JP2015070111A - 筺体の保護構造、情報処理装置及び筺体の保護方法 - Google Patents

筺体の保護構造、情報処理装置及び筺体の保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化可能な筺体の保護構造、情報処理装置及び筺体の保護方法を提供する。
【解決手段】筺体の保護構造1は、筺体2に設けられた保護部3と、保護部3に第一方向Xの衝撃力が生じた際に、筺体2に対する第一方向Xの衝撃力を緩和するとともに、第一方向Xの衝撃力が加わらない場合に筺体2に対する保護部3の第一方向Xの位置を決める第一緩衝部4と、保護部3に第一方向Xと直交する第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力が生じた際に、筺体2に対する第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力を緩和するとともに、第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力が加わらない場合に筺体2に対する保護部3の第二方向Y及び第三方向Zの位置を決める第二緩衝部5とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、筺体の保護構造、情報処理装置及び筺体の保護方法に関する。
一般に、携帯電話端末を使用中や持ち運び時等に落下させてしまうと、携帯電話端末内部の部品が損傷、破壊してしまうおそれがあるため、携帯電話端末の内部に衝撃力を緩和させる構成が組み込まれている。
例えば、スイッチ基板やスピーカが固定された機器本体シャーシと、機器本体シャーシの上面、下面、両側面及び前面を覆う外郭ケースと、機器本体シャーシの下面、両側面と外郭ケースとの間に挟み込まれたダンパーと、機器本体シャーシの前面と外郭ケースとの間に挟みこまれた枠状パッキンと、を備えたハンディー無線通信機が提案されている。また、このハンディー無線通信機では、外郭ケースが、機器本体シャーシにねじで固定されている(下記特許文献1参照)。
また、携帯用端末機器の保護装置として、機器本体の周部に、衝撃吸収性を有する保護部材が配置されたものが提案されている。この保護部材は、機器本体の左側に配置される左側保護部材と、機器本体の右側に配置される右側保護部材とを有している。これら左側保護部材及び右側保護部材の内周面には溝部が形成され、この溝部が機器本体の外周面に形成された凸部に嵌めこまれることで、左側保護部材及び右側保護部材は機器本体に装着されている(下記特許文献2参照)。
特開2007−36522号公報 特開平9−321847号公報
特許文献1に記載のハンディー無線通信機では、外郭ケースを機器本体シャーシにねじで取り付けて、ねじの軸方向に位置決めをしている。しかし、落下時にこの軸方向の衝撃力を受けると衝撃力を緩和できないという問題点がある。
また、特許文献2に記載の携帯用端末機器の保護装置では、凹溝のまわりに上下方向、表裏方向及び左右方向の三方向の衝撃力を吸収可能な保護部材を配置している。この保護部材自体が衝撃吸収性を有するため、保護部材が大型になり、携帯用端末機器が大型化してしまうという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、全方向の衝撃力を緩和できて小型化可能な筺体の保護構造、情報処理装置及び筺体の保護方法を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る筺体の保護構造は、筺体に設けられた保護部と、該保護部に第一方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第一方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第一方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第一方向の位置を決める第一緩衝部と、前記保護部に前記第一方向と直交する第二方向及び第三方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第二方向及び前記第三方向の位置を決める第二緩衝部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る筺体の保護方法は、筺体に保護部を設け、該保護部に第一方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第一方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第一方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第一方向の位置を決める第一緩衝部を設け、前記保護部に前記第一方向と直交する第二方向及び第三方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第二方向及び前記第三方向の位置を決める第二緩衝部を設けたことを特徴とする。
本発明に係る筺体の保護構造、情報処理装置及び筺体の保護方法によれば、全方向の衝撃力を緩和できて小型化することができる。
本発明の第一実施形態に係る筺体の保護構造を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る情報処理装置を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る情報処理装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る情報処理装置を示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係る情報処理装置を示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第二実施形態に係る情報処理装置を図2のA−A箇所で切断した図である。 本発明の第二実施形態に係る情報処理装置の構成を示すために、保護部を取り外した分解斜視図である。 図2のB−B断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による電子機器を実施するための最良の形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る筺体の保護構造の最小構成を示す図である。
この図が示すように、筺体2の保護構造1は、筺体2に設けられた保護部3と、保護部3に第一方向Xの衝撃力が生じた際に、筺体2に対する第一方向Xの衝撃力を緩和するとともに、第一方向Xの衝撃力が加わらない場合に筺体2に対する保護部3の第一方向Xの位置を決める第一緩衝部4と、保護部3に第一方向Xと直交する第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力が生じた際に、筺体2に対する第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力を緩和するとともに、第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力が加わらない場合に筺体2に対する保護部3の第二方向Y及び第三方向Zの位置を決める第二緩衝部5と、を少なくとも備えていればよい。
また、筺体2の保護方法は、筺体2に保護部3を設け、保護部3に第一方向Xの衝撃力が生じた際に、筺体2に対する第一方向Xの衝撃力を緩和するとともに、第一方向Xの衝撃力が加わらない場合に筺体2に対する保護部3の第一方向Xの位置を決める第一緩衝部4を設け、保護部3に第一方向Xと直交する第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力が生じた際に、筺体2に対する第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力を緩和するとともに、第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力が加わらない場合に筺体2に対する保護部3の第二方向Y及び第三方向Zの位置を決める第二緩衝部5を設けていればよい。
この筺体2の保護構造1及び筺体2の保護方法では、第一緩衝部4が、第一方向Xの位置決め及び衝撃力の緩和を行う。また、第二緩衝部5が、第二方向Y及び第三方向Zの位置決め及び衝撃力の緩和を行う。よって、第一緩衝部4及び第二緩衝部5が、筺体2に対する衝撃力を緩和する機能を有するのみならず、保護部3を筺体2に位置決めする機能を有するため、筺体2の保護構造1を小型化することができる。
また、第一緩衝部4は第一方向Xの衝撃力を緩和し、第二緩衝部5は第二方向Y及び第三方向Zの衝撃力を緩和する。ここで、例えば保護部等の部材であらゆる方向の衝撃力を緩和する構成である場合には、当該一の緩衝部があらゆる方向に応じた衝撃力を緩和する機能(以下、衝撃性という)を有する必要があり部材が大型化してしまう。一方、本発明では、衝撃力を緩和する部材を、保護部等の部材とは別とするとともに、作用する衝撃力の方向に応じて第一緩衝部4と第二緩衝部5とに分けている。よって、第一緩衝部4は第一方向Xに応じた緩衝性を有し、第二緩衝部5は第二方向Y及び第三方向Zに応じた緩衝性を有していればよいため、第一緩衝部4、第二緩衝部5自体の大きさを抑えることで、筺体2の保護構造1全体として小型化することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態に係る情報処理装置の一例として携帯端末装置について、主に図2から図9を用いて説明する。
図2及び図3に示すように、携帯端末装置100は、筺体101と、筺体101に設けられた保護部110と、衝撃時に筺体101に対する衝撃力を緩和する第一緩衝部151及び第二緩衝部141と、を備えている。
(筺体)
筺体101は、平面視長方形状で所定の厚さを有し、裏側に向かって開口された箱状の部材である。
筺体101の内部には、回路部102が設けられている。回路部102には、電子部品(不図示)や集積回路(不図示)等が実装されている。
回路部102の裏側には、二次電池103が設けられている。二次電池103は、直方体状をなし、各部に直流の電力を供給する。二次電池103の裏側には、矩形のプレート状の電池蓋103Aが設けられている。
筺体101の表側には、静止画や動画等の画像を表示することができる表示部104が設けられている。表示部104の表側には、操作を検出するタッチパネルセンサ(不図示)等を備えるタッチパネル105が設けられている。
また、筺体101内の上部には、通話している相手方の音声を出力する受話部106が設けられている。筺体101内の下部には、利用者の発話を取得して、音声データに変換する発話部107が設けられている。
(保護部)
保護部110は、筺体101の表面の縁部、両側面、上下面及び裏面の縁部に設けられている。この保護部110は、左右に二分割され、筺体101の左側に配置された左側保護部111と、筺体101の右側に配置された右側保護部112とを有している。
左側保護部111と右側保護部112とは、互いに左右対称形状であるため、左側保護部111の構成を説明し、右側保護部112の構成の説明は省略する。
左側保護部111は、断面視C字状に形成されている。この左側保護部111は、筺体101の左側面、表面の左側及び裏面の左側に沿って配置された側壁部121と、側壁部121の上端から屈曲して形成された上壁部122と、側壁部121の下端から屈曲して形成された下壁部123とを有している。
図4及び図5に示すように、側壁部121は、湾曲形成されている。具体的には、側壁部121は、上端から下方に向かうにしたがって外方に向かうように湾曲形成された第一湾曲壁部131と、第一湾曲壁部131の下端から下方に向かうにしたがって内方に向かうように湾曲形成された第二湾曲壁部132とを有している。
側壁部121は、第二湾曲壁部132の下端から下方に向かうにしたがって外方に向かうように湾曲形成された第三湾曲壁部133と、第三湾曲壁部133の下端から下方に向かうにしたがって内方に向かうように湾曲形成された第四湾曲壁部134とを有している。
これら第一湾曲壁部131、第二湾曲壁部132、第三湾曲壁部133及び第四湾曲壁部134は、一体として形成されている。
また、第一湾曲壁部131と第二湾曲壁部132との境界である境界部136、及び第三湾曲壁部133と第四湾曲壁部134との境界である境界部137が、側壁部121のうちで最も外方に突出した部分とされている。
つまり、側壁部121の表面は、境界部136,137において最も表側に突出している。側壁部121の側面は、境界部136,137において最も側方に突出している。側壁部121の裏面は、境界部136,137において最も裏側に突出している。
図3に示すように、上壁部122は、筺体101の上面、表面の上側及び裏面の上側に沿って配置されている。また、下壁部123は、筺体101の下面、表面の下側及び裏面の下側に沿って配置されている。
左側保護部111の上壁部122の端部は、右側保護部112の上壁部122の端部と当接している。また、左側保護部111の下壁部123の端部は、右側保護部112の下壁部123の端部と当接している。このようにして、左側保護部111及び右側保護部112は、筺体101に沿って配置されている。
保護部110は、例えばアルミニウム等の金属材料や、ポリカーボネート等の樹脂材料で形成されている。
(第一緩衝部)
図6及び図7に示すように、第一緩衝部151は、筺体101の左側面と左側保護部111の側壁部121との間、及び筺体101の右側面と右側保護部112の側壁部121との間に配置されている。この第一緩衝部151は、中心に円形状の貫通孔151Aが形成された環状部材である。
本実施形態では、第一緩衝部151は、筺体101の左側面の上側に1箇所、筺体101の左側面の下側に1箇所、筺体101の右側面の上側に1箇所及び筺体101の右側面の下側に1箇所、合計4箇所配置されている。
また、第一緩衝部151は、保護部110の側壁部121の最も外方に突出している境界部136,137の内方に配置されている。
ここでは、筺体101の左側面と左側保護部111の側壁部121との間に配置された第一緩衝部151の構成について説明する。筺体101の右側面と右側保護部112の側壁部121との間に配置された第一緩衝部151の構成は上記構成と同一であるため、説明を省略する。
第一緩衝部151は、筺体101と左側保護部111との間に配置されている。
具体的には、筺体101の左側面には、左側に向かって突出する円柱状の取付部101Bが設けられている。取付部101Bには、端部から左右方向Xに向かって雌ねじ101Cが形成されている。なお、本実施形態では、第一方向の一例が左右方向Xである。
左側保護部111の境界部136,137における側面には、右側に向かって凹む凹部110Eが形成されている。左側保護部111の側面の内周面には、右側に向かって突出するねじ用壁部110Bが設けられている。凹部110Eの底部及びねじ用壁部110Bには、これらを左右方向Xに連通して貫通する貫通孔110Fが形成されている。この貫通孔110Fは、筺体101の取付部101Bに形成された雌ねじ101Cと連通している。
また、左側保護部111のねじ用壁部110Bと筺体101の左側面との間には、間隙部Sが形成されている。
第一緩衝部151は、ねじ用壁部110Bと筺体101の左側面との間に形成された間隙部Sに配置されている。本実施形態では、第一緩衝部151は、取付部101Bの外周側に配置されている。
この第一緩衝部151は、例えば天然ゴムや合成ゴム等の材料で形成されている。
左側保護部111の凹部110E側からねじ151Zが挿入され、左側保護部111のねじ用壁部110Bの貫通孔110Fに挿通され、筺体101の取付部101Bの雌ねじ101Cに螺合されている。このようにして、ねじ151Zと筺体101の雌ねじ101Cとの螺合により、左側保護部111は筺体101に対して左右方向Xに位置決めされている。この際、ねじ151Zの頭部は凹部110E内に配置されるため、ねじ151Zの頭部が左側保護部111の外周面から突出していない。ねじ151Zと貫通孔110Fとの間には隙間があるため、左側保護部111は筺体101に対して、後述する表裏方向Y及び上下方向Zの移動は許容される。
(第二緩衝部)
第二緩衝部141は、筺体101の左側面と左側保護部111の側壁部121との間、及び筺体101の右側面と右側保護部112の側壁部121との間に配置されている。この第二緩衝部141は、中心に円形状の貫通孔141Aが形成された環状部材である。
本実施形態では、第二緩衝部141は、筺体101の左側面の上側に2箇所、筺体101の左側面の下側に2箇所、筺体101の右側面の上側に2箇所及び筺体101の右側面の下側に2箇所、合計8箇所配置されている。つまり、各第一緩衝部151の上方及び下方に、第二緩衝部141が配置されている。
また、第二緩衝部141は、保護部110の側壁部121の最も外方に突出している境界部136,137近傍の内方に配置されている。
ここでは、筺体101の左側面と左側保護部111の側壁部121との間に配置された第二緩衝部141の構成について説明する。筺体101の右側面と右側保護部112の側壁部121との間に配置された第二緩衝部141の構成は上記構成と同一であるため、説明を省略する。
第二緩衝部141は、筺体101と左側保護部111との間に嵌合されている。
具体的には、図8及び図9に示すように、筺体101の左側面には、保護部110側に向かって、本実施形態では左側に向かって突出する円柱状の突出部101Aが設けられている。左側保護部111の側面の内周面には、対向する筺体101の左側面側に向かって、本実施形態では右側に向かって突出する嵌合部110Aが設けられている。嵌合部110Aは、側面視環状に形成され、突出部101Aの外周側に間隔を有して配置されている。
筺体101の突出部101Aは、第二緩衝部141の貫通孔141Aに嵌合されている。つまり、第二緩衝部141は、突出部101Aの周方向の全周にわたって嵌合配置されている。また、第二緩衝部141は、左側保護部111の嵌合部110Aの内周側に嵌合されている。
つまり、第二緩衝部141は、保護部110の嵌合部110Aと筺体101の突出部101Aとの間に嵌合配置されている。このようにして、第二緩衝部141は、筺体101の表面から裏面に向かう表裏方向Y及び筺体101の上面から下面に向かう上下方向Zに嵌合されている。これにより、第二緩衝部141は、左側保護部111を筺体101に、表裏方向Y及び上下方向Zに位置決めしている。なお、本実施形態では、第二方向、第三方向の一例が、それぞれ表裏方向Y、上下方向Zである。
この第二緩衝部141は、例えば天然ゴムや合成ゴム等の材料で形成されている。
次に、上記のように構成された携帯端末装置100の作用について説明する。
携帯端末装置100に表裏方向Yの衝撃力又は上下方向Zの衝撃力が生じた場合には、保護部110に作用する衝撃力が、保護部110の嵌合部110Aを介して、嵌合部110Aに嵌合された第二緩衝部141に伝達される。この際、第二緩衝部141が、作用する衝撃力の方向に応じて圧縮変形する。例えば、表裏方向Yの衝撃力が生じると第二緩衝部141は表裏方向Yに圧縮変形する。その後、圧縮変形した第二緩衝部141は、反発力で伸張してもとの状態に戻る。
一方、携帯端末装置100に左右方向Xの衝撃力が生じた場合には、保護部110に作用する衝撃力が、保護部110のねじ用壁部110Bを介して、ねじ用壁部110Bと筺体101の側面との間に配置された第一緩衝部151に伝達される。この際、第一緩衝部151が、作用する衝撃力の方向である左右方向Xに圧縮変形する。その後、圧縮変形した第一緩衝部151は、反発力で伸張してもとの状態に戻る。
このように構成された携帯端末装置100では、第二緩衝部141が、筺体101の突出部101Aの外周側と保護部110の嵌合部110Aの内周側との間に、周方向に嵌合配置されている。つまり、保護部110の嵌合部110Aの内周面と、筺体101の突出部101Aの外周面とは、第二緩衝部141の径方向の厚さ分離間して配置されている。このように、第二緩衝部141は、保護部110の筺体101に対する表裏方向Y及び上下方向Zの位置決めをしている。
また、第二緩衝部141は、表裏方向Y及び上下方向Zに作用する衝撃力に対して圧縮変形するため、筺体101に与えられる衝撃力を緩和することができるとともに、筺体101等の部材の損傷を防止することができる。
したがって、一の第二緩衝部141が、筺体101に対する衝撃力を緩和する機能を有するのみならず、保護部110を筺体101に対して表裏方向Y及び上下方向Zの位置決めをする機能を有するため、携帯端末装置100を小型化することができる。
また、第一緩衝部151は、左右方向Xに作用する衝撃力に対して圧縮変形するため、筺体101に与えられる衝撃力を緩和することができる。
このように、第一緩衝部151は左右方向Xの衝撃力を緩和し、第二緩衝部141は表裏方向Y及び上下方向Zの衝撃力を緩和する。ここで、保護部等の部材であらゆる方向の衝撃力を緩和する構成である場合には、当該保護部等の部材があらゆる方向に応じた衝撃性を有する必要があり部材が大型化してしまう。一方、本発明では、衝撃力を緩和する部材を、保護部等の部材とは別とするとともに、作用する衝撃力の方向に応じて第一緩衝部151と第二緩衝部141とに分けている。よって、第一緩衝部151は左右方向Xに応じた緩衝性を有し、第二緩衝部141は表裏方向Y及び上下方向Zに応じた緩衝性を有していればよいため、第一緩衝部151、第二緩衝部141自体の大きさを抑えることで、携帯端末装置100全体として小型化することができる。
また、保護部110の側面に物体が衝突した場合には、保護部110の側壁部121のうち最も側方に突出している境界部136,137が物体に衝突する。この境界部136,137に形成された凹部110E内に配置されたねじ151Zの頭部は、保護部110の外周面から突出していない。これにより、ねじ151Zが直接的に物体に衝突することを抑制することができるため、ねじ151Zと筺体101の雌ねじ101Cとの螺合状態が維持される。よって、保護部110の筺体101に対する固定状態が維持される。
また、物体と衝突する側壁部121の境界部136,137の内方には、第一緩衝部151が配置されている。よって、筺体101に与えられる左右方向Xの衝撃力を効果的に抑えることができる。
また、保護部110の表面(又は裏面)に物体が衝突した場合には、保護部110の側壁部121のうち最も表側(又は裏側)に突出している境界部136,137が物体に衝突する。この境界部136,137の近傍の内方には、第二緩衝部141が配置されている。よって、筺体101に与えられる表裏方向Yの衝撃力を効果的に抑えることができる。
また、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記したような情報処理装置は、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)、トランシーバ、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯音楽プレーヤー等、とすることができる。したがって、筺体101の具体的な構造、形状等については、いかなるものとしてもよい。
1…筺体の保護構造
2,101…筺体
100…携帯端末装置
101A…突出部
110…保護部
110A…嵌合部
4,151…第一緩衝部
5,141…第二緩衝部
S…間隙部
X…第一方向、左右方向
Y…第二方向、表裏方向
Z…第三方向、上下方向

Claims (6)

  1. 筺体に設けられた保護部と、
    該保護部に第一方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第一方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第一方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第一方向の位置を決める第一緩衝部と、
    前記保護部に前記第一方向と直交する第二方向及び第三方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第二方向及び前記第三方向の位置を決める第二緩衝部とを備えることを特徴とする筺体の保護構造。
  2. 前記筺体は、前記保護部側に向かって突出する突出部を有し、
    前記保護部は、前記筺体側に向かって突出するとともに、前記突出部の外周側に配置された嵌合部を有し
    前記第二緩衝部は、前記突出部と前記嵌合部との間に嵌合配置されていることを特徴とする請求項1に記載の筺体の保護構造。
  3. 前記第二緩衝部は、前記突出部の全周にわたって嵌合配置されていることを特徴とする請求項2に記載の筺体の保護構造。
  4. 前記第二緩衝部は、前記筺体と該筺体から前記第二方向に離間する前記保護部との間に形成される間隙部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の筺体の保護構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保護構造を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 筺体に保護部を設け、
    該保護部に第一方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第一方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第一方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第一方向の位置を決める第一緩衝部を設け、
    前記保護部に前記第一方向と直交する第二方向及び第三方向の衝撃力が生じた際に、前記筺体に対する前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力を緩和するとともに、前記第二方向及び前記第三方向の衝撃力が加わらない場合に前記筺体に対する前記保護部の前記第二方向及び前記第三方向の位置を決める第二緩衝部を設けたことを特徴とする筺体の保護方法。
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