JP2015050945A - パッケージ野菜 - Google Patents

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Abstract

【課題】「フィンガーフード」としてのパッケージ野菜であって、カット野菜および包装されたサラダと比べ、顕著に保存性が改善され、栄養成分の減少の極めて少ないパッケージ野菜を提供。【解決手段】本発明に係るパッケージ野菜は、植物工場において栽培された枚葉状の葉野菜を包装してなるパッケージ野菜であって、前記パッケージ野菜は、前記葉野菜の芯部分から分離された可食部からなり、葉の部分がカット処理されていない葉野菜が包装体内に収容されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、消費者が簡便かつ迅速に摂取することができるように葉野菜が包装されてなるパッケージ野菜に関するものであり、特に、植物工場において栽培した葉野菜の芯部分から分離され、葉の部分がカット処理されていない枚葉状の葉野菜が包装体内に収容されていることを特徴とするパッケージ野菜に関する。
近年、野菜の購入後に、野菜を洗浄し、カット処理を行う手間をかけることなく、食用に供したいという需要は実際に存在する。
しかし、あらかじめ洗浄、皮剥き、カット処理などの処理を施した状態で販売されているいわゆるカット野菜、たとえばスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで販売されている包装されたサラダなどは、カット処理によって野菜類の組織の一部が損傷し、また、カット処理によって表面積が増大するために、短期間のうちに、鮮度の低下や一般生菌の増殖に伴う変質や腐敗などが生じやすいという問題がある。
このような問題に対し、特開2003−333987号公報(特許文献1)には、カット野菜の鮮度を保持するために、野菜を、次亜塩素酸ナトリウムを用いて殺菌処理することが示されている。
次亜塩素酸ナトリウムやさらし粉などの塩素系の殺菌剤は、低濃度では殺菌効果がそれほど高くないため、高濃度の水溶液にして用いる必要性がある。
しかし、高濃度の塩素系殺菌剤水溶液の使用は、野菜本来の食感、味および風味などの低下を招きやすい。また、人体に対する安全性の点で考慮しなければならない塩素系殺菌剤やその分解物が殺菌処理後に食品に残留する恐れがあるため、処理後に水洗処理を十分に行う必要がある。更に、これら殺菌剤を使用した野菜であっても、その保存性は十分ではない。
そのため、これら殺菌剤を使用することなく保存性が高められた野菜を提供することが望まれる。
また、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで販売されている包装されたサラダについての別の問題は、摂取する際、ドレッシングをかけ、箸などを用いなければならないこと、および一度で消費しきれない場合、外気または唾液などから混入した細菌が、その後の保管の間に繁殖して、変質が進行することである。
そのため、単一のパッケージに一度で摂取できる程度の少量の野菜が収容されており、かつそれを簡便な方法で摂取することのできる野菜商品への需要が存在する。
また、上記のようなカット野菜または包装されたサラダは、そのカット処理によりビタミンCおよびカリウムのような水溶性の栄養成分が損なわれてしまうという問題も存在する。
そのような課題を解決するために、栄養価のより高い野菜を栽培する方法が検討されている。たとえば、ビタミン強化肥料などの強化肥料を用いて高栄養価の野菜を栽培することが検討されている。しかし、この方法では強化肥料の使用により費用が高くなるという問題がある。さらに土壌中に十分な養分を均等に行き渡らせることが困難であること、一度に適量の養分を吸収することができない野菜については、比較的高価な肥料を継続的に使用しなければならないことなど製造上の問題ある。
ここで、特開2010−279269号公報(特許文献2)には、LED光源を用いて野菜を栽培する工場が示されている。また、LED光源を用いて栽培することによって、野菜の栄養価、食感および保存性などを改善することができることは公知である。したがって、植物工場においてLED光源を使用して野菜を栽培することによって野菜の栄養価を高めることは可能である。しかし、これらの方法により得られた野菜であっても、収穫後にカット処理を行った場合、依然として上記の鮮度低下などの問題はある。
他方で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売されるいわゆる袋入り野菜および包装されたサラダなどは、一般的に、その陳列場所を冷蔵状態にする必要がある。しかし、スナック類、カップ麺類などの冷蔵を必要としない食品を販売する冷蔵状態ではない売り場において、それら商品と野菜などを共に販売したい、購入したいという要請がある。また、これら食品と共にサプリメントなどの健康食品が販売されているが、これらからは食物繊維を十分に摂取することができないおそれがある。さらに嘔気などの副作用が出るという可能性がある。
特開2003−333987号公報 特開2010−279269号公報
本発明は、上述した従来のいわゆるパッケージ野菜をとりまく種々の問題を解決することを目的としたものであり、包装体を開封した後、収容されていた葉野菜を洗浄、カット処理することなく、迅速かつ簡便に摂取することが可能な「フィンガーフード」としてのパッケージ野菜を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、カット野菜および包装されたサラダと比べ、収容されている野菜の保存性が顕著に改善され、栄養成分の減少の極めて少ないパッケージ野菜を提供することである。
更に、本発明の別の目的は、強化肥料を使用することなく、特定の栄養成分が強化された葉野菜であって、次亜塩素酸ナトリウムなどの殺菌剤を使用することなく、食感、味、風味および保存性に優れた葉野菜を包装したパッケージ野菜を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係るパッケージ野菜は、カット処理されていない枚葉状の葉野菜とそれを収容する包装体とを具備してなるパッケージ野菜であって、前記枚葉状の葉野菜は、植物工場において栽培された葉野菜の芯部分からカットされることなく分離されたものであることを特徴とするものである。
本発明の好ましい態様においては、前記植物工場は閉鎖型であり、前記工場内で栽培した野菜における一般生菌数は10の5乗以下である。
本発明の好ましい態様においては、野菜の栽培には、人工光源、より好ましくは、LED光源を用いて栽培される。また、LED光源により照射される光の波長は、好ましくは、420〜690nmである。
本発明の好ましい態様においては、前記包装体は、少なくとも一部分に光透過性の部分が設けられている。
本発明の好ましい態様においては、前記葉野菜は、タイサイ、コマツナ、タカナ、ホウレンソウ、キクナ、ネギ、ワケギ、セルリー、ハクサイ、キャベツ、芽キャベツ、モロヘイヤ、ミョウガおよびレタスならびにこれらの組み合わせからなる群から選ばれたものである。
本発明に係る包装体の材料とは、水分活性を制御して、収容された非カット野菜の保存性を改善するために、好適な素材を使用することができる。
本発明によるパッケージ野菜に収容する葉野菜は、植物工場において栽培されるため、害虫対策のための農薬を必要としない。さらに栽培過程において一般生菌の流入および付着を制限できるため、本発明によるパッケージ野菜は、保存性に優れている。
本発明に係る葉野菜は、葉の部分においてカット処理がされていないため、カット処理による野菜組織の一部の損傷、カット処理による表面積の増大に起因する鮮度の低下、一般細菌の増殖に伴う変質や腐敗ならびにビタミンCおよびカリウムなどの水溶性栄養成分の減少などが生じにくい。そのため、カット野菜の鮮度を保持するために、野菜を次亜塩素酸ナトリウムやさらし粉などの塩素系の殺菌剤を用いる必要がなく、安全であり、食前の洗浄も不要な野菜が供給できる。
本発明にかかるパッケージ野菜の斜視図である。 本発明に係る葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜の正面図である。 本発明にかかる包装体の斜視図である。
以下、本発明の構成について図を参照しながら説明すると以下の通りである。図1は本発明の一実施態様である、包装体中に枚葉状の葉野菜2が収容されたパッケージ野菜1を示したものである。本発明に係る葉野菜は、植物工場において栽培される。その野菜は、芯部分から分離され、可食部からなる葉の部分においてカット処理がされていない枚葉状の葉野菜2とされ、次いで、前記枚葉状の葉野菜2は包装体5内に収容される。
枚葉状の葉野菜2
本発明に係る葉の部分においてカット処理がされていない枚葉状の葉野菜2は、野菜の葉の部分がカット処理されることなく、図2に示すように、野菜の芯部分から分離された枚葉状の葉野菜のことを意味する。好ましくは、前記葉野菜が、タイサイ、コマツナ、タカナ、ホウレンソウ、キクナ、ネギ、ワケギ、セルリー、ハクサイ、キャベツ、芽キャベツおよびレタスならびにこれらの組み合わせからなる群から選ばれたものである。食べやすさという観点からは、コマツナ、ホウレンソウ、キクナ、ワケギ、セルリー、レタスが好ましい。鉄を多く含有するという観点からは、ホウレンソウ、レタス、ネギが好ましい。カルシウムを多く含むという観点からは、レタス、ワケギが好ましい。なお、キャベツなどの結球野菜などは、2分の1などに分割されて販売されることがあるが、本明細書において、2分の1または4分の1に分割された野菜は、これに含まれないものとする。
用語「葉の部分」とは、一般に葉野菜において食用に供される部分をいう。例えばキャベツにおいては、外葉、中葉、内葉および芯葉を指す。本明細書において、「葉の部分」に葉脈は含まれるものとする。
用語「枚葉状」とは、葉野菜が芯部分から分離され、葉同士が結合していない、一枚の葉となっている状態をいう。
また、用語「分離」とは、本明細書においては、葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜2を、野菜の芯部分から分割することを意味する。本発明による効果を十分に発揮させるためには、葉野菜の葉の部分をカットすることなく包装体に収容することが重要である。したがって、前記葉野菜に芯部分が一部含まれてもよいものとする。分離の方法は、これに限定されるものではないが、ナイフなどの刃物で切っても、手で分離させてもよい。本明細書において「一部の芯部分」とは、葉の部分に隣接している芯部分であって、分離の際に、葉の部分とともに付随的に分離される部分をいう。
また、用語「カット野菜」とは、本明細書においては、用途に応じて葉野菜の葉部分を、多様な形にカットした野菜のことを意味する。
植物工場
「植物工場」とは、半閉鎖的または閉鎖的空間において、その内部環境をコントロールし、植物を計画的に生産するものいう。本明細書においては、施設園芸も植物工場に含まれるものとする。ここで、本明細書において、「半閉鎖的空間」とは、外気の導入量を制限した空間をいう。半閉鎖的空間の例としては、ガラスハウスやビニールハウスなどがあげられる。また、本明細書において、「閉鎖的空間」とは、外気の流入を実質的に禁止するか、流入する外気を精製することによって、一般生菌の流入を制限した空間をいう。前記工場内で栽培された野菜における一般生菌数は10の5乗以下が好ましく、より好ましくは10の4乗以下、さらに好ましくは10の3乗以下、特に好ましくは10の2乗以下である。一般生菌は、食品衛生検査指針にも記載される、ペトリ皿中で思料と標準寒天培地を混釈し、好気的条件下で、35±1.0℃で48±3時間培養後に発生が認められる集落数から算定するものとする。閉鎖的空間の例としては、クリーンルームがあげられる。
また、植物工場で栽培された野菜は、その工場内において、収穫、加工および包装されることが望ましい。これにより、雑菌などの付着、混入の可能性を減らすことができ、保存性に優れたパッケージ野菜を得ることができる。
包装体5
本発明に係る野菜を収容するのに用いられる包装体5はプラスチックフィルムであり、好ましい一実施形態では、フィルムは、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロンおよびエチレン酢酸ビニル重合体(EVA)があげられる。これら素材のいずれかを単独または積層して用いることができる。
好ましい一実施形態では、ナイロンフィルムが、ポリエチレン上に積層されたプラスチック積層体である。
別の好ましい一実施形態では、プラスチック積層体は、ポリエチレンテレフタレートである外層、および、直鎖低密度ポリエチレンと中密度ポリエチレンと直鎖低密度ポリエチレンとのブレンドである内層から構成された共押出成形体であってもよい。本明細書で使用するとき、ポリエチレンの「低密度」、「中密度」、「高密度」および「超低密度/極低密度」は、そのような材料の技術分野において使用され理解されているような意味を有する。本発明の実施形態のために、任意の種類の包装体が使用できることを理解すべきである。
また、好ましい実施形態では、包装体5は、包装体内の酸素が大気よりも低く、二酸化炭素が高いMA(Modified Atomosphere)包装体である。一般に、MA包装体の23℃における酸素透過度は1,000〜100,000cc/m/day/atmの範囲であることが好ましい。MA包装を行うことにより、包装体内の野菜の呼吸を抑制し、鮮度を保つことができる。また、野菜に含まれるクロロフィル、ビタミンCなどの栄養成分の減少を抑えることができる。
好ましい一実施形態では、包装体5は、一般に、10g〜70gの非カット野菜から、好ましくは、15g〜50gといった任意の所望量の非カット野菜までの範囲、ならびにそれらの間の全範囲を含有するように寸法を取ることができる。別の実施形態では、包装体の表面積は、所望の重量の非カット野菜を収容するように好適に寸法取りされた包装体を用いたときに得られる表面積であることができる。好ましい一実施形態では、表面積は、10cm〜100cmであることができる。しかしながら、任意の寸法の包装体を使用することができ、使用されるサイズは、任意に指定することができる。
好ましい一実施形態では、包装体5は、全体が光不透過性であってもよいが、図1に示すように、前記包装体5の少なくとも一部分に光透過性の部分4を設けることもできる。これにより、光の取り込みが容易となり、包装体5に収容された野菜が効率よく光合成を行うことができる。その結果、保存期間を伸ばすことができ、栄養成分の低下を防ぐことができる。なお、本明細書において光透過性とは、可視光領域での透過率が平均10%以上、好ましくは40%以上、より好ましくは90%以上であることをいう。
また、好ましい一実施形態として、包装体5は、その内部に区画小袋を有することができる。前記区画小袋は、たとえば前述した素材から選択されるプラスチックフィルムで形成されることもある。前記小袋は、包装体5と接着され、移動できないよう固定されていてもよく、接着されておらず包装体5内を自由に移動できるよう配置されてもよい。前記小袋内には、液体または粉末状の調味料を充填することができる。小袋を圧潰または破断させることにより包装体に収容される葉野菜に、調味料を添加することができる。好ましい一実施形態として、包装体内部に固定された小袋が、包装体が開封された場合に破断され、小袋内に充填された調味料が葉野菜に添加される構成とすることができる。調味料としては、これに限定されるものではないが、砂糖、塩、醤油、マヨネーズ、ごま油、オリーブオイル、サラダオイル、サラダドレッシング、山椒、胡椒、ブラックペッパーなどが用いられる。
パッケージ野菜1
パッケージ野菜1とは、カット処理がされていない枚葉状の葉野菜2と、それを収容する包装体5とを具備してなる。そして、葉野菜2は包装体5によって密閉されており、外気とは実質的に隔離されている。なお、包装体5に用いるフィルムがガス透過性である場合には、その範囲で包装体の内外でガスが透過することは許容される。
人工光源
一実施形態では、本発明に係るパッケージ野菜1の栽培には、人工光源が用いられる。人工光源としては、一般に、白熱電球、蛍光灯、ナトリウムランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀ランプ、キセノンランプ、UV光源またはLED光源が用いられ、好ましい一実施形態では、人工光源としてLED光源が用いられる。一実施形態では、レタスの栽培において、一般に発光極大波長が420〜690nmのLED光源が用いられる。好ましくは、420nm〜470nmの青波長のLED光源が用いられ、これによりレタスの食感がシャキシャキになり、食味についてはえぐみが増し、ポリフェノールの量が増大する。別の好ましい一実施形態では、レタスの栽培に640nm〜690nmの赤波長のLED光源が用いられ、これにより食感が柔らかくなり、レタスの糖度が上昇し、またレタスに含有されるビタミンの量が増大する。また、一般にUV光源は植物の栽培には不適当な場合が多いが、主として可視光を放出する人工光源を用いながら、短時間UV光源を用いることでポリフェノールなどの有用な栄養素を増やすことができる場合もある。
以下に本発明を諸例により具体的に説明するが、本発明は以下の例によりなんら限定されるものではない。
以下の例において、野菜としてレタス(レッドファイヤ−)を用い、平均温度6℃、平均湿度:50%以上及び平均温度30℃、平均湿度70%の場所に保存して、LED光源を用いて栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜、人工光源を用いず栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜および人工光源を用いず栽培したカット野菜をチャック付きのポリエチレン製の袋に収容し、野菜の鮮度の評価(外観、食感および食味の評価)を次のようにして行った。温度は℃で示したものである。
非カット野菜の鮮度の評価(外観、食感および食味の評価)
(i)外観:
LED光源を用いて栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜、人工光源を用いず栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜および人工光源を用いず栽培したカット野菜(約4cm×4cm)を目視により観察して、下記の表1に示す評価基準に従って点数評価した。
(ii)食感:
LED光源を用いて栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜、人工光源を用いず栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜および人工光源を用いず栽培したカット野菜(約4cm×4cm)を食して、下記の表1に示す評価基準に従って点数評価した。
(iii)食味:
LED光源を用いて栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜、人工光源を用いず栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜および人工光源を用いず栽培したカット野菜(約4cm×4cm)を食して、下記の表1に示す評価基準に従って点数評価した。
Figure 2015050945
Figure 2015050945
No.1:LED光源を用いて栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜(6℃:本発明)
No.2:人工光源を用いず栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜(6℃:対照)
No.3:人工光源を用いず栽培したカット野菜(4cm×4cm)(6℃:対照)
No.4:LED光源を用いて栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜(30℃:本発明)
No.5:人工光源を用いず栽培した葉の部分においてカット処理がされていない葉野菜(30℃:対照)
No.6:人工光源を用いず栽培したカット野菜(約4cm×4cm)(30℃:対象)
1:パッケージ野菜
2:葉の部分においてカット処理がされていない枚葉状の葉野菜
3:光不透過性の部分
4:光透過性の部分
5:包装体

Claims (9)

  1. カット処理されていない枚葉状の葉野菜と、それを収容する包装体とを具備してなり、前記枚葉状の葉野菜は、植物工場において栽培された葉野菜の芯部分からカットされることなく分離されたものであることを特徴とする、パッケージ野菜。
  2. 前記枚葉状の葉野菜における一般生菌数が10の5乗以下である、請求項1に記載のパッケージ野菜。
  3. 前記植物工場が閉鎖型であって、前記葉野菜が、人工光源を用いて栽培される、請求項1または2に記載のパッケージ野菜。
  4. 前記人工光源が、LED光源である、請求項3に記載のパッケージ野菜。
  5. 前記LED光源により照射される光の主波長が420〜690nmである、請求項4に記載のパッケージ野菜。
  6. 前記包装体の少なくとも一部分に光透過性の部分が設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパッケージ野菜。
  7. 前記葉野菜が、タイサイ、コマツナ、タカナ、ホウレンソウ、キクナ、ネギ、ワケギ、セルリー、ハクサイ、キャベツ、芽キャベツ、モロヘイヤ、ミョウガおよびレタスならびにこれらの組み合わせからなる群から選ばれたものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパッケージ野菜。
  8. 前記包装体が、ナイロンフィルムが、ポリエチレン上に積層されたプラスチック積層体を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパッケージ野菜。
  9. 前記包装体が、その内部に調味料が充填された区画小袋を有している、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパッケージ野菜。
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JP2022106616A (ja) * 2021-01-07 2022-07-20 カゴメ株式会社 野菜の生産方法及び養液栽培された野菜の衛生度評価方法

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