JP2015076057A - 車両用情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転支援部(100A)は、車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する。続いて、運転支援部(100A)は、検出した変動パターンに基づいて運転状態推定用のパラメータ(α値)を設定する。運転支援部(100A)は、車両状態量(操舵角)に基づき、設定したパラメータ(α値)に応じた階級幅で時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、運転支援部(100A)は、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、運転支援部(100A)は、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。
【選択図】 図3
Description
この従来技術では、ステアリングホイールの操舵角に基づいて、普段の操舵特性に対応する相対的に時間的範囲の長い車両状態量分布と、現在の操舵特性に対応する相対的に時間的範囲の短い車両状態量分布とを算出する。そして、この従来技術では、算出した車両状態量分布に基づいて運転者の運転状態を推定する。これにより、この従来技術では、交通環境の違いによらず、運転の不安定状態を精度よく検出可能としていた。
本発明は、上記のような点に着目したもので、運転状態の推定精度を向上可能とすることを目的とする。
まず、本発明に係る第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1は、本実施形態の車両用情報提供装置を搭載した車両の構成を表す図である。図2は、本実施形態の車両用情報提供装置のシステム構成例を表すブロック図である。
図1、図2に示すように、車両は、アクセルペダル開度量センサ1、ブレーキペダル操作量センサ2、操舵角センサ3、車輪速センサ4、ナビゲーション装置5、Gセンサ6、前方車両検出装置7、情報呈示装置8、およびコントローラ100を備える。
アクセルペダル開度量センサ1は、アクセルペダルの開度量を検出する。そして、アクセルペダル開度量センサ1は、検出した開度量をコントローラ100に出力する。
操舵角センサ3は、ステアリングホイール(不図示)の操舵角を検出する。そして、操舵角センサ3は、検出した操舵角をコントローラ100に出力する。操舵角センサ3としては、例えば、ステアリングコラムの回転角を検出する角度センサを採用できる。
ナビゲーション装置5は、GPS(Global Positioning System)受信機、地図データベース、および表示モニタを備える。そして、ナビゲーション装置5は、GPS受信機および地図データベースから車両の現在位置および道路情報を取得する。続いて、ナビゲーション装置5は、取得した車両の現在位置および道路情報に基づいて車両が走行する道路の種別や道路幅員等の各種情報を取得する。続いて、ナビゲーション装置5は、取得した情報に基づいて経路探索の結果および経路案内の結果等を表示モニタに表示する。
前方車両検出装置7は、車両の進行方向前方に存在する他の車両その他の障害物の情報(例えば、障害物までの距離)を検出する。そして、前方車両検出装置7は、検出した情報をコントローラ100に出力する。前方車両検出装置7としては、例えば、車両の進行方向前方にレーザ光を出射して反射光を検出するレーザ距離計を採用できる。
情報呈示装置8は、コントローラ100が出力した制御信号(後述)に従って、警報その他の情報を運転者に呈示する。情報呈示装置8としては、例えば、ブザー音や音声で運転者への情報提供を行うスピーカ、および画像やテキストの表示で運転者への情報提供を行う表示ユニットを採用できる。表示ユニットとしては、経路探索の結果および経路案内の結果等を表示するナビゲーション装置5の表示モニタを流用してもよい。
図3に示すように、運転支援部100Aは、車両状態量取得部110、変動パターン検出部120、車両状態量分布算出部130、運転不安定度判定部140、および情報呈示部150を備える。
車両状態量取得部110は、操舵角センサ3が出力した検出結果を取得する。そして、車両状態量取得部110は、取得した検出結果を車両状態量とする。
変動パターン検出部120は、車両状態量取得部110が取得した車両状態量(操舵角)に基づいて車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを検出する。車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンの検出方法としては、例えば、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが予め定めた設定変動パターンであるか否かを判定する方法がある。設定変動パターンとしては、例えば、運転状態の推定に対して外乱となる運転状況にあるときの車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンがある。具体的には、設定変動パターンとしては、図4に示すように、砂利道走行時の変動パターン、うねったカーブ路走行時の変動パターン、緩やかなカーブ路走行時の変動パターンがある。砂利道走行時の変動パターンとしては、例えば、図5に示すように、変動周期dtpが0.1秒以上で且つ0.4秒未満、振幅dspが1度以上で且つ3度未満となる波形(以下、砂利道走行時波形とも呼ぶ)が連続して3回以上現れるパターンがある。また、うねったカーブ路走行時の変動パターンとしては、例えば、変動周期dtpが0.4秒以上で且つ1.3秒未満、振幅dspが2度以上で且つ5度未満となる波形が連続して4回以上現れるパターンがある。さらに、緩やかなカーブ路走行時の変動パターンとしては、例えば、変動周期dtpが2.0秒以上で且つ3.0秒未満、振幅dspが5度以上で且つ10度未満となる波形が連続して2回以上現れるパターンがある。そして、変動パターン検出部120は、検出結果を表す情報を車両状態量分布算出部130に出力する。
情報呈示部150は、運転不安定度判定部140が推定した運転者の運転状態(運転の不安定度)に基づいて運転者に呈示情報を呈示する処理(以下、情報呈示処理とも呼ぶ)を行う。情報呈示処理では、情報呈示部150は、呈示情報(運転者に呈示する警報その他の情報)を運転者に呈示させる制御信号を情報呈示装置8に出力する。
次に、運転支援部100Aが実行する運転不安定度判定処理について説明する。運転不安定度判定処理は、予め設定した制御周期(例えば、100ミリ秒毎)で実施する。
図6は、運転不安定度判定処理を表すフローチャートである。
図6に示すように、まず、ステップS101では、運転支援部100A(車両状態量取得部110、)は、車両状態量(操舵角)を取得する。
続いてステップS102に移行して、運転支援部100A(変動パターン検出部120)は、前記ステップS101で取得した車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを検出する。具体的には、運転支援部100A(変動パターン検出部120)は、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが設定変動パターンであるか否かを判定する。
図7は、情報呈示の例を説明するための説明図である。
情報呈示処理の例を、図7に示す。この例では、警告表示を行うとともに、「ピー!!そろそろ休憩しませんか。」等と音声で警告の呈示を行う。
次に、第1車両状態量分布、第2車両状態量分布の算出例について説明する。
図8は、第1車両状態量分布、第2車両状態量分布の算出例を表すフローチャートである。
図8に示すように、まず、ステップS201では、車両状態量分布算出部130は、相対エントロピーRHpを算出可能な走行場面であるか否かを判定する。具体的には、車両状態量分布算出部130は、車速が予め定めた車速範囲(例えば、40〜120km/h)内にあるか否かを判定する。そして、車両状態量分布算出部130は、車速が予め定めた車速範囲(40km/h〜120km/h)内にあると判定した場合には(Yes)、相対エントロピーRHpを算出可能な走行場面であると判定し、ステップS202に移行する。一方、車両状態量分布算出部130は、車速が予め定めた車速範囲(40km/h〜120km/h)外にあると判定した場合には(No)、相対エントロピーRHpを算出可能な走行場面ではないと判定し、この演算処理を終了する。これにより、車両状態量分布算出部130は、車速が極端に遅い場合および極端に速い場合(40km/h未満、または120km/h以上)を、相対エントロピーRHpを算出可能な走行場面から除外する。
前記ステップS202では、車両状態量分布算出部130は、操舵角センサ3が出力した操舵角θを取得する。続いて、車両状態量分布算出部130は、取得した操舵角θに基づいて操舵角予測誤差θeを算出する。ここで、図9に、相対エントロピーRHpを算出するために用いる特殊記号および当該特殊記号の名称を示す。操舵角円滑値θn-tildeは、量子化ノイズの影響を低減した操舵角θである。また、操舵角の推定値θn-hatは、ステアリングホイールを滑らかに操作したと仮定してサンプリング時点における操舵角θを推定した値である。操舵角推定値θn-hatは、以下の(式1)に示すように、操舵角円滑値θn-tildeに対して二次のテイラー展開を施して得る。
操舵角円滑値θn-tildeは、量子化ノイズの影響を低減するために、3個の隣接した操舵角θnの平均値として以下の(式2)から算出する。
l=round(0.15/Ts) ・・・(式3)
(式3)において、k=1、2、3の値をとり、(k*1)により150ミリ秒間隔の操舵角とそれに隣接する合計3個の操舵角θnに基づいて、円滑値θn-tildeを求めることができる。したがって、このような円滑値θn-tildeに基づいて算出する推定値θn-hatは、実質的に150ミリ秒間隔で得た操舵角θにより算出したことになる。
サンプリング時点における操舵角予測誤差θeは、ステアリングホイールが滑らかに操作したと仮定した場合のサンプリング時点における操舵角推定値θn-hatと実際の操舵角θnとの差として、以下の(式4)から算出できる。
以下に、操舵角予測誤差θeの具体的な算出方法を説明する。なお、操舵角θのサンプリング間隔Tsは、例えば、50ミリ秒とする。まず、150ミリ秒間隔の隣接する3個の操舵角θnを用いて、上記(式2)から3個の操舵角円滑値θn-tildeを算出する。3個の操舵角円滑値θn-tildeは、以下の(式5)で表す。
続いてステップS203に移行して、車両状態量分布算出部130は、前記ステップS202で算出した操舵角予測誤差θeをコントローラ100のメモリ(不図示)に蓄積する。続いて、車両状態量分布算出部130は、メモリから設定時間(例えば、2160秒)以前の操舵角予測誤差θeを破棄する。これにより、コントローラ100のメモリには、現在から設定時間(2160秒)前までの操舵角予測誤差θeを蓄積する。
続いてステップS204に移行して、車両状態量分布算出部130は、コントローラ100のメモリが蓄積している操舵角予測誤差θeに基づいて第1車両状態量分布を算出する。具体的には、車両状態量分布算出部130は、図10、図11、図12に示すように、コントローラ100のメモリが蓄積している操舵角予測誤差θeのうち、設定時間(2160秒)前から現在までの2160秒分の操舵角予測誤差θeを複数に区分けされた各データ範囲(以下、階級とも呼ぶ)に分類する。本実施形態では、階級として、9個の予測誤差区分bi(=b1、b2、b3、b4、b5、b6、b7、b8、b9)を採用する。予測誤差区分(階級)biの階級幅は、車両状態量分布算出部130(ステップS103)が設定したα値に基づいて設定する。具体的には、予測誤差区分(階級)b1は5α未満とし、予測誤差区分(階級)b2は−5α以上で且つ−2.5α未満とし、予測誤差区分(階級)b3は−2.5α以上で且つ−α未満とし、予測誤差区分(階級)b4は−α以上で且つ−0.5α未満とし、予測誤差区分(階級)b5は−0.5α以上で且つ0.5α未満とする。また、予測誤差区分(階級)b6は0.5α以上で且つα未満とし、予測誤差区分(階級)b7はα以上で且つ2.5α未満とし、予測誤差区分(階級)b8は2.5α以上で且つ5α未満とし、予測誤差区分(階級)b9は5α以上とする。
(相対エントロピーRHpの算出例)
相対エントロピーRHpの算出例について説明する。
相対エントロピーRHpは、前記ステップS204で算出した確率piおよび前記ステップS205で算出した確率qiに基づき、以下の(式7)から算出する。
次に、本実施形態の車両用情報提供装置を搭載した車両の動作について説明する。
車両が砂利道に進入し、砂利道の凹凸で車輪の転舵角が変動して、操舵角が振動したとする。そして、操舵角の時系列データにおいて、変動周期dtpが0.1秒以上で且つ0.4秒未満、振幅dspが1度以上で且つ3度未満となる波形、つまり、砂利道走行時波形が連続して3回以上現れたとする。すると、運転支援部100A(変動パターン検出部120)が、図4に示すように、車両が砂利道を走行していると判定し、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが設定変動パターンであると判定する(図6のステップS102)。続いて、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)が、判定結果に基づいて設定α値を1.5倍した値をα値として設定する(図6のステップS103)。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)に基づいて車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを検出する。続いて、運転支援部100Aは、検出した変動パターンに基づいて運転状態推定用のパラメータ(α値)を設定する。続いて、運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)に基づき、設定したパラメータ(α値)に応じた階級幅で時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、運転支援部100Aは、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、運転支援部100Aは、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、例えば、単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、例えば、単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
このような構成により、運転者の運転状態を比較的容易に推定できる。
(4)運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)の変動周期dtp、および振幅dspの少なくともいずれかに基づいて車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを検出する。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを比較的容易に検出できる。
(5)運転支援部100Aは、車両状態量として、ステアリングホイールの操舵角を検出する。
このような構成により、車両状態量を比較的容易に検出できる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な構成等については同一の符号を使用して、その詳細は省略する。
本実施形態は、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが設定変動パターンであると判定した場合に、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)の算出方法を変更する点が第1実施形態と異なる。
具体的には、本実施形態は、図13に示すように、第1実施形態とは、図6のステップS102とS103との間にステップS108を設けた点が異なっている。
前記ステップS108では、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、前記ステップS102で検出した車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)の算出を中断する中断処理を行うか否かを判定する。具体的には、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、現在から設定時間(例えば、300秒)前までの間に、前記ステップS102で車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが設定変動パターンであると判定されたか否か、つまり、設定変動パターンを検出したか否かを判定する。そして、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、設定変動パターンを検出したと判定した場合には、中断処理を行うと判定し、この演算処理を終了する。一方、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、設定変動パターンを検出していないと判定した場合には、中断処理を行わないと判定し、前記ステップS103に移行する。
上述の構成により、本実施形態では、車両状態量(操舵角)に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、本実施形態では、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、本実施形態では、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。その際、本実施形態では、車両状態量(操舵角)に基づいて車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを検出する。続いて、本実施形態では、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが、運転状態の推定に対して外乱となる運転状況にあるときの車両状態量の時系列の変動パターンである設定変動パターンであると判定した場合には、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)の算出方法を変更する。それゆえ、本実施形態では、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、本実施形態では、例えば単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。また、本実施形態では、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて、運転状態の推定方法を変更するため、運転状態の推定制度をより向上できる。
本実施形態は、第1実施形態(1)〜(5)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(1)運転支援部100Aは、車両状態量に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、運転支援部100Aは、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、運転支援部100Aは、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。その際、運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)に基づいて車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを検出する。続いて、運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが、運転状態の推定に対して外乱となる運転状況にあるときの車両状態量の時系列の変動パターンである設定変動パターンであると判定した場合には、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)の算出方法を変更する。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、例えば、単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
このような構成により、例えば、車両が運転状態の推定に対して外乱となる運転状況にあり、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが設定変動パターンであると判定した場合には、中断処理、リストア処理、およびリセット処理のいずれかを行う。これにより、複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)間の相違量(相対エントロピーRHp)が低減し、運転状態が不安定状態にあると推定され難くなる。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、例えば、単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な構成等については同一の符号を使用して、その詳細は省略する。
本実施形態は、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づく運転者の運転状態の推定結果(第1推定用パラメータ)、および車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づく運転者の運転状態の推定結果(第2推定用パラメータ)の組み合わせに基づいて、運転者の運転状態を推定する点が第1実施形態と異なる。
具体的には、本実施形態は、第1実施形態とは、図6のステップS103、S106、S107の内容が異なっている。
本実施形態では、設定変動パターンとしては、例えば、運転者の運転状態が不安定状態にあるとき、つまり、運転者への呈示情報(警報その他の情報)の呈示が必要であるときの車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンを採用する。具体的には、設定変動パターンとしては、図14に示すように、わき見運転時の変動パターン、居眠り運転時の変動パターンがある。わき見運転時の変動パターンとしては、例えば、変動周期dtpが0.3秒以上で且つ1.0秒未満、振幅dspが3度以上で且つ10度未満となる波形が連続して2回以上現れるパターンがある。また、居眠り運転時の変動パターンとしては、例えば、変動周期dtpが0.3秒以上で且つ1.3未満、振幅dspが1度以上で且つ5度未満となる波形が連続して2回以上現れるパターンがある。
前記ステップS103では、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、予め定めた設定α値(一定値)をα値として設定する。これにより、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンが設定変動パターンであると判定した場合にも、設定α値をα値として用いる。
図15は、不安定状態の推定方法を説明するための説明図である。
情報定時処理(第1警報、第2警報、第3警報、第4警報、第5警報)の例を、図16に示す。この例では、第1警報として、図16(a)に示すように、警告表示を行うとともに、「ピー!!そろそろ休憩しませんか。」等と音声で警告の呈示を行う。また、第2警報として、図16(b)に示すように、警告表示を行うとともに、「ピー!!休憩をとってください。」等と音声で警告の呈示を行う。さらに、第3警報として、図16(c)に示すように、警告表示を行うとともに、「ピー!!運転に集中しましょう。」等と音声で警告の呈示を行う。また、第4警報として、図16(d)に示すように、警告表示を行うとともに、「ピー!!体調はいかがですか?引き続き安全運転でお願いします。」等と音声で警告の呈示を行う。さらに、第5警報として、図16(e)に示すように、警告表示を行うとともに、「ピー!!車両がふらついてます。」等と音声で警告の呈示を行う。これにより、情報呈示部150は、推定した運転状態毎に互いに異なる呈示情報を呈示する。
上述の構成により、本実施形態では、車両状態量(操舵角)に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、本実施形態では、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転状態(第1推定用パラメータ)を推定する。続いて、本実施形態では、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて運転状態(第2推定用パラメータ)を推定する。続いて、本実施形態では、第1推定用パラメータおよび第2推定用パラメータの組み合わせに基づいて、運転者の運転状態を推定する。続いて、本実施形態では、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。それゆえ、本実施形態では、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、本実施形態では、例えば単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。また、本実施形態では、第1推定用パラメータおよび第2推定用パラメータの組み合わせに基づいて、運転者の運転状態を推定する。それゆえ、本実施形態では、運転状態の推定制度をより向上できる。
本実施形態は、第1実施形態(1)〜(5)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(1)運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、運転支援部100Aは、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を第1推定用パラメータとして推定する。続いて、運転支援部100Aは、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。その際、運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて運転者の運転状態を第2推定用パラメータとして推定する。続いて、運転支援部100Aは、第1推定用パラメータおよび第2推定用パラメータの組み合わせに基づいて、運転者の運転状態を推定する。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、例えば、単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
(2)運転支援部100Aは、推定した運転状態毎に互いに異なる呈示情報を呈示する。
このような構成によれば、運転状態に対しより適切な呈示情報を呈示できる。
次に、本発明に係る第4実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な構成等については同一の符号を使用して、その詳細は省略する。
本実施形態は、車両の運転シーンが、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を判定することが困難な運転シーンである判定困難シーンであると判定した場合には、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて運転者の運転状態を推定する点が第1実施形態と異なる。
具体的には、本実施形態は、図17に示すように、第1実施形態とは、図6のステップS102、103に代えて図17のステップS109、S110を用いる点、および図17のステップS106、S107の内容が異なっている。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、設定変動パターンとしては、例えば、図14に示すように、わき見運転時の変動パターン、居眠り運転時の変動パターンを採用する。
前記ステップS109では、運転支援部100A(車両状態量分布算出部130)は、操舵角センサ3、車輪速センサ4、およびGセンサ6等が出力した検出結果に基づいて、車両の運転シーンを推定する。運転シーンとしては、例えば、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を判定することが困難な運転シーンである判定困難シーン、およびその他の運転シーンがある。具体的には、運転シーンとしては、図18に示すように、走行開始直後(判定困難シーン)、荒れた道路走行時(判定困難シーン)、坂道走行時(判定困難シーン)、高速走行時(判定困難シーン)、カーブ路走行時(その他の運転シーン)、車線変更時(判定困難シーン)、うねり道走行時(判定困難シーン)、およびハーシュネス発生時(判定困難シーン)がある。走行開始直後は、例えば、車両の走行時間、および走行距離に基づき検出する。
上述の構成により、本実施形態ではは、車両状態量(操舵角)に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、本実施形態ではは、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、本実施形態ではは、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。その際、本実施形態では、車両の運転シーンを推定する。続いて、本実施形態では、推定した運転シーンが、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を判定することが困難な運転シーンである判定困難シーンであると判定した場合には、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、本実施形態では、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。それゆえ、本実施形態では、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、本実施形態では、例えば単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
本実施形態は、第1実施形態(1)〜(5)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(1)運転支援部100Aは、車両状態量(操舵角)に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)を算出する。続いて、運転支援部100Aは、算出した複数の車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、運転支援部100Aは、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。その際、運転支援部100Aは、車両の運転シーンを推定する。続いて、運転支援部100Aは、推定した運転シーンが、車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)に基づいて運転者の運転状態を判定することが困難な運転シーンである判定困難シーンであると判定した場合には、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて運転者の運転状態を推定する。続いて、推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する。
このような構成により、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンと車両状態量分布(第1車両状態量分布、第2車両状態量分布)との二種類の検出情報によって運転者の運転状態を推定する。これにより、例えば、単一の検出情報のみで運転状態を推定するものに比べ、運転状態の推定精度を向上できる。
このような構成によれば、走行開始直後の運転シーンを比較的容易に推定できる。
(3)運転支援部100Aは、運転シーンとして、カーブ路走行時、車線変更時、うねり道走行時、およびハーシュネス発生時の少なくとも1つを推定する。
このような構成によれば、カーブ路走行時、車線変更時、うねり道走行時、ハーシュネス発生時に、車両状態量(操舵角)の時系列の変動パターンに基づいて運転状態を推定できる。
120 変動パターン検出部(変動パターン検出部)
130 車両状態量分布算出部(車両状態量分布算出部、パラメータ設定部、算出方法設定部、推定方法設定部)
140 運転不安定度判定部(運転状態推定部、第1推定用パラメータ推定部、第2推定用パラメータ推定部)
150 情報呈示部(情報呈示部)
Claims (13)
- 車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する変動パターン検出部と、
前記変動パターン検出部が検出した変動パターンに基づいて運転状態推定用のパラメータを設定するパラメータ設定部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づき、前記パラメータ設定部が設定したパラメータに応じた階級幅で時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布を算出する車両状態量分布算出部と、
前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布に基づいて運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、
前記運転状態推定部が推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する情報呈示部と、を備えたことを特徴とする車両用情報提供装置。 - 車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布を算出する車両状態量分布算出部と、
前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布に基づいて運転状態推定用のパラメータを設定するパラメータ設定部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する変動パターン検出部と、
前記変動パターン検出部が検出した変動パターンに基づき、前記パラメータを考慮して運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、
前記運転状態推定部が推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する情報呈示部と、を備えたことを特徴とする車両用情報提供装置。 - 車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布を算出する車両状態量分布算出部と、
前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布に基づいて運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、
前記運転状態推定部が推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する情報呈示部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する変動パターン検出部と、を備え、
前記車両状態量分布算出部は、前記変動パターン検出部が検出した変動パターンが、前記運転状態の推定に対して外乱となる運転状況にあるときの車両状態量の時系列の変動パターンである設定変動パターンであると判定した場合には、車両状態量分布の算出方法を変更することを特徴とする車両用情報提供装置。 - 前記車両状態量分布算出部は、前記変動パターン検出部が検出した変動パターンが、前記運転状態の推定に対して外乱となる運転状況にあるときの車両状態量の時系列の変動パターンである設定変動パターンであると判定した場合には、車両状態量分布の算出を中断する中断処理、車両状態量分布を過去の車両状態量分布で置き換えるリストア処理、および複数の車両状態量分布のうち一方の車両状態量分布を他方の車両状態量分布で置き換えるリセット処理のいずれかを行い、
前記運転状態推定部は、前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布間の相違量が予め定めた判定閾値よりも大きいと判定した場合には、前記運転状態が不安定状態にあると推定することを特徴とする請求項3に記載の車両用情報提供装置。 - 車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する変動パターン検出部と、
前記変動パターン検出部が検出した変動パターンに基づいて運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、
前記運転状態推定部が推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する情報呈示部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布を算出する車両状態量分布算出部と、を備え、
前記運転状態推定部は、前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布に基づいて、運転状態の推定方法を変更することを特徴とする車両用情報提供装置。 - 車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布を算出する車両状態量分布算出部と、
前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布に基づいて運転者の運転状態を第1推定用パラメータとして推定する第1推定用パラメータ推定部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する変動パターン検出部と、
前記変動パターン検出部が検出した変動パターンに基づいて運転者の運転状態を第2推定用パラメータとして推定する第2推定用パラメータ推定部と、
前記第1推定用パラメータ推定部が推定した第1推定用パラメータおよび前記第2推定用パラメータ推定部が推定した第2推定用パラメータの組み合わせに基づいて、運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、
前記運転状態推定部が推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する情報呈示部と、を備えたことを特徴とする車両用情報提供装置。 - 前記情報呈示部は、前記運転状態推定部が推定した前記運転状態毎に互いに異なる呈示情報を呈示することを特徴とする請求項6に記載の車両用情報提供装置。
- 車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて時間的範囲の異なる複数の車両状態量分布を算出する車両状態量分布算出部と、
前記車両状態量分布算出部が算出した複数の車両状態量分布に基づいて運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、
前記運転状態推定部が推定した運転状態に基づいて運転者に呈示情報を呈示する情報呈示部と、
車両の運転シーンを推定する運転シーン推定部と、
前記車両状態量取得部が取得した車両状態量に基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出する変動パターン検出部と、を備え、
前記運転状態推定部は、前記運転シーン推定部が推定した運転シーンが、車両状態量分布量に基づいて運転者の運転状態を判定することが困難な運転シーンである判定困難シーンであると判定した場合には、前記変動パターン検出部が検出した変動パターンに基づいて運転者の運転状態を推定することを特徴とする車両用情報提供装置。 - 前記運転シーン推定部は、車両の走行時間、および走行距離の少なくともいずれかに基づいて運転シーンを推定することを特徴とする請求項8に記載の車両用情報提供装置。
- 前記運転シーン推定部は、運転シーンとして、カーブ路走行時、車線変更時、うねり道走行時、およびハーシュネス発生時の少なくとも1つを推定することを特徴とする請求項8または9に記載の車両用情報提供装置。
- 前記運転状態推定部は、ステアリングエントロピー法を用いて、運転者の運転状態を推定することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
- 前記変動パターン検出部は、前記車両状態量取得部が検出した車両状態量の変動周期、および振幅の少なくともいずれかに基づいて車両状態量の時系列の変動パターンを検出することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
- 前記車両状態量取得部は、車両状態量として、ステアリングホイールの操舵角を検出することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
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JP2018167777A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | マツダ株式会社 | 車両運転支援システム及び車両運転支援方法 |
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