JP2015049935A - 携帯端末システム、携帯端末、および、電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】電池パックの端子数を増加させることなく携帯端末が電池パックを認証することを可能とする。
【解決手段】電池パックに収容した感温素子を、温度端子を介して携帯端末本体側の測定用抵抗と直列に接続して基準電圧に接続し、感温素子による電池パックの温度を求めるようにした携帯端末において、電池パック側において、感温素子に並列に、ID抵抗素子と第1スイッチ手段との直列回路が接続され、基準電圧は、電池パックの温度を監視するときは低く、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は高く切り替えられ、第1のスイッチ手段は温度端子の電位が高いときはオン、低いときはオフするよう調整され、基準電圧が低いときはID抵抗素子が切り離されて感温素子に電圧が印加されて電池パックの温度監視を行い、他方、基準電圧が高いときは、温度端子の電位も上昇して第1のスイッチ手段をオンし、感温素子とID抵抗素子との並列回路に電圧が印加される。
【選択図】図4
【解決手段】電池パックに収容した感温素子を、温度端子を介して携帯端末本体側の測定用抵抗と直列に接続して基準電圧に接続し、感温素子による電池パックの温度を求めるようにした携帯端末において、電池パック側において、感温素子に並列に、ID抵抗素子と第1スイッチ手段との直列回路が接続され、基準電圧は、電池パックの温度を監視するときは低く、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は高く切り替えられ、第1のスイッチ手段は温度端子の電位が高いときはオン、低いときはオフするよう調整され、基準電圧が低いときはID抵抗素子が切り離されて感温素子に電圧が印加されて電池パックの温度監視を行い、他方、基準電圧が高いときは、温度端子の電位も上昇して第1のスイッチ手段をオンし、感温素子とID抵抗素子との並列回路に電圧が印加される。
【選択図】図4
Description
本発明は、携帯端末が電池パックを認証するための技術に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末が広く普及している。このような携帯端末の電源として、一般に二次電池を内蔵した電池パックが用いられる。携帯端末に用いる電池パックは、二次電池としてリチウムイオン電池を用い、リチウムイオン電池の温度を監視するためのサーミスタなど感温素子を備えたものが一般的である。
このような携帯端末は、一般に、専用の電池パックを使用することを前提として設計されている。そのため、専用品以外の電池パック、特に、専用品と特性の異なる社外品などが携帯端末に取り付けられると、適切な充放電制御を行えないことがある。社外品など携帯端末に適合しない電池パックが取り付けられることを防ぐ方法としては、電池パックの認証を行い、正規と認証した電池パックのみ取り付けを許可するようにするのが効果的である。
このような携帯端末は、一般に、専用の電池パックを使用することを前提として設計されている。そのため、専用品以外の電池パック、特に、専用品と特性の異なる社外品などが携帯端末に取り付けられると、適切な充放電制御を行えないことがある。社外品など携帯端末に適合しない電池パックが取り付けられることを防ぐ方法としては、電池パックの認証を行い、正規と認証した電池パックのみ取り付けを許可するようにするのが効果的である。
携帯端末が電池パックを認証する方法としては、電池パックと携帯端末の物理的形状に特徴を持たせる方法と、電池パックに認証用の回路を組み込む方法が知られている。電池パックと携帯端末の物理的形状に特徴を持たせる方法は、例えば、特許文献1に開示されているように、対応していない電池パックが装着された場合に電気的接触が起きないようにして、当該電池パックを使用できないようにする方法である。一方、認証用の回路としては、ID抵抗が用いられている。すなわち、電池パックに認証用端子を追加し、認証用端子にID抵抗を接続する。携帯端末は、認証用端子を用いて所定の抵抗値を持つID抵抗が接続されているか否かを判定することで、電池パックが専用品であるかを判定することができる。
しかしながら、電池パックにID抵抗測定用の端子を設け、端子数を増加させることは、電池パックと携帯端末との接点の面積を増やすことになるため、携帯端末の小型化を図る際に障害となる。
本発明は、端子数を増加させることなくID抵抗を内蔵した電池パックと、その電池パックを認証することのできる携帯端末、およびこれらからなるシステムを提供することを目的とする。
本発明は、端子数を増加させることなくID抵抗を内蔵した電池パックと、その電池パックを認証することのできる携帯端末、およびこれらからなるシステムを提供することを目的とする。
本明細書において開示される携帯端末システムは、携帯端末本体の収容部に電池パックを組み込み、携帯端末本体の温度接点と電池パックの温度端子との接触により、電池パックに収容した感温素子を携帯端末本体の固定抵抗と直列に接続して、電池監視部から出力される基準電圧を前記固定抵抗と前記感温素子とに印加し、前記固定抵抗の両端に生じる電位差を監視して、感温素子による電池パックの温度を求めるようにした携帯端末システムであって、電池パックにおいて、前記感温素子に並列に、電池パックを認証するための固有の抵抗値を持つID抵抗素子と第1スイッチ手段との直列回路が接続される一方、携帯端末本体において、前記固定抵抗に並列に、前記ID抵抗素子と比べて抵抗値の十分小さい低抵抗素子と第2のスイッチ手段との直列回路が接続され、前記電池監視部は、電池パックの温度を監視するときは基準電圧を低く、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は基準電圧を高くし、前記第1のスイッチ手段は前記温度端子の電位が高いときはオンとなり、低いときはオフとなり、前記第2のスイッチ手段は、電池パックの温度を監視するときはオフ、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合はオンするよう前記電池監視部によって制御されており、前記電池監視部が低い基準電圧に切り替わっているときは、前記第1のスイッチ手段、前記第2のスイッチ手段ともオフし、基準電圧が前記固定抵抗と前記感温素子の直列回路に印加されて電池パックの温度監視を行い、他方、高い基準電圧に切り替わると、それに伴って前記温度端子の電位も上昇して前記第1のスイッチ手段がオンとなるとともに、前記第2のスイッチ手段もオン制御されて、基準電圧に対しては、前記固定抵抗と前記低抵抗素子との並列回路と、前記感温素子と前記ID抵抗素子との並列回路とを直列接続した回路が接続され、かつ、その接続状態を前記ID抵抗素子の抵抗値を算出する間維持することを特徴とする。
上記の携帯端末システムによれば、電池パックの温度監視とID抵抗素子を用いた電池パックの認証とを一つの端子で実現でき、ID抵抗素子を用いた電池パックの認証のみに用いるような専用の端子を必要としない。したがって、電池パックの端子数を増加させる必要がなく、携帯端末、および、電池パックの小型化に奏功する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<システムの構成>
実施の形態に係るシステムとしての携帯端末1の外観図を図1(a)に示す。携帯端末1は、例えば、スマートフォンである。なお、以下、携帯端末1がスマートフォンである場合について説明するが、携帯端末1は、タブレット端末、タブレット型パーソナルコンピュータ、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)など、電池パックを内蔵する任意の携帯端末であってよい。
<システムの構成>
実施の形態に係るシステムとしての携帯端末1の外観図を図1(a)に示す。携帯端末1は、例えば、スマートフォンである。なお、以下、携帯端末1がスマートフォンである場合について説明するが、携帯端末1は、タブレット端末、タブレット型パーソナルコンピュータ、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)など、電池パックを内蔵する任意の携帯端末であってよい。
図1(b)は、携帯端末1の裏面のカバーを外した模式図である。図1(b)に示すように、システムとしての携帯端末1は、電池パック100と、電池パック100を除いた本体部分である携帯端末本体200とからなる。図2に、電池パック100の外観図を示す。電池パック100は、正端子101、負端子102、温度端子103の3つの端子を有する。電池パック100と携帯端末本体200とは、以下のように接続される。すなわち、電池パック100の正端子101は、携帯端末本体200の2つの正接点201と接続され、電池パック100の負端子102は、携帯端末本体200の2つの負接点202と接続され、電池パック100の温度端子103は、携帯端末本体200の温度接点203と接続される。
<電池パック100>
まず、電池パック100の構成について説明する。電池パック100は、二次電池と、二次電池の温度を測定するための温感素子であるサーミスタ110と、認証回路120とを備えている。二次電池は、例えば、公称電圧3.7V、容量が1.5Ahのリチウムイオン電池である。
まず、電池パック100の構成について説明する。電池パック100は、二次電池と、二次電池の温度を測定するための温感素子であるサーミスタ110と、認証回路120とを備えている。二次電池は、例えば、公称電圧3.7V、容量が1.5Ahのリチウムイオン電池である。
正端子101は、電池パック100の内部において、二次電池の正極に接続されている。また、負端子102は同様に、電池パック100の内部において、二次電池の負極に接続されている。電池パック100は、正端子101と負端子102とを用いて、携帯端末本体200に二次電池の電力を供給し、また、携帯端末本体200から二次電池を充電するための電力の供給を受ける。
サーミスタ110は温感素子の一種であり、温度によって抵抗値が変化する特性を有している。サーミスタ110は、二次電池の表面に接触した状態、または、二次電池のごく近傍に設置されている。本実施の形態において、サーミスタ110の常温、例えば、27℃における抵抗値R1は約10kΩである。サーミスタ110は、一端が認証回路120を介して温度端子103に接続され、他端は接地線に接続されている。
なお、本実施の形態において、電池パック100の接地線は負端子102に接続されており、電池パック100の接地線の電位は二次電池の負極と同じ電位である。
<認証回路120>
認証回路120は、図4に示すように、温度端子103とサーミスタ110との間に接続され、ID抵抗121と、スイッチ122と、制御回路123とを備えている。
<認証回路120>
認証回路120は、図4に示すように、温度端子103とサーミスタ110との間に接続され、ID抵抗121と、スイッチ122と、制御回路123とを備えている。
ID抵抗121は、所定の抵抗値を持つ抵抗素子であり、例えば、チップ抵抗で実現される。ID抵抗121の一端はスイッチ122に接続され、他端は接地線に接続される。ID抵抗121の抵抗値R2は、サーミスタ110の抵抗値R1より十分小さく、例えば、50Ωである。
スイッチ122は、制御回路123の出力がオンであれば温度端子103とID抵抗121とを電気的に接続し、制御回路123の出力がオフであれば温度端子103とID抵抗121とを電気的に切り離すスイッチング素子であり、例えば、MOSFETで実現される。
スイッチ122は、制御回路123の出力がオンであれば温度端子103とID抵抗121とを電気的に接続し、制御回路123の出力がオフであれば温度端子103とID抵抗121とを電気的に切り離すスイッチング素子であり、例えば、MOSFETで実現される。
制御回路123は、温度端子103の電位に基づいてスイッチ122のオン制御およびオフ制御を行う。具体的には、接地線の電位を基準として温度端子103の電位が所定の電位VIDと同一または高い場合、制御回路123はスイッチ122にオンを出力するオン制御を行い、接地線の電位を基準として温度端子103の電位がVIDより低い場合は、制御回路123はスイッチ122にオフを出力するオフ制御を行う。所定の電位VIDとは、例えば、接地線の電位を基準として2.8Vである。制御回路123は、例えば、図5に示すように、演算増幅器(オペアンプ)と定電圧回路で実現される。具体的には、非反転入力131は温度端子103に接続され、反転入力は、三端子レギュレータを用いた定電圧回路141を介して端子132で正端子101と接続され、出力133はスイッチ122に接続される。ここで、定電圧回路141は上述した所定の電位VIDである2.8Vを出力する。また、正電源134、負電源135は、それぞれ正端子101、負端子102に接続される。このような構成により、制御回路123は温度端子103と定電圧回路の出力VIDとの電位差を増幅して出力するので、温度端子103の電位がVIDより高い場合は常にオンを出力し、温度端子103の電位がVIDより低い場合は常にオフを出力することになる。
<携帯端末本体200>
続いて、携帯端末本体200の構成について説明する。図3に携帯端末本体200の機能ブロック図を示す。携帯端末本体200は、主制御部210、記憶部220、通信部230、入出力部240、電力管理部250を含む。
記憶部220は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリによって実現され、主制御部220で実行されるプログラムを記憶している。
続いて、携帯端末本体200の構成について説明する。図3に携帯端末本体200の機能ブロック図を示す。携帯端末本体200は、主制御部210、記憶部220、通信部230、入出力部240、電力管理部250を含む。
記憶部220は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリによって実現され、主制御部220で実行されるプログラムを記憶している。
通信部230は、例えば、LTE(Long Term Evolution)やIEEE802.11n、GSM(登録商標)を介して携帯通信網やネットワークに接続するための手段である。
入出力部240は、例えば、ボタン、タッチパネル、スピーカ、マイクで構成され、ユーザによる操作指示の入力や、音声通信の相手に送信すべき音声を受け付ける。また、入出力部240は、ユーザに通知すべき情報を画面や音声で通知し、音声通信の相手から受信した音声を出力する。
入出力部240は、例えば、ボタン、タッチパネル、スピーカ、マイクで構成され、ユーザによる操作指示の入力や、音声通信の相手に送信すべき音声を受け付ける。また、入出力部240は、ユーザに通知すべき情報を画面や音声で通知し、音声通信の相手から受信した音声を出力する。
主制御部220は、携帯端末本体200全体の動作を制御する機能を有する。主制御部220は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が主記憶部にOS(Operating System)および記憶部220に記憶されているプログラムをロードして実行することで実現される。
電力管理部250は、正接点201と負接点202とを介して電池パック100に内蔵されている二次電池から電力を受け付け、携帯端末本体200の各機能ブロックに電力を供給する機能を有する。また、電力管理部250は、携帯端末本体200の表面に設けられた充電端子から電力を受け付け、電池パック100に内蔵されている二次電池の充電を行う機能を有する。電力管理部250は、充放電制御部260と電池パック管理部270とを含む。
電力管理部250は、正接点201と負接点202とを介して電池パック100に内蔵されている二次電池から電力を受け付け、携帯端末本体200の各機能ブロックに電力を供給する機能を有する。また、電力管理部250は、携帯端末本体200の表面に設けられた充電端子から電力を受け付け、電池パック100に内蔵されている二次電池の充電を行う機能を有する。電力管理部250は、充放電制御部260と電池パック管理部270とを含む。
電池パック管理部270は、電池パック100の認証動作と、サーミスタ110を用いた二次電池の温度管理とを行う機能を有する。詳しくは後述する。
充放電制御部260は、電池パック管理部270が取得した二次電池の温度と、二次電池の電圧、二次電池から取り出した電流の積算値、二次電池に供給した電流の積算値等を管理し、電池パック100の充放電の制御を行う機能を有する。
充放電制御部260は、電池パック管理部270が取得した二次電池の温度と、二次電池の電圧、二次電池から取り出した電流の積算値、二次電池に供給した電流の積算値等を管理し、電池パック100の充放電の制御を行う機能を有する。
なお、本実施の形態において、携帯端末本体200の接地線は負接点202に接続されており、携帯端末本体200の接地線の電位は、電池パック100の接地線、および、二次電池の負極と同じ電位であるものとする。
<電池パック管理部270>
電池パック管理部270は、図4に示すように、制御回路271と、抵抗272と、抵抗273と、スイッチ274とを備えている。
<電池パック管理部270>
電池パック管理部270は、図4に示すように、制御回路271と、抵抗272と、抵抗273と、スイッチ274とを備えている。
抵抗272は、サーミスタ110の抵抗値を測定するための抵抗素子であり、一端が制御回路271の基準電圧端子281に接続され、他端が温度接点203に接続されている。抵抗272の抵抗値R3は既知の固定値であり、望ましくは、常温におけるサーミスタ110の抵抗値R1とほぼ同じであり、例えば、10kΩである。
抵抗273は、ID抵抗121の抵抗値を測定するための抵抗素子であり、一端がスイッチ274に接続され、他端が温度接点203に接続されている。抵抗273の抵抗値R4は既知の固定値であり、望ましくは、ID抵抗121の抵抗値R2、および、サーミスタ110の抵抗値R1と比べて十分小さな値であり、例えば、0.1Ωである。
抵抗273は、ID抵抗121の抵抗値を測定するための抵抗素子であり、一端がスイッチ274に接続され、他端が温度接点203に接続されている。抵抗273の抵抗値R4は既知の固定値であり、望ましくは、ID抵抗121の抵抗値R2、および、サーミスタ110の抵抗値R1と比べて十分小さな値であり、例えば、0.1Ωである。
スイッチ274は、制御回路271の制御端子282の出力がオンであれば温度接点203と抵抗273とを接続し、制御端子282の出力がオフであれば温度接点203と抵抗273とを切り離すスイッチング素子であり、例えば、MOSFETで実現される。
制御回路271は、温度接点203を介してサーミスタ110の温度の算出、および、ID抵抗121の抵抗値の算出を行う。制御回路271は、基準電圧端子281と、制御端子282と、電圧測定端子283、電圧測定端子284とを備えている。
制御回路271は、温度接点203を介してサーミスタ110の温度の算出、および、ID抵抗121の抵抗値の算出を行う。制御回路271は、基準電圧端子281と、制御端子282と、電圧測定端子283、電圧測定端子284とを備えている。
基準電圧端子281は、温度接点203に電圧を印加するための端子である。制御回路281は、基準電圧端子281より2種類の電圧を出力することで、制御回路123を制御する。詳しくは後述する。
制御端子282は、スイッチ274を制御するための端子である。制御回路271は、サーミスタ110の温度の算出を行う場合には、制御端子282の出力をオフにし、抵抗273を回路から切り離す。一方、制御回路271は、ID抵抗121の抵抗値を測定する場合には、制御端子282の出力をオンにし、抵抗273を回路に接続させる。
制御端子282は、スイッチ274を制御するための端子である。制御回路271は、サーミスタ110の温度の算出を行う場合には、制御端子282の出力をオフにし、抵抗273を回路から切り離す。一方、制御回路271は、ID抵抗121の抵抗値を測定する場合には、制御端子282の出力をオンにし、抵抗273を回路に接続させる。
電圧測定端子283、電圧測定端子284は、抵抗272および抵抗273の両端の電位差を測定するための端子である。
<ID抵抗を用いた認証動作>
図6を用いて、携帯端末本体200がID抵抗121の抵抗値を測定して電池パック100を認証する動作について説明する。なお、この動作は、携帯端末本体200が電池パック100の充電を開始する際に実行される。
<ID抵抗を用いた認証動作>
図6を用いて、携帯端末本体200がID抵抗121の抵抗値を測定して電池パック100を認証する動作について説明する。なお、この動作は、携帯端末本体200が電池パック100の充電を開始する際に実行される。
まず、携帯端末本体200の制御回路271は、制御端子282の出力をオフにし、スイッチ274をオフにする(ステップS11)。この動作により、基準電圧端子281と温度接点203との間には、抵抗273が存在せず、抵抗272だけが接続されている状態となる。
次に、制御回路271は、基準電圧端子281より、制御回路123の所定の電位VIDより低い電圧Vdd1(接地線電位基準)を出力する(ステップS12)。例えば、制御回路271は、接地線電位を基準として2.6Vを基準電圧端子281より出力する。基準電圧端子281が電圧を出力する前は、基準電圧端子281と接地線との間の電位は等しいから、制御回路123はオフを出力し、スイッチ122はオフの状態である。したがって、基準電圧端子281と接地線との間は、抵抗272とサーミスタ110が直列に接続されている状態となっている。ここで、基準電圧端子281が電圧Vdd1を出力すると、抵抗272とサーミスタ110とは抵抗値がおよそ同程度であるから、温度端子103の電位は接地線の電位を基準としておよそVdd1/2程度、すなわち約1.3Vとなる。VID>Vdd1であるから、温度端子103の電位が接地線の電位を基準としてVID、すなわち2.8Vを超えることはない。したがって、制御回路123はオフを出力し、スイッチ122はオフのままとなる。
次に、制御回路271は、基準電圧端子281より、制御回路123の所定の電位VIDより低い電圧Vdd1(接地線電位基準)を出力する(ステップS12)。例えば、制御回路271は、接地線電位を基準として2.6Vを基準電圧端子281より出力する。基準電圧端子281が電圧を出力する前は、基準電圧端子281と接地線との間の電位は等しいから、制御回路123はオフを出力し、スイッチ122はオフの状態である。したがって、基準電圧端子281と接地線との間は、抵抗272とサーミスタ110が直列に接続されている状態となっている。ここで、基準電圧端子281が電圧Vdd1を出力すると、抵抗272とサーミスタ110とは抵抗値がおよそ同程度であるから、温度端子103の電位は接地線の電位を基準としておよそVdd1/2程度、すなわち約1.3Vとなる。VID>Vdd1であるから、温度端子103の電位が接地線の電位を基準としてVID、すなわち2.8Vを超えることはない。したがって、制御回路123はオフを出力し、スイッチ122はオフのままとなる。
次に、制御回路271は、電圧測定端子284の電位を測定する(ステップS13)。この動作により、抵抗272の一端と他端との間の電位差が取得できる。
次に、制御回路271は、ステップS13の結果を基に、サーミスタ110の抵抗値を算出する(ステップS14)。上述したように、ステップS13が実行される時点において、スイッチ122とスイッチ274はいずれもオフになっているから、基準電圧端子281には抵抗272とサーミスタ110とが直列に接続されている状態となっている。したがって、サーミスタ110の抵抗値R1は、接地線電位を基準として電圧測定端子284の電位をVAとすると、次の式で与えられる。
次に、制御回路271は、ステップS13の結果を基に、サーミスタ110の抵抗値を算出する(ステップS14)。上述したように、ステップS13が実行される時点において、スイッチ122とスイッチ274はいずれもオフになっているから、基準電圧端子281には抵抗272とサーミスタ110とが直列に接続されている状態となっている。したがって、サーミスタ110の抵抗値R1は、接地線電位を基準として電圧測定端子284の電位をVAとすると、次の式で与えられる。
例えば、基準電圧端子281の出力電圧が2.6Vであり、ステップS13における電圧測定端子284の電位の測定結果が接地線を基準として1.25Vであるとすると、サーミスタ110の抵抗値R1は上の式より、1.25/(2.6−1.25)×10×103[Ω]≒9.26[kΩ]であることが算出できる。
次に、制御回路271は、制御端子282の出力をオンにし、スイッチ274をオンにする(ステップS15)。この動作により、基準電圧端子281と温度接点203との間には、抵抗273と抵抗272とが並列に接続される状態となる。
次に、制御回路271は、制御端子282の出力をオンにし、スイッチ274をオンにする(ステップS15)。この動作により、基準電圧端子281と温度接点203との間には、抵抗273と抵抗272とが並列に接続される状態となる。
次に、制御回路271は、基準電圧端子281より、制御回路123がオンを出力する範囲の高い電圧Vdd2(接地線電位を基準)を出力する(ステップS16)。例えば、制御回路271は、接地線電位を基準として3.0Vを基準電圧端子281より出力する。ここで、抵抗273の抵抗値は抵抗272の抵抗値と比べて非常に小さいため、基準電圧端子281と温度接点203との間の抵抗値は、ほぼ抵抗273の抵抗値となる。本実施の形態では、抵抗272の抵抗値が10kΩ、抵抗273の抵抗値は0.1Ωなので、合成抵抗値はほぼ0.1Ωとなる。一方、サーミスタ110の抵抗値は9.26kΩなので、基準電圧端子281と温度端子103との間でほとんど電圧降下が発生せず、温度端子103の電位は接地線電位を基準として2.8V以上となる。これにより、制御回路123はスイッチ122にオンを出力し、ID抵抗121がサーミスタ110と並列に接続される。なお、抵抗273の抵抗値0.1Ωは、ID抵抗121の抵抗値50Ωと比べても非常に低いので、基準電圧端子281と温度端子103との間の電圧降下は無視できるほど小さく、基準電圧端子281と温度端子103との間でほとんど電圧降下が発生せず、温度端子103の電位は接地線電位を基準として2.8V以上となる。したがって、制御回路123はスイッチ122にオンを出力し続け、スイッチ122はオンになったままとなる。
次に、制御回路271は、電圧測定端子283と電圧測定端子284との電位差を測定する(ステップS17)。これにより、抵抗272の一端と他端との間の電位差が取得できる。
次に、制御回路271は、ステップS17の結果と、ステップS14の結果を基に、ID抵抗112の抵抗値を算出する(ステップS18)。上述したように、ステップS17が実行される時点において、スイッチ122とスイッチ274はいずれもオンになっているから、基準電圧端子281には、抵抗272と抵抗273とが並列接続された回路と、サーミスタ110とID抵抗121とが並列接続された回路とが、直列に接続されている状態となっている。抵抗272と抵抗273との合成抵抗値は既知であるので、ステップS14で説明したのと同様の方法で、サーミスタ110とID抵抗121との合成抵抗値を算出することができる。さらに、サーミスタ110の抵抗値はステップS14で算出しているので、ID抵抗121の抵抗値を算出できる。
次に、制御回路271は、ステップS17の結果と、ステップS14の結果を基に、ID抵抗112の抵抗値を算出する(ステップS18)。上述したように、ステップS17が実行される時点において、スイッチ122とスイッチ274はいずれもオンになっているから、基準電圧端子281には、抵抗272と抵抗273とが並列接続された回路と、サーミスタ110とID抵抗121とが並列接続された回路とが、直列に接続されている状態となっている。抵抗272と抵抗273との合成抵抗値は既知であるので、ステップS14で説明したのと同様の方法で、サーミスタ110とID抵抗121との合成抵抗値を算出することができる。さらに、サーミスタ110の抵抗値はステップS14で算出しているので、ID抵抗121の抵抗値を算出できる。
ここで、サーミスタ110とID抵抗121との合成抵抗値を算出する方法として、次のような近似を用いることができる。抵抗272と抵抗273との合成抵抗値はサーミスタ110とID抵抗121との合成抵抗値と比べて非常に小さいため、基準電圧端子281と接地線との間の抵抗値は、サーミスタ110とID抵抗121との合成抵抗値とほぼ同一とみなすことができる。また、抵抗272を流れる電流値は抵抗273を流れる電流値と比べて非常に小さいので、基準電圧端子281と接地線との間の電流値は、抵抗273を流れる電流値とほぼ同一であると見なすことができる。抵抗273を流れる電流値は、ステップS17で測定した電圧測定端子283と電圧測定端子284との電位差を、抵抗273の抵抗値で除算することで取得できる。
以上をまとめると次のようになる。ID抵抗121の抵抗値R2は、電圧測定端子283と電圧測定端子284との電位差をVB-Aとすると、次の近似式で与えられる。
例えば、基準電圧端子281の電位が接地線の電位を基準として3.0Vであり、ID抵抗121の抵抗値R2が50[Ω]であれば、ステップS17において測定される、電圧測定端子283と電圧測定端子284との電位差VB-Aは6.02mVとなる。このとき、上記近似式でID抵抗の抵抗値R2を算出すると、3.0×9.26×103×0.1/(6.02×10-3×9.26×103−3.0×0.1)[Ω]≒50.1[Ω]となる。したがって、近似による誤差は1%未満であり、近似式の精度が十分に高いことが分かる。
次に、制御回路271は、ステップS18で算出したID抵抗の抵抗値が規定の範囲内であるか否かを判定する(ステップS19)。制御回路271は、例えば、専用品の電池パック100におけるID抵抗121の値が50Ωである場合、10%の誤差の範囲内である45Ω以上55Ω以下を規定の範囲とする。制御回路271は、判定の結果、ID抵抗の抵抗値が規定の範囲内であれば(ステップS19でYes)、電池パックが専用品であると判断し、正常認証として処理を終了する。
一方、ステップS18で算出したID抵抗の抵抗値が規定の範囲内でなかった場合(ステップS19でNo)、制御回路271は、電池パックが専用品ではないと判断し、電池パックへの充電を禁止する(ステップS20)。具体的には、制御回路271は携帯端末100の主制御部210に対して電池パックの認証結果が不正であったことを通知し、主制御部210は、充放電制御部260に対して、電源が切断されるまで電池パックに充電を行わないよう指示する。これは、電池パックが専用品ではないので、充放電制御部260が電池パックに対して適切に充電制御できない恐れがあるからである。なお、携帯端末1の電源が切断された後に携帯端末1の電源が投入されたか電池パックの充電が開始されようとしている場合、電池パックが専用品に交換された後か、元の電池パックが装着されたままなのかが不明であるため、電池パックの充電が開始されようとする際に改めて電池パックの認証処理をステップS1から再開する。
<二次電池の温度監視動作>
携帯端末本体200が電池パック100の二次電池の温度監視を行う場合、携帯端末本体200の制御回路271は、ステップS11からステップS14までの動作を実行する。詳細は、ステップS14において、算出したサーミスタの抵抗値からサーミスタの温度を算出する処理が追加される以外、上述した通りであるので省略する。
携帯端末本体200が電池パック100の二次電池の温度監視を行う場合、携帯端末本体200の制御回路271は、ステップS11からステップS14までの動作を実行する。詳細は、ステップS14において、算出したサーミスタの抵抗値からサーミスタの温度を算出する処理が追加される以外、上述した通りであるので省略する。
<まとめ>
以上説明したように、本実施の形態では、サーミスタの温度測定をする回路において、サーミスタと並列にID抵抗を追加し、かつ、サーミスタの抵抗値測定用の抵抗と並列にID抵抗より抵抗値の低い抵抗を追加することでID抵抗の抵抗値を測定することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、サーミスタの温度測定をする回路において、サーミスタと並列にID抵抗を追加し、かつ、サーミスタの抵抗値測定用の抵抗と並列にID抵抗より抵抗値の低い抵抗を追加することでID抵抗の抵抗値を測定することが可能となる。
これにより、サーミスタの温度測定とID抵抗を用いた電池パックの認証を一つの回路を共有して行うことができる。したがって、電池パックの端子を増やす必要がなく、電池パックの小型化に奏功する。また、携帯端末においても、ID抵抗を用いた電池パックの認証のみを行うための回路をサーミスタの温度測定用の回路とは別途有する必要がなく、電圧印加回路、電圧測定回路の数を増やすことができない場合であっても、タッチセンサ、加速度センサなどの携帯端末本体が備えるセンサの数を減らす必要がなくなる。
(実施の形態に係るその他の変形例)
(1)実施の形態では、携帯端末本体200が電池パック100の充電を開始する際に、ステップS11からステップS20までの電池パックを認証する動作を実施するとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。例えば、携帯端末本体200は、起動時にステップS11からステップS20までの電池パックを認証する動作を実施するとしてもよい。
(1)実施の形態では、携帯端末本体200が電池パック100の充電を開始する際に、ステップS11からステップS20までの電池パックを認証する動作を実施するとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。例えば、携帯端末本体200は、起動時にステップS11からステップS20までの電池パックを認証する動作を実施するとしてもよい。
また、携帯端末本体200は、二次電池の温度監視動作を行った直後であれば、サーミスタ110の直前の抵抗値を取得しているので、電池パックを認証する際に、ステップS15からステップS20までの動作のみを実施するとしてもよい。
(2)実施の形態では、ステップS20において、電池パックへの充電を禁止するとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。例えば、ステップS20において、携帯端末本体200の電源をオフにする処理を行うとしてもよい。または、携帯端末本体200は、ステップS20において、電池パックに充電を行わないように制御するとともに、電池パックが正規品ではない恐れがある旨のメッセージをディスプレイに表示するとしてもよい。
(2)実施の形態では、ステップS20において、電池パックへの充電を禁止するとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。例えば、ステップS20において、携帯端末本体200の電源をオフにする処理を行うとしてもよい。または、携帯端末本体200は、ステップS20において、電池パックに充電を行わないように制御するとともに、電池パックが正規品ではない恐れがある旨のメッセージをディスプレイに表示するとしてもよい。
(3)実施の形態では、電池パック100の接地線と携帯端末本体200の接地線とはともに二次電池の負極に接続されているとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。電池パック100の接地線と携帯端末本体200の接地線とは同じ電位であればよく、例えば、ともに二次電池の正極に接続されているとしてもよいし、電池パック100の接地線と携帯端末本体200の接地線とを接点等を用いて接続してもよい。なお、接地線が二次電池の正極に接続されている場合、上述の「電位が高い」、「電位が低い」をそれぞれ、「電位が低い(接地線との電位差が大きい)」、「電位が高い(接地線との電位差が小さい)」と読み替える必要がある。
(4)実施の形態では、ステップS17において、電圧測定端子283と電圧測定端子284との電位差を測定するとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。例えば、電圧測定端子283がなく、ステップS17において、基準電圧端子281と電圧測定端子284との電位差を測定するとしてもよい。この場合、スイッチ274の内部抵抗値と抵抗273の抵抗値の合計値を用いて、抵抗273に流れる電流量を算出できる。このようにすることで、携帯端末本体200がID抵抗を用いた電池パックの認証動作に必要とする回路をさらに小規模化することができる。
(5)実施の形態では、サーミスタ110、抵抗272、ID抵抗121、抵抗273のそれぞれの抵抗値R1、R2、R3、R4が、約10kΩ、10kΩ、50Ω、0.1Ωであるとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。
サーミスタ110の抵抗値R1は、例えば、27℃のとき、約50kΩ、または、約100kΩであるとしてもよい。
サーミスタ110の抵抗値R1は、例えば、27℃のとき、約50kΩ、または、約100kΩであるとしてもよい。
一方、抵抗272の抵抗値R2は、サーミスタ110の抵抗値R1に近いことが望ましい。サーミスタ110の抵抗値R1の測定精度が向上するからである。望ましくは、サーミスタ110の常温の抵抗値の10%以上10倍以下である。
なお、ID抵抗121の抵抗値R3は、例えば、100Ωであってもよいし、150Ωであってもよい。望ましくは、サーミスタ110の常温の抵抗値の50%以下である。
なお、ID抵抗121の抵抗値R3は、例えば、100Ωであってもよいし、150Ωであってもよい。望ましくは、サーミスタ110の常温の抵抗値の50%以下である。
抵抗273の抵抗値R4は、サーミスタ110の抵抗値R1、抵抗272の抵抗値R3、ID抵抗121の抵抗値R2と比べて十分小さい必要があり、ID抵抗121の抵抗値R2の20%以下が望ましい。なお、抵抗273による電圧降下Vdd2×R4/R2がVdd2−VIDを上回らないように、R2、R4、Vdd2およびVIDを設定する必要がある。なぜならば、ステップS16において、スイッチ122がオンになったときに接地線電位を基準として温度端子103の電位がVIDを下回ると、制御回路123がスイッチ122をオフし、スイッチ122がオフされたことでID抵抗121が電気的に切り離されて温度端子103の電位が上昇し、制御回路123がスイッチ122を再度オンし、ID抵抗121が電気的に接続されて温度端子103の電位が低下するという動作が繰り返され、スイッチ122がオンオフを繰り返しID抵抗121が電気的に接続されたままにならない事態が発生するからである。
(6)実施の形態において、制御回路123がオンを出力する下限の所定の電圧VIDが2.8V、基準電圧端子281より出力する電圧がVdd1として2.6V、Vdd2として3.0Vである場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。Vdd2>VID>Vdd1であって、かつ、Vdd2−VIDが抵抗273による電圧降下より大きければよいので、例えば、Vdd2として5.0Vを用い、制御回路123がオンを出力する下限の所定の電圧を4.7Vとして、Vdd1として4.5Vを用いてもよい。なお、サーミスタ110の抵抗値をより正確に測定するため、Vdd1は高いことが望ましい。
(7)実施の形態において、正接点201と負接点202はそれぞれ2つずつ存在する場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。正接点201と正端子201との間の接点抵抗、負接点201と負端子201との間の接点抵抗が携帯端末本体200の動作の支障とならなければよく、例えば、正接点201と負接点202はそれぞれ3つずつ存在してもよいし、逆に1つずつであってもよい。
(8)実施の形態において、ID抵抗212の抵抗値は1種類であり、ステップS19においてID抵抗の抵抗値が規定の範囲内であるか否かを判定するとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。例えば、携帯端末1に対応した専用の電池パックが電池パックAと電池パックBとの2種類ある場合、ID抵抗の抵抗値は電池パックAと電池パックBとで異なり、ステップS19において、ID抵抗の抵抗値が電池パックAを示す範囲であれば、電池パックAに合わせた制御を行い、ID抵抗の抵抗値が電池パックBを示す範囲であれば、電池パックBに合わせた制御を行い、ID抵抗の抵抗値が電池パックAを示す範囲でも電池パックBを示す範囲でもなければ、電池パックの認証結果が不正である(ステップS19でNo)としてもよい。このようにすることで、特性の異なる専用の電池パックが2種類以上ある場合であっても、携帯端末1は適切な充放電制御を行うことができる。
(9)実施の形態におけるチップ抵抗、スイッチング素子としてのMOSFETなどの各素子、各回路は、あくまで例示に過ぎず、同等の機能を有する他の素子や回路を用いて実現してもよいのは勿論である。例えば、スイッチ122は、JFET(Junction FET)で実現されてもよいし、定電圧回路141は、ツェナーダイオードを用いた定電圧回路であってもよい。
本発明に係る電池パックと携帯端末、およびこれらによって構成される携帯端末システムは、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末等を製造する産業において、電池パックの温度監視と電池パックの認証とを同一の接点、端子で実施する技術として有用である。
1 携帯端末
100 電池パック
103 温度端子
110 サーミスタ
121 ID抵抗
122、274 スイッチ
123、271 制御回路
200 携帯端末本体
203 温度接点
272、273 抵抗
281 基準電圧端子
282 制御端子
283、284 電圧測定端子
100 電池パック
103 温度端子
110 サーミスタ
121 ID抵抗
122、274 スイッチ
123、271 制御回路
200 携帯端末本体
203 温度接点
272、273 抵抗
281 基準電圧端子
282 制御端子
283、284 電圧測定端子
Claims (5)
- 携帯端末本体の収容部に電池パックを組み込み、携帯端末本体の温度接点と電池パックの温度端子との接触により、電池パックに収容した感温素子を携帯端末本体の固定抵抗と直列に接続して、電池監視部から出力される基準電圧を前記固定抵抗と前記感温素子とに印加し、前記固定抵抗の両端に生じる電位差を監視して、感温素子による電池パックの温度を求めるようにした携帯端末システムであって、
電池パックにおいて、前記感温素子に並列に、電池パックを認証するための固有の抵抗値を持つID抵抗素子と第1スイッチ手段との直列回路が接続される一方、携帯端末本体において、前記固定抵抗に並列に、前記ID抵抗素子と比べて抵抗値の十分小さい低抵抗素子と第2のスイッチ手段との直列回路が接続され、
前記電池監視部は、電池パックの温度を監視するときは基準電圧を低く、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は基準電圧を高くし、前記第1のスイッチ手段は前記温度端子の電位が高いときはオンとなり、低いときはオフとなり、前記第2のスイッチ手段は、電池パックの温度を監視するときはオフ、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合はオンするよう前記電池監視部によって制御されており、
前記電池監視部が低い基準電圧に切り替わっているときは、前記第1のスイッチ手段、前記第2のスイッチ手段ともオフし、基準電圧が前記固定抵抗と前記感温素子の直列回路に印加されて電池パックの温度監視を行い、他方、高い基準電圧に切り替わると、それに伴って前記温度端子の電位も上昇して前記第1のスイッチ手段がオンとなるとともに、前記第2のスイッチ手段もオン制御されて、基準電圧に対しては、前記固定抵抗と前記低抵抗素子との並列回路と、前記感温素子と前記ID抵抗素子との並列回路とを直列接続した回路が接続され、かつ、その接続状態を前記ID抵抗素子の抵抗値を算出する間維持する
ことを特徴とする携帯端末システム。 - 感温素子に接続されている温度接点を備える電池パックであって固有の抵抗値を持つID抵抗素子と前記温度接点の電位に従ってオンオフする第1スイッチ手段との直列回路が前記感温素子と並列に接続されている電池パックを、前記収容部に組み込む携帯端末であって、
前記電池パックの温度接点と接触する温度端子と、
前記温度端子が前記温度接点と接触することで前記感温素子と直列に接続される測定用抵抗と、
前記測定用抵抗と前記感温素子とに基準電圧を印加し、前記測定用抵抗の両端に生じる電位差を監視することにより、前記感温素子による電池パックの温度の監視と、前記ID抵抗素子の抵抗値を算出することによる電池パックの認証とを行う電池監視部とを備え、
前記電池監視部は、電池パックの温度を監視するときは前記第1のスイッチ手段をオフするために基準電圧を低くし、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は前記第1のスイッチ手段をオンにし、かつ、その状態を前記ID抵抗素子の抵抗値を算出する間維持するために基準電圧を高くする
ことを特徴とする携帯端末。 - 前記電池監視部は、
電池パックの温度を監視する場合は、前記測定用抵抗の抵抗値を高くし、前記測定用抵抗の両端に生じる電位差を用いて前記感温素子の両端の電位差を算出し、前記感温素子の抵抗値を算出することで前記電池パックの温度を算出し、
ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は、前記測定用抵抗の抵抗値を前記ID抵抗素子の抵抗値と比べて十分小さく変化させ、前記測定用抵抗の両端に生じる電位差を用いて前記温度端子の電流量を算出し、算出された前記感温素子の抵抗値を用いて前記ID抵抗素子の抵抗値を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。 - 前記測定用抵抗は、前記ID抵抗素子の抵抗値と比べて抵抗値の十分小さい低抵抗素子と第2のスイッチ手段との直列回路と、固定抵抗との並列回路であり、
前記第2のスイッチ手段は、電池パックの温度を監視するときはオフ、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合はオンするよう前記電池監視部によって制御され、
電池パックの温度を監視する場合には前記測定用抵抗として前記固定抵抗のみを用い、ID抵抗素子の抵抗値を算出する場合は前記測定用抵抗として前記固定抵抗と前記低抵抗素子との並列回路を用いることで、前記測定用抵抗の抵抗値を変化させる
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。 - 収容部に温度接点を有し、前記温度接点を介して電圧を印加することで電池パックが有する感温素子と固有の抵抗値を持つID抵抗素子との抵抗値を算出し、電池パックの温度の監視と電池パックの認証を行う携帯端末本体の収容部に組み込まれる電池パックであって、
前記温度接点と接触する温度端子と、
前記温度端子の電位が高いときはオンとなり、低いときはオフとなる第1のスイッチ手段とを備え、
前記感温素子と、前記ID抵抗素子と前記第1スイッチ手段との直列回路とは並列に接続され、
前記感温素子の一端と、前記直列回路の一端とは前記温度端子に接続されている
ことを特徴とする電池パック。
Priority Applications (1)
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JP2013178541A JP2015049935A (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 携帯端末システム、携帯端末、および、電池パック |
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