JP2015054260A - 排水の処理装置、排水の処理方法、および排水の処理システム、並びに制御装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反応槽2内を流れる被処理水に対して散気部6a〜6dにより被処理水を曝気しつつ生物処理を行う。反応槽2の被処理水の流れに沿って、流入側近傍にアンモニア計11を設けてアンモニア濃度を測定しつつ、途中位置の好気槽2bの流出側に硝酸計7を設けて硝酸濃度を測定し、それぞれの計測値を制御部9に供給する。制御部9は、アンモニア計11が計測したアンモニア濃度の値に基づいて硝酸濃度の制御濃度範囲を設定し、硝酸濃度が制御濃度範囲に収まるように、気体供給量制御部10a〜10dによる散気部6a〜6dから被処理水への気体供給量を散気部6a〜6dごとにまたは一括して制御する。
【選択図】 図1
Description
(排水処理装置の構成)
まず、本発明の第1の実施形態による制御装置を含む排水の処理装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態である排水処理装置は、最初沈殿池1、順次連通した複数段の好気槽2a,2b,2c,2d(第1槽〜第4槽)からなる反応槽2、固液分離槽3、汚泥返送経路5、および制御部9を備える。
次に、好気槽2a〜2dにおいて行われる排水の処理方法、およびこれに伴う制御方法並びに制御部9が実行するプログラムによる気体供給量制御について説明する。図5は、この第1の実施形態による処理方法を示すフローチャートである。
NH2OH+H2O→NO2 −+5H++4e− …(2)
NO2 −+0.5O2→NO3 − …(3)
NO2 −+H++2(H) → 0.5N2O+1.5H2O …(5)
NO3 −+H++5(H) → 0.5N2+3H2O …(6)
NO3 −+2H → NO2 −+H2O …(7)
NO2 −+H++(H) → NO+H2O …(8)
NO+(H) → 0.5N2O+0.5H2O …(9)
N2O+2(H) → N2+H2O …(10)
次に、以上の第1の実施形態に基づいた実施例1,2について説明する。上述した図4Aは、第1の実施形態の実施例1として、反応槽2に流入した被処理水におけるアンモニア濃度が8mg/Lの場合において、硝酸濃度の制御濃度範囲を、アンモニア濃度の20%以下の16%前後の1.3mg/L前後とした条件における、NH4−N、NO2−N、およびNO3−Nの窒素濃度並びに全窒素濃度を示すグラフである。また、図4Bは、第1の実施形態における実施例2として、反応槽2に流入した被処理水におけるアンモニア濃度が8mg/Lの場合において、硝酸濃度の制御濃度範囲を、アンモニア濃度の20%を超えた41%前後、すなわち3.3mg/L前後とした場合の、NH4−N、NO2−N、およびNO3−Nの窒素濃度並びに全窒素濃度を示すグラフである。
また、この第1の実施形態においては、反応槽2を4槽の好気槽2a〜2dから構成したが、この反応槽2を被処理水の流れが生じる単一槽とすることも可能である。図2Bは、第1の実施形態の変形例1としての、反応槽2を単一槽から構成した場合の平面図である。図2Bに示すように、散気手段としては、複数の散気部6a〜6dの代わりに単体の散気部6から構成しても良い。この場合においても、硝酸計7は、被処理水の流れ方向に沿って、脱窒反応を制御する必要がある領域の最下流側の所望の位置、ここでは反応槽2の被処理水の流れ方向に沿ったほぼ中間の位置に設けられ、アンモニア計11は、硝酸計7より上流側の所望の位置、好ましくは反応槽2における被処理水の流入側近傍の位置に設けられる。なお、散気手段を単体の散気部6から構成した場合であっても、散気部6における反応槽2内での気体の供給部分ごとに気体供給量を制御可能に構成しても良い。また、反応槽2を単一槽とした場合においても、散気手段を、上述した第1の実施形態と同様に複数の散気部から構成してもよい。そして、反応槽2を単一槽とし、散気手段を複数の散気部から構成する場合においても、複数の散気部を互いに独立して制御しても、互いに同一に制御しても良い。
また、上述の第1の実施形態においては、反応槽2における被処理水の流入側近傍の位置にアンモニア計11を設けているが、このアンモニア計11の設置位置を反応槽2の外部に設けることも可能である。図3は、この第1の実施形態の変形例2としての、アンモニア計11を反応槽2の外部に設けた場合の構成図である。図3に示すように、アンモニア計11は、被処理水の流れ方向に沿った硝酸計7より上流側の所望の位置、具体的には反応槽2の外部における被処理水の流入側近傍で被処理水の流れ方向に沿って最初沈殿地1の下流側の位置に設けられる。
次に、本発明の第2の実施形態による制御装置を備えた排水の処理装置について説明する。図6は、この第2の実施形態による排水の処理装置を示す構成図である。
次に、本発明の第3の実施形態による制御装置を備えた排水の処理装置について説明する。図7は、第3の実施形態による排水の処理装置における嫌気槽12および反応槽2を示す斜視透過図である。図7において、以下の説明のために、嫌気槽12および反応槽2における図面手前側の側壁は記載していない。また、図8Aおよび図8Bはそれぞれ、図7におけるA−A線およびB−B線に沿った反応槽2の断面図である。
次に、上述した本発明の各実施形態における反応槽2および内部の散気部6に関する変形例について説明する。
図9Aは、変形例3による反応槽2を示す構成図である。図9Aに示すように、変形例3による反応槽2においては、第2の実施形態と同様に、反応槽2の内部に複数の散気部16a,16b,16cが設けられている。これらの散気部16a〜16cはそれぞれ、制御部9(図9A中、図示せず)からの制御信号に基づいて、気体供給量を制御する気体供給量制御部19a,19b,19cにより制御される。また、第2の実施形態とは異なり、それぞれの散気部16a〜16cの間は、所定間隔に隔てて設けられている。すなわち、反応槽2の全体としては気体が供給されている一方、被処理水の流れ方向に沿って局所的に、気体が供給される領域と気体が供給されない領域とが順次、交互または繰り返して形成される。これにより、反応槽2内において、好気性細菌の硝化菌と通性嫌気性の脱窒菌とを共存させつつ、それらの活動を交互に活発化させることができるので、第3の実施形態において説明した反応槽2のように、反応槽2内において、硝化反応が生じる領域と脱窒反応が生じる領域とを制御性良く形成することができる。
また、図9Bは、変形例4による反応槽2を示す構成図である。図9Bに示すように、変形例4による反応槽2においては、第2の実施形態と同様に、反応槽2の内部に複数の散気部26a,26b,26c,26d,26eが設けられている。そして、これらの散気部26a〜26eはそれぞれ、制御部9(図9B中、図示せず)からの制御信号に基づいて、気体供給量を制御する気体供給量制御部29a,29b,29c,29d,29eにより制御される。また、第2の実施形態とは異なり、制御部9により、複数の散気部26a〜26eに対して選択的に、曝気を行う散気部と曝気を行わない散気部とが設定される。なお、図9Bにおいては、散気部26a,26c,26eが曝気を行うとともに、散気部26b,26dが曝気を行わないように制御される。そして、これらの散気部26a〜26eのうちの曝気を行う散気部と曝気を行わない散気部とは、反応槽2内を流れる被処理水の水質性状に応じて適宜選択される。すなわち、反応槽2の全体としては気体が供給されている一方、被処理水の流れ方向に沿って局所的に、気体が供給される領域と気体が供給されない領域とが順次、交互または繰り返して形成される。これにより、反応槽2内において、好気性細菌の硝化菌と通性嫌気性の脱窒菌とを共存させつつ、それらの活動を順次、交互、または繰り返して活発化させることができるので、第3の実施形態による反応槽2と同様に、反応槽2内において、硝化反応が生じる領域と脱窒反応が生じる領域とを制御性良く形成することができる。
また、図9Cは、変形例5による反応槽2を示す構成図である。図9Cに示すように、変形例5による反応槽2においては、第1の実施形態における変形例1と同様に、反応槽2の内部に単体の散気部36が設けられている。そして、この散気部36は、制御部9(図9C中、図示せず)からの制御信号に基づいて、気体供給量を制御する気体供給量制御部39により制御される。また、変形例4とは異なり、制御部9により、散気部36は、時間の経過に従って、順次、交互、または繰り返して曝気を行ったり曝気を行わなかったりするように制御される。
さらに、図9Eは、変形例6による反応槽2を示す構成図である。図9Eに示すように、変形例6による反応槽2においては、変形例5と同様に反応槽2の内部に単体の散気部46が設けられている。そして、この散気部46は、制御部9(図9E中、図示せず)からの制御信号に基づいて、気体供給量を制御する気体供給量制御部49により制御される。また、反応槽2内には、好気性細菌の硝化菌と通性嫌気性の脱窒菌とをともに担持した担体43が複数投入されている。そして、反応槽2内に散気部46から気体が供給されると反応槽2内が攪拌され、被処理水中において担体43が流動して被処理水内で担体43が略一様に分布する。図9Fは、この担体43の断面構造を示す断面図である。
次に、上述した本発明の各実施形態における脱窒確認手段として用いる計器に関する変形例について説明する。
まず、変形例7について説明する。図10Aは、第3の実施形態による反応槽2を示す図8Aに対応した変形例7による反応槽2の断面図である。また、図10Bは、脱窒速度および硝化速度における溶存酸素濃度依存性を示すグラフである。この変形例7においては、脱窒確認手段として一対の溶存酸素(DO)計を用いる。
次に、変形例8について説明する。図11Aは、第3の実施形態による反応槽2を示す図8Aに対応した変形例8による反応槽2の断面図である。また、図11Bは、脱窒速度および硝化速度における酸化還元電位依存性を示すグラフである。この変形例8においては、脱窒確認手段として一対の酸化還元電位(ORP)計を用いる。
次に、変形例9について説明する。図12Aは、第2の実施形態における図6に対応した変形例9による排水処理装置の構成図である。また、図12Bは、目標硝化速度および測定硝化速度を説明するための反応槽内の被処理水の流れに沿って測定した図4に対応するNH4−N、NO2−N、およびNO3−Nのそれぞれの窒素濃度、および全窒素濃度を示すグラフである。この変形例9においては、脱窒確認手段として一対のアンモニア計を用いる。
2 反応槽
2a,2b,2c,2d 好気槽
3 固液分離槽
4a 分離液
4b 活性汚泥
5 汚泥返送経路
6,6a,6b,6c,6d,16a,16b,16c,26a,26b,26c,26d,26e,36,46 散気部
7 硝酸計
8 ブロア
9 制御部
10,10a,10b,10c,10d,19a,19b,19c,29a,29b,29c,29d,29e,39,49 気体供給量制御部
11 アンモニア計
12 嫌気槽
12a モータ
12b 攪拌部
13 仕切り板
31 好気領域
32 無酸素嫌気領域
43 担体
43a 外側領域
43b 内側領域
51a 第1のDO計
51b 第2のDO計
55a 第1のORP計
55b 第2のORP計
58 硝化速度計
58a 第1のアンモニア計
58b 第2のアンモニア計
Claims (16)
- 反応槽内において窒素含有水の流れに従って前記窒素含有水が含有するアンモニアが硝酸に硝化され、前記窒素含有水の流れ方向に沿った各位置で硝酸の各所望割合が脱窒されるように前記窒素含有水に対して前記流れ方向の略全域に亘って気体を供給する散気手段と、
前記窒素含有水の流れ方向に沿った、最低限必要な脱窒窒素量を得るための硝化反応も起こりうる上流側脱窒区間と、前記上流側脱窒区間の下流側に後続する最終的に必要な硝化水質を得るための脱窒反応も起こりうる下流側硝化区間との間である、途中位置に設けられ、前記途中位置において前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かという脱窒状態を確認する脱窒確認手段と、
前記脱窒確認手段の上流側に設けられ、前記窒素含有水のアンモニア濃度を測定可能に構成されたアンモニア濃度測定手段と、
前記アンモニア濃度測定手段によって計測されたアンモニア濃度に基づいて前記途中位置における前記硝酸の所望割合を規定するとともに、前記規定された硝酸の所望割合と前記脱窒確認手段により確認された前記脱窒状態とに基づいて、前記途中位置において硝酸が前記規定された硝酸の所望割合で脱窒されるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記脱窒確認手段より少なくとも上流側における前記散気手段による気体の供給量を制御する気体供給量制御手段と、
を備えることを特徴とする排水の処理装置。 - 前記アンモニア濃度測定手段が前記反応槽における前記窒素含有水の流入側の近傍に設置されることを特徴とする請求項1に記載の排水の処理装置。
- 前記散気手段が、時間の経過または前記窒素含有水の流れ方向に従って、硝化反応が行われる領域と脱窒反応が行われる領域とを、順次、交互、または繰り返し形成させるように気体を供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の排水の処理装置。
- 前記気体供給量制御手段が、硝化反応により硝化されて生じた硝酸に対する所望割合の脱窒が前記脱窒確認手段によって確認できない場合に、前記窒素含有水の流れ方向に沿って前記脱窒確認手段より少なくとも上流側における前記散気手段による気体の供給量を増減制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水の処理装置。
- 前記脱窒確認手段が硝酸濃度を測定可能に構成された硝酸濃度測定手段であるとともに、前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かの確認を、硝酸濃度を測定することにより行い、前記気体供給量制御手段は、前記アンモニア濃度測定手段によって計測されたアンモニア濃度に基づいて前記硝酸濃度における制御濃度範囲を設定し、前記硝酸濃度測定手段によって測定された硝酸濃度が前記制御濃度範囲に収まるように前記散気手段を制御して、少なくとも前記窒素含有水の流れ方向に沿った前記硝酸濃度測定手段より上流側における前記散気手段からの気体の供給量を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の排水の処理装置。
- 前記気体供給量制御手段は、前記硝酸濃度が、前記アンモニア濃度測定手段によって計測されたアンモニア濃度の3%以上20%以下になるように、前記気体の供給量を制御するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の排水の処理装置。
- 前記気体供給量制御手段は、前記窒素含有水の流れ方向に沿って前記脱窒確認手段より少なくとも上流側において、前記散気手段を、前記散気手段からの気体供給量が略一様になるように制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の排水の処理装置。
- 反応槽内を流れる窒素含有水に対して硝化反応および脱窒反応による生物処理を行う生物処理ステップと、
前記窒素含有水の流れに従って前記窒素含有水に含まれるアンモニアが硝酸に硝化され、前記窒素含有水の流れ方向に沿った各位置で硝酸の各所望割合が脱窒されるように前記窒素含有水に対して前記流れ方向の略全域に亘って気体を供給する散気ステップと、
前記窒素含有水の流れ方向に沿った、最低限必要な脱窒窒素量を得るための硝化反応も起こりうる上流側脱窒区間と、前記上流側脱窒区間の下流側に後続する最終的に必要な硝化水質を得るための脱窒反応も起こりうる下流側硝化区間との間である、途中位置において、前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かという脱窒状態を確認する脱窒確認ステップと、
前記反応槽における、前記窒素含有水の流れ方向に沿った前記途中位置より上流側の位置でのアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定ステップと、
前記アンモニア濃度測定ステップにおいて計測されたアンモニア濃度に基づいて前記硝酸の所望割合を規定するとともに、前記規定された硝酸の所望割合と前記脱窒確認ステップにおいて確認された前記脱窒状態とに基づいて、前記途中位置において硝酸が前記規定された硝酸の所望割合で脱窒されるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記途中位置より少なくとも上流側における気体の供給量を制御する気体供給量制御ステップと、
を含むことを特徴とする排水の処理方法。 - 前記アンモニア濃度測定ステップにおいて、前記反応槽における前記窒素含有水の流入側の近傍の位置でのアンモニア濃度を測定することを特徴とする請求項8に記載の排水の処理方法。
- 時間の経過または前記窒素含有水の流れ方向に従って、硝化反応が行われる領域と脱窒反応が行われる領域とを、順次、交互、または繰り返し形成させるように前記窒素含有水に気体を供給することを特徴とする請求項8または9に記載の排水の処理方法。
- 前記脱窒確認ステップにおいて確認される脱窒状態が前記途中位置における硝酸濃度であり、前記気体供給量制御ステップにおいて、前記硝酸濃度が、前記アンモニア濃度測定ステップにおいて測定されたアンモニア濃度に基づいて設定される硝酸濃度の設定濃度範囲に収まる方向に、前記途中位置より前記窒素含有水の流れ方向に沿った少なくとも上流側における気体の供給量を制御することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の排水の処理方法。
- 前記気体供給量制御ステップにおいて、前記硝酸濃度が、前記アンモニア濃度測定ステップにおいて測定されたアンモニア濃度の3%以上20%以下の濃度になるように、前記気体の供給量を制御することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の排水の処理方法。
- 窒素含有水の流れ方向に沿った、最低限必要な脱窒窒素量を得るための硝化反応も起こりうる上流側脱窒区間と、前記上流側脱窒区間の下流側に後続する最終的に必要な硝化水質を得るための脱窒反応も起こりうる下流側硝化区間との間である、途中位置に設けられるとともに、前記流れ方向に従って前記窒素含有水に含まれるアンモニアが硝酸に硝化され、前記流れ方向に沿った各位置で硝酸の各所望割合が脱窒されるように前記流れ方向の略全域に亘って気体が供給される窒素含有水に対して、前記途中位置において前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かという脱窒状態を確認する脱窒確認手段と、
前記脱窒確認手段の上流側に設けられ、前記窒素含有水のアンモニア濃度を測定可能に構成されたアンモニア濃度測定手段と、
前記アンモニア濃度測定手段によって計測されたアンモニア濃度に基づいて前記脱窒状態を規定するとともに、前記規定された硝酸の所望割合と前記脱窒確認手段により確認された前記脱窒状態とに基づいて、前記途中位置において硝酸が前記規定された硝酸の所望割合で脱窒されるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記脱窒確認手段より少なくとも上流側における前記窒素含有水に供給する気体の供給量を制御する気体供給量制御手段と、
を備えることを特徴とする排水の処理システム。 - 窒素含有水の流れに従って前記窒素含有水に含まれるアンモニアが硝酸に硝化され、前記窒素含有水の流れ方向に沿った各位置で硝酸の各所望割合が脱窒されるように前記窒素含有水に前記流れ方向の略全域に亘って気体を供給する散気手段に対して、
前記窒素含有水の流れ方向に沿った、最低限必要な脱窒窒素量を得るための硝化反応も起こりうる上流側脱窒区間と、前記上流側脱窒区間の下流側に後続する最終的に必要な硝化水質を得るための脱窒反応も起こりうる下流側硝化区間との間である、途中位置に設けられ、前記途中位置において前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かという脱窒状態を確認する脱窒確認手段が確認した前記途中位置における前記脱窒状態と、前記窒素含有水の流れ方向に沿って前記脱窒確認手段より上流側に設けられ、前記窒素含有水のアンモニア濃度を測定可能に構成されたアンモニア濃度測定手段によって計測されたアンモニア濃度に基づいて規定する前記途中位置における硝酸の所望割合とに基づいて、前記途中位置において硝酸が前記規定された硝酸の所望割合で脱窒されるように前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記脱窒確認手段より少なくとも上流側における気体の供給量を制御する
ことを特徴とする制御装置。 - 窒素含有水に対する気体供給量を制御する制御装置による制御方法において、
前記窒素含有水の流れ方向に沿った、最低限必要な脱窒窒素量を得るための硝化反応も起こりうる上流側脱窒区間と、前記上流側脱窒区間の下流側に後続する最終的に必要な硝化水質を得るための脱窒反応も起こりうる下流側硝化区間との間である、途中位置において、前記流れ方向に従って前記窒素含有水に含まれるアンモニアが硝酸に硝化され、前記流れ方向に沿った各位置で硝酸の各所望割合が脱窒されるように前記流れ方向の略全域に亘って気体が供給される窒素含有水に対して、前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かという脱窒状態を確認する脱窒確認ステップと、
前記窒素含有水の流れ方向に沿った前記途中位置より上流側の位置でのアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定ステップと、
前記アンモニア濃度測定ステップにおいて計測されたアンモニア濃度に基づいて前記硝酸の所望割合を規定するとともに、前記規定された硝酸の所望割合と前記脱窒確認ステップにおいて確認された前記脱窒状態とに基づいて、前記途中位置において硝酸が前記規定された硝酸の所望割合で脱窒されるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記途中位置より少なくとも上流側における前記窒素含有水に供給する気体の供給量を制御する気体供給量制御ステップと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - 窒素含有水の流れ方向に沿った、最低限必要な脱窒窒素量を得るための硝化反応も起こりうる上流側脱窒区間と、前記上流側脱窒区間の下流側に後続する最終的に必要な硝化水質を得るための脱窒反応も起こりうる下流側硝化区間との間である、途中位置において、前記流れ方向に従って前記窒素含有水に含まれるアンモニアが硝酸に硝化され、前記流れ方向に沿った各位置で硝酸の各所望割合が脱窒されるように前記流れ方向の略全域に亘って気体が供給される窒素含有水に対して、前記硝酸の所望割合が脱窒されているか否かという脱窒状態を確認する脱窒確認ステップと、
前記窒素含有水の流れ方向に沿った前記途中位置より上流側の位置でのアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定ステップと、
前記アンモニア濃度測定ステップにおいて計測されたアンモニア濃度に基づいて前記硝酸の所望割合を規定するとともに、前記規定された硝酸の所望割合と前記脱窒確認ステップにおいて確認された前記脱窒状態とに基づいて、前記途中位置において硝酸が前記規定された硝酸の所望割合で脱窒されるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記途中位置より少なくとも上流側における前記窒素含有水に供給する気体の供給量を制御する気体供給量制御ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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