JP2015065521A - グループ化システム及び端末機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より簡便に複数の端末機器をグループ化できるグループ化システムを提供する。【解決手段】 グループ化システム1は、複数の端末機器2と、各端末機器2と相互に通信可能なサーバ4とを備える。各端末機器2は、固有IDを有するNFCタグ51から、当該固有IDを取得するリーダ21と、リーダ21によって取得された固有IDをサーバ4に送信する第1識別情報送信部231とを備える。サーバ4は、各端末機器2から固有IDを受信したときに、各端末機器2のうち同一の固有IDを送信した端末機器2を同一のグループとして設定するグループ化処理部411を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の端末機器をグループ化するグループ化システム及び端末機器に関する。
従来、車載機が、複数の携帯電話(端末機器)をグループ化するグループ化システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。当該グループ化システムでは、車載機が、当該車載機に登録されたメインの携帯電話と、当該メインの携帯電話の電話番号が電話帳に登録されている他の携帯電話とをグループ化している。
特開2009−239524号公報
特許文献1に記載のグループ化システムでは、当該グループ化システムを利用する場合において、グループ化したい複数の携帯電話のうちメインの携帯電話以外の携帯電話のユーザは、メインの携帯電話の電話番号を、自身の携帯電話の電話帳に予め登録しておく必要がある。更に、当該システムのユーザは、メインの携帯電話の電話番号を、車載機に登録する必要がある。
このように、特許文献1に記載のグループ化システムにおいては、利用の前提として、車載機器及びグループ化しようとするメイン以外の全ての携帯電話に対して、メインの携帯電話の電話番号を登録する作業が必要であり、手間がかかっていた。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、より簡便に複数の端末機器をグループ化できるグループ化システム及び端末機器を提供することを目的とする。
本発明のグループ化システムは、複数の端末機器と、前記各端末機器と相互に通信可能なサーバとを備え、前記サーバにより前記各端末機器がグループ化されるグループ化システムであって、前記各端末機器は、固有の識別情報を有する物体から、当該識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部によって取得された識別情報を前記サーバに送信する第1識別情報送信部とを備え、前記サーバは、前記各端末機器から前記識別情報を受信したときに、前記各端末機器のうち同一の識別情報を送信した端末機器を同一のグループとして設定するグループ化処理部を備えることを特徴とする。
本発明のグループ化システムにより、複数の端末機器を同一のグループにグループ化する場合、各端末機器の識別情報取得部が、固有の識別情報を有する物体から識別情報を取得して、当該取得された識別情報を識別情報送信部がサーバに送信する。そして、サーバのグループ化処理部は、複数の端末機器から識別情報を受信したときに、同一の識別情報を送信した各端末機器を、同一のグループとして設定する。
そのため、各端末機器のユーザ達は、グループ化されるときに用いられる識別情報を端末機器に予め登録するような作業をする必要がなく、グループ化を行うときに、端末機器により物体から識別情報を取得してサーバに送信すればよい。従って、より簡便に複数の端末機器をグループ化できる。
本発明において、前記物体は、近距離無線通信によって情報を送信する送信装置であり、前記識別情報取得部は、近距離無線通信によって情報を受信する受信装置であり、前記送信装置及び前記受信装置は、当該送信装置及び当該受信装置が接近して通信可能な状態になったときに、当該送信装置から当該受信装置に前記識別情報を送信することが好ましい。
この構成によれば、送信装置と受信装置とが離れた状態から近接することで通信可能な状態になったときに、送信装置から受信装置に識別情報が自動的に送信される。従って、グループ化システムのユーザは、端末機器(ひいては、受信装置)を物体(すなわち、送信装置)に近付けるという簡単な作業をするだけで識別情報を取得できる。
なお、近距離無線通信とは、例えば、数十cm程度以下の距離を通信エリアとする無線通信である。
本発明において、前記物体は、固有IDを保持して、当該固有IDを無線通信によって送信可能なICタグであり、前記識別情報取得部は、前記ICタグから送信された固有IDを受信するリーダであることが好ましい。
この構成によれば、端末機器の識別情報取得部であるリーダは、ICタグに近接した状態で固有IDを受信(取得)可能である。従って、グループ化システムのユーザは、端末機器を物体(ICタグ)に近付けるという簡単な作業をするだけで識別情報を取得できる。
本発明において、前記第1識別情報送信部は、前記グループ化処理部によって設定された同一のグループ内の各端末機器のユーザが用いるユーザ名を自動的に生成し、前記識別情報と前記ユーザ名とを前記サーバに送信することが好ましい。
この構成によれば、ユーザがユーザ名を入力する作業を省略でき、より簡便にグループ化できる。
本発明において、前記端末機器から前記識別情報を受信可能であると共に、前記サーバに前記識別情報を送信可能な車載機器を備え、前記端末機器は、前記車載機器と通信可能な状態の場合に、当該車載機器に前記識別情報を送信する第2識別情報送信部を備え、前記車載機器は、前記端末機器から前記識別情報を受信したときに、当該受信した識別情報を前記サーバに送信する第3識別情報送信部を備え、前記グループ化処理部は、前記各端末機器及び前記車載機器から前記識別情報を受信したときに、前記各端末機器及び前記車載機器のうち同一の識別情報を送信した端末機器及び車載機器を同一のグループとして設定することが好ましい。
この構成によれば、端末機器の第2識別情報送信部が車載機器に対して識別情報を送信することで、当該車載機器の第3識別情報送信部は、当該受信した識別情報をサーバに対して送信する。これにより、サーバのグループ化処理部によって、当該車載機器を、当該端末機器と同一のグループに所属させることができる。
本発明において、前記サーバは、前記グループ化処理部によって同一のグループにグループ化された各端末機器及び車載機器に、当該グループに関する情報であるグループ情報を送信する第1グループ情報送信部を備え、前記端末機器及び前記車載機器は、前記サーバから受信したグループ情報に従った処理であるグループ処理を実行するグループ処理実行部を備え、前記端末機器は、前記サーバから過去に受信したグループ情報を記憶する記憶部と、所定の条件を満たしたときに、前記第2識別情報送信部が前記識別情報を送信した前記車載機器に、前記記憶部に記憶された前記グループ情報を送信する第2グループ情報送信部と、前記第2グループ情報送信部によって前記グループ情報を送信した後、自身が実行していたグループ処理を停止するグループ処理停止部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、端末機器及び車載機器のグループ処理実行部は、サーバの第1グループ情報送信部から送信されたグループ情報に従ったグループ処理を実行できる。そして、端末機器の第2グループ情報送信部が、所定の条件を満たしたとき(例えば、車載機器を備えている車両のアクセサリ電源がオンになったとき、又は端末機器から車載機器に過去のグループ情報を送信することを要求する操作がなされたとき)、記憶部に記憶された過去のグループ情報を車載機器に送信する。これにより、端末機器が過去に受信したグループ情報が車載機器に引き継がれ、当該車載機器は、引き継いだグループ情報を利用することができる。
そして、端末機器のグループ処理停止部は、過去のグループ情報の送信が終了すると、当該端末機器が実行するグループ処理を停止する。これにより、グループ処理を実行し続ける場合に比べて、端末機器の電力消費量を低減できる。
本発明の端末機器は、固有の識別情報を有する物体から、当該識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部によって取得された識別情報を、同一の識別情報を送信した端末機器を同一のグループとして設定するサーバに送信する第1識別情報送信部とを備えることを特徴とする。
本発明の端末機器により、複数の端末機器を同一のグループにグループ化する場合、各端末機器の識別情報取得部が、固有の識別情報を有する物体から識別情報を取得して、当該取得された識別情報を識別情報送信部がサーバに送信する。これにより、サーバにおいて、同一の識別情報を送信した各端末機器が、同一のグループとして設定される。
そのため、各端末機器のユーザ達は、グループ化されるときに用いられる識別情報を端末機器に予め登録するような作業をする必要がなく、グループ化を行うときに、端末機器により物体から識別情報を取得してサーバに送信すればよい。従って、より簡便に複数の端末機器をグループ化できる。
本発明の実施形態のグループ化システムの概要図。 図1に示したグループ化システムの機能ブロック図。 図2に示したサーバによって実行されるサーバ処理の処理手順を示したフローチャート。 図2に示した端末機器によって実行される端末機器処理の処理手順を示したフローチャート。 図2に示した車載機器によって実行される車載機器処理の処理手順を示したフローチャート。
[1.グループ化システムの構成]
本発明の実施形態のグループ化システム1について図1及び図2を参照して説明する。
グループ化システム1は、大まかに、複数(本実施形態では、「6つ」)の端末機器2と、複数(本実施形態では、「6台」)の車両5に1つずつ搭載された車載機器3と、サーバ4とに分けられる。サーバ4は、所定の条件(詳細は後述するが「同一の固有IDのデータを有している」という条件)を満たしている各端末機器2及び各車載機器3を、同一のグループとしてグループ化する(本実施形態では、第1グループG1と第2グループG2という2つのグループが形成されている)。
各端末機器2及び各車載機器3とサーバ4とは、相互に無線通信可能に構成されている。また、各端末機器2は、いずれかの車載機器3と1対1で無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)等を用いた通信)可能に構成されている。
各端末機器2は、所謂スマートフォン等の多機能携帯電話である。また、各端末機器2は、リーダ21(本発明の「識別情報取得部」及び「受信装置」に相当する)と、RAM等のメモリで構成された記憶部22(本発明の「記憶部」に相当する)と、端末機器制御装置23と、ディスプレイ等の表示部24と、GPS(Global Positioning System)受信機25とを備える。
リーダ21は、NFC(Near Field Communication)タグ51(本発明の「物体」、「送信装置」及び「ICタグ」に相当する)に近接した状態になったときに、当該NFCタグ51から当該NFCタグ51に固有のID(以下、「固有ID」という。固有IDが、本発明の「識別情報」に相当する。当該固有IDは、他のNFCタグが有する固有IDとは異なるように設定されている)を無線通信により受信する。
端末機器制御装置23は、図示しないCPU,メモリ等を有する電子制御ユニットにより構成される。端末機器制御装置23は、メモリに保持された端末機器2の制御用プログラムをCPUで実行することによって、第1識別情報送信部231、第2識別情報送信部232、グループ処理実行部233、第2グループ情報送信部234、及びグループ処理停止部235として機能する。
また、端末機器制御装置23は、サーバ4との通信により取得した情報と、記憶部22に記憶された地図データと、GPS受信機25が受信した信号に基づいて得られる現在位置情報(緯度経度情報)とに基づいて、現在地から目的地までの道筋を表示部24に表示するナビゲーション機能を提供するアプリを実行可能である。
NFCタグ51は、車両5のキー52又はダッシュボード53の内部に配置されている(後述するように、各車両5のうち少なくとも車両5_11においては、当該車両5_11用のキー52の内部に配置され、各車両5のうち少なくとも車両5_21においては、当該車両5_21のダッシュボード53の内部に配置されている)。
このため、各端末機器2のユーザ(ひいては、グループ化システム1のユーザ)は、当該ユーザの端末機器2を、キー52又はダッシュボード53に近接させる(近くにかざす)という簡単な作業をするだけで、当該ユーザの端末機器2のリーダ21に、当該キー52又は当該ダッシュボード53の内部に配置されたNFCタグ51から固有IDを含む情報を受信させることができる。
各車載機器3は、ディスプレイオーディオ(表示部33に所定の情報を表示可能なオーディオ機器)である。また、各車載機器3は、図示しないCPU,メモリ等を有する電子制御ユニットにより構成された車載機器制御装置31と、RAM等のメモリで構成された記憶部32と、ディスプレイ等の表示部33と、GPS(Global Positioning System)受信機34とを備える。
車載機器制御装置31は、メモリに保持された車載機器3の制御用プログラムをCPUで実行することによって、第3識別情報送信部311及びグループ処理実行部312として機能する。また、車載機器制御装置31は、サーバ4と通信した情報と、記憶部32に記憶された地図データと、GPS受信機34が受信した信号に基づいて得られる現在位置情報(緯度経度情報)とに基づいて、現在地から目的地までの道筋を表示部33に表示するナビゲーション機能を提供するアプリを実行可能である。
サーバ4は、図示しないCPU,メモリ等を有する電子制御ユニットにより構成されたサーバ制御装置41を備える。サーバ制御装置41は、固有IDを含む情報等を、各端末機器2及び各車載機器3から受信すると共に、グループ情報(詳細は後述)を含む情報等を、各端末機器2及び各車載機器3に対して送信する。
また、サーバ制御装置41は、メモリに保持されたサーバ4の制御用プログラムをCPUで実行することによって、グループ化処理部411と、第1グループ情報送信部412として機能する。
図1では、車載機器3を搭載した車両5が6台有り、そのうちの3台が第1グループG1、残りの3台が第2グループG2に各々グループ化される場合を例示している。各車両5は、1名の乗員Hによって運転される。各乗員Hは、1つの端末機器2を所有している。
以降、第mグループGm(但し、mは、1又は2)について説明する場合には、当該説明の対象(車両5、乗員H、車載機器3、端末機器2等)の符号の末尾に「_mn(但し、nは1,2,3のいずれか)」を付与することがある。
例えば、第1グループG1の3つの車両5の符号は、「5_11」、「5_12」及び「5_13」で表し、第2グループG2の3つの端末機器2の符号は、「2_21」、「2_22」及び「2_23」で表すことがある。このとき、同一の「_mn」が付与されたものは、互いに関連している。例えば、乗員H_11は、端末機器2_11を所有しており、車載機器3_11を搭載した車両5_11を運転する。
本実施形態においては、各端末機器2_11, 2_12, 2_13, 2_21, 2_22, 2_23の構成は同一であり、各車載機器3_11, 3_12, 3_13, 3_21, 3_22, 3_23の構成は同一である。また、各車両5_11, 5_12, 5_13, 5_21, 5_22, 5_23において、NFCタグ51の配置場所(キー52又はダッシュボード53)が異なっている点以外の構成は同一である。
少なくとも車両5_11において、NFCタグ51が当該車両5_11のキー52の内部に配置されており、少なくとも車両5_21において、NFCタグ51が当該車両5_21のキー52の内部に配置されている。他の車両5_12, 5_13, 5_22, 5_23において、NFCタグ51は、キー52又はダッシュボード53の内部に配置されているか、又は他の場所に配置されていてもよい。
[2.グループ化システムの制御]
各制御装置(端末機器制御装置23、車載機器制御装置31及びサーバ制御装置41)によって実行される処理について説明する。ここで、サーバ制御装置41によって実行される処理であるサーバ処理の実行手順は、図3に示され、端末機器制御装置23によって実行される処理である端末機器処理の実行手順は、図4に示され、車載機器制御装置31によって実行される処理である車載機器処理の実行手順は、図5に示される。
[2−1.グループ化システムの制御の概要]
まず、各制御装置23,31,41によって実行される処理のうち、主要な6つの処理について説明する。
[2−1−1.主要処理1]
主要処理1は、各端末機器2をグループ化するための処理である。
各端末機器2の端末機器制御装置23(詳細には、第1識別情報送信部231)は、当該端末機器制御装置23を備える端末機器2(以下、このような端末機器を「自端末機器」という)が、サーバ4にログインしていない状態においては、ログイン情報をサーバ4に送信する。これにより、自端末機器2は、サーバ4にログインした状態になる。ここで、ログイン情報は、ユーザ名、パスワード及び端末番号を含む情報である。
ここで、端末番号は、各端末機器2に固有な番号であり、例えば、各端末機器の固体識別番号、及び携帯電話番号である。また、ユーザ名は、同一のグループ内で各端末機器2又は各車載機器3を識別するための名称である。また、第1識別情報送信部231は、リーダ21が取得した固有IDをログイン情報のパスワードに設定している。
サーバ4のグループ化処理部411は、各端末機器2及び各車載機器3からログイン情報(固有IDを含む)を受信したときに、各端末機器2及び各車載機器3のうち同一の固有IDを送信した端末機器2及び車載機器3を同一のグループとして設定する。
このため、主要処理1によれば、各端末機器2のユーザ達が、端末機器2をNFCタグ51に近付けるという簡単な操作をするだけで、当該NFCタグ51の固有IDがサーバ4に送信される。従って、グループ化されるときに用いられる固有IDを、各端末機器2に、予め登録するような作業をする必要がなく、より簡便に複数の端末機器2をグループ化できる。
ここで、例えば、図1において、乗員H_11, H_12, H_13の各々は、自身が所有する端末機器2を、車両5_11のキー52内に配置されたNFCタグ51に近付けている。これにより、端末機器2_11, 2_12, 2_13は、同一の固有IDをサーバ4に送信する。
また、乗員H_21, H_22, H_23の各々は、自身が所有する端末機器2を、車両5_21のダッシュボード53内に配置されたNFCタグ51に近付けている。これにより、端末機器2_21, 2_22, 2_23は、同一の固有ID(但し、当該固有IDは、端末機器2_11, 2_12, 2_13がサーバ4に送信する固有IDとは異なる)をサーバ4に送信する。
従って、端末機器2_11, 2_12, 2_13は、第1グループG1にグループ化され、端末機器2_21, 2_22, 2_23は、第2グループG2にグループ化される。
[2−1−2.主要処理2]
主要処理2は、第1識別情報送信部231がユーザ名を自動的に生成する処理である。この主要処理2によれば、ユーザ名が自動的に生成されるので、ユーザがユーザ名を入力する作業を省略でき、より簡便にグループ化できる。
例えば、図1において、第1識別情報送信部231は、「mike」、「barry」、「cherie」及び「hannna」等のユーザ名を自動生成している。なお、サーバ4は、端末番号で各ユーザを識別している。従って、第1グループG1において、「mike」というユーザ名が重複しているが(No.1とNo.3)、「No.1」の端末機器2_11の端末番号と「No.3」の端末機器2_12の端末番号とが異なっているので、サーバ4においては、「No.1」のユーザと「No.3」のユーザとを識別できる。
[2−1−3.主要処理3]
主要処理3は、端末機器2と車載機器3とを互いに通信可能な状態にする処理である。
各端末機器2の第2識別情報送信部232は、当該端末機器2が車載機器3と通信可能な状態(以下、「通信確立状態」という。当該状態は、例えば、Bluetoothによる通信によって互いがペアリングされた状態である。以下、端末機器2において、当該端末機器2と通信確立状態となっている車載機器3を「ペア車載機器3」といい、車載機器3において、当該車載機器3と通信確立状態となっている端末機器2を「ペア端末機器2」という)の場合に、当該車載機器3にログイン情報を送信する。
各車載機器3の第3識別情報送信部311は、ペア端末機器2からログイン情報を受信したときに、当該受信したログイン情報をサーバ4に送信する。これにより、車載機器3は、サーバ4にログインした状態になる。
この主要処理3によれば、サーバ4のグループ化処理部411によって、各車載機器3において、当該車載機器3を、当該車載機器3のペア端末機器2と同一のグループに所属させることができる。
[2−1−4.主要処理4]
主要処理4は、グループ内の端末機器2及び車載機器3に関する情報をサーバ4に集める処理である。
各端末機器2の端末機器制御装置23及び各車載機器3の車載機器制御装置31は、当該端末機器2及び当該車載機器3がサーバ4にログインしている状態においては、機器情報をサーバ4に送信する。
ここで、機器情報とは、各端末機器2及び各車載機器3に関する情報のことであり、例えば、当該端末機器2及び当該車載機器3の現在位置を示す位置情報、チャット用のテキスト情報、音声データ、画像データ、及び所定の条件を満たす端末機器2及び車載機器3に設定されている目的地の情報である。ここで、所定の条件とは、例えば、目的地に最も近い位置に位置しているという条件、及び予め基準として設定されているという条件である。
この主要処理4により、サーバ4に同一グループの各端末機器2及び各車載機器3に関する情報を集めることができる。
[2−1−5.主要処理5]
主要処理5は、グループ内の端末機器2及び車載機器3が、同一グループ内の端末機器2及び車載機器3に関する情報を共有して、当該情報を利用する処理と、端末機器2から車載機器3にグループ情報を引き継ぐ処理である。
サーバ4の第1グループ情報送信部412は、グループ化処理部411によって同一のグループにグループ化された各端末機器2及び各車載機器3に、当該グループに関する情報であるグループ情報を送信する。ここで、グループ情報とは、機器情報に基づいて得られる情報であり、当該グループ内で共有される。
グループ情報は、例えば、各端末機器2及び各車載機器3のユーザ名、グループ内のチャット用等のテキスト情報、当該グループの端末機器2及び車載機器3のうち所定の端末機器2又は車載機器3が持ち込まれている車両5の走行軌跡(過去の位置情報に基づいて得られる)、当該グループにおける目的地の位置である。ここで、「所定の端末機器2又は車載機器3」とは、例えば、目的地に最も近い端末機器2又は車載機器3、予め走行軌跡を表示する対象として設定された端末機器2又は車載機器3、及び全ての端末機器2又は車載機器3である。
また、端末機器2及び車載機器3の各々のグループ処理実行部233,312は、サーバ4から受信したグループ情報に従った処理であるグループ処理を実行する。
そして、各端末機器2の第2グループ情報送信部234は、所定の条件を満たしたときに、第2識別情報送信部232が固有IDを送信した車載機器3(すなわち、当該端末機器2のペア車載機器3)に、記憶部22に記憶されたグループ情報を送信する。
ここで、所定の条件とは、例えば、車載機器を備えている車両のアクセサリ電源がオンになったという条件、又は端末機器から車載機器に過去のグループ情報を送信することを要求する操作がなされたという条件である。
そして、各端末機器2のグループ処理停止部235は、第2グループ情報送信部234によってグループ情報を送信した後、自身が実行していたグループ処理を停止する。
この主要処理5によれば、端末機器2及び車載機器3のグループ処理実行部233,312は、サーバ4の第1グループ情報送信部412から送信されたグループ情報に従ったグループ処理を実行できる。そして、端末機器2の第2グループ情報送信部234が、所定の条件を満たしたとき、記憶部22に記憶された過去のグループ情報を車載機器3に送信する。これにより、端末機器2が過去に受信したグループ情報が、車載機器3に引き継がれ、当該車載機器3は、引き継いだグループ情報を利用することができる。
そして、端末機器2のグループ処理停止部235は、過去のグループ情報の送信が終了すると、当該端末機器2が実行するグループ処理を停止する。これにより、端末機器2がグループ処理を実行し続ける場合に比べて、端末機器2の電力消費量を低減できる。
[2−1−5−1.グループ処理について]
ここで、グループ処理について、いくつか例示する。
[2−1−5−1−1.例示1]
例示1は、先導している車両(以下、「先導車」という。先導車は、例えば、予め設定された車両である)の走行軌跡を表示する処理である。
この場合、先導車に乗っている乗員Hの端末機器2の端末機器制御装置23、又は先導車に搭載された車載機器3の車載機器制御装置31は、機器情報として現在位置の情報をサーバ4に送信する。
そして、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、上記のようにして送信された現在位置の情報に基づいて、先導車の位置に関する情報を生成する。このとき生成された情報は、少なくとも上記のようにして送信された先導車の現在位置の情報である。また、当該生成された情報には、先導車の現在位置の情報に加えて、過去に受信した先導車の現在位置の情報(すなわち、先導車の過去の位置の情報)を含めてもよい。
その後、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、生成した先導車の位置に関する情報をグループ情報として、先導車と同一グループの各端末機器2及び各車載機器3に送信する。
そして、各端末機器2及び各車載機器3のグループ化処理部411は、受信した先導車の位置に関する情報を、当該端末機器2又は車載機器3の表示部24,33に表示する。各端末機器2及び各車載機器3のグループ化処理部411は、この表示処理が繰り返されるときに、過去に表示した先導車の位置を表示部24,33に表示したままにしておくことで、当該表示部24,33に、先導車の走行軌跡を表示させる。
これにより、グループ化システムのユーザ達は、先導車がどのようなルートで走行しているのかを、簡単に把握することができる。
[2−1−5−1−2.例示2]
例示2は、先導車が曲がった交差点が写った画像を表示する処理である。
この場合、先導車に乗っている乗員Hの端末機器2の端末機器制御装置23、又は先導車に搭載された車載機器3の車載機器制御装置31は、「先導車が交差点を曲がったときの当該交差点に関する情報(以下、「交差点情報」という)」を機器情報としてサーバ4に送信する。ここで、交差点情報には、「先導車が右折又は左折を行った交差点が写った画像(以下、「交差点画像」という)」と、「当該交差点の位置情報」とが含まれる。
交差点画像は、例えば、先導車又は端末機器2に搭載されたカメラ(図示省略)によって所定間隔で先導車の前方を撮像しておき、「先導車の方向指示器(図示省略)の作動状態」、「ステアリングホイール(図示省略)の回転角度」及び「加速度センサ(図示省略)の検知結果」等に基づいて、先導車が交差点を右折又は左折したことが検知されたときに、当該検知されたときよりも所定時間(例えば、予め決定された時間、又は先導車の移動速度に応じて決定される時間)だけ前に上記カメラによって撮像されていた画像である。
そして、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、上記のようにして送信された交差点情報をグループ情報として、当該交差点情報を送信した端末機器2又は車載機器3と同一グループの各端末機器2及び各車載機器3に送信する。
そして、各端末機器2及び各車載機器3のグループ化処理部411は、受信した交差点情報の交差点の位置情報によって示される実空間位置に近付いたときに、当該交差点情報の交差点画像を表示部24,33に表示する。
これにより、グループ化システム1のユーザ達は、先導車が右折又は左折した交差点を、より簡単に把握することができる。
また、例示2において、交差点情報には、交差点の位置情報と交差点画像とに加え、先導車に乗っている乗員Hが、交差点を曲がる際に注意すべき点を話した音声(以下、「交差点音声」という)が含まれてもよい。この場合には、各端末機器2及び各車載機器3のグループ化処理部411は、受信した交差点情報の交差点の位置情報によって示される実空間位置に近付いたときに、当該交差点情報の交差点画像を表示部24,33に表示すると共に、当該交差点情報の交差点音声をスピーカから再生する。これにより、グループ化システムのユーザ達は、先導車が右折又は左折した交差点を、更により簡単に把握することができる。
[2−1−5−1−3.例示3]
例示3は、先導車を自動的に変更する処理である。
この場合、各端末機器2の端末機器制御装置23及び各車載機器3の車載機器制御装置31は、機器情報として現在位置の情報をサーバ4に送信する。
そして、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、上記のようにして送信された各車両5の現在位置の情報に基づいて、目的地に最も近い車両5を先導車として決定する。そして、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、決定した先導車の現在位置の情報を送信した端末機器2又は車載機器3を先導車機器として設定する。そして、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、決定した先導車の位置情報及び先導車機器の端末番号をグループ情報として、先導車機器と同一グループの各端末機器2及び各車載機器3に送信する。
そして、各端末機器2及び各車載機器3のグループ化処理部411は、受信した先導車機器の端末番号及び先導車の位置情報に基づいて、先導車を、他の車両5とは識別可能に、当該端末機器2又は車載機器3の表示部24,33に表示する。
これにより、グループ化システムのユーザ達は、先導車として相応わしい車両5を選択するような作業を省略できる。
[2−1−5−1−4.例示4]
例示4は、各端末機器2及び各車載機器3のいずれかで目的地が変更されたときに、当該変更された目的地を同一グループ内で共有させる処理である。
この場合、各端末機器2の端末機器制御装置23及び各車載機器3の車載機器制御装置31は、ユーザの操作等によって目的地が変更された場合に、機器情報として当該変更された目的地の位置情報をサーバ4に送信する。
そして、サーバ4の第1グループ情報送信部412は、上記のようにして送信された目的地の位置情報をグループ情報として、当該目的地の位置情報を送信した端末機器2又は車載機器3と同一グループの各端末機器2及び各車載機器3に送信する。
そして、各端末機器2及び各車載機器3のグループ化処理部411は、受信した目的地の位置情報に基づいて、古い目的地の表示を消去すると共に、新たな目的地を表示部24,33に表示する。
これにより、グループ化システムのユーザ達は、目的地が変更された場合であっても、変更後の目的地を同一グループ内で簡単に共有することができる。
[2−1−6.主要処理6]
主要処理6は、車載機器3から端末機器2にグループ情報を引き継ぐ処理である。
グループ処理を実行している車載機器3のグループ処理実行部233は、グループ処理を停止する条件が満たされたときに、当該車載機器3のペア端末機器2に、当該車載機器3の記憶部32に記憶されたグループ情報(過去に受信したグループ情報を含んでもよい)を、送信し、グループ処理を停止する。ここで、「グループ処理の実行を停止する条件」とは、例えば、車両5のアクセサリ電源がオフになったという条件である。
そして、当該送信されたグループ情報を受信した端末機器2は、当該受信したグループ情報に基づいてグループ処理を実行する。
この主要処理6によれば、車載機器3がグループ処理を停止した後に、当該車載機器3と通信確立状態になっていた端末機器2に、グループ処理を引き継がれ、当該端末機器2は、引き継いだグループ情報を利用することができる。
[2−2.グループ化システムの制御の詳細]
以下、各制御装置23,31,41の処理の詳細について、図3〜図5に示したフローチャートに従って説明する。
[2−2−1.サーバ処理]
図3を参照して、サーバ制御装置41によって実行される処理であるサーバ処理の詳細について説明する。サーバ制御装置41は、所定の制御周期毎に、図3に示したフローチャートによるサーバ処理を実行する。
サーバ制御装置41は、まず最初のステップST1で、ログイン情報(端末機器制御装置23が、後述する図4のステップST105を実行することで送信したログイン情報か、又は車載機器制御装置31が、後述する図5のステップST205を実行することで送信したログイン情報)を受信しているか否かを判定する。
サーバ制御装置41は、ステップST1で、ログイン情報を受信していると判定した場合には、ステップST2に進み、既に作成されている各グループにおいて、受信したログイン情報のパスワード(すなわち、NFCタグの固有ID)が同一のグループが存在するか否かを判定する。
サーバ制御装置41は、ステップST2で、パスワードが同一のグループが存在しないと判定した場合には、ステップST3に進み、新しいグループを作成して当該グループを選択する。サーバ制御装置41は、ステップST2で、パスワードが同一のグループが存在すると判定した場合には、ステップST4に進み、当該同一のグループを選択する。
サーバ制御装置41は、ステップST3又はST4の処理が終了すると、ステップST5に進み、ステップST3又はST4で選択したグループに、ステップST1で受信したログイン情報を登録する。
サーバ制御装置41は、ステップST1で、ログイン情報を受信していないと判定した場合か、又はステップST5の処理が終了した場合、ステップST6に進み、ログイン情報が登録されている端末機器2又は車載機器3から送信された機器情報(端末機器制御装置23が、後述する図4のステップST110を実行することで送信した機器情報か、又は車載機器制御装置31が、後述する図5のステップST209を実行することで送信した機器情報)を受信したか否かを判定する。
サーバ制御装置41は、ステップST6で、機器情報を受信したと判定した場合、ステップST7に進み、当該受信した機器情報を送信した機器(端末機器2又は車載機器3)が所属するグループの各端末機器2及び各車載機器3に、当該受信した機器情報に基づいて得られたグループ情報を送信する。
サーバ制御装置41は、ステップST6で、機器情報を受信していないと判定した場合か、又はステップST7の処理が終了した場合、図3に示されるサーバ処理を終了する。
なお、図3においては、明記されていないが、サーバ制御装置41は、端末機器2及び車載機器3からログアウトしたいという要求(以下、「ログアウト要求」という。当該ログアウト要求には、ログイン時に送信されたログイン情報と同一のログイン情報が含まれる)を受信した場合、当該ログアウト要求に含まれるログイン情報に基づいて、当該ログアウト要求を送信した端末機器2及び車載機器3を、それが所属するグループから除外するログアウト処理を実行する。
ここで、図3に示されたサーバ処理の実行手順のうち、ステップST2〜ST5が、上述した主要処理1の処理及び主要処理3の処理に相当し、ステップST7が、上述した主要処理5の処理に相当する。
[2−2−2.端末機器処理]
図4を参照して、端末機器制御装置23によって実行される処理である端末機器処理の詳細について説明する。端末機器制御装置23は、所定の制御周期毎に、図4に示したフローチャートによる端末機器処理を実行する。
端末機器制御装置23は、まず最初のステップST101で、自端末機器2のリーダ21が、NFCタグ51から固有IDを受信しているか否かを判定する。
端末機器制御装置23は、ステップST101で、固有IDを受信していると判定した場合には、ステップST102に進み、上述したナビゲーション機能を提供するアプリを起動する。ここで、ステップST106及びステップST102よりも後のステップST103〜ST117は、当該アプリの一部である。
端末機器制御装置23は、続くステップST103で、固有IDをログイン情報のパスワードに設定し、続くステップST104で、ユーザ名を自動生成する。端末機器制御装置23は、続くステップST105で、自端末機器2の端末番号を取得し、当該取得した端末番号と、ステップST103,ST104で得られたパスワード及びユーザ名とをログイン情報としてサーバ4に送信する。これにより、自端末機器2は、サーバ4にログインした状態となる。
端末機器制御装置23は、ステップST101で、固有IDを受信していないと判定した場合には、ステップST106に進み、自端末機器2がサーバ4にログインしている状態か否かを判定する。
端末機器制御装置23は、ステップST106で、自端末機器2がサーバ4にログインしている状態ではないと判定した場合、図4に示される端末機器処理を終了する。
端末機器制御装置23は、ステップST106で、サーバ4にログインしている状態と判定された場合、又はステップST105の処理が終了した場合、ステップST107に進む。端末機器制御装置23は、ステップST107で、サーバ4から受信したグループ情報(サーバ制御装置41が、図3のステップST7で送信したグループ情報)を自端末機器2の記憶部22に記憶する。
端末機器制御装置23は、続くステップST108で、自端末機器2が、通信確立状態となっている車載機器3(すなわち、自端末機器2のペア車載機器3)が存在するか否かを判定する。
端末機器制御装置23は、ステップST108で、自端末機器2が車載機器3と通信確立状態となっていないと判定した場合には、ステップST109に進む。端末機器制御装置23は、ステップST109で、自端末機器2の記憶部22に記憶されているグループ情報(過去に受信したグループ情報が含まれていてもよい)に基づいて、グループ処理を実行する。
端末機器制御装置23は、続くステップST110で、自端末機器2の機器情報をサーバ4に送信する。端末機器制御装置23は、ステップST110の処理が終了すると、図4に示される端末機器処理を終了する。
端末機器制御装置23は、ステップST108で、自端末機器2が車載機器3と通信確立状態となっていると判定した場合には、ステップST111に進み、現時点で自身がグループ処理を停止中か否かを判定する。
端末機器制御装置23は、ステップST111で、グループ処理を停止中ではないと判定した場合には、ステップST112に進み、ステップST106でサーバ4に送信したログイン情報と同一のログイン情報を、ペア車載機器3に送信する。なお、端末機器制御装置23は、ステップST112で、ログイン情報をペア車載機器3に送信するのと並行して、サーバ4にログアウト要求を送信してもよい。
端末機器制御装置23は、続くステップST113で、自端末機器2の記憶部22に記憶されているグループ情報を、ペア車載機器3に送信する。端末機器制御装置23は、続くステップST114で、グループ処理を停止する。端末機器制御装置23は、ステップST114の処理が終了すると、図4に示される端末機器処理を終了する。
端末機器制御装置23は、ステップST111で、グループ処理を停止中であると判定した場合には、ステップST115に進み、ペア車載機器3からグループ情報(ペア車載機器3の車載機器制御装置31が、後述する図5のステップST211を実行することで送信したグループ情報)が送信されたか否かを判定する。
端末機器制御装置23は、ステップST115で、ペア車載機器3からグループ情報が送信されていないと判定した場合、図4に示される端末機器処理を終了する。端末機器制御装置23は、ステップST115で、ペア車載機器3からグループ情報が送信されたと判定した場合、ステップST116に進み、送信されたグループ情報を記憶部22に記憶する。
端末機器制御装置23は、続くステップST117で、記憶部22に記憶されたグループ情報に基づいてグループ処理を実行する。端末機器制御装置23は、ステップST117の処理が終了すると、図4に示される端末機器処理を終了する。
ここで、図4に示された端末機器処理の実行手順のうち、ステップST103〜ST105が、上述した主要処理1の処理に相当し、ステップST104が、上述した主要処理2の処理に相当し、ステップST112が、上述した主要処理3の処理に相当し、ステップST110が、上述した主要処理4の処理に相当し、ステップST109,ST113〜ST114が、上述した主要処理5の処理に相当する。
[2−2−3.車載機器処理]
図5を参照して、車載機器制御装置31によって実行される処理である車載機器処理の詳細について説明する。車載機器制御装置31は、所定の制御周期毎に、図5に示したフローチャートによる車載機器処理を実行する。
車載機器制御装置31は、まず最初のステップST201で、当該車載機器制御装置31を有する車載機器(以下、このような車載機器を「自車載機器」という)3が、いずれかの端末機器2と通信確立状態か否かを判定する。
車載機器制御装置31は、ステップST201で、自車載機器3が通信確立状態ではないと判定した場合には、ステップST202に進み、自車載機器3と通信確立可能な端末機器2が存在するか否かを判定する。車載機器制御装置31は、ステップST202で、自車載機器3と通信確立可能な端末機器2が存在しないと判定した場合には、図5に示される車載機器処理を終了する。
車載機器制御装置31は、ステップST202で、自車載機器3と通信確立可能な端末機器2が存在すると判定した場合には、ステップST203に進み、ステップST202において通信確立可能であると判定された端末機器2と通信を確立する(例えば、Bluetoothによる通信によって互いをペアリングする)。車載機器制御装置31は、端末機器2と通信を確立した後、上述したナビゲーション機能を提供するアプリを起動する。ここで、ステップST203よりも後のステップST204〜ST212は、当該アプリの一部である。
車載機器制御装置31は、続くステップST204で、ペア端末機器からログイン情報(ペア端末機器2の端末機器制御装置23が、図4のステップST112を実行することで送信したログイン情報)を受信する。車載機器制御装置31は、続くステップST205で、ステップST204で受信したログイン情報をサーバに送信する。これにより、自車載機器3は、サーバ4にログインした状態になる。
車載機器制御装置31は、続くステップST206で、ペア端末機器2からグループ情報(過去に受信したグループ情報が含まれていてもよい。当該グループ情報は、ペア端末機器2の端末機器制御装置23が、図4のステップST113を実行することで送信したグループ情報である)を受信する。
車載機器制御装置31は、ステップST201で、自車載機器3が通信確立状態であると判定した場合、又はステップST206の処理が終了した場合、ステップST207に進み、サーバ4からグループ情報(サーバ制御装置41が、図3のステップST7で送信したグループ情報)を受信する。
車載機器制御装置31は、続くステップST208で、ステップST206及びST207で受信したグループ情報に基づいて、グループ処理を実行する。車載機器制御装置31は、続くステップST209で、自車載機器3の機器情報をサーバ4に送信する。
車載機器制御装置31は、続くステップST210で、自車載機器3を搭載した車両5のアクセサリ電源がオフになったか否かを判定する。車載機器制御装置31は、ステップST210で、アクセサリ電源がオフになっていないと判定した場合には、図5に示される車載機器処理を終了する。
車載機器制御装置31は、ステップST210で、アクセサリ電源がオフになったと判定した場合には、ステップST211に進み、ペア端末機器2にグループ情報(過去のグループ情報が含まれていてもよい)を送信する。なお、車載機器制御装置31は、ステップST211で、グループ情報をペア端末機器2に送信するのと並行して、サーバ4にログアウト要求を送信してもよい。
車載機器制御装置31は、続くステップST212で、グループ処理を停止する。車載機器制御装置31は、ステップST212の処理が終了すると、図5に示される車載機器処理を終了する。
ここで、図5に示された車載機器処理の実行手順のうち、ステップST205が、上述した主要処理3の処理に相当し、ステップST209が、上述した主要処理4の処理に相当し、ステップST208が、上述した主要処理5の処理に相当し、ステップST211,ST212が、上述した主要処理6の処理に相当する。
[3.変形例]
本実施形態においては、各車両5に車載機器3が設けられていたが、全ての車両5又はいずれかの車両5に車載機器3が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、本発明の固有の識別情報を有する物体としてNFCタグ51を用いたが、これに限らず、識別情報を近距離無線通信で送信可能な送信装置を用いてもよい。例えば、固有IDを近距離無線通信によって送信可能なICタグを用いてもよい。この場合であっても、識別情報取得部たる受信装置(例えば、リーダ)を、上記送信装置(例えば、ICタグ)に近付けるという簡単な作業を行うだけで識別情報(例えば、固有ID)を取得できる。
更に、物体が有する固有の識別情報は、例えば、車両に対して固有に割り当てられた「車両識別番号(所謂VIN)又はナンバープレートの番号」であってもよい。
また、物体は、固有の識別情報(例えば、車両識別番号又はナンバープレートの番号)を表すようにコード化されたコード(例えば、QRコード(登録商標)又はバーコード)であってもよい。また、ナンバープレートの番号を固有の識別情報とする場合には、物体としてコード(例えば、QRコード又はバーコード)を用いずにナンバープレートを用いてもよい。
また、物体がコード(例えば、QRコード又はバーコード)又はナンバープレートである場合には、識別情報取得部は、物体を撮像した画像に対して画像処理(コード(例えば、QRコード又はバーコード)の読み取り処理、又はナンバープレートの画像部分に対する文字認識処理等)をすることで、固有の識別情報を取得する画像処理部として構成される。
また、本実施形態においては、端末機器制御装置23が、ユーザ名を自動的に生成しているが、これに限らず、ユーザによる設定操作に応じて、ユーザ名を生成する構成としてもよい。
1…グループ化システム、2…端末機器、21…リーダ(識別情報取得部、受信装置、リーダ)、22…記憶部、231…第1識別情報送信部、232…第2識別情報送信部、233…グループ処理実行部、234…第2グループ情報送信部、235…グループ処理停止部、3…車載機器、311…第3識別情報送信部、312…グループ処理実行部、4…サーバ、411…グループ化処理部、412…第1グループ情報送信部、51…NFCタグ(物体、送信装置、ICタグ)。

Claims (7)

  1. 複数の端末機器と、前記各端末機器と相互に通信可能なサーバとを備え、前記サーバにより前記各端末機器がグループ化されるグループ化システムであって、
    前記各端末機器は、
    固有の識別情報を有する物体から、当該識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部によって取得された識別情報を前記サーバに送信する第1識別情報送信部とを備え、
    前記サーバは、前記各端末機器から前記識別情報を受信したときに、前記各端末機器のうち同一の識別情報を送信した端末機器を同一のグループとして設定するグループ化処理部を備えることを特徴とするグループ化システム。
  2. 請求項1に記載のグループ化システムにおいて、
    前記物体は、近距離無線通信によって情報を送信する送信装置であり、
    前記識別情報取得部は、近距離無線通信によって情報を受信する受信装置であり、
    前記送信装置及び前記受信装置は、当該送信装置及び当該受信装置が接近して通信可能な状態になったときに、当該送信装置から当該受信装置に前記識別情報を送信することを特徴とするグループ化システム。
  3. 請求項1又は2に記載のグループ化システムにおいて、
    前記物体は、固有IDを保持して、当該固有IDを無線通信によって送信可能なICタグであり、
    前記識別情報取得部は、前記ICタグから送信された固有IDを受信するリーダであることを特徴とするグループ化システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のグループ化システムにおいて、前記第1識別情報送信部は、前記グループ化処理部によって設定された同一のグループ内の各端末機器のユーザが用いるユーザ名を自動的に生成し、前記識別情報と前記ユーザ名とを前記サーバに送信することを特徴とするグループ化システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグループ化システムにおいて、
    前記端末機器から前記識別情報を受信可能であると共に、前記サーバに前記識別情報を送信可能な車載機器を備え、
    前記端末機器は、前記車載機器と通信可能な状態の場合に、当該車載機器に前記識別情報を送信する第2識別情報送信部を備え、
    前記車載機器は、前記端末機器から前記識別情報を受信したときに、当該受信した識別情報を前記サーバに送信する第3識別情報送信部を備え、
    前記グループ化処理部は、前記各端末機器及び前記車載機器から前記識別情報を受信したときに、前記各端末機器及び前記車載機器のうち同一の識別情報を送信した端末機器及び車載機器を同一のグループとして設定することを特徴とするグループ化システム。
  6. 請求項5に記載のグループ化システムにおいて、
    前記サーバは、前記グループ化処理部によって同一のグループにグループ化された各端末機器及び車載機器に、当該グループに関する情報であるグループ情報を送信する第1グループ情報送信部を備え、
    前記端末機器及び前記車載機器は、前記サーバから受信したグループ情報に従った処理であるグループ処理を実行するグループ処理実行部を備え、
    前記端末機器は、
    前記サーバから過去に受信したグループ情報を記憶する記憶部と、
    所定の条件を満たしたときに、前記第2識別情報送信部が前記識別情報を送信した前記車載機器に、前記記憶部に記憶された前記グループ情報を送信する第2グループ情報送信部と、
    前記第2グループ情報送信部によって前記グループ情報を送信した後、自身が実行していたグループ処理を停止するグループ処理停止部とを備えることを特徴とするグループ化システム。
  7. 固有の識別情報を有する物体から、当該識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部によって取得された識別情報を、同一の識別情報を送信した端末機器を同一のグループとして設定するサーバに送信する第1識別情報送信部とを備えることを特徴とする端末機器。
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