JP2015049368A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱部材の長手方向の熱分布を均一化でき、支持部材の絶縁性能を確保できるようにした像加熱装置の提供。
【解決手段】記録材が担持する画像を加熱する像加熱装置であって、加熱部材203と、前記加熱部材を支持する支持部材202と、前記加熱部材に通電するための一次回路に近接した導電性の熱伝導部材であって、前記加熱部材と前記支持部材との間に配置された第一の熱伝導部材320と、前記加熱部材の温度を制御するための二次回路に近接した導電性の熱伝導部材であって、前記加熱部材と前記支持部材との間に配置された第二の熱伝導部材220と、を有し、前記第一の熱伝導部材と前記第二の熱伝導部材の間隔よりも両者の間の前記支持部材の表面の沿面距離が長くなるように、前記支持部材に凹部333,433または凸部334を設けたことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置に搭載する定着装置(定着器)として用いれば好適な像加熱装置に関する。
電子写真式のプリンタや複写機に搭載する定着装置(定着器)として、フィルム加熱方式の定着器が知られている。このタイプの定着器は、セラミックス製の基板上に抵抗発熱体を有するヒータと、このヒータに接触しつつ移動する筒状のフィルムと、フィルムを介してヒータとニップ部を形成する加圧ローラを有する。未定着トナー画像を担持する記録材は定着器のニップ部で挟持搬送されつつ加熱され、これにより記録材上のトナー画像は記録材に加熱定着される。この定着器は、ヒータへの通電を開始し定着可能温度まで昇温するのに要する時間が短いというメリットを有する。従って、この定着器を搭載するプリンタは、プリント指令の入力後、1枚目の画像を出力するまでの時間(FPOT:First Print Out Time)を短くできる。またこのタイプの定着器は、プリント指令を待つ待機中の消費電力が少ないというメリットもある。
ところで、フィルムを用いた定着器を搭載するプリンタで小サイズの記録材を大サイズの記録材と同じプリント間隔で連続プリントすると、ヒータの記録材が通過しない領域(非通過領域)が過度に昇温することが知られている。ヒータの非通過領域が過昇温すると、ヒータを保持するホルダや、加圧ローラなどの部材が熱により損傷する場合がある。そこで、フィルムを用いた定着器を搭載するプリンタは、小サイズの記録材に連続プリントする場合、大サイズの記録材に連続プリントする場合よりもプリント間隔を広げる制御を行いヒータの非通過領域の過昇温を抑えている。
しかしながら、プリント間隔を広げる制御は単位時間当りの出力枚数を減らすものであり、小サイズの記録材の単位時間当りの出力枚数を大サイズの記録材の場合と同等以上に抑えることが望まれる。
そこで、特許文献1には、ヒータとホルダとの間に熱伝導部材を配置し、ヒータ長手方向の熱を均一化する構成が提案されている。
特開平11−84919号公報
一般的にフィルム加熱方式の定着器においては、ヒータは樹脂製のホルダに支持されている。そして、ヒータの定着ニップ部を形成する面とは反対側の面(以下、ヒータ裏面と記す)に、温度検知素子(サーミスタ等)や、保護素子(温度ヒューズ等)が接触配置または樹脂スペーサ等を介して配置されている。
ヒータを用いた定着器では、温度検知素子の検知温度に基づいてヒータに供給する電力の制御を行うためサーミスタを画像形成装置の制御部である二次回路に接続し、ヒータの異常昇温時に商用電源からの通電を遮断するため保護素子を一次回路に接続している。
このようにヒータ裏面には一次回路と二次回路が混在している。感電に対する配慮から一次回路と二次回路は絶縁する必要があるため、温度検知素子、保護素子と共に、ヒータ裏面に配置される導電性の熱伝導部材も、一次回路と二次回路で分割し絶縁を確保する必要がある。
しかしながら、一次回路の熱伝導部材と二次回路の熱伝導部材との間の絶縁部の距離(空間距離)を必要以上に長く取ると、熱伝導部材によるヒータ長手方向の熱分布を均一化する効果が減少し、熱分布の不均一化による画像劣化の問題が起きる可能性がある。また、ヒータの熱応力も不均一になるため、ヒータへのストレスが増し、ヒータ基板が破損する、といった問題が起きる可能性もある。
一方、一次回路の熱伝導部材と二次回路の熱伝導部材の絶縁は、商用電源から雷サージ等のノイズが印加された場合も同様に確保する必要がある。この場合、仮に樹脂製であるホルダ表面が放電経路になると、ホルダの放電経路となった部分が炭化して(トラッキングが生じて)耐圧劣化を起こし、ホルダは絶縁性能を維持することが困難となる。
本発明の目的は、加熱部材の長手方向の熱分布を均一化でき、支持部材の絶縁性能を確保できるようにした像加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の構成は、記録材が担持する画像を加熱する像加熱装置であって、
加熱部材と、
前記加熱部材を支持する支持部材と、
前記加熱部材に通電するための一次回路に近接した導電性の熱伝導部材であって、前記加熱部材と前記支持部材との間に配置された第一の熱伝導部材と、
前記加熱部材の温度を制御するための二次回路に近接した導電性の熱伝導部材であって、前記加熱部材と前記支持部材との間に配置された第二の熱伝導部材と、
を有し、
前記第一の熱伝導部材と前記第二の熱伝導部材の間隔よりも両者の間の前記支持部材の表面の沿面距離が長くなるように、前記支持部材に凹部または凸部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、加熱部材の長手方向の熱分布を均一化でき、支持部材の絶縁性能を確保できるようにした像加熱装置の提供を実現できる。
画像形成装置の断面図 (a)は実施例1に係る定着装置の横断面図、(b)はヒータの正面図 実施例1に係る定着装置のヒータの一次回路と二次回路の概略構成を表わすブロック図 実施例1に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す斜視図 実施例1に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す斜視図 実施例1に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す斜視図 実施例1に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す断面図 実施例1に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す正面図 実施例2に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す断面図 実施例2に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す正面図 実施例3に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す断面図 実施例3に係る定着装置のヒータ周辺の構成例を示す正面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の好適な実施形態は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は以下の実施例により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
[実施例1]
(1)画像形成装置
図1を参照して、本発明に係る像加熱装置を定着装置として搭載する画像形成装置を説明する。図1は電子写真記録技術を用いた画像形成装置(本実施例ではフルカラープリンタ)100の一例の概略構成を表わす断面図である。
画像形成装置100において、記録材Pにトナー画像を形成する画像形成部101は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成ステーションSY,SM,SC,SBkを有する。各画像形成ステーションは、像担持体としての感光体ドラム121と、帯電部材122と、レーザスキャナ123と、現像器124と、感光体ドラムをクリーニングするクリーナ125を有している。更に各画像形成ステーションは、転写部材126と、転写部材で感光体ドラム121から転写したトナー画像を担持しつつ搬送するベルト127と、ベルトから記録材Pへトナー画像を転写する二次転写部材128などを有している。以上の画像形成部101の動作は周知であるので詳細な説明は割愛する。
画像形成装置本体100A内のカセット111に収納された記録材Pはローラ112の回転によって1枚ずつ繰り出される。その記録材Pはローラ113の回転によってベルト127と二次転写部材128とで形成された二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ニップ部でトナー画像が転写された記録材Pは定着装置(定着部)130に送られ、トナー画像は定着装置で記録材に加熱定着される。定着装置130を出た記録材Pはローラ114の回転によってトレイ115に排出される。
(2)定着装置(像加熱装置)130
次に、図2を参照して、定着装置130、及びヒータ203の構成を説明する。図2において、(a)は定着装置103の概略構成を表わす横断面図、(b)はヒータ203のフィルム摺動面側からの概略構成を表わす正面図である。
図2(a)において、202は耐熱性と断熱性を有するホルダ(支持部材)である。ホルダ202にはホルダの記録材搬送方向と直交する方向(以下、長手方向と記す)に沿って凹部202aが形成されている。この凹部202aはホルダ202の記録材搬送方向と平行な方向(以下、短手方向と記す)の中央に形成してある。そしてこの凹部202aでセラミックヒータ(加熱部材)203を支持するようになっている。
211はホルダ202に剛性を付与する金属製のステーである。ステー211は、セラミックヒータ(以下、ヒータと記す)203の反対側でホルダ202の長手方向に沿って配置されている。
201は可撓性と耐熱性を有する筒状のフィルム(可撓性部材)である。フィルム201として、ポリイミド等の樹脂材をベース層としたもの、ステンレス等の金属材をベースにしたもの、を用いることができる。また、ベース層にゴム層を重ねたものでもよい。フィルムの表面はフッ素樹脂等で離型層を設けるのが好ましい。フィルム201は、ステー211とヒータ203を備えるホルダ202の外周にルーズに外嵌されている。
図2(a)、(b)に示すように、ヒータ(加熱部材)203は、細長いセラミック製の基板204を有する。基板のフィルム摺動側の面(以下、基板表面と記す)204aにおいて、基板の短手方向の両側には、通電により発熱する発熱体パターン(抵抗発熱体)205a,205bが基板の長手方向に沿って形成してある。
発熱体パターン205a,205bは、それぞれ、基板表面204aの長手方向一端側に形成された導電パターン315a,315bを介して電極314a,314bと電気的に接続してある。この発熱体パターン205a,205bは、基板表面204aの長手方向他端側に形成された導電パターン316を介して直列に接続されている。発熱体パターン205にはガラス等の電気絶縁層206が被覆されている。絶縁層206は熱伝導を良くするために極力薄く形成してある。
発熱体パターン205a,205bは、図3に示されるトライアック308等のスイッチング素子や、リレー(継電器)309等のメカニカルスイッチ素子を介して商用電源310に接続されている。そしてCPUとRAMやROMなどのメモリからなる制御部510でトライアック308のON/OFFをコントロールすることにより、発熱体パターン205a,205bに供給する電力の制御が行なわれる。トライアック308のON/OFFのコントロールは、ヒータの近傍、例えば基板204の表面204aとは反対側の面(以下、基板裏面と記す)204b(図2(a)参照)に所定の圧で押し当てられたサーミスタ(温度検知部材)207の値を基に行なわれる。
208はフィルム201を介してヒータ203と対向するように配置された加圧ローラである。加圧ローラ208は、芯金もしくは金属パイプ(以下、加圧ローラ軸と記す)209の外周面上にシリコーンゴム等の耐熱性弾性層210をローラ状に設けた弾性ローラからなる。
本実施例の定着装置130は、定着装置のフレーム(不図示)にステー211の長手方向両端部を支持させる共に、加圧ローラ208の加圧ローラ軸209の長手方向両端部を回転可能に支持させている。そしてそのステー211の長手方向両端部を加圧バネ(不図示)でフィルム211の母線方向と直交する方向へ加圧している。ステー211が加圧されることでヒータ203はフィルム211を介して加圧ローラ208に加圧される。これにより加圧ローラ208の耐熱性弾性層210を潰して弾性変形させ、フィルムの外周面(表面)と加圧ローラの外周面(表面)とで未定着トナー画像(画像)の加熱定着に必要な所定幅のニップ部N(図2参照)を形成している。
図2を参照して、定着装置130の加熱定着処理動作を説明する。画像形成装置本体100Aに備えるモータ(不図示)の駆動力により加圧ローラ208は矢印方向に回転される。フィルム201は、フィルムの内周面(内面)がヒータ203の電気絶縁層210に摺動しながら加圧ローラ208の回転に追従して矢印方向に回転する。
ヒータ203の発熱体パターン205は商用電源310からトライアック308(図3参照)を介して供給される電力により発熱し、ヒータは急速に昇温する。制御部510は、ヒータ203の温度をモニタするサーミスタ207の検知温度が定着温度(目標温度)を維持するようにトライアック308のON/OFFをコントロールしてヒータへ供給する電力を制御する。
未定着トナー画像Tを担持する記録材Pはニップ部Nで挟持搬送されながら未定着トナー画像にヒータ203の熱とニップ部の圧力が印加され、これによりトナー画像は記録材上に加熱定着される。
(3)ヒータ203の一次回路Pcと二次回路Scの構成
図3はヒータ203の一次回路Pcと二次回路Scの概略構成を表わすブロック図である。
一次回路Pcにおいて、ヒータ203の発熱体パターン205a,205bは電極314a,314bにてコネクタ312の金属コンタクト313a,313bと電気的導通がとられる。金属コンタクト313a,313bは、正極と負極のうち片極側がトライアック308及びリレー309を介して商用電源310に接続され、他の片極側が温度ヒューズ307を介して商用電源310に接続される。そしてトライアック308がON/OFFコントロールされることで、発熱体パターン205a,205bに供給する電力の制御が行なわれる。
417a,417bはYコンデンサ、418a,418bはXコンデンサ、419はコモンモードチョークコイルである。ここで、定着装置130を画像形成装置100と電気的に接続する箇所には、着脱可能なドロアコネクタ311a,311bを使用する。
温度ヒューズ(保護素子)307は、ヒータ203の基板裏面204bに後述する第一の熱伝導部材を介して所定の圧で押し当てられ、ヒータに異常昇温が発生した際に一次回路を遮断する機能を有している。
320は一次回路Pcに近接した導電性の第一の熱伝導部材である。第一の熱伝導部材320は、温度ヒューズ307とヒータ203の基板裏面204bの間に配置される。第一の熱伝導部材320の一方の面はヒータ203に接触しており、他方の面は温度ヒューズ307と接触している。
二次回路Scにおいて、サーミスタ207は、ヒータ203の基板裏面204bに後述する第二の熱伝導部材を介して所定の圧で押し当てられ、ヒータの温度を検知する。
220は二次回路Scに近接した導電性の第二の熱伝導部材である。第二の熱伝導部材220は、サーミスタ207とヒータ203の基板裏面204bの間に配置される。第二の熱伝導部材220の一方の面はヒータ203に接触しており、他方の面はサーミスタ207と接触している。そしてこの第二の熱伝導部材220は、ホルダ202の長手方向において第一の熱伝導部材320と絶縁を確保するため所定間隔(後述の空間距離335)を開けて配置される。
定着装置130を画像形成装置100と電気的に接続する箇所には着脱可能なコネクタ511a,511bが配設されている。そのコネクタ511a,511bを介してサーミスタ207の接続経路は画像形成装置100の制御部510に接続され、直流電源516と抵抗517とサーミスタの温度に応じた抵抗値で分圧された電圧値が制御部に入力される。
上記の第一の熱伝導部材320、及び第二の熱伝導部材220は、「背景技術」で述べたように、ヒータ203の非通過領域の過昇温対策でヒータ長手方向の熱を均一化するために設けられる。第一の熱伝導部材320と第二の熱伝導部材220は、ヒータ203の基板204よりも熱伝導性の高い材料を用いて形成してある。本実施例における第一の熱伝導部材320と第二の熱伝導部材220の材質はアルミニウムである。
第一の熱伝導部材320は、発熱体パターン205a,205bに通電するための一次回路Pcにある温度ヒューズ307に近接(又は接触)しているため一次回路扱いとなる。第二の熱伝導部材220は、ヒータ203の温度を制御するための二次回路Scにあるサーミスタ207に近接(又は接触)しているため二次回路扱いとなる。以下、説明の便宜のため、第一の熱伝導部材320を一次側熱伝導部材と記す。第二の熱伝導部材220を二次側熱伝導部材と記す。
一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220は、一次側熱伝導部材と二次側熱伝導部材の絶縁のため、距離を開けて配置する必要がある。一方、この距離は、「発明が解決しようとする課題」で述べたように、画像劣化の問題や、ヒータの熱応力の不均一に因るヒータ基板の破損といった問題が生じない適正な範囲に設定する必要がある。
(4)一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の配置構成
以下、図4乃至図8を参照して、ホルダ202に対する一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220を配置構成を説明する。
前述したように、ヒータ長手方向の熱均一化の効果を考えると、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220との間の距離をなるべく短くしたい。一方、コモンモード誘導雷などの高電圧が商用電源310に印加されると、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の間で放電が発生する可能性がある。
図4乃至図6に、ホルダ202に配置されるサーミスタ207、温度ヒューズ307、一次側熱伝導部材320、二次側熱伝導部材220、及びヒータ203の位置関係を示す。図7に、サーミスタ207、温度ヒューズ307、一次側熱伝導部材320、二次側熱伝導部材220及びヒータ203を配置したホルダ202の断面図を示す。
図4はサーミスタ207と温度ヒューズ307を取り付けたホルダ202を加圧ローラ208側から観た斜視図である。図4において、324a,324bは一次側熱伝導部材320を取り付けるための穴である。224a,224bは、二次側熱伝導部材220を取り付けるための穴である。これらの穴324a,324b、224a,224bは、図7に示すように、それぞれ、L字形状に形成してある。
図5は更に一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220を取り付けたホルダ202を加圧ローラ208側から観た斜視図である。一次側熱伝導部材320は、コの字形状をしており、不図示の加圧ローラ側から穴324a,324bに長手方向両端の曲げ部320a,320bを差し込むようにしてホルダ202に取り付けられる。更に、曲げ部320a,320b先端を折り曲げて引っ掛け部320a1,320b1を形成し、これにより一次側熱伝導部材320はホルダ202に係止される。
二次側熱伝導部材220も同様、不図示の加圧ローラ側から穴224a,224bに長手方向両端の曲げ部220a,220bを差し込むようにしてホルダ202に取り付けられる。更に、曲げ部220a,220b先端を折り曲げて引っ掛け部220a1,220b1を形成し、これにより二次側熱伝導部材220はホルダ202に係止される。
図6は更にヒータ203を取り付けて固定したホルダ202を加圧ローラ208側から観た斜視図である。図6において、xは長手方向、yは短手方向、zは高さ方向を指す。
図6に示されるように、ヒータ203と、一次側熱伝導部材320及び二次側熱伝導部材220と、が接触するように、ヒータ203がホルダ202に取り付けられる。そして、ヒータ203は板金322によってホルダ202に固定される。短手方向の断面が略コ字形状をなすコネクタ312は、ヒータ203の電極314a,314bとの接続を取る際にホルダ202に噛み合わされる。即ちコネクタ312は、ヒータ203の長手方向一端側をホルダ202に固定する役目も担っている(図7参照)。そしてコネクタ312をホルダ202に噛み合わせた際にコネクタの電極(不図示)がヒータ203の電極314a,314bと電気的に接続し、電力供給可能状態となる。
図4、図7、図8を用いて、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220との間の、ホルダに設けられた空隙333について説明する。
仮に商用電源310に雷サージ電圧が掛り放電する場合、温度ヒューズ307から一次側熱伝導部材320へ電流が伝搬する。そして一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の距離が最も近接する、曲げ部320bの端部340(図7参照)から曲げ部220aの端部240(図7参照)で放電するそしてサーミスタ207を介して二次側グランドへ電流が流れる。
ところで、ホルダ202は、コスト面、加工面の優位さから、一般的に樹脂モールド材で形成されているため、ホルダの沿面を経由して放電すると、その箇所が炭化し耐圧劣化を引き起こす。
そこで、本実施例では、上記の端部340と端部240との間に位置するホルダ部分に空隙(以下、凹部と記す)333を設けている。そして、ホルダのx方向の沿面距離をポイント333a−ポイント333b−ポイント333c−ポイント333dと長く取る構成とした(図7参照)。これにより仮に端部340から端部240への放電が起きた場合も、ポイント333aとポイント333dを直線で結ぶ空間で放電する。これにより、ホルダ202表面(支持部材表面)を伝わる沿面放電を防止でき、炭化路形成による耐圧劣化を抑えることができる。また、端部340から端部240への放電が起きた場合、ヒータ203の基板204はセラミックのため、この基板表面を介して放電しても炭化や耐圧劣化は起きない。
図8は図5に示すホルダ202をヒータ203の基板裏面204b側から観た正面図であって、ホルダ202の凹部333と、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の穴324b,224bのy方向の位置関係を表している。
図8に示すように、y方向における凹部333の幅が、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の幅より大きくなっている。これにより、端部340と端部240を結ぶ空間距離335よりも、ホルダ202のポイント333e,333fを介した沿面距離が長くなり、ホルダの沿面放電による耐圧劣化を抑えることが可能となる。このように、図7に示した沿面距離(ポイント333a−ポイント333b−ポイント333c−ポイント333dを経由する距離)だけでなく、図8に示した沿面距離(ポイント333e−ポイント333fを経由する距離)も、空間距離より長くなっている。このような大きさの凹部を設けることにより耐圧劣化を抑えることができる。
本実施例では、y方向において、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の幅を凹部333の幅よりも狭くしている。しかしながら、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の幅のうち少なくとも1つを凹部333の幅よりも狭くし、沿面放電を抑えてもよい。
[実施例2]
定着装置130の他の例を説明する。図9に、サーミスタ207、温度ヒューズ307、一次側熱伝導部材320、二次側熱伝導部材220、及びヒータ203を配置したホルダ202の断面図を示す。図10は図9に示すホルダ202をヒータ203の基板裏面204b側から観た正面図であって、ホルダの凸部334と、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220の穴324b,224bのy方向の位置関係を表している。
本実施例に示す定着装置130は、ホルダ202に上記の凹部333に代えて凸部334を設けた点を除いて、実施例1の定着装置130と同じ構成としてある。
図9、図10に示すように、ホルダ20には、一次側熱伝導部材320固定用の穴324bと二次側熱伝導部材220固定用の穴224bとの間に、これらの穴に連通する開口部337がホルダの長手方向に沿って設けられている。そしてこの開口部337の内側にホルダ202のy方向に沿って凸部334を設けている。これにより、端部340と端部240を結ぶ空間距離335よりも、ホルダ202を伝わる沿面距離(ポイント334a−ポイント334b−ポイント334c−ポイント334dを経由する距離)が長くなる。これにより、ホルダの沿面放電による耐圧劣化を抑えることが可能となる。
また、図10のように、開口部337は、開口部337のうち穴324b,224bの部分を絞った形状となっている。これは、一次側熱伝導部材320と二次側熱伝導部材220のy方向のガタつきを抑えるために行っている。仮に開口部337が長方形で、一次側熱伝導部材320の曲げ部320aと二次側熱伝導部材220の曲げ部220aがy方向で開口部337周囲のホルダ202に突き当たった場合、沿面距離が短くなってしまう可能性があるためである。開口部337が長方形であっても、一次側熱伝導部材320の曲げ部320aと二次側熱伝導部材220の曲げ部220aがy方向で長方形の開口部337の長辺部分に突き当たらないよう移動規制されていれば問題ない。
[実施例3]
定着装置130の他の例を説明する。図11に、サーミスタ207、温度ヒューズ307、一次側熱伝導部材430、二次側熱伝導部材420、及びヒータ203を配置したホルダ202の断面図を示す。図12は図11に示すホルダ202をヒータ203の基板裏面204b側から観た正面図であって、ホルダの空隙334と、ヒータの基板裏面に形成された一次側熱伝導部材430と二次側熱伝導部材420のy方向の位置関係を表している。
本実施例に示す定着装置130は、ホルダ202に空隙(以下、凹部と記す)433を設けた点、ヒータ203の基板裏面204bに一次側熱伝導部材430と二次側熱伝導部材420を印刷した点を除いて、実施例1の定着装置130と同じ構成としてある。
ヒータ203の基板裏面204bには、直接、一次側熱伝導部材430と、二次側熱伝導部材420が印刷してある。つまり、一次側熱伝導部材430と、二次側熱伝導部材420は、ヒータ203に形成されている。これにより、ホルダ202に実施例1、実施例2のような熱伝導部材固定用の穴を設けることが不要となり、ホルダの構成を簡素化できる。
ホルダ202には、一次側熱伝導部材430の長手方向端部430aと二次側熱伝導部材420の長手方向端部420aを結ぶ空間距離336(図12参照)よりもy方向の長さ大きい長方形の凹部433が設けてある。これにより、空間距離336よりも、ホルダ202を伝わる沿面距離(433a−433b−433c−433dを経由する距離)(図11参照)が長くなり、ホルダの沿面放電による耐圧劣化を抑えることが可能となる。一次側熱伝導部材430と二次側熱伝導部材420の形状が実施例1、実施例2のように横断面コの字形状ではないため、凹部433はシンプルな長方形の形状とすることができる。
本実施例に示す定着装置130は、実施例1、実施例2の定着装置103よりも部品点数が少なく、より簡易な構成となっている。
[他の実施例]
本発明に係る像加熱装置は実施例のような定着装置としての使用に限られない。記録材に一旦定着された画像(定着済み画像)或いは仮定着された画像(半定着画像)の光沢度などを改質する画像改質装置としても有効に使用できる。
130:定着器、202:ホルダ、203:ヒータ、207:サーミスタ、220,420:第二の熱伝導部材、307:温度ヒューズ、320,430:第一の熱伝導部材、333,433:凹部、334:凸部、P:記録材、Pc:一次回路、Sc:二次回路、T:未定着トナー画像

Claims (8)

  1. 記録材が担持する画像を加熱する像加熱装置であって、
    加熱部材と、
    前記加熱部材を支持する支持部材と、
    前記加熱部材に通電するための一次回路に近接した導電性の熱伝導部材であって、前記加熱部材と前記支持部材との間に配置された第一の熱伝導部材と、
    前記加熱部材の温度を制御するための二次回路に近接した導電性の熱伝導部材であって、前記加熱部材と前記支持部材との間に配置された第二の熱伝導部材と、
    を有し、
    前記第一の熱伝導部材と前記第二の熱伝導部材の間隔よりも両者の間の前記支持部材の表面の沿面距離が長くなるように、前記支持部材に凹部または凸部を設けたことを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記第一の熱伝導部材と、前記第二の熱伝導部材は、前記支持部材に係止されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記第一の熱伝導部材と、前記第二の熱伝導部材は、前記加熱部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  4. 前記加熱部材はセラミックヒータであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の像加熱装置。
  5. 前記一次回路には、前記加熱部材に異常昇温が発生した際に前記加熱部材への通電を遮断する保護素子が接続されており、前記保護素子は前記第一の熱伝導部材と接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の像加熱装置。
  6. 前記二次回路には、前記加熱部材の温度を検知し前記加熱部材に供給する電力を制御するための温度検知部材が接続されており、前記温度検知部材は前記第二の熱伝導部材と接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の像加熱装置。
  7. 前記第一の熱伝導部材と前記第二の熱伝導部材は前記加熱部材よりも熱伝導性の高い材料からなることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の像加熱装置。
  8. 前記加熱部材の短手方向において、前記第一の熱伝導部材または前記第二の熱伝導部材の幅のうち少なくとも一つが前記凹部または前記凸部よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の像加熱装置。
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