JP2015064033A - Multiple disc transmission - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はマルチディスク変速機に関するものである。 The present invention relates to a multi-disc transmission.
従来、入力ディスクの一部と出力ディスクの一部とが互いに重なり合うディスク重合領域を設け、ディスク重合領域で入力ディスクと出力ディスクとを一対の押付ローラで挟んで接触させ、入力ディスクから出力ディスクへ回転を伝達する変速機が特許文献1に開示されている。 Conventionally, there is provided a disk overlapping area where a part of the input disk and a part of the output disk overlap each other, and the input disk and the output disk are held in contact with each other by a pair of pressing rollers in the disk overlapping area, and the input disk is changed to the output disk A transmission for transmitting rotation is disclosed in Patent Document 1.
上記の変速機では、シフトレバーのシフト位置がPレンジになると、電動モータによってカムフォロアを所定の位置まで移動させて、押付ローラによる入力ディスクと出力ディスクとの挟持押圧を大きくすることで、入力ディスクと出力ディスクとが相対回転することを防止し、停車後の車両の移動を防止している。 In the above transmission, when the shift position of the shift lever is in the P range, the cam follower is moved to a predetermined position by the electric motor to increase the holding pressure between the input disk and the output disk by the pressing roller. And the output disk are prevented from rotating relative to each other, and movement of the vehicle after stopping is prevented.
しかし、シフト位置がPレンジに変更される前にイグニッションスイッチがOFFにされると、カムフォロアを所定の位置まで移動させることができず、停車後に車両が動き出すおそれがある。 However, if the ignition switch is turned off before the shift position is changed to the P range, the cam follower cannot be moved to a predetermined position, and the vehicle may start to move after stopping.
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、シフト位置がPレンジに変更される前にイグニッションスイッチがOFFにされた場合でも、例えばカムフォロアを、Pレンジに対応する位置まで移動可能とし、停車後の車両の移動を防止することを目的とする。 The present invention has been invented to solve such a problem. Even when the ignition switch is turned off before the shift position is changed to the P range, for example, the cam follower is provided at a position corresponding to the P range. The purpose is to prevent the vehicle from moving after stopping.
本発明のある態様に係るマルチディスク変速機は、動力源に接続される入力軸と、入力軸に平行配置される出力軸と、入力軸に設けられ、外周端を前記出力軸に近接配置した円板状の入力ディスクと、出力軸に設けられ、外周端を入力軸に近接配置した円板状の出力ディスクと、入力ディスクと出力ディスクとが互いに重なり合うディスク重合領域において、目標変速比に応じた位置にて両ディスクを挟持押圧し、両ディスクの弾性変形によりトルク伝達接触部を形成する押圧手段と、押圧手段による挟持押圧を調整するアクチュエータと、シフトレバーの位置が車両の移動を阻止するパーキングレンジにある場合には、挟持押圧が所定押圧となるパーキング処理をアクチュエータで実行する制御手段と、制御手段は、イグニッションスイッチがOFFとなった場合でも、パーキング処理を実行することができる。 A multi-disc transmission according to an aspect of the present invention is provided with an input shaft connected to a power source, an output shaft arranged in parallel to the input shaft, an input shaft, and an outer peripheral end disposed close to the output shaft. Depending on the target gear ratio in the disk-shaped input disk, the disk-shaped output disk that is provided on the output shaft and whose outer peripheral edge is located close to the input shaft, and the disk overlap area where the input disk and the output disk overlap each other The position of the shift lever prevents the movement of the vehicle, the pressing means for holding and pressing both discs at the selected position and forming the torque transmission contact portion by elastic deformation of both discs, the actuator for adjusting the clamping press by the pressing means, and the shift lever. When in the parking range, the control means for executing the parking process in which the pinching pressure becomes the predetermined pressure by the actuator, and the control means include the ignition switch. There, even in the case of a OFF, it is possible to execute the parking process.
この態様によると、マルチディスク変速機においてイグニッションがOFFにされた場合でも、アクチュエータを制御してパーキング処理を実行することができるので、停車後の車両の移動を防止することができる。 According to this aspect, since the parking process can be executed by controlling the actuator even when the ignition is turned off in the multi-disc transmission, the movement of the vehicle after the vehicle can be prevented.
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明の実施形態に係るマルチディスク変速機3を備えた車両1の全体概略図である。 FIG. 1 is an overall schematic diagram of a vehicle 1 provided with a multi-disc transmission 3 according to an embodiment of the present invention.
車両1は、動力源としてのエンジン2と、マルチディスク変速機(以下、変速機と言う。)3と、左右の駆動軸4、5と、左右の駆動輪6、7と、コントロールユニット(以下、ATCU8と言う。)8を備える。
The vehicle 1 includes an
変速機3は、変速機ケース9と、入力軸10と、プライマリディスク11と、セカンダリディスク12と、押付機構13と、出力軸14と、乾式発進クラッチ15と、リバースギア16と、リバースアイドラギア17と、出力ギア18と、シンクロ機構19と、ファイナルギア20と、デファレンシャルギアユニット21とを備える。
The transmission 3 includes a
入力軸10と出力軸14とは平行に配置され、変速機ケース9によって回転可能に支持される。
The
図2は変速機3をエンジン2側から見た図である。図3は図2の下面図である。図4は図2のIV−IV断面図である。図5は、図2のV−V断面図である。なお、図2以降の図面については説明のため部材の一部を省略している。
FIG. 2 is a view of the transmission 3 as viewed from the
プライマリディスク11は、2枚の円形のディスク11aを入力軸10の軸方向に並べて入力軸10に取り付けて構成され、入力軸10と一体となって回転する。2枚のディスク11aの間にはスペーサ22が設けられ、2枚のディスク11aは、スペーサ22によって入力軸10の軸方向に所定の間隔を設けて配置される。プライマリディスク11は、ディスク11aの外周端が出力軸14に近接するように配置される。プライマリディスク11は入力軸10とともに図2の矢印方向に回転する。
The
セカンダリディスク12は、センターディスク12aと、センターディスク12aの両面側に向かい合わせて設けた2枚のサイドディスク12bとを備える。セカンダリディスク12は、センターディスク12aとサイドディスク12bとを出力軸14の軸方向に並べて出力軸14に取り付けて構成され、出力軸14と一体となって回転する。センターディスク12aとサイドディスク12bとの間にはスペーサ23が設けられ、センターディスク12aとサイドディスク12bとは、スペーサ23によって出力軸14の軸方向に所定の間隔を設けて配置される。セカンダリディスク12は、センターディスク12aの外周端、及びサイドディスク12bの外周端が入力軸10に近接するように配置される。
The
プライマリディスク11のディスク11aは、セカンダリディスク12のセンターディスク12aとサイドディスク12bとの間に配置される。プライマリディスク11とセカンダリディスク12とは、入力軸10と出力軸14との間で、ディスク11、12の一部が重なり合うディスク重合領域を形成する。
The
ディスク重合領域において、プライマリディスク11とセカンダリディスク12との間には、以下に詳述する押付機構13による押付力が作用しない状態、または押付力が小さい状態では、隙間が形成される。
In the disk overlapping region, a gap is formed between the
これに対し、押付機構13による押付力が作用し、押付力が大きい状態では、プライマリディスク11とセカンダリディスク12とが弾性変形して接触し、トルク伝達接触部が形成される。変速機3においては、プライマリディスク11とセカンダリディスク12との間にトルク伝達接触部が形成されることで、入力軸10から出力軸14への回転の伝達が実現される。
On the other hand, when the pressing force by the
押付機構13は、一対の押付ローラ機構30と、ディスククランプ機構31と、押付力調整機構32と、第1アクチュエータ33と、第2アクチュエータ90とを備える。
The
第1アクチュエータ33は、押付ローラ機構30を軸心連結線Oに沿って移動させる。軸心連結線Oは、入力軸10の軸心と出力軸14の軸心とを結び、入力軸10と出力軸14とに直交する線である。
The
第1アクチュエータ33は、第1電動モータ34と、ボールスクリュー機構35と、ブラケット37とを備える。
The
ボールスクリュー機構35は、一方の端部が第1電動モータ34の回転軸に連結され、第1電動モータ34の回転軸の回転方向に応じて正方向または逆方向に回転する。ボールスクリュー機構35は軸心連結線O方向に延設される。
One end of the
ブラケット37は、ボールスクリュー機構35が回転すると、ボールスクリュー機構35の回転に応じてボールスクリュー機構35の軸方向、つまり軸心連結線O方向に沿って移動する。ブラケット37には、第1電動モータ34側となるにつれてボールスクリュー機構35からの距離が短くなるテーパ面37aがエンジン2側の面に形成される。ブラケット37が第1電動モータ34によって往復動されると、テーパ面37aに所謂カムフォロアのように追随するプッシュロッド(図示せず)が往復動され、プッシュロッドによって乾式発進クラッチ15のレリーズレバーが駆動されて乾式発進クラッチ15の締結及び解放がなされる。なお、押付ローラ機構30が最Lowとなる位置よりも入力軸10側になると、乾式発進クラッチ15は解放される。
When the
ブラケット37は、軸心連結線O方向に延設される第1シャフト38を介して、押付ローラ機構30の第2支持部44、ローラフォロアサポートブロック48に連結する。第1電動モータ34によってボールスクリュー機構35が回転されると、ブラケット37はボールスクリュー機構35の回転方向に応じて軸心連結線O方向に沿って前後進し、押付ローラ機構30がブラケット37及び第1シャフト38と一体となって軸心連結線O方向に沿って前後進する。
The
押付ローラ機構30は、押付ローラ40と、保持部41と、押付ローラシャフト42と、第1支持部43と、第2支持部44と、サポートブロック46と、第1ローラフォロア47とを備える。
The
一対の押付ローラ機構30は、プライマリディスク11及びセカンダリディスク12を挟んで両側に配置され、ガイドブロック49に取り付けられている。ガイドブロック49は、変速機ケース9に取り付けられる2つのガイドシャフトブロック50の間に設けられて軸心連結線O方向に延設される2本のガイドシャフト51に摺動可能に支持される。つまり、押付ローラ機構30は、ガイドブロック49を介してガイドシャフト51に摺動可能に支持され、第1アクチュエータ33により軸心連結線O方向に移動し、目標変速比に対応する位置にトルク伝達接触部を形成する。
The pair of
押付ローラシャフト42は、軸心連結線O方向に交差する方向に延設され、一方の端部42aを第1支持部43によって支持され、もう一方の端部42bを第2支持部44によって支持される。押付ローラシャフト42は、第2支持部44によって支持される端部42bが球形状となっている。押付ローラシャフト42には第1支持部43と第2支持部44との間に押付ローラ40を支持する保持部41が取り付けられ、押付ローラシャフト42は、保持部41を介して押付ローラ40を回転可能に支持している。
The
第1支持部43は、ガイドシャフト51と平行に設けた回動軸52を介してガイドブロック49に回動可能に支持されている。第1支持部43は、押付ローラシャフト42の一方の端部42aをニードルベアリング53を介して支持する。
The
第2支持部44は、押付ローラシャフト42のもう一方の端部42bをサポートブロック46及びニードルベアリング54を介して支持する。入力軸10の軸方向における第2支持部44とサポートブロック46との間には、球形状の先端部55aを有するブッシュ55が設けられ、第2支持部44とサポートブロック46との間に隙間が形成される。入力軸10の軸方向において隙間はブッシュ55よりもプライマリディスク11側に位置し、ブッシュ55の先端部55aがサポートブロック46に当接する。第2支持部44には軸心連結線O方向、及び入力軸10の軸方向に直交する方向に延び、第1ローラフォロア47が取り付けられた第2シャフト56の端部が連結する。第2支持部44は第1ローラフォロア47にかかる押付力によって入力軸10の軸方向に移動し、この移動に応じて第1支持部43と、押付ローラ40を支持する保持部41とは、回動軸52を中心として回動する。
The
第1支持部43は、軸心連結線O方向において、ニードルベアリング53と押付ローラシャフト42との間に隙間を形成するように設けられる。第2支持部44に支持される押付ローラシャフト42の端部42bは球形状となっており、この端部42bがニードルベアリング54と当接している。これにより、押付ローラシャフト42は、回動、かつ、軸心連結線O方向に対して傾動可能に第1支持部43及び第2支持部44に支持される。
The
保持部41は、第1支持部43と第2支持部44との間に設けられ、押付ローラシャフト42に取り付けられる。保持部41は、押付ローラシャフト42と一体となって回動、及び傾動する。
The holding
保持部41には第1軸部57が固定される。入力軸10の軸方向から見た場合に、押付ローラシャフト42が軸心連絡線Oに対して直角な方向にある場合には、第1軸部57は軸心連絡線Oと一致する。また、第1軸部57は、第1軸部57がディスク面に対して傾斜するように設けられる。
A
押付ローラ40は、第1軸部57に回転可能に支持される。
The
押付ローラ40は、ディスク重合領域において、サイドディスク12bと当接し、第1軸部57を中心に回転する。押付ローラ40は、第1ローラフォロア47を介して伝達される押付力が大きくなると、ディスク11、12を弾性変形させて、トルク伝達接触部を形成する。
The
押付ローラ40には、保持部41を介して付勢部45a、45bのバネの付勢力が作用する。
The urging force of the springs of the urging
第1ローラフォロア47は、図5に示すように第2支持部44と連結する第2シャフト56が内周孔47aに挿入され、フロントクランプアーム67及びリアクランプアーム68のディスク11、12側の側面67a、68aに当接して転動する。
In the
第2支持部44に連結する端部とは反対側の第2シャフト56の端部は、ローラフォロアサポートブロック48に形成された孔48aに挿入される。孔48aは、入力軸10の軸方向に沿って形成されるオーバル形状の孔である。ローラフォロアサポートブロック48は孔48aに沿って第2シャフト56を入力軸10の軸方向に摺動可能に支持する。また、ローラフォロアサポートブロック48は、軸心連結線O方向に延びる第1シャフト38を介してブラケット37に連結しており、ブラケット37の移動に応じて軸心連結線O方向に移動する。つまり、ブラケット37が軸心連結線O方向に移動すると、その移動に応じてローラフォロアサポートブロック48、第2シャフト56とともに一対の押付ローラ機構30が軸心連結線O方向に移動する。
The end of the
ディスククランプ機構31は、アームシャフト65、フロントクランプアーム67及びリアクランプアーム68を備える。
The
アームシャフト65は、軸心連結線O、及び入力軸10に対して直角な方向に延びる円柱状の部材である。アームシャフト65は、入力軸10と直交し、かつ図5に示すように入力軸10の軸方向におけるプライマリディスク11の中心と重なるように設けられる。
The
フロントクランプアーム67は、図3に示すように略L字状となる板状部材である。フロントクランプアーム67は一方の端部側でアームシャフト65に回動可能に支持されている。フロントクランプアーム67のもう一方の端部は、後述する押付力調整機構32の係合部72が形成されている。フロントクランプアーム67は、図5に示すようにディスク11、12側の側面67aが第1ローラフォロア47に当接する。
The
リアクランプアーム68は、図3に示すように略L字状となる板状部材である。リアクランプアーム68は一方の端部側でアームシャフト65に回動可能に支持されている。リアクランプアーム68のもう一方の端部は、後述する押付力調整機構32のケース70に連結する。リアクランプアーム68は、図5に示すようにディスク11、12側の側面68aが第1ローラフォロア47に当接する。
The
フロントクランプアーム67及びリアクランプアーム68は、押付力調整機構32によって発生する押付力によってアームシャフト65を支点として回動し、一対の押付ローラ機構30を挟持することで保持部41に押付力を作用させ、押付ローラ40からプライマリディスク11及びセカンダリディスク12に押付力を作用させる。
The
押付力調整機構32は、図3に示すようにケース70と、第2軸部71と、係合部72と、回動部73と、圧縮バネ74とを備える。
As shown in FIG. 3, the pressing
ケース70は、リアクランプアーム68の端部に連結する。ケース70は回動部73の一部を収容し、第2軸部71が取り付けられる。
The
第2軸部71は、アームシャフト65と平行な円柱状の部材であり、回動部73を回動可能に支持する。
The
回動部73は、第2アクチュエータ90によって回動する。
The
係合部72は、フロントクランプアーム67の端部に形成され、同端部からリアクランプアーム68側に延びる連結部75と、連結部75のリアクランプアーム68側の端部から第2軸部71を囲繞するように延びる曲面部76とを備える。曲面部76は、第2軸部71を中心とした円弧状の外周壁を有する。曲面部76の外周壁には、回動部73の第2ローラフォロア79が接触して転動する。
The engaging
回動部73は、回転ボディ77と、回転伝達ブロック78と、第2ローラフォロア79とを備える。回転ボディ77は、第1ボディ80と、第2ボディ81とを備える。
The rotating
第1ボディ80は、第2軸部71を挟むように延びた略U字状の部材である。第1ボディ80は、第2軸部71の外周壁に当接し、第2軸部71によって回動可能、且つ摺動可能に支持される。第1ボディ80は、開放側の端部に圧縮バネ74の一方の端部を支持するストッパー82を備える。
The
回転伝達ブロック78は、第2軸部71が貫通し、第2軸部71によって回動可能に支持される。回転伝達ブロック78は、圧縮バネ74のストッパー82によって支持される端部とは反対側の端部を支持する。
The
第1ボディ80と第2ボディ81とは接合されており、第2ボディ81には、第2ローラフォロア79が取り付けられる。
The
回転ボディ77は、圧縮バネ74の復元力によって、常に第2軸部71からストッパー82に向かう向きに付勢されている。しかし、第2軸部71に対して圧縮バネ74とは反対側に位置する第2ボディ81が回転伝達ブロック78に当接し、第2軸部71から圧縮バネ74方向への回転ボディ77の移動は規制される。
The rotating
第2ローラフォロア79は曲面部76の円弧状の外周壁に当接して転動する。第2ローラフォロア79は、第2アクチュエータ90によって第2軸部71を介して回転ボディ77と一体となって回動し、圧縮バネ74によって常に第2軸部71に向けて付勢される。
The
押付力調整機構32は、第2アクチュエータ90によって、第2ローラフォロア79を第2軸部71を中心に回動させることで、圧縮バネ74によって第2ローラフォロア79を第2軸部71に向けて付勢する力の方向を変更する。これにより、フロントクランプアーム67をリアクランプアーム68側へ押す力、すなわち一対の押付ローラ機構30を挟持する押付力を変更する。
The pressing
ここで、第2ローラフォロア79の位置と押付ローラ機構30による押付力との関係について説明する。
Here, the relationship between the position of the
第2ローラフォロア79が図3に示す位置、つまり回転ボディ77が軸心連結線O方向と平行となる場合に、押付ローラ機構30による押付力は略ゼロとなる。また、この位置を基準位置とし、第2ローラフォロア79が基準位置から回動する角度を回動角度とすると、回動角度が大きくなるにつれて、押付ローラ機構30による押付力が大きくなる。そして、回動角度が90度となる(以下、最大角度とする)と押付ローラ機構30による押付力は最大となる。
When the
なお、回動角度が基準位置から第1所定角となるまでは押付力が発生した場合であっても、プライマリディスク11の反力によってトルク伝達接触部は形成されず、回動角度が第1所定角よりも大きくなると、押付力によってプライマリディスク11とセカンダリディスク12とが弾性変形して接触し、トルク伝達接触部が形成される。
Even if the pressing force is generated until the rotation angle reaches the first predetermined angle from the reference position, the torque transmission contact portion is not formed by the reaction force of the
第2アクチュエータ90は、第2電動モータ91と、連結機構92とを備える。
The
第2電動モータ91は、変速機ケース9に固定される。連結機構92は、スリットタイプのカップリング92aと、第2電動モータ91の回転軸に連結する第3シャフト92bと、第2軸部71を介して回動部73に連結する第4シャフト92cとを備える。
The second
シンクロ機構19は、カップリングスリーブ19aを備え、運転者によるシフトレバーの操作に機械的に連動してカップリングスリーブ19aを移動させることで、カップリングスリーブ19aを介してリバースギア16と入力軸10とを締結、解放する。カップリングスリーブ19aを介してリバースギア16と入力軸10とを締結すると、トルク伝達接触部が形成された場合の回転方向とは逆方向に出力軸14が回転するように入力軸10と出力軸14とが係合し、エンジン2で発生した回転をリバースギア16、リバースアイドラギア17、出力軸14の順に伝達し、車両1を後退させることができる。このように、シンクロ機構19、リバースギア16、リバースアイドラギア17は、リバース機構として機能する。
The
ATCU8には、イグニッションスイッチ105からの信号と、シフトレバーのシフト位置を検出するインヒビタスイッチ106からの信号と、車速センサ107からの信号と、エンジン2の制御を司るECU(図示せず)からの入力トルクに関した信号とが入力される。
The ATCU 8 includes a signal from the
ATCU8は、入力される信号に基づいて第1電動モータ34、第2電動モータ91を制御する。ATCU8は、CPU、ROM、RAMなどによって構成され、ROMに格納されたプログラムをCPUが読み込むことで、ATCU8の機能が発揮される。
The ATCU 8 controls the first
次に、シフト位置における変速機3の作動状態について説明する。 Next, the operating state of the transmission 3 at the shift position will be described.
(Dレンジ)
シフト位置がDレンジ(走行レンジ)の場合には、乾式発進クラッチ15を締結し、シンクロ機構19によってリバースギア16と入力軸10とを解放し、押付力調整機構32によってトルク伝達接触部を形成し、エンジン2から変速機3を介して回転を駆動輪6、7に伝達する。
(D range)
When the shift position is the D range (traveling range), the dry start clutch 15 is engaged, the
シフト位置がDレンジの場合には、回動角度が図6に示すように第1所定角よりも大きい第2所定角から最大角度の間となるように、第2ローラフォロア79(第2アクチュエータ90)は制御されている。第2所定角は、エンジン2から回転が伝達された場合に、プライマリディスク11とセカンダリディスク12との間で滑りを発生させずに車両1を走行可能とする押付力を発生させる角度である。なお、第2ローラフォロア79の位置は、エンジントルクなどに基づいて設定される。図6は、シフト位置毎の第2ローラフォロア79の位置または取り得る範囲を図3に対応させて示した概略図である。
When the shift position is in the D range, as shown in FIG. 6, the second roller follower 79 (second actuator) is set so that the rotation angle is between the second predetermined angle larger than the first predetermined angle and the maximum angle. 90) is controlled. The second predetermined angle is an angle that generates a pressing force that allows the vehicle 1 to travel without causing a slip between the
(Nレンジ)
シフト位置がNレンジの場合には、乾式発進クラッチ15を解放し、リバースギア16と入力軸10とを解放する。
(N range)
When the shift position is in the N range, the dry start clutch 15 is released, and the
(Rレンジ)
シフト位置がRレンジ(走行レンジ)の場合には、乾式発進クラッチ15を締結し、リバースギア16と入力軸10とを締結し、押付力調整機構32によってトルク接触伝達部を形成せず、エンジン2からシンクロ機構19、リバースギア16を介して回転を駆動輪6、7に伝達する。
(R range)
When the shift position is in the R range (traveling range), the dry start clutch 15 is fastened, the
第2ローラフォロア79は、回動角度が、第1所定角よりも小さくなるように制御され、本実施形態では図6に示すように基準位置(回動角度=0)に設定される。
The
(Pレンジ)
シフト位置がPレンジ(パーキングレンジ)の場合には、乾式発進クラッチ15を解放し、シンクロ機構19を介してリバースギア16と入力軸10とを締結し、押付力調整機構32によってトルク伝達接触部を形成する。これにより、シンクロ機構19を介して許可される出力軸14の回転方向と、プライマリディスク11及びセカンダリディスク12を介して許可される出力軸14の回転方向とが逆方向となる。このようにして、変速機3をインターロックすることで、車両1の移動を防止する。
(P range)
When the shift position is in the P range (parking range), the dry start clutch 15 is released, the
第2ローラフォロア79は、回動角度が、図6に示すように最大角度となるように制御されている。これにより、押付力調整機構32によって発生させる押付力は、最大角度に応じた所定押付力となり、シフト位置がPレンジとなっている場合のブレーキ力を大きくすることができる。ここでは、車両1の移動を防止するために、乾式発進クラッチ15を解放し、第2ローラフォロア79の回動角度を最大角度とし、押付力を所定押付力(所定押圧力)とすることをパーキング処理と言う。
The
上記構成の変速機3において、シフト位置がPレンジとなる前、又はなった直後にイグニッションスイッチ105がOFFになり、イグニッションスイッチ105がOFFとなると同時にATCU8などへの通電を停止すると、回動角度が最大角度とならない位置で第2ローラフォロア79が保持される場合がある。このような場合には、車両1の移動を防止するための押付力が不足し、停車後に車両1が移動するおそれがある。
In the transmission 3 having the above-described configuration, when the
そこで、本実施形態では、以下で説明するイグニッションスイッチOFF制御を実行する。イグニッションスイッチOFF制御について図7に示すフローチャートを用いて説明する。イグニッションOFF制御は、ATCU8への通電を停止しない限り、所定周期(例えば100ms毎)で繰り返し行われる。 Thus, in the present embodiment, ignition switch OFF control described below is executed. The ignition switch OFF control will be described with reference to the flowchart shown in FIG. The ignition OFF control is repeatedly performed at a predetermined cycle (for example, every 100 ms) as long as energization to the ATCU 8 is not stopped.
ステップS100では、ATCU8は、イグニッションスイッチ105からの信号に基づいてイグニッションスイッチ105がOFFになったかどうか判定する。処理は、イグニッションスイッチ105がOFFになっている場合にはステップS101に進み、イグニッションスイッチ105がONになっている場合には終了する。なお、本実施形態では、イグニッションスイッチ105がOFFになっても、これのみを条件として、ATCU8、第1電動モータ34、第2電動モータ91への通電は停止されない。
In step S100, the ATCU 8 determines whether or not the
ステップS101では、ATCU8は、イグニッションスイッチ105がOFFになってからのOFF時間をカウントする。OFF時間のカウントを開始している場合には、ATCU8はOFF時間を更新する。なお、OFF時間は、イグニッションスイッチ105がONになる、又はATCU8への通電が停止されるとリセットされる。
In step S101, the ATCU 8 counts the OFF time after the
ステップS102では、ATCU8は、OFF時間が所定時間となったかどうか判定する。所定時間は、予め設定された時間であり、少なくともバッテリが上がらない時間に設定される。処理は、OFF時間が所定時間となるまではステップS104に進み、OFF時間が所定時間となると、ステップS103に進む。 In step S102, the ATCU 8 determines whether the OFF time has reached a predetermined time. The predetermined time is a preset time, and is set to a time when at least the battery does not rise. The process proceeds to step S104 until the OFF time reaches the predetermined time, and proceeds to step S103 when the OFF time reaches the predetermined time.
ステップS103では、ATCU8は、ATCU8、第1電動モータ34、第2電動モータ91への通電を停止する。すなわち、イグニッションスイッチ105がOFFとなってから、OFF時間が所定時間となると、ATCU8などは自動的にシャットダウンされる。
In step S103, the ATCU 8 stops energizing the ATCU 8, the first
ステップS104では、ATCU8は、インヒビタスイッチ106からの信号に基づいて、シフト位置がPレンジであるかどうか判定する。処理は、シフト位置がPレンジの場合にはステップS105に進み、シフト位置がPレンジ以外の場合にはステップS106に進む。
In step S104, the ATCU 8 determines whether the shift position is in the P range based on the signal from the
ステップS105では、ATCU8は、通常処理を実行する。ここでは、ATCU8は、パーキング処理を実行する。なお、シンクロ機構19を介して入力軸10とリバースギア16とが締結されているので、変速機3はインターロックされる。そして、その後、ATCU8は、ATCU8、第1電動モータ34、第2電動モータ91への通電を停止する。
In step S105, the ATCU 8 executes normal processing. Here, the ATCU 8 executes a parking process. In addition, since the
ステップS106では、ATCU8は、インヒビタスイッチ106からの信号に基づいてシフト位置がRレンジであるかどうか判定する。処理は、シフト位置がRレンジの場合にはステップS107に進み、シフト位置がRレンジではない場合にはステップS112に進む。
In step S106, the ATCU 8 determines whether the shift position is in the R range based on the signal from the
ステップS107では、ATCU8は、車両1が走行中であるかどうか判定する。具体的には、ATCU8は、車速センサ107からの信号に基づいて、車速が所定車速よりも高いかどうか判定し、車速が所定車速よりも高い場合には車両1が走行中であると判定し、車速が所定車速以下の場合には車両1が停止していると判定する。所定車速は、略ゼロであり、車速センサ107の検出精度に基づいて設定される。処理は、車両1が走行中の場合にはステップS108に進み、車両1が停止している場合にはステップS109に進む。
In step S107, the ATCU 8 determines whether or not the vehicle 1 is traveling. Specifically, the ATCU 8 determines whether or not the vehicle speed is higher than a predetermined vehicle speed based on a signal from the
ステップS108では、ATCU8は、第1電動モータ34を制御して乾式発進クラッチ15を解放する。なお、車両1が走行中の場合には、第1電動モータ34、及び第2電動モータ91への通電は継続されている。
In step S108, the ATCU 8 controls the first
ステップS109では、ATCU8は、第1電動モータ34を制御して乾式発進クラッチ15を解放する。
In step S109, the ATCU 8 controls the first
ステップS110では、ATCU8は、第2電動モータ91を制御して、第2ローラフォロア79の回動角度を最大角度にする。
In step S110, the ATCU 8 controls the second
ステップS111では、ATCU8は、第1電動モータ34、及び第2電動モータ91への通電を停止する。
In step S111, the ATCU 8 stops energization of the first
このように、走行中にイグニッションスイッチ105がOFFになった場合には、パーキング処理を保留し、シフト位置がRレンジの状態で車両1が停止すると、乾式発進クラッチ15の解放に加えて、第2ローラフォロア79の回動角度を最大角度とすることでパーキング処理を実行する。そして、その後、第1電動モータ34、及び第2電動モータ91への通電を停止する。シフト位置がRレンジの場合には、シンクロ機構19を介してリバースギア16と入力軸10とが締結されているので、変速機3はインターロックされる。
As described above, when the
ステップS112では、ATCU8は、インヒビタスイッチ106からの信号に基づいて、シフト位置がNレンジであるかどうか判定する。処理は、シフト位置がNレンジの場合にはステップS113へ進み、シフト位置がNレンジではない場合にはステップS114へ進む。なお、シフト位置がNレンジではない場合には、シフト位置はDレンジとなっている。
In step S112, the ATCU 8 determines whether the shift position is in the N range based on the signal from the
ステップS113では、ATCU8は、第1電動モータ34、及び第2電動モータ91への通電を停止する。
In step S113, the ATCU 8 stops energization of the first
ステップS114では、ATCU8は、車両1が走行中であるかどうか判定する。具体的な判定方法は、ステップS107と同じである。処理は、車両1が走行中の場合にはステップS115に進み、車両1が停止している場合にはステップS116に進む。 In step S114, the ATCU 8 determines whether or not the vehicle 1 is traveling. A specific determination method is the same as that in step S107. The process proceeds to step S115 when the vehicle 1 is traveling, and proceeds to step S116 when the vehicle 1 is stopped.
ステップS115では、ATCU8は、第2電動モータ91を制御して、第2ローラフォロア79の回動角度を基準位置にする。
In step S115, the ATCU 8 controls the second
ステップS116では、ATCU8は、第1電動モータ34を制御して乾式発進クラッチ15を解放する。
In step S116, the ATCU 8 controls the first
ステップS117では、ATCU8は、第2電動モータ91を制御して、第2ローラフォロア79の回動角度を最大角度にする。
In step S117, the ATCU 8 controls the second
ステップS118では、ATCU8は、第1電動モータ34、及び第2電動モータ91への通電を停止する。
In step S118, the ATCU 8 stops energization of the first
このように、走行中にイグニッションスイッチ105がOFFになった場合には、パーキング処理を保留し、シフト位置がDレンジの状態で車両1が停止すると、乾式発進クラッチ15を解放し、さらに第2ローラフォロア79の回動角度を最大角度としてパーキング処理を実行して、第1電動モータ34、及び第2電動モータ91への通電を停止する。これにより、シフト位置がPレンジとならずに、OFF時間が所定時間となり、ATCU8などの通電が停止された後に、シフト位置がPレンジになった場合に、シンクロ機構19を介して入力軸10とリバースギア16とが締結されると、変速機3をインターロックすることができる。
In this way, when the
本実施形態の効果について説明する。 The effect of this embodiment will be described.
イグニッションスイッチ105がOFFとなった場合でも、第1電動モータ34、第2電動モータ91を制御してパーキング処理を実行可能にする。これにより、変速機3が車両1の移動を防止する状態とはならずに、イグニッションスイッチ105がOFFされた場合でも、変速機3を車両1の移動を防止する状態にすることができる。例えば、イグニッションスイッチ105がOFFとなった後に、シフト位置がPレンジになった場合に、変速機3をインターロックすることができ、車両1の移動を防止することができる(請求項1に対応する効果)。
Even when the
走行中に、イグニッションスイッチ105がOFFになった場合には、車両1が停止するまでパーキング処理を保留し、車両1が停車した後に、パーキング処理を実行する。これにより、走行中に、変速機3がインターロックすることを防止し、車両1の急減速、及び変速機3の劣化を防止することができる(請求項2に対応する効果)。また、シフト位置がRレンジの場合には、車両1が停止した後にパーキング処理を実行することで、変速機3をインターロックし、車両1が移動することを防止することができる(請求項2に対応する効果)。また、シフト位置がDレンジの場合には、車両1が停止した後にパーキング処理を実行することで、インターロックのための準備を行うことができ、OFF時間が所定時間となった後に、シフト位置がPレンジになった場合に、変速機3をインターロックすることができる(請求項2に対応する効果)。
If the
走行中に、イグニッションスイッチ105がOFFになった場合には、トルク伝達接触部が形成されないようにすることで、変速機3がインターロックされることを防止し、車両1の急減速、及び変速機3が劣化することを防止することができる(請求項3に対応する効果)。
When the
イグニッションスイッチ105がOFFとなってから所定時間が経過すると、ATCU8などへの通電を停止する。これにより、イグニッションスイッチ105がOFFとなった後も、パーキング処理を実行可能とするとともに、バッテリの電力消費を抑制することができる(請求項4に対応する効果)。
When a predetermined time elapses after the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 The embodiment of the present invention has been described above. However, the above embodiment only shows a part of application examples of the present invention, and the technical scope of the present invention is limited to the specific configuration of the above embodiment. Absent.
2 エンジン(動力源)
3 マルチディスク変速機
8 ATCU(制御手段)
10 入力軸
11 プライマリディスク(入力ディスク)
12 セカンダリディスク(出力ディスク)
14 出力軸
16 リバースギア
30 押付ローラ機構(押圧手段)
90 第2アクチュエータ(アクチュエータ)
2 Engine (Power source)
3 Multi-disc transmission 8 ATCU (control means)
10
12 Secondary disk (output disk)
14
90 Second actuator (actuator)
Claims (4)
前記入力軸に平行配置される出力軸と、
前記入力軸に設けられ、外周端を前記出力軸に近接配置した円板状の入力ディスクと、
前記出力軸に設けられ、外周端を前記入力軸に近接配置した円板状の出力ディスクと、
前記入力ディスクと前記出力ディスクとが互いに重なり合うディスク重合領域において、目標変速比に応じた位置にて両ディスクを挟持押圧し、両ディスクの弾性変形によりトルク伝達接触部を形成する一対の押圧手段と、
前記一対の押圧手段による前記挟持押圧を調整するアクチュエータと、
シフトレバーの位置が車両の移動を阻止するパーキングレンジにある場合には、前記挟持押圧が所定押圧となるパーキング処理を前記アクチュエータで実行する制御手段と、
前記制御手段は、イグニッションスイッチがOFFとなった場合でも、前記パーキング処理を実行可能であることを特徴とするマルチディスク変速機。 An input shaft connected to a power source;
An output shaft arranged parallel to the input shaft;
A disc-shaped input disk provided on the input shaft and having an outer peripheral end disposed close to the output shaft;
A disc-shaped output disk provided on the output shaft and having an outer peripheral end disposed close to the input shaft;
A pair of pressing means for sandwiching and pressing both disks at a position corresponding to a target gear ratio in the disk overlapping region where the input disk and the output disk overlap each other, and forming a torque transmission contact portion by elastic deformation of both disks; ,
An actuator for adjusting the holding pressure by the pair of pressing means;
When the position of the shift lever is in a parking range that prevents movement of the vehicle, a control unit that executes parking processing in which the clamping pressure becomes a predetermined pressure by the actuator;
The multi-disk transmission according to claim 1, wherein the control means can execute the parking process even when an ignition switch is turned off.
前記制御手段は、前記車両が走行中に前記イグニッションスイッチがOFFとなった場合には、前記車両が停車するまで前記パーキング処理を保留し、前記車両が停止した後に前記パーキング処理を実行することを特徴とするマルチディスク変速機。 The multi-disc transmission according to claim 1,
The control means holds the parking process until the vehicle stops when the ignition switch is turned off while the vehicle is running, and executes the parking process after the vehicle stops. A featured multi-disc transmission.
前記制御手段は、前記シフトレバーの位置が走行レンジであり、前記車両が走行中に前記車両イグニッションスイッチがOFFとなった場合には、前記トルク伝達接触部が形成されないように前記アクチュエータを制御することを特徴とするマルチディスク変速機。 The multi-disc transmission according to claim 2,
The control means controls the actuator so that the torque transmission contact portion is not formed when the position of the shift lever is a travel range and the vehicle ignition switch is turned OFF while the vehicle is traveling. A multi-disc transmission characterized by that.
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがOFFになってから所定時間が経過すると、前記制御手段への通電を停止することを特徴とするマルチディスク変速機。 The multi-disc transmission according to any one of claims 1 to 3,
The multi-disc transmission, wherein the control means stops energization of the control means when a predetermined time elapses after the ignition switch is turned off.
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