JP2015078847A5 - - Google Patents

Description

上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、複数の燃料集合体を装荷した炉心を内包する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器の周辺に設けた上部ドライウェル及び下部ドライウェルと、圧力抑制室空間部と圧力抑制プールとから構成された圧力抑制室とを備えた原子炉格納容器と、前記上部ドライウェルと前記圧力抑制プールとを連通したベント管と、前記ベント管における前記圧力抑制プールの水位よりも上方の部位に一端側が接続され、その他端側が前記下部ドライウェルで開口した連通管と、液相部には冷却材が、気相部には窒素がそれぞれ充填された注水タンクと、前記注水タンクの上方側に一端側を接続し、他端側を前記原子炉圧力容器に接続し、前記冷却材の中に一端側の開口を設け、前記注水タンク内の前記冷却材の水面より上方を経由して前記注水タンクの底面より下方の垂直高さに他端側の開口を設けたサイフォン配管と、前記注水タンクの上方側に一端側を接続し、他端側を前記原子炉格納容器に接続し、前記注水タンクの気相部に一端側の開口を設けた均圧配管とを備え、前記サイフォン配管と前記均圧配管とには、それぞれ少なくとも１個以上の逆止弁を設けたことを特徴とする。

Claims (2)

1. 複数の燃料集合体を装荷した炉心を内包する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器の周辺に設けた上部ドライウェル及び下部ドライウェルと、圧力抑制室空間部と圧力抑制プールとから構成された圧力抑制室とを備えた原子炉格納容器と、
   前記上部ドライウェルと前記圧力抑制プールとを連通したベント管と、
   前記ベント管における前記圧力抑制プールの水位よりも上方の部位に一端側が接続され、その他端側が前記下部ドライウェルで開口した連通管と、
   液相部には冷却材が、気相部には窒素がそれぞれ充填された注水タンクと、
   前記注水タンクの上方側に一端側を接続し、他端側を前記原子炉圧力容器に接続し、前記冷却材の中に一端側の開口を設け、前記注水タンク内の前記冷却材の水面より上方を経由して前記注水タンクの底面より下方の垂直高さに他端側の開口を設けたサイフォン配管と、
   前記注水タンクの上方側に一端側を接続し、他端側を前記原子炉格納容器に接続し、前記注水タンクの気相部に一端側の開口を設けた均圧配管とを備え、
   前記サイフォン配管と前記均圧配管とには、それぞれ少なくとも１個以上の逆止弁を設けた
   ことを特徴とする静的崩壊熱除去システム。
2. 複数の燃料集合体を装荷した炉心を内包する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器の周辺に設けた上部ドライウェル及び下部ドライウェルと、圧力抑制室空間部と圧力抑制プールとから構成された圧力抑制室とを備えた原子炉格納容器と、
   前記上部ドライウェルと前記圧力抑制プールとを連通したベント管と、
   前記ベント管における前記圧力抑制プールの水位よりも上方の部位に一端側が接続され、その他端側が前記下部ドライウェルで開口した連通管と、
   液相部には冷却材が、気相部には窒素がそれぞれ充填された注水タンクと、
   前記注水タンクの上方側に一端側を接続し、他端側を前記原子炉格納容器に接続し、前記冷却材の中に一端側の開口を設け、前記注水タンク内の前記冷却材の水面より上方を経由して前記注水タンクの底面より下方の垂直高さに他端側の開口を設けたサイフォン配管と、
   前記注水タンクの上方側に一端側を接続し、他端側を前記原子炉格納容器に接続し、前記注水タンクの気相部に一端側の開口を設けた均圧配管とを備え、
   前記均圧配管には、少なくとも１個以上の逆止弁を設けた
   ことを特徴とする静的崩壊熱除去システム。