JP2015065970A - 骨形成材とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】未分化の幹細胞やマクロファージによる捕食を促進して骨再生能を向上する。【解決手段】粒径100μm以下のリン酸カルシウム多孔体顆粒からなる基材と、該基材に付着または吸着させた低分子化合物とを備える骨形成材を提供する。粒径100μm以下とすることにより単核球細胞であるマクロファージによる捕食を容易にし、粒径10μm以下とすることによりマクロファージより小さい未分化の幹細胞による取り込みを容易にすることができる。そして低分子化合物を吸着させることで、マクロファージや未分化の幹細胞による骨形成作用を促進し、迅速な骨再生を図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、骨形成材とその製造方法に関するものである。
従来、体内に供給するβリン酸三カルシウム多孔体顆粒としては、0.1mm未満のサイズでは体液の流れによって移動してしまうので好ましくなく、0.5mm〜1.0mmのサイズが好ましいことが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−101174号公報
しかしながら、0.5mm以上の粒径では、多核の破骨細胞にとっては取り付きやすく、酸(カテプシンK等)を分泌して顆粒を溶解することができるが、マクロファージのような単核球細胞には大きすぎて、顆粒を溶解して吸収することが困難であるという不都合がある。また、さらに小さい未分化の幹細胞にとっては、マクロファージに適した粒径でも大きすぎて内部に取り込むことができず、迅速な骨再生を行うことができないという不都合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、未分化の幹細胞やマクロファージによる捕食を促進して骨再生能を向上した骨形成材とその製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、粒径100μm以下のリン酸カルシウム多孔体顆粒からなる基材と、該基材に付着または吸着させた低分子化合物とを備える骨形成材を提供する。
本態様によれば、基材の粒径が100μm以下であるので、マクロファージおよび未分化の幹細胞が取り付きやすく、マクロファージが分泌する酸で容易に溶解し、あるいは、ファゴソームを通して未分化の幹細胞内に容易に取り込んだ基材をライソソーム等で溶解、分解することができる。さらに、基材に低分子化合物が付着または吸着させられているので、マクロファージや未分化の幹細胞による骨形成を促進して、骨再生を迅速に行うことができる。
上記態様においては、前記基材が、粒径10μm以下のリン酸カルシウム多孔体顆粒を含むことが好ましい。
このようにすることで、未分化の幹細胞による基材の細胞内への取り込みが容易となり、骨再生をさらに迅速に行うことができる。
また、上記態様においては、前記低分子化合物がデキサメタゾンであってもよい。
また、上記態様においては、前記デキサメタゾンが、前記基材の気孔内に入り込むように物理的に付着されていてもよい。
さらに、上記態様においては、前記基材が、βリン酸三カルシウム多孔体顆粒からなっていてもよい。
また、本発明の他の態様は、リン酸カルシウム多孔体ブロックを作製するステップと、作製されたリン酸カルシウム多孔体ブロックを粉砕するステップと、粉砕されたリン酸カルシウム多孔体を分級して100μm以下の顆粒からなる基材を作製するステップと、作製された基材の気孔内に入り込むようにデキサメタゾンを物理的に付着させるステップとを含む骨形成材の製造方法を提供する。
本発明によれば、未分化の幹細胞やマクロファージによる捕食を促進して骨再生能を向上することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る骨形成材の製造方法を示すフローチャートである。 図1の骨形成材を構成する基材の第1の粒径分布を示すグラフである。 図1の骨形成材を構成する基材の第2の粒径分布を示すグラフである。 図1の骨形成材の製造方法を示す模式図である。 0.2%エタノール含有PBSで調製した(a)異なる濃度のデキサメタゾンの吸光度特性および(b)検量線を示すグラフである。 100%エタノール含有で調製した(a)異なる濃度のデキサメタゾンの吸光度特性および(b)検量線を示すグラフである。 図5(b)および図6(b)の検量線を重ね合わせたグラフである。 0.2%エタノール含有PBSで調製した(a)図3の基材のデキサメタゾン吸着前後の吸光度、(b)図2の基材のデキサメタゾン吸着前後の吸光度を示すグラフである。 100%エタノール含有で調製した(a)図3の基材のデキサメタゾン吸着前後の吸光度、(b)図2の基材のデキサメタゾン吸着前後の吸光度を示すグラフである。 βリン酸三カルシウムの異なる濃度に対するアルカリフォスファターゼ測定結果を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係る骨形成材とその製造方法について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る骨形成材は、粒径100μm以下のβリン酸三カルシウム多孔体顆粒からなる基材と、該基材に付着させられたデキサメタゾン(DEX:低分子化合物)とを備えている。
本実施形態に係る骨形成材は、以下の方法によって製造する。
本実施形態に係る骨形成材の製造方法は、図1に示されるように、リン酸カルシウム多孔体ブロックを作製する第1のステップS1と、第1のステップS1において作製されたリン酸カルシウム多孔体ブロックを粉砕する第2のステップS2と、第2のステップS2において粉砕されたリン酸カルシウム多孔体を分級して100μm以下の顆粒からなる基材を作製する第3のステップS3と、該第3のステップS3により作製された基材の気孔内に入り込むようにデキサメタゾンを物理的に付着させる第4のステップS4とを含んでいる。
第1のステップS1は、界面活性剤により見かけの気孔率を75%としたβリン酸三カルシウム多孔体ブロックを作製する。
第2のステップS2は、βリン酸三カルシウム多孔体ブロックを機械的に粉砕する。
第3のステップS3は、粉砕されたβリン酸三カルシウム多孔体顆粒をステンレス製フルイおよび空気分級法により所望の粒径を有する顆粒に分級する。
第4のステップS4は、デキサメタゾンを溶媒に混合して生成した溶液内にβリン酸三カルシウム多孔体顆粒を浸漬し、遠心分離後に静置して、上澄み液を除去し、残った顆粒を乾燥させる。
このようにして製造された本実施形態に係る骨形成材によれば、基材が100μm以下の粒径を有しているので、マクロファージによる捕食を容易にすることができるという利点がある。また、基材に1〜10μmの粒径のβリン酸三カルシウム多孔体顆粒が含まれていれば、未分化の幹細胞がファゴソームを介して細胞内に容易に取り込むことができるという利点がある。
さらに、本実施形態に係る骨形成材は、このような100μm以下の粒径を有する基材にデキサメタゾンが付着させられているので、マクロファージに捕食されあるいは未分化の幹細胞内に取り込まれることにより、マクロファージあるいは未分化の幹細胞による骨形成を促進することができ、早期に骨を再生することができるという利点がある。
次に、本実施形態に係る骨形成材とその製造方法の実施例について説明する。
本実施例においては、第1のステップS1において、純度99.9%のリン酸水素カルシウム二水和物(CaHPO・2HO)と純度99.99%の炭酸カルシウム(CaCO)とをCa/P原子比が、1.5となるように混合し、これに純水を加えて固形物濃度が10重量%のスラリーを調整した。このスラリーをジルコニア製ボールミルに入れて24時間摩砕しながら反応させた後に取り出して、固形物をステンレス製バットに入れて電気乾燥炉によって80℃で乾燥させた。
乾燥した粉末を粉砕し、電気炉を用いて、750℃で1時間仮焼し、仮焼した粉末60gに、解膠剤としてポリアクリル酸アンモニウムエチレンノニルフェニルエーテル5mLを加え、攪拌発泡させてスラリーを調製し、成形用型に注入した。この状態で24時間、80℃で乾燥させた後、1時間に100℃の割合で昇温し、1050℃で30分間焼結した。
その結果、得られた焼結体は、粉末X線回折法により、βリン酸三カルシウムであり、見かけの気孔率が75%であることが確認された。
第2のステップS2においては、第1のステップS1において得られた焼結体を、室温に戻した後に粉砕して、ステンレス製のフルイによって1500μm以下にした顆粒315gを、ウレタン製分級ロータを用いたターボクラッシャ(TC15N、日清エンジニアリング株式会社製)を用いて、回転数1300rpm、風量2.0m/min、供給速度1.0(kg/h)で1次分級し、微粉側部分から69g取り出した。次に、取り出した微粉69gのうち41gを用いて回転数2500rpm、風量2.0m/min、供給速度1.0(kg/h)で2次分級を行い、微粉として27gの顆粒を得た。
得られた顆粒の粒径分布を、日機装株式会社製マイクロトラックHRAを用いて測定した。その結果、粒径分布は図2に示されるように、2.6μmにピークを有する(粒径0.8176〜9.2499μmの顆粒である)ことがわかった。
また、ステンレス製のフルイによって1500μm以下にした顆粒315gを、ウレタン製分級ロータを用いたターボクラッシャ(TC15N、日清エンジニアリング株式会社製)を用いて、回転数1300rpm、風量2.0m/min、供給速度1.0(kg/h)で1次分級し、微粉側部分から69g取り出した。次に、取り出した微粉69gのうち41gを用いて回転数2500rpm、風量2.0m/min、供給速度1.0(kg/h)で2次分級を行い、粗粉として14gの顆粒を得た。
得られた顆粒の粒径分布を、日機装株式会社製マイクロトラックHRAを用いて測定した。その結果、粒径分布は図3に示されるように、3μmと30μmにピークを有することがわかった。
次に、第3のステップS3においては、図4に示されるように、2種類のデキサメタゾン溶液を調製した。一方は、0.2%エタノール含有PBS(リン酸緩衝生理食塩水)を用いてデキサメタゾンを調製した0.5×10−4Mのデキサメタゾン溶液である。他方は、100%エタノールを用いてデキサメタゾンを調製した、同じく0.5×10−4Mのデキサメタゾン溶液である。調製されたこれらのデキサメタゾン溶液に対して紫外線分光法を用いて、デキサメタゾンの吸収波長が240nmであることを利用して吸光度測定を行った。
そして、第2のステップS2で得られた2種類の粒径分布のβリン酸三カルシウム多孔体顆粒70mgに、それぞれ2種類のデキサメタゾン溶液2mLを加えることにより4種類の混合液を作製し、各混合液に対して20回ずつピペッティングを行った後に、120min静置した。これにより、デキサメタゾンをβリン酸三カルシウム多孔体顆粒に吸着させた。
なお、吸着時間としての120minは、実験により測定された平衡吸着時間を採用した。
静置後、遠心分離(20000rpm、20min)を行うことにより、各混合液から未吸着のデキサメタゾンを上澄み液として分離し、これを回収して紫外線分光法を用いて吸光度測定を行った。ブランクとしては、0.2%エタノール含有PBSで作製したサンプルについてはPBSとし、100%エタノールで作製したサンプルについては100%エタノールとした。
そして、遠心分離後の上澄み液内のデキサメタゾン濃度を吸光度から定量することにより、βリン酸三カルシウム多孔体顆粒へのデキサメタゾンの吸着量を算出した。
また、吸着量の算出にあたっては、以下の式を用いた。
吸着前後におけるデキサメタゾン由来の吸光度(波長:240nm)の差から検量線を用いて、吸着されたデキサメタゾン濃度を計算した値をXmol/Lとすると、吸着されたデキサメタゾンのmol数は、
X[mol/L]×(2×10−3[L])
により計算した。
βリン酸三カルシウムの比表面積をA[m/g](粒径分布1〜88μmの顆粒においてはA=8.083[m/g]、粒径分布1〜10μmの顆粒においてはA=1.5962[m/g]である)とすると、1nm当たりに吸着されたデキサメタゾンは、
X×(2×10−3)×6.02×1023/(A×1018×70×10−3)[個/nm
である。
検量線は、0.2%エタノール含有PBSと100%エタノールとを用いて種々のデキサメタゾン濃度(0,0.1,0.2,0.4,0.5[×10−4mol/L])の異なるサンプルを作製し、作製されたサンプルの吸光度を測定することにより、図5(b)、図6(b)に示されるように作製した。図5(a)、図6(a)は吸光度測定を行った生データであり、図5(b)、図6(b)の検量線は、図5(a)、図6(a)の240nmで観察される吸収の極大値をプロットすることにより作製した。また、傾きからデキサメタゾンの溶媒に対する親和性を確認した。
作製した検量線はいずれもR=0.999以上となり、信頼性の高いものである。
図7に2つの検量線を比較した結果を示す。
100%エタノールの場合の方が、0.2%エタノール含有PBSの検量線よりも傾きが大きくなった。これにより、デキサメタゾンの溶解性は、エタノールの含有量が大きい方が高いということができる。
図8に0.2%エタノール含有PBSを用いてデキサメタゾンを吸着させた場合における吸着前後のUVスペクトルデータを示す。図8(a)が粒径1〜88μmの顆粒に吸着させた時のデータであり、図8(b)が粒径1〜10μmの顆粒に吸着させたときのデータである。
同様に、図9に100%エタノールを用いてデキサメタゾンを吸着させた場合における吸着前後のUVスペクトルデータを示す。図9(a)が粒径1〜88μmの顆粒に吸着させた時のデータであり、図9(b)が粒径1〜10μmの顆粒に吸着させたときのデータである。
吸光度の差から算出したデキサメタゾンの吸着量は表1および表2の通りである。
Figure 2015065970
Figure 2015065970
表1は、0.2%エタノール含有PBSを用いてデキサメタゾンを吸着させた場合における吸着量を示している。また、表2は、100%エタノールを用いてデキサメタゾンを吸着させた場合における吸着量を示している。
エタノール含有率の差によるデキサメタゾンの吸着量の有意差はほとんどないものの、小さい方の粒径1〜10μmの顆粒サンプルの方が、吸着量が大きい結果となった。これは、βリン酸三カルシウム多孔体顆粒の比表面積が大きいほど吸着量が増えるという吸着の基本原理に反している。すなわち、比表面積以外の粒子の他の性状が吸着結果に影響したものと考えられる。
また、平均吸着量は、10−9分子/nmのオーダーであり、デキサメタゾン分子の大きさから判断すると、βリン酸三カルシウム多孔体顆粒にはほとんど吸着せず、表面の溶出によって吸着できない表面状態にあると考えられる。多孔質材料のガス吸着から求められる比表面積の場合、高分子等の大きな分子ではその分子の大きな排除体積によって有効な吸着面積が得られない場合がある。しかし、デキサメタゾンはガス分子より大きな分子直径を持つと考えられるものの、高分子とは異なるものと考えられる。
次に、このようにして構成された本実施形態に係る骨形成材の効果を確認する実験について説明する。
まず、実験に用いる試料としてラットの骨髄間葉系幹細胞の培養を行った。
ラット(F344、7週齢、オス)の大腿骨を摘出し、両端を切除し、骨髄液を培養液で洗い出して採取した。この骨髄液を培養用フラスコ(75T、大腿骨1本/1個)で培養を開始した。培養液はDMEM+10%ウシ胎児血清+抗生剤を使用した。3〜4日ごとに培養液を交換し、9日目にトリプシン−EDTAを使用して細胞を剥離した。
次に、デキサメタゾンを吸着させたβリン酸三カルシウム多孔体顆粒(粒径1〜88μm、デキサメタゾン含有量:1.1×10−7mol/g)を実験群とした。コントロール群はデキサメタゾンを含有しない同サイズのβリン酸三カルシウム多孔体顆粒とした。
各顆粒にFBSを加え、1mg/mLおよび0.1mg/mLの濃度でFBS中に分散させた。6ウェルカルチャープレートの各ウェルに800μLずつ入れ、プレートを降ったり傾けたりすることで、均一に広げた(各サンプル3ウェルずつ)。ラット骨髄間葉系幹細胞を抗生剤のみを含むDMEMに浮遊させ、各ウェルに7.2mLずつ播種した。
このときの細胞数は、1×10個/ウェルである。
翌日にアスコルビン酸リン酸(AA)(50μg/mL)とβグリセロリン酸(bGP)(5mM)とを加え、分化誘導を開始した。3〜4日おきに培養液(DMEM+10%FBS+抗生剤+AA+bGP)を交換し、分化誘導11日目にRNAを採取・精製した。
採取精製されたRNAを使用し、リアルタイプPCRで骨分化マーカであるアルカリフォスファターゼ(ALP)を測定した。図10に示されるように、アルカリフォスファターゼは、βリン酸三カルシウム多孔体顆粒単独と比較して、0.1mg/mLはほぼ同じであったが、0.01mg/mLではデキサメタゾンを吸着させた顆粒群の方が優位であった。
これにより、デキサメタゾンを吸着させた本実施形態に係る骨形成材によれば、デキサメタゾンを吸着させていないものに比べて骨再生力が高いことが確認された。
本実施形態に係る骨形成材によれば、粒径100μm以下の非常に細かいβリン酸三カルシウム多孔体顆粒を用いているので、血清等とともに注射器等で患部に容易に導入することができる。したがって、本実施形態に係る骨形成材を骨折や骨粗鬆症等の患者の患部に注射することにより、低侵襲で患部の治療を行うことができる。そして、患部に多く存在するマクロファージや未分化の幹細胞の活動により、またデキサメタゾンの作用により、早期に患部を治癒させることができるという利点がある。
S1 第1のステップ
S2 第2のステップ
S3 第3のステップ
S4 第4のステップ

Claims (6)

  1. 粒径100μm以下のリン酸カルシウム多孔体顆粒からなる基材と、該基材に付着または吸着させた低分子化合物とを備える骨形成材。
  2. 前記基材が、粒径10μm以下のリン酸カルシウム多孔体顆粒を含む請求項1に記載の骨形成材。
  3. 前記低分子化合物がデキサメタゾンである請求項1または請求項2に記載の骨形成材。
  4. 前記デキサメタゾンが、前記基材の気孔内に入り込むように物理的に付着されている請求項3に記載の骨形成材。
  5. 前記基材が、βリン酸三カルシウム多孔体顆粒からなる請求項1から請求項4のいずれかに記載の骨形成材。
  6. リン酸カルシウム多孔体ブロックを作製するステップと、
    作製されたリン酸カルシウム多孔体ブロックを粉砕するステップと、
    粉砕されたリン酸カルシウム多孔体を分級して100μm以下の顆粒からなる基材を作製するステップと、
    作製された基材の気孔内に入り込むようにデキサメタゾンを物理的に付着させるステップとを含む骨形成材の製造方法。
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