JP2015072133A - 放射性廃棄物焼却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃焼速度が比較的に遅い放射性廃棄物を焼却処理する場合であっても、後段の排ガス処理装置を大型化することなく、ストーカ炉における未燃分の燃焼性を向上する技術を提供する。
【解決手段】 放射性廃棄物焼却装置10は、投入された放射性廃棄物を撹拌燃焼するロータリキルン炉12と、ロータリキルン炉12から排出される残渣中の未燃分を燃焼するストーカ炉24を備える。ストーカ炉24は、炉体34と、残渣を搬送する火格子38と、炉体34の側壁に設けられ、炉体34内へ空気を供給するための複数のノズル42を有する。火格子38上には、ロータリキルン炉12からの残渣が供給される。ノズル42の先端は、ノズル42から供給される空気が火格子38上の残渣に直接当たるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本明細書に開示する技術は、放射性廃棄物(例えば、樹木、枯葉、樹脂、活性炭、ポリエチレン、ゴムなど)を焼却する技術に関する。
特許文献1には、放射性廃棄物の焼却装置が開示されている。この焼却装置は、原子力施設において発生する放射性廃棄物(例えばポリエチレン、紙、ウエスなど)や、2011年3月に発生した東日本大震災によって生じた樹木や枯葉などの放射性廃棄物を焼却処理する。この焼却装置は、ロータリキルン炉の後段にストーカ炉が接続されている。一般に、樹木や枯葉などは比較的に軽量であるため、ロータリキルン炉での撹拌燃焼に伴い飛散し易い。このため、一部は完全に燃えないうちに灰に混入し、ロータリキルン炉のみの焼却処理では、放射性廃棄物を十分に減容できないという問題があった。特許文献1の技術によれば、後段のストーカ炉にて灰に混入した未燃分を燃焼することにより、灰に残留する未燃分の割合を低減し、減容率を向上できるとされている。
特開2013−101088号公報
特許文献1の焼却装置では、ロータリキルン炉の後段にストーカ炉が接続されることにより、ロータリキルン炉のみでは焼却しきれなかった未燃分をストーカ炉にて燃焼し、放射性廃棄物の減容率を向上できるとされている。しかしながら、燃焼速度が比較的に遅い放射性廃棄物を焼却処理する場合は、特許文献1の焼却炉でも十分に燃焼できない虞がある。そこで、ストーカ炉に供給する空気の量を増加して、未燃分の燃焼性を向上することが考えられる。しかしながら、空気の量を増加すると炉体内が冷却されるため、バーナの火力を上げて炉体内の温度低下を抑制する必要がある。このため、バーナに供給する燃料及び空気量を増加しなければならず、その結果ストーカ炉で発生する排ガス量が増大し、ストーカ炉の後段に設置される排ガス処理装置が大型化する虞がある。
本明細書では、燃焼速度が比較的に遅い放射性廃棄物を焼却処理する場合であっても、後段の排ガス処理装置を大型化することなく、ストーカ炉における未燃分の燃焼性を向上する技術を提供する。
本明細書が開示する放射性廃棄物焼却装置は、投入された放射性廃棄物を撹拌燃焼するロータリキルン炉と、ロータリキルン炉から排出される残渣中の未燃分を燃焼するストーカ炉を備える。ストーカ炉は、炉体と、残渣を搬送する火格子と、炉体の側壁に設けられ、炉体内へ空気を供給するための複数のノズルを有する。火格子上には、ロータリキルン炉からの残渣が供給される。ノズルの先端は、ノズルから供給される空気が火格子上の残渣に直接当たるように構成されている。
この放射性廃棄物焼却装置では、ストーカ炉の炉体の側壁に複数のノズルが設置されており、ノズルから供給される空気は火格子上の残渣に直接当たるようになっている。この構成によると、残渣中の未燃分が十分な量の空気と接触できるため、未燃分の燃焼性が向上する。このため、ストーカ炉内に供給する空気の量を従来と比べて低減することができ、後段の排ガス処理装置の大型化を抑制することができる。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明を実施するための形態、及び、実施例にて詳しく説明する。
実施例1の放射性廃棄物焼却設備の模式図。 ストーカ炉の炉体内の模式図。 図2のIII−III線での断面図。 比較例のストーカ炉の炉体内の模式断面図。 実施例2の放射性廃棄物焼却設備の模式図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書が開示する放射性廃棄物焼却装置は、ノズルから供給される空気の流速を制御する空気量調整弁をさらに備えていてもよい。この構成によると、ノズルの空気の流速を変更することができる。このため、火格子上の残渣に容易に空気を到達させることができる。
実施例1の放射性廃棄物焼却装置10について説明する。図1に示すように、放射性廃棄物焼却設備1は、放射性廃棄物焼却装置10(ロータリキルン炉12,ストーカ炉24)と、冷却器50と、フィルタ装置60がこの順に接続された構成を有する。ロータリキルン炉12では、投入された放射性廃棄物を撹拌燃焼する。ストーカ炉24では、ロータリキルン炉12から排出される残渣中の未燃分及び排ガス中の微粒カーボンを燃焼する。冷却器50では、ストーカ炉24から排出される高温の排ガスを所定の温度まで冷却する。フィルタ装置60では、冷却器50から排出される排ガスを濾過して粉塵を除去する。粉塵が除去された排ガスは後段の排ガス処理装置(図示省略)に送られ、無害化された後に大気に放出される。
放射性廃棄物焼却装置10は、ロータリキルン炉12とストーカ炉24を備える。ロータリキルン炉12は、円筒状のキルン14と、キルン14を取り囲む密閉式のカバー22を有する。キルン14は、略水平軸心回りで回転可能に支持されたキルン本体14aと、キルン本体14aのx方向側の端部の開口を覆うように設けられたキルン底部14bを有する。キルン本体14aが回転することでキルン本体14a内の放射性廃棄物が撹拌される。キルン底部14bは回転せず、カバー22に対して固定されている。キルン本体14aとキルン底部14bとの間はシール部材(図示省略)によって封止されている。キルン14は、厳密には、x方向に向かうにつれて僅かに下方(−z方向)に傾斜している。キルン14は、密閉式のカバー22によって覆われている。カバー22は略直方体形状をしており、キルン14との間には空間が形成されている。
キルン本体14aの−x方向側は円錐形状をしており、その端部には放射性廃棄物投入部15が接続されている。放射性廃棄物投入部15はカバー22を貫通してカバー22の外部に延びている。放射性廃棄物投入部15は、筒状の放射性廃棄物投入筒16とプッシャ17を有している。プッシャ17は、放射性廃棄物投入筒16の開口部から投入された放射性廃棄物をx方向に押し出し、キルン14内に送り込む。放射性廃棄物投入筒16は開口部を開閉する第1開閉板(図示省略)を有しており、第1開閉板が開くことで放射性廃棄物が開口部から投入される。放射性廃棄物投入筒16内には、第1開閉板が開いているときには外部とキルン14との連通を遮断する第2開閉板(図示省略)が設けられている。第2開閉板は、第1開閉板が閉じるまでは開かないように構成されている。これにより、ロータリキルン炉12の密閉性を確保しながら放射性廃棄物をキルン14内に投入することができる。放射性廃棄物投入部15には、空気供給口20が形成されている。空気供給口20からはキルン14の前部に空気が供給される。
キルン底部14bにはバーナ18と空気供給口21が設置されている。バーナ18と空気供給口21はカバー22を貫通して外部に延びている。バーナ18はキルン14内に火炎を放射し、キルン14内の放射性廃棄物を焼却する。空気供給口21からはキルン14の後部に空気が供給される。空気供給口20、21は配管(図示省略)を経由してロータリキルン用空気供給装置(図示省略)に接続されている。ロータリキルン用空気供給装置から供給される空気は、上記の配管を経由して空気供給口20,21に供給される。キルン底部14bには出口部26が形成されている。出口部26には第3開閉板26aが設けられており、第3開閉板26aが開くと、キルン14内で燃焼された放射性廃棄物の残渣及び排ガスを出口部26から排出することができる。ロータリキルン炉12が燃焼処理する間は、第3開閉板26aが開放される。
ストーカ炉24は、略直方体形状の炉体34を有する。炉体34の−x方向側の端部には導入部27が形成されており、x方向側の端部には排ガス出口部28が形成されている。ロータリキルン炉12の出口部26とストーカ炉24の導入部27は、接続管25により接続されている。このため、接続管25はカバー22を貫通してロータリキルン炉12の外部に延びている。本実施例では接続管25の一部及び炉体34の外表面は外部に露出しているが、この構成に限られず、接続管25及び炉体34の周囲に密閉式のカバーを設けてもよい。排ガス出口部28には配管48の一端が接続されており、配管48の他端は冷却器50の上部に形成された供給口51に接続されている。冷却器50の後段には、内部が負圧に保たれたフィルタ装置60が接続されている。このため、導入部27から流入した排ガスは、炉体34内を排ガス出口部28に向かって(即ち、x方向に)流れる。
炉体34内には、6つの火格子38が階段状に設けられている。火格子38は、x方向に摺動する3つの可動火格子38aと、炉体34に対して固定されている3つの固定火格子38bから構成される。可動火格子38aと固定火格子38bはx方向にずれながらz方向に交互に配置されている。可動火格子38aは油圧シリンダ39によって駆動される。導入部27の下方には、火格子38に残渣を供給するフィーダ37が設けられている。フィーダ37から供給された残渣(未燃分を含む)は、可動火格子38a及び固定火格子38bによって順次x方向に搬送され、この搬送過程で燃焼される(後述)。燃焼後の灰は、炉体34に形成された出口部32から排出される。出口部32には第4開閉板32aが設けられている。第4開閉板32aは、ロータリキルン炉12の出口部26に設けられた第3開閉板26aが開いているときには閉じており、第3開閉板26aが閉じるまでは開かないように構成されている。
炉体34内には、火格子38の側方及び下方から空気が供給される(後述)。また、炉体34のx方向側の側壁(yz平面上の側壁)には、炉体34の天井の近傍にバーナ30が設置されている。バーナ30は、−x方向側に火炎を放射し、火格子38上の残渣中の未燃分を燃焼させると共に、導入部27から流入し炉体34内をx方向に移動する排ガス中の微粒カーボンを燃焼させる。ストーカ炉24内の温度は約800℃以上に保たれる。本実施例では、バーナ30からの火炎が伸びる範囲内に排ガス出口部28が配置されている。これにより、ストーカ炉24内を流れる排ガスが加熱されることなく炉外に排出されることが防止されている。なお、バーナ30から放射される火炎の長さ(−x方向の長さ)は、例えば50cm程度とすることができる。
ここで、図2,3を参照してストーカ炉24についてより詳細に説明する。図2では、接続管25、配管48及び第4開閉板32aの図示を省略している。炉体34の2つの側壁(zx平面上の側壁)のそれぞれには、6組の空気供給口36が形成されている。各組の空気供給口36は、z方向に等間隔に配置された3つの供給口を有する。以下では、この3つの供給口を、下方に向かって順に、上段供給口36a,中段供給口36b、下段供給口36cと称する。本実施例では、空気供給口36の組数は火格子38の数と等しくされており、1組の空気供給口36から供給される空気は、1つの火格子38上の残渣に供給される構成となっている。図2は、x方向の摺動を開始する前の可動火格子38aの状態を示す。この状態では、火格子38の上面のうち炉体内へ露出する部分の大きさは、各火格子38において略同一となっている。即ち、火格子38の上面の露出部分のx方向の幅w1は、各火格子38において略同一となっている。各組の空気供給口36のx方向の位置は、各火格子38の幅w1の略中央とされている。
図3を参照して、1組の空気供給口36が1つの火格子38上に空気を供給する構成を説明する。なお、この構成は残りの5組の空気供給口36と残りの5つの火格子38についても同様である。図3では、図を見易くするために、図2のIII−III線における断面のみを図示しており、その奥側(−x方向側)の図示を省略している。図3に示すように、空気供給口36の内部にはノズル42が設置されている。ただし、図3では、一方の側壁に形成された空気供給口36にのみノズル42を図示している。以下では、上段供給口36aに設置されるノズルを上段ノズル42a、中段供給口36bに設置されるノズルを中段ノズル42b、下段供給口36cに設置されるノズルを下段ノズル42cと称する。図3の矢印は、空気の向きと流速を模式的に示す。ノズル42先端の向きは、上段ノズル42a、中段ノズル42b、及び下段ノズル42cによって異なっている。具体的には、上段ノズル42aの先端は、火格子38上のy方向における中央部分に向けられる。中段ノズル42bの先端は、火格子38上のy方向における中央部分と端部部分の間の部分に向けられる。下段ノズル42cの先端は、火格子38上のy方向における端部部分に向けられる。また、各ノズル42a〜42cから供給される空気の流速は、各ノズル42a〜42cから供給される空気が火格子38上に到達するように調整される。具体的には、ノズル42は配管47を経由してストーカ炉用空気供給装置に接続されている。配管47は、途中で3つの分配管47a〜47cに分岐しており、分配管47aが上段ノズル42aに接続され、分配管47bが中段ノズル42bに接続され、分配管47cが下段ノズル42cに接続されている。各分配管47a〜47cには空気量調整弁46がそれぞれ設置されている(但し、図3では空気量調整弁46を1つのみ図示している)。各分配管47a〜47cの空気量調整弁46を調整することにより、各分配管47a〜47cに供給する空気量を制御することができる。これにより、各ノズル42a〜42cから供給される空気の流速を制御することができる。
図3から明らかなように、上段ノズル42aから火格子38の上面のy方向の中央部分までの距離は比較的に長く、下段ノズル42cから火格子38の上面のy方向の端部部分までの距離は比較的に短い。このため、各ノズル42a〜42cから供給される空気の流速は、上段ノズル42aが最も速く、中段ノズル42b、下段ノズル42cの順に遅くされる。本実施例では、ノズル42の先端部における空気の流速は約10〜30m毎秒とされる。これは、流速が約10m毎秒未満の場合には空気が火格子38上に到達せず、流速が約30m毎秒より大きい場合には空気により火格子38上の残渣が飛散するためである。このように、上段ノズル42a、中段ノズル42b及び下段ノズル42c毎にノズル先端の向き及び空気の流速を変えることにより、火格子38の上面のy方向全体に空気を供給することができる。また、各ノズル42a〜42cから供給される空気は、火格子38の上面のx方向においても幅wの長さに亘って到達するように各ノズル42a〜42cの先端の形状が調整される。また、図3に示すように、固定火格子38bは複数の略同一の大きさを有するサブ火格子がy方向に並んだ構成となっている(可動火格子38aについても同様である)。サブ火格子の間には僅かな隙間が形成されている。火格子38の下方からは、ストーカ炉用空気供給装置から空気が供給される。この空気供給装置から供給された空気は、上記の隙間を通って火格子38上の残渣に供給される。本実施例では、サブ火格子のy方向の幅w2は約10cmとなっている。ノズル42から供給される空気量と、火格子38の下方から供給される空気量との比は、約10:1とされる。
図1に戻って説明を続ける。残渣中の未燃分を燃焼することで発生した排ガス、及び微粒カーボンを燃焼することで微粒カーボンが除去された排ガスは、排ガス出口部28から配管48を経由して冷却器50の供給口51に送られる。冷却器50は従来公知の装置であるため詳細な説明は省略する。冷却器50の下方には排出口53が形成されている。排出口53近傍の圧力は、後段にフィルタ装置60が接続されているために供給口51近傍の圧力よりも低くなっている。このため、供給口51から流入した高温の排ガスは、冷却器50内を排出口53に向かって下方に流れ、その過程で冷却される。排ガスを冷却する際に生じる粉塵は、冷却器50の底部に貯留される。冷却器50の底部には、開閉可能な開口部52が形成されている。開口部52は、排ガスを冷却処理する際は閉じられ、冷却処理しないときに開かれる。開口部52が開かれると、冷却器50から外部に粉塵が排出される。なお、この粉塵は、移送コンベア(図示省略)によりストーカ炉24へ送られ、ストーカ炉24にて再度燃焼させることも可能である。
冷却器50の排出口53には配管54の一端が接続されており、配管54の他端はフィルタ装置60に接続されている。フィルタ装置60は従来公知の装置であるため詳細な説明は省略する。排出口53から排出された排ガスは、配管54を経由してフィルタ装置60に送られる。フィルタ装置60にはセラミックフィルタ61が設置されている。セラミックフィルタ61は排ガスを濾過して排ガス中の粉塵を除去する。排ガスを濾過する際に生じる粉塵は、フィルタ装置60の底部に貯留される。フィルタ装置60の底部には、開閉可能な開口部62が形成されている。開口部62は、排ガスを濾過処理する際は閉じられ、濾過処理しないときに開かれる。開口部62が開かれると、フィルタ装置60から外部に粉塵が排出される。濾過された排ガスは排出口64から排出され、後段の排ガス処理装置(図示省略)に送られる。なお、フィルタ装置60から排出される粉塵は、移送コンベア(図示省略)によりストーカ炉24へ送られ、ストーカ炉24にて再度燃焼させることも可能である。なお、フィルタ装置60に設置されるフィルタはセラミックフィルタ61に限られず、例えばバグフィルタであってもよい。
次に、上記の構成を有する放射性廃棄物焼却設備1による放射性廃棄物焼却処理の流れについて説明する。以下では、上述した内容と重複する内容については詳細な説明を省略する。まず、ロータリキルン炉12の放射性廃棄物投入部15からキルン14に放射性廃棄物が投入される。本実施例では、放射性廃棄物として樹木、枯葉、樹脂、活性炭、ポリエチレン、ゴムなどが投入される。キルン14はx方向に向かうにつれて僅かに−z方向に傾斜している。このため、キルン14内に投入された放射性廃棄物は、キルン本体14aの回転に伴いキルン本体14a内を移動し、その過程で加熱乾燥されるとともに、バーナ18により燃焼される。ロータリキルン炉12内の温度は、約800〜900℃に保たれる。放射性廃棄物の投入量、キルン本体14aの回転速度、空気供給口20,21から供給される空気量、及びキルン14内の温度は、制御装置(図示省略)によって制御される。これにより、ロータリキルン炉12における放射性廃棄物の燃焼効率は最適化される。放射性廃棄物が撹拌燃焼されることで放射性廃棄物は熱分解して残渣と排ガスが発生する。しかしながら、上記に列挙した放射性廃棄物は燃焼速度が比較的に遅いため、一部は燃焼しきれずに未燃分として残渣に混入する。また、上記の放射性廃棄物は撹拌燃焼に伴い微粒カーボンを生じ易い。微粒カーボンのうち比較的に重いものは残渣に混入し(以下では、残渣に混入する微粒カーボンも「未燃分」と称する)、比較的に軽いものは排ガスに混入する。ロータリキルン炉12で燃焼後の残渣(未燃分を含む)及び排ガス(微粒カーボンを含む)は、出口部26から排出され、接続管25を介して導入部27からストーカ炉24へと送られる。
ストーカ炉24に送られた残渣(未燃分を含む)は、火格子38上をx方向に搬送される。ストーカ炉24内の温度は約800℃以上に保たれる。本実施例では、残渣(未燃分を含む)が火格子38上に滞留する時間が1時間以上となるように火格子38の搬送速度が制御されている。上述したように、空気供給口36に設置されたノズル42は火格子38の上面全体に空気を供給する。ノズル42先端での空気の流速を約10〜30m毎秒とすることで、各火格子38の上面から約5cmの高さまで均一に空気が供給される。このため、ノズル42から供給される空気は、火格子38上の残渣中の未燃分に直接当たる構成となる。また、火格子38の下方からも空気が供給される。火格子38上の残渣中の未燃分は、x方向に移動しながらバーナ30により燃焼され、その大部分が灰となって出口部32から排出され、残渣回収設備(図示省略)に送られる。一方、ストーカ炉24に送られた排ガス中の微粒カーボンは、炉体34内をx方向に移動する過程でバーナ30により燃焼される。排ガスが炉体34内で約2秒以上滞留することにより、排ガス中の微粒カーボンがストーカ炉24内で完全燃焼され、排ガスから微粒カーボンが除去される。
排ガス出口部28から排出される排ガスは、配管48を経由して冷却器50に送られる。冷却器50で所定の温度まで冷却された排ガスは、配管54を経由してフィルタ装置60に送られる。フィルタ装置60のセラミックフィルタ61で濾過された排ガスは後段の排ガス処理装置に送られ、無害化されて大気に放出される。一方、開口部52,62から排出される粉塵は、残渣回収設備(図示省略)に送られる。
実施例1に係る放射性廃棄物焼却装置10の作用効果について、比較例として図4を参照しながら説明する。図4は、従来のストーカ炉の断面図を示す。従来のストーカ炉では、空気供給口36から水平方向(y方向)に空気が供給されていた。また、各供給口36a〜36cから供給される空気の流速は略同一であった。空気供給口36から供給される空気量と、火格子38の下方から供給される空気量との割合は、約3:7であった。即ち、火格子38の下方から比較的に多くの空気が供給されていた。しかしながら、火格子38の下方からは、サブ火格子の隙間からしか空気が供給されない。このため、残渣中の未燃分の粒径が小さい場合(例えば、樹脂や活性炭の粒径は約1〜5mm)は、未燃分が空気と直接的に接触しないまま火格子38によって搬送されることがあり、出口部32から排出される灰に残留する未燃分の割合が高い一因となっていた。特に、樹木、枯葉、樹脂、活性炭、ポリエチレン、ゴムなどは燃焼速度が比較的に遅いため、これらの放射性廃棄物を焼却装置で焼却処理する場合は、従来の空気の供給の仕方ではストーカ炉にて残渣中の未燃分を燃焼しきれないという問題があった。本実施例のストーカ炉24では、空気供給口36に複数のノズル42を設置することにより、火格子38上の残渣中の未燃分全体に対して、空気が直接かつ均一に当たるように供給される。これにより、焼却処理する放射性廃棄物の燃焼速度が比較的に遅い場合であっても、残渣中の未燃分の燃焼効率を格段に上昇させながら、ノズル42から供給される空気量を大幅に低減することが可能となる。このため、後段に設置される排ガス処理装置の大型化を抑制することができる。本発明者らの実験によると、ストーカ炉24で焼却処理した後の未燃分は、従来の未燃分の約5%まで低減した。また、ノズル42を用いて残渣中の未燃分に直接空気を当てることにより、ストーカ炉24での焼却処理に必要とされる空気量は、従来の約2分の1まで低減した。このときのノズル42から供給される空気量と、火格子38の下方から供給される空気量との割合は、約10:1であった。
また、ノズル42は、従来のストーカ炉の炉体の側壁に形成されている空気供給口36内に設置される。別言すれば、従来のストーカ炉の構成を利用してノズル42を追加するだけで、ストーカ炉での残渣中の未燃分の燃焼性を向上すると共に、燃焼に必要な空気量を低減することができる。未燃分の燃焼性を向上するためにストーカ炉の放射性廃棄物搬送方向の長さを長くする必要がなくなる。即ち、本明細書が開示する技術は低コストで容易に実施することができる。
また、本実施例では、ストーカ炉用空気供給装置と各ノズル42a〜42cとの間に空気量調整弁が設置される。空気量調整弁により、各ノズル42a〜42cの流速を所望の値に制御することができる。ノズル42の流速を大きくすることで、ノズル42から比較的遠い場所にも空気を到達させることができる。また、ノズル42の流速を小さくすることで、ノズル42から供給される空気が火格子上の残渣を吹き飛ばすことが抑制される。このため、火格子上の位置によらずに残渣に対して直接かつ均一に空気を供給することができる。また、空気量調整弁を設けることにより、火格子上の残渣の粒径又は質量に応じてノズル42の流速を変更することができる。通常、焼却装置10に投入される放射性廃棄物は、投入前に材質別に仕分けされる。このため、放射性廃棄物の材質に応じてノズル42の流速を変更することにより、ストーカ炉において未燃分をより効率的に燃焼することができる。
また、本実施例では排ガス出口部28をロータリキルン炉12ではなくストーカ炉24のx方向側の端部に形成している。そして、ロータリキルン炉12で発生する排ガスがストーカ炉24の炉体34内を経由してから排ガス出口部28から排出される構成としている。これにより、排ガス中の微粒カーボンをストーカ炉24にて燃焼でき、排ガス出口部28から排出される排ガスから微粒カーボンを除去することができる。即ち、ストーカ炉24を、排ガスの二次燃焼器として利用している。この構成によると、排ガス出口部28と冷却器50との間に排ガスを二次燃焼する二次燃焼器を設置する必要がなくなるため、設備の大型化を抑制できる。また、二次燃焼器(二次燃焼室)を昇温するための加熱手段や送気ブロワなどが不要となるため、二次燃焼器に付随するコストを低減できる。また、二次燃焼器を昇温するための時間が不要となるため、作業効率を向上できる。
また、通常はロータリキルン炉12の動作中はキルン14内の圧力は負圧に保たれるため、放射性物質がキルン14外に流出することはない。しかしながら、放射性廃棄物中に揮発性物質が混入するなどしてキルン14内の圧力が上昇した場合は、放射性物質がキルン本体14aとキルン底部14bとのシール部分などから漏洩することがある。本実施例ではキルン14は密閉式のカバー22で覆われているため、仮に放射性物質がキルン14外に漏洩したとしても、カバー22の外部に漏洩することは防止される。このため、安全に放射性廃棄物を焼却処理できる。
次に、図5を参照して実施例2について説明する。以下では、実施例1と相違する点についてのみ説明し、実施例1と同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。
本実施例の焼却装置110は、以下の点で実施例1の焼却装置10と異なる。即ち、焼却装置110では、ロータリキルン炉112のキルン底部14bに排ガス出口部72が形成されている。また、排ガス出口部72と冷却器50との間には、二次燃焼器70が設置されている。具体的には、二次燃焼器70の上方には排ガスが供給される供給口77が形成されており、下方には排ガスが排出される排出口78が形成されている。排ガス出口部72と供給口77とは配管74によって接続されており、排出口78と冷却器50の供給口51とは配管80によって接続されている。ロータリキルン炉112で放射性廃棄物を撹拌燃焼すると微粒カーボンが発生し、排ガスに混入する。微粒カーボンは、排ガスと共に排ガス出口部72から排出される。一方、ストーカ炉124で残渣中の未燃分を燃焼することにより発生した排ガスは、導入部27から接続管25を介してロータリキルン炉112に送られ、排ガス出口部72から排出される。即ち、本実施例では、ロータリキルン炉112で発生した排ガス及びストーカ炉124で発生した排ガスは、ロータリキルン炉112に形成された排ガス出口部72から排出される。二次燃焼器70では、排ガス中の微粒カーボンをバーナ76で燃焼して排ガスから微粒カーボンを除去する。この構成によっても、二次燃焼器70を不要とする点以外については、実施例1の焼却装置10と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本明細書が開示する技術の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本明細書が開示する放射性廃棄物焼却装置は、上記の実施例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上記の実施例では1組の空気供給口36が3つの供給口を有したが、供給口の数はこれに限られない。また、複数組の空気供給口36が、1つの火格子38上の残渣に空気を供給する構成であってもよい。また、空気供給口36のx方向の位置は、火格子38の幅w1の略中央でなくてもよい。空気供給口36に設置されたノズル42から供給される空気が、火格子38上の残渣全体に直接かつ均一に当たるのであれば、これらの構成は、適宜変更されてもよい。
また、上記の実施例のストーカ炉の構成は、ロータリキルン炉の後段に接続される場合のストーカ炉に限らない。また、焼却処理の対象物は、放射性廃棄物に限られない。例えば、都市ごみをストーカ炉単独で焼却処理する場合に上記の実施例のストーカ炉の構成を適用してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:放射性廃棄物焼却設備
10:放射性廃棄物焼却装置
12:ロータリキルン炉
14:キルン
24:ストーカ炉
25:接続管
27:導入部
28:排ガス出口部
34:炉体
36:空気供給口
38:火格子
42:ノズル
46:空気量調整弁
50:冷却器
60:フィルタ装置
61:セラミックフィルタ

Claims (2)

  1. 投入された放射性廃棄物を撹拌燃焼するロータリキルン炉と、ロータリキルン炉から排出される残渣中の未燃分を燃焼するストーカ炉を備えており、
    ストーカ炉は、炉体と、残渣を搬送する火格子と、炉体の側壁に設けられ、炉体内へ空気を供給するための複数のノズルを有しており、
    火格子上には、ロータリキルン炉からの残渣が供給され、
    ノズルの先端は、ノズルから供給される空気が火格子上の残渣に直接当たるように構成されていることを特徴とする、放射性廃棄物焼却装置。
  2. ノズルから供給される空気の流速を制御する空気量調整弁をさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の放射性廃棄物焼却装置。
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