JP2015076357A - 面発光装置 - Google Patents

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村瀬 新三
Shinzo Murase
新三 村瀬
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Abstract

【課題】 均一な面発光を実現でき且つ面発光する領域の面積を大きく確保できる、面発光装置を、提供すること。【解決手段】 4つの端面を有する平面視矩形の導光板2と、導光板の第1端面21に沿って配置された光源部3と、少なくとも導光板及び光源部を導光板の裏面側から保持するハウジング5と、導光板の表面に設けられた光拡散シート6と、を備えており、光源部からの光が導光板の第1端面から入射して導光板内で反射して導光板の表面から光拡散シートを通って出射するようになっている、面発光装置10において、第2、第3、及び第4端面22、23、24に沿って、導光板の外側に配置された、フレーム8を、備えており、光拡散シートが、フレームに設けられた固定部材9によって、導光板の表面に固定されている、ことを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、光源部からの光を導光板の端面から導光板内に入射させ導光板内で反射させて導光板の表面から出射させるようになっている、面発光装置に、関するものである。
図5は、従来の面発光装置の側面断面図である。図6は、図5の装置の分解平面図である。この面発光装置10Aは、導光板2と、光源部3と、光反射シート41と、光反射テープ42、43と、ハウジング5と、光拡散シート6と、カバー部7と、を備えている。光源部3は、導光板2の第1端面21に対向する多数の光源32(例えばLED)を有している。導光板2と光源部3とは、ハウジング5によって保持されている。光拡散シート6は、固定部材9によって導光板2の表面201に固定されている。固定部材9、具体的には固定部材92、93、94は、導光板2の第2、第3、及び第4端面22、23、24に沿った縁部の表面に、設けられている。そして、固定部材9を平面視で覆い隠すように、カバー部7が設けられている。固定部材9としては、例えば両面テープが用いられている。
従来の面発光装置10Aは、平面図である図7に示されるように、カバー部7が無い状態で作動すると、光拡散シート6表面において固定部材9の部分が他の部分に比して明るく又は暗く発光し、すなわち、面発光が不均一になる、という不具合を有していた。それ故に、固定部材9の部分をカバー部7によって覆い隠している。しかし、それでは、導光板2の表面201の面発光する領域の面積が、その分だけ小さくなるという不具合があった。
本発明は、均一な面発光を実現でき且つ面発光する領域の面積を大きく確保できる、面発光装置を、提供することを目的とする。
本発明は、第1、第2、第3、及び第4端面を有する平面視矩形の導光板と、前記導光板の前記第1端面に沿って配置された光源部と、少なくとも前記導光板及び前記光源部を前記導光板の裏面側から保持するハウジングと、前記導光板の表面に設けられた光透過性シートと、を備えており、前記光源部からの光が前記導光板の前記第1端面から入射して前記導光板内で反射して前記導光板の前記表面から前記光透過性シートを通って出射するようになっている、面発光装置において、前記第2、第3、及び第4端面の内の少なくとも1つの端面の、少なくとも一部に沿って、前記導光板の外側に配置された、フレームを、備えており、前記光透過性シートが、前記フレームに設けられた固定部材によって、前記導光板の前記表面に固定されている、ことを特徴としている。
本発明によれば、固定部材が導光板の外側のフレームに設けられているので、導光板の表面からの面発光が不均一になるのを、防止できる。よって、本発明によれば、均一な面発光を実現でき且つ面発光する領域の面積を大きく確保できる。
本発明の一実施形態の面発光装置の側面断面図である。 図1の装置の分解平面図である。 図1の部分拡大図である。 図1の部分拡大図である。 従来の面発光装置の側面断面図である。 図5の装置の分解平面図である。 図5の装置の平面図に相当する図である。
図1は、本発明の一実施形態の面発光装置の側面断面図である。図2は、図1の装置の分解平面図である。
[構成]
この面発光装置10は、導光板2と、光源部3と、光反射シート41と、光反射テープ42、43と、ハウジング5と、光拡散シート6と、カバー部71と、を備えており、更に、フレーム8を備えている。面発光装置10は、図1の状態では、上方に向けて面発光するが、図1の上下反転した状態で使用してもよく、又は、立てた状態で横に向けて面発光するように使用してもよい。
(導光板2)
導光板2は、平面視矩形の板であり、第1端面21と、第2端面22と、第3端面23と、第4端面24と、これらの端面に対して直交している表面201及び裏面202と、を有している。導光板2は、樹脂を主成分としてできている。樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、及び(メタ)アクリル酸エステル−スチレン樹脂からなる群から選択される、少なくとも1種が好ましく、特に(メタ)アクリル樹脂が好ましい。これらの樹脂は、2種以上を混合して使用してもよく、又は、2種以上を積層するように使用してもよい。導光板2の厚さは、通常は1〜15mmであり、好ましくは1.5〜8mmであり、より好ましくは2〜6mmである。導光板2は、薄すぎる場合には、光源からの光が導光板2の端面に入射しにくくなることがあり、厚すぎる場合には、発光効率が不十分となることがあり、また、面発光装置全体の重量が重くなるので、薄すぎても厚すぎても好ましくない。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」という用語は、「メタクリル」又は「アクリル」を意味する。
導光板2は、少なくとも一方の主面(表面201及び裏面202)に乱反射層を有してもよく、特に、裏面202に乱反射層を有することが好ましい。導光板2が乱反射層を有している場合には、光源部3から導光板2内に入射した光を、より効率よく、導光板2の表面201から出射させることができる。乱反射層は、導光板2の表面201又は裏面202に対して、レーザーによって直接加工を施したり、インクを、スクリーン印刷したり、インクジェット印刷したりすることによって、形成される。乱反射層は、線状、格子状、又はドット状に、形成するのが好ましい。ドットの形態としては、例えば、略円形、略三角形、略四角形、略六角形等が、好ましい。乱反射層をドット状に形成する方法としては、(1)ドットに対応する部分に対して、凹凸加工を施したりインク等を付着させたりする方法と、(2)ドット以外の地の部分に対して、凹凸加工を施したりインク等を付着させたりする方法とがある。(1)の方法を「ポジパターン」と言い、(2)の方法を「ネガパターン」と言う。乱反射層の印刷密度又は凹凸加工密度は、光源から遠ざかるに従って次第に密になるように、設定されていることが好ましい。
乱反射層を形成するのに使用されるインクは、少なくとも、拡散剤、バインダー樹脂、及び溶剤を、含有している。インクは、更に、蛍光体、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、及び染料等を、含有してもよい。インクを調製する方法としては、特に制限はなく、従来公知の方法を採用することができる。
インクに含有される拡散剤としては、粒子類、フィラー類等を、使用できる。粒子類としては、樹脂粒子、ガラス粒子等を、使用できる。
樹脂粒子を構成する樹脂としては、(メタ)アクリル樹脂系、ポリスチレン系、アクリル・スチレン共重合体系(MS樹脂系)、シリコーン系、アクリルゴム系、スチレン・ブタジエン共重合ゴム系等を、使用できる。これらの樹脂は、架橋構造を有していてもよく、それによって、インク溶剤に対する樹脂粒子の耐性が向上することがある。
樹脂粒子の形状としては、球形、半球形、ラグビーボール型、瓢箪型等が、挙げられる。ガラス粒子の形状としては、球形、多面形、不定形等が、挙げられるが、印刷時の取扱いの観点から、球形が好ましい。不定形は、粉砕物等に現れる。
インクは、粒子類として、2種類以上の樹脂粒子を含有してもよく、又は、2種類以上のガラス粒子を含有してもよく、又は、1種類以上の樹脂粒子と1種類以上のガラス粒子とを含有してもよい。なお、インクは、インクを調製するときの粒子の破損を低減する観点から、粒子類として、ガラス粒子を含有せず、樹脂粒子のみを含有するのが、好ましい。
拡散剤として使用される粒子類は、インクに含まれるバインダー樹脂及び導光板の原料樹脂の内の少なくとも一方の樹脂の屈折率との差が0.01以上である屈折率を、有しているのが好ましい。
拡散剤として使用される粒子類の粒子径は、200nm〜20μmが好ましく、550nm〜5μmがより好ましく、750nm〜3μmが更に好ましく、950nm〜2.5μmが特に好ましい。粒子類の粒子径が200nmより小さい場合には、導光板2の端面から入射した光が、導光板2の中を伝わっている間に分光されてしまい、導光板2の主面から出射した際に部分的に色変化を起こしやすい。粒子類の粒子径が20μmより大きい場合には、インクジェット印刷を行った際にインクジェットのノズルが詰まりやすく、又は、スクリーン印刷を行った際にスクリーンが目詰まりしやすい。
拡散剤として使用される粒子類は、単層構造及び多層構造のいずれを有してもよい。
拡散剤として使用される粒子類は、ソリッド構造、中空構造、及び多孔質構造の、いずれを有してもよい。なお、ソリッド構造とは、粒子内部に空間を有していない構造を言う。
中空構造を有する粒子すなわち中空粒子は、1個の粒子内部に、1個の空間又は複数個の空間を有している。中空粒子の空隙率は、通常、50体積%〜90体積%である。なお、多孔質構造を有する粒子の空隙率は、通常、20体積%〜80体積%である。
フィラー類としては、硫酸バリウム粉末;炭酸カルシウム粉末;アルミナ粉末、チタニア粉末、ジルコニア粉末等の、金属酸化物粉末又は金属複合酸化物粉末;等を、使用できる。これらは、1種類のみを使用してもよく、又は、複数種類を併用してもよい。
バインダー樹脂としては、(メタ)アクリル樹脂系、アクリルゴム系、ポリスチレン系、アクリル・スチレン共重合体系(MS樹脂系)、シリコーン系、ポリ塩化ビニル系、スチレン・ブタジエン共重合ゴム系等を、使用できる。特に、アクリル樹脂系、アクリルゴム系、アクリル・スチレン共重合体系(MS樹脂系)が、好ましく、更には、アクリル樹脂系が最も好ましい。
溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系;グリコール系;アルコール系;エステル系;等を、使用できる。これらは、単独で使用してもよく、又は、複数種類を併用してもよい。
導光板2には、乱反射層の代わりに、拡散剤を、均一に又は分布を付けて、添加してもよい。又は、導光板2には、乱反射層と共に、拡散剤を、均一に又は分布を付けて、添加してもよい。拡散剤としては、導光板2が乱反射層を有するか否かに関わらず、乱反射層の形成に使用されるインクに含まれる拡散剤として例示したものと同種の拡散剤を、使用できる。
(光源部3)
光源部3は、導光板2の第1端面21に沿って配置されており、基板31と複数個の光源32とからなっている。基板31は、第1端面21に対向している。光源32も、第1端面21に対向して配置されている。光源32としては、LEDを用いている。光源32は、第1端面21に沿って等間隔で配置されている。基板31と光源32とは、一体のLEDモジュールとして用いることができる。LEDは、蛍光灯等の従来の光源に比して、一般には、小型であり、低消費電力であり、長寿命である。なお、光源32としては、冷陰極管等を使用してもよい。
光源32は、図1の部分拡大図である図3に示されるように、導光板2の厚さ方向Zにおいて、光源32の中心C1が導光板2の中心C2に一致するように、配置されている。
(光反射シート41)
光反射シート41は、導光板2の裏面202の全面及び光源部3に渡って設けられている。そして、導光板2と、光反射シート41と、光源部3とは、ハウジング5によって保持されている。なお、光反射シート41は、少なくとも導光板2の裏面202の全面に、設けられていればよい。
光反射シート41としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂製の発泡フィルム、ポリエステル製の発泡フィルム、ガラス又は樹脂からなるフィルムに、反射率の高い塗料を塗布したもの又は金属を蒸着したもの等を、使用できる。光反射シート41として、(メタ)アクリル樹脂製の発泡フィルムやポリエステル製の発泡フィルム等の、樹脂製発泡フィルムを用いる場合、その厚さは、通常、50μm〜1mm程度であり、好ましくは100μm〜500μmである。また、光反射シート41の表面には、凹凸加工、帯電防止加工等が施されていてもよい。なお、光反射シート41としては、具体的には、株式会社ツジデン製の商品名「RF188」、東レ株式会社製の商品名「ルミラーE60L」、東レ株式会社製の商品名「ルミラーE6SR」、株式会社きもと製の商品名「レフホワイトRW188」、古川電工株式会社製の商品名「MCPET」、株式会社デュエラ製の商品名「ディフューレ」を使用できる。
また、光反射シート41は、一方の面に基板を備えるものであってもよい。基板としては、アルミニウム板、鉄板、鋼板等の、金属板;(メタ)アクリル樹脂板、ポリスチレン樹脂板、ポリオレフィン樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、ポリ塩化ビニル樹脂板、(メタ)アクリル酸エステル−スチレン樹脂板、アクリロニトリル−スチレン樹脂板、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン樹脂板等の、樹脂板;を使用できる。中でも、反り難さや薄型化の観点から、金属板が好ましく、更に軽量化の観点から、アルミニウム板が特に好ましい。一方の面に基板を備えた光反射シート41を使用する場合には、光反射シート41を、導光板2に対向するように、配置する。
また、光反射シート41としては、カラー鋼板を使用することもできる。カラー鋼板としては、具体的には、新日鐵住金鋼板株式会社製の商品名「ビューコート」、JFE鋼板株式会社製の商品名「JFEカラーGL」等を、使用できる。反射材8としてカラー鋼板を使用する場合には、カラー鋼板は、カラー塗膜面が導光板2の主面の側になるように設置される。カラー塗膜としては、光反射率が高いものが好ましく、塗膜の色は白色系が好ましい。
また、ハウジング体5の横板部52の導光板2と対向する面521を白色系の塗料で塗工して得られる塗膜を、光反射シート41として使用することもできる。
(光反射テープ42、43)
光反射テープ42は、導光板2の第1端面21側の縁部の表面から光源32の上方に渡って設けられている。光反射テープ43は、導光板2の第2、第3、及び第4端面22、23、24の、全面に設けられている。光反射テープ42、43の厚さは、通常は50〜400μmである。光反射テープ42、43としては、光反射シート41と同じ部材を使用できる。なお、光反射テープ42は、光拡散シート6に固定されているのが、好ましい。その場合の固定部材としては、光拡散シート6をフレーム8に固定するのに使用する固定部材と同種のものを使用できる。光反射テープ43は、導光板2の少なくとも第2端面22に固定されているのが、好ましい。その場合の固定部材としては、光拡散シート6をフレーム8に固定するのに使用する固定部材と同種のものを使用できる。
(ハウジング5)
ハウジング5は、基板31を支持する縦板部51と、導光板2と光源部3と光反射シート41とを裏面202側から支持する横板部52と、を有している。ハウジング5は、一般には、アルミニウム製である。
(フレーム8)
フレーム8は、導光板2の第2端面22の全てに沿って配置されたフレーム部82と、第3端面23の全てに沿って配置されたフレーム部83と、第4端面24の全てに沿って配置されたフレーム部84と、を有している。フレーム部82、83、84は、それぞれ別体である。フレーム8は、白色の樹脂でできた、断面矩形の棒体であり、幅Wと、導光板2と略同じ厚さTと、を有している。幅Wは、後述する固定部材9を貼り付けるのに必要な寸法に、設定されている。図1の部分拡大図である図4に示されるように、フレーム部82は、第2端面22の光反射テープ43に対して粘着剤11で固定されており、且つ、ハウジング5の横板部52の延在部522に対して粘着剤12で固定されている。フレーム部83、84も、フレーム部82と同様にして、光反射テープ43と延在部522とに固定されている。本実施形態では、フレーム8は、導光板2の平面視3辺を囲んでいる。
(光拡散シート6)
光拡散シート6は、導光板2の表面201に配置されている。光拡散シート6の1辺の縁部61は、光反射テープ42及び光源部3の上に設置されてカバー部71とハウジング5とによって保持されている。一方、フレーム8の表面には、固定部材9が設けられている。すなわち、フレーム部82、83、84の表面には、それぞれ、固定部材92、93、94が設けられている。そして、光拡散シート6の残りの3辺の縁部62、63、64は、固定部材92、93、94によって、フレーム部82、83、84の表面に固定されている。これによって、光拡散シート6は、導光板2の表面201に固定されている。なお、固定部材9としては、接着剤、粘着剤、及び両面テープからなる群から、任意に選択して、少なくとも1種を使用するのが好ましいが、特に両面テープを使用するのが好ましい。
光拡散シート6は、80%以上の全光線透過率を有し、且つ、10%以上30%以下の拡散率を有しているのが、好ましい。全光線透過率が80%未満であり且つ拡散率が30%を越えている場合には、装置からの出射光は非常に均一ではあるが、光のロスが大きくなる。逆に、全光線透過率が80%未満であり且つ拡散率が10%未満である場合には、装置の正面方向に対して傾いた角度の照度が高くなり、装置の正面方向の照度を十分に確保できない恐れがある。
光拡散シート6の厚さは、通常は150μm〜5mmであり、より好ましくは500μm〜3mmである。光拡散シート6は、薄すぎる場合には、装置全体が歪んだ際にシートに皺や折れが発生し、厚すぎる場合には、装置全体の重量が重くなるので、薄すぎても厚すぎても好ましくない。
光拡散シート6は、光拡散剤を含有する樹脂組成物からなるシート、樹脂組成物からなり且つ表面に光拡散剤が塗工されたシート、樹脂組成物からなり且つ表面に凹凸形状が施されたシート、又は、光拡散剤を含有する樹脂組成物からなり且つ表面に凹凸形状が施されたシートである。光拡散シート6を構成する樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、及び(メタ)アクリル酸エステル−スチレン樹脂からなる群から選択される、少なくとも1種が好ましく、特に(メタ)アクリル樹脂が好ましい。これらの樹脂は、2種以上を混合して使用してもよく、又は、2種以上を積層するように使用してもよい。光拡散シート6に含むことができる光拡散剤としては、アクリル系架橋ビーズ、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体系(MS系)架橋ビーズ等の、有機系微粒子、及び、シリカ、酸化チタン、硫酸バリウム等の、無機系微粒子を、使用でき、これらは2種以上を同時に使用してもよい。特に有機系微粒子が好ましい。
なお、光拡散シート6の出光側の表面601は、マット形状を有しているのが好ましく、更には、40%未満の60°光沢度を有しているのが好ましい。これによれば、表面601への風景の映り込みを防止することができ、また、表面601に付着した指紋の隠蔽性を向上ができる。
更に、光拡散シート6の表面601は、光拡散シート6の傷や汚れの発生を抑制するために、平面視矩形のクリア保護板(図示せず)で覆われていてもよい。
[作用効果]
前記構成の面発光装置10においては、光源32から放出された光は、第1端面21から導光板21内に入射し、導光板21内で反射を繰り返しながら、光反射シート41において反射して、表面201から出射し、光拡散シート6を通って放射する。これによって、面発光装置10が面発光する。
そして、前記構成の面発光装置10によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)導光板2の厚さ方向Zにおいて、光源32の中心C1が導光板2の中心C2に一致しているので、光源32から放出された光は、第1端面21から導光板21内に効率良く入射する。よって、面発光効率を向上できる。
(2)光拡散シート6を導光板2の表面201に固定するための固定部材9が、導光板2の表面201ではなくフレーム8の表面に設けられているので、次のような利点を発揮できる。
(a)固定部材9が、表面201からの出射光の妨げにはならない。よって、均一な面発光を実現できる。
(b)固定部材9を覆い隠すためのカバー部を、不要にできるので、導光板2の表面201がカバー部によって部分的に覆われてしまうのを、防止できる。よって、導光板2の表面201の面発光する領域の面積を大きく確保できる。
(3)フレーム8が導光板2の3辺の全てに設けられているので、導光板2に対する光拡散シート6の固定を安定したものにできる。
(4)導光板2の端面とフレーム8とは粘着剤11によって接合されているので、導光板2の端面とフレーム8との間には、隙間が無い。よって、光反射テープ43を透過した光によって輝度ムラが生じるのを、防止できる。
(5)フレーム8として、白色の部材を用いているので、光反射テープ43による反射を助長できる。よって、面発光の効率を向上できる。
(6)フレーム部82、83、84がそれぞれ別体であるので、フレーム8を配置しやすい。よって、面発光装置10の生産性を向上できる。
[変形例]
(1)前記実施形態では、光拡散シートが用いられているが、本発明は、他の光透過性シートを用いる場合にも適用できる。他の光透過性シートとしては、例えば、プリズムシート、印刷シート等が挙げられる。
(2)前記実施形態では、フレーム8は、導光板2の第2、第3、及び第4端面22、23、24の全てに沿って配置されているが、フレーム8は、第2、第3、及び第4端面22、23、24の内の、任意の1つ又は2つの端面の全てに沿って配置されてもよく、又は、任意の端面の一部に沿って配置されてもよい。
(3)フレーム部82、83、84は、一体物として、フレーム8を構成してもよい。これによれば、フレーム8の生産性を向上できる。
(4)前記実施形態では、フレーム8は、ハウジング5とは別体であるが、フレーム8は、ハウジング5と一体に形成されてもよい。これによれば、面発光装置10の生産性を向上できる。
(5)フレーム8の色は、白、黒等の、どのような色でもよく、透明又は半透明でもよい。フレームの材質は、樹脂、金属、木等の、どのようなものでもよい。
本発明の面発光装置は、均一な面発光を実現でき且つ面発光する領域の面積を大きく確保できるので、産業上の利用価値が大である。
2 導光板 21 第1端面 22 第2端面 23 第3端面 24 第4端面
3 光源部 5 ハウジング 6 光拡散シート 8 フレーム 9 固定部材

Claims (10)

  1. 第1、第2、第3、及び第4端面を有する平面視矩形の導光板と、前記導光板の前記第1端面に沿って配置された光源部と、少なくとも前記導光板及び前記光源部を前記導光板の裏面側から保持するハウジングと、前記導光板の表面に設けられた光透過性シートと、を備えており、前記光源部からの光が前記導光板の前記第1端面から入射して前記導光板内で反射して前記導光板の前記表面から前記光透過性シートを通って出射するようになっている、面発光装置において、
    前記第2、第3、及び第4端面の内の少なくとも1つの端面の、少なくとも一部に沿って、前記導光板の外側に配置された、フレームを、備えており、
    前記光透過性シートが、前記フレームに設けられた固定部材によって、前記導光板の前記表面に固定されている、
    ことを特徴とする面発光装置。
  2. 前記固定部材が、接着剤、粘着剤、及び両面テープからなる群から、任意に選択される、少なくとも1種である、
    請求項1記載の面発光装置。
  3. 前記導光板が、前記表面及び前記裏面の内の少なくとも一方に、乱反射層を、有している、
    請求項1又は2に記載の面発光装置。
  4. 前記フレームが、前記第2、第3、及び第4端面の、全てに沿って、配置されている、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の面発光装置。
  5. 前記フレームが、前記導光板の前記端面との間に隙間が無いように、前記端面に対して粘着剤によって固定されている、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の面発光装置。
  6. 前記フレームが、白色を有している、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の面発光装置。
  7. 前記光透過性シートが、光拡散シートである、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の面発光装置。
  8. 前記フレームが、前記導光板の前記端面毎に別体である、
    請求項1〜7のいずれか1つに記載の面発光装置。
  9. 前記フレームが、一体物である、
    請求項1〜8のいずれか1つに記載の面発光装置。
  10. 前記フレームが、前記ハウジングと一体に形成されている、
    請求項1〜9のいずれか1つに記載の面発光装置。
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