JP2015049618A - 手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラムを提供する。【解決手段】実施形態によれば、入出力部と、処理部と、を含む手書き文書処理装置が提供される。入出力部は、手書き文書の複数セットのストロークデータを取得する。処理部は、入出力部が取得した複数セットのストロークデータに基づいて、第1、第2罫線データと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データと、を含む表データを導出して、表データを入出力部に供給する第1処理動作の実施が可能である。第1、第2罫線データに基づいて生成され第1方向に延在する第1、第2罫線と、の間の第1方向に対して交差する第2方向に沿った罫線間距離は、第1セル内データに基づいて生成され図形パターンに対応するセル内図形の第2方向の長さと、独立して変更可能である。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラムに関する。
例えば、ペン入力インタフェースなどを用いて、表を含む情報が電子的に手書きされる。手書きされた表を適切に処理して、表の整形が行われる。手書きされた表を、使い易い表データに変換することが望まれる。
本発明の実施形態は、手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラムを提供する。
本発明の実施形態によれば、入出力部と、処理部と、を含む手書き文書処理装置が提供される。前記入出力部は、手書き文書の複数セットのストロークデータを取得する。前記処理部は、前記入出力部が取得した前記複数セットのストロークデータに基づいて、第1罫線データと、第2罫線データと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データと、を含む表データを導出して、前記表データを前記入出力部に供給する第1処理動作の実施が可能である。前記第1罫線データに基づいて生成され第1方向に延在する第1罫線と、前記第2罫線データに基づいて生成され前記第1方向に延在する第2罫線と、の間の前記第1方向に対して交差する第2方向に沿った罫線間距離は、前記第1セル内データに基づいて生成され前記図形パターンに対応するセル内図形の前記第2方向の長さと、独立して変更可能である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置を例示する模式図である。
図1に表したように、本実施形態に係る手書き文書処理装置110は、入出力部10と、処理部20と、を含む。
図1は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置を例示する模式図である。
図1に表したように、本実施形態に係る手書き文書処理装置110は、入出力部10と、処理部20と、を含む。
処理部20には、例えば、演算装置などの半導体装置が用いられる。処理部20には、例えば、コンピュータが用いられる。入出力部10には、例えば、半導体装置の端子などを用いても良い。入出力部10には、コンピュータの端子(インターフェースを含む)を用いても良い。
入出力部10は、データを取得する。入出力部10によるデータの取得は、有線または無線の任意の方式が用いられる。取得されるデータは、例えば、手書き文書の複数セットのストロークデータ80を含む。ストロークデータ80の例については、後述する。
処理部20は、入出力部10が取得した複数セットのストロークデータ80に基づいて、処理を行う。処理部20は、処理の結果(データ)を入出力部10に供給する。
手書き文書処理装置110には、表示部70が接続可能である。例えば、入出力部10に表示部70が接続される。表示部70には、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置、または、投射型表示装置などが用いられる。表示部70には、プリンタを用いても良い。実施形態において、印刷も表示に含める。実施形態において、表示部70は任意である。表示部70は、表示領域71を有する。表示部70としてプリンタを用いる場合は、表示領域71は、印刷可能な領域に対応する。
ストロークデータ80は、表示部70に表示可能である。処理部20の処理の結果(データ)は、表示部70に表示可能である。以下、ストロークデータ80及び処理の結果(データ)について、表示部70に表示させたときの状態の例として説明する。
図2は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置におけるストロークデータを例示する模式図である。
図2に表したように、複数セットのストロークデータ80は、例えば、表状の情報を含む。使用者が、例えば、入力用のタブレットに、手書きで表を入力する。入力には、例えばペンまたは指などが用いられる。
図2に表したように、複数セットのストロークデータ80は、例えば、表状の情報を含む。使用者が、例えば、入力用のタブレットに、手書きで表を入力する。入力には、例えばペンまたは指などが用いられる。
複数セットのストロークデータ80は、第1部分81uと、第2部分82uと、第3部分83uと、を含む。例えば、第1部分81uは、第1ストロークデータ81を含む。例えば、第2部分82uは、第2ストロークデータ82を含む。例えば、第3部分83uは、第3ストロークデータ83を含む。
この例では、第1部分81u、第2部分82u及び第3部分83uは、縦罫線入力データ80vに対応する。第1部分81u、第2部分82u及び第3部分83uのそれぞれは、線状である。すなわち、第1ストロークデータ81、第2ストロークデータ82及び第3ストロークデータ83のそれぞれは、線状である。
この例では、複数セットのストロークデータ80は、第4部分84uをさらに含む。この例では、複数の第4部分84uが設けられている。第4部分84uは、横罫線入力データ80hに対応する。複数の第4部分84uのそれぞれは、線状である。
この例では、複数セットのストロークデータ80は、セル内部分(第1セル内部分85a及び第2セル内部分85b)などを含む。第1セル内部分85aは、セル内ストロークデータ85acを含む。第2セル内部分85bは、セル内ストロークデータ85bcを含む。セル内ストロークデータ85ac及びセル内ストロークデータ85bcは、複数セットのストロークデータ80の一部である。
この例では、セル内部分(第1セル内部分85a及び第2セル内部分85b)は、四角形の図形パターンを含む。この図形パターンは、手書きされたものである。セル内部分(のパターンの他の例については、後述する。
この例では、複数セットのストロークデータは、矢印部分(第1矢印部分86a及び第2矢印部分86bなど)を含む。第1矢印部分86aは、第1矢印ストロークデータ86aaを含む。第2矢印部分86bは、第2矢印ストロークデータ86baを含む。第1矢印ストロークデータ86aa及び第2矢印ストロークデータ86baは、複数セットのストロークデータ80のうちの一部である。
この例では、複数セットのストロークデータ80は、文字部分87をさらに含む。文字部分87は、複数セットのストロークデータ80のうちの一部を含む。この例では、文字部分87は、「A1」、「B1」、「C1」及び「D1」の、手書きされた文字情報を含む。
このような手書き文書の複数セットのストロークデータ80が、入出力部10に供給される。
複数セットのストロークデータ80は、例えば、複数セットの時系列データを含む。例えば、複数セットの時系列データのそれぞれは、手書きの複数のストロークのそれぞれに対応する。それぞれのストロークは、複数の座標を有する。
1つのセットのストロークデータは、例えば、(x(1,1),y(1,1)), (x(1,2),y(1,2)),…, (x(1,N(1)),y(1,N(1)))のデータを含む。別のセットのストロークデータは、(x(2,1),y(2,1)), (x(2,2),y(2,2)),…, (x(2,N(2)),y(2,N(2)))のデータを含む。ここで、N(i)は、i番目のストロークの、サンプリング時の点の数である。ストロークデータは、手書き入力の筆跡データに対応する。ストロークデータの、データ構造の例については、後述する。
処理部20は、入出力部10が取得した複数セットのストロークデータ80に基づいて、処理動作を実施する。例として、第1処理動作について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置における処理結果を例示する模式図である。
図3は、処理部20により処理されて導出された表データ40を例示している。表データ40は、表示部70に表示可能である。以下、表データ40について、表示部70に表示させたときの状態の例を説明する。
図3は、処理部20により処理されて導出された表データ40を例示している。表データ40は、表示部70に表示可能である。以下、表データ40について、表示部70に表示させたときの状態の例を説明する。
表データ40は、第1罫線データ41rdと、第2罫線データ42rdと、第1セル内データ45adと、を含む。第1セル内データ45adは、予め定められた図形パターンを含む。この図形パターンは、例えば、円、扁平円及び多角形の少なくともいずれかを含む。この例では、図形パターンは、四角形である。この例では、表データ40は、第2セル内データ45bdと、をさらに含む。第2セル内データ45bdは、予め定められた図形パターンを含む。この例では、表データ40は、第3罫線データ43rdをさらに含む。
さらに、表データ40は、矢印データ(第1矢印データ46ad及び第2矢印データ46bdなど)を含む。
表データ40は、第4罫線データ44rdを含む。第4罫線データ44rdは、ストロークデータ80の第4部分84u(横罫線入力データ80h)に対応する。表データ40は、文字データ47dをさらに含む。文字データ47dは、複数セットのストロークデータ80の文字部分87に対応する。
これらのデータを例えば、表示部70に表示させたときに、表示部70には、これらのデータに基づいて生成された各種の図形が表示される。
図3に例示したように、第1罫線データ41rdに基づいて、第1罫線41rが生成される。第2罫線データ42rdに基づいて、第2罫線42rが生成される。第3罫線データ43rdに基づいて、第3罫線43rが生成される。
第1セル内データ45adに基づいて、上記の図形パターンに対応するセル内図形(第1セル内図形45a)が生成される。第2セル内データ45bdに基づいて、上記の図形パターンに対応するセル内図形(第2セル内図形45b)が生成される。
第1矢印データ46adに基づいて、第1矢印46aが生成される。第2矢印データ46bdに基づいて、第2矢印46bが生成される。4罫線データ44rdに基づいて、第4罫線44rが生成される。文字データ47dに基づいて、文字47が表示される。
第1罫線41rは、第1方向D1に延在する。第1方向D1は、例えば、表示部70の表示領域71内の1つの方向である。この例では、第1方向D1は、表示領域71の上下方向である。実施形態において、第1方向D1は、表示領域71の左右方向でもよい。第1方向D1は、任意である。
第2罫線42rは、第1方向D1に延在する。第3罫線43rも、第1方向D1に延在する。第2罫線42rは、第2方向D2において、第1罫線41rと離間する。第2方向D2は、第1方向D1に対して交差する方向である。例えば、第2方向D2は、第1方向D1に対して垂直である。第3罫線43rは、第2方向D2において第1罫線41rと離間し、第2方向D2において、第2罫線42rと離間する。
この例では、第2罫線42rは、第1罫線41rと、第3罫線43rと、の間に配置される。例えば、第2罫線42rの少なくとも一部は、第1罫線41rの少なくとも一部と、第3罫線43rの少なくとも一部と、の間に配置される。第1罫線41r、第2罫線42r及び第3罫線43rは、例えば、表の縦方向の罫線に対応する。第1罫線41rと第2罫線42rとは、例えば、第2方向D2において隣り合う。第2罫線42rと第3罫線43rとは、例えば、第2方向D2において隣り合う。
本実施形態に係る処理部20は、罫線データと、セル内データと、を互いに分離して出力可能である。このため、例えば、罫線データに基づいて生成された罫線を、セル内データに基づいて生成されたセル内図形とは独立して変形可能である。
例えば、第1罫線41rと、第2罫線42rと、の間の第2方向D2に沿った距離を第1罫線間距離L12とする。一方、セル内図形(例えば第1セル内図形45a)の第2方向D2の長さを長さL45aとする。セル内図形(例えば第2セル内図形45b)の第2方向D2の長さを長さL45bとする。第1罫線間距離L12は、表示部70に表示させたときに、変更可能である。
例えば、ユーザは、表のセルの幅を変更したい場合がある。このようなときに、第1罫線間距離L12が、ユーザによって変更される。このとき、本実施形態においては、セル内図形の長さL45a及び長さL45bなどは、第1罫線間距離L12の変更とは独立している。例えば、ユーザが表のセルの幅を変更したときでも、第1セル内図形45a(この例では、四角形)の幅を、変えないことができる。
実施形態によれば、手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置が提供できる。
例えば、手書きされた文書をイメージデータとして読み取る参考例がある。例えば、このような参考例においては、図形(多角形や矢印など)と、罫線と、を区別して認識することは困難である。例えば、図形に関するデータと、罫線に関するデータと、が区別されない。このため、セルの幅(罫線どうしの間隔)を変更したときに、そのセルに配置された図形も連動して、変化する場合がある。このため、使い難い。これに対して、実施形態においては、セルの幅を変更したときにセル内の図形の幅を変えないことができ、使い易い。
以下、表の変形の例について説明する。
図4は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置における処理結果を例示する模式図である。
図4に表したように、図3に例示した状態から、表のセルの幅(罫線どうしの間隔)が変更可能である。この例では、第1罫線41rと第2罫線42rとの間の第2方向D2に沿った距離(第1罫線間距離L12)が変更されている。すなわち、図4における第1罫線間距離L12は、図3における第1罫線間距離L12よりも長い。この例では、第2罫線42rと第3罫線43rとの間の第2方向D2に沿った距離(第2罫線間距離L23)も変更されている。すなわち、図4における第2罫線間距離L23は、図3における第2罫線間距離L23よりも短い。このように、図4においては、セルの幅が、拡大、または、縮小されている。
図4は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置における処理結果を例示する模式図である。
図4に表したように、図3に例示した状態から、表のセルの幅(罫線どうしの間隔)が変更可能である。この例では、第1罫線41rと第2罫線42rとの間の第2方向D2に沿った距離(第1罫線間距離L12)が変更されている。すなわち、図4における第1罫線間距離L12は、図3における第1罫線間距離L12よりも長い。この例では、第2罫線42rと第3罫線43rとの間の第2方向D2に沿った距離(第2罫線間距離L23)も変更されている。すなわち、図4における第2罫線間距離L23は、図3における第2罫線間距離L23よりも短い。このように、図4においては、セルの幅が、拡大、または、縮小されている。
このとき、図4に例示したように、セル内図形(第1セル内図形45a及び第2セル内図形45b)の幅(長さL45a及び長さL45b)は、図3と同じである。
すなわち、実施形態においては、第1罫線データ41rdに基づいて生成された第1方向D1に延在する第1罫線41rと、第2罫線データ42rdに基づいて生成され第1方向D1に延在する第2罫線42rと、の間の第2方向D2に沿った第1罫線間距離L12は、セル内データに基づいて生成され図形パターンに対応するセル内図形(第1セル内図形45a及び第2セル内図形45b)の第2方向D2の長さ(長さL45a及び長さL45b)と独立して変更可能である。
実施形態によれば、手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置が提供できる。
この例では、セル内図形の幅(長さL45a及び長さL45b)を変更しないで、第1罫線間距離L12を変更している。実施形態において、セル内図形の幅(長さL45a及び長さL45b)を変更してもよい。このとき、第1罫線間距離L12の変更の程度(例えば倍率)は、セル内図形の幅(長さL45a)の変更の程度(例えば倍率)と、独立している。第2罫線間距離L23の変更の程度(例えば倍率)は、セル内図形の幅(長さL45b)の変更の程度(例えば倍率)と、独立している。
例えば、図4に例示したように、セル内図形の位置は、セル内の相対的な位置として、セル内に配置されている。例えば、図4のように、文字「C1」を含むセルの幅を、図3から拡大した場合、その拡大に応じて、セル内図形(第1セル内図形45a)の位置が変更されている。例えば、文字「D1」を含むセルの幅を、図3から縮小した場合、その縮小に応じて、セル内図形(第2セル内図形45b)の位置が変更されている。
例えば、セル内図形(第1セル内図形45a)は、第1罫線41rと第2罫線42rとの間に配置されている。このとき、このセル内図形(第1セル内図形45a)の第2方向D2に沿った位置と、第1罫線41rと、の間の第2方向D2に沿った距離(第1距離L01)は、第1罫線間距離L12に連動する。例えば、第1距離L01は、第1罫線間距離L12に比例する。第1距離L01は、第1罫線間距離L12の増大に連動して、増大する。
セル内図形(第1セル内図形45a)の第2方向D2に沿った位置は、例えば、セル内図形(第1セル内図形45a)の第2方向D2に沿った中心でも良い。セル内図形(第1セル内図形45a)の第2方向D2に沿った位置は、例えば、セル内図形(第1セル内図形45a)の外接矩形の複数の点のそれぞれ、第2方向D2に沿った中心でも良い。
一方、この例では、第2セル内図形45bは、第2罫線42rと第3罫線43rとの間に配置されている。このとき、第2セル内図形45bの第2方向D2に沿った位置と、第2罫線42rと、の間の第2方向D2に沿った距離(第2距離L02)は、第2罫線間距離L23に連動する。例えば、第2距離L02は、第2罫線間距離L23に比例する。第2距離L02は、第2罫線間距離L23の減少に連動して、減少する。
一方、この例では、表中に矢印(第1矢印46a及び第2矢印46bなど)の図形が設けられている。これらの矢印の長さは、セルの幅の拡大または縮小に連動して変化している。
例えば、第1矢印46aは、始点部46asと、終点部46aeと、を有する。始点部46asは、第1罫線41rと第2罫線42rとの間に位置する。始点部46asは、第1罫線41rと離間し、第2罫線42rと離間する。終点部46aeは、始点部46asと、第2罫線42rとの間に位置する。終点部46aeは、第1罫線41rと離間し、第2罫線42rと離間する。第1矢印46aの第2方向D2に沿った長さは、第1罫線41rと第2罫線42rとの間の第2方向D2に沿った長さよりも短い。
始点部46asの位置、及び、終点部46aeの位置は、セルの幅(罫線どうしの間隔)に連動して、変化させることができる。
例えば、第1罫線41rと始点部46asとの間の第2方向D2に沿った距離は、第1罫線41rと第2罫線42rとの間の第2方向D2に沿った距離(第1罫線間距離L12)に連動する(例えば比例する)。
例えば、第2罫線42rと終点部46aeとの間の第2方向D2に沿った距離は、第1罫線41rと第2罫線41rとの間の第2方向D2に沿った距離(第1罫線間距離L12)に連動する(例えば比例する)。
例えば、終点部46aeの第1方向D1に沿った長さは、始点部46asの第1方向D1に沿った長さよりも長い。これにより、第1矢印46aにおいて、始点部46asと終点部46aeとの区別が容易になる。
第1矢印46aは、第1矢印データ46adに基づいて生成される。例えば、第1矢印データ46adに含まれるストロークの始点が、始点部46asに対応する。例えば、第1矢印データ46adに含まれるストロークの終点が、終点部46aeに対応する。
この例では、第1矢印46aは、第1罫線41rと第2罫線42rとの間に設けられ、横方向の罫線と交差しない。一方、第2矢印46bは、横方向の罫線(この例では、第2罫線42r)と交差する。
すなわち、表データ40は、第3罫線データ43rdと、第2矢印データ46bdと、を含んでいる。第3罫線データ43rdに基づいて生成された第3罫線43rは、第1方向D1に延在する。第2罫線42rは、第1罫線41rと第3罫線43rとの間に配置されている。第2矢印データ46bdに基づいて生成された第2矢印46bは、第2方向D2に延在する。
第2矢印46bの始点部46bsは、第1罫線41rと第2罫線42rとの間に位置する。第2矢印46bの終点部46beは、第2罫線42rと第3罫線43rとの間に位置する。すなわち、第2矢印46bは、第2罫線42rと交差する。
この場合、第2矢印46bの始点部46bsの位置、及び、第2矢印46bの終点部46beの位置、セルの幅の変更に応じて変更可能である。
例えば、第2罫線42rと、第2矢印46bの始点部46bsと、の間の第2方向D2に沿った距離は、第1罫線41rと第2罫線42rとの間の第2方向D2に沿った距離(第1罫線間距離L12)に連動する(例えば比例する)。
例えば、第2罫線42rと、第2矢印46bの終点部46beと、の間の第2方向D2に沿った距離は、第2罫線42rと第3罫線43rとの間の第2方向D2に沿った距離(第2罫線間距離L23)に連動する(例えば比例する)。
すなわち、セルの幅(罫線どうしの間隔)に連動して、始点部46asの位置、及び、終点部46aeの位置を変化させることで、違和感が抑制された表が表示できる。
実施形態によれば、手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置が提供できる。
実施形態によれば、手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置が提供できる。
このように、処理部20は、第2処理動作が可能である。第2処理動作においては、入出力部10が取得した複数セットのストロークデータ80に基づいて、第1罫線データ41rdと、第2罫線データ42rdと、第1矢印データ46adと、を含む表データ40を導出して、表データ40を入出力部10に供給する。
上記のように、第1罫線データ41rdに基づいて生成された第1罫線41rは、第1方向D1に延在する。第2罫線データ42rdに基づいて生成された第2罫線42rは、第1方向D1に延在する。第1矢印データ46adに基づいて生成された第1矢印46aは、第1方向D1に対して交差する第2方向D2に延在する。第1矢印46aの始点部46asは、第1罫線41rと第2罫線42rとの間に位置する。第1矢印46aの終点部46aeは、始点部46asと第2罫線42rとの間に位置する。
第2処理動作で得られた上記の各データにより、第1罫線41rと始点部46asとの間の第2方向D2に沿った距離は、第1罫線間距離L12に連動する(例えば比例する)。第2罫線42rと終点部46aeとの間の第2方向D2に沿った距離は、第1罫線間距離L12に連動する(例えば比例する)。
上記の第1処理動作及び第2処理動作は、同時に実施されても良い。
上記の第1処理動作及び第2処理動作は、同時に実施されても良い。
このような、第1処理動作と、第2処理動作と、は、処理部20における複数のストロークデータ80の処理を、例えば、セル内図形または矢印に対応するデータと、罫線に対応するデータと、を別に処理することで可能となる。以下、処理部20で実施される、複数のストロークデータ80の処理の例について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示する模式図である。
図5に表したように、例えば、認識させたいストローク群(複数のストロークデータ80)に対して図形認識を行う(ステップS110)。図形認識により、例えば、基本図形(円、扁平円、四角形、矢印など)が認識される。
図5に表したように、例えば、認識させたいストローク群(複数のストロークデータ80)に対して図形認識を行う(ステップS110)。図形認識により、例えば、基本図形(円、扁平円、四角形、矢印など)が認識される。
この図形認識において、特定カテゴリの基本図形と認識されたストロークは、特定カテゴリの基本図形として、確定する。
複数のストロークデータ80のうちで、特定カテゴリの基本図形を除くストローク群を対象として、表認識を行う(ステップS120)。表認識により、表データ40における、表罫線、及び、表構造(行数、列数、及び、セル領域など)が認識される。
このとき、例えば、表罫線の認識で謝りが発生する可能性がある。これに対応するために、例えば、図形認識で矢印と認識されたストローク群を除いて、表認識を行う。
例えば、表罫線として認識されたストローク群は、表罫線として確定する。このとき、表罫線として認識されたストローク群が基本図形と認識されていても、表罫線として確定しても良い。これにより、例えば、図形認識で四角形と認識された表罫線は、表罫線として修正される。
例えば、基本図形として認識されたストローク群において、そのストローク群に含まれるストローク群の全てが表罫線でない場合は、そのカテゴリの基本図形として確定する。すなわち、対象とするストローク群のうちの一部が表罫線と認識された場合は、対象とするストローク群のうちの残りのストローク群は、基本図形ではない、とする。
以上の処理において、確定していないストローク群は、「その他のストローク」として確定する。例えば、「その他のストローク」は、例えば、直線化する処理を実施しても良い。「その他のストローク」は、例えば、文字として認識しても良い。このような処理を実施した後に、「その他のストローク」を再度、図形認識しても良い。
これにより、複数のストロークデータ80は、例えば、「基本図形」、「表罫線」、及び、「その他のストローク」に分類される。
この分類に結果により、例えば、表データ40における、第1罫線データ41rd、第2罫線データ42rd、第3罫線データ43rd、第1セル内データ45ad、第2セル内データ45bd、第1矢印データ46ad及び第2矢印データ46bdなどが導出される。
このように、上記の第1処理動作は、複数セットのストロークデータ80を、第1セル内データ45adと、第1セル内データ45adとは異なる非セル内データと、に分ける図形認識処理(例えばステップS110)を含む。第1処理動作は、非セル内データから第1罫線データ41rd及び第2罫線データ42rdを導出する罫線導出処理(例えばステップS120)をさらに含む。
一方、第2処理動作は、複数セットのストロークデータ80を、第1矢印データ46ad、第1矢印データ46adとは異なる非矢印データと、に分ける矢印認識処理(ステップS110)を含む。第2処理動作は、非矢印データから第1罫線データ41rd及び第2罫線データ42rdを導出する罫線導出処理(例えばステップS120)をさらに含む。
このような処理により、手書きされた表を使い易い表データに変換することができる。
図6は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示するフローチャート図である。
図6は、処理部20の動作を例示している。
図6に表したように、図形認識(ステップS210)では、ストロークデータ80から第1図形カテゴリ群に属すカテゴリの図形を認識する。そして、例えば、その図形に含まれるストロークデータに、第1図形カテゴリの図形であることを示す図形属性を付与する。図形のそれぞれと、図形のそれぞれに含まれるストロークデータと、の対応関係を出力する。
図6は、処理部20の動作を例示している。
図6に表したように、図形認識(ステップS210)では、ストロークデータ80から第1図形カテゴリ群に属すカテゴリの図形を認識する。そして、例えば、その図形に含まれるストロークデータに、第1図形カテゴリの図形であることを示す図形属性を付与する。図形のそれぞれと、図形のそれぞれに含まれるストロークデータと、の対応関係を出力する。
表認識(ステップS220)では、例えば、特定のストロークデータを対象とする。この特定のストロークデータは、例えば、ストロークデータ80のうちの、第2図形カテゴリ群に属すカテゴリの図形属性が付与されたストロークデータ以外のストロークデータである。第2図形カテゴリ群は、第1図形カテゴリ群の部分集合である。第2図形カテゴリ群は、例えば、「矢印」である。この特定のストロークデータを対象として、表罫線と表のセル領域と、を認識する。表罫線と、表罫線に含まれるストロークデータと、の対応関係を出力する。
図形再判定(ステップS320)では、例えば、図形のそれぞれに含まれるストロークデータに表罫線の属性が付与されている場合は、その図形を棄却する。そして、例えば、その図形に含まれる「その他のストロークデータ」に付与された図形属性を除去する。
このよう処理により、図形(セル内データ及び矢印など)と、罫線と、が分離されて認識される。表罫線属性が付与されたストロークデータと、図形属性が付与されたストロークデータと、その他のストロークデータと、が出力可能となる。
このよう処理により、図形(セル内データ及び矢印など)と、罫線と、が分離されて認識される。表罫線属性が付与されたストロークデータと、図形属性が付与されたストロークデータと、その他のストロークデータと、が出力可能となる。
図7は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示するフローチャート図である。
図7は、処理部20の動作を例示している。処理部20においては、例えば、図形データを表内の相対的な位置として記述する動作が実施される。
図7は、処理部20の動作を例示している。処理部20においては、例えば、図形データを表内の相対的な位置として記述する動作が実施される。
図表認識(ステップS310)では、例えば、ストロークデータ80から第1図形カテゴリ群に属すカテゴリの、図形及び表を認識する。各図形の図形カテゴリと、各図形と各図形に含まれるストロークデータとの対応関係と、表のセル領域の情報と、を出力する。
図形位置情報の算出(ステップS320)では、例えば、図形カテゴリが円または多角形の場合に、その図形に含まれるストロークの外接矩形の頂点の位置を、セル領域における相対位置として算出する。頂点の位置が、図形位置情報となる。図形位置情報が出力可能となる。
図8は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示するフローチャート図である。
図8は、表罫線の検出を抑制する動作を例示している。
罫線候補の抽出(ステップS410)では、ストロークデータ80から、複数の罫線候補を抽出する。例えば、ストロークデータを任意の軸(例えば直交する2つの軸など)に射影したときの射影成分の大きさ、及び、分布(例えばエントロピー)などに基づいて、罫線候補が抽出される。
図8は、表罫線の検出を抑制する動作を例示している。
罫線候補の抽出(ステップS410)では、ストロークデータ80から、複数の罫線候補を抽出する。例えば、ストロークデータを任意の軸(例えば直交する2つの軸など)に射影したときの射影成分の大きさ、及び、分布(例えばエントロピー)などに基づいて、罫線候補が抽出される。
通過範囲の認識(ステップS420)では、例えば、罫線候補によって表を作成し、罫線候補が通過する範囲を認識する。
表罫線の認識(ステップS430)では、例えば、罫線候補の通過範囲を基に、表罫線、及び、表のセル領域を認識する。
上記の処理に基づいて、セル領域の情報と、表罫線と表罫線に含まれるストロークデータとの対応関係と、が出力可能となる。
本実施形態に係る処理部20によれば、例えば、抽出した各罫線候補の通過範囲を基に、表として適切でない罫線候補は、表罫線として処理しないようにできる。
例えば、参考例において、しきい値以上の長さの線は、罫線と判定する方法がある。この場合、表以外の部分(例えば矢印など)も、表罫線として認識されることがある。
これに対して、実施形態によれば、罫線と矢印とが別に認識される。これにより、手書き文書がより適切に処理できる。
例えば、表罫線候補を抽出し、表を作成する。そして、各罫線候補が通過する範囲を認識する。このとき、例えば、表の上端のセルから下端のセルまで通る縦罫線の数が無く、表の左端のセルから右端のセルまで通る横罫線が無い場合は、抽出した罫線候補は、表罫線にしない。例えば、罫線候補のうちで、通過範囲が1つのセルで、長さがそのセルに対して所定割合以下の罫線候補は、表罫線にしない。
このような処理により、表認識において、表罫線の過検出を抑制することができる。
このような処理により、表認識において、表罫線の過検出を抑制することができる。
実施形態において、「その他のストローク」に対して、直線近似を実施しても良い。「その他のストローク」に対して、さらに図形認識を実施しても良い。
表データに基づいて、表を生成したときに、一部の行、及び、一部の列の少なくともいずれかを拡大できる。このときに、表中の図形のセル内の相対位置が維持される。実施形態において、表の複数のセルのサイズを揃えることが可能である。表罫線と、図形(セル内図形及び矢印の少なくともいずれか)と、で、色を変えても良い。
表罫線認識において、通過するセルが無い罫線候補を表罫線とはしない。表罫線認識において、1つのセルだけを通過し、長さがそのセルの横幅の所定割合以下となる横方向の罫線候補は、表罫線とはしない。表罫線認識において、1つのセルだけを通過し、長さがそのセルの縦幅の所定割合以下となる縦方向の罫線候補は、表罫線としない。
表を作成したときに、行の数が、予め定められた数以下のときには、罫線候補を棄却しても良い。表を作成したときに、列の数が、予め定められた数以下のときには、罫線候補を棄却しても良い。
例えば、罫線候補のうちで、端点がセルの端から離間しており、セル中央付近に離れて位置する罫線候補は、表罫線にしないと判定しても良い。罫線候補の通過範囲を基に、通過されていない部分を結合セルとしてセル領域を認識しても良い。
図9は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示する模式図である。
図9は、複数のストロークデータ80を例示している。この例では、ストロークデータ80は、罫線候補となる。
図9は、複数のストロークデータ80を例示している。この例では、ストロークデータ80は、罫線候補となる。
図9に表したように、例えば、複数のストロークデータ80のうちで、所定のしきい値以上の長さを有するストロークデータ80が罫線候補88とされる。複数のストロークデータ80のうちで、所定のしきい値以上のアスペクト比を有するストロークデータ80が、罫線候補88とされる。アスペクト比は、例えば、ストロークデータ80の外接矩形の縦の長さの、横の長さに対する比である。アスペクト比は、例えば、ストロークデータ80の外接矩形の横の長さの、縦の長さに対する比でも良い。
例えば、1つのストロークデータの終点に近接して、別のストロークデータの始点が配置されており、これらのストロークデータの延在方向が互いに同じ場合がある。このとき、これらのストロークデータは、1つの罫線候補88として、統合しても良い。
1つのストロークデータが、1つの方向から、別の方向に、連続して延在する場合がある。この場合、1つの方向に延在する部分を1つの罫線候補88とし、別の方向に延在する部分を別の罫線候補88としても良い。
図10(a)及び図10(b)は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示する模式図である。
図10(a)に表したように、表データ40の導出において、罫線候補88が抽出される。このとき、この例のように、罫線のうちの一部が省略されている場合がある。
図10(a)に表したように、表データ40の導出において、罫線候補88が抽出される。このとき、この例のように、罫線のうちの一部が省略されている場合がある。
このとき、図10(b)に例示したように、罫線88aを追加しても良い。例えば、罫線候補88の通過範囲を認識し、その結果に基づいて、罫線88aを追加できる。
図11は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示する模式図である。 図11に表したように、罫線候補88は、横罫線H1〜H4を含む。このとき、罫線候補88bが端は、横罫線H1〜H4に接続されていない。この例では、罫線候補88bの一方の端P1は、横罫線H2に近接しているが、横罫線H2には、接していない。罫線候補88bの他方の端P2は、横罫線H4に近接しているが、横罫線H4には、接していない。
例えば、端P1と横罫線H2との間の距離が、所定のしきい値以下のときには、端P1の位置を横罫線H2に接するように、罫線候補88bを変形しても良い。端P2と横罫線H4との間の距離が、所定のしきい値以下のときには、端P2の位置を横罫線H4に接するように、罫線候補88bを変形しても良い。
しきい値は、例えば、予め定められる。しきい値は、例えば、平均のセルサイズに比例して定めても良い。しきい値は、例えば、罫線候補88bの概説矩形のサイズに基づいて、定めても良い。しきい値は、罫線候補88bの端が位置するセルのサイズに基づいて定められても良い。
例えば、端P1と横罫線H2との間の距離が、しきい値未満のときには、罫線候補88bは、罫線ではない、と判断される。例えば、端P2と横罫線H4との間の距離が、しきい値未満のときには、罫線候補88bは、罫線ではない、と判断される。
このような処理により、図形と、表の罫線と、の区別の精度が向上する。
このような処理により、図形と、表の罫線と、の区別の精度が向上する。
図5に説明した処理の例では、特定カテゴリの基本図形に対応するストロークについて、表認識処理を実施する。実施形態は、これに限らない。例えば、複数のストロークの全体について、まず、表認識処理を実施し、そして、表認識処理における罫線抽出の際に、特定カテゴリの基本図形に対応するストロークを罫線候補としない別の処理を行っても良い。例えば、枠の外周とならないような手書きの罫線が存在し、その罫線よりも外側の領域に、「矢印」に対応するストロークの少なくとも一部が存在する場合がある。このときに、上記の別の処理を行うことで、矢印に対応するストロークが存在するため、その矢印が存在する領域を、表の「セル」として認識することができる。
図12は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置に用いられるデータを例示する模式図である。
図12は、複数セットのストロークデータ80のデータ構造の例を示している。ストロークデータ80は、例えば、筆跡データである。
図12は、複数セットのストロークデータ80のデータ構造の例を示している。ストロークデータ80は、例えば、筆跡データである。
例えば、インクデータ構造410は、ストローク総数411と、複数のストローク構造(ストローク構造412及びストローク構造413など)を含む。
「ストローク」は、手書き入力された筆画に対応する。ストロークは、例えば、ペン等が入力面に接してから離れるまでの、ペン等の軌跡に対応する。例えば、所定のタイミングで(例えば一定周期で)、軌跡上の点がサンプリングされる。ストロークは、例えば、サンプリングされた点の系列により表現される。
1つのストロークのストローク構造420は、例えば、ストローク構造412及びストローク構造413などのいずれかである。ストローク構造420は、例えば、ペンが移動した面上の座標の値の集合(点構造)により表現される。
例えば、ストローク構造420は、点総数421と、開始時刻422と、外接図形423と、点構造(点構造424及び点構造425など)と、を含む。点総数421は、ストロークを形成する点の個数である。点構造の数は、点総数421である。
開始時刻422は、例えば、ストロークにおいて、ペンが入力面に接して書き出された時刻である。外接図形423は、文書面上において、ストロークの軌跡の外接図形である。外接図形423は、例えば、文書面上において、ストロークを内包する、最小面積の矩形であることが好ましい。
点構造(点構造424及び点構造425など)は、例えば、入力装置に依存する。点構造の1つである点構造430は、例えば、x座標431、y座標432、筆圧433及び時間差434を含む。x座標431は、サンプリングされた点のx方向の座標である。y座標432は、サンプリングされた点のy方向の座標である。筆圧433は、サンプリングされた点における筆圧である。時間差434は、例えば、初期時刻(例えば上記の開始時刻422)と、その点のサンプリングの時刻と、の間の時間差である。点構造430は、このような4つの値を含む。
例えば、座標は、文書面における座標系である。座標においては、例えば、文書面の左上の隅が、原点とされる。例えば、原点から、右下の隅に向かって、座標の値が大きくなる。座標は、このような正の値により表現しても良い。
例えば、入力装置が筆圧を取得しない場合、または、筆圧を取得しても以降の処理で筆圧のデータを使用しない場合がある。このような場合には、筆圧433は省略可能である。または、筆圧433に、無効を示すデータを付与しても良い。
ストローク構造420における、点構造430のそれぞれの領域に、x座標431、及び、y座標432などの実データを記載しても良い。または、ストローク構造420における、点構造430のそれぞれの領域に、対応する点構造430へのリンク情報を記載しても良い。例えば、ストローク構造420のデータと、点構造430のデータと、を別々に管理する場合に適用できる。
実施形態に係る手書き文書処理装置110は、例えば、スタンドアローンの装置である。手書き文書処理装置110は、例えば、複数のノードに分散した構成を有しても良い。複数のノードは、例えば、ネットワークを介して互いに通信可能である。
手書き文書処理装置110には、例えば、デスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、または、携帯型コンピュータなどが用いられる。手書き文書処理装置110には、携帯型の情報機器、タッチパネルを有する情報機器、または、スマートフォンなどが用いられる。文書処理装置110には、各種の情報処理装置が用いられる。手書き文書処理装置110には、様々な装置が用いられる。
図13は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置を例示する模式図である。
図13は、手書き文書処理装置110のブロック図である。図13は、手書き文書処理装置110のハードウェアの例を示す。
図13は、手書き文書処理装置110のブロック図である。図13は、手書き文書処理装置110のハードウェアの例を示す。
手書き文書処理装置110は、例えば、CPU201、入力デバイス202、出力デバイス203、RAM204、ROM205、外部メモリ・インタフェース206、及び、通信インタフェース207を含む。例えば、入出力部10として、入力デバイス202、出力デバイス203、外部メモリ・インタフェース206、及び、通信インタフェース207の少なくともいずれかが用いられる。処理部20として、例えば、CPU201が用いられる。
手書き文書処理装置110としてタッチパネルを使用する場合には、例えば、液晶パネルと、ペンと、液晶パネル上に設けられたストローク検出装置等が利用される。
例えば、手書き文書処理装置110の一部をクライアント上に設け、手書き文書処理装置110の別の一部をサーバ上に設けても良い。
図14は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置を例示する模式図である。
図14に表したように、ネットワーク300上にサーバ303が設けられる。ネットワーク300は、例えば、イントラネット及びインターネットの少なくともいずれかを含む。クライアント301、及び、クライアント302のそれぞれが、ネットワーク300を介して、サーバ303と通信可能である。実施形態に係る手書き文書処理装置110は、このようなクライアントとサーバにより形成されても良い。
図14に表したように、ネットワーク300上にサーバ303が設けられる。ネットワーク300は、例えば、イントラネット及びインターネットの少なくともいずれかを含む。クライアント301、及び、クライアント302のそれぞれが、ネットワーク300を介して、サーバ303と通信可能である。実施形態に係る手書き文書処理装置110は、このようなクライアントとサーバにより形成されても良い。
例えば、クライアント301は、無線通信を介してネットワーク300に接続される。クライアント302は、有線通信を介してネットワーク300に接続される。
クライアント301及びクライアント302は、例えば、ユーザ装置である。サーバ303は、例えば、LAN上に設けられる。LANとして、例えば、企業内LAN等が用いられる。サーバ303は、例えば、インターネット・サービス・プロバイダ等により運営されても良い。サーバ303が、ユーザ装置でも良い。ユーザが、他のユーザに、サーバの機能を提供しても良い。手書き文書処理装置110を、クライアントとサーバとに分散する構成は、種々の変形が可能である。
図15は、第1の実施形態に係る手書き文書処理装置の動作を例示するフローチャート図である。
図15に表したように、手書き文書処理装置110においては、例えば、手書き文書の複数セットのストロークデータ80を取得する(ステップS150)。この動作は、例えば、入出力部10で実施される。
図15に表したように、手書き文書処理装置110においては、例えば、手書き文書の複数セットのストロークデータ80を取得する(ステップS150)。この動作は、例えば、入出力部10で実施される。
そして、処理(例えば第1処理動作)が実施される(ステップS160)。この処理は、例えば、処理部20において、実施される。第1処理動作においては、入出力部10が取得した複数セットのストロークデータ80に基づいて、第1罫線データ41rdと、第2罫線データ42rdと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データ45adと、を含む表データ40を導出する。表データ40は、入出力部10に供給される。
実施形態においては、第1罫線データ41rdに基づいて生成され第1方向D1に延在する第1罫線41rと、第2罫線データ42rdに基づいて生成され第1方向D1に延在する第2罫線42rと、の間の、第1方向D1に対して交差する第2方向D2に沿った罫線間距離(第1罫線間距離L12)は、第1セル内データ45adに基づいて生成され図形パターンに対応するセル内図形(第1セル内図形45a)の第2方向D2の長さと、独立して変更可能である。
ステップS160において、上記の第2処理動作が実施されても良い。
(第2の実施形態)
本実施形態は、手書き文書処理プログラムに係る。第1の実施形態に関して説明した処理は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。
このプログラムにおいては、第1の実施形態に関して説明した処理の少なくとも一部が実施される。
本実施形態は、手書き文書処理プログラムに係る。第1の実施形態に関して説明した処理は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。
このプログラムにおいては、第1の実施形態に関して説明した処理の少なくとも一部が実施される。
例えば、手書き文書処理プログラムは、コンピュータに、手書き文書の複数セットのストロークデータ80を取得させる。本プログラムは、コンピュータに第1処理動作を実施させる。第1処理動作においては、取得した複数セットのストロークデータ80に基づいて、第1罫線データ41rdと、第2罫線データ42rdと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データ45adと、を含む表データ40を導出する。表データ40は、入出力部10に供給される。
実施形態においては、第1罫線データ41rdに基づいて生成され第1方向D1に延在する第1罫線41rと、第2罫線データ42rdに基づいて生成され第1方向D1に延在する第2罫線42rと、の間の、第1方向D1に対して交差する第2方向D2に沿った罫線間距離(第1罫線間距離L12)は、第1セル内データ45adに基づいて生成され図形パターンに対応するセル内図形(第1セル内図形45a)の第2方向D2の長さと、独立して変更可能である。
さらに、手書き文書処理プログラムは、コンピュータに、すでに説明した第2処理動作を実施させても良い。
さらに、手書き文書処理プログラムは、コンピュータに、すでに説明した第2処理動作を実施させても良い。
本実施形態に係る手書き文書処理プログラムは、例えば、汎用の計算機システムに記憶可能である。このプログラムを読み込むことにより、実施形態に係る手書き文書処理装置110で得られる効果と同様な効果を得ることができる。
実施形態で記述された指示は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、記録媒体に記録可能である。記録媒体として、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスク、または、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RWなど)、または、半導体メモリ、などが用いられる。
記録媒体は、コンピュータまたは組み込みシステムが読み取り可能である。記録媒体の記録(記憶)の形式は、任意である。
コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示を、CPUで実行させる。実施形態に係る手書き文書処理装置110における動作が実施できる。コンピュータがプログラムを取得する場合、または、読み込む場合、ネットワークを通じて取得または読み込むことができる。
プログラムは、例えば、コンピュータや組み込みシステムに、記録媒体からインストールされる。このプログラムの指示に基づいて、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、データベース管理ソフト、または、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が、実施形態に含まれる処理の一部を実行してもよい。
実施形態に係る記録媒体は、例えば、コンピュータ、または、組み込みシステムと独立している。実施形態はこれに限らず、実施形態に係る記録媒体には、例えば、プログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。プログラムのダウンロードにおいては、例えば、LANまたはインターネット等を介して行われる。
実施形態において、記録媒体の数は、1または、複数である。複数の記録媒体に基づいて、本実施形態に係る処理が実行されても良い。本実施形態に係る記録媒体に含まれる媒体の構成は、任意である。
実施形態に係るコンピュータまたは組み込みシステムは、記録媒体に記憶されたプログラムに基づいて、本実施形態における各処理を実行する。本実施形態に係るコンピュータまたは組み込みシステムには、例えば、パーソナルコンピュータ、または、マイコン等の1つ装置が用いられる。本実施形態に係るコンピュータまたは組み込みシステムには、例えば、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等を用いても良い。
また、実施形態に係るコンピュータは、パーソナルコンピュータ、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含む。実施形態に係るコンピュータは、プログラムによって実施形態に係る機能を実現することが可能な機器(装置)を含む。
(第3の実施形態)
本実施形態は、手書き文書処理方法に係る。本方法において、例えば、図15に関して説明した処理を行う。手書き文書処理方法においては、第1の実施形態に関して説明した手書き文書処理装置110及びその変形を用いることができる。
本実施形態は、手書き文書処理方法に係る。本方法において、例えば、図15に関して説明した処理を行う。手書き文書処理方法においては、第1の実施形態に関して説明した手書き文書処理装置110及びその変形を用いることができる。
実施形態によれば、手書きされた表を使い易い表データに変換する手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラムが提供できる。
なお、本願明細書において、「直交」、「垂直」、または、「平行」は、ばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直、または、実質的に平行である状態を含む。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、手書き文書処理装置に含まれる入出力部、及び、処理部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラムを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての手書き文書処理装置、手書き文書処理方法及び手書き文書処理プログラムも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…入出力部、 20…処理部、 40…第1表データ、 41r…第1罫線、 41rd…第1罫線データ、 42r…第2罫線、 42rd…第2罫線データ、 43r…第3罫線、 43rd…第3罫線データ、 44r…第4罫線、 44rd…第3罫線データ、 45a…第1セル内図形、 45ad…第1セル内データ、 45b…第2セル内図形、 45bd…第2セル内データ、 46a…第1矢印、 46ad…第1矢印データ、 46ae…終点部、 46as…始点部、 46b…第2矢印、 46bd…第2矢印データ、 46be…終点部、 46bs…始点部、 47…文字、 47d…文字データ、 70…表示部、 71…表示領域、 80…ストロークデータ、 80h…横罫線入力データ、 80v…縦罫線入力データ、 81…第1ストロークデータ、 81u…第1部分、 82…第2ストロークデータ、 82u…第2部分、 83…第3ストロークデータ、 83u…第3部分、 84u…第4部分、 85a…第1セル内部分、 85ac…セル内ストロークデータ、 85b…第2セル内部分、 85bc…セル内ストロークデータ、 86a…第1矢印部分、 86aa…第1矢印ストロークデータ、 86b…第2矢印部分、 86ba…第2矢印ストロークデータ、 87…文字部分、 88…罫線候補、 88a…罫線、 88b…罫線候補、 110…手書き文書処理装置、 201…CPU、 202…入力デバイス、 203…出力デバイス、 204…RAM、 205…ROM、 206…外部メモリ・インタフェース、 207…通信インタフェース、 300…ネットワーク、 301、302…クライアント、 303…サーバ、 410…インクデータ構造、 411…ストローク総数、 412、413、420…ストローク構造、 421…点総数、 422…開始時刻、 423…外接図形、 424、425、430…点構造、 431…x座標、 432…y座標、 433…筆圧、 434…時間差、 D1…第1方向、 D2…第2方向、 H1〜H4…横罫線、 L01…第1距離、 L02…第2距離、 L12…第1罫線間距離、 L23…第2罫線間距離、 L45a、L45b…長さ、 P1、P2…端
Claims (19)
- 手書き文書の複数セットのストロークデータを取得する入出力部と、
前記入出力部が取得した前記複数セットのストロークデータに基づいて、第1罫線データと、第2罫線データと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データと、を含む表データを導出して、前記表データを前記入出力部に供給する第1処理動作の実施が可能な処理部と、
を備え、
前記第1罫線データに基づいて生成され第1方向に延在する第1罫線と、前記第2罫線データに基づいて生成され前記第1方向に延在する第2罫線と、の間の前記第1方向に対して交差する第2方向に沿った罫線間距離は、前記第1セル内データに基づいて生成され前記図形パターンに対応するセル内図形の前記第2方向の長さと、独立して変更可能な手書き文書処理装置。 - 前記図形パターンは、円、扁平円及び多角形の少なくともいずれかを含む請求項1記載の手書き文書処理装置。
- 前記図形パターンは、四角形を含む請求項1記載の手書き文書処理装置。
- 前記セル内図形は、前記第1罫線と前記第2罫線との間に配置され、
前記セル内図形の前記第2方向に沿った位置と前記第1罫線との間の前記第2方向に沿った第1距離は、前記罫線間距離に連動する請求項1〜3のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - 前記セル内図形は、前記第1罫線と前記第2罫線との間に配置され、
前記セル内図形の前記第2方向に沿った位置と前記第1罫線との間の前記第2方向に沿った第1距離は、前記罫線間距離に比例する請求項1〜3のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - 前記複数セットのストロークデータは、第1ストロークデータを含む第1部分と、第2ストロークデータを含む第2部分と、セル内ストロークデータを含むセル内部分と、を含み、
前記第1罫線データは、前記第1部分に対応し、
前記第2罫線データは、前記第2部分に対応し、
前記第1セル内データは、前記セル内部分に対応する請求項1〜5のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - 前記第1処理動作は、
前記複数セットのストロークデータを、前記第1セル内データと、前記第1セル内データとは異なる非セル内データと、に分ける図形認識処理と、
前記非セル内データから前記第1罫線データ及び前記第2罫線データを導出する罫線導出処理と、
を含む請求項1〜6のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - 前記処理部は、前記入出力部が取得した前記複数セットのストロークデータに基づいて、第1罫線データと、第2罫線データと、第1矢印データと、を含む表データを導出して、前記表データを前記入出力部に供給する第2処理動作の実施がさらに可能であり、
前記第1罫線データに基づいて生成された第1罫線は、第1方向に延在し、
前記第2罫線データに基づいて生成された第2罫線は、前記第1方向に延在し、
前記第1矢印データに基づいて生成された第1矢印は、前記第1方向に対して交差する第2方向に延在し、
前記第1矢印の始点部は、前記第1罫線と前記第2罫線との間に位置し、
前記第1矢印の終点部は、前記始点部と前記第2罫線との間に位置し、
前記第1罫線と前記始点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第1罫線と前記第2罫線との間の前記第2方向に沿った距離に連動し、
前記第2罫線と前記終点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第1罫線と前記第2罫線との間の前記第2方向に沿った距離に連動する請求項1〜7のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - 手書き文書の複数セットのストロークデータを取得する入出力部と、
前記入出力部が取得した前記複数セットのストロークデータに基づいて、第1罫線データと、第2罫線データと、第1矢印データと、を含む表データを導出して、前記表データを前記入出力部に供給する第2処理動作の実施が可能な処理部と、
を備え、
前記第1罫線データに基づいて生成された第1罫線は、第1方向に延在し、
前記第2罫線データに基づいて生成された第2罫線は、前記第1方向に延在し、
前記第1矢印データに基づいて生成された第1矢印は、前記第1方向に対して交差する第2方向に延在し、
前記第1矢印の始点部は、前記第1罫線と前記第2罫線との間に位置し、
前記第1矢印の終点部は、前記始点部と前記第2罫線との間に位置し、
前記第1罫線と前記始点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第1罫線と前記第2罫線との間の前記第2方向に沿った距離に連動し、
前記第2罫線と前記終点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第1罫線と前記第2罫線との間の前記第2方向に沿った距離に連動する手書き文書処理装置。 - 前記表データは、第3罫線データと、第2矢印データと、をさらに含み、
前記第3罫線データに基づいて生成された第3罫線は、前記第1方向に延在し、
前記第2罫線は、前記第1罫線と前記第3罫線との間に配置され、
前記第2矢印データに基づいて生成された第2矢印は、前記第1方向に対して交差する第2方向に延在し、
前記第2矢印の始点部は、前記第1罫線と前記第2罫線との間に位置し、
前記第2矢印の終点部は、前記第2罫線と前記第3罫線との間に位置し、
前記第2矢印は、前記第2罫線と交差する請求項8または9に記載の手書き文書処理装置。 - 前記第2罫線と前記第2矢印の前記始点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第1罫線と前記第2罫線との間の前記第2方向に沿った前記距離に連動する請求項10記載の手書き文書処理装置。
- 前記第2罫線と前記第2矢印の前記終点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第1罫線と前記第2罫線との間の前記第2方向に沿った前記距離に比例する請求項10記載の手書き文書処理装置。
- 前記第2罫線と前記第2矢印の前記終点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第2罫線と前記第3罫線との間の前記第2方向に沿った距離に連動する請求項8〜10のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。
- 前記第2罫線と前記第2矢印の前記終点部との間の前記第2方向に沿った距離は、前記第2罫線と前記第3罫線との間の前記第2方向に沿った距離に比例する請求項8〜10のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。
- 前記複数セットのストロークデータのうちの一部を含む矢印部分と、を含み、
前記矢印データは、前記矢印部分に対応する請求項8〜14のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - 前記終点部の前記第1方向に沿った長さは、前記始点部の前記第1方向に沿った長さよりも長い請求項8〜15のいずれか1つに記載の手書き文章処理装置。
- 前記第2処理動作は、
前記複数セットのストロークデータを、前記第1矢印データと、前記第1矢印データとは異なる非矢印データと、に分ける矢印認識処理と、
前記非矢印データから前記第1罫線データ及び前記第2罫線データを導出する罫線導出処理と、
を含む請求項8〜16のいずれか1つに記載の手書き文書処理装置。 - コンピュータに、
手書き文書の複数セットのストロークデータを取得させ、
前記入出力部が取得した前記複数セットのストロークデータに基づいて、第1罫線データと、第2罫線データと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データと、を含む表データを導出して、前記表データを前記入出力部に供給する第1処理動作を実施させ、
前記第1罫線データに基づいて生成された第1方向に延在する第1罫線と、前記第2罫線データに基づいて生成され前記第1方向に延在する第2罫線と、の間の前記第1方向に対して交差する第2方向に沿った罫線間距離は、前記第1セル内データに基づいて生成され前記図形パターンに対応するセル内図形の前記第2方向の長さと、独立して変更可能な手書き文書処理プログラム。 - 手書き文書の複数セットのストロークデータを取得し、
前記入出力部が取得した前記複数セットのストロークデータに基づいて、第1罫線データと、第2罫線データと、予め定められた図形パターンを含む第1セル内データと、を含む表データを導出して、前記表データを前記入出力部に供給する第1処理動作の実施し、
前記第1罫線データに基づいて生成された第1方向に延在する第1罫線と、前記第2罫線データに基づいて生成され前記第1方向に延在する第2罫線と、の間の前記第1方向に対して交差する第2方向に沿った罫線間距離は、前記第1セル内データに基づいて生成され前記図形パターンに対応するセル内図形の前記第2方向の長さと、独立して変更可能な手書き文書処理方法。
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