JP2015069027A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ヒータにおけるピンの絶縁性を維持した定着装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の定着装置は、加熱ローラと、加熱ローラの内側において延び、管と、管の内側に配置された発熱体と、左側端子140と、左側端子140と発熱体とを接続するピン133とを有するヒータ130と、加熱ローラを支持するフレームと、フレームに固定される第1固定部201及び第2固定部202を有する左側フィルム200と、を備える。左側フィルム200は、左側端子140からピン133に向かう側に第1固定部201から延出する第1被覆部203及び第2固定部202から延出する第2被覆部204によりピンを覆っている。【選択図】図7

Description

本発明は、筒状体の内側に配置されたヒータを備えた定着装置に関する。
従来、筒状体と、筒状体の内側に配置されるヒータとを備えた定着装置が知られている(特許文献1参照)。この定着装置におけるヒータは、端子に接続されたピンに接続されており、ピンを介して端子から給電されることで発熱する。
特開2009−180839号公報
ところで、特許文献1の構成では、ピンに金属片等の異物が付着する可能性を考慮して、ピンを周囲から絶縁することが望まれる。
そこで、本発明は、ヒータにおけるピンの絶縁性を維持した定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、筒状体と、前記筒状体の内側において延び、管と、前記管の内側に配置された発熱体と、端子と、前記端子と前記発熱体とを接続するピンとを有するヒータと、前記筒状体を支持するフレームと、前記フレームに固定される固定部を有する絶縁部材と、を備える。
前記絶縁部材は、前記端子から前記ピンに向かう側に前記固定部から延出して、前記ピンを覆う被覆部を有する。
このような構成によれば、絶縁部材の被覆部がピンを覆っているので、ヒータにおけるピンの絶縁性を維持することができる。
前記した構成において、前記固定部は、前記端子に対して前記フレーム側に配置される第1固定部と、前記端子を挟んで前記第1固定部とは反対側に配置される第2固定部とを有し、前記被覆部は、前記第1固定部から延出する第1被覆部と、前記第2固定部から延出する第2被覆部とを有し、前記ピンは、前記第1被覆部と前記第2被覆部の間に配置されている構成とすることができる。
前記した被覆部が第1被覆部及び第2被覆部を有する構成において、前記第1被覆部と前記第2被覆部のいずれか一方は、他方側に向けて延出し、前記ピンの両側に配置される一対の延出部を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、ピンを絶縁部材により四方から囲うことができるので、ヒータにおけるピンの絶縁性を維持しやすくできる。
前記した一対の延出部を有する構成において、前記延出部は、前記第1被覆部から延出している構成とすることができる。
このような構成によれば、端子に対してフレーム側に配置される第1被覆部から延出部が延出するので、端子を絶縁部材に配置しやすくなる。
前記した構成において、前記第1被覆部と前記第2被覆部のうち少なくとも前記第2被覆部は、前記第1被覆部と前記第2被覆部が対向する方向から見て、前記ヒータの端部の一部と重なる構成とすることができる。
このような構成によれば、少なくとも第2被覆部側から完全にピンを覆うことができるので、ピンの絶縁性を維持しやすくできる。
前記した構成において、前記第1固定部及び前記第2固定部は、前記端子の前記ヒータ側と反対側で接続されている構成とすることができる。
このような構成によれば、端子を絶縁部材で挟むことにより、絶縁部材を端子に容易に組み付けることができ、また、絶縁部材を端子に組んだ状態でフレームに固定される部分に組み付けやすくできる。
前記した構成において、前記端子は、前記固定部と重なる本体部と、前記本体部から突出する突出部とを有し、前記固定部は、前記突出部が貫通する貫通孔を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、端子に対して絶縁部材を位置決めしやすく、また、端子に対して絶縁部材が回転するのを抑制できる。そのため、ピンが被覆部から露出するのを抑制することができる。
前記した構成において、前記筒状体は、ギヤが係合される一端部と、前記一端部とは反対側の他端部とを有し、前記絶縁部材は、前記一端部側に配置された構成としてもよい。また、この構成において、前記ピンは、前記筒状体の軸方向において、前記筒状体と前記ギヤが係合する位置と同じ位置に配置された構成とすることができる。
筒状体等が金属からなる場合、筒状体とギヤが係合する部分において、筒状体が破損して金属片が落ち、ピンと金属片が接触する可能性がある。しかし、上記した構成によれば、ピンが絶縁部材に覆われているので、ピンの絶縁性を維持することができる。
前記した構成において、前記絶縁部材は、フィルムからなる構成とすることができる。
本発明によれば、定着装置のヒータにおけるピンの絶縁性を維持することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラープリンタの概略構成を示す図である。 加熱ローラとギヤを分解した状態を示す斜視図(a)と、加熱ローラにギヤを組み付けた状態を示す斜視図(b)である。 ヒータの斜視図(a)と、図3(a)における左側端子の拡大図(b)と、右側端子の拡大図(c)である。 フレームを前斜め下から見た斜視図である。 右側フィルムを外した状態の第1壁を加熱ローラ側から見た図(a)と、右側フィルムを取り付けた状態の第1壁を加熱ローラ側から見た図(b)である。 左側フィルムの斜視図(a)と、左側フィルムの展開図(b)である。 左側フィルムを取り付けた左側端子の斜視図(a)と、図7(a)のA−A断面図(b)である。 右側フィルムの斜視図(a)と、右側フィルムの展開図(b)である。 右側フィルムをフレームから分解した状態を示す斜視図である。 加熱ローラ及びヒータが取り付けられたフレームを下から見た図(a)と、図10(a)のB−B断面におけるネジ取付後のネジ取付部分を示す拡大図(b)と、図10(a)の右側端子部分の拡大図(c)である。 図10(a)のC−C断面図である。 係合突起に第2凹部、端部凹部及び第1凹部が係合する前の様子を示す図(a)と、係合した後の様子を示す図(b)である。 変形例に係る図7(b)に相当する図(a),(b),(c)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、カラープリンタ1の全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「右側」、紙面に向かって手前側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
給紙部20は、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙搬送機構22とを備えている。
画像形成部30は、スキャナユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、ホルダ60と、転写ユニット70と、定着装置100とを備えている。
スキャナユニット40は、装置本体10内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。そして、スキャナユニット40では、レーザビームが図の2点鎖線で示す経路を通って、各感光ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ50は、給紙部20の上方で前後方向に配列されており、感光ドラム51や、図示しない公知の帯電器、現像ローラ53、トナー収容室などを備えて構成されている。
ホルダ60は、4つのプロセスカートリッジ50を一体的に保持しており、装置本体10の前面に配置されたフロントカバー11を開放することで形成される開口部10Aを通して前後方向に移動可能に構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20と4つのプロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム51に対向して4つ配置されている。
定着装置100は、4つのプロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置されている。定着装置100については後述する。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム51の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ53によって、トナー収容室内のトナーが、感光ドラム51上の静電潜像に供給されることで、感光ドラム51上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、定着装置100により用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ91を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ91によって搬送され、装置本体10の外部に排出される。
<定着装置の構成>
定着装置100は、筒状体の一例としての加熱ローラ110と、加圧ローラ120と、ヒータ130と、加熱ローラ110を支持するフレーム160とを備えている。
図2(a)に示すように、加熱ローラ110は、円筒状に形成された金属製の素管の表面に感光層111が設けられてなる。加熱ローラ110の他端部の一例としての右端部112及び一端部の一例としての左端部113は、感光層111が設けられておらず、この右端部112および左端部113に図示しない軸受が嵌められる。右端部112及び左端部113には、それぞれ、軸方向外側に向けて開口する端部開口114が形成されている。
左端部113の端縁には、ギヤ115の回り止めとなる端部凹部113Aとカシメ部113Bが設けられている。端部凹部113Aは、端縁から左右方向内側に凹んで形成されている。端部凹部113Aは、2つ(図2(a)においては1つのみ図示)設けられており、それぞれが直径方向に対向して配置されている。カシメ部113Bは、ギヤ115に対してかしめられる部分であり、各端部凹部113Aの間に1つずつ計2つ設けられている。
ギヤ115は、加熱ローラ110を回転するための駆動力が入力される樹脂製の部品である。ギヤ115は、左端部113に嵌合する嵌合孔115Cを有している。また、ギヤ115は、外周面に設けられたギヤ部115Aと、嵌合孔115Cの内周面から径方向内側に突出する突起115Bとを有している。突起115Bは、端部凹部113Aに対応して、ギヤ115の内周面に2つ設けられている。
ギヤ115は、突起115Bが端部凹部113Aに係合されて左端部113に嵌め込まれ、左端部113のカシメ部113Bがギヤ115の内周面に向けてかしめられることで、図2(b)に示すように、加熱ローラ110に固定されている。これにより、ギヤ115からの駆動力が加熱ローラ110に伝わって加熱ローラ110が回転するようになっている。
図1に示すように、加圧ローラ120は、加熱ローラ110を対向して配置され、バネなどの付勢力により加圧ローラに向けて付勢されている。
図3(a)に示すように、ヒータ130は、輻射熱により加熱ローラ110を加熱する部品であり、加熱ローラ110に端部開口114から挿通されることで加熱ローラ110の内側において延びて配置されている。
ヒータ130は、細長い円筒状の管131(図11参照)と、管131の内側に配置された発熱体の一例としてのフィラメント131Aとを有している。ヒータ130は、管131の左右方向における両端部132を封止してその内部にハロゲン元素を含む不活性ガスを封入して形成されている。また、ヒータ130は、両端部132に、フィラメント131Aと接続された導電性のピン133と、端子の一例としての左側端子140及び右側端子150とが設けられている。ピン133は、金属からなり、両端部132の端面132Aから左右方向外側に突出しており、この突出した先端が左側端子140及び右側端子150に溶接等により固定されている。
[端子の構成]
図3(b)に示すように、左側端子140は、金属からなり、前後方向に延びる矩形平板状に形成された本体部141と、本体部141に設けられた突出部142、端子凹部143、穴144、ピン接続部145及び端子延出部146を有している。
突出部142は、図示しない回路基板からの配線のコネクタが接続される部分であり、本体部141の左端後部を折り曲げることで本体部141から図示下方に突出している。端子凹部143は、本体部141の前端141Aの中央部分が後側に凹んで形成されている。穴144は、本体部141における端子凹部143の後側に形成されている。ピン接続部145は、本体部141の右端中央付近から右側に向けて延出している。端子延出部146は、本体部141の後端から後側に向けて延出している。
図3(c)に示すように、右側端子150は、金属からなり、矩形平板状に形成されている。右側端子150は、略中央部分に長円状に形成された穴151と、前端を図示下方に折り曲げてなる屈曲部152と、左端後部から左側に延出したピン接続部153と、後端右部から後側に延出した右側端子延出部154とを有している。右側端子150は、右側端子延出部154において回路基板からの配線のコネクタと接続される。
また、左側端子140は、後述する絶縁部材の一例としての左側フィルム200を介してフレーム160に固定され、右側端子150は、後述する右側フィルム210を介してフレーム160に固定される。
[フレームの構成]
図1に示すように、フレーム160は、ガラス繊維で強化されたポリエチレンテレフタレート等、すなわち、ガラス繊維強化樹脂からなり、加熱ローラ110を上から覆うように配置されている。図4に示すように、フレーム160は、左右方向に延びて形成されており、左右方向両端部に加熱ローラ110の軸受を支持する軸受支持部161が設けられている。軸受支持部161は、半円状の断面の支持面161Aを有し、加熱ローラ110の右端部112及び左端部113に対応する位置に配置されている。
左側の軸受支持部161Lの左側には、前後方向に延びる第1左壁162と、この第1左壁162から左側に離間して配置された前後方向に延びる第2左壁164と、第1左壁162と第2左壁の間に配置された左側固定面170が設けられている。軸受支持部161Lと第1左壁162の間にギヤ115が配置できるように、第1左壁162は、軸受支持部161Lと左右に離間して設けられ、軸受支持部161Lと第1左壁162とは、連結部163により連結されている。
左側固定面170は、左側端子140の本体部141の前側部分に対応する位置に配置されている。左側固定面170は、左側端子140の穴144に対応する位置において下側(左側端子140側)に突出する左側係合部171が設けられている。左側係合部171は、穴144よりも小さな径の円筒状に形成され、ネジを入れるための穴171Aが設けられている。
左側固定面170の前側には、左側固定面170から下側に突出した前壁172が形成されている。そして、前壁172の左右方向中央部分における左側端子140の端子凹部143に対応する位置には、部分的に突出した係合突起173が設けられている。
係合突起173は、前壁172から後側にも突出している。これにより、係合突起173は、左側端子140が配置されたときに端子凹部143に係合するようになっている。
左側固定面170の後方に隣接する、左側係合部171の後側の位置には、上下に貫通した第1開口部174が形成されている。第1開口部174は、左側端子140が配置されたとき、突出部142を受け入れるようになっている。
第1左壁162及び第2左壁164は、左側固定面170よりも下側に突出している。第1左壁162は、前後に分かれて配置され、それらの間に、ピン133が通るための凹部162Bが形成されている。第1左壁162の左側の面からは、第1開口部174内に配置される左側端子140の突出部142に届かない程度に突出する突出壁174Aが設けられている。
第1開口部174の後側の壁175の後方には、後側に向けて開口した第2開口部176が設けられている。第2開口部176は、左側端子140の端子延出部146に対応する位置に設けられ、左側端子140が配置されたとき、端子延出部146の先端を受け入れるようになっている。
右側の軸受支持部161Rの右側には、前後方向に延びる第1右壁165が形成されている。そして、軸受支持部161Rにおける右側の縁161Bと第1右壁165の間には、溝166が形成されている。
第1右壁165は、加熱ローラ110の右端に最も近い壁であり、端部開口114に隣り合う左面165Aを有している(図11参照)。
図5(a)に示すように、第1右壁165は、軸受支持部161Rの前端に対応する位置から後方に延びる第1縁165Bと、第1縁165Bの後端から図示下方に延びる第2縁165Cと、第2縁165Cの図示下端から後方に延びる第3縁165Dと、第3縁165Dの後端から図示上方に延びる第4縁165Eとを有している。
第3縁165Dは、右側端子150のピン接続部153に対応する位置に配置されている。また、第4縁165Eは、第1縁165Bよりも図示上側まで延びており、図示上端が第1右壁165で最も上側に突出している。
また、図4に示すように、第1右壁165の左側には、前後方向に延びる第2右壁167が形成されている。そして、第1右壁165と第2右壁167の間には、右側端子150及び右側フィルム210が固定される右側固定面180が設けられている。
右側固定面180は、右側端子150に対応する位置に配置され、穴151に対応する位置において下側(右側端子150側)に突出する右側係合部181が設けられている。右側係合部181は、穴151よりも小さな径の円筒状に形成され、ネジを入れるための穴181Aが設けられている。
右側固定面180の後方に隣接する位置には、第1受入部182が設けられている。第1受入部182は、左右方向において第1右壁165及び第2右壁167に挟まれ、右側固定面180よりも右側端子150と反対側に凹んでいる。
また、第1受入部182の後側の壁168における右側端子延出部154に対応する位置には、前後方向に貫通した第3開口部168Aが設けられている。第3開口部168Aは、右側端子150の右側端子150が配置されたとき、右側端子延出部154が入るようになっている。また、壁168の第3開口部168A側の端には、前側に突出した縁168Bが設けられており、この縁168Bは、第1右壁165の第4縁165Eと連続している。
右側固定面180は、前方に配置された面183との間に、右側端子150が配置されたときに屈曲部152を受け入れる溝状の第2受入部184が設けられている。
<左側フィルムの構成>
次に、左側フィルム200について説明する。
図6(a),(b)に示すように、左側フィルム200は、左側端子140及びピン133を覆うための部品であり、耐熱性のポリイミド樹脂から構成されている。
左側フィルム200は、第1固定部201と、第2固定部202と、第1固定部201及び第2固定部202を接続する接続部208とを有している。第1固定部201及び第2固定部202は、左側固定面170に固定される部分であり、左側端子140の本体部141と重なるように本体部141と略同じ大きさの矩形状に形成されている。
第1固定部201は、左側端子140に対して左側固定面170側に配置される部分であり、前端中央部分から後側に凹む第1凹部201Aと、第1凹部201Aの後側に位置する円状の第1穴201Bと、後部に位置する貫通孔201Cとが形成されている。
第2固定部202は、左側端子140を挟んで第1固定部201とは反対側に配置される部分であり、前端中央部分から後側に凹む第2凹部202Aと、第2凹部202Aの後側に位置する円状の第2穴202Bとが形成されている。
第1凹部201A及び第2凹部202Aは、左側端子140における端子凹部143に対応する位置に配置されている。第1穴201B及び第2穴202Bは、左側端子140における穴144に対応する位置に配置され、穴144と略同じ大きさになっている。貫通孔201Cは、左側端子140における突出部142に対応する位置に配置され、第1固定部201の後部を貫通している。
第1固定部201は、右端略中央部分から右に向かう方向(左側端子140からピン133に向かう側)に延出する第1被覆部203を有している。また、第2固定部202は、同様に右端略中央部分から右に向かう方向に延出する第2被覆部204を有している。第1被覆部203及び第2被覆部204は、ピン133を上下から覆う部分であり、左側端子140のピン接続部145及びピン133に対応する位置に配置されている。
第1被覆部203は、ピン133が配置される部分において、第2被覆部204よりも幅広になるように形成されている。具体的に、第1被覆部203は、ピン接続部145に対応する位置に配置された幅狭部205と、ピン133に対応する位置に配置された幅広部206とを有している。なお、符号205Aは、幅狭部205の前端であり、符号205Bは、幅狭部205の後端である。
幅広部206は、前端206A及び後端206Bから第2固定部202側に向けて延出する一対の延出部207を有している。延出部207は、幅広部206の前端206A及び後端206Bに設けられたミシン目に沿って折り曲げることにより構成されている。
接続部208は、図6(b)に示すように、第1固定部201及び第2固定部202と一体に形成されており、第1固定部201の左端201D及び第2固定部202の左端202Cに設けられたミシン目に沿って折り曲げることにより構成されている。
また、第1被覆部203における幅広部206の右端206C及び第2被覆部204の右端204Aは、左右方向で略同じ位置になっている。
[端子への組み付け方法]
左側フィルム200の左側端子140への組み付け方法について説明する。
図7(a)に示すミシン目に沿って各部を折り曲げた状態の左側フィルム200を、第1固定部201から第2固定部202を離すように開き(図示せず)、幅広部206にピン133を合わせるようにして幅広部206とピン133を近づける。このとき、ピン133を2つの突出した延出部207の間に入れるようにすることで、幅広部206とピン133を自然に合わせることができる。そして、第1固定部201の貫通孔201Cに左側端子140の突出部142を貫通させる。これにより、左側端子140に対して左側フィルム200の位置決めがなされ、左側端子140に対して左側フィルム200が回転するのが抑制される。
次に、第2固定部202を第1固定部201に近づけ、第1固定部201と第2固定部202とで左側端子140を挟むように左側端子140に左側フィルム200を組み付ける。
このように組み付けることで、図7(b)に示すように、ピン133は、左側フィルム200の第1被覆部203の幅広部206及び第2被覆部204の間に配置され、一対の延出部207に前後から挟まれることで左側フィルム200により四方から囲まれる。
また、図7(a)に示すように、第1被覆部203の幅広部206および第2被覆部204は、上下方向(左側端子140と左側フィルム200が対向する方向)から見て、ヒータ130の端部132の一部と重なっている。これにより、ピン133は、第1被覆部203側及び第2被覆部204側から左側フィルム200に完全に覆われる。
そして、左側フィルム200は、左側端子140に組み付けた状態において、上下方向から見て、左側端子140の本体部141と重なり、左側端子140の端子延出部146と重なっていない。これにより、左側フィルム200に干渉することなく端子延出部146を配置することが可能となっている。
<右側フィルムの構成>
次に、右側フィルム210について説明する。
右側フィルム210は、耐熱性のポリイミド樹脂から構成されている。図8(a),(b)に示すように、右側フィルム210は、遮熱部211と、固定部212と、遮熱部211と固定部212を接続する接続部213とを有している。なお、ここでの右側フィルムの説明においては、上下について図8(a)を基準に用いる。
遮熱部211は、下端が溝166に配置される部分であり、矩形状に形成されている。遮熱部211は、下部における前部及び後部に、一対の折曲部214が設けられている。
折曲部214は、遮熱部211の下部における前部及び後部を左側(加熱ローラ110側)に折り曲げることで構成されている。また、遮熱部211の下端における前後方向中央部に配置された中央縁211Aは、折曲部214の折曲端214Aよりも下方に位置している。
遮熱部211は、上端における前後方向の中央部分に、ピン133が配置される開口215が形成されている。開口215は、下方に延び、ピン133が通過できる程度の間隔で配置された後縁215A及び前縁215Bと、後縁215A及び前縁215Bの下端において連続する略円状の円弧縁215Cとから構成されている。
遮熱部211は、開口215より前側で、上側(第1右壁165よりも突出している側)の縁部に、部分的に突出している把持部216を有している。この把持部216において、遮熱部211は、接続部213の左端213Aと連続している。
固定部212は、右側固定面180に固定される部分であり、右側端子150と重なるように右側端子150と略同じ矩形状に形成されている。固定部212は、穴151より小さい穴212Aが形成されている。穴212Aは、穴151に対応する位置に配置され、固定部212を右側固定面180に配置したとき、右側係合部181に係合するようになっている。
固定部212は、前側の左端において接続部213の右端213Bと連続しており、後側の左端212Dが接続部213の右端213Bよりも左側に位置している。そして、固定部212は、後端縁212Bにミシン目を有し、このミシン目に沿って下方(右側端子150とは反対側)に折れ曲がった延出部217を有している。
延出部217は、第1受入部182に対応する位置に配置されており、固定部212を右側固定面180に配置したとき第1受入部182に受け入れられるようになっている。
接続部213は、上述した遮熱部211及び固定部212と一体に形成されている。右側フィルム210は、遮熱部211に対して接続部213をミシン目に沿って右側に向けて折り曲げた後、接続部213に対して固定部212をミシン目に沿って上方に折り曲げることで構成されている。
[右側フィルムのフレームへの配置]
上述した右側フィルム210は、図9に示すように、フレーム160の図示上側から溝166に遮熱部211を差し込むようにして配置される。そして、図11に示すように、図示下端の中央縁211A及び折曲部214が溝166内に配置され、折曲部214の先端が軸受支持部161Rにおける縁161Bの右面161Cと接触する。この折曲部214により遮熱部211が第1右壁165の左面165Aに向けて付勢されるので、遮熱部211が加熱ローラ110から確実に離される。
また、遮熱部211は、図5(b)に示すように、第1右壁165よりも図示上方に突出しており、加熱ローラ110側から見て第1右壁165の開口215に対向する部分以外の部分を覆っている。
固定部212は、図10(c)に示すように、右側固定面180上において、穴212Aが右側係合部181に係合するように配置される。右側フィルム210の穴212Aが右側係合部181の左端に係合したとき、接続部213が遮熱部211に対し右側へ戻ろうとする弾性復元力により、穴212Aの左側の端部が右側係合部181に係合する。ここで、穴212Aと右側係合部181が係合する位置から固定部212のヒータ130と反対側の端部である右端212Cまでの距離Xは、穴212Aと右側係合部181が係合する位置から第2右壁167までの距離Yよりも小さくなっている。これにより、第2右壁167に干渉することなく、右側固定面180に固定部212を固定することが可能となっている。
固定部212の延出部217は、図11に示すように、第1受入部182内に配置される。これにより、固定部212が右側に移動しようとしても、延出部217が第1右壁165の右面165Gに当接することで、固定部212の左右方向への移動が規制されるようになっている。そのため、右側端子150に対して固定部212がずれるのを抑制することが可能となっている。
そして、右側フィルム210がフレーム160に配置された後に加熱ローラ110に挿通されたヒータ130がフレーム160に配置される。
<端子のフレームへの固定方法>
左側フィルム200が組付けられた左側端子140の固定方法について説明する。まず、図10(a)に示すように、端子延出部146を第2開口部176内に入れ、図11に示すように、突出部142を第1開口部174内に入れる。
そして、図10(b)に示すように、左側係合部171を穴144、第1穴201B及び第2穴202Bに通し、図12(a),(b)に示すように、左側フィルム200の第2凹部202Aと、端子凹部143と、左側フィルム200の第1凹部201Aとを、係合突起173に係合する。これにより、左側固定面170に対して左側端子140及び左側フィルム200を正確に位置決めすることが可能となっている。
そして、ネジ190をワッシャ191に挿入した上で左側係合部171の穴171Aにねじ込むことで、左側固定面170に左側フィルム200とともに左側端子140を固定する。このようにして、左側フィルム200の第1固定部201を、左側端子140と左側固定面170の間に配置することができる。
このように、フレーム160に左側端子140を組み付けた状態において、左側端子140が接続されている左側のピン133は、図11に示すように、加熱ローラ110の左右方向において、加熱ローラ110とギヤ115が係合する位置、つまり、加熱ローラ110の左端部113の端部凹部113Aと、ギヤ115の突起115Bが係合する位置と同じ位置に配置される。
次に、右側端子150の固定方法について説明する。図10(c)に示すように、右側端子延出部154を第3開口部168A内に入り込むように配置し、右側係合部181を穴151に通す。そして、屈曲部152を第2受入部184内に配置して、右側固定面180に配置された右側フィルム210の固定部212上に右側端子150を配置する。
また、右側端子150が接続されている右側のピン133を、図5(b)に示すように、開口215を通して開口215内における円弧縁215Cの部分に配置する。右側のピン133は、開口215内に配置されると円弧縁215Cに接触しない位置となっている。
そして、図10(b)に示すように、ネジ190をワッシャ191に挿入した上で右側係合部181の穴181Aにねじ込むことで、フレーム160の右側固定面180に右側フィルム210とともに右側端子150を固定する。このようにして、右側フィルム210の固定部212を、右側端子150と右側固定面180の間に配置することができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
左側フィルム200の第1被覆部203及び第2被覆部204によりピン133が覆われているので、ヒータ130におけるピン133の絶縁性を維持することができる。
ピン133が左側フィルム200により四方から囲まれているので、ヒータ130におけるピン133の絶縁性を維持しやすくできる。
左側端子140に対して左側固定面170側に配置される第1被覆部203の幅広部206から延出部207が延出するので、幅広部206とピン133を自然に合わせることができ、左側端子140を左側フィルム200に配置しやすくなる。
第1被覆部203及び第2被覆部204により完全にピン133を覆っているので、ピン133の絶縁性を維持しやすくできる。
左側フィルム200で左側端子140を挟むことにより左側フィルム200を左側端子140に容易に組み付けることができる。また、左側フィルム200を左側端子140に組み付けた状態で、フレーム160の左側固定面170に組み付けやすくすることができる。
貫通孔201Cに突出部142が貫通されることで左側端子140に対して左側フィルム200が回転するのが抑制されるので、ピン133が第1被覆部203及び第2被覆部204から露出するのを抑制することができる。
ところで、ピン133が左右方向において、加熱ローラ110とギヤ115が係合する位置と同じ位置に配置されているので、加熱ローラ110とギヤ115が係合する部分において、加熱ローラ110が破損して金属片が落ち、ピン133と金属片が接触する可能性がある。しかし、本実施形態では、ピン133が左側フィルム200に覆われているので、金属片がピン133に接触するのを抑制し、ピン133の絶縁性を維持することができる。
左側フィルム200が左側端子140とともに左側固定面170に固定されので、フィルムと端子を別々に固定する構成と比較して、取付工程を簡略化できる。
左側フィルム200は、右側に同じ構成のフィルムを設けてもよい。また、左側端子140及びフレーム160は、上記した効果を実現できる限り、どのような形状であってもよい。また、絶縁部材として左側フィルム200を採用したが、フィルム以外の部材を採用してもよい。
また、絶縁部材は薄板状の部材であってもよい。薄板状の部材は、その厚みが、例えば、0.03〜5.00mmの範囲であってもよいし、0.05〜3.00mmの範囲であってもよいし、0.05〜1.50mmの範囲であってもよいし、0.07〜1.00mmの範囲であってもよいし、0.10〜0.50mmの範囲であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、左側フィルム200が一対の延出部207を有する構成であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、図13(a)に示すように、左側フィルム200が一対の延出部を有さない構成であってもよい。
前記実施形態では、左側フィルム200が第1被覆部203及び第2被覆部204を有する構成であったが、本発明はこれに限定されず、第2被覆部を有さない構成であってもよい。
左側フィルムが第2被覆部を有さない構成の例としては、例えば、図13(b)に示すように、左側フィルム300の被覆部301の両端から延出する延出部302,303を折り曲げる構成が挙げられる。
この構成における左側フィルム300は、図示左側の延出部302を、被覆部301の図示左端から図示右斜め下方に延びるように折り曲げ、図示右側の延出部303を、被覆部301の図示右端から図示左斜め下方に延びるように折り曲げることで構成される。このような構成であっても、ピン133を左側フィルム300により覆うことができる。
また、図13(c)に示すように、被覆部401の図示右端のみから延出する延出部402を折り曲げる構成も挙げられる。この構成における左側フィルム400の延出部402は、被覆部401の図示右端を図示下方に折り曲げる第1折曲部402Aと、第1折曲部402Aの図示下端を図示左方に折り曲げる第2折曲部402Bと、第2折曲部402Bの図示左端を図示上方に折り曲げる第3折曲部402Cとから構成されている。このような構成であっても、ピン133を左側フィルム400により覆うことができる。
前記実施形態では、左側フィルム200が左側端子140を上下に挟む構成であったが、本発明はこれに限定されず、左側端子140を挟まない構成であってもよい。例えば、左側フィルム200が第1固定部201及び第2固定部202が接続されていない構成であってもよいし、第2固定部202を有さない構成であってもよい。
前記実施形態では、左側フィルム200は、第1被覆部203及び第2被覆部204がヒータ130の端部132の一部と重なっていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2被覆部204のみがヒータの端部の一部と重なっていてもよい。
前記実施形態では、左側フィルム200は、貫通孔201Cを有していたが、本発明はこれに限定されず、貫通孔201Cを有していなくてもよい。
前記実施形態では、左側フィルム200が第1凹部201A及び第2凹部202Aを有していたが、本発明はこれに限定されず、凹部を有さない構成であってもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210が遮熱部211と固定部212を接続する接続部213を有していたが、本発明はこれに限定されず、固定部212及び接続部213を有してなくてもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210の遮熱部211がフレーム160の溝166に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、溝166に配置されていなくてもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210が折曲部214を有していたが、本発明はこれに限定されず、折曲部214を有していなくてもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210は、第1右壁165の開口215に対向する部分以外の部分を覆っていたが、これに限定されず、第1右壁165の全てを覆っていてもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210の遮熱部211が第1右壁165よりも突出していたが、本発明はこれに限定されず、突出していなくてもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210の遮熱部211が把持部216を有していたが、本発明はこれに限定されず、把持部216を有していなくてもよい。
前記実施形態では、右側フィルム210が延出部217を有していたが、本発明はこれに限定されず、延出部217を有していなくてもよい。
前記実施形態では、左側フィルム200及び右側フィルム210は、フレーム160に左側端子140及び右側端子150とともに固定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、左側フィルム及び右側フィルムと端子を別々に固定してもよいし、左側フィルム及び右側フィルムを圧入等によりフレームに仮固定した状態で、端子をフレームに固定してもよい。
前記実施形態では、左側フィルム200及び右側フィルム210がポリイミド樹脂(例えば、カプトン(登録商標))からなる構成であったが、本発明はこれに限定されず、フッ素樹脂、金属板(例えば、アルミ)、LCP(Liquid Crystal Polymer)板やセラミック板からなる構成であってもよい。
前記実施形態では、フレーム160の材質がガラス繊維強化樹脂であったが、本発明はこれに限定されず、ガラス繊維強化樹脂でなくてもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
100 定着装置
110 加熱ローラ
130 ヒータ
133 ピン
140 左側端子
200 左側フィルム
201 第1固定部
202 第2固定部
203 第1被覆部
204 第2被覆部
207 延出部

Claims (10)

  1. 筒状体と、
    前記筒状体の内側において延び、管と、前記管の内側に配置された発熱体と、端子と、前記端子と前記発熱体とを接続するピンとを有するヒータと、
    前記筒状体を支持するフレームと、
    前記フレームに固定される固定部を有する絶縁部材と、を備え、
    前記絶縁部材は、前記端子から前記ピンに向かう側に前記固定部から延出して、前記ピンを覆う被覆部を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記固定部は、前記端子に対して前記フレーム側に配置される第1固定部と、前記端子を挟んで前記第1固定部とは反対側に配置される第2固定部とを有し、
    前記被覆部は、前記第1固定部から延出する第1被覆部と、前記第2固定部から延出する第2被覆部とを有し、
    前記ピンは、前記第1被覆部と前記第2被覆部の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1被覆部と前記第2被覆部のいずれか一方は、他方側に向けて延出し、前記ピンの両側に配置される一対の延出部を有することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記延出部は、前記第1被覆部から延出していることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第1被覆部と前記第2被覆部のうち少なくとも前記第2被覆部は、前記第1被覆部と前記第2被覆部が対向する方向から見て、前記ヒータの端部の一部と重なることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1固定部及び前記第2固定部は、前記端子の前記ヒータ側と反対側で接続されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記端子は、前記固定部と重なる本体部と、前記本体部から突出する突出部とを有し、
    前記固定部は、前記突出部が貫通する貫通孔を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記筒状体は、ギヤが係合される一端部と、前記一端部とは反対側の他端部とを有し、
    前記絶縁部材は、前記一端部側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記ピンは、前記筒状体の軸方向において、前記筒状体と前記ギヤが係合する位置と同じ位置に配置されたことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記絶縁部材は、フィルムからなることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
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