JP2015056845A - Signal transmission device, signal reception device and signal transmission system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば差動信号などの伝送信号を送信する信号送信装置、前記伝送信号を受信する信号受信装置、これら信号送信装置及び信号受信装置を備えた信号伝送システムに関する。 The present invention relates to a signal transmission device that transmits a transmission signal such as a differential signal, a signal reception device that receives the transmission signal, and a signal transmission system including these signal transmission device and signal reception device.
信号を伝送するとき、信号の伝送には、伝送に用いる伝送路の信号減衰特性、データレート、EMI、及び信号受信回路の特性などの条件が影響する。 When transmitting a signal, signal transmission is affected by conditions such as signal attenuation characteristics of a transmission path used for transmission, data rate, EMI, and characteristics of a signal receiving circuit.
信号伝送に関して様々な技術が開発されている。例えば、特許文献1には、通信速度の高速化に加えて、消費電力の低減あるいは伝送波形品質の向上を図る出力ドライバ回路が開示されている。
Various techniques have been developed for signal transmission. For example,
減衰が大きい伝送路を用いる場合、伝送信号の波形が伝送路で劣化する恐れがある。よって、伝送信号の電圧によっては信号受信装置での信号誤り率が増大するおそれがある。よって、信号誤り率を低減するために、信号送信装置によって出力される伝送信号の電圧を大きくすることが考えられる。しかし、伝送信号の電圧を大きくすることによって、信号送信装置の消費電力が増大するという問題がある。 When a transmission line with large attenuation is used, the waveform of the transmission signal may be deteriorated in the transmission line. Therefore, depending on the voltage of the transmission signal, the signal error rate in the signal receiving apparatus may increase. Therefore, in order to reduce the signal error rate, it is conceivable to increase the voltage of the transmission signal output by the signal transmission device. However, there is a problem that the power consumption of the signal transmission device increases by increasing the voltage of the transmission signal.
本発明の目的は以上の問題点を解決し、信号送信装置によって出力される伝送信号の電圧を大きくする際に生じる信号送信装置での消費電力の増大を抑制できる信号送信装置を提供することである。 An object of the present invention is to solve the above problems and provide a signal transmission device that can suppress an increase in power consumption in the signal transmission device that occurs when the voltage of a transmission signal output by the signal transmission device is increased. is there.
本発明にかかる信号送信装置は、信号伝送路を介して所定の伝送信号を信号受信装置に送信する信号送信装置であって、
前記伝送信号を増幅して、実質的に信号電流を用いて送信する電流出力型ドライバ回路と、
前記伝送信号を増幅して、実質的に信号電圧を用いて送信する電圧出力型ドライバ回路と、
所定のテスト信号を生成する信号生成部と、
前記電流出力型ドライバ回路及び前記電圧出力型ドライバ回路の動作を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記テスト信号を前記信号送信装置に送信したときに、前記信号受信装置において受信されたテスト信号の信号品質が所定のしきい値以上であることを示す比較結果通知信号に基づいて、前記電流出力型ドライバ回路を選択して前記伝送信号を増幅して送信するように制御する一方、前記テスト信号の信号品質が所定のしきい値未満であることを示す比較結果通知信号に基づいて、前記制御手段は、前記電圧出力型ドライバ回路を選択して前記伝送信号を増幅して送信するように制御することを特徴とする。
A signal transmission device according to the present invention is a signal transmission device that transmits a predetermined transmission signal to a signal reception device via a signal transmission path,
A current output driver circuit that amplifies the transmission signal and transmits it substantially using a signal current;
A voltage output type driver circuit that amplifies the transmission signal and transmits substantially using the signal voltage;
A signal generator for generating a predetermined test signal;
Control means for controlling the operation of the current output type driver circuit and the voltage output type driver circuit,
The control means is based on a comparison result notification signal indicating that the signal quality of the test signal received by the signal receiving device is equal to or higher than a predetermined threshold when the test signal is transmitted to the signal transmitting device. A comparison result notification signal indicating that the signal quality of the test signal is less than a predetermined threshold value, while controlling to select the current output driver circuit and amplify and transmit the transmission signal. On the basis of the above, the control means controls to select the voltage output type driver circuit and amplify and transmit the transmission signal.
本発明によれば、信号送信装置によって出力される伝送信号の電圧を大きくする際に生じる信号送信装置での消費電力の増大を抑制できる信号送信装置を提供することできる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the signal transmission apparatus which can suppress the increase in the power consumption in the signal transmission apparatus produced when enlarging the voltage of the transmission signal output by a signal transmission apparatus can be provided.
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、同一の構成要素については同一の符号を付す。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings as appropriate. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the same component.
実施形態1.
図1は、実施形態1に係る差動伝送システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る差動伝送システム10は、送信装置100と、受信装置200と、差動伝送路300とを備えて構成される。送信装置100は、データ発生回路140と、セレクタ110と、電流出力型ドライバ回路120と、電圧出力型ドライバ回路130と、コントローラ150とを備えて構成される。差動伝送路300は、伝送路301,302と、カップリング容量C1〜C4とを備えて構成される。
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a
差動伝送システム10はテストモードとデータ伝送モードとの2つの動作モードを有する。テストモードは、差動伝送システム10が備える2つの出力ドライバのうちのいずれを用いるかを決定するためのモードである。データ伝送モードは、テストモード以外においてデータを伝送するモードである。
The
図1において、電流出力型ドライバ回路120及び電圧出力型ドライバ回路130は、送信装置100の出力端子Txp,Txmに接続される。送信装置100の出力端子Txpは、差動伝送路300の伝送路301とカップリング容量C1,C2を介して、受信装置200の入力端子Rxpに接続される。送信装置100の出力端子Txmは、差動伝送路300の伝送路302とカップリング容量C3,C4を介して、受信装置200の入力端子Rxmに接続される。
In FIG. 1, the current
コントローラ150は、テストモードにおいて、データ発生回路140に、出力ドライバの選択の判定に用いるテストデータTX,TYの生成を指示するための送信指示信号STを生成してデータ発生回路140に出力する。また、コントローラ150は、受信装置200から入力される比較結果通知信号SNに基づいて、ドライバ選択信号Selをセレクタ110に出力する。ドライバ選択信号Selは、電流出力型ドライバ回路120及び電圧出力型ドライバ回路130のうちの一方を出力ドライバとして選択するための信号である。
In the test mode, the
データ発生回路140は、所定のデータDX,DYを生成してセレクタ110に出力する。ここで、データDX,DYはそれぞれ、互いに反転関係にあり、ハイレベル又はローレベルを有する2値のデジタルデータである。
The
セレクタ110は、入力された選択信号Selに基づいて、電流出力型ドライバ回路120を出力ドライバとして選択するか否かを切り替えるための切替信号Slpを生成して、電流出力型ドライバ回路120に出力する。また、セレクタ110は、入力されたデータDX,DYと選択信号Selとに基づいて、電圧出力型ドライバ回路130を制御するための制御信号DXP,DXN,DYP,DYNを生成して、電圧出力型ドライバ回路130に出力する。セレクタ110は、切替信号Slpと制御信号DXP,DXN,DYP,DYNとによって、電流出力型ドライバ回路120及び電圧出力型ドライバ回路130のうちの一方を出力ドライバとして選択する。
The
選択された電流出力型ドライバ回路120又は電圧出力型ドライバ回路130は、入力されるデータDX,DYを駆動することによりデータDX,DYを含む差動信号を生成して、差動伝送路300を介して受信装置200に送信する。受信装置200は、送信装置100から受信した差動信号に基づいて、出力ドライバを選択するために用いる選択信号Selを生成してセレクタ110に出力する。
The selected current output
図2は、図1のセレクタ110の構成を示す回路図である。図2に示すように、セレクタ110は、インバータ111と、ノアゲート112,114と、ナンドゲート113,115とを備えて構成される。
FIG. 2 is a circuit diagram showing a configuration of the
図2において、データ発生回路140から入力されたデータDX,DYは、電流出力型ドライバ回路120にそのまま出力される。また、データDXはノアゲート112の第1入力端子とナンドゲートの113の第1入力端子とに入力される。また、データDYはノアゲート114の第1入力端子とナンドゲートの115の第1入力端子とに入力される。受信装置200から入力された選択信号Selは、切替信号Slpとして電流出力型ドライバ回路120に出力される。また、選択信号Selは、ナンドゲート113の第2入力端子と、ナンドゲート115の第2入力端子とに入力される。また、選択信号Selはインバータ111を介して、ノアゲート112の第2入力端子とノアゲート114の第2入力端子とに入力される。
In FIG. 2, the data DX and DY input from the
ノアゲート112は、入力されたデータDXと反転された選択信号Selとの否定論理和を演算し、演算結果を示す制御信号DYNを電圧出力型ドライバ回路130に出力する。ナンドゲート113は、入力されたデータDXと選択信号Selとの否定論理積を演算し、演算結果を示す制御信号DYPを電圧出力型ドライバ回路130に出力する。ノアゲート114は、入力されたデータDYと反転された選択信号Selとの否定論理和を演算し、演算結果を示す制御信号DXNを電圧出力型ドライバ回路130に出力する。ナンドゲート115は、入力されたデータDYと選択信号Selとの否定論理積を演算し、演算結果を示す制御信号DXPを電圧出力型ドライバ回路130に出力する。
The NOR
以上のように構成されたセレクタ110において、データ発生回路140から入力されたデータDX,DYはそのまま電流出力型ドライバ回路120に出力される。受信装置200から入力された選択信号Selは切替信号Slpとして電流出力型ドライバ回路120に出力される。これにより、セレクタ110は、選択信号Selがローレベルであるとき電流出力型ドライバ回路120を動作させる一方、選択信号Selがハイレベルであるとき電流出力型ドライバ回路120の動作を停止させる。
In the
また、セレクタ110は、入力された選択信号Selがハイレベルのとき、入力されたデータDXと同じ信号レベルの制御信号DXN,DXPと、入力されたデータDYと同じ信号レベルの制御信号DYN,DYPとを電圧出力型ドライバ回路130に出力する。これにより、セレクタ110は電圧出力型ドライバ回路130を動作させる。
Further, the
一方、入力された選択信号Selがローレベルのときは、ノアゲート112,114の第2入力端子に入力される信号の信号レベルはハイレベルである。よって、ノアゲート112,114によって出力される制御信号DYN,DXNはデータDX,DYの信号レベルに関わらずローレベルとなる。また、ナンドゲート113,115の第2入力端子に入力される信号の信号レベルはローレベルである。よって、ナンドゲート113,115によって出力される制御信号DYP,DXPはデータDX,DYの信号レベルに関わらずハイレベルとなる。従ってセレクタ110は、入力された選択信号Selがローレベルのとき、ローレベルの制御信号DYN,DXNとハイレベルの制御信号DYP,DXPとを電圧出力型ドライバ回路130に出力する。これにより、セレクタ110は電圧出力型ドライバ回路130の動作を停止させる。
On the other hand, when the input selection signal Sel is at the low level, the signal level of the signal input to the second input terminals of the NOR
図3は、図1の電流出力型ドライバ回路120の構成を示す回路図である。図3に示すように、電流出力型ドライバ回路120は、電流出力型ドライバ125aを備えて構成される。電流出力型ドライバ125aは2個の定電流源121,122と、スイッチング回路123とを備えて構成される。スイッチング回路123は、2個のpチャンネルMOS電界効果トランジスタ(以下、pMOSトランジスタという。)TP1,TP2と、2個のnチャンネルMOS電界効果トランジスタ(以下、nMOSトランジスタという。)TN1,TN2と、バイアス電圧生成回路124とを備えて構成される。バイアス電圧生成回路124は、抵抗R1と、抵抗値Z0[Ω]を有する抵抗R2と、抵抗値Z0[Ω]を有する抵抗R3とを備えて構成される。ここで、抵抗R1の抵抗値は抵抗値Z0[Ω]よりも十分に大きくなるように設定される。
FIG. 3 is a circuit diagram showing a configuration of the current output
図3において、電源電圧Vddは定電流源121を介してpMOSトランジスタTP1,TP2の各ソースに接続される。pMOSトランジスタTP1のドレインはバイアス電圧生成回路124nの抵抗R2の一端、nMOSトランジスタTN1のドレイン及び出力端子Txmに接続される。nMOSトランジスタTN1のソースは定電流源122を介して接地される。pMOSトランジスタTP2のドレインはバイアス電圧生成回路124の抵抗R3の一端、nMOSトランジスタTN2のドレイン及び出力端子Txpに接続される。nMOSトランジスタTN2のソースは定電流源122を介して接地される。バイアス電圧生成回路124において、所定の定電圧Vdcは抵抗R1を介して抵抗R2の他端及び抵抗R3の他端に接続される。
In FIG. 3, the power supply voltage Vdd is connected to the sources of the pMOS transistors TP1 and TP2 via the constant
セレクタ110から入力されたデータDXは、pMOSトランジスタTP1のゲートとnMOSトランジスタTN1のゲートとに入力される。また、入力されたデータDYは、pMOSトランジスタTP2のゲートとnMOSトランジスタTN2のゲートとに入力される。また、入力された切替信号Slpは定電流源121,122に入力される。定電流源121,122は、切替信号Slpがローレベルのとき所定の定電流Idを流す一方、切替信号Slpがハイレベルのとき電流を流さない。
The data DX input from the
本実施形態では、伝送路301,302のそれぞれの特性インピーダンスはZ0[Ω]であるので、差動伝送路300としての特性インピーダンスは2×Z0[Ω]である。よって、送信装置100−差動伝送路300間及び受信装置200−差動伝送路300間でのインピーダンス整合のために、送信装置100の出力インピーダンスは2×Z0[Ω]に、受信装置200の入力インピーダンスRrは2×Z0[Ω]に設定される。ここで、抵抗値Z0[Ω]を有する抵抗R2,R3は受信装置200の入力インピーダンスRrと並列に接続されるので、抵抗R2,R3と入力インピーダンスRrとの合成抵抗はZ0[Ω]となる。
In the present embodiment, since the characteristic impedance of each of the
以上のように構成された電流出力型ドライバ回路120によれば、セレクタ110から入力されたデータDXがハイレベルであり、データDYがローレベルであるとき、pMOSトランジスタTP2とnMOSトランジスタTN1とがオンする。また、このとき、pMOSトランジスタTP1とnMOSトランジスタTN2とがオフする。よって、電流出力型ドライバ回路120は、所定の送信電流を、送信装置100の出力端子Txpから出力端子Txmの向きで受信装置200の入力インピーダンスRrに流す。
According to the current output
一方、入力されたデータDXがローレベルであり、データDYがハイレベルであるとき、pMOSトランジスタTP1とnMOSトランジスタTN2とがオンし、pMOSトランジスタTP2とnMOSトランジスタTN1とがオフする。よって、電流出力型ドライバ回路120は、所定の送信電流を、送信装置100の出力端子Txmから出力端子Txpの向きで受信装置200の入力インピーダンスRrに流す。
On the other hand, when the input data DX is at a low level and the data DY is at a high level, the pMOS transistor TP1 and the nMOS transistor TN2 are turned on, and the pMOS transistor TP2 and the nMOS transistor TN1 are turned off. Therefore, the current output
従って、電流出力型ドライバ回路120は、入力された切替信号Slpがローレベルのとき動作し、データDX,DYに応じて送信電流の向きが変化する差動信号を受信装置200に送信する一方、切替信号Slpがハイレベルのときは動作を停止する。
Accordingly, the current output
図4は、図1の電圧出力型ドライバ回路130の構成を示す回路図である。図4に示すように、電圧出力型ドライバ回路130は、電圧生成回路131と、4つの抵抗ユニットUP11,UP12,UN11,UN12とを備えて構成される。抵抗ユニットUP11は、pMOSトランジスタTP11と、抵抗R11とを備えて構成される。抵抗ユニットUN11は、pMOSトランジスタTN11と、抵抗R12とを備えて構成される。抵抗ユニットUP12は、pMOSトランジスタTP12と、抵抗R13とを備えて構成される。抵抗ユニットUN12は、pMOSトランジスタTN12と、抵抗R14とを備えて構成される。
FIG. 4 is a circuit diagram showing a configuration of the voltage output
図4において、電圧生成回路131の定電圧Vgを出力する端子は、2個のpMOSトランジスタTP11,TP12の各ソースに接続される。pMOSトランジスタTP11のドレインは抵抗R11を介して、出力端子Txm及び抵抗R12の一端に接続される。抵抗R12の他端はnMOSトランジスタTN11のドレイン及びソースを介して接地される。pMOSトランジスタTP12のドレインは抵抗R13を介して、出力端子Txp及び抵抗R14の一端に接続される。抵抗R14の他端はnMOSトランジスタTN12のドレイン及びソースを介して接地される。
In FIG. 4, a terminal for outputting the constant voltage Vg of the
抵抗R11〜R14は、送信装置100と差動伝送路300との間、及び差動伝送路300と受信装置200との間でインピーダンス整合をとるために設けられる。ここで、抵抗R11の抵抗値は、抵抗R11の抵抗値とpMOSトランジスタTP11のオン抵抗との合計である抵抗ユニットUP11の抵抗値がZ0[Ω]となるように設定される。また、抵抗R12,13,14の各抵抗値は、抵抗R11と同様に、抵抗ユニットUP12,UN11,UN12の各抵抗値がZ0[Ω]となるように設定される。
The resistors R11 to R14 are provided for impedance matching between the transmission device 100 and the
セレクタ110から入力された制御信号DXPはpMOSトランジスタTP11のゲートに入力される。入力された制御信号DYPはpMOSトランジスタTP12のゲートに入力される。入力された制御信号DXNはnMOSトランジスタTN11のゲートに入力される。入力された制御信号DYNはnMOSトランジスタTN12のゲートに入力される。
The control signal DXP input from the
本実施形態では、電圧出力型ドライバ回路130は以下の能力を有するように構成される。電圧出力型ドライバ回路130は、電圧出力型ドライバ回路130を用いた場合に生じる入力インピーダンスRrでの両端電圧が、電流出力型ドライバ回路120を用いた場合の入力インピーダンスRrでの両端電圧より大きくなるように設定される。さらに、電圧出力型ドライバ回路130は、受信装置200によって受信される差動信号の検出電圧Vdtが所定のしきい値電圧Vref−th(図7参照)以上であるように設定される。ここで、例えば、定電流Id及び/又は定電圧Vgが、前記条件を満たすように予め決められる。
In the present embodiment, the voltage output
以上のように構成された電圧出力型ドライバ回路130において、制御信号DXP,DXNがハイレベルであり、制御信号DYP,DYNがローレベルである場合を説明する。この場合、pMOSトランジスタTP12とnMOSトランジスタTN11とがオンし、pMOSトランジスタTP11とnMOSトランジスタTN12とがオフする。よって、電圧出力型ドライバ回路130は、入力インピーダンスRrの出力端子Txp側端子をハイレベルにし、入力インピーダンスRrの出力端子Txm側端子をローレベルにする。
In the voltage output
一方、入力された制御信号DXP,DXNがローレベルであり、制御信号DYP,DYNがハイレベルである場合を説明する。この場合、pMOSトランジスタTP11とnMOSトランジスタTN12とがオンし、pMOSトランジスタTP12とnMOSトランジスタTN11とがオフする。よって、電圧出力型ドライバ回路130は、受信装置200の入力インピーダンスRrの出力端子Txp側端子をローレベルにし、入力インピーダンスRrの出力端子Txm側端子をハイレベルにする。
On the other hand, the case where the input control signals DXP and DXN are at the low level and the control signals DYP and DYN are at the high level will be described. In this case, the pMOS transistor TP11 and the nMOS transistor TN12 are turned on, and the pMOS transistor TP12 and the nMOS transistor TN11 are turned off. Therefore, the voltage
以上のようにして電圧出力型ドライバ回路130は、データDX,DYに応じて送信電流の向きが変化する差動信号を受信装置200に送信する。
As described above, the voltage
なお、電圧出力型ドライバ回路130を流れる電流は全て受信装置200の入力インピーダンスRrを流れる。よって、電圧出力型ドライバ回路130が検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref−th以上となるように差動信号を出力する場合において、電圧出力型ドライバ回路130の消費電力は、同じ電圧を生じさせる電流出力型ドライバ回路120の消費電力より小さい。
Note that all of the current flowing through the voltage
図5は、図1の受信装置200の構成を示す回路図である。図5に示すように、受信装置200は、受信回路210と、振幅検出回路220と、振幅比較回路230と、コントローラ240とを備えて構成される。
FIG. 5 is a circuit diagram showing a configuration of receiving
なお、図5に示す受信装置200の構成は、出力ドライバを選択するためのテストモードにおいて用いられる構成である。受信装置200はデータ伝送モードにおいて送信装置100によって送信された差動信号を受信する構成も有しているが、データ伝送モード時に用いる構成についての説明は省略する。
Note that the configuration of receiving
受信回路210は、2個の抵抗Rr1,Rr2を備えて構成される。振幅検出回路220は、オペアンプ221と、nMOSトランジスタTN21と、コンデンサCdと、スイッチSWとを備えて構成される。振幅比較回路230は、抵抗合成回路231と、コンパレータ222と、抵抗Rrefとを備えて構成される。抵抗合成回路231は、M個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mと、M個の抵抗R20−1〜Mとを備えて構成される。ここで、Mは正の整数である。また、M個の抵抗R20−1〜Mの各抵抗値は全て同じである。
The receiving circuit 210 includes two resistors Rr1 and Rr2. The amplitude detection circuit 220 includes an
コントローラ240は、スイッチSWの開閉を制御するためのリセット信号RSTを生成してスイッチSWに出力する。また、コントローラ240は、pMOSトランジスタTP21−1〜Mを制御するためのM個の制御信号RS−1〜Mを生成してpMOSトランジスタTP21−1〜Mにそれぞれ出力する。
The
受信回路210において、入力端子Rxpとオペアンプ221の非反転入力端子とは、
抵抗Rr1,Rr2を介して入力端子Rxmに接続される。抵抗Rr1及び抵抗Rr2の接続点は接地される。本実施形態では、受信回路210の直流(DC)電圧レベルを接地電位(GND)とする。しかし受信回路210の直流電圧レベルは、接地電位以外の所定のレベルに設定されてもよい。
In the receiving circuit 210, the input terminal Rxp and the non-inverting input terminal of the
The resistor Rr1, Rr2 is connected to the input terminal Rxm. A connection point between the resistors Rr1 and Rr2 is grounded. In the present embodiment, the direct current (DC) voltage level of the receiving circuit 210 is set to the ground potential (GND). However, the DC voltage level of the receiving circuit 210 may be set to a predetermined level other than the ground potential.
振幅検出回路220において、オペアンプ221の出力端子は、オペアンプ221の反転入力端子と、nMOSトランジスタTN21のゲートに接続される。オペアンプ221はボルテージ・フォロワであり、入力端子Rxpに入力された信号を緩衝増幅してnMOSトランジスタTN21のゲートに出力する。電源電圧Vddは、nMOSトランジスタTN21のドレイン及びソースを介して、コンデンサCdの一端とスイッチSWの一端とコンパレータ222の反転入力端子とに接続される。コンデンサCdの他端とスイッチSWの他端とは接地される。nMOSトランジスタTN21とコンデンサCdとスイッチSWとは積分回路を構成し、積分回路は、コントローラ240がスイッチSWを開いている間、オペアンプ221から入力された信号を積分してコンパレータ222に出力する。一方、コントローラ240がスイッチSWを閉じたとき、積分回路は積分した信号をリセットする。
In the amplitude detection circuit 220, the output terminal of the
振幅比較回路230において、電源電圧Vddは、M個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mの各ソースに印加される。M個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mの各ドレインはそれぞれM個の抵抗R20−1〜Mの一端に接続される。M個の抵抗R20−1〜Mの各他端は、コンパレータ222の非反転入力端子と抵抗Rrefの一端に接続される。抵抗Rrefの他端は接地される。コントローラ240は信号RS−1〜Mによって抵抗合成回路231の合成抵抗を調節することにより、しきい値電圧Vefを調節する。しきい値電圧Vrefを調節できるように抵抗合成回路231を構成することにより、しきい値電圧Vrefをユーザによって所望される電圧に設定できる。コンパレータ222は、検出電圧Vdtをしきい値電圧Vrefと比較し、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref以上であるとき、ローレベルの比較結果通知信号SNをセレクタ110に出力する。一方、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref未満であるときは、コンパレータ222はハイレベルの比較結果通知信号SNをセレクタ110に出力する。
In the amplitude comparison circuit 230, the power supply voltage Vdd is applied to each source of the M pMOS transistors TP21-1 to TP21-1. Each drain of the M pMOS transistors TP21-1 to TP21-1 to M is connected to one end of each of the M resistors R20-1 to R20-1. The other ends of the M resistors R20-1 to R20-1 to M are connected to the non-inverting input terminal of the
以上のように構成された受信装置200の動作について以下で説明する。
The operation of receiving
コントローラ240は、差動伝送システム10の動作モードがテストモードに設定されたとき図5に示す受信回路210と振幅検出回路220と振幅比較回路230とを用いて差動信号を受信するように受信装置200を制御する。一方、コントローラ240は、動作モードがデータ伝送モードに設定されたときは、データ伝送モード用の構成を用いて差動信号を受信するよう受信装置200を制御する。
When the operation mode of the
図6は、図5の受信装置200における種々のしきい値電圧Vref−1〜Nを示す図である。
FIG. 6 is a diagram illustrating various threshold voltages Vref-1 to N in the receiving
コントローラ240は、テストモードにおいて、しきい値電圧Vrefを次のように設定する。コントローラ240はM個の制御信号RS−1〜Mによって、抵抗合成回路231のM個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mの全てをオフするか、又はM個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mの少なくとも1つをオンする。つまりコントローラ240は、pMOSトランジスタTP21−1〜Mのうちオンする数を変更することにより、抵抗R20−1〜Mのうち電源電圧Vddの分圧に用いる数を変更して、しきい値電圧Vrefを変更する。図6に示すように、コントローラ240が抵抗合成回路231の全てのpMOSトランジスタTP21−1〜Mをオフした場合、しきい値電圧Vrefはゼロ[V]になる。コントローラ240がpMOSトランジスタTP21−1のみをオンし他のpMOSトランジスタTP21−2〜Mをオフした場合、しきい値電圧Vrefはゼロ[V]より高いVref−1[V]となる。同様に、コントローラ240がオンするpMOSトランジスタTP21の数を増やすに伴ってしきい値電圧Vrefは、Vref−2,Vref−3,…,Vref−th,…,Vref−(N−1),Vref−Nと大きくなる。ここで、Vref−N[V]は、M個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mの全てがオンされたときに設定されるしきい値電圧Vrefである。以上のようにコントローラ240は、M個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mを用いて、しきい値電圧Vrefを(N+1)個のレベルのうちのいずれか一つに設定する。ここで、Nは整数M以下の正の整数である。
The
テストモードにおいて、コントローラ240は、しきい値電圧Vrefを例えばVref−th[V]に設定する。しきい値電圧Vrefは、送信装置100によって出力される差動信号を受信装置200が誤りなく受信できる差動信号の電圧の下限に設定される。受信回路210が送信装置100によって送信された差動信号を受信したとき、受信された差動信号の電圧が入力端子Rxpに生じる。振幅検出回路220のオペアンプ221は、入力端子Rxpの電圧を緩衝増幅して電圧VampとしてnMOSトランジスタTN21のゲートに出力する。コントローラ240は、まずスイッチSWを閉じた後、所定時間、スイッチSWを開く。このとき、コンデンサCdは、受信装置200によって受信された差動信号の電圧に応じた量の電荷を蓄える。よって、コンデンサCdの両端には、受信された差動信号の電圧に応じた検出電圧Vdtが生じる。コンパレータ222は、検出電圧Vdtをしきい値電圧Vrefと比較し、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref以上であるとき、ローレベルの選択信号Selをセレクタ110に出力する。一方、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref未満であるとき、コンパレータ222はハイレベルの選択信号Selをセレクタ110に出力する。
In the test mode, the
一方、データ伝送モードにおいては、受信装置200は、データDX,DYを含む差動信号を送信装置100から受信する。
On the other hand, in the data transmission mode, the
図7は、図1の送信装置100の出力端子での差動信号の電圧に対する、図5の受信装置200での検出電圧Vdtを示すグラフである。図7に示すように、本実施形態の差動伝送システム10は、テストモード時、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref−th以上であるとき、電流出力型ドライバ回路120から送信される差動信号を受信装置200によって誤りなく受信することができると判断する。そして差動伝送システム10は電流出力型ドライバ回路120を出力ドライバとして選択する。これにより、受信装置200はデータ伝送モードにおいて差動信号のデジタルデータDX,DYを誤りなく受信できる。一方、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref−th未満であるとき、差動伝送システム10は、電流出力型ドライバ回路120から送信される差動信号を受信装置200によって誤りなく受信することができないと判断する。よって差動伝送システム10は、検出電圧Vdtをしきい値電圧Vref−th以上にするために、電圧出力型ドライバ回路130を出力ドライバとして選択する。これにより、受信装置200はデータ伝送モードにおいて誤りなく差動信号のデジタルデータDX,DYを受信できる。
FIG. 7 is a graph showing the detection voltage Vdt in the receiving
ここで、電流出力型ドライバ回路120は実質的に信号電流を用いて差動信号を送信するドライバ回路である。電圧出力型ドライバ回路130は実質的に信号電圧を用いて差動信号を送信するドライバ回路である。一般に、送信装置100の出力端子での差動信号の電圧が所定のしきい値電圧以下では、電流出力型ドライバ回路120の消費電力は、電圧出力型ドライバ回路130の消費電力よりも小さい。一方、差動信号の電圧が前記しきい値電圧を超えると、その関係は逆転するので、電圧出力型ドライバ回路130の消費電力が小さくなり、当該電圧出力型ドライバ回路130を用いることが好ましい。本実施形態では、電流出力型ドライバ回路120を用いて受信装置200での検出電圧Vdtを所定のしきい値電圧Vref−th以上に確保できるときは、電流出力型ドライバ回路120をそのまま用いる。一方、検出電圧Vdtをしきい値電圧Vref−th以上に確保できないときは電圧出力型ドライバ回路130に切り換えることにより、消費電力の増大を抑えることができる。
Here, the current output
図8は、図1のコントローラ150によって実行されるテストモード処理を示すフローチャートである。
FIG. 8 is a flowchart showing test mode processing executed by the
図8に示すように、コントローラ150は、所定のタイミングにテストモード動作を開始する。所定のタイミングは、例えば、ユーザが差動伝送システム10をテストモードに設定したとき、又は送信装置100が受信装置200へデータDX,DYを送信する前等である。ステップS1において、コントローラ150は、テストモード動作が開始されると、一旦、電流出力型ドライバ回路120を出力ドライバとして設定する。ステップS2において、コントローラ150は、送信指示信号STをデータ発生回路140に送信することによって、テストデータTX,TYを含む差動信号を送信装置100から受信装置200に送信する。ここで、テストデータTX,TYは、差動伝送システム10によって出力ドライバの選択のための判定に用いられる所定のデータである。具体的には、データ発生回路140は、送信指示信号STを受信すると、データDX,DYとしてテストデータTX,TYを生成してセレクタ110に出力する。データ発生回路140は、差動伝送路300における高周波減衰の影響を大きく受けるテストデータTX,TYとして、「01…」の連続データと「10…」の連続データとを生成する。電流出力型ドライバ回路120は、生成されたテストデータTX,TYを含む差動信号を、差動伝送路300を介して受信装置200に送信する。
As shown in FIG. 8, the
ステップS3において、コントローラ150は、送信装置100によって送信された差動信号を受信装置200に受信させ、受信装置200からの比較結果通知信号SNを受信する。ステップS4において、コントローラ150は、比較結果通知信号SNに基づいて検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref−th以上であるか否かを判定する。ステップS4においてNOのとき、ステップS5に進み、ステップS4においてYESのときは、コントローラ150は電流出力型ドライバ回路120を出力ドライバのままにし、テストモード処理を終了する。ステップS5においてコントローラ150は電圧出力型ドライバ回路130を出力ドライバとして設定し、テストモード処理を終了する。
In step S <b> 3, the
出力ドライバの選択を完了してテストモード処理を終了すると、コントローラ150は、差動伝送システム10の動作モードをテストモードからデータ伝送モードに変更する。データ伝送モードにおいて、データ発生回路140はテストデータTX,TYでないデータDX,DYをセレクタ110に出力し、セレクタ110は選択された電流出力型ドライバ回路120又は電圧出力型ドライバ回路130を動作させる。選択された電流出力型ドライバ回路120又は電圧出力型ドライバ回路130は、データDX,DYを含む差動信号を受信装置200に送信する。受信装置200はデータDX,DYを含む差動信号を受信する。
When the selection of the output driver is completed and the test mode process ends, the
以上のように構成された本実施形態に係る差動伝送システム10は、電流出力型ドライバ回路120を用いて受信装置200での検出電圧Vdtを所定のしきい値電圧Vref−th以上に確保できるときは、電流出力型ドライバ回路120をそのまま用いる。一方、検出電圧Vdtをしきい値電圧Vref−th以上に確保できないときは電圧出力型ドライバ回路130に切り換える。ここで、前述のように、電圧出力型ドライバ回路130の消費電力は、送信装置100の出力端子での差動信号の電圧が所定のしきい値電圧を超えると電流出力型ドライバ回路120の消費電力より小さくなる。よって、消費電力の増大を抑えることができる。
The
実施形態2.
図9は、実施形態2に係る差動伝送システム10Aの構成を示すブロック図である。図9に示すように、差動伝送システム10Aは、図1の実施形態1に係る差動伝送システム10に比べて、コントローラ150に代えて、メモリ151を有するコントローラ150Aを備えたことを特徴としている。実施形態1において、電流出力型ドライバ回路120によって出力される差動信号の電圧と、電圧出力型ドライバ回路130によって出力される差動信号の電圧とはそれぞれ一定である。これに対して本実施形態においては、コントローラ150Aが、電流出力型ドライバ回路120A及び電圧出力型ドライバ回路130Aによって出力される各差動信号の電圧を、それぞれ電流調節信号SC及び電圧調節信号SVを用いて調節することを特徴としている。以下、本実施形態に係る差動伝送システム10Aについて、実施形態1に係る差動伝送システム10との相違点について説明する。
FIG. 9 is a block diagram illustrating a configuration of a
図9において、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNに基づいて、電流出力型ドライバ回路120Aに含まれる定電流源121A,122Aの定電流Idを調節するための電流調節信号SCを生成して定電流源121A,122Aに出力する。また、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNに基づいて、電圧出力型ドライバ回路130Aに含まれる電圧生成回路131Aの定電圧Vgを調節するための電圧調節信号SVを生成して電圧生成回路131Aに出力する。電流調節信号SC及び電圧調節信号SVはアナログ信号である。コントローラ150Aは、定電流Idと比較するための所定の電流値Imax(固定)と、現在設定されている電流調節信号SC及び電圧調節信号SVの信号レベルとを格納するメモリ151を備えて構成される。ここで、電流値Imaxは、定電流源121,122が流せる電流の範囲のうち最大の電流として予め決められてもよいし、電流出力型ドライバ回路120Aの消費電力の上限を考慮して予め決められてもよい。本実施形態に係る定電流源121A,122Aは、詳細後述するように、電流調節信号SCの信号レベルに応じて定電流Idが調節されるように設けられる。本実施形態に係る電圧生成回路Vgは、詳細後述するように、電圧調節信号SVの信号レベルに応じて定電圧Vgが調節されるように設けられる。
In FIG. 9, the
以上のように構成された差動伝送システム10Aにおいて、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNがハイレベルであるとき、出力ドライバとして電流出力型ドライバ回路120Aが設定されている場合は、電流調節信号SCの信号レベルを上昇させる。これによりコントローラ150Aは定電流Idを増大させて、電流出力型ドライバ回路120Aによって出力される差動信号の電圧を大きくする。一方、出力ドライバとして電圧出力型ドライバ回路130Aが設定されている場合、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNがハイレベルであるとき、電圧調節信号SVの信号レベルを上昇させる。これによりコントローラ150Aは定電圧Vgを増大させて、電圧出力型ドライバ回路130Aによって出力される差動信号の電圧を大きくする。また、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNがハイレベルからローレベルに変化したとき、出力ドライバとして電流出力型ドライバ回路120Aが設定されている場合、そのとき設定されている電流調節信号SCの信号レベルをメモリ151に格納する。一方、出力ドライバとして電圧出力型ドライバ回路130Aが設定されている場合、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNがハイレベルからローレベルに変化したとき、そのとき設定されている電圧調節信号SVの信号レベルをメモリ151に格納する。その後、コントローラ150Aは、差動伝送システム10Aの動作モードをテストモードからデータ伝送モードに変更する。データ伝送モードにおいて、コントローラ150Aは、出力ドライバとして電流出力型ドライバ回路120Aが設定されている場合、メモリ151に格納された電流調節信号SCの信号レベルを用いてデータDX,DYを伝送する。一方、出力ドライバとして電流出力型ドライバ回路120Aが設定されている場合は、コントローラ150Aは、メモリ151に格納された電圧調節信号SVの信号レベルを用いてデータDX,DYを伝送する。
In the
図10A及び図10Bは、コントローラ150Aによって実行されるテストモード処理を示すフローチャートである。図10A及び図10Bに示すように、コントローラ150Aは、電流出力型ドライバ回路120Aを出力ドライバとして設定する。例えば、コントローラ240Aは選択信号Selを強制的にローレベルに設定する。ステップS12において、コントローラ150Aは、定電流Idを最小値Iminに設定する。ステップS13において、コントローラ150Aは、送信指示信号STをデータ発生回路140に出力することにより、テストデータTX,TYを含む差動信号を電流出力型ドライバ回路120Aから受信装置200Aに送信する。ステップS14において、コントローラ150Aは、受信装置200Aに差動信号を受信させ、差動信号から検出電圧Vdtを検出させる。ステップS15において、コントローラ150Aは、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref以上であるか否かを判定する。検出電圧Vdtの判定は、受信装置200Aから出力される比較結果通知信号SNを用いて行われる。コントローラ150Aは、ステップS15においてYESのときステップS16に進み、ステップS15においてNOのときステップS17に進む。
10A and 10B are flowcharts showing test mode processing executed by the
ステップS16において、コントローラ150Aは、電流調節信号SCの信号レベルをメモリ151に格納し、テストモード処理を終了する。ステップS17において、コントローラ150Aは、定電流Idが所定の電流値Imax未満であるか否かを判定する。定電流Idの判定は、例えば、現在の電流調節信号SCと電流値Imaxに対応する信号レベルとを比較することによって行われる。コントローラ150Aは、ステップS17においてYESのときステップS18に進み、ステップS17においてNOのときステップS19に進む。
In step S16, the
ステップS18において、コントローラ150Aは電流調節信号SCの信号レベルを調節して定電流Idを所定の電流増加値ΔI分大きくし、ステップS13に戻る。ステップS19において、コントローラ150Aは、電圧出力型ドライバ回路130Aを出力ドライバとして設定する。ステップS20において、差動伝送システム10は定電圧Vgを最小値Vminに設定する。ステップS21において、コントローラ150Aは、送信指示信号STをデータ発生回路140に出力することにより、テストデータTX,TYを含む差動信号を電圧出力型ドライバ回路130Aから受信装置200Aに送信する。ステップS22において、コントローラ150Aは、受信装置200Aに差動信号を受信させ、差動信号から検出電圧Vdtを検出させる。ステップS23において、コントローラ150Aは、受信した差動信号の検出電圧Vdtがしきい値電圧Vref以上であるか否かを判定する。コントローラ150Aは、ステップS23においてYESのときステップS24に進み、ステップS15においてNOのときステップS25に進む。ステップS24において、コントローラ150Aは、電圧調節信号SVの信号レベルをメモリ151に格納し、テストモード処理を終了する。ステップS25において、コントローラ150Aは電圧調節信号SVを調節して定電圧Vgを所定の電圧増加値ΔV分大きくし、ステップS21に戻る。
In step S18, the
テストモード処理を終了すると、コントローラ150Aは、差動伝送システム10Aの動作モードをテストモードからデータ伝送モードに変更する。データ伝送モードにおいて、送信装置100Aは、電流出力型ドライバ回路120Aを用いてデータ伝送する場合、格納された電流調節信号SCに対応する定電流Idによって設定される電圧の差動信号を受信装置200Aに出力する。一方、電圧出力型ドライバ回路130Aを用いてデータ伝送する場合、送信装置100Aは、格納された電圧調節信号SVに対応する定電圧Vgによって設定される電圧の差動信号を受信装置200Aに出力する。
When the test mode process ends, the
以上のように構成された本実施形態に係る差動伝送システム10Aにおいてコントローラ150Aは、比較結果通知信号SNに基づいて電流調節信号SCを調節する。これによりコントローラ150Aは定電流Idを、差動信号のデジタルデータを誤りなく伝送できる電流の範囲のうち最小の電流に設定する。よって、コントローラ150Aは電流出力型ドライバ回路120Aの消費電力を、データDX,DYを伝送する上で必要な消費電力のうちの最小の消費電力に設定できる。また、コントローラ150Aは、比較結果通知信号SNに基づいて電圧調節信号SVを調節する。これによりコントローラ150Aは定電圧Vgを、差動信号のデジタルデータを誤りなく伝送できる電圧の範囲のうち最小の電圧に設定する。よって、コントローラ150Aは電圧出力型ドライバ回路130Aの消費電力を、データDX,DYを伝送する上で必要な消費電力のうちの最小の消費電力に設定できる。また、コントローラ150Aは、定電流Idが所定の電流値Imax以上であるとき、電流出力型ドライバ回路120Aより消費電力が少ない電圧出力型ドライバ回路130Aを出力ドライバとして設定する。これにより、差動信号の電圧調節における消費電力の増大を抑制できる。
In the
以上の実施形態2においては、1つの受信装置200Aを備えているが、本発明はこれに限らず、2つの受信装置200Aを並列に備えてもよい。
In
実施形態3.
図11は、実施形態3に係る送信装置100Bの構成を示すブロック図である。図11に示すように、送信装置100Bは、図1の実施形態1に係る送信装置100と比べて、以下の点が相違する。
(1)データ発生回路140に代えてデータ発生回路140Aを備える。データ発生回路140Aは、データ発生回路140と比べて、差動信号の高周波成分及び低周波成分を調節するエンファシス処理を制御するエンファシス制御回路160をさらに備える。
(2)セレクタ110に代えて、セレクタ110Bを備える。
(3)電流出力型ドライバ回路120に代えて、電流出力型ドライバ回路120Bを備える。
(4)電圧出力型ドライバ回路130に代えて、電圧出力型ドライバ回路130Bを備える。
(5)コントローラ150に代えてコントローラ150Bを備える。
以下、前記相違点について説明する。
FIG. 11 is a block diagram illustrating a configuration of a
(1) A
(2) A
(3) A current
(4) A voltage
(5) A
Hereinafter, the difference will be described.
図11において、コントローラ150Bは、受信装置200から入力された比較結果通知信号SNに基づいて、電流制御信号Scd,Sceを生成して電流出力型ドライバ回路120Bに出力する。また、コントローラ150Bは入力された比較結果通知信号SNに基づいてエンファシス制御信号Semを生成してエンファシス制御回路160に出力する。ここで、電流制御信号Scd,Sceは電流出力型ドライバ回路120Bによって実行されるエンファシス処理を制御するための信号である。エンファシス制御信号Semは電圧出力型ドライバ回路130Bによって実行されるエンファシス処理を制御するための信号である。電流制御信号Scd,Sceはそれぞれ、正の整数Ns個の電流制御信号Scd−1〜Ns,Sce−1〜Nsから構成される。
In FIG. 11, the
図11において、エンファシス制御回路160は、詳細後述するように、データDX,DYに基づいて、エンファシス処理に用いられるエンファシス制御信号DEX,DEYを生成してセレクタ110Bに出力する。ここで、エンファシス制御信号DEX,DEYはそれぞれ、互いに反転関係にあり、ハイレベル又はローレベルを有する2値のデジタルデータである。エンファシス制御信号DEX,DEYは、データDX,DYと同期して生成される。また、エンファシス制御回路160は、入力されたエンファシス制御信号Semに基づいてトランジスタ選択信号Sel−zを生成してセレクタ110Bに出力する。トランジスタ選択信号Sel−zは、電圧出力型ドライバ回路130BのMOS電界効果トランジスタ(以下、MOSトランジスタという。)TP31−1〜K,TP32−1〜K,TN31−1〜K,TN32−1〜K(図13参照)を選択するための信号である。トランジスタ選択信号Sel−zは正の整数K個のトランジスタ選択信号Sel−z−1〜Kで構成される。エンファシス制御回路160は電流出力型ドライバ回路120B又は電圧出力型ドライバ回路130Bがエンファシス処理を実行するように制御する。また、エンファシス制御回路160は、電流出力型ドライバ回路120Bによって実行されるエンファシス処理を制御する。
In FIG. 11, the
以上のように構成されたコントローラ150Bは、詳細後述するように、電流制御信号Scd,Sceによって、電流出力型ドライバ回路120Bにより実行されるエンファシス処理を制御する。また、コントローラ150Bは、詳細後述するように、エンファシス制御信号Semによって、電圧出力型ドライバ回路130Bにより実行されるエンファシス処理を制御する。
The
エンファシス制御回路160が、電流出力型ドライバ回路120Bにより実行されるエンファシス処理を制御する場合を説明する。エンファシス制御回路160は、エンファシス処理において差動信号の電圧が強調されるように制御する場合、データDX,DYとそれぞれ同じ信号レベルのエンファシス制御信号DEX,DEYをセレクタ110Bに出力する。一方、エンファシス処理において差動信号の電圧が強調されないように制御する場合、エンファシス制御回路160は、データDX,DYを反転した信号レベルのエンファシス制御信号DEX,DEYをセレクタ110Bに出力する。また、エンファシス制御回路160は、詳細後述するように、電圧出力型ドライバ回路130Bがエンファシス処理を実行するためのトランジスタ選択信号Sel−zを生成し、電圧出力型ドライバ回路130Bに出力する。
A case where the
セレクタ110Bは、入力されたデータDX,DYとエンファシス制御信号DEX,DEYとをそのまま電流出力型ドライバ回路120Bに出力する。また、セレクタ110Bは、詳細後述するように、入力されたデータDX,DYとトランジスタ選択信号Sel−zとドライバ選択信号Selとに基づいて、制御信号DXN,DXP,DYN,DYPを生成して電圧出力型ドライバ回路130Bに出力する。制御信号DXN,DXP,DYN,DYPは電圧出力型ドライバ回路130Bを制御するための信号である。制御信号DXN,DXP,DYN,DYPはそれぞれ、K個の制御信号DXN−1〜K、K個の制御信号DXP−1〜K、K個の制御信号DYN−1〜K、及びK個の制御信号DYP−1〜Kで構成される(図13参照)。
The
以上のように構成されたセレクタ110Bは、入力されたドライバ選択信号Selがローレベルのとき、電圧出力型ドライバ回路130Bの動作が停止するための制御信号DXN,DXP,DYN,DYPを生成して電圧出力型ドライバ回路130Bに出力する。一方、入力されたドライバ選択信号Selがハイレベルのときは、セレクタ110Bは、ハイレベルの切替信号Slpを電流出力型ドライバ回路120Bに出力することにより、電流出力型ドライバ回路120Bの動作を停止させる。以上の動作によりセレクタ110Bは、ドライバ選択信号Selがローレベルのときは電流出力型ドライバ回路120Bを出力ドライバとして設定する。一方、ドライバ選択信号Selがハイレベルのとき、セレクタ110Bは電圧出力型ドライバ回路130Bを出力ドライバとして設定する。
The
図12は、図11の電流出力型ドライバ回路120Bの構成を示す回路図である。図12に示すように、本実施形態に係る電流出力型ドライバ回路120Bは、図3の実施形態1に係る電流出力型ドライバ125aと電流出力型ドライバ125bとを備えて構成される。さらに、電流出力型ドライバ回路120Bは、pMOSトランジスタTP65と、定電流源129と、nMOSトランジスタTN66,TN67,TN68とを備えて構成される。定電流源129は定電流Irefを流す。電流出力型ドライバ125bは、定電流源121b,122bと、pMOSトランジスタTP3,TP4と、nMOSトランジスタTN3,TN4とを備えて構成される。電流出力型ドライバ125bは電流出力型ドライバ125aと比べて、nMOSトランジスタTN1,TN2に代えて、pMOSトランジスタTN3,TN4を備えたことを特徴としている。また、電流出力型ドライバ125bは、電流出力型ドライバ125aと比べて、定電流源121,122に代えて、定電流源121b,122bを備えたことを特徴としている。電流出力型ドライバ125bは、電流出力型ドライバ125aと比べて、pMOSトランジスタTP1,TP2に代えて、pMOSトランジスタTP3,TP4を備えたことを特徴としている。nMOSトランジスタTN3,TN4及びpMOSトランジスタTP3,TP4はスイッチング回路123bを構成する。
FIG. 12 is a circuit diagram showing a configuration of the current output
定電流源121は、pMOSトランジスタTP63−1〜Ns,TP64−1〜Nsからそれぞれ構成される各直列回路を、電源電圧Vddとスイッチング回路123との間に並列に接続して構成される。定電流源122は、nMOSトランジスタTN63−1〜Ns,TN64−1〜Nsからそれぞれ構成される各直列回路を、スイッチング回路123と接地との間に並列に接続して構成される。入力された電流制御信号Scd−1〜Nsはそれぞれ、nMOSトランジスタTN63−1〜Nsの各ゲートに入力され、インバータ12−1〜Nsを介してpMOSトランジスタTP63−1〜Nsの各ゲートに入力される。
The constant
定電流源121bは、pMOSトランジスタTP61−1〜Ns,TP62−1〜Nsからそれぞれ構成される各直列回路を、電源電圧Vddとスイッチング回路123bとの間に並列に接続して構成される。定電流源122bは、nMOSトランジスタTN61−1〜Ns,TN62−1〜Nsからそれぞれ構成される各直列回路を、スイッチング回路123bと接地との間に並列に接続して構成される。入力された電流制御信号Sce−1〜Nsはそれぞれ、nMOSトランジスタTN61−1〜Nsの各ゲートに入力され、インバータ11−1〜Nsを介してpMOSトランジスタTP61−1〜Nsの各ゲートに入力される。
The constant current source 121b is configured by connecting each series circuit including pMOS transistors TP61-1 to Ns and TP62-1 to Ns in parallel between the power supply voltage Vdd and the
電源電圧Vddと接地との間に、pMOSトランジスタTP65及びnMOSトランジスタTN68の直列回路が挿入される。また、電源電圧Vddと接地との間に、定電流源129と、nMOSトランジスタTN66,TN67の並列回路との直列回路が挿入される。nMOSトランジスタTN67のドレイン−ゲート間と、pMOSトランジスタTP65のゲート−ドレイン間とはそれぞれ短絡される。nMOSトランジスタTN67と、nMOSトランジスタTN68,TN62−1〜Ns,TN64−1〜Nsとはカレントミラー回路を構成する。nMOSトランジスタTN67に流れる電流に対応する電流が、nMOSトランジスタTN68,TN62−1〜Ns,TN64−1〜Nsにそれぞれ流れる。pMOSトランジスタTP65と、pMOSトランジスタTP62−1〜Ns,TP64−1〜Nsとはカレントミラー回路を構成する。pMOSトランジスタTP65に流れる電流に対応する電流が、pMOSトランジスタTP62−1〜Ns,TP64−1〜Nsにそれぞれ流れる。
A series circuit of a pMOS transistor TP65 and an nMOS transistor TN68 is inserted between the power supply voltage Vdd and the ground. A series circuit of a constant
入力された電流制御信号Scdによって、pMOSトランジスタTP63−1〜Ns及びnMOSトランジスタTN63−1〜Nsのうちオンする数を変化させることができる。これにより、定電流源121,122によって流される定電流Idが調整される。また、入力された電流制御信号Sceによって、pMOSトランジスタTP61−1〜Ns及びnMOSトランジスタTN61−1〜Nsのうちオンする数を変化させることができる。これにより、定電流源121b,122bによって流される定電流Ieが調整される。定電流Ieは、スイッチング回路123bを流れ、電流出力型ドライバ回路120Bにおけるエンファシス処理に用いられる。また、電流出力型ドライバ125a,125bは、入力された切替信号Slpがローレベルのときそれぞれ定電流Id,Ieを流す一方、切替信号Slpがハイレベルのとき動作を停止する。
The number of pMOS transistors TP63-1 to Ns and nMOS transistors TN63-1 to Ns that are turned on can be changed by the input current control signal Scd. Thereby, the constant current Id supplied by the constant
エンファシス制御信号DEXはpMOSトランジスタTP3及びnMOSトランジスタTN3の各ゲートに入力され、エンファシス制御信号DEYはpMOSトランジスタTP4及びnMOSトランジスタTN4の各ゲートに入力される。電流出力型ドライバ125bのpMOSトランジスタTP4のドレインとnMOSトランジスタTN3のドレインはそれぞれ、出力端子Txp,Txmに接続される。抵抗R2,R3と受信装置200の入力インピーダンスRrとは、実施形態1と同様に、互いに並列に接続されているので、抵抗R2,R3と受信装置200の入力インピーダンスRrとの合成抵抗値はZ0[Ω]である。
The emphasis control signal DEX is input to the gates of the pMOS transistor TP3 and the nMOS transistor TN3, and the emphasis control signal DEY is input to the gates of the pMOS transistor TP4 and the nMOS transistor TN4. The drain of the pMOS transistor TP4 and the drain of the nMOS transistor TN3 of the current
以上のように構成された電流出力型ドライバ回路120Bは、入力された電流制御信号Sce−1〜Nsが全てローレベルの場合、定電流源121b,122bは動作しないので、エンファシス処理を行わない。この場合、電流出力型ドライバ回路120Bは、実施形態1の電流出力型ドライバ回路120と同様に動作する。
The current
一方、電流制御信号Sce−1〜Nsの全てがローレベルではない場合、電流出力型ドライバ回路120Bは、定電流源121b,122bが上記調整された定電流Ieを流すので、エンファシス処理を行う。エンファシス処理において、電流出力型ドライバ回路120Bに、ハイレベルのデータDX及びエンファシス制御信号DEXと、ローレベルのデータDY及びエンファシス制御信号DEYとが入力される場合を説明する。この場合、pMOSトランジスタTP2,TP4とnMOSトランジスタTN1,TN3とがオンし、pMOSトランジスタTP1,TP3とnMOSトランジスタTN2,TN4とがオフする。よって、電流出力型ドライバ回路120Bは、電流Id+Ieを出力端子Txpから出力端子Txmのへの方向で、抵抗R2,R3及び受信装置200の入力インピーダンスRrとの合成抵抗に流す。
On the other hand, when all of the current control signals Sce-1 to Ns are not at the low level, the current
また、ローレベルのデータDX及びエンファシス制御信号DEXと、ハイレベルのデータDY及びエンファシス制御信号DEYとが電流出力型ドライバ回路120Bに入力される場合を説明する。この場合、pMOSトランジスタTP1,TP3とnMOSトランジスタTN2,TN4とがオンし、pMOSトランジスタTP2,TP4とnMOSトランジスタTN1,TN3とがオフする。よって、電流出力型ドライバ回路120Bは、電流Id+Ieを出力端子Txmから出力端子Txpのへの方向で、抵抗R2,R3及び受信装置200の入力インピーダンスRrとの合成抵抗に流す。以上のように電流出力型ドライバ回路120Bは、強調された差動信号を受信装置200に出力する。
A case will be described in which the low-level data DX and the emphasis control signal DEX and the high-level data DY and the emphasis control signal DEY are input to the current output
一方、ハイレベルのデータDX及びエンファシス制御信号DEYと、ローレベルのデータDY及びエンファシス制御信号DEXとが電流出力型ドライバ回路120Bに入力される場合を説明する。この場合、pMOSトランジスタTP2,TP3とnMOSトランジスタTN1,TN4とがオンし、pMOSトランジスタTP1,TP4とnMOSトランジスタTN2,TN3とがオフする。よって、電流出力型ドライバ回路120Bは、電流Id−Ieを出力端子Txpから出力端子Txmのへの方向で、抵抗R2,R3及び受信装置200の入力インピーダンスRrとの合成抵抗に流す。
On the other hand, the case where the high level data DX and the emphasis control signal DEY and the low level data DY and the emphasis control signal DEX are input to the current output
また、ローレベルのデータDX及びエンファシス制御信号DEYと、ハイレベルのデータDY及びエンファシス制御信号DEXとが電流出力型ドライバ回路120Bに入力される場合を説明する。この場合、pMOSトランジスタTP1,TP4とnMOSトランジスタTN2,TN3とがオンし、pMOSトランジスタTP2,TP3とnMOSトランジスタTN1,TN4とがオフする。よって、電流出力型ドライバ回路120Bは、電流Id−Ieを出力端子Txmから出力端子Txpのへの方向で、抵抗R2,R3及び受信装置200の入力インピーダンスRrとの合成抵抗に流す。以上のように電流出力型ドライバ回路120Bは強調されていない差動信号を受信装置200に出力する。
The case where the low level data DX and the emphasis control signal DEY and the high level data DY and the emphasis control signal DEX are input to the current output
以上のように、電流出力型ドライバ回路120Bは、電流制御信号Sce−1〜Nsの全てがローレベルではないとき差動信号にエンファシス処理を施す一方、電流制御信号Sce−1〜Nsが全てローレベルであるとき差動信号にエンファシス処理を施さない。
As described above, the current
プリエンファシス処理を施された差動信号の電圧VpreはZ0×(Id+Ie)[V]であり、デエンファシス処理を施された差動信号の電圧VdeはZ0×(Id−Ie)[V]である。よって、差動信号を強調する程度を示す振幅強調度(エンファシス量)はVpre/Vde=(Id+Ie)/(Id−Ie)となる。よって、電流制御信号Scd,Sceによって、定電流源121,122,121b,122bによる定電流Id,Ieを大きくすることにより、振幅強調度を高めることができる。
The voltage Vpre of the differential signal subjected to the pre-emphasis processing is Z0 × (Id + Ie) [V], and the voltage Vde of the differential signal subjected to the de-emphasis processing is Z0 × (Id−Ie) [V]. is there. Therefore, the amplitude enhancement degree (emphasis amount) indicating the degree of enhancing the differential signal is Vpre / Vde = (Id + Ie) / (Id−Ie). Therefore, the amplitude enhancement degree can be increased by increasing the constant currents Id and Ie by the constant
図13は、図11の電圧出力型ドライバ回路130Bの構成を示す回路図である。図13に示すように、電圧出力型ドライバ回路130Bは、図4の実施形態1に係る電圧生成回路131及び出力端子Txp,Txmと、第1スイッチ回路132と、第2スイッチ回路133とを備えて構成される。電圧出力型ドライバ回路130Bは、実施形態1に係る電圧出力型ドライバ回路130と比べて、MOSトランジスタTP11,TP12,TN11,TN12に代えて、第1スイッチ回路132と第2スイッチ回路133とを備えたことを特徴としている。第1スイッチ回路132及び第2スイッチ回路133は、電圧生成回路131及び出力端子Txp,Txmとの間に設けられる。第1スイッチ回路132は、K個の抵抗ユニットUP21−1〜K(以下、抵抗ユニットUP21ともいう。)と、K個の抵抗ユニットUN21−1〜K(以下、抵抗ユニットUN21ともいう。)を備えて構成される。第2スイッチ回路133は、K個の抵抗ユニットUP22−1〜K(以下、抵抗ユニットUP22ともいう。)と、K個の抵抗ユニットUN22−1〜K(以下、抵抗ユニットUN22ともいう。)を備えて構成される。抵抗ユニットUP21−1〜Kはそれぞれ、pMOSトランジスタTP31−1〜K(以下、pMOSトランジスタTP31ともいう。)と抵抗R31−1〜Kとを備えて構成される。抵抗ユニットUN21−1〜Kはそれぞれ、nMOSトランジスタTN31−1〜K(以下、nMOSトランジスタTN31ともいう。)と抵抗R32−1〜Kとを備えて構成される。抵抗ユニットUP22−1〜Kはそれぞれ、pMOSトランジスタTP32−1〜K(以下、pMOSトランジスタTP32ともいう。)と抵抗R33−1〜Kとを備えて構成される。抵抗ユニットUN22−1〜Kはそれぞれ、nMOSトランジスタTN32−1〜K(以下、nMOSトランジスタTN32ともいう。)と抵抗R34−1〜Kとを備えて構成される。
FIG. 13 is a circuit diagram showing a configuration of the voltage output
K個のpMOSトランジスタTP31−1〜Kの各ドレインはそれぞれ、K個の抵抗R31−1〜KとK個の抵抗R32−1〜KとnMOSトランジスタTN31−1〜Kの各ドレイン及び各ソースとを介して接地される。また、K個のpMOSトランジスタTP31−1〜Kの各ドレインはそれぞれ、K個の抵抗R31−1〜Kを介して出力端子Txmに接続される。K個のpMOSトランジスタTP32−1〜Kの各ドレインはそれぞれ、K個の抵抗R33−1〜KとK個の抵抗R34−1〜KとnMOSトランジスタTN32−1〜Kの各ドレイン及び各ソースとを介して接地される。また、K個のpMOSトランジスタTP32−1〜Kの各ドレインはそれぞれ、K個の抵抗R33−1〜Kを介して出力端子Txpに接続される。入力された制御信号DXP−1〜Kはそれぞれ、K個のpMOSトランジスタTP31−1〜Kの各ゲートに入力される。入力された制御信号DXN−1〜Kはそれぞれ、K個のnMOSトランジスタTN31−1〜Kの各ゲートに入力される。入力された制御信号DYP−1〜Kはそれぞれ、K個のpMOSトランジスタTP32−1〜Kの各ゲートに入力される。入力された制御信号DYN−1〜Kはそれぞれ、K個のnMOSトランジスタTN32−1〜Kの各ゲートに入力される。各抵抗ユニットUP21−1〜K,UP22−1〜K,UN21−1〜K,UN22−1〜Kは、実施形態1に係る抵抗ユニットUP11と同様に、各抵抗ユニットが含むMOSトランジスタのオン抵抗と抵抗との合計がK×Z0[Ω]となるように設けられる。 The drains of the K pMOS transistors TP31-1 to TP31-1 to K are respectively the K resistors R31-1 to K, the K resistors R32-1 to K, and the drains and sources of the nMOS transistors TN31-1 to TN31-K. Is grounded. The drains of the K pMOS transistors TP31-1 to TP31-1 to TP3 are connected to the output terminal Txm via the K resistors R31-1 to K3. The drains of the K pMOS transistors TP32-1 to TP32-1 to K are respectively the K resistors R33-1 to K, the K resistors R34-1 to K, the drains and the sources of the nMOS transistors TN32-1 to TN32 -K. Is grounded. The drains of the K pMOS transistors TP32-1 to TP32 -K are connected to the output terminal Txp via the K resistors R33-1 to R3, respectively. The input control signals DXP-1 to K are input to the gates of the K pMOS transistors TP31-1 to TP31-1 to K, respectively. Input control signals DXN-1 to K are input to the gates of K nMOS transistors TN31-1 to TN31-1 to K, respectively. The input control signals DYP-1 to K are input to the gates of the K pMOS transistors TP32-1 to TP32-1, respectively. The input control signals DYN-1 to K are input to the gates of the K nMOS transistors TN32-1 to TN32-1, respectively. Each resistance unit UP21-1 to K, UP22-1 to K, UN21-1 to K, UN22-1 to K is similar to the resistance unit UP11 according to the first embodiment, and the on-resistance of the MOS transistor included in each resistance unit. And the resistance are set to be K × Z0 [Ω].
以上のように構成された電圧出力型ドライバ回路130Bにおいて、抵抗ユニットUP21,UP22,UN21,UN22は、エンファシス処理時、入力された制御信号DXN,DXP,DYN,DYPによって2つのグループに分けられる。第1スイッチ回路132内のK個の抵抗ユニットUP21−1〜KのうちのS個を第1グループに帰属させ、残りの(K−S)個を第2グループに帰属させる。ここでSは1以上K以下の整数である。また、K個の抵抗ユニットUN21−1〜Kのうちの(K−S)個を第1グループに帰属させ、残りのS個を第2グループに帰属させる。第2スイッチ回路133のK個の抵抗ユニットUP22−1〜Kのうちの(K−S)個を第1グループに帰属させ、残りのS個を第2グループに帰属させる。K個の抵抗ユニットUN22−1〜KのうちのS個を第1グループに帰属させ、残りの(K−S)個を第2グループに帰属させる。
In the voltage
そして、MOSトランジスタTP31,TP32,TN31,TN32のうち第1グループに帰属するMOSトランジスタと第2グループに帰属するMOSトランジスタとは、制御信号DXN,DXP,DYN,DYPによって交互にオンされる。つまり、MOSトランジスタTP31,TP32,TN31,TN32のうち第1グループに帰属するMOSトランジスタがオンされるとき、第2グループに帰属するMOSトランジスタはオフされる。MOSトランジスタTP31,TP32,TN31,TN32のうち第1グループに帰属するMOSトランジスタがオフされるとき、第2グループに帰属するMOSトランジスタはオンされる。よって、第1スイッチ回路132において、常に、並列接続された合計数K個のMOSトランジスタTP31,TN31がオンされるので、第1スイッチ回路132の合成抵抗は常にZ0[Ω]となる。また、第2スイッチ回路133において、常に、並列接続された合計数K個のMOSトランジスタTP32,TN32がオンされるので、第2スイッチ回路133の合成抵抗は常にZ0[Ω]となる。したがって、抵抗ユニットUP21,UP22,UN21,UN22のグループ分けに用いるグループ分け数Sが任意に設定されても、第1スイッチ回路132の合成抵抗及び第2スイッチ回路133の合成抵抗はそれぞれZ0[Ω]である。故に、グループ分け数Sが変更されても、送信装置100Bと受信装置200との間のインピーダンス整合は維持される。また、グループ分け数Sを変更することにより、電圧出力型ドライバ回路130Bによって出力される差動信号の電圧が変更される。
Of the MOS transistors TP31, TP32, TN31, and TN32, the MOS transistor belonging to the first group and the MOS transistor belonging to the second group are alternately turned on by the control signals DXN, DXP, DYN, and DYP. That is, when the MOS transistor belonging to the first group among the MOS transistors TP31, TP32, TN31, and TN32 is turned on, the MOS transistor belonging to the second group is turned off. When the MOS transistor belonging to the first group among the MOS transistors TP31, TP32, TN31, and TN32 is turned off, the MOS transistor belonging to the second group is turned on. Accordingly, since the total number K of MOS transistors TP31 and TN31 connected in parallel are always turned on in the
以上のように構成された電圧出力型ドライバ回路130Bは制御信号DXN,DXP,DYN,DYPによって、内部の合成抵抗をZ0[Ω]に維持したまま、差動信号の電圧を変更する。よって、送信装置100Bと受信装置200との間のインピーダンス整合を維持したまま、差動信号の電圧を調節することができる。
The voltage
図14Aは、図13の電圧出力型ドライバ回路130Bにおける第1スイッチ回路132の構成例を示す回路図である。図14Bは、図13の電圧出力型ドライバ回路130Bにおける第2スイッチ回路133の構成例を示す回路図である。図14A、図14Bに示す第1スイッチ回路132及び第2スイッチ回路133はそれぞれ、図13に示す電圧出力型ドライバ回路130Bにおいて、個数K=6、定電圧Vg=1.2[V]、特性インピーダンスZ0=50[Ω]と設定された場合の回路例である。
14A is a circuit diagram showing a configuration example of the
図14A及び図14Bにおいて、抵抗ユニットUP21−1〜6,UP22−1〜6,UN21−1〜6,UN22−1〜6の抵抗はそれぞれ300Ωである。また、第1スイッチ回路132の5個の抵抗ユニットUP21−1〜5及び1個の抵抗ユニットUN21−6が第1グループに帰属する。また、第2スイッチ回路133の1個の抵抗ユニットUP22−1及び5個の抵抗ユニットUN22−1〜5が第1グループに帰属する(図14A及び図14Bにおいて、点線で描かれた四角で囲われた抵抗ユニット)。一方、第1スイッチ回路132の1個の抵抗ユニットUP21−6及び5個の抵抗ユニットUN21−1〜5が第2グループに帰属する。また、第2スイッチ回路133の5個の抵抗ユニットUP22−1〜5及び1個の抵抗ユニットUN22−6が第2グループに帰属する(実線で描かれた四角で囲われた抵抗ユニット)。そして、第1グループに帰属する抵抗ユニットUP21−1〜5,UN21−6のMOSトランジスタと第2グループに帰属する抵抗ユニットのMOSトランジスタとが交互にオンされる。
14A and 14B, the resistances of the resistance units UP21-1 to 6, UP22-1 to 6, UN21-1 to UN21-1, and UN22-1 to 6 are each 300Ω. Further, the five resistance units UP21-1 to UP5-5 and the one resistance unit UN21-6 of the
よって、第1スイッチ回路132内の6個のMOSトランジスタが常にオンし、かつ、これら6個のMOSトランジスタをそれぞれ有する抵抗ユニットが互いに並列に接続されているので、第1スイッチ回路132内の合成抵抗は50Ω(=300/6)となる。また、同様の理由により、第2スイッチ回路133内の合成抵抗も50Ωとなる。よって、図14A及び図14Bに示す回路例によっても、送信装置100Bと受信装置200との間のインピーダンス整合をとることができる。
Therefore, the six MOS transistors in the
電圧出力型ドライバ回路130Bの出力端子Txpにおける電圧は、以下に示すように、抵抗ユニットのグループ分けによって、つまりグループ分け数Sによって設定される。図14A及び図14Bにおいては、第1スイッチ回路132の5個の抵抗ユニットUP21−1〜5の合成抵抗は60Ωであり、第2スイッチ回路133の5個の抵抗ユニットUN22−1〜5の合成抵抗は60Ωである。また、前述のように、第1スイッチ回路132の1個の抵抗ユニットUN21−6の抵抗は300Ωであり、第2スイッチ回路133の1個の抵抗ユニットUP22−6の抵抗は300Ωであり、受信装置200の入力インピーダンスは2×50Ωである。よって、抵抗ユニットUN21−6の抵抗と、抵抗ユニットUP22−6の抵抗と、受信装置200の入力インピーダンスとの合成抵抗は86Ωとなる。以上のことから、電圧出力型ドライバ回路130Bが出力する差動信号の差動電圧振幅は、2×1.2×86/(60+86+60)=1.0[V]となる。
The voltage at the output terminal Txp of the voltage output
以上のように構成された本実施形態に係る送信装置100Bにおいて、電流出力型ドライバ回路120Bがエンファシス処理を実行しないように制御される場合を説明する。この場合、コントローラ150Bは、全ての電流制御信号Sce−1〜Nsをローレベルに設定し、設定された電流制御信号Sce−1〜Nsを電流出力型ドライバ回路120Bに送信する。電流出力型ドライバ回路120Bは、全てローレベルに設定された電流制御信号Sce−1〜Nsを受信したとき、エンファシス処理を行わない。一方、電流出力型ドライバ回路120Bがエンファシス処理を実行するように制御される場合を説明する。この場合、コントローラ150Bは、電流制御信号Sce−1〜Nsのうちの少なくとも1つをハイレベルに設定して、設定された電流制御信号Sce−1〜Nsを電流出力型ドライバ回路120Bに送信する。
A case will be described in which the current
さらに、エンファシス処理において差動信号が強調されるように制御される場合を説明する。この場合、エンファシス制御回路160は、データDX,DYとそれぞれ同じ信号レベルのエンファシス制御信号DEX,DEYを、セレクタ110Bを介して電流出力型ドライバ回路120Bに送信する。電流出力型ドライバ回路120Bは、以上のように設定されたエンファシス制御信号DEX,DEYを受信したとき、差動信号を強調する。
Further, a case where the differential signal is controlled to be emphasized in the emphasis process will be described. In this case, the
また、エンファシス処理において差動信号が強調されないように制御される場合を説明する。この場合、エンファシス制御回路160は、データDX,DYをそれぞれ反転した信号レベルのエンファシス制御信号DEX,DEYとをセレクタ110Bを介して電流出力型ドライバ回路120Bに送信する。電流出力型ドライバ回路120Bは、以上のように設定されたエンファシス制御信号DEX,DEYを受信したとき、差動信号を強調しない。
A case will be described in which the differential signal is controlled not to be emphasized in the emphasis processing. In this case, the
また、エンファシス制御回路160は、電圧出力型ドライバ回路130Bがエンファシス処理を実行しないように制御する場合、グループ分け数Sを数Kに設定するためのトランジスタ選択信号Sel−zを生成してセレクタ110Bに出力する。セレクタ110Bは、入力されたドライバ選択信号SelとデータDX,DYとトランジスタ選択信号Sel−zとに基づいて、制御信号DXN,DXP,DYN,DYPを生成して電圧出力型ドライバ回路130Bに出力する。電圧出力型ドライバ回路130Bは、入力された制御信号DXN,DXP,DYN,DYPに従って、エンファシス処理を実行することなく差動信号を送信装置100に出力する。
Further, the
一方、電圧出力型ドライバ回路130Bがエンファシス処理を実行するように制御する場合、エンファシス制御回路160はグループ分け数SをK>S>0が満たされる範囲で設定するためのトランジスタ選択信号Sel−zを生成してセレクタ110Bに出力する。セレクタ110Bは、入力されたトランジスタ選択信号Sel−zとデータDX,DYとドライバ選択信号Selとに基づいて、制御信号DXN,DXP,DYN,DYPを生成して電圧出力型ドライバ回路130Bに出力する。電圧出力型ドライバ回路130Bは、入力された制御信号DXN,DXP,DYN,DYPに従ってエンファシス処理を差動信号に施し、処理を施した差動信号を送信装置100に出力する。
On the other hand, when the voltage output
以上のように構成された本実施形態に係る電流出力型ドライバ回路120B及び電圧出力型ドライバ回路130Bはエンファシス処理を差動信号に施すので、差動信号の高周波成分を低周波成分より高くなるように補償することができる。さらに、本実施形態に係る差動伝送システム10Bは、実施形態1に係る差動伝送システム10と同様に、差動信号の検出電圧Vdtに応じて電流出力型ドライバ回路120B又は電圧出力型ドライバ回路130Bを出力ドライバとして設定する。これにより本実施形態によっても、実施形態1と同様に、差動信号のデジタルデータDX,DYを受信装置200に誤りなく受信させることができるとともに、消費電力の増大を抑制できる。
Since the current output
実施形態4.
図15は、実施形態4に係る送信装置100Cの構成を示すブロック図である。図15に示すように、本実施形態に係る送信装置100Cは、図11の実施形態3に係る送信装置100Bと比べて、以下の点で相違する。
(1)出力ドライバの出力インピーダンスを調整する抵抗補正制御回路170をさらに備える。
(2)セレクタ110Bに代えて、セレクタ110Cを備える。
(3)電流出力型ドライバ回路120Bに代えて、電流出力型ドライバ回路120Cを備える。
(4)電圧出力型ドライバ回路130Bに代えて、電圧出力型ドライバ回路130Cを備える。
以下、前記相違点について説明する。
FIG. 15 is a block diagram illustrating a configuration of a
(1) A resistance
(2) A
(3) A current
(4) A voltage output driver circuit 130C is provided instead of the voltage
Hereinafter, the difference will be described.
図15において、抵抗補正制御回路170は、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスを調節するための抵抗調節信号Sr1を生成してセレクタ110Cに出力する。抵抗調節信号Sr1は2以上の整数Ni個の抵抗調節信号Sr1−1〜Niで構成される(図16参照)。また、抵抗補正制御回路170は電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスを調節するための抵抗調節信号Sr2を生成してセレクタ110Cに出力する。
In FIG. 15, the resistance
セレクタ110Cは、入力されたデータDX,DYと、エンファシス制御信号DEX,DEYと、抵抗調節信号Sr1とをそのまま電流出力型ドライバ回路120Cに出力する。また、セレクタ110Cは、入力されたドライバ選択信号Selに基づいて切替信号Slpを生成して電流出力型ドライバ回路120Cに出力する。また、セレクタ110Cは、入力されたデータDX,DYと、エンファシス制御信号DEX,DEYと、トランジスタ選択信号Sel−zと、抵抗調節信号Sr2とに基づいて制御信号DXN0,DXP0,DYN0,DYP0を生成する。また、セレクタ110Cは、入力されたデータDX,DYと、エンファシス制御信号DEX,DEYと、トランジスタ選択信号Sel−zと、抵抗調節信号Sr2とに基づいて制御信号DXN1,DXP1,DYN1,DYP1を生成する。そして、セレクタ110Cは、生成された制御信号DXN0,DXP0,DYN0,DYP0,DXN1,DXP1,DYN1,DYP1を電圧出力型ドライバ回路130Cに出力する。制御信号DXN0はK個の制御信号DXN0−1〜Kで構成される。制御信号DXP0はK個の制御信号DXP0−1〜Kで構成される。制御信号DYN0はK個の制御信号DYN0−1〜Kで構成される。制御信号DYP0はK個の制御信号DYP0−1〜Kで構成される(図17参照)。制御信号DXN1はK個の制御信号DXN1−1〜Kで構成される。制御信号DXP1はK個の制御信号DXP1−1〜Kで構成される。制御信号DYN1はK個の制御信号DYN1−1〜Kで構成される。制御信号DYP1はK個の制御信号DYP1−1〜Kで構成される(図17参照)。制御信号DXN0,DXP0,DYN0,DYP0,DXN1,DXP1,DYN1,DYP1は、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスを調節するための信号である。
The
図16は、図15の電流出力型ドライバ回路120Cの構成を示す回路図である。図16に示すように、電流出力型ドライバ回路120Cは、実施形態3に係る電流出力型ドライバ125bと、電流出力型ドライバ125cとを備えて構成される。電流出力型ドライバ125cは、実施形態3に係る定電流源121,122と、pMOSトランジスタTP1,TP2とnMOSトランジスタTN1,TN2と、バイアス電圧生成回路124cとを備えて構成される。電流出力型ドライバ125cは、実施形態1に係る電流出力型ドライバ125aと比べて、実施形態1に係るバイアス電圧生成回路124に代えて、バイアス電圧生成回路124cを備えたことを特徴とする。バイアス電圧生成回路124cは、Ni個の抵抗ユニットUN31−1〜NiとNi個の抵抗ユニットUN32−1〜Niとを備えて構成される。抵抗ユニットUN31−1〜Niはそれぞれ、nMOSトランジスタTN41−1〜Niと抵抗R42−1〜Niとを備えて構成される。抵抗ユニットUN32−1〜Niはそれぞれ、nMOSトランジスタTN42−1〜Niと抵抗R43−1〜Niとを備えて構成される。
FIG. 16 is a circuit diagram showing a configuration of the current output
pMOSトランジスタTP1のドレインは、nMOSトランジスタTN41−1〜Niの各ソースとnMOSトランジスタTN1のドレインと出力端子Txmとに接続される。nMOSトランジスタTN41−1〜Niの各ドレインはそれぞれ、抵抗R42−1〜Niと抵抗R43−1〜Niとを介してnMOSトランジスタTN42−1〜Niの各ドレインに接続される。pMOSトランジスタTP2のドレインは、nMOSトランジスタTN42−1〜Niの各ソースと、nMOSトランジスタTN2のドレインと、出力端子Txpとに接続される。定電圧Vdcは、抵抗R42−1〜Ni及び抵抗R43−1〜Niの各接続点に接続される。入力された抵抗調節信号Sr1−1〜Niはそれぞれ、nMOSトランジスタTN41−1〜Niの各ゲート及びnMOSトランジスタTN42−1〜Niの各ゲートに入力される。 The drain of the pMOS transistor TP1 is connected to the sources of the nMOS transistors TN41-1 to Ni, the drain of the nMOS transistor TN1, and the output terminal Txm. The drains of the nMOS transistors TN41-1 to TN41-1 are connected to the drains of the nMOS transistors TN42-1 to TN4 through resistors R42-1 to R4 and resistors R43-1 to Ni, respectively. The drain of the pMOS transistor TP2 is connected to the sources of the nMOS transistors TN42-1 to Ni, the drain of the nMOS transistor TN2, and the output terminal Txp. The constant voltage Vdc is connected to each connection point of the resistors R42-1 to R4 and Ni and the resistors R43-1 to R43-1. The inputted resistance adjustment signals Sr1-1 to Ni are inputted to the gates of the nMOS transistors TN41-1 to Ni and the gates of the nMOS transistors TN42-1 to Ni, respectively.
抵抗ユニットUN31−1〜Niはそれぞれ、nMOSトランジスタTN41−1〜Niのオン抵抗と抵抗R42−1〜Niとの合計が抵抗値Z−1〜Ni[Ω]となるように設けられる。抵抗ユニットUN32−1〜Niはそれぞれ、nMOSトランジスタTN42−1〜Niのオン抵抗と抵抗R43−1〜Niとの合計が抵抗値Z−1〜Ni[Ω]となるように設けられる。ここで抵抗値Z−1〜Ni[Ω]は互いに異なる。 The resistance units UN31-1 to Ni are provided so that the sum of the on-resistances of the nMOS transistors TN41-1 to Ni and the resistances R42-1 to Ni becomes resistance values Z-1 to Ni [Ω]. Each of the resistance units UN32-1 to Ni is provided such that the sum of the on-resistances of the nMOS transistors TN42-1 to TN42-1 to Ni and the resistances R43-1 to Ni becomes resistance values Z-1 to Ni [Ω]. Here, the resistance values Z-1 to Ni [Ω] are different from each other.
なお、本実施形態においては、電圧出力型ドライバ回路130Cに含まれるnMOSトランジスタTN41−1〜Ni,TN42−1〜Niは、各オン抵抗が比較的大きくなるように設けられる。そのために、nMOSトランジスタTN41−1〜Ni,TN42−1〜Niは、各サイズが比較的小さくなるように設けられる。これにより、電流出力型ドライバ回路120Cの回路規模をより小さくできる。
In the present embodiment, the nMOS transistors TN41-1 to Ni, TN42-1 to Ni included in the voltage output driver circuit 130C are provided so that their on-resistances are relatively large. For this purpose, the nMOS transistors TN41-1 to Ni and TN42-1 to Ni are provided so that their sizes are relatively small. Thereby, the circuit scale of the current output
以上のように構成された電流出力型ドライバ回路120Cにおいて、抵抗調節信号Sr1−1〜Niによって、nMOSトランジスタTN41−1〜Niのうち少なくとも1つがオンされる。また、抵抗調節信号Sr1−1〜Niによって、nMOSトランジスタTN41−1〜Niのうち、オンされたnMOSトランジスタTN41−1〜Niに対応するnMOSトランジスタがオンされる。nMOSトランジスタTN41−1〜Ni,TN42−1〜NiのうちオンされるnMOSトランジスタに応じて、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスは、段階的に調節される。例えば、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスはZ0[Ω]とZ1[Ω]との間で段階的に調節される。また、全てのnMOSトランジスタTN41−1〜Ni,TN42−1〜Niをオフすることにより、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスはハイインピーダンスに設定される。
In the current output
図17は、図15の電圧出力型ドライバ回路130Cの構成を示す回路図である。図17に示すように、電圧出力型ドライバ回路130Cは、図13の実施形態3に係る電圧生成回路131、出力端子Txp,Txm、第1スイッチ回路132、及び第2スイッチ回路133を備えて構成される。さらに、電圧出力型ドライバ回路130Cは、第1スイッチ回路132a及び第2スイッチ回路133aを備えて構成される。第1スイッチ回路132a及び第2スイッチ回路133aは、電圧生成回路131と出力端子Txp,Txmとの間に、第1スイッチ回路132及び第2スイッチ回路133と並列に設けられる。
FIG. 17 is a circuit diagram showing a configuration of the voltage output type driver circuit 130C of FIG. As shown in FIG. 17, the voltage output type driver circuit 130C includes a
第1スイッチ回路132aは、第1スイッチ回路132と比べて、抵抗ユニットUP21−1〜K,UN21−1〜Kに代えて、抵抗ユニットUP41−1〜K,UN41−1〜Kを備えて構成される。抵抗ユニットUP41−1〜Kはそれぞれ、抵抗ユニットUP21−1〜Kに比べて、pMOSトランジスタTP31−1〜K及び抵抗R31−1〜Kに代えて、pMOSトランジスタTP51−1〜K及び抵抗R51−1〜Kを備えて構成される。抵抗ユニットUN41−1〜Kはそれぞれ、抵抗ユニットUN21−1〜Kに比べて、nMOSトランジスタTN31−1〜K及び抵抗R32−1〜Kに代えて、nMOSトランジスタTN51−1〜K及び抵抗R52−1〜Kを備えて構成される。
Compared with the
第2スイッチ回路133aは、第2スイッチ回路133と比べて、抵抗ユニットUP22−1〜K,UN22−1〜Kに代えて、抵抗ユニットUP42−1〜K,UN42−1〜Kを備えて構成される。抵抗ユニットUP42−1〜Kはそれぞれ、抵抗ユニットUP22−1〜Kに比べて、pMOSトランジスタTP32−1〜K及び抵抗R33−1〜Kに代えて、pMOSトランジスタTP52−1〜K及び抵抗R53−1〜Kを備えて構成される。抵抗ユニットUN42−1〜Kはそれぞれ、抵抗ユニットUN22−1〜Kに比べて、nMOSトランジスタTN32−1〜K及び抵抗R34−1〜Kに代えて、nMOSトランジスタTN52−1〜K及び抵抗R54−1〜Kを備えて構成される。抵抗ユニットUP41−1〜K,UN41−1〜K,UP42−1〜K,UN42−1〜Kの各抵抗値は、(K×Z1)[Ω]に設定される。ここで抵抗値Z1[Ω]は抵抗値Z0[Ω]と異なる。第1スイッチ回路132及び第2スイッチ回路133は電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ0[Ω]に設定するための回路である。第1スイッチ回路132a及び第2スイッチ回路133aは電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ1[Ω]に設定するための回路である。
Compared with the
入力されたK個の制御信号DXP0−1〜K(以下、制御信号DXP0ともいう。)はそれぞれ、K個のpMOSトランジスタTP31−1〜Kの各ゲートに入力される。入力されたK個の制御信号DYP0−1〜K(以下、制御信号DYP0ともいう。)はそれぞれ、K個のpMOSトランジスタTP32−1〜Kの各ゲートに入力される。入力されたK個の制御信号DXN0−1〜K(以下、制御信号DXN0ともいう。)はそれぞれ、K個のnMOSトランジスタTN31−1〜Kの各ゲートに入力される。入力されたK個の制御信号DYN0−1〜K(以下、制御信号DYN0ともいう。)はそれぞれ、K個のnMOSトランジスタTN32−1〜Kの各ゲートに入力される。また、入力されたK個の制御信号DXP1−1〜K(以下、制御信号DXP1ともいう。)はそれぞれ、K個のpMOSトランジスタTP51−1〜Kの各ゲートに入力される。入力されたK個の制御信号DYP1−1〜K(以下、制御信号DYP1ともいう。)はそれぞれ、K個のpMOSトランジスタTP52−1〜Kの各ゲートに入力される。入力されたK個の制御信号DXN1−1〜Kは(以下、制御信号DXN1ともいう。)それぞれ、K個のnMOSトランジスタTN51−1〜Kの各ゲートに入力される。入力されたK個の制御信号DYN1−1〜K(以下、制御信号DYN1ともいう。)はそれぞれ、K個のnMOSトランジスタTN52−1〜Kの各ゲートに入力される。 The input K control signals DXP0-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DXP0) are respectively input to the gates of the K pMOS transistors TP31-1 to TP31-1. The input K control signals DYP0-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DYP0) are input to the gates of the K pMOS transistors TP32-1 to TP32-1, respectively. The inputted K control signals DXN0-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DXN0) are inputted to the gates of the K nMOS transistors TN31-1 to TN31-1 to K, respectively. The input K control signals DYN0-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DYN0) are input to the gates of the K nMOS transistors TN32-1 to TN32-1, respectively. The input K control signals DXP1-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DXP1) are input to the gates of the K pMOS transistors TP51-1 to TP51-1. The input K control signals DYP1-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DYP1) are input to the gates of the K pMOS transistors TP52-1 to TP52-1, respectively. The input K control signals DXN1-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DXN1) are input to the gates of the K nMOS transistors TN51-1 to TN51-1. The input K control signals DYN1-1 to K (hereinafter also referred to as control signal DYN1) are input to the gates of the K nMOS transistors TN52-1 to TN52-1, respectively.
以上のように構成された電圧出力型ドライバ回路130Cにおいて、MOSトランジスタTP31−1〜K,TP32−1〜K,TN31−1〜K,TN32−1〜Kはそれぞれ、制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0によってオン又はオフされる。MOSトランジスタTP51−1〜K,TP52−1〜K,TN51−1〜K,TN52−1〜Kはそれぞれ、制御信号DXP1,DYP1,DXN1,DYN1によってオン又はオフされる。電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ0[Ω]に設定するように制御する場合を説明する。この場合、制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0は、第1及び第2スイッチ回路132,133が実施形態3と同様の動作を実行するように設定される。それと共に、制御信号DXP1,DYP1,DXN1,DYN1は、第1及び第2スイッチ回路132a,133a内の全てのMOSトランジスタTP51,TP52,TN51,TN52がオフされるように設定される。これにより、第1及び第2スイッチ回路132,133の出力インピーダンスはZ0[Ω]に設定され、第1及び第2スイッチ回路132a,133aの出力インピーダンスはハイインピーダンスに設定される。よって、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスはZ0[Ω]に設定される。
In the voltage output type driver circuit 130C configured as described above, the MOS transistors TP31-1 to K, TP32-1 to K, TN31-1 to K, and TN32-1 to K are control signals DXP0, DYP0, and DXN0, respectively. , DYN0 to turn on or off. The MOS transistors TP51-1 to K, TP52-1 to K, TN51-1 to K, and TN52-1 to K are turned on or off by the control signals DXP1, DYP1, DXN1, and DYN1, respectively. A case will be described in which the output impedance of the voltage output driver circuit 130C is controlled to be set to Z0 [Ω]. In this case, the control signals DXP0, DYP0, DXN0, and DYN0 are set so that the first and
一方、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ1[Ω]に設定するように制御する場合を説明する。この場合、制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0は、第1及び第2スイッチ回路132,133内の全てのMOSトランジスタTP31,TP32,TN31,TN32がオフされるように設定される。それと共に、制御信号DXP1,DYP1,DXN1,DYN1は、第1及び第2スイッチ回路132a,133aが実施形態3における第1及び第2スイッチ回路132,133と同様の動作を実行するように設定される。これにより、第1及び第2スイッチ回路132,133の出力インピーダンスはハイインピーダンスに設定され、第1及び第2スイッチ回路132a,133aの出力インピーダンスはZ1[Ω]に設定される。よって、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスはZ1[Ω]に設定される。
On the other hand, a case where the output impedance of the voltage output driver circuit 130C is controlled to be set to Z1 [Ω] will be described. In this case, the control signals DXP0, DYP0, DXN0, DYN0 are set so that all the MOS transistors TP31, TP32, TN31, TN32 in the first and
また、全てのMOSトランジスタTP31,TP32,TN31,TN32,TP51,TP52,TN51,TN52をオフすることにより、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスはハイインピーダンスに設定される。以上のように、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスは、制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1に応じて、ハイインピーダンス、Z0[Ω]、又はZ1[Ω]に設定される。 Further, by turning off all the MOS transistors TP31, TP32, TN31, TN32, TP51, TP52, TN51, and TN52, the output impedance of the voltage output driver circuit 130C is set to a high impedance. As described above, the output impedance of the voltage output driver circuit 130C is high impedance, Z0 [Ω], or Z1 [Ω] according to the control signals DXP0, DYP0, DXN0, DYN0, DXP1, DYP1, DXN1, and DYN1. Set to
以上のように構成された本実施形態に係る送信装置100Cにおいて、電流出力型ドライバ回路120Cが出力ドライバとして用いられる場合において電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスを調節する場合を説明する。この場合、抵抗補正制御回路170は、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスを設定するための抵抗調節信号Sr1を生成する。そして抵抗補正制御回路170は生成された抵抗調節信号Sr1をセレクタ110Cを介して電流出力型ドライバ回路120Cに出力する。これによって電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスは所定の抵抗値に設定される。また、抵抗補正制御回路170は、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをハイインピーダンスに設定するための抵抗調節信号Sr2を生成してセレクタ110Cに出力する。セレクタ110Cは、入力された抵抗調節信号Sr2等に基づいて制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1を生成して電圧出力型ドライバ回路130Cに出力する。電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスは、入力された制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1によってハイインピーダンスに設定される。以上のように電流出力型ドライバ回路120Cが調節されることにより、送信装置100Cの出力インピーダンスは調節される。
In the
一方、電圧出力型ドライバ回路130Cが出力ドライバとして用いられる場合において、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ0[Ω]に設定するように制御する場合を説明する。この場合、抵抗補正制御回路170は、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ0[Ω]に設定するための抵抗調節信号Sr2を生成してセレクタ110Cに出力する。セレクタ110Cは、入力された抵抗調節信号Sr2等に基づいて、第1スイッチ回路132及び第2スイッチ回路133を動作させるための制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0を生成する。それと共に、セレクタ110Cは、入力された抵抗調節信号Sr2等に基づいて、第1スイッチ回路132a及び第2スイッチ回路133aの出力インピーダンスをハイインピーダンスに設定するための制御信号DXP1,DYP1,DXN1,DYN1を生成する。そしてセレクタ110Cは、生成した制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1を電圧出力型ドライバ回路130Cに出力する。電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスは、入力された制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1によってZ0[Ω]に設定される。また、抵抗補正制御回路170は、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスをハイインピーダンスに設定するための抵抗調節信号Sr1を生成してセレクタ110Cを介して電流出力型ドライバ回路120Cに出力する。これにより電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスはハイインピーダンスに設定される。したがって、送信装置100Cの出力インピーダンスはZ0[Ω]に設定される。
On the other hand, when the voltage output driver circuit 130C is used as an output driver, a case will be described in which the output impedance of the voltage output driver circuit 130C is controlled to be set to Z0 [Ω]. In this case, the resistance
また、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ1[Ω]に設定するように制御する場合を説明する。この場合、抵抗補正制御回路170は、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ1[Ω]に設定するための抵抗調節信号Sr2を生成してセレクタ110Cに出力する。セレクタ110Cは、入力された抵抗調節信号Sr2等に基づいて、第1スイッチ回路132及び第2スイッチ回路133の出力インピーダンスをハイインピーダンスに設定するための制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0を生成する。それと共に、セレクタ110Cは、入力された抵抗調節信号Sr2等に基づいて、第1スイッチ回路132a及び第2スイッチ回路133aを動作させるための制御信号DXP1,DYP1,DXN1,DYN1を生成する。そしてセレクタ110Cは、生成した制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1を電圧出力型ドライバ回路130Cに出力する。電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスは、入力された制御信号DXP0,DYP0,DXN0,DYN0、DXP1,DYP1,DXN1,DYN1によってZ1[Ω]に設定される。また、抵抗補正制御回路170は、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ1[Ω]に設定するように制御する場合と同様に、電流出力型ドライバ回路120Cの出力インピーダンスをハイインピーダンスに設定する。したがって、送信装置100Cの出力インピーダンスはZ0[Ω]に設定される。以上のように抵抗補正制御回路170は抵抗調節信号Sr2によって電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスをZ0[Ω]又はZ1[Ω]に設定することにより、送信装置100Cの出力インピーダンスをZ0[Ω]又はZ1[Ω]に設定する。
A case will be described in which the output impedance of the voltage output driver circuit 130C is controlled to be set to Z1 [Ω]. In this case, the resistance
以上のように構成された本実施形態に係る送信装置100Cにおいて、抵抗補正制御回路170は、電流出力型ドライバ回路120C及び電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスを調節する。これにより、受信装置200の入力インピーダンスが変更された場合にも、送信装置100Cと受信装置200との間のインピーダンス整合を維持できる。よって、インピーダンス整合がとれていないことに起因する反射波による伝送信号の波形の歪み(つまり、ジッタ)を抑制できる。また、送信装置100Cは、実施形態3と同様に、差動信号の検出電圧Vdtに応じて出力ドライバを切り替えるので消費電力の増大を抑制できる。また、本実施形態に係る送信装置100Cは、実施形態3に係る送信装置100Bと同様に、差動信号にエンファシス処理を施すので、差動信号の高周波成分を低周波成分より高くなるように補償できる。
In the
なお、前述の実施形態1〜4において、抵抗合成回路231に含まれるM個の抵抗R20−1〜Mの各抵抗値は全て同じであるが、本発明はこれに限定されず、抵抗R20−1〜Mの各抵抗値が互いに異なってもよい。その場合、M個のpMOSトランジスタTP21−1〜Mのいずれか一つをオンすることによってM個の抵抗R20−1〜Mのいずれか一つを分圧に用いてもよい。
In the first to fourth embodiments, the resistance values of the M resistors R20-1 to M20-1 included in the
実施形態2において、定電流Idを所定の電流増加値ΔIずつ増大させる(図10AにおけるステップS18)が、本発明はこれに限定されず、電流増加値ΔIを、定電流Idが所定の最大値Imaxに近づくに伴って減少させてもよい。また、実施形態2において、定電圧Vgを所定の電圧増加値ΔVずつ増大させる(図10BのステップS25)が、本発明はこれに限定されず、電圧増加値ΔVを、検出電圧Vdtがしきい値電圧Vrefに近づくに伴って減少させてもよい。 In the second embodiment, the constant current Id is increased by a predetermined current increase value ΔI (step S18 in FIG. 10A). However, the present invention is not limited to this, and the current increase value ΔI is set to a predetermined maximum value. It may be decreased as it approaches Imax. In the second embodiment, the constant voltage Vg is increased by a predetermined voltage increase value ΔV (step S25 in FIG. 10B). However, the present invention is not limited to this, and the detection voltage Vdt is the threshold value of the voltage increase value ΔV. It may be decreased as the value voltage Vref is approached.
実施形態4に係る送信装置100Cにおいて、抵抗ユニットUN31−1〜Ni,UN32−1〜Niの各抵抗値Z−1〜Ni[Ω]は互いに異なるが、本発明はこれに限定されず、各抵抗値Z−1〜Ni[Ω]が互いに同じであってもよい。なお、抵抗ユニットUN31−1〜Niの各抵抗値はそれぞれ、抵抗ユニットUN32−1〜Niの各抵抗値と同じとなるように設定される。
In the
実施形態4に係る送信装置100Cは、差動信号に対するエンファシス機能と出力ドライバの出力インピーダンスの調節機能とを備えたが、本発明はこれに限定されず、出力インピーダンスの調節機能のみを備えた送信装置100にも本発明を適用できる。
The
実施形態4に係る電流出力型ドライバ回路120Cにおいて、抵抗ユニットUN31−1〜NiはそれぞれnMOSトランジスタTN41−1〜Ni及び抵抗R42−1〜Niを備えて構成される。抵抗ユニットUN32−1〜NiはそれぞれnMOSトランジスタTN42−1〜Ni及び抵抗R43−1〜Niを備えて構成される。しかし本発明はこれに限定されない。抵抗ユニットUN31−1〜NiはそれぞれnMOSトランジスタTN41−1〜Niのみを備えて構成され、抵抗ユニットUN32−1〜NiはそれぞれnMOSトランジスタTN42−1〜Niのみを備えて構成されてもよい。この場合、電流出力型ドライバ回路120Cの回路規模をより小さくできる。
In the current
実施形態4において、電圧出力型ドライバ回路130Cの出力インピーダンスはZ0[Ω]及びZ1[Ω]の2つの値のいずれか一つに設定されるが、本発明はこれに限定されず、出力インピーダンスが3つ以上の値のいずれか一つに設定されてもよい。これを実現するために、電圧出力型ドライバ回路130Cは、例えば、3つ以上の第1スイッチ回路132と3つ以上の第2スイッチ回路133とを備えて構成してもよい。
In the fourth embodiment, the output impedance of the voltage output type driver circuit 130C is set to one of two values of Z0 [Ω] and Z1 [Ω], but the present invention is not limited to this, and the output impedance May be set to any one of three or more values. In order to realize this, the voltage output type driver circuit 130C may include, for example, three or more
実施形態1〜4に係る受信装置200においてデータ伝送モード時にデータDX,DYの受信に用いられる構成は、送信装置100によって送信された差動信号を受信する構成であれば、任意の構成でよい。
In the receiving
以上の実施形態においては、受信装置200,200Aにおいて差動信号の電圧(その他、電流、電力などの信号レベルであってもよい。)を検出して比較結果通知信号SNを折り返し送信している。本発明はこれに限らず、差動信号のアイパターン又はジッタを検出してそれぞれ例えば基準アイパターン又は基準ジッタと比較して比較結果通知信号SNを折り返し送信してもよい。すなわち、比較結果通知信号SNは、信号レベル、アイパターン、又はジッタなどの信号品質が所定のしきい値であるか否かを示し信号であってもよい。
In the above embodiment, the
また、実施形態1〜4に係る各構成の一部を、本発明を適用できる限りにおいて、適宜組み合わせてもよい。 Moreover, you may combine suitably a part of each structure which concerns on Embodiment 1-4 as long as this invention is applicable.
100:送信装置
110:セレクタ
120:電流出力型ドライバ回路
121,122:定電流源
123:スイッチング回路
124:バイアス電圧生成回路
125:電流出力型ドライバ
130:電圧出力型ドライバ回路
131:電圧生成回路
132:第1スイッチ回路
133:第2スイッチ回路
140:データ発生回路
150:振幅制御回路
160:エンファシス制御回路
170:抵抗補正制御回路
200:受信装置
210:受信回路
220:振幅検出回路
221:オペアンプ
222:コンパレータ
SW:スイッチ
230:振幅比較回路
231:抵抗合成回路
222:比較器
240:コントローラ
300:差動伝送路
100: Transmitter 110: Selector 120: Current
Claims (6)
前記伝送信号を増幅して、実質的に信号電流を用いて送信する電流出力型ドライバ回路と、
前記伝送信号を増幅して、実質的に信号電圧を用いて送信する電圧出力型ドライバ回路と、
所定のテスト信号を生成する信号生成部と、
前記電流出力型ドライバ回路及び前記電圧出力型ドライバ回路の動作を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記テスト信号を前記信号送信装置に送信したときに、前記信号受信装置において受信されたテスト信号の信号品質が所定のしきい値以上であることを示す比較結果通知信号に基づいて、前記電流出力型ドライバ回路を選択して前記伝送信号を増幅して送信するように制御する一方、前記テスト信号の信号品質が所定のしきい値未満であることを示す比較結果通知信号に基づいて、前記制御手段は、前記電圧出力型ドライバ回路を選択して前記伝送信号を増幅して送信するように制御することを特徴とする信号送信装置。 A signal transmission device that transmits (outputs) a predetermined transmission signal to a signal reception device via a signal transmission path,
A current output driver circuit that amplifies the transmission signal and transmits it substantially using a signal current;
A voltage output type driver circuit that amplifies the transmission signal and transmits substantially using the signal voltage;
A signal generator for generating a predetermined test signal;
Control means for controlling the operation of the current output type driver circuit and the voltage output type driver circuit,
The control means is based on a comparison result notification signal indicating that the signal quality of the test signal received by the signal receiving device is equal to or higher than a predetermined threshold when the test signal is transmitted to the signal transmitting device. A comparison result notification signal indicating that the signal quality of the test signal is less than a predetermined threshold value, while controlling to select the current output driver circuit and amplify and transmit the transmission signal. Based on this, the control means controls to select the voltage output type driver circuit and amplify and transmit the transmission signal.
前記エンファシス制御回路は、前記エンファシス処理を制御するための制御信号を生成し、前記伝送信号と前記制御信号との関係に基づいて、前記エンファシス処理を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の信号送信装置。 Controls the execution of emphasis processing for the transmission signal amplified by the current output type driver circuit, and executes emphasis processing for changing the signal level for the transmission signal amplified by the voltage output type driver circuit. Further comprising an emphasis control circuit for controlling
The said emphasis control circuit produces | generates the control signal for controlling the said emphasis process, and controls the said emphasis process based on the relationship between the said transmission signal and the said control signal. The signal transmission device according to the description.
前記信号受信装置からテスト信号を受信したときに、受信されたテスト信号の信号品質が所定のしきい値以上であることを示す比較結果通知信号を生成して前記信号送信装置に送信する信号生成手段を備えたことを特徴とする信号受信装置。 A signal reception device that receives a transmission signal from the signal transmission device according to any one of claims 1 to 4,
Signal generation for generating a comparison result notification signal indicating that the signal quality of the received test signal is equal to or higher than a predetermined threshold when the test signal is received from the signal receiving device and transmitting the signal to the signal transmitting device A signal receiving device comprising means.
請求項5記載の信号受信装置とを備えたことを特徴とする信号伝送システム。 A signal transmission device according to any one of claims 1 to 4,
A signal transmission system comprising the signal receiving device according to claim 5.
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