JP2015058361A - 骨固定要素にロッドを連結するための連結アセンブリ、多軸骨固定装置、モジュール式多軸骨固定装置、およびモジュール式安定化装置 - Google Patents

骨固定要素にロッドを連結するための連結アセンブリ、多軸骨固定装置、モジュール式多軸骨固定装置、およびモジュール式安定化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】手術中の改良されたまたはより容易な取扱いを可能にする、多軸骨固定装置のための改良された連結アセンブリ、およびそのような多軸骨固定装置を提供する。
【解決手段】連結アセンブリは、ロッド100を受けるためのくぼみ62と固定要素1のヘッド3を収容するための収容空間とを含む受け部6と、収容空間に位置付けられる圧力要素7とを含む。圧力要素は、挿入されたヘッドをクランプするための可撓性部分を有し、可撓性部分は、骨固定要素のヘッドを収容するための中空の内部チャンバを含む。連結アセンブリはさらに、挿入されたロッドを支持するための溝81を含む別個の部品であるロッド受け要素8を含む。圧力要素7はばね部分79a、79bをさらに含み、ばね部分は、中心軸Cを中心として周方向にある長さにわたって延在し、径方向に圧縮可能であり、ばね部分は、受け部の第1の端6aに向かう圧力要素の動きを防止するために、受け部の内壁の係合構造に係合するように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、骨固定要素にロッドを連結するための連結アセンブリに関する。連結アセンブリは、ロッドを受けるためのくぼみと骨固定要素のヘッドを収容するための収容空間とを有する受け部と、ヘッドをクランプするための圧力要素と、圧力要素に接続可能であり、ロッドを支持するように構成された別個のロッド受け要素とを含む。圧力要素は、挿入された骨固定要素が取り外されないよう防止する位置に圧力要素が保持されるように、周方向にある長さにわたって延在し、受け部の内壁の一部に係合するように構成された、少なくとも1つのばね部分を含む。この発明はまた、そのような連結アセンブリを有するボトムローディングタイプの多軸骨固定装置に関する。さらに、この発明は、少なくとも2つの関連する閉鎖機構とともに交換可能に使用可能な少なくとも2つの異なるロッド受け要素を有する連結アセンブリを含む、モジュール式多軸骨固定装置に関する。最後に、この発明は、多軸骨固定装置と、直径が異なる少なくとも2本の安定化ロッド、または直径が異なる少なくとも2つの区分を有する1本のロッドとを用いた、モジュール式安定化装置に関する。
特許文献1は、骨固定要素にロッドを連結するためにロッドを受けるための受け部であって、ロッドを受けるためのチャネルを有する受け部本体を含み、骨固定要素のヘッドを収容するための収容空間を規定する受け部、および、収容空間に少なくとも部分的に設けられた圧力要素について記載している。一実施例では、圧力要素は、ヘッドがもはや受け部の底端を通って取り外されることができない圧力要素の事前ロッキング位置を固定するために、受け部の壁を通って延在するピンの下にパチンと嵌まることが可能な、外向きに向けられた部分を自由端に有する直立する2つの弾性指部を含む。
特許文献2は、ロッキング機構、ならびに、脊柱に骨ねじおよびロッドを固定する方法について記載している。ロッキング機構は、本体と、挿入物と、ロッド座面と、止めねじとを含む。本体は、骨ねじと挿入物とを受けるように構成された底部分を含んでいるが、挿入物と骨ねじとがいったん係合されると、挿入物および骨ねじがそれを通過しないよう防止する。ロッド座面は、ロッドと挿入物との間にある。
US2010/0234902 A1 US2010/0160980 A1
この発明の目的は、手術中の改良されたまたはより容易な取扱いを可能にする、ボトムローディングタイプの多軸骨固定装置のための改良された連結アセンブリ、およびそのような多軸骨固定装置を提供することである。さらに、システムのモジュール性に基づいてよりさまざまな用途を提供する、モジュール式多軸骨固定装置およびモジュール式安定化装置を提供することが目的である。
この目的は、請求項1に記載の連結アセンブリ、請求項15に記載の多軸骨固定装置、請求項16に記載のモジュール式多軸骨固定装置、および請求項17に記載のモジュール式安定化装置によって解決される。
さらなる展開が、従属クレームで与えられる。
連結アセンブリは、周方向にある長さにわたって延在し、径方向に圧縮可能である少なくとも1つのばね部分を有する圧力要素を含む。ばね部分は、受け部の内壁の係合構造に係合するように構成されている。第1の係合位置では、ばね部分は、受け部の内壁の第1の係合構造に係合して、骨固定要素のヘッドの挿入中、受け部における圧力要素の上向きの動きを防止する。第2の係合位置では、ばね部分は、受け部の内壁の第2の係合構造に事前ロッキング位置で係合して、骨固定要素は受け部の下方開口部から引き抜かれないよう防止されている。
圧力要素の事前ロッキング位置では、骨固定要素のヘッドは、圧力要素によってヘッドに加えられた摩擦力によって保持されてもよい。摩擦力は、摩擦力を克服するための力をかけることによって、ヘッドの旋回が依然として可能であるようになっていてもよい。
発明の一実施例によれば、圧力要素の可撓性部分は、圧力要素の底端にスリットリングまたはスリットリングの一部を形成する、周方向に延在するスリットを有する。スリットリングは、骨固定要素のヘッドの挿入を可能にするために、径方向に拡張可能である。圧力要素のそのような可撓性部分にヘッドを挿入するために必要な力は、長手方向スリットまたは同軸スリットのみを有する可撓性部分を有する圧力要素に比べて減少する。したがって、多軸骨固定装置の組立てが容易になる。
連結アセンブリは、骨または脊椎にすでに挿入されている骨固定要素を用いて、その場で組立て可能である。
一実施例では、圧力要素は、骨固定要素のシャンクが、一方側に、反対側よりも大きい角度で旋回することを可能にするくぼんだ部分を、その下端に有していてもよい。圧力要素はさらに、より大きい旋回角度を提供するくぼんだ部分の位置を表示するために器具と協働するように構成された表示構成を有していてもよい。特殊用途、たとえば頚椎での用途のために、一方向における拡大した旋回角度が必要な場合がある。
ロッド受け要素は、異なる直径を有するロッドまたはロッド区分を支持することを可能にする形状の溝を有していてもよい。したがって、骨固定装置と、直径が異なるさまざまなロッド、またはロッドの長さにわたって直径が変化する1本以上のロッドとを含む、モジュール式安定化装置が提供される。これにより、多軸骨固定装置は、使用されるロッドの直径に依存する多くの異なる用途にとって好適になる。
一実施例では、第1のタイプのロッド受け要素は、支持されるロッドの直径よりも小さい、軸方向の第1の高さを有する。第1のタイプのロッド受け要素は、ヘッドおよびロッドを同時にロックする1部品ロッキング装置とともに使用されるように構成されている。
別の実施例では、ロッド受け要素は、支持されるロッドの最大直径よりも大きい、軸方向の第2の高さを有する。第2のタイプのロッド受け要素は、ヘッドおよびロッドを独立してロックする2部品ロッキング装置とともに使用されるように構成されている。
モジュール式多軸骨固定装置は、骨固定要素と、第1のタイプのロッド受け要素および1部品ロッキング装置を有する、ならびに第2のタイプのロッド受け要素および2部品ロッキング装置を有する連結アセンブリとを含む。第1のタイプのロッド受け要素および1部品ロッキング装置と、第2のロッド受け要素および2部品ロッキング装置とは、交換可能に使用可能である。多軸骨固定装置の組立ては容易である。したがって、モジュール式部品を含むキットが提供可能であり、また、要求に応じて組立てを行なうことができる。
モジュール式多軸骨固定装置はさらに、シャンクの長さ、シャンクの異なるねじ山タイプ、ねじ山ピッチ、異なる直径といったシャンクの固定特性に関して、およびカニューレ状シャンクまたは非カニューレ状シャンクに関して異なり得る、いくつかの骨固定要素を含んでいてもよい。
骨固定要素に関するモジュール性、使用される閉鎖要素のタイプ、および採用可能なロッドに関するモジュール性は、医師に対し、さまざまな埋込み物の選択肢を広げる。加えて、在庫維持のためのコストが削減され得る。
この発明のさらなる特徴および利点は、添付図面を用いたさまざまな実施例の説明からより明らかとなるであろう。
骨固定装置の第1の実施例の分解斜視図である。 組立てられた状態での図1の骨固定装置の斜視図である。 図1および図2の第1の実施例に従った骨固定装置の、挿入されたロッドの軸に直交して取られた断面図である。 第1の実施例に従った受け部の上からの斜視図である。 図4に示す受け部の底からの斜視図である。 図4および図5に示す受け部の上面図である。 図4および図5に示す受け部の、図6のA−A線に沿った断面図である。 図7aの細部の拡大図である。 第1の実施例に従った圧力要素の上からの斜視図である。 図8に示す圧力要素の底からの斜視図である。 図8および図9に示す圧力要素の側面図である。 図8および図9に示す圧力要素の上面図である。 図8および図9の圧力要素の、図11のB−B線に沿った断面図である。 第1の実施例に従ったロッド受け要素の上からの斜視図である。 図13のロッド受け要素の底からの斜視図である。 図13および図14に示すロッド受け要素の上面図である。 図13および図14のロッド受け要素の、図15のD−D線に沿った断面図である。 第1の実施例に従った連結アセンブリを組立てる第1のステップの断面図である。 第1の実施例に従った連結アセンブリを組立てる第2のステップの断面図である。 図18aの細部の拡大断面図である。 第1の実施例に従った多軸骨固定装置を組立てる第1のステップの断面図である。 第1の実施例に従った多軸骨固定装置を組立てる第2のステップの断面図である。 第1の実施例に従った多軸骨固定装置を組立てる第3のステップの断面図である。 図21aの細部の拡大図である。 第2の実施例に従った連結アセンブリの圧力要素の斜視図である。 図22に示す圧力要素の側面図である。 第2の実施例に従った連結アセンブリのロッド受け要素の上からの斜視図である。 図24に示すロッド受け要素の底からの斜視図である。 図24および図25に示すロッド受け要素の上面図である。 図24および図25に示すロッド受け要素の、図26のG−G線に沿った断面図である。 モジュール式多軸骨固定装置およびモジュール式安定化装置の概略斜視図である。 第1の直径を有する挿入されたロッドと、1部品ロッキング装置とを有する、第1の実施例に従った多軸骨固定装置の断面図である。 第2の直径を有する挿入されたロッドと、1部品ロッキング装置とを有する、第1の実施例に従った多軸骨固定装置の断面図である。 第1の直径を有する挿入されたロッドと、2部品ロッキング装置とを有する、第2の実施例に従った多軸骨固定装置の断面図である。 第2の直径を有する挿入されたロッドと、2部品ロッキング装置とを有する、第2の実施例に従った多軸骨固定装置の断面図である。
図1および図2を参照して、第1の実施例に従った骨固定装置は、少なくとも部分的に骨ねじ山が設けられたシャンク2とヘッド3とを有する骨ねじの形をした骨固定要素1を含む。ヘッド3は、球の最大外径Eを含む球セグメント形状の表面部分と、ねじ込みツールとの係合のためのくぼみ4を有する平らな自由端とを有する。
骨固定装置はさらに、安定化ロッド100を受けるための、および安定化ロッド100を骨固定要素1に連結するための連結アセンブリ5を含む。連結アセンブリ5は、骨固定要素1のヘッドを受けるための、およびロッド100を受けるための受け部6と、受け部6内に配置されるように構成された圧力要素7とを含む。圧力要素7は、受け部6内でヘッド3をロックする役割を果たす。連結アセンブリはさらに、圧力要素7に接続可能であり、 挿入されたロッドのための支持を提供する役割を果たす、ロッド受け要素8を含む。ロッドのための支持面が、以下に説明されるようにロッドが延在する受け部6のくぼみと整列されるように、ロッド受け要素8の回転位置を固定するために、ピン9が採用されてもよい。
また、受け部6でロッド100を固定するために、およびロッド100を介してロッド受け要素8および圧力要素7に力を加えて受け部6でヘッド3をロックするために、内部ねじの形をしたロッキング要素10が設けられる。ロッキング要素10は、骨固定要素1のヘッド3およびロッド100を同時にロックするように構成された1部品ロッキング要素である。
受け部6について、図1〜7bを参照して以下に説明する。受け部6は、上端である第1の端6aと、底端を形成する反対側の第2の端6bと、第1の端6aおよび第2の端6bを通過する対称中心軸Cとを有する。中心軸Cと同軸の穴61が設けられている。第1の端6aに隣接する第1の領域において、受け部6は、第2の端6bの方に向けられた底と、第1の端6aに向かって延在する2つの自由な側方脚部62a、62bとを有する、実質的にU字型のくぼみ62を有する。脚部62a、62bには、ロッキング要素10と協働する雌ねじ63が設けられている。U字型のくぼみ62によって形成されたチャネルは、少なくとも2つまたは複数の骨固定装置を接続するために、ロッド100をそこに受けるようにサイズ決めされている。脚部62a、62bの領域において、U字型のくぼみ62の底によって規定される軸方向のある実質的な高さまで、穴61は第1の直径を有する。脚部62a、62bより下の領域において、穴61は、第1の部分の第1の内径よりも大きい直径を有する、広くなった部分61aを有する。第2の端6bと広くなった部分61aとの間に、穴61は、第2の端6bに向かってある円錐角でテーパが付けられた、狭くなった部分61bを有する。第2の端6bには開口部64が設けられており、開口部64の直径は、ヘッド3の最大直径Eよりも大きく、受け部6の第2の端6bからのヘッド3の挿入を可能にする。広くなった部分61aおよび狭くなった部分61bは、骨固定要素1のヘッド3のための収容空間を規定する。
第1の端6aに隣接して位置する穴61の第1の部分と、穴61の広くなった部分61aとの間には、受け部の内壁において周方向に延在し、第2の端6bから第1の端6aに向かう方向に広くなる実質的に円錐の形状を有する、くぼみ65がある。図7bに詳細に見られるように、くぼみ65のサイズは、受け部の第2の端6bに面するその端で、それが、穴61の第1の部分の内径に実質的に対応する内径を有し、したがって、広くなった部分61aの上端に、内向きに突出する環状の縁66を形成するようになっている。突出縁66は、第1の止め具を規定する。くぼみ65の上縁は、穴61の第1の部分と実質的に同じ直径を有しており、第2の止め具を規定する第2の縁67を形成する。くぼみ65の円錐角は、以下に説明するように、くぼみ65において、圧力要素7に設けられたばね部分を、予め応力をかけられた態様で保持できるようになっている。
脚部62a、62bの少なくとも1つには、ピン9を受けるために、実質的に中心軸Cに直交する方向に脚部、たとえば脚部62bを通って延在する横断穴68が設けられている。ピン9は、それがいったん横断穴68に挿入されると、以下に説明するようにロッド受け要素8の回転位置を固定するための止め具を提供するように、穴61内へと短い距離延在するような長さを有している。ピン9は、挿入されると、受け部6の外面と同一平面上にあってもよい。
図8〜12を参照して、圧力要素7は、第1の端7aと第2の端7bとを有する。圧力要素7の第2の端7bは、圧力要素7が受け部6内に配置される際、圧力要素7の第1の端7aよりも、受け部6の第2の端6bに近くなるように構成されている。圧力要素7は、第2の端7bに開口部72を有する中空の内部チャンバ71を有する、実質的にキャップ状の部品であり、中空の内部チャンバ71は、骨固定要素のヘッド3をそこに収容し、保持するように構成され、サイズ決めされている。中空の内部チャンバ71に通じている、第1の端7aの近くの開口部73は、圧力要素7の第1の端7aからヘッド3のくぼみ4にツールを用いてアクセスすることを可能にする。下方の開口部72は、第2の端7bからのヘッド3の挿入を可能にするようなサイズを有している。第2の端7bに隣接する圧力要素7の下方部分71aは、外面が受け部の狭くなった部分61bの形状に整合する状態で、第2の端7bに向かって狭くなっている。図示された実施例では、下方部分71aの外面は第2の端7bに向かう方向にテーパが付けられており、このテーパは、受け部6の狭くなった部分61bのテーパに実質的に対応している。
第2の端7bから距離を置いて、周方向に延在するスリット74が設けられている。圧力要素7が受け部6内に配置される際、スリット74は、圧力要素7の中心軸Cを中心として、中心軸Cに実質的に直交する平面に沿って延在する。また、スリット74は、中心軸Cを中心として180°以上、好ましくは270°以上、さらに好ましくは340°以上にわたって延在する。スリット74により、第2の端7bにリング形状部分が設けられ、それは、接続片75を形成する壁部分によって、圧力要素7の残りに一体的に接続されている。接続片75は、それが、圧力要素7の残りへのリング形状部分の安定した接続を提供するような、周方向の長さを有する。周方向に延在するスリット74の一端には、第2の端7bから、リング形状部分を完全に通って、周方向に延在するスリット74へと延在する、実質的に垂直なスリット76がある。これにより、リング形状部分は、周方向に切断または分割されて、径方向に拡張および圧縮可能なスリットリング77を形成する。スリットリング77の外面は、圧力要素7の第2の端に向かって狭くなる下方部分71aの狭くなった外面を形成する。スリットリング77の位置およびサイズは、骨固定要素1のヘッド3が開口部72を通して中空の内部チャンバ71に挿入されると、垂直スリット76の幅がより大きくなるようにスリットリング77が拡張し、ヘッド3が中空の内部チャンバ71に完全に挿入されると、スリットリング77が、シャンク2に向かう方向においてヘッド3の最大直径Eの位置またはそれより下で、ヘッド3を包含するようになっている。スリットリング77の領域における圧力要素7の内面は、ヘッド3のサイズに適合したサイズを有する球セグメント形状である。
スリットリング77に隣接する圧力要素7の次の部分71bは、受け部6の広くなった部分61aの内径よりも小さい外径を有する、実質的に円筒状である。対応する内面は、ヘッド3の最大外径Eに対応するかまたはそれより若干大きい内径を有する、実質的に円筒状である。
圧力要素7はさらに、円筒部分71bから続く中間部分71cを有する。中間部分71cは、圧力要素7の第1の端7aに向かって広くなる円錐形の外面を有する。第1の端7aの方向に面している中間部分71cの最外縁78は、外向きに突出している。中間部分71cの円錐角は実質的に、受け部6の円錐形のくぼみ65の円錐角に対応している。中間部分71cの内面は円筒状であり、円筒部分71bの内径に対応する内径を有している。
次に、上方円筒部分71dが、中間部分71cから圧力要素7の第1の端7aに向かって延在している。上方円筒部分71dの外径は、下方円筒部分71bの外径と実質的に同じであってもよく、特に、穴61の内径よりも若干小さい。上方円筒部分71dは、同軸穴73と、中空の内部チャンバ71の一部であり、骨固定要素1の球セグメント形状のヘッド3に適合した半径を有する球セグメント形状区分710とを含む。このため、たとえば図3に見られるように、骨固定要素1のヘッド3が中空の内部チャンバ71に挿入され、傾けられると、球セグメント形状区分710は、ヘッド3の表面と接触する。
中間部分71cには、2つのばね部分79a、79bが設けられている。ばね部分79a、79bはリングセグメント形状であり、特に図11に見られるように、中心軸Cを中心としておよそ90°の角度αにわたって延在している。しかしながら、リングセグメント形状のばね部分79a、79bは、達成すべき所望の可撓性に依存して、中心軸Cを中心として、より小さい、またはより大きい角度にわたって延在していてもよい。
ばね部分79a、79bは、中心軸Cと実質的に同軸に延在するスリットと、実質的に周方向に延在するスリットによって生成される。特に図10を参照して、ばね部分79aは、以下のスリットによって形成される。第1の垂直スリット791aは、中心軸Cに対して実質的に垂直方向または同軸方向において、圧力要素7の下方円筒部分71bから中間部分71cの上端に向かって延在している。第2の垂直スリット792aは、第1の垂直スリット791aから周方向に間隔をあけており、圧力要素7の下方円筒部分71bから中間部分71cの下端まで延在している。第1のまたは上方の水平スリット793aは、中心軸Cを中心として、ばね部分の角度αを規定する角度にわたって、第1の垂直スリット791aから周方向に延在している。第2のまたは下方の水平スリット794aは、中心軸Cを中心として、角度αよりも若干小さい角度にわたって、第2の垂直スリット792aの上端から周方向に延在している。第3の垂直スリット795aは、第1の水平スリット793aおよび第2の水平スリット794aの端同士を接続する。垂直スリット791a、792a、795aの周方向の幅は、水平スリット793a、794aの軸方向の幅より大きくてもよい。また、上方の水平スリット793aの幅は、下方の水平スリット794aの幅と同じであってもよい。
第1および第2の垂直スリット791a、792aにより、リングセグメント形状のばね部分79aを圧力要素7の残りと接続する一片が形成される。第3の垂直スリット795aにより、リングセグメント形状のばね部分79aには、周方向において自由端が設けられる。
第2のリングセグメント形状のばね部分79bは同様に形成され、第1の垂直スリット791b、第2の垂直スリット792b、および第3の垂直スリット795bと、第1の上方水平スリット793bおよび第2の下方水平スリット794bとを含む。リングセグメント形状のばね部分79a、79bは、特に図12に示すように、中心軸Cを含み、各ばね部分の第1の垂直スリット791a、791b間に延在する鏡面に対して鏡面対称となるように配置されている。このため、リングセグメント形状のばね部分79a、79bの自由端は、周方向に見ると互いに対向している。
ばね部分79a、79bは、径方向に圧縮可能であり、拡張可能である。圧力要素7が受け部6の穴61に挿入されると、ばね部分79a、79bは、圧力要素7が穴61の中を下向きに動けるように若干圧縮される。ばね部分79a、79bが、第1の直径を有する穴61の部分をいったん通過すると、それらは、円錐形のくぼみ65に弾性的にパチンと嵌め込まれるように構成されている。
圧力要素7はさらに、周方向に間隔をあけ、若干弾性である複数の直立するリングセグメント形状の突起71eを、その第1の端7aに隣接して含む。外面は、以下に説明するようにロッド受け要素との安全な接続を提供するように、若干テーパが付けられていてもよい。内面は、円筒状であってもよい。直立する突起71eは上方円筒部分71dの外面から間隔をあけており、同軸穴73を包囲している。
第2の端7bに隣接して、圧力要素7の下縁には、スリットリング77の下縁によって形成されたくぼんだ部分796がある。くぼんだ部分796の形状およびサイズは、骨固定要素1のシャンク2がくぼんだ部分796の方向に旋回すると、反対方向よりも大きい旋回角度で圧力要素7の下縁に当接するようになっている。したがって、くぼんだ部分796は、一方向にのみ拡大した旋回角度を提供する。図10に見られるように、くぼんだ部分796は、ばね部分79a、79bのうちの1つのほぼ中間に配置されてもよい。上方円筒部分71dの内壁の対応する周方向位置に、第2のくぼんだ部分797が設けられる。第2のくぼんだ部分797は、たとえば圧力要素が、第2のくぼんだ部分797に係合するための係合部分を含むツール(図示せず)と係合される場合、第1のくぼんだ部分796の位置を表示する役割を果たす。そのようなツールは、たとえば、第2のくぼんだ部分797の位置をユーザに示し、そしてその結果として、第1のくぼんだ部分796の位置をユーザに示す視覚表示を、そのハンドル上に有していてもよい。このため、多軸骨固定装置がすでに骨または脊椎に埋め込まれていても、拡大した旋回角度を提供する第1のくぼんだ部分796の位置が見える。このツールはまた、第2のくぼんだ部分797にぴったり合った態様で係合して圧力要素を回転させ、第1のくぼんだ部分796の配向を調節するために使用可能である。
図3および図13〜16を参照して、ロッド受け要素8を説明する。ロッド受け要素8は、第1の端8aと反対側の第2の端8bとを有する、実質的に中空の円筒状部品である。特に図13および図16に見られるように、丸くなった底81aを有する実質的にV字形の断面を有する溝81が、第1の端8aから第2の端8bの方向に延在している。溝81は、ロッド100が挿入された場合にロッド100の長手方向軸と平行である、長手方向を規定する。溝81は、ロッド100を支持するための支持面を提供する。図3を参照して、ロッド100は円形の断面を有しており、溝81において、ロッド軸と平行な方向に延在する2つの接触線P1、P2に沿って支持される。溝81によって支持されるロッド区分の直径に依存して、接触線P1およびP2は、図3に示すロッド100に比べてより小さい直径を有するロッドについては、より底81a側に位置し、より大きい直径を有するロッドについては、より第1の端8a側に位置する。このため、溝81は、異なる直径を有する異なるロッド、または単一のロッドのうちの異なる直径を有する異なるロッド区分を支持するように構成されている。
第2の端8bに隣接して、2つの対向する環状セグメント形状の突出部82a、82bが設けられ、それらは、径方向において中心軸Cに向かって延在し、かつ周方向においてある長さに沿って延在している。第2の端8bから測定された、環状セグメント形状の突出部82a、82bの軸方向の高さは、圧力要素の直立する突起71eの高さに対応している。また、環状セグメント形状の突出部82a、82bの内面は、第2の端8bに向かって若干テーパが付けられており、圧力要素の直立する突起71eのテーパ付き外面と協働するように構成されている。環状セグメント形状の突出部82a、82bが圧力要素の直立する突起71eの外壁にいったん係合すると、直立する突起71eは若干圧縮されて環状セグメント形状の突出部82a、82bに当接し、そのため、圧力要素がロッド受け要素8に接続され、摩擦力によって保持される。周方向における環状セグメント形状の突出部82a、82bの中心の位置は、溝81の底81aに対して実質的に90°である。
溝81の片側におけるロッド受け要素の外壁には、中心軸Cと実質的に同軸である細長いくぼみ83が設けられている。細長いくぼみ83は、ピン9のための当接部として機能する、第1の端8aへ向かう閉鎖端84を有している。細長いくぼみ83により、ロッド受け要素8の正確な回転位置を固定する固定要素が提供される。細長いくぼみ83は、第2の端8bに向かって開いている。
溝81の深さは、ロッド受け要素8によって支持可能なロッドの最大直径よりも小さい。言い換えれば、第1の端8aは、ロッド受け要素8によって支持可能な最大直径を有するロッドの上面より下に位置する。
ロッド受け要素8の外径は、受け部の穴61の内径よりも少しだけ小さく、好ましくは、図3に示すように圧力要素7とロッド受け要素8とが組立てられた場合、圧力要素7の上方円筒部分71dの外径と同一平面上にある。
骨固定装置は、全体としてまたは部分的に、生体適合性材料、たとえば生体適合性金属または金属合金、たとえばチタン、ステンレス鋼、ニッケルチタン合金、たとえばニチノール、もしくは、生体適合性プラスチック材料、たとえばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などで作られる。
図17を参照して、直立する突起71eが、ロッド受け要素8の環状セグメント形状の突出部82a、82b間に挿入され保持されるように、圧力要素7とロッド受け要素8とを予め組立てることによって、連結アセンブリ5が組立てられる。ロッド受け要素8の溝81に対する圧力要素7の配向は、ばね部分79a、79bの中心が、周方向において、溝81の長手方向軸から測定された実質的に90°の角度で位置するようになっている。ロッド受け要素8と予め組立てられた圧力要素7は、圧力要素の第2の端7bが受け部6の第2の端6bの方向に面する状態で、受け部の第1の端6aから挿入される。挿入中、ばね部分79a、79bは径方向に圧縮される。なぜなら、受け部6の穴61の第1の部分の内径は、ばね部分79a、79bの最外縁78よりも小さい直径を有するためである。
図18aおよび図18bを参照して、圧力要素7が、ばね部分79a、79bの最外縁78が受け部6の円錐形のくぼみ65に到達した位置になるとすぐに、最外縁78は、円錐形のくぼみ65の上端を形成する突出部67の背後にパチンと嵌まる。それにより、ばね部分79a、79bは、円錐形のくぼみ65へと径方向に拡張するように構成されている。その後、ピン9の前面が、ロッド受け要素8に設けられた細長いくぼみ83へと延在するまで、ピン9が横断穴68に挿入される。ピン9は、受け部のU字型のくぼみ62とロッド受け要素8の溝81とが整列されたままとなるように、圧力要素およびロッド受け要素を、意図せず回転しないように固定する役割を果たす。この状態では、連結アセンブリ5は予め組立てられており、骨固定要素に、およびロッドに連結するために使用可能である。予め組立てられた状態では、拡大した旋回角度を有する方向を規定する第1のくぼんだ部分796の配向が調節できるように、圧力要素7をロッド受け要素8に対して、ひいては受け部6に対して回転させることが、依然として可能である。
さらに図19および図20を参照して、骨固定要素1とともに連結アセンブリ5を使用することを説明する。図19に示すように、まず、好適な骨固定要素1が選択される。それはまず、連結アセンブリに接続され、その後、骨部分または脊椎に挿入されてもよい。また、これに代えて、骨固定要素1はまず、連結アセンブリ5がそれに接続されることなく、埋め込み部位に配置されてもよい。図19に示すように、ヘッド3は、下方開口部64を通して受け部6に入り、圧力要素7の開いた第2の端7bを通して圧力要素7の中空の内部チャンバ71に入る。ヘッドが圧力要素7のスリットリング77に接触する際、圧力要素7は、受け部6の第1の端6aに向かって上向きに動くことができない。なぜなら、ばね部分79a、79bの上面が、第2の止め具を形成する円錐形のくぼみ65の上端67に当接しているためである。
図20に示すように、ヘッド3を中空の内部チャンバ71内にさらに挿入すると、受け部6の穴61の広くなった部分61aの内部で、スリットリング77が拡張する。ヘッド3を中空の内部チャンバ71内に挿入する間、スリットリング77は、受け部6の穴61の広くなった部分61aの内部で拡張する。ヘッド3はそれから、完全に挿入可能である。スリットリング77は接続片75では拡張しないため、ヘッド3の挿入は、中心軸Cとまったく同軸ではないかもしれず、代りに、中心軸Cから若干ずれているかもしれない。ヘッド3をさらに挿入することにより、スリットリング77は最大限まで拡張されてもよく、ヘッド3が、第2の端7bに隣接するチャンバ71の球セグメント形状部分に置かれるまで、中空の内部チャンバ71の上方部分に入ることを可能にする。ここで、スリットリング77は、図20に示すように、ヘッド3の周りで弾力的に収縮可能である。
図21aおよび図21bを参照して、器具(図示せず)を用いて受け部6を引っ張り、圧力要素7を押し下げることにより、スリットリング77は、受け部6の狭くなった部分61bへと押し込まれる。受け部6の内壁のくぼみ65の円錐形状は、圧力要素7がさらに下向きに動かされる際にばね部分79a、79bが摺動することを可能にする傾斜面を提供しており、それにより、ばね部分79a、79bの上方外縁78が受け部6の第2の内側突出部66の背後にパチンと嵌まるまで、再度ばね部分79a、79bを徐々に圧縮する。この位置で、圧力要素は、内側突出縁66によって提供される第1の止め具により、受け部の第1の端6aに向かって上向きに動かないよう防止されている。ヘッド3はすでに、スリットリング77によってクランプされている。スリットリング77はヘッドと受け部6の狭くなった部分61bとの間に位置しているため、受け部6の下方開口部64は狭くなっており、ヘッド3は、下方開口部64を通って落下したり押し出されたりしないよう防止されている。これが、事前ロッキング状態である。
臨床で使用する場合、通常、少なくとも2つの骨固定装置が骨に挿入され、受け部同士が整列される。骨固定要素1のヘッド3は、摩擦力によって圧力要素7内に保持される。このため、受け部6は容易に手動で整列可能であり、その角度位置は、ヘッド3と圧力要素7との間の摩擦力によって維持される。
最後に、図3を参照して、ロッド100が受け部6に挿入される。それは、実質的に2つの長手方向接触区域P1、P2で、溝81の上面に載っている。次に、受け部6の脚部62a、62b間に、ロッキング要素10がねじ込まれる。ロッキング要素10を締付けると、ロッキング要素は、それが上方ロッド表面と接触するまで、ロッドに向かって進む。ロッキング要素10によって加えられた力は、ロッド100から圧力要素7に伝わる。最後に、ヘッド3およびロッド100がロックされる。ヘッド3は、受け部に対してある特定の角度位置でロック可能である。
骨固定要素は、圧力要素7の第2の端7bのくぼんだ部分796の方向に、反対方向よりも大きい角度まで旋回可能である。
図22および図23を参照して、圧力要素7の第2の実施例を説明する。圧力要素7’は、ばね部分79a’、79b’が自由端を有していない点でのみ異なっている。各ばね部分79a’、79b’はそれぞれ、2つの垂直スリット798a、798b、799a、799bによってそれぞれ生成された軸方向延在片を介して、リングセグメント形状部分の端に取付けられており、2つの垂直スリットのうちの一方は、第1の水平スリット793a、793bへと延在し、他方は、第2の水平スリット794a、794bへと延在している。
ロッド受け要素の第2の実施例について、図24〜27を参照して説明する。第1の実施例のものと同一であるかまたは類似している部品および部分は、同じ参照数字を有しており、それらの説明は繰り返されない。ロッド受け要素8’は、ロッド支持溝81から上向きに延在する、対向する2つの直立する脚部86a、86bを含む。直立する脚部86a、86bは、第1の端8aから始まる、中空円筒状のロッド受け要素’8に切込まれた実質的に矩形のくぼみ86によって設けられる。直立する脚部86a、86bは、ロッド支持溝81に載っている挿入されたロッドの上面より上に延在するような高さを有する。これにより、ロッド受け要素8’は、図28に示すような2部品ロッキング装置10’とともに使用するのに好適となる。
2部品ロッキング装置10’は、外側ロッキング要素10aと、内側ロッキング要素10bとを含む。外側ロッキング要素10aは受け部の雌ねじ63と協働し、第2の実施例に従ったロッド受け要素8’の第1の端8aに当接するように構成されている。内側ロッキング要素10bは外側ロッキング要素10aのねじ穴にねじ込み可能であり、ロッドと協働するものの、ロッド受け要素8’とは協働しないように構成されている。2部品ロッキング要素10’が使用される場合、骨固定要素1のヘッド3は、外側ロッキング要素10aを用いて第2の実施例に従ったロッド受け要素8’のみに圧力を加え、圧力要素7、7’を介してヘッド3に圧力を加えることによってロック可能であり、また、ロッドは、ヘッド3のロッキングとは独立して、内側ロッキング要素10bを用いてその表面に圧力を加えることによって独立してロック可能である。
図28は、モジュール式多軸骨固定装置と、異なるロッド直径を有する異なる種類の安定化ロッド100、100’とをを含む、骨または脊椎を安定化するためのモジュール式装置を示す。モジュール式多軸骨固定装置は、受け部6と、圧力要素7、7’とともに交換可能に使用可能な第1の実施例に従ったロッド受け要素8および第2の実施例に従ったロッド受け要素8’との連結アセンブリ5を含むアセンブリキットとを含む。ロッド受け要素8を含む第1のタイプの連結アセンブリに対応して、1部品ロッキング装置10がモジュール式装置の一部であり、また、ロッド受け要素8’を含む第2のタイプの連結アセンブリに対応して、2部品ロッキング装置10’がモジュール式装置の一部である。なお、ロッド受け要素8またはロッド受け要素8’と協働するように構成された他のタイプのロッキング装置も採用されてもよい。
モジュール式多軸骨固定装置はさらに、少なくとも1つの骨固定要素1を含み、好ましくは、シャンクの長さ、シャンクの異なるねじ山タイプ、ねじ山ピッチ、異なる直径といったシャンクの固定特性、カニューレ状シャンクまたは非カニューレ状シャンクに関して、もしくは他の特性に関して異なり得る、複数の骨固定要素を含む。この多軸骨固定装置はボトムローディングタイプの多軸骨固定装置であるため、この多軸骨固定装置の組立ては、たとえば医師または医師支援者によって容易に行なわれ、手術中または手術前に好適な骨固定装置が要求に応じて提供できるようになっている。
モジュール式安定化装置はさらに、異なる直径を有する少なくとも2本のロッド100、101、および/または、直径が異なる区分を有する少なくとも1本のロッドを含む。
図29a〜30bは、図28に示すモジュール式システムの要素の様々な組合せを示す。図29aでは、第1のタイプのロッド受け要素8を用いた第1のタイプの連結アセンブリが、直径がより大きいロッド100および1部品ロッキング装置10とともに使用される。ロッキング装置10はロッドに圧力を加え、ロッドおよびヘッド3を同時にロックする。図29bでは、図29aに示すような第1のタイプの連結アセンブリが、図29aに示すロッド100よりも直径が小さいロッド101とともに使用される。1部品ロッキング装置10は、直径がより小さいロッドに圧力を加え、ヘッドおよびロッドを同時にロックする。直径がより小さいロッドは、直径がより大きいロッドと同様に安全にクランプされる。
図30aでは、第2のタイプのロッド受け要素8’を用いた第2のタイプの連結アセンブリが、直径がより大きいロッド100および2部品ロッキング装置10’とともに使用される。外側ロッキング要素10aは、ロッド受け要素8’の第1の端8aに作用し、それは次に圧力要素7に力を伝えてヘッド3をロックする。ロッドは依然として軸方向に可動であり、ロッドに圧力を加えるもののヘッドには圧力を加えない内側ロッキング要素10bによって独立してロック可能である。図30bは、図30aに示すロッドよりも直径が小さいロッド101が使用される点以外は、図30aと同じ状況を示す。ロッドをクランプするために、内側ロッキング要素10bを外側ロッキング要素により深くねじ込まなければならない。
前述の実施例の様々な修正が考えられ得る。受け部は、図示された通りの形状に限定されない。受け部のくぼみ62は、厳密なU字形を有していなくてもよい。穴61は、圧力要素の拡張のための基盤を提供する拡大した部分61aが設けられる限り、幅が異なるいくつかの区分を有していてもよい。受け部の底の狭くなった部分はテーパが付いているように図示されているが、丸みを帯びていてもよい。圧力要素7、7’の底端での下方部分の外面も、丸みを帯びていてもよい。ヘッドをクランプするために協働する受け部の表面と圧力要素の表面との組合せは、テーパ付き表面とテーパ付き表面、テーパ付き表面と丸みを帯びた表面、丸みを帯びた表面とテーパ付き表面、および丸みを帯びた表面と丸みを帯びた表面であってもよい。
実施例は、ヘッドをクランプする1つの単一リングセグメント形状区分を用いて説明されてきた。しかしながら、ヘッドをクランプするための2つ以上のリングセグメント形状区分があってもよい。
水平スリットおよび垂直スリットは、厳密に水平または厳密に垂直でなくてもよく、それらは、異なる弾性特性を達成するために、傾斜、もしくは、直線形状または円形形状とは異なる形状を有していてもよい。
圧力要素の中空の内部チャンバおよび骨固定要素のヘッドは、旋回接続が多軸ではなく単一平面となるように、骨固定要素の旋回を1つの単一平面に制限する形状を有していてもよい。
また、拡大した旋回角度を有する2つ以上の方向を有するために、圧力要素の第2の端に2つ以上、たとえば2つまたは3つのくぼんだ部分を設けることも可能である。また、旋回角度があらゆる方向で同じとなるように、圧力要素の第2の端のくぼんだ部分を省略してもよい。
あらゆる種類のロッドが使用可能である。滑らかな表面を有するロッドが図示されているが、粗いロッドまたは構造を有するロッドが使用されてもよい。ロッドはまた、可撓性材料で作られたロッド、または他の手段を介して可撓性を有するロッドであってもよい。
多くの異なる実施例がここに開示されているが、さらに他のさまざまな異なる実施例を作り出すために、異なる実施例からの異なる構成要素を混ぜて整合させることが可能である、ということが理解される。
1:骨固定要素、2:シャンク、3:ヘッド、5:連結アセンブリ、6:受け部、6a:第1の端、6b:第2の端、61a:広くなった部分、61b:狭くなった部分、62:くぼみ、65:くぼみ、66:突出縁、67:第2の縁、7、7’:圧力要素、7a:第1の端、7b:第2の端、71:中空の内部チャンバ、74:スリット、75:接続片、76:スリット、77:スリットリング、79a、79b:ばね部分、8、8’:ロッド受け要素、10、10’:ロッキング要素、100、101:ロッド。

Claims (17)

  1. 骨固定要素にロッドを連結するための連結アセンブリであって、連結アセンブリは、
    受け部(6)を含み、受け部(6)は、第1の端(6a)と、第2の端(6b)と、第1の端および第2の端を通って延在する中心軸(C)と、ロッド(100、101)を受けるためのくぼみ(62)と、固定要素(1)のヘッド(3)を収容するための収容空間(61a、61b)とを含み、収容空間は、ヘッド(3)を挿入するための開口部(64)を第2の端(6b)に有し、連結アセンブリはさらに、
    収容空間に少なくとも部分的に位置付けられるように構成された圧力要素(7、7’)を含み、圧力要素は第1の端(7a)と第2の端(7b)とを有し、第2の端(7b)は第1の端(7a)よりも受け部の第2の端(6b)に向かってより近くに位置付けられるように構成され、圧力要素はさらに、挿入されたヘッド(3)をクランプするための可撓性部分(74、75、76、77)を有し、可撓性部分(74、75、76、77)は、骨固定要素のヘッドを収容するための中空の内部チャンバ(71)を含み、連結アセンブリはさらに、
    挿入されたロッド(100、101)を支持するための溝(81)を含む別個の部品である、ロッド受け要素(8、8’)を含み、
    連結アセンブリは、
    圧力要素(7、7’)が少なくとも1つのばね部分(79a、79b)をさらに含み、ばね部分は、中心軸(C)を中心として周方向にある長さにわたって延在し、径方向に圧縮可能であり、ばね部分(79a、79b)は、受け部の第1の端に向かう圧力要素の動きを防止するために、受け部(6)の内壁の係合構造(65、66、67)に係合するように構成されていることを特徴とする、連結アセンブリ。
  2. ばね部分(79a、79b)は、径方向に弾性的に圧縮可能な、周方向に延在する少なくとも1つのリングセグメント形状部分を含む、請求項1に記載の連結アセンブリ。
  3. ばね部分は、中心軸を中心としてある長さに沿って延在する第1のスリット(793a、793b)と、中心軸を中心としてある長さに沿って延在する第2のスリット(794a、794b)とによって規定される、請求項1または2に記載の連結アセンブリ。
  4. ばね部分(79a、79b)は、周方向において第1の端と第2の端とを有し、少なくとも第1の端または第2の端は、圧力要素の本体に取付けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  5. 第1および第2の端は、圧力要素の本体に取付けられている、請求項4に記載の連結アセンブリ。
  6. ばね部分(79a、79b)は、圧力要素(7、7’)の第1の端(7a)に向かって面する側に、より大きい外径を有し、圧力要素の第2の端(7b)に向かって面する側に、より小さい外径を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  7. ロッドを受けるためのくぼみの左側および右側にそれぞれ位置する2つのばね部分(79a、79b)が設けられ、好ましくは、ばね部分(79a、79b)は、中心軸を中心として周方向に20°〜160°、より好ましくは40°〜140°の長さにわたって、より好ましくは90°にわたって延在している、請求項1〜6のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  8. 可撓性部分(74、75、76、77)は、中心軸を中心として少なくとも部分的に延在する、圧力要素(7)の第2の端(7b)から間隔をあけた第1のスリット(74)と、圧力要素の第2の端から第1のスリットへと延在する第2のスリット(76)とを有し、第1のスリットは第2のスリットから遠ざかって延在し、第2のスリットよりも長い、請求項1〜7のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  9. 係合構造は、受け部の内壁のくぼみ(65)を含み、くぼみの1つの縁(67)は、ばね部分と係合されるように構成された内向き突出部を形成する、請求項1〜8のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  10. 係合構造は、受け部の第1の端(6a)に向かって面している収容空間の領域に設けられている、請求項1〜9のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  11. 圧力要素(7、7’)は、その第2の端(7b)にくぼんだ部分を含み、くぼんだ部分は、くぼんだ部分(796)の方向に、反対方向よりも大きい角度まで、骨固定要素(1)を旋回させることを可能にし、好ましくは、圧力要素は、第2のくぼんだ部分(797)、または、くぼんだ部分(796)の位置を表示するように構成された表示構成を含む、請求項1〜10のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  12. ロッド受け要素(8、8’)の溝(81)は、直径が異なるロッドを支持できるように互いに対してある角度で延在する側壁を有する、請求項1〜11のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  13. ロッド受け要素(8’)は、溝(81)の両側で、溝(81)によって支持されるロッドの表面より上に突出するような高さまで延在する、脚部(86a、86b)を含む、請求項1〜12のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  14. ロッド受け要素(8、8’)と圧力要素とは、好ましくは弾性要素(71e)を介して互いに接続可能である、請求項1〜13のいずれかに記載の連結アセンブリ。
  15. 骨に固定するためのシャンク(2)およびヘッド(3)を有する骨固定要素(1)と、
    請求項1〜14のいずれかに記載の連結アセンブリ(5)とを含む、多軸骨固定装置。
  16. モジュール式多軸骨固定装置であって、
    請求項15に記載の多軸骨固定装置と、
    少なくとも2つのロッド受け要素(8、8’)とを含み、第1のロッド受け要素(8)は、挿入されたヘッドおよび挿入されたロッドを同時にロックする1部品ロッキング装置(10)と協働するように構成され、第2のロッド受け要素(8’)は、挿入されたヘッドおよび挿入されたロッドを独立してロックする2部品ロッキング装置(10’)と協働するように構成されており、モジュール式多軸骨固定装置はさらに、
    1部品ロッキング装置(10)および2部品ロッキング装置(10’)を含む、モジュール式多軸骨固定装置。
  17. 請求項12〜14のいずれかに記載の連結アセンブリと、
    請求項15または16に記載の骨固定装置とを含み、
    直径が異なる少なくとも2本のロッド(100、101)、および/または、直径が異なる区分を有する少なくとも1本のロッドをさらに含む、モジュール式安定化装置。
JP2014187575A 2013-09-19 2014-09-16 骨固定要素にロッドを連結するための連結アセンブリ、多軸骨固定装置、モジュール式多軸骨固定装置、およびモジュール式安定化装置 Expired - Fee Related JP6218711B2 (ja)

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