JP2015070873A - 遊技機 - Google Patents

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康剛 鈴木
Yasutaka Suzuki
康剛 鈴木
熊田 豊臣
Toyoo Kumada
豊臣 熊田
中村 裕介
Yusuke Nakamura
裕介 中村
大輔 芳根
Daisuke Yoshine
大輔 芳根
幸樹 佐藤
Koju Sato
幸樹 佐藤
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Abstract

【課題】画像信号を確実に伝送しながら、画像表示手段により画像が表示されている演出部材を回転駆動させる。
【解決手段】本発明の遊技機は、副画像表示部114bを備えた可動役物115を回転可能に備え、この副画像表示部114bに対し、スリップリング170を介して画像信号を供給する。また、可動役物115の回転動作中においても、スリップリング170を介して画像信号が供給される。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転可能な画像表示手段を備えた遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機には、遊技制御や演出制御を行うための複数の制御基板が設けられている。また、遊技機には、演出において用いられる種々の電子部材が設けられている。例えば、特定の動作を行うように構成された可動部材、画像を表示する画像表示装置、演出に応じて点灯する電飾ランプ等を備える。
特許文献1には、サブ液晶表示部を備えるとともに移動可能に設けられた小型液晶ユニットと、この小型液晶ユニットに接続され命令信号等を供給するフレキシブル・フラットケーブルとを備える遊技機が開示されている。
特開2013−75011号公報
遊技機の演出に用いられる部材(演出部材)は、遊技機本体から供給される命令信号により、様々な演出を実行する。そして、演出部材が画像表示手段を備える場合には、この画像表示手段に対して大量のデータである画像信号を確実に伝送することが必要である。
ここで、近年、遊技機の演出をさらに発展させ、遊技者の興趣を高めることが要求されている。このとき、単に画像表示手段で画像を表示するのではなく、大量の画像信号を確実に伝送する、という問題を解決した状態で、この画像表示手段により画像が表示されている演出部材そのものを、高速に激しく、また同方向に自由に回転させることができれば、遊技者の興趣を大きく高めることが可能となる。
本発明の目的は、画像信号を確実に伝送しながら、画像表示手段により画像が表示されている演出部材を回転駆動させることにある。
上記の目的を達成する本発明は、次のような遊技機として実現される。この遊技機は、
回転軸115fと、
前記回転軸115fとともに回転動作する演出部材115aと、
前記演出部材115aに設けられ、演出のための画像が表示される画像表示手段114bと、
前記回転軸115fに設けられ、当該回転軸115fとともに回転する円環部材171aと、
前記円環部材171aの外周面に接触して設けられ、当該円環部材171aと電気的に接続される接触部材173aと
を備え、
前記接触部材173aおよび前記円環部材171aを通じて、前記画像表示手段114bに画像信号を供給する
ことを特徴とする。
このような構成とすることにより、画像表示手段114bが設けられた演出部材115aの回転角度とは関係なく、画像表示手段114bに対して画像信号が供給される。
また、上記の構成において、前記演出部材115aが回転動作中に、前記接触部材173aおよび前記円環部材171aを通じて、前記画像表示手段114bに画像信号を供給することができる。
このような構成とすることにより、演出部材115aの回転動作中に、画像表示手段114bに画像を表示することができる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、画像信号を確実に伝送しながら、画像表示手段により画像が表示されている演出部材を回転駆動させることができる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の部分平面拡大図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。 (a)乃至(c)は本実施の形態のパチンコ遊技機の可動役物の例を示す図である。 図4に示した可動役物への配線の例を示す図である。 本実施の形態の画像制御基板、中継基板、スリップリングおよび可動役物の主要部の回路構成を例示する図である。 本実施の形態のスリップリングの詳細な構成を示す図である。 本実施の形態に係るスリップリングの斜視図である。 変形例におけるスリップリングの詳細な構成を示す図である。 (a)は役物本体の回転態様の変形例を示す図であり、(b)は役物本体の回転態様の他の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。本実施の形態では、画像表示部114として、遊技盤110に設けられた主画像表示部114aと、後述の可動役物115に設けられた副画像表示部114bとを備える。ただし、以下の説明においても、主画像表示部114aと副画像表示部114bとを特に区別する必要がない場合は、単に画像表示部114と記す。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。本実施の形態における可動役物115および可動役物115に設けられる副画像表示部114bの詳細については、後述する。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入賞すると特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する始動ゲート(以下、単にゲートと呼ぶ)124と、が遊技盤110に配設されている。なお、図1において、ゲート124は、遊技領域111の左右にそれぞれ設けられており、左側のゲート124は124Lと記載し、右側のゲート124は124Rと記載している。また、ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器の作動契機となる入賞口をいう。具体的には、第1始動口121および第2始動口122には、入賞の際に遊技球の通過を検知するスイッチ(後述の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212)が設けられている。そして、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した際にこのスイッチが遊技球の通過を検知することが、特別図柄表示器を作動させる契機となる。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ(開閉部材)123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば0.15秒ないし1.8秒間)および規定回数(例えば1回ないし3回)だけ開く。
パチンコ遊技機100は、通常の確率で大当たり抽選を行う低確率状態と、低確率状態よりも高い確率で大当たり抽選を行う高確率状態とを有している。なお、所定の条件において低確率状態と、高確率状態とのいずれかの状態に制御される。また、パチンコ遊技機100は、第2始動口122への入賞機会が少ない時短無状態と、時短無状態よりも第2始動口122への入賞機会が多い時短状態とを有している。なお、所定の条件において、時短無状態と、時短状態とのいずれかの状態に制御される。ここで、時短状態とは、たとえば、普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にする、普通図柄変動時間を短縮する、あるいは電動チューリップ123の開時間を延長する、のいずれか一つまたはすべての組合せによって制御される。なお、時短状態では、特別図柄の特別図柄変動時間が短縮されていてもよい。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選を行わない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、遊技盤110の裏面には、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板580(図6参照)、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行う。枠ランプ157は、LED等の発光体で構成され、点灯・点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止させて抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止させて抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過したことに基づき、普通図柄を変動表示した後に停止させて抽選結果を表示する。本実施の形態では、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって特別図柄抽選の抽選結果が表示される。同様に、普通図柄表示器223も、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって普通図柄抽選の抽選結果が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合、特別図柄が変動中であるために、後の入賞に基づく特別図柄の変動表示動作を開始することができない。そのため、後の入賞は規定個数(例えば4個)を限度に記憶され、その入賞した遊技球に対する特別図柄を始動させるための権利が、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、保留される。なお、普通図柄に関しても、特別図柄と同様の処理を行う。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未変動数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
さらに、表示器130は、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224を備えている。本実施の形態では、状態表示器224は、2個のLEDを配列した表示装置で構成されている。2個のLEDのうち1つは、パチンコ遊技機100の状態が、特別図柄抽選の当選確率が高確率である高確率状態となっているか否かを点灯により報知するものである。他の1つは、パチンコ遊技機100の状態が、第2始動口122に入賞しやすい時短状態となっているか否かを点灯により報知するものである。なお、状態表示器224には、さらにLEDを設け、右打ちすることによって(遊技球の打球力を変更することによって)遊技者に有利な状態となっているか否かを点灯により報知してもよい。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。図示の例において、遊技者は、例えば、十字に配列された4つのキーからなる演出キー162を操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像の何れかを指示することが可能であり、また、演出ボタン161を操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161および演出キー162の他、レバーやダイヤル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、サブ基板としての演出制御基板、画像制御基板580(図6参照、後述)、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、特別図柄の当選の判定等を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、その抽選結果を演出制御部300に送る。また、高確率状態と低確率状態の変更情報、時短無状態と時短状態の変更情報を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にする、普通図柄変動時間を短縮する、あるいは電動チューリップ123の開時間を延長する制御を行う。また、遊技制御部200は、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未変動分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未変動分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
さらにまた、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、特別電動役物である大入賞口125が所定条件(例えば29.5秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、検知手段として、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、特別図柄の変動中に第1始動口121へ入賞した未変動分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、特別図柄の変動中に第2始動口122へ入賞した未変動分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄の変動中にゲート124を通過した未変動分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄の変動表示および普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した、払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果および変動パターンに基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン161等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、演出制御部300は、遊技制御部200より受信した高確率状態と低確率状態の変更情報、時短無状態と時短状態の変更情報に基づいて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。
ROM312には、さらに、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データ(描画データ)により画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔可動役物の例〕
図4(a)乃至図4(c)は、本実施の形態のパチンコ遊技機100における可動役物115の例を示す図である。
図4(a)に示すように、本実施の形態における演出部材としての可動役物115は、回転軸115fと、回転軸115fとともに回転可能に構成された役物本体115aと、電飾ランプ115bと、副画像表示部114bと、電飾ランプ115bおよび副画像表示部114bによる演出を制御する役物演出制御基板115c(図5参照)とを備える。また、可動役物115は、回転軸115fを回転可能に支持する支持部115dと、回転軸115fを回転させる駆動モータ115gとを備える。なお、役物本体115aは演出部材の一例である。
電飾ランプ115bは、盤ランプ116の一種であり、他の盤ランプ116と同様に、ランプ制御部320(図3参照)に制御されて発光する。副画像表示部114bは、主画像表示部114aと同様に、画像/音響制御部310(図3参照)に制御されて演出のための画像を表示する。なお、副画像表示部114bは画像表示手段の一例である。
駆動モータ115gは、ランプ制御部320(図3参照)の制御により動作することで、回転軸115fを回転させる。そして、この駆動モータ115gからの駆動を受けると、回転軸115fとともに役物本体115aが回転する。
具体的には、役物本体115aは、図4(a)に示す状態(副画像表示部114bが遊技者と対峙する状態、以下、A状態)から、図4(b)に示す状態(役物本体115aが遊技盤110に対して傾斜している状態、以下、B状態)、および図4(c)に示す状態(副画像表示部114bとは反対側が遊技者と対峙する状態、以下、C状態)を経て、再び図4(a)に示すA状態へと戻る。
例えば、通常は図4(a)に示すA状態で副画像表示部114bに演出用画像が表示されており、特定の演出が行われると、副画像表示部114bに演出用画像が表示された状態を維持しながら、図4(b)に示すB状態、および図4(c)を示すC状態を経て、再び図4(a)に示すA状態へと戻る。また、この特定の演出においては、役物本体115aが、一方向への回転を継続し、A状態、B状態およびC状態となることを繰り返す。そして、この特定の演出の終了により、役物本体115aは、例えばA状態で停止する。
この役物本体115aは、回転軸115fの周囲を同一方向に360°以上回転することが可能である。さらに説明をすると、役物本体115aは、回転軸115fの周囲を無制限に回転することが可能である。
また、役物本体115aは、上記の説明とは反対方向へ回転することが可能である。すなわち、役物本体115aは、C状態からB状態を経てA状態となる向きに回転することも可能である。
なお、図4(c)に示すように、図示の例の役物本体115aにおいては、副画像表示部114bとは反対側の面に、盤ランプ116の一種である電飾ランプ115bが設けられている。しかしながら、役物本体115aにおける副画像表示部114bとは反対側の面に、電飾ランプ115bを設けない構成であってもよい。また、この反対側の面に、他の副画像表示部(図示せず)を設ける構成であってもよい。
〔可動役物への配線〕
上記のように構成された可動役物115を制御する場合、少なくとも、役物本体115aを動作させる駆動モータ115gへの制御信号、および副画像表示部114bに画像を表示させるための画像信号を可動役物115に供給する必要がある。以下に、この可動役物115への配線について説明する。なお、ここでは、電飾ランプ115bの制御信号に関する説明については省略する。
図5は、図4に示した可動役物115への配線の例を示す図である。
まず、図5に示すように、役物本体115aを動作させる駆動モータ115gへの制御信号の供給は、駆動制御ケーブル190を用いて行われる。また、副画像表示部114bへの画像信号の供給は、演出制御ケーブル180を用いて行われる。
図示の構成例では、画像制御基板580(図6参照)およびランプ制御基板(図示せず)に接続された中継基板570と、駆動モータ115gとが、駆動制御ケーブル190により接続されている。さらに、この中継基板570と、副画像表示部114bとが、演出制御ケーブル180により接続されている。
なお、図示の例においては、駆動制御ケーブル190は、回転軸115fの軸方向において、役物本体115aに対する一方側(図5の紙面左奥側)にて可動役物115へ接続される。また、演出制御ケーブル180は、回転軸115fの軸方向において、役物本体115aに対する他方側(図5の紙面右手前側)にて可動役物115へ接続される。このことにより、駆動制御ケーブル190と演出制御ケーブル180とが近接し、演出制御ケーブル180を通る副画像表示部114bの画像信号が、駆動制御ケーブル190を通る駆動モータ115gの制御信号の影響を受けることが抑制される。
また、図示の例とは異なり、駆動制御ケーブル190および演出制御ケーブル180を、回転軸115fの軸方向において、役物本体115aに対する同じ側に設けてももちろんよい。この場合、駆動制御ケーブル190に接続される駆動モータ115gを設置する空間を確保するため、例えば回転軸115fから離間した位置に駆動モータ115gを配置するとともに、駆動モータ115gからの駆動を回転軸115fへ伝達するギア列(図示せず)を設ける構成としてもよい。
さて、上述のように役物本体115aは、駆動モータ115gによる駆動を受けて無制限に回転する。したがって、役物本体115aに設けられる副画像表示部114bへ画像信号を供給する演出制御ケーブル180は、役物本体115aの回転を許容するように配線される必要がある。
そこで、本実施の形態においては、演出制御ケーブル180と役物本体115aとの間にスリップリング170が設けられる。そして、このスリップリング170を介して、演出制御ケーブル180から供給される画像信号が、役物本体115aの副画像表示部114bへと伝送される。
図6は、本実施の形態に係る画像制御基板580、中継基板570、スリップリング170および可動役物115の主要部の回路構成を例示する図である。
図6に示すように、画像制御基板580は、CPU311と、CPU311からの指示に基づき不平衡伝送方式の画像信号を生成するVDP(Video Display Processor)581と、VDP581からの画像信号を外部へ出力するコネクタ(CN)583とを備える。
中継基板570は、画像制御基板580のコネクタ583から画像信号を受けるコネクタ(CN)571と、コネクタ571が受けた画像信号を平衡伝送方式へと変換する変換器573と、変換器573が変換した画像信号を外部へ出力するコネクタ(CN)575とを備える。また、中継基板570は、電源およびグランドに接続されるコネクタ(CN)577を備える。
スリップリング170は、演出制御ケーブル180を構成する複数のケーブルを介して、中継基板570のコネクタ575およびコネクタ577と接続されている。また、スリップリング170は、可動役物115の役物演出制御基板115cに接続されている。
可動役物115の役物演出制御基板115cは、スリップリング170のスリップリングケーブル175から信号を受けるコネクタ(CN)115iと、コネクタ115iを介して受けた画像信号を不平衡伝送方式に変換する変換器115jと、変換器115jによって変換された画像信号を外部へ出力するコネクタ115pとを備える。また、図示の例においては、役物演出制御基板115cは、コネクタ115iを介して受けた画像信号のノイズを除去するクロック制御回路115kと、コネクタ115iを介して受けた電源からの電荷を蓄えるコンデンサ115mとを備える。
副画像表示部114bは、シリアルケーブル115nを介して、役物演出制御基板115cのコネクタ115pから画像信号を受けるコネクタ114iを備える。
上記のように画像制御基板580、中継基板570、スリップリング170および可動役物115が構成されることにより、画像制御基板580のCPU311からの指示によって生成された画像信号が、中継基板570、スリップリング170を介して可動役物115へと伝送され、この伝送された画像信号により副画像表示部114bに画像が出力される。また、副画像表示部114bには、中継基板570からの電源がスリップリング170を介して供給される。さらに、副画像表示部114bは、スリップリング170を介してグランド線に接続される。
〔スリップリングの構成〕
図7は、本実施の形態に係るスリップリング170の詳細な構成を示す図である。
スリップリング170は、回転軸115fとともに回転可能に設けられる回転部171と、この回転部171と電気的に接続されるとともに遊技盤110(図1参照)に対して固定される固定部173とを備える。また、スリップリング170は、回転部171から信号を受け役物本体115aへ伝送するスリップリングケーブル175を備える。
回転部171は、回転軸115fの端部にて回転軸115fと同軸に設けられる略円筒状の部材である。この回転部171は、略円筒状の外周に沿って設けられる円環状の部材であり、導電性部材により形成されるリング171aを備える。図示の例においては、回転部171は、軸方向において互いに離間する位置にて、複数(図示の例では8個)のリング171aを備える。また、回転部171は、軸方向において離間するリング171a間に設けられる円環状の部材であり、絶縁性部材により形成されるバリア171bを備える。このバリア171bの外周面は、リング171aの外周面よりも径方向外側に突出する。なお、リング171aは、円環部材の一例である。
固定部173は、回転部171に設けられたリング171aと接触して設けられかつ導電性部材で形成されるブラシ173aと、複数のブラシ173aを保持しかつ絶縁性部材で形成される保持部材173bとを備える。図示の例においては、固定部173は、回転部171に設けられた複数のリング171aと同じ個数(図示の例では8個)のブラシ173aを備える。また、この複数のブラシ173aには、演出制御ケーブル180を構成する複数のケーブルが各々接続される。なお、ブラシ173aは、接触部材の一例である。
スリップリングケーブル175は、複数のケーブルを備える。そして、スリップリングケーブル175の複数のケーブルは、各々の一端が略円筒状の回転部171の内部にてリング171aと接続され、各々の他端が役物演出制御基板115cのコネクタ115i(図6参照)と接続される。
図7に示すように、回転部171に複数設けられたリング171aと、固定部173に複数設けられたブラシ173aとが各々接触する位置にて、保持部材173bが複数のブラシ173aを固定する。また、各ブラシ173aの間には、バリア171bが配置される。このことにより、1つのブラシ173aが、接触するべきリング171aと隣接する他のリング171aと接触することが抑制される。
そして、回転部171のリング171aと、固定部173のブラシ173aとが接触する接触点にて、演出制御ケーブル180を介して供給される信号が、固定部173から回転部171へと伝送される。また、回転部171の回転に伴って、固定部173のブラシ173aが回転部171のリング171aの外周を摺動する。そして、この摺動時においても、固定部173から回転部171への信号の伝送が行われる。このように、回転部171へと伝送された信号は、スリップリングケーブル175を介して役物演出制御基板115c(図6参照)へと供給される。付言すると、役物本体115aが回転動作中においても、ブラシ173aおよびリング171aを通じて、副画像表示部114bに画像信号が供給される。
図8は本実施の形態に係るスリップリング170の斜視図である。
図8に示すように、スリップリング170は、演出制御ケーブル180から受ける信号を、回転軸115fを介して役物本体115aへと供給する。さらに説明をすると、スリップリング170のスリップリングケーブル175は、略円筒状に形成された回転軸115fの内部に設けられる。この構成により、回転軸115fとともに回転するスリップリングケーブル175が、他の部材に絡まることは抑制される。
また、スリップリングケーブル175は、回転部171(図7参照)、回転軸115fおよび役物本体115aとともに回転する。したがって、役物本体115aが一方向に回転を継続した場合であっても、スリップリングケーブル175が捩れることはない。
さて、上記では説明を省略したが、図7に示すように、演出制御ケーブル180においては、平衡伝送方式の画像信号が一対のケーブル(ツイストペア線181、183)によって伝送される。そして、このツイストペア線181、183は、スリップリング170側にて各々複数に分岐し、分岐したケーブルが各々別のブラシ173aに接続される。また、スリップリングケーブル175においては、平衡伝送方式の画像信号が一対のケーブル(ツイストペア線177、179)によって伝送される。そして、このツイストペア線177、179は、スリップリング170側にて各々複数に分岐し、分岐したケーブルが各々別のリング171aに接続される。この構成により、スリップリング170にて画像信号を伝送するための接触点の数が増加し、画像信号の伝送がより確実に行われる。
また、上記のように、可動役物115の役物演出制御基板115cは、コンデンサ115mを備える。そして、仮にスリップリング170の電源を供給する接触点において飛び(接点飛び)が発生した場合であっても、コンデンサ115mから副画像表示部114bへ電源が供給される。このことにより、副画像表示部114bへの電源供給が途切れることが抑制される。
また、上記のように、可動役物115の役物演出制御基板115cは、画像信号のノイズを除去するクロック制御回路115kを備える。このクロック制御回路115kにより、スリップリング170を介して伝送されることにともない、画像信号にノイズが発生した場合であっても、副画像表示部114bに表示される画像の劣化は抑制される。
なお、図示は省略するが、スリップリング170は、1つの回転部171の周囲に2つの固定部173を備え、1つのリング171aが2つのブラシ173aと接触点をもつ、いわゆる2点接触の構造としてもよい。スリップリング170を2点接触の構造とすることで、信号の伝送がより確実に行われる。
また、上記では説明を省略したが、電飾ランプ115bの制御信号を、役物本体115aへ供給する必要がある。この電飾ランプ115bの制御信号は、スリップリング170を介して、役物本体115aに設けられた電飾ランプ115bに供給されてもよい。具体的には、例えば図7において、演出制御ケーブル180を構成する複数のケーブルが接続されていないブラシ173aと、このブラシ173aに対応するリング171aとの接触点を介して、電飾ランプ115bの制御信号が電飾ランプ115bへと供給されてもよい。
〔変形例1〕
図9は、変形例におけるスリップリング1700の詳細な構成を示す図である。
上記の説明においては、電飾ランプ115bの制御信号が、スリップリング170のブラシ173aおよびリング171aの接触点を介して、役物本体115aに設けられた電飾ランプ115bへ供給されることを説明したが、この構成に限定されない。
例えば、図9に示すスリップリング1700のように、発光部1703fおよび受光部1701fによる光通信(赤外線通信)を介して、電飾ランプ115bに制御信号を供給してもよい。
具体的に説明をすると、スリップリング1700は、回転部1701と、固定部1703と、スリップリングケーブル1705とを備える。
回転部1701は、リング1701aと、バリア1701bと、回転軸115fとは反対側の端面1701dに設けられる凹部1701eと、この凹部1701eの底部に設けられる受光部1701fとを備える。
また、固定部1703は、ブラシ1703aと、回転部1701の端面1701dと対峙して設けられる発光装置1703eと、この発光装置1703eおよびブラシ1703aを保持する保持部材1703bとを備える。さらに、発光装置1703eは、回転部1701の凹部1701eの内部に向けて突出する凸部1703gと、この凸部1703gの頂部に設けられる発光部1703fとを備える。また、発光部1703fには、演出制御ケーブル1800の一部を構成する制御信号ケーブル1801、1803が接続される。
また、スリップリングケーブル1705は、各々リング1701aと接続される複数のケーブルと、回転部1701の受光部1701fと接続される制御信号ケーブル1707、1709を備える。
以上のように構成されたスリップリング1700において、演出制御ケーブル1800の制御信号ケーブル1801、1803によって発光部1703fへ供給された電飾ランプ115bの制御信号は、赤外線通信により非接触で受光部1701fへと伝送される。このことにより、役物本体115aおよび回転軸115fが回転している状態においても、発光部1703fと受光部1701fとの間で信号が伝送される。
そして、受光部1701fへ供給された電飾ランプ115b(図8参照)の制御信号は、スリップリングケーブル1705の制御信号ケーブル1707、1709を介して、電飾ランプ115bへと供給される。
〔変形例2〕
図10(a)は役物本体115aの回転態様の変形例を示す図であり、図10(b)は役物本体115aの回転態様の他の変形例を示す図である。
上記の説明においては、副画像表示部114bの面に沿う方向に配置された回転軸115fの周囲を、役物本体115aが回転することを説明した。しかしながら、役物本体115aの回転は、他の態様であってもよい。
例えば、図10(a)に示す可動役物1150は、副画像表示部114bの法線方向に沿う回転軸1150fと、この回転軸1150fに設けられるスリップリング1710とを備える。また、可動役物1150は、回転軸1150fから離間した位置に設けられる駆動モータ1150gと、駆動モータ1150gからの駆動を回転軸1150fへ伝達するギア列1150hとを備える。
この可動役物1150においては、駆動モータ1150gによる駆動を受けた副画像表示部114bが、遊技者側と対峙する状態を維持しながら回転する。
また、例えば、図10(b)に示す可動役物1151のように、役物本体115aが2軸で回転してもよい。
具体的に説明をすると、可動役物1151は、副画像表示部114bの面に沿う方向に配置された回転軸1153fと、この回転軸1153fと直交する方向に配置された回転軸1151fとを備える。また、可動役物1151は、回転軸1151fに設けられるスリップリング1720と、回転軸1151fを駆動する駆動モータ1151gと、回転軸1153fに設けられるスリップリング1730と、回転軸1153fを駆動する駆動モータ1153gとを備える。さらに、可動役物1151は、スリップリング1720に画像信号を伝送する演出制御ケーブル1820と、スリップリング1720から伝送される画像信号をスリップリング1730へと供給する演出制御ケーブル1830とを備える。
この可動役物1151において、役物本体1151aは、駆動モータ1151gおよび駆動モータ1153gによる駆動を受け、回転軸1151fおよび回転軸1153fを中心として回転する。また、演出制御ケーブル1820から伝送される画像信号は、スリップリング1720、演出制御ケーブル1830、スリップリング1730を介して副画像表示部114bへと供給される。
この可動役物1151においては、1軸で回転させる場合と比較して、役物本体1151aの複雑な動作が実現できる。
114b…副画像表示部、115…可動役物、115a…役物本体、115b…電飾ランプ、115f…回転軸、115g…駆動モータ、170…スリップリング、171…回転部、173…固定部、180…演出制御ケーブル

Claims (2)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸とともに回転動作する演出部材と、
    前記演出部材に設けられ、演出のための画像が表示される画像表示手段と、
    前記回転軸に設けられ、当該回転軸とともに回転する円環部材と、
    前記円環部材の外周面に接触して設けられ、当該円環部材と電気的に接続される接触部材と
    を備え、
    前記接触部材および前記円環部材を通じて、前記画像表示手段に画像信号を供給する
    ことを特徴とする、遊技機。
  2. 前記演出部材が回転動作中に、前記接触部材および前記円環部材を通じて、前記画像表示手段に画像信号を供給することを特徴とする、請求項1記載の遊技機。
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