JP2015068766A - サンプリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異物の影響を抑制できるサンプリング装置を提供する。【解決手段】サンプリング装置は、吸引部を有し、高温高圧空間に配置された吸引部から高温高圧空間のガスを吸引可能なプローブノズルと、吸引部が高温高圧空間に配置される状態及び高温高圧空間の外に配置される状態の一方から他方に変化するように、プローブノズルを第1軸と平行な方向に移動可能に支持する支持部材と、プローブノズルと支持部材との間をシールするシール装置と、第1軸と平行な方向に関して支持部材よりも高温高圧空間側でプローブノズルを囲むように配置される筒部材と、プローブノズルと筒部材との間の空間においてプローブノズルの外面の異物を除去する除去装置と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、サンプリング装置に関する。
火力発電システムの分野において、石炭ガス化複合発電(IGCC)方式が案出されている。IGCCは、ガス化炉内で石炭をガス化して燃焼ガスを発生させ、その燃焼ガスをガスタービンに導いてガスタービンを作動させるとともに、ガスタービンからの高温の排ガスをボイラに導いて蒸気を発生させて蒸気タービンを作動させる。例えば、ガス化炉で発生する燃焼ガスの微量成分の挙動を把握することは、火力発電システムの適切な稼働のために重要である。そのため、例えば特許文献1に開示されているように、ガス化炉のような高温高圧空間のガスをサンプリング装置でサンプリングすることが行われる。
ガスのサンプリングのためにプローブノズルを高温高圧空間に配置することにより、そのプローブノズルに異物(ダスト)が付着する可能性がある。プローブノズルに異物が付着した状態を放置しておくと、その異物の影響により、例えば、サンプリングしたガスの分析値にばらつきが生じる可能性がある。また、その異物の影響により、サンプリング装置の少なくとも一部が劣化して、サンプリング装置の性能が低下する可能性がある。
本発明は、異物の影響を抑制できるサンプリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係るサンプリング装置は、吸引部を有し、高温高圧空間に配置された前記吸引部から前記高温高圧空間のガスを吸引可能なプローブノズルと、前記吸引部が前記高温高圧空間に配置される状態及び前記高温高圧空間の外に配置される状態の一方から他方に変化するように、前記プローブノズルを第1軸と平行な方向に移動可能に支持する支持部材と、前記プローブノズルと前記支持部材との間をシールするシール装置と、前記第1軸と平行な方向に関して前記支持部材よりも前記高温高圧空間側で前記プローブノズルを囲むように配置される筒部材と、前記プローブノズルと前記筒部材との間の空間において前記プローブノズルの外面の異物を除去する除去装置と、を備える。
本発明によれば、支持部材により、高温高圧空間にプローブノズルの吸引部を挿入する動作、及び高温高圧空間からプローブノズルの吸引部を抜去する動作を円滑に行うことができる。また、シール装置により、高温高圧空間のガスがプローブノズルと支持部材との間から漏出することが抑制される。また、筒部材により、プローブノズルと筒部材との間に空間を形成してその空間の圧力を調整することができる。そして、本発明によれば、プローブノズルと筒部材との間の空間においてプローブノズルの外面の異物を除去する除去装置を設けたので、プローブノズルが支持部材に支持された状態で、そのプローブノズルの異物除去動作を円滑に行うことができる。また、除去装置は、支持部材よりも高温高圧空間側に設けられているため、少なくとも支持部材よりも外側に異物が運び出されてしまうことが抑制される。これにより、例えば、サンプリングしたガスの分析値にばらつきが生じることが抑制される。また、除去装置は、支持部材よりも高温高圧空間側に設けられているため、シール装置に異物が付着することが抑制される。これにより、シール装置の劣化やガスの漏出が抑制されるので、サンプリング装置の性能が低下することが抑制される。
本発明に係るサンプリング装置において、前記除去装置は、前記プローブノズルの外面と接触して前記異物を除去するクリーニング部材を有してもよい。例えば、ブラシ部材やワイプ部材のような、プローブノズルの外面と接触可能なクリーニング部材が設けられることにより、プローブノズルの外面に付着している異物を円滑に除去することができる。
本発明に係るサンプリング装置において、前記吸引部が前記高温高圧空間に挿入されるように前記プローブノズルが移動するときに前記プローブノズルから前記クリーニング部材が離れ、前記吸引部が前記高温高圧空間から抜去されるように前記プローブノズルが移動するときに前記プローブノズルに前記クリーニング部材が接触するように前記クリーニング部材を移動可能な移動機構を備えてもよい。吸引部を高温高圧空間に挿入するときにプローブノズルからクリーニング部材を離すことで、高温高圧空間にプローブノズルを挿入する動作を円滑に行うことができる。また、吸引部を高温高圧空間から抜去するときにプローブノズルにクリーニング部材を接触させることにより、高温高圧空間においてプローブノズルに付着した異物を、そのプローブノズルから除去することができる。
本発明に係るサンプリング装置において、前記除去装置は、前記プローブノズルの外面にクリーニング用ガスを供給する噴射口を有してもよい。噴射口から供給されるクリーニング用ガスによって、プローブノズルの外面に付着している異物を、そのクリーニング用ガスの力で除去することができる。また、高温高圧空間に配置されることによって温度上昇したプローブノズルにクリーニング用ガスが吹き付けられることによって、そのプローブノズルを冷却することができる。
本発明に係るサンプリング装置において、前記噴射口は、前記プローブノズルの周囲に複数配置されてもよい。複数の方向からプローブノズルにクリーニング用ガスが吹き付けられることにより、プローブノズルの外面に付着している異物を十分に除去することができるとともに、プローブノズルの冷却効果を高めることができる。
本発明に係るサンプリング装置によれば、高温高圧空間にプローブノズルが配置されることによりそのプローブノズルに異物が付着しても、サンプリングしたガスの分析値やサンプリング装置の性能に対する異物の影響を抑制できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の一方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図1は、本実施形態に係るサンプリング装置1の一例を示す概略構成図である。図2は、本実施形態に係るサンプリング装置1の要部を示す断面図である。
サンプリング装置1は、高温高圧ガスを生成する機器及びその機器に接続される配管の一方又は両方から高温高圧ガスをサンプリング可能である。高温高圧ガスを生成する機器は、例えば、加圧型石炭ガス化炉及び加圧流動床ボイラの少なくとも一方を含み、高温高圧ガスは、石炭化ガス及び燃焼排ガスの少なくとも一方を含む。なお、機器及び高温高圧ガスは、これらに限定されない。機器の内部空間及び配管の内部空間は、高温高圧空間である。サンプリング装置1は、その高温高圧空間のガス(高温高圧ガス)をサンプリング対象として作動する。サンプリング装置1でサンプリングされたガスは、分析装置に送られる。分析装置は、サンプリングされたガスに含まれる微量成分に関する情報を抽出する。以下の説明においては、ガス化炉の配管Pの内部空間がサンプリング対象の空間(対象空間)SPである例について説明する。
図1及び図2に示すように、サンプリング装置1は、吸引部2を有し、空間(高温高圧空間)SPに配置された吸引部2から空間SPのガス(高温高圧ガス)Gを吸引可能なプローブノズル3と、吸引部2が空間SPに配置される状態及び空間SPの外に配置される状態の一方から他方に変化するように、プローブノズル3をX軸方向に移動可能に支持するグランドボックスフランジ(支持部材)4と、プローブノズル3とグランドボックスフランジ4との間をシールするシール装置5と、X軸方向に関してグランドボックスフランジ4よりも空間SP側(−X側)でプローブノズル3を囲むように配置される均圧筒(筒部材)6と、プローブノズル3と均圧筒6との間の空間ASにおいてプローブノズル3の外面の異物を除去する除去装置7と、を備えている。
本実施形態において、配管Pとサンプリング装置1との間には、ボールバルブ16を含む配管システム22が配置される。配管システム22は、配管Pに設けられたフランジ23と固定されるフランジ24と、サンプリング装置1に設けられたフランジ15と固定されるフランジ25とを有する。配管システム22は、サンプリング装置1の一部とみなされてもよいし、サンプリング装置1とは異なる装置とみなされてもよい。
プローブノズル3は、プローブノズル3の少なくとも一部が空間SPに配置された状態で、その空間SPからガスGを採取する。プローブノズル3は、X軸方向に長い内筒8と、内筒8の周囲に配置される外筒9と、内筒8の−X側の端部に配置されたセラミックスフィルタ10と、を有する。内筒8及び外筒9のそれぞれは、ステンレス製である。内筒8の内面は、ステンレスとは異なる材料の膜で形成されている。すなわち、本実施形態において、内筒8の内面は、ライニングされている。内筒8の内面は、石英でライニングされてもよいし、PFA(ポリテトラフルオロエチレン)でライニングされてもよい。ライニングのための材料は、内筒8が使用される温度に基づいて選択される。内筒8が使用される温度が高温である場合、石英が選択され、内筒8が使用される温度が低温である場合、PFAが選択されてもよい。
また、プローブノズル3は、セラミックスフィルタ10に配置され、セラミックスフィルタ10を加熱可能なヒータ11と、内筒8に配置され、内筒8を加熱可能なヒータ12と、ヒータ11の温度を検出する温度センサ11Aと、ヒータ12の温度を検出する温度センサ12Aと、を有する。
セラミックスフィルタ10は、内筒8の−X側の開口を覆うように配置される。セラミックスフィルタ10は、フィルタ固定部材13により、内筒8に対して固定される。吸引部2は、セラミックスフィルタ10の開口を含む。空間SPのガスGは、セラミックスフィルタ10の開口(吸引部2)を介して、内筒8の内部流路Rに流入する。内筒8と外筒9との間の空間BSには、冷却用ガス供給源(不図示)から冷却用ガスが供給される。
グランドボックスフランジ4は、プローブノズル3(外筒9)の周囲に配置される。グランドボックスフランジ4は、プローブノズル3を摺動可能に支持する。プローブノズル3は、グランドボックスフランジ4に支持された状態で、X軸方向に移動可能である。
シール装置5は、プローブノズル3(外筒9)の外面とグランドボックスフランジ4の内面(摺動面)との間隙をシールする。シール装置5は、グランドボックスフランジ4の内面に配置されたカーボン製のグランドパッキン5Gと、そのグランドパッキン5Gを固定する固定用フランジ5Hと、プローブノズル3の外面とグランドボックスフランジ4の内面との間隙にシール用ガスを供給する供給流路5Jと、を有する。供給流路5Jは、供給ライン14を介して、シール用ガス供給源(不図示)と接続されている。シール用ガスとして、シール用ガス供給源から不活性ガス(例えば窒素ガス)が供給される。シール装置5により、空間ASのガスの漏出が抑制される。
均圧筒6は、プローブノズル3の周囲に配置され、プローブノズル3との間で空間ASを形成する。均圧筒6の+X側の端部は、グランドボックスフランジ4と接続される。均圧筒6の−X側の端部は、フランジ15と接続される。フランジ15は、サンプリング座として機能するフランジ25と固定される。
均圧筒6は、空間ASに圧力調整用ガスを供給するための供給口180を有する。供給口180は、供給ライン190を介して、圧力調整用ガス供給源(不図示)と接続されている。圧力調整用ガスとして、圧力調整用ガス供給源から不活性ガス(例えば窒素ガス)が供給される。空間ASに圧力調整用ガスが供給されることにより、空間ASの圧力が高くなる。本実施形態においては、空間SPの圧力と空間ASの圧力とが等しくなるように、空間ASの圧力が高められる。
また、サンプリング装置1は、空間ASの圧力を検出する圧力センサ80と、均圧筒6の少なくとも一部に設けられ、空間ASのガスを排出可能な排出口90と、排出口90と接続された排出流路91を開閉可能な排出バルブ92と、を備えている。
プローブノズル3は、駆動装置(図1及び図2において不図示)によりX軸方向に移動する。駆動装置の作動によりプローブノズル3が+X方向に移動すると、吸引部2を含むプローブノズル3の先端部(−X側の端部)が、空間SPに挿入される。駆動装置の作動によりプローブノズル3が−X方向に移動すると、吸引部2を含むプローブノズル3の先端部(−X側の端部)が、空間SPから抜去される。
内筒8の+X側の端部は、チューブ20と接続される。吸引部2を介して空間SPからサンプリングされ、内部流路Rを流れたガスGは、チューブ20を介して、円筒濾紙26Aを含むダスト捕集ホルダ26に供給される。ダスト捕集ホルダ26は、ヒータ26Bで加温される。
ダスト捕集ホルダ26からのガスGは、チューブ27を介して、ドレンポット28及びガス吸収瓶29に供給される。チューブ27の少なくとも一部は、供給ライン33を介して、圧力調整用ガス供給源(不図示)と接続されている。圧力調整用ガスとして、圧力調整用ガス供給源から不活性ガス(例えば窒素ガス)が供給される。チューブ27に圧力調整用ガスが供給されることにより、チューブ27の流路の圧力が高くなる。
ドレンポット28及びガス吸収瓶29は、冷却槽31に配置される。チューブ27には、減圧バルブ30が配置されている。ガスGは、減圧バルブ30で減圧された後、ドレンポッド28及びガス吸引瓶29に供給される。本実施形態において、ガス吸引瓶29は、複数設けられている。それらガス吸引瓶29のそれぞれには異なる吸収液が収容されている。ガス吸引瓶29は、ガスメータ32と接続される。
次に、除去装置7について説明する。空間SPのガスGは異物(ダスト)を含んでいる可能性が高い。プローブノズル3の少なくとも一部が空間SPに配置されることにより、そのプローブノズル3(外筒9)の外面に異物が付着する可能性がある。例えば、図1に示すように、空間SPのガスGのサンプリングにおいて、先端部(吸引部2)を含むプローブノズル3の部分3Tが空間SPに配置され、部分3Tの外面に異物が付着する可能性がある。除去装置7は、そのプローブノズル3の外面の異物の少なくとも一部を除去する。
図2において、除去装置7は、プローブノズル3の外面と接触することにより、そのプローブノズル3の外面の異物を除去するクリーニング部材40と、プローブノズル3の外面にクリーニング用ガスを供給する噴射口51を有し、その噴射口51から供給されたクリーニング用ガスにより、そのプローブノズル3の外面の異物を除去するガス供給部材50と、を備えている。
図3は、クリーニング部材40を含むサンプリング装置1の一部を+Z側から見た模式図である。図2及び図3に示すように、クリーニング部材40は、ロールブラシ41を含む。除去装置7は、ロールブラシ41と、そのロールブラシ41を移動可能に支持する移動機構42とを有する。移動機構42は、ロールブラシ41を回転可能に支持する軸部材43と、軸部材43を支持する支持部材44を、支持部材44を回転可能に支持する軸受部材45とを有する。
図2に示すように、本実施形態において、ロールブラシ41及び移動機構42は、プローブノズル3の+Z側(プローブノズル3の上面側)及びプローブノズル3の−Z側(プローブノズル3の下面側)のそれぞれに配置される。プローブノズル3の+Z側のロールブラシ41及び移動機構42と、プローブノズル3の−Z側のロールブラシ41及び移動機構42とは、同等の構造である。以下、プローブノズル3の+Z側のロールブラシ41及び移動機構42について主に説明する。
ロールブラシ41は、Y軸方向に長い。Y軸方向に関して、ロールブラシ41の寸法は、プローブノズル3の寸法よりも大きい。ロールブラシ41は、空間ASに配置される。 ロールブラシ41のブラシは、例えばフッ素系樹脂で形成されてもよいし、アラミド系樹脂で形成されてもよい。フッ素系樹脂は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)でもよい。アラミド系樹脂は、例えば、コーネックス(帝人株式会社製)でもよい。ロールブラシ41は、200℃以上の高温環境下で使用されるため、上述の材料で形成されることが好ましい。なお、ロールブラシ41は、ステンレス製でもよい。
軸部材43は、空間ASに配置され、ロールブラシ41を回転可能に支持する。軸部材43は、ロールブラシ41を、θY方向に回転可能に支持する。ロールブラシ41は、軸部材43が配置される貫通孔を有する。軸部材43の両端は、接続部材43Cを介して、支持部材44と接続される。支持部材44は、Y軸方向に長い軸部材であり、空間ASに配置される。軸部材43と支持部材44とは平行に配置される。支持部材44とロールブラシ41とが接触しないように、軸部材43と支持部材44との位置関係が定められている。
支持部材44の両端は、軸受部材45により、θY方向に回転可能(傾斜可能)に支持される。本実施形態において、軸受部材45は、均圧筒6に設けられる。支持部材44は、軸受部材45を介して、均圧筒6に回転可能(傾斜可能)に支持される。
支持部材44の少なくとも一部は、均圧筒6の外側に配置される。均圧筒6の外側に配置された支持部材44の一部分に操作ハンドル46が接続される。操作ハンドル46が操作されることにより、支持部材44がθY方向に回転する。支持部材44がθY方向に回転することにより、ロールブラシ41(軸部材43)が、支持部材44の周囲の少なくとも一部において旋回する。
図4及び図5は、プローブノズル3の+Z側のロールブラシ41及び移動機構42の動作の一例を示す図である。移動機構42の操作ハンドル46が操作されることにより、ロールブラシ41は、図4に示す位置及び図5に示す位置の一方から他方に移動可能である。すなわち、図4に示すように、移動機構42は、プローブノズル3から離れるようにロールブラシ41を移動可能である。また、図5に示すように、移動機構42は、プローブノズル3の上面と接触するようにロールブラシ41を移動可能である。
操作ハンドル46が操作され、支持部材44がθY方向に関して一方向に回転することにより、ロールブラシ41は上昇するように、支持部材44の周囲の少なくとも一部において旋回する。これにより、ロールブラシ41は、プローブノズル3から離れる。操作ハンドル46が操作され、支持部材44がθY方向に関して逆方向に回転することにより、ロールブラシ41は下降するように、支持部材44の周囲の少なくとも一部において旋回する。これにより、ロールブラシ41は、プローブノズル3の上面と接触する。
以上、プローブノズル3の+Z側のロールブラシ41及び移動機構42について説明した。プローブノズル3の−Z側の移動機構42により、プローブノズル3の−Z側のロールブラシ41は、プローブノズル3から離れるように移動可能であり、プローブノズル3の下面に接触するように移動可能である。
次に、ガス供給部材50について説明する。図6は、ガス供給部材50を含むサンプリング装置1の一部を示すYZ平面と平行な断面図である。図2及び図6に示すように、ガス供給部材50は、空間ASに配置される。ガス供給部材50は、プローブノズル3を囲む環状の部材である。
均圧筒6は、ガス供給部材50にクリーニング用ガスを供給するための供給口18を有する。供給口18は、供給ライン19を介して、クリーニング用ガス供給源(不図示)と接続されている。クリーニング用ガスとして、クリーニング用ガス供給源から不活性ガス(例えば窒素ガス)が供給される。
ガス供給部材50は、供給ライン19(供給口18)からのクリーニング用ガスが供給される流入口52と、流入口52からのクリーニング用ガスが流れる内部流路53とを備えている。内部流路53は、プローブノズル3を囲むように形成される。
ガス供給部材50は、内部流路53のクリーニング用ガスの少なくとも一部をプローブノズル3の外面に供給(噴射)する噴射口51を有する。噴射口51は、プローブノズル3の外面と対向するように配置される。図6に示すように、本実施形態において、噴射口51は、プローブノズル3の周囲に複数配置される。すなわち、本実施形態においては、1つの流入口52から内部流路53に流入したクリーニング用ガスが、複数の噴射口51から噴射される。本実施形態において、噴射口51は、プローブノズル3の周囲において等間隔で複数配置される。
本実施形態においては、供給ライン19から供給口18に供給されたクリーニング用ガスは、ガス供給部材50(噴射口51)を介して、空間ASに供給される。
なお、本実施形態においては、空間ASの圧力を高めるために空間ASに圧力調整用ガスを供給するための供給ライン190(供給口180)と、ガス供給部材50にクリーニング用ガスを供給するための供給ライン19(供給口18)とは、別であるが、供給ライン190(供給口180)が省略され、供給ライン19(供給口18)からガス供給部材50に供給され、噴射口51から空間ASに供給されたクリーニング用ガスで、空間ASの圧力が調整されてもよい。例えば、噴射口51から供給されたクリーニング用ガスで、空間SPの圧力と空間ASの圧力とが等しくなるように、空間ASの圧力が高められてもよい。
なお、ガス供給部材50は、均圧筒6の内面に固定されてもよいし、グランドボックスフランジ4に固定されてもよい。図6に示すように、本実施形態において、均圧筒6及びガス供給部材50は、円筒状であり、ガス供給部材50の外面は、均圧筒6の内面と接触する。ガス供給部材50の内面は、間隙を介して、プローブノズル3の外面と対向する。YZ平面内において、プローブノズル3の中心(内筒8の中心、外筒9の中心)と、ガス供給部材50の中心と、均圧筒6の中心とは、実質的に一致する。すなわち、プローブノズル3と、ガス供給部材50と、均圧筒6とは、同軸に配置される。
次に、サンプリング装置1の動作の一例について説明する。まず、空間SPのガスGをサンプリングするためにプローブノズル3を空間SPに挿入する手順について説明する。プローブノズル3を空間SPに挿入する前に、ロールブラシ41が図4に示した位置に配置される。すなわち、空間SPに対するプローブノズル3の挿入において、プローブノズルからロールブラシ41(クリーニング部材40)が離れるように、ロールブラシ41が移動する。このように、本実施形態においては、吸引部2が空間SPに挿入されるようにプローブノズル3が移動するときに、プローブノズル3からロールブラシ41が離れるように、移動機構42によりロールブラシ41が移動される。
次に、排出バルブ92の作動により排気流路91が閉じられた状態で、供給ライン190から空間ASに圧力調整用ガスが供給される。空間ASの圧力と空間SPの圧力とが等しくなるように、空間ASに圧力調整用ガスが供給される。本実施形態においては、空間ASの圧力を検出する圧力センサ80が設けられており、その圧力センサ80の検出結果に基づいて、空間ASの圧力と空間SPの圧力とが等しくなるように、空間ASに対する圧力調整用ガスの供給動作が制御される。
空間ASの圧力と空間SPの圧力とが等しくなった後、ボールバルブ16が開けられる。その後、駆動装置(不図示)によりプローブノズル3が−X方向に移動する。プローブノズル3の先端部は、ボールバルブ16を含む配管システム22を介して、空間SPに進入する。プローブノズル3は、吸引部2が空間SPの所定位置まで挿入されるように、−X方向に移動される。
空間SPのガスGは、セラミックスフィルタ10の開口を含む吸引部2を介して、内部流路Rに流入する。空間BSには、内筒8を冷却するための冷却用ガスが供給され、その冷却用ガスにより、内筒8の温度が調整される。内部流路Rを通過したガスGは、ガス吸収瓶29に送られる。ガス吸収瓶29は、吸収液の温度及び流量を、ガスGの吸収に最適な温度及び流量に調整しながら、湿式吸収を行う。
空間SPのガスGには、異物(ダスト)が含まれている可能性がある。異物は、例えば、空間SPにおいて十分に燃焼されなかった炭素などを含む。なお、異物は、湿気を含まない粒子状である場合が多い。
空間SPのガスGのサンプリング後、プローブノズル3を空間SPから抜去する手順について説明する。プローブノズル3(吸引部2)を空間SPから抜去する前に、ロールブラシ41が図5に示した位置に配置される。すなわち、空間SPからのプローブノズル3の抜去において、プローブノズル3にロールブラシ41(クリーニング部材40)が接触するように、ロールブラシ41が移動する。このように、本実施形態においては、吸引部2が空間SPから抜去されるようにプローブノズル3が移動するときに、プローブノズル3にロールブラシ41が接触するように、移動機構42によりロールブラシ41が移動される。
また、ガス供給部材50の内部流路53にクリーニング用ガスが供給される。これにより、複数の噴射口51からガスが噴射される。
プローブノズル3とロールブラシ41とが接触し、噴射口51からクリーニング用ガスが噴射されている状態で、駆動装置(不図示)によりプローブノズル3が+X方向に移動する。
図7は、プローブノズル3の部分3Tが除去装置7を通過する状態の一例を示す模式図である。本実施形態においては、ロールブラシ41は、ガス供給部材50よりも空間SP側(−X側)に配置されている。プローブノズル3が+X方向に移動するとき、部分3Tは、ロール部材41を通過した後、ガス供給部材50を通過する。
プローブノズル3とロールブラシ41とが接触している状態で、プローブノズル3が+X方向に移動することにより、プローブノズル3の外面は、ロールブラシ41で擦られる。これにより、プローブノズル3の外面の異物が除去される。ロールブラシ41は軸部材43に回転可能に支持されており、プローブノズル3とロールブラシ41とが接触している状態でプローブノズル3が+X方向に移動することにより、ロールブラシ41は回転する。
また、プローブノズル3が+X方向に移動している状態で、噴射口51からガスが供給されることにより、プローブノズル3の外面の異物は、そのガスによりプローブノズル3の外面から吹き飛ばされる。これにより、プローブノズル3の外面の異物が除去される。
本実施形態において、除去装置7は、ロールブラシ41を使って部分3Tを擦るため、部分3Tの外面に異物が固着していても、その固着している異物を部分3Tの外面から剥がすことができる。また、部分3Tは、ロールブラシ41で擦られた後、噴射口51からのクリーニング用ガスを吹き付けられるため、除去装置7は、ロールブラシ41で部分3Tの外面から剥がした異物を、噴射口51からのクリーニング用ガスで吹き飛ばすことができる。
シール装置5においては、除去装置7により異物が除去されたプローブノズル3(部分3T)の外面が通過する。これにより、シール装置5の劣化が抑制される。
また、噴射口51からプローブノズル3にクリーニング用ガスが供給されることにより、加熱されているプローブノズル3の温度を低下させることができる。
プローブノズル3が空間SPからボールバルブ16の手前まで引き抜かれた後、ボールバルブ16が閉じられる。その後、排出バルブ92の作動により、排気流路91が開けられる。プローブノズル3から除去された異物(空間ASに存在する異物)は、排気口90から排出される。また、供給ライン19からのクリーニング用ガスの供給が停止され、噴射口51からのクリーニング用ガスの供給が停止されるとともに、供給口180からの圧力調整用ガスの供給も停止される。これにより、空間ASの圧力が低下する。圧力センサ80の検出結果に基づいて、空間ASの圧力が大気圧になったことが確認された後、排出バルブ92の作動により排気流路91が閉じられる。
抜去されたプローブノズル3は、室温まで冷却される。また、セラミックスフィルタ10、内筒8の内面、ダスト捕集ホルダ26、チューブ27の内面、及び減圧バルブ30等に付着凝縮した微量成分が吸収液で洗浄抽出(回収)される。微量成分ガス濃度は、湿式吸収で捕集した吸収液と洗浄抽出液を分析した合計値となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、グランドボックスフランジ4にプローブノズル3が移動可能に支持されるため、例えば、空間SPにプローブノズル3を挿入する動作、及び空間SPからプローブノズル3を抜去する動作が円滑に行われる。また、シール装置5により、空間SPのガスGや空間ASがプローブノズル3とグランドボックスフランジ4との間から漏出することが抑制される。そして、本実施形態によれば、プローブノズル3の外面の異物を除去可能な除去装置7の少なくとも一部がプローブノズル3と均圧筒6との間の空間ASに配置されているので、グランドボックスフランジ4でプローブノズル3を移動可能に支持した状態で、その除去装置7に対してプローブノズル3を相対移動させることにより、そのプローブノズル3の異物除去動作を円滑に行うことができる。
また、除去装置7は、グランドボックスフランジ4よりも空間SP側に設けられているため、少なくともグランドボックスフランジ4よりも外側に異物が運び出されてしまうことが抑制される。これにより、例えば、サンプリングしたガスGの分析値にばらつきが生じることが抑制される。
また、除去装置7は、グランドボックスフランジ4よりも空間SP側に設けられているため、シール装置5に異物が付着することが抑制される。これにより、異物に起因するシール装置5の劣化や損傷が抑制される。その結果、ガスGの漏出が抑制され、サンプリング装置1の性能が低下することが抑制される。また、シール装置5の劣化が抑制されるので、シール装置5の交換及びメンテナンスを含む保守コストの増大を抑制できる。
本実施形態において、除去装置7は、プローブノズル3の外面と接触して異物を除去するクリーニング部材40を有する。これにより、プローブノズル3の外面に付着している異物を円滑に除去することができる。
本実施形態において、プローブノズル3を空間SPに挿入するとき、クリーニング部材40はプローブノズル3から離れるように移動するため、空間SPにプローブノズル3を挿入する動作を円滑に行うことができる。また、プローブノズル3を空間SPから抜去するとき、クリーニング部材40はプローブノズル3から接触するように移動するため、空間SPにおいてプローブノズル3に付着した異物を、そのプローブノズル3から除去することができる。
また、本実施形態において、除去装置7は、プローブノズル3の外面にクリーニング用ガスを供給する噴射口51を有するため、噴射口51から供給されるクリーニング用ガスによって、プローブノズル3の外面に付着している異物を、吹き飛ばして除去することができる。また、空間SPに配置されることによって温度上昇したプローブノズル3にクリーニング用ガスが吹き付けられることによって、そのプローブノズル3を冷却することができる。プローブノズル3が冷却されることにより、プローブノズル3の熱によってシール装置5の少なくとも一部が劣化したり損傷したりすることが抑制される。
また、本実施形態において、噴射口51は、プローブノズル3の周囲に複数配置されているため、複数の方向からプローブノズル3にクリーニング用ガスが吹き付けることができる。これにより、プローブノズル3の外面に付着している異物を十分に除去することができるとともに、プローブノズル3の冷却効果を高めることができる。
また、本実施形態においては、空間ASのガスを排出可能な排気口90と、その排気口90に接続される排気流路91を開閉可能な排出バルブ92とが設けられているため、プローブノズル3の異物除去動作において、噴射口51からのクリーニング用ガスの供給により空間ASの圧力が高まっても、空間ASの圧力が過剰に高まる前に(例えば、空間ASの圧力が空間SPの圧力よりも過剰に高まる前)に、排出バルブ92を作動して、空間ASのガスの一部を排出することができる。これにより、空間ASの圧力が過剰に高まることが抑制される。
なお、本実施形態において、プローブノズル3を空間SPから抜去するとき、プローブノズル3をθX方向に回転させながら、プローブノズル3を+X方向に移動してもよい。こうすることにより、プローブノズル3の外面の広い範囲がクリーニング部材40に接触するとともに、噴射口51からのクリーニング用ガスがプローブノズル3の外面の広い範囲に吹き付けられる。
なお、本実施形態においては、クリーニング部材40がガス供給部材50よりも空間SP側(−X側)に配置されることとした。ガス供給部材50がクリーニング部材40よりも空間SP側に配置されてもよい。また、空間SPに最も近い位置に第1のガス供給部材50が配置され、第1のガス供給部材50に次いで空間SPに近い位置にクリーニング部材40が配置され、クリーニング部材40に次いで空間SPに近い位置に第2のガス供給部材50が配置されてもよい。
なお、本実施形態においては、クリーニング部材40が操作ハンドル46の操作により移動することとした。移動機構42がアクチュエータ(モータ)を含み、そのアクチュエータの駆動力によってクリーニング部材40が移動してもよい。
なお、本実施形態においては、クリーニング部材40として、回転可能なロールブラシ41を例にして説明した。クリーニング部材40が、回転しないブラシ部材を含んでもよい。また、クリーニング部材40が、プローブノズル3の外面を拭くことができるワイプ部材を含んでもよい。ワイプ部材は、例えば、フェルトのような不織布を含んでもよい。ワイプ部材は、回転可能に支持されていてもよいし、回転しなくてもよい。
なお、上述の実施形態において、クリーニング部材40が、プローブノズル3の周囲に配置された複数のブレード部材と、複数のブレード部材をプローブノズル3の周囲において移動して、複数のブレード部材によって形成される開口を拡大及び縮小させる駆動装置と、を有する絞り機構を備えてもよい。その絞り機構を用いてプローブノズル3をクリーニングする場合、開口にプローブノズル3が配置された状態で、ブレード部材とプローブノズル3とが接触するように開口を縮小させる。開口を縮小させてブレード部材とプローブノズル3とを接触させた状態でプローブノズル3を移動することにより、プローブノズル3をクリーニングすることができる。また、開口を拡大させてブレード部材とプローブノズル3とを離すことにより、プローブノズル3を円滑に移動することができる。
なお、本実施形態において、プローブノズル3をX軸方向に移動可能な駆動装置は、アクチュエータを有し、そのアクチュエータの駆動力によってプローブノズル3を移動してもよい。なお、駆動装置が操作ハンドルを有し、その操作ハンドルの操作によりプローブノズル3がX軸方向に移動されてもよい。
図8は、駆動装置200の一例を示す模式図である。駆動装置200は、ボールねじ機構201を含む。駆動装置200は、ねじ軸202と、ねじ軸202の周囲に配置されるナット203と、ねじ軸202を回転可能に支持する軸受部材204と、を備えている。ねじ軸202とナット203との間にはボールが配置される。ねじ軸202がθX方向に回転することにより、ナット203がX軸方向に移動する。ナット203とプローブノズル3とは、連結部材205を介して連結される。プローブノズル3は、グランドボックスフランジ4によりX軸方向に移動可能に支持される。ナット203がX軸方向に移動することにより、プローブノズル3がナット203と一緒にX軸方向に移動する。
図8に示す例において、ねじ軸202の一端部に操作ハンドル206が接続される。操作ハンドル206が操作されてねじ軸202が回転することにより、プローブノズル3がX軸方向に移動する。なお、ねじ軸202がアクチュエータ(モータ)により回転してもよい。
なお、図8に示す例においては、ガス供給部材50に供給ライン19からクリーニング用ガスが供給される。均圧筒6とプローブノズル3との間の空間ASの圧力は、供給ライン19から噴射口51を介して空間ASに供給されるクリーニング用ガスによって調整される。
なお、上述の各実施形態において、サンプリング対象の空間SPは、火力発電システムにおける高温高圧空間でもよいし、バイオマスガス化プラントにおける高温高圧空間でもよいし、化学プラントにおける高温高圧空間でもよい。
1 サンプリング装置
2 吸引部
3 プローブノズル
4 グランドボックスフランジ
5 シール装置
6 均圧筒
7 除去装置
40 クリーニング部材
41 ロールブラシ
42 移動機構
50 ガス供給部材
51 噴射口
AS 空間
G ガス
SP 空間
2 吸引部
3 プローブノズル
4 グランドボックスフランジ
5 シール装置
6 均圧筒
7 除去装置
40 クリーニング部材
41 ロールブラシ
42 移動機構
50 ガス供給部材
51 噴射口
AS 空間
G ガス
SP 空間
Claims (5)
- 吸引部を有し、高温高圧空間に配置された前記吸引部から前記高温高圧空間のガスを吸引可能なプローブノズルと、
前記吸引部が前記高温高圧空間に配置される状態及び前記高温高圧空間の外に配置される状態の一方から他方に変化するように、前記プローブノズルを第1軸と平行な方向に移動可能に支持する支持部材と、
前記プローブノズルと前記支持部材との間をシールするシール装置と、
前記第1軸と平行な方向に関して前記支持部材よりも前記高温高圧空間側で前記プローブノズルを囲むように配置される筒部材と、
前記プローブノズルと前記筒部材との間の空間において前記プローブノズルの外面の異物を除去する除去装置と、を備えるサンプリング装置。 - 前記除去装置は、前記プローブノズルの外面と接触して前記異物を除去するクリーニング部材を有する請求項1に記載のサンプリング装置。
- 前記吸引部が前記高温高圧空間に挿入されるように前記プローブノズルが移動するときに前記プローブノズルから前記クリーニング部材が離れ、前記吸引部が前記高温高圧空間から抜去されるように前記プローブノズルが移動するときに前記プローブノズルに前記クリーニング部材が接触するように前記クリーニング部材を移動可能な移動機構を備える請求項2に記載のサンプリング装置。
- 前記除去装置は、前記プローブノズルの外面にクリーニング用ガスを供給する噴射口を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサンプリング装置。
- 前記噴射口は、前記プローブノズルの周囲に複数配置される請求項4に記載のサンプリング装置。
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KR101971112B1 (ko) * | 2019-01-21 | 2019-04-22 | 서울대학교산학협력단 | 전단 플레이트 클리너 구성을 가지는 공내 전단시험장치 |
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CN112955740A (zh) * | 2018-11-15 | 2021-06-11 | 霍尔辛姆科技有限公司 | 用于分析回转水泥窑中的气体样品的方法和装置 |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013204904A patent/JP2015068766A/ja active Pending
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