JP2015060156A - レジスト厚膜の形成方法と使用方法及び固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レジストそれ自体では十分な厚みを形成できないレジストを使用して、20μm以上の十分な厚みを有するレジスト厚膜を形成する技術と、このレジスト厚膜を利用して厚いレンズをできるだけ効率的に固体撮像素子内に作成・配置する技術の提供である。
【解決手段】透明基板2上にマトリックス状のダム13を形成し、ダム13内部に樹脂層15とレジスト層14とを充填することでレジスト厚膜を形成し、グレースケール露光16後、現像して所望の三次元形状(レンズ要素)を得て、次いでドライエッチングして樹脂層15に三次元形状を転写することを特徴とする厚膜の使用方法である。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置に係わり、特にセンサ面側を封止するための封止用基板に十分な厚みを有するレンズ要素を形成する技術に関する。
CCDセンサやCMOSセンサを用いた固体撮像装置1のセンサ基板10と保護用カバーグラス11の構成を図5に示した。センサ基板は、入射光をできるだけ受光面内の光電変換素子21に集光にするために、光電素子ごとにその上部にR,G,Bの着色画素からなるカラーフィルタ25とマイクロレンズ12aを備えている。また、素子の信頼性向上のためにセンサ基板10の受光面側を封止している。このために、センサ基板上の受光領域を避けた領域に枠状のダム13(スペーサ:障壁)を形成し、このダム13にカバーガラス28を貼り付けるようにしている。
ところで、センサ基板10については、高解像度化が進んで光電素子1個あたりの受光面積が減少する傾向があり、集光効率の一層の向上が必要である。このためには図5のセンサ部にさらにレンズを搭載することが考えられるが、同じマイクロレンズ12aを重ねることはできないから、マイクロレンズ12aを数千万個(図では3個しか描かれたいない)集めた固体撮像素子ごとに別のレンズ要素を載せて集光させることが考えられる。この新たなレンズ要素については、口径が大きく、また装置全体の厚みが薄くなるように焦点距離の短いレンズ要素が必要で、レンズの厚みを20μm以上に厚くする必要がある。
一般にマイクロレンズ12aは、熱リフロー法もしくはポジ型レジストを、レジストパターンが現像後所望の形状になるようにグレイスケール露光して形成する(特許文献1)。熱リフロー法は、溶融レジストの表面張力を利用してレンズ形状を得るもので、溶融時の膨張のためレンズの微細化が難しいという問題がある。グレイスケール法は、ネガ型レジストに対しては、リフトオフにより所望の形状が得られない。
しかしながらポジ型レジストは厚塗りが難しく、最大でも10μm程度の厚みにしかならない(特許文献2)。また、グレイスケール露光以外の方法でも、所望の特性(屈折率等)を持つレジストを使おうとすると、混ぜ物などで粘性・チキソ性を調整することができず、レンズ形状の自由度や厚みが確保できないという問題がある。
特開2010−169720号公報 特開2003−330161号公報 特開2010−129643号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、レジストそれ自体では十分な厚みを形成できないレジストを使用して、20μm以上の十分な厚みを有するレジスト厚膜を形成する技術の提供である。
次に、このレジスト厚膜を利用して厚いレンズをできるだけ効率的に固体撮像素子内に作成・配置する技術の提供である。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、透明基板上にマトリックス状のダムを形成し、ダム内部に樹脂層とレジスト層とを充填することを特徴とするレジスト厚膜の形成方法としたものである。
また、請求項2に記載の発明は、透明基板上にマトリックス状のダムを形成し、ダム内部にレジスト層を充填することを特徴とするレジスト厚膜の形成方法としたものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記ダムを、ネガ型レジスト層を用いたフォトリソ法にて形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレジスト厚膜の形成方法としたものである。
また、請求項4に記載の発明は、前記ダムを、液体インキを用いてスクリーン印刷もしくは真空スクリーン印刷にて形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレジスト厚膜の形成方法としたものである。
また、請求項5に記載の発明は、前記ダムが黒色であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法としたものである。
また、請求項6に記載の発明は、前記ダムを形成する際に、同時にアライメント用マークを形成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法としたものである。
また、請求項7に記載の発明は、前記樹脂層もしくはレジスト層を、スピンコート法、ダイコート法、スクリーン印刷法、インクジェット法、もしくはアプリケーターのいずれかの方法により充填することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方としたものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法にて形成したレジスト厚膜を、グレイスケール露光後、現像して所望の三次元形状を得ることを特徴とするレジスト厚膜の使用方としたものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1に記載のレジスト厚膜において、さらに選択的ドライエッチングにより樹脂層をエッチングして所望の三次元形状を樹脂層に転写することを特徴とする請求項8に記載のレジスト厚膜の使用方法としたものである。
また、請求項10に記載の発明は、前記所望の三次元形状がレンズ状であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のレジスト厚膜の使用方法としたものである。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の方法でレンズを製造したウエハーレベルレンズ基板と、CCDイメージャー基板もしくはCMOSイメージャー基板とを、ダムをスペーサにして接着することを特徴とする固体撮像素子の製造方法としたものである。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の方法で透明基板の表裏面にレンズを形成したウエハーレベルレンズ基板と、CCDイメージャー基板もしくはCMOSイメージャー基板とを、ダムをスペーサにして接着することを特徴とする固体撮像素子の製造方法としたものである。
また、請求項13に記載の発明は、請求項11または請求項12に記載の固体撮像素子の製造方法に、さらにウエハーレベルレンズ基板を積層する工程を加えたことを特徴とする固体撮像素子の製造方法としたものである。
また、請求項14に記載の発明は、前記所望の三次元形状がインテグラルレンズ状、レンチキュラーレンズ状、プリズム状、回折格子状のいずれかであることを特徴とする請求項8に記載のレジスト厚膜の使用方法としたものである。
本発明は、透明基板上に形成したいレジスト層の厚みよりも厚みが厚いマトリックス状のダム(隔壁)を形成し、ダムの内部にレジストあるいは樹脂を十分な厚みで充填して、単に平坦な基板上から得られるよりも厚いレジスト膜を得ること及びその使用法に関するものである。ダムでレジストが横に拡がるのが防止されるので、厚みを稼ぐことが可能である。厚いレジスト層が得られれば、固体撮像素子装置用の厚いレンズが形成できるので、薄いレンズを何枚も重ねる必要がなくなる。
厚いレンズは、固体撮像素子のセンサ部を保護し多面付けされた素子全体の一体性を保つのに不可欠なシール用カバーガラスの表裏もしくはいずれか一方の面上に形成されるので、スペースや支持用透明基板の数が節約される。
また、光学的には焦点距離の短い厚いレンズが追加されているので集光効率が向上し撮像素子としての感度の向上が達成され薄く軽い固体撮像素子が提供できる。
また、ダム材料を黒色にすれば、ダムの存在によるセンサ内での乱反射を抑制することができる。さらに、ダムの製造方法として印刷法を採用することにより、ローコストでダムを十分厚くして転写法が適用できる厚膜が形成できる。
(a)〜(d)ウエハーレベルレンズの製造工程を説明する断面視工程図である。 (a)〜(e)ウエハーレベルレンズを転写法で製造する工程を説明する断面視工程図である。 本発明に係る固体撮像装置の構造を説明する断面視の図である。ウエハーレベルレンズがスタックされた場合。 ウエハー上のレンズ要素とダムの位置関係を説明する上面視の模式図である。 固体撮像素子の従来構造を説明する断面視の図である。
図5は、Siウエハー20上にCCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子21が形成されたセンサ基板10の構成とその保護形態を示す図である。このセンサ基板10には、光電素子21に繋がる配線が貫通ビア22を介して基板裏面の電極パッド22に引き出されている。電極パッドはソルダーレジストで保護されて通常のBGA(BallGrid Array)構造29をなしている。
センサ基板10の表面側受光領域には、光電変換素子21ごとにカラーフィルタ25及びマイクロレンズ12aが設けられている。カラーフィルタ25は、例えばRGBに対応する3種類の着色皮膜をベイヤー配列で数百万個備えている(但し、図5、図3では簡単のため3個しか描いていない)。マイクロレンズ12aは、各画素の感度を高めるためのものであり、レンズ無しでも画素の感度が十分に高い場合は省略することも可能である。さらに、ウエハー基板の表面凹凸が問題になる場合は、フィルタ25形成前と後に透明な平滑化層26a,26bを設けている。
また、受光領域を避けて、受光領域を囲むように、厚さ(高さ)数十μmのダム13が設けられている。ダム13の上には、透明なカバーガラス28が固定されており、このカバーガラス28の設置により、センサ基板10の受光領域側が封止されるものとなっており、固体撮像装置ごとに耐久性向上が図られ、作業性の向上に資している。
本発明になる固体撮像装置は、上記の構成を利用してカバーガラス28の表裏面に、感度向上用のレンズ要素12bを造りこんだものである(図3参照)。
以下、図1、図2、図4を用いて説明する。
先ず、ウエハーサイズの透明基板2上に、20μm以上の厚みのマトリック状のダム13を形成する(図1(a)、図2(a))。ガラスウエハーとしては、ホウケイサンガラス、アルミナシリケートガラス、ソーダライムガラスの、厚みが0.3〜2.0mm程度のものが使える。
ダム13の配置態様は図4に示すように樹脂からなる枠をマトリックス状に配置したものである。単位の枠の大きさは、単位の固体撮像装置を囲む大きさであり、1cm角程度以上である。この中には数百万個以上の着色画素、マイクロレンズ、光電変換素子が周期的に配置されている。最終的には、枠部分で断裁されて所望の固体撮像装置が得られる。ダム13の素材には、厚みが100μm以上必要な場合は、ネガ型のドライフィルムを使用する。それ以下では、ネガ型の液状感光性レジストを使用する。
マトリックス状に加工するには、定法のフォトリソ法が適用できる。フォトリソ法は、例えば、光硬化性樹脂と熱硬化性樹脂を含むレジストを用いる方法であって、透明基板2上にレジスト皮膜を形成し、マトリックス状のフォトマスクを介して露光して、ダムとなる部分の光硬化性樹脂を選択的に硬化させる。その後、未硬化の光硬化性樹脂を除去(現像)すればよい。最後に熱硬化性樹脂を加熱硬化させてダム13を形成する。
上記フォトリソ法では、感光性が必要であるが、ダムの高さを100〜50μmの範囲とする場合には適用が困難である。このような場合には、スクリーン印刷もしくは真空スクリーン印刷法が適用できる。例えば、マトリックス状に光硬化性樹脂層をスクリーン印刷する工程〜光硬化性樹脂層を硬化する工程〜硬化した光硬化性樹脂層上に、更にマトリックス状に光硬化性樹脂をスクリーン印刷する工程、を所望回数だけ(ダムが所望の厚さになるまで)繰り返す。その後、光硬化性樹脂を硬化させるとマトリックス状のダムが得られる。
ダム13の材料としては、エポキシ樹脂を主成分とし、黒色フィラーを含有した液体インキで、熱硬化性(更にUV硬化性)を備える材料が好ましい。液体インキとしては、エポキシ系樹脂を主成分とする以外に、エポキシ−ウレタン系樹脂,及びイソシアネート系樹脂,シアノアクリレート系樹脂を挙げることができ、主成分の樹脂に、染料若しくは顔料の色材,比較的低分子量の溶剤可溶性樹脂,光重合性モノマー若しくはオリゴマー,光重合開始剤及び溶剤からなる感光性インキも採用できる。
なお、添加する黒色顔料としては、カーボンブラックあるいは350nm〜400nmの近紫外線域に対する透過率がカーボンブラックよりも高く、且つ600nm以上の可視光域に対する透過率がカーボンブラックよりも低いチタンブラックが好適に採用できる。カーボンブラック,チタンブラックの何れを添加する場合であっても、ダムを形成した後の光学特性として、可視波長域での反射率が1.5%を下回ることが望ましい。
次に、レンズ要素12bの素材となるネガ型レジスト14を充填する(図1(b))。転写法の場合にはアクリル形の有機樹脂15を充填し、半硬化させてからレジストを充填
する(図2(b))。方法としては、スピンコート法、ダイコート法、スクリーン印刷法、インクジェット法、もしくはアプリケーターのいずれかの方法が採用できる。レジスト14はダム13の高さまで充填できるが、グレイスケール露光が可能でありさえすればオーバーフローしても構わない。ネガレジストの一例としては、JSR製のARTON F5023を挙げられる。
次に、グレイスケールマスク16を用いてレジスト14に、波長が365nmの紫外線17を照射する(図1(c)、図2(c))。レジスト13は、グレイスケール露光してから現像する定法のフォトリソ法によりレンズ構造12bが得られる(図1(d))。他方図2に示すように、ダム内部に先ずアクリル樹脂15を充填するのは、先に上層のレジスト14をグレイスケール露光→現像して、レンズ要素を形成してから、このレンズ要素をマスクとして下層のアクリル樹脂層15をドライエッチングするためである。ドライエッチングによりマスクとなったレンズ要素12bも剥離されるが同時に樹脂層にレンズ要素12bが転写される(図2(d),(e))。
グレイスケール露光とは、レンズの形状に対応した光透過率を有するように所定の網点が形成されたマスクを介してレジストに紫外線を照射するものである。ネガ型レジストであれば、レンズの肉厚の厚い部分に対応する部位の透過率が高く薄い部分に対応する部分には遮光膜で被覆して透過率を低くして滑らかに透過率が変化するようにしたフォトマスクになる。
マスクブランク上の網点形成は次のようにする。露光に使用する紫外線の波長(例えば365nm)に比べて十分短い長さ、例えば100nmを一辺とする正方形でブランク酢をメッシュ状に区画したものとみなす。レンズ要素を構成しない部位に対応するブランクスのメッシュ部位は、全て金属クロムなどの遮光膜で被覆される。一方肉厚のレンズ要素に対応するメッシュは遮光膜で被覆しないようにする。すなわちレンズの肉厚に反比例するように遮光膜で被覆して製造する。凹レンズであれば濃淡を逆にすればよい。
さらに別の方法としては、金属クロム等遮光膜の厚さを変えたハーフトーンマスクでも光透過率を制御できる。メッシュが微細な場合は、マスク製造に縮小露光法や電子線露光が使える。
ドライエッチングは、上層に形成したレンズ要素を下層のよりレンズに好適な特性を有する材料に転写する際に使用する。ドライエッチング装置にて、フロン系ガスCF、Cの混合ガスを用い、上部のレンズをエッチングマスクとし、膜厚方向のエッチングレートを高める条件のドライエッチングにより、レンズと下地の、例えば透明性の高いアクリル樹脂層を削りとって、洗浄すれば所望のレンズ要素が得られる。一般に10%以上レンズの厚さを増加させることができる。
レンズ要素12bは、透明基板2の片面だけに形成することもできるが、図3に示すように両面に形成することができる。さらに、これらのレンズ基板を複数個ダム同士が対抗するように積層することができる。対抗基板あるいはダム同士の接続にはエポキシ系接着剤19を使用できる。
固体撮像装置は、図3に示すように、上記で得られたウエハーサイズのレンズ基板と、CCDイメージャー基板10もしくはCMOSイメージャー基板とを、ダム13をスペーサにして接着して製造する。従来型の固体撮像装置(図5)に比べると、シール用ガラス28にレンズ要素12bが付加敷設された構造である。
イメージャー基板10は、数百個の光電変換素子が形成されたSiウエハーから製造す
る。先ず、ウエハー基板上に熱硬化型のアクリル樹脂をコーティングした後、加熱して0.1μm程度の厚さの第一の平坦化層26aが形成されている。この平坦化層26aの上に、個々の光電変換素子に対応した厚さが概ね1μm程度の緑25a、赤25b、青25cの着色画素からなるカラーフィルタ25を備えている。カラーフィルタの上にも第二の平坦化層26bが形成される。
次に、光電変換素子/着色画素ごとにマイクロレンズ12aを構成する。このマイクロレンズ12aは先述したレンズ要素12bよりもはるかに小さい。カラーフィルタ25の上にアクリル樹脂、フェノール樹脂、スチレン系樹脂を主体とするポジ型レジストをコーティングし乾燥して0.7〜1.0μmの皮膜を形成する。次に、グレイスケールマスクを用いて、ステッパー露光する。その後、有機系アルカリ現像液(TMAH)で現像するとマイクロレンズ12aが得られる。最後に、365nmの紫外線を照射して、160℃程度でベークして完成する。
イメージャー基板の裏面には、詳細が省略するが、光電素子からの電気信号を外部に取り出すための電気配線、ビアホールと外部接続用のBGA端子構造が形成され、ソルダーレジストで接続端子部が保護されている。
イメージャー基板に位置合わせして、レンズ基板11を接着層を介して張り合わせると本発明に係る固体撮像装置1が得られる。したがって、固体撮像装置はイメージャー基板側のマイクロレンズとレンズ基板側の口径が大きく厚いマイクロレンズを備えている。大きいマイクロレンズはダムによりマトリックス状に区画されている。
レンズ基板は、図3に示すように複数積層することが可能である。また、レンズ要素12bは、グレイスケールマスクの濃淡を適切に設定することで、凸レンズ、凹レンズのみならず、インテグラルレンズ状、レンチキュラーレンズ状、プリズム状、回折格子状にすることができる。
1…固体撮像装置
2…透明基板(ウエハーサイズ)
10…センサ基板(イメージャー基板)
11…レンズ基板(保護用カバーグラス)
12…レンズ要素
12a…マイクロレンズ(センサ基板側)
12b…レンズ要素(レンズ基板)
13…ダム(隔壁)
14…レジスト(層)
15…樹脂(層)
16…グレイスケールマスク
17…紫外線
18…アライメントマーク
19…接着層
20…Siウエハー(半導体基板)
21…光電変換素子
22…電極パッド
23…配線
24…貫通ビア
25…カラーフィルタ
25a…赤着色画素
25b…緑着色画素
25c…青着色画素
26…平坦化層
26a…第一の平坦化層
26b…第二の平坦化層
27…マイクロレンズ
28…カバーガラス
29…BGA

Claims (14)

  1. 透明基板上にマトリックス状のダムを形成し、ダム内部に樹脂層とレジスト層とを充填することを特徴とするレジスト厚膜の形成方法。
  2. 透明基板上にマトリックス状のダムを形成し、ダム内部にレジスト層を充填することを特徴とするレジスト厚膜の形成方法。
  3. 前記ダムを、ネガ型レジスト層を用いたフォトリソ法にて形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレジスト厚膜の形成方法。
  4. 前記ダムを、液体インキを用いてスクリーン印刷もしくは真空スクリーン印刷にて形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレジスト厚膜の形成方法。
  5. 前記ダムが黒色であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法。
  6. 前記ダムを形成する際に、同時にアライメント用マークを形成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法。
  7. 前記樹脂層もしくはレジスト層を、スピンコート法、ダイコート法、スクリーン印刷法、インクジェット法、もしくはアプリケーターのいずれかの方法により充填することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレジスト厚膜の形成方法にて形成したレジスト厚膜を、グレースケール露光後、現像して所望の三次元形状を得ることを特徴とするレジスト厚膜の使用方法。
  9. 請求項1に記載のレジスト厚膜において、さらに選択的ドライエッチングにより樹脂層をエッチングして所望の三次元形状を樹脂層に転写することを特徴とする請求項8に記載のレジスト厚膜の使用方法。
  10. 前記所望の三次元形状がレンズ状であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のレジスト厚膜の使用方法。
  11. 請求項10に記載の方法でレンズを形成したウエハーレベルレンズ基板と、CCDイメージャー基板もしくはCMOSイメージャー基板とを、ダムをスペーサにして接着することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  12. 請求項10に記載の方法で透明基板の表裏面にレンズを形成したウエハーレベルレンズ基板と、CCDイメージャー基板もしくはCMOSイメージャー基板とを、ダムをスペーサにして接着することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の固体撮像素子の製造方法に、さらにウエハーレベルレンズ基板を積層する工程を加えたことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  14. 前記所望の三次元形状がインテグラルレンズ状、レンチキュラーレンズ状、プリズム状、回折格子状のいずれかであることを特徴とする請求項8に記載のレジスト厚膜の使用方法。
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