JP2015049860A - ファイル処理装置および端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】詳細な知識を必要とせずにファイルを利用者の所望のファイル形式に変換する。【解決手段】ファイル処理装置10は、端末装置10の利用者が指示した変更先の拡張子の指定と変換対象の音響ファイルFとを含む変換要求Rを当該端末装置10から受信する通信装置24と、変換要求R内の音響ファイルFのファイル形式を、通信装置24が受信した変換要求Rで指定された変更先の拡張子に対応するファイル形式に変換する変換部42とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、音響ファイル等のファイルのファイル形式を変換する技術に関する。
楽曲の演奏音を示す音響ファイル等の各種のファイルのファイル形式を変換する技術が従来から提案されている。既存のファイルを所望のファイル形式に変換するには、変換前のファイル形式や変換後のファイル形式にとって適切な変換方法(エンコーダ)を利用者が選択する必要がある。したがって、利用者にはファイル形式の変換に関する詳細な知識が要求され、ファイルの取扱いに不馴れな利用者にとって所望のファイル形式の変換を実現することは実際には困難である。
特許文献1には、記憶媒体に記憶された音響ファイルを、所定の機器で再生可能なファイル形式に変換する技術が開示されている。特許文献1の技術では、音響ファイルが再生される機器の種類に応じてファイル形式の変換方法が選択されるから、ファイル形式の変換に関する利用者の知識を必要とせずに、ファイル形式を適切に変換することが可能である。
特開2006−48859号公報
しかし、特許文献1の技術のもとでは、音響ファイルの変換後のファイル形式は、音響ファイルを再生する機器の種類に応じて自動的に決定され、利用者が所望のファイル形式を選択することはできない。以上の事情を考慮して、本発明は、ファイル形式の変換に関する詳細な知識を必要とせずにファイルを利用者の所望のファイル形式に変換することを可能にすることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の第1態様に係るファイル処理装置は、ファイル形式を示す拡張子が設定された音響ファイルを処理する装置であって、端末装置の利用者が指示した変更先の拡張子の指定を含む変換要求を当該端末装置から受信する受信手段と、音響ファイルのファイル形式を、変更先の拡張子に対応するファイル形式に変換する変換手段とを具備する。以上の構成では、利用者が指示した変更先の拡張子に対応するファイル形式に音響ファイルが変換される。したがって、変更先の所望のファイル形式に対応する拡張子さえ利用者が把握していれば、ファイル形式の変換に関する詳細な知識(例えば変換前後のファイル形式にとって適切な変換方法の知識)を必要とせずに音響ファイルを利用者の所望のファイル形式に変換することが可能である。
本発明の好適な態様において、変換手段は、変換前の音響ファイルが、音響信号の生成を指示する時系列データである場合に、当該音響ファイルに対する音響生成処理で音響信号を生成し、変更先の拡張子に対応するファイル形式の音響ファイルを当該音響信号から生成する。以上の構成によれば、時系列データの音響ファイルを音響の時間波形を表すファイルに変換することが可能となる。
本発明の好適な態様において、変換手段は、音響ファイルのファイル形式を変換するための変換用プログラムと音響ファイルの変換前後の拡張子の組合せとを対応付ける選択テーブルを参照して、音響ファイルの変換に適用する変換用プログラムを選択する選択処理手段と、選択処理手段が選択した変換用プログラムの実行で音響ファイルのファイル形式を変換する変換処理手段とを具備する。以上の構成によれば、音響ファイルの変換前後の拡張子から変換処理に用いる変換用プログラムが選択される。
本発明の第2態様に係る端末装置は、音響ファイルの拡張子の変更の指示を利用者から受付ける受付手段と、受付手段が受付けた指示による変更先の拡張子の指定を含む変換要求を、音響ファイルのファイル形式を当該変更先の拡張子のファイル形式に変換するファイル処理装置に送信する送信手段とを具備する。以上の構成によれば、利用者が指示した変更先の拡張子の指定を含む変換要求が端末装置からファイル処理装置に送信され、ファイル処理装置において、変更先の拡張子に対応するファイル形式に音響ファイルが変換される。したがって、変更先の所望のファイル形式に対応する拡張子さえ利用者が把握していれば、ファイル形式の変換に関する詳細な知識を必要とせずに音響ファイルを利用者の所望のファイル形式に変換することが可能である。
本発明の好適な態様に係る端末装置は、監視対象フォルダに格納された音響ファイルの拡張子の変更の有無を判定する監視手段を具備し、送信手段は、拡張子が変更されたと監視手段が判定した場合に変換要求をファイル処理装置に送信する。以上の構成によれば、利用者が拡張子の変更を指示することで変換要求がファイル処理装置に送信されるため、例えば拡張子の変更の指示と変換要求の送信の指示とを利用者が個別にする構成と比較して、利用者による指示を省略することが出来る。したがって、ファイル形式を変換させるための操作が簡易になるという利点がある。
本発明の好適な態様において、監視手段は、監視対象フォルダ内の音響ファイルのファイル名を指定するとともに拡張子の変更の指示に応じて更新される第1リストと、監視対象フォルダ内の音響ファイルの過去のファイル名を指定する第2リストとを比較することで拡張子の変更の有無を判定する。以上の構成によれば、第1リストと第2リストとを比較することで拡張子の変更が検出される。
本発明の好適な態様に係る端末装置は、音響ファイルに対する変換処理が可逆である場合に、当該変換処理の完了後に変換前の音響ファイルを削除し、前記音響ファイルに対する変換処理が不可逆である場合に、当該変換処理の完了後に変換前の音響ファイルを維持する制御手段を具備する。以上の構成によれば、変換処理が可逆である場合に変換前の音響ファイルが削除されるから、利用者が手動で変換前の音響ファイルを削除する必要がないという利点がある。他方、変換処理が不可逆である場合には変換前の音響ファイルは維持されるから、変換処理の完了後にも変換前の音響ファイルを利用することが可能である。
本発明の好適な態様に係る端末装置は、受付手段が受付けた指示による変更先の拡張子に対応するファイル形式に音響ファイルのファイル形式を変換可能であるか否かを判定し、変換可能であると判定した場合に当該音響ファイルのファイル形式を変換する変換手段を具備し、送信手段は、変換手段が変換可能ではないと判定した場合に変換要求をファイル処理装置に送信する。以上の構成では、端末装置で音響ファイルの変換が可能である場合には端末装置で音響ファイルの変換が実行され、端末装置で音響ファイルを変換できない場合に変換要求がファイル処理装置に送信される。したがって、例えば端末装置で変換処理を実行しない構成と比較して、端末装置とファイル処理装置との間の通信量が削減されるとともに、ファイル処理装置の処理負荷が軽減されるという利点がある。
以上の課題を解決するために、本発明の第3態様に係るファイル処理装置は、ファイル形式を示す拡張子が設定された音響ファイルを処理する装置であって、音響ファイルの拡張子の変更の指示を利用者から受付ける受付手段と、音響ファイルのファイル形式を、受付手段が受付けた指示による変更先の拡張子に対応するファイル形式に変換する変換手段とを具備する。以上の構成では、利用者が指示した変更先の拡張子に対応するファイル形式に音響ファイルが変換される。したがって、変更先の所望のファイル形式に対応する拡張子さえ利用者が把握していれば、ファイル形式の変換に関する詳細な知識(例えば変換前後のファイル形式にとって適切な変換方法の知識)を必要とせずに音響ファイルを利用者の所望のファイル形式に変換することが可能である。
以上の各態様に係るファイル処理装置および端末装置の各々は、ファイルの処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)等のハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)等の汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。本発明のプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体(光ディスク)が好例であるが、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体を包含し得る。また、例えば、本発明のプログラムは、通信網を介した配信の形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。
第1実施形態のファイル処理システムの機能的な構成図である。 フォルダ画像の表示例である。 選択テーブルの模式図である。 第1実施形態のファイル処理システムの動作の説明図である。 リストの模式図である。 第2実施形態のファイル処理システムの機能的な構成図である。 第2実施形態のファイル処理システムの動作の説明図である。 第3実施形態のファイル処理システムの動作の説明図である。 第4実施形態のファイル処理システムの動作の説明図である。 第5実施形態のファイル処理システムの動作の説明図である。 変形例のファイル処理装置の機能的な構成図である。 変形例のファイル処理システムの動作の説明図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るファイル処理システム100のブロック図である。図1に示すように、ファイル処理システム100は、音響ファイルFのファイル形式を変換する通信システムであり、端末装置10とファイル処理装置20とを含んで構成される。端末装置10とファイル処理装置20とは、通信網200(例えばインターネット)を介して相互に通信する。ファイル処理装置20は、端末装置10からファイル処理装置20に送信された音響ファイルFのファイル形式を端末装置10の利用者からの指示に応じたファイル形式に変換して端末装置10に送信する。なお、実際には複数の端末装置10の各々がファイル処理装置20と通信するが、以下の説明では任意の1個の端末装置10のみに着目する。
端末装置10は、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等の情報端末であり、演算処理装置11と記憶装置12と入力装置14と表示装置15と通信装置16と放音装置17とを具備する。通信装置16は、通信網200を介してファイル処理装置20と通信する。具体的には、通信装置16は、変換前の音響ファイルFをファイル処理装置20に送信するとともに、ファイル処理装置20によるファイル形式の変換後の音響ファイルFを通信網200から受信する。
記憶装置12は、例えば半導体記録媒体で構成され、演算処理装置11が実行するプログラムや演算処理装置11が使用する各種のデータ(例えば音響ファイルF)を記憶する。具体的には、記憶装置12に画定された特定の記憶領域(以下「監視対象フォルダ」という)Dには音響ファイルFが記憶される。音響ファイルFは、音響の再生に利用されるデータファイルである。本実施形態の音響ファイルFは、図1に例示される通り、データ本体Xと拡張子Yと付属情報Zとを含む。データ本体Xは、音響ファイルFのうちデータの本体として利用される部分であり、例えば、音声および楽音等の音響の時間波形を表す音響データ(例えばWAV形式のデータ)や音響信号の生成を指示する時系列データである。時系列データとしては、楽曲の音符毎に音高を指定して発音または消音を時系列に指示するMIDI形式のデータや、音声合成の対象となる歌唱音の音高や音声符号(発音文字)を時系列に指示するVSQ形式のデータが例示される。拡張子Yは、音響ファイルF(データ本体X)のファイル形式を示す。付属情報Zは、音響ファイルFに関する様々な情報を含む。例えば、音響ファイルFのデータ量または作成日時等の各情報が付属情報Zに含まれる。
端末装置10の表示装置15(例えば液晶表示機器)は、演算処理装置11による制御のもとで各種の画像を表示する。例えば、表示装置15は、図2のフォルダ画像GFを表示する。フォルダ画像GFは、監視対象フォルダDを表象する画像であり、監視対象フォルダDに格納された各音響ファイルFを表象するアイコンCを包含する。図2に示される通り、アイコンCの近傍には音響ファイルFのファイル名Nが表示され、ファイル名Nは、識別子nと拡張子Yとを含む文字列で構成される。識別子nは、音響ファイルFを識別するための文字列である。図2の拡張子Yの文字列“mid”はMIDI形式を意味し、拡張子Yの文字列“wav”はWAV形式を意味する。
図1の入力装置14は、利用者からの指示を受付ける機器であり、例えば複数の操作子を含んで構成される。例えば利用者は、入力装置14を適宜に操作することで、任意の音響ファイルFの拡張子Yの変更を端末装置10に指示することが可能である。なお、表示装置15と一体に構成されたタッチパネルを入力装置14として採用することも可能である。放音装置17(例えばスピーカやヘッドホン)は、端末装置10が音響ファイルFから生成した音響信号に応じた音波を再生する。
図1の演算処理装置11は、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することで、音響ファイルFを管理するための複数の機能(受付部32,監視部34,制御部36)を実現する。受付部32は、拡張子Yの変更の指示を利用者から受付ける要素(受付手段)である。具体的には、受付部32は、入力装置14に対する操作で利用者が指示した変更先の拡張子Y(以下「拡張子Y2」という)を受付ける。なお、以下の説明では、変更先(変更後)の拡張子Y2との間で表記を区別する観点から、変更元(変更前)の拡張子Yを特に「拡張子Y1」と表記する場合がある。
監視部34は、音響ファイルFの拡張子Yの変更の指示の有無を監視する要素(監視手段)である。本実施形態の監視部34は、監視対象フォルダDに格納された音響ファイルFを対象として、拡張子Yの変更の指示の有無を監視する。制御部36は、通信装置16によるファイル処理装置20との情報の授受を制御する。具体的には、制御部36は、受付部32が利用者から受付けた変更先の拡張子Yの指定と拡張子Yの変更が指示された音響ファイルFとを包含する変換要求Rを生成して通信装置16からファイル処理装置20に送信させる。また、制御部36は、ファイル処理装置20から通信装置16が受信した変換後の音響ファイルFを取得して記憶装置12に格納する。
図1のファイル処理装置20は、端末装置10から送信された変換要求Rに応じて音響ファイルFを変換するサーバ装置であり、演算処理装置21と記憶装置22と通信装置24とを含んで構成される。通信装置24は、通信網200を介して端末装置10と通信する。
記憶装置22は、演算処理装置21が実行するプログラムや演算処理装置21が使用する各種のデータ(例えば選択テーブルT)を記憶する。本実施形態の記憶装置22は、音響ファイルFのファイル形式を変換するためのプログラム(以下「変換用プログラム」という)Eを変換前後のファイル形式の組合せ毎に記憶する。
演算処理装置21は、記憶装置22に記憶されたプログラムの実行で複数の機能(変換部42,制御部44)を実現する。変換部42は、音響ファイルFのファイル形式を変更先の拡張子Y2のファイル形式に変換する。具体的には、変換部42は、変換要求R内の音響ファイルFのファイル形式を、変換要求Rに含まれる変更先の拡張子Y2に対応するファイル形式に変換する。本実施形態の変換部42は、選択処理部422と変換処理部424とを含んで構成される。
選択処理部422は、記憶装置22に記憶された複数の変換用プログラムEのうち音響ファイルFのファイル形式の変換に利用される変換用プログラムEを選択する。変換用プログラムEの選択には、記憶装置22に事前に格納された図3の選択テーブルTが利用される。図3から理解される通り、選択テーブルTは、変換前後の拡張子Yの組合せと当該変換に必要な変換用プログラムE(E1,E2,E3,……)とを対応付けるデータテーブルである。選択処理部422は、端末装置10から受信した変換要求Rに含まれる拡張子Y2と音響ファイルFの変換前の拡張子Y1との組合せに対応する変換用プログラムEを選択テーブルTから選択する。
図1の変換処理部424は、選択処理部422が選択した変換用プログラムEを利用して音響ファイルFのファイル形式を変換する。具体的には、変換要求Rに含まれる音響ファイルFのファイル形式を、変換要求Rに含まれる拡張子Y2に対応するファイル形式に変換する。
変換用プログラム(エンコーダ)Eの実行で実現される変換処理の内容は変換用プログラムE毎に相違する。例えば音響信号の生成を指示する時系列データをデータ本体Xとして包含する音響ファイルFを変換するための変換用プログラムEは、音響ファイルF(データ本体X)から音響信号を生成する音響生成処理と、変更先の拡張子Y2に対応するファイル形式の音響ファイルFを音響生成処理の実行後の音響信号から生成する変換処理とを指示する。例えば、MIDI形式の音響ファイルFをWAV形式に変換する場合、変換処理部424は、変換前の音響ファイルFに対する音響生成処理(すなわち音源処理)で音響信号を生成し、生成後の音響信号からWAV形式の音響ファイルFを生成する。音源処理は、例えば、MIDI形式の音響ファイルFが時系列に指定する音高に対応する波形データを記憶装置22(波形メモリ)から順次に取得し、音響ファイルFが指定する各発音時点に波形データを配置することで音響信号を生成する処理である。また、VSQ形式の音響ファイルFをWAV形式に変換する場合、変換処理部424は、変換前の音響ファイルFに対する音響生成処理(すなわち音声合成処理)で音響信号を生成し、生成後の音響信号からWAV形式の音響ファイルFを生成する。音声合成処理は、例えば、VSQ形式の音響ファイルFが時系列に指定する各発音文字に対応する音声素片を音声合成用ライブラリから順次に選択し、各音声素片を時間軸上で相互に連結することで音響信号を生成する処理である。なお、以上に例示した素片接続型の音声合成処理以外に、例えば隠れマルコフモデル(HMM:Hidden Markov Model)等の確率モデルを利用した音声合成処理も、変換処理部424が実行する音響生成処理として採用され得る。
制御部44は、通信装置24による端末装置10との情報の授受を制御する。具体的には、制御部44は、変換部42によるファイル形式の変換後の音響ファイルFを通信装置24から端末装置10に送信する。また、制御部44は、端末装置10から通信装置24が受信した変換要求Rを取得する。
図4は、第1実施形態に係るファイル処理システム100の動作の説明図である。利用者は、フォルダ画像GFを参照しながら入力装置14を適宜に操作することで、監視対象フォルダD内にある所望の音響ファイルFの拡張子Yの変更を指示する。端末装置10の演算処理装置11(監視部34)は、監視対象フォルダD内に格納された音響ファイルFの拡張子Yの変更が指示されたか否かを判定する(SA10)。拡張子Yの変更の指示の検出には、記憶装置12に記憶されたリストL1とリストL2とが利用される。図5はリストL1およびリストL2の概念図である。リストL1は、監視対象フォルダD内の音響ファイルFの最新のファイル名Nのリストであり、リストL2は、監視対象フォルダD内の音響ファイルFの過去のファイル名Nのリストである。したがって、リストL1とリストL2とを対比することで音響ファイルFのファイル名Nの変更(拡張子Yの変更の指示)を検出することが可能である。演算処理装置11(受付部32)は、音響ファイルFの拡張子Yの変更の指示を利用者から受付けると、リストL1における当該音響ファイルFのファイル名Nの拡張子Yを、利用者が指定した拡張子Y2に変更する。なお、受付部32が拡張子Yの変更の指示を受付けた段階では、リストL1の拡張子Yが更新されるだけで、実際の音響ファイルFの拡張子Yは変更されない。
演算処理装置11は、具体的には、ステップSA10において、リストL1とリストL2との間で識別子nが共通する各音響ファイルFの対毎にファイル名N内の拡張子Yの異同を判定する。演算処理装置11は、相対応する音響ファイルF間で拡張子Yが共通する場合には拡張子Yの変更が指示されていないと判断し、拡張子Yが相違する場合には拡張子Yの変更が指示されたと判断する。例えば図5では、識別子nが文字列“aaa”のファイル名Nの音響ファイルFについて、利用者が拡張子Yを文字列“mid”(拡張子Y1)から文字列“mp3”(拡張子Y2)に変更した場合が例示されている。リストL1内のファイル名N“aaa.mp3”とリストL2内のファイル名N“aaa.mid”とでは拡張子Yが相違するから、演算処理装置11は、識別子nが文字列“aaa”の音響ファイルFについては拡張子Yの変更の指示がされたと判断する。ステップSA10は、利用者が入力装置14を操作して音響ファイルFの拡張子Yの変更を指示するまで所定の時間毎に反復される(SA10:NO)。
演算処理装置11は、音響ファイルFの拡張子Yの変更が指示されたと判定すると(SA10:YES)、現時点のリストL1を新たなリストL2として記憶装置12に記憶する(SA11)。ステップSA11の処理によりリストL1とリストL2とが一致するから、次回に図4の処理が実行されると、音響ファイルFの拡張子Yの変更の指示が受付けられるまでステップSA10が反復される。
以上の手順でリストL2を更新すると、演算処理装置11(制御部36)は、変更先の拡張子Y2の指定と利用者が選択した音響ファイルF(X,Y1,Z)とを含む変換要求Rを生成する(SA12)。演算処理装置11が生成した変換要求Rは、端末装置10の通信装置16から通信網200を介してファイル処理装置20に送信される(SA13)。以上の説明から理解される通り、第1実施形態の通信装置16は、受付部32が利用者から受付けた指示による変更先の拡張子Y2の指定を含む変換要求Rをファイル処理装置20に送信する要素(送信手段)として機能する。
ファイル処理装置20の通信装置24は、端末装置10から送信された変換要求Rを受信する。すなわち、第1実施形態の通信装置24は、端末装置10の利用者が指示した変更先の拡張子Y2の指定を含む変換要求Rを端末装置10から受信する要素(受信手段)として機能する。演算処理装置21(変換部42)は、記憶装置22に記憶された選択テーブルTを参照することで、変換要求Rに含まれる音響ファイルFの変換前の拡張子Y1と利用者から指示された変更先の拡張子Y2との組合せに対応する変換用プログラムEを選択する(SA14)。そして、演算処理装置21は、変換要求R内の音響ファイルFのファイル形式を、ステップSA14で選択した変換用プログラムEにより変換する(SA15)。そして、演算処理装置21は、変換後の音響ファイルFの拡張子Yを拡張子Y1から拡張子Y2に変更する。
他方、端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、変換要求Rの送信後に所定の時間が経過すると、変換後の音響ファイルFをファイル処理装置20に対して要求(ダウンロード要求)する(SA16)。端末装置10からの要求を受信すると、ファイル処理装置20の演算処理装置21(制御部44)は、ステップSA15でファイル形式を変換した音響ファイルFを通信装置24から端末装置10に送信する(SA17)。端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、ファイル処理装置20から送信された音響ファイルFを受信するとともに監視対象フォルダDに格納する(SA18)。なお、変換後の音響ファイルFを監視対象フォルダD以外のフォルダに格納することも可能である。
以上の説明から理解される通り、本実施形態のファイル処理システム100によれば、利用者が音響ファイルFの拡張子Yの変更を指示することで、変更先の拡張子Y2に対応するファイル形式に音響ファイルFが変換される。したがって、変更先の所望のファイル形式に対応する拡張子Y2さえ利用者が把握していれば、ファイル形式の変換に関する詳細な知識(例えば変換前後のファイル形式にとって適切な変換方法の知識)を必要とせずに音響ファイルFを利用者の所望のファイル形式に変換することが可能である。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を以下に説明する。なお、以下に例示する各構成において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第1実施形態では、端末装置10から送信された音響ファイルFのファイル形式をファイル処理装置20にて変換する構成を例示した。第2実施形態では、音響ファイルFを変換するための構成が端末装置10にも搭載され、端末装置10では音響ファイルFを変換できない場合(変換用プログラムEが端末装置10に存在しない場合)にファイル処理装置20が音響ファイルFを変換する。
図6は、第2実施形態におけるファイル処理システム100のブロック図である。第2実施形態における端末装置10の記憶装置12は、第1実施形態と同様の各種のデータ(例えば音響ファイルF)に加えて選択テーブルTと複数の変換用プログラムEとを記憶する。記憶装置12に記憶される変換用プログラムEは、ファイル処理装置20の記憶装置22に記憶される複数の変換用プログラムEのうちの1以上の変換用プログラムEである。例えば、ファイル処理システム100において高い頻度で使用される変換用プログラムEが端末装置10の記憶装置12に記憶される。端末装置10の記憶装置12に記憶される選択テーブルTは、当該端末装置10の記憶装置12に記憶される変換用プログラムEと変換前後の拡張子Yの組合せとを対応付けるデータテーブルである。その他の構成は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の演算処理装置11は、第1実施形態と同様の要素(受付部32,監視部34,制御部36)に加えて変換部38として機能する。変換部38は、ファイル処理装置20の変換部42と同様に、受付部32が受付けた指示による変更先の拡張子Yに対応するファイル形式に音響ファイルFのファイル形式を変換する。具体的には、変換部38は、選択処理部382と変換処理部384とを含んで構成される。選択処理部382は、第1実施形態の選択処理部422と同様に、記憶装置12に記憶された複数の変換用プログラムEのうち音響ファイルFのファイル形式の変換に利用する変換用プログラムEを選択する。具体的には、選択処理部382は、利用者による変更先の拡張子Y2と音響ファイルFの変更元の拡張子Y1との組合せに対応する変換用プログラムEを選択テーブルTから選択する。変換処理部384は、選択処理部382が選択した変換用プログラムEを利用して音響ファイルFのファイル形式を変換する。
図7は、第2実施形態に係るファイル処理システム100の動作の説明図である。図7の処理では、第1実施形態の図4の処理にステップSB10からステップSB12が追加される。音響ファイルFの拡張子Yの変更が指示されると(SA10,SA11)、演算処理装置11(変換部38)は、記憶装置12に記憶された選択テーブルTを参照することで、音響ファイルFの変換前の拡張子Y1と利用者から指示された変更先の拡張子Y2との組合せに対応する変換用プログラムEを検索する(SB10)。端末装置10の記憶装置12に記憶された変換用プログラムEは、ファイル処理装置20の記憶装置22に記憶された複数の変換用プログラムEの一部であるため、変換処理に必要な変換用プログラムEが端末装置10の記憶装置12には存在しない場合がある。
演算処理装置11(変換部38)は、変換前後の拡張子Yの組合せに対応する変換用プログラムEが存在するか否か(すなわち音響ファイルFを端末装置10にて変換可能であるか否か)を判定する(SB11)。該当の変換用プログラムEが存在する場合(SB11:YES)、演算処理装置11(変換部38)は、記憶装置12から選択した変換用プログラムEを用いて音響ファイルFのファイル形式を変換する(SB12)。他方、該当する変換用プログラムEが記憶装置12内に存在しない場合(SB11:NO)、演算処理装置11(制御部36)は、第1実施形態と同様に変換要求Rを生成(SA12)して通信装置16からファイル処理装置20に送信する(SA13)。第1実施形態と同様に、音響ファイルFのファイル形式がファイル処理装置20において変換され(SA14,SA15)、変換後の音響ファイルFが端末装置10に送信される(SA16,SA17)。ステップSB12またはステップSA15での変換後の音響ファイルFが記憶装置12に格納される(SA18)。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第2実施形態では、変換用プログラムEが端末装置10に保持されている場合には、端末装置10で音響ファイルFのファイル形式が変換される。したがって、第1実施形態と比較して、端末装置10とファイル処理装置20との間の通信量が削減されるとともに、ファイル処理装置20の処理負荷が軽減されるという利点がある。また、複数の変換用プログラムEの一部が端末装置10の記憶装置12に記憶されるから、例えばファイル処理装置の記憶装置22に記憶された全ての変換用プログラムEを端末装置10の記憶装置12に記憶する構成と比較して、記憶装置12のデータ量が削減される。
<第3実施形態>
第2実施形態では、端末装置10において、変換前後の拡張子Yの組合せに対応する変換用プログラムEが存在するか否か(音響ファイルFのファイル形式が変換可能であるか否か)を判定した(図7のステップSB11)。第3実施形態においては、音響ファイルFのファイル形式が変換可能であるか否かを端末装置10およびファイル処理装置20の双方において判定する。
図8は、第3実施形態に係るファイル処理システム100の動作の説明図である。図8の処理では、第2実施形態の図7の処理にステップSC10からSC12が追加される。端末装置10から変換要求Rを受信すると(SA13)、演算処理装置21(変換部42)は、記憶装置22に記憶された選択テーブルTを参照することで、変換要求Rに含まれる音響ファイルFの変換前の拡張子Y1と利用者から指示された変更先の拡張子Y2との組合せに対応する変換用プログラムEを検索し(SC10)、該当の変換用プログラムEが存在するか否かを判断する(SC11)。演算処理装置21は、変換用プログラムEが存在する場合(SC11:YES)、第1実施形態と同様に、該当の変換用プログラムEを用いて音響ファイルFのファイル形式を変換する(SA15)。他方、変換用プログラムEが存在しない場合(SC11:NO)、演算処理装置21(制御部44)は、通信網200を介して端末装置10にエラーメッセージを送信する(SC12)。端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、ファイル処理装置から受信したエラーメッセージを表示装置15に表示させる(SC13)。すなわち、音響ファイルFのファイル形式を、利用者が指示した変更先の拡張子Yに対応するファイル形式に変換できないことが利用者に報知される。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が実現される。また、ファイル形式の変換に必要な変換用プログラムEが存在しない場合にエラーメッセージが表示装置15に表示されるから、ファイル処理装置20にて変換処理ができないことを利用者が認識できる。したがって、利用者は、拡張子Y2の変更やファイル形式の変換の中止等の適切な対処を実行することが可能である。
<第4実施形態>
図9は、第4実施形態におけるファイル処理システム100の動作のフローチャートの一部である。図9の処理では、第1実施形態の図4の処理にステップSD10からステップSD12が追加される。変換要求Rを通信装置16から送信すると(SA13)、端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、音響ファイルFの処理の状況(選択処理および変換処理の進行状況)をファイル処理装置20に照会する(SD10)。ファイル処理装置20の演算処理装置21(制御部44)は、端末装置10からの照会を受信すると、音響ファイルFの処理状況(変換完了/変換未完了)の回答を通信装置24から端末装置10に送信する(SD11)。端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、ファイル処理装置20から受信した回答に基づいて、音響ファイルFの変換処理が終了したか否かを判断する(SD12)。変換処理が終了した場合(SD12:YES)、端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、第1実施形態と同様にダウンロード要求を通信装置16からファイル処理装置20に送信する(SA16)。ステップSD10からステップSD12までの処理は、変換処理が終了したと判断されるまで繰り返し実行される(SD12:NO)。
第4実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第4実施形態では、端末装置10からの照会に対して音響ファイルFの処理状況がファイル処理装置20から端末装置10に通知され、変換処理の完了後に端末装置10からダウンロード要求が送信される。したがって、変換処理の途中にも関わらず端末装置10からファイル処理装置20にダウンロード要求が送信される可能性が低減される。
<第5実施形態>
音響ファイルFのファイル形式が変換された場合、ファイル形式の変換前の音響ファイルFは不要である場合が多い。そこで、ファイル形式の変換後に変換前の音響ファイルFを削除する構成が考えられる。ただし、変換後の音響ファイルFのファイル形式を、変換前のファイル形式に再変換する必要が発生する可能性もある。音響ファイルFに対して実行された変換処理が可逆ならば、変換後の音響ファイルFから変換前の音響ファイルFを再現できるため問題ないが、変換処理が不可逆である場合には、変換後の音響ファイルFから変換前の音響ファイルFを完全には再現できないという問題がある。以上の事情を考慮して、第5実施形態における端末装置10の演算処理装置11(制御部36)は、音響ファイルFに対して実行される変換処理が可逆か不可逆かに応じて、変換前の音響ファイルFを削除するか否かを決定する。例えばデータ量の削減を伴なう変換処理(例えば音響信号の波形を表す音響ファイルFをMP3形式に変換する変換処理)は不可逆な変換処理の典型例である。他方、例えば所定の音響ファイルFをTAK形式またはFLAC形式に変換する変換処理は可逆な変換処理の典型例である。
図10は、第5実施形態におけるファイル処理システム100の動作のフローチャートの一部である。ファイル処理装置20から受信(SA17)した変換後の音響ファイルFを記憶装置12に格納すると(SA18)、演算処理装置11(制御部36)は、今回の変換処理が可逆であるか否かを判定する(SE10)。具体的には、演算処理装置11は、変換前後のファイル形式の組合せ毎に変換処理の可逆/不可逆を指定するテーブル(図示略)を参照することでステップSE10の判定を実行する。変換処理が可逆である場合(SE10:YES)、演算処理装置11は、記憶装置12に記憶された変換前の音響ファイルFを削除する(SE11)。他方、変換処理が不可逆である場合(SE10:NO)、演算処理装置11は、変換前の音響ファイルFを削除せずに維持する。
第5実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第5実施形態においては、音響ファイルFの変換後に変換前の音響ファイルFが自動的に削除されるから、利用者が手動で変換前の音響ファイルFを削除する必要がないという利点がある。他方、不可逆の変換処理が実行された場合には変換前の音響ファイルFが削除されないから、変換前のファイルを再現できない事態を防止することが可能である。
<第6実施形態>
第1実施形態においては、リストL1とリストL2との間で識別子nが共通する各音響ファイルFについて拡張子Yの異同が判定された(図4のステップSA10)。以上のようにリストL1とリストL2とで相対応する音響ファイルFを識別子nに応じて特定する構成では、音響ファイルFの識別子nが例えば利用者からの指示に応じて変更された場合に、リストL1とリストL2との間で相対応する音響ファイルFを特定することが困難である。そこで、第6実施形態の演算処理装置11は、リストL1とリストL2との間で付属情報Zが共通する各音響ファイルFを対象として拡張子Yの異同を判定する。具体的には、リストL1とリストL2との間で音響ファイルFのデータ量が共通する各音響ファイルFの対毎にファイル名N内の拡張子Yの異同を判定する。
第6実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第6実施形態においては、識別子n以外の情報が、リストL1とリストL2との間における各音響ファイルの対応関係の特定に利用されるから、識別子nが変更されても拡張子Yの変更の指示を適切に検出することが可能である。なお、識別子n以外の情報と識別子nとを併用することも可能である。また、音響ファイルFから生成されたチェックデータ(例えば音響ファイルFのハッシュ値)を利用することも可能である。
<変形例>
前述の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
(1)上述の各形態においては、記憶装置12に記憶されたリストL1とリストL2とを利用して音響ファイルFの拡張子Yの変更を検出したが、拡張子Yの変更を検出する構成は以上の例示に限定されない。例えば、拡張子Y2の変更の指示を受付部32が利用者から受付けた場合に、拡張子Yの変更が指示された音響ファイルFを特定可能な変更フラグを演算処理装置11が記憶装置12に格納し、変更フラグから特定される音響ファイルFと利用者により指定された拡張子Y2とから変換要求Rを生成してもよい。
(2)前述の各形態では、各端末装置10から送信された音響ファイルFのファイル形式をファイル処理装置20が変換して端末装置10に送信する構成を例示したが、以下に例示される通り、音響ファイルFの変換に関する前述の各形態の機能を、例えばパーソナルコンピュータや携帯情報端末等の装置単体で実現することも可能である。
図11は、本発明の変形例に係るファイル処理装置30のブロック図である。図11のファイル処理装置30は、図6に例示した第2実施形態の端末装置10と同様の構成である。ただし、音響ファイルFを送信する機能は必須ではないから、図11の例示では通信装置16が省略されている。演算処理装置11は、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することで受付部32と監視部34と変換部38とを実現する。演算処理装置11が実現する各要素の機能は前述の各形態と同様である。
図12は、ファイル処理装置30の動作のフローチャートである。ファイル処理装置30の演算処理装置11は、拡張子Yの変更が利用者から指示されたか否かを所定の時間毎に判定する(SF10)。拡張子Yの変更の指示がされた場合(SF10:YES)、前述の各形態と同様にリストL2が更新される(SF11)。演算処理装置11は、変更元の拡張子Y1と利用者が指示した変更先の拡張子Y2との組合せに応じて変換用プログラムEを検索し(SF12)、該当の変換用プログラムEが記憶装置12に存在する場合(SF13:YES)、当該変換用プログラムEの実行で音響ファイルFのファイル形式を変換し(SF14)、変換後の音響ファイルFを記憶装置12に保存する(SF16)。他方、該当する変換用プログラムEが記憶装置12に存在しない場合(SF13:NO)、演算処理装置11は、エラーメッセージを表示装置15に表示させる(SF15)。以上の構成においても、第1実施形態と同様の効果が実現される。
(3)前述の各形態では、変換要求Rの送信元の端末装置10に変換後の音響ファイルFを送信したが、変換要求R(変換前の音響ファイルF)の送信元と変換後の音響ファイルFの送信先との異同は不問である。例えば、変換要求Rの送信元の端末装置10(例えば据置型のパーソナルコンピュータ)とは別個の装置(例えば携帯側の情報端末)に対してファイル処理装置20が変換後の音響ファイルを送信することも可能である。
(4)前述の各形態では、音響の再生に利用される音響ファイルを例示したが、音響ファイル以外のファイル(例えば画像ファイルや文書ファイル等)の変換にも本発明を適用することが可能である。
100……ファイル処理システム、10……端末装置、20,30……ファイル処理装置、11,21……演算処理装置、12,22……記憶装置、14……入力装置、15……表示装置、16,24……通信装置、17……放音装置、32……受付部、34……監視部、36,44……制御部、38,42……変換部、382,422……選択処理部、384,424……変換処理部、200……通信網。

Claims (5)

  1. ファイル形式を示す拡張子が設定された音響ファイルを処理する装置であって、
    端末装置の利用者が指示した変更先の拡張子の指定を含む変換要求を当該端末装置から受信する受信手段と、
    前記音響ファイルのファイル形式を、前記変更先の拡張子に対応するファイル形式に変換する変換手段と
    を具備するファイル処理装置。
  2. 前記変換手段は、変換前の前記音響ファイルが、音響信号の生成を指示する時系列データである場合に、当該音響ファイルに対する音響生成処理で音響信号を生成し、前記変更先の拡張子に対応するファイル形式の前記音響ファイルを当該音響信号から生成する
    請求項1のファイル処理装置。
  3. 音響ファイルの拡張子の変更の指示を利用者から受付ける受付手段と、
    前記受付手段が受付けた指示による変更先の拡張子の指定を含む変換要求を、前記音響ファイルのファイル形式を当該変更先の拡張子のファイル形式に変換するファイル処理装置に送信する送信手段と
    を具備する端末装置。
  4. 監視対象フォルダに格納された前記音響ファイルの拡張子の変更の有無を判定する監視手段を具備し、
    前記送信手段は、前記音響ファイルの拡張子が変更されたと前記監視手段が判定した場合に前記変換要求を前記ファイル処理装置に送信する
    請求項3の端末装置。
  5. 前記監視手段は、前記監視対象フォルダ内の音響ファイルのファイル名を指定するとともに前記拡張子の変更の指示に応じて更新される第1リストと、前記監視対象フォルダ内の音響ファイルの過去のファイル名を指定する第2リストとを比較することで前記拡張子の変更の有無を判定する
    請求項4の端末装置。
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