JP2015065068A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実施形態は、均一に発光する発光面を有し、意匠性を向上させることが可能な照明装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る照明装置は、本体と、前記本体を覆うカバーと、前記本体と前記カバーとの間において、前記本体の外縁に配設された発光素子と、前記本体と前記カバーとの間に配置され、前記本体の中央に向けて前記発光素子の放射光を導く導光板と、前記本体と、前記導光板と、の間に配設されたセンサと、を備える。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、照明装置に関する。
発光ダイオード(Light mitting Diode:LED)等の発光素子を光源とする照明装置の開発が進められている。例えば、住宅の天井面等に取付けられるシーリングライトでは、LEDの放射光を分散させる導光板を用いることにより輝度ムラやグレアを抑制し、発光の均一性を向上させることができる。一方、照明装置には、機能性と意匠性とを両立させることが求められる。例えば、外部信号を検出するセンサを照明装置の本体に内蔵させることによりシンプルなデザインを実現できる。しかしながら、センサを内蔵した部分において発光の均一性が低下することがある。
実施形態は、均一に発光する発光面を有し、意匠性を向上させることが可能な照明装置を提供する。
実施形態に係る照明装置は、本体と、前記本体を覆うカバーと、前記本体と前記カバーとの間において、前記本体の外縁に配設された発光素子と、前記本体と前記カバーとの間に配置され、前記本体の中央に向けて前記発光素子の放射光を導く導光板と、前記本体と、前記導光板と、の間に配設されたセンサと、を備える。
実施形態は、均一に発光する発光面を有し、意匠性を向上させた照明装置を実現する。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。図面中の同一部分には、同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
図1は、実施形態に係る照明装置1を模式的に表す斜視図である。図1(a)は、発光面側を表す斜視図であり、図1(b)は、発光面とは反対側の本体を表す斜視図である。
ここに例示する照明装置1は、所謂シーリングライトであり、本体10と、本体10の発光面側を覆うカバー20と、を備える。カバー20は、例えば、乳白色のアクリル樹脂成形体であり、透光性を有する。
図1(a)に表す照明装置1の外形は円形であるが、これに限定される訳ではない。例えば、楕円または方形であっても良い。
図1(b)に表すように、本体10は、電源部13と、電源部13を囲む光源部15と、を有する。電源部13は、上面13aの中央に嵌合部17を有している。嵌合部17は、例えば、住宅の天井に設けられた接続器具、所謂、引掛けシーリングボディに嵌合し、本体10を天井に固定する。
以下の説明では、便宜的に、本体10のカバー20側の面を下面とし、嵌合部17が設けられた側の面を上面として説明する。他の構成要素についても同じである。
図2は、実施形態に係る照明装置1の部品群を模式的に表す斜視図である。同図に表すように、照明装置1は、電源部13と、光源部15と、導光板23と、カバー20と、を備える。
光源部15は、例えば、図示しない接続部を介して電源部13と分離可能に設けられる。照明装置1を取り付ける場合は、例えば、嵌合部17を有する電源部13を接続器具に嵌合させて天井に固定し、その後、光源部15を電源部13に接続する。
電源部13は、例えば、冷間圧延鋼板等の金属材料の平板から成形され、環状に組み合せられたシャーシと、その内部に配置された回路部品51と、を含む(図4(b)参照)。光源部15は、例えば、冷間圧延鋼板等の金属材料の平板を成形したシャーシと、その外縁に配設された複数の発光素子30(LED)と、を含む。発光素子30は、光源部15と、カバー20と、の間において、光源部15側のカバー20に向き合う面上に配設される(図3(b)参照)。
本体10と、カバー20と、の間には、導光板23が配置される。導光板23は、例えば、透明のアクリル樹脂成形体であり、発光素子30の放射光を本体10の中央側に導く。導光板23の表面には、例えば、ドット状の散乱体、所謂、シボパターンが形成される。シボパターンは、導光板23の上面および下面の少なくとも一方に設けられ、導波された放射光の方向を変えて上下方向に放出する。
本体10のカバー20に向き合う面、すなわち、光源部15の下面には、発光素子30の放射光を反射する部材が塗布される。これにより、光源部15の下面は、導光板23の方向に発光素子30の放射光を反射するように設けられる。光源部15と導光板23との間に反射シートを配置しても良い。
このように、発光素子30から放射された光は、導光板23の中に分散し、シボパターンにより散乱される。そして、カバー20の方向に放射される。これにより、発光面(例えば、カバー20の下面)の全体に渡って均一な発光を実現できる。また、乳白色のカバー20は、拡散板として機能し発光の均一性をさらに向上させる。
図3は、実施形態に係る照明装置1の本体10の構成を模式的に表す平面図である。図3(a)は、本体10の下面、すなわち、光源部15の下面を表す平面図である。図3(b)は、図3(a)において破線Aに囲まれた領域を拡大した平面図である。
図3(a)に表すように、光源部15は、その中央に設けられた凸部41と、凸部41を囲む外周部43と、を有する。凸部41は、上方に開き、下方に突出するように設けられる。凸部41の凸面側および外周部43の表面には、発光素子30の放射光を反射する部材、例えば、酸化チタン等を分散した樹脂を塗布する。このように、凸部41に反射部材を塗布することにより、本体10の中央における輝度の低下を防ぐことができる。
外周部43には、凹部47が設けられる。凹部47は、下方に開き、上方に突出するように設けられる。そして、凹部47の内部には、センサ40が設けられる。センサ40は、例えば、受光素子を含み、外部から照射される信号光を検出する。そして、外部から与えられた信号を、電源部13に伝達する。これにより、照明装置1を遠隔操作することができる。また、センサ40は、例えば、マイクロ波信号を受信するように構成しても良い。
センサ40は、照明装置1の動作に限らず、他の器機を制御する信号の中継器として機能しても良い。すなわち、照明装置1は、住宅内において電波等を受信するのに好適な場所に取り付けられる。したがって、センサ40と、それに接続された発信器を介して住宅内に配置された複数の器機を制御する信号を配信することも有効である。
光源部15は、その外縁沿って配設された複数の発光素子30を含む。発光素子30は、例えば、外周部43の外縁に沿って設けられた回路基板45の上に配設される。回路基板45は、例えば、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁性基板と、銅箔を用いて形成された配線とを含む。そして、回路基板45の上には、発光素子30が配設された部分を除いて反射部材が塗布される。すなわち、回路基板45は、反射部材により隠された配線を有し、複数の発光素子30を電気的に接続する。
図3(b)に表すように、複数の発光素子30は、2種類の素子30aおよび30bを含む。例えば、発光素子30aは、色温度6500ケルビン(K)の光を放射し、発光素子30bは、色温度3000Kの光を放射するように構成する。例えば、外縁に配設する発光素子30aおよび30bの比率を変化させること、もしくは、発光素子30aおよび30bに供給する駆動電流をそれぞれ制御することにより、照明装置1の放射光の色温度を変化させることが可能となる。
図4は、実施形態に係る照明装置1の構造を表す模式断面図である。図4(a)は、本体10の上面を表す平面図である。図4(b)は、図4(a)中に示すB−B線に沿った断面図である。図4(c)は、図4(b)中に示す破線Cに囲まれた領域を拡大した断面図である。
図4(b)は、電源部13、および、凹部47を含む光源部15の断面を表している。電源部13は、上部シャーシ13cと、下部シャーシ13dと、を組み合わせた環状構造を有し、その下面13bが光源部15の中央に設けられた凹部41aに向き合うように配置される。電源部13は、例えば、回路部品51を含む。回路部品51は、例えば、回路基板であり、発光素子30の点灯回路、および、その制御回路を含む。回路部品51は、例えば、電源部13の上部シャーシ13cの内面に固着される。これにより、上部シャーシ13cを介して外部に熱を効率良く放散させることができる。
光源部15の凹部47の内部には、センサ40が配設される。そして、センサ40は、光源部15と、導光板23と、の間に位置する。また、図4(c)に示すように、センサ40は、例えば、受光素子48と、回路基板49と、を含む。受光素子48は、例えば、シリコンPINダイオードであり、赤外光を検知する。また、回路基板49の下面には、発光素子30の放射光を反射する部材を塗布することが望ましい。
図4(c)に表すように、発光素子30は、カバー20および導光板23に向き合う光源部15の外周面53の上に配設される。ここで、外周面53は、回路基板45の下面である。回路基板45は、光源部15のシャーシ15sに貼り付けられ、その付着面とは反対側の下面は、外周面53としてカバー20および導光板23に向き合う。
導光板23は、その外縁に設けられた端面61が外周面53に向き合うように形成された湾曲部63を有する。端面61から入射する発光素子30の放射光LAは、湾曲部63により本体10の中央に導かれる。このような構造の導光板を用いることにより、光源部15のシャーシ15sと、導光板23と、の間にスペースを確保し、シャーシ15sに配設されたセンサ40と、導光板23と、の間のスペースを広くすることができる。その結果、凹部47およびセンサ40を配置したことによる輝度分布の変化を軽減することが可能となり、発光面(カバー20の下面)における輝度の均一性を向上させることできる。
図5は、実施形態に係る照明装置の導光板23を表す模式断面図である。同図に示すように、導光板23は、その外縁に設けられた端面61と、湾曲部63と、固定部65と、を有する。固定部65は、シャーシ15sに、例えば、ネジ止めされる。
導光板23の端面61は、外周面53の上に配設された発光素子30に向き合う。発光素子30は、その光軸CLが外周面53に交差するように配設される。ここで、光軸CLは、例えば、発光素子30の発光面の法線である。
図5中に示すLAは、導光板23の内部を伝播する放射光の軌跡を表している。同図に表すように、導光板23は、発光素子30の放射光をその内面で全反射させながら導波する。そして、湾曲部63において放射光の伝播方向を変えて、光軸CLと交差する方向に導く。これにより、発光素子30の放射光を、導光板23の中央、すなわち、本体10の中央側に導くことができる。
次に、図6および図7を参照して、実施形態の変形例に係る照明装置2〜4を説明する。
図6(a)および図6(b)は、実施形態の変形例に係る照明装置2および3をそれぞれ表す模式断面図である。なお、図6(a)および図6(b)では、本体10の下面を覆うカバー20は省略されている。
図6(a)に例示する照明装置2は、平坦な導光板69を備えている。そして、シャーシ15sの端部15eが折り曲げられ、その内側に発光素子30が配設される。これにより、発光素子30を導光板69の外縁端面71に向き合うように配置することができる。すなわち、発光素子30の光軸CLは、外周面53に平行な方向に向き、導光板69の端面71に放射光を垂直入射させることができる。
センサ40は、光源部15の外周部43に設けられた凹部47の内部に配設される。そして、センサ40は、光源部15と、導光板69と、の間に配置される。この場合、凹部47は、センサ40の下端と、導光板と、の間に所定の幅を確保できる深さに設けることが好ましい。これにより、導光板69の発光面側における輝度の均一性を向上させることができる。
図6(b)に例示する照明装置3は、その外周に沿った湾曲部63を有する導光板と、外周面53に交差する方向に光軸CLを向けた発光素子30を備える。一方、光源部15の外周部43には、凹部47が設けられない。このような構成であっても、導光板23が湾曲部を有することにより、シャーシ15s(本体10)と、導光板23と、の間にセンサ40を配設するスペースを確保することができる。この場合も、湾曲部63の曲率を大きくすることにより、シャーシ15sと導光板23との間のスペースを拡げ、センサ40の下端と、導光板23と、の間隔を広くすることが望ましい。
図7(a)は、実施形態の変形例に係る照明装置4を表す模式断面図である。図7(b)は、比較例に係る照明装置5を表す模式断面図である。照明装置4および5は、共に、引っ掛けシーリングボディ91を介して天井面93に取り付けられている。
図7(a)に表すように、照明装置4は、本体10と、導光板23と、カバー20と、を備える。カバー20は、本体10の下面を覆い、導光板23は、本体10と、カバー20と、の間に配置される。
本体10は、電源部13と、電源部13に対して脱着可能に設けられた光源部15と、を有する。電源部13は、嵌合部17を有し、図7(a)に表すように、嵌合部17に引っ掛けシーリングボディ91を嵌合させることにより天井に固定される。そして、光源部15は、図示しない接続部を介して電源部13に接続される。
前述したように、光源部15のシャーシ15sには、下方に突出した凸部41が設けられる。一方、シャーシ15sの上面側には、凸部41に対応する凹部41aが設けられる。そして、光源部15は、凹部41aが電源部13の下面13bに向き合うように接続される。すなわち、電源部13の下部は、凹部41aに収容される。これにより、例えば、光源部15の外周部43と、導光板23と、の間隔W2を、本体10の中央における電源部13と導光板23との間隔W1よりも広くすることができる。
一方、図7(b)に示す照明装置5では、光源部15の中央に凸部41が設けられず、シャーシ15tは、中央から外周部に渡って平坦な形状を有する。そして、電源部13は、平坦なシャーシ15tの上に接続される。このため、本体10の中央における電源部13と導光板23との間隔W3は、光源部15の外周部43と、導光板23と、の間隔W2と同じか、それよりも広くなる。
このように、照明装置4では、光源部15に設けられた凹部41aに電源部13の下部を収容させるため、例えば、天井面93と、カバー20の下面と、の間隔を狭くすることができる。例えば、W3−W1に相当する幅だけ照明装置5よりも狭くすることができる。これにより、照明装置4では、その使用の自由度を大きくすることが可能となる。また、意匠性および装飾性を向上させることもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1〜5・・・照明装置、 10・・・本体、 13・・・電源部、 13a・・・上面、 13b・・・下面、 13c・・・上部シャーシ、 13d・・・下部シャーシ、 15・・・光源部、 15e・・・端部、 15s、15t・・・シャーシ、 17・・・嵌合部、 20・・・カバー、 23、69・・・導光板、 30、30a、30b・・・発光素子、 40・・・センサ、 41・・・凸部、 41a、47・・・凹部、 43・・・外周部、 45、49・・・回路基板、 48・・・受光素子、 51・・・回路部品、 53・・・外周面、 61、71・・・端面、 63・・・湾曲部、 65・・・固定部、 91・・・引っ掛けシーリングボディ、 93・・・天井面
Claims (5)
- 本体と;
前記本体を覆うカバーと;
前記本体と、前記カバーと、の間において、前記本体の外縁に配設された発光素子と;
前記本体と、前記カバーと、の間に配置され、前記本体の中央に向けて前記発光素子の放射光を導く導光板と;
前記本体と、前記導光板と、の間に配設されたセンサと;
を備えた照明装置。 - 前記発光素子は、前記本体の前記外縁に設けられ前記カバーに向き合う外周面上において、その光軸が前記外周面に交差するように配設され、
前記導光板は、前記放射光が入射する外縁の端面と、前記放射光を前記光軸と交差する方向に導く湾曲部と、を有する請求項1記載の照明装置。 - 前記センサは、前記本体に取り付けられ、
前記センサと、前記導光板と、の間にスペースを有する請求項1または2に記載の照明装置。 - 前記本体は、前記発光素子に電力を供給する電源部と、前記電源部を囲み、前記発光素子が配設された光源部と、を有し、
前記発光素子が配設された前記外縁と、前記電源部と、の間における前記光源部と前記導光板との間隔は、前記電源部と前記導光板との間隔よりも広い請求項1〜3のいずれか1つに記載の照明装置。 - 前記本体の前記カバーに向き合う面に前記発光素子の放射光を反射する部材を有する請求項1〜4のいずれか1つに記載の照明装置。
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