JP2015076895A - 複合コンセントボックスおよび該複合コンセントボックスを備えたoa機器用配線装置 - Google Patents

複合コンセントボックスおよび該複合コンセントボックスを備えたoa機器用配線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オフィスの事務用デスク上に配置されるOA機器への電源とネットワーク含む通信用ケーブル敷設の簡潔化と、接続の容易さと、保守管理の容易さを図る。【解決手段】本発明の複合コンセントボックスおよび該複合コンセントボックスを備えたOA機器用配線装置は、電源用とネットワーク含む通信用コンセントを集約した複合コンセントボックスと、電源の供給と通信を担うケーブルを一束化した複合式ケーブルと、電源とネットワークと電話の供給源となる機器及び端子の集合化を可能とする複合ユニットを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、オフィスの事務用デスク上に設置されるOA機器が必要とする電源及びネットワークを含む通信に係わる配線に関するものである。
従来オフィスの事務用デスク(以下デスクとしてのべる)には図12が示すように電話機G、パソコンD及びE等のOA機器が個々に配置されており、さらに携帯電話の充電器Fが置かれる場合もある。そして、それらには電源の供給とネットワークと通信回線への接続が必要であるので用途に応じたケーブルをそれぞれ配線する必要がある。
そこで、従来の配線方式について図12を基に説明する。前記の個々のデスクに必要とされる配線をするために電気工事業者が電源コンセント60の設置、ネットワーク工事業者がハブ61の設置、電話工事業者が電話用集合端子62の設置を行うが、それらはそれぞれの業者によって任意の位置に配置される。そして、これらを基幹としたケーブルが個々のデスク上のOA機器に向かって敷設されるが、これらのケーブルはOA機器に移動性を持たせるため多少の余裕をもった長さをもって枝状に敷設される。しかし、基幹の位置が異なるため電源用とネットワークを含む通信用のケーブルが複雑に絡み合う状態となる。該図12は従来の配線方式におけるケーブル敷設状態の例を示したもので、デスクの数が多い場合はこれを上回るケーブルが敷設されることになる。
また、このような状態に於いて、ユーザー自身によってOA機器、デスク、キャビネット等の移動が行われると、被覆が弱く細い通信や情報用ケーブルがこれらに挟まれや踏まれての潰れ、或いは、ケーブル長の不足等が生じて引っ張られた状態になることも多々あるが、ユーザー自身によるケーブル交換は容易ではないのでそのまま放置されて、ケーブルの変形や断線、コネクタ接続部の曲げ負担等が要因となり障害になることも少なくはない。
そして、上記の状態に於いて障害修理、移設工事、撤去工事等によって特定のケーブルを探す必要が生じても、デスクやキャビネットの間に設置された電話用中継用端子やハブの位置の特定や、前記複雑に絡み合った状態の中から目的のケーブルを辿り引き出すことは容易ではない。
さらに、新規のケーブル敷設工事に於いても集合的に配置されたデスクやキャビネット間という限られた場所でのケーブル敷設を複数の業者が同時には行えないので待機時間の発生、デスクの複数回移動など多くの手間や時間を費やすることを余儀なくされていることは不合理である。また、事務用機器の大幅な配置変更時に於いては、上記したようにケーブルの変形や傷、コネクタの破損、或いは、ケーブル長の不足により廃棄されることが数多くあり、図らずとも産業廃棄物を作り出しているとも言える。
以上説明のように、従来の配線方式によるケーブル敷設には幾つかの問題点がある。そこで、これを解決するには個々のデスク上への電源とネットワークを含む通信用の中継用コンセントの配置と、電源とネットワークを含む通信に用いるケーブルを一束化した複合式ケーブルと、供給源となるコンセント、ハブ、電話用端子の集合化を図るボックスをもってデスク上のOA機器が必要とする電源及びネットワークを含む通信用ケーブルの敷設及び接続工事の容易さと、簡潔化と、保守管理とを容易にすることが有効であると考えられる。
そして、上記の改善を目的として、複合ケーブルとデスク上に設置する複数の電源とネットワークと通信用のコンセントを設けた複合ボックスとで構成された情報機器用配線システム(特許文献1)が提案されている。しかし、前記複合ケーブルは電源ケーブルと通信用ケーブルとの間に緩衝部を設け同一の絶縁用被覆をもって一体化されているので捻じれや曲がりに対する可とう性は低いと考えられるし、ケーブルの種類変更の必要が生じてもこれに応じることは容易ではない。また、通信用ケーブルにはシールドケーブルが用いられていないので前記複合ケーブルが集合的に敷設された場合には互いへの電磁波による影響が無いとは言えない。
また、前記複合ケーブル及び複合ボックスと共に、OAタップと通信用機器及び中継端子の集合を目的とした複合ユニットも共に提案されている。しかし、この複合ユニットにおけるOAタップと電話用集合端子への幹線ケーブルの接続は複数の工事者による従来通りの施工を必要とするので効率的とは言えない。
特開2010−097916号広報
デスク上のOA機器に係わる電源と通信用コンセントを集合した複合コンセントボックスのデスク上への配置と、電磁波対策がなされた電源と通信用ケーブルとを一束化した複合式ケーブルによるケーブル敷設の簡潔化と、電源と通信の供給源となる機器と端子を収容する複合ユニットをもって、ケーブル敷設及び接続工事の容易さと、簡潔化と、保守管理とを容易にすること。
本発明の1は、デスク上に固定又は半固定され、電源用コンセントと通信用のコンセントとからなるコンセントが配設され、並びに電源用ケーブルと通信用のケーブルとからなるケーブルが接続された複合コンセントボックスにおいて、
電源用ケーブルおよび通信用ケーブルがそれぞれチューブ状のケーブル外皮内に配設され、
ケーブル外皮よりも柔らか材料で円筒状に形成され、内部に円筒状空間部を有した円筒状外皮が用いられ、該円筒状外皮が、電源用ケーブルおよび通信用ケーブルのケーブル外皮が円筒状空間部内に、扁平状に変形されるように並列して配設されて扁平状外皮に形成され、形成された扁平状外皮内の扁平状空間部内で並列維持された双方のケーブル外皮が互いに摺動可能であること
を特徴とする複合コンセントボックスである。
本発明の2は、請求項1に記載された複合コンセントボックスにおいて、電源用ケーブルおよび通信用ケーブルのケーブル外皮が、それらの外形形状が実質的に同等に形成されたことを特徴とする複合コンセントボックスである。
本発明の3は、請求項1に記載された複合コンセントボックスにおいて、電源用ケーブルおよび通信用のケーブルは、それぞれ複数の電源供給用導線、通信信号供給用導線が一束化されて形成されたことを特徴とする複合コンセントボックスである。
本発明の4は、請求項1に記載された複合コンセントボックスにおいて、電話用ケーブルがチューブ状の電話用ケーブル外皮内に配設され、電話用ケーブル外皮が、形成された扁平状外皮内の扁平状空間部内に、電源用ケーブルおよび通信用ケーブル用のケーブル外皮に並列して配設され、いずれかのケーブル外皮に摺動可能とされたことを特徴とする複合コンセントボックスである。
本発明の5は、請求項1〜4のいずれかに記載された複合コンセントボックスが、電源の幹線ケーブル、電話の幹線ケーブルおよびLANの幹線ケーブルが接続されたハブを備えた複合ユニットに設置されることを特徴とするOA機器用配線装置である。
本発明の複合コンセントボックスと複合式ケーブルによれば、個々のデスク上に電源用の複数のコンセントとネットワーク含む通信用コンセントの配置と、ケーブル敷設の簡潔化と、ケーブルの外圧による損傷の防止と、作業効率の向上と、保守管理の容易さを図ることが出来る。
本発明の複合ユニットによれば、電源とネットワーク含む通信用の端子と機器の集合的設置が出来るので、ケーブルの敷設及び接続の作業効率の向上、及び、保守管理の容易さを図ることが出来る。
は実施例の実施形態を示す説明図。 は複合コンセントボックスの正面図。 は複合コンセントボックスの後方からの斜視図。 は複合式ケーブルの断面図。 は複合ユニットの構造と実施方法を示した説明図。 はケーブル掛止具の実施方法を示した説明図。 はケーブル掛止具と掛止補助具の実施方法を示した説明図。 は保護カバーの側面図。 は保護カバーの斜視図。 は保護カバーの実施方法を示した説明図。 は複合ユニットの実施方法を示した説明図。 は従来の方式によるケーブルと機器の設置状態を示す説明図。
以下、本発明を添付図面に示す実施例をもって説明する。
まず、複合コンセントボックスについて説明する。図2、図3に示す10は複合コンセントボックス10であるが、デスク上のOA機器等と供給源との接続の容易さを図ることを目的として、電話用コンセント11、LAN用コンセント12、ACコンセント13、14を備えている。そして、これらコンセントの形状及び種類は用途によって選択され、複合コンセントボックスの固定手段に応じて配置され、取り付けられるものである。
図3は複合コンセントボックス10の後方からの斜視図で、該図3に示す20は複合式ケーブル20で複合コンセントボックス10の後方に用意されたケーブル導入口15より挿入され、直接或いはコネクタをもって前記11、12、13、14のコンセントに接続されている。そして、導入口15であるが、この部をコネクタをもっての接続式にしてもよい。
また、複合式ケーブル20の先端部は前記コンセントそれぞれの用途ごとに分岐され、電話用プラグ26、LAN用プラグ27、電源用プラグ28が取り付けられているが、これらプラグ類は以下に説明する用途やそれぞれの接続先コンセントの形状に合わせる必要があるので種類及び形状は適宜選択されて取り付けられるものである。
図4の例を基に説明する。該図4に示す20Aは円筒状の軟性チューブを採用した複合式ケーブル20の外皮20Aで、21は高速通信対応のLAN用ケーブル21(以下に於いてはケーブル21として説明する)であり、22は電源用ケーブル22(以下に於いてはケーブル22として説明する)で、いずれも既に販売されているものである。そして、前記ケーブル21と22とを容易に挿入出来る径の軟性チューブを選択採用し、扁平状に変形させ空洞部25内を通過させると、ケーブル21とケーブル22は近似値の径を有しているので並列的に配置され一束化されるが、空洞部25との間には余裕をもたせてあるのでケーブル21と22とはそれぞれ摺動性をもっている。
よって、外皮20Aの柔軟性と外皮20Aの空間部25おけるケーブル21と22の摺動性とをもって、複合式ケーブル20に外部からの曲がりや捻りの力が加わってもケーブル21及び22への直接的影響を削減することが出来る。また、ケーブル21とケーブル22は外皮20Aによって外皮が二重化されるので外圧からの衝撃緩衝を図ることが出来る。
上記したように、ケーブル21は既に販売されている高速通信対応のネットワーク用ケーブルであるが以下の説明に必要なため敢えて説明する。図4に示すように、ケーブル21は外皮21aの内側にシールド21bが施され、シールド21bの内側にはツイストペアー線21c、21dが4組存在するが、それぞれがシールド21eによって個別に覆われ互いへの影響の授受を防いでいる。そして、高速通信を除き従来のネットワークに使用されているのは2ペアーであり、電話機も通常2ペアー以内である。そこで、このツイストペアー線21c,21dを二組に分けネットワークと電話の双方に使用し、同一ケーブルによる電話と情報の同時通信を成せるようにし、ケーブルの少数化を図ってある。
また、近来はIP電話設備が採用される場合もある。そこで、IP電話への対応について説明する。IP電話設備はネットワークによって運用されるが、別系統のネットワークを構築して運用する場合と同一ネットワークを使用して運用する場合とがあるが、上記説明のようにケーブル21は高速通信対応のLANケーブルであるので、別ネットワークによる場合は前記電話用コンセント11と電話用プラグ28をネットワーク用に変更して、同一ネットワークの場合はケーブル21を分割せずに高速通信対応ネットワーク用として使用にすることでいずれにも対応させることが出来る。
そして、電源用であるケーブル22に流れる商用電源からの電磁波漏えい及び通信用ケーブル間の相互影響であるが、ケーブル22は図4に示すように電源の供給用導線22c及び22dが外皮22a内側のシールド22bによってシールドされている。そこで、前記説明のケーブル21のシールド21a及びシールド21eの全てと、ケーブル22のシールド22bとを全てアース接続し、通信用ケーブル間と外部への影響を抑えてある。
以上説明のように、複合式ケーブル20は電源用と通信用との何れにもシールドケーブルを用いて電磁波漏えい対策を講じることで、電源ケーブルと通信用ケーブルの一束化とネトワークと電話の同時通信を可能にしたものである。よって、上記説明の高速通信への対策を必要としない場合は高速通信用LANケーブル21を必ずしも用いなくてもよい。例えば、前記説明の外皮20Aとケーブル22とネットワーク用シールドケーブルと電話用シールドケーブルをもっての構成でも、外皮20Aとケーブル22とネットワーク用シールドケーブルを2本使用する構成でもよい。そして、複合式ケーブル20の製作は前記説明のように収容するケーブルの径に合わせて選択された軟性チューブ内へのケーブルの収容をもってなされるものであるし、また、前記何れの構成であっても全て既に販売されているものであるので、本発明の複合式ケーブル20はケーブル製造をメーカーに頼らずともケーブルの種類及び数量をユーザーが要求する仕様に合わせて製作することを可能とするものである。
そして、前記複合コンセントボックス10はデスク上のOA機器へのケーブル接続を容易にすることを目的として用意されたものであるので、デスク上に配置されることで効果を発揮できる。そこで、複合コンセントボックス10のデスク上への固定手段について説明する。
まず、デスク上への半固定的な固定について説明する。図2に示す16は吸着シート16を採用した例で複合コンセントボックス10の下面に配置されている。これをもって複合コンセントボックス10をデスク上に固定すれば、複合コンセントボックス10はデスク上の自由な位置への配置と着脱自由な保持をすることが出来る。そして、この半固定的固定手段を成せれば吸着シートでなく、例えばマグネットシート等を使用してもよい。
他の固定手段について説明する。図には示さないが、既に販売されているOAデスクにはケーブルの収容を目的としたケースウェイが用意されているものもある。そこで、複合コンセントボックス10の形状を前記ケースウェイに収容出来るように成型し、ケースウェイの一部を取外し半埋め状態にしての固定、或いは、埋め込み式として固定としてもよい。この固定手段によれば、複合式ケーブル20のケースウェイ内への収納をも可能であるので複合コンセントボックス10搭載のデスクとすることも可能である。また、この手段によれば複合式ケーブル20の大半を露出することなく隠蔽して敷設することが出来るし、デスクを移動しなくても複合コンセントボックス10の設置及び撤去が可能となる。
そして、複合コンセントボックス10と複合式ケーブル20であるが、ケーブル敷設の簡潔化と識別の容易さを図る必要がある。そこで、長さが異なる複合式ケーブル20を付随した複数種の複合コンセントボックスを用意し、選択をもってケーブル敷設の簡潔さを図れるようにしてある。さらに、複合式ケーブル20の長さ毎に異なる識別表示を加えてあるので、それぞれの配置先を容易に把握することが出来る。よって、電話回線のように個々に指定されての接続や変更の要求、或いは一部の撤去への対応も容易である。
次に、複合ユニットについて説明する。図5に示す30は複合ユニット30である。そして、31はハブ31aの固定を目的としマグネットの吸着を可能とする金属板をもって成型したパネルで、マグネット固定式の一般的なハブであれば収容を可能とする大きさに成型されている。さらに、ハブ31aの電源用として2口コンセント34を用意しハブ31aの電源用プラグ31bへの給電を容易にしてある。そして、ハブ31aであるが、機器が指定される場合もあるしユーザーが提供する場合もあるのでハブ31aの説明は省力し、以下に於いては指定の無い限り上記説明のマグネット固定式のハブ31aが用いられた例をもって説明する。
また、図5に示す32はプリント基板32であるが、AC電源の受電用端子32dと上記電源用プラグ28用のコネクタ32a、電話用幹線ケーブルの接続用端子33と上記電話プラグ26用の電話用コンセント32bを備えている。
そして、前記受電用端子32dにはACプラグ付きの電源コードAが接続され、さらに、コンセント34及び複数のコネクタ32aにそれぞれにマルチ接続されている。よって、前記電源コードAを電気工事にて設置された主コンセントに差し込むことで、AC電源はコンセント34及び電源用コネクタ32a全てに配電される。
また、電話用幹線ケーブルの接続用の端子32cは回線ごとに電話用コンセント32bに対をなして接続されている。よって、端子32cに電話用幹線ケーブルBを接続すれば各電話回線は電話用コンセント32bにそれぞれ中継接続される。そして、接続用端子32cはクイックコネクタ式端子を採用し電話用幹線ケーブルBの接続を容易にしてある。
以上説明のように、プリント基板32は、従来の配線方式にて用いられるAC電源用のOAタップ及び電話用集合端子を不要とすると共に、AC電源の接続と電話回線への接続を容易にし、複合ユニット30のスリム化を図ることが出来るものである。
次に、上記ケーブルの固定用金具33及び掛止具40について説明する。複合式ケーブル20はデスク毎に敷設されるが取外しもあるものである。そして、敷設方向は一定とは限らないし多少の引っ張りも予想されるので、複合式ケーブル20の固定用金具33への固定は着脱容易で且つ可動的にする必要がある。そこで、方向を変えることを可能とするため固定用金具33に用意された孔33aにスナップイン方式にて取付けられ、複合式ケーブル20の収容に適合するサイズのワイヤーサドルを掛止具40として採用したものである。この掛止具40の上部40aは図6に示すように開放が可能で突起部40bに押し込むことでロックされる構造を有し、複合式ケーブル20を収容するケーブル収容部40cが形成されている。よって、複合式ケーブル20を40cに収容し40aをロック用突起部40bに押し込み嵌合させると複合式ケーブル20は固定される。そして、掛止具40は前記嵌合の解除も容易であるし方向性に自由性をもっているので複合式ケーブル20の収容或いは取外しは容易である。
しかし、前記説明のケーブル用の掛止具40による固定のみでは前記複合式ケーブル20に引張りの力が加わった場合には下方に抜ける虞があるので、図7に示すように複合式ケーブル20の分岐拠点部に掛止具40のケーブル収容部40cより口径を大きくした掛止用補助具41を取付け、掛止具40からの複合式ケーブル20の下方への抜けを防いでいる。また、掛止用補助具41は複合式ケーブル20の分岐拠点部とシールドの接合部の保護を兼ねるものでもある。
また、固定用金具33の前記孔33aは、図5に示す様に工事にて敷設される電話用ケーブルB及びLAN用ケーブルC等の幹線ケーブルの結束バンドDによる固定を可能とするものでもある。
次に、複合ユニット30の保護カバー50について説明する。まず形状であるが、図8、図9に示すように前面部及び側面部は面状に成型されているが、図9に示すように上部側にはハブの放熱とケーブルの通過を兼ねた開口部50aが設けられている。そして下部側であるが、上記説明の複合式ケーブル20及び電源コードA、幹線用ケーブルである電話用ケーブルB及びLAN用ケーブルCの収容を妨げることが無いよう解放された形状に成型されている。この形状をもって複合ユニット30に取付けると、図10に示すようにハブ31a、プリント基板32、及び、固定用金具33が保護カバー50によって覆われるので、外部からの衝撃や接触によるコネクタ及び端子の抜け、ケーブル固定の外れ等を防止することが出来る。
また、上記説明のバブ31aと異なり、ハブ用パネル31に収容出来ない大きさのハブ31bが採用された場合は、図11に示すように、複合ユニット30の上部にハブ31bを配置しても良い。この場合のLAN用幹線ケーブルC及び複合式ケーブル20のLAN用プラグ27のハブ31bへの接続であるが、前記説明のように保護カバー50の上部には開口部50aが用意されているのでその接続を妨げられることはないし、コネクタの接続部も外部からの衝撃や接触を防ぐことが出来る。
また、上記説明のIP電話設備が採用される場合であるが、上記ネットワークとは別系統のネットワークによって運用される場合には別系統のハブが設置されることになる。しかし、複合ユニット内のハブ用パネル31には上記ネットワーク用ハブ31aが既に設置されている。この場合には前記のように複合ユニット30の上部にIP電話用ハブ31bを設置しても前記説明のように複合式ケーブルの接続が妨げられることもないし、ハブ用の電源としては予め2口コンセント34を用意してあるので問題は生じない。
そして、上記説明の複合ユニットはデスクやキャビネット等の側面に取り付けて用いるが、レイアウトの変更等で移動されることもあるので取外し容易に固定する必要があるので、複合ユニット30は背面に図8に示す例のようにマグネット35の複数取り付け、或いは、マグネットシートや吸着シート等の取り付けによってデスク或いはキャビネット等に半固定的に固定される。また、複合ユニット30は、例えデスクやキャビネット間に配置されていても、最短の複合式ケーブルを擁した複合コンセントボックスを識別表示によって判別することが出来るので、容易に位置を把握することが出来る。
以上説明のように、本発明の複合コンセントボックスおよび該複合コンセントボックスを備えたOA機器用配線装置によれば、複合コンセントボックス10の配置によってデスク上のOA機器と供給源との接続が容易になるし、また、図1に示すように適切な長さの複合式ケーブル20を有する複合コンセントボックス10の選択をもってのデスク周辺のケーブル敷設状態の簡潔さ、及び、複合ユニットによる供給源用機器及び端子の収容と保護が可能となる。また、上記説明のように複合コンセントボックス10、複合式ケーブル20、及び、複合ユニット30は、複数種の通信設備への対応を可能とするものである。
10 複合コンセントボックス
11 複合コンセントボックスの電話用コンセント
12 複合コンセントボックスのLAN用コンセント
13、14 複合コンセントボックスの電源コンセント
20 複合式ケーブル
20A 複合式ケーブルの外皮
21 複合式ケーブル内の通信用ケーブル
22 複合式ケーブル内の電源用ケーブル
25 複合式ケーブル内の空洞部
30 複合ユニット
31 複合ユニットのハブ用パネル
32 複合ユニットの電源と電話用プリント基板
33 複合ユニットのケーブル用固定金具
40 ケーブルの掛止具
41 ケーブルの掛止補助具
50 複合ユニットの保護カバー

Claims (5)

  1. デスク上に固定又は半固定され、電源用コンセントと通信用のコンセントとからなるコンセントが配設され、並びに電源用ケーブルと通信用のケーブルとからなるケーブルが接続された複合コンセントボックスにおいて、
    電源用ケーブルおよび通信用ケーブルがそれぞれチューブ状のケーブル外皮内に配設され、
    ケーブル外皮よりも柔らか材料で円筒状に形成され、内部に円筒状空間部を有した円筒状外皮が用いられ、該円筒状外皮が、電源用ケーブルおよび通信用ケーブルのケーブル外皮が円筒状空間部内に、扁平状に変形されるように並列して配設されて扁平状外皮に形成され、形成された扁平状外皮内の扁平状空間部内で並列維持された双方のケーブル外皮が互いに摺動可能であること
    を特徴とする複合コンセントボックス。
  2. 請求項1に記載された複合コンセントボックスにおいて、電源用ケーブルおよび通信用ケーブルのケーブル外皮が、それらの外形形状が実質的に同等に形成されたことを特徴とする複合コンセントボックス。
  3. 請求項1に記載された複合コンセントボックスにおいて、電源用ケーブルおよび通信用のケーブルは、それぞれ複数の電源供給用導線、通信信号供給用導線が一束化されて形成されたことを特徴とする複合コンセントボックス。
  4. 請求項1に記載された複合コンセントボックスにおいて、電話用ケーブルがチューブ状の電話用ケーブル外皮内に配設され、電話用ケーブル外皮が、形成された扁平状外皮内の扁平状空間部内に、電源用ケーブルおよび通信用ケーブル用のケーブル外皮に並列して配設され、いずれかのケーブル外皮に摺動可能とされたことを特徴とする複合コンセントボックス。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された複合コンセントボックスが、電源の幹線ケーブル、電話の幹線ケーブルおよびLANの幹線ケーブルが接続されたハブを備えた複合ユニットに設置されることを特徴とするOA機器用配線装置。
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