M2はA点及びB点の間の中央点M3の左にある。物体170の上部186bが距離Eにあるときに同一線上に重畳する第1及び第2の光線120,150の部分は、予め決められた距離Cで生成される重畳に似ているが、物体170の上部186bが距離Eにあるときの第1及び第2の光線120,150の組み合わせは、A点及びB点を超えて延伸し、より長いものとして現れる。
これまでの例から分かるように、画像300/300aにおける第1及び第2の光線120,150の少なくとも位置又は様相により形成されるパターンは、検出領域130にある物体170の高さ/厚さに従う。検出領域130にあって光線120,150の範囲内にある物体170の高さ/厚さの変化(すなわち、第1及び第2の光源110,140からの距離の変化)は、画像300/300a中に現れる、重なった光線120,150の量(範囲)、上から見た光線120,150の長さ、光線120,150中の特定点の位置を変化させる。光線120,150の中央点M1,M2の位置は、図2A〜図2C及び図3A〜図3Cに示すように、上から見て、x軸に沿って変化する。
物体170の上部186dが予め決められた距離Cにあるときの第1の光線120及び第2の光線150の同一線上重畳の量は、例えば、画像300,300aの画像ラスターの内容を分析することにより検出される重畳及び整列のいずれか又は両方の量又は欠如など、予め決定されて既知の重畳又は整列の量であると、理解される。ある実施形態では、第1及び第2の光線120,150は、物体170の上部186dが予め決められた距離Cにあるときに重ならない。そして、第1の光線120と第2の光線150とは、既知の違う長さである。
図1Aを参照すると、少なくとも1つの光源コントローラ155が、少なくとも第1の光源110又は第2の光源140を制御する。光源コントローラ155は、光源110,140の整列、距離、角度、色/波長、パターン、タイミング、及びその他の属性の1つ以上を制御する。なお、光源コントローラ155は、画像処理システム160の一部として、あるいはこれとは別にして、設けることができる。例えば、光源コントローラ155は、1以上のプロセッサ164の一部であるか、又は、画像処理システム160とは別にされる。
図1Aは、本発明に係る例示画像処理システム160の概略も示す。上述したように、画像処理システム160は、1以上の光検出器162a〜162n及び1以上のプロセッサ164を含む。
少なくとも第1の光線120及び第2の光線150のいずれかなどの光線を検出可能である光検出器162が使用される。光検出器162の一例が、多数の個々の検出器ユニットをマトリックス型に配列した電荷結合素子技術(CCDとして知られる)をベースとするカメラである。光検出器162の別の例として、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術をベースとするデジタルカメラが含まれる。撮像カメラは、物体170の上部186において第1及び第2の光線120,150のいずれか又は両方により生成される1以上のパターンの様相を示すファイルを作成する。光検出器162は、第1及び第2の光線120,150の少なくともいずれかにより物体170の上部186に生成される1以上のパターンの様相を含めて、第1の光線120及び第2の光線150を離れた所から検知するように構成される。例えば、第1及び第2の光線120,150の少なくともいずれかにより生成される1以上のパターンの様相は、第1の光線120及び第2の光線150の重畳パターンを含んでいる。
光検出器162は、人の可視範囲内、又は、紫外光(UV)や赤外光(IR)などの人の可視範囲外の光を検知するように構成される。人の目に認識されない光を検知するように構成された光検出器162の一適用例が、人の可視光には透明であるが紫外光又は赤外光には不透明である物体の検査に対してである。
光検出器162は、第1の光線120及び第2の光線150により物体170の上部186に生成される1以上のパターンを示す出力信号166を発生する。出力信号166は、光線120,150の位置、上から見た光線120,150の長さ、光線120,150の色、光線120,150の色の混合、光線120,150の光サブパターン、光線120,150の周波数、光線120,150中の特定点、光線属性及びパターンの少なくともいずれかの組み合わせなど、光線の属性に基づいた1以上のパターンを示す。出力信号166は、ピクセル内ロケーション、寸法測定値(例えば、ピクセルロケーション差を長さに変換することによる)、赤−緑−青(RGB)色評価、パターン整合品質に関する値(例えば、理想直線に対する類似度のパーセンテージ)、及び装置製造者によるその他のデータオプションの少なくともいずれかと共に、画像ファイルを含む。RGB色は、一般的に、黒(R0,G0,B0)から白(R255,G255,B255)の間で調整される。画像処理システム160及び光検出器162の少なくもいずれかは、混合色中の個々の色など、複数の光線120,150から個々の要素を判別できる。例えば、第1の光線120が赤(R)で第2の光線150が緑(G)であり且つ第1の光線120と第2の光線150とが部分的に重なる場合、画像処理システム160は、当パターンの一部が赤色光だけであり(例えば、緑又は青色成分のないR200)、当パターンの一部が緑色光だけであり(例えば、赤及び青色成分のないG200)、当パターンの一部(重畳)が赤及び緑色の光の混合である(例えば、青色成分のないR200,G200)ことを判別することができる。
1以上のプロセッサ164は、コンピュータ又はコンピュータの一部である。1以上のプロセッサ164は、コンピュータ実行可能命令を実行し、該命令を実行するプロセッサ164は、1以上の光検出器162から出力信号を受信し、1以上のパターンにおいて第2の光線150に対する第1の光線120の位置を分析し、物体170の上部186の高さを判定する。第2の光線150に対する第1の光線120の位置の分析は、例えば第1の光線120の中央点M1及び第2の光線150の中央点M2といった、第1及び第2の光線120,150における1以上の特定点の位置など、1以上の光線の属性に基づく。なお、物体170の上部186までの高さ以外の物体170の高さも、第1及び第2の光線120,150を予定の高さHにそろえることによる同様の手法によって分析可能であることが当然理解される。
画像処理システム160は、第1の物体170の上部186が予定の高さHにあるときの第1及び第2の光線120,150の既知/予め決められたパターンに対する実際のパターンの関係を使用し、第2の物体170の実際の高さを計算する。
一実施形態において、画像処理システム160は、マシンビジョン光学計測システムをベースとするカメラである。「マシンビジョン」システムとも呼ぶマシンビジョン光学計測システムをベースとするカメラの例には、コネックスビジョンシステムやキーエンスビジョンシステムが含まれる。マシンビジョンシステムは、基本的には二次元で動作する。マシンビジョンシステムは、検出領域130にある物体170の特定パターン及び差を探して認識するようにプログラム可能である。例えば、マシンビジョンシステムは、予め決められた長さ、光サブパターン、及び色/波長の少なくともいずれかをもつ直線に一致するパターンを探すようにプログラムされる。概してマシンビジョンシステムは、検出された物体170の特徴が目的のパターンにどれだけ近いかを示す値と、検出された物体170の特徴の位置を示す値とを生成する。特定の長さ及び属性(色/波長又は光サブパターンなど)の少なくともいずれかをもつ直線が予定のパターンである場合、マシンビジョンシステムは、同一線上の2以上の線が単独及び組み合わせのいずれか又は両方で予定の直線パターンにどれだけ良く一致しているかを示す値を報告するように、プログラムされる。
本発明と共に適用されるマシンビジョンシステムは、検出領域130にある物体170の上部186の高さを、光線120,150のパターンを分析することにより(例えば、予定の直線パターンと光線120,150により形成される実際のパターンとの間の差)、又は、予定のパターンと実際の光線120,150との間の他の光線属性の差を分析することにより、あるいは、これら分析の両方により、判定する。光線120,150のパターンに基づく高さ/厚さの判定は、マシンビジョンシステムの能力を二次元測定から三次元測定へと拡張する。
一実施形態において、第1の光源110及び第2の光源140は、交互の順序で第1の光線120と第2の光線150を提供するように構成される。光源コントローラ155は、第1及び第2の光源110,140のいずれか又は両方を制御し、第1の光線120及び第2の光線150の交互シーケンスを生成し、そして、1以上のプロセッサ164に信号を出力して一連の画像の計算及び分析をその交互シーケンスに同期させる。例えば、1以上のプロセッサ164は、画像処理システム160に、第1の光線120が物体170に現れるときにカメラ等の光検出器162から第1の入力を受信させ且つ第2の光線150が物体170に現れるときに光検出器162から第2の入力を受信させる。そして画像処理システム160は、第1及び第2の入力を分析して検査ベース180に対する物体170の上部186の高さを計算する。本実施形態の場合、第1の光線120及び第2の光線150は、色及びパターンのいずれか又は両方が同じであっても、光源コントローラ155及び画像処理システム160の間の同期によって、個々に識別可能である。
一実施形態において、第1の光線120が第1のサブパターンをもち、第2の光線150が第2のサブパターンをもつ。第1のサブパターンと第2のサブパターンは異なっている。1以上のプロセッサ164は、コンピュータ実行可能命令を実行することにより、1以上のパターンにおいて第2の光線150に対する第1の光線120の位置を分析し、さらに光線120,150のサブパターンの少なくとも一部に基づいて、光線120,150の範囲内にある物体170の高さ/厚さを判定する。
第1の光線120が第1の色で第2の光線150が第2の色である(すなわち、第1の光線120が第1の波長で第2の光線150が第2の波長である)実施形態の場合、画像処理システム160は、図1Aに示すように、複数の光検出器162a〜162nを有する。一例として、画像処理システム160は、例えば第1のカメラの形態で第1の光検出器162aを有し、該第1の光検出器162aは、第1の光線120を離れて検知するように構成され、第1の色フィルタを使用するなどにより、第2の光線波長を含まない第1の予め決められた光波長の範囲に対し感度をもつ。第1の色フィルタは、第1の光検出器162aによる第2の光線150の検知を抑制する。第1の光検出器162aは、第1の光線120により物体170の上部186に生成される1以上のパターンを示す第1の出力信号166aを発生するように構成される。画像処理システム160は、例えば第2のカメラの形態で第2の光検出器162bを有し、該第2の光検出器162bは、第2の光線150を離れて検知し、例えば第2の光検出器162bによる第1の光線120の検知を抑制する第2の色フィルタを使用するなどにより、第1の光線波長を含まない第2の予め決められた光波長の範囲に対し感度をもつ。第2の光検出器162bは、第2の光線150により物体170の上部186に生成される1以上のパターンを示す第2の出力信号166bを発生するように構成される。1以上のプロセッサ164が第1及び第2の出力信号166a,166bを受信し、この1以上のプロセッサ164は、コンピュータ実行可能命令を実行することにより、1以上のパターンにおいて第2の光線150に対する第1の光線120の位置を分析して、検出ベース180に対し、光線120,150の範囲内にある物体170の上部186の高さ/厚さを判定する。なお、2以上の光検出器162a・・・162nを使用可能であり、また、複数のフィルタ等により感度を多くした単一の光検出器162を使用可能であることが当然理解される。加えて、第1及び第2の光検出器162a,162bは、フィルタを使用せずとも1以上の光信号(赤、緑、又は青など)を無視するようにプログラムされた、コンピュータ制御のデジタルカメラとしてもよいことが、当然理解される。さらには、フィルタの代わりに特定の感度をもつ光検出器162を使用可能であることが、当然理解される。例えば、第1の光検出器162aを赤外光に感度のないカラーカメラとし、第2の光検出器162bを赤外光に感度をもつ白黒カメラとすることができる。このような例の場合、白黒カメラにフィルタを使用して、赤外光の検出を許容する一方で特定のタイプの色(例えば青)をブロックし、他方の赤外光に感度のないカラーカメラは、フィルタを適用しないで青色光を検出するように使用することができる。
一実施形態において、第1の光線120は第1の偏光であり、第2の光線150は第2の偏光である。画像処理システム160aは、カメラ等の第1の光検出器162aも含み、この第1の光検出器162aは、第1の光線120を離れて検知するように構成され、そして、第1の光線120を第1の光検出器162aへ通す一方で違う偏光の光線150は抑制するように構成された第1の偏光方向をもつ第1の偏光フィルタを有する。第1の光検出器162aは、第1の光線120により物体170の上部186に生成される1以上のパターンを示す第1の出力信号166aを発生するように構成される。画像処理システム160は、カメラ等の第2の光検出器162bを有し、この第2の光検出器162bは、第2の光線150を離れて検知するように構成され、第2の光線150を第2の光検出器162bへ通す一方で違う偏光の光線120は抑制するように構成された第2の偏光方向をもつ第2の偏光フィルタを有する。第2の光検出器162bは、第2の光線150により物体170の上部186に生成される1以上のパターンを示す第2の出力信号166bを発生するように構成される。1以上のプロセッサ164は、第1及び第2の出力信号166a,166bを受信し、コンピュータ実行可能命令を実行して、1以上のパターンにおいて第2の光線150に対し第1の光線120により形成されるパターンを分析し、少なくとも部分的に、検査ベース180に対する物体170の上部186の高さを判定する。なお、当然ながら、2以上の光検出器162a・・・162nを使用可能である。
一実施形態において、例示測定システム100aは、第1の光カーテン320を提供する第1の光源310と、検出領域130に第2の光カーテン350を提供する第2の光源340と、少なくとも1つの光源コントローラ155と、少なくとも1つの画像処理システム160とを含む。第1の光カーテン320は、検出領域130内に又は検出領域130に隣接して、あるいはこれら両方において、提供される。図4Aに、第1の光カーテン320及び第2の光カーテン350を含む例示測定システム100aの一部側面概略を示す。図4Bには、図4Aの例示測定システム100aの前面を示してあり、例えば煙りを通して見えるようにするというような方法で仮に光線を可視化して、光線のカーテンが描写されている。画像処理システム160及び光源コントローラ155は、図1Aに図示したのと同様である。
第1及び第2の光カーテン320,350は、好適な光源310,340により提供される。第2の光源340は、第1の光源310とは別に配置される。上述したように、光源310,340の例として、レーザー、発光ダイオード(LED)、LEDパターンプロジェクターがあげられる。なお、複数の光源310,340を、1以上の光カーテン320,350及び光線120,150のどちらか又は両方を提供するために使用可能であることが当然理解される。複数の第1及び第2の光線120,150は、上述した第1及び第2の光線120,150に関する属性を有する。
図4Bに示すように、第1の光カーテン320は、間隔をあけた複数の第1の光線が物体170と交差しないように投射されるというように、投射される。一実施形態において、第1の光カーテン320は、図5Bを参照して後述するように、部分的又は全体的に物体170と交差するようにも投射され得る。
図4Aに示すように、第1の光カーテン320は、y軸方向に間隔をおいた複数の第1の光線120を有する。一例として、図4Aには、第1の光線群120−A,120−B,120−C,120−D,120−E,120−F,120−G,120−H,120−I,120−J,120−K,120−Lを描写してある。第2の光カーテン350は、y軸方向に間隔をおいた複数の第2の光線150、例えば、150−A,150−B,150−C,150−D,150−E,150−F,150−G,150−H,150−I,150−J,150−K,150−Lを有する。より多数又は少数の光線群でもよいことが当然理解される。
第1の光線群120は、第2の光線群150と同じ間隔又は異なる間隔をもつ。さらに、第1の光線群120は、互いに平行か又は扇形パターンとされる。第2の光線群150は、互いに平行か又は扇形パターンとされる。第1の光線群120は、検査ベース180の表面188に対し、第1の角度200又は一連の角度200で提供される。第2の光線群150は、検査ベース180の表面188に対し、第2の角度202又は一連の角度202A〜202Lで提供される。第1及び第2の角度200,202は、互いに異なっている。図4Aに例示する一連の角度202A〜202Lのように、一連の角度中の各角度も異なっている。第1及び第2の光線群120,150は、検査ベース180の表面188に対し垂直か、又は検査ベース180に対し垂直以外の角度か、あるいはこれら角度の組み合わせとされる。第1の光線群120は、部分的又は全体的に物体170と交差するように配向されるか、又は、部分的又は全体的に物体170と交差しないように配向される。第2の光線群150は、部分的又は全体的に物体170と交差するように配向される。
第1の光線群120及び第2の光線群150は、図4Aに示す側方から見たときに、検査ベース180上の予め決められた距離において互いに交錯する配向に又は並び方に、あるいは、互いに交錯して見えるように、予め決められる。側方から見て互いに交錯するように現れる同種の第1及び第2光線群120,150は、上方から見たときに、予め決められた距離において光線が互いに整列するパターンを生成するように現れる。その予め決められた距離は、図4Bに示すように、検出領域130にある物体170の検査ベース180からの予定の高さHであり、第1及び第2の光源310,340からの予め決められた距離Fとして測定され又は表される。予定の高さHと予め決められた距離Fを合計すると、第1及び第2の光源310,340から検査ベース180までの距離Gとなる。第1の光線群120は、例えば、第1の光線群120が検査ベース180の表面188に投射されたときに、あるいは、第1の光線群120が物体170の上部186dに予め決められた距離Fで投射されたときに、上から見て、1以上の第1の光線120が1以上の第2の光線150と整列したり重なったりするように、投射される。
概説すれば、物体170の高さが予定の高さHに対し変動する場合、検査ベース180に対して垂直ではない角度(すなわち、90°以外の角度)にある第1及び第2の光線群120,150は、上から見て、y軸方向に位置を変えて現れる。物体170の上部186が、垂直以外の角度とした第1又は第2(あるいは第1及び第2)の光線群120,150と、検査ベース180から異なる距離で、言い換えると、光源310,340(のいずれか又は両方)から第1又は第2(あるいは第1及び第2)の光線群120,150の方向において異なる距離で、交差するとき、当該光線群120,150のいずれか又は両方は、予定の高さH(すなわち、光源310,340からの予め決められた距離F)において生成されるパターンに対して、物体170の上部186において異なるパターンを生成する。
例示の図4A及び図4Bにおいて、第1の光カーテン320は、予め決められた距離Gで投射され且つ物体170と交差しないように配向された間隔をおいて互いに平行の第1の光線群120を生成する。この例の予め決められた距離Gは、予め決められた距離Fの先にある検出領域130の検査ベース180の表面188までである。本例において、第2の光カーテン350は、予め決められた距離F(物体170の予定の高さH)で投射され且つ物体170と交差するように配向された扇形パターンの第2の光線群150を生成する。扇形パターンの第2の光線群150は、検査ベース180の表面188に対し垂直である1つの光線、例えば150−Aを有し、その他の光線、例えば150−B〜150−Lは、検査ベース180の表面188及び第1の光線群120に対し、垂直以外の1つ以上の角度202−A〜202−Lである。したがって、物体170の上部186の高さが変わると、傾斜した第2の光線群150の軸方向に沿った異なる所で上部186と第2の光線群150とが交差するので、第2の光線群150は、上から見て、y軸方向において位置が変化して現れる。これに対し、本例における第1の光線群120と検査ベース180との間の角度200は90°であるから、物体170の上部186の高さが変わっても、第1の光線群120は、上から見て、位置を変化させずに現れる。位置を変えない様相の第1の光線群120は、位置を変える第2の光線群150に対する基準として使用できる。上述したように、第1の光線群120も、1つ以上の垂直以外の角度202又は扇形パターン、あるいは1つ以上の垂直以外の角度202及び扇形パターンである場合は、第1及び第2の光線群120,150により形成されるパターンの全変化を使用できることが当然理解される。
光源コントローラ155及び画像処理システム160は上述したとおりである。画像処理システム160は、マシンビジョンシステムとし得る。例えば1以上のカメラである1以上の光検出器162a〜162nは、第1及び第2の光線群120,150を離れて検知し、第1及び第2の光線群120,150により生成される1以上のパターンを示す1以上の出力信号166を発生する。第1及び第2の光線群120,150の少なくとも一方は、物体170の上部186に少なくとも部分的に1以上のパターンを生成するように配向される。
1以上のプロセッサ164は、コンピュータ実行可能命令を実行して、1以上の光検出器162a〜162nからの1以上の出力信号166を受信し、1以上のパターンにおいて第2の光線150に対する第1の光線120の位置を分析することによって、物体170の高さ/厚さを判定する。
パターンは、上から見た1以上の第1及び第2の光線120,150の整列又は不整列による、直線の連続線と不連続線の様相を含んでいる。なお、他の予め決められたパターンでもよいことは当然理解される。例えば、図4Bには、物体170と交差しないように投射される光線群120を示しているが、第1及び第2の光線群120,150は、両方が、物体170の上部186と部分的又は全体的に交差するように投射してもよい。この場合、パターンは、図5Bを参照して後述するように、上から見て重なっている光線120,150を含む。
画像処理システム160は、第1及び第2の光線120,150の同一線上整列(又は不整列)の量(程度)、すなわち、第1の光線群120の1つと第2の光線群150の1つとが上から見た様相における連続直線の形成にどのくらい迫っているか、を計算する。その量は数値化される。当該量は、マシンビジョンシステムなどの画像処理システム160により検出される。正確な同一線上整列がない場合には、画像処理システム160は、最も良く整列している同一線上整列を選択するように使用される。同等の不正確さをもった光線の同一線上整列が2つある場合、画像処理システムは、そのペアの両者が単独で最高の同一線性を達成したと判定した結果の単純平均など、最良の妥協策を選択する。
図5Aは、物体170の上部186dが予定の高さH(すなわち、第1及び第2の光源310,340からの予め決められた距離F)にあるときに、図4A及び図4Bの例示測定システム100aによりキャプチャされた、物体170の上部186における第2の光線群150と検査ベース180の表面188における第1の光線群120との例示画像300bを概略的に示す。第1の光線群120の少なくとも1つは、第1及び第2の光源310,340からの予め決められた距離Fにおいて、第2の光線群150の少なくとも1つと同一線上に整列するように提供される。第1の光線群120は、予め決められた距離で、第2の光線群150と同じ長さでもよいし、第2の光線群150とは違う長さでもよい。一実施形態において、第1の光線群120は、例えば図5A〜図5Dに示すように、定規目盛状の様相を形成するために複数の長さを呈する。この形態は、第2の光線群150に対する第1の光線群120の関係を副尺目盛型測定ツールとして利用することを可能にする。
本例において、第1及び第2の光カーテン320,350の第1及び第2の光線群120,150は、第1及び第2の光源310,340から次のように投射される。第1の光線群120−A〜120−Lが予め決められた距離G(検出領域130の検査ベース180の表面188)で投射され且つ第2の光線群150−A〜150−Lが予め決められた距離Fで投射されるときに、図5Aに示すとおり、(1)第1の光線120−Aと第2の光線150−Aが上から見て同一線上に整列して連続直線の様相をもつパターンを形成し、(2)第1の光線120−Gと第2の光線150−Hが上から見て同一線上に整列して連続直線の様相をもつパターンを形成し、(3)その他の第1の光線(120−B,120−C,120−D,120−E,120−F,120−H,120−I,120−J,120−K,120−L)と第2の光線(150−B,150−C,150−D,150−E,150−F,150−G,150−I,150−J,150−K,150−L)は同一線上に整列せず、不連続線の様相をもつパターンを形成する。予め決められた距離Fで同一線上に整列するように予め決められた第1の光線120及び第2の光線150の数は適宜であることが当然理解される。
図5Bは、図5Aの画像と類似した例示画像300bを概略で示すが、第1の光カーテン320の第1の光線群120及び第2の光カーテン350の第2の光線群150の両方が、物体170と交差するように延びて投射されている。図5Bから分かるように、物体170と第1の光線群120との交差は、上から見たときに、物体170の表面186dにおいて光線群120,150が重なるパターンを生成し、例えば(1)第1の光線120−Aと第2の光線150−Aが上から見て同一線上に整列して重なり、連続直線の様相をもつパターンを形成し、(2)第1の光線120−Gと第2の光線150−Hが上から見て同一線上に整列して重なり、連続直線の様相をもつパターンを形成する。明確となるように、図5Bにおいて第1の光線群120は点線で示してある。
上述したように、概して、第2の光源340から物体170の上部186までの距離が変われば(すなわち、物体170の高さが変われば)、図5C〜図5Dに示すとおり、第2の光線150の位置がy軸方向において変化する。したがって、予め決められた距離Fにおいて連続直線として現れていた第1及び第2の光線120,150によって、画像300b中に、不連続線の様相をもつパターンが生成される。
図5Cは、物体170の上部186aが距離Jにあるときに、図4A及び図4Bの例示測定システム100aによりキャプチャされた画像300bの概略を示す。物体170の上部186が予定の高さHより高い場合など、第2の光源340までの距離Jが予め決められた距離Fよりも短い場合、図5Cに示すように、第2の光線群150はy軸において負の方向に変位して現れる。この例において、物体170が予定の高さHよりも高く、第1の光線120−Gはもはや第2の光線150−Hと整列しておらず、異なるパターンが形成されている。例えば、図5Cにおいて、第1の光線120−Iが第2の光線150−Kと整列して、上から見て直線の様相をもつパターンを形成している。
図5Dは、物体170の上部186bが距離Iにあるときに、図4A及び図4Bの例示測定システム100aによりキャプチャされた画像300bの概略を示す。物体170の上部186bが予定の高さHよりも低い場合など、第2の光源340までの距離Iが予め決められた距離Fよりも長い場合、図5Dに示すように、第2の光線群150はy軸において正の方向に変位して現れる。この例の場合も、第1の光線120−Gはもはや第2の光線150−Hと整列せず、異なるパターンが生成されている。例えば、図5Dにおいて、第1の光線120−Kが第2の光線150−Lと整列して、上から見て直線のパターンを形成している。物体170が予定の高さHよりも低い場合の光線群120,150の整列の変位は、物体170が予定の高さHよりも高い場合の光線群120,150の整列の変位に対して反対の方向に生じる。
予め決められた角度、線間隔、それに第1及び第2の光源310,340からの距離の少なくともいずれかが既知であることにより、第2の光線群150について第1の光線群120との関係において分析し、検出領域130にある物体170の高さ/厚さを判定することができる。当該分析は、第1の光線120−Jと第2の光線150−Kとが、例えば単一直線の様相を形成するなどの予め決められたパターンへの整合に、量的又は質的に、あるいは量的及び質的に、どの程度近いかを分析することを含む。予め決められた距離において第1及び第2の光線群120,150の配列が決まっていれば、1以上のプロセッサ164が実際のパターン(光線群120,150の整列のずれや不連続線パターンなど)をその予期パターン(例えば、1以上の第1の光線120と第2の光線150とが整列して1以上の単一連続線の様相を生成する)と比較して、第2の光カーテン350の範囲内にある物体170の高さを判定することができる。
予め決められた距離Gが予め決められた距離Fと同じであってもよいことが当然理解される。すなわち、第1の光線群120は、第2の光線群150と同じ距離に投射することも可能である。別の言い方をすれば、第1の光線群120は、予め決められた距離Gに投射される場合に比べて、予め決められた距離Fに投射される場合の方が、上から見て第2の光線群150と整合する。しかしながら、予め決められた距離G及び予め決められた距離F(すなわち、第1の光線群120の投射距離及び第2の光線群150の投射距離)の間の差が大きいほど、物体170の上部186が予め決められた距離F(すなわち、予定の高さH)にないときに、第1の光線群120及び第2の光線群150の間の(上から見た)整列の変位がより多く生成される。
図6Aに、図4の測定システム100aと同様の例示測定システム100bの側面を概略的に示すが、ただし、この例示測定システム100bは、第1の光線群120とは異なる間隔をもち且つ互いに平行な第2の光線群150を有する。この例において、所定間隔の第2の光線群150は、(扇形パターンのものとは違って)互いに平行であり、第1のの光線群120に対し角度210をもつ。第2の光線群150の間の間隔は、第1の光線群120の間の間隔と異なる。
第1の光線群120と第2の光線群150との間の角度210は、図6Aにおいて10度程度に示されている。第1の光線群120と第2の光線群150との間の角度210を大きくすると、光線群120,150の交点間のより小さな分離で第2の光カーテン350内にある物体170の高さのより詳細な識別が可能になる。第1の光線群120と第2の光線群150との間を識別する能力を失わない限りにおいて、角度210の選択は自由である。一例として、図6Bに、図6A同様の例示測定システム100bの概略を示すが、その第1の光線群120と第2の光線群150との間の角度210は20度ほどある。本例において、第1の光線群120の角度200は、検査ベース上面188に対し垂直である。
図6Aに示した例において、第1の光線群120と第2の光線群150とは、第1及び第2の光源310,340から次のように投射される。第1の光線群120−A〜120−Lが予め決められた距離G(検査ベース180の表面188)へ投射され、第2の光線群150−A〜150−Lが物体の予定高さH(すなわち、予め決められた距離F)へ投射されるときに、図7Aに示すように、(1)第1の光線120−Aと第2の光線150−Aとが上から見て同一線上に整列し、(2)第1の光線120−Jと第2の光線150−Kとが上から見て同一線上に整列し、(3)その他の第1の光線120及び第2の光線150は、上から見て同一線上に整列しない。
図7Aは、予定の高さH(予め決められた距離F)にある物体170の上部186dにおける第2の光線群150と検査ベース180の表面188における第1の光線群120とを示す、図6Aの例示測定システム100bによりキャプチャした画像300cの概略である。この例の場合、第1及び第2の光線群120,150は、物体170の上部186dが予定の高さH(予め決められた距離F)にあるときに、第1の光線120−Aと第2の光線150−Aとが整列して連続直線の様相をもつパターンを形成し、さらに第1の光線120−Jと第2の光線150−Kとが同一線上に整列して連続直線の様相をもつパターンを形成するように、配向されている。このときの他の第1の光線120−B,120−C,120−D,120−E,120−F,120−G,120−H,120−I,120−K,120−Lは、予め決められた距離Fにおいて、他の第2の光線150−B,150−C,150−D,150−E,150−F,150−G,150−H,150−I,150−J,150−Lと整列しないように意図して投射される。予め決められた距離Fで同一線上に整列するように予め決められる第1の光線120及び第2の光線150の数は適宜であることが当然理解される。
図7Bは、物体170の上部186aが距離Jにある場合の画像300cの概略である。第2の光源340までの距離Jは、物体170の上部186aが予定の高さHよりも高いときなど、予め決められた距離Fよりも短い。したがって、第2の光線群150は、図7Bに示すとおり、y軸において正の方向へ変位して現れる。図7Bの例において、第1の光線120−Jは、もはや画像300c中の第2の光線150−Kとは整列しておらず、違ったパターンが形成されている。例えば、図7Bにおいて第1の光線120−Cが、第2の光線150−Cと整列し、単一直線の様相をもつパターンを形成している。
図7Cは、物体170の上部186bが距離Iにあるときの画像300cの概略である。物体170の上部186bが予定の高さHより低い高さ/厚さであるときなど、第2の光源340までの距離Iが予め決められた距離Fよりも長い場合、第2の光線群150は、図7Cに示すとおり、y軸において負の方向へ変位して現れる。この例においても、第1の光線120−Jはもはや第2の光線150−Kとは整列しておらず、異なるパターンが形成されている。例えば、図7Cにおいて第1の光線120−Hが、第2の光線150−Iと整列して直線の様相をもつパターンを形成している。
物体170が予定の高さ/厚さよりも低い高さ/厚さである場合の光線群120,150の整列のずれは、物体170が予定の高さ/厚さよりも高い高さ/厚さである場合の光線群120,150のずれとは反対の方向である。
予め決められた角度、線間隔、第1及び第2の光源310,340からの距離の少なくともいずれかが既知であることにより、第1の光線群120に対する第2の光線群150の関係が分析され、検出領域130において第1又は第2、あるいは第1及び第2の光線群120,150の範囲内にある物体170の高さ/厚さを判定することができる。一実施形態において、画像処理システム160は、光線群120,150により形成される実際のパターンを光線群120,150の予期パターンと比較し、物体170の高さ/厚さを判定する。
一実施形態において、複数の予め決められた距離が設定され、その追加された予め決められた距離において、第1の光源320からの別の第1の光線120が、第2の光源350からの別の第2の光線150と整列するように追加してもよい。
一実施形態において、第1及び第2の光源110,140は、第1及び第2の光線120,150が交差して物体170の上部186に交差点の画像を形成するように、配向される。一例として、図8Aに、第1及び第2の光線120,150が互いに交差するように配向された例示測定システム100cの一部を斜視図で(光線120,150を可視化して)概略的に示す。図8Aにおいて、物体上部186dは予定の高さにある。図8Bは、図8Aのシステム100cの上面を示す。この例において、物体上部186dが予定の高さ/厚さであるとき、光線120,150の交差点は予め決められた位置にある。
物体上部186の高さ/厚さが変わると、交差点の位置も変化する。例えば、図8Aの例示測定システム100cの斜視図概略を示す図9Aを参照すると、物体上部186aが予定の高さよりも高く、光線120,150の交差点が、物体上部186dが予定の高さである場合とは異なる位置にある。図9Bは、図9Aのシステム100cの上面である。別の例では、図8Aの例示測定システム100cの斜視図概略を示す図10Aを参照すると、物体上部186bが予定の高さよりも低く、光線120,150の交差点が、物体上部186dが予定の高さである場合とは異なる位置にある。図10Bは、図10Aのシステム100cの上面である。このような交差点の位置を判定することにより、交差点の位置と物体上部186の厚さ/高さとの間の既知の関係に基づいて、物体上部186の厚さを判定することができる。
上述したように、画像処理システム100cは、少なくとも1つの第1の光線120及び少なくとも1つの第2の光線150を離れたところで検知し、少なくとも1つの第1の光線120及び少なくとも1つの第2の光線150により生成される1以上のパターンを表す出力信号166を発生する、1以上カメラ等の1以上の光検出器162を含み、少なくとも1つの光線が物体170の上部186へ少なくとも部分的に配向されている。画像処理システム100cは、また、コンピュータ実行可能命令を実行することで、出力信号166を受信し、1以上のパターンにおいて少なくとも1つの第2の光線150に対する少なくとも1つの第1の光線120の位置を分析して物体170の上部186の高さを判定する、1以上のプロセッサ164を含む。例えば、前記位置は交差点の位置である。より多数の光線を使用することも、又は1以上の光カーテンを使用することも可能であるし、あるいはこれらの併用も可能であることが当然理解される。可視又は不可視、あるいは可視及び不可視の波長の光を使用できることも当然理解される。
検出領域130にある物体170の高さ/厚さの判定は、物体170を予定通りの高さ/厚さにする自動化補正を可能にし、そして、予定の高さ/厚さの物体170と予定の高さ/厚さを上回る/下回る物体170とを選別する検査システムにおける使用も可能にする。方向も含んだ位置取りの識別によって、物体170の高さの補正が可能になる。例えば、検出領域130を通過する物体170の厚さを制御する工程について、方向も含んだ光線120,150の位置取りに基づいて厚さを変更するように修正することができる。このような物体170の厚さを制御する工程の例として、加圧ロール、フライス盤、平削り盤、又は押出成形機のスリット、その他がある。
物体の測定に光を利用する従来のシステムは、読み取りが難しく、あいまい、不確かで、そして小さな変位に対し感度がよくない。本発明は、光分析を通した光学的計測の方法論とシステムを用いて、これらの欠点に対応する。例示した実施形態では、検出領域に、個別に識別可能な複数の光線を提供する。光線は画像処理システムにより検出され、この画像処理システムが、光線の位置と様相のいずれか又は両方に基づいて、検出領域にある物体の高さ(厚さ)を判定する。これにより、自動化システムにおいて、ターゲットを正規の高さに保つ自動化補正が可能になり、さらに、システムがターゲットの厚さを補正するべくアジャストされ、そして、検査システムにおいて、厚すぎ、薄すぎ、正確な物体の選別が可能になる。
以上の記載は、例示とその説明を提供するが、余すところのない開示を目的としてはおらず、また、発明の思想を、開示した通りの態様に限定することを目的としたものでもない。上記教示を参考にした修正及び派生があり得るし、ここに説明した方法論の実践を通じた修正及び派生の取得もあり得る。
具体的な特徴の組み合わせが、特許請求の範囲に記載され、明細書に開示されているが、これら組み合わせは発明を限定することを意図したものではない。実際には、当該特徴の多くが、特許請求の範囲に具体的に記載されておらず、明細書に具体的に開示されていない方法で組み合わせ可能である。特許請求の範囲の各従属請求項は、他の1つの請求項に従属するが、発明は、特許請求の範囲における各従属請求項と他のあらゆる請求項との組み合わせも含んでいる。
本願において使用されていない要素、作用、命令であっても、実施形態の外側にあると明確に指摘していない限りは、発明に欠かせないと解釈されるべきである。さらに、「基づいて」なる言い回しは、違う意味に言及していない限り、「少なくとも部分的に基づいて」の意味を意図している。
100 測定システム
110,140,310,340 光源
120,150 光線(光線群)
130 検出領域
155 光源コントローラ
160 画像処理システム
162 光検出器
164 プロセッサ
166 出力信号
170 物体(ターゲット)
180 検査ベース
186 上部(物体の)
188 表面(検査ベースの)
300 画像
320,350 光カーテン

Claims (21)

  1. 検査ベースと、
    検出領域へ第1の光線を提供する第1の光源と、
    前記第1の光源から離して設けられ、前記検出領域へ第2の光線を提供する第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源を制御する少なくとも1つの光源コントローラと、
    少なくとも1つの画像処理システムと、
    を備え、
    前記第1の光線が前記検査ベース上の予め決められた距離において前記第2の光線と交錯し、前記第1の光線は前記第2の光線から区別可能であり、
    前記少なくとも1つの画像処理システムは、
    前記第1の光線及び前記第2の光線を離れて検知し、前記第1の光線及び前記第2の光線によって物体の上部に生成される1以上のパターンを示す出力信号を発生するように構成された1以上の光検出器と、
    コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記出力信号を受信し、前記1以上のパターンにおいて前記第2の光線に対する前記第1の光線の位置を分析して、前記物体の前記上部の高さを判定する1以上のプロセッサと、を含む、システム。
  2. 前記光検出器がカメラである、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記画像処理システムがカメラベースのマシンビジョン光学計測システムの一部である請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1の光線が、前記予め決められた距離で前記第2の光線と同一線上に重なり、該第1の光線の中央点が前記第2の光線の中央点と同じ位置にある、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第2の光線に対する前記第1の光線の位置が、前記第2の光線の前記中央点に対する前記第1の光線の前記中央点の位置に基づく、請求項4に記載のシステム。
  6. 1以上の前記光線が人の可視領域外の波長である、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記第1の光線が第1のパターンであり、前記第2の光線が第2のパターンである、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記第1の光線が第1の時間で提供され且つ前記第2の光線が第2の時間で提供され、これら第1の時間及び第2の時間は異なる時点である、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記1以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令にアクセスし、該コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記第2の光線における少なくとも2点に対する前記第1の光線における少なくとも2点の位置にさらに基づいて、前記1以上のパターン範囲内の前記物体の高さを判定する、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記第1の光線が第1の色で、前記第2の光線が第2の色である、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記1以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令にアクセスし、該コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記第1及び第2の光線の色のパターンに基づいて、前記1以上のパターン範囲内の前記物体の高さを判定する、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記プロセッサがコンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記画像処理システムが、少なくとも1つの前記光線の色及び長さにさらに基づいて、前記1以上のパターン範囲内の前記物体の高さを判定する、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記第1の光源及び前記第2の光源は、交互シーケンスで前記第1の光線と前記第2の光線を提供するように構成され、
    前記プロセッサがコンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記画像処理システムがさらに、前記第1の光線を前記第2の光線から区別できるように、前記第1の光線及び前記第2の光線の前記交互シーケンスに同期して前記光検出器からの入力を受信する、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記第1の光線が第1のサブパターンを有し且つ前記第2の光線が第2のサブパターンを有し、前記第1のサブパターンと前記第2のサブパターンとは異なるものであり、
    前記プロセッサがコンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記画像処理システムが、さらに前記光線の前記サブパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記光線範囲内の前記物体の高さを判定する、請求項1に記載のシステム。
  15. 検出領域内に第1の波長の第1の光線を提供する第1の光源と、
    前記検出領域内に第2の波長の第2の光線を提供する第2の光源と、
    前記第1及び第2の光源を制御する少なくとも1つの光源コントローラと、
    少なくとも1つの画像処理システムと、
    を備え、
    前記第1の光線が前記第1の光源及び前記第2の光源から予め決められた距離で前記第2の光線と交錯し、
    前記少なくとも1つの画像処理システムは、
    前記第1の光線を離れて検知し、前記第1の光線により物体の上部に生成される1以上のパターンを示す第1の出力信号を発生するように構成され、前記第2の光線の波長を含まない第1の予め決められた光波長の範囲に対し感度を有する第1のカメラと、
    前記第2の光線を離れて検知し、前記第2の光線により前記物体の前記上部に生成される1以上のパターンを示す第2の出力信号を発生するように構成され、前記第1の光線の波長を含まない第2の予め決められた光波長の範囲に対し感度を有する第2のカメラと、
    コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記第1及び第2の出力信号を受信し、前記第2の光線に対する前記第1の光線の位置により形成されるパターンを分析して、前記物体の前記上部の高さを判定する1以上のプロセッサと、を含む、システム。
  16. 検出領域内に第1の偏光の第1の光線を提供する第1の光源と、
    前記検出領域内に第2の偏光の第2の光線を提供する第2の光源と、
    前記第1及び第2の光源を制御する少なくとも1つの光源コントローラと、
    少なくとも1つの画像処理システムと、
    を備え、
    前記第1の光線が前記第1の光源及び前記第2の光源から予め決められた距離で前記第2の光線と交錯し、
    前記少なくとも1つの画像処理システムは、
    前記第1の光線を離れて検知し、前記第1の光線により物体の上部に生成される1以上のパターンを示す第1の出力信号を発生するように構成され、前記第1の光線をカメラへ通すように構成された前記第1の偏光方向をもつ第1の偏光フィルタを有する第1のカメラと、
    前記第2の光線を離れて検知し、前記第2の光線により前記物体の前記上部に生成される1以上のパターンを示す第2の出力信号を発生するように構成され、前記第2の光線をカメラへ通すように構成された前記第2の偏光方向をもつ第2の偏光フィルタを有する第2のカメラと、
    コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記第1及び第2の出力信号を受信し、前記1以上のパターンにおいて前記第2の光線に対する前記第1の光線の位置を分析して、前記物体の前記上部の高さを判定する1以上のプロセッサと、を含む、システム。
  17. 間隔をあけた第1の光線群からなる第1の光カーテンを検出領域内へ提供する第1の光源と、
    間隔をあけた第2の光線群からなる第2の光カーテンを前記検出領域内へ提供する、前記第1の光源とは別に設けられた第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源を制御する少なくとも1つの光源コントローラと、
    少なくとも1つの画像処理システムと、
    を備え、
    前記第1の光源及び前記第2の光源から予め決められた距離で少なくとも1つの前記第1の光線が少なくとも1つの前記第2の光線と整列し、前記第1の光線群は前記第2の光線群から区別可能であり、
    前記少なくとも1つの画像処理システムは、
    物体の上部に少なくとも部分的に配向された前記少なくとも1つの第1の光線及び前記少なくとも1つの第2の光線を離れて検知し、前記少なくとも1つの第1の光線及び前記少なくとも1つの第2の光線により生成される1以上のパターンを示す出力信号を発生するように構成された1以上の光検出器と、
    コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記出力信号を受信し、前記1以上のパターンにおいて前記少なくとも1つの第2の光線に対する前記少なくとも1つの第1の光線の位置を分析して、前記物体の前記上部の高さを判定する1以上のプロセッサと、を含む、システム。
  18. 前記光検出器がカメラベースのマシンビジョン光学計測システムの一部である、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記予め決められた距離が第1の予め決められた距離であり、前記第1の光カーテンのうちの別の前記第1の光線が、第2の予め決められた距離で前記第2の光カーテンのうちの別の前記第2の光線と整列する、請求項17に記載のシステム。
  20. 前記間隔をあけた第1の光線群の少なくとも1つの第1の光線が第1の角度で提供され、前記間隔をあけた第2の光線群の少なくとも1つの第2の光線が第2の角度で提供される、請求項17に記載のシステム。
  21. 1以上の前記光線が人の可視領域外の波長である、請求項17に記載のシステム。
JP2014051998A 2013-03-15 2014-03-14 光線分析による光学計測 Pending JP2015083959A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361789599P 2013-03-15 2013-03-15
US61/789,599 2013-03-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015083959A true JP2015083959A (ja) 2015-04-30

Family

ID=50280174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014051998A Pending JP2015083959A (ja) 2013-03-15 2014-03-14 光線分析による光学計測

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140267702A1 (ja)
EP (1) EP2778601A1 (ja)
JP (1) JP2015083959A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021148531A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社東芝 光学装置、情報処理方法、および、プログラム

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013111761B4 (de) * 2013-10-25 2018-02-15 Gerhard Schubert Gmbh Verfahren und Scanner zum berührungslosen Ermitteln der Position und dreidimensionalen Form von Produkten auf einer laufenden Fläche
CN107407559B (zh) * 2015-03-30 2019-10-18 富士胶片株式会社 距离图像获取装置以及距离图像获取方法
JP2017110991A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 セイコーエプソン株式会社 計測システム、計測方法、ロボット制御方法、ロボット、ロボットシステムおよびピッキング装置
CN105913410A (zh) * 2016-03-03 2016-08-31 华北电力大学(保定) 一种基于机器视觉的远距离运动物体高度测量的装置与方法
US10620136B2 (en) * 2016-11-30 2020-04-14 Samsung Display Co., Ltd. Patterning apparatus and operating method thereof
JP6897758B2 (ja) * 2017-03-30 2021-07-07 日本電気株式会社 撮像システム、撮像方法および撮像制御プログラム
US10423122B2 (en) * 2017-08-04 2019-09-24 Visera Technologies Company Limited Lens-free image sensor using phase-shifting hologram
US10551169B1 (en) * 2018-04-27 2020-02-04 Epsilon Technology Corporation Positioning system for materials testing
CN112859189A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 工件检测装置、检测方法以及计算机可读存储介质
WO2023196686A2 (en) * 2022-03-28 2023-10-12 Carnegie Mellon University Holographic light curtains

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3187185A (en) * 1960-12-22 1965-06-01 United States Steel Corp Apparatus for determining surface contour
DE2903529A1 (de) * 1979-01-31 1980-08-07 Schlatter Ag Verfahren zum messen von entfernungen und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
GB9713680D0 (en) * 1997-06-27 1997-09-03 Keymed Medicals & Ind Equip Improvements in or relating to optical scopes with measuring systems

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021148531A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社東芝 光学装置、情報処理方法、および、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2778601A1 (en) 2014-09-17
US20140267702A1 (en) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015083959A (ja) 光線分析による光学計測
US9709390B2 (en) Method and a device for the inspection of surfaces of an examined object
CN102792124B (zh) 增强的成像方法及装置
TWI582525B (zh) 影像感測器定位裝置及方法
US9239235B2 (en) Three-dimensional measuring apparatus, three-dimensional measuring method, and three-dimensional measuring program
CN104180769A (zh) 使用激光位移传感器进行有效表面测量的系统和方法
US9693027B2 (en) Increase in dynamics in color-coded triangulation
US20150098092A1 (en) Device and Method For the Simultaneous Three-Dimensional Measurement of Surfaces With Several Wavelengths
US9535002B2 (en) Device for inspecting a material provided with a coated surface and related method
US10012596B2 (en) Appearance inspection apparatus and appearance inspection method
CN107976145A (zh) 光谱共焦传感器和测量方法
US7525114B2 (en) Multiple axis multipoint non-contact measurement system
JP6030471B2 (ja) 形状測定装置
JP5359038B2 (ja) 画像処理によるラインセンサ仰角測定装置
US11371832B2 (en) Device and method for contactless thickness measurement of a planar object
JP6170714B2 (ja) 測距装置
US7420196B2 (en) Multiple axis multipoint non-contact measurement system
JP7390239B2 (ja) 三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法
JP2020046229A (ja) 三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法
KR101291128B1 (ko) 부재의 최외각 측정 장치 및 방법
KR20220070186A (ko) 형상 측정장치
JP2016200396A (ja) 面形状歪測定装置及び面形状歪の測定方法
JPH0593615A (ja) 断面形状測定方法