JP2015049294A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体にピントが合っているか否かをユーザが容易に確認できる撮像装置を得る。【解決手段】マニュアルフォーカス撮影モードでは、CCD102は被写体像を常に撮像して画像信号を出力する。そして、ジャイロセンサ112等の検出結果が閾値を超える場合、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調して強調画像を作成する。そして、モニタ110は、強調画像を表示する。ユーザは、モニタ110に表示された強調画像を参照しながら合焦環117を操作して、撮像レンズ104を被写体に合焦させる。そして、ユーザは、レリーズボタン107を操作して、被写体を撮像する。他方、ジャイロセンサ112、加速度センサ113、又は電子コンパス114等の検出結果が閾値以下である場合、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調せず、コントラストが強調されない通常の画像をモニタ110が表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像した画像のコントラストを調整する撮像装置に関する。
マニュアルフォーカスで被写体にピントを合わせることが可能な撮像装置が知られている。このような撮像装置は、被写体にピントが合っているかをユーザが容易に確認できるように、コントラストを強調した画像を表示部に表示する。コントラストを強調した画像は、実際に撮影する画像とは異なり色合いが変わってしまうことがあるため、ユーザがピント合わせを行っていない場合には、コントラストを強調しない画像を表示部に表示する。ユーザがピント合わせを行っていない場合を判断する条件として、ズーミングを行っていない場合や、距離環が回転されていない場合等が挙げられている(特許文献1)。
特開2008−278538号公報
しかし、ユーザは、ユーザがピント合わせを行っていない場合であっても、コントラストを強調した画像を参照したいと考えることがある。しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置では、前述の条件に合致した場合にはコントラストを強調した画像を参照できず、被写体にピントが合っているか否かをユーザが容易に確認できない。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、被写体にピントが合っているか否かをユーザが容易に確認できる撮像装置を得ることを目的とする。
本願第1の発明による撮像装置は、被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、画像信号に含まれる画像を強調する画像強調手段と、測定対象物の移動を検出する検出部とを備え、検出部による検出結果に応じて、画像強調手段は画像の少なくとも一部を強調するか否かを決定し、検出部は撮像装置の移動値を検出し、移動値が所定値を超えた場合には、画像強調手段はコントラストを強調し、移動値が所定値を超えない場合には、画像強調手段はコントラストを強調しないことを特徴とする。
検出部はジャイロセンサ又は加速度センサを備え、ジャイロセンサは、撮像装置の移動を検出し、撮像装置の角速度を移動値として出力し、加速度センサは、撮像装置の移動を検出し、撮像装置の加速度を移動値として出力することが好ましい。
検出部は電子コンパスを備え、撮像装置の移動を検出し、移動値は撮像装置の方位角の変化量であることが好ましい。
検出部は被写体の移動値を検出し、移動値が所定値を超えた場合には、画像強調手段はコントラストを強調し、移動値を検出しない場合には、画像強調手段はコントラストを強調しなくてもよい。
移動値は被写体の移動速度であってもよい。
所定値を変更可能な設定変更部をさらに備えることが好ましい。
半押し及び全押しが可能なレリーズボタンをさらに備え、レリーズボタンが半押しされたとき、画像強調手段はコントラストを強調しないことが好ましい。
コントラストを強調した強調画像を表示する表示部をさらに備えてもよい。
本発明によれば、被写体にピントが合っているか否かをユーザが容易に確認できる撮像装置を得る。
本実施形態による撮像装置を概略的に示したブロック図である。 画像と検出枠とを表示するモニタの画面を示した図である。 ピーキング判定手段の選択画面を表示するモニタの画面を示した図である。 閾値を決定する画面を表示するモニタの画面を示した図である。 ピーキング表示処理を示したフローチャートである。 ピーキング必要検知処理を示したフローチャートである。 センサの出力値と閾値と時間閾値との関係を示したグラフである。 ピーキング必要検知処理を示したフローチャートである。 ピーキング必要検知処理を示したフローチャートである。 ピーキング必要検知処理を示したフローチャートである。 ピーキング必要検知処理を示したフローチャートである。
以下、本願発明の一実施形態による撮像装置について図を用いて説明する。図1は、撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ100を示す。まず、図1を用いてデジタルカメラ100の構成について説明する。
デジタルカメラ100は、画像強調手段を成すDSP101と、撮像素子を成すCCD102と、撮像レンズ104と、ジャイロセンサ112と、加速度センサ113と、電子コンパス114と、表示部を成すモニタ110と、レリーズボタン107と、レンズ駆動部111とを主に備える。
撮像レンズ104は、合焦レンズ103と、合焦用エンコーダ115と、合焦用モータ116と、合焦環117と、ズームレンズ118と、ズーム用エンコーダ119と、ズーム用モータ120と、ズーム環121とを主に備える。
合焦環117は合焦レンズ103に取り付けられ、ユーザが合焦環117を回転させると、合焦レンズ103が撮影レンズの光軸方向に移動する。合焦用モータ116は、レンズ駆動部111からの信号に応じて、合焦レンズ103を撮影レンズの光軸方向に駆動する。合焦レンズ103は、撮影レンズの光軸方向に移動することにより、CCD102に被写体像を結像させる。合焦用エンコーダ115は、検出部であって、合焦レンズ103の移動を検知し、合焦レンズ103の移動量をDSP101に送信する。
ズーム環121はズームレンズ118に取り付けられ、ユーザがズーム環121を回転させると、ズームレンズ118が撮影レンズの光軸方向に移動する。ズーム用モータ120は、レンズ駆動部111からの信号に応じて、ズームレンズ118を撮影レンズの光軸方向に駆動する。ズームレンズ118は、撮影レンズの光軸方向に移動することにより、撮影レンズの焦点距離を変更する。ズーム用エンコーダ119は、検出部であって、ズームレンズ118の移動を検知し、ズームレンズ118の移動量をDSP101に送信する。
ジャイロセンサ112は、デジタルカメラ100の筐体に取り付けられ、デジタルカメラ100の角速度を測定し、DSP101に送信する。加速度センサ113は、デジタルカメラ100の筐体に取り付けられ、デジタルカメラ100の加速度を測定し、DSP101に送信する。電子コンパス114は、デジタルカメラ100の筐体に取り付けられ、デジタルカメラ100の方位角を測定し、DSP101に送信する。
撮像レンズ104とCCD102との間の光路上には、絞り105とシャッター幕106とが設けられる。絞り105は、DSP101からの信号に基づいて駆動され、CCD102に入射する光量を調節する。シャッター幕106は、DSP101からの信号に基づいて駆動される。CCD102は、被写体像を撮像して、画像信号をDSP101に送信する。
DSP101は、CCD102から画像信号を受信して、画像信号を処理し、得られた画像をモニタ110に表示し、あるいはメモリカード109に保存する。
DSP101は、画像信号に含まれる画像から、特定の被写体を検出する。特定の被写体は、例えば人物、人物の顔、動物、移動する被写体などである。DSP101は、特定の被写体を検出したとき、被写体の周囲に赤色の検出枠を合成した画像を作成し、モニタ110に表示させる(図2参照)。
DSP101は、ジャイロセンサ112、加速度センサ113、又は電子コンパス114等の検出結果に応じて、画像信号に含まれる画像のコントラストを強調し、コントラスト強調画像を作成する。画像のコントラストを強調してコントラスト強調画像を作成する処理をピーキング処理という。そして、コントラスト強調画像はモニタ110に送信され、モニタ110はコントラスト強調画像を表示する。
レリーズボタン107は、二段動作スイッチである。ユーザがレリーズボタン107を半押しすると、撮像レンズ104が被写体に合焦し、DSP101が露出を決定する。ユーザがレリーズボタン107を全押しすると、被写体像を撮像して得られた画像が画像ファイルとしてメモリカード109に記録される。
デジタルカメラ100は複数の撮影モードで動作する。撮影モードは、例えば、マニュアルフォーカス撮影モード、オートフォーカス撮影モード、再生モード、及び設定モードを有する。
マニュアルフォーカス撮影モードでは、CCD102は被写体像を常に撮像して画像信号を出力する。そして、ジャイロセンサ112、加速度センサ113、又は電子コンパス114等の検出結果が閾値を超える場合、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調して強調画像を作成する。そして、モニタ110は、強調画像を表示する。ユーザは、モニタ110に表示された強調画像を参照しながら合焦環117を操作して、撮像レンズ104を被写体に合焦させる。次にユーザは、レリーズボタン107を操作して、被写体を撮像する。撮像された画像はメモリカード109に保存される。他方、ジャイロセンサ112、加速度センサ113、又は電子コンパス114等の検出結果が閾値以下である場合、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調せず、コントラストが強調されない通常の画像をモニタ110が表示する。ユーザは、モニタ110に表示された通常の画像を参照しながら構図合わせを行う。
オートフォーカス撮影モードでは、CCD102は、被写体像を常に撮像して画像信号を出力し、DSP101は、画像信号に含まれる画像をモニタ110に表示すると共に、画像信号に含まれる画像のコントラストを用いて、撮影レンズを被写体に合焦させるに必要な合焦レンズ103の駆動量を決定し、駆動量に応じた駆動信号をレンズ駆動部111に送信する。レンズ駆動部111は、合焦用モータ116に信号を送信し、合焦用モータ116は合焦レンズ103を駆動して、撮影レンズを被写体に合焦させる。ユーザは、モニタ110に表示された画像を参照しながらレリーズボタン107を操作して、被写体を撮像する。撮像された画像はメモリカード109に保存される。
再生モードでは、DSP101は、メモリカード109に記憶されている画像をモニタ110に表示する。ユーザは操作ボタン122を操作して、任意の画像を参照する。
設定モードでは、モニタ110にメニュー画面が表示される。メニュー画面には、デジタルカメラ100が有する様々な機能のパラメータを設定する各種の項目が表示され、ユーザは操作ボタン122を操作して項目を選択し、パラメータを変更する。これにより、デジタルカメラ100が有する様々な機能のパラメータが変更され、変更されたパラメータに従ってデジタルカメラ100が動作する。
ジャイロセンサ112、加速度センサ113、及び電子コンパス114のいずれの検出結果を用いるか、及び閾値をどのような値にするかは、ユーザが決定できる。DSP101、モニタ110、及び操作ボタン122が設定変更部を成す。
図3は、ジャイロセンサ112、加速度センサ113、及び電子コンパス114等のいずれの検出結果を用いるかを選択する画面を示す。ユーザが操作ボタン122を操作して、モニタ110にメニュー画面を表示し、メニュー画面から「ピーキング判定手段の選択」を選択すると、図3に示されるピーキング判定手段の選択画面がモニタ110に表示される。ピーキング判定手段の選択画面では、「フォーカス駆動で判定」、「ズーム駆動で判定」、「絞り駆動で判定」、「カメラ移動(ジャイロセンサ)で判定」、「カメラ移動(加速度センサ)で判定」、「カメラ移動(電子コンパス)で判定」、「特定被写体検知で判定」、「特定被写体移動で判定」、「エッジ分布の変化で判定」、及び「レリーズボタンで判定」といった判定項目が表示される。ユーザは操作ボタン122を操作して、これらのうちから所望の項目を選択し、あるいは選択を解除する。
「フォーカス駆動で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、合焦レンズ103が移動したときの移動量が閾値を超えたときに、ピーキング処理を行い、移動量が閾値以下となってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「ズーム駆動で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、ズームレンズ118が移動したときの移動量が閾値を超えたときに、ピーキング処理を行い、移動量が閾値以下となってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「絞り駆動で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、絞り105が駆動されたときに、ピーキング処理を行い、絞り105が停止してから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「カメラ移動(ジャイロセンサ)で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、ジャイロセンサ112が検出した角速度が閾値を超えたときに、ピーキング処理を行い、角速度が閾値以下となってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「カメラ移動(加速度センサ)で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、加速度センサ113が検出した加速度が閾値を超えたときに、ピーキング処理を行い、加速度が閾値以下となってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「カメラ移動(電子コンパス)で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、電子コンパス114の方位角の変化量が閾値を超えたときに、ピーキング処理を行い、変化量が閾値以下となってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「特定被写体検知で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、特定の被写体を検出したときに、ピーキング処理を行い、検出できなくなってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「特定被写体移動で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、検出した被写体の移動速度が閾値を超えたときに、ピーキング処理を行い、移動速度が閾値以下、あるいは被写体を検出できなくなってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「エッジ分布の変化で判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、被写体像のエッジの分布が閾値以上変化しているときに、ピーキング処理を行い、エッジの分布が変化しなくなってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理を中止する。「レリーズボタンで判定」をユーザが選択した場合、DSP101は、レリーズボタン107が半押しされたときに、ピーキング処理を中止する。これにより、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調せず、コントラストが強調されない通常の画像がモニタ110に表示される。
図4は、閾値を決定する画面を示す。この画面では、時間閾値と閾値とを決定する。ユーザが操作ボタン122を操作して、モニタ110にメニュー画面を表示し、メニュー画面から「閾値の設定」を選択すると、図4に示される閾値の設定画面がモニタ110に表示される。閾値の設定画面では、「フォーカス駆動で判定」、「ズーム駆動で判定」、「絞り駆動で判定」、「カメラ移動(ジャイロセンサ)で判定」、「カメラ移動(加速度センサ)で判定」、「カメラ移動(電子コンパス)で判定」、「特定被写体検知で判定」、「特定被写体移動で判定」、「エッジ分布の変化で判定」、及び「レリーズボタンで判定」といった判定項目が表示される。ユーザは、これら全ての判定項目において時間閾値を選択できる。時間閾値は、ピーキング処理の中止を決定するために用いられるパラメータであって、各判定項目における移動量等が閾値を下回ってから時間閾値を経過したときに、ピーキング処理が中止される。「カメラ移動(ジャイロセンサ)で判定」、「カメラ移動(加速度センサ)で判定」、「カメラ移動(電子コンパス)で判定」、「特定被写体移動で判定」、及び「エッジ分布の変化で判定」という判定項目では、ユーザは「高」及び「低」から閾値を選択できる。「高」が選択されたときの閾値は、「低」が選択されたときの閾値よりも大きい。
次に図5を用いて、ピーキング表示処理について説明する。ピーキング表示処理は、デジタルカメラ100がマニュアルフォーカス撮影モードにあるときに、DSP101によって実行される処理である。
まず、始めのステップS51では、CCD102は被写体像を常に撮像して画像信号を出力し、DSP101は画像信号に所定の処理を施して表示画像を作成し、モニタ110は表示画像を表示する。この時点では、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調しておらず、コントラストが強調されない通常の画像をモニタ110が表示している。
次のステップS52では、ピーキング必要検知処理を実行する。ピーキング必要検知処理は、DSP101により実行され、ピーキング処理を実行すべきか否かを決定する処理である。ピーキング処理を実行すべき場合には、「ピーキング状態」というパラメータが「必要」に設定され、ピーキング処理を実行すべきでない場合には、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定される。ピーキング必要検知処理については後述される。
次のステップS53では、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」あるいは「不要」のいずれであるかを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「必要」である場合、処理はステップS54に進み、「不要」である場合、処理はステップS56に進む。
ステップS54では、通常の画像をモニタ110が表示しているか否かを判断する。モニタ110が通常の画像を表示している場合には、処理はステップS55に進む。
ステップS55では、DSP101は画像信号に含まれる画像のコントラストを強調して強調画像を作成し、モニタ110は、強調画像を表示する。これにより、ユーザは、モニタ110に表示された強調画像を参照しながら合焦環117の操作や撮影距離の調整を行って、撮像レンズ104を被写体に容易に合焦させることができる。そして、処理はステップS52に戻る。
ステップS54においてモニタ110が通常の画像を表示していない場合とは、モニタ110が強調画像を表示していることを意味する。そこでモニタ110に強調画像を表示させながら、処理はステップS52に戻る。
他方、ステップS56では、強調画像をモニタ110が表示しているか否かを判断する。モニタ110が強調画像を表示している場合には、処理はステップS57に進む。
ステップS57では、DSP101は強調画像を作成せず、モニタ110は、通常の画像を表示する。これにより、ユーザは、実際に撮影する画像を確認できる。そして、処理はステップS52に戻る。
ステップS56においてモニタ110が強調画像を表示していない場合とは、モニタ110が通常の画像を表示していることを意味する。そこでモニタ110に通常の画像を表示させながら、処理はステップS52に戻る。
次に図6及び7を用いて、ピーキング必要検知処理について説明する。ピーキング必要検知処理は、ピーキング表示処理のステップS52において、DSP101によって定期的に反復実行される処理である。なお、ピーキング必要検知処理は、ジャイロセンサ112、加速度センサ113、又は電子コンパス114等を用いて実行可能であるが、ここではジャイロセンサ112を使用するものとして以下に説明する。
始めのステップS61では、ジャイロセンサ112が出力した角速度が閾値T2を超えたか否かを判断する。角速度が閾値T2を超えた場合、処理はステップS62に進み、角速度が閾値T2を超えていない場合、処理はステップS65に進む。
ステップS62では、「カメラ状態」というパラメータを「駆動」に設定する。そして、次のステップS63では、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されている場合、処理はステップS64に進み、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されていない場合、処理は終了する。
ステップS64では、パラメータ「ピーキング状態」を「必要」に設定し、処理を終了する。これにより、ジャイロセンサ112が出力した角速度が閾値T2を超えたときに、ピーキング処理が実行されることになる。
他方、ステップS61において角速度が閾値T2を超えていない場合、ステップS65において、パラメータ「カメラ状態」が「駆動」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「カメラ状態」が「駆動」に設定されている場合、処理はステップS66に進み、パラメータ「カメラ状態」が「駆動」に設定されていない場合、処理はステップS68に進む。
ステップS66では、パラメータ「カメラ状態」を「停止」に設定する。そして、次のステップS67において、タイマを初期化し、タイマが初期値からカウントを開始した後、処理を終了する。これにより、ジャイロセンサ112が出力した角速度が閾値T2以下となったときに、タイマが初期化されて時間測定を開始する。
他方、ステップS65において、パラメータ「カメラ状態」が「駆動」に設定されていない場合、ステップS68において、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定されているか、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長いか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定され、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長い場合、処理はステップS69に進み、そうでない場合、処理は終了する。
ステップS69では、パラメータ「ピーキング状態」を「不要」に設定し、処理を終了する。
図7に示すジャイロセンサ112の出力値の一例にピーキング必要検知処理を適用した場合について説明する。ジャイロセンサ112が出力を開始した時が、図7に示すグラフの0秒に対応する。
図7では、ジャイロセンサ112が出力を開始してから約9秒後に、ジャイロセンサ112が出力した角速度が閾値T2を超える。このとき、ステップS61において処理はステップS62−S64に進み、ステップS62−S64を経ることにより、パラメータ「カメラ状態」が「駆動」に設定され、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定される。その後、ジャイロセンサ112が出力を開始してから約9.5秒後に角速度が閾値T2を下回ると、再度実行されたピーキング必要検知処理のステップS61において処理はステップS65に進む。ここで、パラメータ「カメラ状態」が「駆動」に設定されているため、処理はステップS65からステップS66及びS67に進み、パラメータ「カメラ状態」が「停止」に設定され、タイマが初期化され、0からカウントを開始する。
その後、ジャイロセンサ112が出力を開始してから約10秒後にピーキング必要検知処理が再度実行されると、未だ角速度が閾値T2を下回っているため、ステップS61において処理はステップS65に進む。そして、パラメータ「カメラ状態」が「停止」に設定されているため、処理はステップS68及びS69を実行する。この時点では、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定されているが、タイマが測定している時間は未だ0.5秒であって図7に示す時間閾値T1よりも短い。そこで、ステップS68では、ステップS69を実行せずに処理を終了する。この処理を数回反復すると、タイマが測定している時間が時間閾値T1を超える。そこで、ステップS68において処理をステップS69に進め、ステップS69において、パラメータ「ピーキング状態」を「不要」に設定し、処理を終了する。パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されている場合、ピーキング表示処理のステップS53を経て、処理はステップS56及びS57に進み、DSP101は強調画像を作成せず、モニタ110は、通常の画像を表示することになる。
これにより、ジャイロセンサ112が出力した角速度が閾値T2以下となってから、時間閾値T1を超えたときに、ピーキング処理が中止され、通常の画像がモニタ110に表示される。
次に図8を用いて、被写体の移動速度を用いたピーキング必要検知処理について説明する。ピーキング必要検知処理は、ピーキング表示処理のステップS52において、DSP101によって実行される処理である。
始めのステップS81では、DSP101が算出した被写体の移動速度が閾値T4を超えたか否かを判断する。移動速度が閾値T4を超えた場合、処理はステップS82に進み、移動速度が閾値T2を超えていない場合、処理はステップS85に進む。
ステップS82では、「被写体状態」というパラメータを「移動」に設定する。そして、次のステップS83では、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されている場合、処理はステップS84に進み、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されていない場合、処理は終了する。
ステップS84では、パラメータ「ピーキング状態」を「必要」に設定し、処理を終了する。これにより、被写体の移動速度が閾値T4を超えたときに、ピーキング処理が実行されることになる。
他方、ステップS81において移動速度が閾値T4を超えていない場合、ステップS85において、パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されている場合、処理はステップS86に進み、パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されていない場合、処理はステップS88に進む。
ステップS86では、パラメータ「被写体状態」を「停止」に設定する。そして、次のステップS87において、タイマを初期化し、処理を終了する。これにより、DSP101が算出した被写体の移動速度が閾値T4以下となったときに、タイマが初期化されて時間測定を開始する。
他方、ステップS85において、パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されていない場合、ステップS88において、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定されているか、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長いか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定され、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長い場合、処理はステップS89に進み、そうでない場合、処理は終了する。
ステップS89では、パラメータ「ピーキング状態」を「不要」に設定し、処理を終了する。これにより、DSP101が算出した被写体の移動速度が閾値T4以下となってから、時間閾値T1を超えたときに、ピーキング処理が中止され、通常の画像がモニタ110に表示される。
次に図9を用いて、特定被写体を用いたピーキング必要検知処理について説明する。ピーキング必要検知処理は、ピーキング表示処理のステップS52において、DSP101によって実行される処理である。
始めのステップS91では、DSP101が特定被写体を検出したか否かを判断する。特定被写体を検出した場合、処理はステップS92に進み、特定被写体を検出していない場合、処理はステップS95に進む。
ステップS92では、「検出状態」というパラメータを「検出」に設定する。そして、次のステップS93では、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されている場合、処理はステップS94に進み、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されていない場合、処理は終了する。
ステップS94では、パラメータ「ピーキング状態」を「必要」に設定し、処理を終了する。これにより、特定被写体を検出したときに、ピーキング処理が実行されることになる。
他方、ステップS91において特定被写体を検出していない場合、ステップS95において、パラメータ「検出状態」が「検出」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「検出状態」が「検出」に設定されている場合、処理はステップS96に進み、パラメータ「検出状態」が「検出」に設定されていない場合、処理はステップS98に進む。
ステップS96では、パラメータ「検出状態」を「未検出」に設定する。そして、次のステップS97において、タイマを初期化し、処理を終了する。これにより、DSP101が特定被写体を検出しなくなったときに、タイマが初期化されて時間測定を開始する。
他方、ステップS95において、パラメータ「検出状態」が「検出」に設定されていない場合、ステップS98において、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定されているか、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長いか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定され、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長い場合、処理はステップS99に進み、そうでない場合、処理は終了する。
ステップS99では、パラメータ「ピーキング状態」を「不要」に設定し、処理を終了する。これにより、DSP101が特定被写体を検出しなくなってから、時間閾値T1を超えたときに、ピーキング処理が中止され、通常の画像がモニタ110に表示される。
次に図10を用いて、レリーズボタン107を用いたピーキング必要検知処理について説明する。ピーキング必要検知処理は、ピーキング表示処理のステップS52において、DSP101によって実行される処理である。
始めのステップS1001では、レリーズボタン107が半押しされているか否かを判断する。レリーズボタン107が半押しされている場合、処理はステップS1002に進み、半押しされていない場合、処理は終了する。
ステップS1002では、パラメータ「ピーキング状態」を「不要」に設定し、処理を終了する。これにより、レリーズボタン107が半押しされたときに、ピーキング処理が終了することになる。
次に図11を用いて、エッジ分布の変化を用いたピーキング必要検知処理について説明する。ピーキング必要検知処理は、ピーキング表示処理のステップS52において、DSP101によって実行される処理である。
始めのステップS1101では、DSP101が算出したエッジ分布の変化量が閾値T5を超えたか否かを判断する。エッジ分布の変化量が閾値T5を超えた場合、処理はステップS1102に進み、変化量が閾値T5を超えていない場合、処理はステップS1105に進む。
ステップS1102では、「被写体状態」というパラメータを「移動」に設定する。そして、次のステップS1103では、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されている場合、処理はステップS1104に進み、パラメータ「ピーキング状態」が「不要」に設定されていない場合、処理は終了する。
ステップS1104では、パラメータ「ピーキング状態」を「必要」に設定し、処理を終了する。これにより、エッジ分布の変化量が閾値T5を超えたときに、ピーキング処理が実行されることになる。
他方、ステップS1101においてエッジ分布の変化量が閾値T5を超えていない場合、ステップS1105において、パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されているか否かを判断する。パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されている場合、処理はステップS1106に進み、パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されていない場合、処理はステップS1108に進む。
ステップS1106では、パラメータ「被写体状態」を「停止」に設定する。そして、次のステップS1107において、タイマを初期化し、処理を終了する。これにより、エッジ分布の変化量が閾値T5以下となったときに、タイマが初期化されて時間測定を開始する。
他方、ステップS1105において、パラメータ「被写体状態」が「移動」に設定されていない場合、ステップS1108において、パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定されているか、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長いか否かを判断する。パラメータ「ピーキング状態」が「必要」に設定され、かつタイマが測定している時間が時間閾値T1よりも長い場合、処理はステップS1109に進み、そうでない場合、処理は終了する。
ステップS1109では、パラメータ「ピーキング状態」を「不要」に設定し、処理を終了する。これにより、エッジ分布の変化量が閾値T5以下となってから、時間閾値T1を超えたときに、ピーキング処理が中止され、通常の画像がモニタ110に表示される。
本実施形態によれば、適切な時機にコントラストを強調した強調画像をモニタに表示するため、被写体にピントが合っているか否かを適切な時機にユーザが容易に確認できる。また、適切な時機にコントラストを強調しない通常の画像をモニタに表示するため、実際に撮影される画像を適切な時機にユーザが容易に確認できる。
ユーザがピントを合わせたい場合には撮像装置がピーキング処理を自動的に実行し、ユーザが構図合わせを行いたい場合には撮像装置がピーキング処理を実行しない。すなわち、強調画像と通常の画像との切り替えを撮像装置が行うため、ユーザは画像を手動で切り替える必要がなくなり、撮影に専念することができる。
また、判定項目、閾値、及び時間閾値をユーザが選択できるため、ユーザ1人1人の使用手順や好みに合わせて、強調画像をモニタに表示、あるいは通常の画像をモニタに表示できる。
オートフォーカス撮影モードにおいて、ピーキング表示処理、ピーキング必要検知処理を行ってもよい。
ピーキング処理では、画像において測距枠又は検出枠に囲まれた部分、あるいは画像に含まれる特定の被写体像等、画像の一部におけるコントラストが強調されても良い。ここで、測距枠とは、デジタルカメラのファインダ又はモニタに表示される枠であって、合焦レンズを合焦させる範囲を示す枠である。
また、ピーキング処理においてコントラストが強調される程度は、被写体に合焦レンズが合焦している程度に応じて連続的又は段階的に変更されても良い。
なお、全ての実施形態において、レリーズボタン107が半押しされたときに、ピーキング処理を中止してもよい。
なお、いずれの実施形態においても。デジタルカメラ100は、いわゆるコンパクトカメラ、一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラのいずれかであってもよい。
CCD102の代わりに、CMOS(相補型金属酸化物半導体)撮像素子等の固体撮像素子を用いてもよい。
100 デジタルカメラ
101 DSP
102 CCD
103 合焦レンズ
104 撮像レンズ
106 シャッター幕
107 レリーズボタン
109 メモリカード
110 モニタ
111 レンズ駆動部
112 ジャイロセンサ
113 加速度センサ
114 電子コンパス
115 合焦用エンコーダ
116 合焦用モータ
117 合焦環
118 ズームレンズ
119 ズーム用エンコーダ
120 ズーム用モータ
121 ズーム環
122 操作ボタン

Claims (8)

  1. 被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記画像信号に含まれる画像を強調する画像強調手段と、
    測定対象物の移動を検出する検出部とを備える撮像装置であって、
    前記検出部による検出結果に応じて、前記画像強調手段は画像の少なくとも一部を強調するか否かを決定し、
    前記検出部は前記撮像装置の移動値を検出し、前記移動値が所定値を超えた場合には、前記画像強調手段はコントラストを強調し、前記移動値が所定値を超えない場合には、前記画像強調手段はコントラストを強調しない撮像装置。
  2. 前記検出部はジャイロセンサ又は加速度センサを備え、
    前記ジャイロセンサは、前記撮像装置の移動を検出し、前記撮像装置の角速度を前記移動値として出力し、
    前記加速度センサは、前記撮像装置の移動を検出し、前記撮像装置の加速度を前記移動値として出力する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記検出部は電子コンパスを備え、前記撮像装置の移動を検出し、前記移動値は前記撮像装置の方位角の変化量である請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記検出部は被写体の移動値を検出し、前記移動値が所定値を超えた場合には、前記画像強調手段はコントラストを強調し、前記移動値を検出しない場合には、前記画像強調手段はコントラストを強調しない請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記移動値は被写体の移動速度である請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記所定値を変更可能な設定変更部をさらに備える請求項1から5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 半押し及び全押しが可能なレリーズボタンをさらに備え、前記レリーズボタンが半押しされたとき、前記画像強調手段はコントラストを強調しない請求項1から6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. コントラストを強調した強調画像を表示する表示部をさらに備える請求項1から7のいずれかに記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108093202A (zh) * 2016-11-22 2018-05-29 天津长城科安电子科技有限公司 基于dsp的视频监控系统
IT201800007115A1 (it) * 2018-07-11 2020-01-11 Sistema e metodo di controllo di una apparecchiatura video-fotografica
WO2022201826A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 ソニーグループ株式会社 情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理装置

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