JP2015076777A - スイッチ回路、無線装置 - Google Patents

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和弘 田原
友太 木下
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友太 木下
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Abstract

【課題】低消費電力、低ロスかつ低歪みで信号を伝達できるスイッチ回路を実現すること。【解決手段】スイッチ回路100は、電圧発生回路11、制御部12、NchトランジスタN11及びNchトランジスタN12を有する。電圧発生回路11は、端子Txを介して入力される送信信号Tx_Sから、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を発生させる。NchトランジスタN11及びNchトランジスタN12の一端は端子Tcと接続され、他端はそれぞれ異なる端子と接続される。制御部12は、制御信号CON1に基づいて、NchトランジスタN11及びNchトランジスタN12の一方のゲートに電源電圧Vs+を印可し、他方のゲートに電源電圧Vs−を印加する。【選択図】図2

Description

本発明はスイッチ回路及び無線装置に関する。
アンテナ切替用のマルチポート高周波スイッチ回路に要求される性能としては、低挿入損失及び大信号入力時の出力信号の線形性が挙げられる。これらの性能を満足するスイッチとして、一般にGaAs(ガリウムヒ素)を材料とした電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:以下FETとする)を用いたスイッチが用いられてきた(特許文献1)。特許文献1のGaAsデバイスを用いたスイッチ回路では、TXポートに入力される大電力の信号の電力の一部を検波する。そして、検波結果により発生する電圧を、オフ状態のスイッチに供給される負のコントロール電圧に加算して昇圧することで、オフ状態のスイッチの電力耐性を改善することができる。
しかし、近年SOI(Silicon On Insulator)技術の導入により、Si(シリコン)を材料とするMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)を適用したスイッチが使用されるようになってきている。その結果、デバイスの寄生容量が低減し、スイッチの挿入損失特性の改善が実現されている。
MOSFETは、エンハンスメント型(enhancement type)とディプリーション型(depletion type)との2つのタイプが存在する。エンハンスメント型のMOSFETは、ゲート−ソース間電圧Vgsが0Vの場合(Vgs=0V)には電流が流れない。ディプリーション型は、ゲート−ソース間電圧Vgsが0Vの場合(Vgs=0V)でも電流が流れる。高周波回路では、エンハンスメント型のMOSFETを、しきい値電圧Vtを0V付近として使用することで、MOSFETのオン抵抗の低減や線形性を向上させることができる。
しかし、上述の回路では、MOSFETを確実にオフできなければ、線形性を悪化させてしまう問題が生じうる。しかし、しきい値Vtが0V付近であるため、ゲート−ソース間電圧Vgsとして負の電圧を印加しなければ、MOSFETを確実にオフすることができない。そのため、オシレータやレギュレータ、チャージポンプなどの、負の電圧を生成するための回路が必要である。また、より高い電圧を供給するには、昇圧回路の段数を増やすなどの回路構成が必要となる。その結果、回路が搭載されるチップ面積の増大を招き、小型化の障壁となる。
例えば、シリコンのCMOS(Complementary MOS)を用いたスイッチ回路において、チャージポンプを用いて負の電圧を発生させる例が提案されている(特許文献2)。通常、CMOSの高周波スイッチを用いる場合、高周波スイッチの歪特性を改善するため、オフ時のゲート電圧を負の電圧とすることが多い。この例では、制御回路の内部にチャージポンプ回路を設けて、負の電圧を発生させている。
特開2010−114837号公報 特開2012−182871号公報
ところが、発明者らは、上述の技術には以下に示す問題点が有ることを見出した。特許文献1では、高周波信号の一部を検波して得られた電力を、負電圧の昇圧に用いている。しかし、上述の通り、オシレータやレギュレータ、チャージポンプなどの、負の電圧を生成するための回路が必要である。また、特許文献2では、チャージポンプ回路に電源を供給するための発振器が必要である。
すなわち、上述の技術では、負電圧を発生させる回路が必要になり、これらの回路により消費電力が増大してしまう。そのため、上述の技術によっては、スイッチ回路の低消費電力化を実現できない。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、スイッチ回路は、第1の端子を介して入力される交流信号から、正の電圧及び負の電圧を発生させる電圧発生回路と、一端が第2の端子に接続され、他端がそれぞれ異なる端子に接続される複数のトランジスタと、前記複数のトランジスタのうちで前記第1の端子と接続されるいずれか1つのトランジスタの制御端子に正の電圧を印加し、その他のトランジスタの制御端子に負の電圧を印加する制御部と、を有するものである。
一実施の形態によれば、低消費電力、低ロスかつ低歪みで信号を伝達できるスイッチ回路を実現できる。
実施の形態1にかかるスイッチ回路100が搭載された無線装置1000の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態1にかかるスイッチ回路100の構成を模式的に示すブロック図である。 電圧発生回路11の構成例を模式的に示す回路図である。 制御信号CON1が2値である場合の制御部12の構成例を模式的に示すブロック図である。 スイッチ回路100における送信信号の伝達を模式的に示す図である。 オフにするNchトランジスタのゲートに0Vを印加した場合の送信信号の伝達を模式的に示す図である。 実施の形態2にかかるスイッチ回路200の構成を模式的に示すブロック図である。 レベルシフト回路10の構成例を模式的に示す回路図である。 実施の形態3にかかるスイッチ回路300が搭載された無線装置3000の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態3にかかるスイッチ回路300の構成を模式的に示す回路図である。 スイッチ回路300にレベルシフト回路10を追加した例であるスイッチ回路320の構成を模式的に示す図である。 スイッチ回路320におけるレベルシフト回路10の接続関係を模式的に示す回路図である。 実施の形態4にかかるスイッチ回路400が搭載された無線装置4000の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態4にかかるスイッチ回路400の構成を模式的に示すブロック図である。 制御信号CON1が2ビット(4値)である場合の制御部42の構成例を示すブロック図である。 制御信号Vc1の値及び制御信号Vc2の値に対するNchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のオン/オフを示す表である。 制御部42の変形例である制御部43の構成を模式的に示すブロック図である。 レベルシフト回路431の構成例を模式的に示す回路図である。 実施の形態5にかかるスイッチ回路500の構成を模式的に示すブロック図である。 制御部52の構成例を模式的に示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
実施の形態1にかかるスイッチ回路100について図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるスイッチ回路100は、例えば無線装置に搭載され、高周波信号の送受信を切り替える手段として用いられる。この例では、スイッチ回路100が無線装置1000に搭載される例について説明する。図1は、実施の形態1にかかるスイッチ回路100が搭載された無線装置1000の構成を模式的に示すブロック図である。
無線装置1000は、スイッチ回路100、増幅器101、増幅器102、送受信回路103、ベースバンド回路104及びアンテナ105を有する。まず、アンテナ105から信号を送信する場合の無線装置1000について説明する。ベースバンド回路104は、送信ベースバンド信号Tx_BBSを生成し、送受信回路103へ出力する。送受信回路103は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、送信ベースバンド信号Tx_BBSを送信信号Tx_Sに変調する。送信信号Tx_Sは、増幅器101で増幅され、スイッチ回路100の端子Txに出力される。スイッチ回路100は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、端子Tcを介して、送信信号Tx_Sをアンテナ105に伝達する。これにより、送信信号Tx_Sがアンテナ105から送信される。
次いで、アンテナ105で信号を受信する場合の無線装置1000について説明する。アンテナ105で受信した受信信号Rx_Sは、端子Tcを介して、スイッチ回路100に伝達される。スイッチ回路100は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、端子Rxから増幅器102へ、受信信号Rx_Sを出力する。受信信号Rx_Sは、増幅器102で増幅され、送受信回路103に出力される。送受信回路103は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、受信信号Rx_Sを受信ベースバンド信号Rx_BBSに復調する。ベースバンド回路104は、送受信回路103から受信ベースバンド信号Rx_BBSを受け取る。
以上のように、無線装置1000は、スイッチ回路を介して、無線信号の送受信を行うことができる。
続いて、スイッチ回路100について説明する。図2は、実施の形態1にかかるスイッチ回路100の構成を模式的に示すブロック図である。スイッチ回路100は、電圧発生回路11、制御部12、NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2を有する。
電圧発生回路11は、端子Txと接続される。端子Txに送信信号Tx_Sが入力されると、送信信号Tx_Sの一部は電圧発生回路11の端子T11に入力される。電圧発生回路11は、送信信号Tx_Sの一部が入力されると、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を生成して出力する。電源電圧Vs+は正の電圧であり、電源電圧Vs−は負の電圧である。この例では、電源電圧Vs+は3V、電源電圧Vs−は−3Vである。
図3は、電圧発生回路11の構成例を模式的に示す回路図である。電圧発生回路11は、容量C1〜C4及びダイオードD1〜D4、端子T11〜T13を有する。端子T11は、端子Txと接続され、送信信号Tx_Sの一部が入力される。ダイオードD1のアノードと端子T11との間には、容量C1が挿入される。ダイオードD1のカソードは、端子T12と接続される。ダイオードD1のカソードとグランドとの間には、容量C3が挿入される。ダイオードD2のカソードと端子T11との間には、容量C2が挿入される。ダイオードD2のアノードは、端子T13と接続される。ダイオードD2のカソードとグランドとの間には、容量C4が挿入される。ダイオードD3のアノードは、グランドと接続される。ダイオードD3のカソードは、ダイオードD1のアノードと接続される。ダイオードD4のアノードは、ダイオードD2のカソードと接続される。ダイオードD4のカソードは、グランドと接続される。
なお、グランドとは0Vの電圧のノードを意味する。以下、グランドの電圧が0Vであるものとして説明する。
電圧発生回路11では、容量C1及び容量C2は、結合容量として機能する。容量C3及び容量C4は、平滑容量として機能する。また、端子T12及び端子T13は、それぞれ第3の端子及び第4の端子とも称する。
図2に戻り、引き続きスイッチ回路100の構成について説明する。制御部12は、電圧発生回路11から、電源電圧Vs+と電源電圧Vs−とが供給される。制御部12は、ベースバンド回路104から端子T1を介して、制御信号CON1が入力される。本実施の形態では、制御信号CON1は、2値の信号である。制御信号CON1がHIGHの場合の電圧は電源電圧Vs+(+3V)と同じであり、LOWの場合の電圧は電源電圧Vs−(−3V)と同じである。
制御部12は、制御信号CON1の値に応じて、スイッチとして機能するNchトランジスタN1及びNchトランジスタN2の一方に正電圧Vpを出力し、他方に負電圧Vmを出力する。この例では、電源電圧Vs+は3Vであるので正電圧Vpは+3Vであり、電源電圧Vs−は−3Vであるので負電圧Vmは−3Vである。具体的には、制御部12は、NchトランジスタN1のゲートに、スイッチ制御信号CS1として、正電圧Vp(+3V)又は負電圧Vm(−3V)を出力する。制御部12は、NchトランジスタN2のゲートに、スイッチ制御信号CS2として、正電圧Vp(+3V)又は負電圧Vm(−3V)を出力する。
以下、Nchトランジスタのゲートは、制御端子とも称する。
制御部12の構成例について説明する。図4は、制御信号CON1が2値である場合の制御部12の構成例を模式的に示すブロック図である。制御部12は、インバータINV1及びインバータINV2を有する。インバータINV1及びインバータINV2には、高電圧側電源電圧として電源電圧Vs+が供給され、低電圧側電源電圧として電源電圧Vs−が供給される。インバータINV1の入力端子には、制御信号CON1が入力される。インバータINV1の出力端子は、インバータINV2の入力端子に接続される。また、インバータINV1の出力端子からは、NchトランジスタN1のゲートへスイッチ制御信号CS1が出力される。インバータINV2の出力端子からは、NchトランジスタN32のゲートへスイッチ制御信号CS2が出力される。
図2に戻り、引き続きスイッチ回路100の構成について説明する。NchトランジスタN1は、端子Txと端子Tcとの間に挿入される。NchトランジスタN2は、端子Rxと端子Tcとの間に挿入される。端子Tcは、アンテナ105と接続される端子であり、受信時にはアンテナ105から受信信号が入力され、送信時にはアンテナ105へ送信信号を出力する。この例では、送信時及び受信時に共通して用いられることに鑑み、端子Tcは共通端子又は第2の端子とも称する。
本構成では、NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2のしきい値電圧は0V付近である。NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2をオフとする場合には、ゲートに負電圧Vmが印加される。よって、NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2のしきい値電圧が0V付近であっても、NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2を確実にオフすることができる。
次いで、スイッチ回路100の動作について説明する。ここでは、まず、送信時の動作について説明する。送信時には、まず、端子Txに送信信号Tx_Sが入力される。以下、送信信号Tx_Sが入力される端子を、第1の端子とも称する。送信信号は高周波信号であり、例えば正弦波信号である。送信信号Tx_Sの一部は電圧発生回路11の端子T11に入力される。それ以外の送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN1に印加される。
送信信号Tx_Sの一部である信号Tx_S1が、電圧発生回路11の端子T11に入力されると、信号Tx_S1の交流成分は容量C1及び容量C2を通過する。ここで、送信信号Tx_Sは、約16dBmのパワーの正弦波信号であり、±2.0Vの正弦波信号(−2.0V〜+2.0V)であるものとする。この送信信号は、容量C1及び容量C2を介して、端子T12及び端子T13へ伝達される。
これにより、端子T12での送信信号の直流成分は、+2.0VからダイオードD1のオン抵抗+0.5Vを減じた+1.5Vとなる。端子T13での送信信号の直流成分は、−2.0VからダイオードD2のオン抵抗+0.5Vを加えた−1.5Vとなる。
さらに、ダイオードD3及びダイオードD4の非線形特性により、端子T12での電圧は1.5V昇圧されて+3.0Vとなり、端子T13での電圧は1.5V降圧され−3.0Vとなる。
平滑容量である容量C3及び容量C4により、送信信号の高周波成分が除去されるので、端子T12及び端子T13からは、直流電圧が出力される。よって、端子T12からは、+3Vの直流電圧が出力される。一方、端子T13からは、−3Vの直流電圧が出力される。その結果、電圧発生回路11は、電源電圧Vs+として+3V、電源電圧Vs−として−3Vを、制御部12に出力する。
この状態で、制御部12に制御信号CON1としてLOW信号(−3V)が入力されると、制御部12は、NchトランジスタN1に正電圧Vp(+3V)を出力し、NchトランジスタN2に負電圧Vm(−3V)を出力する。これにより、NchトランジスタN1がオンとなり、NchトランジスタN2がオフとなる。その結果、送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN1を経由して、端子Tcに伝達される。その後、送信信号Tx_Sは、例えば図1に示すアンテナ105から送信される。
図5は、スイッチ回路100における送信信号の伝達を模式的に示す図である。送信時には、NchトランジスタN1のゲートには正電圧Vp(+3V)が印加されるので、NchトランジスタN1を確実にオンにすることができる。端子Txを介して入力された送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN1を通過して、接続点P1に進む。この際、NchトランジスタN1のしきい値電圧は0V近傍であるので、NchトランジスタN1のオン抵抗を小さくすることができる。よって、NchトランジスタN1のオン抵抗による送信信号Tx_Sのロスを抑制できる。
NchトランジスタN2のゲートには負電圧Vm(−3V)が印加されるので、NchトランジスタN2を確実にオフにすることができる。これにより、接続点P1に到達した送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN2から端子Rxへ漏洩することなく、低ロスで端子Tc、アンテナ105へ伝達される。かつ、送信信号Tx_Sの波形W1が歪むことなく(図5の波形W2)、アンテナ105に到達する。
これに対し、オフにするNchトランジスタのゲートに負電圧(−3V)ではなく、0Vを印加した場合の送信信号の伝達について説明する。図6は、オフにするNchトランジスタのゲートに0Vを印加した場合の送信信号の伝達を模式的に示す図である。送信時には、NchトランジスタN1のゲートには正電圧Vp(+3V)が印加されるので、NchトランジスタN1を確実にオンにすることができる。端子Txを介して入力された送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN1を通過して、接続点P1に進む。この際、NchトランジスタN1のしきい値電圧は0V近傍であるので、NchトランジスタN1のオン抵抗を小さくすることができる。よって、図5の例と同様に、NchトランジスタN1のオン抵抗による送信信号Tx_Sのロスを抑制できる。
しかし、NchトランジスタN2のゲートには0Vが印加されるので、しきい値電圧が0V近傍であるNchトランジスタN2を確実にオフにすることができなくなってしまう。そのため、接続点P1に到達した送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN2から端子Rxへ漏洩してしまう(図6の送信信号Tx_SL)。そのため、アンテナ105へ向かう送信信号Tx_SMは、送信信号Tx_Sと比べて、パワーロスが生じてしまう。かつ、NchトランジスタN2での漏洩により、送信信号Tx_Sの波形W1と比べて、送信信号Tx_SMの波形W3には歪みが生じてしまう。
つまり、本構成では、共通端子である端子Tcに接続されるNchトランジスタのうち、オフにするもののゲートに負電圧を印加する。これにより、送信経路以外のNchトランジスタを確実にオフして送信信号の漏洩を防止できる。これにより、送信信号のパワーロスや波形の歪みが発生することを防止することが可能であることが理解できる。
次いで、受信時の動作について説明する。受信時には、まず、端子Rxに受信信号Rx_Sが入力される。制御部12に制御信号CON1としてHIGH信号(+3V)が入力されると、制御部12は、NchトランジスタN1に負電圧Vm(−3V)を出力し、NchトランジスタN2に正電圧Vp(+3V)を出力する。これにより、NchトランジスタN1がオフとなり、NchトランジスタN2がオンとなる。その結果、受信信号Rx_Sは、アンテナ105、端子Tc、NchトランジスタN2、端子Rxを介して、図1に示す増幅器102に伝達される。
なお、スイッチ回路100では、受信時には、電圧発生回路11が電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を出力できる状態にあることが前提となる。すなわち、スイッチ回路100は、受信状態に移行する前に、少なくとも一度は送信信号を受け取り、電圧発生回路11が電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を出力できる状態となっていることが必要である。また、送信時についても、電圧発生回路11が電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を出力できる状態にない場合には、受信時と同様の問題が生じうる。これは、スイッチ回路100が搭載されている無線装置1000の起動時に、例えば、電圧発生回路11が電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を出力できる状態とするためのダミーの送信信号をスイッチ回路100に入力することで実現できる。
以上、本実施の形態によれば、送信経路以外の経路のスイッチであるNchトランジスタのゲートに負電圧を印加して、確実にオフにすることができる。したがって、本構成によれば、送信信号の漏洩を防止し、送信信号のパワーロスや波形の歪みを防止することができる。
また、負電圧を生成する電源発生回路への電源供給は、送信信号の電力から得る。かつ、制御部12で消費される電力は、サブμWオーダーであり、数十mWである送信信号のパワーに比べて、無視し得るほどに微小である。よって、本構成によれば、送信信号と比較して無視し得る程度に小さい消費電力で、スイッチであるNchトランジスタのゲートに負電圧を印加できる。
更に、特許文献1に示すようにGaAsのFETをスイッチとして用いる場合、シリコンのCMOSで構成されるコントロール回路(制御部12に相当する)を同一チップ内に形成することは困難である。これは、特許文献1に示すGaAs系材料を用いてCMOSを形成することはできるものの、リークが生じ、CMOSを完全なオフ状態にできないためである。その結果、送信信号の漏洩が防止できず、更には、リークによる消費電力の増大を招いてしまう。しかし、本構成によれば、同じシリコン材料でスイッチ、制御部、電圧発生回路を構成できるので、スイッチ回路を同一チップ上に形成することが可能である。
更に、電源発生回路への電源供給のための電源回路などを別途設ける必要がない。したがって、本構成によれば、余分な回路を設ける必要がないので、回路規模を低減することができる。かつ、余分な回路による消費電力を削減できる。
実施の形態2
実施の形態2にかかるスイッチ回路200について図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるスイッチ回路200は、実施の形態1にかかるスイッチ回路100の変形例である。本実施の形態にかかるスイッチ回路200は、スイッチ回路100と同様に、例えば無線装置に搭載され、高周波信号の送受信を切り替える手段として用いられる。図7は、実施の形態2にかかるスイッチ回路200の構成を模式的に示すブロック図である。
スイッチ回路200は、スイッチ回路100にレベルシフト回路10を追加した構成を有する。レベルシフト回路10は、電圧発生回路11から電源電圧Vs+と電源電圧Vs−とが、電源電圧として供給される。そして、レベルシフト回路10は、制御部12から出力される正電圧Vp及び負電圧Vmを増幅し、増幅した電圧を、NchトランジスタN1とNchトランジスタN2とに出力する。
図8は、レベルシフト回路10の構成例を模式的に示す回路図である。レベルシフト回路10は、PchトランジスタP21、PchトランジスタP22、NchトランジスタN21及びNchトランジスタN22を有する差動増幅器として構成される。PchトランジスタP21及びPchトランジスタP22のソースには、電源電圧Vs+が印加される。PchトランジスタP21のドレインは、NchトランジスタN21のドレインとNchトランジスタN22のゲートとに接続される。PchトランジスタP21のゲートには、スイッチ制御信号CS1が入力される。PchトランジスタP21のドレインは、NchトランジスタN22のドレインとNchトランジスタN21のゲートとに接続される。PchトランジスタP22のゲートには、スイッチ制御信号CS2が入力される。NchトランジスタN21及びNchトランジスタN22のソースには、電源電圧Vs−が供給される。
スイッチ制御信号CS1は増幅されてスイッチ制御信号CS10として、PchトランジスタP22のドレインとNchトランジスタN22のドレインとの間のノードから、NchトランジスタN1のゲートに出力される。スイッチ制御信号CS2は増幅されてスイッチ制御信号CS20として、PchトランジスタP21のドレインとNchトランジスタN21のドレインとの間のノードから、NchトランジスタN2のゲートに出力される。
すなわち、NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2には、正電圧Vp及び負電圧Vmをそれぞれレベルシフトさせた正電圧Vpa及び負電圧Vmaが印加されることとなる。よって、本構成によれば、実施の形態1に比べてNchトランジスタN1及びNchトランジスタN2をより確実にオン/オフすることができる。その結果、送信信号のパワーロスや波形の歪みの発生をより確実に防止することができる。
なお、本実施の形態では、制御信号CON1がLOWの場合の電圧は、グランドと同じ0Vであってもよい。かつ、図4のインバータINV1及びINV2の低電圧側電源電圧を、グランドと同じ0Vとしてもよい。この場合、制御部から正電圧Vp(+3V)と0Vとが出力されるが、レベルシフト回路10によりレベルシフトされる。結果として、NchトランジスタN1及びNchトランジスタN2には、上述と同様に、正電圧Vpa及び負電圧Vmaが印加されることとなる。
実施の形態3
実施の形態3にかかるスイッチ回路300について図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるスイッチ回路300は、実施の形態1にかかるスイッチ回路100の変形例である。本実施の形態にかかるスイッチ回路300は、スイッチ回路100と同様に、例えば無線装置に搭載され、高周波信号の送受信を切り替える手段として用いられる。この例では、スイッチ回路300が無線装置3000に搭載される例について説明する。図9は、実施の形態3にかかるスイッチ回路300が搭載された無線装置3000の構成を模式的に示すブロック図である。
無線装置3000は、スイッチ回路300、増幅器301〜304、送受信回路310、デュプレクサ311、デュプレクサ312、ベースバンド回路104及びアンテナ105を有する。まず、アンテナ105から信号を送信する場合の無線装置3000について説明する。ベースバンド回路104は、送信ベースバンド信号Tx_BBSを生成し、送受信回路310へ出力する。送受信回路310は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、送信ベースバンド信号Tx_BBSを送信信号Tx_Sに変調する。送受信回路310は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、送信信号Tx_Sを増幅器301又は増幅器303へ出力する。
送信信号Tx_Sが増幅器301へ出力される場合、送信信号Tx_Sは増幅器301で増幅され、デュプレクサ311へ出力される。デュプレクサ311は、送信信号Tx_Sをスイッチ回路300の端子TRx1へ出力する。スイッチ回路300は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、端子Tcを介して、送信信号Tx_Sをアンテナ105に伝達する。これにより、送信信号Tx_Sがアンテナ105から送信される。以上の信号伝達経路を、送信経路1とする。
送信信号Tx_Sが増幅器303へ出力される場合、送信信号Tx_Sは増幅器303で増幅され、デュプレクサ312へ出力される。デュプレクサ312は、送信信号Tx_Sをスイッチ回路300の端子TRx2へ出力する。スイッチ回路300は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、端子Tcを介して、送信信号Tx_Sをアンテナ105に伝達する。これにより、送信信号Tx_Sがアンテナ105から送信される。以上の信号伝達経路を、送信経路2とする。
次いで、アンテナ105で信号を受信する場合の無線装置3000について説明する。アンテナ105で受信した受信信号Rx_Sは、端子Tcを介して、スイッチ回路300に伝達される。スイッチ回路300は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、受信信号Rx_Sをデュプレクサ311又はデュプレクサ312へ出力する。
送信信号Tx_Sが、端子TRx1を介してデュプレクサ311へ出力される場合、デュプレクサ311は受信信号Rx_Sを増幅器302へ出力する。受信信号Rx_Sは、増幅器302で増幅され、送受信回路310に出力される。送受信回路310は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、受信信号Rx_Sを受信ベースバンド信号Rx_BBSに復調する。ベースバンド回路104は、送受信回路310から受信ベースバンド信号Rx_BBSを受け取る。以上の信号伝達経路を、受信経路1とする。
送信信号Tx_Sが、端子TRx2を介してデュプレクサ312へ出力される場合、デュプレクサ312は受信信号Rx_Sを増幅器304へ出力する。受信信号Rx_Sは、増幅器304で増幅され、送受信回路310に出力される。送受信回路310は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、受信信号Rx_Sを受信ベースバンド信号Rx_BBSに復調する。ベースバンド回路104は、送受信回路310から受信ベースバンド信号Rx_BBSを受け取る。以上の信号伝達経路を、受信経路2とする。
例えば、送信経路1における送信信号Tx_Sの周波数は、送信経路2における送信信号Tx_Sの周波数と異なる。よって、送信経路1と送信経路2とを使い分けることで、異なる周波数による送信を行うことができる。また、例えば、受信経路1における受信信号Rx_Sの周波数は、受信経路2における受信信号Rx_Sの周波数と異なる。よって、受信経路1と受信経路2とを使い分けることで、異なる周波数による受信を行うことができる。
以上のように、無線装置3000は、スイッチ回路300を介して、異なる周波数を用いた無線信号の送受信を行うことができる。
図10は、実施の形態3にかかるスイッチ回路300の構成を模式的に示す回路図である。スイッチ回路300は、電圧発生回路31、電圧発生回路32、制御部12、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32及びダイオードD31〜D34を有する。なお、電圧発生回路31及び電圧発生回路32は、電圧発生回路11と同様の構成を有する。
電圧発生回路31は、端子TRx1と接続される。端子TRx1に送信信号Tx_Sが入力されると、送信信号Tx_Sの一部は電圧発生回路31に入力される。電圧発生回路31は、送信信号Tx_Sの一部が入力されると、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を生成して出力する。
電圧発生回路32は、端子TRx2と接続される。端子TRx2に送信信号Tx_Sが入力されると、送信信号Tx_Sの一部は電圧発生回路32に入力される。電圧発生回路32は、送信信号Tx_Sの一部が入力されると、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を生成して出力する。
なお、電源電圧Vs+は正の電圧であり、電源電圧Vs−は負の電圧である。この例では、電源電圧Vs+は3V、電源電圧Vs−は−3Vである。
電圧発生回路31の端子T12には、ダイオードD31のアノードが接続される。ダイオードD31のカソードは、制御部12と接続される。電圧発生回路31の端子T13には、ダイオードD32のカソードが接続される。ダイオードD32のアノードは、制御部12と接続される。電圧発生回路32の端子T12には、ダイオードD33のアノードが接続される。ダイオードD33のカソードは、制御部12と接続される。電圧発生回路32の端子T13には、ダイオードD34のカソードが接続される。ダイオードD34のアノードは、制御部12と接続される。これにより、電圧発生回路31及び電圧発生回路32の一方から電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−が出力される場合に、他方に逆電流が流れ込むことを防止することができる。
制御部12は、外部から制御信号CON1が入力される。また、制御部12は、電圧発生回路31又は電圧発生回路32から、電源電圧Vs+と電源電圧Vs−とが供給される。制御部12は、制御信号CON1の値に応じて、NchトランジスタN31及びNchトランジスタN32の一方に正電圧Vpを出力し、他方に負電圧Vmを出力する。この例では、電源電圧Vs+は3Vであるので正電圧Vpは+3Vであり、電源電圧Vs−は−3Vであるので負電圧Vmは−3Vである。
NchトランジスタN31は、スイッチ回路100のNchトランジスタN1に対応する。NchトランジスタN32は、スイッチ回路100のNchトランジスタN2に対応する。NchトランジスタN31は、端子TRx1と端子Tcとの間に挿入される。NchトランジスタN32は、端子TRx2と端子Tcとの間に挿入される。
本実施の形態では。端子TRx1又は端子TRx2に送信信号が入力される。よって、電圧発生回路31及び電圧発生回路32のいずれか一方が、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を出力する。
端子TRx1に送信信号が入力される場合には、制御信号CON1はLOWである。よって、NchトランジスタN31がオンとなり、NchトランジスタN32がオフとなる。その結果、端子TRx1に入力される送信信号Tx_Sは、NchトランジスタN31を介して、端子Tcに伝達される。
端子TRx2に送信信号が入力される場合には、制御信号CON1はHIGHである。よって、NchトランジスタN32がオンとなり、NchトランジスタN31がオフとなる。その結果、端子TRx2に入力される送信信号は、NchトランジスタN32を介して、端子Tcに伝達される。
以上のように、本構成によれば、共通端子に接続されるNchトランジスタN31及びNchトランジスタN32がともに送信信号を通過させるスイッチである場合でも、NchトランジスタN31及びNchトランジスタN32のいずれかを確実にオフさせることができる。
なお、本実施の形態にかかるスイッチ回路300に、レベルシフト回路10を追加することも可能である。図11は、スイッチ回路300にレベルシフト回路10を追加した例であるスイッチ回路320の構成を模式的に示す図である。図12は、スイッチ回路320におけるレベルシフト回路10の接続関係を模式的に示す回路図である。この例では、電圧発生回路31からダイオードD31を介して、又は、電圧発生回路32からダイオードD32を介して、レベルシフト回路10に電源電圧Vs+を供給する。具体的には、PchトランジスタP21及びPchトランジスタP22のソースを、ダイオードD31のカソード及びダイオードD32のカソードと接続する。電圧発生回路31からダイオードD33を介して、又は、電圧発生回路32からダイオードD34を介して、レベルシフト回路10に電源電圧Vs−を供給する。具体的には、NchトランジスタN21及びNchトランジスタN22のソースを、ダイオードD33のアノード及びダイオードD34のアノードと接続する。
これにより、レベルシフト回路10を用いる場合でも、電圧発生回路31及び電圧発生回路32の一方から電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−が出力される場合に、他方に逆電流が流れ込むことを防止することができる。また、レベルシフト回路10のその他の接続関係は、実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
スイッチ回路320によれば、NchトランジスタN31及びNchトランジスタN32には、正電圧Vp及び負電圧Vmをそれぞれレベルシフトさせた正電圧Vpa及び負電圧Vmaが印加される。よって、本構成によれば、スイッチ回路300に比べて、NchトランジスタN31及びNchトランジスタN32をより確実にオン/オフすることができる。その結果、送信信号のパワーロスや波形の歪みの発生をより確実に防止することができる。
なお、スイッチ回路320では、制御信号CON1がLOWの場合の電圧は、グランドと同じ0Vであってもよい。かつ、図4のインバータINV1及びINV2の低電圧側電源電圧を、グランドと同じ0Vとしてもよい。この場合、制御部から正電圧Vp(+3V)と0Vとが出力されるが、レベルシフト回路10によりレベルシフトされる。結果として、NchトランジスタN31及びNchトランジスタN32には、上述と同様に、正電圧Vpa及び負電圧Vmaが印加されることとなる。
なお、上述のスイッチ回路300及びスイッチ回路320は、端子TRx1を介して送受信が可能であり、かつ、端子TRx2を介して送受信が可能である構成であるが、これは例示に過ぎない。すなわち、端子TRx1及び端子TRx2のいずれか一方を送信のみに用いる構成とすることも可能である。また、端子TRx1及び端子TRx2の双方を介して、送信のみを行なう構成とすることも可能である。
実施の形態4
実施の形態4にかかるスイッチ回路400について図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるスイッチ回路400は、実施の形態1にかかるスイッチ回路100の変形例である。本実施の形態にかかるスイッチ回路400は、スイッチ回路100と同様に、例えば無線装置に搭載され、高周波信号の送受信を切り替える手段として用いられる。この例では、スイッチ回路400が無線装置4000に搭載される例について説明する。図13は、実施の形態4にかかるスイッチ回路400が搭載された無線装置4000の構成を模式的に示すブロック図である。無線装置4000は、送信系2本と受信系2本を有する無線装置の例である。
無線装置4000は、スイッチ回路400、増幅器401〜404、送受信回路410、ベースバンド回路104及びアンテナ105を有する。まず、アンテナ105から信号を送信する場合の無線装置4000について説明する。ベースバンド回路104は、送信ベースバンド信号Tx_BBSを生成し、送受信回路410へ出力する。送受信回路410は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、送信ベースバンド信号Tx_BBSを送信信号Tx_Sに変調する。送受信回路410は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、送信信号Tx_Sを増幅器401又は増幅器402へ出力する。
送信信号Tx_Sが増幅器401へ出力される場合、送信信号Tx_Sは増幅器401で増幅され、スイッチ回路400の端子Tx1へ出力される。スイッチ回路400は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、端子Tcを介して、送信信号Tx_Sをアンテナ105に伝達する。これにより、送信信号Tx_Sがアンテナ105から送信される。以上の信号伝達経路を、送信経路3とする。
送信信号Tx_Sが増幅器402へ出力される場合、送信信号Tx_Sは増幅器402で増幅され、スイッチ回路400の端子Tx2へ出力される。スイッチ回路400は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、端子Tcを介して、送信信号Tx_Sをアンテナ105に伝達する。これにより、送信信号Tx_Sがアンテナ105から送信される。以上の信号伝達経路を、送信経路4とする。
次いで、アンテナ105で信号を受信する場合の無線装置4000について説明する。アンテナ105で受信した受信信号Rx_Sは、端子Tcを介して、スイッチ回路400に伝達される。スイッチ回路400は、ベースバンド回路104からの制御信号CON1に基づいて内部回路を切り替え、受信信号Rx_Sを増幅器403又は増幅器404へ出力する。
受信信号Rx_Sが、端子Rx1を介して増幅器403へ出力される場合、受信信号Rx_Sは増幅器403で増幅され、送受信回路410に出力される。送受信回路410は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、受信信号Rx_Sを受信ベースバンド信号Rx_BBSに復調する。ベースバンド回路104は、送受信回路410から受信ベースバンド信号Rx_BBSを受け取る。以上の信号伝達経路を、受信経路3とする。
受信信号Rx_Sが、端子Rx2を介して増幅器404へ出力される場合、受信信号Rx_Sは増幅器404で増幅され、送受信回路410に出力される。送受信回路410は、ベースバンド回路104からの制御信号CON2に応じて、受信信号Rx_Sを受信ベースバンド信号Rx_BBSに復調する。ベースバンド回路104は、送受信回路410から受信ベースバンド信号Rx_BBSを受け取る。以上の信号伝達経路を、受信経路4とする。
例えば、送信経路3における送信信号Tx_Sの周波数は、送信経路4における送信信号Tx_Sの周波数と異なる。よって、送信経路3と送信経路4とを使い分けることで、異なる周波数による送信を行うことができる。また、例えば、受信経路3における受信信号Rx_Sの周波数は、受信経路4における受信信号Rx_Sの周波数と異なる。よって、受信経路3と受信経路4とを使い分けることで、異なる周波数による受信を行うことができる。
図14は、実施の形態4にかかるスイッチ回路400の構成を模式的に示すブロック図である。スイッチ回路400は、電圧発生回路31、電圧発生回路32、制御部42、ダイオードD31〜D34、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42を有する。
制御部42は、実施の形態3と同様に、電圧発生回路31又電圧発生回路32から、電源電圧Vs+と電源電圧Vs−とが供給される。制御部42は、ベースバンド回路104から端子T1を介して、制御信号CON1が入力される。本実施の形態では、制御信号CON1は、2ビット(4値)の信号である。制御信号CON1は、1ビットの制御信号Vc1と1ビットの制御信号Vc2とを含む。制御信号Vc1及び制御信号Vc2がHIGHの場合の電圧は電源電圧Vs+(+3V)と同じであり、LOWの場合の電圧は電源電圧Vs−(−3V)と同じである。
制御部42は、制御信号CON1の値に応じて、スイッチとして機能するNchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のいずれか一つに正電圧Vpを出力し、その他に負電圧Vmを出力する。この例では、電源電圧Vs+は3Vであるので正電圧Vpは+3Vであり、電源電圧Vs−は−3Vであるので負電圧Vmは−3Vである。
具体的には、制御部42は、NchトランジスタN31のゲートに、スイッチ制御信号CS1として、正電圧Vp(+3V)又は負電圧Vm(−3V)を出力する。制御部42は、NchトランジスタN32のゲートに、スイッチ制御信号CS2として、正電圧Vp(+3V)又は負電圧Vm(−3V)を出力する。制御部42は、NchトランジスタN41のゲートに、スイッチ制御信号CS3として、正電圧Vp(+3V)又は負電圧Vm(−3V)を出力する。制御部42は、NchトランジスタN42のゲートに、スイッチ制御信号CS4として、正電圧Vp(+3V)又は負電圧Vm(−3V)を出力する。
制御部42の構成例について説明する。図15は、制御信号CON1が2ビット(4値)である場合の制御部42の構成例を示すブロック図である。制御部42は、インバータINV41、インバータINV42、AND回路45〜48を有する。制御部42には、2ビットの制御信号CON1が入力されるが、制御信号CON1は1ビットの制御信号Vc1及び制御信号Vc2を含むものとして説明する。
インバータINV41の入力端子には、制御信号Vc1が入力される。インバータINV42の入力端子には、制御信号Vc2が入力される。AND回路45は、インバータINV41の出力とインバータINV42の出力との論理積を、NchトランジスタN31に出力する。AND回路46は、インバータINV41の出力と制御信号Vc2との論理積を、NchトランジスタN32に出力する。AND回路47は、制御信号Vc1とインバータINV42の出力との論理積を、NchトランジスタN41に出力する。AND回路48は、制御信号Vc1と制御信号Vc2との論理積を、NchトランジスタN42に出力する。インバータINV41、インバータINV42、AND回路45〜48には、高電圧側電源電圧として、電源電圧Vs+が、低電圧電源電圧として電源電圧Vs−が供給される。
NchトランジスタN31は、端子Tx1と端子Tcとの間に挿入される。NchトランジスタN32は、端子Tx2と端子Tcとの間に挿入される。NchトランジスタN41は、端子Rx1と端子Tcとの間に挿入される。NchトランジスタN42は、端子Rx2と端子Tcとの間に挿入される。
本構成では、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42をオフとする場合には、ゲートに負電圧Vmが印加される。よって、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のしきい値電圧が0V付近であっても、各Nchトランジスタを確実にオフすることができる。
図16は、制御信号Vc1の値及び制御信号Vc2の値に対するNchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のオン/オフを示す表である。
制御信号Vc1がLOW、制御信号Vc2がLOWの場合、NchトランジスタN31がオンとなり、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42がオフとなる。
制御信号Vc1がLOW、制御信号Vc2がHIGHの場合、NchトランジスタN32がオンとなり、NchトランジスタN31、NchトランジスタN42及びNchトランジスタN42がオフとなる。
制御信号Vc1がHIGH、制御信号Vc2がLOWの場合、NchトランジスタN41がオンとなり、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32及びNchトランジスタN42がオフとなる。
制御信号Vc1がHIGH、制御信号Vc2がHIGHの場合、NchトランジスタN42がオンとなり、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32及びNchトランジスタN41がオフとなる。
以上、本構成によれば、送信経路及び受信経路がそれぞれ複数有る場合でも、送信信号を伝達しない経路のスイッチであるNchトランジスタのゲートに負電圧を印加することで、送信信号の漏洩を防止することができる。
なお、本実施の形態では、AND回路45〜48の出力の後段に、それぞれレベルシフト回路を挿入することも可能である。図17は、制御部42の変形例である制御部43の構成を模式的に示すブロック図である。制御部43は、制御部42にレベルシフト回路431〜434を追加した構成を有する。レベルシフト回路431〜434は、AND回路45〜48の後段に挿入される。レベルシフト回路431〜434には、高電圧側電源電圧として、電源電圧Vs+が、低電圧電源電圧として電源電圧Vs−が供給される。AND回路45〜48から出力される正電圧Vp及び負電圧Vmはそれぞれ電圧レベルシフトされ、正電圧Vpa及び電圧Vmaとして、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のゲートに印加される。
スイッチ制御信号CS1はレベルシフトされてスイッチ制御信号CS10として、NchトランジスタN31のゲートに印加される。スイッチ制御信号CS2はレベルシフトされてスイッチ制御信号CS20として、NchトランジスタN32のゲートに印加される。スイッチ制御信号CS3はレベルシフトされてスイッチ制御信号CS30として、NchトランジスタN41のゲートに印加される。スイッチ制御信号CS4はレベルシフトされてスイッチ制御信号CS40として、NchトランジスタN42のゲートに印加される。
レベルシフト回路431〜434は、それぞれ同様の構成を有する。ここでは、代表として、レベルシフト回路431の構成を説明する。図18は、レベルシフト回路431の構成例を模式的に示す回路図である。レベルシフト回路431は、図8に示すレベルシフト回路10にインバータINVを追加した構成を有する。PchトランジスタP21のゲートには、スイッチ制御信号CS1が入力される。PchトランジスタP22のゲートには、インバータINVを介して、スイッチ制御信号CS1の反転信号が入力される。スイッチ制御信号CS1は増幅されてスイッチ制御信号CS10として、PchトランジスタP22のドレインとNchトランジスタN22のドレインとの間のノードから、NchトランジスタN31のゲートに出力される。レベルシフト回路431のその他の構成は、レベルシフト回路10と同様であるので、説明を省略する。
これにより、制御部43を用いれば、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のゲートに、正電圧Vp及び負電圧Vmをそれぞれレベルシフトさせた正電圧Vpa及び負電圧Vmaが印加される。よって、本構成によれば、制御部42を用いる場合に比べて、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42をより確実にオン/オフすることができる。その結果、送信信号のパワーロスや波形の歪みの発生をより確実に防止することができる。
なお、制御部43では、制御信号Vc1及び制御信号Vc2がLOWの場合の電圧は、グランドと同じ0Vであってもよい。かつ、AND回路45〜48の低電圧側電源電圧を、グランドと同じ0Vとしてもよい。この場合、AND回路45〜48から正電圧Vp(+3V)と0Vとが出力されるが、レベルシフト回路431〜434によりレベルシフトされる。結果として、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42には、上述と同様に、正電圧Vpa及び負電圧Vmaが印加されることとなる。
実施の形態5
実施の形態5にかかるスイッチ回路500について図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるスイッチ回路500は、実施の形態4にかかるスイッチ回路400の変形例である。本実施の形態にかかるスイッチ回路500は、スイッチ回路400と同様に、例えば無線装置に搭載され、高周波信号の送受信を切り替える手段として用いられる。図19は、実施の形態5にかかるスイッチ回路500の構成を模式的に示すブロック図である。スイッチ回路500は、スイッチ回路400の制御部42を制御部52に置換した構成を有する。
制御部52について説明する。図20は、制御部52の構成例を模式的に示す回路図である。AND回路45〜48には、電圧発生回路31及び電圧発生回路32からの電源電圧Vs+の他に、制御信号Vs1及び制御信号Vs2が高電圧側電源電圧として供給される。なお、逆電流防止のため、制御信号Vs1は、ダイオードD51を介してAND回路45〜48に供給される。同様に、逆電流防止のため、制御信号Vs2は、ダイオードD52を介してAND回路45〜48に供給される。
次いで、スイッチ回路500の動作について説明する。スイッチ回路500では、送信時には、電圧発生回路31及び電圧発生回路32の双方又は一方の容量C3及び容量C4が充電される。これにより、スイッチ回路が受信時に移行したとしても、ある程度の期間は、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−を継続して出力することができる。しかし、受信状態が長時間続くと、容量C3及び容量C4の放電が進み、電源電圧Vs+及び電源電圧Vs−の電圧の絶対値が低下していく。よって、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42に供給される正電圧及び負電圧の絶対値が低下する。その結果、NchトランジスタN31、NchトランジスタN32、NchトランジスタN41及びNchトランジスタN42のオン/オフ状態が維持できなくなってしまう。
これに対し、本構成では、図16に示すように、受信時には制御信号Vc1及び制御信号のVc2の少なくとも一方がHIGH(+3V)となる。よって、受信時には、制御信号Vc1及び制御信号のVc2の少なくとも一方が、制御部52の高電圧側電源電圧として供給される。
よって、受信状態が長時間継続した場合でも、制御部52に+3V及び−3Vの電圧を供給することができる。これにより、受信状態が長時間継続した場合でも、正常に受信動作を維持することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述のスイッチ回路は無線装置に組み込まれるものとして説明したが、これは例示に過ぎない。上述のスイッチ回路は、無線装置以外の通信機器などに適用することもできる。
上述の電圧発生回路、制御部、レベルシフトの構成は例示に過ぎない。同様の機能を実現できるかぎり、適宜他の構成とすることができる。
実施の形態5で説明した制御部52についても、実施の形態4で説明した制御部43と同様に、レベルシフト回路を有する構成とすることもできる。
実施の形態4で説明した制御部43は、制御部43内にレベルシフト回路を有するものとして説明したが、レベルシフト回路は制御部外に配置することも可能である。
また、上述の各レベルシフト回路に関し、入力される正電圧Vpを第1の電圧とも称する。電圧Vpaを第2の電圧とも称する。入力される負電圧Vp又はグランド電圧を第3の電圧とも称する。電圧Vmaを第4の電圧とも称する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
10 レベルシフト回路
11、31、32 電圧発生回路
12、42、43、52 制御部
45〜48 AND回路
100、200、300、320、400、500 スイッチ回路
101、102、301〜304、401〜404 増幅器
103、310、410 送受信回路
104 ベースバンド回路
105 アンテナ
311、312 デュプレクサ
431〜434 レベルシフト回路
500 スイッチ回路
1000、3000、4000 無線装置
C1〜C4 容量
CON1、CON2、Vs1、Vs2 制御信号
CS1〜CS4、CS10、CS20、CS30、CS40 スイッチ制御信号
D1〜D4、D31〜D34、D51、D52 ダイオード
INV、INV1、INV2、INV41、INV42 インバータ
N1、N2、N21、N22、N31、N32、N41、N42 Nchトランジスタ
P21、P22 Pchトランジスタ
Rx、Rx1、Rx2、T1、T11〜T13、Tc、TRx1、TRx2、Tx、Tx1、Tx2 端子
Rx_BBS 受信ベースバンド信号
Rx_S 受信信号
Tx_BBS 送信ベースバンド信号
Tx_S 送信信号
Vs+、Vs− 電源電圧

Claims (9)

  1. 第1の端子を介して入力される交流信号から、正の直流電圧及び負の直流電圧を発生させる電圧発生回路と、
    一端が第2の端子に接続され、他端がそれぞれ異なる端子に接続される複数のトランジスタと、
    入力される制御信号に基づいて、前記複数のトランジスタのうちで前記第1の端子と接続されるいずれか1つのトランジスタの制御端子に正の直流電圧を印加し、その他のトランジスタの制御端子に負の直流電圧を印加する制御部と、を有する、
    スイッチ回路。
  2. 前記制御部は、
    前記電圧発生回路が発生させた前記正の直流電圧と同じ電圧を、前記複数のトランジスタのうちで前記第1の端子と接続されるいずれか1つのトランジスタの制御端子に印加し、
    前記電圧発生回路が発生させた前記負の直流電圧と同じ電圧を、前記その他のトランジスタの制御端子に印加する、
    請求項1に記載のスイッチ回路。
  3. 前記制御部が出力する第1の電圧のレベルをシフトさせた第2の電圧を、前記複数のトランジスタのうちで前記第1の端子と接続されるいずれか1つのトランジスタの制御端子に印加し、前記制御部が出力する第3の電圧のレベルをシフトさせた第4の電圧を、その他のトランジスタの制御端子に印加するレベルシフト回路を更に備え、
    前記制御部は、
    前記電圧発生回路が発生させた前記正の直流電圧と同じ電圧を前記第1の電圧として出力し、
    前記電圧発生回路が発生させた前記負の直流電圧と同じ電圧を前記第3の電圧として出力する、
    請求項1に記載のスイッチ回路。
  4. 前記レベルシフト回路は、
    前記第1の電圧及び前記第3の電圧を差動増幅して前記第2の電圧及び前記第4の電圧を出力する差動増幅器である、
    請求項3に記載のスイッチ回路。
  5. 前記電圧発生回路を複数備え、
    複数の前記電圧発生回路には、いずれか1つに前記交流信号が入力される、
    請求項1に記載のスイッチ回路。
  6. 前記電圧発生回路は、
    一端が前記第1の端子と接続される第1の容量及び第2の容量と、
    アノードが前記第1の容量の他端と接続され、カソードが前記正の直流電圧を出力する第3の端子と接続される第1のダイオードと、
    カソードが前記第2の容量の他端と接続され、アノードが前記負の直流電圧を出力する第4の端子と接続される第2のダイオードと、
    カソードが前記第1のダイオードの前記アノードと接続され、アノードがグランドと接続される第3のダイオードと、
    アノードが前記第2のダイオードの前記カソードと接続され、カソードがグランドと接続される第4のダイオードと、
    一端が前記第1のダイオードの前記カソードと接続され、他端がグランドと接続される第3の容量と、
    一端が前記第2のダイオードの前記アノードと接続され、他端がグランドと接続される第4の容量と、を備える、
    請求項1に記載のスイッチ回路。
  7. 前記トランジスタは、Nchトランジスタである、
    請求項1に記載のスイッチ回路。
  8. 前記トランジスタのしきい値は、0Vである、
    請求項7に記載のスイッチ回路。
  9. 請求項1に記載のスイッチ回路と、
    送信信号を送信し、受信信号を受信するアンテナと、
    ベースバンド送信信号を生成し、ベースバンド受信信号を受け取るベースバンド回路と、
    前記ベースバンド送信信号を前記送信信号に変換し、前記受信信号を前記ベースバンド受信信号に変換する送受信回路と、を備え、
    前記スイッチ回路は、前記制御信号に基づいて、前記送受信回路から前記交流信号として入力される前記送信信号を前記アンテナに伝達し、又は、前記アンテナからの前記受信信号を前記送受信回路に伝達する、
    無線装置。
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