JP2015064869A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理量の低減と画質劣化の抑制とを両立させることができる画像処理方法を提供する。
【解決手段】画像処理方法は、原画像を縮小画像に縮小する縮小ステップ(S102)と、縮小画像の画素毎に第1補正値を生成する第1生成ステップ(S103)と、中間画像の画素毎に画素の情報と第1補正値とを用いて第2補正値を生成する第2生成ステップ(S104)と、中間画像の画素毎の第2補正値を用いて原画像の画素毎の第3補正値を生成する第3生成ステップ(S105)と、原画像の画素毎の第3補正値を用いて原画像を補正する補正ステップ(S106)とを含み、第3生成ステップ(S105)では、原画像の1画素あたりにかかる計算量が第2補正値の生成において中間画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、第3補正値を生成する。
【選択図】図7

Description

本開示は、原画像を補正する画像処理方法に関する。
特許文献1は、視覚処理装置を開示する。この視覚処理装置では、画像信号に対して所定のゲイン特性を有する第1ゲイン信号が視覚処理部により出力され、第1ゲイン信号に基づいて、視覚処理装置に入力された画像信号が補正される。そのため、高性能な補正処理を簡易な構成で実現することができる。
特開2007−312349号公報
本開示は、処理量の低減と画質劣化の抑制とを両立させることができる画像処理方法を提供する。
本開示における画像処理方法は、原画像を補正する画像処理方法であって、前記原画像を前記原画像の画素数よりも小さい画素数を有する縮小画像に縮小する縮小ステップと、前記縮小画像の画素毎に、前記縮小画像の当該画素の画素値と、前記縮小画像の当該画素の周囲に位置する周辺画素の画素値とを用いて、第1補正値を生成する第1生成ステップと、前記縮小画像の画素数よりも大きくかつ前記原画像の画素数よりも小さい画素数を有する中間画像の画素毎に、前記中間画像の当該画素の情報と、前記縮小画像において前記中間画像の当該画素に対応する対応画素の情報と、前記対応画素の前記第1補正値とを用いて、第2補正値を生成する第2生成ステップと、前記中間画像の画素毎の前記第2補正値を用いて、前記原画像の画素毎の第3補正値を生成する第3生成ステップと、前記原画像の画素毎の前記第3補正値を用いて、前記原画像を補正する補正ステップとを含み、前記第3生成ステップでは、前記原画像の1画素あたりにかかる計算量が前記第2補正値の生成において前記中間画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、前記第3補正値を生成する。
本開示における画像処理方法は、処理量の低減と、画質劣化の抑制とを両立させることができる。
図1は、実施の形態における画像処理装置の具体例を示す構成図である。 図2は、実施の形態における補正値生成部の具体例を示す構成図である。 図3は、実施の形態における第1拡大部の具体例を示す構成図である。 図4は、実施の形態における中間拡大部の具体例を示す構成図である。 図5は、実施の形態における重み算出部の具体例を示す構成図である。 図6は、実施の形態における第1拡大部の変形例を示す構成図である。 図7は、実施の形態における画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
以下、図1〜7を用いて、本実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態における画像処理装置の具体例を示す構成図である。図1に示された画像処理装置100は、画像取得部101、縮小画像生成部102、補正値生成部103、第1拡大部104、第2拡大部105、および、画像補正部106を備える。
画像取得部101は、画像処理装置100に接続される記録媒体から原画像を取得する取得部である。この原画像は、動画ストリームに含まれるピクチャでも構わないし、静止画像でも構わない。以下、説明の便宜上、動画ストリームに含まれるピクチャを処理対象の原画像として説明する。
具体的には、画像取得部101は、入力される動画ストリームに含まれる任意の時間における1枚のピクチャを原画像として取得する。なお、動画ストリームの復号化処理は、画像処理装置100において実行されても構わないし、外部の装置において実行されても構わない。後者の場合、画像取得部101は復号化処理された動画ストリームを取得する。
縮小画像生成部102は、画像を縮小する縮小部である。例えば、縮小画像生成部102は、画像取得部101で取得した原画像の画素数を低減させ、縮小画像を生成する。
具体的には、縮小画像生成部102は、低域通過フィルタ処理(ローパスフィルタ処理)およびサブサンプリング処理を行うことで、折り返し歪のない縮小画像を生成する。例えば、原画像が1920×1080画素である場合、縮小画像生成部102は、この原画像を水平垂直それぞれ1/8の画素数に縮小することにより、240×135画素の縮小画像を生成する。
なお、縮小画像生成部102は、縮小画像を生成する際、原画像と同じアスペクト比の縮小画像を生成しても構わないし、それ以外のアスペクト比を有する縮小画像を生成しても構わない。つまり、縮小画像生成部102は、原画像の画素数を縮小するが、縮小画像における画素数およびアスペクト比は設計者によって自由に設定され得る。
そして、縮小画像生成部102は、原画像を縮小して得られる縮小画像を補正値生成部103および第1拡大部104に出力する。
上記の説明において、縮小画像を生成する方法としてフィルタ処理を説明したが、縮小画像生成部102は、縮小後の1画素に対応する原画像の複数の画素値の平均値を算出(計算)し、その平均値を縮小画像の画素値として生成しても構わない。
補正値生成部103は、補正値を生成する生成部である。具体的には、補正値生成部103は、縮小画像の画素毎に、縮小画像の画素の画素値と、その画素の周囲に位置する画素の画素値とに基づいて、縮小画像の画素に対応する補正値を生成する。
補正値生成部103によって生成される補正値は、原画像において縮小画像の画素に対応する画素の画素値を補正するための値である。この補正値は、縮小画像の画素の画素値を補正するための値とみなされてもよい。また、この補正値は、ゲインと表現される場合がある。また、それぞれが画像の画素に対応する複数の補正値は、画像に対応し、ゲインマップと表現される場合がある。また、このような複数の補正値は、補正マップ、補正マトリックス、補正行列または補正データとも表現され得る。
図2は、図1に示された補正値生成部103の具体例を示す構成図であり、補正値生成部103に入力される縮小画像から補正値を生成する一具体例を説明するための図である。例えば、図2の通り、補正値生成部103は、ボケ信号生成部201および補正値決定部202を有する。
ボケ信号生成部201は、縮小画像の画素毎に、縮小画像の画素の画素値、および、その画素の周囲に位置する複数の画素の画素値を合成して、ボケ信号を生成する。ボケ信号は、対象画素およびその周囲の明度(つまり、対象画素およびその周囲における平均的な明るさ)を示す情報を含む。
ここで、周囲は、例えば、1画素または所定の数画素の範囲である。対象画素の周囲に位置する複数の画素は、対象画素に隣接する複数の画素でもよい。ここでは、ボケ信号の生成に対象画素の画素値が用いられているが、対象画素の周囲に位置する画素の画素値のみが用いられてもよい。また、ここでは、画素の位置は、画素の中心に対応するが、画素の左上の隅などに対応してもよい。
ボケ信号生成部201は、具体的には、対象画素およびその周囲に位置する画素の画素値(例えば、輝度値)に対して、2次元のローパスフィルタまたは1次元のローパスフィルタ等を用いてフィルタ処理を行う。そして、ボケ信号生成部201は、フィルタ処理によって得られるボケ信号を補正値決定部202に出力する。
補正値決定部202は、縮小画像の画素値と、ボケ信号生成部201から入力されるボケ信号に基づいて、補正値を生成する。ここで、補正値決定部202は、縮小画像の画素数分の補正値を生成する。
具体的には、補正値決定部202は、2次元LUT(2次元ルックアップテーブル)を用いて補正値を生成する。ここで、2次元LUTは、縮小画像の画素値とボケ信号とに基づいて、補正値を決定するためのテーブルであり、2次元LUTでは、縮小画像の画素値とボケ信号とに対応する補正値が定められている。
例えば、2次元LUTは、それぞれが複数の画素値と複数の補正値との対応関係を示す複数のテーブルを含む。補正値決定部202は、複数のテーブルの中から、ボケ信号生成部201から入力されたボケ信号を用いてテーブルを選択する。そして、補正値決定部202は、選択されたテーブルを参照して、縮小画像の画素値に対応する補正値を決定することにより、補正値を生成する。なお、2次元LUTに、縮小画像の画素値とボケ信号とに基づいて、補正値を決定するための関数が用いられてもよい。
また、例えば、補正値決定部202は、暗部補正のための補正値を生成する。暗部補正は、暗い領域(暗部)を明るくする補正であり、人間の視覚特性に対応する補正である。人間は、目に入る情報を無意識に変換する視覚特性を有する。補正値決定部202で用いられる2次元LUTでは、特に明暗対比または色対比と呼ばれる視覚特性を真似た変換特性が簡易的に表されている。
具体的には、明るさが同じでも、周りが明るい場合には同じ明るさが暗く知覚され、周りが暗い場合には同じ明るさが明るく知覚される。このような視覚特性は、明暗対比と呼ばれる。補正値決定部202は、主観的な画質を向上させるため、このような視覚特性に対応する補正値を生成する。特に、補正値決定部202は、コントラストが補正によって消滅することを抑制するため、周囲の画素値が反映されたボケ信号を用いて補正値を生成する。これにより、適切な補正値が生成され、コントラストの消滅が抑制される。
第1拡大部104は、補正値生成部103で生成された補正値に基づいて、縮小画像の画素数よりも大きくかつ原画像の画素数よりも小さな画素数を有する中間画像に含まれる画素毎に補正値を生成する生成部である。第1拡大部104は、縮小画像の画素毎の補正値から中間画像の画素毎の補正値を生成することにより、縮小画像の画素毎の補正値を中間画像の画素毎の補正値に拡大する。ここで、補正値の拡大は、補正値を大きい値に変更することではなく、補正値の数を増加させることに対応する。
言い換えれば、第1拡大部104は、縮小画像のゲインマップから中間画像のゲインマップを生成することにより、縮小画像のゲインマップを中間画像のゲインマップに拡大する。さらに、言い換えれば、第1拡大部104は、縮小画像の複数の画素に対応する複数の補正値を中間画像の複数の画素に対応する複数の補正値に展開する。第1拡大部104の具体的な処理については後述する。
第2拡大部105は、中間画像の画素毎の補正値から原画像の画素毎の補正値を生成する生成部である。第2拡大部105は、中間画像の画素毎の補正値から原画像の画素毎の補正値を生成することにより、中間画像の画素毎の補正値を原画像の画素毎の補正値に拡大する。
具体的には、例えば、第2拡大部105は、バイリニア補間(線形補間)を用いる拡大処理により、補正値を拡大する。また、別の方法として、第2拡大部105は、最近傍補間を用いる拡大処理により、補正値を拡大する。また、別の方法として、第2拡大部105は、バイキュービック補間を用いる拡大処理により、補正値を拡大する。
ここで、第1拡大部104と第2拡大部105において、拡大処理を行う際の1画素あたりの処理量を比較した場合、第2拡大部105における処理量のほうが小さい。つまり、画像処理装置100は、1画素あたりの処理量が大きい拡大処理から順に拡大処理を適用する。
画素が多いほど、画素毎に補正値を生成するための全体の処理量が大きい。したがって、画像処理装置100は、より少ない画素において1画素あたりの処理量が大きく精度が高い複雑な処理を行い、より多い画素において1画素あたりの処理量が小さく精度が低い単純な処理を行う。これにより、画像処理装置100は、原画像の画素毎の補正値の生成に関して、処理量の低減と、処理量の低減によって起こりうる画質劣化の抑制とを両立させることができる。ここで、処理量は、計算量に対応する。
画像補正部106は、原画像の画素毎に生成された補正値を用いて原画像の画素値を補正する補正部である。画像補正部106は、原画像の画素値を補正することによって原画像を補正し、補正された画像を生成する。
具体的には、画像補正部106は、式1の通り、ゲインである補正値(g)を原画像の画素値(Xin)に乗算することで、補正された画素値(Xout)を生成し、補正された画像を生成する。
out=gXin ・・・(式1)
さらに具体的には、画像補正部106は、原画像の画素値としてRGB値の各成分に対して補正処理を行う。なお、別の方法として、画像補正部106は、原画像の画素値としてYUV値の各成分に対して補正処理を行っても構わない。
(第1拡大部104の詳細)
以下、図面を参照しながら第1拡大部104における具体的な動作について説明する。
図3は、図1に示された第1拡大部104の具体例を示す構成図である。
図3に示すように、第1拡大部104は、中間画像生成部301および中間拡大部302を備える。
中間画像生成部301は、原画像を縮小することで、縮小画像よりも画素の多い中間画像を生成する。
具体的には、中間画像生成部301は、縮小画像の画素毎に生成された補正値に対する拡大処理によって中間拡大部302が生成する補正値と同じ数の画素数を有する中間画像に原画像を縮小する。言い換えれば、中間画像生成部301は、原画像の解像度を中間画像の解像度に縮小する。例えば、中間拡大部302が480×270画素の画素毎に補正値を出力する場合、中間画像生成部301は原画像を480×270画素の中間画像に縮小する。
中間拡大部302は、中間画像生成部301で生成された中間画像の画素毎に、中間画像の画素の情報と、縮小画像において中間画像の画素に対応する対応画素(以下、参照画素とも呼ぶ)の情報と、対応画素の補正値とを用いて、新たな補正値を生成する。これにより、中間拡大部302は、縮小画像の画素毎の補正値を中間画像の画素毎の補正値に拡大する。
以下、図4を用いて中間拡大部302における拡大処理を説明する。
図4は、図3に示された中間拡大部302の具体例を示す構成図であり、中間拡大部302における拡大処理を説明するための図である。
以下、図4および図5を参照しながら、中間拡大部302における具体的な処理方法を記述する。説明の便宜上、ここでは、中間拡大部302は、中間画像生成部301が生成した中間画像の1画素の補正値を生成する際、縮小画像に含まれる2×2の4画素の情報を参照する。この2×2の4画素は、それぞれ、中間画像の1画素に対応する対応画素(参照画素)であり、縮小画像において中間画像の1画素の位置に相対的に一致する位置の画素、または、その位置の周囲の画素である。
中間拡大部302は、重み算出部401および重み付け平均部402を備える。
重み算出部401は、中間画像生成部301から中間画像の1画素の画素値と、縮小画像生成部102から縮小画像の2×2画素の4つの画素値とを取得する。そして、重み算出部401は、中間画像の1画素の画素値と、縮小画像の2×2画素の4つの画素値のそれぞれとを比較する。ここでは、中間画像の1画素を画素nと表現し、縮小画像の2×2画素をそれぞれ画素m、画素m、画素mおよび画素mと表現する。
中間拡大部302は、中間画像の画素nの補正値を生成する際、縮小画像の画素m、m、m、mの情報を参照する。
図5は、図4に示された重み算出部401の具体例を示す構成図であり、重み算出部401における重み算出処理の一例を説明するための図である。図5の重み算出部401は画素重み算出部501、空間重み算出部502、および、重み合成部503を備える。重み算出部401は、中間画像の画素nと、縮小画像の4つの画素m、m、m、mのそれぞれとを比較して、4つの画素m、m、m、mのそれぞれに対応する重みを算出する。
画素重み算出部501は、画素nと、4つの画素m、m、m、mのそれぞれの画素値とを比較して、比較された2つの画素値が互いに近ければ近いほど大きく、2つの画素値が互いに遠ければ遠いほど小さい重み(画素重み)を算出する。具体的には、画素重み算出部501は、式2を用いて画素重みを算出する。
(k)=Wmax−ABS(X(n)−X(m)) ・・・(式2)
ここで、X(n)は、画素nの画素値を示し、X(m)は、画素m(kは0から3)の画素値を示し、W(k)は、画素mの画素重みを示し、Wmaxは、画素重みが負の値にならないように設定される任意の値を示し、ABS(x)は、xの絶対値を示す。画素重み算出部501は、式2を用いて、画素重みを算出することで、画素mの画素値が画素nの画素値に近ければ重みを大きくし、画素mの画素値が画素nの画素値に遠ければ重みを小さくした画素重みW(k)を算出することができる。
また、画素重み算出部501は、別の画素重み算出方法として式3を用いて、画素重みを算出してもよい。式3は、ガウス関数に対応する式であり、σは、分散を示す。
Figure 2015064869
次に、空間重み算出部502は、中間画像の画素nと、縮小画像の画素m(kは0から3)との間の空間的な距離に従って、重みを算出する。ここで、空間的な距離に従って算出される重みは、空間的な距離が大きいほど小さい。例えば、空間重み算出部502は、式4を用いて、重み(空間重み)を算出する。
(k)=(1−α(k))×(1−β(k)) ・・・(式4)
式4において、1画素の大きさは、1に対応する。α(k)は、中間画像に対する画素nの中心の相対的な位置と、縮小画像に対する画素mの中心の相対的な位置との間の水平方向の距離を示す。β(k)は、中間画像に対する画素nの中心の相対的な位置と、縮小画像に対する画素mの中心の相対的な位置との間の垂直方向の距離を示す。W(k)は、画素mの空間重みを示す。
空間重み算出部502は、空間的な距離が大きいほど小さい空間重みを算出する。空間重み算出部502が空間重みを算出するための算出方法は、このような算出方法に限られない。
続いて、重み合成部503は、画素重み算出部501で算出された画素重みW(k)と、空間重み算出部502で算出された空間重みW(k)とを合成して、画素mに対応する最終的な重みを算出する。
例えば、重み合成部503は、画素重みW(k)と空間重みW(k)とを乗算することで、画素mに対応する重みを算出する。
あるいは、重み合成部503は、別の重み合成方法として、画素重みW(k)と空間重みW(k)とを加算することで、画素mに対応する重みを算出しても構わない。
重み算出部401は、上記に従って、中間画像の画素毎に、縮小画像の4つの参照画素の4つの重みを算出する。これにより、重み算出部401は、中間画像の画素数に参照画素数を掛け合わせて得られる数の重みを算出する。
つまり、重み算出部401は、中間画像の1画素に対して4つの重みを算出する。例えば、重み付け平均部402が480×270画素分の補正値を出力する場合、重み算出部401は480×270×4画素分の重みを算出する。そして、重み算出部401は算出した重みを重み付け平均部402に出力する。
重み付け平均部402は、重み算出部401で算出された重みに基づいて、補正値の重み付け平均を行う。具体的には、重み付け平均部402は、縮小画像の2×2画素に対応する4つの補正値に対して、4つの重みを用いて重み付け平均を行い、中間画像の1画素に対応する補正値を算出する。そして、重み付け平均部402は、中間画像の画素毎に補正値を算出し、算出された補正値を出力する。
なお、上記の動作では、参照画素は、2×2画素であるが、参照画素数は、4×4画素、または、8×8画素等に対応する画素数に増やされてもよい。画像処理装置100は、参照画素数を増やすことにより、拡大後の補正値を空間的によりなだらかに変化させることができるが、1対象画素あたりの処理量が増加する。
例えば、補正値の拡大処理と同時に強い平滑化処理を行うため参照画素が増やされた場合、処理量が増加する。そこで、画像処理装置100は、拡大処理を2回に分けて行ってもよい。具体的には、画像処理装置100は、1回目では4×4画素を参照し、2回目では2×2画素を参照してもよい。これにより、画像処理装置100は、処理量の増加を抑えつつ、強い平滑化処理を行うことができる。
なお、中間拡大部302は、中間画像の画素値の空間的な変化を分析してもよい。そして、中間拡大部302は、中間画像の画素値の変化が空間的になだらかな方向に、補正値が空間的になだらかに変化するように縮小画像の画素毎の補正値を拡大しても構わない。また、中間拡大部302は、中間画像の画素値の変化が空間的に急峻な方向に、補正値が空間的に急峻に変化するように縮小画像の画素毎の補正値を拡大しても構わない。
(第1拡大部104の変形例)
第1拡大部104は、上記のような構成ではなく、図6に示すように、縮小画像の画素毎の補正値を2回拡大する構成に変更されても構わない。
図6は、図1に示された第1拡大部104の変形例を示す構成図である。図6には、第1拡大部104の変形例が第1拡大部104aとして示されている。第1拡大部104aは、拡大処理を2回に分けて行う。図1に示された画像処理装置100は、図3に示された第1拡大部104に代えて、図6に示された第1拡大部104aを備えてもよい。
この変形例の場合、第1拡大部104aは、縮小画像の画素毎の補正値を2回拡大することにより、中間画像の画素毎の補正値を生成する。ここで、第1拡大部104aは、2回目の拡大処理における1画素あたりの処理量が1回目の拡大処理における1画素あたりの処理量以下である2回の拡大処理を行う。
図6において、第2中間画像生成部601は、第2中間拡大部604によって1つの原画像に対して出力される補正値の数に相当する画素数を有する第2中間画像を原画像に基づいて生成する。さらに、第1中間画像生成部602は、第1中間拡大部603によって1つの原画像に対して出力される補正値の数に相当する画素数を有する第1中間画像を第2中間画像に基づいて生成する。
第1中間拡大部603は、中間拡大部302と同様に、第1中間画像に基づいて、縮小画像の画素毎の補正値に対して拡大処理を行い、第1中間画像の画素毎の補正値を生成する。第2中間拡大部604は、中間拡大部302と同様に、第2中間画像に基づいて、第1中間画像の画素毎の補正値に対して拡大処理を行い、第2中間画像の画素毎の補正値を生成する。第1中間拡大部603は、参照画素として4×4画素を用いることで、より強い平滑化処理を行う。第2中間拡大部604は、単純な拡大処理を用いてもよい。
第1拡大部104aの第2中間拡大部604によって第2中間画像の画素毎に生成された補正値は、第1拡大部104の中間拡大部302によって中間画像の画素毎に生成された補正値に対応する。第2拡大部105は、第1拡大部104から出力される補正値と同様に、第1拡大部104aから出力される補正値を用いることができる。
上記において第1拡大部104aは2回の拡大処理を実行するが、第1拡大部104aは、縮小画像の画素毎の補正値をn(nは2以上の整数)回拡大することにより、中間画像の画素毎の補正値を生成してもよい。そして、第1拡大部104aは、m(mはn以下かつ2以上の整数)回目の拡大処理における1画素あたりの処理量が、m−1回目の拡大処理における1画素あたりの処理量よりも小さいn回の拡大処理を実行してもよい。
例えば、m−1回目の拡大処理における参照画素よりも、m回目の拡大処理における参照画素が少なくてもよい。すなわち、第1拡大部104aは、m−1回目よりも少ない参照画素の情報を用いて、m回目の拡大処理を実行してもよい。また、例えば、第1拡大部104aは、参照画素の画素値を用いてm−1回目の拡大処理を実行し、参照画素の画素値を用いずにm回目の拡大処理を実行してもよい。
また、画像処理装置100は、第1拡大部104および第2拡大部105の代わりに、第1拡大部104aを備えてもよい。すなわち、第1拡大部104および第2拡大部105が、1つの第1拡大部104aに置き換えられてもよい。
例えば、この場合、第1拡大部104aは、縮小画像の画素毎の補正値をn(nは2以上の整数)回拡大することにより、原画像の画素毎の補正値を生成する。そして、第1拡大部104aは、m(mはn以下かつ2以上の整数)回目の拡大処理における1画素あたりの処理量が、m−1回目の拡大処理における1画素あたりの処理量以下であるn回の拡大処理を実行する。画像処理装置100は、このような構成に変更されても、処理量を低減しつつ、画質劣化を抑制することができる。
(画像処理装置100の動作)
以下、図7を用いて、再度、上記に示された動作を説明する。すなわち、上記に示された動作を確認のため、再度、以下に示す。
図7は、図1に示された画像処理装置100の動作例を示すフローチャートである。画像処理装置100は、図7に示された動作に従って、原画像を補正する。
まず、画像取得部101は、原画像を取得する(S101)。次に、縮小画像生成部102は、原画像を縮小画像に縮小する(S102)。縮小画像は、原画像の画素数よりも小さい画素数を有する画像である。次に、補正値生成部103は、縮小画像の画素毎に、縮小画像の画素の画素値と、その画素の周囲に位置する周辺画素の画素値とを用いて、第1補正値を生成する(S103)。
次に、第1拡大部104は、中間画像の画素毎に、中間画像の画素の情報と、縮小画像において中間画像の画素に対応する対応画素の情報と、対応画素の第1補正値とを用いて、第2補正値を生成する(S104)。中間画像は、縮小画像の画素数よりも大きくかつ原画像の画素数よりも小さい画素数を有する画像である。例えば、中間画像は、原画像を縮小することで得られる画像である。
次に、第2拡大部105は、中間画像の画素毎の第2補正値を用いて、原画像の画素毎の第3補正値を生成する(S105)。第2拡大部105が第3補正値を生成する際における原画像の1画素あたりの計算量は、第1拡大部104が第2補正値を生成する際における中間画像の1画素あたりの計算量よりも小さい。次に、画像補正部106は、原画像の画素毎の第3補正値を用いて、原画像を補正する(S106)。
上記の動作において、原画像は、予め取得されていてもよい。したがって、画像取得部101が原画像を取得する処理(S101)は、省略されてもよい。そして、画像取得部101は、画像処理装置100に含まれなくてもよい。
(効果等)
以上のように、本実施の形態において、画像処理装置100は、原画像を補正する。また、画像処理装置100は、縮小画像生成部102と、補正値生成部103と、第1拡大部104と、第2拡大部105と、画像補正部106とを備える。縮小画像生成部102は、原画像を縮小画像に縮小する。縮小画像は、原画像の画素数よりも小さい画素数を有する。補正値生成部103は、縮小画像の画素毎に、縮小画像の画素の画素値と、その画素の周囲に位置する周辺画素の画素値とを用いて、第1補正値を生成する。
第1拡大部104は、中間画像の画素毎に、中間画像の画素の情報と、縮小画像において中間画像の画素に対応する対応画素の情報と、対応画素の第1補正値とを用いて、第2補正値を生成する。中間画像は、縮小画像の画素数よりも大きくかつ原画像の画素数よりも小さい画素数を有する。
第2拡大部105は、中間画像の画素毎の第2補正値を用いて、原画像の1画素あたりにかかる計算量が第2補正値の生成において中間画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、原画像の画素毎の第3補正値を生成する。画像補正部106は、原画像の画素毎の第3補正値を用いて、原画像を補正する。
これにより、画像処理装置100は、縮小画像の画素数分の補正値を作成した後、作成された補正値を複数回拡大することにより原画像の画素数分の補正値を生成する。その際、画像処理装置100は、画素数が大きいほど1画素あたりの計算量が小さい拡大処理を利用する。そのため、画像処理装置100は、処理量の低減と、処理量の低減によって起こりうる画質劣化の抑制とを両立させることができる。
また、本実施の形態において、例えば、第1拡大部104は、中間画像の画素値が空間的になだらかに変化する方向に第2補正値が空間的になだらかに変化するように、中間画像の画素毎の第2補正値を生成する。また、第1拡大部104は、中間画像の画素値が空間的に急峻に変化する方向に第2補正値が空間的に急峻に変化するように、中間画像の画素毎の第2補正値を生成する。
これにより、画像処理装置100は、画素値の変化が急峻なエッジ付近での補正値の拡大を小さい処理量で適切に行うことができる。そのため、画像処理装置100は、単純に補正値を拡大した際に発生する画質劣化を抑制し、画質を大幅に改善することができる。
また、本実施の形態において、例えば、画像処理装置100は、第1拡大部104の変形例として第1拡大部104aを備えてもよい。第1拡大部104aは、縮小画像の画素毎の第1補正値に対して生成処理をn(nは2以上の整数)回実行することにより、中間画像の画素毎の第2補正値を生成する。ここで、生成処理は、第1画像の画素毎の補正値から第1画像の画素数よりも大きい画素数を有する第2画像の画素毎の補正値を生成する処理である。
そして、第1拡大部104aは、m(mはn以下かつ2以上の整数)回目の生成処理において第2画像の1画素あたりにかかる計算量が、m−1回目の生成処理において第2画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、m回目の生成処理を実行する。
これにより、画像処理装置100は、空間的に強い平滑化を実行する場合、少ない画素で画素毎の処理量が大きい生成処理を実行することができる。したがって、画像処理装置100は、全体の処理量の増加を抑制しつつ、強い平滑化を実行することができ、画質を改善することができる。
また、本実施の形態において、例えば、第1拡大部104は、中間画像の画素毎に、縮小画像において中間画像の画素の位置に相対的に一致する対応位置の画素、または、対応位置の周囲の画素である対応画素の情報を用いて、第2補正値を生成する。
これにより、画像処理装置100は、縮小画像において中間画像の画素の位置に近い画素の情報を用いて、中間画像の画素毎の補正値を生成することができる。
また、本実施の形態において、例えば、補正値生成部103は、縮小画像の画素の画素値と周辺画素の画素値とを用いて、2次元ルックアップテーブルを参照して、第1補正値を決定することにより、第1補正値を生成する。ここで、2次元ルックアップテーブルでは、縮小画像の画素の画素値と周辺画素の画素値とに対応する第1補正値が定められている。
これにより、画像処理装置100は、縮小画像の画素毎に、縮小画像の画素の画素値と、その画素の周囲の周辺画素の画素値とを用いて、適切な補正値を生成することができる。
また、本実施の形態において、例えば、第1拡大部104は、中間画素の画素毎に第2補正値を生成する際、中間画像の画素の画素値と、縮小画像において中間画像の画素に対応する対応画素の画素値との差を用いる。また、第1拡大部104は、中間画素の画素毎に第2補正値を生成する際、中間画像に対する中間画像の画素の相対的な位置と、縮小画像に対する対応画素の相対的な位置との間の距離を用いる。
これにより、画像処理装置100は、中間画像の画素毎の補正値を高精度に生成することができる。
また、本実施の形態において、例えば、第1拡大部104は、中間画像の画素毎に、中間画像の画素の情報と、縮小画像において中間画像の画素に対応する複数の対応画素の情報と、複数の対応画素のそれぞれの第1補正値とを用いて、第2補正値を生成する。
その際、第1拡大部104は、複数の対応画素のそれぞれについて、中間画像の画素の画素値と、対応画素の画素値との差に従って、第1の重みを決定する。また、第1拡大部104は、複数の対応画素のそれぞれについて、中間画像に対する中間画像の画素の相対的な位置と、縮小画像に対する対応画素の相対的な位置との間の距離に従って、第2の重みを決定する。そして、第1拡大部104は、複数の対応画素のそれぞれについて、第1の重みと第2の重みとを合成することにより、第3の重みを決定する。
そして、第1拡大部104は、複数の対応画素のそれぞれの第1補正値と第3の重みとを用いて、重み付け平均を行うことにより、第2補正値を生成する。
これにより、画像処理装置100は、複数の重みを合成して、中間画像の補正値を高精度に生成することができる。
また、本実施の形態において、例えば、第2拡大部105は、中間画像の画素毎の第2補正値を用いて、バイリニア補間、最近傍補間またはバイキュービック補間を行うことにより、原画像の画素毎の第3補正値を生成する。
これにより、画像処理装置100は、比較的処理量の小さい方法に基づいて、中間画像の画素毎の第2補正値から、原画像の画素毎の第3補正値を生成することができる。したがって、画像処理装置100は、処理量を低減することができる。
また、本実施の形態において、例えば、画像補正部106は、原画像を補正することにより、原画像の暗部を明るくする暗部補正を行う。
これにより、画像処理装置100は、人間の視覚特性に類似する変換特性に従って、原画像を補正することができる。
また、画像処理装置100は、上記の任意の構成要素を備えてもよいし、画像処理方法は、上記の任意の処理を含んでもよい。
また、上記の各構成要素は、回路でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、上記の各処理をコンピュータが実行してもよい。例えば、コンピュータが、プロセッサ(CPU)、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって、上記の各処理を実行する。具体的には、プロセッサが処理対象のデータをメモリまたは入出力回路等から取得してデータを演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各処理を実行する。
また、上記の各処理を実行するためのプログラムが、コンピュータ読み取り可能なCD−ROM等の非一時的な記録媒体に記録されてもよい。この場合、コンピュータが、非一時的な記録媒体からプログラムを読み出して、プログラムを実行することにより、各処理を実行する。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、原画像を補正する画像処理方法に適用可能である。具体的には、液晶ディスプレイ、BDプレーヤ、または、ネットワークプレーヤなどの画像処理装置に、本開示は適用可能である。
100 画像処理装置
101 画像取得部
102 縮小画像生成部
103 補正値生成部
104、104a 第1拡大部
105 第2拡大部
106 画像補正部
201 ボケ信号生成部
202 補正値決定部
301 中間画像生成部
302 中間拡大部
401 重み算出部
402 重み付け平均部
501 画素重み算出部
502 空間重み算出部
503 重み合成部
601 第2中間画像生成部
602 第1中間画像生成部
603 第1中間拡大部
604 第2中間拡大部

Claims (10)

  1. 原画像を補正する画像処理方法であって、
    前記原画像を前記原画像の画素数よりも小さい画素数を有する縮小画像に縮小する縮小ステップと、
    前記縮小画像の画素毎に、前記縮小画像の当該画素の画素値と、前記縮小画像の当該画素の周囲に位置する周辺画素の画素値とを用いて、第1補正値を生成する第1生成ステップと、
    前記縮小画像の画素数よりも大きくかつ前記原画像の画素数よりも小さい画素数を有する中間画像の画素毎に、前記中間画像の当該画素の情報と、前記縮小画像において前記中間画像の当該画素に対応する対応画素の情報と、前記対応画素の前記第1補正値とを用いて、第2補正値を生成する第2生成ステップと、
    前記中間画像の画素毎の前記第2補正値を用いて、前記原画像の画素毎の第3補正値を生成する第3生成ステップと、
    前記原画像の画素毎の前記第3補正値を用いて、前記原画像を補正する補正ステップとを含み、
    前記第3生成ステップでは、前記原画像の1画素あたりにかかる計算量が前記第2補正値の生成において前記中間画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、前記第3補正値を生成する
    画像処理方法。
  2. 前記第2生成ステップでは、前記中間画像の画素値が空間的になだらかに変化する方向に前記第2補正値が空間的になだらかに変化し、前記中間画像の画素値が空間的に急峻に変化する方向に前記第2補正値が空間的に急峻に変化するように、前記中間画像の画素毎の前記第2補正値を生成する
    請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記第2生成ステップでは、
    前記縮小画像の画素毎の前記第1補正値に対して、第1画像の画素毎の補正値から前記第1画像の画素数よりも大きい画素数を有する第2画像の画素毎の補正値を生成する生成処理をn(nは2以上の整数)回実行することにより、前記中間画像の画素毎の前記第2補正値を生成し、
    m(mはn以下かつ2以上の整数)回目の生成処理において前記第2画像の1画素あたりにかかる計算量が、m−1回目の生成処理において前記第2画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、前記m回目の生成処理を実行する
    請求項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 前記第2生成ステップでは、前記中間画像の画素毎に、前記縮小画像において前記中間画像の当該画素の位置に相対的に一致する対応位置の画素、または、前記対応位置の周囲の画素である前記対応画素の情報を用いて、前記第2補正値を生成する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  5. 前記第1生成ステップでは、前記縮小画像の画素毎に、前記縮小画像の当該画素の画素値と前記周辺画素の画素値とを用いて、前記縮小画像の当該画素の画素値と前記周辺画素の画素値とに対応する前記第1補正値が定められている2次元ルックアップテーブルを参照して、前記第1補正値を決定することにより、前記第1補正値を生成する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 前記第2生成ステップでは、前記中間画像の画素毎に、(i)前記中間画像の当該画素の画素値と、前記対応画素の画素値との差と、(ii)前記中間画像に対する前記中間画像の当該画素の相対的な位置と、前記縮小画像に対する前記対応画素の相対的な位置との間の距離と、(iii)前記対応画素の前記第1補正値とを用いて、前記第2補正値を生成する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  7. 前記第2生成ステップでは、前記中間画像の画素毎に、前記中間画像の当該画素の情報と、前記縮小画像において前記中間画像の当該画素に対応する複数の対応画素の情報と、前記複数の対応画素のそれぞれの前記第1補正値とを用いて、前記第2補正値を生成し、
    前記中間画像の画素毎に前記第2補正値を生成する際、
    前記複数の対応画素のそれぞれについて、前記中間画像の当該画素の画素値と、当該対応画素の画素値との差に従って、第1の重みを決定し、
    前記複数の対応画素のそれぞれについて、前記中間画像に対する前記中間画像の当該画素の相対的な位置と、前記縮小画像に対する当該対応画素の相対的な位置との間の距離に従って、第2の重みを決定し、
    前記複数の対応画素のそれぞれについて、前記第1の重みと前記第2の重みとを合成することにより、第3の重みを決定し、
    前記複数の対応画素のそれぞれの前記第1補正値と前記第3の重みとを用いて、重み付け平均を行うことにより、前記第2補正値を生成する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  8. 前記第3生成ステップでは、前記中間画像の画素毎の前記第2補正値を用いて、バイリニア補間、最近傍補間またはバイキュービック補間を行うことにより、前記原画像の画素毎の前記第3補正値を生成する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  9. 前記補正ステップでは、前記原画像を補正することにより、前記原画像の暗部を明るくする暗部補正を行う
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  10. 原画像を補正する画像処理装置であって、
    前記原画像を前記原画像の画素数よりも小さい画素数を有する縮小画像に縮小する縮小部と、
    前記縮小画像の画素毎に、前記縮小画像の当該画素の画素値と、前記縮小画像の当該画素の周囲に位置する周辺画素の画素値とを用いて、第1補正値を生成する第1生成部と、
    前記縮小画像の画素数よりも大きくかつ前記原画像の画素数よりも小さい画素数を有する中間画像の画素毎に、前記中間画像の当該画素の情報と、前記縮小画像において前記中間画像の当該画素に対応する対応画素の情報と、前記対応画素の前記第1補正値とを用いて、第2補正値を生成する第2生成部と、
    前記中間画像の画素毎の前記第2補正値を用いて、前記原画像の画素毎の第3補正値を生成する第3生成部と、
    前記原画像の画素毎の前記第3補正値を用いて、前記原画像を補正する補正部とを備え、
    前記第3生成部は、前記原画像の1画素あたりにかかる計算量が前記第2補正値の生成において前記中間画像の1画素あたりにかかる計算量よりも小さい計算量で、前記第3補正値を生成する
    画像処理装置。
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