JP2015053200A - 照明ランプ及び照明ランプを備えた照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、電球形照明ランプを載置面に置いた際に、電球形照明ランプの転がりを抑制し、安定して静止状態を維持することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る電球形照明ランプ2は、円筒状の筐体部6と、筐体部6の一方の筒端部に載置される光源部8を覆って、筒端部の開口縁部が接続されるカバー5と、筐体部6の他方の筒端部に接続される口金部7と、筐体部6の筒周部外表面の一部に設けられ、載置面と接触する第1平面部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、照明ランプに関し、特に転がり防止構造を備えた電球形照明ランプに関する。
電球形照明ランプの多くは、従来の一般電球の代替として使用できるように、円筒形状の筐体と、筐体の一端部に設けられる球状ないし略半球状のグローブと、筐体の他端部に設けられる口金と、を備えた構成となっている。このため、電球形ランプの取り付け又は取り外し作業の際に、電球形照明ランプを一時的にテーブル、床面等の載置面に置いた場合に、載置面の僅かな傾きなどによって電球形照明ランプが転がることが想定され、作業の妨げとなっていた。さらに、載置面が高所にある場合には、電球形照明ランプが転がることで落下し、電球形照明ランプを損傷させてしまう恐れがあった。
これらの問題を解決する手段として、特許文献1には、放電管をグローブで覆った形状の電球形蛍光ランプにおいて、転がり防止手段としてグローブの表面の一部に一または複数個の平面部を設けた構造が開示されている。このグローブに平面部を設けた電球形蛍光ランプを、平面部を下にして平らな面に置くことで、電球形蛍光ランプが転がることを防止している。
特開2009−135120号公報
特許文献1に記載の放電管を備えた電球形蛍光ランプは、グローブが外郭部全体の大部分を占めるのに対し、電球形LEDランプは、点灯回路基板等を筐体内部に収容する必要があるため、グローブが外郭部全体の大部分を占める構成とならない場合がある。このような電球形LEDランプは、グローブに平面部を設けて、平面部を下にして、安定して静止状態を維持するように載置面に置くことは困難である。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、グローブが外郭部全体の大部分を占める構成とならない電球形照明ランプを載置面に置いた際に、電球形照明ランプの転がりを抑制し、安定して静止状態を維持することを目的とする。
本発明の一の態様に係る電球形照明ランプは、円筒状の筐体部と、筐体部の一方の筒端部に載置される光源部を覆って、筒端部の開口縁部が接続されるカバーと、前記筐体部の他方の筒端部に接続される口金部と、前記筐体部の筒周部外表面の一部に設けられ、載置面と接触する第1平面部と、を備える。
本発明の一の態様に係る電球形照明ランプは、電球形照明ランプを構成する金属筐体に平面部を設けたことで、平面部を下にして載置面に置くことができるため、電球形照明ランプの転がりを抑制することが出来る。
本発明に係る電球形照明ランプを備えた照明装置を壁面に取り付けた図。 本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの分解斜視図。 本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの構成を説明する図。 本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプを載置面に載置した図。 図4のC−C断面図。 本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの第1の変形例を示す図。 本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの第2の変形例を示す図。 本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプの分解斜視図。 本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプの構成を説明する図。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプ及びそれを備えた照明装置について図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。図1は本発明に係る電球形照明ランプを備えた照明装置を壁面に取り付けた図であり、図2は本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの分解斜視図である。
図1に示すように、照明装置1は、電球形照明ランプ2、電球形照明ランプ2を内包する器具本体31と、電球形照明ランプ2の口金部7が取り付けられるソケット3と、器具本体31内に取り付けられ電球形照明ランプ2から出射された光を反射させるリフレクタ4と、を備えている。照明装置1は、天井などの壁面32に形成された開口部に挿入され、壁面32側から室内を照射する照明装置であり、電球形照明ランプ2から出射された光は、リフレクタ4で反射され、室内を広範囲に照射することができる。電球形照明ランプ2は、このような壁面取付形の照明装置1の他、例えば、卓上に載置される照明装置にも取り付けが可能である。
図2に示すように、電球形照明ランプ2は、光源部8と、透光性を有し光源部8を覆うカバー5と、光源部8を駆動させる点灯装置12や配線等を収納可能な筐体部6と、ソケット3に接続可能な口金部7と、を備えた照明ランプである。
光源部8は、発光体である1つまたは複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode。以下「LED」という)素子9と、LED素子9が実装されるLED基板10と、を備えている。光源は、LEDの他にレーザーダイオード(Laser Diode)、有機EL(Organic Electro−Luminescence)などを用いることができる。LED基板10は円板形状をしており、板面が照明ランプ2の軸方向と直交するように配置されている。LED基板10には、複数のLED素子9がLED基板10の外周と同心の円周上に実装されている。LED基板10の形状や寸法、LED素子9の個数や配置位置等は、照明ランプ2の設計仕様に応じて適宜決定される。光源部8には、LED素子9及びLED基板10の他、点灯装置12と電気的に接続されて駆動電力を点灯装置12から光源部8に伝達するワイヤーハーネスやコネクタなどの配線部材(図示せず)、及び照明ランプ2の設計仕様に応じて必要となる電子部品などが含まれる。光源部8は、両面テープ15等の接着部材を用いて金属筐体6b(後述)の光源部取り付け面17に取り付けられる。また、両面テープ15等の接着部材には、光源部8と点灯回路基部12を接続する配線を通すための開口が設けられている。なお、光源部8のLED基板10にはねじ通過穴(図示せず)を設け、このねじ通過穴と金属筐体6b(後述)の光源部取付け面17に設けられたねじ通過穴11とを貫通して樹脂筐体6a(後述)に設けられたねじ固定部18にねじ込まれるねじ33を用いて、光源部取り付け面17に取り付けられてもよい。
カバー5は、LED素子9から出射した光を透過する素材(例えばガラスや樹脂等)で構成され、LED素子9の光の出射側を覆うように金属筐体6b(後述)に取り付けられている。カバー5を樹脂で構成した場合は、例えばポリカーボネートやアクリル等が製品仕様に応じて用いられる。カバー5の外形は曲面形状(本実施の形態では、半球面形状)であり、LED素子9から出射した光を透過させる機能と、光を拡散、集光、反射させる機能を併せ持つ。
筐体部6は、内部に点灯装置12を収納できる樹脂筐体6aと、樹脂筐体6aの外周を覆うように取り付けられる金属筐体6bとを備える。樹脂筐体6aは、アクリルやポリカーボネートなどの樹脂素材やセラミック等により形成される。樹脂筐体6aは円筒形状をしており、円筒形状の外周に金属筐体6bを取り付け可能な金属筐体取り付け部6abと、円筒形状の外周に口金部7を取り付け可能な口金取り付け部6aaで構成される。樹脂筐体6aの内部に形成されている空間には点灯装置12が挿入される。そして、樹脂筐体6aの開口部には配線筒部16aを有する樹脂蓋16が挿入される。また、樹脂筐体6aには、樹脂筐体6aと金属筐体6bとをねじ33を用いて相互に締結するためのねじ固定部18が設けられている。なお、点灯回路基板13の樹脂筐体6aの内面と当接する部分を除いて、樹脂筐体6aの内面と点灯回路基板13及び点灯回路部品14との間に所定の空間を設け、点灯回路基板13及び点灯回路部品14には機械的応力が加わらないように配置されるのが好ましい。
口金部7は樹脂筐体6aの口金取り付け部6aaの外周に取り付けられ、ソケット3(図1参照)に接続可能な構造を有している。口金部7は、照明装置1経由で商用電力を照明ランプ2に入力する入力端となる。すなわち、商用電力は口金部7を介して点灯装置12に供給される。
金属筐体6bは、放熱性能の高い例えばアルミニウム等の金属材料で構成され、外形形状は円錐形の頂点側を底面と平行な面で切り落とした(略円筒形状である)形状をなしている。そして、底面が光源部8を取り付け可能な光源部取り付け面17となる。さらに、金属筐体6bは、底面と対向する面側の内部がくり抜かれた凹形状をなしている。また、金属筐体6bの周部外側表面(以下、単に外表面ともいう)は、光源部取り付け面17側から凹部の開口端側に向かって徐々に径が小さくなる円錐状のテーパ面で形成される。
金属筐体6bの凹部には開口側から樹脂筐体6aの金属筐体取り付け部6abが挿入される。樹脂筐体6aが金属筐体6bに挿入され、樹脂筐体6aと金属筐体6bとで形成される空間Aに点灯装置12が収納される。金属筐体6bの光源部取り付け面17には、樹脂筐体6aの内部に収納された点灯装置12と光源部8とを電気的に接続するための配線材等を通過させる配線通過穴19が設けられている。さらに、金属筐体6bの光源部取り付け面17にはねじ通過穴11が所定の間隔で(ねじ固定部18に対応する位置に)設けられている。ねじ33は金属筐体6bのねじ通過穴11を通過させ樹脂筐体6aのねじ固定部18にねじこむことで、樹脂筐体6aと金属筐体6bを固定することができる。
また、点灯装置12と金属筐体6bの間に樹脂蓋16を設けてもよく、空間A内に点灯装置12を収納した際に、点灯装置12が挿入方向にぐらつくことを抑制できる。この場合、樹脂蓋16は、樹脂筐体6aの光源部8側の開口側から挿入され、樹脂蓋16の配線筒部16aは、金属筐体6bの光源部取り付け面17に設けられた配線通過穴19に嵌合する。金属筐体6bの光源部取り付け面17側には、カバー5が取り付けられる。このように、カバー5、筐体部6(樹脂筐体6a、金属筐体6b)及び口金部7は、全体として電球形の外形をなしている。なお、金属筐体6bは略円筒形状をしていると記載したが、円筒形状をしていてもよい。
点灯装置12は、点灯回路基板13に点灯回路部品14を実装して構成される。点灯装置12は、点灯回路部品14によって構成され、商用電源である交流からLED素子9を駆動する直流に変換するAC−DCコンバータ回路を有する。点灯装置12は、口金部7から入力された商用電力を、LED素子9を駆動する駆動電力に変換し、変換された駆動電力をLED素子9に供給する。好ましくは、点灯装置12は、LED素子9を安定駆動するために、負荷変動の検出機能、負荷変動に応じてAC−DCコンバータ回路から出力される駆動電流を制御する制御機能、及び商用電力の供給経路を介して流入または流出するノイズを除去または低減するフィルタ機能等をさらに有する。
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態1に係る金属筐体6bの詳細な外形について説明する。図3は本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの構成を示す図である。図3(a)は金属筐体に平面部を形成した電球形照明ランプの正面外観図であり、図3(b)は図3(a)を矢印A側から見た側面外観図、図3(c)は図3(a)のB−B断面図である。
通常、放熱性能を向上させる目的や、意匠性の観点から、金属筐体の外表面は中心軸から外側に向かって若干膨らんだ形状をなしているが、本実施の形態1に係る金属筐体6bは金属筐体6bの外側に向かって膨らんだ外表面の一部に平面部20を形成したものである。
図3(a)及び図3(b)に示すように、平面部20は金属筐体6bのカバー5側端部である第1端部21と、金属筐体6bの口金部7側端部である第2端部22を繋ぐ直線Cが中心線となる平面部である。直線Cは第1端部21と第2端部22を繋いでいるため平面部20の長辺方向(以下「Y方向」と記載)に伸びている。また、平面部20の短辺方向(以下「X方向」と記載)の長さ寸法はY方向の長さ寸法に比例するため、Y方向の長さ寸法が大きくなるほどX方向の長さ寸法も大きくなる。よって、第1端部21と第2端部22を繋いだ直線Cの長さはY方向で設定し得る最大の長さ寸法であるため、図3(a)に示した平面部20が金属筐体6bに形成できる平面として最大の面積となる。平面部20の面積を大きくすることにより載置面に載置した際の接触面積が大きくなるため、安定して静止状態を維持するように作用し、電球形照明ランプ2の転がりを抑制することができる。
上記のように、平面部20の面積が最大になる場合において、平面部20と載置面とを面接触させることによって、電球形照明ランプ2の転がりを抑制することができる。そのため、図3(b)に示すように、平面部20を拡張した平面部Dより電球形照明ランプ2の外側の領域に、電球形照明ランプ2の外郭部を構成する要素(口金部7、樹脂筐体6a、金属筐体6b及びグローブ5等)が配設されないようにする。すなわち、電球形照明ランプ2の構成要素のいずれもが平面部Dよりも電球形照明ランプ2の中心軸O側に配設される。
なお、図3に示した平面部20は、第1端部21と第2端部22とを繋ぐ直線Cを中心線とする平面部であるが、これに限定されるものではない。すなわち、平面部20は最大面積に限らず、載置面に載置されて転がりを抑制するために必要な面積が確保されていればよい。
上述したように、金属筐体6bの外形表面は光源部取り付け面17から凹部の開口に向けて徐々に径が小さくなる円錐状のテーパ面で形成されている。このため、金属筐体6bの凹部に樹脂筐体6aが挿入された筐体部6は略円筒形状をしており、筐体部6の断面形状は図3(c)に示すような略円形形状である。また、一般的に円筒形状の物体は中心軸を回転軸として平面上を転がるため、図3(c)に示すように電球形照明ランプ2を、平面部20を下にして載置面に置いた際の転がり易さは、特に平面部20のX方向の長さに依存する。図3(a)に示すように、電球形照明ランプ2の長さ方向をL方向、径方向をW方向とすると、L方向の最大長さとW方向の最大長さの比が約2対1である電球形照明ランプ2において、平面部20のX方向の長さは、少なくとも金属筐体6bの最大径の20%以上であることが好ましく、すなわち、平面部20のX方向の長さを金属筐体6bの最大径の20%以上に設定されていると、電球形照明ランプ2は載置面に置いた際に転がり難い。
図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの転がりを抑制する構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプを載置面に載置した図である。図5は、図4のC−C断面図である。
図4に示すように、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプ2は、平面部20を下にして、平面部20と載置面とが面接触するように載置面に載置されると、電球形照明ランプ2が安定して静止状態を維持するように作用し、電球形照明ランプ2の転がりを抑制することができる。
さらに、電球形照明ランプ2の外郭部全体の大部分は筐体部6で構成され、筐体部6の内部には点灯装置12が収容されている。そして、筐体部6(樹脂筐体6a、金属筐体6b)や点灯装置12は、いずれも電球形照明ランプ2の質量の大部分を占める構成要素でもある。このため、電球形照明ランプ2の重心(質量中心)は筐体部6内に位置する。図5に示すように、電球形照明ランプ2の平面部20を下にして、平面部20と載置面とが面接触するように電球形照明ランプ2を載置面に載置した際に、電球形照明ランプ2の重心が、平面部20を含む平面部20の上方の領域である領域Eの範囲内に位置するように平面部20を形成されることによって、電球形照明ランプ2がさらに安定して静止状態を維持するように作用し、電球形照明ランプ2の転がりをさらに抑制することができる。
また、電球形照明ランプ2の重心は、樹脂筐体6aに収納される点灯装置12や点灯回路部品14の配置を適宜調整することによって、平面部20側に遷移させることができる。これにより、電球形照明ランプ2がさらに安定して静止状態を維持するように作用し、電球形照明ランプ2の転がりをさらに抑制することができる。
次に、図6、7を参照して、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの2つの変形例について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの第1の変形例を示す図である。図6(a)は金属筐体に平面部を形成した電球形照明ランプの正面外観図、図6(b)は金属筐体に平面部を形成した電球形照明ランプの側面外観図。
実施の形態1において、放熱性能を向上させる目的や、意匠性の観点から、外表面が中心軸から外側に向かって若干膨らんだ形状をなしている金属筐体を用いた構成を説明したが、第1の変形例に用いる金属筐体は、外表面が電球形照明ランプ2の中心軸Oから外側に向かって膨らんでいない点と、膨らんでいない部分の一部に平面部20aを形成した点とが異なるものである。
図6(a)及び図6(b)に示すように、樹脂筐体34の錘状部34aは、一部が電球形照明ランプ2の中心軸O側に切り欠かれ、錘状部34aの外表面は、その一部が中心軸O側に後退して形成されている。
平面部20aは金属筐体6bのカバー5側端部である第1端部21aと、金属筐体6bの口金部7側端部である第2端部22aを繋ぐ直線Cが中心線となる平面部である。直線Cは第1端部21aと第2端部22aを繋いでいるため平面部20aの長辺方向(以下「Y方向」と記載)に伸びている。また、平面部20aの短辺方向(以下「X方向」と記載)の長さ寸法はY方向の長さ寸法に比例するため、Y方向の長さ寸法が大きくなるほどX方向の長さ寸法も大きくなる。よって、第1端部21と第2端部22aを繋いだ直線Cの長さ寸法はY方向で設定し得る最大の長さ寸法であるため、図6(a)に示した平面部20aが金属筐体6bに形成できる平面として最大の面積となる。平面部20aの面積を大きくすることにより載置面に載置した際の接触面積が大きくなるため、安定して静止状態を維持するように作用し、電球形照明ランプ2の転がりを抑制することができる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの第2の変形例を示す図である。図7(a)は、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの第2の変形例の斜視図であり、図7(b)は、載置面に載置された、本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプの第2の変形例を示した図である。
上述した本実施の形態1に係る電球形照明ランプ2の金属筐体6bの外表面は、光源部取り付け面17側から凹部の開口端側に向かって徐々に径が小さくなる円錐状のテーパ面で形成されおり、表面は平坦な曲面をなしているが、本発明は、図7に示すように、筐体部の外表面に放熱フィンを有する電球形照明ランプにも応用が可能である。
例えば、図7(a)に示すように、第2の変形例における金属筐体35の外表面には、複数の放熱フィン23が所定の高さを有して所定の間隔で形成されている。ここで、形成される放熱フィン23の数や高さ及び相互の間隔は、発熱量や製品サイズなどの設計仕様に応じて決定されるものである。また、放熱フィン23は金属筐体35と一体に成形されたものであってもよく、また、別々に成形された放熱フィン23と金属筐体35とが一体的に締結されたものであってもよい。
この場合において、隣接して形成される放熱フィン23をそれぞれ、放熱フィン23a、放熱フィン23b、放熱フィン23cとすると、3つのフィンの中央に形成されている放熱フィン23bのフィンの高さ寸法を両側に隣接する放熱フィン23a、23cよりも小さく設定することで、放熱フィン23a、23b、23cで仮想の平面部20bを構成することができる。また、放熱フィン23bが形成されなくても(放熱フィン23a、23cによって)同様に仮想の平面部20bを構成することができる。図7(b)に示すように、放熱フィン23を備えた電球形照明ランプ2の仮想の平面部20bを下にして、仮想の平面部20bと載置面とが仮想面接触するように載置面に載置されると、電球形照明ランプ2が安定して静止状態を維持するように作用し、電球形照明ランプ2の転がりを抑制することができる。
以上のように、本発明に係る電球形照明ランプ2は、電球形照明ランプ2を構成する金属筐体6bに平面部20、20a又は仮想の平面部20bを設けたことにより、平面部20、20a又は仮想の平面部20bを下にして、平面部20、20a又は仮想の平面部20bと載置面とが面接触又は仮想面接触するように載置面に載置されると、電球形照明ランプ2の転がりを抑制することが出来る。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプ及びそれを備えた照明装置について図8及び図9を参照して説明する。なお、実施の形態2の説明では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を用いる。
図8は本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプの分解斜視図である。図8(a)は全体の構成を示す分解斜視図であり、図8(b)は樹脂筐体の拡大斜視図である。図9は本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプの構成を説明する図である。
本発明の実施の形態1に係る電球形照明ランプ2は、金属筐体6bの外表面に平面部20を設けたものであるのに対して、本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプ2aは、金属筐体の外表面に平面部を設けるとともに、金属筐体の周部内表面(以下、単に内表面ともいう)と樹脂筐体の周部外表面に平面部を設けたものである。
実施の形態2に係る樹脂筐体24の金属筐体取り付け部24aは、実施の形態1に係る樹脂筐体6aの金属筐体取り付け部6abの形状が変更されたものである。図8(b)に示すように、実施の形態2に係る金属筐体取り付け部24aは円筒状の周部の一部に樹脂筐体平面部25を有しており、その断面形状は所謂蒲鉾形状をなしている。また、図9(b)、(c)に示すように、金属筐体26の凹部の内表面は、樹脂筐体24を金属筐体26の凹部に挿入した際に、樹脂筐体24の金属筐体取り付け部24aの外周部と当接可能な形状に形成されている。なお、実施の形態2に係る電球形照明ランプ2aの外観形状は実施の形態1に係る電球形照明ランプ2と同じである。
次に、電球形照明ランプ2aを構成する樹脂筐体24と金属筐体26との配置について図9を用いて詳細に説明する、図9は本発明の実施の形態2に係る電球形照明ランプの構成を説明する図である。図9(a)は金属筐体に平面部を形成した電球形照明ランプ2aの正面外観図であり、図9(b)は図8(a)のA−A断面図、図9(c)は図9(a)のB−B断面図である。
図9(a)及び図9(b)に示すように、平面部20aaは金属筐体26のグローブ5側端部である第1端部21と、金属筐体26の口金部7側端部である第2端部22を繋ぐ直線Cが中心線となる平面部である。図9(b)及び図9(c)に示すように、樹脂筐体24には樹脂筐体平面部25が設けられており、樹脂筐体24の外形の一部である樹脂筐体平面部25は中心軸O側に遷移し、樹脂筐体平面部25が中心軸O側に遷移した領域は金属筐体26の領域となる。すなわち、樹脂筐体24の一部が中心軸側に遷移した部分は金属筐体26の厚さ寸法が大きくなる。さらに、図9(c)に示すように、平面部20aaと樹脂筐体平面部25が対向して重なる位置関係にある。平面部20aaと樹脂筐体平面部25との間の領域は、比重の大きい金属筐体26が大きな厚さ寸法を有して配される領域となるため、電球形照明ランプ2aの重心は平面部20aa側に遷移する。
以上のように、実施に形態2に係る電球形照明ランプ2aは、実施の形態1に係る電球形照明ランプ2と比較して、転がりを抑制するより大きな効果を得ることが出来る。なお、図9(c)では、平面部20aaと樹脂筐体平面部25は対向して重なる位置に形成されているが、これに限定されず、樹脂筐体24の金属筐体取り付け部24aの形状は、電球形照明ランプ2aの重心を平面部20aa側に遷移し得る形状であれば転がりを抑制する効果を得ることができる。すなわち、一平面で構成される樹脂筐体平面部25に代えて、曲面を含む複数の面で構成される形状としてもよい。また、図9(c)では、平面部20aaと樹脂筐体平面部25は、完全に重なる位置としているが、一部が重なる位置であっても、転がりを抑制する効果を得ることができる。
さらに、実施に形態2に係る電球形照明ランプ2aは、金属筐体26の領域が増加させることができるので、電球照明ランプ2aの外形寸法を変えることなく全体の熱容量を増加させることができる。これによって、LED素子9や点灯回路部品14の動作信頼性を向上させることができ、すなわち電球照明ランプ2aの製品品質を向上させることができる。
そして、金属筐体取り付け部24aの樹脂筐体平面部25は、樹脂筐体24を金属筐体26の凹部に挿入する組み立て作業時における挿入ガイドの機能を有し、樹脂筐体24を金属筐体26の凹部に挿入した後の、樹脂筐体24と金属筐体26との回転方向の位置決め及び相互の回動を規制する機能を有するという効果も得ることができる。
以上、本発明の実施の形態を、電球形照明ランプ(電球形LEDランプ)を例示して説明したが、本発明は照明ランプの形態を限定するものではない。
1 照明装置、2 電球形照明ランプ(電球形LEDランプ)、2a 電球形照明ランプ(電球形LEDランプ)、3 ソケット、4 リフレクタ、5 カバー、6 筐体部、6a 樹脂筐体、6aa 口金取り付け部、6ab 金属筐体取り付け部、6b 金属筐体、6c 金属筐体、7 口金部、8 光源部、9 LED素子、10 LED基板、11 ねじ通過穴、12 点灯装置、13 点灯回路基板、14 点灯回路部品、15 両面テープ、16 樹脂蓋、16a 配線筒部、17 光源部取り付け面、18 ねじ固定部、19 配線通過穴、20 平面部、20a 平面部、20b (仮想の)平面部、20aa 平面部、21 第1端部、21a 第1端部 22 第2端部、22a 第2端部、 23 放熱フィン、23a 放熱フィン、23b 放熱フィン、23c 放熱フィン、24 樹脂筐体、24a 金属筐体取り付け部、24b 口金取り付け部、25 樹脂筐体平面部、26 金属筐体、31 器具本体、32 壁面、33 ねじ、34 樹脂筐体、34a 錘状部、35 金属筐体

Claims (11)

  1. 円筒状の筐体部と、
    前記筐体部の一方の筒端部に載置される光源部を覆って、前記筒端部に開口縁部が接続されるカバーと、
    前記筐体部の他方の筒端部に接続される口金部と、
    前記筐体部の筒周部外表面の一部に設けられ、載置面と接触する第1の平面部と、
    を備えることを特徴とする照明ランプ。
  2. 前記一方の筒端部の筒周部外表面の一点と前記他方の筒端部の筒周部外表面の一点とを繋ぐ直線が、前記平面の中心線となることを特徴とする請求項1に記載の照明ランプ。
  3. 前記載置面は略水平な面であって、
    前記第1の平面部と前記載置面とが接触されるとき、重心が、前記第1の平面部を含む前記第1の平面部を上方に延伸させた領域内にあること、を特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の照明ランプ。
  4. 前記筐体部は、
    前記光源部の光源を点灯させる点灯装置が内部に収容される筒状の樹脂筐体と、
    前記光源部が前記一方の筒端部に載置されるとともに、前記樹脂筐体が収容される筒状の金属筐体と、を有し、
    前記第1の平面部は、前記金属筐体の筒周部外表面の一部に設けられること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明ランプ。
  5. 前記筐体部は、
    前記樹脂筐体の筒周部外表面の一部に第2の平面部を有し、前記金属筐体の筒周部内表面の一部に、前記第2の平面部と当接する第3の平面部を有すること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の照明ランプ。
  6. 前記筐体部は、
    前記第1の平面部と前記第2平面部とが、前記金属筐体を挟んで対向していること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の照明ランプ。
  7. 前記筐体部、前記口金部及び前記カバーは、
    前記第1の平面部を拡張した平面部より、前記照明ランプの中心軸側に配設されていること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の照明ランプ。
  8. 前記光源はLEDであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の照明ランプ。
  9. 前記光源部はレーザーダイオードであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の照明ランプ。
  10. 前記光源部は有機ELであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の照明ランプ。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の照明ランプを備えたことを特徴とする照明装置。
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