JP2015065490A - 通信装置およびその通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の通信相手との情報の送受信であっても、不特定の通信相手との情報の送受信における手続きが必要となり、手続きが煩雑である。【解決手段】本願発明の通信装置は、特定情報を記録した格納部と、通信部とを備えたタグと、タグと通信する通信端末とを有し、通信端末は、通信部との近距離通信によって特定情報を読み取る読取部と、特定情報から送受信情報を作成する制御部と、送受信情報を送受信する無線通信部と、を備え、特定情報は特定の連絡先と特定の処理内容を含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信装置およびその通信方法に関し、特に、近距離無線通信のタグを通信器にかざすことにより通信を確立する通信装置およびその通信方法に関する。
スマートフォンなどの通信装置が普及し、時間と場所を気にすることなく相手と電子メールなどの通信、または、通話を行うことができる。通信装置は記憶部、表示部、操作部を備えている。記憶部は相手先の情報として電話番号、電子メールアドレスなどの情報を含むアドレス帳を格納している。表示部は、記憶部に格納している情報を表示する機能を備えている。操作部は通信装置が備えた機能の表示を指示したり、表示された機能の1つである電子メールによる通信、電話による通話などを選択する機能を選択したり、情報を伝える相手の電子メールアドレスまたは電話番号を選択する機能を備えている。このような通信装置において、電子メールによる通信は、例えば、以下のような操作を行う。(1)通信装置が備えている機能を表示部に表示し、表示された「電子メール」のアイコンに対応した操作部の操作ボタンを押下する(または、アイコンにカーソルを合わせて決定ボタンを押下する)。または、通信装置が表示部と操作部の機能を有するタッチパネルを備えている場合、タッチパネルに表示された「電子メール」のアイコンを指(またはスタイラスペンなど)でタッチする。この操作により、電子メールの機能を選択する。電子メールの機能が選択されると、表示部には入力項目である「相手の電子メールアドレス」および「メールの内容」と、すでに入力済みの「自分の電子メールアドレス」、「送信」の機能を実行するアイコンが表示される。
続いて、(2)「相手の電子メールアドレス」の入力領域に、操作部からメールアドレスを直接入力する。または、「相手の電子メール」の入力項目の近傍に表示された、アドレス帳からの選択入力を可能とするアイコンを押下することにより、アドレス帳が表示され、相手の電子メールアドレスを選択し入力する。なお、タッチパネルに入力項目である「相手の電子メールアドレス」および「メールの内容」と、入力済みの「自分の電子メールアドレス」が表示された場合も、上述と同様の操作により「相手の電子メールアドレス」を入力する。この操作により、相手の電子メールアドレスが表示される。続いて、(3)「メールの内容」の入力領域に、操作部から文章を直接入力する。なお、メールアドレスや文字の入力は、既存のスマートフォンなどの通信装置が備えている方式を採用するので、ここでの説明は省略する。
(1)から(3)の操作を行った後、表示部に表示されている「送信」のアイコンを操作部により選択し入力する。または、タッチパネルに表示されている「送信」のアイコンをタッチするとこで選択し入力する。以上の操作により、電子メールが送信される。
また、電話の操作においても、電話の機能を選択する操作、相手の電話番号を選択するまたは電話番号を入力する操作、発信する操作を行うことで、相手と通話する。
しかし、高齢者等が通信装置を用いて電子メールまたは電話の機能を操作する場合、キー入力に慣れていない人が少なくなく、また、老眼や指先の震えなどの症状のため、相手のメールアドレスまたは電話番号の選択や文字の入力が不便であるという問題あった。
この問題を解決するために、各相手先を示す情報を一方の面にそれぞれ表示し、各相手方の電話番号、電子メールアドレスを記録した複数のカード、または、各用件を示す情報を一方の面にそれぞれ表示し、各用件を記録した複数のカードを選択し、相手へ電子メールの送信や、電話を行う情報端末が特許文献1に記載されている。特許文献1の情報端末は、ICチップとアンテナを内蔵したカード、カードリーダライタ、送受信部、メール作成部および制御部とから構成されている。カードが備えたICチップに相手方の電話番号、電子メールアドレスまたは用件を記録する。記録したカードを携帯端末のカードリーダライタにかざしたとき、カードからデータを無線送信することによりデータを読み取る。
記録データが相手先の電話番号である場合、読取った相手先の電話番号の情報を制御部に出力し、制御部は、その情報に基づき発呼情報を送受信部へ出力し、送受信部を制御して無線基地局への無線送信を開始する。
記録データが相手先の電子メールアドレスの場合、読み取った相手先の電子メールアドレスの情報を制御部へ出力し、制御部は、その情報に基づき電子メールアドレスをメール作成部へ出力し、メール作成部を制御して上述の電子メールアドレスを宛先とするメール作成を行う。ここで、電子メールアドレスの用件の内容(定型分)を記憶したカードをカードリーダにかざすことで、カードリーダライタがカードの情報を読み取り、その情報を制御部へ出力する。制御部は、受信した用件の内容の情報をメール作成部が送信し、メール作成部を制御して、上述の情報をメールの用件の本文とするように電子メールを自動的に作成する。続いて、制御部は作成した電子メールを送信部へ出力し、送信部を制御して、電子メールを送信する。
また、タグを保有する利用者が本体部に近づくことで、その利用者が必要とする情報を表示する情報処理装置が特許文献2に記載されている。特許文献2の情報処理装置は、携帯側無線通信部21と携帯側記憶部22とを備えたタグ部1と、ネットワーク部31と本体側無線通信部32と表示部33とを備えた本体部2とから構成されている。本体部2は、ネットワーク部31からインターネットまたはLAN(Local Area Network)などの通信網より、複数の利用者の電子メールを送受信する。タグ部1はRFID(Radio Frequency Identification)の機能を備えている。タグ部1が本体部2へ近づくと携帯側無線通信部21と本体側無線通信部32とが無線通信を行い、携帯側記憶部22に記憶している識別情報を本体部2に送信する。本体部2は受信した識別情報より利用者を特定する。タグ部1と本体部2との距離が短く、本体部2が受信する無線信号の強度が強い場合、ネットワーク部31が受信した電子メールの中で特定された利用者の電子メールを表示部33に表示する。
特開2005−303695号公報 特開2009−48268号公報
しかし、特許文献1に記載されたような情報端末では、電子メールアドレスのような相手先の情報を記録しているカードと、電子メールの用件の内容(定型文)を記憶しているカードとは別々に用意する必要がある。このため、相手先に電子メールアドレスを送信する場合、相手先の電子メールアドレスを記録しているカードと、電子メールの用件の内容(定型文)を記録しているカードとの両方をカードリーダライタにかざす必要があった。
また、特許文献1に記載されたような情報端末では、相手先が複数人いる場合を想定したものであり、カード毎に異なる相手先一人の電子メールアドレスなどの情報を記録している。また、相手先へ送信する用件の内容も複数の文章から構成されることを想定しており、カード毎に異なる用件の内容(定型文)の情報を一個ずつ記録している。このため、特定の相手先へ所定の用件の内容の電子メールを送信する場合、相手先の電子メールアドレスを記録したカードと、所定の用件の内容(定型文)のカードを選択する必要があった。ところで、介護者等は被介護者等の状態を離れた場所から把握する必要があり、介護者と被介護者との情報のやり取りを行う必要があった。特許文献1に記載されたような情報端末を適用する場合、介護者は被介護者の電子メールアドレスを記録したカードと、特定の用件の内容(定型文)を記録したカードとを選択し、その複数のカードをカードリーダにかざす必要があった。
このように、特定の相手に特定の内容の情報を送信する場合、送信先および送信内容を記録した別々のカードを選択し、これらのカードを通信装置にかざす手間がかかっていた。
一方、受信する電子メールには、広告、お知らせなどの電子メールも多い。特許文献2に記載されたような情報処理装置では、前述の多くの電子メールの中から、必要とする相手先からの電子メールを抽出する作業が必要であった。
このように、関連する情報処理装置においては、特定の通信相手との情報の送受信であっても、不特定の通信相手との情報の送受信における手続きが必要となり、手続きが煩雑である、とい問題があった。
本発明の目的は、上述の課題である、関連する情報処理装置においては、特定の通信相手との情報の送受信であっても、不特定の通信相手との情報の送受信における手続きが必要となり、手続きが煩雑である、という課題を解決する通信装置およびその通信方法を提供することにある。
本願発明の通信装置は、特定情報を記録した格納部と、通信部とを備えたタグと、タグと通信する通信端末とを有し、通信端末は、通信部との近距離通信によって特定情報を読み取る読取部と、特定情報から送受信情報を作成する制御部と、送受信情報を送受信する無線通信部と、を備え、特定情報は特定の連絡先と特定の処理内容を含む。
また、本願発明の通信方法は、特定情報を記録した格納部と、通信部とを備えたタグから、近距離通信によって特定情報を読み取り、前記特定情報が含む特定の連絡先と特定の処理内容に基づいて、送受信の処理を行う。
本発明の通信装置およびその通信方法によれば、特定の通信相手との情報の送受信を簡単な手続きで行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るタグの構成を示す上面図である。 本発明の実施形態に係るタグの他の構成を示す立体図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。図1を参照して、本発明の第1の実施形態の通信装置1の構成を説明する。
通信装置1は、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistan)のような携帯情報端末、タブレット、ノートパソコンなどのような持ち運び可能な機器や、また、デスクトップパソコンや建物の出入り口などに備えたゲート認証装置に組み込まれた機器である。このような通信装置1は、通信部11とデータ格納部12とを備えたタグ9、タグ読取部10、制御部14および無線通信部15とを備えている。タグ9は非接触ICタグ等であり、タグ9が備える通信部11は、近距離無線通信(NFC;Near Field Communication)の機能を備えている。また、タグ9が備えるデータ格納部12は、送信先である同一の相手の電子メールアドレス、タグ9ごとに用途に応じて異なる定型文である電子メールの内容の情報を予め格納(記録)している。
タグ読取部10にタグ9を近づける(数cmまで近づける)、つまり、通信装置1のタグ読取部10にタグ9をかざすと、通信部11は、近距離無線通信の機能を使ってデータ格納部12に格納されている情報を入力し、タグ読取部10へ送信する。タグ読取部10は、タグ9の通信部11から送信された信号を受信し、制御部14へ受信情報を出力する。制御部14は、タグ読取部10からの出力信号を入力し、タグ9から近距離通信によって受信した情報を解析する。具体的には、制御部14は、受信した信号の情報の中に通信相手先の電子メールアドレスを識別すると、制御部14が備えた電子メールを作成するアプリケーションを起動する。このアプリケーションが保有する電子メールのフォーマットに則り、電子メールの「送信先」へ相手の電子メールアドレスの情報を、電子メールの「本文」へ送信する用件の内容、つまり、送信先である相手への伝達内容の情報を入力する。さらに、自分のメールアドレスの情報を電子メールの「送信元」へ入力し、送信時刻などの情報を付加する。このような動作をアプリケーションが行う。その後、制御部14は、作成した電子メールの情報を無線通信部15へ出力する。無線通信部15は、制御部14から入力した電子メールの情報を外部の無線基地局を介して送信先へ送信する。
次に、図2を参照して本発明の第1の実施形態の通信装置の動作について説明する。図2は本発明の第1の実施形態に係る通信装置の処理動作を説明するためのフローチャートである。
図2を参照して、本実施形態による通信方法について説明する。タグ9が通信装置1のタグ読取部10にかざされると、近距離通信によって、タグ9とタグ読取部10との間で情報の送受信を行う。具体的には、タグ読取部10は、タグ9の通信部11から送信されたタグ9のデータ格納部12に格納(記録)している情報を受信する(ステップS10)。ステップS10において送受信された情報は送信先である同一の送信相手の電子メールアドレスおよび送信の用件の内容の情報である。続いて、制御部11は、近距離通信で受信した情報を受け取り解析する(ステップS11)。具体的には、近距離通信で受信した情報に特定の送信先の情報の有無を確認し、送信先の情報の種別を確認する。ここでは、特定の送信先の情報が電子メールアドレスである場合で説明する。制御部11は、上述の受信した情報の中に電子メールアドレスを認識すると、タグ9から受信した情報が電子メールであることを判別し、電子メールを作成するアプリケーションを起動する。起動された電子メール用のアプリケーションにより、制御部11は、電子メールを作成する(ステップS12)。具体的には、上述のアプリケーションが保有する電子メールのフォーマットに則り、電子メールの「送信先」へ相手の電子メールアドレスの情報を、電子メールの「本文」へ送信する用件の内容の情報を入力する。さらに、自分のメールアドレスの情報を電子メールの「送信元」へ入力し、送信時刻などの情報を付加する。続いて、制御部11は、作成された電子メールの情報を無線通信部15へ出力し、無線通信部15は入力した電子メールの情報を外部の無線基地局を介して送信先に送信する(ステップS13)。なお、上述では電子メールによる送信先への情報の送信について説明したが、それに限るものではない。電子メール以外にSMS(short message service)などのメッセージとしても良い。この場合、通信相手の情報は電子メールアドレスに限らず、電話番号であっても良い。
以上のように、本発明の第1の実施形態では、通信装置1のタグ読取部10に1つのタグ9をかざす動作だけで、不特定の通信相手との情報の送信における手続きを行うことなく、特定の通信相手へ特定の内容の情報を簡単な手続きで送信することが可能である。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。図3は本発明の第2の実施形態による通信装置の構成を示すブロック図である。第2の実施形態の通信装置は第1の実施形態に表示部を設けた構成であり、それ以外の構成は第1の実施形態と同じである。なお、図1と同じ構成部品は同じ符号で記載している。図3を参照して、本発明の第2の実施形態の通信装置2の構成を説明する。
第2の実施形態の通信装置2は、タグを使って受信された情報を表示できる構成である。
制御部14は、第1の実施形態の機能に加えて、以下の機能を備えている。すなわち、制御部14は、無線通信部15が受信した受信信号を受け取り、解析する。ここで、受信信号が様々な送信元である通信相手からの電子メールの情報である場合で説明する。このような場合、受信信号内の情報に電子メールアドレスを識別すると、受信信号に含まれる情報が電子メールであると判別し、電子メールを閲覧するアプリケーションを起動できる状態で待機する。特定の相手からの電子メールを閲覧するタグ9をタグ読取部10の近距離に近づける(かざす)と、特定の通信相手の電子メールアドレスを含む情報が制御部14に入力され、その情報に基づいて待機中であった電子メールを閲覧するアプリケーションが起動する。このアプリケーションにより制御部14は、受信信号に含まれる特定の送信元である通信相手からの電子メールアドレス、送信の用途の内容を含む情報を抽出し、その情報を表示部20に出力する。
表示部20は、制御部14から出力された通信相手の電子メールアドレスおよび用途の内容を含む情報を受け取り、その情報を表示する。
次に、図4を参照して本発明の第2の実施形態の通信装置の動作について説明する。図4は本発明の第2の実施形態に係る通信装置の処理動作を説明するためのフローチャートである。
図4を参照して、無線通信部15が無線基地局からの信号を受信し、その信号を制御部14へ出力する。制御部14は、前述の受信した情報を解析する(ステップS20)。具体的には、受信した情報に特定の送信元である通信相手からの情報の有無を確認し、特定の送信元である通信相手からの情報の種別を確認する。ここでは、送信元からの情報が電子メールの場合で説明する。制御部11は、電子メールの受信を認識すると、電子メールを表示するアプリケーションを起動できる状態で待機させる。次に、タグ9が通信装置1のタグ読取部11にかざされると、近距離通信によって、タグ9とタグ読取部10との間で情報の送受信を行う。具体的には、タグ読取部10は、タグ9の通信部11から送信されたタグ9のデータ格納部12が格納(記録)している情報を受信する(ステップS21)。タグ9のデータ格納部12に格納されている情報は特定の電子メールアドレスからの電子メールを閲覧する命令を含む情報である。続いて、制御部11は、近距離通信で受信した情報を受け取り解析する(ステップS22)。具体的には、近距離通信で受信した情報に含まれる特定の送信元である通信相手の情報の種別を判別する。タグ9のデータ格納部12が格納している情報が特定の送信元である通信相手からの電子メールを閲覧する命令である場合、制御部11は、待機させていた電子メールを表示するアプリケーションを起動する。起動されたアプリケーションにより、制御部11は、特定の送信元である通信相手からの電子メールのみを抽出し、表示部20へその特定の電子メールの内容を出力する。これに伴い、表示部20は特定の電子メールの内容を表示する(ステップS23)。なお、上述の説明では電子メールによる送信先への情報の送信について説明したが、それに限るものではない。電子メール以外にSMS(short message service)などのメッセージとしても良い。この場合、通信相手の情報は電子メールアドレスに限らず、電話番号であっても良い。
以上のように、本発明の第2の実施形態では、通信装置1に1つのタグ9をかざす動作だけで、特定の通信相手からの情報のみを簡単な手続きで閲覧することが可能である。また、送信元ごとにタグ9を複数種類用意ことにより、タグをかざす1つの動作だけで、異なる送信元からの情報を閲覧することが可能となる。
また、本発明の第2の実施形態では、特定の通信相手である送信元からの情報を閲覧する場合について説明したが、これに限るものではない。つまり、通信装置2がマイクを備え、制御部14が、特定の通信相手からの用途の内容を音声に変換する機能を備える場合、音声変換した用途の内容に関わる情報をマイクから出力する。これにより、特定の通信相手である送信元からの情報を視聴することが可能となる。
また、以上のような実施形態を用いて、送信元と送信先との間で以下のような情報伝達を簡単な動作で実現できる。
特定の送信相手の一例として、送信元を被介護者、送信先を介護者とした場合について具体的に説明する。被介護者はあらかじめ想定シーンに対応したタグ9を数種類準備する。具体的には、送信先である介護者の電子メールアドレスを格納し、送信の用件の内容として「今、起きました。」、「今、食事中です。」「これから、就寝します。」などの定型文を異なるタグに格納する。つまり、送信先は特定の介護者のみであり、送信の用件の内容として異なる情報を別々に格納した複数種類のタグを準備する。このようなタグを準備した被介護者が想定シーンに直面した時、被介護者はタグ9を通信装置1にかざす。タグ9に格納(記録)されている情報をタグ読取部11が読取ることにより、介護者へ電子メールが届き、介護者は被介護者の状況を知ることができる。
また、被介護者が介護者からの電子メールを受信した場合、通信装置2に電子メールを閲覧する別のタグ9(受信)をかざすことで、介護者からの電子メールだけが表示されるので、簡単に必要な電子メールを閲覧することができ、介護者からの連絡内容を知ることができる。
具体的には、「今、起きました。」という内容の電子メールが介護者に送信できるタグ9をあらかじめ準備しておき、被介護者が起床時に通信装置1にタグ9をかざすと介護者に起きたことを連絡することができる。また、介護者から「今日の予定」という内容の電子メールを受信すると、被介護者が通信装置2に電子メールを閲覧する別のタグ9(受信)にかざすと今日の予定が書かれた電子メールの内容を閲覧することができる。
以上のように、被介護者が通信装置1にタグ9をかざす動作だけで、特定の送信先である介護者に被介護者の生活状況の情報を簡単かつ迅速に伝達することができる。つまり、被介護者の複数種類の生活状況の情報を格納したタグ9を、その状況に応じて通信装置1に定期的にかざすことで、介護者は被介護者の生活状況を逐次把握できる。更に、介護者からの定期的な生活状況の情報の伝達がない場合、被介護者が異常な状況であることを把握できる。また、被介護者が通信装置2にタグ9をかざす動作だけで、特定の送信元である介護者から被介護者への情報を簡単かつ迅速に伝達することができる。つまり、被介護者が受信する情報から介護者からの情報のみを閲覧し、被介護者からの指導、指示を簡単に受けることができる。
なお、上述した実施形態に用いるタグ9の外形および表面に識別領域を設け、その識別領域は、タグ9に格納(記録)されている情報を被介護者が識別しやすいものであれば良い。図5は、上述した実施形態に係るタグの構成を示す上面図である。図5(a)に示すように、タグ9の表面に識別文(例えば、「佐藤さんへ起床の連絡」)を表示する。また、図5(b)に示すように、上述の識別文に対応する文字記号を表示する。文字記号の表記では、例えば、「佐(起)」と表記し、佐藤さんの「佐」と起床の「起」を抽出し、括弧なしが相手の氏名、括弧ありが相手への用件の内容を意味している。また、介護者が視覚障害者の場合、タグ9の表面に送信先と送信の用件の内容を簡易的な識別文(例えば、「佐藤さん起床の連絡」)や、それに該当する文字(例えば、「佐(起)」)の点字を刻印する。
また、送信先、送信の用途の内容に応じて、タグ9の外形を変えても良い。具体的には、送信先毎に形状を変えても良い。具体的には、図5(c)に示すように、佐藤さんのタグを平板の円形状とし、図5(d)に示すように、加藤さんのタグを平板の四角形状としても良い。この場合、送信の用途の内容に応じて外形の表面処理を変えても良い。つまり、図5(c)に示すように、「起床」の情報を送信する場合、タグ表面の全面に規則的に丸い突起を設ける。また、図5(d)に示すように、「食事」の情報を送信する場合、タグ表面を直線状の突起を設けたりする。このように、介護者の視覚、触覚によってタグを識別できる工夫をタグに設けても良い。
また、タグ9を平板ではなく、角柱の形状であっても良い。図6は、上述した実施形態に係るタグの他の構成を示す立体図である。図6(a)に示すように、タグ9を直方体とし、直方体を形成する6面のそれぞれの内側に通信部11とデータ格納部12を設ける。つまり、1つのタグ9に最大で6種類の送信先の情報(電子メールアドレスまたは電話番号)および送信の用途の内容(電子メールやSMSの内容)の組合せを格納する。直方体を形成するそれぞれの表面にデータ格納部12に情報に対応した識別文(例えば、「佐藤さん起床の連絡」、「佐藤さん食事の連絡」、「佐藤さん就寝の連絡」)を表示する。被介護者はタグ9の表面の表示を確認し、送付先の相手に伝えたい用途の内容が記載されている面を通信装置1のタグ読取部10へかざすことで、介護者へ用途の内容が送信される。また、図6(b)に示すように、タグ9を6角柱としても良い。6角柱を形成する6面の構成は図6(a)の構成と同じである。このように、1つのタグで複数の情報を格納することで、タグを複数携帯することなく、介護者と被介護者という特定の送信者と特定の受信者との間で、様々な情報を伝達することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
1、2 通信装置
9 タグ
10 タグ読取部
11 通信部
12 データ格納部
14 制御部
15 無線通信部
20 表示部

Claims (10)

  1. 特定情報を記録した格納部と、通信部とを備えたタグと、前記タグと通信する通信端末とを有し、
    前記通信端末は、
    前記通信部との近距離通信によって前記特定情報を読み取る読取部と、
    前記特定情報から送受信情報を作成する制御部と、
    前記送受信情報に基づいて送受信を行う無線通信部と、を備え、
    前記特定情報は特定の連絡先と特定の処理内容を含む
    通信装置。
  2. 前記制御部は、前記特定の処理内容が送信情報の送信処理である場合、前記送信情報を前記特定の連絡先に送信する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記特定の処理内容が受信情報の受信処理である場合、前記無線通信部が受信した情報の中から前記特定の連絡先からの特定受信情報を抽出する
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記特定受信情報を前記表示部へ出力し、前記表示部は前記特定受信情報を表示する
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記タグは、表面に識別領域を有し、前記識別領域に前記格納部が格納している情報に対応した識別文、識別文字および識別記号の少なくとも一が記載されている
    請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記タグは、前記格納部が格納している情報に対応した識別可能な形状を備える請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記タグの形状は平板であり、前記格納部が格納している情報に対応した識別可能な形状である請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 特定情報を記録した格納部と、通信部とを備えたタグから、近距離通信によって前記特定情報を読み取り、
    前記特定情報が含む特定の連絡先と特定の処理内容に基づいて、送受信の処理を行う
    通信方法。
  9. 前記特定の処理内容が送信情報の送信処理である場合、前記送信情報を前記特定の連絡先に送信する
    請求項8に記載の通信方法。
  10. 前記特定の処理内容が受信情報の受信処理である場合、無線通信部が受信した情報の中から前記特定の連絡先からの特定受信情報を抽出する
    請求項8に記載の通信方法。
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