JP2015073047A - Variable capacity device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、可変容量デバイスに関する。 The present invention relates to a variable capacitance device.
薄膜を利用した1又は複数の可変容量素子を含む可変容量デバイスが提案されている。この可変容量デバイスの初期容量、すなわち容量制御のための電圧を印加しない状態の容量は、その用途によって異なるため、典型的には、複数種類の可変容量デバイスを設計、製造することになる。しかしながら、各初期容量について設計を行って、製造条件などを決定するのは時間がかかり、手間もかかる。 A variable capacitance device including one or more variable capacitance elements using a thin film has been proposed. Since the initial capacity of the variable capacity device, that is, the capacity in a state where no voltage for capacity control is applied, differs depending on the application, typically, a plurality of types of variable capacity devices are designed and manufactured. However, it takes time and effort to design each initial capacity and determine the manufacturing conditions.
従って、本発明の目的は、一側面によれば、複数の初期容量に容易に対応可能な構造を有する可変容量デバイスを提供することである。 Accordingly, it is an object of the present invention to provide a variable capacitance device having a structure that can easily cope with a plurality of initial capacitances.
本発明に係る可変容量デバイスは、第1の導体層と、第1の導体層の上に形成された誘電体層と、誘電体層の上に形成された第2の導体層とを有し、第1の導体層と第2の導体層との間に電圧を印加することによって容量を変化させる可変容量素子を1又は複数有する。そして、上記誘電体層は、同一層内において2以上の領域に分割されており、第2の導体層は、誘電体層の、予め定められた少なくとも1の領域の上に形成されている。 A variable capacitance device according to the present invention includes a first conductor layer, a dielectric layer formed on the first conductor layer, and a second conductor layer formed on the dielectric layer. One or more variable capacitance elements that change the capacitance by applying a voltage between the first conductor layer and the second conductor layer are provided. The dielectric layer is divided into two or more regions in the same layer, and the second conductor layer is formed on at least one predetermined region of the dielectric layer.
このように、誘電体層を複数の領域に分割しておけば、所望の容量を実現するために用いる領域を選択して当該選択領域上に第2の導体層を形成するように設計を変更すればよいので、容易に初期容量の変更に対応できる。 In this way, if the dielectric layer is divided into a plurality of regions, the design is changed so that the region used to realize the desired capacitance is selected and the second conductor layer is formed on the selected region. Therefore, it is possible to easily cope with the change of the initial capacity.
なお、本可変容量デバイスにおいて、2n(nは1以上の整数)個の可変容量素子が直列に接続されており、ペアとなる可変容量素子については、第2の導体層が連結されており、可変容量素子のペア間については、第1の導体層が連結されている場合もある。このようにすれば、可変容量素子を直列させる場合に効率的な構造を得ることができる。 In this variable capacitance device, 2n (n is an integer of 1 or more) variable capacitance elements are connected in series, and the second conductive layer is connected to the variable capacitance elements forming a pair, The first conductor layer may be connected between the pair of variable capacitance elements. In this way, an efficient structure can be obtained when variable capacitance elements are connected in series.
また、本可変容量デバイスにおいて、1番目の可変容量素子の初期容量と、2n番目の可変容量素子の初期容量とが一致し、n番目の可変容量素子の初期容量と、n+1番目の可変容量素子の初期容量とが一致し、1番目及び2n番目の可変容量素子の初期容量が、n番目及びn+1番目の可変容量素子の初期容量以下である場合もある。このようにすれば、振幅が大きな信号が入力されても、対応できるようになる。 Further, in the present variable capacitance device, the initial capacitance of the first variable capacitance element and the initial capacitance of the 2nth variable capacitance element coincide, and the initial capacitance of the nth variable capacitance element and the (n + 1) th variable capacitance element. In some cases, the initial capacitances of the first and 2nth variable capacitance elements are equal to or less than the initial capacitances of the nth and n + 1th variable capacitance elements. In this way, even if a signal having a large amplitude is input, it can be dealt with.
さらに、本可変容量デバイスにおいて、第1の導体層は、第1の抵抗層を介して第1の電圧を印加するための第1の外部端子に接続され、第2の導体層は、第2の抵抗層を介して第2の電圧を印加するための第2の外部端子に接続されるようにしても良い。このようにすれば、具体的に印加電圧にて容量を変化させることができる。 Further, in the variable capacitance device, the first conductor layer is connected to the first external terminal for applying the first voltage via the first resistance layer, and the second conductor layer includes the second conductor layer. It may be connected to a second external terminal for applying the second voltage via the resistance layer. If it does in this way, a capacity | capacitance can be specifically changed with an applied voltage.
さらに、本可変容量デバイスにおいて、上で述べた2以上の領域の面積が互いに異なる場合もある。このようにすれば、初期容量のバリエーションを増加させることができる。等価直列抵抗を下げることも可能となる。 Further, in the variable capacitance device, the areas of the two or more regions described above may be different from each other. In this way, variations in initial capacity can be increased. It is also possible to lower the equivalent series resistance.
以上述べた構成については、以下の実施の形態にて具体的に説明されるが、実施の形態に限定されるものではない。 The configuration described above will be specifically described in the following embodiment, but is not limited to the embodiment.
一側面によれば、複数の初期容量に容易に対応可能な構造を有する可変容量デバイスが得られるようになる。 According to one aspect, a variable capacitance device having a structure that can easily cope with a plurality of initial capacitances can be obtained.
[実施の形態1]
本実施の形態に係る可変容量デバイスの概要を表す平面図を図1に示す。可変容量デバイスは、基板上に形成されるが、図1では図示は省略されている。基板上には、4つの可変容量素子のための下部導体14a乃至14cが形成されている。下部導体14cは、第1の可変容量素子の第1の電極及び他の部分への連結部として機能する。下部導体14bは、第2及び第3の可変容量素子の第1の電極及び他の部分への連結部として機能する。下部導体14aは、第4の可変容量素子の第1の電極及び他の部分への連結部として機能する。
[Embodiment 1]
FIG. 1 is a plan view showing an outline of the variable capacitance device according to the present embodiment. The variable capacitance device is formed on the substrate, but is not shown in FIG.
下部導体14c上には、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域20a及び20bが形成されている。図1に示すように、誘電体層は、2つの異なる面積を有する領域20a及び20bに分離されている。同様に、下部導体14b上には、第2の可変容量素子のための誘電体層の領域21a及び21bが形成されている。図1に示すように、誘電体層は、2つの異なる面積を有する領域21a及び21bに分割されている。図1の例では、第1の可変容量素子と第2の可変容量素子とはペアとなっており、誘電体層の領域20aの面積と、誘電体層の領域21bの面積が同一となっており、誘電体層の領域20bの面積と、誘電体層の領域21aの面積とが同一となっている。
On the
さらに、下部導体14b上には、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域22a及び22bが形成されている。図1に示すように、誘電体層は、2つの異なる面積を有する領域22a及び22bに分離されている。このように、第2の可変容量素子と第3の可変容量素子とは、下部導体14bを共有している。同様に、下部導体14a上には、第4の可変容量素子のための誘電体層の領域23a及び23bが形成されている。図1に示すように、誘電体層は、2つの異なる面積を有する領域23a及び23bに分離されている。
Furthermore,
図1の例では、第3の可変容量素子と第4の可変容量素子とはペアとなっており、誘電体層の領域22aの面積と、誘電体層の領域23bの面積が同一となっており、誘電体層の領域22bの面積と、誘電体層の領域23aの面積とが同一となっている。
In the example of FIG. 1, the third variable capacitor and the fourth variable capacitor are paired, and the area of the
図1では表されていないが、誘電体層の各領域上には、第2の電極として機能する導体層も形成されている。 Although not shown in FIG. 1, a conductor layer functioning as a second electrode is also formed on each region of the dielectric layer.
また、誘電体層の上側には、配線層として機能する上部導体10a及び10cが形成されている。具体的には、第1の可変容量素子の誘電体層の領域20a及び20bと、第2の可変容量素子の誘電体層の領域21a及び21bとの上側には、上部導体10aが形成されている。また、第3の可変容量素子の誘電体層の領域22a及び22bと、第4の可変容量素子の誘電体層の領域23a及び23bとの上側には、上部導体10cが形成されている。このように第1及び第2の可変容量素子は、上部導体10aを共用しており、第3及び第4の可変容量素子は、上部導体10cを共用している。
Also,
また、上部導体10eは、ビア18d及び18cを介して下部導体14cに接続されており、さらに信号入力用のパッド12dとも接続されている。また、上部導体10dは、ビア18a及び18bを介して下部導体14aと接続されており、さらに信号出力用のパッド12bとも接続されている。
The
このように、パッド12dからパッド12bまでの間に、第1乃至第4の可変容量素子が直列に形成されており、高周波信号が流れることになる。
As described above, the first to fourth variable capacitance elements are formed in series between the
また、下部導体14cは、抵抗膜16eにも接続されており、当該抵抗膜16eは、上部導体10fに接続されており、当該上部導体10fは、グランド用のパッド12cに接続されている。また、下部導体14bは、抵抗膜16dに接続されており、当該抵抗膜16dは、上部導体10fを介して、パッド12cに接続されている。さらに、下部導体14aは、抵抗膜16cに接続されており、当該抵抗膜16cは、上部導体10fに接続されており、当該上部導体10fはパッド12cに接続されている。このように、下部導体14a乃至14cは、直流的には抵抗膜16c乃至16eを介して接地される。
The
さらに、上部導体10aは、抵抗膜16aに接続されており、当該抵抗膜16aは、上部導体10bに接続されており、当該上部導体10bは、制御電圧印加用のパッド12aに接続されている。また、上部導体10cは、抵抗膜16bに接続されており、当該抵抗膜16bは、上部導体10bを介して、パッド12aに接続されている。このように、上部電極10a及び10cには、直流的には抵抗膜16a及び16bを介して制御電圧が印加されるようになっている。
Further, the
図1に示した可変容量デバイスは、図2に示すような等価回路で表される。高周波信号の入力端子から、高周波信号の出力端子までの間に、可変容量素子群C1乃至C4が直列に接続されており、さらに可変容量素子群C1乃至C4の各々は、小さい初期容量を有する可変容量素子と大きい初期容量を有する可変容量素子とを含む。また、可変容量素子群C1乃至C4の各々の一端は、抵抗Rを介してグランド用の端子に接続されており、他端は、抵抗Rを介して制御電圧印加用の端子に接続されており、これらの端子間に印加される電圧に応じて、可変容量素子群C1乃至C4の各々の容量が変化する。 The variable capacitance device shown in FIG. 1 is represented by an equivalent circuit as shown in FIG. The variable capacitance element groups C1 to C4 are connected in series between the high frequency signal input terminal and the high frequency signal output terminal, and each of the variable capacitance element groups C1 to C4 has a small initial capacitance. A capacitive element and a variable capacitive element having a large initial capacitance. One end of each of the variable capacitance element groups C1 to C4 is connected to a ground terminal via a resistor R, and the other end is connected to a control voltage application terminal via a resistor R. The capacitance of each of the variable capacitance element groups C1 to C4 changes according to the voltage applied between these terminals.
図3に、図1におけるAA’断面を表す図を示す。基板30は、SiO2の熱酸化膜付きのSi基板であり、例えばSi基板は厚み200μmを有し、SiO2の熱酸化膜は1μmを有する。Si基板の代わりに、石英、アルミナ、サファイア、ガラス等の絶縁性基板、あるいはSi等の導電性基板(好ましくは高抵抗基板)とその上に絶縁膜を成膜したものである。
FIG. 3 is a view showing the AA ′ cross section in FIG. The
基板30の上には、第2の絶縁層31が形成されている。第2の絶縁層31は、たとえばAl2O3である。但し、第2の絶縁層31は、Al2O3、SiN、Ta2O5、SrTiO3等の単層又は組み合わせであっても良い。第2の絶縁層31の厚みは、約100nmである。
A second insulating
この第2の絶縁層31の上には、Ptによる下部導体14a乃至14cが形成されている。Ptの下層には、密着層としてTi又はTiO2を成膜するようにしても良い。また、Ptの代わりに、Ir、Ruなどの貴金属、SrRuO3、RuO2、IrO2等の導電性酸化物などであっても良い。下部導体14a乃至14cの厚みは、約250nmである。
On the second insulating
図1に示したように、下部導体14c上には、第1の可変容量素子の誘電体層が形成されており、図3では、誘電体層の領域20bが表されている。誘電体層は、例えばMnを微量添加したBST(BaSrTiO3)である。但し、BSTの代わりに、PZT(PbZrTiO3)その他のペロブスカイト構造酸化物などであっても良い。
As shown in FIG. 1, the dielectric layer of the first variable capacitance element is formed on the
同様に、下部導体14b上には、第2の可変容量素子の誘電体層が形成されており、図3では、誘電体層の領域21bが表されている。また、下部導体14b上には、第3の可変容量素子の誘電体層が形成されており、図3では、誘電体層の領域22bが表されている。さらに、下部導体14a上には、第4の可変容量素子の誘電体層が形成されており、図3では、誘電体層の領域23bが表されている。誘電体層の厚さは、約100nmである。
Similarly, a dielectric layer of the second variable capacitance element is formed on the
誘電体層の領域20b上には、例えばPtによる上部電極32bが形成されている。さらに、誘電体層の領域21b上には、例えばPtによる上部電極33bが形成されている。さらに、誘電体層の領域22b上には、例えばPtによる上部電極34bが形成されている。また、誘電体層の領域23b上には、例えばPtによる上部電極35bが形成されている。上部電極32b乃至35bは、下部導体14a乃至14cと同様に、Ir、Ruなどの貴金属、SrRuO3、RuO2、IrO2等の導電性酸化物などであっても良い。上部電極32b乃至35bの厚さは、約250nmである。
An
さらに、上部電極32b及び33b上には、例えばCuである上部導体10aが形成されている。図1に示したように、上部導体10aは、第1の可変容量素子と第2の可変容量素子とを連結している。また、上部電極34b及び35b上には、例えばCuである上部導体10cが形成されている。図1に示したように、上部導体10cは、第3の可変容量素子と第4の可変容量素子とを連結している。上部導体10a及び10cの厚みは、約3μmである。なお、上部導体10a及び10cは、Al等の各種導電性材料であっても良い。
Further, an
なお、下部導体14cは、ビア18cを介して上部導体10eに接続されており、下部導体14aは、ビア18aを介して上部導体10dに接続されている。ビア18a及び18cは、例えばCuが充填されている。
The
上部導体10e及び10dの上には、パッド12b及び12dが形成されている。パッド12b及び12dは、例えばSnAgであり、Al−Cu合金、Au又は半田材料である場合もある。パッド12b及び12dの厚みは、約5μmである。
その他の部分には、第3及び第4の絶縁層41及び42が形成されており、その厚みはそれぞれ約3μmである。絶縁層41及び42は、例えばポリイミドであり、各種の無機絶縁膜(例えばSiO2、SiNなど)、各種の有機絶縁膜(ポリイミド樹脂、BCB樹脂など)であっても良い。
In other portions, third and fourth insulating
なお、このような可変容量素子形成時に形成されるシード層及びバリア層には、TaN及びTaが用いられる。TiN、TaN、TiSiN、TaSiNその他の窒化物、SrRuO3、IrO2その他の酸化物などであっても良い。 Note that TaN and Ta are used for the seed layer and the barrier layer formed when the variable capacitance element is formed. TiN, TaN, TiSiN, TaSiN and other nitrides, SrRuO 3 , IrO 2 and other oxides may be used.
また、図4に、図1におけるBB’断面を表す図を示す。図4に示すように、抵抗膜16bは、第2の絶縁層31上に形成されている。抵抗膜16bは、例えばTa−SiNであり、その厚みは約80nmである。なお、Ni−Cr合金、Fe−Cr−Al合金などの高抵抗膜であっても良い。抵抗膜16bは、上部導体10cと上部導体10bとに接続されている。上部導体10bは、パッド12a上に形成される。
FIG. 4 is a view showing a BB ′ cross section in FIG. 1. As shown in FIG. 4, the
また、下部導体14a上には、誘電体層の領域23b以外にも、誘電体層の領域23aが形成されている。この誘電体層の領域23aの上にも、上部電極35aが形成されている。そして、この上部電極35a上には、上部導体10cが形成されている。
In addition to the
このように誘電体層を2つの領域に分割することで、図2に示すように、各可変容量素子群内に2つの素子が並列に形成されることになる。これによって、Q値が向上する。 By dividing the dielectric layer into two regions in this manner, two elements are formed in parallel in each variable capacitance element group as shown in FIG. Thereby, the Q value is improved.
また、このように誘電体層を分割することで、等価直列抵抗ESRも下がる。例えば図5に、第2の可変容量素子と第3の可変容量素子とを示すが、例えば誘電体層の領域間のギャップによって、例えば図5のXの部分の分だけ下部導体14bを流れる電流ルート(矢印)が増加することでESRが低下している。
Further, by dividing the dielectric layer in this way, the equivalent series resistance ESR is also lowered. For example, FIG. 5 shows the second variable capacitance element and the third variable capacitance element. For example, the current flowing through the
例えば、図6に示すように、第2の可変容量素子と第3の可変容量素子との距離hは変更せず、誘電体層の領域間のギャップgを変更したり、誘電体層の領域の面積比を変化させたり、縦方向にギャップを入れるのではなく横方向にギャップを入れたりする場合に、ESRがどのように変化したかを図7に示す。なお、領域面積の総和は、どのケースも同じにしている。 For example, as shown in FIG. 6, the distance h between the second variable capacitor and the third variable capacitor is not changed, and the gap g between the regions of the dielectric layer is changed, or the region of the dielectric layer is changed. FIG. 7 shows how the ESR changes when the area ratio is changed or when the gap is inserted in the horizontal direction instead of the gap in the vertical direction. Note that the total area is the same in all cases.
第1行は、領域分割がなされなかった場合を示しており、基準となるケースである。また、第2行は、ギャップg=5μmで面積比が1:3である場合を示しており、第1行のケースよりもESRは減少している。さらに、第3行は、ギャップg=10μmで面積比が1:3である場合を示しており、第2行のケースよりもESRは減少している。さらに、第4行は、ギャップg=20μmで面積比1:3である場合を示しており、第3行のケースよりもESRは減少している。このようにギャップgが大きいほど、ESRが減少している。但し、ギャップgを大きくするとそれだけ素子のサイズは増大する。 The first row shows a case where the region is not divided and is a reference case. The second row shows a case where the gap is g = 5 μm and the area ratio is 1: 3, and the ESR is smaller than that in the case of the first row. Further, the third row shows a case where the gap is g = 10 μm and the area ratio is 1: 3, and the ESR is smaller than the case of the second row. Further, the fourth row shows a case where the gap is g = 20 μm and the area ratio is 1: 3, and the ESR is reduced as compared with the case of the third row. Thus, the ESR decreases as the gap g increases. However, as the gap g is increased, the size of the element increases accordingly.
一方、第5行は、ギャップg=10μmで面積比1:1である場合を示しており、第1行目よりはESRは減少しているが、ギャップgが同一の第3行よりも増加している。このように、領域の面積は異なる方が好ましい。 On the other hand, the fifth row shows a case where the gap g is 10 μm and the area ratio is 1: 1, and the ESR is decreased from the first row, but the gap g is increased from the same third row. doing. Thus, it is preferable that the areas of the regions are different.
さらに、第6行は、分割方向を縦から横に変更した上で、ギャップg=10μmで面積比1:1である場合を示しており、おおよそ第3行と同様の効果が得られている。但し、この場合も素子のサイズが増加する。 Further, the sixth row shows a case where the division direction is changed from vertical to horizontal, the gap g = 10 μm, and the area ratio is 1: 1, and the effect similar to that of the third row is obtained. . However, the size of the element also increases in this case.
以上のように、形成した誘電体層を全て有効活用する場合であっても、Q値やESRの観点からして、好ましい可変容量デバイスが得られる。 As described above, even when all the formed dielectric layers are effectively used, a preferable variable capacitance device can be obtained from the viewpoint of Q value and ESR.
但し、本実施の形態における誘電体層の領域分割は、上部導体10a及び10cの形状を変更するだけで、可変容量素子の初期容量を変化させることができるという点に主眼点がある。
However, the region division of the dielectric layer in the present embodiment has a main point in that the initial capacitance of the variable capacitance element can be changed only by changing the shape of the
図8に示すように、上部導体10aの代わりに上部導体110aを形成し、上部導体10cの代わりに上部導体110cを形成する。上部導体110aは、誘電体層の領域20bと領域21a及び21bの上に形成されているが、領域20a上には形成されていない。すなわち、第2の可変容量素子は、2つの素子が並列に構成されたままであるが、第1の可変容量素子は、1つの素子のみで構成されている。例えば、小さい方の領域によって100pF分の容量を実現しており、大きい方の領域によって300pF分の容量を実現している場合には、第1の可変容量素子の初期容量は、100pFであり、第2の可変容量素子の初期容量は、400pFである。
As shown in FIG. 8, an
同様に、上部導体110cは、誘電体層の領域22a及び22bと領域23bの上に形成されているが、領域23a上には形成されていない。すなわち、第3の可変容量素子は、2つの素子が並列に構成されたままであるが、第4の可変容量素子は、1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第3の可変容量素子の初期容量は、400pFであり、第4の可変容量素子の初期容量は、100pFである。図8の場合に、初期的な合成容量は40pFとなる。
Similarly, the
図1に示したBB’断面と同じ断面で、図8に示した可変容量デバイスを表すと図9に示すようになる。図8からも分かるように、誘電体層の領域23a及び上部電極35aの上部には、上部導体110cは形成されていない点が図4との差である。
FIG. 9 shows the variable capacitance device shown in FIG. 8 with the same cross section as the BB ′ cross section shown in FIG. As can be seen from FIG. 8, the difference from FIG. 4 is that the
なお、第1の可変容量素子の初期容量と第4の可変容量素子の初期容量を同一にし、第2の可変容量素子の初期容量と第3の可変容量素子の初期容量を同一にし、第1及び第4の可変容量素子の初期容量を、第2及び第3の可変容量素子の初期容量以下にする。そうすると、大振幅の信号が入力されても対応可能になる。 The initial capacitance of the first variable capacitance element and the initial capacitance of the fourth variable capacitance element are the same, the initial capacitance of the second variable capacitance element and the initial capacitance of the third variable capacitance element are the same, And the initial capacitance of the fourth variable capacitance element is set to be equal to or less than the initial capacitance of the second and third variable capacitance elements. Then, even if a signal with a large amplitude is input, it can be handled.
従って、このような制約条件に従うと、図1及び図8の構成例以外に、図10乃至図13に示すような上部導体形状のバリエーションが得られる。これ以降の図面において、バリエーションに影響しない上部導体10b、10f、抵抗部16、パッド部12を省略する。
Therefore, according to such constraint conditions, variations of the upper conductor shape as shown in FIGS. 10 to 13 can be obtained in addition to the configuration examples of FIGS. In the subsequent drawings, the
図10の構成例では、上部導体10aの代わりに上部導体120aを形成し、上部導体10cの代わりに上部導体120cを形成する。上部導体120aは、誘電体層の領域20aと領域21a及び21bの上に形成されているが、領域20b上には形成されていない。すなわち、第2の可変容量素子は、2つの素子が並列に構成されたままであるが、第1の可変容量素子は、1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第1の可変容量素子の初期容量は、300pFであり、第2の可変容量素子の初期容量は、400pFである。
In the configuration example of FIG. 10, the
同様に、上部導体120cは、誘電体層の領域22a及び22bと領域23aの上に形成されているが、領域23b上には形成されていない。すなわち、第3の可変容量素子は、2つの素子が並列に構成されたままであるが、第4の可変容量素子は、1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第3の可変容量素子の初期容量は、400pFであり、第4の可変容量素子の初期容量は、300pFである。図10の場合には、初期的な合成容量は85.7pFとなる。
Similarly, the
図11の構成例では、上部導体10aの代わりに上部導体130aを形成し、上部導体10cの代わりに上部導体130cを形成する。上部導体130aは、誘電体層の領域20aと領域21bの上に形成されているが、領域20b及び21a上には形成されていない。すなわち、第1の可変容量素子も第2の可変容量素子も、共に1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第1の可変容量素子の初期容量は、300pFであり、第2の可変容量素子の初期容量は、300pFである。
In the configuration example of FIG. 11, the
同様に、上部導体130cは、誘電体層の領域22bと領域23aの上に形成されているが、領域22a及び23b上には形成されていない。すなわち、第3の可変容量素子も第4の可変容量素子も、1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第3の可変容量素子の初期容量は、300pFであり、第4の可変容量素子の初期容量は、300pFである。図11の場合には、初期的な合成容量は75pFとなる。
Similarly, the
図12の構成例では、上部導体10aの代わりに上部導体140aを形成し、上部導体10cの代わりに上部導体140cを形成する。上部導体140aは、誘電体層の領域20bと領域21bの上に形成されているが、領域20a及び21a上には形成されていない。すなわち、第1の可変容量素子も第2の可変容量素子も、共に1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第1の可変容量素子の初期容量は、100pFであり、第2の可変容量素子の初期容量は、300pFである。
In the configuration example of FIG. 12, the
同様に、上部導体140cは、誘電体層の領域22bと領域23bの上に形成されているが、領域22a及び23a上には形成されていない。すなわち、第3の可変容量素子も第4の可変容量素子も、1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第3の可変容量素子の初期容量は、300pFであり、第4の可変容量素子の初期容量は、100pFである。図12の場合には、初期的な合成容量は37.5pFとなる。
Similarly, the
図13の構成例では、上部導体10aの代わりに上部導体150aを形成し、上部導体10cの代わりに上部導体150cを形成する。上部導体150aは、誘電体層の領域20bと領域21aの上に形成されているが、領域20a及び21b上には形成されていない。すなわち、第1の可変容量素子も第2の可変容量素子も、共に1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第1の可変容量素子の初期容量は、100pFであり、第2の可変容量素子の初期容量は、100pFである。
In the configuration example of FIG. 13, the
同様に、上部導体150cは、誘電体層の領域22aと領域23bの上に形成されているが、領域22b及び23a上には形成されていない。すなわち、第3の可変容量素子も第4の可変容量素子も、1つの素子のみで構成されている。上で述べた前提があれば、第3の可変容量素子の初期容量は、100pFであり、第4の可変容量素子の初期容量は、100pFである。図13の場合には、初期的な合成容量は25pFとなる。
Similarly, the
図1、図8及び図10乃至図13をまとめると、図14に示すようになる。このような8つのバリエーションの中から、所望の初期容量の構成を採用すればよい。 1, 8, and FIGS. 10 to 13 are summarized as shown in FIG. 14. Of these eight variations, a desired initial capacity configuration may be employed.
[実施の形態2]
第1の実施の形態では、1つの可変容量素子のための誘電体層を2つの領域に分割するような例を示したが、誘電体層の分割数は、3以上であっても良い。本実施の形態では、分割数3の例を示す。
[Embodiment 2]
In the first embodiment, an example in which the dielectric layer for one variable capacitance element is divided into two regions has been described, but the number of divisions of the dielectric layer may be three or more. In the present embodiment, an example of the
例えば、1つの可変容量素子についての初期容量を600pFとし、初期容量100pFの領域、初期容量200pFの領域、初期容量300pFの領域に分割されるものとする。 For example, it is assumed that the initial capacitance of one variable capacitance element is 600 pF, and is divided into an initial capacitance of 100 pF, an initial capacitance of 200 pF, and an initial capacitance of 300 pF.
なお、第1の可変容量素子における誘電体層は、領域201a乃至201cに分割されており、領域201aの面積と領域201bの面積と領域201cの面積との比は、3:2:1であるものとする。
Note that the dielectric layer in the first variable capacitor is divided into
また、第2の可変容量素子における誘電体層は、領域202a乃至202cに分割されており、領域202aの面積と領域202bの面積と領域202cの面積との比は、1:2:3であるものとする。
Further, the dielectric layer in the second variable capacitor is divided into
さらに、第3の可変容量素子における誘電体層は、領域203a乃至203cに分割されており、領域203aの面積と領域203bの面積と領域203cの面積との比は、1:2:3であるものとする。
Further, the dielectric layer in the third variable capacitance element is divided into
また、第4の可変容量素子における誘電体層は、領域204a乃至204cに分割されており、領域204aの面積と領域204bの面積と領域204cの面積との比は、3:2:1であるものとする。
The dielectric layer in the fourth variable capacitor is divided into
そして、第1の実施の形態と同様の拘束条件に従うものとする。 Then, the same constraint conditions as in the first embodiment are assumed.
本実施の形態における第1のバリエーションは、図15に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201a乃至201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a乃至202cの上に、上部導体210aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a乃至203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204a乃至204cの上に、上部導体210cが形成される。これによって、各可変容量素子の初期容量は600pFとなり、合成容量は150pFとなる。これ以降の図面において、バリエーションに影響しないため、図1に表記されていた上部導体10b、10f、抵抗部16、パッド部12を省略する。
As shown in FIG. 15, the first variation in the present embodiment is that the
図15の構成であれば、図16に示すような等価回路が実現される。図16は、図2と異なり、可変容量素子群C11乃至C14のそれぞれについて、小さい容量の可変容量素子と、中ぐらいの容量の可変容量素子と、大きい容量の可変容量素子とが、並列に接続された構成となる。 With the configuration of FIG. 15, an equivalent circuit as shown in FIG. 16 is realized. FIG. 16 differs from FIG. 2 in that for each of the variable capacitance element groups C11 to C14, a small capacitance variable capacitance device, a medium capacitance variable capacitance device, and a large capacitance variable capacitance device are connected in parallel. It becomes the composition which was done.
また、第2のバリエーションは、図17に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201a及び201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a乃至202cの上に、上部導体220aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a乃至203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204a及び204bの上に、上部導体220cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は500pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は600pFとなり、合成容量は136.4pFとなる。
Further, as shown in FIG. 17, the second variation is that the
また、第3のバリエーションは、図18に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201a及び201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202b及び202cの上に、上部導体230aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203b及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204a及び204bの上に、上部導体230cが形成される。これによって、第1乃至第4の可変容量素子の初期容量は500pFとなり、合成容量は125pFとなる。
Further, as shown in FIG. 18, the third variation is that the
また、第4のバリエーションは、図19に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201a及び201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a乃至202cの上に、上部導体240aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a乃至203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204a及び204cの上に、上部導体240cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は400pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は600pFとなり、合成容量は120pFとなる。
Further, as shown in FIG. 19, the fourth variation is that the
また、第5のバリエーションは、図20に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201a及び201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202b及び202cの上に、上部導体250aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203b及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204a及び204cの上に、上部導体250cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は400pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は500pFとなり、合成容量は111.1pFとなる。
Further, as shown in FIG. 20, the fifth variation is that the
また、第6のバリエーションは、図21に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201aと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a乃至202cの上に、上部導体260aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a乃至203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204aの上に、上部導体260cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は300pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は600pFとなり、合成容量は100pFとなる。
Further, as shown in FIG. 21, the sixth variation is that the
また、第7のバリエーションは、図22に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201a及び201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a及び202cの上に、上部導体270aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204a及び204cの上に、上部導体270cが形成される。これによって、第1乃至第4の可変容量素子の初期容量は400pFとなり、合成容量は100pFとなる。
Further, as shown in FIG. 22, the seventh variation is that the
また、第8のバリエーションは、図23に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201aと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202b及び202cの上に、上部導体280aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203b及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204aの上に、上部導体280cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は300pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は500pFとなり、合成容量は93.8pFとなる。
Further, as shown in FIG. 23, the eighth variation is that the
また、第9のバリエーションは、図24に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201aと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a及び202cの上に、上部導体290aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204aの上に、上部導体290cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は300pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は400pFとなり、合成容量は85.7pFとなる。
Further, as shown in FIG. 24, the ninth variation is that the
また、第10のバリエーションは、図25に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a乃至202cの上に、上部導体300aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a乃至203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204bの上に、上部導体300cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は200pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は600pFとなり、合成容量は75pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 25, the tenth variation is that the
また、第11のバリエーションは、図26に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201aと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202cの上に、上部導体310aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204aの上に、上部導体310cが形成される。これによって、第1乃至第4の可変容量素子の初期容量は300pFとなり、合成容量は75pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 26, the eleventh variation is formed on the
また、第12のバリエーションは、図27に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202b及び202cの上に、上部導体320aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203b及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204bの上に、上部導体320cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は200pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は500pFとなり、合成容量は71.4pFとなる。
Further, as shown in FIG. 27, the twelfth variation is that the
また、第13のバリエーションは、図28に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a及び202cの上に、上部導体330aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204bの上に、上部導体330cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は200pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は400pFとなり、合成容量は66.7pFとなる。
Further, as shown in FIG. 28, the thirteenth variation is that the
また、第14のバリエーションは、図29に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202cの上に、上部導体340aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204bの上に、上部導体340cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は200pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は300pFとなり、合成容量は60pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 29, the fourteenth variation is formed on the
また、第15のバリエーションは、図30に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201bと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202bの上に、上部導体350aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203bと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204bの上に、上部導体350cが形成される。これによって、第1乃至第4の可変容量素子の初期容量は200pFとなり、合成容量は50pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 30, the fifteenth variation is that the
また、第16のバリエーションは、図31に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a乃至202cの上に、上部導体360aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a乃至203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204cの上に、上部導体360cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は100pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は600pFとなり、合成容量は42.9pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 31, the sixteenth variation is that the
また、第17のバリエーションは、図32に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202b及び202cの上に、上部導体370aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203b及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204cの上に、上部導体370cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は100pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は500pFとなり、合成容量は41.7pFとなる。
Further, as shown in FIG. 32, the seventeenth variation is that the
また、第18のバリエーションは、図33に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202a及び202cの上に、上部導体380aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203a及び203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204cの上に、上部導体380cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は100pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は400pFとなり、合成容量は40pFとなる。
Further, as shown in FIG. 33, the eighteenth variation is that the
また、第19のバリエーションは、図34に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202cの上に、上部導体390aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203cと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204cの上に、上部導体390cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は100pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は300pFとなり、合成容量は37.5pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 34, the nineteenth variation is provided on the
また、第20のバリエーションは、図35に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202bの上に、上部導体400aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203bと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204cの上に、上部導体400cが形成される。これによって、第1及び第4の可変容量素子の初期容量は100pFとなり、第2及び第3の可変容量素子の初期容量は200pFとなり、合成容量は33.3pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 35, the twentieth variation is formed on the
また、第21のバリエーションは、図36に示すように、第1の可変容量素子のための誘電体層の領域201cと第2の可変容量素子のための誘電体層の領域202aの上に、上部導体410aが形成される。同様に、第3の可変容量素子のための誘電体層の領域203aと第4の可変容量素子のための誘電体層の領域204cの上に、上部導体410cが形成される。これによって、第1乃至第4の可変容量素子の初期容量は100pFとなり、合成容量は25pFとなる。
In addition, as shown in FIG. 36, the twenty-first variation includes a
以上の構成と初期容量及び合成容量の関係をまとめると図37のようになる。 The relationship between the above configuration, the initial capacity, and the combined capacity is summarized as shown in FIG.
このように、誘電体層の領域を、目的とする初期容量に応じて選択し、それに応じて上部導体の形状を変化させるだけで、様々な容量バリエーションを実現できる。よって、設計の手間や製造条件の決定の手間を削減できる。 In this way, various capacitance variations can be realized simply by selecting the region of the dielectric layer according to the intended initial capacitance and changing the shape of the upper conductor accordingly. Therefore, it is possible to reduce the time and effort of designing and determining manufacturing conditions.
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で述べた制約条件を採用しなければ、さらに多くのバリエーションを実現できる。 Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to this. For example, more variations can be realized if the above-described constraints are not adopted.
さらに、可変容量素子の数は4に限定されない。1であっても良いし、より多くの数の可変容量素子を可変容量デバイスに含めるようにしても良い。また、制約条件に従うのであれば、偶数個の可変容量素子が好ましいが、従わない場合には奇数個の可変容量素子であっても良い。 Furthermore, the number of variable capacitance elements is not limited to four. 1 or a larger number of variable capacitance elements may be included in the variable capacitance device. In addition, an even number of variable capacitance elements are preferable as long as the constraint conditions are obeyed, but an odd number of variable capacitance elements may be used in the case where they are not obeyed.
また、可変容量素子以外の部分は、端子その他の条件に応じて変更してもよい。さらに、層の上下方向は入れ替えられる場合もある。 Further, portions other than the variable capacitance element may be changed according to the terminal and other conditions. Furthermore, the vertical direction of the layers may be interchanged.
10 上部導体
12 パッド
14 下部導体
16 抵抗膜
18 ビア
10 Upper conductor 12 Pad 14 Lower conductor 16
Claims (5)
前記第1の導体層の上に形成された誘電体層と、
前記誘電体層の上に形成された第2の導体層と、
を有し、前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に電圧を印加することによって容量を変化させる可変容量素子を1又は複数有し、
前記誘電体層は、同一層内において2以上の領域に分割されており、
前記第2の導体層は、前記誘電体層の、予め定められた少なくとも1の領域の上に形成されている
可変容量デバイス。 A first conductor layer;
A dielectric layer formed on the first conductor layer;
A second conductor layer formed on the dielectric layer;
And having one or more variable capacitance elements that change capacitance by applying a voltage between the first conductor layer and the second conductor layer,
The dielectric layer is divided into two or more regions in the same layer,
The second conductor layer is formed on at least one predetermined region of the dielectric layer.
ペアとなる前記可変容量素子については、前記第2の導体層が連結されており、
前記可変容量素子のペア間については、前記第1の導体層が連結されている
請求項1記載の可変容量デバイス。 2n (n is an integer of 1 or more) pieces of the variable capacitance elements are connected in series,
For the variable capacitance element that forms a pair, the second conductor layer is connected,
The variable capacitance device according to claim 1, wherein the first conductor layer is connected between the pair of variable capacitance elements.
n番目の前記可変容量素子の初期容量と、n+1番目の前記可変容量素子の初期容量とが一致し、
1番目及び2n番目の前記可変容量素子の初期容量が、n番目及びn+1番目の前記可変容量素子の初期容量以下である
請求項2記載の可変容量デバイス。 The initial capacitance of the first variable capacitance element and the initial capacitance of the 2n-th variable capacitance element match,
The initial capacitance of the nth variable capacitive element matches the initial capacitance of the (n + 1) th variable capacitive element,
The variable capacitance device according to claim 2, wherein initial capacitances of the first and 2nth variable capacitance elements are equal to or less than an initial capacitance of the nth and n + 1th variable capacitance elements.
前記第2の導体層は、第2の抵抗層を介して第2の電圧を印加するための第2の外部端子に接続される
請求項1記載の可変容量デバイス。 The first conductor layer is connected to a first external terminal for applying a first voltage via a first resistance layer,
The variable capacitance device according to claim 1, wherein the second conductor layer is connected to a second external terminal for applying a second voltage via the second resistance layer.
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