JP2015074534A - エレベータの監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電中に蓄電池を電源とするエレベータの利用可能時間の報知の信頼性の向上。【解決手段】各時間帯において乗かごの走行で消費される電力を算出し毎日加算する合計消費電力算出部41bと、電力の算出値が加算された日数を計数する日数計数部41cと、各時間帯における電力の算出値の合計値を計数日数で除算し、各時間帯における電力の算出値の平均値を求める平均消費電力算出部41dと、停電中に乗かごの走行以外での消費電力として予め設定された電力を各時間帯における平均値に加算して各時間帯における停電中の消費電力の予測値を求め、それらの予測値と蓄電池2の蓄電残量の計測値とに基づき、蓄電池2を電源とするエレベータの利用可能時間を算出する利用可能時間算出部41eと、算出された利用可能時間を乗場の表示装置31と乗かご内の表示装置32に表示させる旨の指令を通信装置24でエレベータ制御装置20に送信させる通信処理部41fとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、停電時に蓄電装置を電源とするエレベータの利用可能時間をエレベータの乗場の表示装置および乗かご内の表示装置に表示させるエレベータの監視装置に関する。
特許文献1には、エレベータ蓄電制御装置が開示されている。このエレベータ蓄電制御装置において、表示制御部は、一定期間、例えば、直前の2分間に、停電時用電力貯蔵デバイスで消費された電力量を基に、停電時用電力貯蔵デバイスで供給を継続することのできる残時間を求めることができる。さらに、表示制御部は、求めた残時間を乗かご内や各階フロアに設置された表示器に表示させる、あるいは音声で乗かご内や各階フロアにアナウンスすることができる。
特許第5089365号公報
前述のように、特許文献1に開示されたエレベータ蓄電制御装置において、表示制御部は、一定期間、例えば、直前の2分間に、停電時用電力貯蔵デバイスで消費された電力量を基に、停電時用電力貯蔵デバイスで供給を継続することのできる残時間を求めることができる。しかし、エレベータの利用頻度は1日の中で変化するものであり、2分間隔で残時間を求めたのでは、表示器に表示される残時間は僅か2分間のエレベータの利用頻度に左右されて変化するので、信頼性に欠けるものになってしまうおそれがある。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、停電中に蓄電池を電源とするエレベータの利用可能時間の報知の信頼性を向上させることができるエレベータの監視装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明に係るエレベータの監視装置は、停電中において蓄電池を電源として、乗場の表示装置による表示、乗かご内の表示装置による表示、および、乗かごの走行を行うエレベータに適用されるエレベータの監視装置において、前記エレベータと通信を行う通信装置と、1日が複数に区分されて設定された各時間帯において乗かごの走行で消費される電力を複数日分算出して合計する合計消費電力算出部と、前記合計消費電力算出部によって電力の算出値が合計された日数を計数する日数計数部と、前記各時間帯における電力の算出値の合計値を、前記日数計数部によって計数された日数で除算することで、前記各時間帯における電力の算出値の平均値を求める平均消費電力算出部と、停電中に乗かごの走行以外で消費される電力として予め設定された電力を、前記各時間帯における前記平均値に加算することで、前記各時間帯における停電中の消費電力の予測値を算出し、それらの予測値と前記蓄電池の蓄電残量の計測値とに基づき、前記蓄電池を電源とするエレベータの利用可能時間を算出する利用可能時間算出部と、前記利用可能時間算出部によって算出されたエレベータの利用可能時間を前記乗場の表示装置および前記乗かご内の表示装置に表示させる旨の指令を、前記エレベータを送信先として前記通信装置に行わせる通信処理部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るエレベータの監視装置は、1日が複数に区分されて設定された各時間帯において乗かごの走行で消費される電力の平均値を用いて、蓄電池を電源とするエレベータの利用可能時間を算出し、この利用可能時間を乗場の表示装置および乗かご内の表示装置に表示させる旨の指令をエレベータに送信する。これにより、本発明に係るエレベータの監視装置は、停電中に蓄電池を電源とするエレベータの利用可能時間の報知の信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るエレベータの監視装置と、この監視装置が適用される電源制御装置およびエレベータ制御装置との関係を示すブロック図である。 図1に示した監視装置により行われる処理のうち、乗かごの走行時間の計時に係る処理の流れを示すフローチャートである。 0時台〜23時台の各時間帯においてエレベータの巻上機のモータにより消費された電力の20日分の合計値と、各時間帯における消費電力の合計値(合計消費電力)を計測日数(20日)で除算して得られる消費電力の平均値(平均消費電力)との一例を示す図である。 図3に示した消費電力の平均値(平均消費電力)のグラフである。 エレベータの利用可能時間をエレベータの利用者に報知するために乗場の表示装置および乗かごの表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 図1に示した監視装置により行われる処理のうち、図3に示す0時台〜23時台の各時間帯における合計消費電力および平均消費電力を得るための処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示した監視装置により行われる処理のうち、停電中のエレベータの利用可能時間を乗場の表示装置および乗かご内の表示装置に表示させるための処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係るエレベータの監視装置について、図1〜図7を用いて説明する。
本実施形態に係るエレベータの監視装置は、図1に示す監視装置40である。この監視装置40が適用されるエレベータ(図示してない)は、商用電源1と、蓄電池2(蓄電装置)とを備える建物に設けられている。商用電源1は、エレベータの電源、および、このエレベータが設けられた建屋におけるエレベータを除く電気機器3(照明機器、空調機器)の電源として使用される。蓄電池2は、停電中に、エレベータの電源、および、建屋の電気機器3の電源として使用される。
商用電源1と蓄電池2の間には、電源制御装置10が介在している。この電源制御装置10は、電源切替回路12、電源回路12、充電回路13、処理装置14、通信装置15を備える。
電源切替回路12は、建屋の電気機器3の電源および電源制御装置10の電源を商用電源1をとする状態と蓄電池2とする状態とに切り替わるものであり、それらの電源が蓄電池2となる方向(蓄電池2を電源回路12に接続する方向)に自己復帰する機構(図示しない)を備える。
電源回路12は、商用電源1からの電力を建屋の電気機器3および電源制御装置10のそれぞれに適合する電力に変換したり、蓄電池2からの電力を建屋の電気機器3および電源制御装置10のそれぞれに適合する電力に変換したり、商用電源1からの電力を蓄電池2の充電に適合する電力に変換したりするものである。
充電回路13は、商用電源1を使用した蓄電池2の充電を許可する状態と、その充電を禁止する状態とに切り替わるものであり、商用電源1を使用した蓄電池2の充電を禁止する方向に自己復帰する機構(図示してない)を備える。
通信装置15は、後述のエレベータ制御装置20における通信装置24と通信を行うものである。
処理装置14はCPU、ROM、RAMを備え、コンピュータプログラムにより設定された処理を行う機能部として、電源切替制御部14a、電力制御部14b、充電制御部14c、蓄電残量計測部14c、通信処理部14eを備える。
電源切替制御部14aは、電源切替回路12を前述の機構による自己復帰に抗して制御することによって、商用電源1からの電力が建屋の電気機器3および電源制御装置10に供給される状態に制御するものである。なお、停電発生時には商用電源1から電源制御装置10への電力の供給が停止するので、処理装置14における電源切替制御部14aの機能が停止する。これに伴い、電源切替回路12は前述の機構により、建屋の電気機器3の電源および電源制御装置10の電源を蓄電池2とする状態に自己復帰する。
電力制御部14bは、電源回路12から建屋の電気機器3および電源制御装置10に供給される電力が、それら建屋の電気機器3および電源制御装置10のそれぞれに適合するよう電源回路12を制御するものであるとともに、商用電源1からの電力が蓄電池2の充電に適合するよう電源回路12を制御するものである。
充電制御部14cは、充電回路13を、前述の機構による自己復帰に抗して制御することによって、商用電源1を使用した蓄電池2の充電を許可する状態に制御するものである。この充電制御部14cは、1日のうちで電気料金が最も安い時間帯に商用電源1を使用した蓄電池2の充電が行われるよう充電回路13を制御する。
蓄電残量計測部14dは、蓄電池2の電圧を検出する電圧検出器16による検出結果に基づき、蓄電池2の蓄電残量を計測するものである。
通信処理部14eは、エレベータ制御装置20における通信装置24を送信先として、通信装置15に蓄電残量計測部14cによる蓄電残量の計測結果を送信させるものである。
エレベータは、エレベータを構成する電気機器30を制御するエレベータ制御装置20を備える。エレベータを構成する電気機器30としては、乗場の表示装置31、乗かご内の表示装置32、ドアマシン(図示してない)、巻上機(図示してない)などである。
エレベータ制御装置20はエレベータを構成する電気機器30を制御するものであるとともに、電源切替回路21、電源回路22、処理装置23、通信装置24を備える。
電源切替回路21は、エレベータの電気機器30の電源、エレベータ制御装置20の電源および監視装置40(後述)の電源を商用電源1とする状態と蓄電池2とする状態とに切り替わるものであり、それらの電源を蓄電池2をとする方向(蓄電池2を電源回路22に接続する方向)に自己復帰する機構(図示しない)を備える。
電源回路22は、商用電源1からの電力をエレベータの電気機器30、エレベータ制御装置20および監視装置40のそれぞれに適合する電力に変換したり、蓄電池2からの電力をエレベータの電気機器30、エレベータ制御装置20および監視装置40のそれぞれに適合する電力に変換したりするものである。
通信装置24は、電源制御装置10における通信装置15および監視装置40における通信装置44と通信を行うものである。
処理装置23はCPU、ROM、RAMを備え、コンピュータプログラムにより設定された処理を行う機能部として、電源切替制御部23a、電力制御部23b、通信処理部23cを備える。
電源切替制御部23aは、電源切替回路21を前述の機構による自己復帰に抗して制御することによって、商用電源1からの電力がエレベータの電気機器30、エレベータ制御装置20および監視装置40に供給される状態に制御するものである。なお、停電発生時には商用電源1からエレベータ制御装置20への電力の供給が停止するので、処理装置23における電源切替制御部23aの機能が停止する。これに伴い、電源切替回路21は前述の機構により、エレベータの電気機器30の電源、エレベータ制御装置20の電源および監視装置40の電源を蓄電池2とする状態とに自己復帰する。
電力制御部23bは、電源回路22からエレベータの電気機器30およびラエレベータ制御装置20に供給される電力が、それら電気機器30およびエレベータ制御装置20のそれぞれに適合するよう電源回路22を制御するものである。
通信処理部23cは、電源制御装置10における通信装置15および監視装置40における通信装置44との通信を、通信装置24に行わせるものである。この通信処理部23cは、エレベータ制御装置20の電源が蓄電池2に切り替わった旨の情報、言い換えると、停電発生の情報を、監視装置40における通信装置44を送信先として、通信装置24に送信させる。また、通信処理部23cは、電源制御装置10における通信装置15から送信されてきた蓄電残量の計測結果を、監視装置40における通信装置44を送信先として、通信装置24に送信させる。
エレベータの巻上機には、ロータリエンコーダ(図示してない)が設けられている。このロータリエンコーダから出力される信号は、エレベータ制御装置20に入力される。そして、エレベータ制御装置20において通信処理部23cは、ロータリエンコーダからの信号に基づく検出データを、監視装置40における通信装置44を送信先として通信装置24に送信させる。
本実施形態に係る監視装置40はエレベータと同じ建物に設けられ、通信回線51を介して監視センタ50と通信を行うものであり、処理装置41、補助記憶装置42、時計43、通信装置44を備える。
通信装置44は、エレベータ制御装置20における通信装置24および監視センタ50と通信を行うものである。
処理装置41はCPU、ROM、RAMを備え、コンピュータプログラムにより設定された処理を行う機能部として、走行時間計時部41a、合計消費電力算出部41b、計測日数計数部41c、平均消費電力算出部41d、利用可能時間算出部41e、通信処理部41fを備える。
走行時間計時部41aは、エレベータ制御装置20における通信装置24から通信装置44に送信されてきた検出データに基づき、0時台〜23時台の24個の各時間帯における乗かごの走行時間を計時するものである。より詳細には、走行時間計時部41aは、図2に示す処理を行う。つまり、ステップS1において走行時間計時部41aは、時計43から現在時刻を読み込み、次にステップS2において時間帯が変わった否か、すなわち、現在時刻が0時〜23時のいずれか1の時刻に達したか否かの判定を行う。時間帯が変わってないと判定した場合(ステップS2でNOの場合)には、走行時間計時部41aは、通信装置44により受信された検出データに基づいて乗かごが走行中であるか否かの判定を行い、走行中であると判定した場合(ステップS3でYESの場合)には、ステップS4において走行時間を累積し、走行中ではないと判定した場合(ステップS3でNOの場合)には、ルーチンをステップS1に戻す。また、ステップS2において時間帯が変わったと判定した場合(ステップS2でYESの場合)には、ステップS5において走行時間計時部41aは走行時間をリセットする。
合計消費電力算出部41bは、0時台〜23時台の各時間帯において商用電源1を使用してエレベータの巻上機のモータが消費した電力を、時間帯ごとに毎日加算し、補助記憶装置42に保存するものである。この合計消費電力算出部41bは、巻上機のモータでの消費電力を、走行時間計時部41aにより計時された走行時間と、巻上機のモータの定格出力とに基づいて算出する。
日数計数部41cは、合計消費電力算出部41bにより消費電力を合計した日数を計数し、補助記憶装置42に保存するものである。
平均消費電力算出部41dは、合計消費電力算出部41bにより合計された各時間帯における消費電力の合計値(合計消費電力)を、日数計数部41cにより計数された日数(計数日数)で除算することで、各時間帯における消費電力の平均値(平均消費電力)を求め、補助記憶装置42に保存するものである。
例えば、図3(b)に示すように計数日数が20日である場合、0時台〜23時台の各時間帯における合計消費電力および平均消費電力は、図3(a)に示すようになる。また、図2(a)に示した平均消費電力をグラフ化すると、図4に示すようになる。
利用可能時間算出部41eは、停電中に乗かごの走行以外で1時間に消費される電力として予め設定された電力を、各時間帯における平均消費電力に加算することで、各時間帯における停電中の消費電力の予測値を求める。そして、各時間帯における停電中の消費電力の予測値と、電源制御装置10からエレベータ制御装置20を介して送信されてきた蓄電残量の計測結果とに基づいてエレベータの利用可能時間を算出する。
より詳細には、利用可能時間算出部41eは、現在の時間帯における停電中の消費電力の予測値に、現在の時間帯よりも後の時間帯における停電中の消費電力の予測値を、蓄電残量の計測結果を超えるまで加算していき、現在の時間帯から蓄電残量の計測結果を超える前までの時間帯における時間帯の総数に60分を乗算して得た時間を、エレベータの利用可能時間に決定する。
通信処理部41fは、通信回線51を介した監視センタ50との通信を通信装置44に行わせるものであるとともに、エレベータ制御装置20における通信装置24との通信を通信装置44に行わせるものである。この通信処理部41fは、利用可能時間算出部41eにより算出されたエレベータの利用可能時間を乗場の表示装置31および乗かご内の表示装置32に表示させる旨の指令を、エレベータ制御装置20における通信装置24を送信先として、通信装置44に送信させる。エレベータ制御装置20は通信処理部41fからの指令に従って、乗場の表示装置31と乗かご内の表示装置32に、例えば図5に示すように「停電中です このエレベータはあと180分利用することができます」という、停電中のエレベータの利用可能時間の表示を行わせる。
監視装置40は、図3に示す0時台〜23時台の各時間帯における合計消費電力と平均消費電力を、図6に示す処理の流れで行う。この処理の流れについて次に説明する。
ステップS11において合計消費電力算出部41bは時計43から現在時刻を読み込み、次にステップS12において時間帯が変わった否かの判定を行う。時間帯が変わったと判定した場合(ステップS12でYESの場合)には、ステップS13において合計消費電力算出部41bは直前の時間帯における合計消費電力を算出し、この合計消費電力をステップS14において補助記憶装置42に保存する。ステップS12において時間帯が変わってないと判定した場合(ステップS12でNOの場合)には、合計消費電力算出部41bはルーチンをステップS11に戻す。
ステップS14の終了後、ルーチンはステップS15に進められる。このステップS15において日数計数部41cは、ステップS12において合計消費電力算出部41bにより時計43から読み込まれた現在時刻が0時か否か、すなわち、日付が変わったか否かの判定を行う。日付が変わったと判定した場合(ステップS15でNOの場合)には、ステップS16において日数計数部41cは計数日数に1を加算する。次にステップS17において平均消費電力算出部41dは、前日までの各時間帯における平均消費電力を算出し、これらの平均消費電力を補助記憶装置42に保存して、ルーチンをステップS11に戻す。
停電中におけるエレベータの利用可能時間の表示に係る監視装置40での処理の流れについて、図7を用いて説明する。
ステップS21において利用可能時間算出部41eは、エレベータ制御装置20における通信装置24から監視装置40における通信装置44に停電発生の情報が送信されてきたか否かの判定、すなわち、停電か否かの判定を行う。停電でない期間中は、利用可能時間算出部41eはステップS21の判定を繰り返す(ステップS21でNOの繰り返し)。
ステップS21において停電であると判定した場合(ステップS21でYESの場合)には、利用可能時間算出部41eはルーチンをステップS22に進める。このステップS22において利用可能時間算出部41eは、電源制御装置10における通信装置15からエレベータ制御装置20における通信装置24を介して監視装置40における通信装置44に送信されてきた蓄電残量の計測結果を読み込み、次にステップS23において時計43から現在時刻を読み込む。
次にステップS24において利用可能時間算出部41eは、現在の時間帯における停電中の消費電力の予測値に、現在の時間帯よりも後の時間帯における停電中の消費電力の予測値を、蓄電残量の計測結果を超える前まで加算していき、現在の時間帯から蓄電残量の計測結果を超える前まで時間帯における時間帯の総数に60分を乗算したものを、エレベータの利用可能時間に決定する。停電中の消費電力の予測値とは、前述の通り、各時間帯における平均消費電力と、停電中に建屋の電気機器3により消費される電力の1時間当たりの上限値と、停電中においてエレベータの電気機器30により消費される電力の1時間当たりの上限値とを合計した電力のことである。
例えば、現在時刻が7時23分であり、現在の蓄電残量の計測結果が340Wであり、停電中の7時台の消費電力の予測値が70Wであり、停電中の8時台の消費電力の予測値が80Wであり、停電中の9時台の消費電力の予測値が90Wであり、停電中の10時台の消費電力の予測値が80Wであり、停電中の11時台の消費電力の予測値が75Wであるとする。この場合には、停電中の7時〜11時までの消費電力の予測値の合計値は、現在の蓄電残量の計測結果である340Wを超えない320W(=70W+80W+90W+80W)であり、この320Wに停電中の11時台(11時〜12時まで)の消費電力の予測値である75Wを加算すると、現在の蓄電残量の計測結果である340Wを超えた395Wとなる。したがって、利用可能時間算出部41eは、現在の時間帯(7時台)から蓄電残量の計測結果を超える前までの時間帯(10時台)における時間帯の総数(4個)に60分を乗算して得られる240分をエレベータの利用可能時間とする。
次に、ステップS25において通信処理部41fは、利用可能時間算出部41eにより算出されたエレベータの利用可能時間を表示する旨の指令を、エレベータ制御装置20における通信装置24を送信先として通信装置44に送信させ、ルーチンをステップS21に戻す。
本実施形態に係るエレベータの監視装置40は次の効果を奏する。
本発明に係るエレベータの監視装置40は、0時台〜23時台までの各時間帯において乗かごの走行で消費される電力の平均値(平均消費電力)を用いて、蓄電池2を電源とするエレベータの利用可能時間を算出し、この利用可能時間を乗場の表示装置31および乗かご内の表示装置32に表示させる旨の指令をエレベータ制御装置20に送信する。これにより、本実施形態に係るエレベータの監視装置40は、停電中に蓄電池2を電源とするエレベータの利用可能時間の報知の信頼性を向上させることができる。
なお、前述の実施形態に係る監視装置40においては、1日が24個の時間帯に区分されていたが、本発明において1日は24個以上の時間帯に区分されていてもよい。
2 蓄電池
31 乗場の表示装置
32 乗かご内の表示装置
40 監視装置
41 処理装置
41a 走行時間計時部
41b 合計消費電力算出部
41c 日数計数部
41d 平均消費電力算出部
41e 利用可能時間算出部
41f 通信処理部
42 補助記憶装置
43 時計
44 通信装置

Claims (2)

  1. 停電中において蓄電池を電源として、乗場の表示装置による表示、乗かご内の表示装置による表示、および、乗かごの走行を行うエレベータに適用されるエレベータの監視装置において、
    前記エレベータと通信を行う通信装置と、
    1日が複数に区分されて設定された各時間帯において乗かごの走行で消費される電力を複数日分算出して合計する合計消費電力算出部と、
    前記合計消費電力算出部によって電力の算出値が合計された日数を計数する日数計数部と、
    前記各時間帯における電力の算出値の合計値を、前記日数計数部によって計数された日数で除算することで、前記各時間帯における電力の算出値の平均値を求める平均消費電力算出部と、
    停電中に乗かごの走行以外で消費される電力として予め設定された電力を、前記各時間帯における前記平均値に加算することで、前記各時間帯における停電中の消費電力の予測値を求め、それらの予測値と前記蓄電池の蓄電残量の計測値とに基づき、前記蓄電池を電源とするエレベータの利用可能時間を算出する利用可能時間算出部と、
    前記利用可能時間算出部によって算出されたエレベータの利用可能時間を前記乗場の表示装置および前記乗かご内の表示装置に表示させる旨の指令を、前記エレベータを送信先として前記通信装置に行わせる通信処理部と
    を備えることを特徴とするエレベータの監視装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの監視装置において、
    1日が複数に区分されて設定された時間帯は、0時台〜23時台の24個の時間帯であり、
    前記利用可能時間算出部は、現在の時間帯における停電中の消費電力の予測値に、現在の時間帯よりも後の時間帯における停電中の消費電力の予測値を、前記蓄電池の蓄電残量の計測結果を超えるまで加算していき、現在の時間帯から前記蓄電池の蓄電残量の計測結果を超える前までの時間帯における時間帯の総数に60分を乗算して得られる時間を、エレベータの利用可能時間に決定する
    ことを特徴とするエレベータの監視装置。
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