JP2015079372A - 配信システム、配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファームウェアを配信する配信システムにおける負荷を低減させる。【解決手段】複数の機種のデバイスで利用される複数のファームウェアを含むファームウェアパッケージを登録する第1の登録手段と、前記第1の登録手段で登録されたファームウェアパッケージに含まれるファームウェアの配信可否の制御に係る制御情報を前記デバイスの各機種について登録する第2の登録手段と、前記第2の登録手段で登録された制御情報に基づいて、各機種に対するファームウェアの配信可否に係る管理情報を管理する管理手段と、前記デバイスから定期的な間隔で要求を受信した場合、前記管理手段で管理されている管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示していれば、前記要求に応じて前記機種に対応するファームウェアを配信制御する制御手段と、を有することによって課題を解決する。【選択図】図11

Description

本発明は、配信システム、配信方法に関する。
従来、画像形成装置のファームウェアに関して、機能のバージョンアップが必要となった場合や障害等の理由により更新する必要が生じた場合、サービスマンが顧客先を訪問し、手作業でファームウェアのアップデートを行っていた。そのため、ファームウェアの更新に要するコストが高いものとなっていた。
そこで最近では、ファームウェアをフラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶装置に格納しておき、インターネットを介して画像形成装置に送信することで、ファームウェアの更新を行う技術が提案されている。その際、インターネット上のNetStorageにコンテンツを保存、管理し、高速に配信を行うサービスが提案されている。配信サーバ装置は、上述のNetStorageを利用することにより、ファームウェアの高速な配信を行う。また、前記配信サーバ装置は、そのファームウェアを配信可能とするステータス(以下、市場公開という)でNetStorageへ展開する。逆に、前記配信サーバ装置は、そのファームウェアを今後使用しない場合、そのファームウェアの市場公開を停止することで、NetStorageから削除する。
また、従来、画像形成装置等の周辺装置の稼働状態を遠隔的に監視する監視システムがある。前記監視システムは、前記画像形成装置のファームウェアのアップデートにおける予約を行う。そして、前記画像形成装置は、その予約に応じてファームウェアのアップデートを行う。ここで、ファームウェアのアップデートにおける予約や指示の方法としては、上述した監視システムを介して行う方法と、画像形成装置から直接行う方法とがある。
また、ファームウェアの種類には、通常ファームウェアに加え、商談ファームや、個別ファーム等がある。通常ファームとは、一般のユーザが画像形成装置で使用するファームウェアである。商談ファームとは、特定の企業等の要望に答えるべく機能が追加等されたファームウェアである。個別ファームとは、特定の障害等が修正されて、特定の企業や、事業所等の限られた範囲にリリースされたファームウェアである。
また、ファームウェアの配信方法としては、画像形成装置が配信サーバ装置に予め定められた間隔で最新ファームウェアの有無を確認し、最新ファームウェアがあれば、配信サーバ装置からダウンロードしてアップデートする方法等がある。
また、ファームウェアの管理、リリース負荷の軽減のため、複数の機種のファームウェアを1つのパッケージとして運用するファームウェア体系が提案されている。
更に、特許文献1に記載の技術は、最新版の配信対象プログラムの試行履歴データを参照し、所定の台数以上の端末が既に試行を成功している旨の試行要否条件を満たすか否かを判定する。そして、この技術は、試行要否条件を満たすと判定した場合、配信する最新版の配信対象プログラムに対して、試行せずに運用する旨を所定の端末に通知する。これにより、プログラムのバージョンアップに伴う試行の手間を低減することができる。
特開2009−157732号公報
しかしながら、配信サーバ装置が、複数の機種のファームウェアを1つのパッケージとして扱う体系のファームウェアを登録した場合、複数の機種のファームウェアが同時に登録、市場公開されるため、配信サーバ装置の負荷が増大してしまう場合がある。例えば、上述したような複数の機器が予め設定された間隔で最新ファームウェアの有無を配信サーバ装置に確認してダウンロード、アップデートする配信方法の場合、パッケージに含まれる複数の機種のファームウェア全てが同時期にアップデート対象となる。そのため、配信サーバ装置の負荷が増大してしまうという課題がある。
本発明は、ファームウェアを配信する配信システムにおける負荷を低減させることを目的とする。
そこで、本発明の配信システムは、ネットワークを介して通信可能な複数の機種のデバイスで利用される複数のファームウェアを含むファームウェアパッケージを登録する第1の登録手段と、前記第1の登録手段で登録された前記ファームウェアパッケージに含まれるファームウェアの配信可否の制御に係る制御情報を前記デバイスの各機種について登録する第2の登録手段と、前記第2の登録手段で登録された前記制御情報に基づいて、前記各機種に対するファームウェアの配信可否に係る管理情報を管理する管理手段と、前記デバイスから定期的な間隔で要求を受信した場合、前記管理手段で管理されている前記管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示していれば、前記要求に応じて前記機種に対応するファームウェアを配信制御する制御手段と、を有し、前記ファームウェアパッケージには、前記複数の機種のデバイスで共通に利用される共通ファームウェアと、前記複数の機種毎に固有の固有ファームウェアとが含まれ、前記制御手段は、前記要求に応じて、前記共通ファームウェアと、前記固有ファームウェアとを配信制御することを特徴とする。
本発明によれば、ファームウェアを配信する配信システムにおける負荷を低減させることができる。
システム構成の一例を示す図である。 配信サーバ装置等のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 配信サーバ装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 ファームウェア配信の全体フローの一例を示す図である。 ファームウェア情報の一例を示す図である。 ファームウェアリスト情報の一例を示す図である。 ファームウェアパッケージの一例を示す図である。 配信サーバの登録データの一例を示す図である。 実施形態1の処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 ファームウェア配信管理に係るテーブル(その1)の一例を示す図である。 実施形態1の処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 ファームウェア配信の一例を示す図(その1)である。 ファームウェア配信管理に係るテーブル(その2)の一例を示す図である。 実施形態2の処理の一例を示すフローチャートである。 ファームウェア配信の一例を示す図(その2)である。 ファームウェア配信の一例を示す図(その3)である。 実施形態3の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態4の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態における配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示される配信システムは、システム101等の複数のシステムやデータベース等を含む。なお、以降の説明では、複数のデータを記憶するHDD等の記憶装置のことを含めてデータベースという。また、図1の配信システムにおける各機器は、ネットワークを介して互いに通信可能である。
システム101は、PC104、ホストコンピュータ(以下、ホストという)102及びデータベース103を含む。PC104は、データベース103へのデータの登録及び修正等を行ったり、監視センタホストコンピュータ(以下、監視センタホストという)111が提供するWebサイトへアクセスしてデータの閲覧等を行ったりする。PC104、ホスト102及びデータベース103は、LAN105に接続されている。
システム101において、ホスト102及びデータベース103は別々の装置として存在しているが、例えば、データベース103は、物理的にホスト102内に存在していてもよい。また、データベース103は、ホスト102からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在していてもよい。
次に、監視センタホスト111について説明する。
データベース112は、監視のための情報や、画像形成装置の稼働状態等の情報を蓄積する。監視センタホスト111と、データベース112とは、LAN113に接続されている。LAN113は、インターネット132に接続することができる。
データベース112は、物理的に監視センタホスト111内に存在してもよい。また、データベース112は、監視センタホスト111からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在していてもよい。
監視センタホスト111は、監視装置117、監視装置122、監視装置123及び画像形成装置131から監視対象の画像形成装置の情報、稼働状態に関する情報を収集、蓄積、加工し、警告等を外部に提供することができる。
次に、配信サーバ装置133について説明する。
データベース134は、画像形成装置に適用するためのファームウェアを蓄積する。配信サーバ装置133と、データベース134とは、LAN135に接続されている。LAN135は、インターネットに接続することができる。
データベース134は、物理的に配信サーバ装置133内に存在していてもよい。また、データベース134は、配信サーバ装置133からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在していてもよい。
LAN113と、LAN135とは同一であってもよい。また、データベース134と、データベース112とは、データを共有していてもよい。
図1には、監視センタホスト111及びデータベース112と、配信サーバ装置133及びデータベース134とが1組ずつ示されているが、各装置の数はこれに限る必要はない。実際には、多くの画像形成装置及び監視装置からの情報収集や、ファームウェア配信の負荷分散を行うために、複数の監視センタホスト及び複数のデータベースがシステムに含まれる場合もある。
次に、顧客側のシステム構成について説明する。
顧客側の環境には、複数の異なる環境がある。図1のシステムは、顧客システム(A社X事業所)114、顧客システム(A社Y事業所)119及び顧客システム(B社)129を含む。
顧客システム114は、画像形成装置115、画像形成装置116及び監視装置117を含む。上記の装置は、インターネットに接続可能なLAN118に接続されている。監視装置117は、画像形成装置115及び画像形成装置116を監視したり、インターネット経由で監視センタホスト111と通信したりする。
顧客システム119は、監視装置122、監視装置123、画像形成装置120、画像形成装置121及び画像形成装置124から画像形成装置127までを含む。上記の装置は、インターネットに接続可能なLAN128に接続されている。監視装置122は、画像形成装置120、画像形成装置121、画像形成装置124及び画像形成装置125を監視している。監視装置123は、画像形成装置126及び画像形成装置127を監視している。
顧客システム129は、画像形成装置131を含む。インターネットに接続可能なLAN130に接続されている画像形成装置131は、直接インターネット経由で監視センタホスト111と通信する。画像形成装置131は、監視装置117、監視装置122及び監視装置123と同等の機能を有しており、自身(自装置)の稼働情報を監視センタホスト111に送信する。
図1の配信システムにおけるインターネットを介した通信では、HTTP/SOAPプロトコルが利用可能である。SOAPは、Simple Object Access Protocolの略称である。SOAPは、XML(eXtended Markup Language)をベースとして、あるコンピュータから他のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコルである。本システムにおいて、SOAPはHTTPの上に実装される。SOAPによる通信では、XML文書に付帯情報を付けたSOAPメッセージが交換される。したがって、SOAPをサポートするコンピュータは、SOAPメッセージを生成するSOAPメッセージ生成部と、SOAPメッセージを解釈するSOAPメッセージ解釈部とを有する。監視センタホスト111は、画像形成装置の状態情報をSOAPメッセージとして受信する。
また、上述したように、A社における各画像形成装置は、監視装置を介して監視センタホスト111と通信を行う。しかし、A社における各画像形成装置は、設定の変更により、B社に設置されている画像形成装置131と同様に監視装置を介することなく、監視センタホスト111と通信することもできる。
図1の配信システムは、配信システムに含まれる複数の機種の画像形成装置(デバイス)で利用される複数のファームウェアを含むファームウェアパッケージを管理する。より具体的にいうと、この配信システムは、前記ファームウェアパッケージを登録する際に、前記複数のファームウェアの配信可否に関する機種毎の制御情報も併せて登録する。そして、この配信システムは、前記制御情報に基づいて機種毎にファームウェアの配信可否を管理し、画像形成装置からの配信要求に対してファームウェアを配信制御する。
ファームウェアパッケージの詳細については、図9等を用いて後述する。また、制御情報の詳細については、図11等を用いて後述する。
<ハードウェア構成>
図2は、監視センタホスト111、配信サーバ装置133、ホスト102、監視装置117、監視装置122、監視装置123及びPC104のハードウェア構成の一例を示す図である。
ここでは、配信サーバ装置133のハードウェア構成を例に説明するが、上述の他の装置においても同様であるものとする。
CPU201は、配信サーバ装置133全体を制御する。CPU201が、ROM202やHDD204等に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する配信サーバ装置133の機能及びフローチャートに係る処理が実現される。
ROM202は、配信サーバ装置133が実行する各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。
RAM203は、配信サーバ装置133が実行する各処理に関わる一時的なデータを記憶する。
HDD204は、配信サーバ装置133が実行する各処理に関わるプログラムやデータ、一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報及び画像形成装置から収集した稼働情報等を含む各種の情報を記憶する。
操作部205は、配信サーバ装置133への指示入力を受け付けるキーボード等である。
表示部206は、配信サーバ装置133の動作状況に関する情報や、配信サーバ装置133が出力する情報等を表示する。
NetworkI/F208は、ネットワーク経由でLAN及びインターネットに接続し、外部の機器と情報交換を行う。
外部機器I/F207は、外部記憶機器等と接続する。
上記の機器がシステムバス209に接続されている。
図3は、画像形成装置115、画像形成装置116、画像形成装置120、画像形成装置121、画像形成装置124から画像形成装置127まで及び画像形成装置131(以下、総称する場合は単に画像形成装置という)のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像形成装置の例としては、プリンタ及びファクシミリ機能が統合的に設けられた複合機、PC等からデータを受信し印刷するプリンタ(電子写真方式及びインクジェット方式を含む)、スキャナー、ファクシミリ等が挙げられる。ここでは、画像形成装置の一例として複合機を想定している。
イメージリーダ302は、原稿給送部301を介して原稿を読み込む。また、イメージリーダ302は、読み込んだ原稿やネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換する。
画像形成部303は、印刷画像を印刷出力する。
排紙部304は、印刷出力された紙を排出し、ソートやステイプルといった処理を施す。
NetworkI/F305は、ネットワーク経由でLAN及びインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。
CPU306は、画像形成装置全体を制御する。CPU306が、ROM307やHDD309等に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する画像形成装置の機能が実現される。また、画像形成装置自身が監視のための情報を送信する機能を有する画像形成装置131の場合、CPU306は、画像形成装置の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合には、その状態を示す状態情報を、予め定められた宛先へ送信する。予め定められた宛先とは、例えば、監視センタホスト111や監視装置等である。
ROM307は、画像形成装置が実行する各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。
RAM308は、画像形成装置が実行する各処理に関わる一時的なデータを記憶する。
HDD309は、画像形成装置が実行する各処理に関わるプログラムやデータ、一時的なデータ及び画像形成装置が受信したユーザデータ等を含む各種の情報を記憶する。
操作部310は、画像形成装置への指示入力を受け付ける。
表示部311は、画像形成装置の動作状況に関する情報及び操作部310に対する操作に関わる情報等を表示する。
上記の機器がシステムバス312に接続されている。
<ソフトウェア>
図4は、配信サーバ装置133のソフトウェア構成の一例を示す図である。
SOAP通信部401は、画像形成装置131よりNetworkI/F208を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部402に渡す。また、SOAP通信部401は、SOAPメッセージ作成部403で作成されたSOAPデータをNetworkI/F208を介して画像形成装置131に送信する。
取得情報処理部404は、SOAPメッセージ解析部402が解析したSOAPデータをそのまま又は加工して、データベースアクセス部406を介してデータベース112又はデータベース134に格納する。また、取得情報処理部404は、データベースアクセス部406より取得したファームデータの解析を行う。また、取得情報処理部404は、受信した要求が画像形成装置131からのファームウェアのダウンロード要求であるか又は監視センタホスト111からのファームウェアの適用可能確認であるかの判定処理(モードに関する処理)を行う。本処理の詳細については、図11等を用いて後述する。更に、取得情報処理部404は、ファームウェアの市場公開の判定も行う。ここで、市場公開とは、ファームウェアが公開されている状態であることをいう。
データ形成処理部405は、データベースアクセス部406よりデータを取得して加工し、SOAPメッセージ作成部403に渡す。
表示部407は、操作者(ユーザ)に対して提供する情報(入出力に関する情報を含む)を表示部206に表示する。また、表示部407は、上記の情報を取得情報処理部404及びデータベースアクセス部406介してデータベース112又はデータベース134に格納する。
ステータス情報処理部408は、配信サーバ装置133のファームウェアが市場公開中である等のステータス情報の生成や更新等を行う。
コンテンツ情報処理部409は、ファームウェア(コンテンツ)の配信に関わるテーブルの生成や更新等を行う。
外部データ処理部410は、NetworkI/F208を介してNetStorageにファームウェアを保存したり、NetStorageのファームウェアを管理したりする。
図5は、画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。
SOAP通信部501は、監視センタホスト111、配信サーバ装置133よりNetworkI/F305を介して受信したSOAPデータを、SOAPメッセージ解析部503に渡す。また、SOAP通信部501は、SOAPメッセージ作成部502により作成されたSOAPデータをNetworkI/F305を介して監視センタホスト111又は配信サーバ装置133に送信する。
監視制御部504は、情報蓄積部506によってROM307に保持されている監視画像形成装置の情報の更新や、画像形成装置115及び画像形成装置116の情報の取得を行う。
デバイス情報処理部505は、画像形成装置のアップデート動作を司り、情報蓄積部506を介して指示情報をROM307に蓄積する。また、デバイス情報処理部505は、情報蓄積部506によってROM307に蓄積されたデータをそのままSOAPメッセージ作成部502に渡し、NetworkI/F305を介して監視センタホスト111又は配信サーバ装置133に送信する。
次に、図6を用いて、画像形成装置、配信サーバ装置133及び監視センタホスト111によるファームウェア配信の全体のフローについて説明する。図6は、ファームウェア配信の全体フローの一例を示す図である。
配信サーバ装置133によるファームウェアの配信は、監視センタホスト111からのアップデート指示1308により行うものと、実際にサービスマン又は管理者が画像形成装置の設置先に行き、画面を操作して指示を与えることにより行うものとがある。より具体的にいうと、前者の場合、配信サーバ装置133は、監視センタホスト111からのアップデート指示1308を受け付けると、ファームウェアを監視センタホスト111が指定する画像形成装置に配信する。また、後者の場合、配信サーバ装置133は、サービスマン等が画像形成装置を操作することにより配信サーバ装置133に送信された指示を受け付けると、ファームウェアを前記画像形成装置に配信する。
また、前者の場合、画像形成装置は、予め定められた指定時間になると配信サーバ装置133に適用可能なファームウェア(以下、適用可能ファームウェアという)の確認1301を要求する。一方、後者の場合、画像形成装置は、サービスマン等が画面操作で適用可能ファーム確認のボタンを押下すると、配信サーバ装置133に適用可能ファームウェアの確認1301を要求する。この処理は、画像形成装置が配信サーバ装置133に現在の画像形成装置のファームウェア構成情報(以下、ファーム構成情報という)を送信し、配信サーバ装置133に登録されているファームウェアのうち、配信可能なファームウェアがあるかを確認する処理である。より具体的にいうと、画像形成装置は、配信サーバ装置133に図7のようなデータを送信する。図7は、画像形成装置のファームウェア情報(以下、ファーム情報という)の一例を示す図である。
画像形成装置は、現在のファーム構成情報1401を配信サーバ装置133に送信する。これにより、配信サーバ装置133は、画像形成装置の現在のファームウェアバージョン及び適用可能ファームウェアを認識する。そして、配信サーバ装置133は、適用可能ファームウェアがあれば、図8に示されるような適用可能ファームウェアのリスト情報を画像形成装置に送信する。図8は、ファームウェアのリスト情報の一例を示す図である。画像形成装置は、配信サーバ装置133から図8に示されるようなリスト情報を受信すると、適用可能ファームウェアをファームグループバージョン1501、ファームラベル1502として列挙して表示する。そして、画像形成装置は、操作画面を介して選択されたファームウェアをダウンロード1302してアップデートする。
同様の処理により、画像形成装置は、所定の間隔(定期的な間隔)で配信サーバ装置133に対して適用可能ファームウェアの確認1301を要求し、最新のファームウェアがあるか否かを確認する。そして、画像形成装置は、最新のファームウェアがある場合、上述したように最新のファームウェアをファームグループバージョン1501、ファームラベル1502として列挙して表示する。その後、画像形成装置は、操作画面を介して選択されたファームウェアをダウンロードしてアップデート(定期アップデート)する。
次に、ファームウェアパッケージについて説明する。
図9は、ファームウェアの管理負荷の低減及びリリース負荷の低減のため、複数の機種のファームウェアを1つのパッケージとしたファームウェアパッケージの一例を示す図である。
ファームウェアパッケージは、複数の機種で利用することができる共通ファームウェア(以下、共通ファームという)及びそれぞれの機種によって異なる固有ファームウェア(以下、固有ファームという)を含む。このように、ファームウェアパッケージは、複数の機種のファームウェアを含んでいる。
図10は、配信サーバ装置133におけるファームウェアパッケージ登録後の登録データの一例を示す図である。
図10の(a)では、機種に対応する固有ファームのファームウェアグループバージョンと、前記固有ファームのステータス(市場公開の有無、有効化の有無)とが表示されている。ここで、有効化とは、配信サーバ装置133が画像形成装置から市場公開中のファームウェアの定期アップデートの確認要求を受信した場合に、適用可能ファームウェア(新規ファームウェアあり)として返すことができる状態であることをいう。ここで、「有効化前」とは、有効化されていないことを示し、「有効化済」とは、有効化されていることを示す。
図10の(b)では、図10の(a)の別の表示例として、ファームウェアパッケージに複数機種のファームウェアが包含されていることが示されている。
次に、本実施形態の処理フローについて説明する。
図11は、本実施形態における配信サーバ装置133の処理の一例を示すフローチャートである。
S701で、SOAPメッセージ解析部402は、SOAP通信部401で受信した画像形成装置からの要求(SOAPメッセージ)が、ファームウェアの適用可能確認の要求又は新規確認の要求であるか否かを判定する。ここでは、SOAPメッセージ解析部402は、画像形成装置からの要求が新規確認要求であると判定したものとし、処理をS702に進める。
S702で、ステータス情報処理部408は、図12に示されるようなステータス、即ち、確認要求のあったファームウェアが市場公開中であるか又は市場公開停止中であるかを示す現在のステータスの情報(以下、単にステータスという)を取得する。図12は、ファームウェアの配信管理に関するテーブル(管理情報)の一例を示す図である。図12には、ステータス、後述する操作モード及び機器の動作モードの組合せに対してファームウェアのダウンロードが有効であるか否かが示されている。なお、コンテンツ情報処理部409は、図12のテーブルを生成及び更新することができる。例えば、コンテンツ情報処理部409は、管理者等の指示に応じてファームウェアを公開したり、逆に公開停止したりといったようにステータスを変更することもできる。
S703で、ステータス情報処理部408は、S702で取得したステータスに基づいて、現在のステータスが市場公開中であるか否かを判定し、市場公開中であると判定した場合、処理をS704に進める。一方、ステータス情報処理部408は、現在のステータスが市場公開中でないと判定した場合、処理をS708に進める。
S704で、取得情報処理部404は、上述の確認要求のモードに関するモード情報を取得する。より具体的にいうと、取得情報処理部404は、監視センタホスト111経由の予約による確認要求であるか、又は画像形成装置からの確認要求であるかに関する操作モード情報を取得する。また、取得情報処理部404は、画像形成装置からの確認要求の場合、手動での確認要求であるか、又は定期アップデートとしての確認要求であるかに関する動作モード情報を取得する。
S705で、取得情報処理部404は、操作モードは画像形成装置からの確認要求(以下、単に操作モードは画像形成装置という)であるか否かを判定し、画像形成装置であると判定した場合、処理をS706に進める。一方、取得情報処理部404は、操作モードは画像形成装置でない、即ち、操作モードは監視センタホスト111経由の予約による確認要求(以下、単に操作モードは監視センタホスト111という)であると判定した場合、処理をS709に進める。このように、操作モードが監視センタホスト111の場合、配信サーバ装置133は、図12に示されるように動作モードによらず、ファームウェアを配信可能として配信することができる。
S706で、取得情報処理部404は、動作モードは定期アップデートとしての確認要求(以下、単に動作モードは定期アップデートという)であるか否かを判定し、定期アップデートであると判定した場合、処理をS707に進める。一方、取得情報処理部404は、動作モードは定期アップデートでないと判定した場合、処理をS709に進める。
S707で、取得情報処理部404は、ファームウェアパッケージに含まれる確認要求された対象のファームウェアの配信に関するステータスが有効化されているか否かを判定し、有効化されていると判定した場合、処理をS709に進める。一方、取得情報処理部404は、有効化されていないと判定した場合、処理をS708に進める。より具体的にいうと、取得情報処理部404は、前記ステータスが市場公開中であり、かつ、「有効化済」であると判定した場合、処理をS709に進める。
なお、配信サーバ装置133は、ファームウェアパッケージを登録する際、定期アップデートの確認要求に対してファームウェアの配信を有効とするか否かの条件に関する「有効化情報」を画像形成装置の機種毎に設定する。より具体的にいうと、配信サーバ装置133は、ファームウェアパッケージを登録する際、ファームウェアの配信可否の制御に関する制御条件としての有効化情報(制御情報)を機種毎に設定した設定ファイルを登録する。また、ステータス情報処理部408は、有効化情報に基づいて機種毎にステータスを生成、更新することができる。例えば、ステータス情報処理部408は、図12に示されるテーブルのステータスにおいて、「有効化前」を「有効化済」に更新することができる。本処理の詳細については、図13を用いて後述する。
S709で、SOAP通信部401は、適用可能なファームウェアがあるとして、図8で示した適用可能ファームウェアのリスト情報を画像形成装置に送信する。これにより、画像形成装置は、最新のファームウェアをダウンロードすることができる。
S708で、SOAP通信部401は、適用可能なファームウェアがないとして、図8のリスト情報を画像形成装置に送信する。但し、この場合、リストには、適用可能なファームウェアに関する情報が含まれていない。そのため、画像形成装置は、ファームウェアをダウンロードすることができない。
S710の処理は、本実施形態で説明するファームウェア配信処理とは別の処理であるため、説明を省略する。
このように、配信サーバ装置133は、ステータス、モードに応じてファームウェアが配信可能であるか否かを判定し、判定結果に応じてファームウェアを配信することができる。
以上、配信サーバ装置133は、ファームウェアパッケージと共に、ファームウェアの「有効化情報」が機種毎に設定された設定ファイルを登録し、登録した設定ファイルに基づいてファームウェアの配信を管理する。これにより、配信サーバ装置133は、処理負荷を低減させながらファームウェアの配信を制御することができる。
また、配信サーバ装置133は、予め設定された日時(タイミング)毎に図13に示される処理を実行する。図13は、ステータスを有効化する処理の一例を示すフローチャートである。
取得情報処理部404は、データベースアクセス部406を介してファーム情報を取得する。そして、ステータス情報処理部408は、前記ファーム情報を用いて図13に示される処理を実行する。
S801で、ステータス情報処理部408は、対象としているファームウェアがファームウェアパッケージに含まれるファームウェアであるか、ファームウェアパッケージに含まれていない通常のファームウェアであるかを判定する。そして、ステータス情報処理部408は、ファームウェアパッケージに含まれるファームウェアであると判定した場合、処理をS802に進める。
S802で、ステータス情報処理部408は、全機種の有効化情報を読み込む。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、上述したようにファームウェアパッケージの登録の際に併せて登録された全機種の有効化情報を読み込む。
S803からS805までの処理は、機種毎に行われる処理である。
S803で、ステータス情報処理部408は、S802で読み込んだ全機種の有効化情報のうち、対象とする機種の有効化情報を取得する。
S804で、ステータス情報処理部408は、S803で取得した有効化情報に基づいて、対象のファームウェアが配信可能であるか否かを判定し、配信可能であると判定した場合、処理をS805に進める。一方、ステータス情報処理部408は、配信可能でないと判定した場合、処理をS806に進める。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、有効化情報が示す配信可否に関する有効化条件(制御条件)を満たすか否かを判定する。
例えば、有効化条件として、ファームウェアの配信を有効化する予め設定された日時(タイミング)や、前回の登録からの間隔等が適用可能である。有効化条件を日時とした場合、ステータス情報処理部408は、対象のファームウェアを確認する現在の日時情報を記憶領域から取得し、取得した日時情報が示す日時と、有効化条件として予め設定されている日時と比較する。そして、ステータス情報処理部408は、有効化条件を満たしていると判定した場合、処理をS805に進める。より具体的な例については、図14等を用いて後述する。このように、配信サーバ装置133は、ステータスを有効化するタイミングを制御することで、優先度等を考慮したファームウェアの配信を実現することができる。
S805で、ステータス情報処理部408は、S803及びS804で評価した機種について、図12のステータスを「有効化済」として更新する。
S806で、ステータス情報処理部408は、S802からS804までの処理を全ての機種で確認したか否かを判定し、確認したと判定した場合、図13の処理を終了し、確認していないと判定した場合、処理をS803に戻す。
以上の処理により、配信サーバ装置133は、それぞれの機種について有効化判定をし、判定結果に応じてステータスを更新することができる。即ち、配信サーバ装置133は、管理者等により予め定められた有効化条件に従って、処理の負荷を低減させながら柔軟にファームウェアの配信を管理、制御することができる。
以上の処理のより具体的な例について、図14、図15を用いて説明する。
図14は、ファームウェア配信の一例を示す図である。
図14で、機種A、機種B及び機種Cの各々のファームウェア(固有ファームウェア)と、共通ファームウェアと、有効化情報とが配信サーバ装置133により登録されているものとする。また、機種A、機種B及び機種Cの各々のファームウェアは、市場公開されているものとする。
以下、上述した図11のフローチャートに沿って説明する。
ここで、図14に示されるように、配信サーバ装置133は、機種Aの画像形成装置1101から、ファームウェアの新規確認要求を受信したものとする。
S701で、SOAPメッセージ解析部402は、新規確認要求があったと判定し、処理をS702に進める。
S702で、ステータス情報処理部408は、図15に示されるようなステータス、即ち、確認要求のあったファームウェアの現在のステータスを取得する。図15は、ファームウェアの配信管理に関するテーブル(管理情報)の一例を示す図である。
S703で、ステータス情報処理部408は、S702で取得したステータスに基づいて、現在のステータスが市場公開中であるか否かを判定する。ここでは、上述したように市場公開されたファームウェアを仮定しているので、ステータス情報処理部408は、現在のステータスは市場公開中であると判定し、処理をS704に進める。
S704で、取得情報処理部404は、確認要求のモード情報を取得する。ここでは、画像形成装置1101からの定期アップデートとしての新規確認要求を仮定している。
S705で、取得情報処理部404は、操作モードは画像形成装置であると判定し、処理をS706に進める。
S706で、取得情報処理部404は、動作モードは定期アップデートであると判定し、処理をS707に進める。
S707で、取得情報処理部404は、対象のファームウェアが有効化されているか否か判定する。ここでは、図15に示されるように機種Aの画像形成装置1101からのアクセス(確認要求)であるので、取得情報処理部404は、有効化されていると判定し、処理をS709に進める。
S709で、SOAP通信部401は、適用可能なファームウェアがあるとして、上述した図8に示されるようなリスト情報を機種Aの画像形成装置1101に送信する。これにより、画像形成装置1101は、最新のファームウェアをダウンロードすることができる。
仮に、配信サーバ装置133が、機種Bの画像形成装置1102又は機種Cの画像形成装置1103から確認要求を受信したとする。この場合、S706で、取得情報処理部404は、動作モードは定期アップデートであると判定する。そして、S707で、取得情報処理部404は、図15に示されるように対象のファームウェアは有効化されていないと判定する。更に、S708で、SOAP通信部401は、適用可能なファームウェアがない旨のデータを画像形成装置1102、画像形成装置1103に送信する。即ち、画像形成装置1102、画像形成装置1103は、ファームウェアをダウンロードすることができない。
また、同じ機種Cの場合でも、確認要求が監視センタホスト111からの予約である場合、S705で、取得情報処理部404は、操作モードは画像形成装置ではないと判定する。そして、S709で、SOAP通信部401は、適用可能なファームウェアがあるとして、図8に示されるようなリスト情報を機種Cの画像形成装置1104に送信する。これにより、画像形成装置1104は、最新のファームウェアをダウンロードすることができる。
このように、配信サーバ装置133は、ステータス、モードに応じてファームウェアが配信可能であるか否かを判定し、判定結果に応じてファームウェアを配信することができる。
図13の処理のより具体的な例について、図14、図15を用いて説明する。
S801で、ステータス情報処理部408は、対象としているファームウェアがファームウェアパッケージに含まれるファームウェアであるか、通常ファームウェアであるかを判定する。ここでは、ファームウェアパッケージを想定しているため、ステータス情報処理部408は、ファームウェアパッケージに含まれるファームウェアであると判定する。
S802で、ステータス情報処理部408は、全機種の有効化情報を読み込む。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、図14に示される機種A、機種B及び機種Cの有効化情報を全て読み込む。
S803で、ステータス情報処理部408は、S802で読み込んだ全機種の有効化情報のうち、対象とする機種の有効化情報を取得する。ここで、ステータス情報処理部408は、機種Aの有効化情報である「ActiveDate:2013.7.1」を取得したとする。なお、ActiveDateは、有効化日時を示す。
S804で、ステータス情報処理部408は、対象のファームウェアが配信可能であるか否かを判定する。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、S803で取得した有効化情報に基づく有効化条件を満たしているか否かを判定する。ここでは、確認日時を2013.7.1とする。そして、ステータス情報処理部408は、ActiveDateと、確認日時とを比較し、確認日時が有効化日時となっているため、配信可能であると判定する。
S805で、ステータス情報処理部408は、この機種のステータスを有効化するとして、図15に示されるようにテーブルの機種Aのステータスを「有効化済」にする。
S806で、ステータス情報処理部408は、S802からS804までの処理を全ての機種で確認したか否かを判定する。
機種Bの画像形成装置1102、機種Cの画像形成装置1103についても同様の処理が実行される。機種Bでは、ActiveDateが2013.7.3である。また、機種Cでは、ActiveDateが2013.7.7である。そのため、S804で、ステータス情報処理部408は、画像形成装置1102及び画像形成装置1103についてのステータスは有効化されていない、即ち、ファームウェアが配信可能ではないと判定する。
このように、配信サーバ装置133は、それぞれの機種におけるステータスについて有効化判定をし、判定結果に応じてステータスを更新することができる。
以上、本実施形態によれば、配信サーバ装置133は、ファームウェアパッケージと共に登録した機種毎の有効化情報に基づいて、ファームウェアの配信可否を管理しながら配信を制御する。これにより、配信サーバ装置133は、ファームウェアパッケージを用いた場合においても、処理負荷を低減させてファームウェアを配信することができる。
<実施形態2>
本実施形態における配信サーバ装置133は、機種間において、ファームウェアを構成する特定のファームタイプ(ファームウェアを構成する要素)の更新に基づいて、有効化のタイミングを制御する。以下、本実施形態について、図16、図17を用いて説明する。
図16は、本実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。
S901の処理は、S801の処理と同様である。S901で、ステータス情報処理部408は、ファームウェアパッケージであると判定したとする。
S902の処理は、S802の処理と同様である。S902で、ステータス情報処理部408は、図17に示される機種A、機種B及び機種Cの全ての機種の有効化情報を読み込む。図17は、ファームウェア配信の一例を示す図である。
S903で、ステータス情報処理部408は、S902で読み込んだ全機種の有効化情報のうち、どのファームタイプの更新がある機種を優先的に有効化するかに関する「有効化優先ファーム情報」を取得する。ここでは、図17に示されるように、ステータス情報処理部408は、PriorityFirmType(優先ファームタイプ)としてファームタイプAを取得したとする。即ち、ファームタイプAの更新がある機種が優先的に有効化されることを意味する。また、ここでいうPriorityFirmTypeに関する情報は、優先情報の一例である。
S904で、ステータス情報処理部408は、対象とする機種の優先対象ファームタイプ情報を取得する。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、対象とする1機種の優先対象とするファームタイプ、即ち、上述のPriorityFirmTypeに関するファームタイプ情報を、登録されている機種のファームタイプ情報から取得する。ここでは、ステータス情報処理部408は、機種AのファームタイプAに関するファームタイプ情報を取得したとする。
S905で、ステータス情報処理部408は、優先対象ファームタイプは更新されているか否かを判定し、更新されていると判定した場合、処理をS906に進め、更新されていないと判定した場合、処理をS907に進める。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、S904で取得した優先対象ファームタイプ情報が前バージョンから更新されているか否かを判定する。ここでは、ステータス情報処理部408は、優先対象ファームタイプは更新されていると判定したとする。即ち、ステータス情報処理部408は、優先条件を満たしていると判定したとする。
S906で、ステータス情報処理部408は、この機種を優先して有効化する優先機種と判定する。より具体的にいうと、ステータス情報処理部408は、この機種を優先して有効化するとして、図17に示されるBaseDateである2013.7.1をActiveDateとして認識する。ここで、ステータス情報処理部408は、優先機種として判定しなかった機種については、予め設定された期間(例えば1週間)の経過後をActiveDateとして設定する。
S907で、ステータス情報処理部408は、S904からS906までの処理を全ての機種で確認したか否かを判定する。
図17の場合、機種A、機種CにおいてファームタイプAの更新がある。そのため、ステータス情報処理部408は、機種A、機種Cを優先機種として判定し、先行して有効化する。
以上、本実施形態によれば、配信サーバ装置133は、ファームウェアを構成する特定のファームタイプの更新有無に基づいて有効化のタイミングを制御することできる。即ち、配信サーバ装置133は、処理負荷を低減させながら優先度を考慮したファームウェアの配信制御(優先配信)を実現することができる。
<実施形態3>
本実施形態における配信サーバ装置133は、ステータスが市場公開中(有効化前)の状態であっても、個々の画像形成装置からの確認要求の際に、予め定められた判定情報(判定条件)に従い、最新のファームウェアがあるか否か(更新必要か否か)を判定する。そして、配信サーバ装置133は、最新のファームウェアがあると判定した場合、前記ファームウェアを配信する。以下、本実施形態の詳細について、図18、図19を用いて説明する。なお、ここでいう判定情報とは、有効化情報に含まれる情報である。
図18は、ファームウェア配信の一例を示す図である。
図18に示されるように、機種A、機種B及び機種Cのファームウェアがファームウェアパッケージに含まれているものとする。また、機種A、機種B及び機種Cのファームウェアにおける有効化情報が配信サーバ装置133に登録されており、かつ、市場公開されているものとする。また、配信サーバ装置133が機種A−1の画像形成装置1801から定期アップデートによる確認要求(アクセス)を受信した場合であって、その最新のファームウェアは市場公開中であるが、有効化前であるものとする。また、機種A−1の画像形成装置1801における現在のファームウェア全体を表すバージョン(ファームウェアグループバージョン)はV1.00であるものとする。また、機種A−2の画像形成装置1802における現在のファームウェアグループバージョンはV2.00であるものとする。
図19は、本実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。
配信サーバ装置133は、機種A−1の画像形成装置1801から確認要求を受信したものとする。
S1001からS1007までの処理は、S701からS707までの処理と同様である。
S1008で、取得情報処理部404は、予め登録されている判定情報を取得する。より具体的にいうと、取得情報処理部404は、配信サーバ装置133がファームウェア登録の際に設定した判定情報を取得する。ここでは、取得情報処理部404は、機種Aの判定情報として、図18に示されるPriority Version V1.00を取得する。このPriority Versionは、機種として有効化されていなくても優先的に有効とする個々の画像形成装置のファームウェアグループバージョンを示す優先情報の一例である。
S1009で、取得情報処理部404は、画像形成装置1801からの確認要求を受信した際に、図7に示されるようなファーム情報を取得する。したがって、取得情報処理部404は、図18に示されるように現状の画像形成装置1801のファームウェアグループバージョンがV1.00であることが示されているファーム情報を取得する。
S1010で、取得情報処理部404は、S1009で取得したファーム情報が、S1008で取得した判定情報(判定条件)を満たしているか否かを判定し、満たしていると判定した場合、処理をS1012に進める。一方、取得情報処理部404は、満たしていないと判定した場合、処理をS1011に進める。ここでは、上述のようにファームウェアグループバージョンがV1.00であるため、取得情報処理部404は、判定情報を満たしていると判定する。
S1011からS1013までの処理はS708からS710までの処理と同様である。
次に、配信サーバ装置133が機種A−2の画像形成装置1802から確認要求を受信したとする。この場合、図18に示されるように、画像形成装置1802の現状のファームウェアグループバージョンはV2.00である。したがって、S1009で、取得情報処理部404は、現状の画像形成装置1802のファームウェアグループバージョンがV2.00であることが示されているファーム情報を取得する。そのため、S1010で、取得情報処理部404は、判定情報を満たしていないと判定することになる。
このように、配信サーバ装置133は、画像形成装置が同じ機種であっても、予め定められた判定情報と、画像形成装置個々のファームウェアグループバージョンとから、適用可能なファームウェアの有無を判定することができる。即ち、配信サーバ装置133は、管理者等によって予め定められた判定条件に基づいて、処理負荷を低減させながら柔軟にファームウェアの配信を制御することができるようになる。
ここでは、画像形成装置の現在のファームウェアバージョンが予め定められた特定のバージョンとなるか否かを判定条件とした場合を例に説明したが、これに限る必要はない。例えば、画像形成装置の現在のファームウェアバージョンが、予め定められた特定のバージョン以下(又は以上)であるか等を判定条件としてもよい。また、前回のバージョンアップからの経過期間が予め定められた期間以上であるか否か、特定のファームタイプの特定バージョンと一致するか否か、バージョンが更新されたか否か等を判定条件としてもよい。更に、画像形成装置を特定するIDが一致するか否か、画像形成装置のグローバルIPが一致するか否か等を判定条件としてもよい。
<実施形態4>
本実施形態における配信サーバ装置133は、ステータスが市場公開中(有効前)であっても、市場公開中(有効化済)であっても、個々の画像形成装置からの確認要求の際に、予め定められた判定情報に従い、最新のファームウェアがあるか否かを判定する。以下、本実施形態の詳細について、図18、図20を用いて説明する。
図20は、本実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。
図20のフローチャートには、図19のフローチャートにおけるS1007の処理が含まれない。即ち、本実施形態における配信サーバ装置133は、ステータスが有効化されているか否かの判定を行わない。
S1901からS1906までの処理は、S1001からS1006までの処理と同様である。
S1907からS1912までの処理は、S1008からS1013までの処理と同様である。
このように、配信サーバ装置133は、市場公開中の有効化の状態にかかわらず、実施形態3と同様に予め定められた判定情報に基づいて、適用可能なファームウェアの有無の判定を行うことができる。即ち、配信サーバ装置133は、管理者等によって予め定められた判定条件に基づいて、処理負荷を低減させながら柔軟にファームウェアの配信を制御することができるようになる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、ファームウェアを配信する配信システムにおける負荷を低減させることができる。これにより、本配信システムは、ファームウェアパッケージに含まれるファームウェアの対象の機種が同時期にアップデート対象となるのを防ぎ、配信サーバの負荷を低減させることができる。また、本配信システムは、処理負荷を低減させながら優先度を考慮してファームウェアを配信することができる。更に、本配信システムは、対象の機種が同機種である場合であっても、予め定められた判定条件に基づいて、処理負荷を低減させながら適切にファームウェアを配信することができる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (9)

  1. ネットワークを介して通信可能な複数の機種のデバイスで利用される複数のファームウェアを含むファームウェアパッケージを登録する第1の登録手段と、
    前記第1の登録手段で登録された前記ファームウェアパッケージに含まれるファームウェアの配信可否の制御に係る制御情報を前記デバイスの各機種について登録する第2の登録手段と、
    前記第2の登録手段で登録された前記制御情報に基づいて、前記各機種に対するファームウェアの配信可否に係る管理情報を管理する管理手段と、
    前記デバイスから定期的な間隔で要求を受信した場合、前記管理手段で管理されている前記管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示していれば、前記要求に応じて前記機種に対応するファームウェアを配信制御する制御手段と、
    を有し、
    前記ファームウェアパッケージには、前記複数の機種のデバイスで共通に利用される共通ファームウェアと、前記複数の機種毎に固有の固有ファームウェアとが含まれ、
    前記制御手段は、前記要求に応じて、前記共通ファームウェアと、前記固有ファームウェアとを配信制御することを特徴とする配信システム。
  2. 前記制御手段は、前記要求が前記共通ファームウェアの配信要求である場合、前記管理情報によらず前記共通ファームウェアを配信制御し、前記要求が前記固有ファームウェアの配信要求である場合、前記管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示していれば、前記要求に応じて前記機種に対応する前記固有ファームウェアを配信制御することを特徴とする請求項1に記載の配信システム。
  3. 前記管理手段は、前記制御情報に基づいて、前記ファームウェアパッケージに含まれる複数のファームウェアのうち、公開されているファームウェアの配信可否に係る管理情報を管理すると共に、管理者の指示に基づいて、前記複数のファームウェアの公開と、公開停止とに係る状態を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の配信システム。
  4. 前記管理手段は、更に、公開されているファームウェアのうち、ファームウェアの配信を監視するホストコンピュータから配信を予約されたファームウェアを配信可能とするように前記管理情報を管理し、
    前記制御手段は、前記ホストコンピュータから配信の予約を受け付けた場合、前記管理情報に基づいて前記ホストコンピュータが指定するデバイスに前記ファームウェアを配信制御することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の配信システム。
  5. 前記第1の登録手段は、前記複数のファームウェアと、前記複数のファームウェアにおけるファームウェア情報と、前記複数のファームウェアの公開に関するステータス情報とを含むファームウェアパッケージを登録することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の配信システム。
  6. 前記第2の登録手段は、前記制御情報として予め定められた日時情報を各機種について登録し、
    前記管理手段は、前記各機種について登録された日時情報と、前記デバイスから前記要求を受信した際の日時情報とに基づいて判定されたファームウェアの配信可否に係る管理情報を管理することを特徴とする請求項1乃至5何れか1項に記載の配信システム。
  7. 前記第2の登録手段は、更新されたファームウェアのうち予め定められた機種のファームウェアを優先配信するように設定された第1の優先情報を含む前記制御情報を登録し、
    前記制御手段は、前記管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示している場合、前記第1の優先情報が示す優先配信の対象のファームウェアを優先して配信制御することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項に記載の配信システム。
  8. 前記第2の登録手段は、予め定められたバージョンのファームウェアを有するデバイスに対してファームウェアを優先配信するように設定された第2の優先情報を含む前記制御情報を登録し、
    前記制御手段は、前記管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示している場合、前記第2の優先情報が示す優先配信の対象のデバイスに対して優先して前記ファームウェアを配信制御することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項に記載の配信システム。
  9. 配信システムが実行する配信方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な複数の機種のデバイスで利用される複数のファームウェアを含むファームウェアパッケージを登録する第1の登録ステップと、
    前記第1の登録ステップで登録された前記ファームウェアパッケージに含まれるファームウェアの配信可否の制御に係る制御情報を前記デバイスの各機種について登録する第2の登録ステップと、
    前記第2の登録ステップで登録された前記制御情報に基づいて、前記各機種に対するファームウェアの配信可否に係る管理情報を管理する管理ステップと、
    前記デバイスから定期的な間隔で要求を受信した場合、前記管理ステップで管理されている前記管理情報が前記デバイスの機種に対応するファームウェアが配信可能である旨を示していれば、前記要求に応じて前記機種に対応するファームウェアを配信制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記ファームウェアパッケージには、前記複数の機種のデバイスで共通に利用される共通ファームウェアと、前記複数の機種毎に固有の固有ファームウェアとが含まれ、
    前記制御ステップでは、前記要求に応じて、前記共通ファームウェアと、前記固有ファームウェアとを配信制御することを特徴とする配信方法。
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