JP2015069308A - データ送信装置およびクライアント端末 - Google Patents

データ送信装置およびクライアント端末 Download PDF

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Abstract

【課題】クライアント端末側のアプリケーション開発の負担を軽減するとともに、クライアント端末側が所望するデータ形式でデータを送信する。【解決手段】データ送信装置3は、通信ネットワークNを介して接続されるHTTPクライアント端末23から受け付けた上記データ送信要求HTTPリクエストに応じて、データを、登録されたテンプレートにより定められた様式で送信するデータ送信部334を備える構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、制御システムにおいて用いられるデータを送受信するデータ送信装置およびクライアント端末に関する。
従来、制御システムにおいて、制御機器からデータを取得する際には、多くはバイナリ通信が用いられていた。具体的には、PLC(Programmable Logic Controller)やプログラマブル表示器などにおいて予め取得したいデータを登録しておき、バイナリ形式の内部デバイス値を所望のタイミングでデバイスから取得するという手法が広く採用されていた。このようなバイナリ通信を用いた手法では、制御機器によっては通信データが異なるため、制御機器ごとに専用の通信プログラムや受信データを解釈するプログラムを作成する必要があった。
そこで、近年、Web技術を用いて、制御システムに接続されているデバイスの情報をHMI(Human Machine Interface)に対して提示する手法が提案されている(特許文献1)。
特開2002−204281号公報(2002年7月19日公開)
しかしながら、上述の特許文献1のような従来技術は、Webサーバ側で、予め定められた定型的なデータ表示形式のWebページを作成しているため、ユーザや、HMI側のアプリケーションを開発する開発者が所望する形式でデータを得られない場合があった。
また、複数種類のデータを取得する場合、データの種類に応じてURLの指定を変更しつつ、複数回の要求を発行しなければならない場合もあり、データの取得に手間がかかる傾向があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、Web技術を用いて制御機器からデータを取得する際に、ユーザや開発者が所望の形式のデータを、より簡易かつ効率よく取得することができるデータ送信装置、HTTP(HyperText Transfer Protocol)クライアント端末を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るデータ送信装置は、制御システムにおいて用いられるデータを、クライアント端末に対して送信するデータ送信装置であって、上記データを送信する際の様式を定めるテンプレートの登録を要求する登録要求HTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを、上記クライアント端末から受け付ける登録要求受付部と、上記登録要求HTTPリクエストにて登録を要求されたテンプレートを登録するテンプレート登録部と、上記クライアント端末から、上記データの送信を要求するデータ送信要求HTTPリクエストを受け付けるデータ送信要求受付部と、上記データ送信要求HTTPリクエストに応じて、上記データを、上記登録されたテンプレートにより定められた様式で上記クライアント端末に対して送信するデータ送信部と、を備えることを特徴とする。
上記において、制御システムは、例えば、プログラマブル表示器などのHMI、プログラマブルコントローラ(PLC)、PLCによって制御される対象機器(入出力装置)等を備えるシステムである。制御システムにおいて用いられるデータには、例えば、制御システムに対して入力されるデータ、制御システムにおいて生成されるデータなどが含まれる。すなわち、制御システムにおいて用いられるデータには、デバイスから得られるサンプリングデータやアラームデータ、PLCに接続されるプログラマブル表示器で発生したデータ、および、PLC以外の外部機器から得られるデータが含まれる。
上記構成によれば、テンプレートの登録要求をHTTPリクエストの形式で受け付ける。また、クライアント端末からのデータ送信を要求するHTTPリクエストに応じて、データを、登録されたテンプレートにより定められた様式でクライアント端末に対して送信する。
よって、テンプレート登録/データ出力の間で、HTTPの技術を用いたインターフェースを提供することができる。また、これにより、クライアント端末側のアプリケーション開発の負担が軽減されるとともに、クライアント端末側が所望するデータ形式でデータを送信することができるという効果を奏する。
本発明の一態様に係るデータ送信装置では、上記テンプレートにより定められる様式は、出力すべき上記データを特定するためのタグを含み、上記データ送信部は、上記データの送信の際、上記タグを、取得されたデータに置換することが好ましい。
上記構成によれば、上記タグを、取得されたデータによって置換する。このため、テンプレートに記述されるタグがデータに置き換えられて、送信データとして送信される。
従って、クライアント端末側のアプリケーション開発者は、所望のデータを取得するには、出力すべき上記データを特定するためのタグをテンプレートに記述するだけでよい。このため、従来と比べて、クライアント端末側のアプリケーション開発の効率の向上を図ることができる。
本発明の一態様に係るデータ送信装置では、上記テンプレート登録部は、上記テンプレートを特定するための識別子を、上記テンプレートに付して登録し、上記データ送信要求HTTPリクエストでは、上記識別子が指定されており、上記データ送信部は、上記データ送信要求HTTPリクエストにて指定されている上記識別子によって特定される上記テンプレートを上記データの送信の際に用いることが好ましい。
上記構成によれば、データ送信要求HTTPリクエストにて指定されている上記識別子によって特定される上記テンプレートを上記データの取り込みに用いる。
従って、データ送信装置は、データ送信要求HTTPリクエストにて指定されているテンプレートの識別子に従って、データを出し分けることができる。
別の観点から言えば、クライアント端末側でデータを取得する際には、所望のデータに応じて、テンプレートの識別子を指定してデータ送信要求HTTPリクエストを送信すればよい。
本発明の一態様に係るデータ送信装置では、上記テンプレート登録部は、上記テンプレートを利用可能なユーザを、上記テンプレートに対応付けて登録し、上記データ送信要求HTTPリクエストには、ユーザの認証情報が含まれており、上記データ送信要求受付部は、上記認証情報に基づいてユーザを特定し、特定したユーザに対応する上記テンプレートを用いることが好ましい。
上記構成によれば、データ送信要求HTTPリクエストに含まれるユーザの認証情報に基づいて、ユーザを特定し、特定したユーザに対応する上記テンプレートを用いる。
このため、ユーザごとにテンプレートを切り替えることができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係るクライアント端末は、制御システムにおいて用いられるデータを、データ送信装置から受信するクライアント端末であって、上記データ送信装置に対して、上記データを送信する際の様式を定めるテンプレートの登録を要求する登録要求HTTPリクエストを送信する登録要求部と、上記登録されたテンプレートにより定められた様式で上記データを送信するよう要求するデータ送信要求HTTPリクエストを、上記データ送信装置に対して送信するデータ送信要求部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るクライアント端末では、上記テンプレートにより定められる様式は、出力すべき上記データを特定するためのタグを含み、上記タグは、上記データ送信装置に対して、上記データの送信の際、上記タグを、取得されたデータに置換するよう指示するものであることが好ましい。
上記のように構成したクライアント端末は、上記データ送信装置に対応する。よって、上記のように構成したクライアント端末によれば、上記データ送信装置について説明した効果と同様の効果を得ることができる。
本発明の一態様に係るデータ送信装置は、データを所定の様式にて取り込むためのテンプレートの登録を要求する登録要求HTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを、クライアント端末から受け付ける登録要求受付部と、上記登録要求HTTPリクエストにて登録を要求されたテンプレートを登録するテンプレート登録部と、上記クライアント端末から、上記データの送信を要求するデータ送信要求HTTPリクエストを受け付けるデータ送信要求受付部と、上記データ送信要求HTTPリクエストに応じて、上記データを、上記登録されたテンプレートにより定められた様式で上記クライアント端末に対して送信するデータ送信部と、を備える構成である。
また、本発明の一態様に係るクライアント端末は、データ送信装置に対して、データを送信する際の様式を定めるテンプレートの登録を要求する登録要求HTTPリクエストを送信する登録要求部と、上記登録されたテンプレートにより定められた様式で上記データを送信するよう要求するデータ送信要求HTTPリクエストを、上記データ送信装置に対して送信するデータ送信要求部と、を備える構成である。
また、本発明の一態様に係るデータ送信システムは、上記データ送信装置および上記クライアント端末を備える構成である。
よって、クライアント端末側のアプリケーション開発の負担が軽減されるとともに、クライアント端末側が所望するデータ形式でデータを送受信することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 上記制御システムに含まれるHTTPクライアント端末およびデータ送信装置の間において用いられるテンプレートのデータ構造の一例を示す図である。(a)は、HTML形式のデータについて示しており、(b)は、CSV形式のデータについて示している。 上記HTTPクライアント端末およびデータ送信装置の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れを例示したシーケンス図である。 上記HTTPクライアント端末およびデータ送信装置の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れの変形例を示したシーケンス図である。 上記HTTPクライアント端末およびデータ送信装置の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れの別の変形例を示したシーケンス図である。 上記HTTPクライアント端末およびデータ送信装置の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れの別の変形例を示したシーケンス図である。 上記HTTPクライアント端末およびデータ送信装置の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れの別の変形例を示したシーケンス図である。
本発明の一実施形態について図1〜図7に基づいて説明すると、以下の通りである。
まず、図1を用いて、本実施形態に係る制御システム1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る制御システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、HTTPクライアント端末2と、HTTPクライアント端末2とネットワークNを介して接続されるデータ送信装置3と、データ送信装置3と通信可能に接続されたプログラマブルロジックコントローラ(以降「PLC」と称する)4と、PLC4に接続された入力元デバイス5および出力先デバイス6と、を備えている。
なお、HTTPクライアント端末2と、データ送信装置3とは、ネットワークNを介して、HTTPによる通信が可能である。また、ネットワークNの例としては、イーサネット(登録商標)などからなるローカルエリアネットワーク(LAN(Local Area Network))やインターネットなどが挙げられる。また、ネットワークNの接続形態は有線および無線のいずれであっても構わない。
データ送信装置3とPLC4との通信方式としては、例えば、シリアル通信方式や、ネットワーク通信を採用することができる。
HTTPクライアント端末2は、HTTP通信を行い、データ送信装置3から制御システム1に関するデータ(例えば、入力元デバイス5に関するデータ)を受信するものである。HTTPクライアント端末2は、REST(Representational State Transfer)と呼ばれる方式を用いて、データ送信装置3からデータの取得を行う。RESTとは、例えば、HTTPのGETリクエストの末尾に引数を追加し、その引数によって異なる動作や応答をHTTPクライアントから要求する手法である。
HTTPクライアント端末2は、例えば、HTTPクライアント機能(Webブラウザ機能)を備えたスマートフォンや、デスクトップ型、ノート型のパーソナルコンピュータ、あるいはタブレット型情報処理端末などにより実現することができる。また、いわゆるハンディ型のプログラマブル表示器によっても実現することができる。
HTTPクライアント端末2は、制御システム1においては、HMIとして機能する。また、製造実行システムMESが、HTTPクライアント端末2を備えていてもよい。
データ送信装置3は、HTTPサーバ機能(Webサーバ機能)を有しており、HTTPクライアント端末2からの要求に応じて、制御システム1に関するデータをHTTPクライアント端末2に対し送信する。
データ送信装置3は、PLC4からデバイスデータを取得する。なお、データ送信装置3は、プログラマブル表示器において実現されていてもよい。
PLC4は、入力元デバイス5の各種デバイスデータを収集するとともに、出力先デバイス6に制御指示を与える。PLC4は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に上記の動作を行う。また、PLC4は、収集したデバイスデータをデータ送信装置3に送信する。
入力元デバイス5は、PLC4によって制御される制御対象機器である。入力元デバイス5としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力先デバイス6としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらの入力元デバイス5および出力先デバイス6は、製造ラインなどの各種のターゲットシステムの所要各部に配置されて、制御システム1の一部を構成している。
続いて、図1をさらに参照しながら、HTTPクライアント端末2およびデータ送信装置3の詳細構成について順に説明する。
HTTPクライアント端末2は、通信部21、記憶部22、および制御部23を備える構成である。
通信部21は、HTTPクライアント端末2と、データ送信装置3との間の通信を実現するものである。通信部21は、制御部23から送られたデータに基づいて、ネットワーク伝送可能な出力電気信号を生成し、生成した出力電気信号をネットワークNに出力する。また、通信部21は、ネットワークNから入力される入力電気信号に基づいて、データをHTTPクライアント端末にて扱えるように復元し、復元したデータを制御部23に送る。制御部23の各部から、データ送信装置3に対してのデータ送受信は、通信部21を介して行われる。
記憶部22には、HTTPクライアント端末2が使用する各種データが格納される。具体的には、記憶部22には、データ送信装置3に登録するためのテンプレートT1が格納される。テンプレートT1は、HTTPクライアント端末2が備えるディスプレイ等の表示部(不図示)およびキーボード等の操作部(不図示)を用いて作成・編集されるものであってもよいし、HTTPクライアント端末2の外部から供給されるものであってもよい。
テンプレートT1のデータ構造の詳細については後述する。
制御部23は、HTTPクライアント端末2が備える各部を統括的に制御する。制御部23は、より詳細には、図1に示すように、登録要求部231、データ送信要求部232、およびデータ受信部233を備える構成である。
登録要求部231は、データ送信装置3に対して、テンプレート登録を要求するテンプレート登録要求HTTPリクエストを送信する。より具体的には、登録要求部231は、テンプレートT1を記憶部22から読み出し、テンプレートT1を登録するよう要求するテンプレート登録要求HTTPリクエストを生成し、生成したテンプレート登録要求HTTPリクエストをデータ送信装置3に送信する。
テンプレートT1は、デバイスデータD1を送信する際の様式(形式)を定めるものであり、デバイスデータD1を取り込んで出力するために用いられる情報である。様式には、例えば、取り込むべきデバイスデータD1の指定(データの種類およびデータの型)、デバイスデータD1を記述する位置、報告のための情報(例えば、説明文などのテキスト情報や、そのレイアウト、書式)等が含まれる。
データ送信要求部232は、データ送信装置3に対して、定期的、または、所定のイベント発生のタイミングにて、データ送信を要求するデータ送信要求HTTPリクエストを送信する。
データ受信部233は、データ送信要求HTTPリクエストに応じてデータ送信装置3から送信されるデータ送信HTTPレスポンスを受信する。
データ送信装置3は、通信部31、記憶部32、制御部33、および、インターフェース部34(図1では「I/F」と表記)を備える構成である。
通信部31は、HTTPクライアント端末2と、データ送信装置3との間の通信を実現するものである。通信部31は、制御部33から送られたデータに基づいて、ネットワーク伝送可能な出力電気信号を生成し、生成した出力電気信号をネットワークNに出力するまた、ネットワークNから入力される入力電気信号をデータに基づいて、データをHTTPクライアント端末にて扱えるように復元し、復元したデータを制御部33に送る。HTTPクライアント端末2と、データ送信装置3との間の通信は、通信部31を介して行われる。
記憶部32には、データ送信装置3が使用する各種データが記憶される。具体的には、記憶部32には、図1に示すように、デバイスデータD1およびテンプレートT2が格納される。
デバイスデータD1は、入力元デバイス5によって取得等される各種デバイス値やPLC4から送られるアラームを含む。デバイスデータD1は、メモリ内の所定のアドレスに、所定のデータ形式で格納されている。
テンプレートT2は、対応するテンプレートT1と事実上同じものであり、テンプレートT1が、HTTPクライアント端末2の登録要求に応じて記憶部32に登録されたものである。
制御部33は、データ送信装置3が備える各部を統括的に制御する。例えば、制御部33は、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎に、インターフェース部34(後述)を介してPLC4と通信することによって、PLC4のデバイスメモリから、PLC4に接続された入力元デバイス5の各種デバイス値やアラーム状態を示すアラームデータを含むデバイスデータを取得することができる。また、制御部33は、このように取得したデバイスデータD1を、記憶部32に格納している。また、制御部33は、テンプレート登録機能およびデータ送信機能を実現するための機能ブロックを有する。具体的に説明すると以下のとおりである。
図1に示すように、制御部33は、登録要求受付部331、テンプレート登録部332、データ送信要求受付部333、およびデータ送信部334を備える構成である。
登録要求受付部331は、HTTPクライアント端末2からのテンプレート登録要求HTTPリクエストを受け付ける。
テンプレート登録部332は、登録要求受付部331が受け付けたテンプレート登録要求HTTPリクエストに従って、テンプレートT2を記憶部32に登録する。テンプレート登録部332は、複数のテンプレートT2を記憶部32に登録してもよい。なお、登録の際、テンプレート登録部332は、複数のテンプレートT2それぞれを識別できるように、テンプレートT2それぞれに個別の識別子を割り当ててもよい。
データ送信要求受付部333は、HTTPクライアント端末2からのデータ送信要求HTTPリクエストを受け付ける。
データ送信部334は、データ送信要求受付部333が受け付けたデータ送信要求HTTPリクエストに応じて、テンプレートT2を用いてデータ送信HTTPレスポンスを生成し、生成したデータ送信HTTPレスポンスをHTTPクライアント端末2に送信する。具体的には、データ送信部334は、データ送信要求HTTPリクエストに応じて、記憶部32からデバイスデータD1およびテンプレートT2を読み出し、テンプレートT2における指定に従って、テンプレートT2に、デバイスデータD1を適用したデータ送信HTTPレスポンスを生成する。
インターフェース部34は、PLC4との接続インターフェースを提供するものである。インターフェース部34は、例えば、シリアルインターフェースや、ネットワークインターフェースを提供する。
次に、図2を用いて、HTTPクライアント端末2の記憶部22において格納されるテンプレートT1のデータ構造の一例について説明する。なお、データ送信装置3の記憶部32に格納されるテンプレートT2のデータ構造は、テンプレートT1と同じであるので、テンプレートT2のデータ構造についての説明は省略する。図2の(a)は、テンプレートT1の一例を示す。以下の説明では、データ送信装置3において、アドレス=10には、タンク1の温度を示す値が格納され、アドレス=20には、タンク1のアラーム状態を示すアラームデータが格納されているものとする。
図2の(a)に例示するように、テンプレートT1は、HTML形式にてマークアップされたデータ構造を有する。すなわち、以下に示すテンプレートT1では、HTMLにより様式が定められる。より具体的には、テンプレートT1には、<html>タグ、<body>タグが順に記述され、さらに<body>タグにおいて、3つの<p>〜</P>タグP11〜P13が記述される。続いて、</body>タグおよび</html>タグが記載される。
タグP11には、取得するデータの対象である「Tank1」が定型テキストとして記述される。
また、タグP12には、“Temperature: <? ADDR:10, TYPE:INT ?>℃”と記述される。ここで、“Temperature:”や“℃”といったテキストは、定型的(静的)な部分である。これに対して“<?”〜“?>”は、挿入するデータの種類や、データを挿入する位置を指定するデータ要求タグである。すなわち、データ要求タグ“<?”〜“?>”は、データ送信装置3において、動的に生成される部分である。言い換えれば、データ要求タグは、“<?”〜“?>”内の指定、すなわち“<?”と“?>”とで挟まれた部分の記述に応じてデータを取得するとともに、“<?”〜“?>”を取得したデータに置き換えるようデータ送信装置3に対して指示するものである。
次いで、“<?”と“?>”とで挟まれた部分の記述について説明する。図2の(a)に記載のデータ要求タグは、要求するデータを特定するために、アドレスを指定する“ADDR”および要求するデータの型(文字列や数値、ゼロサフィックス等)を指定する“TYPE”を含む。
なお、記述の形式はこれに限られず、データをその変数名にて特定できる場合は、データが格納されているメモリのアドレス(言い換えれば、記憶部32において所望のデバイスデータD1が格納されている区画)を指定する“ADDR”の代わりにデータの変数名が指定されてもよい。また、装置番号とアドレスとによりデータを特定するようにしてもよい。
タグP12では、データ要求タグTAG11にアドレス=“10”が指定されており、タンク1の温度データが要求されている。また、データ要求タグTAG11では、要求する温度のデータの型として“INT(整数値)”が指定される。
また、タグP13には、“Alarm: <? ADDR:20, TYPE:STR ?> ”と記述される。タグP13に含まれるデータ要求タグTAG12では、アドレス=“20”が指定されており、タンク1のアラームデータが要求されている。また、データ要求タグTAG12では、要求するアラームデータの型としては“STR(文字列)”が指定されている。
このように、特定のデバイス(上記の例では、タンク1の温度を計測する温度センサ)に関する複数種類のデータを一括して取得できるように、テンプレートにおいて、データ要求タグが記述されていてもよい。
次に、図3を用いて、HTTPクライアント端末2およびデータ送信装置3の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理について説明する。図3は、HTTPクライアント端末2およびデータ送信装置3の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れを例示したシーケンス図である。なお、HTTPクライアント端末2にとって、データ送信装置3のURLは既知のものであるとする。また、テンプレート登録処理とデータ送信処理との間で、URLは同一であってもよいし、異なっていてもよい。
まず、テンプレート登録処理のステップS1について説明する。図3に示すように、テンプレート登録処理のS1では、HTTPクライアント端末2が、データ送信装置3に対して、テンプレート登録要求RR1を送信する。
図3に示す例では、テンプレート登録要求RR1において、HTTPのPOSTメソッドによりテンプレートT1の登録が要求される。なお、以下に説明するテンプレート登録要求についても同様にPOSTメソッドが用いられる。また、テンプレートT1のデータ構造は、図2の(a)に示したとおりである。
データ送信装置3では、登録要求受付部331がテンプレート登録要求RR1を受け付けると、テンプレート登録部332がテンプレート登録要求RR1に含まれるテンプレートT1を記憶部32に格納する。以下、上述したように、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T2を用いる。
次に、データ送信処理のステップS2〜S5について説明する。図3に示すように、データ送信処理では、まず、HTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に、データ送信要求HTTPリクエストSR11を送信する(S2)。図3に示すように、データ送信要求HTTPリクエストSR11において、HTTPのGETメソッドによりデータ送信が要求される。以下において説明するデータ送信要求HTTPリクエストについても同様にGETメソッドが用いられる。
データ送信装置3のデータ送信要求受付部333が、データ送信要求HTTPリクエストSR11を受け付けると、データ送信装置3では以下のように応答処理が行われる。
まず、データ送信部334が、記憶部32からテンプレートT2を読み出す。続いて、データ送信部334が、テンプレートT2に含まれるデータ要求タグの指定に従って、データ送信要求HTTPリクエストSR11を受け付けた時点において記憶部32に格納されているデバイスデータD1を読み出す。
図3では、S2において、上記データ送信要求HTTPリクエストSR11を受け付けた時点において、記憶部32に、温度データ“10”、アラームデータ“NORMAL”を含むデバイスデータD1Aが格納されていた具体例を示している。
データ送信部334は、テンプレートT2において、タンク1の温度データ(ADDR:10)およびアラームデータ(ADDR:20)が指定されているため、データ送信要求HTTPリクエストSR11を受け付けた時点におけるデバイスデータD1Aを記憶部32から読み出し、温度データ“10”、アラームデータ“NORMAL”を取得する。
データ送信部334は、テンプレートT2において、データ要求タグTAG11の“<? ADDR:10, TYPE:INT ?> ”を、温度データ“10”に置き換えるとともに、データ要求タグTAG12の“<? ADDR:20, TYPE:STR ?>”を、アラームデータ“NORMAL”に置き換える。このようにして、データ送信部334は、送信データF11を生成する。
データ送信装置3のデータ送信部334は、このようにして得られた送信データF11を、データ送信要求HTTPリクエストSR11に対する応答としてHTTPクライアント端末2のデータ受信部233に送信する(S3)。
その後、さらにHTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に、データ送信要求HTTPリクエストSR12を送信する(S4)。
S4において、データ送信装置3が上記データ送信要求HTTPリクエストSR12を受け付けた時点において、記憶部32に温度データ“12”、アラームデータ“NORMAL”を含むデバイスデータD1Bが格納されているものとする。
データ送信部334は、データ送信要求HTTPリクエストSR12を受け付けた時点におけるデバイスデータD1Bを記憶部32から読み出し、温度データ“12”、アラームデータ“NORMAL”を取得する。
データ送信部334は、上記温度データおよびアラームデータを用いて、テンプレートT2において、“<? ADDR:10, TYPE:INT ?>”を、“12”に置き換えるとともに、“<? ADDR:20, TYPE:STR ?>”を、“NORMAL”に置き換える。
データ送信装置3のデータ送信部334は、このようにして得られた送信データF12を、データ送信要求HTTPリクエストSR12に対する応答としてHTTPクライアント端末2のデータ受信部233に送信する(S5)。
以上述べた構成によれば、データ送信装置3が、HTTPクライアント端末からのテンプレート登録要求に応じてテンプレートを登録する。また、データ送信装置3は、HTTPクライアント端末からのデータ送信要求の応答として、登録されたテンプレートにより定められた様式でデータを送信する。
これにより、クライアント端末側では、所望の様式に取り込まれたデータを受け取ることができる。このため、クライアント端末側のアプリケーション開発の負担が軽減されるという効果を奏する。
〔変形例〕
本実施形態に係る変形例について、以下に説明する。
(変形例1)
以上では、HTML形式によりテンプレートT1(T2)を記述する例について説明した。しかしながら、これに限られず、CSV(Comma Separated Value)形式によりテンプレートを記述しても構わない。言い換えれば、以下に示すテンプレートでは、CSV形式により様式が定められる。以下において、図2の(b)および図4を参照し、その具体的な変形例について説明する。なお、以下に示す変形例1では、記憶部32において、アドレス=10、11、および12には、それぞれタンク1、タンク2、およびタンク3の温度を示す値が格納されているものとする。
図2の(b)は、CSV形式で記述したテンプレートT1’を例示している。テンプレートT1’の1行目には、項目名を示す定型的なテキスト“Tank No , Temperature”が記載されている。また、2行目から4行目までは、タンク番号を示す定型的なテキストと、項目の区切りを示すカンマ“,”と、データ要求タグと、データの単位を示す定型的なテキスト“℃”とから構成される。
一例として、テンプレートT1’の2行目について具体的に説明すると次のとおりである。2行目では、“1 ,<? ADDR:10, TYPE:INT ?>℃”と記述されている。2行目に含まれるデータ要求タグTAG21では、アドレス=“10”が指定されており、タンク1の温度データが整数の形式で要求されている。以下、3行目および4行目にそれぞれ含まれるデータ要求タグTAG22およびTAG23についても、記述されるタンク番号のテキストおよびデータ要求タグにて指定されるアドレスが異なる点以外は、データ要求タグTAG21と同様であるので、その説明を省略する。
このように、複数のデバイス(上記の例では、タンク1、2、および3)に関するデータを一括して取得できるように、テンプレートにおいて、データ要求タグが記述されていてもよい。
次に、図4を用いて、本変形例におけるテンプレート登録処理およびデータ送信処理について説明する。図4は、HTTPクライアント端末2およびデータ送信装置3の間において行われるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れの変形例を示したシーケンス図である。
まず、テンプレート登録処理のステップS21について説明する。図4に示すように、テンプレート登録処理のステップS21では、まず、HTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に、テンプレート登録要求RR2を送信する。
テンプレート登録要求RR2は、図2の(b)に示したCSV形式のデータ構造を有するテンプレートT1’の登録を要求するものである。
一方、データ送信装置3では、登録要求受付部331がテンプレート登録要求RR2を受け付けると、テンプレート登録部332がテンプレート登録要求RR2に含まれるテンプレートT1’を記憶部32に格納する。以下、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T2’を用いる。
次に、データ送信処理のステップS22〜S25について説明する。図4に示すように、データ送信処理では、まず、HTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に、データ送信要求HTTPリクエストSR21を送信する(S22)。ここで、S22の時点では、記憶部32に、タンク1(アドレス=10)、タンク2(アドレス=11)、およびタンク3(アドレス=12)の温度データとして、それぞれ“10”、“12”、および“11”が格納されていたとする(図4におけるD1’を参照)。
データ送信装置3のデータ送信要求受付部333が、データ送信要求HTTPリクエストSR21を受け付けると、データ送信装置3では応答処理が行われる。
すなわち、データ送信部334が、テンプレートT2’のデータ要求タグにおいて指定されているアドレスに従って記憶部32からタンク1、タンク2、およびタンク3の温度データを読み出し、読み出した温度データをテンプレートT2’のデータ要求タグと置き換えることで、送信データF22を生成する。すなわち、データ送信部334は、テンプレートT2’において、データ要求タグTAG21、TAG22、およびTAG23を、それぞれ、“10”、“12”、および“11”と置き換えて送信データF22を生成する。
データ送信装置3のデータ送信部334は、このようにして得られた送信データF22を、データ送信要求HTTPリクエストSR21に対する応答としてHTTPクライアント端末2のデータ受信部233に送信する(S23)。
その後、さらにHTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に対して、データ送信要求HTTPリクエストSR22を送信する(S24)。
ここで、S24の時点では、S22の時点と記憶部32に格納されているデバイスデータが同じであったとする(図4におけるD2’を参照)。
データ送信装置3では、テンプレートT2’のデータ要求タグにおいて指定されているアドレスに従って記憶部32からタンク1、タンク2、およびタンク3の温度データを読み出し、送信データF21と同様の送信データF22を生成する。また、データ送信装置3のデータ送信部334は、このようにして得られた送信データF22を、データ送信要求HTTPリクエストSR22に対する応答としてHTTPクライアント端末2のデータ受信部233に送信する(S25)。
以上、説明した変形例によれば、CSV形式でHTTPクライント端末2にデータが送信されるので、オフィスアプリケーション(表計算ソフト等)において、データを取り込みやすいという利点がある。
(変形例2)
次に、図5を用いて、テンプレートに個別のIDを割り当て複数登録できるようにした変形例2について説明する。図5は、変形例2におけるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れを示したシーケンス図である。
まず、テンプレート登録処理のステップS31およびS32について説明する。図5に示すように、テンプレート登録処理では、まず、HTTPクライアント端末2が、データ送信装置3に対して第1のテンプレート登録要求RR31を送信する(S31)。
図5に示すように、第1のテンプレート登録要求RR31は、識別ID#1が割り当てられたテンプレートT11の登録を要求するものである。なお、テンプレートT11は、データAを要求するデータ要求タグを含む。また、テンプレートに割り当てる識別IDは、登録要求部231が任意に決定してもよい。
データ送信装置3において、登録要求受付部331が、第1のテンプレート登録要求RR31を受け付けると、テンプレート登録部332が、テンプレート登録要求RR31に含まれる、識別ID#1が割り当てられたテンプレートT11を、記憶部32に格納する。以下、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T21を用いる。
また、さらに、HTTPクライアント端末2の登録要求部231が、データ送信装置3に対して、識別ID#2が割り当てられた第2のテンプレート登録要求RR32を送信する(S32)。第2のテンプレート登録要求RR32に含まれるテンプレートT12は、データBを要求するデータ要求タグを含む。
これに応じて、データ送信装置3では、識別ID#2が割り当てられたテンプレートT12が、記憶部32に格納される。以下、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T22を用いる。
次に、データ送信処理のステップS33〜S36について説明する。図5に示すように、データ送信処理では、まず、HTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に対して、テンプレートの識別ID#1を指定したデータ送信要求HTTPリクエストSR31を送信する(S33)。
データ送信装置3において、データ送信要求受付部333がデータ送信要求HTTPリクエストSR31を受け付けると、データ送信部334は、指定された識別ID#1が割り当てられたテンプレートT21を用いて、テンプレートT21に含まれるデータ要求タグに要求されたデータAを含む送信データF31を生成する。そして、データ送信装置3のデータ送信部334は、このようにして生成した送信データF31を、データ送信要求HTTPリクエストSR31に対する応答としてHTTPクライアント端末2に送信する(S34)。
その後、さらにHTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に対して、テンプレートの識別ID#2を指定したデータ送信要求HTTPリクエストSR32を送信する(S35)。
これに応じて、データ送信装置3は、指定された識別ID#2が割り当てられたテンプレートT22を用いて、テンプレートT22に含まれるデータ要求タグに要求されたデータBを含む送信データF32を生成する。そして、データ送信装置3は、このようにして生成した送信データF32を、データ送信要求HTTPリクエストSR31に対する応答としてHTTPクライアント端末2に送信する(S36)。
なお、以上では、識別ID#1および#2の順で、データ送信要求HTTPリクエストを送信する例について示したが、これに限られず任意の順番・タイミングでリクエストを送信することができる。
(変形例3)
なお、上記変形例2では、HTTPクライアント端末2がテンプレート登録要求においてテンプレートの識別IDを指定する構成であったが、これに限られない。テンプレート登録の際、データ送信装置3において、テンプレートにIDを割り当てても構わない。図6を用いて、その具体的な変形例3について説明する。図6は、変形例3におけるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れを示したシーケンス図である。
まず、テンプレート登録処理のステップS41およびS42について説明する。図6に示すように、テンプレート登録処理では、まず、HTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に、テンプレート登録要求RR4を送信する(S41)。
図6に示すように、テンプレート登録要求RR4は、データAを要求するデータ要求タグを含むテンプレートT13の登録を要求するものである。
データ送信装置3において、登録要求受付部331が、第1のテンプレート登録要求RR31を受け付けると、テンプレート登録部332が、テンプレート登録要求RR4に含まれるテンプレートT13に対して、固有の識別ID#50を割り当てる。テンプレート登録部332は、例えば、登録したテンプレートの通し番号を、識別IDとしてテンプレートに割り当ててもよい。テンプレート登録部332は、識別ID#50を割り当てたテンプレートT13を、記憶部32に格納する。以下、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T23を用いる。
続いて、データ送信装置3のテンプレート登録部332は、HTTPクライアント端末2に対して、登録したテンプレートT23に割り当てた識別ID#50を通知する(S42)。ここで、HTTPクライアント端末2は、通知された識別ID#50を記憶部22に保存しておく。
次に、データ送信処理のステップS43およびS44について説明する。図6に示すように、データ送信処理では、まず、HTTPクライアント端末2がデータ送信装置3に、記憶部22に保存した識別ID#50を指定したデータ送信要求HTTPリクエストSR4を送信する(S43)。
これに応じて、データ送信装置3は、指定された識別ID#50が割り当てられたテンプレートT23を用いて、テンプレートT23に含まれるデータ要求タグに要求されたデータAを含む送信データF4を生成する。そして、データ送信装置3は、このようにして生成した送信データF4を、データ送信要求HTTPリクエストSR4に対する応答としてHTTPクライアント端末2に送信する(S44)。
(変形例4)
次に、図7を用いて、複数のユーザ(すなわち、複数のHTTPクライアント端末2)それぞれに対して個別のテンプレートを対応付ける変形例4について説明する。図7は、変形例4におけるテンプレート登録処理およびデータ送信処理の流れを示したシーケンス図である。
図7では、制御システムが、2つのHTTPクライアント端末2Aおよび2Bを備える場合について説明する。なお、HTTPクライアント端末2Aおよび2Bは、それぞれ、図1に示したHTTPクライアント端末2と同様の構成を有しているものとする。
まず、テンプレート登録処理のステップS51およびS52について説明する。図7に示すように、テンプレート登録処理では、まずステップS51において、HTTPクライアント端末2Aが、データ送信装置3に対してテンプレート登録要求RR5Aを送信する。テンプレート登録要求RR5Aでは、登録を要求するユーザID(=USER_A)を付したテンプレートT11’の登録が要求される。また、テンプレートT11’は、データAを要求するデータ要求タグを含む。
データ送信装置3において、登録要求受付部331が、テンプレート登録要求RR5Aを受け付けると、テンプレート登録部332が、テンプレート登録要求RR5Aに含まれるテンプレートT11’を、ユーザID“USER_A”に対応付けて、記憶部32に格納する。以下、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T21’を用いる。
続いて、ステップS52において、HTTPクライアント端末2Bが、データ送信装置3に対してテンプレート登録要求RR5Bを送信する。テンプレート登録要求RR5Bでは、登録を要求するユーザID(=USER_B)を付したテンプレートT12’の登録が要求される。また、テンプレートT12’は、データBを要求するデータ要求タグを含む。
データ送信装置3において、登録要求受付部331が、テンプレート登録要求RR5Bを受け付けると、テンプレート登録部332が、テンプレート登録要求RR5Bに含まれるテンプレートT12’を、ユーザID“USER_B”に対応付けて、記憶部32に格納する。以下、記憶部32に格納されたテンプレートについては符号T22’を用いる。
次に、データ送信処理のステップS53〜S56について説明する。図7に示すように、データ送信処理では、まず、HTTPクライアント端末2Bのデータ送信要求部232が、データ送信装置3に対して、ユーザID“USER_B”とともにデータ送信要求HTTPリクエストSR5Bを送信する(S53)。
なお、データ送信処理では、HTTPクライアント端末2Bとデータ送信装置3との間でユーザ認証を行って、データ送信装置3がHTTPクライアント端末2BのユーザIDを認識可能な状態としておけばよい。例えば、データ送信装置3のデータ送信要求受付部333が、リクエストの受付の際、HTTPクライアント端末2Bとの間でCookieなどによるログイン認証を行って、HTTPクライアント端末2BのユーザIDを認識してもよい。なお、以下に説明するHTTPクライアント端末2Aについても同様である。
データ送信装置3では、データ送信要求受付部333が、HTTPクライアント端末2Bのデータ送信要求HTTPリクエストSR5Bを受け付けると、データ送信部334が、ユーザID“USER_B”に対応するテンプレートT22’を用いて、テンプレートT22’に含まれるデータ要求タグに要求されたデータBを含む送信データF5Bを生成する。そして、データ送信装置3は、このようにして生成した送信データF5Bを、データ送信要求HTTPリクエストSR5Bに対する応答としてHTTPクライアント端末2Bに送信する(S54)。
さらに、HTTPクライアント端末2Aのデータ送信要求部232が、データ送信装置3に対して、ユーザID“USER_A”とともにデータ送信要求HTTPリクエストSR5Aを送信する(S55)。
データ送信装置3では、データ送信要求受付部333が、HTTPクライアント端末2Aのデータ送信要求HTTPリクエストSR5Aを受け付けると、データ送信部334が、ユーザID“USER_A”に対応するテンプレートT21’を用いて、テンプレートT22’に含まれるデータ要求タグに要求されたデータAを含む送信データF5Aを生成する。そして、データ送信装置3は、このようにして生成した送信データF5Aを、データ送信要求HTTPリクエストSR5Aに対する応答としてHTTPクライアント端末2Aに送信する(S56)。
なお、以上では、HTTPクライアント端末2Bおよび2Aの順で、データ送信要求HTTPリクエストを送信する例について示したが、これに限られず任意の順番・タイミングでリクエストを送信することができる。
なお、以上では、複数のユーザ(HTTPクライアント端末2)それぞれに対して個別のテンプレートを対応付ける構成について説明したが、各ユーザに対応付けるテンプレートは複数であってもよく、テンプレートの識別IDを用いて、ユーザが使用するテンプレートを切り替えられるよう構成することもできる。
また、このような構成において、全ての、または、特定のユーザの間で所定のテンプレートが共有できるようになっていてもよい。
(変形例5)
なお、以上の説明では、説明の簡便のため、例示的に、デバイスから取得されたデバイスデータD1を、データ要求タグにより取得する例について説明した。しかしながら、これに限られず、データ要求タグでは、制御システム1において用いられる任意のデータを指定できる。データ要求タグによって指定できるデータの例としては、他にも、データ送信装置3において生成されるデータや、データ送信装置3に接続される外部機器から入力されるデータなどが挙げられる。データ送信装置が、プログラマブル表示器において実現される場合、データ要求タグによって、プログラマブル表示器に対する操作入力の操作ログデータが指定できるようになっていてもよい。
(変形例6)
また、以上の説明では、テンプレートをデータ送信装置3が備える記憶部32に記憶しておく構成だったが、これに限られない。テンプレート登録部332は、テンプレートを登録しておくための外部サーバに、テンプレートを登録する構成であってもよい。そして、テンプレートが外部サーバに登録されている場合、データ送信部334は、テンプレートを外部サーバから取得すればよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
HTTPクライアント端末2およびデータ送信装置3の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、HTTPクライアント端末2およびデータ送信装置3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、制御システムにおいて、制御機器からデータを取得する際に好ましく適用することができる。本発明は、例えば、HMIとの間でデータの送受信を行うPLCや、プログラマブル表示器に適用可能である。
1 制御システム
2 HTTPクライアント端末(クライアント端末)
22 記憶部
23 制御部
231 登録要求部
232 データ送信要求部
233 データ受信部
3 データ送信装置
32 記憶部
33 制御部
331 登録要求受付部
332 テンプレート登録部
333 データ送信要求受付部
334 データ送信部
T1、T2 テンプレート
D1 デバイスデータ

Claims (4)

  1. 制御システムにおいて用いられるデータを、クライアント端末に対して送信するデータ送信装置であって、
    上記データを送信する際の様式を定めるテンプレートの登録を要求する登録要求HTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを、上記クライアント端末から受け付ける登録要求受付部と、
    上記登録要求HTTPリクエストにて登録を要求されたテンプレートを登録するテンプレート登録部と、
    上記クライアント端末から、上記データの送信を要求するデータ送信要求HTTPリクエストを受け付けるデータ送信要求受付部と、
    上記データ送信要求HTTPリクエストに応じて、上記データを、上記登録されたテンプレートにより定められた様式で上記クライアント端末に対して送信するデータ送信部と、
    を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 上記テンプレートにより定められる様式は、出力すべき上記データを特定するためのタグを含み、
    上記データ送信部は、上記データの送信の際、上記タグを、取得されたデータに置換することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 制御システムにおいて用いられるデータを、データ送信装置から受信するクライアント端末であって、
    上記データ送信装置に対して、上記データを送信する際の様式を定めるテンプレートの登録を要求する登録要求HTTPリクエストを送信する登録要求部と、
    上記登録されたテンプレートにより定められた様式で上記データを送信するよう要求するデータ送信要求HTTPリクエストを、上記データ送信装置に対して送信するデータ送信要求部と、
    を備えることを特徴とするクライアント端末。
  4. 上記テンプレートにより定められる様式は、出力すべき上記データを特定するためのタグを含み、
    上記タグは、上記データ送信装置に対して、上記データの送信の際、上記タグを、取得されたデータに置換するよう指示するものであることを特徴とする請求項3に記載のクライアント端末。
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